JP2006306362A - 車両用自動変速装置 - Google Patents

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武 佐藤
Toshio Ohashi
利男 大橋
Fumihiro Okazaki
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Takeshi Ogasawara
武 小笠原
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Abstract

【課題】 操作レバーの操作の検出が容易で且つ操作性を損なうことなく制御を容易にすることができる車両用自動変速装置を提供する。
【解決手段】 操作レバー1の操作を回転角度差により検出するため、検出が容易で、検出機構も簡単である。検出した回転角度差を無くす方向へモータ19により出力レバー9を回転させるため、操作レバー1による操作性がより向上する。回転軸3と出力レバー9との間に回転角度差発生部Bが設けられているため、制御に必要な所定の回転角度差を発生させることができる。回転軸3と出力レバー9とは回転角度差発生部Bに相当する回転角度はあるが物理的に係合するため、万一、モータ19や制御アンプ22が故障しても、操作レバー1の回転操作により、出力レバー9を回転させて、手動によるレンジの切換が可能になる。
【選択図】 図4

Description

この発明は、車両用自動変速装置に関するものである。
従来の車両用自動変速装置としては、車室内の運転席付近に前後及び上下へ操作可能な操作レバーを配設し、その操作レバーの操作力をケーブルやロッドなどの操作力伝達手段を介して、自動変速機のレンジ切換機構に伝達し、自動変速機のレンジ(P、R、N、Dなど)を切り換えられるようになっている。
操作レバーによる操作には、操作力伝達手段としてのケーブルやロッドにおけるフリクション(摩擦)抵抗や、切替機構を作動させる際の機構的な抵抗があり、それを操作レバーの長さによるテコ力だけで得ようとすると、操作レバーが長くなり、室内レイアウトの自由度が小さくなる。
そのため、従来は、操作レバーからレンジ切換機構までの操作力伝達経路中におけるトルクを検出し、検出されたトルクに応じて助力発生手段(アクチュエータ)により操作力を増加させる助力を発生させ、長さの短い操作レバーでも、小さな操作力で、確実な自動変速機のレンジ切換が行えるようにしていた(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−301942号公報
しかしながら、このような従来の技術にあっては、操作力伝達経路中におけるトルクを検出し、検出したトルクに応じて助力発生手段(アクチュエータ)により操作力を増加させる助力を発生させるようにしていたため、トルクの量及び向きを正確に検出する必要があり、そのための検出機構が複雑で、製造が困難であった。
また、助力発生手段では操作レバーの操作力に付加される助力を発生させるものであり、操作者の操作力と、助力量の関係を常時見極めて制御しなければならず、非常に変動要素が多い為、制御が困難であった。
本発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、操作レバーの操作の検出が容易で且つ操作性を損なうことなく制御を容易にすることができる車両用自動変速装置を提供するものである。
請求項1記載の発明は、回転軸を中心にして回転する操作レバーと、回転軸を中心に回転してレンジ切替用の駆動力を伝達する出力レバーと、出力レバーを回転させる駆動力発生手段と、回転軸と出力レバーとの回転角度差を検出する回転角度差検出手段と、検出した回転角度差を無くす方向へ出力レバーを回転させるように駆動力発生手段を制御する制御手段とを備えていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、回転軸と出力レバーとを、所定の回転角度差を発生させる回転角度差発生部を設けた状態で、同方向へ回転するように係合させたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、駆動力発生手段が車載状態で下向き又は上向きになることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、回転軸周辺にレンジに対応する凹凸を有するチェックプレートが支持され、該チェックプレートの凹凸に出力レバーに設けられた弾性部材又は弾性構造体の先端部が係合自在であることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、操作レバーの回転軸にレンジに対応する凹凸を有するチェックプレートが形成され、該チェックプレートの凹凸にチェックプレートの周辺に支持された弾性部材又は弾性構造体の先端部が係合自在であることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、回転軸周辺にレンジに対応する凹凸を有するチェックプレートが支持され、該チェックプレートの凹凸に操作レバーに設けられた弾性部材又は弾性構造体の先端部が係合自在であることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、出力レバーに、操作レバーに設けた回転軸の凸部を挿入する凹部が形成され、該凸部と凹部との間に回転角度差発生部が設けられていることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、操作レバーに設けた回転軸を挿入する出力レバーの軸受部に外向きの突起部を形成し、該突起部と操作レバーの基端部との間に回転角度差発生部を設けたことを特徴とする。
請求項9記載の発明は、出力レバーは、操作レバーに設けた回転軸に対応する軸受部を中心に、一方側へ延びる駆動力受けレバー部と、他方側へ延びる伝達レバー部を有し、該伝達レバー部と、操作レバー側に設けた延設部との間に、回転角度差発生部が設けられていることを特徴とする。
請求項10記載の発明は、出力レバーにおける伝達レバー部の先端側が交換自在な先端レバー部により形成されていることを特徴とする。
請求項11記載の発明は、回転角度差発生部に弾性部材又は弾性構造体が介在されていることを特徴とすることを特徴とする。
請求項12記載の発明は、弾性部材又は弾性構造体が感圧式で、操作レバーの起動判定が可能であることを特徴とする。
請求項13記載の発明は、出力レバーの軸受部が筒状で、該軸受部内に挿入された操作レバーの回転軸が支持された二重軸構造になっていることを特徴とする。
請求項14記載の発明は、回転軸及び軸受部にそれぞれ係合されて回転する2枚のブラシベースで基板を挟んだ構造の1つの角度差検出手段を設け、各ブラシベースの基板に対する相対的な回転角度をそれぞれ検出することにより、回転軸と軸受部との回転角度差を検出可能であることを特徴とする。
請求項15記載の発明は、操作レバーに、ノブのボタン操作により基端側へ移動するポジションピンが設けられ、操作レバーの周辺にポジションピンがレンジに対応して係合するポジションゲート部が形成された筺体が設けられ、該ポジションゲート部の底辺部におけるストローク方向両端部に、ポジションピンの挿入が可能なオーバーストロークが形成されていることを特徴とする。
請求項16記載の発明は、ポジションピンが係合するポジションゲート部は、通常ストローク範囲とオーバーストローク範囲とに区別され、操作レバーのノブに設けられた縦押し型のボタンがノブの表面よりも下側に押し込まれた時に、ポジションピンがオーバーストローク範囲で移動して、ストローク方向両端部のオーバーストローク部内へ挿入可能となることを特徴とする。
請求項17記載の発明は、ポジションピンが係合するポジションゲート部は、通常ストローク範囲とオーバーストローク範囲とに区別され、操作レバーの上部が下方へ押し込み可能な構造で、且つ上部に設けられたノブに横押し型のボタンが設けられ、ボタンが押され且つ操作レバーの上部が下方へ押し込まれた時に、ポジションピンがオーバーストローク範囲で移動して、ストローク方向両端部のオーバーストローク部内へ挿入可能となることを特徴とする。
請求項18記載の発明は、操作レバーは、回転軸を越えて延びる延長部を有し、該延長部に回転軸を中心とした回転方向で対向する一対の受面を形成し、 出力レバーに駆動力発生手段の駆動力を受けるウオームホイルを設け、該ウオームホイルの側面に突出部を形成し、該突出部と一対の受面との間に回転角度発生部を設けたことを特徴とする。
請求項19記載の発明は、受面が二股状の延長部に形成されていることを特徴とする。
請求項20記載の発明は、受面が延長部に形成した開口内に形成されていることを特徴とする。
請求項21記載の発明は、一対の受面の間に回転角度検出手段の検出ギアを設け、突出部に検出ギアに噛合する内歯状又は外歯状の円弧ギアを形成し、円弧ギアが検出ギアを回転させることにより回転角度差を検出することを特徴とする。
請求項22記載の発明は、検出ギアの先端に検出ギアよりも小径の回転ローラを形成し、突出部側に回転ローラを案内するガイド溝を形成したことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、操作レバーの操作を回転角度差により検出するため、検出が容易で、検出機構も簡単である。また、検出した回転角度差を無くす方向へ駆動力発生手段により出力レバーを回転させるため、駆動力発生手段によりレンジの切換に必要な操作力の全てを発生させることができ、操作レバーによる操作性がより向上する。
請求項2記載の発明によれば、回転軸と出力レバーとの間に回転角度差発生部が設けられているため、制御に必要な所定の回転角度差を発生させることができる。また、回転軸と出力レバーとは回転角度差発生部に相当する回転角度差はあるが物理的に係合するため、万一、駆動力発生手段や制御手段が故障しても、操作レバーの回転操作により、出力レバーを回転させて、手動によるレンジの切換が可能になる。
請求項3記載の発明によれば、駆動力発生手段が車載状態で下向き又は上向きになるため、自動変速装置の後方に位置する周辺機器(空調装置等)と干渉しづらく、周辺機器のレイアウトが容易になる。
請求項4記載の発明によれば、回転軸の周辺に設けたチェックプレートの凹凸と、出力レバーに設けられた弾性部材又は弾性構造体の先端部の係合により、出力レバーの回転位置を各レンジに対応した位置に保持することができる。
請求項5記載の発明によれば、操作レバーの回転軸に設けたチェックプレートの凹凸と、弾性部材又は弾性構造体の先端部の係合により、操作レバーの回転操作時におけるクリック感を得ることができると共に、操作レバーを回転角度差発生部の中立位置に保持して、角度差検出を容易にする。
請求項6記載の発明によれば、回転軸の周辺に設けたチェックプレートの凹凸と、操作レバーに設けられた弾性部材又は弾性構造体の先端部の係合により、操作レバーの回転操作時におけるクリック感を得ることができると共に、操作レバーを回転角度差発生部の中立位置に保持して、角度差検出を容易にする。
請求項7記載の発明によれば、出力レバーにおける凹部の内部に回転角度差発生部が設けられているため、出力レバーの小型化を図ることができる。
請求項8記載の発明によれば、出力レバーの軸受部に形成した突起部と、操作レバーの基端部との係合点が、回転軸から離れた位置になり、手動で操作レバーから出力レバーに操作力を伝達する場合に有利である。
請求項9記載の発明によれば、出力レバーの伝達レバー部と、操作レバー側に設けた延設部との間に、回転角度差発生部を設けているため、それらの係合点が回転軸から更に離れた位置になり、手動で操作レバーから出力レバーに操作力を伝達する場合により一層有利となる。
請求項10記載の発明によれば、出力レバーにおける伝達レバー部の先端側が交換自在な先端レバー部により形成されているため、先端レバー部を交換することにより、車種に合わせて伝達レバー部の長さを変更することができる。
請求項11記載の発明によれば、回転角度差発生部に弾性部材が介在されているため、回転角度差発生部におけるガタツキを防止することができる。
請求項12記載の発明によれば、弾性部材が感圧式で、操作レバーの起動判定が可能であるため、制御手段による駆動力発生手段の制御が容易になる。
請求項13記載の発明によれば、操作レバーの回転軸と、出力レバーの軸受部とが、二重軸構造になっているため、操作レバー及び出力レバーの支持剛性が高い。
請求項14記載の発明によれば、1つの回転角度差検出手段により、操作レバーと出力レバーの回転角度差を検出することができる。
請求項15記載の発明によれば、筺体のポジションゲート部におけるストローク方向両端部に、ポジションピンの挿入が可能なオーバーストローク部が形成されているため、故障により駆動力発生手段が利用できず、手動により操作レバーを回転させる場合も、操作レバーがオーバーストローク部に入り込むことにより、操作レバーを回転角度差発生部に相当する分だけ余計に回転させることができ、必要な操作ストロークを伝達することができる。
請求項16記載の発明によれば、ボタンをノブの表面で通常に押す場合と、表面よりも下側に押し込む場合とで、通常ストローク範囲とオーバーストローク範囲との切換を行うことができるため、操作の区別が明瞭で、誤操作の心配がない。
請求項17記載の発明によれば、ボタンをノブの表面で通常に押す場合と、ボタンを押した状態でノブを含む上部全体を下方へ押し込む場合とで、通常ストローク範囲とオーバーストローク範囲との切換を行うことができるため、操作の区別が明瞭で、誤操作の心配がない。
請求項18記載の発明によれば、駆動力発生手段や制御手段の故障時に、操作レバーを手動操作して出力レバーを回転させる場合に、駆動力発生手段からの駆動力を直接受けるウオームホイルに形成した突出部を、操作レバーの延長部に形成した受面が押すため、他の部分に無理が加わらず、出力レバーを確実に回動させて、手動によるレンジの切換が可能になる。
請求項19記載の発明によれば、受面が二股状の延長部に形成されているため、受面の間が開放されて、受面の間の状況が良く見え、回転角度検出手段の取付調整作業が容易である。
請求項20記載の発明によれば、受面が延長部に形成した開口内に形成されているため、延長部の剛性が高く、受面からウオームホイルの突出部へ、より大きな回転力を伝達することができる。
請求項21記載の発明によれば、回転角度検出手段の検出ギアを、突出部の円弧ギアにより回転させて、回転角度差を検出するため、回転角度差の検出が確実である。
請求項22記載の発明によれば、検出ギアの先端に設けた回転ローラを、突出部側に形成したガイド溝内に係合させて案内するため、検出ギアのラジアル方向でのバックラッシュ調整が不要になると共に、回転方向での摺動抵抗が小さくなる。
本発明は、操作レバーの操作の検出が容易で且つ操作性を損なうことなく制御を容易にすることができる車両用自動変速装置を提供する、という目的を、回転軸を中心にして回転する操作レバーと、操作レバーの回転軸を中心に回転してレンジ切替用の駆動力を伝達する出力レバーと、出力レバーを回転させる駆動力発生手段と、回転軸と出力レバーとの回転角度差を検出する回転角度差検出手段と、検出した回転角度差を無くす方向へ出力レバーを回転させるように駆動力発生手段を制御する制御手段とを備えたことで、実現した。以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づいて説明する。
尚、以下の各実施例において、共通する部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。また、他と実施例と共通している構造も、その構造に着目して説明しようとする実施例だけで取り上げることとし、同様の構造が他の実施例に図示されていても、他の構造に着目して説明しようとする実施例では、その構造の説明は省略する。
図1〜図8は、本発明の第1実施例を示す図である。インストルメントパネル90の運転席側にはステアリングホイール91が設けられている。インストルメントパネル90の車幅方向中央のセンタコンソール部92は、他の部位に比べ車室内側へ若干突出している。
センタコンソール部92内には、コントロールデバイス2が設置されている。コントロールデバイス2は二つ割構造の筺体5を有し、内部に車室内側へ向けて突出する操作レバー1が設けられている。操作レバー1はレンジ切換のために上下に操作可能になっている。この操作レバー1は、長さが従来の一般的なものよりも短くコンパクトに設計されている。従って、車室内空間への突出量が小さく、室内レイアウトの自由度を阻害しない。
コントロールデバイス2は、インストルメントパネル90の内部において、図示せぬブラケットを介して、ステアリングメンバ93及びインストステー94に取付けられている。コントロールデバイス2の後方には空調装置95が配置されている。空調装置95からはダクト96がインストルメントパネル90の表面側に延びている。インストステー94と空調装置95との間には所定の距離Dが確保されている。
コントロールデバイス2において、操作レバー1の基端には回転軸3が設けられている。操作レバー1は先端のノブ1aを手で持って上下に操作することにより、この回転軸3を中心に回転する。操作レバー1には、操作レバー1に沿って移動自在なポジションピン4が設けられ、該ポジションピン4が筺体5に形成されたポジションゲート部6内のパーキングポジション(駐車位置)、ニュートラルポジション(中立位置)、ドライブポジション(前進走行位置)、バックポジション(後退走行位置)などの各レンジ対応位置に係合することにより、各レンジが選択される。
操作レバー1における回転軸3の一端には回転軸3の回転角度を検出する回転角度センサー(回転角度検出手段)7が設けられている。回転軸3の他端には「ほぞ」状の凸部8が形成されている。
回転軸3は、出力レバー9の軸受部10に形成された「ほぞ穴」状の凹部11内に挿入されている。凹部11と凸部8との間には、所定回転角度2θ分の回転角度差を生じさせるための回転角度差発生部Bが形成されている。
出力レバー9の軸受部10における反対側には検出軸12が形成され、該検出軸12には別の回転角度センサー(回転角度検出手段)13が設けられている。
出力レバー9の軸受部10からは、一方側へ駆動力受けレバー部14が延び、他方側へ伝達レバー部15が延びている。伝達レバー部15の先端側は、交換自在な先端レバー部16により形成されている。先端レバー部16はロッド17を介して図示せぬレンジ切替機構へ連結されている。
駆動力受けレバー部14の先端には、ウオームホイル18が形成され、該ウオームホイル18が、モータ(駆動力発生手段)19のウオームギア20に係合している。モータ19は、車載状態で、図2に示すように、斜め後方を向いている。従って、このモータ19との干渉を回避するために、空調装置95は後退したレイアウトとなっており、インストステー94との間に距離Dが確保されている。
2つの回転角度センサー7、13と、モータ19とは、それぞれハーネス21を介して制御アンプ(制御手段)22に連結されている。
次に、作用を説明する。操作レバー1をレンジ切換のために回転させると、回転軸3が回転し、その回転角度を回転角度センサー7が検出する。回転軸3と、出力レバー9の軸受部10との間には、所定の回転角度2θ分の回転角度差発生部Bが設けられているため、回転軸3が回転しても出力レバー9は回転しない。従って、回転軸3と、出力レバー9の軸受部10との間には回転角度差が生じ、その回転角度差を2つの回転角度センサー7、13を比較することにより検出することができる。
その回転角度差はハーネス21を介して制御アンプ22へ伝達される。制御アンプ22は、その回転角度差を無くす方向へ出力レバー9を回転させるべくモータ19に信号を送る。モータ19の駆動力により、出力レバー9が回転し、その駆動力がロッド17を介してレンジ切換機構に伝達される。
この第1実施例によれば、操作レバー1の操作を回転角度差により検出するため、検出が容易で、検出機構も簡単である。また、検出した回転角度差を無くす方向へモータ19により出力レバー9を回転させるため、モータ19によりレンジの切換に必要な操作力の全てを発生させることができ、操作レバー1による操作性が向上する。
また、回転軸3と出力レバー9との間に回転角度差発生部Bが設けられているため、制御に必要な所定の回転角度差を発生させることができる。更に、出力レバー9における凹部11の内部に回転角度差発生部Bが設けられているため、出力レバー9の小型化を図ることができる。
加えて、出力レバー9における伝達レバー部15の先端側が交換自在な先端レバー部16により形成されているため、先端レバー部16を交換することにより、車種に合わせて伝達レバー部15の長さを変更することができる。
尚、回転軸3と出力レバー9とは回転角度差発生部Bに相当する回転角度はあるが物理的に係合して同方向へ回転するため、万一、モータ19や制御アンプ22が故障しても、ウオームホイル18とウオームギア20との係合により多少大きな操作力は必要とするが、操作レバー1の回転操作による出力レバー9の手動回転が可能となり、レンジ切換を行うことができる。
そして、前記凸部8及び凹部11は、図7に示すようなキー構造を有する操作レバー1の凸部23と、出力レバー9の凹部25とでも良いし、図8に示すようなカップリング構造を有する操作レバー1の凸部24と、出力レバー9の凹部26とでも良い。
図9〜図17は、本発明の第2実施例を示す図である。コントロールデバイス101は第1実施例同様に二つ割構造の筺体102を有し、内部に回転軸103を中心に回動自在な操作レバー104が設けられている。操作レバー104は先端のノブ104aを手で持って上下に操作することができる。操作レバー104には、ポジションピン105が設けられ、筺体102にはポジションゲート部106が形成されている。
出力レバー107の軸受部108には、操作レバー104の回転軸103が挿入され、そこには1つで回転軸103と軸受部108の回転角度差を検出する回転角度センサー(回転角度検出手段)109が設けられている。回転角度センサー109はハーネス110を介して制御アンプ(制御手段)111に連結されている。
出力レバー107の軸受部108からは、一方側へ駆動力受けレバー部112が延び、他方側へ伝達レバー部113が延びている。伝達レバー部113の先端は、ロッド114を介して図示せぬレンジ切替機構へ連結されている。伝達レバー部113の途中には突出ピン115が形成されている。駆動力受けレバー部112の先端には、ウオームホイル116が形成され、該ウオームホイル116が、モータ(駆動力発生手段)117のウオームギア118に係合している。モータ117は、車載状態で、図9に示すように、下向き状態となっている(尚、上向きにしても可)。
操作レバー104側には伝達レバー部113に沿った方向に延びる延設部119が形成され(図14参照)、該延設部119には孔部120が形成されている。この孔部120には、伝達レバー部113の突出ピン115が挿入される。図15に示すように、孔部120は突出ピン115よりも大きく、該孔部120と突出ピン115との間に回転角度差発生部Bが設けられている。
また、出力レバー107の先端側には弾性構造体121が設けられている。弾性構造体121は、スライダホルダ122、スプリング123、スライダ124、シャフト125、ローラ126から構成されている。スプリング123により「先端部」としてのローラ126を付勢している。
この弾性構造体121に対向する周辺位置には、筺体102の下方に位置する構成部品の一部に、チェックプレート127が設けられている。このチェックプレート127は、湾曲内面に各レンジに対応した凹凸128を形成した形状で、その凹凸128には前記弾性構造体121のローラ126がスプリング123に付勢された状態で係合する。
また、操作レバー104にも上側に延びる弾性構造体29が形成されている。この弾性構造体29は出力レバー107に取付けられているのと同じ構造である。そして、この弾性構造体29に対応する筺体102の上方に、同じく各レンジに対応した凹凸30を形成したチェックプレート31が設けられている。
この実施例では、モータ117を、車載状態で、下向き状態になるため、モータ117と空調装置95は干渉しづらくなり、先の実施例のように、空調装置95を後退させる必要はない。そのため、空調装置95のレイアウトが容易になり、インストステー94との間の距離dを短くすることができる。ダクト97の長さも短くなる。
また、出力レバー107に、弾性構造体121とチェックプレート127から成るチェック機構を設けたため、出力レバー107の回転位置を各レンジに対応した位置に保持することができる。
更に、操作レバー104に、弾性構造体129とチェックプレート131から成るチェック機構を設けたため、操作レバー104の回転操作時におけるクリック感を得ることができると共に、操作レバー104を回転角度差発生部Bの中立位置に保持して、角度差検出を容易にする。
加えて、出力レバー28の伝達レバー部29と、操作レバー34側に設けた延設部35との間に、回転角度差発生部Bを設けているため、それらの係合点(ボルトピン31aの先端と孔部36との係合点)が、回転軸37から十分に離れた位置になり、手動で操作レバー34から出力レバー28に操作力を伝達する場合により一層有利となる。
図18〜図20は、本発明の第3実施例を示す図である。操作レバー1の回転軸3は、出力レバー9の軸受部10内に挿入された状態で、操作レバー1の基端部と差込結合されている。軸受部10からは断面コ字状の突起部27が操作レバー1に沿った外向き状態で形成されている。
この突起部27の対向部間の間隔は、操作レバー1の基端部の径よりも大きく、その間に回転角度差発生部Bが設けられている。
この実施例によれば、出力レバー9の軸受部10に形成した突起部27と、操作レバー1の基端部との係合点が、回転軸3から離れた位置になり、手動で操作レバー1から出力レバー9に操作力を伝達する場合に有利である。
図21〜図24は、本発明の第4実施例を示す図である。出力レバー28の伝達レバー部29の先端側は、交換可能な先端レバー部30により形成されている。先端レバー部30はボルト31により伝達レバー部29に取付けられ、溝部32をピン33に係合させることにより回転が防止されている。
一方、操作レバー34側には伝達レバー部29に沿った方向に延びる延設部35が形成され、該延設部35には孔部36が形成されている。この孔部36には、伝達レバー部29に先端レバー部30を取付けるためのボルト31の先端に結合されたボルトピン31aが挿入され、該孔部36とボルトピン31aの先端との間に回転角度差発生部Bが設けられている。
この実施例によれば、先端レバー部30を伝達レバー部29に取付けるためのボルト31のボルトピン31aを利用して、回転角度差発生部Bを形成しているため、第2実施例の突出ピンのような部品をわざわざ設ける必要がなく、部品点数の低減を図ることができる。
図25は、本発明の第5実施例を示す図である。この実施例では、操作レバー34の延設部35に形成された孔部36の中に、一対の感圧式の弾性部材38を設けた構造にした。この一対の弾性部材38は、ボルトピン31aにより押されると、その圧力を検知して、回転角度差が生じたことと、その方向性を感知することができる。制御アンプ22でその信号を検出することにより、操作レバー34の起動判定が可能であり、制御アンプ22によるモータ19の制御が容易になる。
図26〜図29は、本発明の第6実施例を示す図である。出力レバー28の軸受部39が筒状で、その軸受部39内に操作レバー34の回転軸37が挿入されている。回転軸37は先端が軸受部39の他側から突出しており、軸受部39の両端においてベアリング40、41により支持された二重軸構造になっている。
また、ボルトピン31aと、操作レバー34側の延設部35の孔部36の間の回転角度差発生部Bは、弾性部材42により埋められている。
この実施例によれば、操作レバー34の回転軸37と、出力レバー28の軸受部39とが二重軸構造になっているため、操作レバー34及び出力レバー28の支持剛性が高く、回転軸37や軸受部39に傾きが生じない。
また、回転角度差発生部Bに弾性部材42が介在されているため、回転角度差発生部Bにおけるガタツキを防止することができる。
図30及び図31は、本発明の第7実施例を示す図である。この実施例では、ボルトピン31aと孔部36との間の回転角度差発生部Bに、スプリング43を利用した弾性構造体44を介在させた。弾性構造体44は、カバー45と、ホルダ46と、スプリング43と、ストッパ47と、ケース48から構成されている。先の実施例同様に、回転角度差発生部Bにおけるガタツキを防止することができる。
図32〜図37は、本発明の第8実施例を示す図である。この実施例では、図21に示すような二重軸構造の軸受部39と回転軸37の先端に、1つの回転角度センサー49を取付け、回転軸37と軸受部39(出力レバー28)の回転角度差を検出するようにしたものである。
回転角度センサー49は、ケース50、51内に基板52を有し、その基板52を2枚のブラシベース53、54により挟んでいる。2枚のブラシベース53、54は、その端溝55をケース53、54のワイヤフレーム56に係合させることにより、それぞれ独立して回転可能である。一方のブラシベース54は回転軸37の先端と係合して、回転軸37と一体で回転する。他方のブラシベース53は、軸受部39の先端と係合して、軸受部39と一体で回転する。各ブラシベース53、54には、基板52の抵抗体57に接触する接点ブラシ58が設けられ、それぞれの回転角度を検出することができる。
従って、1つの回転角度センサー49により、操作レバー34と出力レバー28の回転角度差を検出することができ、装置の小型化を図ることができる。
図38は、本発明の第9実施例を示す図である。この実施例では、操作レバー59の回転軸60に、レンジに対応する凹凸61を有する概略扇形のチェックプレート62を形成した。そして、そのチェックプレート62の凹凸61に、チェックプレート62の周辺に支持された板バネ(弾性部材)63の先端部64を係合させたものである。
この実施例によれば、操作レバー59の回転軸60に設けたチェックプレート62の凹凸61と、板バネ63の先端部64の係合により、操作レバー59の回転操作時におけるクリック感を得ることができる。
図39及び図40は、本発明の第10実施例を示す図である。操作レバー59の反対側に、真っ直ぐ延びる弾性構造体65が形成されている。弾性構造体65は、筒状のホルダ66の内部にスプリング67を内蔵し、そのスプリング67により「先端部」としてのボール68を付勢している。ボール68は筒状のホルダ66の入口が若干狭くなっていることによりホルダ66から脱落しない。
また、この弾性構造体65に対向する周辺位置には、操作レバー59とは別に支持されたチェックプレート69が設けられている。このチェックプレート69は、湾曲内面に凹凸70を形成した形状で、その凹凸70には前記弾性構造体65のボール68がスプリング67に付勢された状態で係合する。従って、第2実施例同様に、クリック感を得ることができると共に、操作レバー59を回転角度差発生部Bの中立位置に保持して、角度差検出を容易にする。
図41〜図44は、本発明の第11実施例を示す図である。この実施例に係るコントロールデバイス75の操作レバー74の先端のノブ77には縦押し型のボタン78が設けられている。ボタン78を押すことにより、ポジションピン4が下降し、ボタン78への押圧力を解くことによりポジションピン4が上昇して筺体5のポジションゲート部6に係合する。
ポジションピン4が係合する筺体5のポジションゲート部6には、上部に通常ストローク範囲Lが設定され、下部にオーバーストローク範囲Mが設定されている。オーバーストローク範囲Mのストローク方向両端部には、ポジションピン4が挿入可能なオーバーストローク部79が形成されている。
ノブ77のボタン78を、ノブ77の表面(上面)まで押し込む通常のポジションピン4は、通常ストローク範囲L内で移動して、レンジの選択が行える〔図44(a)〕。そして、万一、モータ71や制御アンプ22が故障した場合には、ボタン78をノブ77の表面以下まで押し込んで、操作レバー74を手動により操作する〔図44(b)〕。
ボタン78をノブ77の表面より下側まで押し込むことにより、ポジションピン4はオーバーストローク範囲Mまで移動し、その両端部ではオーバーストローク部79へ入り込む。従って、手動で操作する操作レバー74を回転角度差発生部に相当する分だけ余計に回転させることができ、必要な操作ストロークを図示せぬワイヤを介して自動変速機に伝達することができる。
ボタン78をノブ77の表面で通常に押す場合と、表面よりも下側に押し込む場合とで、通常ストローク範囲Lとオーバーストローク範囲Mとの切換を行うことができるため、操作の区別が明瞭で、誤操作の心配がない。
図45〜図48は、本発明の第12実施例を示す図である。この実施例の操作レバー80は、基本的にノブ81に設けられたボタン82を横に押すタイプであるが、操作レバー80のノブ81を含む上部83が、本体に対して下方へ移動自在な構造にもなっている。操作レバー80の上部83には長孔84が形成され、操作レバー80の本体にはそこに挿入されるピン85が形成されている。
操作レバー80では、ボタン82の傾斜面86を、上方に付勢されたセンタシャフト87の上端に当接させることにより、ボタン82がノブ81から突出した状態になり、また上部83が上方へ付勢された状態となっている。ポジションピン4はセンタシャフト87の下端に取付けられている。ボタン82を押すことにより、ポジションピン4がセンタシャフト87ごと下降し、通常ストローク範囲L内で移動可能となる。
そして、万一、モータ71や制御アンプ22が故障した場合には、ボタン82を押した状態で、上部83も下方へ押し下げ、ポジションピン4の位置を更に下降させて、オーバーストローク範囲M内で移動可能にする。そうすることにより、ポジションピン4がオーバーストローク部79へ入り込み、手動で操作する操作レバー80を回転角度差発生部に相当する分だけ余計に回転させることができる。
ボタン82をノブ81の表面で通常に押す場合と、ボタン82を押した状態でノブ81を含む上部83全体を下方へ押し込む場合とで、通常ストローク範囲Lとオーバーストローク範囲Mとの切換を行うことができるため、操作の区別が明瞭で、誤操作の心配がない。
図49〜図57は、本発明の第13実施例を示す図である。この実施例のコントロールデバイス132は、筺体5の内部に車室内側へ向けて突出する操作レバー133が設けられている。操作レバー133は先端のノブ133aを手で持って上下に操作することができる。ノブ133aのボタン134を押すことにより、操作レバー133のポジションピン135が動き、筺体136のポジションゲート部137の各レンジ対応位置に係合させることができる。
操作レバー133は回転中心に円孔138が形成されている(図51、図53参照)。回動軸139は出力レバー140側に設けられている。操作レバー133には、回転軸139に相当する円孔138を越えてノブ133aとは反対側に延びる延長部141が形成されている。この延長部141はハの字状の二股形状で、その内側に対向する一対の受面142が形成されている。一対の受面142の間には、「回転角度検出手段」としての回転角度センサー143が裏側から取付けられ、その検出ギア144を取付孔145(図53参照)から受面142間へ突出させている。受面142が二股状の延長部141に形成されているため、受面142の間が開放されて、受面142の間の状況が良く見え、回転角度センサー143の取付調整作業が容易である。検出ギア144の先端には、検出ギア144よりも小径の回転ローラ146が設けられている。
操作レバー133の延長部141の上側には、各レンジに対応する凹凸を有するチェックプレート147が形成され、チェックプレート147の凹凸に、筐体136側に支持された板バネ(弾性部材)148の先端部が係合している。
一方、出力レバー140の上端にも別のチェックプレート149が設けられ、そこに筐体136に支持された別の板バネ(弾性部材)150の先端が係合している。出力レバー140の回転軸139よりも下方の伝達レバー部151には、ロッド152が連結されている。
また、出力レバー140と一体の回転軸139にはウオームホイル153も固定されている。このウオームホイル153には、下向きの「駆動力発生手段」としてのモータ154のウオームギア155が係合している。
このウオームホイル153の側面には、扇形の突出部156が形成されている。この突出部156の円弧方向での長さは、前記操作レバー133側の一対の受面142間の円弧方向での長さよりも若干短く、受面142との間に回転角度差発生部Bが形成される(図57参照)。また、突出部156の内部は中空で、内部に操作レバー133側の検出ギア144が挿入され、突出部156の内部の回転軸139から遠い方の面に形成された内歯状の円弧ギア157と係合する(尚、外歯状にしても良い)。また、突出部156の奥には円弧状のガイド溝158が形成され、その中に検出ギア144の先端の回転ローラ146が移動自在に係合される。ガイド溝158の幅は回転ローラ146よりもバックラッシュ分だけ若干大きく設定されており、回転ローラ146がガイド溝158のどちらかの面と接しながら小さい摺動抵抗で回転する。
以上のような構造のため、操作レバー133の通常の操作時に、突出部156が一対の受面142の間で、回転角度差発生部Bに相当する分だけ相対移動することにより、検出ギア144を円弧ギア157で回転させて、回転角度差を検出することができる。
この実施例によれば、モータ4や制御アンプ160の故障時に、操作レバー133を手動操作して出力レバー140を回転させる場合に、モータ154からの駆動力を直接受けるウオームホイル153に形成した突出部156を、操作レバー133の延長部141に形成した受面142が押すため、手動操作の負荷となるモータ154に対して直接力を加えることができ、他の部分に無理が加わらない。従って、出力レバー140を確実に回動させて、手動によるレンジの切換が可能になる。
また、回転角度センサー143の検出ギア144を、突出部156の円弧ギア157により回転させて、回転角度差を検出するため、回転角度差の検出が確実である。更に、検出ギア144の先端に設けた回転ローラ146を、突出部156側に形成したガイド溝158内に係合させて案内するため、検出ギア144のラジアル方向でのバックラッシュ調整が不要になると共に、回転方向での摺動抵抗が小さくなるという効果もある。
図58は、本発明の第14実施例を示す図である。この実施例では、操作レバー161の延長部162を二股状にせず、延長部162の中に開口163を形成し、その開口163内に対面する一対の受面164を形成した。この実施例によれば、延長部162が二股の開放状態でないため、剛性が高く、受面164からウオームホイル153の突出部156へ、より大きな回転力を伝達することができる。
以上の実施形態では、凸部8と凹部11との形状の差や、ボルトピン31aと孔部36との形状の差などにより回転角度差発生部Bを形成する例を示したが、操作レバー1、34、59、74、80、133、161と、出力レバー9、28、140との間において、所定回転角度のずれを生じさせることができる構造であれば、そのような構造を採用しも良い。
本発明の第1実施例に係るインストルメントパネルを示す斜視図。 図1のインストルメントパネルの内部を示す断面図。 図2の自動変速装置を示す斜視図。 図3に係る回転軸と出力レバーを係合させた状態を示す斜視図。 図4の回転軸の凸部と出力レバーの凹部を示す分解斜視図。 図5の凸部と凹部との間の回転角度差発生部を示す断面図。 図6の凸部と凹部の他の例を示す断面図。 図6の凸部と凹部の更に他の例を示す断面図。 本発明の第2実施例に係るインストルメントパネルの内部を示す断面図。 図9の自動変速装置を示す斜視図。 図10の自動変速装置の分解斜視図。 図10及び図11の操作レバーと出力レバーとモータとを示す斜視図。 図12の出力レバー側の弾性構造体と筺体側のチェックプレートを示す分解斜視図。 図13の操作レバーの回転軸と出力レバーの軸受部とを示す分解斜視図。 図14の回転角度差発生部を示す概略図。 図12の出力レバー側の弾性構造体と筺体側のチェックプレートの係合状態を示す斜視図。 図16の弾性構造体を示す分解斜視図。 本発明の第3実施例に係る回転軸と出力レバーを係合させた状態を示す斜視図。 図18の回転軸と出力レバーを示す分解斜視図。 図19の回転軸と出力レバーを係合させた状態を示す側面図。 本発明の第4実施例に係る回転軸と出力レバーを係合させた状態を示す斜視図。 図21の回転軸と出力レバーを係合させた状態を延設部側から見た斜視図。 図22の回転軸と出力レバーを延設部側から見た分解斜視図。 図23のボルトと孔部との間に形成された回転角度差発生部を示す側面図。 本発明の第5実施例に係る回転角度差発生部に感圧式の弾性部材を介在させた状態を示す側面図。 本発明の第6実施例に係る回転軸と出力レバーを延設部側から見た分解斜視図。 図26の回転軸と出力レバーを係合させた状態を示す断面図。 図27の回転軸と軸受部との二重軸構造を示す断面図。 図27の回転角度差発生部を弾性部材で埋めた状態を示す断面図。 本発明の第7実施例に係る回転角度差発生部を弾性構造体で埋めた状態を示す断面図。 図30の弾性構造体を示す斜視図及び分解斜視図。 本発明の第8実施例に係る回転軸と軸受部の先端を示す斜視図。 本発明の第8実施例に係る回転角度センサーを示す斜視図。 図33の回転角度センサーを示す分解斜視図。 図34の片方のケースとブラシベースを示す分解斜視図。 図35の片方のケースとブラシベースの組付状態を示す斜視図。 図33の回転角度センサーを示す断面図。 本発明の第9実施例に係る操作レバーとチェックプレートを示す斜視図。 本発明の第10実施例に係る操作レバーとチェックプレートを示す斜視図。 図39の弾性構造体を示す断面図。 本発明の第11実施例に係る操作レバーのポジションピンが筺体のポジションゲートに係合している状態を示す斜視図。 図41の操作レバーのポジションピンが筺体のポジションゲートに係合している状態を示す側面図。 図42の操作レバーを示す側面図。 図43の操作レバーの、(a)ボタンをノブの表面まで押す通常形態と、(b)ボタンを表面より下側まで押すオーバーストローク形態をそれぞれ示す断面図。 本発明の第12実施例に係る操作レバーの、(a)側面図と、(b)正面図を、それぞれ示す側面図。 図45の操作レバーのボタンを押していない状態を示す断面図。 図46の操作レバーのボタンを押している状態を示す断面図。 図47の操作レバーのボタンを押して更に下方に押し下げた状態を示す断面図。 本発明の第13実施例に係る自動変速装置を示す斜視図。 図49の操作レバーと出力レバーとモータを示す斜視図。 図50の分解斜視図。 図51とは異なる方向から見た分解斜視図。 操作レバーを示す斜視図。 操作レバーと出力レバーとモータを示す正面図。 図54中矢示SA−SA線に沿う断面図。 図55中矢示SB−SB線に沿う断面図。 受面と突出部の関係を示す概略図。 本発明の第14実施例に係る操作レバーと出力レバーを示す斜視図。
符号の説明
1、34、59、74、80、104、133、161 操作レバー
2、75、101、132 コントロールデバイス
3、37、60、103、139 回転軸
4、135 ポジションピン
7、13、49、109、143 回転角度センサー(回転角度検出手段)
8、23、24 凸部
9、28、107、140 出力レバー
10、39、108 軸受部
11、25、26 凹部
14、112 駆動力受けレバー部
15、29、113、151 伝達レバー部
16、30 先端レバー部
18、116、153 ウオームホイル
19、71、117、154 モータ(駆動力発生手段)
22、111、160 制御アンプ(制御手段)
27 突起部
31 ボルト
31a ボルトピン
35、119 延設部
36、120 孔部
38 感圧式弾性部材
42 弾性部材
44、65、121、129 弾性構造体
52 基板
53、54 ブラシベース
57 抵抗体
58 接点ブラシ
61、70、128、130 凹凸
62、69、127、131、147、149 チェックプレート
63、148、150 板バネ(弾性部材)
64 先端部
68 ボール(先端部)
90 インストルメントパネル
95 空調装置
5、102、136 筺体
115 突出ピン
126 ローラ(先端部)
141、162 延長部
142、164 受面
144 検出ギア
146 回転ローラ
156 突出部
157 円弧ギア
158 ガイド溝
163 開口
B 回転角度差発生部
L 通常ストローク範囲
M オーバーストローク範囲
D 空調装置とインストステーとの距離(大)
d 空調装置とインストステーとの距離(小)

Claims (22)

  1. 回転軸(3、37、60、103、139)を中心にして回転する操作レバー(1、34、59、74、80、104、133、161)と、
    回転軸(3、37、60、103、139)を中心に回転してレンジ切替用の駆動力を伝達する出力レバー(9、28、107、140)と、
    出力レバー(9、28、107、140)を回転させる駆動力発生手段(19、71、117、154)と、
    操作レバー(1、34、59、74、80、104、133、161)と出力レバー(9、28、107、140)との回転角度差を検出する回転角度差検出手段(7、13、49、59、109、143)と、
    検出した回転角度差を無くす方向へ出力レバー(9、28、107、140)を回転させるように駆動力発生手段(19、71、117、154)を制御する制御手段とを備えていることを特徴とする車両用自動変速装置。
  2. 請求項1記載の車両用自動変速装置であって、
    操作レバー(1、34、59、74、80、104、133、161)と出力レバー(9、28、107、140)とを、所定の回転角度差を発生させる回転角度差発生部(B)を設けた状態で、同方向へ回転するように係合させたことを特徴とする車両用自動変速装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の車両用自動変速装置であって、
    駆動力発生手段(117、154)が車載状態で下向き又は上向きになることを特徴とする車両用自動変速装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用自動変速装置であって、
    回転軸(103)周辺にレンジに対応する凹凸(128)を有するチェックプレート(127)が支持され、該チェックプレート(127)の凹凸(128)に出力レバー(107)に設けられた弾性部材又は弾性構造体(121)の先端部(126)が係合自在であることを特徴とする車両用自動変速装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用自動変速装置であって、
    操作レバー(59)の回転軸(60)にレンジに対応する凹凸(61)を有するチェックプレート(62)が形成され、該チェックプレート(62)の凹凸(61)にチェックプレート(62)の周辺に支持された弾性部材(63)又は弾性構造体の先端部(64)が係合自在であることを特徴とする車両用自動変速装置。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用自動変速装置であって、
    回転軸(60、103)周辺にレンジに対応する凹凸(70、130)を有するチェックプレート(69、131)が支持され、該チェックプレート(69、131)の凹凸(70、130)に操作レバー(59、104)に設けられた弾性部材又は弾性構造体(65、129)の先端部(68、126)が係合自在であることを特徴とする車両用自動変速装置。
  7. 請求項2〜6のいずれか1項に記載の車両用自動変速装置であって、
    出力レバー(9)に、操作レバー(1)に設けた回転軸(3)の凸部(8、23、24)を挿入する凹部(11、25、26)が形成され、該凸部(8、23、24)と凹部(11、25、26)との間に回転角度差発生部(B)が設けられていることを特徴とする車両用自動変速装置。
  8. 請求項2〜6のいずれか1項に記載の車両用自動変速装置であって、
    操作レバー(1)に設けた回転軸(3)を挿入する出力レバー(9)の軸受部(10)に外向きの突起部(27)を形成し、該突起部(27)と操作レバー(1)の基端部との間に回転角度差発生部(B)を設けたことを特徴とする車両用自動変速装置。
  9. 請求項2〜6のいずれか1項に記載の車両用自動変速装置であって、
    出力レバー(28、107)は、操作レバー(34、104)に設けた回転軸(37、103)に対応する軸受部(10、108)を中心に、一方側へ延びる駆動力受けレバー部(14、112)と、他方側へ延びる伝達レバー部(29、113)を有し、該伝達レバー部(29、113)と、操作レバー(34、104)側に設けた延設部(35、119)との間に、回転角度差発生部(B)が設けられていることを特徴とする車両用自動変速装置。
  10. 請求項9記載の車両用自動変速装置であって、
    出力レバー(28)における伝達レバー部(29)の先端側が交換自在な先端レバー部(30)により形成されていることを特徴とする車両用自動変速装置。
  11. 請求項2〜10のいずれか1項に記載の車両用自動変速装置であって、
    回転角度差発生部(B)に弾性部材(42)又は弾性構造体(44)が介在されていることを特徴とする車両用自動変速装置。
  12. 請求項11記載の車両用自動変速装置であって、
    弾性部材(38)又は弾性構造体が感圧式で、操作レバー(34)の起動判定が可能であることを特徴とする車両用自動変速装置。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載の車両用自動変速装置であって、
    出力レバー(28)の軸受部(39)が筒状で、該軸受部(39)内に挿入された操作レバー(34)の回転軸(37)が支持された二重軸構造になっていることを特徴とする車両用自動変速装置。
  14. 請求項13記載の車両用自動変速装置であって、
    回転軸(37)及び軸受部(39)にそれぞれ係合されて回転する2枚のブラシベース(53、54)により基板(52)を挟んだ構造の1つの角度差検出手段(49)を設け、各ブラシベース(53、54)の基板(52)に対する相対的な回転角度をそれぞれ検出することにより、回転軸(37)と軸受部(39)との回転角度差を検出可能であることを特徴とする車両用自動変速装置。
  15. 請求項1〜14のいずれか1項に記載の車両用自動変速装置であって、
    操作レバー(74)に、ノブ(77、81)のボタン操作により基端側へ移動するポジションピン(4)が設けられ、操作レバー(74)の周辺にポジションピン(4)がレンジに対応して係合するポジションゲート部(6)が形成された筺体(5)が設けられ、
    該ポジションゲート部(6)の底辺部におけるストローク方向両端部に、ポジションピン(4)の挿入が可能なオーバーストローク部(79)が形成されていることを特徴とする車両用自動変速装置。
  16. 請求項15記載の車両用自動変速装置であって、
    ポジションピン(4)が係合するポジションゲート部(6)は、通常ストローク範囲(L)とオーバーストローク範囲(M)とに区別され、
    操作レバー(74)のノブ(77)に設けられた縦押し型のボタン(78)がノブ(77)の表面よりも下側に押し込まれた時に、ポジションピン(4)がオーバーストローク範囲(M)で移動して、ストローク方向両端部のオーバーストローク部(79)内へ挿入可能となることを特徴とする車両用自動変速装置。
  17. 請求項15記載の車両用自動変速装置であって、
    ポジションピン(4)が係合するポジションゲート部(6)は、通常ストローク範囲(L)とオーバーストローク範囲(M)とに区別され、
    操作レバー(74)の上部(83)が下方へ押し込み可能な構造で、且つ上部(83)に設けられたノブ(81)に横押し型のボタン(82)が設けられ、
    ボタン(82)が押され且つ操作レバー(74)の上部(83)が下方へ押し込まれた時に、ポジションピン(4)がオーバーストローク範囲(M)で移動して、ストローク方向両端部のオーバーストローク部(79)内へ挿入可能となることを特徴とする車両用自動変速装置。
  18. 請求項1又は請求項2記載の車両用自動変速装置であって、
    操作レバー(133、161)は、回転軸(139)を越えて延びる延長部(141、162)を有し、該延長部(141、162)に回転軸(139)を中心とした回転方向で対向する一対の受面(142、164)を形成し、
    出力レバー(140)に駆動力発生手段(154)の駆動力を受けるウオームホイル(153)を設け、該ウオームホイル(153)の側面に突出部(156)を形成し、該突出部(156)と一対の受面(142、164)との間に回転角度発生部(B)を設けたことを特徴とする車両用自動変速装置。
  19. 請求項18記載の車両用自動変速装置であって、
    受面(142)が二股状の延長部(141)に形成されていることを特徴とする車両用自動変速装置。
  20. 請求項18記載の車両用自動変速装置であって、
    受面(164)が延長部(162)に形成した開口(163)内に形成されていることを特徴とする車両用自動変速装置。
  21. 請求項18〜20のいずれか1項に記載の車両用自動変速装置であって、
    一対の受面(142、164)の間に回転角度検出手段(143)の検出ギア(144)を設け、突出部(156)に検出ギア(144)に噛合する内歯状又は外歯状の円弧ギア(157)を形成し、円弧ギア(157)が検出ギア(144)を回転させることにより回転角度差を検出することを特徴とする車両用自動変速装置。
  22. 請求項21記載の車両用自動変速装置であって、
    検出ギア(144)の先端に検出ギア(144)よりも小径の回転ローラ(146)を形成し、突出部(156)側に回転ローラ(146)を案内するガイド溝(158)を形成したことを特徴とする車両用自動変速装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011173490A (ja) * 2010-02-24 2011-09-08 Yanmar Co Ltd 変速操作レバー用センサユニット
WO2021161688A1 (ja) * 2020-02-13 2021-08-19 Ntn株式会社 電動アクチュエータ

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