JP2006309042A - ズームレンズ - Google Patents
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Abstract
【課題】高画質のデジタルカメラ等に好適な小型で高変倍のズームレンズを提供すする。
【解決手段】正の屈折力をもつ第1レンズ群I、負の屈折力をもつ第2レンズ群II、正の屈折力をもつ第3レンズ群III、正の屈折力をもつ第4レンズ群IV、正又は負の屈折力をもつ接合レンズからなる第5レンズ群Vを備え、第1レンズ群及び第5レンズ群を固定とし、第2レンズ群を物体側から像面側に移動させて広角端から望遠端へのズーミングを行い、第3レンズ群及び第4レンズ群を移動させてズーミングに伴う収差補正を行うと共に第4レンズ群を移動させてフォーカシングを行うズームレンズにおいて、第1レンズ群の前面から結像面までのレンズ系における望遠端での焦点距離ft、レンズ系の全長TLが、TL/ft<1.45を満足するように形成する。これにより、小型、高変倍で、光学性能の高いズームレンズが得られる。
【選択図】図1
【解決手段】正の屈折力をもつ第1レンズ群I、負の屈折力をもつ第2レンズ群II、正の屈折力をもつ第3レンズ群III、正の屈折力をもつ第4レンズ群IV、正又は負の屈折力をもつ接合レンズからなる第5レンズ群Vを備え、第1レンズ群及び第5レンズ群を固定とし、第2レンズ群を物体側から像面側に移動させて広角端から望遠端へのズーミングを行い、第3レンズ群及び第4レンズ群を移動させてズーミングに伴う収差補正を行うと共に第4レンズ群を移動させてフォーカシングを行うズームレンズにおいて、第1レンズ群の前面から結像面までのレンズ系における望遠端での焦点距離ft、レンズ系の全長TLが、TL/ft<1.45を満足するように形成する。これにより、小型、高変倍で、光学性能の高いズームレンズが得られる。
【選択図】図1
Description
本発明は、CCD等の固体撮像素子を備えた高画質のデジタルスチルカメラ又はデジタルビデオカメラ等に適用されるインナーフォーカス式のズームレンズに関し、特に、10倍程度の高変倍比、広角端でのFナンバーが2.0程度の大口径比をもつ小型のズームレンズに関する。
デジタルスチルカメラ等に搭載される従来のズームレンズとしては、物体側から順に、正の屈折力をもつ第1レンズ群、負の屈折力をもつ第2レンズ群、正の屈折力をもつ第3レンズ群、及び正の屈折力をもつ第4レンズ群を備え、第1レンズ群を3枚のレンズ、第2レンズ群を3枚のレンズ、第3レンズ群を接合レンズからなる1枚のレンズ、第4レンズ群を3枚のレンズによりそれぞれ構成し、全てのレンズ群を移動させるようにして、高変倍としたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の他のズームレンズとしては、物体側から順に、正の屈折力をもつ第1レンズ群、負の屈折力をもつ第2レンズ群、正の屈折力をもつ第3レンズ群、負の屈折力をもつ第4レンズ群、及び正の屈折力をもつ第5レンズ群を備え、第1レンズ群を3枚のレンズ、第2レンズ群を接合レンズを含む3枚のレンズ、第3レンズ群を接合レンズを含む2枚のレンズ、第4レンズ群を1枚のレンズ、第5レンズ群を接合レンズからなる1枚のレンズによりそれぞれ構成し、全てのレンズ群を移動させるようにして、広画角、高変倍としたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、上記特許文献1に開示のズームレンズにおいては、レンズ系の望遠端での焦点距離ftに対するレンズ系の全長TLの値(TL/ft)が、TL/ft>2であり、レンズ系の全長が著しく長くなっている。また、TL/ft=1.35程度の実施例が開示されているものの、この仕様では諸収差が大きくなっており、高画質のデジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラには適していない。
また、上記特許文献2に開示のズームレンズにおいては、レンズ系の望遠端での焦点距離ftに対するレンズ系の全長TLの値(TL/ft)が1.9〜3.2であり、レンズ系の全長が著しく長くなっている。さらに、ズーミングに際して、第1レンズ群が移動するため、レンズを偏芯させずに保持することが難しく、この精度を高めようとすると機構的に複雑になり、コストの増加を招く。
本発明は、上記の点に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、第1レンズ群を移動させることなく、従来のズームレンズに比べて小型で、高変倍、例えば10倍程度の高変倍比を確保でき、諸収差を良好に補正することができ、高画質のデジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ等に適したズームレンズを提供することにある。
本発明のズームレンズは、物体側から像面側に向けて順に、正の屈折力をもつ第1レンズ群、負の屈折力をもつ第2レンズ群、正の屈折力をもつ第3レンズ群、正の屈折力をもつ第4レンズ群、正又は負の屈折力をもつ接合レンズからなる第5レンズ群を備え、第1レンズ群及び第5レンズ群を固定とし、第2レンズ群を物体側から像面側に移動させて広角端から望遠端へのズーミングを行い、第3レンズ群及び第4レンズ群を移動させてズーミングに伴う収差補正を行うと共に第4レンズ群を移動させてフォーカシングを行うズームレンズであって、上記第1レンズ群の前面から結像面までのレンズ系における望遠端での焦点距離をft、レンズ系の全長をTLとするとき、次の条件式(1)
(1) TL/ft<1.45
を満足する、ことを特徴としている。
この構成によれば、第1レンズ群が静止した状態で、第2レンズ群が物体側から像面側に移動して、広角端から望遠端へのズーミングを行い、第3レンズ群、第4レンズ群及び第5レンズ群が適宜移動してズーミングに伴う収差補正を行うと共に、第4レンズ群が移動してフォーカシングを行う。
このように、第1レンズ群及び第5レンズ群が固定されたインナーフォーカス式のズームレンズとし、物体側から像面側に向けて、正,負,正,正,正又は負の屈折力をもつ5つのレンズ群を配置することにより、小型化を達成しつつ、10程度の変倍比(ズーム倍率)を確保でき、変倍範囲の全域に亘り諸収差が良好に補正された光学性能の高いズームレンズを得ることができる。
(1) TL/ft<1.45
を満足する、ことを特徴としている。
この構成によれば、第1レンズ群が静止した状態で、第2レンズ群が物体側から像面側に移動して、広角端から望遠端へのズーミングを行い、第3レンズ群、第4レンズ群及び第5レンズ群が適宜移動してズーミングに伴う収差補正を行うと共に、第4レンズ群が移動してフォーカシングを行う。
このように、第1レンズ群及び第5レンズ群が固定されたインナーフォーカス式のズームレンズとし、物体側から像面側に向けて、正,負,正,正,正又は負の屈折力をもつ5つのレンズ群を配置することにより、小型化を達成しつつ、10程度の変倍比(ズーム倍率)を確保でき、変倍範囲の全域に亘り諸収差が良好に補正された光学性能の高いズームレンズを得ることができる。
上記構成において、第5レンズ群は、正の屈折力をもつレンズと負の屈折力をもつレンズとの接合レンズからなる、構成を採用することができる。
この構成によれば、第5レンズ群を、正の屈折力をもつレンズと負の屈折力をもつレンズとの接合レンズとすることで、諸収差を良好に補正しつつ、小型化を達成することができる。
この構成によれば、第5レンズ群を、正の屈折力をもつレンズと負の屈折力をもつレンズとの接合レンズとすることで、諸収差を良好に補正しつつ、小型化を達成することができる。
上記構成において、第5レンズ群の正の屈折力をもつレンズの屈折率をNp及びアッベ数をνp、第5レンズ群の負の屈折力をもつレンズの屈折率をNn及びアッベ数をνnとするとき、次の条件式(2),(3),(4),(5)
(2) 1.5<Np<1.6
(3) 45<νp<60
(4) 1.7<Nn<2.0
(5) 27<νn<50
を満足する、構成を採用することができる。
この構成によれば、第5レンズ群の正の屈折力をもつレンズが、条件式(2),(3)を満足することにより、諸収差、特にコマ収差、色収差を良好に補正することができ、又、ペッツバール和を適正にして、像面湾曲を良好に補正することができる。
また、第5レンズ群の負の屈折力をもつレンズが、条件式(4),(5)を満足することにより、ペッツバール和を適正にして、像面湾曲(像面バランス)を良好に補正することができ、又、特に色収差を良好に補正することができ、さらに、レンズの材料コストが高くなるのを抑えることができる。
(2) 1.5<Np<1.6
(3) 45<νp<60
(4) 1.7<Nn<2.0
(5) 27<νn<50
を満足する、構成を採用することができる。
この構成によれば、第5レンズ群の正の屈折力をもつレンズが、条件式(2),(3)を満足することにより、諸収差、特にコマ収差、色収差を良好に補正することができ、又、ペッツバール和を適正にして、像面湾曲を良好に補正することができる。
また、第5レンズ群の負の屈折力をもつレンズが、条件式(4),(5)を満足することにより、ペッツバール和を適正にして、像面湾曲(像面バランス)を良好に補正することができ、又、特に色収差を良好に補正することができ、さらに、レンズの材料コストが高くなるのを抑えることができる。
以上述べたように、本発明のズームレンズによれば、従来のズームレンズに比べて、小型で、高変倍、すなわち10倍程度の高変倍比(ズーム倍率)を確保でき、諸収差、特に、コマ収差、色収差等が良好に補正されて光学性能が高く、高画質のデジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ等に適したズームレンズが得られる。
以下、本発明の最良の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1及び図2は、本発明に係るズームレンズの一実施形態を示すものであり、図1は基本構成図、図2(a),(b),(c)は広角端、中間位置、望遠端にある状態を示す状態図である。
図1及び図2は、本発明に係るズームレンズの一実施形態を示すものであり、図1は基本構成図、図2(a),(b),(c)は広角端、中間位置、望遠端にある状態を示す状態図である。
このズームレンズにおいては、図1に示すように、全体として正の屈折力をもつ第1レンズ群(I)、全体として負の屈折力をもつ第2レンズ群(II)、全体として正の屈折力をもつ第3レンズ群(III)、全体として正の屈折力をもつ第4レンズ群(IV)、全体として正の屈折力をもつ第5レンズ群(V)が、物体側から像面側に向けて順次に配列されている。
そして、第5レンズ群(V)よりも像面側寄りには、赤外線カットフィルタ、ローパスフィルタ等の役割をなすカバーガラス13が配置され、カバーガラス13の後方に固体撮像素子としてのCCDの結像面Pが配置される。また、第2レンズ群(II)と第3レンズ群(III)との間の所定位置には、所定の口径をもつ開口絞りSDが固定された状態で配置されている。
そして、第5レンズ群(V)よりも像面側寄りには、赤外線カットフィルタ、ローパスフィルタ等の役割をなすカバーガラス13が配置され、カバーガラス13の後方に固体撮像素子としてのCCDの結像面Pが配置される。また、第2レンズ群(II)と第3レンズ群(III)との間の所定位置には、所定の口径をもつ開口絞りSDが固定された状態で配置されている。
上記構成のズームレンズにおいては、図2に示すように、第1レンズ群(I)及び第5レンズ群(V)が停止した固定状態で、第2レンズ群(II)が物体側から像面側に移動して広角端から望遠端へのズーミングを行い、第3レンズ群(III)及び第4レンズ群(IV)が像面側から物体側に移動してズーミングに伴う収差補正を行うと共に、第4レンズ群(IV)が像面側から物体側に移動してフォーカシングを行うようになっている。
第1レンズ群(I)は、図1に示すように、負の屈折力をもつ第1レンズ1、第1レンズ1に接合されると共に正の屈折力をもつ第2レンズ2、正の屈折力をもつ第3レンズ3により構成されている。
第2レンズ群(II)は、図1に示すように、薄層の第4レンズ4、第4レンズ4が物体側の面に積層された負の屈折力をもつ第5レンズ5、負の屈折力をもつ第6レンズ6、第6レンズ6に接合されると共に正の屈折力をもつ第7レンズ7により構成されている。ここで、第4レンズ4と第5レンズ5とは、厚肉の第5レンズ5に薄層の第4レンズ4が積層されて全体として負の屈折力をもつハイブリッドレンズとして形成されている。
第3レンズ群(III)は、図1に示すように、正の屈折力をもつ第8レンズ8、第8レンズ8に接合されると共に負の屈折力をもつ第9レンズ9により構成されている。
第4レンズ(IV)は、図1に示すように、正の屈折力をもつ第10レンズ10により構成されている。
第5レンズ群(V)は、図1に示すように、負の屈折力をもつ第11レンズ11、第11レンズ11に接合されると共に正の屈折力をもつ第12レンズ12により構成されている。
第2レンズ群(II)は、図1に示すように、薄層の第4レンズ4、第4レンズ4が物体側の面に積層された負の屈折力をもつ第5レンズ5、負の屈折力をもつ第6レンズ6、第6レンズ6に接合されると共に正の屈折力をもつ第7レンズ7により構成されている。ここで、第4レンズ4と第5レンズ5とは、厚肉の第5レンズ5に薄層の第4レンズ4が積層されて全体として負の屈折力をもつハイブリッドレンズとして形成されている。
第3レンズ群(III)は、図1に示すように、正の屈折力をもつ第8レンズ8、第8レンズ8に接合されると共に負の屈折力をもつ第9レンズ9により構成されている。
第4レンズ(IV)は、図1に示すように、正の屈折力をもつ第10レンズ10により構成されている。
第5レンズ群(V)は、図1に示すように、負の屈折力をもつ第11レンズ11、第11レンズ11に接合されると共に正の屈折力をもつ第12レンズ12により構成されている。
ここで、第1レンズ1の物体側の面(前面)から結像面Pまでのレンズ系の全長はTL、広角端におけるレンズ系の焦点距離はfw、中間位置におけるレンズ系の焦点距離はfm、望遠端におけるレンズ系の焦点距離はftで表す。
また、第1レンズ1〜第12レンズ12、カバーガラス13においては、図1に示すように、それぞれの面をSi(i=1〜22)、それぞれの面Siの曲率半径をRi(i=1〜22)、d線に対する屈折率をNi及びアッベ数をνi(i=1〜13)で表す。
さらに、第1レンズ1〜カバーガラス13〜像面Pまでのそれぞれの光軸L上での距離(厚さ、空気間隔)はDi(i=1〜22)、第12レンズ12の像面側の面(後面)から結像面Pまでの距離すなわちバックフォーカス(空気換算距離)をBFで表す。
また、第1レンズ1〜第12レンズ12、カバーガラス13においては、図1に示すように、それぞれの面をSi(i=1〜22)、それぞれの面Siの曲率半径をRi(i=1〜22)、d線に対する屈折率をNi及びアッベ数をνi(i=1〜13)で表す。
さらに、第1レンズ1〜カバーガラス13〜像面Pまでのそれぞれの光軸L上での距離(厚さ、空気間隔)はDi(i=1〜22)、第12レンズ12の像面側の面(後面)から結像面Pまでの距離すなわちバックフォーカス(空気換算距離)をBFで表す。
第1レンズ1は、ガラス材料により形成されて、物体側に凸面(球面)S1及び像面側に凹面(球面)S2を向けたメニスカス形状のレンズである。
第2レンズ2は、ガラス材料により形成されて第1レンズ1に接合されており、物体側に凸面(球面)S2及び像面側に凸面(球面)S3を向けた両凸形状のレンズである。
第3レンズ3は、ガラス材料により形成されて、物体側に凸面(球面)S4及び像面側に凹面(球面)S5を向けたメニスカス形状のレンズである。
第2レンズ2は、ガラス材料により形成されて第1レンズ1に接合されており、物体側に凸面(球面)S2及び像面側に凸面(球面)S3を向けた両凸形状のレンズである。
第3レンズ3は、ガラス材料により形成されて、物体側に凸面(球面)S4及び像面側に凹面(球面)S5を向けたメニスカス形状のレンズである。
第5レンズ5は、ガラス材料により形成されて、物体側に凸面(球面)S7及び像面側に凹面(球面)S8を向けたメニスカス形状のレンズであり、プラスチック材料により形成された薄層の第4レンズ4が凸面S7に積層されて、物体側に非球面をなす凸面S6をもつように形成されている。すなわち、第4レンズ4及び第5レンズ5により、ハイブリッド非球面レンズが形成されている。
第6レンズ6は、ガラス材料により形成されて、物体側に凹面(球面)S9及び像面側に凹面(球面)S10を向けた両凹形状のレンズである。
第7レンズ7は、ガラス材料により形成されて第6レンズ6に接合されており、物体側に凸面(球面)S10及び像面側に凸面(球面)S11を向けた両凸形状のレンズである。
第6レンズ6は、ガラス材料により形成されて、物体側に凹面(球面)S9及び像面側に凹面(球面)S10を向けた両凹形状のレンズである。
第7レンズ7は、ガラス材料により形成されて第6レンズ6に接合されており、物体側に凸面(球面)S10及び像面側に凸面(球面)S11を向けた両凸形状のレンズである。
第8レンズ8は、ガラス材料により形成されて、物体側に非球面をなす凸面S13及び像面側に凸面(球面)S14を向けた両凸形状のレンズである。
第9レンズ9は、ガラス材料により形成されて第8レンズ8に接合されており、物体側に凹面(球面)S14及び像面側に凸面(球面)S15を向けたメニスカス形状のレンズである。
第10レンズ10は、ガラス材料により形成されて、物体側に非球面をなす凸面S16及び像面側に非球面をなす凸面S17を向けた両凸形状のレンズである。
第9レンズ9は、ガラス材料により形成されて第8レンズ8に接合されており、物体側に凹面(球面)S14及び像面側に凸面(球面)S15を向けたメニスカス形状のレンズである。
第10レンズ10は、ガラス材料により形成されて、物体側に非球面をなす凸面S16及び像面側に非球面をなす凸面S17を向けた両凸形状のレンズである。
第11レンズ11は、ガラス材料により形成されて、物体側に凸面(球面)S18及び像面側に凹面(球面)S19を向けたメニスカス形状のレンズである。第11レンズ11は、第5レンズ群(V)の負の屈折力をもつレンズに該当し、その屈折率N11は条件式
(4)のNnに対応し、そのアッベ数ν11は条件式(5)のνnに対応する。
第12レンズ12は、ガラス材料により形成されて第11レンズ11に接合されており、物体側に凸面(球面)S19及び像面側に凸面(球面)S20を向けた両凸形状のレンズである。第12レンズ12は、第5レンズ群(V)の正の屈折力をもつレンズに該当し、その屈折率N12は条件式(2)のNpに対応し、そのアッベ数ν12は条件式(3)のνpに対応する。
(4)のNnに対応し、そのアッベ数ν11は条件式(5)のνnに対応する。
第12レンズ12は、ガラス材料により形成されて第11レンズ11に接合されており、物体側に凸面(球面)S19及び像面側に凸面(球面)S20を向けた両凸形状のレンズである。第12レンズ12は、第5レンズ群(V)の正の屈折力をもつレンズに該当し、その屈折率N12は条件式(2)のNpに対応し、そのアッベ数ν12は条件式(3)のνpに対応する。
ここで、第4レンズ4、第8レンズ8、及び第10レンズ10において、非球面を表す式としては、次式で規定される。
Z=Cy2/[1+(1−εC2y2)1/2]+Dy4+Ey6+Fy8+Gy10
ただし、Z:非球面の頂点における接平面から,光軸Lからの高さがyの非球面上の点までの距離、y:光軸からの高さ、C:非球面の頂点における曲率(1/R)、ε:円錐定数、D,E,F,G:非球面係数である。
Z=Cy2/[1+(1−εC2y2)1/2]+Dy4+Ey6+Fy8+Gy10
ただし、Z:非球面の頂点における接平面から,光軸Lからの高さがyの非球面上の点までの距離、y:光軸からの高さ、C:非球面の頂点における曲率(1/R)、ε:円錐定数、D,E,F,G:非球面係数である。
また、上記構成においては、第1レンズ群(I)の前面(第1レンズ1の物体側の凸面S1)から結像面Pまでのレンズ系において、望遠端における焦点距離ftとレンズ系の全長TLとの関係が、次の条件式(1)
(1) TL/ft<1.45
を満足するように形成されている。
条件式(1)は、レンズ系全長と望遠端での焦点距離との関係を規定したものであり、この条件式を満たすことにより、小型化を達成しつつ、10程度の高変倍比(ズーム倍率)を確保でき、変倍範囲の全域に亘り諸収差が良好に補正された光学性能の高いズームレンズを得ることができる。
(1) TL/ft<1.45
を満足するように形成されている。
条件式(1)は、レンズ系全長と望遠端での焦点距離との関係を規定したものであり、この条件式を満たすことにより、小型化を達成しつつ、10程度の高変倍比(ズーム倍率)を確保でき、変倍範囲の全域に亘り諸収差が良好に補正された光学性能の高いズームレンズを得ることができる。
また、上記構成においては、第5レンズ群(V)に関して、正の屈折力をもつレンズの屈折率Np及びアッベ数νp(ここでは、第12レンズ12の屈折率N12及びアッベ数ν12)、負の屈折力をもつレンズの屈折率Nn及びアッベ数νn(ここでは、第11レンズ11の屈折率N11及びアッベ数ν11)が、好ましくは、次の条件式(2),(3),(4),(5)
(2) 1.5<Np<1.6
(3) 45<νp<60
(4) 1.7<Nn<2.0
(5) 27<νn<50
を満足するように形成される。
(2) 1.5<Np<1.6
(3) 45<νp<60
(4) 1.7<Nn<2.0
(5) 27<νn<50
を満足するように形成される。
条件式(2)については、Npの値が、下限値を超えるとコマ収差が悪化し、上限値を超えるとペッツバール和が小さくなって像面バランスが悪化し像面湾曲が大きくなる。したがって、条件式(2)を満たすことにより、コマ収差を良好に補正することができ、又、ペッツバール和を適正にして像面湾曲を良好に補正することができる。
条件式(3)については、νpの値が、下限値を超えると色収差が悪化し、上限値を超えるとペツバール和が小さくなって像面バランスが悪化し像面湾曲が大きくなる。したがって、条件式(3)を満たすことにより、色収差を良好に補正することができ、又、ペッツバール和を適正にして像面湾曲を良好に補正することができる。
条件式(4)については、Nnの値が、下限値を超えるとペツバール和が小さくなって像面バランスが悪化し像面湾曲が大きくなり、上限値を超えるとレンズの材料が高価になる。したがって、条件式(4)を満たすことにより、ペッツバール和を適正にして、像面湾曲を良好に補正することができ、又、レンズの材料コストが高くなるのを抑えることができる。
条件式(5)については、νnの値が、下限値を超えると色収差が悪化し、上限値を超えるとレンズの材料が高価になる。したがって、条件式(5)を満たすことにより、色収差を良好に補正することができ、又、レンズの材料コストが高くなるのを抑えることができる。
上記構成からなるズームレンズの具体的な数値による実施例を、実施例1として以下に示す。
上記構成からなるズームレンズの具体的な数値による実施例を、実施例1として以下に示す。
実施例1における条件式(1)〜(5)の数値データ、第1レンズ1〜第12レンズ12及びカバーガラス13の主な仕様諸元、種々の数値データ(設定値)は以下の通りである。
<条件式の値>
(1)TL/ft=69.8/49.38=1.41
(2)Np(N12)=1.51742
(3)νp(ν12)=52.4
(4)Nn(N11)=1.80518
(5)νn(ν11)=25.4
<条件式の値>
(1)TL/ft=69.8/49.38=1.41
(2)Np(N12)=1.51742
(3)νp(ν12)=52.4
(4)Nn(N11)=1.80518
(5)νn(ν11)=25.4
<仕様諸元>
物体距離=無限大(広角端)〜無限大(中間)〜無限大(望遠端)、レンズ系の焦点距離=5.19mm(広角端)〜13.08mm(中間)〜49.38mm(望遠端)、ズーム倍率=9.51、Fナンバー=1.97(広角端)〜3.16(中間)〜5.83(望遠端)、射出瞳位置=−65.9mm(広角端)〜−39.5mm(中間)〜−34.9mm(望遠端)、最外角光線の射出角度(像高3.0mmでの光線角度)=−1.2°(広角端)〜−4.8°(中間)〜−5.3°(望遠端)、レンズ全長(第1レンズ1の前面〜第12レンズ12の後面までの距離)=62.1mm、レンズ系の全長(TL;第1レンズ1の前面〜結像面Pまでの距離)=69.8mm、バックフォーカス(BF;第12レンズ12の後面〜結像面までの空気換算距離)=7.77mm、画角(2ω)=63.8°(広角端)〜25.0°(中間)〜6.8°(望遠端)
物体距離=無限大(広角端)〜無限大(中間)〜無限大(望遠端)、レンズ系の焦点距離=5.19mm(広角端)〜13.08mm(中間)〜49.38mm(望遠端)、ズーム倍率=9.51、Fナンバー=1.97(広角端)〜3.16(中間)〜5.83(望遠端)、射出瞳位置=−65.9mm(広角端)〜−39.5mm(中間)〜−34.9mm(望遠端)、最外角光線の射出角度(像高3.0mmでの光線角度)=−1.2°(広角端)〜−4.8°(中間)〜−5.3°(望遠端)、レンズ全長(第1レンズ1の前面〜第12レンズ12の後面までの距離)=62.1mm、レンズ系の全長(TL;第1レンズ1の前面〜結像面Pまでの距離)=69.8mm、バックフォーカス(BF;第12レンズ12の後面〜結像面までの空気換算距離)=7.77mm、画角(2ω)=63.8°(広角端)〜25.0°(中間)〜6.8°(望遠端)
<曲率半径>
R1=57.875mm、R2=24.688mm、R3=−317.425mm、R4=22.453mm、R5=66.720mm、R6=85.390mm、R7=51.000mm、R8=7.225mm、R9=−9.869mm、R10=11.036mm、R11=−29.418mm、R12=∞(開口絞りSD)、R13=14.830mm、R14=−8.485mm、R15=−16.746mm、R16=21.064mm、R17=−30.655mm、R18=23.338mm、R19=5.697mm、R20=−55.989mm、R21=∞、R22=∞
R1=57.875mm、R2=24.688mm、R3=−317.425mm、R4=22.453mm、R5=66.720mm、R6=85.390mm、R7=51.000mm、R8=7.225mm、R9=−9.869mm、R10=11.036mm、R11=−29.418mm、R12=∞(開口絞りSD)、R13=14.830mm、R14=−8.485mm、R15=−16.746mm、R16=21.064mm、R17=−30.655mm、R18=23.338mm、R19=5.697mm、R20=−55.989mm、R21=∞、R22=∞
<光軸上の間隔>
D1=1.20mm、D2=5.70mm、D3=0.20mm、D4=3.40mm、D5=可変、D6=0.05mm、D7=1.00mm、D8=2.90mm、D9=0.80mm、D10=2.20mm、D11=可変、D12=可変、D13=4.20mm、D14=0.80mm、D15=可変、D16=3.00mm、D17=可変、D18=0.80mm、D19=3.70mm、D20=可変、D21=1.40mm、D22=1.00mm
D1=1.20mm、D2=5.70mm、D3=0.20mm、D4=3.40mm、D5=可変、D6=0.05mm、D7=1.00mm、D8=2.90mm、D9=0.80mm、D10=2.20mm、D11=可変、D12=可変、D13=4.20mm、D14=0.80mm、D15=可変、D16=3.00mm、D17=可変、D18=0.80mm、D19=3.70mm、D20=可変、D21=1.40mm、D22=1.00mm
<屈折率(Nd)>
N1=1.84666、N2=1.69680、N3=1.69680、N4=1.51576、N5=1.88300、N6=1.83481、N7=1.84666、N8=1.58332、N9=1.83400、N10=1.51835、N11=1.80518、N12=1.51742、N13=1.51680
N1=1.84666、N2=1.69680、N3=1.69680、N4=1.51576、N5=1.88300、N6=1.83481、N7=1.84666、N8=1.58332、N9=1.83400、N10=1.51835、N11=1.80518、N12=1.51742、N13=1.51680
<アッベ数(νd)>
ν1=23.8、ν2=55.5、ν3=55.5、ν4=52.6、ν5=40.8、ν6=42.7、ν7=23.8、ν8=59.1、ν9=37.2、ν10=70.3、ν11=25.4、ν12=52.4、ν13=64.2
ν1=23.8、ν2=55.5、ν3=55.5、ν4=52.6、ν5=40.8、ν6=42.7、ν7=23.8、ν8=59.1、ν9=37.2、ν10=70.3、ν11=25.4、ν12=52.4、ν13=64.2
<非球面係数の数値データ>
<S6>
ε=0.000、D=4.688×10−5、E=6.560×10−7、F=−4.900×10−8、G=7.715×10−10
<S13>
ε=0.000、D=−7.871×10−5、E=1.653×10−6、F=−4.336×10−8、G=7.759×10−10
<S16>
ε=0.000、D=9.978×10−6、E=−5.646×10−6、F=9.886×10−8、G=−1.544×10−9
<S17>
ε=0.000、D=8.610×10−5、E=−1.022×10−6、F=−2.313×10−7、G=5.524×10−9
<S6>
ε=0.000、D=4.688×10−5、E=6.560×10−7、F=−4.900×10−8、G=7.715×10−10
<S13>
ε=0.000、D=−7.871×10−5、E=1.653×10−6、F=−4.336×10−8、G=7.759×10−10
<S16>
ε=0.000、D=9.978×10−6、E=−5.646×10−6、F=9.886×10−8、G=−1.544×10−9
<S17>
ε=0.000、D=8.610×10−5、E=−1.022×10−6、F=−2.313×10−7、G=5.524×10−9
<可変間隔>
D5=1.00mm(広角端)〜9.18mm(中間)〜17.36mm(望遠端)、D11=17.36mm(広角端)〜9.18mm(中間)〜1.00mm(望遠端)、D12=4.10mm(広角端)〜1.93mm(中間)〜1.00(望遠端)、D15=8.06mm(広角端)〜6.36mm(中間)〜5.63mm(望遠端)、D17=1.60mm(広角端)〜5.46mm(中間)〜7.13mm(望遠端)、D20=5.33mm(広角端)〜5.33mm(中間)〜5.33(望遠端)
D5=1.00mm(広角端)〜9.18mm(中間)〜17.36mm(望遠端)、D11=17.36mm(広角端)〜9.18mm(中間)〜1.00mm(望遠端)、D12=4.10mm(広角端)〜1.93mm(中間)〜1.00(望遠端)、D15=8.06mm(広角端)〜6.36mm(中間)〜5.63mm(望遠端)、D17=1.60mm(広角端)〜5.46mm(中間)〜7.13mm(望遠端)、D20=5.33mm(広角端)〜5.33mm(中間)〜5.33(望遠端)
この実施例1における広角端、中間位置、望遠端でのそれぞれの収差図(球面収差(d線(0.588nm),F線(0.486nm)/非点収差(0.588nm),S(サジタル平面),M(メリジオナル平面)/歪曲収差(0.588nm))は、図3、図4、図5に示されるような結果となる。
また、レンズ系の全長TL(第1レンズ1の前面S1〜結像面P)が69.8mm、ズーム倍率が9.51、広角端でのFナンバーが1.97となり、小型、薄型で、高変倍の諸収差が良好に補正された光学性能の高いズームレンズが得られる。
また、レンズ系の全長TL(第1レンズ1の前面S1〜結像面P)が69.8mm、ズーム倍率が9.51、広角端でのFナンバーが1.97となり、小型、薄型で、高変倍の諸収差が良好に補正された光学性能の高いズームレンズが得られる。
図6及び図7は、本発明に係るズームレンズの他の実施形態を示すものであり、図6は基本構成図、図7(a),(b),(c)は広角端、中間位置、望遠端にある状態をそれぞれ示す状態図である。この実施形態においては、第4レンズ群(IV)を変更した以外は、前述の実施形態と同一であるため、同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
すなわち、第4レンズ群(IV)においては、図6に示すように、第10レンズ10´が、負の屈折力をもつレンズ10aと正の屈折力をもつレンズ10bとの接合レンズとして形成され、全体として正の屈折力をもつように形成されている。
レンズ10aは、ガラス材料により形成されて、物体側に凸面(球面)S16及び像面側に凹面(球面)S16´を向けたメニスカス形状のレンズである。
レンズ10bは、ガラス材料により形成されてレンズ10aに接合されており、物体側に凸面(球面)S16´及び像面側に非球面をなす凸面S17を向けた両凸形状のレンズである。尚、レンズ10aの屈折率はN10a及びアッベ数はν10a、レンズ10bの屈折率はN10b及びアッベ数はν10bで表す。
上記構成からなるズームレンズの具体的な数値による実施例を、実施例2として以下に示す。
レンズ10aは、ガラス材料により形成されて、物体側に凸面(球面)S16及び像面側に凹面(球面)S16´を向けたメニスカス形状のレンズである。
レンズ10bは、ガラス材料により形成されてレンズ10aに接合されており、物体側に凸面(球面)S16´及び像面側に非球面をなす凸面S17を向けた両凸形状のレンズである。尚、レンズ10aの屈折率はN10a及びアッベ数はν10a、レンズ10bの屈折率はN10b及びアッベ数はν10bで表す。
上記構成からなるズームレンズの具体的な数値による実施例を、実施例2として以下に示す。
実施例2における条件式(1)〜(5)の数値データ、第1レンズ1〜第12レンズ12及びカバーガラス13の主な仕様諸元、種々の数値データ(設定値)は以下の通りである。
<条件式の値>
(1)TL/ft=71.3/49.50=1.44
(2)Np(N12)=1.51742
(3)νp(ν12)=52.4
(4)Nn(N11)=1.80518
(5)νn(ν11)=25.4
<条件式の値>
(1)TL/ft=71.3/49.50=1.44
(2)Np(N12)=1.51742
(3)νp(ν12)=52.4
(4)Nn(N11)=1.80518
(5)νn(ν11)=25.4
<仕様諸元>
物体距離=無限大(広角端)〜無限大(中間)〜無限大(望遠端)、レンズ系の焦点距離=5.19mm(広角端)〜13.57mm(中間)〜49.50mm(望遠端)、ズーム倍率=9.54、Fナンバー=1.98(広角端)〜3.26(中間)〜5.95(望遠端)、射出瞳位置=−86.1mm(広角端)〜−44.0mm(中間)〜−40.8mm(望遠端)、最外角光線の射出角度(像高3.0mmでの光線角度)=−0.3°(広角端)〜−4.6°(中間)〜−4.9°(望遠端)、レンズ全長(第1レンズ1の前面〜第12レンズ12の後面までの距離)=63.5mm、レンズ系の全長(TL;第1レンズ1の前面〜結像面Pまでの距離)=71.3mm、バックフォーカス(BF;第12レンズ12の後面〜結像面までの空気換算距離)=7.36mm、画角(2ω)=60.1°(広角端)〜24.9°(中間)〜6.9°(望遠端)
物体距離=無限大(広角端)〜無限大(中間)〜無限大(望遠端)、レンズ系の焦点距離=5.19mm(広角端)〜13.57mm(中間)〜49.50mm(望遠端)、ズーム倍率=9.54、Fナンバー=1.98(広角端)〜3.26(中間)〜5.95(望遠端)、射出瞳位置=−86.1mm(広角端)〜−44.0mm(中間)〜−40.8mm(望遠端)、最外角光線の射出角度(像高3.0mmでの光線角度)=−0.3°(広角端)〜−4.6°(中間)〜−4.9°(望遠端)、レンズ全長(第1レンズ1の前面〜第12レンズ12の後面までの距離)=63.5mm、レンズ系の全長(TL;第1レンズ1の前面〜結像面Pまでの距離)=71.3mm、バックフォーカス(BF;第12レンズ12の後面〜結像面までの空気換算距離)=7.36mm、画角(2ω)=60.1°(広角端)〜24.9°(中間)〜6.9°(望遠端)
<曲率半径>
R1=60.892mm、R2=25.644mm、R3=−396.264mm、R4=24.267mm、R5=83.880mm、R6=−156.971mm、R7=100.000mm、R8=8.102mm、R9=−9.693mm、R10=16.031mm、R11=−20.731mm、R12=∞(開口絞りSD)、R13=15.262mm、R14=−9.375mm、R15=−16.600mm、R16=40.000mm、R16´=12.000、R17=−30.824mm、R18=18.749mm、R19=5.671mm、R20=−46.690mm、R21=∞、R22=∞
R1=60.892mm、R2=25.644mm、R3=−396.264mm、R4=24.267mm、R5=83.880mm、R6=−156.971mm、R7=100.000mm、R8=8.102mm、R9=−9.693mm、R10=16.031mm、R11=−20.731mm、R12=∞(開口絞りSD)、R13=15.262mm、R14=−9.375mm、R15=−16.600mm、R16=40.000mm、R16´=12.000、R17=−30.824mm、R18=18.749mm、R19=5.671mm、R20=−46.690mm、R21=∞、R22=∞
<光軸上の間隔>
D1=1.20mm、D2=5.70mm、D3=0.20mm、D4=3.40mm、D5=可変、D6=0.05mm、D7=1.00mm、D8=2.90mm、D9=0.80mm、D10=2.20mm、D11=可変、D12=可変、D13=4.20mm、D14=0.80mm、D15=可変、D16=0.80mm、D16´=2.50、D17=可変、D18=0.80mm、D19=3.70mm、D20=可変、D21=1.40mm、D22=1.00mm
D1=1.20mm、D2=5.70mm、D3=0.20mm、D4=3.40mm、D5=可変、D6=0.05mm、D7=1.00mm、D8=2.90mm、D9=0.80mm、D10=2.20mm、D11=可変、D12=可変、D13=4.20mm、D14=0.80mm、D15=可変、D16=0.80mm、D16´=2.50、D17=可変、D18=0.80mm、D19=3.70mm、D20=可変、D21=1.40mm、D22=1.00mm
<屈折率(Nd)>
N1=1.84666、N2=1.69680、N3=1.69680、N4=1.51576、N5=1.88300、N6=1.83481、N7=1.84666、N8=1.58332、N9=1.83400、N10a=1.51742、N10b=1.51835、N11=1.80518、N12=1.51742、N13=1.51680
N1=1.84666、N2=1.69680、N3=1.69680、N4=1.51576、N5=1.88300、N6=1.83481、N7=1.84666、N8=1.58332、N9=1.83400、N10a=1.51742、N10b=1.51835、N11=1.80518、N12=1.51742、N13=1.51680
<アッベ数(νd)>
ν1=23.8、ν2=55.5、ν3=55.5、ν4=52.6、ν5=40.8、ν6=42.7、ν7=23.8、ν8=59.1、ν9=37.2、ν10a=52.2、ν10b=70.3、ν11=25.4、ν12=52.4、ν13=64.2
ν1=23.8、ν2=55.5、ν3=55.5、ν4=52.6、ν5=40.8、ν6=42.7、ν7=23.8、ν8=59.1、ν9=37.2、ν10a=52.2、ν10b=70.3、ν11=25.4、ν12=52.4、ν13=64.2
<非球面係数の数値データ>
<S6>
ε=0.000、D=1.145×10−4、E=1.156×10−6、F=−1.024×10−7、G=1.809×10−9
<S13>
ε=0.000、D=−1.008×10−4、E=1.335×10−6、F=−7.744×10−8、G=1.827×10−9
<S17>
ε=0.000、D=6.753×10−5、E=−1.793×10−6、F=1.795×10−7、G=−5.280×10−9
<S6>
ε=0.000、D=1.145×10−4、E=1.156×10−6、F=−1.024×10−7、G=1.809×10−9
<S13>
ε=0.000、D=−1.008×10−4、E=1.335×10−6、F=−7.744×10−8、G=1.827×10−9
<S17>
ε=0.000、D=6.753×10−5、E=−1.793×10−6、F=1.795×10−7、G=−5.280×10−9
<可変間隔>
D5=1.00mm(広角端)〜9.71mm(中間)〜18.43mm(望遠端)、D11=18.47mm(広角端)〜9.74mm(中間)〜1.00mm(望遠端)、D12=4.75mm(広角端)〜1.82mm(中間)〜1.00(望遠端)、D15=8.11mm(広角端)〜6.34mm(中間)〜6.27mm(望遠端)、D17=0.90mm(広角端)〜5.60mm(中間)〜6.57mm(望遠端)、D20=5.44mm(広角端)〜5.44mm(中間)〜5.44(望遠端)
D5=1.00mm(広角端)〜9.71mm(中間)〜18.43mm(望遠端)、D11=18.47mm(広角端)〜9.74mm(中間)〜1.00mm(望遠端)、D12=4.75mm(広角端)〜1.82mm(中間)〜1.00(望遠端)、D15=8.11mm(広角端)〜6.34mm(中間)〜6.27mm(望遠端)、D17=0.90mm(広角端)〜5.60mm(中間)〜6.57mm(望遠端)、D20=5.44mm(広角端)〜5.44mm(中間)〜5.44(望遠端)
この実施例2における広角端、中間位置、望遠端でのそれぞれの収差図(球面収差(d線(0.588nm),F線(0.486nm)/非点収差(0.588nm),S(サジタル平面),M(メリジオナル平面)/歪曲収差(0.588nm))は、図8、図9、図10に示されるような結果となる。
また、レンズ系の全長TL(第1レンズ1の前面S1〜結像面P)が71.3mm、ズーム倍率が9.54、広角端でのFナンバーが1.98となり、小型、薄型で、高変倍の諸収差が良好に補正された光学性能の高いズームレンズが得られる。
また、レンズ系の全長TL(第1レンズ1の前面S1〜結像面P)が71.3mm、ズーム倍率が9.54、広角端でのFナンバーが1.98となり、小型、薄型で、高変倍の諸収差が良好に補正された光学性能の高いズームレンズが得られる。
以上述べたように、本発明のズームレンズは、小型化、薄型化等を達成しつつも、10倍程度の高い変倍比を確保し、しかも変倍範囲の全域に亘って良好に諸収差が補正された高い光学性能を有するため、小型化が要求される高画質のデジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ等に適用できるのは勿論のこと、ズーミング撮影を行うその他のレンズ光学系においても有用である。
I 第1レンズ群
II 第2レンズ群
III 第3レンズ群
IV 第4レンズ群
V 第5レンズ群
1 第1レンズ(第1レンズ群)
2 第2レンズ(第1レンズ群)
3 第3レンズ(第1レンズ群)
4 第4レンズ(第2レンズ群、ハイブリッド非球面レンズ)
5 第5レンズ(第2レンズ群、ハイブリッド非球面レンズ)
6 第6レンズ(第2レンズ群)
7 第7レンズ(第2レンズ群)
8 第8レンズ(第3レンズ群)
9 第9レンズ(第3レンズ群)
10,10´ 第10レンズ(第4レンズ群)
11 第11レンズ(第5レンズ群、接合レンズの一方の負の屈折力をもつレンズ)
12 第12レンズ(第5レンズ群、接合レンズの他方の正の屈折力をもつレンズ)
13 カバーガラス
SD 開口絞り
D1〜D22 光軸上の距離
R1〜R22 曲率半径
S1〜S22 面
TL 第1レンズ群の前面から結像面までのレンズ系の全長
ft レンズ系における望遠端での焦点距離
Np 第5レンズ群の正の屈折力をもつレンズの屈折率
Nn 第5レンズ群の負の屈折力をもつレンズの屈折率
νp 第5レンズ群の正の屈折力をもつレンズのアッベ数
νn 第5レンズ群の負の屈折力をもつレンズのアッベ数
L 光軸
II 第2レンズ群
III 第3レンズ群
IV 第4レンズ群
V 第5レンズ群
1 第1レンズ(第1レンズ群)
2 第2レンズ(第1レンズ群)
3 第3レンズ(第1レンズ群)
4 第4レンズ(第2レンズ群、ハイブリッド非球面レンズ)
5 第5レンズ(第2レンズ群、ハイブリッド非球面レンズ)
6 第6レンズ(第2レンズ群)
7 第7レンズ(第2レンズ群)
8 第8レンズ(第3レンズ群)
9 第9レンズ(第3レンズ群)
10,10´ 第10レンズ(第4レンズ群)
11 第11レンズ(第5レンズ群、接合レンズの一方の負の屈折力をもつレンズ)
12 第12レンズ(第5レンズ群、接合レンズの他方の正の屈折力をもつレンズ)
13 カバーガラス
SD 開口絞り
D1〜D22 光軸上の距離
R1〜R22 曲率半径
S1〜S22 面
TL 第1レンズ群の前面から結像面までのレンズ系の全長
ft レンズ系における望遠端での焦点距離
Np 第5レンズ群の正の屈折力をもつレンズの屈折率
Nn 第5レンズ群の負の屈折力をもつレンズの屈折率
νp 第5レンズ群の正の屈折力をもつレンズのアッベ数
νn 第5レンズ群の負の屈折力をもつレンズのアッベ数
L 光軸
Claims (3)
- 物体側から像面側に向けて順に、正の屈折力をもつ第1レンズ群、負の屈折力をもつ第2レンズ群、正の屈折力をもつ第3レンズ群、正の屈折力をもつ第4レンズ群、正又は負の屈折力をもつ接合レンズからなる第5レンズ群を備え、前記第1レンズ群及び第5レンズ群を固定とし、前記第2レンズ群を物体側から像面側に移動させて広角端から望遠端へのズーミングを行い、前記第3レンズ群及び第4レンズ群を移動させてズーミングに伴う収差補正を行うと共に記第4レンズ群を移動させてフォーカシングを行うズームレンズであって、
前記第1レンズ群の前面から結像面までのレンズ系における望遠端での焦点距離をft、前記レンズ系の全長をTLとするとき、次の条件式(1)を満足する、ことを特徴とするズームレンズ。
(1) TL/ft<1.45 - 前記第5レンズ群は、正の屈折力をもつレンズと、負の屈折力をもつレンズとの接合レンズからなる、
ことを特徴とする請求項1記載のズームレンズ。 - 前記第5レンズ群の正の屈折力をもつレンズの屈折率をNp及びアッベ数をνp、前記第5レンズ群の負の屈折力をもつレンズの屈折率をNn及びアッベ数をνnとするとき、次の条件式(2),(3),(4),(5)を満足する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のズームレンズ。
(2) 1.5<Np<1.6
(3) 45<νp<60
(4) 1.7<Nn<2.0
(5) 27<νn<50
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005133866A JP2006309042A (ja) | 2005-05-02 | 2005-05-02 | ズームレンズ |
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JP2005133866A JP2006309042A (ja) | 2005-05-02 | 2005-05-02 | ズームレンズ |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN117950171A (zh) * | 2024-03-22 | 2024-04-30 | 舜宇光学(中山)有限公司 | 摄像镜头 |
CN117950171B (zh) * | 2024-03-22 | 2024-07-30 | 舜宇光学(中山)有限公司 | 摄像镜头 |
-
2005
- 2005-05-02 JP JP2005133866A patent/JP2006309042A/ja active Pending
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