JP2006315432A - クロ−ラのエンドレス構造 - Google Patents

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JP2006315432A JP2005137136A JP2005137136A JP2006315432A JP 2006315432 A JP2006315432 A JP 2006315432A JP 2005137136 A JP2005137136 A JP 2005137136A JP 2005137136 A JP2005137136 A JP 2005137136A JP 2006315432 A JP2006315432 A JP 2006315432A
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義彦 小野
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Abstract

【課題】本発明はスチ−ルコ−ドのオ−バ−ラップエンドレス構造の改良に係るものであり、オ−バ−ラップ部の歪みの緩和をもたらすエンドレス構造を提供する。
【解決手段】長尺で有端のクロ−ラ基体の両端よりスチ−ルコ−ドを突出させておき、この突出部位を重ね、係る部位の未加硫ゴムを加硫することによって接続したクロ−ラのエンドレス構造において、スチ−ルコ−ドの突出部位のほぼ中央を逆向きに傾斜して折り曲げ、当該傾斜折り曲げ部位を近接させ、芯金の直上に位置させて未加硫ゴムを加硫するクロ−ラのエンドレス構造。1‥クロ−ラ基体、2‥スチ−ルコ−ド、2a、2b‥スチ−ルコ−ド突出部位、2a1 、2b1 ‥スチ−ルコ−ドの先端部、3、30 ‥芯金、A‥エンドレス部、B1 、B2 ‥傾斜折曲げ部、C‥傾斜折曲げ部の近接部位。
【選択図】図3

Description

本発明は、長尺で有端のクロ−ラ基体を無端状に接続するエンドレス構造に係るものである。
クロ−ラは通常は長尺で有端のクロ−ラ基体の両端を接続して無端化しており、特に引っ張り補強部材として埋設されているスチ−ルコ−ドの両端を重ね合わせて接続されるものである。
図1はその一例を示すエンドレス部Aの構造であり、長尺で有端のクロ−ラ基体1の両端よりスチ−ルコ−ド2を突出2a、2bさせておき、この部位2a、2bを単に重ね、係る部位に未加硫ゴムを充填したり貼り付けたりし、これを加硫することによって接続していた。しかるに、このエンドレス構造であると、このエンドレス部Aはスチ−ルコ−ド2が水平状態に埋設されていない状態である。即ち、スチ−ルコ−ド突出部位2a、2bは段差をもって埋設されているため、スム−ズな回転ができず、突出部位2a1 の跳ね上がりの発生もあった。更に、転輪の振動ともなっていた。又、建設機械、高速キャリア、トラクタ−等の重作業や高速車両ではこの部分の応力歪みが大きく、スチ−ルコ−ドが切断する等耐久性に問題があった。図中、3はクロ−ラ中に埋設される芯金である。
図2はこのエンドレス構造を改良したものであり、一方のスチ−ルコ−ド2の一方の突出部位2aを傾斜折曲げBし、この傾斜折曲げ部Bに他方のスチ−ルコ−ドの突出部位2bを突き合わせた状態で接続するという提案がある。この提案によれば、上記の欠点はかなり改善されるとはいえ、未だ十分ではなく、エンドレス部Aにおける傾斜折曲げ部B近傍のゴムにはあいかわらず大きな歪みが掛かり、ゴム亀裂が生じるという欠点があった。又、突出部位2aの先端2a1 の跳ね上がりの発生も少なくなかった。
本発明はスチ−ルコ−ドのオ−バ−ラップエンドレス構造の改良に係るものであり、オ−バ−ラップ部の歪みの緩和をもたらすエンドレス構造を提供するものである。
本発明の要旨は、長尺で有端のクロ−ラ基体の両端よりスチ−ルコ−ドを突出させておき、この突出部位を重ね、係る部位の未加硫ゴム或いは半加硫ゴム(以下、これらを総称して未加硫ゴムという)を加硫することによって接続したクロ−ラのエンドレス構造において、スチ−ルコ−ドの突出部位のほぼ中央を逆向きに傾斜して折り曲げ、当該傾斜折り曲げ部位を近接した状態で未加硫ゴムを加硫することを特徴とするクロ−ラのエンドレス構造にかかるものである。
スチ−ルコ−ドを重ね合わせたクロ−ラのエンドレス構造において、両端にほぼ同じ程度の逆向きの傾斜折り曲げ部を形成し、この傾斜折り曲げ部を近接してエンドレス構造としたものであり、オ−バ−ラップ部位にかかる歪みを緩和し、特に芯金との関係を特定することによって歪み応力を最小限に押え込むものであって、スチ−ルコ−ド全体としてもほぼ一直線上をもってゴム中に埋設されるものであり、耐久性の面でも十分効果が発揮されるものである。
本発明のクロ−ラのエンドレス構造について更に言えば、長尺で有端のクロ−ラ基体の両端よりスチ−ルコ−ドを突出させておき、一般にはこの突出部位の一方側にはクロ−ラ基体における外側に連続してクロ−ラの外側を構成する未加硫ゴムが、他方側には同様にクロ−ラ基体の内側に連続してクロ−ラの内側を構成する未加硫ゴムが配置されるものであり、この突出部位を重ね、係る部位の未加硫ゴムを加硫することによって接続したクロ−ラのエンドレス構造とするものである。
そして、特徴的にはスチ−ルコ−ドの突出部位のほぼ中央を逆向きに傾斜して折り曲げ、当該傾斜折り曲げ部位を近接した状態で未加硫ゴムを加硫するものである。この近接状態にあって、クロ−ラに埋設されたスチ−ルコ−ド、即ち傾斜折り曲げ部位よりも内側のスチ−ルコ−ドがほぼ同一平面上になるように配置するものである。しかも、好適にはスチ−ルコ−ドの傾斜折り曲げ部の近接部位が芯金の直上に位置し、かつ、折り曲げられた先端が他の芯金の直上に位置させるものである。
得られたクロ−ラにおけるスチ−ルコ−ドは、ほぼ同一平面上になるように傾斜折り曲げ部位を近接した状態で、しかも好ましくはこの部位を芯金の直上に配置したもので、これによってスチ−ルコ−ドにかかる引っ張り力が平均化し、しかも傾斜折り曲げ部位を最も応力歪み変化の小さい芯金の直上に配置したことにより、近接つき合わせ部に発生する応力を最小限に押え込むことができることとなったものである。しかも、スチ−ルコ−ドの先端を芯金の直上に配置すれば、クロ−ラの回転や曲げによる跳ね上げ現象も殆どなくなったものであり、クロ−ラの耐久性が著しく向上したものである。
通常、スチ−ルコ−ドはクロ−ラの長手方向に同一平面内に列をなして埋設されているが、全スチ−ルコ−ドのエンドレス部を一箇所にて行う必要はなく、場合によってはスチ−ルコ−ド列を幅方向に複数に分け、夫々別の部位にて本発明のエンドレス構造を採用することも可能である。こうすることによってクロ−ラにかかる歪みの分散がより図れることになる。
尚、スチ−ルコ−ドの両端を傾斜折り曲げ部となし、これをエンドレス構造に利用した技術は本特許出願人が特許文献1にて既に提案済であるが、これは傾斜折り曲げ部を近接してなるものではなく、逆に最も遠い位置に配置してなるものであって、その技術思想は根本的に異なるものである。
特開2000−247272号公報
以下、本発明の最良の実施例を図をもって更に詳細に説明する。図3は本発明のクロ−ラのエンドレス構造Aを示すものであり、スチ−ルコ−ドと芯金のみを取り上げて示した図である。図にあって、符号1、2、2a、2b、3は既に説明したものと同一定義であり、夫々長尺で有端のクロ−ラ基体、スチ−ルコ−ド、スチ−ルコ−ドの突出部位、芯金である。
さて、スチ−ルコ−ド2の、外側に位置する突出部位2aを外側に向けて傾斜折曲げ部B1 とし、他方のスチ−ルコ−ド2の、内側に位置する突出部位2bを内側に向けて傾斜折り曲げ部B2 としたもので、夫々の傾斜折り曲げ部B1 、B2 を接近させて配置したものである。その際には両側から傾斜折り曲げ部B1 、B2 に至るスチ−ルコ−ド2、2はほぼ同一平面上になるように配置するものであり、しかもこの傾斜折り曲げ部B1 、B2 の接近部位Cは、クロ−ラ1の長手方向に一定のピッチをもって埋設される一つの芯金30 の直上に配置されるものである。更に言えば、スチ−ルコ−ド2の各先端部2a1 、2b1 も又他の芯金3上に配置されている。
かかるエンドレス構造としたことによって、ゴム及びスチ−ルコ−ドの一部に集中的に歪みが掛かることがなくなったものであり、これによってクロ−ラとしての耐久性の向上に繋がるものであり、長尺で有端のクロ−ラ基体の全てのエンドレス化に適用できるものである。
図1は従来のエンドレス構造を示す図である。 図2は従来の他のエンドレス構造を示す図である。 図3は本発明のエンドレス構造を示す図である。
符号の説明
1‥長尺で有端のクロ−ラ基体、
2‥スチ−ルコ−ド、
2a、2b‥スチ−ルコ−ド突出部位、
2a1 、2b1 ‥スチ−ルコ−ドの先端部、
3、30 ‥芯金、
A‥エンドレス部、
B、B1 、B2 ‥傾斜折曲げ部、
C‥傾斜折曲げ部の近接部位。

Claims (4)

  1. 長尺で有端のクロ−ラ基体の両端よりスチ−ルコ−ドを突出させておき、この突出部位を重ね、係る部位の未加硫ゴムを加硫することによって接続したクロ−ラのエンドレス構造において、スチ−ルコ−ドの突出部位のほぼ中央を逆向きに傾斜して折り曲げ、当該傾斜折り曲げ部位を近接した状態で未加硫ゴムを加硫することを特徴とするクロ−ラのエンドレス構造。
  2. スチ−ルコ−ドの傾斜折り曲げ部の近接部位が芯金の直上に位置した請求項1記載のクロ−ラのエンドレス構造。
  3. スチ−ルコ−ドの先端が芯金の直上に位置した請求項1又は2記載のクロ−ラのエンドレス構造。
  4. 傾斜折り曲げ部位を近接した際、クロ−ラに埋設されたスチ−ルコ−ドが同一平面上になるように配置した請求項1乃至3いずれか1記載のクロ−ラのエンドレス構造。
JP2005137136A 2005-05-10 2005-05-10 クロ−ラのエンドレス構造 Pending JP2006315432A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7883160B2 (en) 2007-05-01 2011-02-08 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. Elastic crawler and elastic crawler manufacturing method

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