JP4474954B2 - 電気光学装置、電気光学装置の駆動回路、電気光学装置の駆動方法および電子機器 - Google Patents

電気光学装置、電気光学装置の駆動回路、電気光学装置の駆動方法および電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP4474954B2
JP4474954B2 JP2004071023A JP2004071023A JP4474954B2 JP 4474954 B2 JP4474954 B2 JP 4474954B2 JP 2004071023 A JP2004071023 A JP 2004071023A JP 2004071023 A JP2004071023 A JP 2004071023A JP 4474954 B2 JP4474954 B2 JP 4474954B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mode
scanning
voltage
data
period
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004071023A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005258177A (ja
Inventor
孝史 大留
聡 矢田部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2004071023A priority Critical patent/JP4474954B2/ja
Publication of JP2005258177A publication Critical patent/JP2005258177A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4474954B2 publication Critical patent/JP4474954B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)

Description

本発明は、電気光学装置で消費される電力を低く抑える技術に関する。
携帯電話やPDA(個人向情報端末)などの携帯型電子機器に用いられる表示装置には
、より多くの情報が表示できるように画素数が増加している。ここで、マトリクス型の表
示装置において、画素は、走査線およびデータ線の各交差に対応してそれぞれ設けられる
が、画素数が増加すると、走査線等の駆動周波数も高くなるので、消費電力が増加する。
一方、電池駆動の原則により、携帯型電子機器には、低消費電力であることに要求が強い
。したがって、携帯型電子機器に用いられる表示装置には、高解像度化と、低消費電力化
という一見すると相矛盾する2つの特性が求められている。
そこで、この2つの特性を満たすために、高解像度が要求される場合には、第1のモー
ドとして全画面表示とする一方、それ以外の第2のモードでは、画面の一部領域だけを表
示させ、他の領域を非表示状態として、低消費電力化とする試みがなされている。例えば
、非表示状態の領域に属する走査線の各々に供給する非選択信号の電圧を、データ線に供
給されるデータ信号の電圧中間値を基準として1以上の垂直走査期間毎に反転する技術が
提唱されている(特許文献1参照)。
特開2000−276093号公報
しかしながら、上記技術では、消費電力をある程度低く抑えることはできるものの、走
査信号等の周波数が、第1および第2のモードにおいて同一となるので、思った程、低消
費電力化が期待できない、という問題が発生した。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、さらな
る低消費電力化が期待できる電気光学装置、電気光学装置の駆動回路、電気光学装置の駆
動方法および電子機器を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る電気光学装置の駆動方法は、複数の走査線と
複数のデータ線との各交差に対応して設けられた画素であって、各々がスイッチング素子
および電気光学素子を含み、当該スイッチング素子が導通状態となったときに、前記電気
光学素子が少なくともデータ線に供給されたデータ信号に応じた階調となる画素を有する
電気光学装置の駆動方法であって、表示に寄与するすべての走査線に対応する画素を表示
状態とする第1のモードと、前記複数の走査線のうち、一部の走査線に対応した画素から
なる第1の領域を表示状態とする一方、その余の走査線に対応した画素からなる第2の領
域を非表示とする第2のモードとを有し、前記第1のモードであるとき、および、前記第
2のモードにて前記第1の領域を垂直走査するとき、走査線を1行ずつ選択するとともに
、選択した走査線に対し、前記スイッチング素子を導通状態とさせる選択電圧を印加し、
データ線に対し、選択した走査線と当該データ線との交差に対応する画素の階調に応じて
データ信号を供給し、前記第2のモードにて前記第2の領域を垂直走査するとき、当該第
2の領域に属する走査線を2行以上選択するとともに、選択した走査線の各々に対し、前
記スイッチング素子を非導通状態とさせる保持信号をそれぞれ印加することを特徴とする
。この駆動方法によれば、第2のモードにて第2の領域を垂直走査するとき、第2の領域
に属する走査線が2行以上同時選択されるので、同時選択の分、画素への駆動周波数が、
第1のモードと比較して低減し、その分、低消費電力化を図ることができる。
本発明において、データ信号は、所定の中心電位を基準に対称関係にある高位側データ
電圧または低位側データ電圧のいずれかをとり、前記選択電圧には、前記中心電位を基準
に対称関係にある高位側選択電圧および低位側選択電圧があり、前記第1のモードである
とき、および、前記第2のモードにて前記第1の領域を垂直走査するとき、選択した走査
線に対し、いずれかの一方の選択電圧を印加し、データ線に対し、データ信号として、高
位側データ電圧および低位側データ電圧を、選択した走査線と当該データ線との交差に対
応する画素の階調に応じて、選択された走査線に印加された選択電圧の極性に応じて配分
して供給し、前記第2のモードにて前記第2の領域を垂直走査するとき、データ信号とし
て、前記高位側データ電圧または前記低位側データ電圧の一方から他方に切り替えて供給
する方法が好ましい。この方法によれば、特にデータ信号の電圧切替回数が、第1のモー
ドと比較して低減するので、その分、低消費電力化を図ることができる。
また、本発明において、データ信号は、所定の中心電位を基準に対称関係にある高位側
データ電圧または低位側データ電圧のいずれかをとり、前記選択電圧には、前記中心電位
を基準に対称関係にある高位側選択電圧および低位側選択電圧があり、前記保持電圧には
、前記中心電位を基準に対称関係にある高位側保持電圧および低位側保持電圧があり、前
記第1のモードであるとき、および、前記第2のモードにて前記第1の領域を垂直走査す
るとき、選択した走査線に対し、1水平走査期間を2分割した一方の期間において、いず
れかの選択電圧を印加し、1水平走査期間を2分割した他方の期間において、いずれかの
保持電圧を印加し、データ線に対し、1水平走査期間を2分割した一方の期間にて、前記
高位側データ電圧および前記低位側データ電圧を、選択した走査線と当該データ線との交
差に対応する画素の階調に応じて、選択された走査線に印加された選択電圧の極性に応じ
て配分して供給し、1水平走査期間を2分割した他方の期間において、一方の期間にて高
位側データ電圧を印加した期間と略同期間にわたって低位側データ電圧を印加し、一方の
期間において低位側データ電圧を印加した期間と略同期間にわたって高位側データ電圧を
印加し、前記第2のモードにて前記第2の領域を垂直走査するとき、選択した走査線に対
し、前記高位側保持電圧または前記低位側保持電圧の一方から他方に切り替えて供給し、
データ信号として、前記高位側データ電圧または前記低位側データ電圧の一方から他方に
切り替えて供給する方法としても良い。この方法によれば、画素が中心電位を基準として
交流駆動されるので、直流成分の印加による劣化を防止することができるほか、保持期間
において画素に印加される電圧実効値が表示内容に依存させずに均等化することができる
ので、オフリーク等による表示差をなくすことができる。
さらに、本発明では、前記第2のモードにて第1の領域に属する走査線を選択する期間
を、前記第1のモードにおいて1行の走査線を選択する期間よりも長くすることが好まし
い。この方法によれば、第2のモードにおいて、走査線の駆動信号(走査信号)の周波数
およびデータ信号の周波数をそれぞれ低下させることができる。
また、このように期間を設定する場合、前記第2のモードにおける選択電圧を、前記中
心電位からみた絶対値でみて、前記第1のモードにおける選択電圧よりも低くすることが
望ましい。この方法によれば、画素に印加される電圧実効値を、第1および第2のモード
において揃えることができる。
本発明では、前記第2のモードにて前記第2の領域を垂直走査するとき、同時に選択す
る走査線の行数を可変とすることが好ましい。また、本発明では、前記第2のモードにて
前記第2の領域を垂直走査するとき、前記第2の領域を垂直走査するときに選択した2行
以上の走査線に対し、前記高位側保持電圧または前記低位側保持電圧の一方から他方に切
り替えを、異なるタイミングにて行うようにしても良い。
なお、本発明は、電気光学装置の駆動方法のみならず、駆動回路、電気光学装置として
も概念することができる。加えて、本発明に係る電子機器は、上記電気光学装置を表示部
として有するので、消費電力を低く抑えることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。図1は、
本発明の実施形態に係る電気光学装置の構成を示すブロック図である。
この図に示されるように、電気光学装置10は、上位回路20、駆動電圧供給回路30
および電気光学パネル100を有する。
このうち、上位回路20は、表示すべき内容に応じたデータや、各種の制御信号等を、
電気光学パネル100に供給するものである。ここで、制御信号等としては、クロック信
号等のほか、本実施形態では、後述するように表示領域が垂直走査されるときにHレベル
となり、非表示領域が垂直走査されるときにLレベルとなる信号PDがある。駆動電圧供
給回路30は、図示しない電池等から、走査信号およびデータ信号に用いられる電圧を生
成するものである。
電気光学パネル100は、複数行のデータ線212が列(Y)方向に延在して形成され
た素子基板と、複数列の走査線312が行(X)方向に延在して形成された対向基板とが
、互いに電極形成面が対向するように一定の間隙をもって貼り合わせられるとともに、こ
の間隙に、例えばTN(Twisted Nematic)型の液晶を封止した構成となっている。
画素116は、電気光学素子の一例たる液晶層118と、スイッチング素子の一例たる
薄膜ダイオード(Thin Film Diode:以下、単にTFDと称する)220との直列接続か
らなり、データ線212と走査線312との各交差部分に対応して設けられる。ここで説
明の便宜上、走査線312の総数を320行とし、データ線212の総数を240列とす
ると、画素116は、縦320行×横240列のマトリクス型に配列することになる。
TFD220の一端はデータ線212に接続され、TFD220の他端は、ストライプ
電極たる走査線312と対向するように設けられた矩形状の画素電極(図示省略)に接続
されている。
このため、液晶層118は、ストライプ電極としての走査線312と矩形状の画素電極
との両電極間に液晶が挟持される構成となっている。また、両基板の非対向面には、それ
ぞれ図示しない偏光子が設けられて、液晶層118を通過する光量が、両電極間の電圧実
効値に応じて変化する構成となっている。
一方、TFD220は、導電体/絶縁体/導電体のサンドイッチ構造を採って、電流−
電圧特性が正負双方向にわたって非線形となるダイオードスイッチング特性を有する。こ
のため、TFD220は、その両端電圧が閾値以上となれば導通(オン)状態となり、閾
値より小さければ非導通(オフ)状態となる。
この電気光学パネル100は、走査線駆動回路350およびデータ線駆動回路250が
それぞれ実装されている。このうち、走査線駆動回路350は、駆動電圧供給回路30か
ら供給される選択電圧Vp、Vn、保持電圧Vd、Gndのいずれかを後述するように選
択して、1〜320行目の走査線312の各々に対し、それぞれ走査信号Y1〜Y320
として供給するものである。
また、データ線駆動回路250は、駆動電圧供給回路30から供給されるデータ電圧V
d、Gndのいずれかを後述するように選択して、1〜240列目のデータ線212の各
々に対し、それぞれデータ信号X1〜X240として供給するものである。
なお、本実施形態では、データ電圧Vd、Gndは、走査信号の保持電圧と兼用される
が、データ電圧または走査信号の保持電圧を互いに異ならせても良い。
次に、電気光学装置10の表示モードについて説明する。この電気光学装置10は、表
示モードとして第1および第2のモードを有する。このうち、第1のモードとは、図2(
a)で示されるように、表示に寄与する走査線312に対応する画素116のすべてを用
いて表示を行う全画面表示モードである。なお、表示に寄与する走査線312とは、電気
光学パネル100には、ダミーの走査線が設けられる場合があり、このように表示に寄与
しない走査線を排除する趣旨である。
これに対し、第2のモードとは、一部の走査線312に対応する画素116のみを用い
て表示を行い、それ以外の画素116については表示に寄与させないという部分表示モー
ドである。図2(b)は、この第2のモードにおける表示画面の例であり、1〜4行目お
よび318〜320行目の走査線312に対応する画素116のみが表示領域であり、5
〜317行目の走査線312に対応する画素116が非表示領域となっている。
なお、第2のモードでは、表示領域として用いる走査線312(非表示領域とする走査
線312)は任意であるが、以下では、図2(b)に示した画面とする場合を例にとって
説明する。
続いて、本実施形態における電気光学パネル100への駆動波形について、第1のモー
ド、第2のモードの順で説明する。まず、図3は、第1のモードにおける走査信号とデー
タ信号との電圧波形を示す図である。
信号PDは、上述したように表示領域が垂直走査されるときにHレベルとなるので、す
べての走査線312に対応する画素が表示領域となる第1のモードでは、図3に示される
ように、常時Hレベルとなる。
一方、走査線駆動回路350は、1垂直走査期間(1F)にわたって1水平走査期間(
1H)毎に、走査線312を1〜320行目まで順番に1行ずつ選択するとともに、その
選択期間の後半期間において選択電圧VpまたはVnを印加する一方、それ以外の期間に
おいては保持(非選択)電圧VdまたはGndを印加する。
ここで、非選択電圧Vd、Gndとは、この電圧が走査線312に印加されたとき、デ
ータ線212に供給されるデータ電圧とは無関係に、TFD220が非導通状態となる電
圧である。また、選択電圧Vp、Vnとは、この電圧が走査線312に印加されたとき、
データ線212に供給されるデータ電圧とは無関係に、TFD220が導通状態となる電
圧である。この選択電圧Vp、Vnは、データ電圧Vd、Gndの仮想的な中心電位Vc
を基準として対称であって、電圧Vpが高位、電圧Vnが低位となる関係にある。
なお、本実施形態では、駆動電圧の極性は、接地電位Gndではなく、中心電位Vcを
基準に高位側を正極性とし、低位側を負極性として考える。
走査信号Y1〜Y320の各電圧は、それぞれ対応する1〜320行目の走査線312
の選択状態にしたがって定まる。そこで、走査信号Y1〜Y320について、図1におい
て上から数えてi(iは、1≦i≦320を満たす整数)行目の走査線312に供給され
る走査信号Yiで一般化して説明すると、走査信号Yiは、第1に、i行目の走査線31
2が選択される1水平走査期間(1H)を2分割した後半期間において、選択電圧Vpが
印加されたとき、この後、保持電圧Vdを保持し、第2に、選択電圧Vpが印加されてか
ら1垂直走査期間(1F)経過して、当該i行目の走査線312が再び選択されると、そ
の1水平走査期間の後半期間において、今度は、選択電圧Vnとなり、この後、保持電圧
Gndを保持する、というサイクルの繰り返しとなる。
また、i行目の次の(i+1)行目の走査線312に供給される走査信号Y(i+1)
は、走査信号Yiとして選択電圧Vpが印加された直後の1水平走査期間(1H)の後半
期間において逆極性の選択電圧Vnをとる一方、走査信号Yiとして選択電圧Vnが印加
された直後の1水平走査期間(1H)の後半期間では、逆極性の選択電圧Vpをとる。す
なわち、走査信号Y1〜Y320では、選択電圧Vp、Vnが1水平走査期間毎に交互に
選択される。
一方、データ線駆動回路250は、走査線駆動回路350によって選択された走査線3
12に対応する1行分の画素116に対し、データ電圧VdまたはGndのいずれかを、
当該画素の表示内容に応じて配分して、データ信号としてデータ線212を介して供給す
る。
ここで、データ信号X1〜X240について、図1で左から数えてj(jは、1≦j≦
240を満たす整数)列目のデータ線212に供給されるデータ信号をXjと表記して、
これで代表させて説明する。なお、ここでは、i行目の走査線312が選択される一方、
液晶層118が、電圧無印加状態で通過光量が最大となるノーマリーホワイトモードであ
る場合を想定する。
この場合に、データ信号Xjは、走査信号Yiに対応して、次の通りとなる。すなわち
、選択されているi行目の走査線312とj列目のデータ線212との交差部分に対応す
るi行j列の画素116をオフ表示(最高輝度の白色表示)とするとき、i行目の走査線
312が選択される1水平走査期間の後半期間に走査信号Yiが正極性の選択電圧Vpを
とるのであれば、データ信号Xjは、当該水平走査期間(1H)の前半期間においては低
位側の電圧Gndとなり、その後半期間においては、選択電圧と同極性高位側の電圧Vd
となる一方、i行目の走査線312が選択される水平走査期間の後半期間に走査信号Yi
が負極性の選択電圧Vnであれば、データ信号Xjは、当該水平走査期間(1H)の前半
期間においては高位側の電圧Vdとなり、その後半期間においては、選択電圧と同極性低
位側の電圧Gndとなる。
また、i行j列の画素116をオン表示(最低輝度の黒色表示)とするとき、i行目の
走査線312が選択される水平走査期間の後半期間に走査信号Yiが正極性の選択電圧V
pであれば、データ信号Xjは、当該水平走査期間(1H)の前半期間においては高位側
の電圧Vdとなり、その後半期間においては、選択電圧とは逆極性低位側の電圧Gndと
なる一方、i行目の走査線312が選択される水平走査期間の後半期間に走査信号Yiが
低位側の選択電圧Vnであれば、データ信号Xjは、当該水平走査期間(1H)の前半期
間においては低位側の電圧Gndとなり、その後半期間においては、選択電圧とは逆極性
高位側の電圧Vdとなる。
なお、両者の中間表示を行う場合には、特に図示はしないが、白色から黒色側となるに
つれて、選択電圧が印加される後半期間にて当該選択電圧とは逆極性の電圧が印加される
期間が長くなるように設定され、その前半期間では、予め後半期間とは逆極性の電圧とな
る。
選択期間の後半期間において選択電圧VpまたはVnがi行目の走査線312に印加さ
れたときに、i行目の走査線312に対応するTFD220がオンして、液晶層118に
、表示内容に応じた電圧が書き込まれる一方、それ以外の期間、すなわち、保持電圧が印
加される期間では、TFD220がオフして、書き込まれた電圧が保持されることとなる

このような書込動作が1〜320行目まで順番に1水平走査期間(1H)毎に行われる
と、すべての画素116(液晶層118)に対して、表示内容に応じた電圧が書き込まれ
ることになる。
次に、第2のモードである場合における電気光学パネル100への駆動波形について説
明する。図4は、第2のモードにおける走査信号とデータ信号との電圧波形を示す図であ
る。
この図に示されるように、第2のモードでは、表示領域である1〜4行目および318
〜320行目の走査線312がそれぞれ選択される1水平走査期間(1H)が、第1のモ
ードにおける1水平走査期間(図3参照)と比較して長く設定されている。
まず、1〜4行目の走査線312は、1水平走査期間毎に1行ずつ選択されて、その選
択期間の後半期間において選択電圧VpまたはVnの一方が印加される。1〜4行目の走
査線312が順番に選択される4水平走査期間では、その期間が長くなっている点を除け
ば、第1のモードと共通の動作が行われる。
次に、非表示領域である5〜317行目の走査線312は、一括して選択される。ただ
し、その選択期間Tにおいて選択電圧は印加されず、その選択期間Tの中心タイミングに
て、電圧Vd、Gndの一方から他方に一斉に切り替わる。
第2のモードでは、非表示領域の走査線が選択されても、選択された走査線に位置する
画素の表示内容というものが観念できないので、データ信号としてオフ表示に相当する信
号が供給される。
したがって、走査信号Y5〜Y317が、選択期間Tの中心タイミングにて、保持電圧
Gndから保持電圧Vdに切り替わるのであれば、データ信号Xjは、データ電圧Gnd
からデータ電圧Vdに同極性方向に切り替わる一方、走査信号Y5〜Y317が、選択期
間Tの中心タイミングにて、保持電圧Vdから保持電圧Gndに切り替わるのであれば、
データ信号Xjは、データ電圧Vdからデータ電圧Gndに切り替わる。
この後、表示領域である318〜320目の走査線312は、1水平走査期間毎に1行
ずつ選択されて、その選択期間の後半期間において選択電圧VpまたはVnの一方が印加
される。318〜320行目の走査線312に順番に選択される3水平走査期間では、そ
の期間が長くなっている点を除けば、第1のモードと共通の動作が行われる。
ところで、第1のモードにおいて、5〜317行目の走査線312に対応する画素にお
いてオン表示の黒色となっている場合に、いきなり第2のモードに移行してしまうと、T
FD220がオン状態にならないので、液晶層118に直流成分が残留して液晶が劣化し
てしまうおそれがある。
そこで、第1のモードから第2のモードへ移行する際には、少なくとも1垂直走査期間
設けて、非表示領域となる画素116のすべてをオフ表示とさせるような書き込みを実行
することが望ましい。
走査信号Y5〜Y317は、図3で示したように、第1のモードにおいて1垂直走査期
間(1F)の終了時でみたとき、交互に保持電圧Vd、Gndをとった状態になる。一方
、走査信号Y5〜Y317のすべては、図4で示したように、第2のモードにおいて1垂
直走査期間(1F)の開始時でみたとき、保持電圧Vd、Gndのいずれか一方をとった
状態である。
このため、第1のモードから第2のモードに移行したときに、第2のモードにおける最
初の1垂直走査期間では、例えば、奇数行目の走査線312に対応する走査信号の保持電
圧を固定して、偶数行目の走査線312に対応する走査信号についてのみ保持電圧をVd
、Gndの一方から他方へと切り替える構成とすれば良い。
ここで、本実施形態についての比較説明のために、第2のモードにおける従来の駆動波
形について図10を参照して説明する。この図に示されるように、従来では、1水平走査
期間(1H)の長さは、第1および第2のモードで共通である。また、従来の第2のモー
ドにおいて、非表示領域の走査線312は、第1のモードと同様に順番に1水平走査期間
(1H)毎に選択されて、保持電圧がVd、Gndの一方から他方へと切り替えられる。
このため、表示領域にかかる画素をオン表示またはオフ表示のいずれかにする場合であ
れば、1垂直走査期間におけるデータ信号Xjの電圧替回数は、第1および第2のモード
において変わりはなく、走査線312の行数に等しい320回となる。
これに対し、本実施形態では、1垂直走査期間におけるデータ信号Xjの電圧替回数は
、第1のモードや従来例における320回(図3参照)から、表示領域に属する走査線3
12の7行分選択と、非表示領域の走査線312が一括選択とに対応してよって8回に減
少する(図4参照)。さらに、本実施形態では、1水平走査期間(1H)の長さが第1の
モードよりも長く設定されるので、表示領域の走査線を垂直走査するときのデータ信号X
jの周波数も低下する。
TFD220がオフしている期間では、液晶層118に電圧が書き込まれることはない
が、TFD220と液晶層118との直列接続は一種の容量負荷であるので、両端電圧が
切り替わると、電力が消費されることになる。本実施形態では、TFD220と液晶層1
18との直列接続に対する電圧の切り替わりの回数が激減するとともに、表示領域の走査
線を垂直走査するときのデータ信号Xjの周波数も低下するので、容量負荷によって消費
される電力が抑えられて、その分、比較例等と比較して低消費電力化を図ることが可能と
なる。
なお、本実施形態では、第2のモードにおいて5〜317行目の走査線312に対応す
る画素領域を非表示領域としたが、非表示領域とさせる走査線312については、任意の
ものを選択することができる。例えば、上または下半分を非表示領域としても良い。ここ
で、1〜160行目の走査線に対応する上半分の画素領域を表示とし、161〜320行
目の走査線に対応する下半分の画素領域を非表示とする場合、例えば、1垂直走査期間(
1F)を1/161の期間を1水平走査期間として、1〜160行目の走査線の各々につ
いて1行ずつ順番に選択すると、その選択のためには、1垂直走査期間(1F)のうち、
160/161の期間を要することになる。このため、161〜320行目の走査線につ
いては、残りの1/160の期間で、一括して選択するように構成すれば良い。この構成
において、表示領域にかかる画素がオン表示またはオフ表示のいずれかであれば、1垂直
走査期間におけるデータ信号Xjの電圧切替回数は、320回から161回にほぼ半減す
ることになる。さらに、駆動周波数もほぼ半減する。
このように、第2のモードにおいて非表示領域とさせる走査線312の行数が多くなる
につれて、第2のモードにおける1水平走査期間(1H)を、第1のモードよりも長くす
ることができるとともに、データ信号Xjの電圧切替回数を減少させることができる。
ところで、図4に示されるように、第2のモードにおける1水平走査期間(1H)を第
1のモードよりも長くすると、選択電圧の印加期間も長くなるので、1垂直走査期間(1
F)の長さが同じであれば、第1および第2のモードにおいて液晶層118に印加される
電圧実効値が高くなる方向に変動する。このため、表示領域の液晶層118を例えばオン
表示させたとき、第1のモードと第2のモードとでは透過光量が異なってしまうことにな
る。
そこで、第2のモードにおける1水平走査期間(1H)を第1のモードよりも長くする
場合には、図5に示されるように、正極性の選択電圧Vpを中心電位Vcからみて低位の
Vp’に、負極性の選択電圧Vnを中心電位Vcからみて高位のVp’に、それぞれ切り
替えて、第1および第2のモードにわたって電圧実効値がほぼ同じとなるように構成すれ
ば良い。
上述したように、第2のモードにおいて非表示領域とさせる走査線312の行数が多く
なるにつれて、第2のモードにおける1水平走査期間(1H)を第1のモードよりも長く
することができる。このため、非表示領域とさせる走査線312の行数が多くなるにつれ
て、第2のモードにおける選択電圧についても、中心電位Vcに近づけるようにすれば良
い。
また、図4では、非表示領域にかかる走査信号Y5〜Y317について、期間Tの中間
タイミングにて、保持電圧を一括して切り替える構成としたが、例えば図6に示されよう
に、走査信号Y5〜Y161と走査信号Y162〜Y317との二群に分けるとともに、
期間Tの前寄タイミングにて、前者の走査信号Y5〜Y161の保持電圧を切り替え、こ
の後、期間Tの後寄タイミングにて、後者の走査信号Y162〜Y327の保持電圧を切
り替える構成としても良い。
究極的には、図7に示されるように、期間Tにおける走査信号Y5〜Y317の保持電
圧切替タイミングを、走査線312毎に互いに重ならないように分散させても良い。
このように非表示領域にかかる保持電圧切替タイミングを期間Tに分散させても、デー
タ信号Xjの電圧切替回数は1回で良いので、効果上の差違が生じない。
図4では、非表示領域にかかる走査信号Y5〜Y317のすべてについて、保持電圧V
d、Gndの一方から他方に同一方向に期間Tの中間タイミングにて一括して切り替える
構成としたが、例えば図8に示されように、第1のモードにおける保持電圧をそのまま引
き継いで切り替える構成としても良い。
この構成では、非表示領域にかかる走査線312のうち、奇数行に対応する液晶層11
8と、偶数行に対応する液晶層118とで印加される電圧実効値が異なってしまうが、T
FD220が非導通状態であって、オフ表示状態であるので、透過光量の差として視認さ
れることはない。
なお、実施形態では、1水平走査期間(1H)を前半および後半期間に分け、このうち
、後半期間に選択電圧を印加する構成としたが、前半期間に印加する構成としても良いし
、1水平走査期間(1H)を前半および後半期間に分けることなく、当該1水平走査期間
にわたって選択電圧を印加する構成としても良い。
また、実施形態の電気光学パネル100では、電圧無印加状態において白色を表示する
ノーマリーホワイトモードであるとしたが、電圧無印加状態において黒色を表示するノー
マリーブラックモードとしても良い。
電気光学パネル100は透過型に限られず、反射型や、両者の中間的な半透過半反射型
であっても良い。また、電気光学パネル100において、TFD220は、データ線21
2の側に接続され、液晶層118が走査線312の側に接続されているが、これとは逆に
、TFD220が走査線312の側に、液晶層118がデータ線212の側にそれぞれ接
続される構成でも良い。
さらに、TFD220は、二端子型スイッチング素子の一例であり、他に、ZnO(酸
化亜鉛)バリスタや、MSI(Metal Semi-Insulator)などを用いた素子のほか、これら
素子を2つ逆向きに直列接続または並列接続したものなどを、二端子型スイッチング素子
として用いることが可能である。また、実施形態では、能動素子として、TFD220の
ような二端子型スイッチング素子を用いたが、このほかにも、TFT(Thin Film Transi
stor:薄膜トランジスタ)のような三端子型スイッチング素子を用いることもできる。
また、実施形態では、液晶としてTN型を適用して説明したが、STN型や、分子の長
軸方向と短軸方向とで可視光の吸収に異方性を有する染料(ゲスト)を一定の分子配列の
液晶(ホスト)に溶解して、染料分子を液晶分子と平行に配列させたゲストホスト型など
の液晶を用いても良い。くわえて、電圧無印加時には液晶分子が両基板に対して垂直方向
に配列する一方、電圧印加時には液晶分子が両基板に対して水平方向に配列する、という
垂直配向(ホメオトロピック配向)の構成としても良いし、電圧無印加時には液晶分子が
両基板に対して水平方向に配列する一方、電圧印加時には液晶分子が両基板に対して垂直
方向に配列する、という平行(水平)配向(ホモジニアス配向)の構成としても良い。こ
のように、本発明の駆動方法に適合するものであれば、液晶や配向方式として、種々のも
のを用いることが可能である。
さらには、これらの液晶装置のほかに、有機EL(エレクトロルミネッセンス)装置や
、蛍光表示管、電気詠動装置、プラズマディスプレイなどの電気光学装置にも適用可能で
あると考える。
また、画素116を、R(赤)、G(緑)、B(青)の原色に対応させて配置させると
ともに、これらの3画素で1ドットを表現することによってカラー表示を行う構成として
も良い。
次に、上述した実施形態に係る電気光学装置10を表示装置として有する電子機器につ
いて説明する。図9は、実施形態に係る電気光学装置10を用いた携帯電話機1200の
構成を示す斜視部である。
この図に示されるように、携帯電話機1200は、複数の操作ボタン1202のほか、
受話口1204、送話口1206とともに、上述した電気光学パネル100を備えるもの
である。なお、電気光学装置10のうち、電気光学パネル100以外の構成要素について
は電話器に内蔵されるので、外観としては現れない。
このように携帯電話機1200の表示部として電気光学パネル100を適用するととも
に、待ち受け時などにおいて第2のモードとして、表示領域に、例えば日付や、時刻、電
波状態、電池残量など必要最低限の情報を、オンまたはオフ表示で表示させるようにすれ
ば、電気光学装置で消費される電力が抑えられる分、通話可能時間や待受可能時間を長期
化させることが可能となる。
なお、電気光学装置10が適用される電子機器としては、図9に示される携帯電話機1
200の他にも、デジタルスチルカメラや、ノートパソコン、液晶テレビ、ビューファイ
ンダ型(またはモニタ直視型)のビデオレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、
電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タ
ッチパネルを備えた機器等などが挙げられる。そして、これらの各種電子機器の表示装置
として、上述した電気光学装置10が適用可能であることは言うまでもない。そして、い
ずれの電子機器においても、消費される電力を低く抑えることが可能となる。
本発明の実施形態に係る電気光学装置の構成を示すブロック図である。 同電気光学装置による表示モードを示す図である。 同電気光学装置の第1のモードにおける駆動波形を示す図である。 同電気光学装置の第2のモードにおける駆動波形を示す図である。 同電気光学装置の第2のモードにおける別の駆動波形を示す図である。 同電気光学装置の第2のモードにおける別の駆動波形を示す図である。 同電気光学装置の第2のモードにおける別の駆動波形を示す図である。 同電気光学装置の第2のモードにおける別の駆動波形を示す図である。 同電気光学装置を適用した携帯電話機の一例を示す図である。 従来の電気光学装置の第2のモードにおける駆動波形を示す図である。
符号の説明
10…電気光学装置、20…上位回路、30…駆動電圧供給回路、100…電気光学パ
ネル、116…画素、212…データ線、250…データ線駆動回路、312…走査線、
350…走査線駆動回路、1200…携帯電話機

Claims (8)

  1. 複数の走査線と複数のデータ線との各交差に対応して設けられた画素であって、各々がスイッチング素子および電気光学素子を含み、当該スイッチング素子が導通状態となったときに、前記電気光学素子が少なくともデータ線に供給されたデータ信号に応じた階調となる画素を有する電気光学装置の駆動方法であって、
    表示に寄与するすべての走査線に対応する画素を表示状態とする第1のモードと、前記複数の走査線のうち、一部の走査線に対応した画素からなる第1の領域を表示状態とする一方、その余の走査線に対応した画素からなる第2の領域を非表示とする第2のモードとを有し、
    前記第1のモードであるとき、および、前記第2のモードにて前記第1の領域を垂直走査するとき、
    走査線を1行ずつ選択するとともに、選択した走査線に対し、前記スイッチング素子を導通状態とさせる選択電圧を印加し、
    データ線に対し、
    選択した走査線と当該データ線との交差に対応する画素の階調に応じてデータ信号を供給し、
    前記第2のモードにて第1の領域に属する走査線を選択する期間を、前記第1のモードにおいて1行の走査線を選択する期間よりも長くするとともに、前記第2のモードにおける選択電圧を、前記中心電位からみた絶対値でみて、前記第1のモードにおける選択電圧よりも低くし、
    前記第2のモードにて前記第2の領域を垂直走査するとき、当該第2の領域に属する走査線を2行以上選択するとともに、選択した走査線の各々に対し、前記スイッチング素子を非導通状態とさせる保持信号をそれぞれ印加する
    ことを特徴とする電気光学装置の駆動方法。
  2. データ信号は、所定の中心電位を基準に対称関係にある高位側データ電圧または低位側データ電圧のいずれかをとり、
    前記選択電圧には、
    前記中心電位を基準に対称関係にある高位側選択電圧および低位側選択電圧があり、
    前記第1のモードであるとき、および、前記第2のモードにて前記第1の領域を垂直走査するとき、
    選択した走査線に対し、いずれかの一方の選択電圧を印加し、
    データ線に対し、
    データ信号として、高位側データ電圧および低位側データ電圧を、選択した走査線と当該データ線との交差に対応する画素の階調に応じて、選択された走査線に印加された選択電圧の極性に応じて配分して供給し、
    前記第2のモードにて前記第2の領域を垂直走査するとき、
    データ信号として、前記高位側データ電圧または前記低位側データ電圧の一方から他方に切り替えて供給する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置の駆動方法。
  3. データ信号は、所定の中心電位を基準に対称関係にある高位側データ電圧または低位側データ電圧のいずれかをとり、
    前記選択電圧には、
    前記中心電位を基準に対称関係にある高位側選択電圧および低位側選択電圧があり、
    前記保持電圧には、
    前記中心電位を基準に対称関係にある高位側保持電圧および低位側保持電圧があり、
    前記第1のモードであるとき、および、前記第2のモードにて前記第1の領域を垂直走査するとき、
    選択した走査線に対し、1水平走査期間を2分割した一方の期間において、いずれかの選択電圧を印加し、1水平走査期間を2分割した他方の期間において、いずれかの保持電圧を印加し、
    データ線に対し、
    1水平走査期間を2分割した一方の期間にて、前記高位側データ電圧および前記低位側データ電圧を、選択した走査線と当該データ線との交差に対応する画素の階調に応じて、
    選択された走査線に印加された選択電圧の極性に応じて配分して供給し、
    1水平走査期間を2分割した他方の期間において、
    一方の期間にて高位側データ電圧を印加した期間と略同期間にわたって低位側データ電圧を印加し、一方の期間において低位側データ電圧を印加した期間と略同期間にわたって高位側データ電圧を印加し、
    前記第2のモードにて前記第2の領域を垂直走査するとき、
    選択した走査線に対し、前記高位側保持電圧または前記低位側保持電圧の一方から他方に切り替えて供給し、
    データ信号として、前記高位側データ電圧または前記低位側データ電圧の一方から他方に切り替えて供給する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置の駆動方法。
  4. 前記第2のモードにて前記第2の領域を垂直走査するとき、
    同時に選択する走査線の行数を可変とする
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電気光学装置の駆動方法。
  5. 前記第2のモードにて前記第2の領域を垂直走査するとき、
    前記第2の領域を垂直走査するときに選択した2行以上の走査線に対し、
    前記高位側保持電圧または前記低位側保持電圧の一方から他方に切り替えを、異なるタイミングにて行う
    ことを特徴とする請求項3に記載の電気光学装置の駆動方法。
  6. 複数の走査線と複数のデータ線との各交差に対応して設けられた画素であって、各々がスイッチング素子および電気光学素子を含み、当該スイッチング素子が導通状態となったときに、前記電気光学素子が少なくともデータ線に供給されたデータ信号に応じた階調となる画素を有する電気光学装置の駆動回路であって、
    表示に寄与するすべての走査線に対応する画素を表示状態とする第1のモードと、前記複数の走査線のうち、一部の走査線に対応した画素からなる第1の領域を表示状態とする一方、その余の走査線に対応した画素からなる第2の領域を非表示とする第2のモードとを有し、
    前記第1のモードであるとき、および、前記第2のモードにて前記第1の領域を垂直走査するとき、
    走査線を1行ずつ選択するとともに、選択した走査線に対し、前記スイッチング素子を導通状態とさせる選択電圧を印加する一方、
    前記第2のモードにて第1の領域に属する走査線を選択する期間を、前記第1のモードにおいて1行の走査線を選択する期間よりも長くするとともに、前記第2のモードにおける選択電圧を、前記中心電位からみた絶対値でみて、前記第1のモードにおける選択電圧よりも低くし、
    前記第2のモードにて前記第2の領域を垂直走査するとき、
    当該第2の領域に属する走査線を2行以上選択するとともに、選択した走査線の各々に対し、前記スイッチング素子を非導通状態とさせる保持信号をそれぞれ印加する走査線駆動回路と、
    前記第1のモードであるとき、および、前記第2のモードにて前記第1の領域を垂直走査するとき、
    データ線に対し、
    選択した走査線と当該データ線との交差に対応する画素の階調に応じてデータ信号を供給するデータ線駆動回路と
    を具備することを特徴とする電気光学装置の駆動回路。
  7. 複数の走査線と複数のデータ線との各交差に対応して設けられた画素であって、各々がスイッチング素子および電気光学素子を含み、当該スイッチング素子が導通状態となったときに、前記電気光学素子が少なくともデータ線に供給されたデータ信号に応じた階調となる画素と、
    表示に寄与するすべての走査線に対応する画素を表示状態とする第1のモードと、前記複数の走査線のうち、一部の走査線に対応した画素からなる第1の領域を表示状態とする一方、その余の走査線に対応した画素からなる第2の領域を非表示とする第2のモードとを有し、
    前記第1のモードであるとき、および、前記第2のモードにて前記第1の領域を垂直走査するとき、
    走査線を1行ずつ選択するとともに、選択した走査線に対し、前記スイッチング素子を導通状態とさせる選択電圧を印加する一方、
    前記第2のモードにて第1の領域に属する走査線を選択する期間を、前記第1のモードにおいて1行の走査線を選択する期間よりも長くするとともに、前記第2のモードにおける選択電圧を、前記中心電位からみた絶対値でみて、前記第1のモードにおける選択電圧よりも低くし、
    前記第2のモードにて前記第2の領域を垂直走査するとき、
    当該第2の領域に属する走査線を2行以上選択するとともに、選択した走査線の各々に対し、前記スイッチング素子を非導通状態とさせる保持信号をそれぞれ印加する走査線駆動回路と、
    前記第1のモードであるとき、および、前記第2のモードにて前記第1の領域を垂直走査するとき、
    データ線に対し、
    選択した走査線と当該データ線との交差に対応する画素の階調に応じてデータ信号を供給するデータ線駆動回路と
    を具備することを特徴とする電気光学装置。
  8. 請求項に記載の電気光学装置を有することを特徴とする電子機器。
JP2004071023A 2004-03-12 2004-03-12 電気光学装置、電気光学装置の駆動回路、電気光学装置の駆動方法および電子機器 Expired - Fee Related JP4474954B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004071023A JP4474954B2 (ja) 2004-03-12 2004-03-12 電気光学装置、電気光学装置の駆動回路、電気光学装置の駆動方法および電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004071023A JP4474954B2 (ja) 2004-03-12 2004-03-12 電気光学装置、電気光学装置の駆動回路、電気光学装置の駆動方法および電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005258177A JP2005258177A (ja) 2005-09-22
JP4474954B2 true JP4474954B2 (ja) 2010-06-09

Family

ID=35083929

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004071023A Expired - Fee Related JP4474954B2 (ja) 2004-03-12 2004-03-12 電気光学装置、電気光学装置の駆動回路、電気光学装置の駆動方法および電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4474954B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5395328B2 (ja) * 2007-01-22 2014-01-22 株式会社ジャパンディスプレイ 表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005258177A (ja) 2005-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5414974B2 (ja) 液晶表示装置
KR100513910B1 (ko) 전기 광학 장치의 구동 방법, 전기 광학 장치의 구동 회로, 전기 광학 장치 및 전자 기기
US9240153B2 (en) Liquid crystal device, method of driving liquid crystal device, and electronic apparatus
CN101089684A (zh) 液晶显示装置及驱动方法
JP2006313319A (ja) 液晶表示装置の駆動回路、液晶表示装置、液晶表示装置の駆動方法、および電子機器
JP2003131632A (ja) 表示装置の駆動方法およびそれを用いた表示装置
JP4449784B2 (ja) 電気光学装置、駆動方法および電子機器
JP2007047349A (ja) 電気光学装置、駆動方法および電子機器
JP4428255B2 (ja) 電気光学装置、駆動方法および電子機器
JP4432694B2 (ja) 電気光学装置、電気光学装置の駆動方法および電子機器
JP2011232568A (ja) 電気光学装置及び電子機器
JP2006317566A (ja) 表示装置および電子機器
JP4501480B2 (ja) 電気光学装置、電気光学装置の制御装置、電気光学装置の制御方法および電子機器
JP4569367B2 (ja) 電気光学装置、駆動方法および電子機器
JP2007047350A (ja) 電気光学装置、駆動方法および電子機器
KR100531478B1 (ko) 액정표시패널 및 그 구동방법
JP4474954B2 (ja) 電気光学装置、電気光学装置の駆動回路、電気光学装置の駆動方法および電子機器
JP4007354B2 (ja) 電圧供給回路、電気光学装置および電子機器
US20090059106A1 (en) Liquid crystal device, driving method of liquid crystal device, integrated circuit device for driving liquid crystal device, and electronic apparatus
JP2011013420A (ja) 電気光学装置、その駆動方法および電子機器
JP4650133B2 (ja) 電気光学装置、駆動方法および電子機器
JP2000235173A (ja) 電気光学装置の駆動方法、電気光学装置の駆動回路、電気光学装置及び電子機器
JP2010044295A (ja) 電気光学装置、その駆動方法および電子機器
JP4810910B2 (ja) 電気光学装置、駆動方法および電子機器
TWI408474B (zh) 子畫素結構及液晶顯示面板

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060825

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20070403

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091021

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091110

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100216

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100301

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140319

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees