JP2006307525A - 壁パネルの施工方法及び治具 - Google Patents

壁パネルの施工方法及び治具 Download PDF

Info

Publication number
JP2006307525A
JP2006307525A JP2005131017A JP2005131017A JP2006307525A JP 2006307525 A JP2006307525 A JP 2006307525A JP 2005131017 A JP2005131017 A JP 2005131017A JP 2005131017 A JP2005131017 A JP 2005131017A JP 2006307525 A JP2006307525 A JP 2006307525A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall panel
jig
column
corner
foundation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005131017A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Sakurai
直樹 櫻井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Homes Corp
Original Assignee
Asahi Kasei Homes Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kasei Homes Corp filed Critical Asahi Kasei Homes Corp
Priority to JP2005131017A priority Critical patent/JP2006307525A/ja
Publication of JP2006307525A publication Critical patent/JP2006307525A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Abstract

【課題】各種の治具を用いることによって躯体に外壁を構成する際の一連の作業を合理的に行う。
【解決手段】施工方法は、予め基礎に埋設された複数のアンカーボルト6に第1治具Aを挿通して基礎上面に外壁パネル10を載置する基礎受け金物7の位置決めを行う基準線4を罫書く、出隅部の柱2に第2治具Bを利用してコーナーパネル11を取り付け、梁23に外壁パネル10の上部の背面10aと当接する定規金物24を仮固定し、定規金物に第3治具Cを吸着させ、柱12に取り付けたコーナーパネル11の表面11aを基準として水糸20を張り渡し、第3治具Cの基準溝22aを合わせるようにして定規金物24を梁に固定し、基礎受け金物7に外壁パネル10を載置すると共に上部の背面10aを定規金物24に当接させて取り付ける。
【選択図】 図7

Description

本発明は、建物の出隅部に配置される断面L字型のコーナー壁パネルと板状の外壁パネルを含む壁パネルを精度良く施工する方法と、この施工方法を実施する際に用いて有利な治具に関するものである。
鉄骨造の躯体を有する住宅では、板状に成形されたALC(軽量気泡コンクリート)パネルやPC(プレキャストコンクリート)パネル等の外壁パネルを利用して外壁を構成するのが一般的である。前記外壁パネルは比較的厚い厚さを有しており、出隅部で外壁パネルが交叉すると、一方の外壁パネルの厚さ面が露出してしまうため、この出隅部には断面がL字型のコーナー壁パネルが配置される。
壁パネルを躯体に取り付ける場合、外壁パネルは下端部が基礎梁の上面に取り付けた受け金物、或いは下梁に取り付けた受け金物に載置されて支持されると共に、上端側の背面が上部の梁に取り付けた定規金物に当接して支持される。またコーナー壁パネルは、上下両端側の背面が出隅部の柱に取り付けた取付金物に取り付けられる。このように、外壁パネルとコーナー壁パネルは梁,柱と異なる部材に取り付けられるものの、同一方向の外壁面は同一面内に配置される。
鉄骨造の躯体を有する住宅に於ける壁パネルの施工手順について簡単に説明する。予め基礎梁に柱,梁からなる躯体が構築されている。基礎梁の上面に所定の間隔を持って露出したアンカーボルトを利用して1階に配置される外壁パネルの下端部を支持する受け金物が取り付けられ、梁の所定位置には下階の外壁パネルの背面に当接して位置決めする定規金物及び上階の外壁パネルの下端部を載置する受け金物が取り付けられている。前記基礎梁の上面に配置される受け金物は、アンカーボルトを基準として位置決めされて該アンカーボルトに固定される。また梁に取り付けられる定規金物や受け金物は、梁を基準として位置決めされて該梁に固定される。
出隅部の柱に取り付けた取付金物に対し、スケールを利用して該柱からの寸法を確認すると共に下げ振りを利用して垂直度を確認しつつ、コーナー壁パネルの背面を取り付ける。外壁パネルの下端部を受け金物に載置すると共に上端側の背面を定規金物に当接させて支持する。1階層分のコーナー壁パネル及び外壁パネルが取り付けられた後、各壁パネルの垂直度や隣接する壁パネルの出入り、段差の有無等の精度を測定し、許容範囲を逸脱しているような場合、梁に固定されている定規金物を緩めて微調整を行い、前記各精度が許容範囲を満足したとき、定規金物を再固定することで、外面が同一面内に存在する外壁を構成している。
外壁パネルを躯体に取り付けるに際し、基礎梁或いは梁には受け金物や定規金物が取り付けられ、これらの金物の位置精度が、構成された外壁の精度に寄与することとなる。このため、受け金物や定規金物を如何にして精度良く且つ簡単に取り付けることを実現するかが課題となっている。
上記課題を解決するために治具を利用することが提案されている。例えば特許文献1に記載された技術は、ビス打ち用隅出し治具に関するものであり、線引き孔を有する定規を利用することによって、天井用ボード或いは壁用ボードに野縁や柱にビス打ちする際の目安の線を形成し得るようにしたものである。この技術では、天井用ボードや壁用ボードをビス止めする際の作業を容易に行うことが可能となり有利である。
また特許文献2に記載された技術は、定規アングル位置決め用治具に関するものであり、外壁パネルを取り付けるための定規アングルを梁の柱芯から所定の位置に固着する際に、底面に定規アングルに磁着させる磁極を形成し、この底面に対して直角方向に定規部材を配置し、定規部材に水糸からの所望位置をマークした治具を利用するものである。この技術では、磁極を定規アングルに磁着させ、定規部材のマークを水糸に合わせるように定規アングルの位置を調整することで、該水糸を基準として定規アングルの位置を決めることができる。
また特許文献3に記載された技術は、定規アングル取付治具に関するものであり、下がり壁を構成する外壁パネルを支持するために梁の下方に配置される定規アングルを載置して高さ方向の位置決めを可能としたものである。この技術では、梁の下方に配置される定規アングルの梁からの高さ方向の位置決めを容易に且つ確実に行うことができる。
実用新案登録第2573383号公報 実開平6−58054公報 特開平11−6303公報
上記した従来の外壁の施工方法では、1階層分のコーナー壁パネル及び外壁パネルが取り付けられた後、各壁パネルの垂直度や隣接する壁パネルの出入り、段差の有無等を測定し、必要に応じて微調整を行う。この作業は、梁に一度固定した定規金物を緩めて外壁パネルの垂直度や出入り或いは段差を調整した後、再固定するという一連のものであり、作業手間が掛かり、且つ作業が煩雑であるという問題がある。
また特許文献1の技術は、治具の対象が天井用ボードであり、外壁パネルやコーナー壁パネルを躯体に取り付ける際の治具としては利用し得ないという問題がある。また特許文献2の技術は、梁に定規アングルを取り付ける際に有利であるが、水糸と定規部材のマークとの位置関係では視差の影響が大きくなるという問題がある。更に、特許文献3の技術では、定規アングルの梁からの高さ方向の位置決めをすることが可能であるものの、水平方向の位置決めができないという問題がある。
本発明の目的は、各種の治具を用いることによって躯体に外壁を構成する際の一連の作業を合理的に行うことを実現した外壁の施工方法と、この施工方法を実施する際に用いて有利な治具を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る壁パネルの施工方法は、基礎の上部に設置された躯体に壁パネルを施工する際の施工方法であって、予め基礎に埋設された複数のアンカーボルトに該複数のアンカーボルトを挿通する挿通孔と罫書溝が形成された第1治具を挿通して基礎上面に外壁パネルを載置する基礎受け金物の位置決めを行う基準線を罫書いておき、躯体を組み立てると共に前記基準線を基準として基礎上面に外壁パネルを載置する基礎受け金物を取り付けた後、出隅部の柱に断面がL字型のコーナー壁パネルを取り付けるに際しコーナー壁パネルが正規の位置に取り付けられたとき該コーナー壁パネルの表面と端面及び柱の二面に同時に当接する当接面が形成された第2治具を利用してコーナー壁パネルを柱に取り付け、更に、躯体を構成する梁に外壁パネルの上部の背面と当接して位置決めする断面L字型の定規金物を仮固定し、前記定規金物に磁石と磁石に取り付けた軸部材からなり該軸部材に於ける磁石の底面から所定寸法離隔した位置に基準溝を形成した第3治具を吸着させ、且つ前記柱に取り付けたコーナー壁パネルの表面を基準として水糸を張り渡し、該水糸に前記第3治具の基準溝を合わせるようにして定規金物の位置を決めて梁に固定し、前記基礎受け金物に外壁パネルを載置すると共に上部の背面を定規金物に当接させて取り付けることを特徴とするものである。
上記壁パネルの施工方法に於いて、梁に上階の外壁パネルを載置する梁受け金物を仮固定し、下階に外壁パネルを取り付けた後、前記梁受け金物が正規の位置に配置されたとき該梁受け金物と下階の外壁パネルの表面に同時に当接する当接面を形成した第4治具を利用して梁受け金物の位置を決めて梁に固定することが好ましい。
また本発明に係る第1治具は、基礎から突出した複数のアンカーボルトを挿通するための複数の挿通孔と、基礎の上面に取り付けられて外壁パネルを載置する基礎受け金物を位置決めする際の基準となる基準線を罫書くための罫書溝とを有するものである。
また本発明に係る第2治具は、柱の隣接した二つの面と当接する二つの柱当接面と、断面L字型のコーナー壁パネルの表面と該表面と隣接した端面に当接する二つのパネル当接面と、を有し、躯体を構成する出隅部の柱にコーナー壁パネルが正規の位置に取り付けられたとき、該コーナー壁パネル及び柱に前記二つの壁パネル当接面及び二つの柱当接面が同時に当接するように各当接面が連続した階段状に形成されているものである。
また本発明に係る第3治具は、磁石と、磁石の一方側に取り付けられ且つ磁石の底面から所定寸法離隔した位置に外壁パネルの表面の基準となる基準溝が形成された軸部材と、を有し、躯体を構成する梁に外壁パネルの上部の背面と当接して位置決めする定規金物が正規の位置に取り付けられたとき、該定規金物に磁石を吸着させることによってコーナー壁パネルの表面を基準として張り渡された水糸と基準溝が一致するように構成されているものである。
また本発明に係る第4治具は、外壁パネルの表面と当接する外壁パネル当接面と、梁受け金物と当接する梁受け金物当接面と、を有し、梁受け金物が梁に対し正規の位置に取り付けられたとき、外壁パネル当接面が下階の外壁パネルの表面に当接すると同時に梁受け金物当接面が梁受け金物に当接するように構成されているものである。
また本発明に係る第5治具は、柱を構成する二つの面と当接する二つの柱当接面と、断面L字型のコーナー壁パネルの表面と端面に当接する二つのパネル当接面と、外壁パネルの表面と当接する外壁パネル当接面と、梁受け金物と当接する梁受け金物当接面と、を有し、躯体を構成する出隅部の柱にコーナー壁パネルが正規の位置に取り付けられたとき、該コーナー壁パネル及び柱に前記二つの壁パネル当接面及び二つの柱当接面が同時に当接するように構成されると共に梁受け金物が梁に対し正規の位置に取り付けられたとき、外壁パネル当接面が下階の外壁パネルの表面に当接すると同時に梁受け金物当接面が梁受け金物に当接するように構成されているものである。
上記本発明に係る外壁の施工方法では、第1治具を利用して基礎に埋設されたアンカーボルトを基準として基礎上面(基礎梁の上面)に基礎受け金物の位置決め用の基準線を容易に形成することができる。また躯体が構築された後、出隅部の柱にコーナー壁パネル(以下「コーナーパネル」という)を取り付ける際には第2治具を利用して該柱を基準としてコーナーパネルを取り付けることができる。更に、第3治具を利用してコーナーパネルの表面を基準として張り渡された水糸を基準として梁に取り付けられて外壁パネルの背面と当接する定規金物の位置決めを行うことができる。
即ち、外壁を施工する際に、基礎のアンカーボルトを基準として外壁パネルの下端部の位置を設定し、且つ該アンカーボルトを基準として建て込まれた躯体の出隅部の柱を基準としてコーナーパネルを取り付け、更に、取り付けられたコーナーパネルを基準として定規金物の位置を設定することができるため、基礎梁に取り付けた基礎受け金物と定規金物に対して外壁パネルを取り付けたとき、該外壁パネルの垂直度や隣接する外壁パネルとの間の段差或いは凹凸が生じることがない。従って、外壁パネルの躯体に対する取付作業に起因する手直しが発生することがなく、作業を円滑に進めることができる。
また下階の外壁を構成した後、第4治具を利用して躯体に取り付けた外壁パネルの表面を基準として梁に取り付ける梁受け金物の位置決めを行うことができる。この場合、躯体に対する取付精度が確保された外壁パネルを基準として梁受け金物の位置を設定するため、上階の外壁パネルと下階の外壁パネルとの間に段差や凹凸が生じる虞がない。
本発明に係る第1治具では、複数の挿通孔に複数のアンカーボルト、特に柱脚部のアンカーボルトを挿通して取り付けることで、柱芯の芯出しをすることができ、罫書溝を利用して基礎梁の上面に罫書線を形成することができる。
従って、この罫書線の位置が基礎梁の上面に配置する基礎受け金物の基準線とし、出隅部のアンカーボルト、或いは所定の間隔で配置されているアンカーボルト毎に形成した罫書線を基準として墨出しすることで、基礎梁の上面に容易に基礎受け金物を取り付けるための基準線を形成することができる。
また本発明に係る第2治具では、コーナーパネルが出隅部の柱に対し正規の位置に取り付けられたときに、該コーナーパネルの表面及び隣接する端面と、柱のコーナーパネルの端面が配置された側の表面及び該表面に隣接する表面に同時に当接し得る四つの当接面を階段状に形成されるため、柱にコーナーパネルを仮固定した後、この第2治具を柱の隣接する二つの面、或いはコーナーパネルの表面と端面に当接させながら、コーナーパネルの出入りを調整することで正規な位置に取り付けることができる。
従って、コーナーパネルの上下両端側の位置を第2治具を利用して柱に対し正規の位置に取り付ける際の作業を容易に且つ円滑に行うことができる。このようにして取り付けられたコーナーパネルは、柱が高い位置精度を確保しているため、外壁に於ける外壁パネルの取付基準となり得る。
本発明に係る第3治具では、磁石と、磁石の底面からの寸法が外壁パネルの表面から定規金物の基準面までの距離に対応する位置に基準溝を形成した軸部材とによって構成されるため、磁石を定規金物に吸着させてコーナーパネルの表面を基準として張り渡された水糸に基準溝を対向させることで、外壁パネルの表面を基準として定規金物の位置を設定することができる。特に、軸部材に基準溝を形成することによって、該基準溝に水糸を対向させたとき視差の影響を排除することができる。このため、磁石を吸着させた定規金物の位置を正確に設定することができる。
本発明に係る第4治具では、下階の外壁を構成する外壁パネルの表面に外壁パネル当接面を当接させると共に梁受け金物当接面に梁受け金物を当接させて固定することで、下階の外壁パネルを基準として上階の外壁パネルを支持する梁受け金物の位置を設定することができる。
本発明の第5治具では、前述の第2治具と第4治具とを一つの治具として構成することができ、持ち運びの容易な、使い勝手の良い治具を構成することができる。
以下、上記外壁の施工方法と、治具の最も好ましい形態について説明する。本発明の施工方法は、外壁を構成するに際し、基礎に埋設したアンカーボルトの位置を基準とし、複数種の治具を用いることによって順次基準を移しながら、基礎受け金物、定規金物、梁受け金物の位置を設定してゆき、これらの金物に外壁パネルを取り付けることで、取付精度が高く且つ作業を容易に進めるようにしたものである。
本発明の施工方法では、基礎に躯体を構成する柱を取り付けるのに先立って、第1治具を利用してアンカーボルトを基準とした1階の外壁パネルを載置する基礎受け金物の位置を設定する。鉄骨造の躯体を組み立てる基礎では、柱の柱脚部を固定するためのアンカーボルトや、基礎の上面に取り付けられて外壁パネルを載置する基礎受け金物を固定するためのアンカーボルトが埋設されている。これらのアンカーボルトは、配置位置や配置間隔等の精度が保証されている。
従って、第1治具を取り付けるためのアンカーボルトとしては、柱脚部のアンカーボルト、基礎受け金物のアンカーボルトの何れであっても良い。しかし、柱脚部のアンカーボルトの場合、比較的狭い面積に複数本纏まって配置されること、及び躯体の基準でもあること、から、柱脚部のアンカーボルトを基準とすることが好ましい。
また柱脚部の基礎は、通常1組が4本のアンカーボルトが四隅に配置された四角形状に形成される。このため、少なくとも隣接する2本のアンカーボルトを基準とすることによって、この2本のアンカーボルトの中心が一方方向の柱芯と一致するため、この柱芯を基準として基礎受け金物の取付位置を設定することが可能となり、この位置に罫書溝を形成しておくことで、一方向(隣接する2本のアンカーボルトを結ぶ方向に対して直交する方向)に配置すべき基礎受け金物の位置を罫書くことが可能となる。
このため、第1治具を3本又は4本のアンカーボルトを挿通し得るように構成すると共に夫々の方向への罫書溝を形成しておくことが好ましい。このように構成した第1治具では、一度に直交する二方向に柱芯を基準とする基礎受け金物の配置位置を罫書くことが可能となる。
従って、建物の形状に応じて、各隅部に配置されたアンカーボルト毎に第1治具を挿通して基準線を罫書き、この基準線を結んで隅出しすることで、アンカーボルトの位置を基準として基礎受け金物の位置を設定することが可能となる。
第1治具に形成された罫書溝を利用して基礎梁の上面に罫書く場合、筆記具は特に限定するものではなく、基礎梁の上面に罫書くことが可能なものであれば良い。このような筆記具としては、例えばシャープペンやボールペン、或いはフェルトペン等がある。このため、罫書溝の幅寸法は、筆記具の太さに対応して設定することが好ましい。特に、このような筆記具を用いることから、第1治具の厚さがあまりに厚いものは好ましくなく、適度な剛性を有する板状に形成されたものであることが好ましい。
第1治具に形成された挿通孔は、アンカーボルトの直径に比較してあまりに大きい径であることは好ましくはなく、アンカーボルトの芯間距離に設定された交差を考慮して設定することが好ましい。また罫書溝の形状も特に限定するものではなく、各方向への直線状の溝、或いはL字型に直交する溝であることが好ましい。
基礎受け金物の形状や構造は特に限定するものではなく、基礎の上面に固定されたとき、外壁パネルを載置し得る形状であれば良い。基礎受け金物としては、水平方向に外壁パネルを載置する載置片と、載置片に載置した外壁パネルの背面と当接して位置決めする機能を持った当接片と、を有する断面がL字型の材であることが好ましい。この基礎受け金物は基礎梁に埋設したアンカーボルト(柱脚部以外のアンカーボルト)を利用して取り付けられるため、該アンカーボルトに直接又は固定金物を利用して間接的に取り付けるようにしても良い。
基礎受け金物をアンカーボルトに直接取り付けるように構成する場合には、載置片、当接片に加えて、水平方向に配置された取付片を設けることが必要であり、この場合、基礎受け金物の断面は略T字型になる。また固定金物を利用する場合には、アンカーボルトに取り付けた固定金物に基礎受け金物を固定する固定片が必要となる。
基礎受け金物を基礎梁の上面に形成された基準線に合わせる場合、何れの部位を合わせるか、は限定するものではなく、実質的に基礎受け金物の当接片の位置が基準線に対応して位置決めされれば良い。従って、基礎受け金物の載置片の先端に対応する位置に基準線を形成しても良く、当接片の後端に対応する位置に形成しても良い。更に、固定金物を利用する場合には、固定金物の所定位置、例えば固定金物に形成された基礎受け金物を取り付ける取付片の端部に対応する位置に基準線を形成し、この基準線に合わせて固定金物を配置して基礎梁に固定しても良い。
建物の全周に対する基礎受け金物の位置決めが終了した後、柱脚部のアンカーボルトに柱を取り付け、更に、梁,上階の柱,梁を順次取り付けて躯体を構成する。このようにして構成された躯体は、柱の垂直度を含む構造上の精度が予め設定された許容範囲内にあることが保証されている。従って、基礎受け金物の位置、及び躯体は互いにアンカーボルトの位置を基準として構成されている。
躯体の構成と同時に或いは前後して基礎梁に形成された基準線を基準として、該基礎梁に断面がL字状に形成された基礎受け金物が取り付けられる。また出隅部の柱には、コーナーパネルを取り付けるための取付金具が取り付けられる。
コーナーパネルを柱に取り付けるための取付金具の構成は特に限定するものではなく、現在一般的に利用されているものを用いることが可能である。このような取付金具としては、コーナーパネルの背面に当接し、且つ固定ボルトを利用して固定すると共に調整ボルトを利用してコーナーパネルの柱に対する傾きや出入りを調整し得るように構成されたものがある。
コーナーパネルは柱に対し上下両端側の2個所で取り付けられる。特に、柱,コーナーパネル,取付金具共に工場生産されるため、夫々が高い寸法精度を有しており、柱を基準としたコーナーパネルの位置が設定されたとき、柱の屋内側の面とコーナーパネルの端面との距離、柱の屋外側の面とコーナーパネルの表面(屋外側の表面)との距離は一義的に設定される。
従って、予め設定されている柱を基準としたコーナーパネルの取付状態の平面図から、コーナーパネルの表面、該表面に隣接する端面、コーナーパネルの端面が対向する柱の表面、該表面に隣接する表面、の位置関係は一義的に設定されることとなり、この位置関係が実現されない限り、コーナーパネルは柱に対して予め設定された姿勢で取り付けられていないことになる。このため、前記四つの面に同時に当接し得るように階段状の当接面を形成することによって、コーナーパネルが柱に対して正規の状態で取り付けられているか否かを確認することが可能となる。
即ち、コーナーパネルが柱に対し正規の位置に取り付けられているとき、コーナーパネルの表面、該表面と隣接する端面、柱の二つの面に同時に当接する四つの当接面を形成した第2治具を利用することで、コーナーパネルの柱に対する取付位置の正否を容易に判定することが可能となり、この判定に基づいて、コーナーパネルの柱に対する出入りの調節を行うことが可能となる。
第2治具は、コーナーパネルと柱とに当接することが必須となるため、高い剛性を持っで形成されることが好ましい。即ち、第2治具は適度な厚さを持った板状の部材として形成され、簡単に曲がりが生じることのないように構成されることが好ましい。
上記の如く構成された第2治具を利用し、コーナーパネルの表面と端面、柱の二つの面が同時に第2治具の当接面に当接し得るように、コーナーパネルの柱に対する出入りを調整して取り付けることで、該コーナーパネルの柱に対する取付精度を保証することが可能となる。
このようにして柱に取り付けられたコーナーパネルの表面は、柱を基準として予め設定された外壁の表面と同一平面内に存在する。従って、同一方向の外壁面内で隣接するコーナーパネルの間に該コーナーパネルの表面に沿って水糸を張り渡したとき、この水糸は目的の建物の外壁の表面、即ち、外壁パネルの表面を規定することとなる。コーナーパネルの表面に沿って張り渡される水糸は、梁に取り付けられる定規金物の位置に対応した位置を有しており、適度な張力が付与された状態を保持している。
外壁を構成する外壁パネルは、下端部の位置が基礎梁の上面に取り付けられた基礎受け金物に載置されて支持されることによって位置が設定される。また上端側は、背面が梁に取り付けた定規金物に当接して支持されることで位置が設定される。従って、外壁パネルの上端部の取付精度は、定規金物の位置精度(梁の位置精度及び定規金物の梁に対する取付精度)に依存することになる。
従って、出隅部の柱に取り付けられたコーナーパネルの表面を基準として定規金物の位置を設定することによって、梁の位置精度(柱に対する梁の取付精度)や、梁に対する定規金物の取付精度に依存することなく、外壁パネルの取付精度を向上させることが可能であり、一つの外壁面を構成する際に必要な定規金物が複数存在しても、これら複数の定規金物を同一面内に配置して夫々梁に固定することが可能となる。
第3治具は、コーナーパネルの表面に沿って張り渡された水糸を基準として定規金物の梁に対する取付位置を設定するものであり、定規金物に吸着する磁石と、磁石の一方側の面に取り付けられ磁石の底面から外壁パネルの表面までの距離に一致した位置に基準溝を形成した軸部材と、を有して構成されている。前記基準溝は、張り渡された水糸に一致させたとき、視差の影響を最小限に抑制し得るように形成されたものであり、軸部材の外周に形成した溝として構成されている。このような溝を形成した場合、表面に着色等によるマークを形成した場合と比較して視差の影響を抑えることが可能である。
従って、梁に対し定規金物を仮固定しておき、該定規金物の両端部に夫々第3治具を吸着させ、第3治具の軸部材に形成した基準溝が水糸に一致するように定規金物の出入りを調整して基準溝が水糸に一致したとき、定規金物を梁に固定することで、該定規金物の位置を水糸を基準として、即ち、外壁パネルの表面を含む平面を基準として設定することが可能となる。
上記の如くして位置が設定されて梁に固定された定規金物は、梁の柱に対する取付位置が許容範囲内のバラツキを生じていても、このバラツキを吸収して外壁の精度を確保することが可能である。
定規金物の形状や寸法は特に限定するものではないが、梁に対する固定片と、外壁パネルの背面に当接して位置決めする当接片と、からなる断面がL字型の鋼材であることが好ましい。また長さも特に限定するものではなく、建物のモジュール寸法に対応させて適宜設定されることが好ましい。特に、定規金物を建築現場で梁に取り付けるような場合、作業性をも考慮した長さを有することが好ましい。
基礎梁の上面に取り付けた基礎受け金物に外壁パネルの下端部の端面を載置して所定の金具を利用して支持し、上端側の背面を定規金物に当接させて支持することで、1階の外壁を構成することが可能となる。そして構成された外壁は、下端部がアンカーボルトを基準に位置決めされており、上端側はアンカーボルトに固定された柱を基準として位置決めされている。このため、外壁を構成する複数の外壁パネルの間に段差や凹凸が生じる虞がない。
目的の住宅が複数階建てである場合、1階の外壁が構成された後、2階の外壁が構成され、以下順次下階の外壁が構成された後、上階の外壁が構成される。上階の外壁を構成する外壁パネルは、下端が下梁に取り付けた梁受け金物に載置されて支持され、上端側は背面が上梁に取り付けた定規金物に当接して支持される。下階の上梁と上階の下梁は共通の梁であり、該梁の下側に定規金物が取り付けられ、上側に梁受け金物が取り付けられる。
梁受け金物は、基礎梁の上面に取り付けた基礎受け金物と同様の機能を有するものであるが、この機能を発揮し得るものであれば、形状や構造を限定するものではない。即ち、梁受け金物は、外壁パネルを載置する載置片と、載置片に載置された外壁パネルの背面と当接して位置決めする当接片と、を有しており、直接梁に固定し得るように、或いは固定金物を利用して間接的に梁に固定し得るように構成されている。
本発明に於いて、梁に対する梁受け金物の位置決めは、1階(下階)の外壁を構成する外壁パネルの表面を基準として行われる。前述したように、下階の外壁の表面は、出隅部の柱に取り付けたコーナーパネルの表面を基準として設定されている。このため、外壁を構成する外壁パネルの表面を基準として梁受け金物の位置を設定したとき、同一外壁面を構成する全ての外壁パネルの表面が同一面内に存在するため、何れの外壁パネルの表面を基準としても梁受け金物を同じ位置に設定することが可能である。
従って、予め梁受け金物の載置片に外壁パネルを載置したとき、該外壁パネルの表面と梁受け金物の所定面との間の距離に等しい寸法で、外壁パネルの表面と当接する外壁パネル当接面と梁受け金物の所定面と当接する梁受け金物当接面とを形成した第4治具を構成し、この第4治具を利用することで、既に構成された下階の外壁パネルの表面を基準として上階の外壁パネルを載置して支持する梁受け金物の位置を設定することが可能である。
即ち、梁に梁受け金物を仮固定しておき、下階の外壁パネルの表面に第4治具の外壁パネル当接面を当接させ、この第4治具の梁受け金物当接面に梁受け金物の所定面を当接させることで該梁受け金物の位置決めを行った後、梁受け金物を梁に固定することで、梁受け金物の位置を外壁を基準として設定することが可能である。
その後、前述の手順と同様に、上階の出隅部の柱に対し第2治具を利用してコーナーパネルを取り付け、このコーナーパネルの表面を基準として上階の定規金物の位置決めを行って上梁に取り付け、これらの梁受け金物、定規金物に外壁パネルを取り付けて支持することで、上階の外壁を構成することが可能となる。このように、下階の外壁を基準として上階の外壁の位置決めを行うことで、上下階の外壁を構成する外壁パネルの間に段差や凹凸が生じることがない。
上記の如く、第4治具は二つの当接面を有しており、これらの面を夫々対応する外壁パネルの表面、梁受け金物の所定面に当接させることで該梁受け金物の位置決めを行う機能を有する。このため、第4治具は簡単に曲がりが生じることがないように充分に高い剛性を持って構成されることが好ましい。
第5治具は、第2治具と第4治具を合体させた機能を有するものであり、第2治具を構成する四つの当接面と、第4治具を構成する二つの当接面が共通して、或いは別個に形成されることで、重複した機能を発揮し得るように構成したものである。
以下、上記各治具の構成と、機能について図を用いて説明する。
先ず、第1治具Aの構成と、該第1治具Aを利用して基礎梁5に基準線4を形成する方法と、基礎梁5に取り付けた基礎受け金物7によって外壁パネル10を支持する構造について説明する。図1は第1治具の構成を説明する図である。図2は基礎梁の上面に形成した基準線を説明する図である。図3は基礎梁の上面に取り付けた基礎受け金物に外壁パネルを支持した状態を説明する図である。
第1治具Aは適度な剛性を発揮し得る厚さ(約2mm程度)持った鋼板或いはステンレス鋼板からなる板部材1からなり、該板部材1に、基礎梁5に埋設した複数のアンカーボルト6を挿通するための複数の挿通孔2と、板部材1の四隅に挿通孔2からの距離が予め設定された基礎受け金物7の取付位置の基準線を形成するための複数の罫書溝3が形成されて構成されている。
挿通孔2は、間隔が、柱脚部のアンカーボルト6の間隔、或いは後述する基礎受け金物7を基礎梁5に固定する固定金物8を取り付けるためのアンカーボルト6の間隔に等しい寸法で形成されており、挿通孔2に対応するアンカーボルト6を挿通したとき、罫書溝3の位置が基礎受け金物7を取り付ける際の基準位置となるように設定されている。本実施例では、第1治具Aをアンカーボルト6に挿通したとき、罫書溝3の位置が固定金物8の基礎受け金物7を取り付ける取付片8aの基準となる位置に設定されている。
罫書溝3は一方向にのみ形成されていても良いが、直交する二方向に形成されていることが好ましく、本実施例では、板部材1の四隅に夫々直交二方向にL字型の罫書溝3として形成されている。罫書溝3は、図1(b)に示すように、板部材1の一方の面側に傾斜面3aが形成されており、該傾斜面3aによって罫書きを行う際に筆記具を挿通する作業を容易に行うことが可能である。
第1治具Aを利用して基礎梁5の上面に基準線4を形成する手順について図2により説明する。先ず第1治具Aに形成された4個の挿通孔2に出隅部の柱を取り付ける柱脚部のアンカーボルト6を夫々挿通して該第1治具Aを取り付ける。次いで、第1治具Aの罫書溝3であって外壁を構成する方向の罫書溝3に筆記具を差し込んで罫書くことで、基礎梁5の上面に罫書溝3に対応した罫書3bを形成する。罫書3bを形成した後、第1治具Aをアンカーボルト6から離脱させる。
基礎梁5から第1治具Aを離脱させた後、同一方向の基礎梁5の上面に形成された罫書3bを結んで墨出しすることで、基礎梁5の上面に基準線4を形成することが可能となる。
罫書溝3を利用して基礎梁5の上面に基準線4を形成したとき、この基準線4は固定金物8の取付片8aの位置を規定することとなり、該基準線4に取付片8aを合わせて固定金物8をアンカーボルト6に固定することによって、取付片8aの位置を設定することが可能である。そして、基礎梁5に固定された固定金物8の取付片8aに基礎受け金物7を取り付けることで、間接的に基礎受け金物7の位置を設定することが可能である。
従って、基準線4が形成された基礎梁5に基礎受け金物7を取り付ける作業は、先ず基礎梁5に埋設されたアンカーボルト6に固定金物8を取り付けることから行われる。
固定金物8の構成は特に限定するものではないが、本実施例では、図3に示すように、基礎受け金物7を取り付ける取付片8aと、固定金物8をアンカーボルト6に固定する固定片8bとを有して構成されている。固定片8bのアンカーボルト6を挿通する孔は長穴として形成されており、この長穴にアンカーボルト6を挿通することで、固定金物8の固定位置を調整することが可能である。従って、基礎梁5の上面に形成された基準線4と、固定金物8の取付片8aに同時に直角定規が当接するように、固定金物8の位置を調節すると共に調節した位置で固定することで、取付片8aの位置を基準線4に一致させることが可能である。
基礎受け金物7は、外壁パネル10を載置する載置片7aと、外壁パネル10の背面10aと当接して位置決めする当接片7bと、固定金物8の取付片8aに取り付けられる取付片7cとを有して構成されている、当接片7bと取付片7cとの間は、図示しないボルトの頭部を回避し得るように形成されており、取付片7cと取付片8aを図示しないボルトによって互いに固定した場合でも、該ボルトの頭部が外壁パネル10の背面10aに干渉しないように構成されている。
基礎受け金物7に外壁パネル10を支持する場合、外壁パネル10の下端面を載置片7aに載置すると共に背面10bを当接片7bに当接させ、この状態でクランク状に形成された支持金物9aを外壁パネル10を貫通させたボルト9bと該ボルト9bにナット9cを締結させることで、外壁パネル10の背面10aと支持金物9aとによって基礎受け金物7の当接片7bを挟んで支持することが可能である。
次に、第2治具Bの構成と、該第2治具Bを利用して柱12にコーナーパネル11を取り付ける方法について説明する。図4は第2治具の構成を説明する図である。図5は第2治具を利用して柱にコーナーパネルを取り付ける際の手順を説明する図である。
第2治具Bは適度な剛性を発揮し得る厚さ(約2mm程度)持った鋼板或いはステンレス鋼板からなる板部材15を利用して構成されており、柱12の隣接する二つの面12a,12bと当接する二つの柱当接面16a,16bと、コーナーパネル11の表面11aと当接する壁パネル当接面となる表面当接面17と端面当接面18とを有して構成されている。
図5に示すように、柱当接面16bと表面当接面17との間隔は、予め設定された柱12の面12bからコーナーパネル11の表面11aまでの距離に等しく形成され、且つ柱当接面16aと端面当接面18との間隔は、予め設定された柱の面12aからコーナーパネル11の端面11bまでの距離に等しく形成されている。また柱当接面16a及び表面当接面17は、夫々対向する柱12の面12a,コーナーパネル11の表面11aに対し安定した状態で当接し得る寸法を有していれば良く、これらの当接面16a,17の寸法を限定するものではない。
従って、第2治具Bは、予め設定された寸法を持って、二つの柱当接面16a,16b,端面当接面18,表面当接面17からなる四つの当接面が連続して階段状に形成されている。
第2治具Bに形成された隣接する各当接面16aと16b、16bと18、18と17は高い直角度が確保されており、コーナーパネルの表面11a,端面11b及び柱の二つの面1a,12bに対し確実に当接し得るように構成されている。尚、図4に於ける15aは逃げであり、各逃げ部15aを挟む二つの柱当接面16a,16b、端面当接面18,表面17が交叉する部分の直角度を保証するためのものである。また15bは持ち運びに便利なように、紐等を通すための穴である。
上記の如く構成された第2治具Bでは、柱12にコーナーパネル11を取り付ける際に、柱12の面12a,12bに柱当接面16a,16bを当接させたとき、端面当接面18,表面当接面17に対するコーナーパネルの端面11b,11aの当接具合を視認することで、コーナーパネル11が柱12に対し正規の状態で取り付けられているか否かを確認することが可能である。
従って、柱12の上下方向の所定位置に取付金具13を固定し、該取付金具13のボルト13aをコーナーパネル11に貫通させてナット13bを締結することで取り付けると共に、図示しない調整金具(例えば、柱12とコーナーパネル12とが対向する二つの隙間に夫々ナットを固定したブラケットとナットに螺合したボルトを設けておき、ボルトを回転させることでコーナーパネルと柱との間隙の大きさを調整し得るように構成した調整金具)を設けておき、第2治具Bの二つの柱当接面16a,16bを柱12の面12a,12bに当接させ、同時に端面当接面18,表面当接面17がコーナーパネル11の端面11b,表面11aに当接するように調整金具を操作し、この調整金具の操作に伴って、各当接面16a〜18が柱12及びコーナーパネル11の夫々対応する面と同時に当接したとき、コーナーパネル11は柱12に対し正規の位置に取り付けられたこととなる。
上記の如くして、第2治具Bを利用してコーナーパネル11を柱12に正確に取り付けることが可能となる。そして、柱12に取り付けられたコーナーパネル11は、表面11aが目的の建物に設定された外壁の外表面10bと同一面内に存在することとなる。
次に、第3治具Cの構成と、該第3治具Cを利用して梁23に定規金物24を取り付ける方法について説明する。図6は第3治具の構成を説明する図である。図7は第3治具を利用して梁に対する定規金物の位置を設定する際の手順を説明する図である。図8は定規金物に外壁パネルの上端側を支持した状態を説明する図である。
第3治具Cは、図6に示すように、磁石21と、所定位置に基準溝21aが形成され且つ磁石21に一体的に取り付けた軸部材22とを有して構成されている。磁石21と軸部材22との結合構造は特に限定するものではなく、本実施例では、磁石21の中心にネジ部を形成したスリーブを嵌合させておき、このネジ部に軸部材22を締結することで一体的に構成している。
磁石21は、定規金物24の外壁パネル10の背面10aに対する当接面を有する当接片24aに吸着して第3治具Cの取付位置を保持するものであり、この機能を発揮し得るものであれば利用することが可能である。
軸部材22に形成された基準溝22aは、定規金物24の梁23に対する位置を設定する際に、外壁の表面(図5に於ける10b)に沿って張り渡された水糸20に一致させる基準となるものである。このため、基準溝22aは磁石21の底面21aからの距離が、予め設定された外壁の表面と定規金物24との距離(外壁パネル10の厚さ)と等しくなる位置に形成されている。
基準溝22aは水糸20に対向させて両者が一致したことを判断し得るものであれば良く、形状を限定するものではない。このような形状としては、基準となる位置を最小径として軸部材をテーパ状に切削して形成した溝や、基準となる位置に傾斜のない段差状(突っ切り溝)に形成した溝がある。特に、段差状の溝によって基準溝22aを形成した場合には、視差の影響を抑えることが可能であり好ましい結果を得た。
次に、上記の如く構成された第3治具Cを利用して定規金物24の位置を設定する際の手順について説明する。定規金物24は外壁パネル10の背面10aと当接して該外壁パネル10の位置決めすると共に支持するものであり、この機能を発揮し得るものであれば形状や構造を限定するものではない。本実施例に於いて、定規金物24は、梁23の下フランジ23aに固定される固定片24bと、外壁パネル10の背面10aと当接すると共に取付金物25によって支持する当接片24aと、を有する断面がL字状で、予め設定された長さを持った部材として構成されている。特に、固定片24bに形成されたボルト穴は長穴として形成されており、梁23に対して取付位置の調整が可能なように構成されている。
躯体を構成する梁23の下フランジ23aには定規金物24が仮固定されており、図7に示すように、一つの外壁面に配置された出隅部のコーナーパネルの表面に沿って、且つ定規金物24の取付高さに相当する位置に、予め水糸20が張り渡されている。
定規金物24の長さ方向の両端部或いは端部近傍に夫々第3治具Cを吸着させることで、軸部材22に形成した基準溝22aを水糸20が張り渡されている方向に突出させる。作業員は水板20の直上から見下ろし、該水糸20の真下に基準溝22aが位置するように、定規金物24の出入りを調整する。この作業を定規金物24の両端側に吸着させた夫々の第3治具Cに対して行い、両方の第3治具Cの基準溝22aと水糸20ととが一致したとき、定規金物24をボルト25によって梁23の下フランジ23aに固定する。
上記作業を外壁に沿って配置された定規金物24の全てに対して行い、全ての定規金物24が梁23に固定されたとき、該定規金物24の当接片24aと、基礎受け金物7の当接片7bと、によって外壁パネル10の取付位置が設定される。このように設定された取付位置は、基礎受け金物7がアンカーボルト6を基準としており、定規金物24がアンカーボルト6を基準として固定された柱12に取り付けたコーナーパネル11の表面を基準としているため、結果としてアンカーボルト6を基準とすることとなり、同一基準の基に高い精度を確保することが可能である。
また下端を基礎受け金物7に支持された外壁パネル10の上端側を定規金物24によって支持する場合、図8に示すように、背面10aを定規金物24の当接片24aに当接させると共に、取付金物26に外壁パネル10を貫通したボルトにナット26aを締結させることで、背面10aと取付金物26とによって定規金物24の当接片24aを挟み込んで取り付けている。
上記の如くして基礎受け金物7と定規金物24に取り付けられた外壁パネル10は、表面10bは全て同一平面内に配置され、隣接する外壁パネル10の間に段差や凹凸が生じることがない。また外壁パネル10の上端面10cは、梁24の上フランジ24bの上面よりも僅かに低い位置に位置する。
次に、第4治具の構成を図4により説明し、該第4治具を利用して梁23に梁受け金物27を取り付ける方法について説明する。図9は第4治具を利用して梁に対する梁受け金物の位置を設定する際の手順を説明する図である。図10は梁受け金物に外壁パネルの下端を支持した状態を説明する図である。本実施例に於いて、第4治具は第2治具と共通に構成されており、第5治具として構成されている。
第4治具は、下階の外壁を構成する外壁パネル10の表面10bを基準として梁23の上フランジ23bに配置した梁受け金物27の位置を設定するものである。このため、外壁パネルの表面と当接する外壁パネル当接面と、梁受け金物27と当接する梁受け金物当接面とを有して構成されている。
即ち、図4に於ける端面当接面18が外壁パネル当接面としての機能を有しており、梁受け金物当接面19は、表面当接面17と連続し且つ端面当接面17と平行な面に形成されている。従って、表面当接面17の長さ(端面当接面17と梁受け金物当接面19の距離)は、第2治具Bを対象とした場合全く限定するものではないが、第4治具を対象とした場合、下階の外壁パネル10の表面10bから上階の外壁を構成する外壁パネルの背面までの距離(外壁パネルの厚さ)に等しく設定されている。
上記の如く、図4に示す第2治具Bは、単に第2治具Bのみならず、第4治具をも共通した第5治具として構成されている。
梁受け金物17は、外壁パネル10の背面10aと当接して位置決めする当接片27aと、外壁パネル10を載置する載置片27bと、を有して構成されており、当接片27aと載置片27bとの間にボルト28を回避する回避部27cが形成され、該回避部27cにボルト28を挿通する長穴が形成されている。また梁受け金物27は予め設定された長さを持った部材として構成されており、梁23の上フランジ23b上に配置されてボルト28の締結によって上フランジ23bに仮固定されている。
次に、下階の外壁を構成する外壁パネル10の表面10bを基準として梁受け金物27の位置を設定する手順について説明する。図9に示すように、下階の外壁パネル10の表面10bに第2治具Bの端面当接面18を当接させ、この状態で、梁受け金物27の位置を調整して取付片27aが梁受け金物当接面19に当接させる。梁受け金物27の長手方向の所定位置で、前記作業を繰り返し、順次ボルト28によって固定する。上記作業を行うことで、梁受け金物27を梁23の上フランジ23bに固定することが可能である。
上記の如くして梁23の上フランジ23bに固定された梁受け金物27の載置片27bに外壁パネル10の下端部を載置し、該外壁パネル10を貫通させたボルト29aに取付金物29bを挿通すると共にナット29cを締結することで、外壁パネル10の背面10bと取付金物29bとによって梁受け金物27の当接片27aを挟んで取り付けることが可能である。
上記の如くして第1治具A、第2治具B(第4治具を含む)、第3治具Cを適宜利用することによって、基礎梁5に埋設されたアンカーボルト6を基準として基礎受け金物7の位置を設定すると共に基礎梁5に固定し、アンカーボルト6を基準として構成された躯体の柱12を基準としてコーナーパネル11を取り付け、柱12に取り付けられたコーナーパネル11を基準として梁23の下フランジ23aに配置された定規金物24の位置を設定し、これらの基礎受け金物7、定規金物24によって外壁パネル10を支持することが可能である。このようにして取り付けられた外壁パネル10は、隣接する外壁パネル10との間に段差や凹凸が生じることがなく、手直しの必要のない良好な施工を実現することが可能である。
また基礎受け金物7と定規金物24に支持された外壁パネル10の表面10bを基準として梁23の上フランジ23bに配置された上階の外壁パネル10を支持する梁受け金物27の位置を設定することで、該梁受け金物27と更に上部に配置された定規金物とに支持された外壁パネル10と、下階の外壁パネル10との間に段差や凹凸が生じることがない。
尚、図11は水糸張り治具Dを説明するものであり、コーナーパネル11の長手方向の端部に着脱可能に構成され、該コーナーパネル11の表面11aと対応する位置に設けたピン31に水糸を巻き付けて張り渡す機能を有するものである。特に、水糸張り治具Dは、例えばベランダの出隅部に配置されたコーナーパネル11の下端部に装着したとき、ピン31が表面11aと同一平面にある位置に設けられており、該ピン31と対応するコーナーパネル11の表面に沿った所定位置に設けた図示しない支持部との間に水糸を張り渡すことで、対応する外壁面の表面の基準とし得るように構成されている。
水糸張り治具Dは、コーナーパネル11の断面と等しい形状を持った板部材32aと、コーナーパネル11の二つの表面11aと当接する二つの当接片32bと、コーナーパネル11の二つの端面11bと対向し且つ押圧片32dを有する支持片32cと、を有し、二つの当接片32bが交叉する位置に溝31aが形成されたピン31が取り付けられている。
上記の如く構成された水糸張り治具Dでは、コーナーパネル11の端部に嵌め込んだとき、押圧片32dが対向する端面11bを押圧することで、当接片32bがコーナーパネル11の表面11aに当接して保持される。この状態でピン31はコーナーパネルの下端部から下方に垂下されることとなり、溝31aに水糸を引っ掛けて張り渡すことで、外壁の表面を規定することが可能となる。
本発明に係る施工方法は、アンカーボルトの位置を基準として、外壁の下端部の位置と上端部の位置を設定することができるので、基礎受け金物と定規金物に支持された外壁パネルの垂直度や連接する外壁パネルの間に段差た凹凸が生じることがなく有用である。
また本発明に係る治具は、本発明の施工方法を実施する際に利用して極めて有効である。
第1治具の構成を説明する図である。 基礎梁の上面に形成した基準線を説明する図である。 基礎梁の上面に取り付けた基礎受け金物に外壁パネルを支持した状態を説明する図である。 第2治具の構成を説明する図である。 第2治具を利用して柱にコーナーパネルを取り付ける際の手順を説明する図である。 第3治具の構成を説明する図である。 第3治具を利用して梁に対する定規金物の位置を設定する際の手順を説明する図である。 定規金物に外壁パネルの上端側を支持した状態を説明する図である。 第4治具を利用して梁に対する梁受け金物の位置を設定する際の手順を説明する図である。 梁受け金物に外壁パネルの下端を支持した状態を説明する図である。 水糸張り治具の構成を説明する図である。
符号の説明
A 第1治具
B 第2治具(第4治具、第5治具)
C 第3治具
D 水糸張り治具
1 板部材
2 挿通孔
3 罫書溝
3a 傾斜面
3b 罫書
4 基準線
5 基礎梁
6 アンカーボルト
7 基礎受け金物
7a 載置片
7b 当接片
7c 取付片
8 固定金物
8a 取付片
8b 固定片
9a 支持金物
9b ボルト
9c ナット
10 外壁パネル
10a 背面
11 コーナーパネル
11a 表面
11b 端面
12 柱
12a,12b 面
13 取付金具
13a ボルト
13b ナット
15 板部材
15a 逃げ部
15b 穴
16a,16b 柱当接面
17 表面当接面
18 端面当接面
19 梁受け金物当接面
20 水糸
21 磁石
21a 底面
22 軸部材
22a 基準溝
23 梁
23a 下フランジ
23b 上フランジ
24 定規金物
24a 当接片
24b 固定片
25 取付金物
26 取付金物
26a ナット
27 梁受け金物
27a 当接片
27b 載置片
27c 回避部
28 ボルト
29a ボルト
29b 取付金物
29c ナット
31 ピン
31a 溝
32a 板部材
32b 当接片
32c 支持片
32d 押圧片

Claims (7)

  1. 基礎の上部に設置された躯体に壁パネルを施工する際の施工方法であって、予め基礎に埋設された複数のアンカーボルトに該複数のアンカーボルトを挿通する挿通孔と罫書溝が形成された第1治具を挿通して基礎上面に外壁パネルを載置する基礎受け金物の位置決めを行う基準線を罫書いておき、躯体を組み立てると共に前記基準線を基準として基礎上面に外壁パネルを載置する基礎受け金物を取り付けた後、出隅部の柱に断面がL字型のコーナー壁パネルを取り付けるに際しコーナー壁パネルが正規の位置に取り付けられたとき該コーナー壁パネルの表面と端面及び柱の二面に同時に当接する当接面が形成された第2治具を利用してコーナー壁パネルを柱に取り付け、更に、躯体を構成する梁に外壁パネルの上部の背面と当接して位置決めする断面L字型の定規金物を仮固定し、前記定規金物に磁石と磁石に取り付けた軸部材からなり該軸部材に於ける磁石の底面から所定寸法離隔した位置に基準溝を形成した第3治具を吸着させ、且つ前記柱に取り付けたコーナー壁パネルの表面を基準として水糸を張り渡し、該水糸に前記第3治具の基準溝を合わせるようにして定規金物の位置を決めて梁に固定し、前記基礎受け金物に外壁パネルを載置すると共に上部の背面を定規金物に当接させて取り付けることを特徴とする壁パネルの施工方法。
  2. 梁に上階の外壁パネルを載置する梁受け金物を仮固定し、下階に外壁パネルを取り付けた後、前記梁受け金物が正規の位置に配置されたとき該梁受け金物と下階の外壁パネルの表面に同時に当接する当接面を形成した第4治具を利用して梁受け金物の位置を決めて梁に固定することを特徴とする請求項1に記載した壁パネルの施工方法。
  3. 基礎から突出した複数のアンカーボルトを挿通するための複数の挿通孔と、基礎の上面に取り付けられて外壁パネルを載置する基礎受け金物を位置決めする際の基準となる基準線を罫書くための罫書溝と、を有することを特徴とする治具。
  4. 柱の隣接した二つの面と当接する二つの柱当接面と、断面L字型のコーナー壁パネルの表面と該表面と隣接した端面に当接する二つのパネル当接面と、を有し、躯体を構成する出隅部の柱にコーナー壁パネルが正規の位置に取り付けられたとき、該コーナー壁パネル及び柱に前記二つの壁パネル当接面及び二つの柱当接面が同時に当接するように各当接面が連続した階段状に形成されていることを特徴とする治具。
  5. 外壁パネルの表面と当接する外壁パネル当接面と、梁受け金物と当接する梁受け金物当接面と、を有し、梁受け金物が梁に対し正規の位置に取り付けられたとき、外壁パネル当接面が下階の外壁パネルの表面に当接すると同時に梁受け金物当接面が梁受け金物に当接するように構成されていることを特徴とする治具。
  6. 柱を構成する二つの面と当接する二つの柱当接面と、断面L字型のコーナー壁パネルの表面と端面に当接する二つのパネル当接面と、外壁パネルの表面と当接する外壁パネル当接面と、梁受け金物と当接する梁受け金物当接面と、を有し、躯体を構成する出隅部の柱にコーナー壁パネルが正規の位置に取り付けられたとき、該コーナー壁パネル及び柱に前記二つの壁パネル当接面及び二つの柱当接面が同時に当接するように構成されると共に梁受け金物が梁に対し正規の位置に取り付けられたとき、外壁パネル当接面が下階の外壁パネルの表面に当接すると同時に梁受け金物当接面が梁受け金物に当接するように構成されていることを特徴とする治具。
  7. 磁石と、磁石の一方側に取り付けられ且つ磁石の底面から所定寸法離隔した位置に外壁パネルの表面の基準となる基準溝が形成された軸部材と、を有し、躯体を構成する梁に外壁パネルの上部の背面と当接して位置決めする定規金物が正規の位置に取り付けられたとき、該定規金物に磁石を吸着させることによってコーナー壁パネルの表面を基準として張り渡された水糸と基準溝が一致するように構成されていることを特徴とする治具。
JP2005131017A 2005-04-28 2005-04-28 壁パネルの施工方法及び治具 Pending JP2006307525A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005131017A JP2006307525A (ja) 2005-04-28 2005-04-28 壁パネルの施工方法及び治具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005131017A JP2006307525A (ja) 2005-04-28 2005-04-28 壁パネルの施工方法及び治具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006307525A true JP2006307525A (ja) 2006-11-09

Family

ID=37474717

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005131017A Pending JP2006307525A (ja) 2005-04-28 2005-04-28 壁パネルの施工方法及び治具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006307525A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012092526A (ja) * 2010-10-25 2012-05-17 Asahi Kasei Homes Co 外壁パネル固定構造及び壁受け部材
CN103276909A (zh) * 2013-04-16 2013-09-04 中建钢构有限公司 弧形网架拼装方法及其使用的网架拼装胎架
CN103866987A (zh) * 2014-03-26 2014-06-18 安徽杭萧钢结构有限公司 一种桁架组装用胎架结构及应用所述的胎架结构进行桁架组装的方法
CN104060837A (zh) * 2014-04-30 2014-09-24 浙江东南网架股份有限公司 双向斜交弯曲组合桁架的安装定位方法
CN104831939A (zh) * 2015-05-22 2015-08-12 常州第一建筑集团有限公司 螺栓球焊接球混合节点大跨度悬挑空间网格结构施工方法
CN107299678A (zh) * 2017-08-09 2017-10-27 三能集成房屋股份有限公司 一种装配式建筑物
CN110700413A (zh) * 2019-10-19 2020-01-17 深圳金鑫绿建股份有限公司 可拆卸钢梁安装连接件及钢梁连接方法
CN112282071A (zh) * 2020-09-11 2021-01-29 中国建筑第八工程局有限公司 外墙板的安装结构及其施工方法
CN117516344A (zh) * 2024-01-08 2024-02-06 山西建设投资集团有限公司 一种建筑施工测量装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63295187A (ja) * 1987-05-27 1988-12-01 ナショナル住宅産業株式会社 墨打ち治具
JPH0113688Y2 (ja) * 1983-11-14 1989-04-21
JPH03128153A (ja) * 1989-10-12 1991-05-31 Nippon Steel Corp 連続鋳造鋳片引抜装置
JPH08177151A (ja) * 1994-12-22 1996-07-09 Asahi Chem Ind Co Ltd コーナーパネルの取り付け構造
JPH11256724A (ja) * 1998-03-11 1999-09-21 Asahi Chem Ind Co Ltd 壁パネル取付金具及び壁パネルの取付方法
JP2000073574A (ja) * 1998-08-31 2000-03-07 Sekisui House Ltd 建築基礎検査用治具

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0113688Y2 (ja) * 1983-11-14 1989-04-21
JPS63295187A (ja) * 1987-05-27 1988-12-01 ナショナル住宅産業株式会社 墨打ち治具
JPH03128153A (ja) * 1989-10-12 1991-05-31 Nippon Steel Corp 連続鋳造鋳片引抜装置
JPH08177151A (ja) * 1994-12-22 1996-07-09 Asahi Chem Ind Co Ltd コーナーパネルの取り付け構造
JPH11256724A (ja) * 1998-03-11 1999-09-21 Asahi Chem Ind Co Ltd 壁パネル取付金具及び壁パネルの取付方法
JP2000073574A (ja) * 1998-08-31 2000-03-07 Sekisui House Ltd 建築基礎検査用治具

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012092526A (ja) * 2010-10-25 2012-05-17 Asahi Kasei Homes Co 外壁パネル固定構造及び壁受け部材
CN103276909A (zh) * 2013-04-16 2013-09-04 中建钢构有限公司 弧形网架拼装方法及其使用的网架拼装胎架
CN103866987A (zh) * 2014-03-26 2014-06-18 安徽杭萧钢结构有限公司 一种桁架组装用胎架结构及应用所述的胎架结构进行桁架组装的方法
CN104060837A (zh) * 2014-04-30 2014-09-24 浙江东南网架股份有限公司 双向斜交弯曲组合桁架的安装定位方法
CN104831939A (zh) * 2015-05-22 2015-08-12 常州第一建筑集团有限公司 螺栓球焊接球混合节点大跨度悬挑空间网格结构施工方法
CN107299678A (zh) * 2017-08-09 2017-10-27 三能集成房屋股份有限公司 一种装配式建筑物
CN110700413A (zh) * 2019-10-19 2020-01-17 深圳金鑫绿建股份有限公司 可拆卸钢梁安装连接件及钢梁连接方法
CN112282071A (zh) * 2020-09-11 2021-01-29 中国建筑第八工程局有限公司 外墙板的安装结构及其施工方法
CN117516344A (zh) * 2024-01-08 2024-02-06 山西建设投资集团有限公司 一种建筑施工测量装置
CN117516344B (zh) * 2024-01-08 2024-03-15 山西建设投资集团有限公司 一种建筑施工测量装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006307525A (ja) 壁パネルの施工方法及び治具
JP7319150B2 (ja) 建築用ブラケット、建物壁構造、および板材施工方法
US5313760A (en) Building wall construction method
JP2006291550A (ja) 鋼管基礎杭の柱固定用部材設置方法及び柱固定用部材設置装置
JP4722201B2 (ja) アンカーフレーム
JP4380429B2 (ja) 鋼管基礎杭のアンカーボルト設置方法及びアンカーボルト設置装置
JP6161778B1 (ja) アンカーテンプレート
JP4838281B2 (ja) シース管保持治具
JP2014105450A (ja) 位置決め治具および位置決め治具を用いた支持架台の設置方法
JPS63272855A (ja) フリ−アクセスフロアの施工方法
JP7321758B2 (ja) 垂直板材の取付金物及び垂直板材の取付構造
JP3699548B2 (ja) アンカーボルト設置金具セット
JP2566470Y2 (ja) 構築用アンカーボルトの固定装置
JP4989149B2 (ja) 床支持体
JPH01125459A (ja) 根太の構造
JP7341420B2 (ja) アンカーボルトの施工治具および基礎型枠構造物
JP2013181373A (ja) 柱の据え付け具
JP6158624B2 (ja) 建材パネル
JPH09203210A (ja) 鉄骨建て方鉛直度計測手段の取付装置
JP2003090049A (ja) 間仕切り基礎におけるアンカーボルト設置治具
JP6967266B2 (ja) 間仕切壁構造および固定金具
JP4340771B2 (ja) 住宅ユニット用基礎の施工方法
JP2006070498A (ja) 入隅部用内壁パネル固定金具及び入隅部における内壁パネルの固定構造
JP2018135710A (ja) 基礎、基礎の施工方法、基礎の検査方法、建築物の位置情報管理方法、及びこれら方法に使用するための各種治具
JP2002180474A (ja) シース管保持治具

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20080131

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080416

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101207

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110405