JP2006286262A - 車両用ランプ - Google Patents

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研太郎 山崎
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Abstract

【課題】複数のレンズ部の間にリブ部を配置して構成され、その構造及び製造工程を簡素化した車両用ランプを提供する。
【解決手段】車両用ランプを、光源322を収容する灯室部321に備えられ、その外周縁部間に間隔を隔てて配置された複数のレンズ部331,332,333と、複数のレンズ部331,332,333の対向する前記外周縁部の間に挟まれて配置され、レンズ部331,332,333と別体に形成されたリブ部342,343と、複数のレンズ部331,332,333の間にわたして設けられ、その少なくとも一部がリブ部342,343よりも灯室部221側に配置された連結部334,335とを備える構成とする。
【選択図】図7

Description

本発明は、複数のレンズ間にリブ部を配置した車両用ランプに関するものである。
自動車等の車両のヘッドランプ(前照灯)、ターンシグナルランプ、ポジションランプ等の灯火類は、これらを車両の外面側に露出するアウターカバーを有するハウジング内に収容し、アッセンブリ化したコンビネーションランプとすることが知られている(例えば、特許文献1、特許文献2)。
このようなコンビネーションランプは、車両の高級感を演出するため、その外観を向上することが求められている。
例えば、コンビネーションランプは、アウターカバー内に配置されるヘッドランプインナーレンズの周囲に配置されるエクステンションリフレクタの周辺部に、光源であるバルブから出る光の一部を導光し、発光させることによって、外観の向上を図ったものが知られている(例えば、特許文献3)。
また、コンビネーションランプは、そのエイミング(光軸調整)に伴いハウジングに対して可動するメインリフレクタの周囲に形成される隙間を見えにくくし、その外観を向上するため、サブリフレクタを設けたものが知られている(例えば、特許文献4)。
特開2003−267122号公報 特開2003−260978号公報 特開2004−95294号公報 特開2001−143507号公報
コンビネーションランプは、その外観を向上するため、例えばターンシグナルランプ等のレンズを、例えばアルミ蒸着処理等の装飾処理が施された格子状のリブ部によって分割されたデザインとすることが提案されている。
このようにリブ部によって分割された複数のレンズを有するコンビネーションランプは、例えば、個々のレンズをそれぞれ別体に成形して組み立てることが考えられるが、部品点数が多くなり組立が煩雑となってしまう。
また、複数のレンズ部とリブ部とを一体に形成した後、リブ部にのみ蒸着処理を施すことも考えられるが、蒸着処理が煩雑となるとともに、蒸着処理の際に加わる熱によってレンズ部の性能が損なわれるおそれがある。
上述した問題に鑑み、本発明の課題は、複数のレンズ部の間にリブ部を配置して構成され、その構造及び製造工程を簡素化した車両用ランプを提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、上述した課題を解決する。
請求項1の発明は、光源を収容する灯室部に備えられ、その外周縁部間に間隔を隔てて配置された複数のレンズ部と、前記複数のレンズ部の対向する前記外周縁部の間に挟まれて配置され、前記レンズ部と別体に形成されたリブ部と、前記複数のレンズ部の間にわたしてこの複数のレンズ部と一体に形成され、その少なくとも一部が前記リブ部よりも前記灯室部側に配置された連結部とを備える車両用ランプである。
請求項2の発明は、請求項1に記載の車両用ランプにおいて、前記連結部は、前記リブ部に対してこのリブ部の延在方向に略沿った相対移動によって装着されることを特徴とする車両用ランプである。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の車両用ランプにおいて、前記リブ部は、前記複数のレンズ部の少なくとも1つを挟みかつその延在方向を相互に傾斜させて複数設けられ、前記連結部は、前記複数のリブ部の間隔が小さい側の端部に配置されることを特徴とする車両用ランプである。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の車両用ランプにおいて、前記リブ部と一体に形成され、前記複数のレンズ部の少なくとも1つの前記灯室側の面部に対向して配置されたリフレクタ部を備えることを特徴とする車両用ランプである。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の車両用ランプにおいて、前記連結部は、その一部を前記灯室側に凹ませて形成され、前記リブ部の前記灯室側の端部が挿入される溝部を有することを特徴とする車両用ランプである。
本発明によれば、以下のような効果を奏することができる。
(1)複数のレンズ部と連結部とを一体に形成したから、部品点数を低減してその構造及び製造工程を簡素化することができる。これによって、レンズ部を形成する金型費の低減を図ることができる。
また、連結部はその少なくとも一部がリブ部よりも灯室部側に配置されているから、連結部がリブ部に隠されることによって外部から視認しにくく、外観品質を確保することができる。
(2)連結部は、リブ部に対してその延在方向に略沿った相対移動によって装着されるから、レンズ部をリブ部の延在方向に沿ってスライドさせることによって、容易に組み立てることができる。
(3)傾斜して配置された複数のリブ部間にレンズ部を装着する場合に、連結部はその間隔が狭い側の端部に設けられるから、先ずレンズ部の連結部とは反対側の端部をリブ部の間に配置し、次に連結部をリブ部に装着することによって、容易に組み立てることができる。これによって、適用可能なレンズ意匠の自由度を向上することができる。
(4)リフレクタ部をリブ部と一体に形成したから、部品点数を低減し、さらに例えば蒸着加工等の表面処理加工を一括して同時に行うことができ、工程を簡素化することができる。
(5)連結部は、リブ部の端部が挿入される溝部を備えるから、この溝部に沿ってリブ部を挿入することによって、組立時にガイドとして用いることができ、組立を簡単に行うことができる。
本発明は、複数のレンズ部の間にリブ部を配置して構成され、その構造及び製造工程を簡素化した車両用ランプを提供するという課題を、リブ部を介在して配列された複数のレンズ部とこれらのレンズ部間に設けられた接続部とを一体に形成し、接続部をリブ部の灯室側の端部に沿って装着することによって解決する。
以下、本発明を適用した車両用ランプの実施例であるコンビネーションランプについて説明する。
図1は、コンビネーションランプ1の外観斜視図である。図2は、図1のII部拡大図である。図3は、図2のIII−III部矢視断面図である。なお、図2においては、後述するフロントターンシグナル310のレンズ311等は取り外した状態を示している。
このコンビネーションランプ1は、例えば乗用車等の車両の前端部に備えられるものであって、ハイビームユニット100と、ロービームユニット200と、ターンシグナルユニット300と、エクステンションリフレクタ400とを備えている。
コンビネーションランプ1は、相互に接合されて筐体を形成するアウターカバー(アウターレンズ)10及びハウジング20(図3参照)を備え、上述した各ユニットはこれらの内部に形成される空間部内に配置されている。
ハイビームユニット100とロービームユニット200とは、略水平方向に配置され、ロービームユニット200が車幅方向において外側に配置されている。また、ロービームユニット200は、ハイビームユニット100に対して、車両の前後方向において後退した位置に配置されている。
ターンシグナルユニット300は、ロービームユニット200の上方に設けられ、フロントターンシグナル310と、サイドターンシグナル320とを備えている。
図3に示すように、フロントターンシグナル310は、レンズ311と、バルブ312と、リフレクタ313とを備えている。
レンズ311は、略円形に形成され、その一方の面部を車両の略前方側に向けて配置されている。
バルブ312は、例えば電球又はLED等の発光部を備え、レンズ311の車両後方側に配置されている。
リフレクタ313は、バルブ312の周囲に設けられたカップ状の凹面を有する反射部材であって、その内部に灯室として機能する空間部313aを備えている。
サイドターンシグナル320は、フロントターンシグナル310の後方側に設けられている。なお、このサイドターンシグナル320については、後に詳しく説明する。
エクステンションリフレクタ400は、アウターカバー10の内面側に備えられ、ロービームユニット100、ハイビームユニット200、ターンシグナルユニット300がそれぞれ収容される開口部を有し、これらの周縁部とアウターカバー10の内周縁部との間の隙間をカバーする例えば樹脂製の部材である。このエクステンションリフレクタ400の表面は、例えばアルミ合金等の金属薄膜を蒸着により形成することによって略鏡面状とされ、光を反射するようになっている。
図2に示すように、エクステンションリフレクタ400は、その内径側にフロントターンシグナル310を収容する円筒面部410を備えている。円筒面部410は、その中心軸を略車両の前後方向に配置され、その前端部の開口部にフロントターンシグナル310のレンズ311が備えられる。
サイドターンシグナル320は、そのレンズ面が円筒面部410の外周面部に備えられ、灯室321と、バルブ322と、インナーレンズユニット330と、リフレックス・リフレクタ(RR)ユニット340とを備えている(灯室321、バルブ322は図3を参照)。
図3に示すように、灯室321は、フロントターンシグナル310のリフレクタ313の後方側の領域に形成された空間部である。
バルブ322は、例えば電球又はLED等の発光部を備え、灯室321内に配置されている。
図2に示すように、インナーレンズユニット330は、複数のレンズ部331,332,333を備えている。レンズ部331,332,333は、上下方向(円筒面部410の周方向)に順次配列され、円筒面部410の軸方向に沿った長手方向を有する略矩形状に形成されている。これらのレンズ部331,332,333は、それぞれその円筒面部410の周方向(上下方向)における寸法が、車両の前方側よりも後方側でわずかに大きくなるように形成されている。
また、レンズ部331,332,333は、これらのなかの他のレンズと相互に隣接する箇所においては、各レンズ部の外周縁部の端面がその長手方向にわたって略一定の間隔を隔てて対向するように配置されている。
RRユニット340は、複数のリブ部341,342,343,344を備えている。
リブ部341は、レンズ部331のレンズ部332に対向する端面と反対側(上端部)の端面に沿って配置されている。
リブ部342は、レンズ部331及びレンズ部332が相互に対向する端面間に配置されている。
リブ部343は、レンズ部332及びレンズ部333が相互に対向する端面間に配置されている。
リブ部344は、レンズ部333のレンズ部332に対向する端面と反対側(下端部)の端面に沿って配置されている。
これらのリブ部341,342,343,344は、上述した各レンズ部331,332,333の形状に適合して、隣接するリブ部間の間隔が車両の前方側よりも後方側においてわずかに広くなるように相互に傾斜して配置されている。
図4は、インナーレンズユニット330及びRRユニット340を車幅方向から見た側面視図である。図5は図4のV−V部矢視断面図である。図6は、図4のVI−VI部矢視断面図である。図7は、エクステンションリフレクタ400、インナーレンズユニット330、RRユニット340の分解斜視図である。
図5に示すように、各リブ部341,342,343,344は、隣接するリブ部間にわたして設けられたリフレクタ部351,352,353によって相互に連結されている。RRユニット340は、これらのリブ部341,342,343,344及びリフレクタ部351,352,353を一体に形成したものである。リフレクタ部351,352,353は、これら相互間の接続部においては連続した面部を有して形成され、レンズ部間に挟まれるリブ部342,343は、この面部から車外側に突き出して形成されている。
リフレクタ部351,352,353は、それぞれレンズ部331,332,333の灯室321側の面部に対して間隔を隔てて対向して配置されている。なお、図7に示すように、リフレクタ部352は、灯室321内からレンズ332側に採光するための開口352aが形成されている。
このRRユニット340は、例えばポリカーボネイト(PC)等の樹脂材料をインジェクション成形し、その表面のうち少なくとも車外側の部分に、例えばアルミ合金の蒸着処理等によって略鏡面状の金属薄膜を形成して光を反射するようになっている。
また、この図5において示す領域(リブ部の延在方向における中間部)においては、レンズ部331,332,333は、それぞれ相互に分離した状態となっている。
図6に示すように、車両の前方側の端部において、インナーレンズユニット330は、レンズ部331とレンズ部332との間、及び、レンズ332とレンズ部333との間をそれぞれ接続する連結部334,335を備えている。インナーレンズユニット330は、これらのレンズ部331,332,333及び連結部334,335を例えば樹脂材料のインジェクション成形によって一体に形成したものである。
なお、インナーレンズユニット330は、例えばターンシグナルランプの発光食を燈色とする場合には、燈色の着色を施した半透明の材料によって形成されるが、LED等を用いて光源自体に着色することが可能な場合には、レンズ部331,332,333は透明(クリア)であってもよい。
RRユニット340は、それぞれ上述した連結部334,335との干渉を防止するために確保された空間部である切欠部354,355を備えている。
切欠部354は、リフレクタ部351とリフレクタ部352との間に間隔を設けたものであり、リブ部342は、この間隔内にリフレクタ部352,353とそれぞれ離間して配置されている。
同様に、切欠部355は、リフレクタ部352とリフレクタ部353との間に間隔を設けたものであり、リブ部343は、この間隔内にリフレクタ部352,353とそれぞれ離間して配置されている。
図7に示すように、切欠部354,355は、車幅方向から見た場合に、RRユニット340の車両前方側の端部を略矩形状に凹ませた形状となっている。
上述したインナーレンズユニット330の連結部334,335は、それぞれRRユニット340の切欠部354,355内にそれぞれその一部が配置されている。
図6に示すように、連結部334,335は、それぞれ対応するリブ部342,343との干渉を防止するため、リブ部342,343の灯室321側の端部を迂回して形成され、そのリブ部342,343側の面部を凹ませて、リブ部342,343の灯室321側の端部が挿入される溝部334a,335aがそれぞれ形成されている。溝部334a,335aは、それぞれ対応するリブ部342,343の延在方向に沿って形成され、リブ部342,343の灯室321側の端面がその溝底面と接するようになっている。また、溝部334a,335aのレンズ部331,332,333の配列方向(上下方向)における幅は、リブ部342,343の厚さよりも大きく形成されている。
次に、上述したインナーレンズユニット330とRRユニット340とを結合する組立方法について説明する。
図8は、インナーレンズユニット330とRRユニット340との組立方法を示す図であって、図8(a)は、車幅方向から見た側面視図、図8(b)は図8(a)のb−b部矢視断面図、図8(c)は図8(a)のc−c部矢視断面図である。以下、ステップ毎に順を追って説明する。
(1)インナーレンズユニット330のレンズ部331,332,333の車両後方側の端部(後端部)を、それぞれ対応するリブ部341,342,343,344の間に配置する。このレンズ部331,332,333の後端部は、リブ部341,342,343,344の後端部に対して、連結部334,335の幅を考慮した量だけ車両前方側に配置される。
このとき、レンズ部331,332,333の車両前方側の端部(前端部)は、RRユニット340から離れた状態となっている。
(2)インナーレンズユニット330を、その後端部を支点として回転させ、インナーレンズユニット330の前端部をRRユニット340の前端部よりも車両前方側となるように移動させる。このとき、連結部334,335の後端部は、RRユニット340の前端部よりも車両前方側に配置されている。
(3)インナーレンズユニット330を、リブ部342,343の延在方向に略沿ってRRユニット340に対して車両後方側に略平行移動(スライド)させる。このとき、連結部334,335の溝部334a,335aは、リブ部342,343が挿入されることによって、インナーレンズユニット330の移動をガイドするガイド部として機能する。
(4)レンズ部331,333の後端部にそれぞれ形成された可撓性を有する爪部331a,333aを、RRユニット340のリフレクタ351,353の後端部に形成された係止対象部351a,353aにそれぞれ係止するとともに、インナーレンズユニット330の前端部とRRユニット340の前端部とを図示しないタッピングスクリューで締結することによって、組立は完了する。
次に、上述した本実施例の効果を、以下説明する比較例と対比して説明する。なお、各比較例において、上述した実施例と同様の箇所については同じ符号を付して説明を省略し、主に相違点について説明する。
(比較例1)
図9は、本発明の比較例1であるサイドターンシグナル部の要部断面図であって、上述した実施例における図5に相当する箇所における断面を示すものである。
比較例1は、実施例1のインナーレンズユニット330に代えて、それぞれ別体に形成されたレンズ部531,532,533を備えている。これらのレンズ部531,532,533は、それぞれ対応するリフレクタ部351,352,353側に突き出して形成された可撓性を有する爪部531a,532a,533aを備え、これらをリフレクタ部351,352,353に形成された対応する開口に挿入し係止することによってRRユニット340にそれぞれ固定されている。
(比較例2)
図10は、本発明の比較例2であるサイドターンシグナル部の要部断面図であって、上述した実施例における図5に相当する箇所における断面を示すものである。
比較例2は、レンズ部631,632,633と、リブ部641,642,643,644とを透明性を有する材料によって一体に形成している。
そして、リブ部641,642,643,644の表面部の領域A1,A2,A3,A4は、レンズ部631,632,633の透光面部を所定の治具によってマスキングした状態で蒸着等の表面処理を施し、金属薄膜を形成している。
比較例1のように、複数のレンズ部531,532,533をそれぞれ別体に形成し、個々にRRユニット340に装着すると、部品点数が多くなるから金型費用等が増加するとともに、その組立工程も煩雑となる。
さらに、個々のレンズ部531,532,533にそれぞれ形成された爪部531a,532a,533aが車外側から視認されると、外観品質が損なわれる。
また、比較例2のように、レンズ部631,632,633とリブ部641,642,643,644とを一体に形成し、リブ部641,642,643,644にのみ表面処理すると、表面処理時に加わる熱等によってレンズ部631,632,633の性能が損なわれる場合があり、またマスキングを伴う表面処理作業は治具等を必要として煩雑である。さらに、表面処置のために見切り段差が必要となり、外観品質が損なわれる。
なお、この場合にはリフレクタ部を一体に形成することは困難であり、別部品が必要となる。
これに対し、本実施例によれば、以下の効果を奏することができる。
(a)レンズ部331,332,333間を、これらと一体に形成された連結部334,335によって接続し、この連結部334,335をリブ部342,343の灯室221側に形成された切欠部354,355に対してその延在方向に沿って差し込んで装着するようにしたから、部品点数を低減し、その構造を簡素化することができる。このように部品点数が低減されることによって、金型費の低減を図ることができる。
(b)複数のレンズ部331,332,333をリブ部342,343に対して同時に装着することができ、組立工程を簡素化することができる。
(c)リブ部342,343はレンズ部331,332,333とは別体に形成されているから、蒸着等の表面処理をする際にレンズ部331,332,333の性能に影響を与えることがなく、さらに、リブ部342,343の材質選択や、表面処理方法選択の自由度を向上することができる。
(d)外部から見た場合に、連結部334,335がリブ部342,343によって隠されるから、外観品質を確保することができる。
(e)リブ部342,343の間隔が比較的狭いインナーレンズユニット330の前端部側に連結部334,335を設けたから、レンズ部331,332,333の後端部を対応するリブ間にまず配置し、その後連結部334,335をリブ部342,343に装着することによって、後端部側が広がったレンズ部332を容易に装着することができる。
(f)リフレクタ部351,352,353をリブ部341,342,343,344と一体に形成したから、部品点数をより低減し、さらに例えば蒸着加工等の表面処理加工を同時に行うことができ、工程を簡素化することができる。
(g)連結部334,335は、リブ部342,343の端部がそれぞれ挿入される溝部334a,335aを備えるから、この溝部334a,335aに沿ってリブ部を挿入してスライドさせることによって、組立時にガイドとして用いることができ、組立を簡単に行うことができる。
(変形例)
本発明は、以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
(1)実施例は、例えばフロントコンビネーションランプ内に備えられるサイドターンシグナルランプに係るものであるが、本発明はこれに限らず他の灯火類にも適用することができる。例えば、ブレーキランプ、ポジションランプ、リバースランプ、前後フォグランプ、ヘッドランプ等にも適用することができ、さらに、レンズ部がハウジング内に配置されるものに限らず、その発光面部が車体の外表面部に露出するものであってもよい。
(2)レンズ及びリブ部の形状、個数、材質、表面処理等は、上述した実施例のものに限定されず、適宜変更することが可能である。
本発明を適用した車両用ランプの実施例であるコンビネーションランプの概観斜視図である。 図2のコンビネーションランプのII部拡大図である。 図2のIII−III部矢視断面図である。 図1のコンビネーションランプにおけるサイドターンシグナルのインナーレンズユニット及びRRユニットの側面視図である。 図4のV−V部矢視断面図である。 図4のVI−VI部矢視断面図である。 図1のコンビネーションランプにおけるサイドターンシグナルの分解斜視図である。 図1のコンビネーションランプにおけるインナーレンズユニット及びRRユニットの組立方法を示す図である。 本発明の比較例1であるサイドターンシグナルの要部断面図である。 本発明の比較例2であるサイドターンシグナルの要部断面図である。
符号の説明
1 コンビネーションランプ
10 アウターカバー
20 ハウジング
100 ロービームユニット
200 ハイビームユニット
300 ターンシグナルユニット
310 フロントターンシグナル
320 サイドターンシグナル
321 灯室
322 バルブ
330 インナーレンズユニット
331,332,333 レンズ部
340 リフレックスリフレクタ(RR)ユニット
341,342,343,344 リブ部
351,352,353 リフレクタ部
400 エクステンションリフレクタ

Claims (5)

  1. 光源を収容する灯室部に備えられ、その外周縁部間に間隔を隔てて配置された複数のレンズ部と、
    前記複数のレンズ部の対向する前記外周縁部の間に挟まれて配置され、前記レンズ部と別体に形成されたリブ部と、
    前記複数のレンズ部の間にわたしてこの複数のレンズ部と一体に形成され、その少なくとも一部が前記リブ部よりも前記灯室部側に配置された連結部と
    を備える車両用ランプ。
  2. 請求項1に記載の車両用ランプにおいて、
    前記連結部は、前記リブ部に対してこのリブ部の延在方向に略沿った相対移動によって装着されること
    を特徴とする車両用ランプ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の車両用ランプにおいて、
    前記リブ部は、前記複数のレンズ部の少なくとも1つを挟みかつその延在方向を相互に傾斜させて複数設けられ、
    前記連結部は、前記複数のリブ部の間隔が小さい側の端部に配置されること
    を特徴とする車両用ランプ。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の車両用ランプにおいて、
    前記リブ部と一体に形成され、前記複数のレンズ部の少なくとも1つの前記灯室側の面部に対向して配置されたリフレクタ部を備えること
    を特徴とする車両用ランプ。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の車両用ランプにおいて、
    前記連結部は、その一部を前記灯室側に凹ませて形成され、前記リブ部の前記灯室側の端部が挿入される溝部を有すること
    を特徴とする車両用ランプ。

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