JP2006300169A - クリップ及びクリップの成形方法 - Google Patents

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孝弘 杉山
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Abstract

【課題】 エンジンフード等の被取付体にフードインシュレータ等の取付体を容易に取り付けることを可能とするクリップ及びそのクリップの成形方法を提供する。
【解決手段】 第一板材200に設けられる第一の取付孔部201と第二板材300に設けられる第二の取付孔部301とを重合してできた取付孔部に対して、この取付孔部よりも大きな頭部10と、この取付孔部に挿入される脚部1と、頭部10の反対側の脚部1に設けられる抜け止めとを備えており、この抜け止めは、第一板材200を可動可能に保持するための仮固定部2と、第一板材200と第二板材300とを一体に固定するための固定部4と、によって構成されていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば自動車のエンジンフードにフードインシュレータを取り付けるときに用いられるクリップに関する。
従来、被取付体に取付体を取り付ける際にクリップを用いる場合がある。例えば自動車のエンジンフードは、その裏面に断熱性の吸音パネルとしてフードインシュレータが装着されており、このフードインシュレータをエンジンフードに取り付けにクリップが用いられている。フードインシュレータをエンジンフードに取り付ける際には、エンジンフードとフードインシュレータとを位置合わせをしながら押さえつけ、その状態から所定位置にクリップを1つ1つ取り付けることで双方を固定していた。また、その際には、例えば特許文献1のような専用の冶具を用いて取り付けを行う場合もあった。
特開2003−25246号公報
しかしながら、上記のようにフードインシュレータをエンジンフードに取り付ける場合には、作業者は、比較的重量のあるフードインシュレータをエンジンフードにあてがい、フードインシュレータとエンジンフードとの双方に設けられるクリップ取付孔を位置合わせした状態で保持しつつ、その取付孔に1つ1つのクリップを挿入していく必要があったため、フードインシュレータとエンジンフードとの位置が多少でもずれると位置合わせからやり直しになる等、その取付作業は容易とはいえなかった。また、専用の冶具を用いるような場合、その取付作業は一層困難となる。
本発明は、エンジンフード等の被取付体にフードインシュレータ等の取付体を容易に取り付けることを可能とするクリップ及びそのクリップの成形方法を提供するものである。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記課題を解決するために、本発明のクリップは、第一板材と第二板材とを取り付けるためのクリップであって、第一板材に設けられる第一の取付孔部と第二板材に設けられる第二の取付孔部とを重合してできた取付孔部に対して、この取付孔部よりも大きな頭部と、この取付孔部に挿入される脚部と、頭部の反対側の脚部に設けられる抜け止めとを備えており、この抜け止めは、第一板材を可動可能に保持するための仮固定部と、第一板材と第二板材とを一体に固定するための固定部と、によって構成されていることを特徴とする。
上記構成によれば、例えば取付体である第一板材を被取付体である第二板材に取り付ける際に、まず第一板材に対してクリップを仮固定しておくことができ、その後、その仮固定されたクリップによって第二板材を第一板材と一体に本固定することができる。これにより、自動車のフードインシュレータをエンジンフードに取り付ける場合には、フードインシュレータ(第一板材)に複数設けられた第一の取付孔部の全てにクリップを予め仮固定しておき、その取付孔部から突出する各クリップの脚部先端をエンジンフード(第二板材)に設けられた第二の取付孔部に軽く挿入しておくことでフードインシュレータとエンジンフードとの取付位置を容易に合わせることが可能となるとともに、合わせた位置もずれ難い。仮固定状態にあるフードインシュレータは、仮止め片の弾性変形の許容範囲内で可動可能に取り付けられるため、挿入方向及び水平方向のいずれに対しても若干の移動が可能であり、各クリップの脚部先端をエンジンフードの第二の取付孔部に軽く挿入する際には、その挿入位置が僅かにずれていたとしても挿入可能であるため、フードインシュレータとエンジンフードとの位置合わせが容易である。また、フードインシュレータとエンジンフードとを本固定する際には、その仮止めされたクリップを押し込むだけで容易に固定することができる。従って、本発明のクリップを用いてエンジンフードとフードインシュレータを取り付ける場合、クリップのフードインシュレータへの仮止めが可能となることで、エンジンフードとフードインシュレータの位置合わせ、エンジンフードとフードインシュレータの本固定が容易に行え、また、仮止めも容易に行うことができるため、取付作業全般が極めて容易な作業となり効率が増す。
仮固定部は、脚部の挿入方向に対して左右対称に形成され、かつ脚部との間に隙間を形成する形でその脚部の先端側から後端側に向けて延びる弾性変形可能な仮止め片として形成されており、その仮止め片は、脚部を前記第一の取付孔部又は第二の取付孔部に挿入する際に、挿入された第一板材又は第二板材によって脚部側に押圧されてその脚部に接近するように弾性変形して、脚部が第一の取付孔部又は第二の取付孔部を通過可能となり、通過後には弾性復帰して、通過した第一板材又は第二板材が脚部の挿入方向とは逆側に抜けることを防止するように形成されていてもよい。
上記構成によれば、仮固定部をなす仮止め片は脚部が第一板材の第一の取付孔部を通過する際に弾性変形するため、クリップを容易に挿入することができる。また、通過後には自然に弾性復帰して拡がった状態に戻り、その仮止め片の先端と脚部後端の頭部とによって第一板材が上下から挟まれた状態となって、挿入方向及びその逆方向への抜けが防止された仮固定状態となるため、仮固定を容易に行うことができる。また、第二板材を取り付ける際も同様に挿入されるため、本固定も容易に行うことができる。
また、脚部には、その脚部を第一の取付孔部又は前記第二の取付孔部に挿入する際に、その脚部の挿入を仮固定部が遮らないように、弾性変形したその仮固定部を収容する仮固定部収容部が形成されていてもよい。
上記構成によれば、第一板材を取り付ける際に、仮固定部は、脚部の第一取付孔部通過時に弾性変形して脚部側に接近するが、この際、その弾性変形した仮固定部を脚部に収容することで、第一板材の挿入時の抵抗を低減することができるため、作業者は容易にクリップを挿入して仮固定を行うことができる。また、第二板材を取り付ける際も同様であり、本固定も容易に行うことができる。
固定部は、脚部の挿入方向に対して左右対称に形成され、かつ脚部との間に隙間を形成する形でその脚部の中間部から後端側に向けて延びる弾性変形可能な係止突起として形成されており、その係止突起は、脚部を前記第一の取付孔部又は第二の取付孔部に挿入する際に、挿入された第一板材又は第二板材によって脚部側に押圧されてその脚部に接近するように弾性変形し、脚部が前記第一の取付孔部又は第二の取付孔部を通過可能となり、第一板材が仮固定された後に第二板材を取り付ける際には、第一の取付孔部を脚部が通過することで弾性復帰した係止突起の先端の係止部に第二板材の取付孔部が係止されて、第一板材と第二板材とが一体に固定されるように形成されていてもよい。
上記構成によれば、固定部をなす係止突起は、第一板材の仮止め後、第二板材の第二の取付孔部を脚部が通過する際には弾性変形するため、クリップを容易に挿入することができる。また、通過後には自然に弾性復帰して拡がった状態に戻って、その係止突起の先端の係止部にその第二の取付孔部が係止され、その係止部と脚部後端の頭部とによって予め仮止めされた第一板材と第二板材とを上下から挟み込まれた本固定状態となるため、本固定を容易に行うことができる。また、脚部の第一の取付孔部への挿入も第二の取付孔部への挿入時と同様に容易に行うことができる。
また、脚部には、その脚部が第一の取付孔部又は第二の取付孔部に挿入される際に、その挿入を固定部が遮らないように、弾性変形した固定部を収容する固定部収容部を備えていてもよい。
上記構成によれば、固定部をなす係止突起は、第一板材の仮止め後、脚部が第二板材の第二取付孔部を通過する際に、脚部側に弾性変形して接近する。この際、その弾性変形する固定部を脚部に収容することで、第二板材の挿入時の抵抗を低減することができるため、作業者は容易にクリップを挿入して本固定することができる。また、第一板材を取り付ける際も同様であり、仮固定も容易に行うことができる。
頭部には、脚部側に突出する弾性変形可能な緩衝部が設けられ、その緩衝部は、第一板材又は第二板材が取り付けられた際に、弾性変形して頭部側に接近するように形成されていてもよい。
上記構成によれば、緩衝部が脚部に向けて突出する弾性部材として設けられるため、第一板材が仮固定された際には、この緩衝部と仮固定部とによって挟まれる第一板材への狭圧力が高くなって仮固定が安定するとともに、第一板材と第二板材とが本固定された際には、この緩衝部と係止突起とによって挟まれる第一板材及び第二板材の狭圧力が一層高くなって本固定が安定し、本固定状態においてがたを防ぐことができる。
仮固定部は、脚部の左右双方向に延びて形成され、固定部は、脚部の前後双方向に延びて形成され、緩衝部は、脚部側の左右双方向に突出して形成されており、頭部の脚部との接続部分周辺には、脚部の前後方向に頭部を上下に貫通する開口部が形成されていてもよい。
上記構成によれば、本固定を行う際に、固定部と緩衝部とが前後・左右異なる向きに形成されているため、第一板材及び第二板材を挟み込んだ際に、前後あるいは左右にぶれることなく安定する。また、通常、左右・前後で複雑な構造を射出成形にて形成する場合には、型の取り外しが困難となる場合があるが、上記構成によれば、開口部が前後方向に形成されているため、まず、全体の支持部となる頭部を含んだ左右方向に延びる構造部を成形する第一の型を使用して射出成形を行い、その後、その成型品を内包して前後に伸びる構造部を成形する第二の型を使用して射出成形を行うが、その際には、その頭部の開口部を介して射出処理を行うことができる。これにより、二段階の射出成形処理によって、上記構成のクリップを容易に成形することができ、この際、型の取り外しに困難はない。また、この開口部はクリップの取り外しの際につまみ部として機能し、その取り外しを容易とする。
本発明のクリップの成形方法は、開口部を有する頭部と、脚部と、その脚部に対して左右方向に向けて形成される仮固定部及び緩衝部と、からなる左右方向構造体を形成するための内部形状を有するキャビティ部を備える第一の金型を用い、その第一の金型に所定の溶融材料を射出することで左右方向構造体を成形する第一の射出成形工程と、第一の射出成形工程で成形された左右方向構造体を内包するとともに、左右方向構造体の脚部に固着されるように、脚部の前後方向に向けて形成される固定部を形成するための内部形状を有するキャビティ部を備える第二の金型を用い、その第二の金型に所定の溶融材料を、開口部を介して射出することで固定部を成形する第二の射出成形工程とによって、上記のクリップを成形することを特徴とする。
第一の射出成形工程において頭部に形成される開口部を介して、第二の射出成形工程において溶融材料を射出する二段階の射出成形処理によって、左右前後に複雑な形状をなす上記の本発明のクリップを容易に成形することができる。なお、第二の金型は第一の金型内部に収容可能な中子として形成されていてもよい。
以下、本発明のクリップの一実施例として、自動車のフードインシュレータ(第一板材)200をエンジンフード(第二板材)300の裏面に取り付けるためのクリップを例に説明する。図10は、エンジンフード300へのフードインシュレータ200の取り付けを示す図である。エンジンフード300は、フードインナー310とフードアウター320とを備えており、フードインシュレータ300は、フードアウター320の裏面側中央を被う形で配置され、フードインナー310に対して組み付けられて固定される。フードインナー310とフードインシュレータ200には、本発明のクリップを挿入可能な取付孔部301,201が互いに対応する位置に形成されており、対応する双方の取付孔部301と201との位置を合わせてクリップを挿入することで、エンジンフード300とフードインシュレータ200とは一体に固定される。
図1は、本実施例のクリップの一実施例を示す斜視図である。図2は、図1のクリップ100の左右方向に対する縦断面図(A−A断面図)であり、図3は、図1のクリップの前後方向に対する縦断面図(B−B断面図)である。図1のクリップ100は、フードインシュレータ300とエンジンフード200との双方の所定位置に設けられた取付孔部201,301に挿入するための脚部1と、その脚部1が挿入された際にその挿入方向へのぬけを防止するために脚部1の後端に設けられた頭部10とを主として構成されている。このクリップ100は、脚部1を、フードインシュレータ200に設けられた取付孔部(第一の取付孔部)201に挿入し、さらにエンジンフード300のフードインナー310に設けられた取付孔部(第二の取付孔部)301に挿入することで、フードインシュレータ200とエンジンフード300とを一体に固定できるように構成されている。
脚部1には、図1及び図2に示すように、仮止め片(仮固定部)2が形成されており、この仮止め片2によって、フードインシュレータ200やフードインナー310が挿入方向(図2の下方向)とは逆側に抜けることを防止している。この仮止め片2は、脚部1の挿入方向に対して左右対称をなすよう左右双方向に延び、かつ脚部1との間に隙間2cを形成する形でその脚部1の先端1a側から後端1b側に向けて湾曲して延びて形成される。この仮止め片2は、脚部1との接続部をヒンジ部として全体が弾性変形可能となっている。仮止め片2の先端部2aは、図1に表れているように円筒状をなし、その円筒状の外周曲面が頭部10側に対面するようにして形成されており、フードインシュレータ200やフードインナー310と接触した際に傷などが生じない構造となっている。
また、脚部1には、図1及び図2に示すように、その後端1b側において内側に窪んだ凹部1cが形成され、さらにその凹部1cを含む領域2d(仮固定部収容部)が、脚部1側に接近するように弾性変形した仮止め片2を収容可能に形成されている。なお、この場合、凹部1cには先端部2aが収容される。この領域2dに仮止め片2が収容された状態となることで、脚部1は取付孔部201や取付孔部301への容易な挿入が可能となる。
また、脚部1には、図1及び図3に示すように、係止突起(固定部)4が形成されており、この係止突起4は、突起本体4bとその突起本体4bの先端部から頭部側に延びる立上り部4cとからなり、突起本体4bの上部の水平面と立上り部4cの立面とで係合部4aが形成されている。これによって、フードインナー310の取付孔部301が係止される。この係止突起4は、脚部1の挿入方向に対して左右対称を成すように前後方向に延び、かつ脚部1との間に隙間4dを有する形で形成され、脚部1との接続部をヒンジ部として全体が弾性変形可能となっている。
また、図1及び図3に示すように、係止突起4と脚部1との間に隙間4dが形成され、その隙間(固定部収容部)4dが、脚部1側に接近するように弾性変形した係止突起4を収容可能に形成されている。この隙間4dに係止突起4が収容された状態となることで、脚部1は取付孔部201や取付孔部301への挿入が可能となる。
頭部10には、図1及び図2に示すように、緩衝部としてスタビライザー3が形成されている。このスタビライザー3は、図1に示すように、脚部1の挿入方向に対して左右対称を成すように左右方向外側に向かって延び、かつ頭部10との間に隙間3cを有する形で形成され、頭部10との接続部をヒンジ部として全体が弾性変形可能となっている。フードインシュレータ200が仮止めされた状態においては、隙間3cが存在する状態をなすが、フードインシュレータ200とエンジンフード300とが本固定された状態(図2)においては、その隙間3cがなくなるようスタビライザー3が弾性変形して頭部10に対して接近した状態となる。
また、頭部10には、図1及び図2に示すように、脚部1との接続部の前後方向に開口部10aが形成される。この開口部10aは、後述する本発明のクリップの成形時に利用され、その成形を容易としている。また、この開口部はクリップを取り外す際のつまみとしても利用でき、クリップの取り外しを容易としている。
上記構成を有する本実施例のクリップ100は、ポリプロピレンやポリアミド等の樹脂材料によって形成することで、仮止め片2、係止突起4、スタビライザー3等の弾性変形が容易となっている。なお、本実施例のクリップ100は、自動車のエンジン上部に配置されるフードインシュレータ200とエンジンフード300とを取り付けるものであり、フードインシュレータ200は断熱材として機能して高温状態となるため、本実施例のクリップを形成する樹脂材料には、ポリアミドが使用されるものとする。ただし、本発明のクリップは上記のような樹脂材料に限られるものではなく、仮止め片2、係止突起4、スタビライザー3を弾性変形可能に形成するものであれば特に限定はされない。
次に、本実施例のクリップ100を用いてフードインシュレータ200をエンジンフード300に組み付ける手順を説明する。図4及び図5は、フードインシュレータ200の仮止めまでの手順を示すものであり、図4は左右方向に対する縦断面図、図5は前後方向に対する縦断面図を示している。図6及び図7は仮止めされたフードインシュレータ200をエンジンフード300のフードインナー310に本固定するまでの手順を示すものであり、図6は左右方向に対する縦断面図、図7は前後方向に対する縦断面図を示している。
まず、図4及び図5に示すように、脚部1の先端部1aをフードインシュレータ200の取付孔部201に挿入する。挿入時には、図4の(a)に示すように、フードインシュレータ200の取付孔部201の周辺部と仮止め片2とが接触して、仮止め片2が脚部1側に押圧されて弾性変形する。このとき、仮止め片2は、脚部1側に接近して図2に示す領域2dに納まった状態となり、さらに図4の(b)に示すようにインシュレータ200を頭部10に対して接近させて図4の(b)の状態となると、図5の(b)に示すように、フードインシュレータ200の取付孔部201の周辺部と係止突起4とが接触して係止突起4が脚部1側に押圧され、係止突起4は図5の(a)の状態から図5の(b)の状態に弾性変形する。このとき、係止突起4は、脚部1側に接近して図3に示す隙間4dを収納部とし、その収納部に納まった状態となる。なお、図5の(b)の係止突起の弾性変形は、図4の(a)の仮止め片2の弾性変形と同時に発生する構成であってもよい。
さらにクリップ100の挿入を続けると、図4の(c)に示すように、フードインシュレータ200がスタビライザー3を頭部10側に押圧する。このとき、仮止め片2は、フードインシュレータ200の取付孔部201を通過するため、フードインシュレータ200による押圧力から解放されて弾性復帰する。その後、クリップ100の挿入を止めると、フードインシュレータ3は、弾性変形していたスタビライザー3の弾性復帰力によって頭部10側から離れ、図4の(d)に示すように頭部10のスタビライザー3と脚部1の仮止め片2とによって挟まれた位置に配置される。
これにより、クリップ100は、挿入方向及びその逆方向に抜けることのない仮止め状態となる。なお、本実施例においては、このとき図5の(c)に示すように、係止突起4もフードインシュレータ200が挿入方向の逆側に抜けることを防止する役割を果たしており、上記の仮止め状態に寄与している。
続いて、この仮止め状態から本固定状態までの手順を説明する。まず、図6の(a)に示すように、フードインシュレータ200を仮止めした状態で、エンジンフード300(フードインナー310)の取付孔部301に、脚部1を挿入する。挿入時には、取付孔部301の周辺部と仮止め片2とが接触して、仮止め片2が脚部1側に押圧されて弾性変形し、領域2dに納まった状態となる。さらに仮止めされていたフードインシュレータ200がエンジンフードによって上部に押圧されるため、図6の(b)に示すように、そのエンジンフード300によってスタビライザー3が頭部10側に押圧されて弾性変形する。このとき、取付孔部301の周辺部は係止突起4とも接触して、図7の(a)に示すように、係止突起4が脚部1側に押圧されて弾性変形する。このとき、係止突起4は、脚部1側に接近して図3に示す隙間4dに納まった状態となる。なお、図7の(a)の係止突起4の弾性変形は、図6の(a)の仮止め片2の弾性変形と同時に発生する構成であってもよい。
さらに挿入を続けると、図6の(c)に示すように、仮止め片2は取付孔部301を通過して弾性復帰し、フードインシュレータ200とエンジンフード300との双方が仮止めされた状態となる。また、さらに挿入をすることで、図7の(b)に示すように、係止突起4の係止部4aに取付孔部301が係止される。具体的に言えば、係止部4aをなす立上り部4cと取付孔部301の内壁面とが面接触し、突起本体4bの先端面とエンジンフード300(フードインナー310)の下面とが接触することで、係止部4aにエンジンフードが係止された状態となるとともに、頭部10のスタビライザー3の弾性復帰力によって、フードインシュレータ200及びエンジンフード300がスタビライザー3と係止突起4とに狭圧された状態となる。これにより、フードインシュレータ200とエンジンフード300との双方が一体に固定された本固定状態となる。なお、フードインシュレータ200とエンジンフード300とががた無く安定して固定されるためには、これらを重合したときの厚みが、本固定状態において少なくともスタビライザー3を頭部10側に弾性変形させる程度必要である。これを満たすことで、スタビライザー3の弾性復帰力によってフードインシュレータ200とエンジンフード300とが狭圧された状態となり、双方との間にがたの無く安定した固定状態を形成することが可能となる。なお、図6の(c)に示すフードインシュレータ200とエンジンフード300との双方の仮止め状態と、図7の(b)に示すフードインシュレータ200とエンジンフード300との本固定状態とが、同時に発生するように構成されていてもよい。
上記のようにして、エンジンフード300とフードインシュレータ200とにクリップを取り付けることが可能であることで、エンジンフード300へのフードインシュレータ200の取り付けが極めて容易となる。具体的に言えば、まず、フードインシュレータ200に設けられた全ての取付孔部201に対して本発明のクリップ100を予め仮固定しておき、その上でフードインシュレータ200をエンジンフード裏面側にあてがう。このとき仮止めされたクリップ100の脚部1の先端は、フードインシュレータ200の取付孔部201を貫通して突出するため、この突出部分をエンジンフード300の取付孔部301に軽く差し込むことで、フードインシュレータ200とエンジンフード300の位置合わせを行う。このとき、仮止め状態にあるフードインシュレータ200は、仮止め片2とスタビライザー3との間においてこれらの弾性変形が許容する範囲内で可動可能に支持されているため、位置合わせ時に多少のずれが生じていても、クリップ100の脚部1の先端をエンジンフード300の取付孔部301に軽く差し込むことができる。また、この状態から、仮止めされたクリップ100をさらに押し込むことで、図10に示すように、フードインシュレータ200をエンジンフード300に固定することができる。従来の場合は、比較的重量のあるフードインシュレータをエンジンフードに対してあてがい、その状態で位置合わせを行って、その状態でクリップを一から挿入する作業は、作業者にある程度の熟練度を要求する作業であり、容易ではなかった。ところが、本発明のクリップを用いることで、フードインシュレータのエンジンフードへの取り付けは、フードインシュレータへの仮止め、フードインシュレータとエンジンフードとの位置合わせ、エンジンフードの本固定という、容易な作業のみで行うことができるため、作業効率を上げることができる。
次に、本実施例のクリップの製造方法について、その一例を図面を用いて説明する。本発明のクリップは、射出成形によって成形することができ、射出成形用金型(成形型:以下、単に金型という)、溶融材料を射出する射出装置等によって構成される周知の射出成形装置(図示なし)を利用することができる。本発明に使用する金型は、クリップの左右方向への凹凸形状を有する構造体(左右方向構造体)を成形するための第一の金型50と、その成形された構造体に対して前後方向への凹凸形状を有する構造部を成形するための第二の金型(以下、中子ともいう)60とからなるとともに、第一の金型50は第二の金型60を内包するようにして形成される。第一の金型50は、前後方向に分割される固定型50aと可動型50bと、これらの上方に分割される可動型50cとからなる分割型として構成され、可動型50a、50cを固定型50bに移動することで、キャビティ51を形成する。また、この第一の金型50に内包される第二の金型60は、可動型60aと固定型60bとからなる左右方向に分割される分割型として構成され、可動型60aを固定型60bに移動することで、キャビティ61を形成する。なお、本実施例の射出成形装置は、可動型50a、50cを固定型50bへ、可動型60aを固定型60bへ移動するための金型移動機構を備える。
本発明のクリップを成形するためには、まず、射出成形装置の金型移動機構によって図8の(a)に示す可動型60bを前後方向に移動させて固定型60aと接合させて、可動型60bと固定型60aとの間に図8の(b)に示すようなキャビティ61を形成する。さらに、図8の(c)のように、金型移動機構によって可動型50bを固定型50aに向けて移動させ、前後方向に接合された第二の金型60を左右方向から挟みこむとともに、その第二の金型の上方から蓋をする形で可動型50cを移動させ、固定型50aと可動型50b、50cとの間に図8の(d)に示すようなキャビティ51を形成する。(型配置工程)
次に、図9の(a)に示すように、射出装置のノズルから第一の金型50の連通口52を介して、ポリアミド等の溶融樹脂M1をキャビティ51に射出する。これにより、頭部10、仮止め片2、スタビライザー3を含む左右方向構造体100´が成形される。なお、第一の金型50の内部には、射出される溶融樹脂M1が第二の金型のキャビティ61へ回り込むことを防ぐストッパ部53が設けられている。(第一の射出成形工程)
溶融樹脂M1の射出後には、成形体100´の冷却固化完了後に金型移動機構によって図9の(b)に示すように第一の金型50を取り外して第二の金型を露出させる。左右方向構造体100´は、頭部を除けば左右方向に凹凸を有するため前後方向に容易に分離することができる。分離後には、第二の金型の図の底部に生じる隙間を埋めるために別途用意した型70が底部に固定される。(第一の金型分離工程)
その上で、成形された左右方向構造体100´において本発明のクリップの頭部10に相当する部分の開口部10aに射出装置のノズルを挿入する形で、図9の(c)に示すように、第二の金型60の連通口62を介して溶融樹脂M2をキャビティ61に射出する。これにより、成形された左右方向構造体100´に固着する形で係止突起4が形成される。なお、本実施例では、溶融樹脂M2と溶融樹脂M1とは同じ材料であり、同材料であることで固着は容易に果たされる。本発明では溶融材料M1と溶融材料M2とが同材料である必要はなく、少なくとも溶融材料M1とM2とが用意に固着する性質を持つものであればよい。(第二の射出成形工程)
溶融樹脂M2の射出後には、成形体100´の冷却固化完了後に金型移動機構によって図9の(d)に示すように第一の金型60を取り外す。係止突起4は、前後方向に凹凸を有するため左右方向には容易に分離することができる。また、第二の金型分離の際に、その第二の金型60と接触する可能性のある仮止め片2やスタビライザー3は、弾性変形可能であるため、第二の金型60の分離が阻害されることはない。これにより、成形された本発明のクリップ100が取り出される。
以上、本発明の実施例を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
本発明のクリップの一実施例を示す斜視図。 図1のA−A断面図。 図1のB−B断面図。 本発明のクリップによる仮止め手順を説明する第一の図。 本発明のクリップによる仮止め手順を説明する第二の図。 本発明のクリップによる本固定の手順を説明する第一の図。 本発明のクリップによる本固定の手順を説明する第二の図。 本発明のクリップの成形方法を説明する図。 図8に続く図。 本発明のクリップによってフードインシュレータをエンジンフードに取り付けた状態を示す図。
符号の説明
1 脚部
2 仮止め片(仮固定部)
3 スタビライザー(緩衝部)
4 係止突起(固定部)
4a 係止部
10 頭部
10a 開口部
50 第一の金型
51 キャビティ
60 第二の金型
61 キャビティ
100 クリップ
200 フードインシュレータ(第一板材)
201 取付孔部(第一の取付孔部)
300 エンジンフード(第二板材)
301 取付孔部(第二の取付孔部)

Claims (6)

  1. 第一板材と第二板材とを取り付けるためのクリップであって、
    前記第一板材に設けられる第一の取付孔部と前記第二板材に設けられる第二の取付孔部とを重合してできた取付孔部に対して、この取付孔部よりも大きな頭部と、この取付孔部に挿入される脚部と、前記頭部の反対側の前記脚部に設けられる抜け止めとを備えており、
    この抜け止めは、前記第一板材を可動可能に保持するための仮固定部と、前記第一板材と前記第二板材とを一体に固定するための固定部と、によって構成されていることを特徴とするクリップ。
  2. 前記仮固定部は、前記脚部の挿入方向に対して左右対称に形成され、かつ前記脚部との間に隙間を形成する形でその脚部の先端側から後端側に向けて延びる弾性変形可能な仮止め片として形成されており、その仮止め片は、前記脚部を前記第一の取付孔部又は前記第二の取付孔部に挿入する際に、挿入された前記第一板材又は前記第二板材によって前記脚部側に押圧されてその脚部に接近するように弾性変形して、前記脚部が前記第一の取付孔部又は前記第二の取付孔部を通過可能となり、通過後には弾性復帰して、通過した前記第一板材又は前記第二板材が前記脚部の挿入方向とは逆側に抜けることを防止するように形成されるとともに、
    前記脚部には、その脚部を前記第一の取付孔部又は前記第二の取付孔部に挿入する際に、その脚部の挿入を前記仮固定部が遮らないように、弾性変形したその仮固定部を収容する仮固定部収容部が形成される請求項1に記載のクリップ。
  3. 前記固定部は、前記脚部の挿入方向に対して左右対称に形成され、かつ前記脚部との間に隙間を形成する形でその脚部の中間部から後端側に向けて延びる弾性変形可能な係止突起として形成されており、その係止突起は、前記脚部を前記第一の取付孔部又は前記第二の取付孔部に挿入する際に、挿入された前記第一板材又は前記第二板材によって前記脚部側に押圧されてその脚部に接近するように弾性変形し、前記脚部が前記第一の取付孔部及び前記第二の取付孔部を通過可能となり、前記第一板材が仮固定された後に前記第二板材を取り付ける際には、前記第一の取付孔部を前記脚部が通過することで弾性復帰した前記係止突起の先端の係止部に前記第二板材の前記取付孔部が係止されて、前記第一板材と前記第二板材とが一体に固定されるように形成されるとともに、
    前記脚部には、その脚部が前記第一の取付孔部又は前記第二の取付孔部に挿入される際に、その挿入を前記固定部が遮らないように、弾性変形した前記固定部を収容する固定部収容部を備える請求項1又は2に記載のクリップ。
  4. 前記頭部には、前記脚部側に突出する弾性変形可能な緩衝部が設けられ、その緩衝部は、前記第一板材又は前記第二板材が取り付けられた際に、前記頭部側に弾性変形して接近するように形成される請求項1ないし3のいずれか1項に記載のクリップ。
  5. 前記仮固定部は、前記脚部の左右双方向に延びて形成され、
    前記固定部は、前記脚部の前後双方向に延びて形成され、
    前記緩衝部は、前記脚部側の左右双方向に突出して形成されており、
    前記頭部の前記脚部との接続部分周辺には、前記脚部の前後方向に前記頭部を上下に貫通する開口部が形成される請求項4に記載のクリップ。
  6. 請求項5に記載のクリップの成形方法であって、
    前記開口部を有する頭部と、前記脚部と、その脚部に対して左右方向に向けて形成される前記仮固定部及び前記緩衝部と、からなる左右方向構造体を形成するための内部形状を有するキャビティ部を備える第一の金型を用い、その第一の金型に所定の溶融材料を射出することで前記左右方向構造体を成形する第一の射出成形工程と、
    前記第一の射出成形工程で成形された前記左右方向構造体を内包するとともに、前記左右方向構造体の前記脚部に固着されるように、前記脚部の前後方向に向けて形成される前記固定部を形成するための内部形状を有するキャビティ部を備える第二の金型を用い、その第二の金型に所定の溶融材料を、前記開口部を介して射出することで前記固定部を成形する第二の射出成形工程とによって、前記クリップを成形することを特徴とするクリップの成形方法。
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