JP2006307454A - ピンニング工法用の注入ノズル、およびこれを用いたピンニング工法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 作業性を損なうことなく、挿填穴に適量の接着樹脂を注入することができるピンニング工法用の注入ノズル等を提供することを課題とする。
【解決手段】 仕上げ材3を貫通し且つ躯体2を穿孔して形成された挿填穴5に対し、アンカーピン60の装着に先立って、粘性の接着樹脂Rを注入するピンニング工法用の注入ノズル12において、先端部に吐出口を有すると共に、接着樹脂R注入時に挿填穴5に挿入されるノズル筒部21と、ノズル筒部21の基部側に連なってノズル筒部21を保持すると共に、挿填穴5の開口部に当接し且つこれを封止する封止部を有するノズル本体と、を備え、ノズル筒部21は、ノズル筒部21と挿填穴5から引き抜かれたノズル筒部21に付着した接着樹脂Rとの総体積がアンカーピン60の体積とほぼ合致するように、形成されている。
【選択図】 図6

Description

本発明は、「浮き」が生じた建物外壁を補修するピンニング工法用の注入ノズル、およびこれを用いたピンニング工法に関するものである。
従来、躯体および仕上げ材から成る建物外壁を補修するピンニング工法として、仕上げ材を貫通してコンクリート躯体に挿填穴を穿孔し、挿填穴に、樹脂注入器の注入ノズルのノズル筒部(注入針および挿入部)を差し込んで接着樹脂(接着剤系の樹脂)を注入し、注入ノズルを引き抜いた後、挿填穴にアンカーピンを挿入して、接着樹脂を介して仕上げ材とコンクリート躯体とをアンカーピンによりアンカリングする方法が知られている。挿填穴への接着樹脂の注入は、注入ノズルのノズル筒部の基部側に連なる封止部(テーパ部)で挿填穴の開口部に強密着し且つこれを押圧封止した状態で接着樹脂をポンピング注入することで行われ、接着樹脂が開口部の近傍まで充填されると、ポンピングが極端に重くなり、接着樹脂の注入完了が体感されるようになっている。これにより、挿填穴は元より、仕上げ材とコンクリート躯体との間に生じた空隙(浮き)にも、接着樹脂を充填することができる(特許文献1参照)。
特開2003−147971号公報
しかしながら、従来の注入ノズルを用いたピンニング工法では、注入ノズルを引き抜いた後、アンカーピンを挿填穴に挿入すると、接着樹脂の充填量が多い場合には、挿填穴から接着樹脂が漏れ出てしまい、接着樹脂の充填量が少ない場合には、挿填穴とアンカーピンとの間に空隙が生じてしまっていた。このような場合、挿填穴から漏れた接着樹脂を拭き取らねばならず、あるいは、空隙により接着力が弱まるため適切にアンカリングすることができず、問題となっていた。
そこで、本発明は、作業性を損なうことなく、挿填穴に適量の接着樹脂を注入することができるピンニング工法用の注入ノズル、およびこれを用いたピンニング工法を提供することを課題としている。
本発明のピンニング工法用の注入ノズルは、仕上げ材を貫通し且つ躯体を穿孔して形成された挿填穴に対し、アンカーピンの装着に先立って、粘性の接着樹脂を注入するピンニング工法用の注入ノズルにおいて、先端部に吐出口を有すると共に、接着樹脂注入時に挿填穴に挿入されるノズル筒部と、ノズル筒部の基部側に連なってノズル筒部を保持すると共に、挿填穴の開口部に当接し且つこれを封止する封止部を有するノズル本体と、を備え、ノズル筒部は、ノズル筒部と挿填穴から引き抜かれたノズル筒部に付着した接着樹脂との総体積がアンカーピンの体積とほぼ合致するように、形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、ノズル筒部と挿填穴から引き抜かれたノズル筒部に付着した接着樹脂との総体積がアンカーピンの体積とほぼ合致することで、ノズル筒部を引き抜いた後に生ずる接着樹脂が注入されていない未注入部分の体積と、アンカーピンの体積とがほぼ同一となる。このため、挿填穴にアンカーピンを挿入したときに、挿填穴から接着樹脂がほとんど漏れ出ることなく、挿填穴を接着樹脂でほぼ満たす(空隙を生じさせない)ことができる。すなわち、接着樹脂の粘性により挿填穴からノズル筒部を引き抜く際にノズル筒部に付着する接着樹脂の体積を考慮して、アンカーピンの体積に対するノズル筒部の体積を設定することで、注入作業に特別な操作を必要とすることなく、挿填穴に適量の接着樹脂を注入することができる。
この場合、ノズル筒部は、基端から先端まで同径のストレート形状を有していることが好ましい。
この構成によれば、ノズル筒部の径を変えることで、ノズル筒部の体積を正確且つ容易に調整することができ、様々な径の挿填穴およびアンカーピンに容易に対応させることができる。
この場合、ノズル筒部は、ノズル本体の内周面にスライド自在に保持されていることが好ましい。
この構成によれば、ノズル本体に対してノズル筒部をスライドさせることで、挿填穴の深さに応じてノズル筒部の長さを変えることができる。このため、挿填穴の深さに拘らず、ノズル筒部の吐出口を挿填穴の奥底部に臨ませた状態で、接着樹脂の挿入を開始することができ、樹脂を挿填穴の奥底部から開口部に向かって注入することができる。
なお、作業性を向上すべく、接着樹脂の注入力(流動抵抗)を受けて、ノズル本体からノズル筒部が前進可能な構成とすることが好ましい。この場合、ノズル筒部の尾端側をロート状に拡開させ、ノズル筒部に対し注入力が作用する面積を増やすようにしてもよい。
この場合、ノズル本体は、接着樹脂に対し耐溶剤性を有する弾性材料で構成されていることが好ましい。
この構成によれば、弾性材料から成るノズル本体の封止部でもって、ノズル本体の挿填穴への挿入深さが規制されると共に、挿填穴の開口部に強密着し、開口部を微小な隙間なく封止することができる。このため、挿填穴内に空隙が生ずることなく、接着樹脂を適切に注入することができる。また、封止部が、接着樹脂に対し耐溶剤性を有しているため、注入樹脂に接触しても変質することなく、封止状態を確実に維持することができる。なお、接着樹脂(例えばエポキシ樹脂)に対し耐溶剤性を有する弾性材料として、フッ素ゴム等を用いることが好ましい。
本発明のピンニング工法は、上記したピンニング工法用の注入ノズルを用いて建物外壁を補修するピンニング工法であって、建物外壁の要補修箇所に挿填穴を穿孔し、穿孔した挿填穴に注入ノズルのノズル筒部を挿入して挿填穴の開口部を封止した状態で、ノズル筒部の吐出口から接着樹脂を注入して挿填穴内を接着樹脂で満たし、接着樹脂で満たされた挿填穴からノズル筒部を引き抜き、ノズル筒部を引き抜いた後、挿填穴にアンカーピンを挿填することを特徴とする。
この構成によれば、挿填穴に適量の接着樹脂を注入することができる注入ノズルを用いることで、挿填穴から接着樹脂が漏れ出ることがないため、拭取り作業を必要としない。さらに、挿填穴を接着樹脂で満たすことができるため、接着樹脂を介して仕上げ材と躯体とをアンカーピンにより強固にアンカリングすることができる。
以下、添付の図面を参照して、本発明を適用したピンニング工法用の注入ノズルおよびこれを用いたピンニング工法について説明する。このピンニング工法は、外壁の「浮き」(後述する)等の要補修箇所に穿孔した挿填穴に対し、ピンニング工法用の注入ノズルを有する樹脂注入器を使用して接着樹脂を注入した後、挿填穴にアンカーピンを挿填することで、外壁の補修を行うものである。
図1は、外壁に対して樹脂注入器を使用する模式図である。外壁1は、その下地であるコンクリート躯体2と、コンクリート躯体2の外面に所定の厚みを有して設けられた仕上げ材3とで構成されている。同図(a)では、仕上げ材3が、モルタル層7のみから成り、同図(b)では、仕上げ材3が、コンクリート躯体2側から順に、モルタル層7とタイル8とから成り、タイル8がモルタル層7を介してコンクリート躯体2に接着されている。なお、以下の説明では、モルタル層7とタイル8とから成る場合(同図(b))について説明するが、仕上げ材3がモルタル層7のみから成る場合(同図(a))にも、本発明を同様に適用することができる。
同図に示すように、外壁1は、コンクリート躯体2とモルタル層7との界面、およびモルタル層7とタイル8との界面において、経時的に剥離して隙間4(「浮き」)を生ずることがあり、その補修方法の1つとしてピンニング工法が一般化している。
外壁1には、「浮き」を補修すると共に仕上げ材3の脱落を防止すべく、仕上げ材3を貫通しコンクリート躯体2を所定の深さ(例えば、50mm)まで穿孔した挿填穴5が形成されている。なお、挿填穴5は、工法に応じて適切な大きさに形成されている(例えば、直径4.0mm、5.0mm、6.0mmの3種類)。また、挿填穴5に遊挿されるアンカーピン60(図6参照)は、挿填穴5より一回り小さな径(例えば、上記3種類に対し、それぞれ3.0mm、4.0mm、5.0mm)であって、挿填穴5のほぼ奥底に達する長さのものが使用される。
そして、挿填穴5に対し、樹脂注入器10による接着樹脂Rの注入とアンカーピン60の挿填とが行われることで外壁1の補修が行われる。
図2に示すように、樹脂注入器10は、接着樹脂Rを供給するポンプ形式の注入器本体11と、注入器本体11に着脱自在に装着された注入ノズル12とで構成されている。
注入器本体11は、筒状のケーシング16と、ケーシング16が着脱自在に取り付けられるポンプ本体17と、ポンプ本体17に保持された略「L」字状のレバーとを備えている。ポンプ本体17には、接着樹脂Rが挿填されたケーシング16が図示右側からセットされ、図示左側から注入ノズル12が装着される。そして、注入器本体11は、手動でレバー18を操作(往復回動)することにより、接着樹脂Rを一定量ずつ注入ノズル12から吐出するようになっている。
接着樹脂Rは、ここではピンニング工法に一般的に使用されるエポキシ系樹脂を用いている。なお、接着樹脂Rは、接着剤の機能を有するものであればよいため、例えば、無機接着剤であってもよい。
図3に示すように、注入ノズル12は、吐出口41を有する注射針様の注入針21と、注入針21を先端側にスライド自在に保持したノズル本体22と、ノズル本体22を上記の注入器本体11に着脱自在に装着するためのジョイント金具23と、ノズル本体22をジョイント金具23に固定的に取り付ける略筒状の締結部材24とで構成されている。
注入ノズル12は、注入針21の尾端側を入れ子形式で係合させたノズル本体22に対し、尾端側からジョイント金具23を差し込むと共に、先端側から締結部材24をかぶせ、締結部材24をジョイント金具23に螺合することにより、組み立てられている。
ノズル本体22は、先端側に向かってテーパ状に形成されたテーパ部31と、テーパ部31の尾端部と同径でテーパ部31の尾端側に連続した小筒体32と、小筒体32の尾端側に連続した大きな大筒体33とで一体に構成されている。ノズル本体22は、注入する接着樹脂Rに対し対溶剤性を有する弾性材料(例えばフッ素ゴム)で構成されている。ここでは、フッ素ゴムとして、バイトン(登録商標)を用いている。
さらに、テーパ部31および小筒体32の軸心には、注入針21の外径に対応したテーパ部孔34およびこれに連通し且つ同径の筒体孔35がそれぞれ形成されており、このテーパ部孔34および筒体孔35により、注入針21を進退自在に保持している。
テーパ部31は、挿填穴5の開口部に対応した形状に形成されており、注入ノズル12の挿填穴5への挿入深さを規制すると共に、この規制状態で、挿填穴5の開口部に当接し、これを封止する。この場合、テーパ部31は、弾性材料であるため、挿填穴5の開口部に強密着し且つこれを押圧封止することができ、接着樹脂Rの注入時に挿填穴5から接着樹脂Rが漏れ出ることがない。
大筒体33は、小筒体32内の筒体孔35に連通し且つこれよりも太径の装着凹部36を内部に構成している。装着凹部36は、尾端側を開口して形成され、ここにジョイント金具23のノズル連結部46(後述する)が差し込まれ、ノズル連結部46内のジョイント部流路49(後述する)と筒体孔35とが連通する。
注入針21は、ステンレス等の金属製であって、ノズル本体22内(テーパ部孔34および筒体孔35)で進退自在に保持されていると共に、弾性材料であるノズル本体22の心材として機能している。注入針21は、先端部に形成した吐出口41と、尾端部にロート状に拡開形成した規制部42とを有し、吐出口41に連なる内部の針内流路(図示省略)がジョイント金具23のジョイント部流路49と連通している。なお、詳細は後述するが、注入針21は、注入針21と挿填穴5から引き抜かれた注入針21に付着した接着樹脂Rとの総体積がアンカーピン60の体積とほぼ合致するように形成されている。
吐出口41は、注入針21の先端部を斜めに切断して形成した断面楕円状の開口となっている。このため、注入針21の先端部を挿填穴5の奥底部に当接させた状態であっても、接着樹脂Rを注入することができる。
規制部42は、尾端側へ拡開形成されていることで、ノズル本体22に対する注入針21の先方へのスライドを規制している。すなわち、規制部42を除く注入針21の主要部の外径は、テーパ部孔34および筒体孔35の流路径と略同径であるのに対し、規制部42の外径は、テーパ部孔34および筒体孔35よりも太径に形成されている。このため、注入針21は、ノズル本体22に対し先端側へスライドしても、規制部42が装着凹部36の底部に当接し、注入針21がノズル本体22の先端側から抜け落ちないようになっている。なお、図示しないが、規制部42と装着凹部36の底部との間には、ワッシャが介設されており、装着凹部36の底部(筒体孔35の尾端側開口部周縁)を保護し、規制部42が筒体孔35内に入り込むことを防止している。
さらに、規制部42は、ノズル本体22に差し込んだジョイント金具23内から流れてくる接着樹脂Rを注入針21内へと導入し易くしていると共に、注入針21に対し注入力の作用する面積を大きくし、注入針21が接着樹脂Rの注入力(流動抵抗)を受けて、ノズル本体22から前進し易くしている。
また、注入針21は、基端から先端までの部分、つまり、ノズル本体22の先端から露出して挿填穴5に挿入される部分が、同径のストレート形状に形成されている。これにより、注入針21の径を変えることで、注入針21(挿填穴5に挿入される部分)の体積を正確且つ容易に調整することができ、様々な径の挿填穴5およびアンカーピン60に容易に対応させることができる(詳細は後述する)。
ジョイント金具23は、上記の装着凹部36に差し込まれるノズル連結部46と、ノズル連結部46の尾端側に連続した中間の締結用雄ねじ部47と、締結用雄ねじ部47から注入器本体11側に延在するポンプ側雄ねじ部48とで構成されている。ジョイント金具23は、ステンレス等で一体に構成され、その軸心には、注入針21の進退移動を許容し且つ接着樹脂Rの流路となるジョイント部流路49が形成されている。ポンプ側雄ねじ部48は、注入器本体11のポンプ本体17に形成された雌ねじ部(図示省略)に螺合し、注入ノズル12を注入器本体11に着脱自在に装着させる。
ノズル連結部46は、ノズル本体22の装着凹部36の内径と同一の外形を有して円筒状に形成されていると共に、装着凹部36の深さに対応した所定の長さを有して延在している。そして、ノズル連結部46を装着凹部36に差し込み、ノズル連結部46の先端部を装着凹部36の底部に当接させることで、ジョイント部流路49と筒体孔35とが連通すると共に、ノズル本体22とジョイント金具23とが仮連結される。
締結用雄ねじ部47は、ノズル本体22の大筒体33の外径よりも僅かに太径に形成されていると共に、締結部材24の締結用雌ねじ部53(後述する)に螺合される。この締結用雄ねじ部47と締結用雌ねじ部53との螺合により、締結部材24がジョイント金具23に固定され、この締結力を受けた大筒体33がノズル連結部46に強密着する。これにより、ノズル本体22とジョイント金具23とが本連結される。
締結部材24は、スチール等の金属製であって、ノズル本体22の小筒体32の外径に対応して形成した締結側小円筒部51と、大筒体33の外径に対応して形成した締結側大円筒部52とで一体に形成されている。締結側大円筒部52内の後半部には、上記の締結用雄ねじ部47と螺合する締結用雌ねじ部53が形成されている。
このような注入ノズル12において、接着樹脂Rが流れる樹脂流路は、注入器本体11のポンプ本体17に連なるジョイント部流路49と、ジョイント部流路49に連なる針内流路とにより構成されている。そして、注入器本体11から供給される接着樹脂Rは、ジョイント部流路49および針内流路と順に流れていく。
この場合、注入針21は、規制部42を利用してジョイント部流路49からの接着樹脂Rを誘い込む際に、このジョイント部流路49を流れる接着樹脂Rの流動抵抗により規制部42が先端側へと押される。したがって、注入針21は、接着樹脂Rの注入力を受けてノズル本体22に対し先端側へとスライド移動すると共に、その先端部(吐出口41)が挿填穴5の奥底部に当接するまで前進する。
図4に示すように、アンカーピン60は、例えばステンレス製のものであって、挿填穴5の開口部径よりも幾分大きな径に形成されると共に(図6(c)参照)、目立たないように薄肉(0.3mm〜0.5mm程度)に形成されたピン頭部61と、雄ねじが刻設されたピン胴部62とで一体に形成されている。なお、頭部61は、仕上げ材3の表面の色彩に合致するように、焼付け塗装等により着色されている。
そして、アンカーピン60は、頭部61が挿填穴5の開口縁部(仕上げ材3表面)に接するまで押し込まれると、挿填穴5の開口部を閉塞すると共に、ピン胴部62が挿填穴5のほぼ最奥部まで達する。すなわち、アンカーピン60は、ピン頭部61により開口部からの接着樹脂Rの漏れを防止し、この状態で接着樹脂Rが凝固することで、ピン胴部62が接着樹脂Rを介して挿填穴5に固着される。
次に、図5および図6の工程図を参照して、上記の樹脂注入器10およびアンカーピン60を用いた外壁補修のためのピンニング工法についてその手順を説明する。まず、ダイヤモンドコアドリル等の穿孔工具(図示省略)により、仕上げ材3を貫通してコンクリート躯体2に所定の深さまで挿填穴5を穿孔する。挿填穴5を穿孔したら、挿填穴5内に付着した切粉を吸引クリーナー等で吸引・清掃する。
続いて、挿填穴5に樹脂注入器10の注入ノズル12を挿入し、テーパ部31で挿填穴5の開口部を封止する。図5(a)に示すように、この状態では、注入針21の先端部(吐出口41)が挿填穴5の奥底部に達していないものとなっているが、挿填穴5への接着樹脂Rの注入(レバー18のポンピング操作)を開始すると、注入針21は、その注入力を受けてその先端部(吐出口41)が挿填穴5の奥底部に当接するまで前進する。そして、レバー18をさらに操作することで、接着樹脂Rは挿填穴5の奥底部から注入され始める(同図(b)参照)。このため、挿填穴5の奥底部空隙(エアー溜り)が生ずることなく、挿填穴5から注入ノズル12を引抜いても接着樹脂Rが漏れ出ることはない。もちろん、予め、注入針21をノズル本体22に対し先端側へ最大限スライドさせた状態にしておき、注入針21を挿填穴5に挿入してその先端部を奥底部に突き当て、さらにテーパ部31が開口縁部に当接するまで、注入針21を尾端側へスライドさせるようにしてもよい。
レバー18の操作を続けていくと、接着樹脂Rは、注入針21を包み込むようにして、挿填穴5の奥底部から開口部に向かって注入されていくと共に、コンクリート躯体2と仕上げ材3との界面の隙間4にも注入されていく。そして、接着樹脂Rが開口部の近傍まで充填されると、レバー操作が極端に重くなり、接着樹脂Rの注入が完了したことが体感される(同図(c)参照)。
接着樹脂Rの注入が完了したら、挿填穴5から注入ノズル12を引き抜く。この際、挿填穴5内が負圧となるため、挿填穴5の奥側に接着樹脂Rの一部が流れ込む。一方、注入針21には、挿填穴5に注入された接着樹脂Rの一部が、その粘性により付着している。(図6(a)参照)。そして、挿填穴5(注入針21を引き抜いた後に生ずる接着樹脂Rが注入されていない未注入部分)に対し、アンカーピン60を挿填する(ピン挿填工程:図6(b)参照)。ここで、詳細は後述するが、注入ノズル12の注入針21は、注入針21と注入針21に付着した接着樹脂Rとの総体積がアンカーピン60(厳密にはピン胴部62)の体積とほぼ合致するように形成されている。
そして、挿填穴5にアンカーピン60を挿填した状態で、一昼夜養生することにより、アンカーピン60は接着樹脂Rを介してコンクリート躯体2と仕上げ材3とを十分な引き抜き強度を持ってアンカリングする(同図(c)参照)。
また、上記のアンカーピン60に代えて、図7(a)に示すように、頭部61を、皿ねじ等の頭部と同様の形態(ただし、工具用の溝はない)に形成すると共に、挿填穴5の開口部径より幾分大きな径に形成したものを用いてもよい。ここでは、挿填穴5に対し、アンカーピン60の頭部61の形状に対応させて、挿填穴5の開口縁部を皿もみ形状に面取り(皿加工)しておく。
この場合は、上記のピン挿填工程において、アンカーピン60の頭部61が挿填穴5の開口縁部(面取り部位)に接するまで、つまり、頭部61の表面が仕上げ材3の表面と面一になるように、アンカーピン60を押し込むようにする。
さらに、図7(b)に示すように、挿填穴5の開口部に座ぐり穴6を形成しておき、アンカーピン60の頭部をこの座ぐり穴62に押し込み、開口部を樹脂キャップ63で閉塞して、この部分を仕上げ材3と面一に仕上げるようにしてもよい。なお、樹脂キャップ63は、仕上げ材3の表面の色彩に合致するように着色されている。また、樹脂キャップ63による閉塞に代えて、パテによる表面処理を行ってもよい。
ここで、注入ノズル12の注入針21を、注入針21と注入針に付着した接着樹脂Rとの総体積がアンカーピン60の体積とほぼ合致するように、形成している点について説明する。
上記のピンニング工法において、接着樹脂Rを挿填穴5に注入した後、挿填穴5から注入針21を引き抜く際に、接着樹脂Rの粘性により注入針21に接着樹脂Rが付着するため、注入された接着樹脂Rの一部が注入針21と共に挿填穴5の外部に引き出されることとなる。この点、引き抜かれた注入針21に付着した接着樹脂Rの量は、接着樹脂Rの粘度に影響されるものであるが、注入針21の外径等にも影響されることが考えられる。
そこで、引き抜かれた注入針21に付着した接着樹脂Rの体積(接着樹脂Rの付着量)を測定した結果を図7に示す。なお、ここでは、接着樹脂Rとして、エポキシ系樹脂を使用し、その粘度は10Pa・sであった。
同図に示すように、挿填穴5の径に対して注入針21の外径が十分小さい場合は、注入針21の外径が大きくなるほど接着樹脂Rの付着量も多くなることが認められた。もっとも、挿填穴5の径に対して注入針21の外径がある程度以上になると、注入針21の外径が大きくなるほど接着樹脂Rの付着量は少なくなることが確認された。
したがって、引き抜かれた注入針21に付着する接着樹脂Rの体積は、接着樹脂Rの粘度により増減するほか、本結果から、注入針21の外径、および注入針21の外径と挿填穴5の径との関係によっても増減することが示唆された。換言すれば、使用する接着樹脂Rの種類、挿填穴5の径、および注入針21の外径が定まれば、接着樹脂Rの付着量を推測できると考えられる。
例えば、直径6.0mmの挿填穴5(容積:1413mm3)に対し、直径4.0mmの注入針21(体積:628mm3)を用いて、上記と同一種類の接着樹脂Rを注入する場合には、接着樹脂Rの付着量は、280mm3であると推測される。
したがって、直径6.0mmの挿填穴5に、直径5.0mmのアンカーピン60(体積:981mm)を用いて施工する場合、注入針21と挿填穴5から引き抜かれた注入針21に付着した接着樹脂Rとの総体積がアンカーピン60の体積とほぼ合致するように、上記の測定結果を考慮して、注入針21の外径(直径)を4.0mmに形成する。つまり、注入針21を直径4.0mmに形成することで、注入針21の体積(628mm3)と、その場合に推測される接着樹脂Rの付着量(280mm3)との総和(908mm3)を、アンカーピン60の体積(981mm)とほぼ合致させる。なお、注入針21の直径を4.2mmに形成すれば、注入針21の体積(692mm3)と、その場合の接着樹脂Rの付着量(略280mm3と推測される)との総和(略972mm3)が、アンカーピン60の体積(981mm)により近づくため、好ましい。
同様に、直径5.0mmの挿填穴5に、直径4.0mmのアンカーピン60(体積:628mm3)を用いて施工する場合は、注入針21を直径3.5mmに形成することで、注入針21の体積(481mm3)と、その場合に推測される接着樹脂Rの付着量(180mm3)との総和(661mm3)を、アンカーピンの体積(628mm3)とほぼ合致させる。また、直径4.0mmの挿填穴5に、直径3.0mmのアンカーピン60(体積:353mm3)を用いて施工する場合は、注入針21を直径2.5mmに形成することで、注入針21の体積(245mm3)と、その場合に推測される接着樹脂Rの付着量(120mm3)との総和(365mm3)を、アンカーピンの体積(353mm3)とほぼ合致させる。
このようにして注入針21を形成することで、注入針21を引き抜いた後に生ずる接着樹脂Rが注入されていない未注入部分の体積と、アンカーピン60の体積とがほぼ同一となる。このため、挿填穴5にアンカーピン60を挿入したときに、挿填穴5から接着樹脂Rがほとんど漏れ出ることなく、挿填穴5を接着樹脂Rでほぼ満たすことができる。すなわち、接着樹脂Rの粘性により挿填穴5から注入針21を引き抜く際に注入針21に付着する接着樹脂Rの体積を考慮して、アンカーピン60に対する注入針21の体積を設定することで、注入作業に特別な操作を必要とすることなく、挿填穴5に適量の接着樹脂Rを注入することができる。
以上のように、本実施形態の注入ノズル12によれば、注入針21と挿填穴5から引き抜かれた注入針21に付着した接着樹脂Rとの総体積がアンカーピン60の体積とほぼ合致することで、作業性を損なうことなく、挿填穴5に適量の接着樹脂Rを注入することができる。
ピンニング工法用注入ノズルを有する樹脂注入器を、外壁に形成した挿填穴に対して使用する断面模式図であって、(a)は仕上げ材がモルタル層のみから成る場合の図、(b)は仕上げ材がモルタル層とタイルとから成る場合の図である。 樹脂注入器の平面図である。 ピンニング工法用注入ノズルの平面図である。 アンカーピンの平面図である。 ピンニング工法の施工工程を示し、(a)樹脂注入工程前期図、(b)樹脂注入工程中期図、および(c)樹脂注入工程後期図である。 ピンニング工法の施工工程を示し、(a)挿填穴から注入ノズルを引き抜いた図、(b)ピン挿填工程前期図、および(c)ピン挿填工程後期図である。 (a)は皿ねじ様の頭部を有するアンカーピンを用いた場合のピン挿填工程を示す図、(b)は樹脂キャップを用いて挿填穴の開口部を閉塞する場合のピン挿填工程を示す図である。 挿填穴から引き抜かれた注入針に付着した接着樹脂の体積を測定した結果を示す図である。
符号の説明
1…外壁 2…コンクリート躯体 3…仕上げ材 5…挿填穴 12…注入ノズル 21…注入針 22…ノズル本体 31…テーパ部 41…吐出口 60…アンカーピン R…接着樹脂

Claims (5)

  1. 仕上げ材を貫通し且つ躯体を穿孔して形成された挿填穴に対し、アンカーピンの装着に先立って、粘性の接着樹脂を注入するピンニング工法用の注入ノズルにおいて、
    先端部に吐出口を有すると共に、接着樹脂注入時に前記挿填穴に挿入されるノズル筒部と、
    前記ノズル筒部の基部側に連なって前記ノズル筒部を保持すると共に、前記挿填穴の開口部に当接し且つこれを封止する封止部を有するノズル本体と、を備え、
    前記ノズル筒部は、前記ノズル筒部と前記挿填穴から引き抜かれた前記ノズル筒部に付着した前記接着樹脂との総体積が前記アンカーピンの体積とほぼ合致するように、形成されていることを特徴とするピンニング工法用の注入ノズル。
  2. 前記ノズル筒部は、基端から先端まで同径のストレート形状を有していることを特徴とする請求項1に記載のピンニング工法用の注入ノズル。
  3. 前記ノズル筒部は、前記ノズル本体の内周面にスライド自在に保持されていることを特徴とする請求項1または2に記載のピンニング工法用の注入ノズル。
  4. 前記ノズル本体は、前記接着樹脂に対し耐溶剤性を有する弾性材料で構成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のピンニング工法用の注入ノズル。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載のピンニング工法用の注入ノズルを用いて建物外壁を補修するピンニング工法であって、
    前記建物外壁の要補修箇所に前記挿填穴を穿孔し、
    穿孔した前記挿填穴に前記注入ノズルのノズル筒部を挿入して前記挿填穴の開口部を封止した状態で、前記ノズル筒部の吐出口から前記接着樹脂を注入して前記挿填穴内を前記接着樹脂で満たし、
    前記接着樹脂で満たされた前記挿填穴から前記ノズル筒部を引き抜き、
    前記ノズル筒部を引き抜いた後、前記挿填穴に前記アンカーピンを挿填することを特徴とするピンニング工法。
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