JP2006304002A - 操作装置、該操作装置を備える撮像装置 - Google Patents

操作装置、該操作装置を備える撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、カメラの上面乃至前面に配置しても操作性やデザイン性を低下させることなく、ズーム速度の切り替え点をユーザに容易に伝えることができる撮像装置を提供する。
【解決手段】 ユーザにより回転操作されるズームレバー109と、該ズームレバー109と連動して回転する操作連動部材203と、該操作連動部材203の回転運動をズーム速度を切り替えるスイッチ300に伝えるスイッチ引っ掛け部203aと、スイッチ引っ掛け部203aにバネ部201aが当接して所定の負荷を与える板バネ204とで回転操作型ズームレバーユニット200を構成し、スイッチ300内のレバー部材302が所定の回転角度の範囲内で駆動されることによりスイッチ用接点を切り替えてズーム速度を切り替える共に、スイッチ300内のねじりコイルバネ303によりズームレバー109を中立位置へ復帰するように連続的な負荷を与え、ズームレバー109が所定の移動量を越えたときは、バネ部204aにより中立位置への負荷を非連続的に増加させる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、ズーム速度を可変させてズーミングを行うことが可能なデジタルカメラ等の操作装置、該操作装置を備える撮像装置に関するものである。
デジタルカメラ(以下、単に「カメラ」という)には、静止画のみならず動画撮影機能が付いていることが多い。近年、この機能をより特徴付けるために、高倍率なズーム機能を有し且つズーム速度の速いカメラが登場している。さらに、ズーム速度を低速から高速に可変させるカメラも提供されている。
ズーム速度を段階的に変化させる機能を有するカメラでは、通常、ズームレバーの移動量やズームボタンの押下量により、低速から高速へと段階的にズーム速度が制御されている。このようなカメラでは、ズーム速度を変化させるのに必要なズームレバーの移動量やズームボタンの押下量をユーザに伝えるような機構がないと、意図したズーム速度に操作量を合わせることが困難であるという問題があった。
また、ユーザがズーム機能を有するカメラで静止画撮影を行う場合、通常、ズーム倍率を適切に操作して撮影の枠を決めた後にシャッターを押して撮影を行うが、低速から高速へのズーム速度の切り替えが適切に行えないと、ズームさせすぎて撮影枠が小さくなってしまったり、その反対に撮影枠が大きすぎてしまうなど意図した撮影枠を決めるのに時間がかかってしまう。その結果、シャッターチャンスを逃してしまうという問題があった。
さらに、動画撮影中のズーム操作が可能なカメラでは、意図したズーム速度で制御が行えないと、意図しない撮影データが記録されてしまい、静止画以上に問題となる。
そこで、上記問題に対して、シーソーのように動作するシーソー型ズームボタンと、ズームボタンの下方に配置され、該ズームボタンと共に運動する板バネ製のスイッチ操作板とを備え、スイッチ操作板の一端側には、ズームを正転方向に高速回動する第1のスイッチ及び低速回動する第2のスイッチとして2本の腕部が設けられる一方、他端側には、ズームを逆転方向に高速回動する第3のスイッチ及び低速回動する第4のスイッチとして2本の腕部が設けられた操作部を有するカメラ一体型ビデオテープレコーダが提案されている(特許文献1参照)。
このような装置では、シーソーを片方(例えばテレ側)に押し込んでいくと、2本の腕部の内の1本が先にカメラ本体内部に設けられたスイッチを押して低速ズームを開始し、更に押し込んでいくと残りの1本が内部に設けられた別のスイッチを押して高速ズームを開始する。ワイド側も同様にして低速、高速ズームが行われる。この構成により、低速ズーム時には1本の腕部の反力が操作感として得られ、更に押し込んだときにはもう1本の腕部の反力が加味されることから、低速ズーム/高速ズームの切り替え時の操作ボタンの押し込み量をユーザが操作感として感じ取ることが可能となっている。
特開平5−167907号公報
上記従来のカメラでは、操作性やデザイン性を考えて背面側にズームボタンやレバーが配置されている例が多くあったが、カメラ本体が小型化する一方、液晶パネル等の表示装置が大型化したため、背面側にズームボタン等を配置するためのスペースがなくなりつつあるという問題がある。
また、上述したシーソー型ズームボタンの構成を用いた場合、低速ズーム/高速ズームのズーム速度の切り替え点をユーザに伝えることが可能になるが、カメラの背面側にズームボタン等を配置するためのスペースが限られている状況を鑑みると、ズームボタン等をカメラ上面乃至前面に配置することが好ましい状況にある。しかしながら、上記シーソー型ズームボタンをカメラの上面乃至前面に配置した場合、操作性が著しく低下してしまうという問題がある。
本発明は、上記問題に鑑みて成されたものであり、カメラの上面乃至前面に配置しても操作性やデザイン性を低下させることなく、ズーム速度の切り替え点をユーザに容易に伝えることができる操作装置、該操作装置を備える撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の撮像装置は、ズーム速度が可変させてズーミングを行うことが可能な撮像装置において、前記ユーザからの操作を受け付ける操作手段と、前記操作により移動した操作手段を中立位置に復帰するように負荷を与える負荷手段と、前記操作手段の移動量に応じてズーム速度を切り替えるズーム速度切替手段と、前記操作手段の移動量を前記ズーム速度切替手段に伝える伝達手段と、前記ズーム速度が切り替わった時点から他のズーム速度に切り替わる時点までの間で前記負荷を増加させる負荷増加手段とを備えることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項4記載の操作装置は、ユーザからの操作を受け付ける操作子と、前記操作により移動した操作子を中立位置に復帰するように負荷を与える負荷手段と、前記操作子の移動量に応じて前記負荷を増加させる負荷増加手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザからのズーム操作により移動した操作手段を中立位置に復帰するように負荷を与え、操作手段の移動量に応じてズーム速度を切り替える際に、ズーム速度が切り替わった時点から他のズーム速度に切り替わる時点までの間で負荷を増加させるので、撮像装置の操作性やデザイン性を低下させることなく、ズーム速度の切り替え点をユーザに容易に伝えることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置の正面斜視図である。
図1において、本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置は、デジタルカメラ1から成る。カメラ本体101は、撮影を可能とするための各種の部材、例えば、光学像を光電変換して画像データを生成するCCDやCMOSイメージセンサ等の撮像素子(不図示)、ローパスフィルタ及びカメラ全体の動作を制御する制御回路(不図示)が内蔵されている。また、カメラ本体101には、脱着可能なカード型の記録媒体等が装着されている。
レンズ鏡筒102は撮影用レンズを有し、光軸方向に繰り出したり繰り込んだりすることによって該撮影用レンズの焦点距離を変更(ズーミング)することが可能である。ストロボユニット106は、被写体に照明光を照射するポップアップ式のストロボであり、収納時やストロボ撮影が必要ないときにはポップダウンさせることが可能である。
レリーズボタン103は、半押しされることにより撮影準備動作(焦点調節動作等)が開始され、全押しによって撮影動作(撮像素子で読み出された画像データの記録媒体への記録)が開始される。レリーズボタン103の外周には、回転操作型のズームレバー109が取り付けられている。
ズームレバー109は、ユーザによる操作入力を受け付ける操作子である。このズームレバー109を、カメラ本体101を略上面から見て時計周りに回転させると、撮影用レンズがワイド側(画角が広がる方向)にズーム動作を行う一方、反時計周りに回転させると、テレ側(画角が狭くなる方向)にズーム動作を行う。
図2は、図1のデジタルカメラ1の背面斜視図である。
図2において、切り替えダイアル107は、静止画撮影モード、動画撮影モード、再生モード等を切り替えるための切り替えダイアルであり、カメラ本体101に対して回転可能に取り付けられている。液晶表示ユニット104,108は、撮影モード設定時にはファインダ(電子ビューファインダ)として機能する一方、再生モード設定時には記録媒体に記録されている画像データを表示する表示装置として機能する。液晶表示ユニット104は、光学式ビューファインダのようにユーザが接眼窓105を覗きこみながら使用される。
ユーザが電源レバー111をカメラ本体101の略上面から見て反時計回りに回転させると、切り替えダイアル107で予め選択した静止画乃至動画撮影モードで電源が立ち上がり、液晶表示ユニット104又は108を介して被写体像が表示され、レリーズボタン103を押すことにより撮影を行うことができる。
一方、電源レバー111をカメラ本体101の略上面から見て時計回りに回転させると、再生モードで電源が立ち上がり、記録媒体に記録されている画像データを液晶表示ユニット104及び108に表示させることができる。また、すでに電源が起動済みの状態で電源レバー111を回転させた場合には、撮影モード、再生モードの切り替えが可能である。
次に、図1のデジタルカメラ1に適用された回転操作型のズームレバーユニットについて説明する。
図3は、デジタルカメラ1に適用されたズームレバーユニットの部分横断面図であり、図4は、図3のズームレバーユニットをZ方向から見た概略図である。
ズームレバーユニット200は、ズーム操作に利用される操作装置として、レリーズボタン103と、ズームレバー109と、圧縮バネ110と、固定板202と、操作連動部材203と、板バネ204と、レリーズスイッチ205と、Eリング206と、フレキシブルプリント基板207と、板金208と、ビス209と、スイッチ300とを備える。外装カバー201は、カメラ本体101を覆う外装カバーである。
レリーズボタン103は、ズームレバー109に対してEリング206で脱落しないように固定されている。レリーズボタン103は、カメラ本体101内部のフレキシブルプリント基板207上に実装されたレリーズスイッチ205を押すことが可能に構成されている。レリーズボタン103が押された後、通常位置に自動復帰するように、レリーズボタン103とズームレバー109との間に圧縮バネ110が挿入されている。
フレキシブルプリント基板207は、板金208の表裏両面に固定されている。固定板202は、ズームレバー109へのめくりあげる方向の荷重に対するユニットの変形を防止するためのものである。
ユーザにより実際に操作されるズームレバー109と固定部材202及び操作連動部材203とは、外装カバー201を挟み込むように2本のビス209で互いに固定され、外装カバー201に回転自在に取り付けられている。これにより、操作連動部材203は、ユーザによるズームレバー109の操作に連動して回転動作する。
操作連動部材203には、ズームレバー109と反対の方向に向かって延びる2本の突起状のスイッチ引っ掛け部203aが形成されている。その2本のスイッチ引っ掛け部203aがスイッチ300から延びたスイッチレバー302のレバー部302aを挟み込むように構成されている。スイッチ300は、フレキシブルプリント基板207上に実装され、ズームレバー109への操作に応じてズーム動作への切り替えを行うと共に、低速ズーム/高速ズームの切り替えを行う切り替えスイッチである。
板バネ204には、2枚のバネ部204aが所定の間隔で形成されている。板バネ204は、ズームレバー109の操作に応じて駆動するスイッチ引っ掛け部203a及びレバー部302aが2枚のバネ部204a間の略中心(中立)位置にくるように、板金208に固定されている。バネ部204aは、ズームレバー109の操作に応じて移動するスイッチ引っ掛け部203aに対し、図4に示す中立位置に戻るように所定の負荷(復帰力)を与えるものである。
上記構成により、ユーザ操作によるズームレバー109の回動が操作連動部材203と連動し、該回動に応じて操作連動部材203に設けられたスイッチ引っ掛け部203aがスイッチ300のレバー部302aを左右に回動して、スイッチ300への入力が可能となる。
次に、図4のスイッチ300の内部構成について図5を参照して説明する。
図5は、図4のスイッチ300の分解斜視図である。
図5において、スイッチ300は、ベース部材301と、レバー部材302と、ねじりコイルバネ303と、カバー304とで構成される。
スイッチ300では、固定されたベース部材301に対してレバー部材302が所定の回転角で回動自在に保持されている。カバー304は、レバー部材302の脱落を防止するための蓋である。ベース部材301は、内部の底面にスイッチ用接点として配線された配線パターン301aと、ねじりコイルバネ303から延びた両腕部を係止するためのベース側バネ係止壁301bとを備える。
レバー部材302は、上述したスイッチ300の外部に延びてスイッチ引っ掛け部203aと係合するレバー部302aと、ベース部材301と接触する面にスイッチ用接点として設けられたバネ接点302bと、ねじりコイルバネ303から延びた両腕部を係止するためのレバー側バネ係止壁302cとを備える。レバー部材302に取り付けられたバネ接点302bは、ベース部材301上に配線された配線パターン301aに付勢しながら接触する。
ねじりコイルバネ303は、スイッチ300を上面から見て時計まわりないしは反時計まわりにレバー部材302が回転したときに、該レバー部材302を後述する図6(a)に示す中立位置に復帰させるように、バネ係止壁302cとバネ係止壁301bの2つの壁面に付勢されるように取り付けられている。
次に、図4のスイッチ300の動作について図6〜図10を参照して説明する。
図6及び図7はスイッチ300を上面から見た透視図であり、図6(a)はレバー部材302が中立位置にある状態、図6(b)はレバー部材302が反時計回りに低速ズーム域まで回転させられた状態を示し、図7(c)はレバー部材302が反時計回りに高速ズーム域まで回転させられた状態を示す。
図8及び図9は、図6(a)〜図7(c)に対応するスイッチ300内部の配線パターン301aとバネ接点302bとの接触状態を示す図であり、図8(a)はレバー部材302が中立位置にある状態、図8(b)はレバー部材302が反時計回りに低速ズーム域まで回転させられた状態を示し、図9(c)はレバー部材302が反時計回りに高速ズーム域まで回転させられた状態を示す。同図では、接触部10,20,30はレバー部材302に固定されたバネ接点302bであって電気的に共通するものであり、配線パターンNo.1〜5はベース部材301に配線された配線パターン301aに対応する接点である。
図10は、ベース部材302の回転角度に応じた配線パターン301aとバネ接点302bとの導通状態を示す図である。同図では、横軸はバネ接点302bが固定されたレバー部材302の回転角度である。また、配線パターン301aとバネ接点302bとが導通状態にあるときは塗りつぶされている。
スイッチ300では、レバー部材302に対して外力が加えられていないときは、ねじりコイルバネ303の作用により、図6(a)に示すようにレバー部302aが略上を向いた中立位置にある。このとき、ベース部材301に配線された配線パターン301aとレバー部材302に固定されたバネ接点302bとは、図8(a)に示すように接触部10,30と配線パターンNo.5とが接触するが、配線パターンNo.1〜4の接点がON(導通)の状態になっていないために電気的に導通していないことになる(図10)。したがって、ズーム動作を行わない。
次に、レバー部材302に対して反時計まわりに外力が加えられると、バネ接点302bも一緒に回転し、配線パターン301aとバネ接点302bとは、図8(b)に示すように接触部20と配線パターンNo.2とが接触して導通する。このとき、図10に示すように配線パターンNo.2の接点がONの状態になり、ワイド側へ低速でズーム動作を行う。
更に、レバー部材302に対して反時計まわりに外力が加えられると、配線パターン301aも一緒に回転し、配線パターン301aとバネ接点302bとは、図9(c)に示すように接触部10と配線パターンNo.1とが接触して導通する。このとき、図10に示すように配線パターンNo.1の接点もONの状態になり、ワイド側へ高速でズーム動作を行う。
上記図6(b)及び図7(c)に示す状態へレバー部材302を回転させたときには、ねじりコイルバネ303の作用により、中立位置へ復帰する力(負荷)がレバー部材302に常にかかっている。レバー部材302を回転している状態から開放すると、ねじりコイルバネ303の反力(スプリングバック)によりレバー部材302が再び図6(a)に示した中立位置へ復帰する。
一方、レバー部材302を時計まわりに回転させた場合にも配線パターンNo.3の接点がONの状態になると、低速でテレ側へズーム動作を行い、更に配線パターンNo.4の接点もONの状態になると、高速でテレ側へズーム動作を行う。
このように、スイッチ300がズームレバー109に対する操作と連動していることからユーザがズームレバー109を回転動作させることにより、ズームの駆動速度を制御することが可能である。また、スイッチ300に設けられたねじりコイルばね303の反力により、ユーザが手を離すと略中立位置に復帰する。
図11は、ズームレバーユニット200の動作時の状態を示す図であり、図12は、ズームレバーユニットの荷重曲線を示す図である。
図11に示すように、ズームレバー109が中立位置から反時計回りに回転操作されると、低速ズーム動作を開始する回転角度を超えて、高速ズーム動作を開始する回転角度に至らない角度で、操作連動部材203に設けられたスイッチ引っ掛け部203aが板金208に固定された板バネ204に当接して荷重の非連続点ができる。この荷重の非連続性により、低速/高速のズーム速度の切り替え点をユーザに伝え易くすることが可能となる。
図12は、ズームレバーユニット200の荷重曲線を示す図である。
図12に示すように、荷重非連続点では、板バネ204の付勢力がズームレバー109への操作に対する負荷として新たに追加されるため、更にズームレバー109を操作するために、ユーザがより大きな操作荷重をズームレバー109に与える必要がある。その結果、ユーザがズームレバー109を自然に荷重非連続点で留めさせることが可能となり、低速ズーム駆動状態を保つことが可能になる。
この荷重非連続点からユーザがズームレバー109を操作して更に操作荷重を与えていくと、高速ズームが開始され、外装カバー201に設けられた扇状の穴600とズームレバー109に設けられたビス209のビス止め用のボスの外周面(不図示)とが当接する角度まで回転させることができる。
上記第1の実施の形態によれば、ユーザにより回転操作されるズームレバー109と、該ズームレバー109と連動して回転する操作連動部材203と、該操作連動部材203の回転運動をズーム速度を切り替えるスイッチ300に伝えるスイッチ引っ掛け部203aと、スイッチ引っ掛け部203aにバネ部201aが当接して所定の負荷を与える板バネ204とで回転操作型ズームレバーユニット200を構成し、スイッチ300内のレバー部材302が所定の回転角度の範囲内で駆動されることによりスイッチ用接点(配線パターン301a、バネ接点302b)を切り替えてズーム速度を低速又は高速に切り替える共に、スイッチ300内のねじりコイルバネ303によりズームレバー109を中立位置へ復帰するように連続的な負荷を与え、ズームレバー109が所定の移動量を越えたときは、バネ部204aにより中立位置への復帰力(負荷)を非連続的に増加させるようにズームレバー109への付勢力を新たに追加するので、ズームレバー109をレリーズボタン103の周囲に配置することが可能で且つユーザの右手の人差し指1本で無理なくズーム操作、レリーズ操作を行うことができ、カメラの上面乃至前面に配置しても操作性やデザイン性を低下させることなく、ズーム速度の切り替え点をユーザに容易に伝えることができる。
上記第1の実施の形態では、本発明をズーム操作に利用されるズームレバーユニット200に適用した例について説明したが、これに限らず、他の操作に利用される操作装置に適用させてもよい。例えば、レリーズボタンユニットに適用した場合、図10における配線パターンNo.2の接点がONのときをレリーズボタンでいう半押し動作、配線パターンNo.1の接点がONのときを全押し動作に相当させることができる。
また、上記スイッチ300は、レバー部材302が所定の角度範囲で回転駆動される構成になっているが、直線的に駆動される直線駆動型スイッチで構成されていてもよい。その場合、ユーザによるズームレバー109の回転操作が、操作連動部材203を介して、直線駆動型スイッチに設けられた所定のレバー部を直線駆動させる構成となる。
また、スイッチ300は、内部に配線パターンと可動接点とを有しているが、これに限定せず、レバー操作によって抵抗値を変化させ、その抵抗値を読み取ることが可能なボリュームスイッチや、ズームレバー109の操作量に応じて電気容量を変化させ、その値を読み取ることが可能な静電スイッチ等の他の手段によって構成されていてもよい。ボリュームスイッチで構成された場合には、ズーム速度が変化する抵抗値を予め設定しておき、レバー操作時に読み取った抵抗値が、低速ズームを実行するように設定された抵抗値に達したときに低速でズーム動作を行い、高速ズームを実行するように設定された抵抗値に達したときに高速でズーム動作を行う。
ズームレバー109の移動量に応じて低速から高速へと段階的にズーム速度を変化させる場合、ある一定の移動量で操作負荷が非連続的に変化するため、その移動量でズームレバー109を留まらせることが容易になり、該ズームレバー109を動かしすぎて高速でズームさせてしまったり、逆に低速ズームに入ってしまうことを防止することができる。
また、回転操作型のズームレバーを採用することにより、カメラ本体を小型化してもカメラ背面側と比べてスペースに余裕のあるカメラ上面側ないしは前面側に配置することができ、操作性を損なわずに済む。また、ズームレバー109が設置されたカメラ前面側にツマミ等を設けることで操作性を更に向上させることができる。
さらに、レリーズボタン103の外周ないしは前面にズームレバー109を構成することが可能であることから、ユーザの指1本でズーム操作とレリーズ操作が可能となる。
[第2の実施の形態]
本発明の第2の実施の形態に係る撮像装置は、図1及び図2に示すデジタルカメラ1から成り、上記第1の実施の形態で説明した同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
図13は、本発明の第2の実施の形態に係る撮像装置に適用された回転操作型ズームレバーユニットの部分横断面図であり、図14は、図13のズームレバーユニットをZ方向から見た概略図である。図15は、ズームレバーユニットの動作時の状態を示す図である。
本第2の実施の形態におけるズームレバーユニット1300では、上記第1の実施の形態のズームレバーユニット200において用いられた固定板202と操作連動部材203と板バネ204に代えて、それらの機能が一つに集約されたバネ一体の連動固定部材210を用いている。これにより、板バネ204と同機能を持たせることができ、部品点数の削減が可能となる。
ズームレバー109と連動固定部材210とは、外装カバー201を挟み込むように2本のビス209で互いが固定され、外装カバー201に回転自在に取り付けられている。これにより、連動固定部材210は、ユーザによるズームレバー109の操作に連動して回転動作する。
連動固定部材210は、上述した固定部材202と同様の材質、板厚で構成される。これにより、部品点数を減らすことができると同時に、ズームレバー109へのめくりあげる方向の荷重に対するユニット1300の変形を防止することが可能である。また、連動固定部材210には、ズームレバー109と反対の方向に向かって延びる2本の腕部210aが形成されている。その2本の腕部210aがスイッチ300から延びたスイッチレバー302のレバー部302aを挟み込むように構成されている。
各腕部210aには、バネ部210bがそれぞれ形成されている。バネ部210bは、ズームレバー109の操作に応じて駆動する腕部210a及びレバー部302aが2枚のバネ部210b間の略中心(中立)位置にくるように、設置されている。バネ部210bは、ズームレバー109の操作に応じて移動する腕部210aに対し、図14に示す中立位置に戻るように所定の負荷(復帰力)を与えるものである。
上記構成により、ユーザ操作によるズームレバー109の回動が連動固定部材210と連動し、該回動に応じて連動固定部材210に設けられた腕部210aがレバー部302aを左右に回動して、スイッチ300への入力が可能となる。
ズームレバー109が中立位置から反時計回りに回転操作されると、低速ズーム動作を開始する回転角度を越えて、高速ズーム動作を開始する回転角度に至らない角度で、図15に示すように、連動固定部材210に設けられたバネ部210bが外装カバー201に設けられた板バネ引っ掛け用突起201aに当接して荷重の非連続点ができる。この非連続性により、上記第1の実施の形態と同様に、低速/高速のズーム速度の切り替え点をユーザに伝え易くすることが可能となる。
上記第2の実施の形態によれば、ユーザにより回転操作されるズームレバー109と、該ズームレバー109と連動して回転する連動固定部材210と、該連動固定部材210の回転運動をズーム速度を切り替えるスイッチ300に伝える腕部210aと、外装カバー201に設けられた板バネ用引っ掛け突起201bに当接して所定の負荷を与えるバネ部210bとで回転操作型ズームレバーユニット1300を構成し、スイッチ300内のレバー部材302が所定の回転角度の範囲内で駆動されることによりスイッチ用接点(配線パターン301a、バネ接点302b)を切り替えてズーム速度を低速又は高速に切り替える共に、スイッチ300内のねじりコイルバネ303によりズームレバー109を中立位置へ復帰するように連続的な負荷を与え、ズームレバー109が所定の移動量を越えたときは、バネ部210bにより中立位置への復帰力(負荷)を非連続的に増加させるようにズームレバー109への付勢力を新たに追加するので、上記第1の実施の形態と同様に、ズームレバー109をレリーズボタン103の周囲に配置することが可能で且つユーザの右手の人差し指1本で無理なくズーム操作、レリーズ操作を行うことができ、カメラの上面乃至前面に配置しても操作性やデザイン性を低下させることなく、ズーム速度の切り替え点をユーザに容易に伝えることができる。
上記第2の実施の形態では、本発明をズーム操作に利用されるズームレバーユニット1300に適用した例について説明したが、これに限らず、他の操作に利用される操作装置に適用させてもよい。例えば、レリーズボタンユニットに適用した場合、図10における配線パターンNo.2の接点がONのときをレリーズボタンでいう半押し動作、配線パターンNo.1の接点がONのときを全押し動作に相当させることができる。
また、上記スイッチ300は、レバー部材302が所定の角度範囲で回転駆動される構成になっているが、直線的に駆動される直線駆動型スイッチで構成されていてもよい。その場合、ユーザによるズームレバー109の回転操作が、連動固定部材210を介して、直線駆動型スイッチに設けられた所定のレバー部を直線駆動させる構成となる。
また、スイッチ300は、内部に配線パターンと可動接点とを有しているが、これに限定せず、レバー操作によって抵抗値を変化させ、その抵抗値を読み取ることが可能なボリュームスイッチや、ズームレバー109の操作量に応じて電気容量を変化させ、その値を読み取ることが可能な静電スイッチ等の他の手段によって構成されていてもよい。ボリュームスイッチで構成された場合には、ズーム速度が変化する抵抗値を予め設定しておき、レバー操作時に読み取った抵抗値が、低速ズームを実行するように設定された抵抗値に達したときに低速でズーム動作を行い、高速ズームを実行するように設定された抵抗値に達したときに高速でズーム動作を行う。
[第3の実施の形態]
本発明の第3の実施の形態に係る撮像装置は、図1及び図2に示すデジタルカメラ1から成り、上記第1の実施の形態で説明した同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
図16は、本発明の第3の実施の形態に係る撮像装置に適用された回転操作型ズームレバーユニットの部分横断面図であり、図17は、図16のズームレバーユニットをZ方向から見た概略図である。図18は、ズームレバーユニットの動作時の状態を示す図である。
本第3の実施の形態におけるズームレバーユニット1600では、上記第1の実施の形態のズームレバーユニット200において用いられた板バネ204に代えて、操作連動部材500に設けられた溝500bに収まっているねじりコイルバネ211を用いている。これにより、板バネ204と同機能を有し、図12で示したように、ズームレバー109への操作に対してかかる荷重に非連続点を持たせることができる。
ズームレバー109と固定部材202及び操作連動部材500とは、外装カバー201を挟み込むように2本のビス209で互いに固定され、当該外装カバー201に回転自在に取り付けられている。これにより、操作連動部材500は、ユーザによるズームレバー109の操作に連動して回転動作する。
操作連動部材500には、ズームレバー109と反対の方向に向かって延びる2本の突起状のスイッチ引っ掛け部500aが形成されている。その2本のスイッチ引っ掛け部500aがスイッチ300から延びたスイッチレバー302のレバー部302aを挟み込むように構成されている。スイッチ300は、フレキシブルプリント基板207上に実装され、ズームレバー109への操作に応じてズーム動作への切り替えを行うと共に、低速ズーム/高速ズームの切り替えを行う切り替えスイッチである。
操作連動部材500の溝500bに納められたねじりコイルバネ211と外装カバー201に設けられた2本の突起201bとは、ねじりコイルバネ211の両腕部が2本の突起201bを挟み込むように設置されている。2本の突起201bは、ズームレバー109の操作に応じて操作連動部材500と共に回動するねじりコイルバネ211の両腕部に対し、図17に示す中立位置に戻るように所定の負荷(復帰力)を与えるものである。
上記構成により、ユーザ操作によるズームレバー109の回動が操作連動部材500及びねじりコイルバネ211と連動し、該回動に応じて操作連動部材500に設けられたスイッチ引っ掛け部500aがレバー部302aを左右に回動して、スイッチ300への入力が可能となる。
ズームレバー109が中立位置から反時計回りに回転操作されると、低速ズーム動作を開始する回転角度を越えて、高速ズーム動作を開始する回転角度に至らない角度で、図18に示すように、2本の突起201bのうちの上側の突起に当接して荷重の非連続点ができる。この非連続性により、上記第1及び上記第2の実施の形態と同様に、低速/高速のズーム速度の切り替え点をユーザに伝え易くすることが可能となる。
上記第3の実施の形態によれば、ユーザにより回転操作されるズームレバー109と、該ズームレバー109と連動して回転する操作連動部材500と、該操作連動部材500の回転運動をズーム速度を切り替えるスイッチ300に伝えるスイッチ引っ掛け部500aと、腕部が外装カバー201に設けられた突起201bに当接して所定の負荷を与えるねじりコイルバネ303とで回転操作型ズームレバーユニット1600を構成し、スイッチ300内のレバー部材302が所定の回転角度の範囲内で駆動されることによりスイッチ用接点(配線パターン301a、バネ接点302b)を切り替えてズーム速度を低速又は高速に切り替えると共に、スイッチ300内のねじりコイルバネ303によりズームレバー109を中立位置へ復帰するように連続的な負荷を与え、ズームレバー109が所定の移動量を越えたときは、ねじりコイルバネ211の腕部により中立位置への復帰力(負荷)を更に非連続的に増加させるようにズームレバー109への付勢力を新たに追加するので、上記第1及び上記第2の実施の形態と同様に、ズームレバー109をレリーズボタン103の周囲に配置することが可能で且つユーザの右手の人差し指1本で無理なくズーム操作、レリーズ操作を行うことができ、カメラの上面乃至前面に配置しても操作性やデザイン性を低下させることなく、ズーム速度の切り替え点をユーザに容易に伝えることができる。
上記第3の実施の形態では、ズーム操作に利用されるズームレバーユニット200を例に説明したが、これに限らず、どのような操作で利用される操作装置に適用させてもよい。例えば、レリーズボタンユニットに適用した場合、図10における配線パターンNo.2の接点がONのときをレリーズボタンでいう半押し動作、配線パターンNo.1の接点がONのときを全押し動作に相当させることができる。
また、上記スイッチ300は、レバー部材302が所定の角度範囲で回転駆動される構成になっているが、直線的に駆動される直線駆動型スイッチで構成されていてもよい。その場合、ユーザによるズームレバー109の回転操作が、操作連動部材500を介して、直線駆動型スイッチに設けられた所定のレバー部を直線駆動させる構成となる。
また、スイッチ300は、内部に配線パターンと可動接点とを有しているが、これに限定せず、レバー操作によって抵抗値を変化させ、その抵抗値を読み取ることが可能なボリュームスイッチや、ズームレバー109の操作量に応じて電気容量を変化させ、その値を読み取ることが可能な静電スイッチ等の他の手段によって構成されていてもよい。ボリュームスイッチで構成された場合には、ズーム速度が変化する抵抗値を予め設定しておき、レバー操作時に読み取った抵抗値が、低速ズームを実行するように設定された抵抗値に達したときに低速でズーム動作を行い、高速ズームを実行するように設定された抵抗値に達したときに高速でズーム動作を行う。
[第4の実施の形態]
本発明の第4の実施の形態に係る撮像装置は、図1及び図2に示すデジタルカメラ1から成り、上記第1の実施の形態で説明した同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
図19は、本発明の第4の実施の形態に係る撮像装置に適用された回転操作型ズームレバーユニットのZ方向から見た概略図であり、図20は、図19のズームレバーユニットの荷重曲線を示す図である。
上記第1〜第3の実施の形態における各ズームレバーユニットでは、低速ズーム/高速ズームの2速の切り替えに限定されていたが、本第4の実施の形態におけるズームレバーユニット1900では、図19に示すように、板バネ204に代えて板バネ212を用いている。
板バネ212は、一方が上述した板金208に固定され、他方に、ズームレバー109の操作に応じて駆動するスイッチ引っ掛け部203aが最初に当接するバネ部212aと、更にスイッチ引っ掛け部203aが駆動した際にバネ部212aと共に当接するバネ部212bとが形成されている。このように、板バネ212にバネ部212a,212bをそれぞれ2本ずつ追加する構成により、図20に示すように、ズームレバー109に対して第1の荷重非連続点、第2の荷重非連続点という2段階の荷重非連続点を持たせることが可能となる。そのため、低速/中速/高速の3段階のズーム速度制御が可能となる。
上記第4の実施の形態によれば、ユーザにより回転操作されるズームレバー109と、該ズームレバー109と連動して回転する操作連動部材203と、該操作連動部材203の回転運動をズーム速度を切り替えるスイッチ300に伝えるスイッチ引っ掛け部203aと、スイッチ引っ掛け部203aにバネ部212a,212bが当接して2段階の負荷を与える板バネ212とで回転操作型ズームレバーユニット1900を構成し、ズームレバー109が第1の移動量を越えたときは、バネ部212aにより中立位置への復帰力(負荷)を非連続的に増加させるようにズームレバー109への付勢力を新たに追加し、更に第2の移動量を超えたときに、バネ部212bにより中立位置への復帰力を非連続的に増加させるので、ズーム速度の切り替え点が増加しても、操作性やデザイン性を低下させることなく、各ズーム速度の切り替え点をユーザに容易に伝えることができる。
上記実施の形態では、2本のバネ部212a及び2本のバネ部212bが板バネ212に形成されているが、カメラ本体101内のスペースに余裕がある限り、バネ部を6本、8本と増やすことで4段階、5段階のズーム速度制御が可能となる。
また、上記第1又は上記第2の実施の形態で説明した構成を上記第3の実施の形態で説明した構成と組み合わせて段階的なズーム速度制御を行うようにしてもよい。すなわち、板バネ204とねじりコイルバネ211とを組み合わせることで、3段階のズーム速度制御を行ったり、4本の腕を持った板バネ212とねじりコイルバネ211とを組み合わせて4段階のズーム速度制御を行ったりすることも可能である。
また、高さ方向に余裕がある限り、ねじりコイルバネ211を複数個重ねて、付勢が開始させる回転角度をずらし、荷重非連続点を複数個持たせたり、様々な組み合わせにより多段階なズーム速度制御を行ってもよい。
上記第4の実施の形態では、ズーム速度制御に限定して説明したが、これに限定されず、多段階制御が必要な様々な操作装置に適用させてもよい。
また、上記スイッチ300は、レバー部材302が所定の角度範囲で回転駆動される構成になっているが、直線的に駆動される直線駆動型スイッチで構成されていてもよい。その場合、ユーザによるズームレバー109の回転操作が、操作連動部材203を介して、直線駆動型スイッチに設けられた所定のレバー部を直線駆動させる構成となる。
また、スイッチ300は、内部に配線パターンと可動接点とを有しているが、これに限定せず、レバー操作によって抵抗値を変化させ、その抵抗値を読み取ることが可能なボリュームスイッチや、ズームレバー109の操作量に応じて電気容量を変化させ、その値を読み取ることが可能な静電スイッチ等の他の手段によって構成されていてもよい。ボリュームスイッチで構成された場合には、ズーム速度が変化する抵抗値を予め設定しておき、レバー操作時に読み取った抵抗値が、低速ズームを実行するように設定された抵抗値に達したときに低速でズーム動作を行い、高速ズームを実行するように設定された抵抗値に達したときに高速でズーム動作を行う。
[第5の実施の形態]
図21は、本発明の第5の実施の形態に係る撮像装置の正面斜視図である。
図21において、本発明の第5の実施の形態に係る撮像装置は、上記第1〜第4の実施の形態と同様に、デジタルカメラ1000から成り、上記第1〜第4の実施の形態で説明した同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
カメラ本体101は、回転操作型のズームレバー109に代えて直線操作型のズームレバー400を備える。ズームレバー400は、カメラ本体101の略前面に配置され、ユーザが右手の人差し指1本でレリーズボタン103の操作とズームレバー400の操作が可能になっている。
次に、図21のデジタルカメラに適用された直線操作型のズームレバーユニットの構成について説明する。
図22は、図21のデジタルカメラ1000に適用されたズームレバーユニットの部分横断面図である。図23は、図22のズームレバーユニットをX方向から見た概略図である。図24は、ズームレバーユニットの動作時の状態を示す図である。
ズームレバーユニット2000は、ズームレバー400と、固定板402と、操作連動部材403と、板バネ404と、フレキシブルプリント基板407と、板金408と、ビス409と、スイッチ300とを備える。外装カバー401は、カメラ本体101を覆う外装カバーである。
ユーザにより実際に操作されるズームレバー400と固定板402及び操作連動部材403とは、外装カバー401を挟み込むようにビス409で固定され、外装カバー401に対して直線移動可能に取り付けられている。これにより、操作連動部材403は、ユーザによるズームレバー400の操作に連動して直線的に往復動作する。固定板402は、ズームレバー400へのめくりあげる方向の荷重に対するユニットの変形を防止するためのものである。フレキシブルプリント基板407は、板金408に固定されている。
操作連動部材403には、ズームレバー400と反対の方向に向かって延びる2本のスイッチ引っ掛け部403aが形成されている。その2本の引っ掛け部403aがスイッチ300から延びたスイッチレバー302のレバー部302aを挟み込むように構成されている。このスイッチ300は、フレキシブルプリント基板407上に実装され、ズームレバー400への操作に応じてズーム動作への切り替えを行うと共に、低速ズーム/高速ズームの切り替えを行う切り替えスイッチである。
上記構成により、ユーザ操作によるズームレバー400の直線動作がスイッチレバー302の回転運動へ変換され、スイッチ300へ伝達される。
図24に示すように、ユーザ操作によるズームレバー400の直線的な移動が操作連動部材403と連動し、該動きに応じて操作連動部材403に設けられたスイッチ引っ掛け部203aがスイッチ300のレバー部302aを左右に回動して、スイッチ300への入力が可能となる。
ズームレバー400が図23に示す中立位置から図示の左方向に操作されると、低速ズーム動作を開始する移動量を超えて、高速ズーム動作を開始する移動量まで移動させない領域で、すなわち低速ズームの領域内で操作連動部材403に設けられたスイッチ引っ掛け部403aが板金408に固定された板バネ404に当接し始める。このとき、板バネ404の付勢力が新たに追加されるため、これ以上ズームレバー400を移動させるためにはユーザがより大きな操作荷重をズームレバー400に与える必要がある。その結果、ユーザがズームレバー400を自然に荷重非連続点で留めさせることが可能となり、低速ズーム駆動状態を保つことが可能になる。
この荷重非連続点からユーザがズームレバー400を移動させて更に操作荷重を与えていくと、高速ズームが開始され、外装カバー401に設けられた溝状の穴700と、ズームレバー400に設けられたビス止め用のボスの外周面(不図示)とが当接する移動量まで移動させることができる。この荷重の非連続性により、低速/高速のズーム速度の切り替え点をユーザに伝え易くすることが可能となる。
上記第5の実施の形態によれば、ユーザにより操作されるズームレバー400と、該ズームレバー109と連動する操作連動部材403と、該操作連動部材403の直線的な動きをズーム速度を切り替えるスイッチ300に伝えるスイッチ引っ掛け部203aと、スイッチ引っ掛け部203aに当接して所定の負荷を与える板バネ404とで回転操作型ズームレバーユニット2000を構成し、スイッチ300内のレバー部材302が所定の回転角度の範囲内で駆動されることによりスイッチ用接点(配線パターン301a、バネ接点302b)を切り替えてズーム速度を低速又は高速に切り替える共に、スイッチ300内のねじりコイルバネ303によりズームレバー400を中立位置へ復帰するように連続的な負荷を与え、ズームレバー400が所定の移動量を越えたときは、板バネ404により中立位置への復帰力(負荷)を非連続的に増加させるようにズームレバー400への付勢力を新たに追加するので、上記第1の実施の形態と同様に、ズームレバー400をレリーズボタン103の近傍に配置することが可能で且つユーザの右手の人差し指1本で無理なくズーム操作、レリーズ操作を行うことができ、カメラの上面乃至前面に配置しても操作性やデザイン性を低下させることなく、ズーム速度の切り替え点をユーザに容易に伝えることができる。
また、直線操作型ズームレバー400を採用し、カメラの前面に設けることで操作性を損なわずに済む。
上記第5の実施の形態では、上記第1〜第4の実施の形態と同様に、本発明をズーム操作に利用されるズームレバーユニット2000に適用した例について説明したが、これに限らず、他の操作に利用される操作装置に適用させてもよい。例えば、レリーズボタンユニットに適用した場合、図10における配線パターンNo.2の接点がONのときをレリーズボタンでいう半押し動作、配線パターンNo.1の接点がONのときを全押し動作に相当させることができる。
また、スイッチ300は、内部に配線パターンと可動接点とを有しているが、これに限定せず、レバー操作によって抵抗値を変化させ、その抵抗値を読み取ることが可能なボリュームスイッチや、ズームレバー109の操作量に応じて電気容量を変化させ、その値を読み取ることが可能な静電スイッチ等の他の手段によって構成されていてもよい。ボリュームスイッチで構成された場合には、ズーム速度が変化する抵抗値を予め設定しておき、レバー操作時に読み取った抵抗値が、低速ズームを実行するように設定された抵抗値に達したときに低速でズーム動作を行い、高速ズームを実行するように設定された抵抗値に達したときに高速でズーム動作を行う。
また、上記第5の実施の形態では、2段階の直線操作型ズームレバーユニットに限定して説明しているが、上記第4の実施の形態と同様に、板バネ212のように腕を複数本設けたり、上記第3の実施の形態と同様に、ねじりコイルバネ211と併用することで多段階の操作負荷の非連続点を設けるようにしてもよい。
本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置の正面斜視図である。 図1のデジタルカメラ1の背面斜視図である。 デジタルカメラ1に適用されたズームレバーユニットの部分横断面図である。 図3のズームレバーユニットをZ方向から見た概略図である。 図4のスイッチ300の分解斜視図である。 スイッチ300を上面から見た透視図であり、(a)はレバー部材302が中立位置にある状態、(b)はレバー部材302が反時計回りに低速ズーム域まで回転させられた状態を示す。 スイッチ300を上面から見た透視図であり、(c)はレバー部材302が反時計回りに高速ズーム域まで回転させられた状態を示す。 スイッチ300内部の配線パターン301aとバネ接点302bとの接触状態を示す図であり、(a)はレバー部材302が中立位置にある状態、(b)はレバー部材302が反時計回りに低速ズーム域まで回転させられた状態を示す。 スイッチ300内部の配線パターン301aとバネ接点302bとの接触状態を示す図であり、(c)はレバー部材302が反時計回りに高速ズーム域まで回転させられた状態を示す。 ベース部材302の回転角度に応じた配線パターン301aとバネ接点302bとの導通状態を示す図である。 ズームレバーユニット200の動作時の状態を示す図である。 ズームレバーユニットの荷重曲線を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る撮像装置に適用された回転操作型ズームレバーユニットの部分横断面図である。 図13のズームレバーユニットをZ方向から見た概略図である。 ズームレバーユニットの動作時の状態を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る撮像装置に適用された回転操作型ズームレバーユニットの部分横断面図である。 図16のズームレバーユニットをZ方向から見た概略図である。 ズームレバーユニットの動作時の状態を示す図である。 本発明の第4の実施の形態に係る撮像装置に適用された回転操作型ズームレバーユニットのZ方向から見た概略図である。 図19のズームレバーユニットの荷重曲線を示す図である。 本発明の第5の実施の形態に係る撮像装置の正面斜視図である。 図21のデジタルカメラ1000に適用されたズームレバーユニットの部分横断面図である。 図22のズームレバーユニットをX方向から見た概略図である。 ズームレバーユニットの動作時の状態を示す図である。
符号の説明
1 デジタルカメラ
101 カメラ本体
109 ズームレバー
200,1300,1600 回転操作型ズームレバーユニット
201a 板バネ引っ掛け用突起
201b ねじりコイルバネ引っ掛け用突起
203 操作連動部材
203a スイッチ引っ掛け部
203b バネ掛け用の溝
204 板バネ
210 操作連動固定部材
210a 腕部
210b バネ部
211 ねじりコイルバネ
212 4本の腕を有する板バネ
300 スイッチ
400 直線移動型ズームレバー
403 操作連動部材
403a スイッチ引っ掛け部
404 板バネ

Claims (7)

  1. ズーム速度が可変させてズーミングを行うことが可能な撮像装置において、
    前記ユーザからの操作を受け付ける操作手段と、
    前記操作により移動した操作手段を中立位置に復帰するように負荷を与える負荷手段と、
    前記操作手段の移動量に応じてズーム速度を切り替えるズーム速度切替手段と、
    前記操作手段の移動量を前記ズーム速度切替手段に伝える伝達手段と、
    前記ズーム速度が切り替わった時点から他のズーム速度に切り替わる時点までの間で前記負荷を増加させる負荷増加手段とを備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記負荷手段は、前記負荷を連続的に増加させ、前記負荷増加手段は、前記負荷を非連続的に増加させることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記負荷増加手段は、切替可能なズーム速度の数に応じて前記負荷を増加させるタイミングを増やすことが可能であることを特徴とする請求項1又は2記載の撮像装置。
  4. ユーザからの操作を受け付ける操作子と、
    前記操作により移動した操作子を中立位置に復帰するように負荷を与える負荷手段と、
    前記操作子の移動量に応じて前記負荷を増加させる負荷増加手段とを備えることを特徴とする操作装置。
  5. 前記負荷手段は、前記操作子の移動量に応じて少なくとも1つの機能をON又はOFFする機能切替手段と、
    前記操作子の移動を前記機能切替手段に伝える伝達手段とを備え、
    前記負荷増加手段は、前記機能をON又はOFFする範囲内で前記負荷を増加させることを特徴とする請求項4記載の操作装置。
  6. 前記負荷手段は、前記負荷を連続的に増加させ、前記負荷増加手段は、前記負荷を非連続的に増加させることを特徴とする請求項4又は5記載の操作装置。
  7. 前記負荷増加手段は、前記機能の数に応じて前記負荷を増加させるタイミングを増やすことが可能であることを特徴とする請求項5又は6記載の操作装置。
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