JP2010278924A - 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】画像処理において、原稿のハーフトーンのパターンと、中間調処理で生成されるハーフトーンのパターンとの干渉パターンであるモアレの発生を防止し、最適なコピー出力を得ることができる画像処理装置、画像形成装置、画像形成方法、プログラムおよび記録媒体を提供する。
【解決手段】差分検出部103は、中間調処理前画像データの空間周波数成分および中間調処理後画像データの空間周波数成分から周波数成分の差分値Dif_F(u,v)を算出する。モアレ判定部104は、周波数成分の差分値Dif_F(u,v)に基づいてモアレが発生するか否かを判定する。フィルタ係数算出部105は、モアレが発生すると判定されたとき、周波数成分の差分値Dif_F(u,v)に基づいて、モアレの発生を抑制するためのフィルタ係数を算出する。空間フィルタ処理部は、算出されたフィルタ係数を用いて空間フィルタ処理を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理を行う画像処理装置、画像形成装置、画像形成方法、プログラムおよび記録媒体に関する。
複写機および複合機などの画像形成装置は、原稿をスキャンして取得した画像データを出力する際、中間調処理を行ってハーフトーン画像を生成し、ディザ法あるいは誤差拡散法などの面積階調法でコピー出力の濃度を制御している。ハーフトーン画像は、複数の画素で構成されるディザパターンが一定の方向に並ぶため、スキャンした画像データがハーフトーンで構成されている場合、画像データのハーフトーンと、中間調処理によって生成されるハーフトーンとが互いに干渉し、規則的な干渉パターンとなって出力結果に現れることがある。この規則的な干渉パターンは、モアレと呼ばれ、出力画質を低下させる要因の一つである。
モアレの発生を抑制する画像処理を行う従来の技術としては、特許文献1に記載される画像処理装置がある。この画像処理装置は、変倍処理後の画像データについてフーリエ変換を行なって書込密度との関係でモアレを発生する特定空間周波数を検知し、検知された特定空間周波数に対して、公倍関係にない空間周波数の1つの空間周波数フィルタ処理を行うことによって、モアレの発生を抑制する。
また、特許文献2に記載される画像処理装置は、モアレが発生する周波数を有する網点領域のみを検出し、モアレなどの問題が発生する特定線数の場合には、強い平滑化処理を行うフィルタ処理に変更して、モアレの発生を抑制する。
また、特許文献3に記載される画像処理装置は、階調画像と、階調画像を網点化して得られる網点画像との差信号を求め、差信号を検波してモアレ検出信号を生成し、モアレ検出信号をパラメータとして、階調画像と階調画像の低周波成分信号とを加重平均することによって、モアレ要因が除去された画像信号を生成し、モアレの発生を抑制する。
特開平8−51536号公報 特開2001−119575号公報 特開平9−238259号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2に記載される画像処理装置は、画像の濃度および中間調処理のスクリーン角度を考慮していない。画像の濃度が変われば、画像データのハーフトーンのドット間の幅が変わり、中間調処理によって生成されるハーフトーンのドット間の幅も変わるため、干渉が起こらず、モアレが発生しない場合がある。また、中間調処理のスクリーン角度が変われば、中間調処理によって生成されるハーフトーンのドット間の幅が方向によって変わるため、干渉が起こらず、モアレが発生しない場合がある。特許文献1および特許文献2に記載される画像処理装置では、これらを考慮していないため、モアレが発生していない場合でも、必要以上に強い平滑フィルタ処理を行うので、輪郭がぼやけるなどの画質劣化が起こってしまうという問題がある。
また、特許文献3に記載される画像処理装置は、検出したモアレ検出信号の周期を考慮せずに、高周波成分信号が除去された低周波成分信号と、階調画像信号とを加重平均しているため、除去する必要のない、見た目に目立たないような高周波のモアレが発生する場合でも、画像の高周波成分が小さくなり、輪郭がぼやけるなどの画質劣化が起こってしまうという問題がある。
本発明の目的は、画像処理において、原稿のハーフトーンのパターンと、中間調処理で生成されるハーフトーンのパターンとの干渉パターンであるモアレの発生を防止し、最適なコピー出力を得ることができる画像処理装置、画像形成装置、画像形成方法、プログラムおよび記録媒体を提供することである。
本発明は、画像データに対して中間調処理を行ってハーフトーン画像を生成する中間調処理部と、
中間調処理部によって中間調処理が行われる前の中間調処理前画像データが示す画素の位置と、中間調処理部によって中間調処理が行われた後の中間調処理後画像データが示す画素の位置とを同一の座標系で表したとき、同じ位置の予め定める形状の領域をそれぞれ選択する領域選択部と、
領域選択部によって選択された領域に含まれる画素の中間調処理前画像データおよび中間調処理後画像データが示す画素値を、それぞれ周波数成分に変換する周波数変換部と、
周波数変換部によって変換された中間調処理前画像データの周波数成分と、周波数変換部によって変換された中間調処理後画像データの周波数成分とに基づいて周波数成分の差分を算出する差分算出部と、
差分算出部によって算出された周波数成分の差分に基づいて、干渉パターンであるモアレが発生するか否かを判定する判定部と、
判定部によってモアレが発生すると判定されたとき、差分算出部によって算出された周波数成分の差分に基づいて、モアレの発生を抑制するためのフィルタ係数を算出するフィルタ係数算出部と、
フィルタ係数算出部によって算出されたフィルタ係数を用いて、画像データにフィルタ処理を行うフィルタ処理部とを含むことを特徴とする画像処理装置である。
また本発明は、前記中間調処理部は、画像データを記憶する記憶部に記憶されている画像データに対して中間調処理を行い、
前記フィルタ係数算出部は、算出したフィルタ係数を前記記憶部に記憶されている画像データに関連付けて記憶部に記憶することを特徴とする。
また本発明は、画像データを表示装置に表示する表示制御部をさらに含み、
表示制御部が前記記憶部に記憶されている画像データを表示装置に表示している期間に、前記中間調処理部は、前記記憶部に記憶されている画像データに対して中間調処理を行い、前記フィルタ係数算出部は、算出したフィルタ係数を前記記憶部に記憶されている画像データに関連付けて記憶部に記憶することを特徴とする。
また本発明は、画像データに基づいてその画像データの原稿の種別を判別する原稿種別判別部をさらに含み、
前記判定部は、原稿種別判別部によって原稿が印刷写真を含む原稿であると判別されたとき、モアレが発生するか否かを判定することを特徴とする。
また本発明は、前記画像処理装置を備えることを特徴とする画像形成装置である。
また本発明は、画像を処理する画像処理装置によって実行される画像処理方法であって、
画像データに対して中間調処理を行ってハーフトーン画像を生成する中間調処理ステップと、
中間調処理ステップで中間調処理が行われる前の中間調処理前画像データが示す画素の位置と、中間調処理ステップで中間調処理が行われた後の中間調処理後画像データが示す画素の位置とを同一の座標系で表したとき、同じ位置の予め定める形状の領域をそれぞれ選択する領域選択ステップと、
領域選択ステップで選択された領域に含まれる画素の中間調処理前画像データおよび中間調処理後画像データが示す画素値を、それぞれ周波数成分に変換する周波数変換ステップと、
周波数変換ステップで変換された中間調処理前画像データの周波数成分と、周波数変換ステップで変換された中間調処理後画像データの周波数成分とに基づいて周波数成分の差分を算出する差分算出ステップと、
差分算出ステップで算出された周波数成分の差分に基づいて、干渉パターンであるモアレが発生するか否かを判定する判定ステップと、
判定ステップでモアレが発生すると判定されたとき、差分算出ステップで算出された周波数成分の差分に基づいて、モアレの発生を抑制するためのフィルタ係数を算出するフィルタ係数算出ステップと、
フィルタ係数算出ステップで算出されたフィルタ係数を用いて、画像データにフィルタ処理を行うフィルタ処理ステップとを含むことを特徴とする画像処理方法である。
また本発明は、コンピュータを、
画像データに対して中間調処理を行ってハーフトーン画像を生成する中間調処理部と、
中間調処理部によって中間調処理が行われる前の中間調処理前画像データが示す画素の位置と、中間調処理部によって中間調処理が行われた後の中間調処理後画像データが示す画素の位置とを同一の座標系で表したとき、同じ位置の予め定める形状の領域をそれぞれ選択する領域選択部と、
領域選択部によって選択された領域に含まれる画素の中間調処理前画像データおよび中間調処理後画像データが示す画素値を、それぞれ周波数成分に変換する周波数変換部と、
周波数変換部によって変換された中間調処理前画像データの周波数成分と、周波数変換部によって変換された中間調処理後画像データの周波数成分とに基づいて周波数成分の差分を算出する差分算出部と、
差分算出部によって算出された周波数成分の差分に基づいて、干渉パターンであるモアレが発生するか否かを判定する判定部と、
判定部によってモアレが発生すると判定されたとき、差分算出部によって算出された周波数成分の差分に基づいて、モアレの発生を抑制するためのフィルタ係数を算出するフィルタ係数算出部と、
フィルタ係数算出部によって算出されたフィルタ係数を用いて、画像データにフィルタ処理を行うフィルタ処理部として機能させるためのプログラムである。
また本発明は、前記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本発明によれば、中間調処理部によって、画像データに対して中間調処理が行われてハーフトーン画像が生成される。領域選択部によって、中間調処理部によって中間調処理が行われる前の中間調処理前画像データが示す画素の位置と、中間調処理部によって中間調処理が行われた後の中間調処理後画像データが示す画素の位置とを同一の座標系で表したとき、同じ位置の予め定める形状の領域がそれぞれ選択される。周波数変換部によって、領域選択部によって選択された領域に含まれる画素の中間調処理前画像データおよび中間調処理後画像データが示す画素値が、それぞれ周波数成分に変換される。差分算出部によって、周波数変換部によって変換された中間調処理前画像データの周波数成分と、周波数変換部によって変換された中間調処理後画像データの周波数成分とに基づいて周波数成分の差分が算出される。判定部によって、差分算出部によって算出された周波数成分の差分に基づいて、干渉パターンであるモアレが発生するか否かが判定される。フィルタ係数算出部によって、判定部によってモアレが発生すると判定されたとき、差分算出部によって算出された周波数成分の差分に基づいて、モアレの発生を抑制するためのフィルタ係数が算出される。そして、フィルタ処理部によって、フィルタ係数算出部によって算出されたフィルタ係数を用いて、画像データにフィルタ処理が行われる。
したがって、画像処理において、入力される画像データに基づいて、原稿のハーフトーンのパターンと、中間調処理で生成されるハーフトーンのパターンとの干渉パターンであるモアレが発生するか否かを判定することができるので、コピーなどを出力する前にモアレの発生の有無を知ることができる。モアレが発生すると判定した場合には、モアレの発生を抑制するためのフィルタ係数を算出して空間フィルタ処理を行うことによって、モアレの発生を防止し、最適なコピー出力を得ることができる。
また本発明によれば、前記中間調処理部によって、画像データを記憶する記憶部に記憶されている画像データに対して中間調処理が行なわれ、前記フィルタ係数算出部によって、算出されたフィルタ係数が、前記記憶部に記憶されている画像データに関連付けて記憶部に記憶される。したがって、スキャナ部などで取り込んだ画像をハードディスクなどの記憶装置に記憶しておき、待機時間などに記憶装置に記憶した画像データに対してフィルタ係数を算出し、算出したフィルタ係数をその画像データに関連付けて記憶装置に記憶しておくことができ、時間がかかる処理を効率的に行うことができる。
また本発明によれば、ユーザが画像データのプレビュー機能を選択した場合、表示制御部によって、画像データが表示装置に表示される。表示制御部が前記記憶部に記憶されている画像データを表示装置に表示し、ユーザが画像データの編集処理を行っている期間を利用して、前記中間調処理部によって、前記記憶部に記憶されている画像データに対して中間調処理が行われ、前記フィルタ係数算出部によって、算出されたフィルタ係数が、前記記憶部に記憶されている画像データに関連付けて記憶部に記憶される。したがって、たとえばコピーを出力する前に、画像データのプレビュー画像を表示装置に表示し、ユーザが表示装置に表示されているプレビュー画像を見ている間に、その画像データにモアレが発生するか否かを判定し、モアレが発生すると判定されたときに、フィルタ係数を算出しておくことができるので、時間がかかる処理を効率的に行うことができる。
また本発明によれば、原稿種別判別部によって、画像データに基づいてその画像データの原稿の種別が判別される。前記判定部によって、原稿種別判別部によって原稿が印刷写真を含む原稿であると判別されたとき、モアレが発生するか否かが判定される。モアレが発生する可能性があるのは、原稿の画像にハーフトーン画像が含まれている場合であるので、原稿種別判別部による判別結果が、モアレが発生する可能性がない原稿、たとえば原稿が印刷写真を含まない原稿である場合、領域選択部、周波数変換部、差分算出部、判定部およびフィルタ係数算出部による処理を行わなくすることができ、処理時間を短縮することができる。
また本発明によれば、前記画像処理装置を備えるので、入力される画像データにモアレが発生すると判定した場合、モアレの発生を抑制するためのフィルタ係数を算出し、算出したフィルタ係数を用いて空間フィルタ処理を行うことができ、モアレのないコピーなどを出力することができる。
また本発明によれば、画像を処理する画像処理装置によって画像処理を実行するにあたって、中間調処理ステップでは、画像データに対して中間調処理を行ってハーフトーン画像を生成する。領域選択ステップでは、中間調処理ステップで中間調処理が行われる前の中間調処理前画像データが示す画素の位置と、中間調処理ステップで中間調処理が行われた後の中間調処理後画像データが示す画素の位置とを同一の座標系で表したとき、同じ位置の予め定める形状の領域をそれぞれ選択する。周波数変換ステップでは、領域選択ステップで選択された領域に含まれる画素の中間調処理前画像データおよび中間調処理後画像データが示す画素値を、それぞれ周波数成分に変換する。差分算出ステップでは、周波数変換ステップで変換された中間調処理前画像データの周波数成分と、周波数変換ステップで変換された中間調処理後画像データの周波数成分とに基づいて周波数成分の差分を算出する。判定ステップでは、差分算出ステップで算出された周波数成分の差分に基づいて、干渉パターンであるモアレが発生するか否かを判定する。フィルタ係数算出ステップでは、判定ステップでモアレが発生すると判定されたとき、差分算出ステップで算出された周波数成分の差分に基づいて、モアレの発生を抑制するためのフィルタ係数を算出する。そして、フィルタ処理ステップでは、フィルタ係数算出ステップで算出されたフィルタ係数を用いて、画像データにフィルタ処理を行う。
したがって、入力される画像データに基づいて、原稿のハーフトーンのパターンと、中間調処理で生成されるハーフトーンのパターンとの干渉パターンであるモアレが発生するか否かを判定することができるので、コピーなどを出力する前にモアレの発生の有無を知ることができる。モアレが発生すると判定した場合には、モアレの発生を抑制するためのフィルタ係数を算出して空間フィルタ処理を行うことによって、モアレの発生を防止し、最適なコピー出力を得ることができる。
また本発明によれば、プログラムは、コンピュータを、画像データに対して中間調処理を行ってハーフトーン画像を生成する中間調処理部と、中間調処理部によって中間調処理が行われる前の中間調処理前画像データが示す画素の位置と、中間調処理部によって中間調処理が行われた後の中間調処理後画像データが示す画素の位置とを同一の座標系で表したとき、同じ位置の予め定める形状の領域をそれぞれ選択する領域選択部と、領域選択部によって選択された領域に含まれる画素の中間調処理前画像データおよび中間調処理後画像データが示す画素値を、それぞれ周波数成分に変換する周波数変換部と、周波数変換部によって変換された中間調処理前画像データの周波数成分と、周波数変換部によって変換された中間調処理後画像データの周波数成分とに基づいて周波数成分の差分を算出する差分算出部と、差分算出部によって算出された周波数成分の差分に基づいて、干渉パターンであるモアレが発生するか否かを判定する判定部と、判定部によってモアレが発生すると判定されたとき、差分算出部によって算出された周波数成分の差分に基づいて、モアレの発生を抑制するためのフィルタ係数を算出するフィルタ係数算出部と、フィルタ係数算出部によって算出されたフィルタ係数を用いて、画像データにフィルタ処理を行うフィルタ処理部として機能させる。
したがって、原稿のハーフトーンのパターンと、中間調処理によって生成されるハーフトーンのパターンとの干渉パターンであるモアレが発生するか否かを判定し、モアレが発生すると判定した場合には、モアレの発生を抑制するためのフィルタ係数を算出して空間フィルタ処理を行うことができる処理をプログラムで実現することができる。
また本発明によれば、前記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であるので、コンピュータ読み取り可能な記録媒体から読み出されたプログラムによって、前記画像処理装置をコンピュータ上に実現することができる。
本発明の一実施形態に係るモアレ抑制フィルタ係数算出部10の構成を示すブロック図である。 注目画素301に対して総和濃度煩雑度を求める対象となる画素を説明するための図である。 差分検出部103によって算出された周波数成分の差分値Dif_F(u,v)を示すグラフの一例である。 図3に示した周波数成分の差分値Dif_F(u,v)に対するモアレ判定の例を示す図である。 フィルタ係数算出部105によって算出されたフィルタ係数Filter31の一例を示す図である。 モアレ抑制フィルタ係数算出部10が実行するモアレ抑制フィルタ係数算出処理およびそれに係る処理の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態である画像形成装置1の構成を示すブロック図である。 画像形成装置1がプレビューを表示するときの処理を説明するための図である。 出力階調補正部21が用いるガンマ曲線の例を示す図である。 本発明の他の実施形態である画像形成装置1aの構成を示すブロック図である。
図1は、本発明の一実施形態に係るモアレ抑制フィルタ係数算出部10の構成を示すブロック図である。モアレ抑制フィルタ係数算出部10は、本発明の一実施形態である画像形成装置1および本発明の他の実施形態である画像形成装置1aに含まれる。画像形成装置1については、図7で詳述し、画像形成装置1aについては、図10で詳述する。
モアレ抑制フィルタ係数算出部10は、画像形成装置1,1aに入力された画像データが、図7で後述する原稿種別自動判別部13または図10で後述する原稿種別自動判別部13aによって、印刷写真が含まれる原稿の画像データであると判定されたときに動作する。印刷写真が含まれる原稿は、写真が印刷された印刷写真原稿、ならびに文字および写真が印刷された文字印刷写真原稿である。
モアレ抑制フィルタ係数算出部10について説明する前に、原稿種別自動判別部13が行う原稿種別の判別方法について説明する。原稿種別自動判別部13は、次に示す7つの工程からなる原稿種別の判別方法を用いる。
第1工程では、注目画素を含むn×m画素のブロック、たとえば7×15画素のブロックにおける最小濃度値および最大濃度値を算出する。第2工程では、算出された最小濃度値および最大濃度値を用いて最大濃度差を算出する。第3工程では、隣接する画素の濃度差の絶対値の総和である総和濃度繁雑度、たとえば主走査方向と副走査方向とについて算出した値の和を総和濃度繁雑度として算出する。
図2は、注目画素301に対して総和濃度煩雑度を求める対象となる画素を説明するための図である。注目画素301に対して総和濃度煩雑度を求める対象となる画素は、ブロック30に含まれる画素のうち、注目画素301を含む主走査方向の画素302と、注目画素301を含む副走査方向の画素303とから構成される。したがって、総和濃度繁雑度は、主走査方向で隣接する画素の濃度差の絶対値の総和と、副走査方向で隣接する画素の濃度差の絶対値の総和とを合計した値である。
第4工程では、算出された最大濃度差と最大濃度差閾値との比較、および算出された総和濃度繁雑度と総和濃度繁雑度閾値との比較を行う。最大濃度差<最大濃度差閾値、かつ総和濃度繁雑度<総和濃度繁雑度閾値のとき、注目画素301は下地印画紙領域に属すると判定する。最大濃度差<最大濃度差閾値、かつ総和濃度繁雑度<総和濃度繁雑度閾値という条件を満たさないとき、注目画素301は文字網点領域に属すると判定する。
第5工程では、下地印画紙領域に属すると判定された画素について、注目画素301が、最大濃度差<下地印画紙判定閾値を満たすとき、下地画素であると判定し、最大濃度差<下地印画紙判定閾値を満たさないとき、印画紙画素であると判定する。第6工程では、文字網点領域に属すると判定された画素について、注目画素301が、総和濃度繁雑度<最大濃度差×文字網点判定閾値を満たすとき、文字画素であると判定し、総和濃度繁雑度<最大濃度差×文字網点判定閾値を満たさないとき、網点画素であると判定する。
第7工程では、下地画素からなる下地領域、印画紙画素からなる印画紙写真領域、文字画素からなる文字領域、および網点画素からなる網点領域に分類された画素数をカウントし、それぞれのカウント値と、予め定められている下地領域、印画紙写真領域、網点領域および文字領域に対するそれぞれの閾値とを比較して、原稿全体の種別を判定する。たとえば、文字領域、網点領域、印画紙写真領域の順に検出精度が高いとすると、文字領域の比率が全画素数の30%以上の場合には文字原稿、網点領域の比率が全画素数の20%以上の場合には網点原稿(以下、「印刷写真原稿」ともいう)、印画紙写真領域の比率が全画素数の10%以上の場合には印画紙写真原稿であると判定する。また、文字領域の比率と網点領域の比率とが、それぞれ閾値以上であるとき、文字/網点原稿(以下「文字印刷写真原稿」ともいう)であると判定する。この判定方法は、たとえば特開2002−232708号公報に記載されている判定方法である。
図1を参照して、モアレ抑制フィルタ係数算出部10は、領域選択部101、周波数変換部102、差分検出部103、モアレ判定部104およびフィルタ係数算出部105を含んで構成される。
領域選択部101は、中間調処理が行われる前の中間調処理前画像データCMYK(
Cyan-Magenta-Yellow-Black)1、および中間調処理が行われた後の中間調処理後画像データCMYK2における同一座標の矩形領域をそれぞれ選択する。同一座標の矩形領域とは、中間調処理前画像データCMYK1が示す画素の位置と、中間調処理後画像データCMYK2が示す画素の位置とを同一の座標系で表したとき、同じ位置にある矩形の領域である。予め定める形状の領域である矩形領域は、たとえば256×256画素のサイズである。また、選択される矩形領域の数は、1つに限定されるものではなく、位置を変えて複数選択、たとえば25個の矩形領域を選択してもよい。
周波数変換部102は、領域選択部101によってそれぞれ選択された矩形領域に含まれる画素の画素値にフーリエ変換を行って、周波数成分(以下「空間周波数成分」ともいう)に変換する。周波数成分への変換は、中間調処理前画素データおよび中間調処理後画像データのそれぞれの画像データが示す画素値に対して、CMYKプレーンごとに行う。CMYKプレーンとは、1つの画素をシアン(Cyan:略称C)、マゼンタ(Magenta:略称M)、イエロー(Yellow:略称Y)、および黒(Black:略称K)の4つの色で表したとき、各色からなるそれぞれの画像である。フーリエ変換は、式(1)を用いて行う。
Figure 2010278924
ここに、A(x,y)は、XY座標系における座標(x,y)の位置にある画素の画素値である。Mは、矩形領域内のX軸方向の画素数であり、Nは、矩形領域内のY軸方向の画素数である。C(u,v)は、フーリエ級数である。uは、X軸方向の周波数であり、vは、Y軸方向の周波数である。
差分検出部103は、同一座標の矩形領域ごとに、中間調処理後画像データの周波数成分の絶対値を各矩形領域に含まれる画素の画素数で除算した値AfterHT_F(u,v)から、中間調処理前画像データの周波数成分の絶対値を各矩形領域の画素数で除算した値BeforeHT_F(u,v)を減算した周波数成分の差分を、周波数成分の差分値Dif_F(u,v)として算出する。周波数成分の差分値Dif_F(u,v)は、CMYKプレーンごとに算出する。
図3は、差分検出部103によって算出された周波数成分の差分値Dif_F(u,v)を示すグラフの一例である。図3(a)は、AfterHT_F(u,v)の一例であり、図3(b)は、BeforeHT_F(u,v)の一例であり、図3(c)は、周波数成分の差分値Dif_F(u,v)の一例である。図3(c)に示した周波数成分の差分値Dif_F(u,v)は、変数vの周波数が最も低い値のとき、変数uの周波数が低い方から順に、「100」、「−30」、「−30」、「0」、「0」、「−40」…であり、変数vの周波数が2番目に低い値のとき、変数uの周波数が低い方から順に、「−20」、「−4」、「7」、「0」、「20」、「20」…であり、変数vの周波数が3番目に低い値のとき、変数uの周波数が低い方から順に、「0」、「47」、「110」、「178」、「50」、「30」…であり、変数vの周波数が4番目に低い値のとき、変数uの周波数が低い方から順に、「−155」、「−134」、「116」、「−70」、「20」、「−50」…であり、変数vの周波数が5番目に低い値のとき、変数uの周波数が低い方から順に、「20」、「50」、「80」、「10」、「20」、「20」…であり、変数vの周波数が6番目に低い値のとき、変数uの周波数が低い方から順に、「50」、「−70」、「3」、「−180」、「45」、「63」…である。
判定部であるモアレ判定部104は、モアレの発生の有無を判定するための閾値を設定し、周波数成分の差分値Dif_F(u,v)がその閾値以上であるとき、モアレが発生すると判定して、モアレ判定信号を出力する。モアレは、中間調処理によって生成されるハーフパターンと、原稿の網点パターン、つまり原稿のハーフパターンとの干渉によって発生する干渉パターンである。したがって、中間調処理後画像データの周波数成分において、モアレの周期に相当する周期の周波数成分の絶対値が、その周波数成分の近隣の周波数成分の絶対値に比べて、局所的に大きくなる傾向がある。したがって、周波数成分の差分値Dif_F(u,v)が局所的に大きくなっている周波数の有無を判定することによって、モアレの発生の有無を判定することができる。また、モアレの周期が非常に長い場合、または非常に短い場合、見た目の画質劣化は気にならないので、周期が非常に長い周波数および非常に短い周波数を除いた特定の周波数範囲において、モアレの発生の有無を判定すればよい。
図4は、図3に示した周波数成分の差分値Dif_F(u,v)に対するモアレ判定の例を示す図である。特定の周波数範囲は、周波数の変数uを自乗した値と周波数の変数vを自乗した値とを合計した値の正の平方根の値が示す周波数が、閾値TH_F1以上閾値TH_F2以下の範囲である。図4に示した例では、閾値TH_F1=3(Hz)および閾値TH_F2=5(Hz)であり、二点鎖線で挟まれた領域41内の周波数成分の差分値Dif_F(u,v)が対象になる。
図4に示した例では、周波数成分の差分値の閾値TH_Dif_Fは、「100」である。周波数成分の差分値Dif_F(u,v)は、図4で参照符「40」を付した3つの箇所、すなわち、変数vの周波数が3番目に低い値で、かつ変数uの周波数が低い方から3番目の値で「110」および4番目の値で「178」、ならびに変数vの周波数が4番目に低い値で、かつ変数uの周波数が低い方から3番目の値で「116」であり、これらが閾値TH_Dif_F=「100」以上である。したがって、モアレ判定部104は、これら3つの周波数成分の差分値Dif_F(u,v)が閾値TH_Dif_F以上であるので、モアレが発生すると判定する。
フィルタ係数算出部105は、モアレ判定部104によってモアレが発生すると判定されると、モアレの発生を抑制するために空間フィルタ処理で用いるフィルタ係数を算出する。まず、周波数成分の差分値Dif_F(u,v)のうち、閾値TH_Dif_F以上の周波数成分の差分値Dif_F(u,v)について、超過分の値Dif_F_Over(u,v)を式(2)によって算出する。
Figure 2010278924
次に、中間調処理前画像データの周波数成分の絶対値を各矩形領域の画素数で除算した値BeforeHT_F(u,v)、および式(2)によって算出した超過分の値Dif_F_Over(u,v)を式(3)に代入してフィルタ係数中間値Filter_F(u,v)を算出する。
Figure 2010278924
すなわち、BeforeHT_F(u,v)からDif_F_Over(u,v)を減算した値を、BeforeHT_F(u,v)で除算した値をフィルタ係数中間値Filter_F(u,v)として求める。
最後に、フィルタ係数中間値Filter_F(u,v)に逆フーリエ変換を行って、フィルタ係数Filter(x,y)を算出する。逆フーリエ変換は、式(4)を用いて行う。
Figure 2010278924
式(4)によって算出されたフィルタ係数Filter(x,y)は、各係数に定数を掛けた後、四捨五入して整数に正規化してもよい。また、任意の範囲の係数だけを用いることとして、それ以外の係数を切り捨ててもよい。係数の数は、たとえば回路規模などによって決められる。あるいは、上下左右対称の係数配置となるように、それぞれ対応する位置の係数の平均値で置き換えるようにしてもよい。
図5は、フィルタ係数算出部105によって算出されたフィルタ係数31の一例を示す図である。図5(a)は、超過分の値Dif_F_Over(u,v)の一例であり、図5(b)は、フィルタ係数中間値Filter_F(u,v)の一例であり、図5(c)は、フィルタ係数31の一例である。
図5(a)に示した例では、超過分の値Dif_F_Over(u,v)は、変数vの周波数が3番目に低い値で、かつ変数uの周波数が3番目に低い値で「10」および4番目に低い値で「78」、ならびに変数vの周波数が4番目に低い値で、かつ変数uの周波数が3番目に低い値で「16」であり、その他がすべて「0」である。
図5(b)に示した例では、フィルタ係数中間値Filter_F(u,v)は、変数vの周波数が3番目に低い値で、かつ変数uの周波数が3番目に低い値で「0.92」および4番目に低い値で「−0.16」、ならびに変数vの周波数が4番目に低い値で、かつ変数uの周波数が3番目に低い値で「0.80」であり、その他がすべて「1」である。
図5(c)に示したフィルタ係数31の例では、フィルタ係数Filter(x,y)は、5×5のフィルタ係数であり、変数xおよび変数yともに1〜5の値をとる。Filter(x,y)は、(x,y)が(1,1)で「36」、(2,1)で「55」、(3,1)で「78」、(4,1)で「55」、(5,1)で「36」、(1,2)で「55」、(2,2)で「80」、(3,2)で「90」、(4,2)で「80」、(5,2)で「55」、(1,3)で「78」、(2,3)で「90」、(3,3)で「100」、(4,3)で「90」、(5,3)で「78」、(1,4)で「55」、(2,4)で「80」、(3,4)で「90」、(4,4)で「80」、(5,4)で「55」、(1,5)で「36」、(2,5)で「55」、(3,5)で「78」、(4,5)で「55」、(5,5)で「36」である。
図6は、モアレ抑制フィルタ係数算出部10が実行するモアレ抑制フィルタ係数算出処理およびそれに係る処理の処理手順を示すフローチャートである。モアレ抑制フィルタ係数算出部10は、原稿種別自動判別部13からの原稿種別判定信号が、印刷写真が含まれている原稿、すなわち、印刷写真原稿または文字印刷写真原稿であることを示しているとき、ステップA1に移る。ステップA1〜A7は、モアレ抑制フィルタ係数算出部10が実行するモアレ抑制フィルタ係数算出処理であり、ステップA8〜A10は、それに係る処理である。
ステップA1に移る時点では、後述する出力階調補正部21によって出力階調補正が行われた画像データ、つまり後述する階調再現処理部22によって階調再現処理が行われる前の画像データと、階調再現処理部22によって階調再現処理が行われた後の画像データとが求められ、メモリ23に記憶されている。出力階調補正部21によって出力階調補正が行われた画像データが、中間調処理前画像データであり、および階調再現処理部22によって階調再現処理が行われた後の画像データが、中間調処理後画像データである。階調再現処理部22が階調再現処理を行って中間調処理後画像データを求める処理は、中間調処理ステップである。
領域選択ステップであるステップA1では、領域選択部101は、矩形領域を抽出する。具体的には、メモリ23に記憶される中間調処理前画像データおよび中間調処理後画像データの各画像データから、同一座標の矩形領域を選択する。周波数変換ステップであるステップA2では、周波数変換部102は、空間周波数変換処理を行う。具体的には、中間調処理前画像データおよび中間調処理後画像データについて、領域選択部101によって選択された矩形領域内の画素の画素値を、フーリエ変換して、空間周波数成分を求める。
ステップA3では、差分検出部103は、絶対値を算出する。具体的には、中間調処理前画像データおよび中間調処理後画像データについて、周波数変換部102によって求められた空間周波数成分の絶対値を算出する。ステップA4では、差分検出部103は、正規化処理を行う。具体的には、ステップA3で算出した空間周波数成分の絶対値を各矩形領域に含まれる画素の画素数で除算して正規化する。
ステップA5では、差分検出部103は、差分を算出する。具体的には、中間調処理後画像データから求めた空間周波数成分の絶対値を正規化した値から、中間調処理前画像データから求めた空間周波数成分の絶対値を正規化した値を減算した差分を、周波数成分の差分値Dif_F(u,v)として算出する。ステップA3〜A5は、差分算出ステップである。
判定ステップであるステップA6では、モアレ判定部104は、モアレが発生するか否かを判定する。モアレ判定部104は、予め定める周波数の範囲で、周波数成分の差分値Dif_F(u,v)が予め定める閾値以上であるとき、モアレが発生すると判定し、ステップA7に進む。モアレ判定部104は、予め定める周波数の範囲で、周波数成分の差分値Dif_F(u,v)が予め定める閾値未満であるとき、モアレが発生していないと判定し、ステップA10に進む。
フィルタ係数算出ステップであるステップA7では、フィルタ係数算出部105は、モアレの発生を抑制するためのフィルタ係数を算出する。フィルタ処理ステップであるステップA8では、図7で後述する空間フィルタ処理部20は、フィルタ係数算出部105によって算出されたフィルタ係数を用いて空間フィルタ処理を行う。ステップA9では、図7で後述する階調再現処理部22は、階調再現処理を行い、モアレ抑制フィルタ係数算出処理およびそれに係る処理を終了する。具体的には、階調再現処理部22は、空間フィルタ処理部20によって空間フィルタ処理が行われた画像データに対して中間調処理を行い、中間調処理を行った画像データをメモリ23に記憶し、モアレ抑制フィルタ係数算出処理およびそれに係る処理を終了する。
ステップA10では、階調再現処理部22は、階調再現処理が行われた画像データを出力し、モアレ抑制フィルタ係数算出処理およびそれに係る処理を終了する。具体的には、空間フィルタ処理部20によって空間フィルタ処理が行われた画像データに対して中間調処理を行い、中間調処理を行った画像データをカラー画像出力装置4に出力し、モアレ抑制フィルタ係数算出処理およびそれに係る処理を終了する。
図6に示したモアレ抑制フィルタ係数算出処理およびそれに係る処理が実行されるタイミングは、後述する画像形成装置1が画像データを印刷するとき、もしくはプレビュー画像を表示するとき、または後述する画像形成装置1,1aがハードディスクなどの記憶装置に記憶されている画像データに対してバックグランドでフィルタ係数を算出するときである。プレビュー画像は、ユーザが画像データの大まかな内容を把握することができるように表示する画像であり、以下単に「プレビュー」ともいう。
モアレ抑制フィルタ係数算出部10は、バックグランドでフィルタ係数を算出するときは、プリント出力などのジョブがない時間帯に、記憶装置に記憶される画像データに対して、モアレの発生の有無を判定し、モアレが生じ得る場合に、その画像データについてフィルタ係数を算出し、算出したフィルタ係数をその画像データと関連付けて記憶装置に記憶する。そして、画像形成装置1,1aは、画像データを出力するとき、記憶装置からフィルタ係数を読み出し、読み出したフィルタ係数を用いて空間フィルタ処理を行い、中間調処理を行って出力する。
図7は、本発明の一実施形態である画像形成装置1の構成を示すブロック図である。画像形成装置1は、たとえばデジタルカラー複写機であり、カラー画像入力装置2、カラー画像処理装置3、カラー画像出力装置4、操作パネル5、制御部6、ハードディスク7および画像表示装置8を含んで構成される。本発明に係る画像処理方法は、カラー画像処理装置3で実行される。
カラー画像入力装置2は、たとえば電荷結合素子(Charge Coupled Device:以下「CCD」という)を備えたスキャナ部などの読取装置によって構成される。カラー画像入力装置2は、CCDによって、原稿からの反射光像をRGB(Red-Green-Blue)のアナログ信号として読み取って、カラー画像処理装置3に送る。
画像処理装置であるカラー画像処理装置3は、A/D(Analog-to-Digital)変換部11、シェーディング補正部12、原稿種別自動判別部13、入力階調補正部14、領域分離処理部15、圧縮部16、復号部17、色補正部18、黒生成下色除去部19、空間フィルタ処理部20、出力階調補正部21、階調再現処理部22、メモリ23およびモアレ抑制フィルタ係数算出部10を含んで構成される。
カラー画像処理装置3は、カラー画像入力装置2から受け取った信号によって表される画像データを、A/D変換部11、シェーディング補正部12、原稿種別自動判別部13、入力階調補正部14、領域分離処理部15および圧縮部16の順に送り、一旦ハードディスク7に記憶する。その後、ハードディスク7から読み出された画像データは、復号部17、色補正部18、黒生成下色除去部19、空間フィルタ処理部20、出力階調補正部21、階調再現処理部22およびモアレ抑制フィルタ係数算出部10の順に送られ、CMYKのデジタルカラー信号として、カラー画像出力装置4へ送られる。
A/D変換部11は、RGBのアナログ信号をデジタル信号に変換し、シェーディング補正部12に送る。シェーディング補正部12は、A/D変換部11から受け取るデジタルのRGB信号に対して、カラー画像入力装置2の照明系、結像系および撮像系で生じる歪みを取り除く処理を行う。シェーディング補正部12は、カラーバランスの調整も行う。
原稿種別判別部である原稿種別自動判別部13は、シェーディング補正部12によって歪みが取り除かれたRGB信号(以下「RGBの反射率信号」ともいう)に対して、γ補正処理を行って濃度信号に変換するとともに、上述した原稿種別の判別方法によって、読み取った原稿の原稿種別の判別を行う。たとえば、原稿種別自動判別部13は、読み取った原稿が、文字からなる文字原稿であるのか、印刷写真からなる印刷写真原稿であるのか、あるいは、文字と印刷写真とが混在した文字印刷写真原稿であるのかなどの判別を行う。
原稿種別の判定結果は、原稿種別判定信号として、入力階調補正部14、領域分離処理部15、色補正部18、黒生成下色除去部19、空間フィルタ処理部20、階調再現処理部22およびモアレ抑制フィルタ係数算出部10に送られ、原稿判別結果に応じたパラメータが設定され、それぞれの処理が行われる。
入力階調補正部14は、下地濃度の除去およびコントラストなどの画質調整処理を行う。領域分離処理部15は、入力階調補正部14からRGBのデジタル信号を受け取る。そして、受け取ったRGBのデジタル信号の画像データが示す各画素が、どのような種類の領域に属するか、たとえば下地領域、印画紙写真領域、文字領域および網点領域のうちのいずれの領域に属する画素であるのかを分離する。領域分離処理部15は、分離結果に基づき、画素がどの領域に属しているかを示す領域識別信号を圧縮部16に送るとともに、入力階調補正部14から受け取るRGBのデジタル信号をそのまま圧縮部16に送る。
圧縮部16は、領域分離処理部15から受け取ったRGB信号および領域識別信号を符号化する処理を行う。圧縮部16は、RGB信号および領域識別信号を符号化した符号化コードを、一旦ハードディスク7に記憶し、ファイリングデータとして管理する。ファイリングデータは、ファイル化したデータである。
RGB信号の符号化の方法としては、たとえばJPEG(Joint Photographic Experts Group)が用いられる。領域識別信号の符号化の方法としては、たとえば可逆圧縮方法であるMMR(Modified Modified Reed)またはMR(Modified Reed)が用いられる。圧縮された領域識別信号は、圧縮されたRGB信号の記憶アドレスまたは画像データ名と関連付けて記憶装置内に設けられる管理テーブルに記憶され、その関連付けに従って画像データの読み出し、および書き込みの制御が行われる。画像データ名は、各画像データを識別するための識別情報である。
復号部17は、コピー出力あるいはプリント出力などのジョブが指示されたとき、ハードディスク7からRGB信号の符号化コードおよび領域識別信号の符号化コードを読み出し、読み出した符号化コードを復号化する処理を行う。復号部17は、RGB信号の符号化コードをRGBの画像データに復号化し、領域識別信号の符号化コードを領域識別信号に復号化する。そして、復号化した領域識別信号を、色補正部18、黒生成下色除去部19、空間フィルタ処理部20および階調再現処理部22に送る。色補正部18、黒生成下色除去部19、空間フィルタ処理部20および階調再現処理部22は、受け取った領域識別信号が示す領域に応じた処理の切替えを行う。復号化されたRGBの画像データは、色補正部18に送られる。
色補正部18は、色再現の忠実化実現のために、不要吸収成分を含むCMY(Cyan-
Magenta-Yellow)色材の分光特性に基づいた色濁りを取り除く処理を行う。黒生成下色除去部19は、色補正部18によって色補正されたCMYの3色信号からK(Black)信号を生成する黒生成、元のCMY信号から黒生成で得たK信号を差し引いて新たなCMY信号を生成する。すなわち、黒生成下色除去部19は、色補正部18から受け取ったCMYの3色信号を、CMYKの4色信号に変換して、空間フィルタ処理部20に送る。
フィルタ処理部である空間フィルタ処理部20は、黒生成下色除去部19から受け取るCMYK信号の画像データに対して、復号部17からの領域識別信号を基にデジタルフィルタによる空間フィルタ処理を行い、空間周波数特性を補正することによって出力画像のぼやけおよび粒状性劣化を防ぐように処理する。その画像データに対して、モアレ抑制フィルタ係数算出部10によってモアレの発生を抑制するフィルタ係数が算出されて、メモリ23にフィルタ係数が記憶されているときは、さらにそのフィルタ係数による空間フィルタ処理を行う。
中間調処理部である階調再現処理部22は、空間フィルタ処理部20と同様に、CMYK信号の画像データに対して、領域分離処理部15からの領域識別信号を基に所定の処理を行う。たとえば、領域分離処理部15によって、文字に分離された領域は、特に黒文字あるいは色文字の再現性を高めるために、空間フィルタ処理部20による空間フィルタ処理における鮮鋭強調処理で高周波数の強調量が大きくされる。同時に、階調再現処理部22においては、高域周波数の再現に適した高解像度のスクリーンでの2値化または多値化処理が行われる。
また、領域分離処理部15によって網点領域に分離された領域に関しては、空間フィルタ処理部20は、入力網点成分を除去するためのローパスフィルタ処理を行う。そして、出力階調補正部21では、カラー画像出力装置4の特性に基づく出力階調補正処理を行った後、階調再現処理部22で、最終的に画像を画素に分離してそれぞれの階調を再現できるように処理する階調再現処理、すなわち中間調処理が行われる。領域分離処理部15によって、写真に分離された領域に関しては、階調再現性を重視したスクリーンでの2値化または多値化処理が行われる。
モアレ抑制フィルタ係数算出部10は、出力階調補正部21によって出力階調補正が行われた画像データ、つまり階調再現処理部22によって階調再現処理が行われる前の画像データと、階調再現処理部22によって階調再現処理が行われた後の画像データとの周波数成分の差分値Dif_F(u,v)からモアレの発生の有無を判定する。モアレの発生が有ると判定したとき、周波数成分の差分値Dif_F(u,v)に基づいて、モアレの発生を抑制するフィルタ係数を算出し、メモリ23を介して空間フィルタ処理部20にフィードバックする。
モアレ抑制フィルタ係数算出部10は、ハードディスク7に記憶されている画像データおよび領域識別信号を読み出し、画像形成装置1の待機時間中にバックグランドでも動作する。待機中とは、コピー出力あるいはプリント出力などのジョブを実行していない時間帯である。算出したフィルタ係数は、画像データ名と関連付けてメモリ23に保持され、ハードディスク7に記憶される画像データが出力される際に、空間フィルタ処理部20で使用される。空間フィルタ処理部20は、デジタルフィルタによる空間フィルタ処理を行った結果に対して、算出したフィルタ係数で空間フィルタ処理を行う。
メモリ23は、たとえば半導体メモリなどの記憶装置によって構成され、出力階調補正部21で処理が行われた画像データCMYK1および階調再現処理部22で処理が行われた画像データCMYK2は、一旦メモリ23に記憶される。出力階調補正部21で処理が行われた画像データCMYK1は、中間調処理前画像データであり、階調再現処理部22で処理が行われた画像データCMYK2は、中間調処理後画像データである。モアレ抑制フィルタ係数算出部10は、メモリ23から中間調処理前画像データおよび中間調処理後画像データを読み出して、モアレの発生の有無を判定する。
また、メモリ23に記憶される中間調処理後画像データは、所定のタイミングでメモリ23から読み出されてカラー画像出力装置4に送られる。モアレ抑制フィルタ係数算出部10は、算出したフィルタ係数をメモリ23に記憶し、空間フィルタ処理部20は、メモリ23に記憶されるフィルタ係数を読み出して空間フィルタ処理を行う。
カラー画像出力装置4は、たとえば、電子写真方式あるいはインクジェット方式を用いたカラー画像を出力する出力装置によって構成され、画像データを記録媒体、たとえば紙などに出力する。操作パネル5は、たとえば、液晶ディスプレイなどの表示部、および設定ボタンなどを備える操作部から構成され、操作パネル5から入力される情報に基づいてカラー画像入力装置2、カラー画像処理装置3およびカラー画像出力装置4の動作を制御する。
制御部6は、たとえば中央処理装置(以下「CPU」という)および半導体メモリ、またはDSP(Digital Signal Processor)によって構成され、カラー画像処理装置3の各機能およびハードディスク7を制御する。記憶部であるハードディスク7は、たとえば磁気ディスク装置によって構成され、圧縮部16からのデータを記憶し、記憶しているデータを復号部17に送る。表示装置である画像表示装置8は、たとえば液晶ディスプレイなどによって構成され、プレビューを表示する。
図8は、画像形成装置1がプレビューを表示するときの処理を説明するための図である。重複を避けるために、図7で説明した処理と同じ処理については、重複を避けるために、説明を省略し、図7で説明した処理と異なる処理について説明する。
色補正部18は、画像表示装置8の表示特性に基づいてRGB信号をR’G’B’信号に変換し、変換したR’G’B’信号を黒生成下色除去部19に送る。黒生成下色除去部19は、受け取ったR’G’B’信号の画像データを空間フィルタ処理部20にスルーする。スルーとは、受け取ったR’G’B’信号の画像データに対して何も処理を行わず、そのまま空間フィルタ処理部20に送ることである。
空間フィルタ処理部20は、領域識別信号に基づいてR’G’B’信号の画像データに対して強調処理および平滑化処理を行い、出力階調補正部21に送る。表示制御部である出力階調補正部21は、空間フィルタ処理部20から受け取った画像データに対して、画像表示装置8に表示するための出力γ補正処理を行い、画像表示装置8に出力する。
このとき、領域識別信号に基づいて、画像領域に応じて異なるガンマ曲線を選択し、画像領域毎に出力γ補正処理の内容を異ならせるようにしても良い。画像領域は、下地領域、印画紙写真領域、網点領域および文字領域である。たとえば文字領域以外の領域に対しては、画像表示装置8の表示特性に応じたガンマ曲線が選択され、文字領域に対しては、文字をくっきりと表示させるためのガンマ曲線が選択される。
図9は、出力階調補正部21が用いるガンマ曲線の例を示す図である。ガンマ曲線は、入力信号の大きさに対する出力信号の大きさを示す入出力特性である。図9(a)は、画像表示装置8の表示特性に応じたガンマ曲線Aを示す図である。ガンマ曲線Aは、入力信号が小さい区間では、出力信号の増加率は入力信号の増加率よりも小さいが、入力信号が大きい区間では、出力信号の増加率は入力信号の増加率よりも大きい。
図9(b)は、文字をくっきりと表示させるためのガンマ曲線Bを追加した図である。ガンマ曲線Bは、ガンマ曲線Aよりも、入力信号が小さい区間では、出力信号はほとんど増加せず、入力信号が大きい区間では、出力信号の増加率はガンマ曲線Aよりも大きく、入力信号が大きくなるにつれて増加率が下がっている。ガンマ曲線Bを用いることによって、文字をくっきり表示することができる。
プレビューを表示するプレビューモードが選択されたとき、プレビューが表示されている空き時間に、復号部17、色補正部18、黒生成下色除去部19、空間フィルタ処理部20、出力階調補正部21、階調再現処理部22およびモアレ抑制フィルタ係数算出部10が動作し、モアレの発生を抑制するためのフィルタ係数を算出する。
プレビューモードの選択は、たとえば操作パネルに表示されるメニューからプレビューモードを選択することによって行われる。プレビューが表示されている空き時間は、プレビューのための画像データが画像表示装置8に送られて、プレビューが画像表示装置8に表示され、復号部17、色補正部18、黒生成下色除去部19、空間フィルタ処理部20および出力階調補正部21が動作を行っていない時間帯である。
プレビューが表示されている空き時間での復号部17、色補正部18、黒生成下色除去部19、空間フィルタ処理部20、出力階調補正部21および階調再現処理部22の処理は、図7で説明した処理と同じであり、重複を避けるために説明は省略する。モアレ抑制フィルタ係数算出部10は、中間調処理前画像データと中間調処理後画像データとの周波数成分の差分値Dif_F(u,v)からモアレの発生の有無を判定する。モアレの発生が有ると判定したとき、周波数成分の差分値Dif_F(u,v)に基づいて、モアレの発生を抑制するフィルタ係数を算出し、空間フィルタ処理部20にフィードバックする。
このように、復号部17、色補正部18、黒生成下色除去部19、空間フィルタ処理部20、出力階調補正部21、階調再現処理部22およびモアレ抑制フィルタ係数算出部10の処理は、画像表示装置8に表示されたプレビューをユーザが確認する時間帯を利用して行われる。
図10は、本発明の他の実施形態である画像形成装置1aの構成を示すブロック図である。画像形成装置1aは、カラー画像入力装置2、カラー画像処理装置3a、カラー画像出力装置4、操作パネル5、制御部6、ハードディスク7および画像表示装置8を含んで構成される。本発明に係る画像処理方法は、カラー画像処理装置3aで実行される。
画像処理装置であるカラー画像処理装置3aは、A/D(Analog-to-Digital)変換部11、シェーディング補正部12、原稿種別自動判別部13a、圧縮部16、復号部17、色補正部18、黒生成下色除去部19、空間フィルタ処理部20、出力階調補正部21、階調再現処理部22、メモリ23、モアレ抑制フィルタ係数算出部10、入力処理部24および領域分離部25を含んで構成される。カラー画像処理装置3aの構成要素のうちカラー画像処理装置3の構成要素と同じ構成要素については、同じ参照符を付して、重複を避けるために説明は省略する。
図7に示した原稿種別自動判別部13に相当する原稿種別自動判別部13aは、復号部17の後段に配置され、図7に示した領域分離処理部15に相当する領域分離部25は、その後段に配置される。入力処理部24は、図7に示した入力階調補正部14の代わりに用いられる。
入力処理部24は、シェーディング補正部12から受け取る画像データに対して入力階調補正部14が行う処理と同じ処理を行い、圧縮部16に送る。原稿種別自動判別部13aは、復号部17によって復号された画像データに対して、原稿種別自動判別部13が行う処理と同じ処理を行い、領域分離部25に送る。領域分離部25は、原稿種別自動判別部13aから受け取った画像データに対して領域分離処理部15が行う処理と同じ処理を行い、色補正部18に送る。
図7に示した画像形成装置1は、圧縮部16によって圧縮されて符号化された画像データと領域識別信号とを関連付けてハードディスク7に記憶したが、画像形成装置1aは、カラー画像入力装置2に備えられるスキャナ部によって読み込まれた画像データに対して、原稿種別判別処理および領域分離処理を行うことなく、一旦ハードディスク7に記憶する。そして、ハードディスク7から読み出した画像データに対して、原稿種別自動判別部13aによって原稿種別判別処理を行い、領域分離部25によって領域分離処理を行うようにしたものである。
カラー画像処理装置3のA/D変換部11、シェーディング補正部12、原稿種別自動判別部13、入力階調補正部14、領域分離処理部15、圧縮部16、復号部17、色補正部18、黒生成下色除去部19、空間フィルタ処理部20、出力階調補正部21、階調再現処理部22およびモアレ抑制フィルタ係数算出部10の各機能、およびカラー画像処理装置3aのA/D変換部11、シェーディング補正部12、原稿種別自動判別部13a、圧縮部16、復号部17、色補正部18、黒生成下色除去部19、空間フィルタ処理部20、出力階調補正部21、階調再現処理部22、モアレ抑制フィルタ係数算出部10、入力処理部24および領域分離部25の各機能は、ハードウエアロジックたとえば図示しないDSPによって構成されてもよいし、これらの機能を実現するためのプログラムを記憶する図示しない記憶装置、およびその記憶装置に記憶されるプログラムを実行する図示しないCPUによって構成されてもよい。
記憶装置は、前記プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)および制御のために用いるデータを記憶するRAM(Random Access Memory)などの半導体メモリ、ならびにその他必要なプログラムおよびデータを記憶する半導体メモリあるいは磁気ディスク装置などによって構成される。
上述した実施の形態では、プログラムは、カラー画像処理装置3,3aの記憶装置に記憶されるが、この記憶装置に限定されるものではなく、コンピュータで読取り可能な記録媒体に記録されていてもよい。記録媒体は、たとえば図示しない外部記憶装置としてプログラム読取装置をカラー画像処理装置3,3aに設け、そこに記録媒体を挿入することによって読取り可能な記録媒体であってもよいし、あるいは他の装置の記憶装置であってもよい。
いずれの記録媒体であっても、記憶されているプログラムがコンピュータからアクセスされて実行される構成であればよい。あるいはいずれの記録媒体であっても、プログラムが読み出され、読み出されたプログラムが、記憶装置のプログラム記憶エリアに記憶されて、そのプログラムが実行される構成であってもよい。
カラー画像処理装置3,3aと分離可能に構成される記録媒体は、たとえば磁気テープ/カセットテープなどのテープ系の記録媒体、フレキシブルディスク/ハードディスクなどの磁気ディスクもしくはCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)/MO(
Magneto Optical disk)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disk)/CD−R(Compact Disk Recordable)/ブルーレイディスクなどの光ディスクのディスク系の記録媒体、IC(Integrated Circuit)カード(メモリカードを含む)/光カードなどのカード系の記録媒体、またはマスクROM/EPROM(Erasable Programmable
Read Only Memory)/EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only
Memory)/フラッシュROMなどの半導体メモリを含む固定的にプログラムを担持する記録媒体であってもよい。
また、カラー画像処理装置3,3aを通信ネットワークと接続可能に構成し、通信ネットワークを介して上記プログラムを供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、たとえば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN(Local Area Network)、ISDN(Integrated Services Digital Network)、VAN(Value Added Network)、CATV(Community Antenna Television)通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、または衛星通信網など通信ネットワークが利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、たとえば、IEEE1394、USB(Universal Serial Bus)、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber
Line)回線等の有線でも、IrDA(Infrared Data Association)あるいはリモートコントロールで用いられる赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR(High Data Rate)、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網などの無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
上述した実施の形態では、画像形成装置1,1aとして、デジタルカラー複写機を例に説明したが、デジタルカラー複写機に限定されるものではなく、画像形成装置1,1aは、複写機能、印刷機能、ファクシミリ機能、およびスキャンによって取得した画像データを電子メールとして外部に送信する機能であるScan to E-mail機能などの機能を備えるデジタルカラー複合機あるいはデジタルモノクロ複合機であってもよい。
また、画像形成装置1,1aは、たとえばモデムあるいはネットワークカードによって構成される通信装置を備え、ファクシミリでの画像データの送受信を可能にしてもよい。あるいはネットワークカードおよびLAN(Local Area Network)ケーブルを介してネットワークに接続されたコンピュータあるいは他の画像形成装置1,1aと画像データの送受信を行なうように構成してもよい。
ファクシミリで送信を行う場合、画像形成装置1,1aは、モデムによって、相手先との送信手続きを行い送信可能な状態が確保されると、所定の形式で圧縮された画像データ、たとえばスキャナで読み込まれ圧縮された画像データをメモリから読み出し、圧縮形式の変更など必要な処理を行って、通信回線を介して相手先に順次送信する。
ファクシミリで受信する場合、画像形成装置1,1aは、モデムによって、通信手続きを行いながら相手先から送信されてくる画像データを受信し、受信した画像データを、復号部17にて復号し、復号した画像データに対して、必要に応じて、回転処理および解像度変換処理を行い、出力階調補正および階調再現処理を行い、カラー画像出力装置4に出力する。
このように、階調再現処理部22によって、画像データに対して中間調処理が行われてハーフトーン画像が生成される。領域選択部101によって、階調再現処理部22によって中間調処理が行われる前の中間調処理前画像データが示す画素の位置と、階調再現処理部22によって中間調処理が行われた後の中間調処理後画像データが示す画素の位置とを同一の座標系で表したとき、同じ位置の矩形領域がそれぞれ選択される。周波数変換部102によって、領域選択部101によって選択された領域に含まれる画素の中間調処理前画像データおよび中間調処理後画像データが示す画素値が、それぞれ周波数成分に変換される。差分検出部103によって、周波数変換部102によって変換された中間調処理前画像データの周波数成分と、周波数変換部102によって変換された中間調処理後画像データの周波数成分とに基づいて周波数成分の差分値Dif_F(u,v)が算出される。モアレ判定部104によって、差分検出部103によって算出された周波数成分の差分値Dif_F(u,v)に基づいて、干渉パターンであるモアレが発生するか否かが判定される。フィルタ係数算出部105によって、モアレ判定部104によってモアレが発生すると判定されたとき、差分検出部103によって算出された周波数成分の差分値Dif_F(u,v)に基づいて、モアレの発生を抑制するためのフィルタ係数Filter(x,y)が算出される。そして、空間フィルタ処理部20によって、フィルタ係数算出部105によって算出されたフィルタ係数Filter(x,y)を用いて、画像データにフィルタ処理が行われる。
したがって、画像処理において、入力される画像データに基づいて、原稿のハーフトーンのパターンと、中間調処理で生成されるハーフトーンのパターンとの干渉パターンであるモアレが発生するか否かを判定することができるので、コピーなどを出力する前にモアレの発生の有無を知ることができる。モアレが発生すると判定した場合には、モアレの発生を抑制するためのフィルタ係数Filter(x,y)を算出して空間フィルタ処理を行うことによって、モアレの発生を防止し、最適なコピー出力を得ることができる。
さらに、階調再現処理部22によって、画像データを記憶するハードディスク7に記憶されている画像データに対して中間調処理が行なわれ、フィルタ係数算出部105によって、算出されたフィルタ係数Filter(x,y)が、ハードディスク7に記憶されている画像データに関連付けてハードディスク7に記憶される。したがって、スキャナ部などで取り込んだ画像をハードディスク7などの記憶装置に記憶しておき、待機時間などに記憶装置に記憶した画像データに対してフィルタ係数Filter(x,y)を算出し、算出したフィルタ係数Filter(x,y)をその画像データに関連付けて記憶装置に記憶しておくことができ、時間がかかる処理を効率的に行うことができる。
さらに、ユーザが画像データのプレビュー機能を選択した場合、出力階調補正部21によって、画像データが画像表示装置8に表示される。出力階調補正部21がハードディスク7に記憶されている画像データを画像表示装置8に表示し、ユーザが画像データの編集処理を行っている期間を利用して、階調再現処理部22によって、ハードディスク7に記憶されている画像データに対して中間調処理が行われ、フィルタ係数算出部105によって、算出されたフィルタ係数Filter(x,y)が、ハードディスク7に記憶されている画像データに関連付けてハードディスク7に記憶される。したがって、たとえばコピーを出力する前に、画像データのプレビュー画像を画像表示装置8に表示し、ユーザが画像表示装置8に表示されているプレビュー画像を見ている間に、その画像データにモアレが発生するか否かを判定し、モアレが発生すると判定されたときに、フィルタ係数Filter(x,y)を算出しておくことができるので、時間がかかる処理を効率的に行うことができる。
さらに、原稿種別自動判別部13によって、画像データに基づいてその画像データの原稿の種別が判別される。モアレ判定部104によって、原稿種別自動判別部13によって原稿が印刷写真を含む原稿であると判別されたとき、モアレが発生するか否かが判定される。モアレが発生する可能性があるのは、原稿の画像にハーフトーン画像が含まれている場合であるので、原稿種別自動判別部13による判別結果が、モアレが発生する可能性がない原稿、たとえば原稿が印刷写真を含まない原稿である場合、領域選択部101、周波数変換部102、差分検出部103、モアレ判定部104およびフィルタ係数算出部105による処理を行わなくすることができ、処理時間を短縮することができる。
さらに、カラー画像処理装置3,3aを備えるので、入力される画像データにモアレが発生すると判定した場合、モアレの発生を抑制するためのフィルタ係数Filter(x,y)を算出し、算出したフィルタ係数Filter(x,y)を用いて空間フィルタ処理を行うことができ、モアレのないコピーなどを出力することができる。
さらに、画像を処理するカラー画像処理装置3,3aによって画像処理を実行するにあたって、図6に示したフローチャートにおいて、中間調処理後画像データを求める処理では、階調再現処理部22は、画像データに対して中間調処理を行ってハーフトーン画像を生成する。ステップA1では、中間調処理後画像データを求める処理で中間調処理が行われる前の中間調処理前画像データが示す画素の位置と、中間調処理後画像データを求める処理で中間調処理が行われた後の中間調処理後画像データが示す画素の位置とを同一の座標系で表したとき、同じ位置の矩形領域をそれぞれ選択する。ステップA2では、ステップA1で選択された領域に含まれる画素の中間調処理前画像データおよび中間調処理後画像データが示す画素値を、それぞれ周波数成分に変換する。ステップA3〜A5では、ステップA2で変換された中間調処理前画像データの周波数成分と、ステップA2で変換された中間調処理後画像データの周波数成分とに基づいて周波数成分の差分値Dif_F(u,v)を算出する。ステップA6では、ステップA3〜A5で算出された周波数成分の差分値Dif_F(u,v)に基づいて、干渉パターンであるモアレが発生するか否かを判定する。ステップA7では、ステップA6でモアレが発生すると判定されたとき、ステップA3〜A5で算出された周波数成分の差分値Dif_F(u,v)に基づいて、モアレの発生を抑制するためのフィルタ係数Filter(x,y)を算出する。そして、ステップA8では、ステップA7で算出されたフィルタ係数Filter(x,y)を用いて、画像データにフィルタ処理を行う。
したがって、画像処理において、入力される画像データに基づいて、原稿のハーフトーンのパターンと、中間調処理で生成されるハーフトーンのパターンとの干渉パターンであるモアレが発生するか否かを判定することができるので、コピーなどを出力する前にモアレの発生の有無を知ることができる。モアレが発生すると判定した場合には、モアレの発生を抑制するためのフィルタ係数Filter(x,y)を算出して空間フィルタ処理を行うことによって、モアレの発生を防止し、最適なコピー出力を得ることができる。
さらに、プログラムは、コンピュータを、画像データに対して中間調処理を行ってハーフトーン画像を生成する階調再現処理部22と、階調再現処理部22によって中間調処理が行われる前の中間調処理前画像データが示す画素の位置と、階調再現処理部22によって中間調処理が行われた後の中間調処理後画像データが示す画素の位置とを同一の座標系で表したとき、同じ位置の矩形領域をそれぞれ選択する領域選択部101と、領域選択部101によって選択された領域に含まれる画素の中間調処理前画像データおよび中間調処理後画像データが示す画素値を、それぞれ周波数成分に変換する周波数変換部102と、周波数変換部102によって変換された中間調処理前画像データの周波数成分と、周波数変換部102によって変換された中間調処理後画像データの周波数成分とに基づいて周波数成分の差分値Dif_F(u,v)を算出する差分検出部103と、差分検出部103によって算出された周波数成分の差分値Dif_F(u,v)に基づいて、干渉パターンであるモアレが発生するか否かを判定するモアレ判定部104と、モアレ判定部104によってモアレが発生すると判定されたとき、差分検出部103によって算出された周波数成分の差分値Dif_F(u,v)に基づいて、モアレの発生を抑制するためのフィルタ係数Filter(x,y)を算出するフィルタ係数算出部105と、フィルタ係数算出部105によって算出されたフィルタ係数Filter(x,y)を用いて、画像データにフィルタ処理を行う空間フィルタ処理部20として機能させる。
したがって、原稿のハーフトーンのパターンと、中間調処理によって生成されるハーフトーンのパターンとの干渉パターンであるモアレが発生するか否かを判定し、モアレが発生すると判定した場合には、モアレの発生を抑制するためのフィルタ係数Filter(x,y)を算出して空間フィルタ処理を行うことができる処理をプログラムで実現することができる。
さらに、記録媒体は、前記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であるので、コンピュータ読み取り可能な記録媒体から読み出されたプログラムによって、カラー画像処理装置3,3aをコンピュータ上に実現することができる。
1,1a 画像形成装置
2 カラー画像入力装置
3,3a カラー画像処理装置
4 カラー画像出力装置
5 操作パネル
6 制御部
7 ハードディスク
8 画像表示装置
10 モアレ抑制フィルタ係数算出部
11 A/D変換部
12 シェーディング補正部
13,13a 原稿種別自動判別部
14 入力階調補正部
15 領域分離処理部
16 圧縮部
17 復号部
18 色補正部
19 黒生成下色除去部
20 空間フィルタ処理部
21 出力階調補正部
22 階調再現処理部
23 メモリ
24 入力処理部
25 領域分離部
101 領域選択部
102 周波数変換部
103 差分検出部
104 モアレ判定部
105 フィルタ係数算出部
301 注目画素
302 主走査方向の画素
303 副走査方向の画素

Claims (8)

  1. 画像データに対して中間調処理を行ってハーフトーン画像を生成する中間調処理部と、
    中間調処理部によって中間調処理が行われる前の中間調処理前画像データが示す画素の位置と、中間調処理部によって中間調処理が行われた後の中間調処理後画像データが示す画素の位置とを同一の座標系で表したとき、同じ位置の予め定める形状の領域をそれぞれ選択する領域選択部と、
    領域選択部によって選択された領域に含まれる画素の中間調処理前画像データおよび中間調処理後画像データが示す画素値を、それぞれ周波数成分に変換する周波数変換部と、
    周波数変換部によって変換された中間調処理前画像データの周波数成分と、周波数変換部によって変換された中間調処理後画像データの周波数成分とに基づいて周波数成分の差分を算出する差分算出部と、
    差分算出部によって算出された周波数成分の差分に基づいて、干渉パターンであるモアレが発生するか否かを判定する判定部と、
    判定部によってモアレが発生すると判定されたとき、差分算出部によって算出された周波数成分の差分に基づいて、モアレの発生を抑制するためのフィルタ係数を算出するフィルタ係数算出部と、
    フィルタ係数算出部によって算出されたフィルタ係数を用いて、画像データにフィルタ処理を行うフィルタ処理部とを含むことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記中間調処理部は、画像データを記憶する記憶部に記憶されている画像データに対して中間調処理を行い、
    前記フィルタ係数算出部は、算出したフィルタ係数を前記記憶部に記憶されている画像データに関連付けて記憶部に記憶することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 画像データを表示装置に表示する表示制御部をさらに含み、
    表示制御部が前記記憶部に記憶されている画像データを表示装置に表示している期間に、前記中間調処理部は、前記記憶部に記憶されている画像データに対して中間調処理を行い、前記フィルタ係数算出部は、算出したフィルタ係数を前記記憶部に記憶されている画像データに関連付けて記憶部に記憶することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 画像データに基づいてその画像データの原稿の種別を判別する原稿種別判別部をさらに含み、
    前記判定部は、原稿種別判別部によって原稿が印刷写真を含む原稿であると判別されたとき、モアレが発生するか否かを判定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の画像処理装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
  6. 画像を処理する画像処理装置によって実行される画像処理方法であって、
    画像データに対して中間調処理を行ってハーフトーン画像を生成する中間調処理ステップと、
    中間調処理ステップで中間調処理が行われる前の中間調処理前画像データが示す画素の位置と、中間調処理ステップで中間調処理が行われた後の中間調処理後画像データが示す画素の位置とを同一の座標系で表したとき、同じ位置の予め定める形状の領域をそれぞれ選択する領域選択ステップと、
    領域選択ステップで選択された領域に含まれる画素の中間調処理前画像データおよび中間調処理後画像データが示す画素値を、それぞれ周波数成分に変換する周波数変換ステップと、
    周波数変換ステップで変換された中間調処理前画像データの周波数成分と、周波数変換ステップで変換された中間調処理後画像データの周波数成分とに基づいて周波数成分の差分を算出する差分算出ステップと、
    差分算出ステップで算出された周波数成分の差分に基づいて、干渉パターンであるモアレが発生するか否かを判定する判定ステップと、
    判定ステップでモアレが発生すると判定されたとき、差分算出ステップで算出された周波数成分の差分に基づいて、モアレの発生を抑制するためのフィルタ係数を算出するフィルタ係数算出ステップと、
    フィルタ係数算出ステップで算出されたフィルタ係数を用いて、画像データにフィルタ処理を行うフィルタ処理ステップとを含むことを特徴とする画像処理方法。
  7. コンピュータを、
    画像データに対して中間調処理を行ってハーフトーン画像を生成する中間調処理部と、
    中間調処理部によって中間調処理が行われる前の中間調処理前画像データが示す画素の位置と、中間調処理部によって中間調処理が行われた後の中間調処理後画像データが示す画素の位置とを同一の座標系で表したとき、同じ位置の予め定める形状の領域をそれぞれ選択する領域選択部と、
    領域選択部によって選択された領域に含まれる画素の中間調処理前画像データおよび中間調処理後画像データが示す画素値を、それぞれ周波数成分に変換する周波数変換部と、
    周波数変換部によって変換された中間調処理前画像データの周波数成分と、周波数変換部によって変換された中間調処理後画像データの周波数成分とに基づいて周波数成分の差分を算出する差分算出部と、
    差分算出部によって算出された周波数成分の差分に基づいて、干渉パターンであるモアレが発生するか否かを判定する判定部と、
    判定部によってモアレが発生すると判定されたとき、差分算出部によって算出された周波数成分の差分に基づいて、モアレの発生を抑制するためのフィルタ係数を算出するフィルタ係数算出部と、
    フィルタ係数算出部によって算出されたフィルタ係数を用いて、画像データにフィルタ処理を行うフィルタ処理部として機能させるためのプログラム。
  8. 請求項7に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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