JP2006289480A - プレス成形方法およびそれに用いる金型 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ハット型成形品を成形するとき、縦壁とフランジの角度の精度を高める。さらにフランジの平坦度を高める。
【課題手段】 金属製のブランク材10から、ハット型断面形状の最終成形品12にプレス成形する方法であって、天面13と、左右の側壁14と、その側壁の下端から拡がるテーパ部16と、そのテーパ部の下端から拡がるフランジ15とを備えた、最終成形品12より深いハット断面形状の中間成形品11に成形する第1工程S1と、得られた中間成形品11のテーパ部16およびフランジ15を平坦なフランジ17に再成形して最終成形品のハット型断面形状を得る第2工程S2とを順に行うプレス成形方法。
【選択図】 図1

Description

本発明はプレス成形方法およびそれに用いる金型に関する。さらに詳しくは、金属板を絞り加工(絞り曲げ加工)により平面視で湾曲ないし屈曲している断面ハット型の成形品をプレス成形する方法、ならびにその方法に用いるダイおよび金型に関する。
特開2004−195535号公報 特開2004−314132号公報 特開2004−174531号公報 新日鉄技報第378号(2003)25〜29頁
自動車の軽量化と衝突安全性向上は相反する課題であるが、これを解決する手段として近年自動車車体パネルに高張力鋼板の採用比率が高まってきた。一方、高張力鋼板のプレス成形は通常鋼板に比して降伏点応力が高く、伸びが少ないという特性のため、金型形状に対する形状凍結性が低く、金型製作面においてトライアンドエラーの繰り返しにより多大な工数とコストを要している。これは主にプレス成形に伴うスプリングバック現象が大きく影響しているためと考えられている。
現状技術ではこの現象への対処方法はスプリングバック量を事前に想定し、この変更量をあらかじめ見込んだ金型作り、または製品形状通りに金型製作し、トライ後にそのスプリングバック量を修正している。そのため、所望の形状を得るまでに数回の金型修正が必要とされている。また、断面ハット型に成形する場合、フランジ部の平坦度が損なわれる。
特許文献1には、金属板を断面コ字状あるいはL字状に成形するに際し、一旦所望の曲げ角度よりもオーバーベンドした後、略所望の折り曲げ角度まで曲げ戻すことにより、スプリングバックを緩和する方法が開示されている。この方法によれば、長手方向に沿ってカーブした折り曲げ線で折り曲げる場合でも、ねじれを防止することができ、成形精度が向上する。すなわち、一旦オーバーベンドした縦壁部の曲げ角に曲げ戻し加工を施して残留応力を開放することにより、天板に対する縦壁のスプリングバック(外向きの反り)を減少させる。
特許文献2には、ハット型断面の成形品をプレス成形するとき、ポンチの根元部とダイとの間に隙間を開けて金属板にオーバーラン現象を生じさせると共に、上下二重にしたポンチのうち、下側のポンチでオーバーラン後の金属板を曲げ戻しする成形方法が開示されている。この方法も縦壁を絞り成形するときの残留応力を少なくし、天板に対する縦壁の角度を正確にし、反りを少なくする方法である。
他方、特許文献3には、ブランクホルダーを用いないポンチを用いて絞り成形し、最後にフランジ部を曲げ成形することにより、縦壁の反りを少なくするハット型断面部品の成形方法を開示している。この方法は、いわば絞り成形と曲げ成形の混合タイプである。
非特許文献1は、スプリングバックの発生メカニズムについて詳述しており、特許文献2と同様のオーバーランによる縦壁の張力制御に言及している。また、決め押し加工を行うこと、そのときに可変ビード成形を併用すること、決め押し加工のときに金型切削加工時のカスプ目をコイニングとして応用することを開示している。
前記従来の成形方法はいずれも天板と縦壁の角度を正確にしたり縦壁の反りを少なくすることはできるとしても、縦壁に対するフランジの角度を正確にすることはできないか、不充分である。また、フランジの平坦度も不充分である。本発明は、とくに長手方向に湾曲しているハット型成形品を成形するに際し、縦壁とフランジの角度の精度を高めることを技術課題としている。さらに本発明は、フランジの平坦度を高めることを技術課題としている。
本発明のプレス成形方法は、金属板から、天面、その天面の両端から下向きに延びる左右の側壁、およびそれらの側壁の下端から拡がる左右のフランジを備えているハット型断面形状の最終成形品にプレス成形する方法であって、天面と、左右の側壁と、その側壁の下端から拡がるテーパ部と、そのテーパ部の下端から拡がるフランジとを備えた、前記最終成形品より深いハット断面形状の中間成形品に成形する第1工程と、得られた中間成形品のテーパ部およびフランジを平坦なフランジに再成形して前記成形品のハット型断面形状を得る第2工程とを順に行うことを特徴としている。なお、「第1工程で最終成形品より深く成形する」とは、ブランク材の材質、厚さ、最終成形品の形状(高さ、幅)などに応じて適切な深さが決定されるものであり、後述する実施形態では5mm深く成形している。
前記最終成形品は、その左右の側壁のうち少なくとも一方の側壁が長手方向に沿って湾曲ないし屈曲しているものが好ましい。湾曲、屈曲には、T字状に分岐している場合、X字状に交差している場合も含む。さらに前記金属板としては、引張強度590〜1470MPa、厚さ0.5〜3.0mmの高張力鋼板が好ましい。
本発明のダイは、前述のプレス成形方法の第1工程に用いるダイであって、ダイ入り口に前記テーパ部を形成する傾斜面が形成されており、その傾斜面と前記側壁を形成する縦面とが凸湾曲面で滑らかに結ばれ、前記傾斜面とフランジを形成する下面とが凸湾曲面によって滑らかに結ばれていることを特徴としている。
さらに本発明のプレス成形方法においては、そのようなダイと、前記中間成形品の天面、左右の側壁および左右のテーパ面を形成するための外面形状を備えているポンチと、そのポンチのテーパ面より外側の左右に配置されるブランクホルダーとを用いて第1工程を行うのが一層好ましい。
本発明の金型は、前述のプレス成形方法の第2工程に用いる金型であって、最終成形品に対応するダイと、ポンチと、そのポンチの左右に配置されるホルダーとを備え、ダイフェースまたはホルダーの表面にカスプ目が残されていることを特徴としている。そのカスプ目の方向は、折り曲げ線に対して略直角とするのが好ましい。
本発明のプレス成形方法では、第1工程で所望の最終成形品よりも深く成形し、第2工程で所望の最終成形品の深さに成形する。すなわち第1工程で成形したテーパ面とフランジとを、第2工程で再び平坦なフランジに再成形する。そのため、第1工程で所定のテーパ角度に成形された中間成形品の側壁とテーパ部の境界に沿う部位が、第2工程ではさらに90度ないしその近くまで強制的に曲げ形成されると共に、テーパ部は平坦に曲げ戻され、テーパ部とフランジの境界部も平坦に曲げ戻される。そしてそのような逆向きの曲げ戻し加工により、残留応力が開放されるため、フランジのスプリングバックが抑制され、フランジと側壁の角度が正確になる。
さらに前記第2工程では中間成形品のテーパ部とフランジ部を平坦なフランジ部に再成形するので、側壁自体はほとんど曲げ戻し加工されない。そのため、加工がスムーズである。
前記最終成形品の左右の側壁のうち少なくとも一方の側壁が長手方向に沿って湾曲ないし屈曲している場合は、第1工程で平坦な板材が断面円弧状の側壁に絞り込まれると共に、扇型の部位が略円錐状のテーパ部に絞り込まれる。同時に板材の外周部は、円周方向および半径方向に、すなわち板材の面方向に伸縮しながらフランジになる。そして第2工程では、フランジが外向きに強制的に押し拡げられるので、第1工程とは逆向きに面方向で伸縮する。したがって残留応力が一層開放され、フランジのスプリングバックが抑制される。さらに第2工程ではフランジは第1工程と逆向きに塑性変形するので、バウジンガー効果により降伏応力が減少している。したがって第2工程の加圧力が少なくて済み、曲げ戻し加工が容易になる。
前記金属板が引張強度590〜1470MPa、厚さ0.5〜3.0mmの高張力鋼板である場合は、残留応力がとくに減少し、側壁とフランジの角度が正確になり、形状凍結性が高くなる。
本発明のダイは、ダイ入り口にテーパ部を形成する傾斜面を備えているので、前記成形方法の第1工程で板材から側壁に続くテーパ面を形成することができる。さらに傾斜面と前記側壁を形成する縦面とを滑らかに結ぶ凸湾曲面と、前記傾斜面とフランジを形成する横面とを滑らかに結ぶ凸湾曲面とを備えているので、材料流入抵抗を減少させることができる。とくに傾斜面の寸法は、形状凍結性の観点から適切な寸法を選択するが、傾斜面の上端及び下端に設けた凸湾曲面は、材料流入抵抗が適切になるように、傾斜面寸法とは独自に選択することができる。そのため、形状凍結性を高めながら、材料流入抵抗を適切にすることができる。
本発明のプレス成形方法の第1工程を、前述のダイ入口に傾斜面を備えているダイと、前記中間成形品の天面、左右の側壁および左右のテーパ面を形成するための外面形状を備えているポンチと、そのポンチのテーパ面より外側の左右に配置されるブランクホルダーとを用いて行う場合は、成形途中ではポンチの傾斜面とダイの傾斜面の間に隙間がある。そのため、ダイの傾斜面に沿ってダイ内に入り込む金属板は、傾斜面に密着するようには挟圧されず、いくらかアール形状を呈する。そしてプレスの下死点で傾斜面同士が決め押しすることにより、テーパ部が形成されることになる。そのため、途中の成形時のダイへの材料流入がスムーズである。
本発明の金型は、ダイフェースまたはホルダーの表面にカスプ目が残されているので、再成形加工時の決め押しの時にコイニング効果をあげることができる。それにより絞り工程ないし曲げ工程で形成されたアール癖を除去し、平坦なフランジ面を形成することができる。
カスプ目の方向が折り曲げ線に対して略直角である場合は、コイニング効果でフランジの平坦度を高めながら、曲げ戻しが行われる方向には材料が流れやすい。
つぎに図面を参照しながら本発明のプレス成形方法、それに用いる金型の実施の形態を説明する。図1は本発明のプレス成形方法の一実施形態を示す工程図、図2aは本発明のプレス成形方法で成形された成形品の一例をブランク材と共に示す平面図、図2bはその成形品の端面図、図3は図2の成形品をブランク材と共に示す斜視図、図4は図1のプレス成形方法の要部工程図、図5aおよび図5bはそれぞれ本発明の成形方法の第1工程に関わる金型の一実施形態を示す断面図および作動状態断面図、図6は図5aの金型を用いた成形方法の成形途中の状態を示す要部拡大断面図、図7は本発明の成形方法の第2工程に関わる金型の一実施形態を成形の前後で示す断面図、図8aは参考例の金型を示す断面図、図8bはその金型を用いた要部工程図、図9は本発明の成形方法の第2工程に関わる金型の他の実施形態を示す要部斜視図、図10aおよび図10bはそれぞれ本発明の成形方法を適用することができる成形品の他の例を示す平面図、図11は本発明の成形方法と参考例の成形方法とを比較して示すグラフである。
図1に示す成形方法は、平坦な金属板を所定の形状に打ち抜いたブランク材10を断面ハット型の中間成形品11に絞り成形または曲げ成形する第1工程S1と、得られた中間成形品11を再成形して最終成形品12とする第2工程S2とからなる。ここで「ハット型」とは、天面13と、その天面の左右端から下方に延びる左右の側壁14と、それらの側壁14の下端から外向きに拡がるフランジ15、17とを備えた形状である。なお、実際にはこの第2工程の後に必要に応じてトリム工程、穴明け工程などの工程が付加される。
ブランク材10は図2aに示すように、途中で湾曲ないし屈曲した略「く」字状を呈しており、中間成形品および最終成形品は、図2bに示すように断面ハット型で、途中で湾曲しながら軸方向にほぼ同断面形状で連続した形態となる。ブランク材10の材質はとくに制限されないが、本発明のスプリングバックを防止する利点を有効に活用するため、たとえば引っ張り強度590〜1470MPaの高張力鋼板、アルミニウムなどの、通常の加工でスプリングバックが大きくなる材質が好ましい。ブランク材10の板厚は、たとえば0.5〜3.0mm程度である。
従来技術では絞り工程での絞り深さもしくは曲げ工程での曲げ深さは最終成形品寸法と同等に設定し、再成形工程でスプリングバックによる変形量を形状補正して最終成形品寸法とするのが一般的であるが、図1の成形方法では、第1工程S1での絞り深さを最終成形品12より3〜6mm程度深く成形し、再成形工程で最終成形品寸法に曲げ戻すようにしている。第1工程S1で得られる中間成形品の高さA1は、第2工程S2の最終成形品12の高さA2より3〜6mm程度高くなり(A1>A2)、幅B1は最終成形品12の幅B2より狭い(B1<B2)。
図1の実施形態では、曲げ戻し分をまかなうため、中間成形品11の側壁14とフランジ15の間に、テーパ部16を介在させている。すなわち第2工程S2で曲げ戻しをするとき、側壁14は曲げ戻し加工ができないので、テーパ部16を設けて曲げ戻し加工を実現しているのである。そして第2工程S2では、そのテーパ部16とフランジ15を平坦に延ばす曲げ戻し加工を行い、最終成形品12のフランジ17にする。
その場合、図4に示すように、中間成形品11のテーパ部16の長さa、フランジ15の長さb、側壁14とテーパ部16の遷移領域およびテーパ部16とフランジ15の遷移領域のそれぞれのアールの周長eの全体の和は、最終成形品12のフランジ17の長さdと、側壁14とフランジ17の遷移領域の周長(c×π/2)との和にほぼ等しくなる。それにより、ほぼテーパ部16の高さ分だけ製品高さが低くなる。テーパ部16は、略平坦なテーパ面のほか、図2aの湾曲部18のように平面視で湾曲している部分における略円錐状の面も含む。。
図2aのブランク材10の外向きに円弧状に突出している湾曲部18では、第1工程S1で半径方向に延ばされながら円周方向に圧縮され、第2工程S2で半径方向に圧縮されながら円周方向に引き延ばされる。たとえば円弧状の外周縁(a0−b0)の範囲は、第1工程S1で一旦、(a1−b1)まで圧縮される。そして第2工程S2で曲げ戻されるとき、(a2−b2)の範囲まで引き延ばされる。このような変形は図1のフランジ15だけでなく、テーパ部16および側壁14についても同様である。このように湾曲部18については、第1工程における塑性変形と第2工程の塑性変形の方向が逆向きであるので、第1工程で残存する内部応力が第2工程で開放されることになる。
さらに第1工程と第2工程とで変形方向が逆であるため、バウジンガー効果で第2工程のときの降伏応力が低下して成形性が向上する利点がある。この利点はとくに降伏応力が高い高張力鋼板の加工において有効である。
なお図2aの上側の外向きに凹となる湾曲部19についても、変形の向きは逆であるが、第1工程S1で円周方向に引き延ばされ、半径方向に圧縮され、第2工程S2で円周方向に圧縮され、半径方向に引き延ばされる。そのため外向きに凸の場合と同様に、第1工程と第2工程とで塑性変形の方向が逆になり、第1工程で残存した内部応力が第2工程で開放される。したがって残存応力に基づくスプリングバックが減少し、最終成形品12のフランジ17の成形精度が高くなる。
つぎに図5〜8を参照して図1の成形方法を行うための金型の実施形態を説明する。これらの金型は本発明の金型でもある。図5aおよび図5bに示す第1工程の金型セット20は、上型であるダイ21と、下型であるポンチ22およびブランクホルダー(しわ押さえ)23とから構成されている。
図5aに示すように、ダイ21の下面には中間成形品11に対応する凹溝24が形成されている。成形品が図2のように途中で湾曲ないし屈曲している場合は、凹溝24も途中で湾曲ないし屈曲している。そしてダイ21の入口部には、絞り工程のダイ入口形状における一般的なアール面形状ではなく、傾斜面(C面)25を形成し、上下の各コーナーをそれぞれ凸湾曲面26、27で結ぶ形状としている。傾斜面25の角度は通常は45度であるが、30〜60度などの範囲でもよい。
傾斜面25の高さhおよび幅wは、第2工程(再成形工程)での曲げ戻し量によって定まるが、通常は3〜6mm程度である。コーナを結ぶ湾曲面の半径は1〜3mm程度である。ダイ21の材質は従来のものと同じでよく、従来と同様に摩耗、焼き付け対策として、PVD(物理的気相成長法)などの表面処理を施してもよい。
従来技術では絞り工程のダイ入口形状は設計、機械加工が容易であることから一般的にアール面を採用している(図8a参照)。ところで、本発明の特徴である曲げ戻しを実施するためには曲げ戻し量の設定が重要となるが、この曲げ戻し量はダイ入口形状の高さ、すなわち湾曲面の場合はその曲率半径で決まる。ダイ入口形状の高さ以上の量は製品の側壁(縦壁部)14が存在するため曲げ戻しできないからである。一方、ダイ入口形状のアール面の寸法設定は、材料の必要流入時抵抗を左右する。
しかし材料の流入抵抗より決まるアール面の半径と曲げ戻しに必要な量から決まるアール面の半径とは一般的に異なる。そのため、一方を適切な半径にすれば、他方の半径を適切にすることができないという相反する問題がある。本発明では、ダイ入口形状を、曲げ戻しの必要量の観点からもっとも適切な大きさの傾斜面とすると共に、その傾斜面と側壁の境界部および傾斜面と下面の境界部に、材料流入抵抗の観点からもっとも適切な半径の凸湾曲面を形成することにより、上記相反する条件を両方とも満たすことに成功したのである。
図5aに示すように、凹溝24の内側面30と内底面31の境界部には、従来と同様のアール面32が形成されている。このアール面32の半径r1は、最終成形品のアール面の半径(図7のr2)より2〜5mm程度大きくしている。左右の内側面30同士の間隔は、最終成形品の左右の側壁14の外面同士の間隔と等しい。内底面31とダイの下面(ダイフェース)33の間の寸法は、中間成形品11の高さ(図1のA1)から板厚を減じた寸法と同一である。なお、図示していないが、ダイの内底面31に従来公知のノックアウトピンなどのノックアウト機構を設ける。
前記ポンチ22は、中間成形品11の内面に対応する輪郭ないし断面形状を有し、天面35、左右の側面36およびそれらの側面から続くテーパ面37を備えている。テーパ面37の下端からは、ブランクホルダー23の内面とわずかな隙間をあけて対向する外面38が延びている。外面38の下方には、逃げ面39が形成されている。天面35と側面36とは滑らかな凸面40で結ばれている。側面36とテーパ面37との間も小半径の滑らかな凹面41で結ばれている。ポンチ22の材質も従来のものと同じでよく、従来と同様にPVDなどの表面処理を施してもよい。
従来の絞り工程では たとえば図8aのように、ポンチ72とブランクホルダー74の境界は製品フランジ17の根元に設定することが一般的であるが、図5の第1工程の金型では傾斜面形状を確実に生成するため、ダイ21の傾斜面25に合わせてポンチ22にもテーパ面37を付しており、その境界はテーパ面37の外に移行している。これはダイ21のみに傾斜面25を付しても、絞り成形過程において加工材はこの傾斜面になじまず、図6のような湾曲した形状でブランク材10が流入するため、図5bに示す絞り成形の完了時点でダイ21とパンチ22とで挟圧して所定のテーパ面形状を生成するようにしたのである。
図5aに示すように、前記ブランクホルダー23は、ポンチ22を囲む厚板状の部材であり、ポンチ22に対して上下動自在に保持され、図示していないクッションピンを介してダイクッションによって上向きに付勢されている。ただしブランクホルダー23はその上面46がポンチ22の天面35よりわずかに高い位置で止まるように、上昇端が規制されている。この上昇端はダイクッションの上昇端としてもよい。
ブランクホルダーの上面46はダイの下面33との間にブランク材10を挟み込んで(図6参照)材料の流入に抵抗を与えるため、適切な滑らかさの表面加工ないし表面処理を施す。ブランクホルダー23にはポンチ22が入る空所47が設けられており、その空所47の左右の内面48の間隔はポンチの外面38とほぼ嵌合する寸法としている(図5b参照)。内面48の下方には、逃げ面49が形成されている。内面48がポンチの外面38とほぼ嵌合する寸法であるので、その内面48とポンチの側面36との間には、テーパ面37の幅に対応する隙間50が形成されている。
第1工程を行うには、前記金型セット20のダイ21をプレスのスライドに取り付け、ポンチ22をプレスのボルスタに固定する。ブランクホルダー23は前述のようにダイクッションによって保持させる。スライドが上死点にあるときは、図5aのように、ダイ21が上昇しており、ブランクホルダー23もポンチ22とほぼ面一の位置まで上昇している。この状態でブランクホルダー23の上にブランク材10を載せ、スライドを下降させる。下降の途中は、図6に示すように、ダイ21とブランクホルダー23がブランク材10の周囲を挟み込み、ダイ入口でブランク材10をポンチ22の表面に押しつけて絞りながら折り曲げる。
そのときはダイの傾斜面25はポンチのテーパ面37から離れており、ブランク材10を挟み込まない。そのためブランク材10は傾斜面25に密着せず、ダイの下側の凸湾曲面27から上側の凸湾曲面26まで緩く湾曲しながら曲げられ、ついでダイの内側面30とポンチの側面36との間で再び平坦になるように延ばされる。ブランク材の各部分はいずれもこのような曲げ加工と延ばし加工を順に受けながら中間成形品の側壁14に加工される。その場合、屈曲部の曲げアールの調整により、スムーズに折り曲げられる。しかもいきなり第2工程の金型で絞り曲げ加工を行う場合に比して、残留応力が少ない。さらにダイの下面33とブランクホルダー23とでブランク材10を強く挟み込んでいること、および傾斜面25の下端の凸湾曲面27によって材料の流れ込みの抵抗が適切に維持されることにより、皺や割れの発生を防止することができる。
そしてプレスのスライドが下死点に来たときは、図5bに示すように、ダイの傾斜面25とポンチのテーパ面37とでブランク材10の対応する部位を挟圧するので、図1の第1工程S1のような所望の傾斜角度で断面直線状のテーパ部16が成形される。なお、下死点ではポンチの天面35とダイの内底面31とがブランク材10の中央部を挟み込み、中間成形品の天面13と側壁14のコーナ部51に所望のアール面が形成される。
図7に示す第2工程の金型セット52は、ダイ入口に小径の湾曲面53を有するダイ54と、最終成形品の内面形状に対応する輪郭を備えたポンチ43と、そのポンチの周囲に配置されるホルダー44とを備えている。ポンチとホルダー44は通常は別個に形成するが、一体成形でもよい。第1工程で用いたブランクホルダーは採用しない。ダイの内底面55と内側面56の間は、第1工程の場合よりも小径(半径r2)の、最終成形品の外面形状に対応するアール面57で結ばれている。ポンチ43の高さは最終成形品の高さに合わせているので、中間成形品11の高さより低い。
この第2工程の金型セット52のポンチに中間成形品11を被せてスライドを下降させると、下死点近辺でダイ54の入口近辺の下面60が中間成形品11のテーパ部16の上端をホルダー44に向かって押しつけ始める。そのときはダイの下面60とホルダー44との間に隙間があるので、テーパ部16は外向きに滑りながら拡がる。中間成形品11のフランジ15も同様に外側に拡がる。そしてダイの下面60でテーパ部16を押し下げながら下降を続け、図7の下側(成形完了)のように下死点でいわゆる決め押しをする。それにより側壁14とフランジ15のコーナ部が所望の曲げアールで再成形され、新たなフランジ17が得られる。図7に示す中間成形品11のフランジ幅と最終成形品12のフランジ幅との差Sが曲げ戻し量となる。
なお、決め押しのときに、ダイの内底面55とポンチの天面62との間に成形品の天面13を挟み付け、天面13と側壁14の間の曲げアールを所望の寸法に再成形する。それによりスプリングバックが少ない最終成形品12が得られる。
図8aは参考例として、第1工程用の金型で、パンチ、ダイに傾斜面を付与しない金型を示している。この参考例の金型セット63のダイ64は、入口に傾斜面が形成されておらず、湾曲面65を形成している。ポンチ72にも図5bのポンチ22のようなテーパ面が形成されておらず、ブランクホルダー74に嵌合している。図8bは、前記湾曲面65で形成されたアール部66を有する中間成形品67から第2工程で曲げ戻しを行う場合を示している。中間成形品67のアール部66の周長(a×π/2)とフランジ68の長さbの和は、最終成形品69のフランジ70の長さdと、側壁71とフランジ70の遷移領域の周長(c×π/2)との和に等しくなる。そのため、曲げ戻し加工をすることは可能である。
しかし前述のように、材料の流れ込み抵抗を適切にするため、湾曲の半径がかなり小さく、曲げ戻し加工に必要な中間成形品67と最終成形品69の高さの差を充分に与えることは難しい。また、ポンチ72に湾曲面65に対応する凹面ないしテーパ面が形成されていないので、曲げアールが正確に形成されない。さらに曲げアールの曲げ癖を平坦に戻すことが難しいので、第2工程で曲げ戻しするとき、フランジ70のスプリングバックが大きく発生する。
図9は第2工程で用いるポンチとホルダーの他の実施形態を示している。ポンチ73は図7の場合と実質的に同一であるが、ブランクホルダー74の表面に機械加工のときの切削痕であるカスプ75を意図的に残している。カスプ75のピッチpは、切削加工に用いる工具、たとえばボールエンドミルの送り幅による。カスプ75の方向は、材料の曲げ戻し方向に沿わせるのが好ましく、この実施形態では折り曲げ線に対して直角方向としている。
上記のようにカスプ75を残す場合は、七子目ならし(星打ち)などの平坦ならし矯正と同様に、コイニング効果で第1工程の曲げ癖を除去することができ、平坦なフランジ面を形成することができる。なお、図9の場合はブランクホルダー74にカスプを残しているが、ダイの下面(ダイフェース)にカスプを残してもよく、両方に形成してもよい。
図2a、図2b、図3の場合は、成形品が途中で曲がっているが、本発明のプレス成形方法は、ほぼ真っ直ぐな成形品の場合にも適用することができ、その場合もある程度スプリングバックを抑制して形状凍結性を高くすることができる。ただし真っ直ぐな成形品よりも途中で湾曲または屈曲している成形品のほうが、形状凍結性の効果が高い。また、本発明の成形方法は、図10aに示す平面形状が略T型の成形品76、図10bに示す平面形状が略X型の成形品77など、直線ないし曲線同士を組み合わせた平面形状の成形品にも適用することができる。これらの成形品76、77の場合は、側壁に外向きに凹状に湾曲ないし屈曲している部分78があるため、形状凍結性が高い。
前記実施形態ではダイをプレスのスライドに固定し、ポンチをボルスタに固定しているが、適切なダイクッションを用いれば、ダイをボルスタに、ポンチをスライドに固定して成形することもできる。
つぎに実施例および参考例を参照して本発明の効果を説明する。
[実施例1]
厚さ1.0mm、引っ張り強度980MPa級の高張力鋼板を図2aの形状(幅250〜400mm、中心線に沿った長さ900mm)に打ち抜き、図5の金型で最終成形品より5mm深く第1工程の絞り加工を行い、ついで図7の金型で再成形した。パンチ側フランジ再成形面には、図9のカスプを形成した金型を用いた。第1工程で用いた金型のダイの傾斜面の角度は45度、幅wおよび高さhは4mmであり、傾斜面の上下の湾曲面の半径は2mmとした。最終成形品の高さの最大値は50mm、側壁の外面間の距離の最大値は90mmである。
[実施例2]
引っ張り強度590MPa級の高張力鋼板を用いた以外は実施例1と同じブランク材で、同一の金型を用いて第1工程および第2工程を行った。
[参考例1]
実施例1と同じブランク材で、図8aの金型を用いてハット曲げ成形(第1工程)を行い、図7の金型で再成形(第2工程)した。パンチ側のフランジ成形面には、カスプ目を設けていない。
[参考例2]
実施例2と同じブランク材で、図8aの金型を用いてハット曲げ成形を行い、図7の金型で再成形した。
スプリングバックを測定するため、実施例1、2および参考例1、2で成形した製品を定盤に載せて、フランジ面の定盤からの浮き上がり高さをハイトゲージにより測定した。それらの場合の測定結果を表1および図11のグラフに示す。
Figure 2006289480
表1および図11から明らかなように、実施例1、2のスプリングバック量は、それぞれ参考例1、2のほぼ1/2程度と少ないことがわかる。
本発明のプレス成形方法の一実施形態を示す工程図である。 図2aは本発明のプレス成形方法で成形された成形品の一例をブランク材と共に示す平面図、図2bはその成形品の端面図である。 図2の成形品をブランク材と共に示す斜視図である。 図1のプレス成形方法の要部工程図である。 図5aおよび図5bはそれぞれ本発明の成形方法の第1工程に関わる金型の一実施形態を示す断面図および作動状態断面図である。 図5aの金型を用いた成形方法の成形途中の状態を示す要部断面図である。 本発明の成形方法の第2工程に関わる金型の一実施形態を成形の前後で示す断面図である。 図8aは参考例の金型を示す断面図、図8bはその金型を用いた要部工程図である。 本発明の成形方法の第2工程に関わる金型の他の実施形態を示す要部斜視図である。 図10aおよび図10bはそれぞれ本発明の成形方法を適用することができる成形品の他の例を示す平面図である。 本発明の成形方法と参考例の成形方法とを比較して示すグラフである。
符号の説明
S1 第1工程
S2 第2工程
10 ブランク材
11 中間成形品
12 最終成形品
13 天面
14 側壁
15 フランジ
A1 中間成形品の高さ
A2 最終成形品の高さ
16 テーパ部
17 最終成形品のフランジ
18 外向きに凸の湾曲部
19 外向きに凹の湾曲部
20 金型セット
21 ダイ
22 ポンチ
23 ブランクホルダー
24 ダイの凹溝
25 ダイの傾斜面
26、27 ダイの凸湾曲面
h ダイの傾斜面の高さ
w ダイの傾斜面の幅
30 ダイの内側面
31 ダイの内底面
32 ダイのアール面
r1、r2 アール面の半径
33 ダイの下面
35 ポンチの天面
36 ポンチの側面
37 ポンチのテーパ面
38 ポンチの外面
39 ポンチの逃げ面
40 ポンチの凸面
41 ポンチの凹面
43 第2工程のポンチ
44 ホルダー
46 ブランクホルダーの上面
47 ブランクホルダーの空所
48 ブランクホルダーの内面
49 逃げ面
50 隙間
51 コーナ部
52 第2工程の金型セット
53 湾曲面
54 第2工程のダイ
55 ダイの内底面
56 内側面
57 アール面
60 ダイの下面
62 ポンチの天面
63 金型セット
64 ダイ
65 湾曲面
66 アール部
67 中間成形品
68 フランジ
69 最終成形品
70 フランジ
71 側壁
72 ポンチ
74 ブランクホルダー
75 カスプ
p カスプのピッチ

Claims (7)

  1. 金属板から、天面、その天面の両端から下向きに延びる左右の側壁、およびそれらの側壁の下端から拡がる左右のフランジを備えているハット型断面形状の最終成形品にプレス成形する方法であって、
    天面と、左右の側壁と、その側壁の下端から拡がるテーパ部と、そのテーパ部の下端から拡がるフランジとを備えた、前記最終成形品より深いハット断面形状の中間成形品に成形する第1工程と、
    得られた中間成形品のテーパ部およびフランジを平坦なフランジに再成形して前記最終成形品のハット型断面形状を得る第2工程
    とを順に行うプレス成形方法。
  2. 前記最終成形品の左右の側壁のうち少なくとも一方の側壁が長手方向に沿って湾曲ないし屈曲している請求項1記載のプレス成形方法。
  3. 前記金属板が引張強度590〜1470MPa、厚さ0.5〜3.0mmの高張力鋼板である請求項1記載のプレス成形方法。
  4. 請求項1のプレス成形方法の第1工程に用いるダイであって、
    ダイ入り口に前記テーパ部を形成する傾斜面が形成されており、その傾斜面と前記側壁を形成する縦面とが凸湾曲面で滑らかに結ばれ、前記傾斜面とフランジを形成する下面とが凸湾曲面によって滑らかに結ばれているダイ。
  5. 請求項4記載のダイと、前記中間成形品の天面、左右の側壁および左右のテーパ面を形成するための外面形状を備えているポンチと、そのポンチのテーパ面より外側の左右に配置されるブランクホルダーとを用いて第1工程を行う請求項1記載のプレス成形方法。
  6. 請求項1記載のプレス成形方法の第2工程に用いる金型であって、最終成形品に対応するダイと、ポンチと、そのポンチの左右に配置されるホルダーとを備え、ダイフェースまたはホルダーの表面にカスプ目が残されている金型。
  7. 前記カスプ目の方向が折り曲げ線に対して略直角である請求項6記載の金型。
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