JP2006313841A - 小型昇圧トランス - Google Patents

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秀行 佐藤
Hiroyuki Takeuchi
広行 竹内
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Abstract

【課題】磁路のギャップを調整してインダクタンスを設定することができる小型昇圧トランスを提供することにある。
【解決手段】頂壁13及び頂壁と一体に構成された側壁14よりなるポット型コア11と、底板19と底板と一体にその中心部に立設されると共に、上端部に鍔部20を有する磁芯部21よりなるリベット型コア14と、磁芯部に嵌合されるコイル32と、底板に固定される断面コ字状の端子28とからなり、ポット型コアを左右に2分割してそれぞれの頂壁に鍔部20を囲繞する内周面を有する開口16を設けて頂壁の上面と鍔部の上面とを面一に形成し、頂壁の開口の内周面と鍔部の外周面との間に第1のギャップ形成部33を設け、ポット型コアの側壁の下端面とリベット型コアの底板の上面とを対面させて両者間に第2のギャップ形成部34を設け、第1もしくは第2のギャップ形成部に選択的に磁路のギャップを形成してコイルのインダクタンスを設定したことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、例えば、カメラ等の光学機器や小型電子機器等に使用される小型昇圧トランスに関する。
ポット型コア・リベット型コアを有するチョークコイルにおいて、頂壁及び頂壁と一体に構成された側壁よりなるポット型コアと、底板と底板と一体にその中心部に立設される磁芯部よりなるリベット型コアと、前記磁芯部に嵌合されるコイルと、前記底板に固定される断面コ字状の端子とからなる、ポット型コア・リベット型コアチョークコイルが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この特許文献1に示すチョークコイルは、ポット型コアの頂壁の内面とリベット型コアの磁芯部の上端面との間に非磁性材料よりなるスペーサを介在し、磁路のギャップを形成している。すなわち、非磁性材料よりなるスペーサの肉厚を調整することによりチョークコイルのインダクタンスを設定している。
特許第3581350号公報
前述した特許文献1は、チョークコイルにおいて、ポット型コアの頂壁の内面とリベット型コアの磁芯部の上端面との間に非磁性材料よりなるスペーサを介在し、磁路のギャップを形成しているが、ポット型コアの頂壁の内面とリベット型コアの磁芯部の上端面、つまり、磁路のギャップ形成部はポット型コアの側壁によって囲まれている。
従って、チョークコイルの組立時に、ポット型コアの側壁によって囲まれている磁路のギャップ形成部に異なる肉厚のスペーサを出し入れしてチョークコイルのインダクタンスを設定することは困難で、組立工数がかかり、コストアップの原因になっている。
この発明は、前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、磁路のギャップを調整してインダクタンスを設定することが簡単で、組立作業の容易化により、コストダウンを図ることができる小型昇圧トランスを提供することにある。
この発明は、前記目的を解決するために、請求項1は、頂壁及び頂壁と一体に構成された側壁よりなるポット型コアと、底板と底板と一体にその中心部に立設されると共に、上端部に鍔部を有する磁芯部よりなるリベット型コアと、前記磁芯部に嵌合されるコイルと、前記底板に固定される端子とからなり、ポット型コア・リベット型コアを有する小型昇圧トランスであって、前記ポット型コアを左右に2分割してそれぞれの頂壁に、前記リベット型コアの鍔部の外周面を囲繞する内周面を有する開口を設けて前記頂壁の上面と前記鍔部の上面とを面一に形成し、前記頂壁の開口の内周面と前記鍔部の外周面との間に第1のギャップ形成部を設け、前記ポット型コアのそれぞれの側壁の下端面と前記リベット型コアの底板の上面とを対面させて両者間に第2のギャップ形成部を設け、前記第1もしくは第2のギャップ形成部に選択的に磁路のギャップを形成して前記コイルのインダクタンスを設定したことを特徴とする。
請求項2は、請求項1記載の前記ポット型コアの頂壁の開口の内周面と前記リベット型コアの鍔部の外周面とを接着して第1のギャップ形成部をノーギャップとした状態で、前記ポット型コアの側壁の下端面と前記リベット型コアの底板の上面との間の第2のギャップ形成部に磁路の空間ギャップを形成したことを特徴とする。
この発明によれば、ポット型コアとリベット型コアとの間に、第1と第2のギャップ形成部を設けることにより、組立時に、第1もしくは第2のギャップ形成部に選択的に磁路のギャップを形成してコイルのインダクタンスを設定することができる。従って、磁路のギャップを調整してインダクタンスを設定することが簡単で、組立作業の容易化により、コストダウンを図ることができるという効果がある。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図5は小型昇圧トランスの第1の実施形態を示す。図1に示すように、11はポット型コアで、12はリベット型コアである。これらコア11,12は、例えばフェライトによって形成されている。ポット型コア11は矩形状で、左右に2分割され、それぞれには頂壁13及びこの頂壁13と一体に側壁14が設けられている。
図4に示すように、一対のポット型コア11のそれぞれの頂壁13には平坦面15aを有する略半円状の切欠部15が設けられ、それぞれの頂壁13を突き合わせしたとき一対の半円状の切欠部15によって平坦面15aを有する略円形の開口16が形成されるようになっている。側壁14の両端部及び中間部における下端部には下方に突出する突出部17a,17b,17cが設けられ、突出部17a,17b,17c間には凹部18a,18bが設けられている。さらに、側壁14の両端部の突出部17a,17bは中間部の突出部17cより若干短く(約0.2mm)形成されている。
図5に示すように、リベット型コア12は底板19を有している。この底板19の中心部には上端部に前記ポット型コア11の開口16に嵌合される平坦面20a及び径方向に一対のスリット20bを有する略円板状の鍔部20を有する円柱状の磁芯部21が一体に設けられている。底板19の上面には磁芯部21の根元を囲むように円形の突出部22が設けられている。さらに、底板19及び鍔部20の中間部には径方向に一対のスリット23が左右対称的に設けられ、このスリット23は磁芯部21の根元まで開口している。
底板19の下面の中間部にはスリット23と直交する方向に突出台24が設けられ、突出台24の両側には突出台24に向って上り勾配の傾斜面25が設けられている。従って、傾斜面25の外側には突起からなるコイル係止部25aが設けられている。さらに、突出台24の両端部における両側には端子固定部26が設けられ、それぞれの端子固定部26に対応する下面には複数の端子嵌合溝27が設けられている。
また、底板19に固定される断面コ字状の端子28は、燐青銅の如き金属材料を使用して強いばね性を付与して構成されている。この端子28は断面コ字状で、底板19の端子固定部26に嵌着される取付け部29を有し、この取付け部29と一体にコイル接続部30が設けられている。このコイル接続部30にはV字状の切込み部31が形成されている。そして、端子28の取付け部29を底板19の端子固定部26に嵌着すると、端子28の取付け部29が端子嵌合溝27に嵌合されて位置決めされ、コイル接続部30が底板19の外側へ突出するようになっている。
なお、32はポット型コア11の磁芯部21に巻装されるコイルであり、内層と外層に1次巻線が、中間層に2次巻線が巻装され、それぞれの端部は端子28に接続されるようになっている。
次に、ポット型コア・リベット型コアを有する小型昇圧トランスの組立方法について説明する。まず、底板19を巻線機に把持してポット型コア11を保持する。この状態で、磁芯部21にコイル32を巻装する。この場合、コイル32の内層と外層に1次巻線を、中間層に2次巻線を巻装し、それぞれの端部を端子28に接続する。すなわち、コイル32の1次巻線の端部を一方のスリット23を介して底板19の下側の傾斜面25に沿わせ、傾斜面25から底板19の外側へ導出したコイル32の端部を一方の端子28のコイル接続部30に絡げて半田付けする。
この場合、コイル32の端部は底板19の傾斜面25の窪みに挿通されると共に、突起からなるコイル係止部25aに係止されるためコイル32の途中がずれて巻装部が緩むことはない。また、コイル接続部30にはV字状の切込み部31が形成されているため、コイル32の端部を絡げ易く、また絡げが外れ難い。
また、コイル32の2次巻線の端部も同様に、他方のスリット23を介して底板19の下側に導き傾斜面25の窪みに挿通し、傾斜面25から底板19の外側へ導出したコイル32の端部を一方の端子28のコイル接続部30に絡げて半田付けする。
次に、リベット型コア12に対し、その両側からポット型コア11の一対の頂壁13を位置決めする。つまり、リベット型コア12の鍔部20に対してポット型コア11の半円状の切欠部15によって挟むように頂壁13を突き合わせると、一対の略半円状の切欠部15によって略円形の開口16が形成されて鍔部20に嵌合される。このとき、鍔部20の外周面と一対の略半円状の切欠部15の内周面との間に第1のギャップ形成部33が形成され、ノーギャップとする場合には鍔部20の外周面と切欠部15の内周面とを接着剤によって接着し、空間ギャップとする場合には鍔部20の外周面と切欠部15の内周面との間に隙間を形成する。なお、ポット型コア11とリベット型コア12とを位置決めした状態で、平坦面を有する台に倒立させると、頂壁13と鍔部20とが面一となるため、この状態で、鍔部20に対して頂壁13を進退操作して第1のギャップ形成部33の空間ギャップを調整することができる。
また、リベット型コア12に対し、その両側からポット型コア11の一対の頂壁13を位置決めすることにより、側壁14の両端部及び中間部の突出部17a,17b,17cが底板19の上面に対向する。そして、突出部17cの下端面が底板19の上面に当接し、突出部17a,17bの下端面と底板19の上面との間に第2のギャップ形成部34が形成され、スペーサ17を介して空間ギャップを形成することができる。すなわち、第1もしくは第2のギャップ形成部33,34に選択的に磁路のギャップを形成してコイル32のインダクタンスを設定することができる。
第1もしくは第2のギャップ形成部33,34に磁路のギャップを形成してコイル32のインダクタンスを設定した後は、突出部17cの下端面を底板19の上面に接着することにより、リベット型コア12に対してポット型コア11を固定することができる。
なお、この発明は、前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組合わせてもよい。
この発明の第1の実施形態を示し、小型昇圧トランスの分解斜視図。 同実施形態の小型昇圧トランスの正面図。 同実施形態の小型昇圧トランスの側面図。 同実施形態の小型昇圧トランスのポット型コアを示し、(a)は下面図、(b)は矢印a方向から見た側面図、(c)は上面図、(d)は矢印b方向から見た側面図。 同実施形態の小型昇圧トランスのリベット型コアを示し、(a)は下面図、(b)は矢印c方向から見た側面図、(c)は上面図、(d)は矢印d方向から見た側面図。
符号の説明
11…ポット型コア、12…リベット型コア、13…頂壁、14…側壁、16…開口、19…底板、20…鍔部、21…磁芯部、28…端子、32…コイル、33…第1のギャップ形成部、34…第1のギャップ形成部

Claims (2)

  1. 頂壁及び頂壁と一体に構成された側壁よりなるポット型コアと、
    底板と底板と一体にその中心部に立設されると共に、上端部に鍔部を有する磁芯部よりなるリベット型コアと、
    前記磁芯部に嵌合されるコイルと、
    前記底板に固定される端子と、
    からなり、ポット型コア・リベット型コアを有する小型昇圧トランスであって、
    前記ポット型コアを左右に2分割してそれぞれの頂壁に、前記リベット型コアの鍔部の外周面を囲繞する内周面を有する開口を設けて前記頂壁の上面と前記鍔部の上面とを面一に形成し、前記頂壁の開口の内周面と前記鍔部の外周面との間に第1のギャップ形成部を設け、
    前記ポット型コアのそれぞれの側壁の下端面と前記リベット型コアの底板の上面とを対面させて両者間に第2のギャップ形成部を設け、
    前記第1もしくは第2のギャップ形成部に選択的に磁路のギャップを形成して前記コイルのインダクタンスを設定したことを特徴とする小型昇圧トランス。
  2. 前記ポット型コアの頂壁の開口の内周面と前記リベット型コアの鍔部の外周面とを接着して第1のギャップ形成部をノーギャップとした状態で、前記ポット型コアの側壁の下端面と前記リベット型コアの底板の上面との間の第2のギャップ形成部に磁路の空間ギャップを形成したことを特徴とする請求項1記載の小型昇圧トランス。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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