JP2006305772A - インクジェット式記録装置、ワイピング方法およびワイピングブレード - Google Patents
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Abstract
【課題】 ノズル孔からのインクの吐出を安定して行なうことが可能なワイピング動作を行なうことができるインクジェット式記録装置、ワイピング方法およびワイピングブレードを提供する。
【解決手段】 本発明によるプリンタは、インクジェットヘッド3と、ワイピングブレード4と、ワイピング液容器7と、駆動部材20とを備える。インクジェットヘッド3はノズルプレート1に形成されたノズル孔2から記録媒体へインクを吐出する。ワイピングブレード4はノズルプレート1をワイピングする。ワイピング液容器7はワイピング液5を保持する。駆動部材20はワイピングブレード4の位置を変更する。駆動部材20は、ワイピング液5にワイピングブレード4が浸漬されるワイピングブレード4の待機位置と、ノズルプレート1をワイピングするときの、ワイピングブレード4の動作位置との間で、ワイピングブレード4の位置を変更する。
【選択図】 図3
【解決手段】 本発明によるプリンタは、インクジェットヘッド3と、ワイピングブレード4と、ワイピング液容器7と、駆動部材20とを備える。インクジェットヘッド3はノズルプレート1に形成されたノズル孔2から記録媒体へインクを吐出する。ワイピングブレード4はノズルプレート1をワイピングする。ワイピング液容器7はワイピング液5を保持する。駆動部材20はワイピングブレード4の位置を変更する。駆動部材20は、ワイピング液5にワイピングブレード4が浸漬されるワイピングブレード4の待機位置と、ノズルプレート1をワイピングするときの、ワイピングブレード4の動作位置との間で、ワイピングブレード4の位置を変更する。
【選択図】 図3
Description
この発明は、インクジェット式記録装置、ワイピング方法およびワイピングブレードに関し、より特定的には、ヘッドのノズルからインクを吐出して記録媒体に記録を行なうインクジェット式記録装置、当該インクジェット式記録装置のヘッドから異物を除去するためのワイピング方法および当該ワイピング方法において用いるワイピングブレードに関する。
今日、プリンタなどの記録装置の形式として、印字時のみに必要なインクを吐出させるドロップ・オン・デマンド型が、印字効率の良さや、低コスト化、低ランニングコスト化に有利であるなどの点から注目されている。このようなドロップ・オン・デマンド型の印字方式として、サーマルジェット方式(例えば、特許文献1参照)や、圧電素子を用いたカイザー方式(例えば、特許文献2参照)などのいわゆるインクジェット方式が主流となっている。
このようなインクジェット方式のインクジェットヘッドは、インクを噴射するための複数のノズル孔が形成されているノズルプレートを有する。そして、そのノズル孔周辺では、インクや塵埃等の付着、増粘したインクやインクに含まれる顔料が凝集したものの付着等が発生することがある。また、ノズル孔の内部ではインクに含まれる顔料などの固形成分の凝集したものの堆積や塵埃等の付着等が発生することがある。このような現象の発生により、インク孔からのインクの吐出方向が曲がる、あるいは、インク孔からインクを吐出できない状態(吐出不能状態)に陥ることがある。
そこで、このような吐出不良状態を回復するために、ノズルプレートをワイピングブレードでワイピングする回復処理が一般的に実施されている。しかしながら、従来の技術では、ワイピングブレードがノズルプレートをワイピングすることで、インク、増粘したインク、インクに含まれる顔料が凝集したもの、あるいは塵埃等がワイピングブレードに付着し、結果的にワイピングブレードを汚染してワイピング機能が低下するという問題があった。また、ワイピングの際にワイピングブレードに上記のような汚染物質が付着していると、当該汚染物質によりノズルプレートを逆に汚染してしまうという問題もあった。さらに、ワイピングの際に、ノズルプレートに付着していた上記汚染物質(たとえばインクに含まれる顔料が凝集したものや塵埃等)でノズルプレートに傷を付けてしまうといった問題もあった。
上記のような問題に対して、ワイピングブレードでインクジェットヘッドをワイピングした後に、クリーニング部材をワイピングブレードに当接させてワイピングブレードを清浄化すること(例えば、特許文献3参照)や、ワイピング液を含ませたインク吸収体をノズルプレートに当接させてワイピングする方法(例えば、特許文献4参照)や、インク吸収体でワイピングした後に洗浄液で洗浄する機能(例えば、特許文献5参照)を付与した構成や、布状や多孔質状のワイピング部材をノズルプレートに接触させてインク等を吸収しながら移動させる機構(例えば、特許文献6および7参照)などが従来提案されている。
特公昭61−59914号公報
特公昭62−32112号公報
特開平5−229132号公報
特公平3−43066号公報
特開平10−157151号公報
特開平6−297723号公報
特開平11−221927号公報
しかしながら、従来の吐出不良の回復処理において、ノズルプレートをワイピングブレードでワイピングした後に、クリーニング部材でワイピングブレードを払拭する機構では、完全にワイピングブレードの汚染を除去することができない。また、クリーニング部材はワイピングブレードの払拭を一回行なうと、そのクリーニング部材はひどく汚染されるため、クリーニング部材の交換作業を頻繁に行なう必要があるという問題がある。
また、ワイピングの際にインクや洗浄液等を含ませたインク吸収体等をノズルプレートに当接させる機構では、乾燥の速いインク、あるいは未硬化樹脂成分を含むインクや顔料を含むインクを使用する場合、インク吸収体の表面でインクの急激な増粘や顔料の凝集が起こる。このため、ノズルプレートへ増粘インクが付着する、あるいは凝集した顔料によってノズルプレートにダメージが与えられることがあるという問題があった。
また、インク吸収体を洗浄液で清浄化する場合、インク吸収体がスポンジのように複雑な形状である場合は特に付着したインク等の汚染物質をインク吸収体からすべて洗い流すことは不可能である。このため、洗浄後のインク吸収体表面では、上述の場合と同様に未硬化樹脂成分等を含むインクや顔料を含むインクを用いた場合、インクの増粘や顔料の凝集が起こる。したがって、次のワイピング動作時に増粘したインクや凝集した顔料をノズルプレートに付着させるといった問題や、これら増粘したインクなどの汚染物質によりノズルプレートに傷を付けるといった問題があった。
また、多孔質材料や布状のワイピング部材をノズルプレートに接触させてインクを吸収しながらワイピングする機構では、ワイピング動作時にワイピング部材がインクを吸収する状態を維持するため、インクを吸収できるだけの容量をワイピング部材内部に持たせる必要がある。したがって、ワイピング部材内部には多くの空気を含み、結果的にワイピング部材のノズルプレートに接触する部分は、乾燥状態もしくはインク等の液体をあまり含まない乾燥状態に近い状態でワイピング動作を行なうことになる。すると、上記インク吸収体の場合と同様に、ワイピング部材の表面ではインクの増粘は顔料の凝集が起こることになり、ノズルプレートにダメージを与えるという問題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するために成されたものであり、この発明の目的は、ノズル孔からのインクの吐出を安定して行なうことが可能なワイピング動作を行なうことができるインクジェット式記録装置、ワイピング方法およびワイピングブレードを提供することである。
この発明に従ったインクジェット式記録装置は、インクジェットヘッド部とワイピングブレードと保持部材と駆動部材とを備える。インクジェットヘッド部はノズルプレートに形成されたノズル孔から記録媒体へインクを吐出する。ワイピングブレードはインクジェットヘッド部のノズルプレートをワイピングする。保持部材はワイピングブレードを浸漬させるワイピング液を保持する。駆動部材はワイピングブレードの位置を変更する。駆動部材は、ノズルプレートのワイピングが行われないときにワイピング液にワイピングブレードが浸漬されるワイピングブレードの待機位置と、ワイピング液中から取出されたワイピングブレードによりノズルプレートをワイピングするときの、ワイピングブレードの動作位置との間で、ワイピングブレードの位置を変更するものである。
このように、本発明によれば、常に清浄なワイピングブレードによるワイピング動作を繰り返し実現できるので、良好なインク吐出が得られる状態にノズルプレートの状態を復帰させる(クリーニングする)ことができる。
以下に、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付しその説明は繰返さない。
(実施の形態1)
図1は、本発明によるプリンタの実施の形態1を示す斜視模式図である。図2は、図1に示したプリンタの構成を示すブロック図である。図3は、図1に示したプリンタ10におけるワイピング部14を示す模式図である。図1〜図3を参照して、本発明によるインクジェット式記録装置の一例としてのプリンタの実施の形態1を説明する。
図1は、本発明によるプリンタの実施の形態1を示す斜視模式図である。図2は、図1に示したプリンタの構成を示すブロック図である。図3は、図1に示したプリンタ10におけるワイピング部14を示す模式図である。図1〜図3を参照して、本発明によるインクジェット式記録装置の一例としてのプリンタの実施の形態1を説明する。
図1に示すように、本発明によるプリンタ10はいわゆるインクジェット式のプリンタであって、インクを記録媒体としての紙などに吐出するためのインクジェットヘッド3と、当該インクジェットヘッド3に付着する異物などを除去するためのワイピング部14とを備える。図2に示すように、プリンタ10においてはインクジェットヘッド3およびワイピング部14が制御部12により制御されている。
次に、図3を参照しながら、ワイピング部14の構成をより詳細に説明する。ワイピング部14は、スライドシャフト9に沿って移動するインクジェットヘッド3と対向する位置に配置されており、ワイピング液5を保持するワイピング液容器7と、このワイピング液容器7に隣接するように配置されたワイピングブレードアーム8と、支点18を中心としてこのワイピングブレードアーム8を回転移動させるための駆動部材20とを備える。ワイピングブレードアーム8は、支点18から見て一方端側にワイピングブレード4が配置され、支点18から見て一方端とは反対側に位置する他方端側に駆動部材20が接するように配置されている。なお、ワイピングブレード4の平面形状は四角形状である。
ワイピング部14と対向するように配置されたインクジェットヘッド3には、ワイピング部14と対向する側の表面に、ノズル孔2が形成されたノズルプレート1が設置されている。ノズルプレート1のノズル孔2は、インクをインクジェットヘッド3の内部から吐出するためのインク吐出口となっている。
なお、ノズルプレート1は、たとえばその表面に撥水処理が施されたポリイミドフィルムからなり、ワイピングブレード4は、たとえばデュポン社製カルレッツ(R)8002などの板状のパーフルオロゴムにより構成されていてもよい。上述したノズルプレート1およびワイピングブレード4は、インクに接触もしくはワイピング液5に浸漬されているため、耐薬品性に優れた材料により構成されている。また、ワイピング液容器7およびワイピングブレードアーム8はテフロン(登録商標)製である。これらのワイピング液容器7およびワイピングブレードアーム8では、当該テフロン(登録商標)の撥液性によって、ワイピング液容器7の内部やワイピングブレードアーム8表面に付着したインクやワイピング液5が、自重によって自然にワイピング液容器7内に落ちることになる。このため、ワイピング液容器7の内周面上やワイピングブレードアーム8の表面においてインクやワイピング液が乾燥して増粘することや、インクに含まれる顔料などの成分が凝集するといったことを防止できる。
図3に示すように、インクジェットヘッド3においては、ノズル孔2からインクの吐出動作を行なうと、微小なインク滴(ミストやサテライト)や、外部環境からの埃などの異物6がノズルプレート1の表面に付着して、インクの吐出方向の曲がりやインクの吐出不良現象を引起す場合がある。これらの異物6を除去するため、本発明によるプリンタ10においては、ワイピング部14が形成されている。このワイピング部14においては、後述するように駆動部材20を駆動することにより支点18を中心としてワイピングブレードアーム8を回転させ、その後インクジェットヘッド3を矢印16に示す方向に移動させることにより、ノズルプレート1の表面に付着した異物6をワイピングブレード4により除去するワイピング動作を行なう。
また、本発明によるプリンタにおいては、図3に示すように異物6の除去を行なうワイピング工程を実施しないときには、ワイピングブレード4はいわゆる非使用状態であって、図3に示すようにワイピング液5が満たされたワイピング液容器7の中で、ワイピング液5に浸漬した状態でワイピングブレード4は保管されている。なお、このワイピング液5は、インクジェットヘッド3のノズル孔2から吐出されるインクの主溶媒をその主成分とするものである。したがって、過去に上述したワイピング動作を行なったときにワイピングブレード4表面に付着した異物6(たとえばインク滴や、インク滴中に含まれる固形成分や反応性成分や樹脂成分)は、このワイピング液5中にワイピングブレード4が保持されることによって、凝集や硬化といった変化を起こすことはない。このため、ワイピングブレード4の表面に異物6が固着するといったような事態の発生確率を低減できる。したがって、安定した状態でワイピングブレード4の保管を行なうことができる。
また、このようにワイピング液5中にワイピングブレード4を浸漬した状態で保管することにより、ワイピング動作によってワイピングブレード4により除去された異物(ノズルプレート1表面に付着していた異物であってワイピングブレード4により除去されたものなど)をワイピング液5中に分散させることができる。このため、ワイピング液5中では、ワイピングブレード4によりノズルプレート1表面から除去されたインク滴などの異物6中に含まれる顔料が凝集することを防止できる。さらに、ワイピング液5中では、未硬化樹脂モノマーなどの重合反応性成分や乾燥硬化性成分が作用して起こる急激なインクの増粘を防止することもできる。また、塵などの固形状の異物もワイピング液5中に分散させることができるので、ワイピングブレード4の表面にこのような異物が固着することを防止できる。
このため、次回のワイピング動作においても、清浄なワイピングブレード4によりワイピング動作を行なうことができる。つまり、常に清浄なワイピングブレード4によるワイピング動作を繰返し行なうことができる。したがって、ワイピング動作を行なうことによりワイピングブレード4からノズルプレート1へ増粘インクの再付着が起こるといった問題や、ワイピングブレード4の表面において凝集した顔料や埃などの異物によってノズルプレート1に傷が発生するといった問題の発生確率を低減できる。このため、常に良好なインクの吐出が得られるノズルプレート1の状態を、ワイピング動作を行なうことにより維持することができる。
次に、本発明によるプリンタにおけるワイピング方法(ワイピング動作)を説明する。図4は、図1に示したプリンタにおけるワイピング方法を示すフローチャートである。図5は、図4におけるワイピングブレード上昇工程を説明するための模式図である。図6および図7は、図4におけるワイピング工程を説明するための模式図である。図8は、図4におけるワイピングブレード下降工程を説明するための模式図である。図4〜図8を参照して、本発明によるプリンタにおけるワイピング方法を説明する。
図4に示すように、本発明によるプリンタ10におけるワイピング方法では、まずワイピングブレード上昇工程(S10)を実施する。具体的には、図5に示すように、駆動部材20の駆動シリンダ22が矢印25に示す方向に延びることにより、ワイピングブレードアーム8の他方端部を押圧する。この結果、ワイピングブレードアーム8が支点18を中心として矢印24に示す方向に回転する。すると、ワイピングブレード4がワイピング液5の液面よりも上昇した位置に配置されることになる。ワイピングブレード4の位置は、後述するワイピング工程(S20)においてインクジェットヘッド3のノズルプレート1の表面とワイピングブレード4とが接触可能となるよう決定されている。また、このときワイピングブレード4の表面にはワイピング液5が付着した状態となっている。つまり、本発明によるワイピング部14においては、ワイピング液5中に浸漬していたワイピングブレード4をワイピング液5から引上げることで、自然にワイピングブレード4表面がワイピング液5で濡れた状態を作ることができる。
次に、図4に示すように、ワイピング工程(S20)を実施する。具体的には、図6および図7に示すように、ワイピングブレード4がインクジェットヘッド3側に上昇した状態で、図6の矢印26に示す方向にインクジェットヘッド3がスライドシャフト9に沿って移動する。この結果、インクジェットヘッド3のノズルプレート1の表面にワイピングブレード4が接触する。そして、インクジェットヘッド3の移動に伴ってワイピングブレード4によりノズルプレート1の表面に付着していた異物6が除去される。除去された異物6は図7に示すようにワイピングブレード4の表面に付着することになる。
すなわち、図6および図7に示すように、ノズルプレート1の表面にインク滴や増粘したインク滴などの異物6が付着している場合でも、ワイピング液5が付着したワイピングブレード4からワイピング液5をノズルプレート1の表面へ供給しながらワイピング動作を行なうことができるため、インク滴などの異物6について当該インク滴を十分に希釈させながらノズルプレート1の表面から除去することができる。また、異物が増粘したインクなどの固着物である場合には、当該固着物をワイピング液5によって再溶解もしくは膨潤させながら容易に除去することができる。このため、確実に異物6をノズルプレート1の表面から除去することができる(ワイピング性能を向上させることができる)。
また、図6および図7に示したワイピング工程においては、インクジェットヘッド3内のインクに正の圧力(たとえば、ノズルプレート1のノズル孔2からインクが吐出する際に加えられる圧力と同等の圧力)を印加した状態でワイピング動作を行なう。このため、ワイピング時にノズル孔2の内部やインクジェットヘッド3の内部に気泡が混入するといった問題の発生を抑制できる。また、ワイピング時にノズル孔2などから微細な塵などの異物がインクジェットヘッド3の内部に侵入しようとしても、インクに当該正の圧力が印加されているので、ノズル孔2からこれらの異物をインクと共に排出することができる。さらに、このようにインクに正の圧力を印加することにより、ノズルプレート1の表面から除去された異物6などが、ノズル孔2の内部やインクジェットヘッド3の内部にインクとともに逆流するといった問題の発生を防止できる。なお、上述したワイピング工程においては、図7に示したようにインクジェットヘッド3が所定の位置まで移動した後、インクジェットヘッド3が図6の矢印26に示した方向と逆方向に移動し、図5に示した位置(待機位置)にまで戻るようになっていてもよい。また、このワイピング工程では、上述したインクジェットヘッド3の移動を複数回繰返すようにしてもよい。
次に、図4に示すように、ワイピングブレード下降工程(S30)を実施する。具体的には、図8に示すように、駆動部材20の駆動シリンダ22が後退することにより、ワイピングブレードアーム8が支点18を中心として矢印28に示す方向に回転する。この結果、ワイピングブレード4が再びワイピング液5中に浸漬され、保管状態に戻る。この状態のまま、次回のワイピング動作時まで待機することになる。なお、このようにワイピングブレード4が保管状態になった後、インクジェットヘッド3が図5に示した待機位置に移動するようにしてもよい。
上述のような本発明によるワイピング方法によれば、インクジェットヘッド3のノズルプレート1の表面から確実に異物6を除去することができるとともに、繰返し清浄な状態でワイピングブレード4によるワイピングを行なうことができる。
図9は、本発明によるプリンタの実施の形態1の第1の変形例を示す部分模式図である。図9は、本発明によるプリンタの実施の形態1の第1の変形例におけるワイピングブレードの形状を示している。図9を参照して、本発明によるプリンタの実施の形態1の第1の変形例を説明する。
本発明によるプリンタの実施の形態1の第1の変形例は、基本的には図1〜図8に示した本発明によるプリンタの実施の形態1と同様の構造を備えるが、ワイピングブレード4の先端部の形状が異なっている。すなわち、図9に示すように、本発明によるプリンタの実施の形態1の第1の変形例では、ワイピングブレード4の先端部に突起部30が形成されている。この突起部30は、図9の紙面に垂直な方向に延在するワイピングブレード4の上端部と平行な方向に延びるように形成されている。そして、このような突起部30が形成されることにより、この突起部30の上面とワイピングブレード4の側面との間にワイピング液を保持するための液溜まり11を構成することができる。
したがって、図4に示したワイピング工程(S20)において、ワイピングブレード4の表面に確実にワイピング液5を保持することができる。このため、ワイピング工程(S20)時に、ワイピングブレード4とノズルプレート1との接触部に、液溜まり11からワイピング液5をより確実に供給することができる。すなわち、ワイピングブレード4の断面をY型のような形状にすることにより、上述した液溜まり11を形成し、この液溜まり11からワイピング液をノズルプレート1の表面に固着した異物へと供給することができる。この結果、より効果的にワイピング動作を行なうことができる。
図10は、本発明によるプリンタの実施の形態1の第2の変形例を示す部分模式図である。図10は、ワイピングブレード4の断面形状を示している。図10を参照して、本発明によるプリンタの実施の形態1の第2の変形例を説明する。
本発明によるプリンタの実施の形態1の第2の変形例は、基本的には図1〜図8に示した本発明によるプリンタの実施の形態1と同様の構造を備えるが、ワイピングブレード4の形状が異なっている。すなわち、図10に示すように、本発明によるプリンタの実施の形態1の第2の変形例においては、ワイピングブレード4の表面に凹凸部が形成された凹凸処理部32が形成されている。この凹凸処理部32では、図10の紙面に垂直な方向(ワイピングブレード4の上端部が延びる方向)に沿って、凹凸処理部32の凸部(または凹部)が延びるように形成されている。このようにワイピングブレード4の表面に凹凸処理部32を形成することにより、この凹凸部の凹部により確実にワイピング液5を保持させることができる。この結果、図4に示したワイピング工程(S20)において、ワイピングブレード4の表面からノズルプレート1の表面の異物へとより確実にワイピング液を供給することができる。
図11は、本発明によるプリンタの実施の形態1の第3の変形例を示す部分模式図である。図11は、本発明のプリンタの実施の形態1の第3の変形例におけるワイピングブレードの断面図を示している。また、図12は、図11に示したワイピングブレードの正面図である。図12は、図11における矢印36の方向からワイピングブレード4を見た図である。図11および図12を参照して、本発明によるプリンタの実施の形態1の第3の変形例を説明する。
図11および図12に示すように、本発明によるプリンタの実施の形態1の第3の変形例では、ワイピングブレード4の表面において、ワイピングブレード4の上端部(ワイピング工程においてノズルプレート1(図6参照)に接触する部分)の延在方向と同じ方向に延びるように溝34が複数個形成されている。図12からもわかるように、溝34は水平方向に延びるように形成されている。このように溝34を形成することにより、溝34の内部にワイピング液5を保持することができる。この結果、ワイピング工程においてノズルプレート1とワイピングブレード4との接触部に、確実にワイピング液を供給することができる。
図13は、本発明によるプリンタの実施の形態1の第4の変形例を示す模式図である。図13を参照して、本発明によるプリンタの実施の形態1の第4の変形例を説明する。
図13に示すように、本発明によるプリンタの実施の形態1の第4の変形例は、基本的には図1〜図8に示したプリンタと同様の構造を備えるが、ワイピングブレードアーム8の一方端に2つのワイピングブレード4a、4bが配置されている点が異なる。2つのワイピングブレード4a、4bは、互いに平行に延びるように、図13の紙面に垂直な方向に延在するように配置されている。なお、ワイピングブレード4a、4bの平面形状は四角形状である。図13は、図4のワイピング工程(S20)を実施するときのワイピングブレード4a、4bの配置を示している。
図13からもわかるように、ワイピング工程(S20)を実施する際には、ワイピングブレード4a、4bの頂面38はほぼ同じ高さになっており、2つのワイピングブレード4a、4bの頂面38が形成する平面の延びる方向を示す線分40は、ノズルプレート1の下面を含む平面の延びる方向を示す線分42と平行になっている。また、ワイピングブレード4a、4bの頂面38の位置は、ノズルプレート1の下面の位置よりも高い位置に配置されている。
このように、ワイピングブレードアーム8に2つのワイピングブレード4a、4bを配置することにより、1回のワイピング工程においてこの2つのワイピングブレード4a、4bにより続けてノズルプレート1の表面から異物を除去することができる。このため、より確実にノズルプレート1の表面から異物を除去することができる。
図14は、本発明によるプリンタの実施の形態1の第5の変形例を示す部分模式図である。図14を参照して、本発明によるプリンタの実施の形態1の第5の変形例を説明する。
図14に示すように、本発明によるプリンタの実施の形態1の第5の変形例は、基本的には図13に示した本発明によるプリンタの実施の形態1の第4の変形例と同様の構造を備えるが、2つのワイピングブレード4a、4bの間の間隔が図13に示した場合よりも狭くなっている。このように2つのワイピングブレード4a、4bの間を十分狭くすれば、このワイピングブレード4a、4bの間の間隙にワイピング液5を保持しておくことができる。この結果、ワイピング工程において、ノズルプレート1の表面に付着した異物へとワイピング液をより確実に供給することができる。なお、上述した図9〜図14に示したワイピングブレードの構成は、以下に説明する本発明によるプリンタの実施の形態2〜実施の形態4に対しても適用可能である。
(実施の形態2)
図15は、本発明によるプリンタの実施の形態2を示す部分模式図である。図15を参照して、本発明によるプリンタの実施の形態2を説明する。
図15は、本発明によるプリンタの実施の形態2を示す部分模式図である。図15を参照して、本発明によるプリンタの実施の形態2を説明する。
図15に示すように、本発明によるプリンタの実施の形態2は、基本的には本発明によるプリンタの実施の形態1と同様の構造を備えるが、ワイピング液容器7に超音波発生部材44が配置されている点が異なる。このように超音波発生部材44を配置することで、ワイピングブレード4をワイピング液5中に保管している間に、この超音波発生部材44からワイピング液5へ超音波を印加することができる。この結果、ワイピング工程においてワイピングブレード4の表面に付着したインク滴や埃などの異物6を、超音波によって効果的に希釈、再溶解、あるいは分散除去することができる。
図16は、図15に示した本発明によるプリンタの実施の形態2におけるワイピング方法を説明するためのフローチャートである。図16を参照して、本発明によるワイピング方法の実施の形態2を説明する。
図16に示すように、本発明によるワイピング方法の実施の形態2は、基本的には図4に示したワイピング方法と同様であるが、ワイピングブレード上昇工程(S10)を実施する前に、図15に示した超音波発生部材44を用いてワイピング液5へと超音波を印加する超音波印加工程(S40)を実施する。また、ワイピング工程(S20)が終了して、さらにワイピングブレード下降工程(S30)が実施された後においても、上述した工程(S40)と同様に超音波印加工程(S50)を実施する。このように、実際のワイピング工程を行なう場合の初めと終わりに超音波印加工程(S40、S50)を実施することで、より確実にワイピングブレード4の表面から異物を除去しておくことができる。このため、常に清浄な状態のワイピングブレードによってワイピングを行なうことができる。
図17は、本発明によるプリンタの実施の形態2の変形例を説明するための部分模式図である。図18および図19は、図17に示した本発明によるプリンタの実施の形態2の変形例の動作を説明するための模式図である。図17〜図19を参照して、本発明によるプリンタの実施の形態2の変形例を説明する。
図17に示すように、本発明によるプリンタの実施の形態2の変形例は、基本的には図15に示した本発明によるプリンタの実施の形態2と同様の構造を備えるが、ワイピング液容器7に凸部46が形成されている点が異なる。この凸部46は、図18および図19に示すように、ワイピングブレードアーム8が図18に示すように矢印28に示す方向に支点18を中心として回転する場合、および図19の矢印24に示す方向に支点18を中心として回転する場合に、ワイピングブレード4と接触する位置に形成されている。このようにワイピングブレードアーム8の動作時にワイピングブレード4が凸部46と接触することにより、ワイピングブレード4の表面に付着していた異物をこの凸部との接触時にワイピングブレード4の表面から除去することができる。この結果、ワイピングブレード4の表面に異物などが予め付着し、ワイピング工程において当該異物によってノズルプレート1の表面に傷が発生するといった問題の発生確率をより低減することができる。
(実施の形態3)
図20は、本発明によるプリンタの実施の形態3を示す部分模式図である。図20を参照して、本発明によるプリンタの実施の形態3を説明する。
図20は、本発明によるプリンタの実施の形態3を示す部分模式図である。図20を参照して、本発明によるプリンタの実施の形態3を説明する。
図20に示したプリンタは、基本的には図1〜図8に示した本発明によるプリンタの実施の形態1と同様の構造を備えるが、ワイピング液容器7の上部を覆うことが可能なシャッタ48が形成されている点が異なる。このシャッタ48は、矢印52に示す方向に開閉可能になっている。このシャッタ48を矢印52に示す方向に開閉する駆動源としては、従来用いられていた任意の駆動源、たとえばモータや油圧シリンダなどのアクチュエータなど任意の部材を用いることができる。
このシャッタ48は、ワイピングブレード4がワイピング液5から引上げられた状態でワイピングを行なう際には、ワイピングブレード4が上昇することが可能なように予め開放される。また、ワイピングを行なわない待機時には、図20に示すようにワイピング液容器7の上部の開口部を塞ぐように配置される。この結果、待機時にはワイピング液5を外気と遮断することができる。このため、ワイピング液5の蒸発を最小限に抑制することができる。そのため、ワイピング液5の液面などでのワイピング液5自体の変質による増粘や塵の発生といった問題の発生を防止することができる。したがって、ワイピング液5の長寿命化を図ることができるので、ワイピング液5の交換頻度を少なくすることができる。この結果、プリンタのランニングコストを低減することができる。
図21は、図20に示した本発明によるプリンタの実施の形態3におけるワイピング方法を示すフローチャートである。図22は、図21に示したシャッタ開放工程およびワイピングブレード上昇工程を説明するための模式図である。図21および図22を参照して、本発明によるプリンタの実施の形態3において実施されるワイピング方法を説明する。
図21に示したワイピング方法は、基本的には図4に示したワイピング方法と同様の工程を備えるが、ワイピングブレード上昇工程(S10)を実施する前にシャッタ開放工程(S60)を実施する点、およびワイピングブレード下降工程(S30)を実施した後にシャッタ閉工程(S70)を実施する点が異なる。すなわち、図21に示したワイピング方法では、まずシャッタ開放工程(S60)を実施する。この結果、図22に示すように、シャッタ48は矢印54に示す方向にスライドし、ワイピング液容器7の上部が開放されてワイピング液5の液面が露出した状態になる。その後、ワイピングブレード上昇工程(S10)を実施することにより、図22に示すようにワイピングブレード4がワイピング液5の液面よりも上に配置される(ワイピング可能位置に配置される)。
この後、図4に示したワイピング方法と同様に、ワイピング工程(S20)、ワイピングブレード下降工程(S30)を実施した後、シャッタ48を図22の矢印54に示した方向とは逆方向にスライドさせることにより、シャッタ48によってワイピング液容器7の上部を覆うシャッタ閉工程(S70)を実施する。この結果、ワイピングブレード4の待機時間において上述のようにワイピング液5の蒸発などを抑制することができる。このため、プリンタのランニングコストの低減を図ることができる。
(実施の形態4)
図23は、本発明によるプリンタの実施の形態4を示す部分模式図である。図23を参照して、本発明によるプリンタの実施の形態4を説明する。
図23は、本発明によるプリンタの実施の形態4を示す部分模式図である。図23を参照して、本発明によるプリンタの実施の形態4を説明する。
図23に示すように、本発明によるプリンタの実施の形態4は、基本的には、図1〜図8に示した本発明によるプリンタの実施の形態1と同様の構造を備えるが、ワイピング液容器7に、新しいワイピング液を供給するためのワイピング液タンク64と、ワイピング液容器7から廃棄されるワイピング液を保管するための廃液タンク58とが接続されている点が異なる。具体的には、ワイピング液タンク64は、配管72を介してワイピング液容器7に接続されている。このワイピング液タンク64とワイピング液容器7とを繋ぐ配管72の経路上には弁60およびポンプ62が配置されている。この弁60およびポンプ62は、ワイピング液タンク64からワイピング液容器7への新しいワイピング液の供給を制御するためのものである。また、同様に廃液タンク58も配管70を介してワイピング液容器7と接続されている。この廃液タンク58とワイピング液容器7との間の配管70の経路上には弁56が配置されている。この弁56は、ワイピング液容器7から廃液タンク58へのワイピング液の排出を制御するためのものである。なお、この廃液タンク58とワイピング液容器7との間の配管70の経路上には弁56に加えてポンプなどが配置されていてもよい。これらの弁56、60およびポンプ62は、図示しない制御部により制御されている。
このような構成とすることで、ワイピング液容器7におけるワイピング液5の状態を絶えず一定に保つことが可能になる。たとえば、ワイピング工程を繰返すうちにワイピング液容器7中に保持されたワイピング液5にインクなどが溶解し、その粘性がある程度上昇したような場合には、粘性が上昇した(古くなった)ワイピング液5をワイピング液容器7から配管70を介して廃液タンク58へと排出できる。また、一方で、ワイピング液タンク64から新しいワイピング液を、配管72を介してワイピング液容器7に供給することができる。この結果、ワイピング液容器7中のワイピング液5の状態をほぼ一定のレベルに保つことができる。したがって、ワイピングのプロセス条件を安定させることができる。
図24は、本発明によるプリンタの実施の形態4の第1の変形例を示す部分模式図である。図24を参照して、本発明によるプリンタの実施の形態4の第1の変形例を説明する。
図24に示したプリンタは、基本的には図23に示したプリンタと同様の構造を備えるが、廃液タンク58とワイピング液タンク64とが配管により接続されている点が異なる。また、この廃液タンク58とワイピング液タンク64とを接続する配管経路上にはポンプ66とフィルタ68とが設置されている。このフィルタ68により、廃液タンク58からワイピング液タンク64へと還流されるワイピング液中の異物を除去することができる。このようにフィルタ68によって異物を除去することにより、廃液タンク58へと排出されたワイピング液を再度利用することができる。
図25は、図23に示した本発明によるプリンタの実施の形態4の第2の変形例を説明するための部分模式図である。図25を参照して、本発明によるプリンタの実施の形態4の第2の変形例を説明する。
図25に示したプリンタは、基本的には図24に示したプリンタと同様の構成を備えるが、図24に示したプリンタよりもより構造を簡略化したものとなっている。具体的には、ワイピング液容器7から引出された配管70は、再びワイピング液容器7へと戻るループを構成している。そして、この配管70の経路上には、弁56、ポンプ66、フィルタ68および弁60が順番に配置されている。そして、このような構成によれば、弁56、60を開放しポンプ66によりワイピング液をワイピング液容器7からフィルタ68を介して再びワイピング液容器7へと循環させることができる。この結果、フィルタ68においてワイピング液中の異物などを除去することができるので、ワイピング液容器7に保持されたワイピング液5の状態を安定させることができる。したがって、安定してワイピングを行なうことができる。
また、このようにワイピング液容器7の外部にフィルタ68などを配置することにより、フィルタ68の交換などのメンテナンスをより容易に行なうことができる。
上述した本発明に従ったインクジェット式記録装置の一例としてのプリンタの特徴的な構成を要約すれば、本発明によるプリンタは、インクジェットヘッド部としてのインクジェットヘッド3と、ワイピングブレード4と、保持部材としてのワイピング液容器7と、駆動部材20とを備える。インクジェットヘッド3はノズルプレート1に形成されたノズル孔2から記録媒体へインクを吐出する。ワイピングブレード4はインクジェットヘッド3のノズルプレート1をワイピングする。ワイピング液容器7はワイピングブレード4を浸漬させるワイピング液5を保持する。駆動部材20はワイピングブレード4の位置を変更する。駆動部材20は、ノズルプレート1のワイピングが行われないときにワイピング液5にワイピングブレード4が浸漬されるワイピングブレード4の待機位置と、ワイピング液5中から取出されたワイピングブレード4によりノズルプレート1をワイピングするときの、ワイピングブレード4の動作位置との間で、ワイピングブレード4の位置を変更するものである。
このようにすれば、ワイピングブレード4によってインクジェットヘッド3のノズルプレート1をワイピングすることによって、ワイピングブレード4がインク滴、塵埃等の汚染物質で汚染された場合、ワイピング後にワイピングブレード4をワイピング液5中に保管することでワイピングブレード4から汚染物質を除去することができる。つまり、ワイピング液5中において、ワイピングブレード4に付着した汚染物質としてのインク滴を希釈し、あるいは汚染物質としての塵埃等を分散させることができる。このため、次回のワイピング動作時までに、前回のワイピング動作において払拭した(ワイピングブレードに付着した)インク滴中に含まれる顔料が凝集することや、インク滴中の未硬化樹脂モノマー等の重合反応性成分や乾燥硬化性成分による急激なインク滴の増粘を防止することができる。したがって、このような凝集した顔料などがワイピングブレード4の表面に固着することを防止できるので、次回のワイピング動作において清浄なワイピングブレード4でワイピングを行なうことができる。この結果、常に清浄なワイピングブレード4によるワイピング動作を繰り返し実現できる。このため、ワイピング動作でノズルプレート1への増粘インクの再付着や凝集した顔料や塵埃等でノズルプレート1に傷を付けることなく、ノズルプレート1から異物を除去する処理(回復処理)を正常に行なうことができる。つまり、回復処理を行なうことにより、良好なインク吐出が得られるノズルプレート1の状態にノズルプレート1の状態を復帰させる(クリーニングする)ことができる。
上記プリンタにおいて、ワイピング液5は、インクおよびインクを構成する成分のうちの一部の成分からなる溶液のいずれか一方であってもよい。
この場合、ワイピングブレード4を保管するワイピング液5とワイピング後のワイピングブレード4に付着したインク滴は、お互いに任意の割合で混合でき、またインク滴中に含まれる固形成分や反応性成分、樹脂成分はワイピング液5中において凝集や硬化などの変化を起こすことがない。そのため、安定した状態でワイピングブレード4の保管を行なうことができる。
上記プリンタにおいて、ワイピングブレード4を構成する材料として、ワイピング液5に対する耐性を有する材料を用いることが好ましい。具体的には、ワイピングブレード4を構成する材料として、ワイピングブレード4中へのワイピング液5の吸収、ワイピング液5によるワイピングブレード4の膨潤、およびワイピング液5によるワイピングブレード4の溶解のいずれもが実質的に無い材料を用いることが好ましい。
この場合、ワイピングが行われない待機時(ワイピングブレード4の非使用時)にワイピング液5中に保管するワイピングブレード4がワイピング液5により変質しないため、ワイピングブレード4の変質に起因する、ワイピングブレード当接圧やワイピングスピード等のワイピング条件の変化を防止することができる。また、ワイピングブレード4の変質による汚染物質の生成や発塵等をも防止することができる。さらに、ワイピングブレード4内部にインクやワイピング液5が吸収されることがないため、ワイピングブレード4において優れた洗浄性を得ることができる。この結果、常に清浄なワイピングブレード4で繰り返しワイピングを行なうことができる。
上記プリンタにおいて、ワイピングブレード4を構成する材料は、パーフルオロゴムを主成分として含んでいてもよい。この場合、耐薬品性に優れる材料であるパーフルオロゴムによりワイピングブレード4を構成するため、ワイピング液5によるワイピングブレード4の変質を確実に防止することができる。
上記プリンタは、図15に示すように、ワイピング液容器7に保持されたワイピング液5に超音波を印加する超音波印加部材としての超音波発生部材44を備えていてもよい。
この場合、ワイピングブレード4が浸漬されたワイピング液5に超音波を印加することができるので、ワイピング動作後にワイピングブレード4に付着したインク滴や塵埃などの異物をより効果的にワイピングブレード4から除去することができる。この結果、常に清浄なワイピングブレード4で繰り返しワイピングを確実に行なうことができる。
上記プリンタは、図20に示すように、ワイピング液容器7に保持されたワイピング液5と、ワイピング液容器7の外部に位置する外気との間を遮断する遮断部材としてのシャッタ48を備えていてもよい。
この場合、シャッタ48によりワイピング液5を外気から隔離できるので、ワイピング液5の蒸発を最小限に抑制することができる。このため、ワイピング液5の液面やワイピングブレード4を保管するためのワイピング液5を蓄えるワイピング液容器7の壁面に付着したワイピング液5薄膜でのワイピング液5自体の変質による増粘や発塵を防止することができる。したがって、ワイピング液5の長寿命化を図ることができる。この結果、ワイピング液5の交換やフィルタリング等のワイピング機構のメンテナンス頻度を低減できる。さらに、ワイピング液5の上述のような劣化を防止することにより、常に清浄なワイピングブレード4で繰り返しワイピングを行なうことができる。
上記プリンタは、図23または図24に示すように、供給用タンクとしてのワイピング液タンク64と廃液用タンクとしての廃液タンク58とを備えていてもよい。ワイピング液タンク64は、ワイピング液容器7と接続され、ワイピング液容器7へ供給するワイピング液5を保持する。廃液タンク58は、ワイピング液容器7と接続され、ワイピング液容器7から排出されるワイピング液5を保持する。上記プリンタは、ワイピング液タンク64からワイピング液容器7へワイピング液5を送るための供給部材としてのポンプ62を備えていてもよい。また、上記プリンタは、ワイピング液容器7から廃液タンク58へワイピング液5を排出するための排出部材としての弁56を備えていてもよい。
この場合、ワイピングブレード4から分離された異物が溶解、混合したワイピング液5を廃液タンク58へ排出するとともに、ワイピング液タンク64から新しいワイピング液5をワイピング液容器7に供給できるので、ワイピング機構のメンテナンスとしてのワイピング液5の交換等を容易に行なうことができる。このため、常に清浄なワイピングブレード4で繰り返しワイピングを行なうことができる。
上記プリンタは、図24、図25などに示すようにフィルタ68と送液部材としてのポンプ66とを備えていてもよい。フィルタ68は、保持部材としてのワイピング液容器7に保持されるワイピング液5から異物を除去するためのものである。ポンプ66は、フィルタ68にワイピング液5を供給するものである。
この場合、フィルタ68によりワイピング液5中の異物を除去(フィルタリング)することができるので、ワイピング機構のメンテナンスを容易に行なうことができる。このため、常に清浄なワイピングブレード4で繰り返しワイピングを行なうことができる。
上記プリンタにおいて、図24、図25などに示すようにフィルタ68は保持部材としてのワイピング液容器7の外部に配置されていてもよい。また、送液部材としてのポンプ66によりフィルタ68に供給されたワイピング液5を再度ワイピング液容器7に還流させることができるように、ワイピング液容器7とフィルタ68とは閉流路を構成する(環状の)配管により接続されていてもよい。すなわち、ワイピング液容器7からフィルタ68にワイピング液5を供給するための供給配管と、フィルタ68からワイピング液容器7へフィルタリング後のワイピング液5を戻すための戻り配管とにより、ワイピング液容器7とフィルタ68とは接続されていてもよい。
この場合、フィルタ68によりワイピング液5中の異物を除去(フィルタリング)することができるので、ワイピング機構のメンテナンスを容易に行なうことができる。このため、常に清浄なワイピングブレードで4繰り返しワイピングを行なうことができる。
この発明に従ったインクジェット式記録装置としてのプリンタのワイピング方法は、上記プリンタにおいてワイピングブレード4によりノズルプレート1をワイピングするワイピング方法であって、移動工程としてのワイピングブレード上昇工程(S10)とワイピング工程(S20)とを備える。ワイピングブレード上昇工程(S10)では、保持部材としてのワイピング液容器7の内部に保持されたワイピング液5に浸漬されたワイピングブレード4を、ワイピング位置にまで移動させる。ワイピング工程(S20)では、上記ワイピングブレード上昇工程(S10)の後、インクジェットヘッド部としてのインクジェットヘッド3とワイピングブレード4とを相対的に移動させることにより、ワイピングブレード4によってインクジェットヘッド3のノズルプレート1の表面から異物を除去するワイピングを行なう。ワイピング工程(S20)では、ワイピングブレード4の表面にワイピング液5が付着した状態でワイピングを行なう。
このようにすれば、インクジェットヘッド3を駆動したときにノズルプレート1に付着したインク滴が増粘していても、十分なワイピング液5をワイピングブレード4からノズルプレート1へ供給しながらワイピング動作を行なうことができるため、増粘したインク等の異物(固着物)を再溶解もしくは膨潤させながら容易に除去することができる。このため、ノズルプレート1から異物を確実に除去することができる(優れたワイピング性能を得ることができる)。また、ワイピングブレード4は待機時にワイピング液容器7の内部のワイピング液5に浸漬されているので、ワイピング工程(S20)においてワイピングブレード4に付着した異物をワイピング液5中に溶解、分散させることができる(ワイピングブレード4から異物を除去できる)。このため、常に清浄なワイピングブレード4で繰り返しワイピングを行なうことができる。したがって、ワイピング工程(S20)におけるノズルプレート1への増粘インクの再付着や、凝集した顔料や塵埃等によるノズルプレート1での傷の発生を防止しながら、回復処理(ノズルプレート1からの異物の除去)を行なうことができる。この結果、ワイピング工程(S20)により、良好なインク吐出が得られるノズルプレート1の状態に確実に回復させる(クリーニングする)ことができる。
この発明に従ったワイピングブレード4は、上記インクジェット式記録装置としてのプリンタに備えられるワイピングブレード4であって、図9〜図12などに示すようにワイピングブレード4の表面にはワイピング液5を保持する保持部(図9の突起部30、図10の凹凸処理部32、図11および図12の溝34)が形成されている。保持部はワイピングブレード4によるノズルプレート1のワイピングの際、保持部に保持されたワイピング液5の表面がノズルプレート1の表面と接触することが可能な位置に形成されている。たとえば、保持部はワイピングブレード4の先端からの距離が10mm以下、より好ましくは8mm以下、さらに好ましくは5mm以下の領域に形成されていてもよい。
この場合、ワイピングを行なうときに、保持部に保持されワイピング液5を、ワイピングブレード4とノズルプレート1との接触部に供給することができる。このため、本発明によるプリンタにおいては、ワイピングを行なうためにインクジェットヘッド3をワイピングブレード4に対して相対的に駆動したときに、ノズルプレート1に付着したインク滴が増粘していた場合であっても、十分なワイピング液5をワイピングブレード4からノズルプレート1へ供給しながらワイピング動作を行なうことができる。このため、ノズルプレート1に付着している増粘したインク等の固着物をワイピング液5により再溶解もしくは膨潤させながら容易に除去することができる。したがって、常に清浄なワイピングブレード4で繰り返しワイピングを行なうことができることに加えて、ワイピング性能を向上させることができる。
この発明に従ったプリンタのワイピング方法は、上記プリンタにおいてワイピングブレード4によりノズルプレート1をワイピングするワイピング方法であって、移動工程としてのワイピングブレード上昇工程(S10)と、ワイピング工程(S20)とを備える。ワイピングブレード上昇工程(S10)では、保持部材としてのワイピング液容器7の内部に保持されたワイピング液5に浸漬されたワイピングブレード4を、ワイピング位置にまで移動させる。ワイピング工程(S20)では、ワイピングブレード上昇工程(S10)の後、インクジェットヘッド部としてのインクジェットヘッド3をワイピングブレード4に対して相対的に移動させることにより、ワイピングブレード4によってインクジェットヘッド3のノズルプレート1の表面から異物を除去するワイピングを行なう。ワイピング工程(S20)では、インクジェットヘッド3の内部に位置するインクへ圧力を印加した状態でワイピングを行なう。なお、ここでインクへ印加される圧力は、ノズルプレート1のノズル孔2からインクが吐出するような圧力(正圧)である。
この場合、インクジェットヘッド3内部やノズル孔2内に混入していた気泡や微細な塵埃を、ノズル孔2からインクを吐出することによりワイピング時に排出することができる。またノズルプレート1から離脱した塵埃や外部環境から混入した塵埃が、ノズル孔2内、ひいては、インクジェットヘッド3内にインクとともに逆流することを防止できる。このため、常に清浄なワイピングブレード4で繰り返しワイピングを行なうことができることに加えて、塵埃等の異物がインクジェットヘッド3内に混入することを防止できる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した実施の形態ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、インクジェットヘッドを有するプリンタや、画像形成手段としてインクジェットヘッドを有するファックスやコピー機、その他のインクジェット式記録装置においてインクジェットヘッドにおけるノズルプレートから異物を除去する処理(回復処理)を良好な条件で行なうことができるので、インクジェットヘッドのクリーニングを行なう規則装置において特に有効である。
1 ノズルプレート、2 ノズル孔、3 インクジェットヘッド、4,4a,4b ワイピングブレード、5 ワイピング液、6 異物、7 ワイピング液容器、8 ワイピングブレードアーム、9 スライドシャフト、10 プリンタ、11 液溜まり、12 制御部、14 ワイピング部、16,24〜26,28,36,52,54 矢印、18 支点、20 駆動部材、22 駆動シリンダ、30 突起部、32 凹凸処理部、34 溝、38 頂面、40,42 線分、44 超音波発生部材、46 凸部、48 シャッタ、56,60 弁、58 廃液タンク、62,66 ポンプ、64 ワイピング液タンク、68 フィルタ、70,72 配管。
Claims (11)
- ノズルプレートに形成されたノズル孔から記録媒体へインクを吐出するインクジェットヘッド部と、
前記インクジェットヘッド部の前記ノズルプレートをワイピングするワイピングブレードと、
前記ワイピングブレードを浸漬させるワイピング液を保持する保持部材と、
前記ワイピングブレードの位置を変更する駆動部材とを備え、
前記駆動部材は、前記ノズルプレートのワイピングが行われないときに前記ワイピング液に前記ワイピングブレードが浸漬される前記ワイピングブレードの待機位置と、前記ワイピング液中から取出された前記ワイピングブレードにより前記ノズルプレートをワイピングするときの、前記ワイピングブレードの動作位置との間で、前記ワイピングブレードの位置を変更する、インクジェット式記録装置。 - 前記ワイピング液は、前記インクおよび前記インクを構成する成分のうちの一部の成分からなる溶液のいずれか一方である、請求項1に記載のインクジェット式記録装置。
- 前記ワイピングブレードを構成する材料として、前記ワイピング液に対する耐性を有する材料を用いる、請求項1に記載のインクジェット式記録装置。
- 前記ワイピングブレードを構成する材料は、パーフルオロゴムを主成分として含む、請求項3に記載のインクジェット式記録装置。
- 前記保持部材に保持された前記ワイピング液に超音波を印加する超音波印加部材を備える、請求項1〜4のいずれか1項に記載のインクジェット式記録装置。
- 前記保持部材に保持された前記ワイピング液と、前記保持部材の外部に位置する外気との間を遮断する遮断部材を備える、請求項1〜5のいずれか1項に記載のインクジェット式記録装置。
- 前記保持部材と接続され、前記保持部材へ供給する前記ワイピング液を保持する供給用タンクと、
前記保持部材と接続され、前記保持部材から排出される前記ワイピング液を保持する廃液用タンクとを備える、請求項1〜6のいずれか1項に記載のインクジェット式記録装置。 - 前記保持部材に保持される前記ワイピング液から異物を除去するためのフィルタと、
前記フィルタに前記ワイピング液を供給する送液部材とを備える、請求項1〜6のいずれか1項に記載のインクジェット式記録装置。 - 請求項1〜8のいずれか1項に記載のインクジェット式記録装置において前記ワイピングブレードにより前記ノズルプレートをワイピングするワイピング方法であって、
前記保持部材の内部に保持された前記ワイピング液に浸漬された前記ワイピングブレードを、ワイピング位置にまで移動させる移動工程と、
前記移動工程の後、前記インクジェットヘッド部を前記ワイピングブレードに対して相対的に移動させることにより、前記ワイピングブレードによって前記インクジェットヘッド部の前記ノズルプレートの表面から異物を除去するワイピングを行うワイピング工程とを備え、
前記ワイピング工程では、前記ワイピングブレードの表面に前記ワイピング液が付着した状態でワイピングを行う、インクジェット式記録装置のワイピング方法。 - 請求項1〜8のいずれか1項に記載のインクジェット式記録装置に備えられるワイピングブレードであって、
前記ワイピングブレードの表面には前記ワイピング液を保持する保持部が形成され、
前記保持部は前記ワイピングブレードによる前記ノズルプレートのワイピングの際、前記保持部に保持された前記ワイピング液の表面が前記ノズルプレートの表面と接触することが可能な位置に形成されている、ワイピングブレード。 - 請求項1〜8のいずれか1項に記載のインクジェット式記録装置において前記ワイピングブレードにより前記ノズルプレートをワイピングするワイピング方法であって、
前記保持部材の内部に保持された前記ワイピング液に浸漬された前記ワイピングブレードを、ワイピング位置にまで移動させる移動工程と、
前記移動工程の後、前記インクジェットヘッド部と前記ワイピングブレードとを相対的に移動させることにより、前記ワイピングブレードによって前記インクジェットヘッド部の前記ノズルプレートの表面から異物を除去するワイピングを行うワイピング工程とを備え、
前記ワイピング工程では、前記インクジェットヘッド部の内部に位置する前記インクへ圧力を印加した状態でワイピングを行う、インクジェット式記録装置のワイピング方法。
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