JP2006304015A - 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、コンピュータプログラム及び記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、コンピュータプログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 処理対象の画像の種類(原稿種別)又は処理対象の画素が属する領域に応じて適切なドット粒状で中間調生成を行い、画質を向上させることができる画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、コンピュータプログラム及び記録媒体を提供する。
【解決手段】 網点領域と連続階調領域とを有する入力画像の各画素を量子化する際に生じた誤差を前記画素周辺の量子化されていない各画素へ夫々対応する拡散係数に基づいて拡散させる誤差拡散法を用いて、中間調の生成を行う画像処理装置10において、量子化する画素が連続階調領域に含まれるか、網点領域に含まれるかを領域分離処理部14で判別し、階調再現処理部19では、判別結果が連続階調領域の場合は、記憶部に記憶されている何れか1つの組を無作為に選択し、判別結果が網点領域の場合は、記憶部に記憶されている所定の組を選択し、選択した組の拡散係数に基づいて誤差を拡散させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、入力画像の各画素を量子化する際に生じた誤差を前記画素周辺の量子化されていない各画素へ夫々対応する拡散係数に基づいて拡散させる誤差拡散法を用いて、中間調の生成を行う画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、前記中間調の生成をコンピュータに行わせるコンピュータプログラム、及び、該コンピュータプログラムが記録された記録媒体に関する。
近年、OA機器のデジタル化が急速に進展し、またカラー画像出力の需要が増したことにより、電子写真方式のデジタルカラー複写機、及びインクジェット方式又は熱転写方式のカラープリンタ等の出力機器が広く一般に普及している。たとえば、デジタルカメラもしくはイメージスキャナ等の入力機器から入力された画像、又はコンピュータで作成された画像がこれらの出力機器を用いて出力されている。これらの出力機器においては、入力された画像に対して、擬似階調再現処理を行っている場合が多い。
擬似階調再現処理の1つの手法として、誤差拡散法がある。しかし、誤差拡散法では、固定された拡散係数をすべての画素に対して適用するため、蓄積誤差が周期性のあるものとなり、テクスチャやワームを生じてしまう。テクスチャの発生を抑えるために、重み付け係数の配置を乱数に基づいて切換えることにより、拡散係数の配置をランダムに切換える技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。
さらに、より高品位かつ精細に画像を再現する手法として、エッジ領域と非エッジ領域を識別し、エッジ領域の量子化誤差を拡散する画素のマトリクスサイズを、非エッジ領域の量子化誤差を拡散する画素のマトリクスサイズより小さくする手法が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特公平6−44800号公報 黒沢俊晴、「改良型誤差拡散(MED)法による出力画像特性」、画像電子学会誌、1991年、第20巻、第5号、p.443−449
しかし、拡散係数の配置をランダムに切り換えた場合は、網点写真又は網点領域において、網点の周期的パターンの再現性が、拡散係数を固定している場合よりも劣化するという問題が生じる。一方、特許文献1では、各領域毎の拡散係数は夫々固定であるため、印画紙写真(連続階調写真)又は写真領域(印画紙写真などの連続階調領域)でテクスチャが生じるという問題がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、量子化する画素が連続階調画像又は連続階調領域に含まれるか網点画像又は網点領域に含まれるかを識別し、識別結果が連続階調画像又は連続階調領域の場合は複数組の拡散係数のうちの何れか1つの組を無作為に選択し、識別結果が網点画像又は網点領域の場合は所定の拡散係数の組を選択し、選択した組の拡散係数に基づいて誤差を拡散させることにより、処理対象の画像の種類(原稿種別)又は処理対象の画素が属する領域に応じて適切なドット粒状で中間調生成を行い、画質を向上させることができる画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、コンピュータプログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
また、本発明は、中間調の生成を行う画像に強調処理又は平滑化処理を行う空間フィルタ処理手段と、前記識別結果が網点画像の場合あるいは前記識別結果が網点領域の場合は空間フィルタ処理手段による処理を禁止又は空間フィルタ処理手段に強調処理を行わせる制御手段とを備えることにより、網点の再現性を向上させることができる画像処理装置及び画像形成装置を提供することを他の目的とする。
また、本発明は、乱数発生器が発生した乱数に基づいて、記憶部に記憶されている何れか1つの組を選択するように構成したことにより、乱数に応じて1つの組を無作為に選択することができる画像処理装置及び画像形成装置を提供することを他の目的とする。
また、本発明は、記憶部に記憶されている何れか1つの組を、色成分毎に選択するように構成したことにより、連続階調画像又は連続階調領域において、複数色のドットが重なり難くなり、ドットの粒状性を向上させることができる画像処理装置及び画像形成装置を提供することを他の目的とする。
また、本発明は、記憶部に記憶されている所定の組を、全色成分に共通の1組だけ選択するように構成したことにより、網点画像又は網点領域において、原稿画像に近い粒状性の画像を出力し、ドットの粒状性を向上させることができる画像処理装置及び画像形成装置を提供することを他の目的とする。
本発明に係る画像処理装置は、連続階調領域を主に有する連続階調画像の各画素と網点領域を主に有する網点画像の各画素とを量子化する際に生じた誤差を前記画素周辺の量子化されていない各画素へ夫々対応する拡散係数に基づいて拡散させる誤差拡散法を用いて、中間調の生成を行う画像処理装置において、複数組の拡散係数を記憶する記憶部と、量子化する画素が連続階調画像に含まれるか、網点画像に含まれるかを識別する識別手段と、識別結果が連続階調画像の場合は、記憶部に記憶されている何れか1つの組を無作為に選択し、識別結果が網点画像の場合は、記憶部に記憶されている所定の組を選択する選択手段とを備え、該選択手段が選択した組の拡散係数に基づいて誤差を拡散させるように構成してあることを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置は、連続階調領域と網点領域とを有する画像の各画素を量子化する際に生じた誤差を前記画素周辺の量子化されていない各画素へ夫々対応する拡散係数に基づいて拡散させる誤差拡散法を用いて、中間調の生成を行う画像処理装置において、複数組の拡散係数を記憶する記憶部と、量子化する画素が連続階調領域に含まれるか、網点領域に含まれるかを識別する識別手段と、識別結果が連続階調領域の場合は、記憶部に記憶されている何れか1つの組を無作為に選択し、識別結果が網点領域の場合は、記憶部に記憶されている所定の組を選択する選択手段とを備え、該選択手段が選択した組の拡散係数に基づいて誤差を拡散させるように構成してあることを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置は、中間調の生成を行う画像に強調処理又は平滑化処理を行う空間フィルタ処理手段と、前記識別結果が網点画像の場合あるいは前記識別結果が網点領域の場合、空間フィルタ処理手段による処理を禁止又は空間フィルタ処理手段に強調処理を行わせる制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置は、乱数発生器を備え、前記選択手段は、乱数発生器が発生した乱数に基づいて、前記記憶部に記憶されている何れか1つの組を選択するように構成してあることを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置は、各画素は複数の色成分を含み、色成分毎に誤差拡散法による中間調の生成を行っており、前記選択手段は、前記記憶部に記憶されている何れか1つの組を、色成分毎に選択するように構成してあることを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置は、各画素は複数の色成分を含み、色成分毎に誤差拡散法による中間調の生成を行っており、前記選択手段は、前記記憶部に記憶されている所定の組を、全色成分に共通の1組だけ選択するように構成してあることを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置は、上述した本発明の画像処理装置と、該画像処理装置によって中間調の生成が行われた画像をシートに形成する画像形成手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る画像処理方法は、連続階調領域を主に有する連続階調画像の各画素と網点領域を主に有する網点画像の各画素とを量子化する際に生じた誤差を前記画素周辺の量子化されていない各画素へ夫々対応する拡散係数に基づいて拡散させる誤差拡散法を用いて、中間調の生成を行う画像処理方法において、量子化する画素が連続階調画像に含まれるか、網点画像に含まれるかを識別するステップと、識別結果が連続階調画像の場合は、複数組の拡散係数のうちの何れか1つの組を無作為に選択し、識別結果が網点画像の場合は、所定の拡散係数の組を選択するステップとを有し、選択した組の拡散係数に基づいて誤差を拡散させることを特徴とする。
本発明に係る画像処理方法は、連続階調領域と網点領域とを有する画像の各画素を量子化する際に生じた誤差を前記画素周辺の量子化されていない各画素へ夫々対応する拡散係数に基づいて拡散させる誤差拡散法を用いて、中間調の生成を行う画像処理方法において、量子化する画素が連続階調領域に含まれるか、網点領域に含まれるかを識別するステップと、識別結果が連続階調領域の場合は、複数組の拡散係数のうちの何れか1つの組を無作為に選択し、識別結果が網点領域の場合は、所定の拡散係数の組を選択するステップとを有し、選択した組の拡散係数に基づいて誤差を拡散させることを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムは、連続階調領域を主に有する連続階調画像の各画素と網点領域を主に有する網点画像の各画素とを量子化する際に生じた誤差を前記画素周辺の量子化されていない各画素へ夫々対応する拡散係数に基づいて拡散させる誤差拡散法を用いて、コンピュータに中間調を生成させるコンピュータプログラムにおいて、コンピュータに、量子化する画素が連続階調画像に含まれるか、網点画像に含まれるかを識別させる手順と、コンピュータに、識別結果が連続階調画像の場合は、複数組の拡散係数のうちの何れか1つの組を無作為に選択させ、識別結果が網点画像の場合は、所定の拡散係数の組を選択させる手順とを含み、コンピュータに、選択した組の拡散係数に基づいて誤差を拡散させることを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムは、連続階調領域と網点領域とを有する画像の各画素を量子化する際に生じた誤差を前記画素周辺の量子化されていない各画素へ夫々対応する拡散係数に基づいて拡散させる誤差拡散法を用いて、コンピュータに中間調を生成させるコンピュータプログラムにおいて、コンピュータに、量子化する画素が連続階調領域に含まれるか、網点領域に含まれるかを識別させる手順と、コンピュータに、識別結果が連続階調領域の場合は、複数組の拡散係数のうちの何れか1つの組を無作為に選択させ、識別結果が網点領域の場合は、所定の拡散係数の組を選択させる手順とを含み、コンピュータに、選択した組の拡散係数に基づいて誤差を拡散させることを特徴とする。
本発明に係る記録媒体は、上述した本発明のコンピュータプログラムが記録されていることを特徴とする。
本発明においては、量子化する画素が連続階調画像又は連続階調領域に含まれる場合は、複数組の拡散係数のうちの何れか1つの組を無作為に選択し、量子化する画素が網点画像又は網点領域に含まれる場合は、所定の拡散係数の組を選択し、選択した組の拡散係数に基づいて誤差を拡散させることにより、処理対象の画像の種類(原稿種別)又は処理対象の画素が属する領域に応じて適切なドット粒状で中間調生成を行うことができる。例えば、拡散係数を無作為に選択する場合、拡散係数を固定する場合と比べて、量子化済みの各画素から集積される誤差の割合が変動するため、連続階調画像又は連続階調領域において、過剰なドットの重なりを抑制することができる。また、拡散係数を固定した場合、拡散係数を無作為に切換えた場合と比べて、量子化済みの各画素から集積される誤差の割合は一定であるため、入力画像中の1つ1つの網点の間のような画素値の低い部分にドットが出力されること、及び、網点を形成している画素値の高い部分にドットが出力されないことを抑制することができる。ここで、上述した誤差拡散法を用いた中間調生成処理は、画像処理装置又はシートに画像を形成する画像形成装置だけでなく、コンピュータに実行させることも可能である。コンピュータに前記処理を実行させる場合は、前記処理を実行させるコンピュータプログラムを記録媒体に記録するなどしてコンピュータに提供する。
本発明においては、前記識別結果が網点画像の場合あるいは前記識別結果が網点領域の場合、強調処理又は平滑化処理を行う空間フィルタ処理手段による処理を禁止する又は強調処理を行うように制御手段で制御するため、網点の再現性を向上させることができる。従来はモアレを防止するために網点領域に平滑化処理が行われているが、平滑化処理が行われた場合は網点の形態がくずれ、網点の再現性が低下する。しかし、本発明では網点領域に対して、空間フィルタ処理をスルーさせる(処理を禁止する)か、あるいは弱い強調処理を行うことにより、網点の形態がくずれるのを防止することができる。
本発明においては、乱数発生器が発生した乱数に基づいて、前記記憶部に記憶されている何れか1つの組を前記選択手段が選択するため、乱数に応じて1つの組を無作為に選択することができる。例えば組A〜Eのうち、組Aを所定の組とし、組B〜Eの何れか1つを無作為に選択することが可能である。または、例えば組A〜Dのうち、組Aを所定の組とすると共に、組A〜Dの何れか1つを無作為に選択することも可能である。後者の場合は、組Aが共通で使用されるため、メモリ容量などを低下させて回路規模を低減することができる。
本発明においては、前記記憶部に記憶されている何れか1つの組を、前記選択手段が色成分毎に選択し、色成分毎に誤差拡散法による中間調の生成を行うため、連続階調領域においては、全色成分で同じ拡散係数を用いる場合と比べて、各色成分の画素毎に集積される誤差の比率が変動し、集積される誤差の比率が多い色成分と少ない色成分とが生じる。そのため、グレー、レッド、グリーン、イエローあるいはこれらに近い色の比較的淡い濃度で、複数色のドットが重なり難くなり、ドットの粒状性を向上させることができる。
本発明においては、前記記憶部に記憶されている所定の組を、全色成分に共通の1組だけ前記選択手段が選択し、色成分毎に誤差拡散法による中間調の生成を行うため、黒、レッド、グリーン、ブルーなどの網点部分においては、同一の固定の拡散係数の組で処理され、またシアン、マゼンタ、イエローの3色あるいは2色の量子化値および誤差の拡散が各画素でほぼ類似するため、各色成分毎に別々の拡散係数の組を用いる場合と比べて、原稿画像の網点の色で出力される画素の割合が多くなり、元の画像に近い粒状性の画像を出力することができる。
本発明によれば、処理対象の画像の種類(原稿種別)又は処理対象の画素が属する領域に応じて適切なドット粒状で中間調生成を行うことができ、画質を向上させることができる。
本発明によれば、網点の再現性を向上させることができる。網点領域において、原稿画像に近い画像を出力することができる。
本発明によれば、複数の組の中から、乱数に応じて1つの組を無作為に選択することができる。
本発明によれば、連続階調領域において、複数色のドットが重なり難くなり、ドットの粒状性を向上させることができる。
本発明によれば、網点領域において、原稿画像に近い粒状性の画像を出力し、ドットの粒状性を向上させることができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明に係る画像処理装置10を備えるデジタルカラー複写機(画像形成装置)20の概略構成を示すブロック図である。デジタルカラー複写機20は、画像入力装置22、画像出力装置(画像形成手段)24、及び、操作パネル26を備える。また、画像処理装置10は、A/D(アナログ/デジタル)変換部11、シェーディング補正部12、入力階調補正部13、領域分離処理部14、色補正部15、黒生成下色除去部16、空間フィルタ処理部17、出力階調補正部18、及び、階調再現処理部19を備える。
画像入力装置22は、例えば、CCD(Charge Coupled Device;電荷結合素子)を用いたイメージスキャナを含んでおり、例えば原稿画像が記録されたシートからの反射光像を、CCDによってアナログRGB(R:赤、G:緑、B:青)信号として読取り、画像処理装置10へ出力するものである。画像入力装置22で読取られたアナログRGB信号は、画像処理装置10内を、A/D変換部11、シェーディング補正部12、入力階調補正部13、領域分離処理部14、色補正部15、黒生成下色除去部16、空間フィルタ処理部17、出力階調補正部18、および階調再現処理部19の順に送られ、最終的にデジタルCMYK(C:シアン、M:マゼンタ、Y:イエロー、K:黒)信号が画像出力装置24へ出力される。
A/D変換部11は、入力されたアナログRGB信号をデジタルRGB信号に変換するものである。シェーディング補正部12は、A/D変換部11より送られてきたデジタルRGB信号(以下、RGB信号と略す)に対して、画像入力装置22の照明系、結像系、撮像系で生じる各種の歪みを取り除く処理を施すものである。入力階調補正部13は、シェーディング補正部12にて各種の歪みが取り除かれたRGB信号(RGBの反射率信号)のカラーバランスを整えると共に、濃度信号などの画像処理装置10に採用されている画像処理システムが扱い易い信号に変換するものである。
領域分離処理部14は、入力されたRGB信号に基づいて、入力画像中の各画素を例えば文字領域、網点領域、写真(連続階調)領域などの複数の領域に分離するものである。また、領域分離処理部14は、分離結果に基づき、画素がどの領域に属しているかを示す領域識別信号を、色補正部15、黒生成下色除去部16、空間フィルタ処理部17、及び階調再現処理部19へ出力すると共に、入力階調補正部13より出力されたRGB信号をそのまま後段の色補正部15に出力する。
領域分離処理としては、例えば、注目画素を含むn×mのブロック(例えば、15×15)における最小濃度値(最小画素値)と最大濃度値(最大画素値)の差分である最大濃度差と、隣接する画素の濃度差の絶対値の総和である総和濃度繁雑度を算出し、予め定められている複数の閾値と比較することにより、下地領域、写真領域(連続階調領域)、文字領域、又は網点領域に分離することが可能である(例えば特開2002−232708号公報参照)。
下地領域の濃度分布は、通常、濃度変化が少ないため、最大濃度差及び総和濃度繁雑度は共に非常に小さくなる。写真領域の濃度分布は、滑らかな濃度変化をしており、最大濃度差及び総和濃度繁雑度は共に小さくなるが、下地領域よりは多少大きくなる。網点領域の濃度分布は、最大濃度差は網点により様々であるが、総和濃度繁雑度は網点の数だけ濃度変化が生じているので、最大濃度差に対する総和濃度繁雑度の割合が大きくなる。したがって、最大濃度差と文字・網点判定閾値(前記複数の閾値の1つ)との積よりも総和濃度繁雑度が大きい場合、網点領域であると判別する。文字領域の濃度分布は、最大濃度差が大きく、それに伴い総和濃度繁雑度も大きくなるが、網点領域よりも濃度変化が少ないため、網点領域よりも総和濃度繁雑度は小さくなる。したがって、最大濃度差と文字・網点判定閾値との積よりも総和濃度繁雑度が小さい場合、文字領域であると判別する。
よって、算出された最大濃度差と最大濃度差閾値との比較、及び、算出された総和濃度繁雑度と総和濃度繁雑度閾値との比較を行い、最大濃度差が最大濃度差閾値よりも小さく、かつ、総和濃度繁雑度が総和濃度繁雑度閾値よりも小さい場合、注目画素は下地/写真領域であると判定し、そうでない場合は文字/網点領域であると判定する。下地/写真領域であると判断された場合、算出された最大濃度差と下地・写真判定閾値との比較を行い、最大濃度差の方が小さい場合は下地領域であると判定し、最大濃度差の方が大きい場合は写真領域であると判定する。文字/網点領域であると判断された場合、算出された総和濃度繁雑度と最大濃度差に文字・網点判定閾値を掛けた値との比較を行い、総和濃度繁雑度の方が小さい場合は文字領域であると判定し、総和濃度繁雑度の方が大きい場合は網点領域であると判定する。
色補正部15は、色を忠実に再現するために、不要吸収成分を含むCMY色材の分光特性に基づいた色濁りを取り除く処理を行うものである。処理方法としては、入力RGB信号と出力CMY信号の対応関係をLUT(ルックアップテーブル)としてもつ方法や、
Figure 2006304015
のような変換行列を用いるカラーマスキング法などがある。例えばカラーマスキング法を用いる場合には、あるCMYデータを画像出力装置24に与えた場合に出力される色のL* * * 値(CIE1976L* * * 信号(CIE:Commission International de l’Eclairage;国際照明委員会、また、L* :明度、a* ,b* :色度))と同じL* * * をもつカラーパッチを画像入力装置22に読み込ませたときのRGBデータと、画像出力装置24に与えたCMYデータの組を多数用意し、それらの組合せより式1のa11からa33までの変換行列の係数を算出し、算出した係数を用いて色補正処理を行う。より精度を高めたい場合は、二次以上の高次の項を加えればよい。
黒生成下色除去部16は、色補正後のCMY信号から黒(K)信号を生成する黒生成、元のCMY信号が重なる部分を差し引いて新たなCMY信号を生成する処理を行い、3色のCMY信号を4色のCMYK信号に変換するものである。空間フィルタ処理部(空間フィルタ処理手段)17は、黒生成下色除去部16から入力されるCMYK信号の画像データに対して、領域識別信号を基にデジタルフィルタによる空間フィルタ処理を行い、空間周波数特性を補正することによって出力画像のぼやけ、粒状性劣化の防止を図るものである。
例えば、領域分離処理部14にて文字領域として分離された領域は、特に黒文字または色文字の再現性を高めるために、空間フィルタ処理部17の空間フィルタ処理において鮮鋭強調処理で高周波成分を強調する。また、領域分離処理部14にて網点領域として分離された領域は、空間フィルタ処理部17において、網点成分を除去するためのローパス・フィルタ処理は行わず、網点成分を可能な限り再現できるように、空間フィルタ処理をスルーさせたり(禁止したり)、鮮鋭強調処理で高周波成分を強調する。
網点領域については、従来はモアレを防止するために平滑化処理が行われているが、平滑化処理が行われると網点の形態がくずれ、網点を再現する上で好ましくない。そこで、本発明においては、網点領域に対して、何も処理を行わない(空間フィルタ処理をスルー)か、あるいは弱い強調処理を行うことにより、網点の形態を保存する。図2は、弱い強調処理に用いるフィルタ係数の例を示す図である。なお、空間フィルタ処理部14における空間フィルタ処理は、網点領域の場合はスルー処理又は鮮鋭強調処理としたが、領域によらず共通のフィルタ処理を行うことも可能である。
出力階調補正部18は、濃度信号などの信号を画像出力装置24の特性値である網点面積率に変換する出力階調補正処理を行うものである。階調再現処理部19は、CMYK信号の画像データに対し、領域識別信号に基づいて、最終的に画像が擬似的に階調を再現できるように階調再現処理(中間調の生成)を施すものである。例えば誤差拡散法を用いて中間調の生成を行う。
上述した各処理が施された画像データは、一旦記憶部(図示せず)に記憶され、所定のタイミングで読み出されて画像出力装置24へ出力される。画像出力装置24は、画像を記録媒体(例えば紙等)上に出力するものであり、例えば、電子写真方式又はインクジェット方式のカラー画像出力装置等をあげることができるが特に限定されるものではない。
操作パネル26は、例えば、液晶ディスプレイ等の表示部と設定ボタン等の操作部とが一体化されたタッチパネル等により構成され、操作パネル26より入力された情報に基づいて画像入力装置22、画像処理装置10、画像出力装置24の動作が制御される。なお、以上の各処理は図示していないCPU(Central Processing Unit:制御手段)により制御される。
図3は画像処理装置10の階調再現処理部19の概略要部構成を示すブロック図である。階調再現処理部19は、加算器30、比較器などを含む量子化処理部32、ROM(Read Only Memory)などの量子化閾値格納部34、減算器などの量子化誤差算出部36、乗算器などを含む拡散誤差算出部38、ROMなどの拡散係数格納部42、RAM(Random Access Memory)などの蓄積誤差格納部40、及び乱数発生器44を備えている。ただし、画像データの各画素は、CMYKの4つの色成分から構成されており、各色成分毎に誤差拡散法を用いた中間調生成が行われる。そのため、CMYKの各色成分の誤差拡散処理を順番に共通の回路で行ったり、CMYKの各色成分の誤差拡散処理を夫々別の回路で並列的に行う。ただし、各色成分毎の誤差拡散はほぼ同様の処理が行われるため、以下の説明では1つの色成分に対する処理について説明し、他の色成分に対する処理については異なる点だけ説明する。
加算器30は、入力画像データの処理対象の各画素の画素値(濃度値)に、蓄積誤差格納部40に格納されている、前記画素の位置に対応する蓄積誤差を加算し、蓄積誤差が加算された画素値を量子化処理部32へ出力する。量子化処理部32は、蓄積誤差が加算された画素値と、量子化閾値格納部34に格納されている量子化閾値とを比較して量子化を行い、出力画像データの画素値(以下、量子化値という)を出力する。量子化誤差算出部36は、量子化処理部32から出力される量子化値と量子化処理部32に入力される画素値との誤差(量子化誤差)を求め、求めた量子化誤差を拡散誤差算出部38へ出力する。
拡散誤差算出部38は、量子化誤差と、拡散係数格納部42に格納されている拡散係数の組とに基づいて、前記画素の周辺の未処理の各画素に拡散する拡散誤差を求める。求めた拡散誤差は蓄積誤差格納部40に格納される。ただし、拡散係数格納部(記憶部、選択手段)42には、複数組の拡散係数が格納されており、拡散誤差算出部38が使用する拡散係数の組は、領域識別信号及び乱数発生器44が各画素毎に発生する乱数に応じて選択される。本実施の形態では、拡散係数格納部(識別手段)42は、領域識別信号に基づいて網点領域であるか写真(連続階調)領域であるかを識別する。
図4及び図5(a)〜(d)は、拡散係数の組の例を示す図である。図において、量子化を行う画素は「*」で示してあり、図4は網点領域の場合に選択される組の例、図5(a)〜(d)は写真領域の場合に選択候補となる4組の例を示している。拡散係数格納部42は、領域分離処理部14から網点領域を示す領域識別信号が入力された場合は、図4に示す拡散係数の組を選択する。この選択した組は、CMYKの各色成分に対して共通とする。
一方、拡散係数格納部42は、領域分離処理部14から写真領域を示す領域識別信号が入力された場合、乱数発生器44が発生する乱数値に応じて、図5(a)〜(d)に示す4組の拡散係数のうちの1組を選択する。例えば、乱数発生器で2ビット(0〜3)の乱数を発生させ、「0」の場合は図5(a)、「1」の場合は図5(b)、「2」の場合は図5(c)、「3」の場合は図5(d)の拡散係数を選択する。ここで、乱数発生器44は、色成分毎に別々に設け、各乱数発生器毎に乱数を発生させたり、1つの乱数発生器から各色成分毎の乱数を発生させることが可能である。これにより、色成分毎に別々の拡散係数の組が選択される。
なお、領域分離処理部14にて文字領域として分離された領域に関しては、別途拡散係数を用意しても良いが、網点領域と同じものを選択するようにしてもよい。後者の場合、文字領域に属する画素の誤差拡散は、網点領域と同様に処理される。また、下地領域に関しても、別途拡散係数を用意しても良いが、写真領域と同じものを選択するようにしてもよい。後者の場合、下地領域に属する画素の誤差拡散は、写真領域と同様に処理される。
拡散係数を画素毎にランダムに切換えた場合、拡散係数を固定した場合と比べて、量子化済みの各画素から集積される誤差の割合が変動することになる。また、色成分毎に別々の乱数で拡散係数を選択した場合、色成分毎に量子化済みの各画素から集積される誤差の割合が変動することになる。そのため、写真領域において、過剰なドットの重なりを抑制することができる。
一方、拡散係数を固定した場合、拡散係数を画素毎にランダムに切換えた場合と比べて、量子化済みの各画素から集積される誤差の割合は一定であるため、原稿画像中の1つ1つの網点の間のような画素値の低い部分にドットが出力されること、及び、網点を形成している画素値の高い部分にドットが出力されないことを抑制することができる。そのため、網点領域の画質劣化を抑制することができる。また、本発明においては、中間調処理として周期性のない誤差拡散を用いているので、網点とディザ処理により生じるようなモアレは発生しない。
(実施の形態2)
図6は、本発明に係る画像処理装置を含む画像形成システムの一構成例を示すブロック図である。この画像形成システムは、コンピュータ(画像処理装置)50及びプリンタ(画像出力装置、画像形成手段)55を備える。プリンタ55は、プリンタ機能に加えて、コピー機能、ファクシミリ機能を有するデジタル複合機であってもよい。また、プリンタ55は、電子写真方式又はインクジェット方式の画像形成を行う。
例えばフラットベッドスキャナ又はフィルムスキャナ等のイメージスキャナ又はデジタルカメラからコンピュータ50へ画像データが入力され、図示しないハードディスクなどの記憶装置に記憶される。コンピュータ50に入力された画像データは、各種のアプリケーションプログラムを実行して加工・編集等を行うことが可能である。コンピュータ50は、プリンタ55へ出力する出力画像データの各画素の領域を判別する領域分離処理部51、中間調生成処理を行う階調再現処理部52、及び、出力画像データのプリンタ言語への変換を行うプリンタ言語翻訳部53等として動作する。領域分離処理部51は、上述した実施の形態1の画像処理装置10の領域分離処理部14と同様の領域分離処理を行い、階調再現処理部52は実施の形態1の画像処理装置10の階調再現処理部19と同様の誤差拡散法を用いた中間調生成処理を行う。なお、図示していないが、コンピュータ50は、上述した実施の形態1の画像処理装置10の色補正部15、黒生成下色除去部16、及び空間フィルタ処理部(空間フィルタ処理手段)17などと同様の処理も行う。プリンタ言語翻訳部53でプリンタ言語に変換されたデータは、通信ポート54(セントロニクスポート、LAN(Local Area Network)ポート等)を介してプリンタ55へ出力される。
図7はコンピュータの一構成例を示すブロック図である。コンピュータ50は、CPU61と、RAM62と、ハードディスクドライブ(以下、ハードディスクと略す)63と、フレキシブルディスクドライブ又はCD(Compact Disk)−ROMドライブ等の外部記憶部64と、プリンタ55などとの通信制御を行う通信ポート54とを備える。また、コンピュータ50は、キーボード又はマウス等の入力部65と、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ又は液晶ディスプレイなどの表示部66とを備える。また、通信ポート54は、ネットワークカード又はモデムを含み、LAN、インターネット又は電話回線などの通信ネットワークに接続することが可能である。
CPU61は、上述した各部62〜66及び54の制御を行う。また、CPU61は、入力部65又は通信ポート54から受付けたプログラム又はデータ、あるいはハードディスク63又は外部記憶部64から読み出したプログラム又はデータ等をRAM62に記憶し、RAM62に記憶したプログラムの実行又はデータの演算等の各種処理を行い、各種処理結果又は各種処理に用いる一時的なデータをRAM62に記憶する。RAM62に記憶した演算結果等のデータは、CPU61により、ハードディスク63に記憶されたり、表示部66又は通信ポート54から出力される。
CPU61は、上述した領域分離処理部51、階調再現処理部52、及びプリンタ言語翻訳部53などとして動作する。また、画像データは、例えばスキャナ又はデジタルカメラからコンピュータ50へ入力され、ハードディスク63に記憶される。また、CPU61は、実施の形態1(図3)の加算器30、量子化処理部32、量子化誤差算出部36、拡散誤差算出部38、乱数発生器44として動作する。また、RAM62又はハードディスク63は、量子化閾値格納部34、蓄積誤差格納部40、及び拡散係数格納部42として動作する。例えば図4及び図5(a)〜(d)に示した拡散係数の組はハードディスク(記憶部)63に記憶されている。
CD−ROM等の記録媒体69に記録されたコンピュータプログラムを外部記憶部64で読み出してハードディスク63又はRAM62に記憶してCPU61に実行させることにより、コンピュータ50を上述した各部又は各手段として動作させることが可能である。また、LANなどに接続された通信ポート54で他の装置からコンピュータプログラムを受付けてハードディスク63又はRAM62に記憶することも可能である。なお、本発明に係る誤差拡散処理を実現するコンピュータプログラムは、プリンタドライバに含まれていてもよいし、画像処理用のアプリケーションソフトに含まれていてもよい。
図8は、誤差拡散法を用いた中間調生成の処理手順の例を示すフローチャートである。CPU61により、ハードディスク63からRAM62に読出された画像データの処理対象の画素値に、RAM62又はハードディスク63に記憶されている蓄積誤差を加算する(S10)。CPU61は、蓄積誤差を加算した画素値とハードディスク63に記憶されている量子化閾値とを比較して量子化処理を行い(S12)、求めた量子化値をRAM62に記憶する。CPU61は、蓄積誤差が加算された画素値と求めた量子化値との減算を行って量子化誤差を算出し(S14)、算出した量子化誤差をRAM62に記憶する。また、CPU(識別手段、選択手段)61は、処理対象の画素が属する領域の識別を行い、領域が網点領域の場合(S16:YES)はハードディスク63に記憶されている拡散係数の複数組の中から所定の拡散係数の組を選択し(S18)、領域が網点領域でない(写真領域である)場合(S16:NO)は乱数を発生させ、乱数に応じてランダムに拡散係数の組を選択する(S20)。CPU61は、選択した拡散係数の組と算出した量子化誤差との乗算などを行って拡散誤差を算出し、RAM62又はハードディスク63に格納する(S22)。上述した処理を前記画像データの各画素に対して行う(S24:NO)。誤差拡散及び画素が属する領域の識別は、実施の形態1と同様に行われる。また、CPU(制御手段)61は、空間フィルタ処理のスルー(禁止)なども行う。
(実施の形態3)
上述した実施の形態では、入力画像の各画素が属する領域に基づいて、固定の拡散係数の組とランダムに選択した拡散係数の組との切換を行ったが、例えば網点写真又は印画紙写真(連続階調写真)などの入力画像(原稿)の種類(原稿種別)に基づいて、固定の拡散係数の組とランダムに選択した拡散係数の組との切換を行うことも可能である。
図9は原稿種別に基づいて拡散係数の切換を行う本発明に係る画像処理装置10aを備えるデジタルカラー複写機(画像形成装置)20aの概略構成を示すブロック図である。デジタルカラー複写機20aは、実施の形態1(図1)と同様の画像入力装置22、画像出力装置(画像形成手段)24、及び、操作パネル26を備える。また、画像処理装置10aは、実施の形態1(図1)と同様のA/D変換部11、シェーディング補正部12、入力階調補正部13、領域分離処理部14、色補正部15、黒生成下色除去部16、空間フィルタ処理部17、出力階調補正部18、及び、階調再現処理部19を備える。
本実施の形態においては、シェーディング補正部12と入力階調補正部13との間に、入力画像の種類(原稿種別)の判別を行う原稿種別判別部21を備える。原稿種別判別部21は、シェーディング補正部12によって各種の歪みが取り除かれ、カラーバランスの調整が行われたRGB信号(RGBの反射率信号)を、濃度信号などの画像処理装置10aに採用されている画像処理システムの扱い易い信号に変換すると共に、原稿種別の判別を行う。原稿種別の判別結果(原稿種別判別信号)は、入力階調補正部13、色補正部15、黒生成下色除去部16、空間フィルタ処理部17、及び、階調再現処理部19へ出力される。また、本実施の形態においては、入力階調補正部13は、下地濃度の除去やコントラストなどの画質調整処理を行う。
入力画像の種類(原稿種別)の判別方法としては、上述した領域の判別(領域分離処理)と同様に行うことが可能である。例えば、プレスキャンを行った入力画像データを用いて、上述した領域分離処理と同様に各画素が属する領域の判別を行い、各領域毎に画素数をカウントし、予め設定されている下地領域、写真(連続階調)領域、網点領域及び文字領域に対応する閾値と比較することにより、原稿の種類(原稿種別)を判定する。例えば、文字領域の比率と網点領域の比率とが、それぞれ閾値以上の場合は、文字・網点写真(文字・印刷写真)であると判定する。また、文字、網点、写真(印画紙写真)の順に検出精度が高いと仮定した場合、文字領域の比率が全画素数の30%の場合には文字原稿、網点領域の比率が全画素数の20%の場合には網点写真、写真(印画紙写真)領域の比率が全画素数の10%の場合には印画紙写真であると判定する。なお、原稿種別の判別は、プレスキャンを行った入力画像だけでなく、ハードディスク等の記憶装置に格納された画像データを用いて行うことも可能である。
入力画像(原稿)に複数の領域が混在しない場合、入力階調補正部13以降の処理において、上述した実施の形態1の領域に応じた処理と同様の処理を行う。例えば、入力画像(原稿)が文字原稿であると判別された場合は、入力階調補正処理では、ハイライトを多めに除去したり、コントラストを大きくするような補正曲線を用いて処理を行う。また、色文字に対しては彩度を重視した色補正処理を行い、黒文字に対しては黒生成下色除去処理の黒生成量が多めに設定される。また、文字に対しては、空間フィルタ処理でエッジを強調し、平滑化処理を弱くするようにフィルタ係数を設定する等のパラメータの切換等を行う。
一方、入力画像に複数の領域が混在している場合は、入力階調補正部13以降の処理において、入力画像に含まれている各領域に対応する各パラメータの中間パラメータを用いて処理を行う。例えば、入力画像が文字・印画紙写真であると判別された場合は、文字原稿に対応するパラメータと印画紙写真に対応するパラメータとの中間パラメータを用いた処理を行う。文字原稿又は印画紙写真のいずれを重視するかに応じて、入力階調補正処理では、印画紙写真に対応するパラメータと文字原稿に対応するパラメータとの中間パラメータを用いてハイライトの除去やコントラストの調整を行い、また、彩度の強弱や階調性のバランスが極端にならないように色補正処理を行う。また、黒生成下色除去処理では、印画紙写真に影響が出ない程度に黒生成量の調整を行う。
図10は画像処理装置10aの階調再現処理部19の概略要部構成を示すブロック図であり、基本的な構成は実施の形態1(図3)と同様である。ただし、拡散係数格納部42aには原稿種別判別信号が入力されており、原稿種別に応じて、固定の拡散係数、又は、乱数に応じた拡散係数の組が選択される。例えば、入力画像が網点写真(印刷写真)又は文字も含んだ文字・網点写真であると判別された場合は、入力画像全体に対して図4に示した拡散係数を選択し、入力画像が印画紙写真(連続階調写真)又は文字も含んだ文字・印画紙写真であると判別された場合は、入力画像全体に対して、図5(a)〜(d)に示した何れかの拡散係数の組を乱数値に基づいて選択することが可能である。
(実施の形態4)
図11は、本発明に係る画像処理装置を含む画像形成システムの他の構成例を示すブロック図である。この画像形成システムは、コンピュータ(画像処理装置)50及びプリンタ(画像出力装置、画像形成手段)55を備える。例えばフラットベッドスキャナ又はフィルムスキャナ等のイメージスキャナ又はデジタルカメラからコンピュータ50へ画像データが入力され、図示しないハードディスクなどの記憶装置に記憶される。コンピュータ50に入力された画像データは、各種のアプリケーションプログラムを実行して加工・編集等を行うことが可能である。
コンピュータ50は、プリンタ55へ出力する出力画像データの原稿種別を判別する原稿種別判別部56、中間調生成処理を行う階調再現処理部52、及び、出力画像データのプリンタ言語への変換を行うプリンタ言語翻訳部53等として動作する。原稿種別判別部56は、上述した実施の形態3(図9)の画像処理装置10aの原稿種別判別部21と同様の原稿判別処理を行い、階調再現処理部52は実施の形態3の画像処理装置10aの階調再現処理部19と同様の誤差拡散法を用いた中間調生成処理を行う。なお、図示していないが、コンピュータ50は、上述した実施の形態3の画像処理装置10aの領域分離処理部14、色補正部15、黒生成下色除去部16、及び空間フィルタ処理部(空間フィルタ処理手段)17などと同様の処理も行う。プリンタ言語翻訳部53でプリンタ言語に変換されたデータは、通信ポート54を介してプリンタ55へ出力される。
図12はコンピュータの一構成例を示すブロック図であり、基本的な構成は実施の形態2(図7)と同様であるが、本実施の形態では、CPU61は、上述した原稿種別判別部56、階調再現処理部52、及びプリンタ言語翻訳部53などとして動作する。また、CPU61は、実施の形態3(図10)の加算器30、量子化処理部32、量子化誤差算出部36、拡散誤差算出部38、乱数発生器44として動作する。また、RAM62又はハードディスク(記憶部)63は、量子化閾値格納部34、蓄積誤差格納部40、及び拡散係数格納部42aとして動作する。
CD−ROM等の記録媒体69に記録されたコンピュータプログラムを外部記憶部64で読み出してハードディスク63又はRAM62に記憶してCPU61に実行させることにより、コンピュータ50を上述した各部又は各手段として動作させることが可能である。また、LANなどに接続された通信ポート54で他の装置からコンピュータプログラムを受付けてハードディスク63又はRAM62に記憶することも可能である。なお、本発明に係る誤差拡散処理を実現するコンピュータプログラムは、プリンタドライバに含まれていてもよいし、画像処理用のアプリケーションソフトに含まれていてもよい。
図13は、誤差拡散法を用いた中間調生成の処理手順の他の例を示すフローチャートである。第2の実施の形態(図8)と同様に、処理対象の画素値に蓄積誤差を加算し(S10)、量子化処理を行い(S12)、量子化誤差を算出する(S14)。本実施の形態では、CPU(識別手段、選択手段)61は、処理対象の画素を含む原稿種別の判別を行い、原稿種別が網点写真(網点画像)の場合(S17:YES)はハードディスク63に記憶されている拡散係数の複数組の中から所定の拡散係数の組を選択し(S18)、原稿種別が網点写真でない(写真画像(連続階調画像)である)場合(S17:NO)は乱数を発生させ、乱数に応じてランダムに拡散係数の組を選択する(S20)。その後は、第2の実施の形態(図8)と同様の処理を行う。誤差拡散及び原稿種別の判別は、実施の形態3と同様に行われる。また、CPU(制御手段)61は、空間フィルタ処理のスルー(禁止)なども行う。
なお、原稿種別は、例えば文字原稿、網点写真、印画紙(連続階調)写真、又は文字・網点写真などの画像モードの選択を、操作パネル26又は入力部65などでユーザから受付けることも可能である。この場合、操作パネル26又は入力部65で受付けた選択に基づいて、CPUが原稿種別の識別を行う。
実施の形態2,4で説明したように、本発明に係る誤差拡散法を用いて中間調生成をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムを記録媒体に記憶しているが、記録媒体としては、マイクロコンピュータで処理が行われるように図示しないメモリ、例えばROMのようなプログラムメディアであってもよく、外部記憶部64などのプログラム読取装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入することで読み取り可能なプログラムメディアであってもよい。いずれの場合においても、格納されているプログラムはマイクロプロセッサがアクセスして実行させる構成であってもよいし、プログラムを読み出し、読み出されたプログラムは、マイクロコンピュータの図示されていないプログラム記憶エリアにダウンロードされ、そのプログラムが実行される方式であってもよい。この場合、ダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納されているものとする。
前記プログラムメディアは、本体と分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フレキシブルディスクやハードディスク等の磁気ディスク並びにCD−ROM/MO(Magneto Optical)/MD(Mini disk)/DVD(Digital Versatile Disk)等の光ディスクのディスク系、IC(Integrated Circuit)カード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、フラッシュROM等による半導体メモリを含めた固定的にプログラムを担持する媒体であってもよい。
また、インターネットを含む通信ネットワークと接続可能なシステム構成の場合は、通信ネットワークからプログラムをダウンロードするように流動的にプログラムを担持する媒体であってもよい。なお、このように通信ネットワークからプログラムをダウンロードする場合には、ダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納しておくか、あるいは別の記録媒体からインストールされるものであってもよい。
上述した各実施の形態においては、網点領域又は網点写真と判別された場合は図4に示す拡散係数を選択したが、代わりに図5(a)〜(d)の何れか一つを固定的に選択することも可能である。この場合、メモリに格納する拡散係数の組が5組から4組に減少するため、メモリ容量を低減するなど回路規模を縮小することができる。
本発明に係る画像処理装置を備えるデジタルカラー複写機(画像形成装置)の概略構成を示すブロック図である。 弱い強調処理に用いるフィルタ係数の例を示す図である。 画像処理装置の階調再現処理部の概略要部構成を示すブロック図である。 拡散係数の組の例を示す図である。 拡散係数の組の例を示す図である。 本発明に係る画像処理装置を含む画像形成システムの一構成例を示すブロック図である。 コンピュータの一構成例を示すブロック図である。 誤差拡散法を用いた中間調生成の処理手順の例を示すフローチャートである。 原稿種別に基づいて拡散係数の切換を行う本発明に係る画像処理装置を備えるデジタルカラー複写機(画像形成装置)の概略構成を示すブロック図である。 画像処理装置の階調再現処理部の概略要部構成を示すブロック図である。 本発明に係る画像処理装置を含む画像形成システムの他の構成例を示すブロック図である。 コンピュータの一構成例を示すブロック図である。 誤差拡散法を用いた中間調生成の処理手順の他の例を示すフローチャートである。
符号の説明
10 画像処理装置
14、51 領域分離処理部
19、52 階調再現処理部
20 デジタルカラー複写機
21、56 原稿種別判別部
22 画像入力装置
24 画像出力装置
26 操作パネル
30 加算器
32 量子化処理部
34 量子化閾値格納部
36 量子化誤差算出部
38 拡散誤差算出部
40 蓄積誤差格納部
42 拡散係数格納部
44 乱数発生器
50 コンピュータ
55 プリンタ(画像出力装置)
61 CPU
62 RAM
63 ハードディスク
64 外部記憶部
69 記録媒体

Claims (12)

  1. 連続階調領域を主に有する連続階調画像の各画素と網点領域を主に有する網点画像の各画素とを量子化する際に生じた誤差を前記画素周辺の量子化されていない各画素へ夫々対応する拡散係数に基づいて拡散させる誤差拡散法を用いて、中間調の生成を行う画像処理装置において、
    複数組の拡散係数を記憶する記憶部と、
    量子化する画素が連続階調画像に含まれるか、網点画像に含まれるかを識別する識別手段と、
    識別結果が連続階調画像の場合は、記憶部に記憶されている何れか1つの組を無作為に選択し、識別結果が網点画像の場合は、記憶部に記憶されている所定の組を選択する選択手段と
    を備え、該選択手段が選択した組の拡散係数に基づいて誤差を拡散させるように構成してあることを特徴とする画像処理装置。
  2. 連続階調領域と網点領域とを有する画像の各画素を量子化する際に生じた誤差を前記画素周辺の量子化されていない各画素へ夫々対応する拡散係数に基づいて拡散させる誤差拡散法を用いて、中間調の生成を行う画像処理装置において、
    複数組の拡散係数を記憶する記憶部と、
    量子化する画素が連続階調領域に含まれるか、網点領域に含まれるかを識別する識別手段と、
    識別結果が連続階調領域の場合は、記憶部に記憶されている何れか1つの組を無作為に選択し、識別結果が網点領域の場合は、記憶部に記憶されている所定の組を選択する選択手段と
    を備え、該選択手段が選択した組の拡散係数に基づいて誤差を拡散させるように構成してあることを特徴とする画像処理装置。
  3. 中間調の生成を行う画像に強調処理又は平滑化処理を行う空間フィルタ処理手段と、
    前記識別結果が網点画像の場合あるいは前記識別結果が網点領域の場合、空間フィルタ処理手段による処理を禁止又は空間フィルタ処理手段に強調処理を行わせる制御手段と
    を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の画像処理装置。
  4. 乱数発生器を備え、
    前記選択手段は、乱数発生器が発生した乱数に基づいて、前記記憶部に記憶されている何れか1つの組を選択するように構成してあることを特徴とする請求項1乃至3の何れかひとつに記載の画像処理装置。
  5. 各画素は複数の色成分を含み、色成分毎に誤差拡散法による中間調の生成を行っており、
    前記選択手段は、前記記憶部に記憶されている何れか1つの組を、色成分毎に選択するように構成してあることを特徴とする請求項1乃至4の何れかひとつに記載の画像処理装置。
  6. 各画素は複数の色成分を含み、色成分毎に誤差拡散法による中間調の生成を行っており、
    前記選択手段は、前記記憶部に記憶されている所定の組を、全色成分に共通の1組だけ選択するように構成してあることを特徴とする請求項1乃至4の何れかひとつに記載の画像処理装置。
  7. 請求項1乃至6の何れかに記載の画像処理装置と、
    該画像処理装置によって中間調の生成が行われた画像をシートに形成する画像形成手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  8. 連続階調領域を主に有する連続階調画像の各画素と網点領域を主に有する網点画像の各画素とを量子化する際に生じた誤差を前記画素周辺の量子化されていない各画素へ夫々対応する拡散係数に基づいて拡散させる誤差拡散法を用いて、中間調の生成を行う画像処理方法において、
    量子化する画素が連続階調画像に含まれるか、網点画像に含まれるかを識別するステップと、
    識別結果が連続階調画像の場合は、複数組の拡散係数のうちの何れか1つの組を無作為に選択し、識別結果が網点画像の場合は、所定の拡散係数の組を選択するステップと
    を有し、選択した組の拡散係数に基づいて誤差を拡散させることを特徴とする画像処理方法。
  9. 連続階調領域と網点領域とを有する画像の各画素を量子化する際に生じた誤差を前記画素周辺の量子化されていない各画素へ夫々対応する拡散係数に基づいて拡散させる誤差拡散法を用いて、中間調の生成を行う画像処理方法において、
    量子化する画素が連続階調領域に含まれるか、網点領域に含まれるかを識別するステップと、
    識別結果が連続階調領域の場合は、複数組の拡散係数のうちの何れか1つの組を無作為に選択し、識別結果が網点領域の場合は、所定の拡散係数の組を選択するステップと
    を有し、選択した組の拡散係数に基づいて誤差を拡散させることを特徴とする画像処理方法。
  10. 連続階調領域を主に有する連続階調画像の各画素と網点領域を主に有する網点画像の各画素とを量子化する際に生じた誤差を前記画素周辺の量子化されていない各画素へ夫々対応する拡散係数に基づいて拡散させる誤差拡散法を用いて、コンピュータに中間調を生成させるコンピュータプログラムにおいて、
    コンピュータに、量子化する画素が連続階調画像に含まれるか、網点画像に含まれるかを識別させる手順と、
    コンピュータに、識別結果が連続階調画像の場合は、複数組の拡散係数のうちの何れか1つの組を無作為に選択させ、識別結果が網点画像の場合は、所定の拡散係数の組を選択させる手順と
    を含み、コンピュータに、選択した組の拡散係数に基づいて誤差を拡散させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  11. 連続階調領域と網点領域とを有する画像の各画素を量子化する際に生じた誤差を前記画素周辺の量子化されていない各画素へ夫々対応する拡散係数に基づいて拡散させる誤差拡散法を用いて、コンピュータに中間調を生成させるコンピュータプログラムにおいて、
    コンピュータに、量子化する画素が連続階調領域に含まれるか、網点領域に含まれるかを識別させる手順と、
    コンピュータに、識別結果が連続階調領域の場合は、複数組の拡散係数のうちの何れか1つの組を無作為に選択させ、識別結果が網点領域の場合は、所定の拡散係数の組を選択させる手順と
    を含み、コンピュータに、選択した組の拡散係数に基づいて誤差を拡散させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  12. 請求項10又は11記載のコンピュータプログラムが記録されていることを特徴とするコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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