JP2006284410A - 形状測定装置用プローブ、形状測定装置及び方法 - Google Patents

形状測定装置用プローブ、形状測定装置及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 複雑な装置構成を採ることなく側面の傾斜方向を問わずに形状測定可能な形状測定装置、該形状測定装置に備わる形状測定装置用プローブ、及び形状測定方法を提供する。
【解決手段】 取付用部材110に対してスタイラス121を有する揺動部材120を任意方向に傾斜可能にして取付用部材110に連結する連結機構130を設け、上記揺動部材の傾斜角度の大きさがほぼ一定になるよう制御しながら、被測定面51を走査する。この構成により、Z方向にはほぼ平行で、XY方向の任意方向に傾斜した側面形状を測定することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、任意形状の穴の内面や穴径の測定、及び任意形状の外側面の形状測定等を高精度及び低測定力にて走査測定する形状測定装置、形状測定装置用プローブ、及び形状測定方法に関する。
外側面、内側面、及び穴径等を測定可能な従来のプローブとして、特許文献1に開示されるものがある。図21は、上記特許文献1に記載された従来の三次元形状測定用プローブ10を示す。該プローブ10は、測定物の、鉛直方向に一致又はほぼ一致する側面を測定するためのプローブであり、該測定物の、水平方向に一致又はほぼ一致するような傾きを有する上面を測定することはできない。
該プローブ10では以下のように測定動作が行われる。
図21の(a)において、被測定面Sに対してプローブ10がYZ方向に動くとき、被測定面SにおけるX方向への変位に従って、スタイラス1を有するアーム3は、ほぼX方向に沿って傾く。一方、半導体レーザ投光部6からレーザ光がアーム3の上面のミラー2に照射されており、ミラー2からの反射光に基づきアーム3の傾きが光位置検出手段7にて検知される。検知された傾きが一定になるように、プローブ10全体をX方向に動かし、該移動量からプローブ10全体のX座標測定値を得、さらに該X座標測定値に光位置検出手段7にて検出されたスタイラス1の変位量を加算することにより、被測定面SのX方向への変位量を示すX座標が高精度に測定される。
このようにプローブ10では、その構造上、測定物の上記上面は測定できない。
又、非球面レンズ等の自由曲面形状をナノメートルオーダーの超高精度で測定する従来の装置として、特許文献2に開示される装置がある。図22は、上記特許文献2に記載された従来の三次元形状測定用プローブ60を示す。該プローブ60は、被測定面51の上記上面を測定可能である。該プローブ60を用いた測定装置では、以下のように測定が行われる。即ち、スタイラス37では、被測定面51のZ方向における変位に伴いマイクロエアスライド52がZ方向に上下移動し、該移動を光プローブ部45にて検知する。そして、マイクロエアスライド52の上下動を打ち消すように光プローブ部45を上下動させる。この光プローブ部45の移動量を発振周波数安定化レーザで測定することにより、被測定面51の上面におけるZ方向の変位量を測定する。
このような構造から明らかなように、プローブ60では、測定物における、垂直方向に沿う側面は測定することができない。
特許第3075981号 特許第3000819号
上述したように、上記特許文献1のプローブ10では、図21の(b)で明らかなように、スタイラス1を有するアーム3が一方向、即ちここではほぼX方向に沿ってのみ傾斜可能で、X方向に直交するY方向には傾斜できない構造である。尚、一方向にのみ傾斜可能とする理由は、測定面の傾きや摩擦力によりスタイラス1がY方向側に横ずれすることにより生じる誤差をなくすためである。
従って、プローブ10では、プローブ10自体は一方向へのみ傾斜可能でありその他の方向には傾斜できないことから、任意の傾斜方向を向いた面は、測定できないという課題がある。そこで、特許文献1の測定装置では、例えば円筒の、Z方向に沿う面の全周面を測定するときには、円筒の中心軸を中心に、円筒を回転させることで対処していた。しかし、該対処法では、測定物である円筒を回転させる機構が必要となり、測定装置の構成が複雑化してしまう。即ち、測定精度がナノオーダーであることから、測定物の中心軸を中心として回転させること自体が難しく、さらに中心軸の芯ぶれが発生したときには、被測定面の測定誤差となるため、測定データ処理上も困難となる。又、断面が円形である被測定面は、上述のように測定物自体を回転させることで対処可能であるが、断面が円形でない被測定面は、測定できないという問題が残る。
又、上記特許文献2のプローブ60では、上述のように、測定物における、垂直方向に沿う側面は測定することができないという課題がある。
本発明は、上述したような問題点を解決するためになされたもので、複雑な装置構成を採ることなく側面の傾斜方向を問わずに形状測定可能な形状測定装置、該形状測定装置に備わる形状測定装置用プローブ、及び形状測定方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は以下のように構成する。
即ち、本発明の第1態様の形状測定装置用プローブは、測定物の被測定面に接触するスタイラスと測定用レーザ光を反射するミラーとを有する測定面接触部と、
上記測定面接触部を形状測定装置に取り付ける取付用部材と、
上記測定面接触部が上記取付用部材に対していずれの方向にも傾斜可能に上記測定面接触部を上記取付用部材に支持させる連結機構と、
を備えたことを特徴とする。
又、上記連結機構は、連結部材と支点用部材とを有し、上記支点用部材は、上記取付用部材と上記測定面接触部との間に配置され上記測定面接触部が傾斜する支点となるように構成することもできる。
又、上記支点用部材は、上記取付用部材及び上記測定面接触部のいずれか一方に固定される固定部と、上記取付用部材及び上記測定面接触部のいずれか他方と点接触する尖端を含み上記測定面接触部が傾斜する支点となる支点部とを有するように構成することもできる。
又、上記連結部材は、複数の弾性体からなり、上記取付用部材及び上記測定面接触部の周囲に沿って互いに等間隔に配置され、上記支点用部材は、三角形状の断面を有するリング状にてなるように構成することもできる。
又、上記連結部材は、上記取付用部材及び上記測定面接触部のいずれか一方が磁性体からなり、いずれか他方に磁石が配置されるように構成することもできる。
又、本発明の第2態様の形状測定装置は、上記第1態様に記載の形状測定装置用プローブと、
上記形状測定装置用プローブへ照射され測定物の被測定面における測定点の位置情報を求めるための測定用レーザ光を発生するレーザ光発生部と、
上記形状測定装置用プローブに備わるミラーにて反射した反射光に基づき上記形状測定装置用プローブの測定面接触部の傾斜角度を検出して上記測定点の位置情報を求める測定点情報決定部と、
を備えたことを特徴とする。
又、上記第2態様において、上記測定点情報決定部は、上記傾斜角度を検出する傾斜角度検出部と、該傾斜角度検出部から得られた角度信号を上記形状測定装置用プローブに備わる取付用部材に対するスタイラスの変位量に変換するスタイラス位置演算部と、上記測定用レーザ光を用いて、上記取付用部材に対する上記測定点の相対位置座標値を求める位置座標測定部と、上記相対位置座標値に上記スタイラスの変位量を加算して上記測定点の位置情報を求める加算部とを有するように構成することもできる。
ここで、上記取付用部材と上記測定物との相対位置を上記被測定面に沿って2次元又は3次元に移動するステージと、
上記角度信号の大きさをほぼ一定としかつ上記スタイラスを有する揺動部材をいずれの方向にも傾斜させるように上記ステージの動作を制御する制御装置と、をさらに備えるように構成してもよい。
又、上記第2態様において、上記傾斜角度検出部は、上記反射光を受光する光検出器を有し、該光検出器は、それぞれ独立して光電変換を行う複数の受光領域に区画された一つの受光面を有するように構成することもできる。
ここで、上記測定用レーザ光は、発信周波数安定化レーザ光であり、上記反射光を2つに分離し分離した一方の光を上記光検出器へ照射し、他方の光を、上記ミラーに照射される測定用レーザ光の光軸に沿ったZ方向における上記スタイラスの位置を測定し上記位置座標測定部に備わる傾斜角度検出部へ照射する光分離部をさらに備えるように構成してもよい。
又、上記第2態様において、上記被測定面は、上記ミラーに照射される測定用レーザ光の光軸に平行となる0度から最大30度までの間の角度にて交差する接線を有する面であるように構成することもできる。
又、上記第2態様において、上記形状測定装置用プローブの取付用部材が着脱可能なプローブ取替部をさらに備えるように構成することもできる。
又、上記光軸に対して30度を超え最大90度までの間の角度にて交差する接線を有する第2被測定面を測定可能な第2プローブを、上記形状測定装置用プローブに代えて上記プローブ取替部に取り付けたときに作動し、上記第2被測定面に対する上記第2プローブの接触圧をほぼ一定に保持するためのサーボ部をさらに備えるように構成することもできる。
又、本発明の第3態様の形状測定方法は、スタイラスを測定物の被測定面に押圧するとともに、上記スタイラスを上記被測定面に沿って鉛直軸を中心として円状に移動させ、測定用レーザ光により上記スタイラスの傾斜角度を検出して上記被測定面の測定点の位置情報を求めて上記被測定面の形状測定を行うことを特徴とする。
又、上記第3態様において、上記形状測定は、上記スタイラスに対する上記測定点との相対位置座標値を求め、上記測定点における形状により生じる上記スタイラスの上記傾斜角度に基づいて変位量を求め、上記変位量と上記相対位置座標値とより上記測定点の位置情報を求めるようにすることもできる。
又、本発明は、以下のように構成しても良い。
即ち、形状測定装置用プローブとして、
形状測定装置に取り付け可能な取付用部材と、
測定物の被測定面に接触するスタイラスを立設しかつ上記取付用部材を通過した測定用レーザ光を反射するミラーを設け、上記被測定面の形状に応じた上記スタイラスの変位に対応して上記取付用部材に対して揺動する揺動部材と、
上記ミラーに照射される上記測定用レーザ光の光軸に対して交差するいずれの方向にも上記揺動部材を傾斜させて揺動可能にして上記揺動部材を上記取付用部材に支持する連結機構と、
を備えたことを特徴とする。
上記形状測定装置用プローブにおいて、上記連結機構は、連結部材と、支点用部材とを有し、上記連結部材は、上記取付用部材に対向して上記揺動部材をつり下げる部材であり、上記スタイラスを上記被測定面に押圧する押圧力を生じさせる力であって上記揺動部材が傾斜しておらず上記光軸に直交する初期状態へ上記揺動部材を復元させる復元力を有する部材であり、
上記支点用部材は、上記取付用部材と上記揺動部材とに挟まれて配置され上記連結部材の上記復元力により上記取付用部材及び上記揺動部材に接触し、上記光軸に対して上記揺動部材が傾斜したとき上記揺動部材の揺動の支点となる部材であるように構成してもよい。
又、上記形状測定装置用プローブにおいて、上記取付用部材及び上記揺動部材は、互いに対向し上記支点用部材を挟持する上記取付用部材に備わる固定側面と上記揺動部材に備わり上記ミラーを取り付ける揺動側面とを有し、
上記支点用部材は、上記固定側面及び上記揺動側面のいずれか一方の面に固定される固定部と、上記揺動部材が傾斜したとき上記固定側面及び上記揺動側面のいずれか他方の面と点接触する尖端を含み上記揺動部材の揺動の支点となる支点部とを有するように構成してもよい。
又、上記形状測定装置用プローブにおいて、上記支点部と接触する上記他方面は、上記光軸を常に上記ミラーの定点に位置させる位置ずれ防止部を有するように構成してもよい。
又、上記形状測定装置用プローブにおいて、上記位置ずれ防止部は、上記光軸を中心とした円錐形状の斜面を有し上記他方面に形成された凹部形状にてなるように構成することもできる。
又、上記形状測定装置用プローブにおいて、上記連結部材は、複数のコイルバネにてなり、上記取付用部材及び上記揺動部材の周囲に沿って互いに等間隔に配置され、上記支点用部材は、三角形状の断面を有するリング状にてなりその中央部に上記ミラーを位置して配置されるように構成することもできる。
上記第1態様の形状測定装置用プローブ、第2態様の形状測定装置、及び第3態様の形状測定方法によれば、上記プローブでは、連結機構にて測定面接触部を取付用部材に支持させたことにより、スタイラスを設けた測定面接触部は、いずれの方向にも傾斜可能である。よって、スタイラスが接触する被測定面を有する測定物を回転させることなく、被測定面の形状測定を行うことができ、例えば、任意形状の穴内面の表面や穴径測定、外側面の形状測定等を高精度、低測定力で走査測定可能である。
上記連結機構は、いずれの方向にも測定面接触部を傾斜させて揺動可能にして取付用部材に支持するという機能を果たす限り、その構成形態を問うものではなく、例えばエアーシリンダ等のアクチュエータを備え該アクチュエータの動作をコンピュータ制御するような構成を採ることもできる。又、例えばアクチュエータ等を備えた構成とすることで、測定面接触部の取り付け姿勢は、初期状態で鉛直方向に吊り下げられた姿勢に限定されず、任意の方向における取り付けが可能となる。尚、上記連結機構を連結部材と、支点部を有する支点用部材とで構成することにより、簡易かつ小型の構成でさらに容易に連結機構を構成することができる。連結部材として例えばコイルバネを使用し、支点用部材として例えば三角形状の断面を有するリング状とするのが、簡易かつ容易な構成の一つである。
又、位置ずれ防止部を有することで、取付用部材に対して揺動する測定面接触部に相当する揺動部材の位置がずれたときでも、自動的に揺動部材を正規の位置に戻すことが可能となる。又、位置ずれ防止部は、測定用レーザ光の光軸を常にミラーの定点に位置させるという機能を果たす限り、その形態を問うものではないが、上記光軸を中心とした円錐形状の斜面を有する凹部の形態を採るのが簡易かつ容易に構成可能であり好ましい。
又、上記形状測定装置では、上記第1態様のプローブと、ステージと、該ステージの動作制御を行う制御装置とを備えることで、プローブの揺動部材をいずれの方向にも傾斜させるように制御装置にてステージを駆動させることができる。よって、平面上で互いに直交するX,Y方向へ、その移動量及び移動方向を制御してステージを移動させることで、測定物を回転させることなく、被測定面の形状測定を行うことができる。
第1態様における形状測定装置用プローブにて測定可能な被測定面は、測定用レーザ光の光軸に平行となる0度から最大30度までの間の角度にて交差する接線を有する面であるが、形状測定装置に、さらにプローブ取替部と、サーボ部とを備えることで、第1態様の形状測定装置用プローブに代えて第2プローブを取り付けることが可能となる。この第2プローブを、測定用レーザ光の光軸に対して30度から最大90度までの間の角度にて交差する接線を有する面を測定可能なプローブとすることで、測定物における垂直面から水平面までいずれの方向に傾斜する面について、形状測定することが可能となる。
本発明の実施形態である形状測定装置、該形状測定装置に備わる形状測定装置用プローブ、及び上記形状測定装置にて実行される形状測定方法について、図を参照しながら以下に詳しく説明する。尚、各図において、同じ構成部分については同じ符号を付している。
又、上記形状測定装置は、従来、精度良く測定できなかった穴や外形、任意形状の側面形状をナノメートルオーダーの高い精度で、さらに低測定力で短時間で測定可能とする装置である。測定対象としては、例えば、極めて高精度が必要とされるモータの軸受け、インクジェットプリンタにおけるノズル、及び自動車エンジンにおける燃料噴射ノズル等における穴形状であり、又、流体軸受けに形成され潤滑剤を収容する溝部の形状、さらには、形状測定装置に備わるマイクロエアスライドの内径、円筒度等である。又、半導体回路パターンにおけるトレンチ部分も測定対象に含めることができる。
又、上記形状測定装置用プローブを備えた形状測定装置にて測定可能な被測定面は、該被測定面における接線方向と垂直方向との交差角度θにて0度から最大で約30度までの間の角度にてなる面である。
まず、上記形状測定装置用プローブについて説明する。
図1に示す形状測定装置用プローブ101は、上記形状測定装置201に備わり測定対象となる測定物50の被測定面51に接触する部分を有する物で、図21を参照して説明した従来のプローブ10ではアーム3がX方向に沿う一方向にのみ傾斜可能であるのに対し、当該プローブ101では、X,Y方向を問わずいずれの方向にもアーム122を傾斜可能とする構成を有する。このようなプローブ101は、取付用部材110と、測定面接触部としての機能を果たす一例に相当する揺動部材120と、連結機構130とを備える。
取付用部材110は、形状測定装置201に固定され、又は着脱可能に取り付けられるブロック部材であり、揺動部材120が揺動するのに対し不動の部分であり、形状測定装置201から照射される測定用レーザ光211を通過可能とし、当該取付用部材110を貫通するレーザ光用開口111を中央部に有する。
揺動部材120は、測定物50の被測定面51に接触するスタイラス121を立設し、かつ取付用部材110を通過した測定用レーザ光211を反射するミラー123を設け、被測定面51の形状に応じたスタイラス121の変位に対応して取付用部材110に対して揺動する部材である。このような揺動部材120では、本実施形態では円板状にてなるベース板124における揺動側面124aの中央部に上記ミラー123が取り付けられ、揺動側面124aの対向面124bには、先端にスタイラス121を設けたアーム122を立設するためのアーム固定部125が重りを兼ねて設けられている。
尚、本実施形態では、スタイラス121は、例えば約0.3mm〜約2mmの直径を有する球状体であり、アーム122は、太さが一例として約0.7mmで、アーム固定部125からスタイラス121の中心まで一例として約10mmの長さLにてなる棒状体である。これらの値は、被測定面51の形状により適宜変更される。又、揺動部材120の形状も上述の円板状に限定するものではない。
連結機構130は、ミラー123に照射される上記測定用レーザ光211の光軸211aに対して交差するいずれの方向にも揺動部材120を傾斜させて揺動可能にして揺動部材120を取付用部材110に支持する機構である。このような機能を有する限り、連結機構130の形態は限定されないが、本実施形態では、連結部材131と支点用部材132とを有して構成している。尚、本実施形態では、上記光軸211aは、鉛直方向であるZ軸方向に一致する。
連結部材131は、取付用部材110に対向して揺動部材120を、部材を用いて若しくは用いずに、例えば吊り下げるような形態にて支持する部材であり、上記スタイラス121を被測定面51に押圧する押圧力を生じさせる力であって揺動部材120が傾斜しておらず上記光軸211aに直交する初期状態の中立位置へ揺動部材120を復元させる復元力を生じさせる部材である。このような連結部材131の一例としては、伸縮可能で弾力性のある材料にてなる懸吊部材であり、例えばコイルバネ1311を使用することができる。コイルバネ1311を使用した場合、測定力等との関係で、一実施例として、バネ定数は40μN/mm、測定力は0.2mN、揺動部材120の質量は60mgとすることができる。コイルバネ1311の一端が取付用部材110に、他端が揺動部材120に取り付けられる。又、複数のコイルバネ1311が使用され、各コイルバネ1311の他端部分は、揺動部材120の周縁部分に等間隔にて取り付けられる。本実施形態では、図2に示すように、3本のコイルバネ1311を使用するが、4本以上設けても良い。又、各コイルバネ1311における上記復元力は、同一である。尚、図1では、コイルバネ1311は、取付用部材110の上面110aと、揺動部材120の対向面124bとを連結するように取り付けているが、連結箇所は、これに限定されるものではなく、例えば、揺動部材120の上記揺動側面124aと、該揺動側面124aに対向する取付用部材110の固定側面110bとを連結するように取り付けることもできる。
又、連結部材131は、上述したコイルバネ1311のような、伸縮可能で弾力性のある材料にてなる部材に限定されない。上述したような復元力を生じさせる部材であればよく、他の例として、図19及び図20に示すように、磁性体1312及び磁石1313から構成し、取付用部材110と揺動部材120とを引き合わすように構成することもできる。図19では、取付用部材110を磁性体1312にて形成し、揺動部材120のベース板124の外周縁部分を磁石1313にて形成した構成例を示している。又、図20はその逆の場合を示し、取付用部材110における上記ベース板124への対向部分の一部を磁石1213にて形成し、ベース板124を磁性体1312にて形成した構成例を示している。このように、磁性体1312及び磁石1313にて連結部材131を構成することで、コイルバネ1311にて構成する場合に比べて簡易に構成することができる。
支点用部材132は、取付用部材110と揺動部材120とに挟まれて配置されコイルバネ1311の上記復元力により取付用部材110及び揺動部材120に接触し、上記光軸211aに対して揺動部材120が傾斜したとき揺動部材120の揺動の支点となる部材である。本実施形態では、支点用部材132は、図3に示すように三角形状の断面を有するリング状の部材であり、取付用部材110の固定側面110b及び揺動部材120の揺動側面124aのいずれか一方の面に固定される固定部1321と、揺動部材120が傾斜したとき固定側面110b及び揺動側面124aのいずれか他方の面と点接触する尖端1322aを含み揺動部材120の揺動の支点となる支点部1322とを有する。又、支点用部材132の高さHは、支点用部材132の全周にわたり一定である。
本実施形態では、揺動部材120の揺動側面124aに支点用部材132の固定部1321を固定し、尖端1322aが取付用部材110の固定側面110bに接触するように配置している。又、支点用部材132は、その中心点と、ミラー123の中心点123aとを一致させて、揺動部材120の揺動側面124aに固定される。
又、本実施形態では、尖端1322aを含み支点部1322は、一周連続して形成されているが、揺動部材120がいずれの方向にも自由に傾斜可能という機能を満足する限り、上記連続形成に限定されず、支点部1322は、複数の尖端1322aの集合から形成されてもよい。
又、本実施形態では、支点用部材132の支点部1322が接触する取付用部材110の固定側面110bには、揺動部材120が水平方向に位置ずれするのを防止するための位置ずれ防止部112が形成されている。位置ずれ防止部112は、本実施形態では、固定側面110bに形成された凹部形状にてなり、上記レーザ光用開口111が形成された平坦面112aと、凹部の側壁に相当し上記光軸211aを中心とした円錐形状の斜面112bにて形成され、支点用部材132の尖端1322aは、平坦面112aに対向して配置される。よって、斜面112bが障壁となることから、位置ずれ防止部112は、上記光軸211aを常にミラー123の定点、例えば中心点123aに位置させるように機能し、支点用部材132が水平方向にずれるのを防止できる。又、平坦面112aにおける支点用部材132の位置ずれ量を最小にするには、平坦面112aと斜面112bとの境界部に支点用部材132の尖端1322aが位置するよう構成するとよい。又、揺動部材120の自由な揺動を妨げないように、図示するように、支点用部材132において尖端1322aを形成する支点用部材132の斜面の傾斜角度に比べて、斜面112bの傾斜角度をより緩やかにする。尚、位置ずれ防止部112の形成は、任意であり、形成しなくても良い。
位置ずれ防止部112を形成しない場合、たとえ揺動部材120、つまりスタイラス121が水平方向にずれることになるが、後述の傾斜角度検出部222にてそのずれ量も測定可能な構成とすることで、横ずれしたスタイラス121の先端位置を検知できる。よって、該先端位置をXY座標を測定するスケールに加算することにより、測定誤差にならないようにすることができる。このような傾斜角度検出部222としては、後述するように、例えば、受光面を田の字形に四分割した光検出器を用いることで、スタイラス121の任意角度が測定可能となる。
上述のように構成される、本実施形態におけるプローブ101は、以下のように動作する。
即ち、取付用部材110からコイルバネ1311にて吊り下げられている揺動部材120は、コイルバネ1311の復元力により取付用部材110側へ引っ張られている。よって、揺動部材120の揺動側面124aに固定部1321を配した支点用部材132は、取付用部材110の固定側面110bとの間に挟まれ、支点用部材132の尖端1322aが固定側面110bに接触している。上述のように各コイルバネ1311における復元力は、同一であることから、取付用部材110に対して揺動部材120が傾斜していない状態、つまり上記初期状態に揺動部材120があるとき、支点用部材132の全周において尖端1322aが取付用部材110の固定側面110bに接触している。又、このとき、本実施形態では、揺動部材120に備わるアーム122は、鉛直方向に沿って位置する。
一方、後述するように測定物50の被測定面51の形状測定は、揺動部材120に取り付けられているスタイラス121を被測定面51に所定の押圧力にて押しつけて行われる。該押圧力は、スタイラス121を被測定面51に接触させた状態で取付用部材110を測定物50側へ僅かに移動させることで、図4に示すように揺動部材120は傾斜する。該傾斜により、揺動部材120にはコイルバネ1311の復元力が作用し、その結果、スタイラス121は被測定面51に所定の押圧力つまり測定力にて押圧されることになる。揺動部材120が傾斜するとき、支点用部材132の全周の内の一点にて尖端1322aが取付用部材110の固定側面110bと接触し、該尖端1322aが支点となり揺動部材120の傾斜を可能とする。よって、支点となる部分以外の尖端1322aは、取付用部材110の固定側面110bとは接触していない。又、スタイラス121に作用する力の向きに従い、支点となる位置は、各コイルバネ1311の復元力により、支点用部材132の全周上を自在に移動可能である。よって、スタイラス121及びアーム122は、固定側面110bに接触している尖端1322aを支点として、ジョイスティックのように首振り運動可能であり、つまり360度のいずれの方向にも揺動及び回動可能である。又、このような揺動部材120の揺動に起因して、上記光軸211aがミラー123上の定点から水平方向にずれるように揺動部材120が位置ずれしたときでも、本実施形態では上記位置ずれ防止部112を形成していることから、自動的に、上記光軸211aがミラー123上の定点に戻るように揺動部材120の位置修正が行われる。
尚、支点用部材132は、図示するような形状に限定されるものではなく、上記固定部1321と上記尖端1322aを有する上記支点部1322とを備えた形状で、取付用部材110に対して揺動部材120を揺動自在とする部材であればよい。例えば図5に示すように、支点部1322が半円状の断面を有するものでもよい。
プローブ101は、図示するように、又、上述したような構成を採るが、該構成に限定するものではない。例えば、図6に示すように、支点用部材132の向きを上下反転させ、取付用部材110の固定側面110bに支点用部材132の固定部1321を配置し、支点用部材132の尖端1322aを揺動部材120の揺動側面124aに接触させるようにしてもよい。又、例えば図6に示すように、コイルバネ1311より外側に、支点用部材132を配置することもできる。又、例えば図6に示すように、位置ずれ防止部112を形成しなくてもよい。
次に、上述したように構成される形状測定装置用プローブ101を備えた形状測定装置について、以下に説明する。
上記形状測定装置は、一般的に、プローブを被測定物に接触させ、該接触力がほぼ一定になるように上記プローブの移動を制御しつつ、上記プローブを測定物50の被測定面51に沿って移動させて、レーザ測長器と基準平面ミラーとを利用して、上記プローブと基準面との位置関係に基づき、被測定面51の表面形状を測定、演算するものである。このような形状測定装置として、主として例えば約400mm角の大きさを有する比較的大型の測定物の測定用であり図7に示すように、測定物50を定盤上に固定して、プローブをX軸、Y軸、及びZ軸の全方向に移動させるタイプと、主として例えば約200mm角以下の大きさを有する中型及び小型の測定物の測定用であり図8に示すように、測定物50を載置したステージをX軸及びY軸方向に移動させ、一方、プローブのみをZ軸方向に移動させるタイプとが存在する。上述した形状測定装置用プローブ101は、いずれのタイプの測定装置にも適用可能である。
図8に示す形状測定装置290は、上述の中、小型の測定物用の測定装置に相当する。該形状測定装置290において、291はステージであり、該ステージ291は、石定盤292上に設置され、平面上で互いに直交するX軸及びY軸方向に可動であるX−ステージ2911及びY−ステージ2912を有し、さらに測定物50を載置する。293はプローブ101をZ軸方向に可動とするZ−テーブルであり、石定盤292に立設された支柱2921にZ方向に可動として取り付けられている。又、210は、被測定面51の測定点51aの位置情報を求めるための測定用のレーザ光211としての発振周波数安定化He−Neレーザ光を発生するレーザ光発生部である。220は、レーザ光発生部210にて発生したレーザ光211を用いて被測定面51における測定点51aの位置情報を得るための光学系、並びにX軸、Y軸、Z軸方向の各基準面からのレーザ光と上記測定点51aからのレーザ光との干渉に基づき測長を行う公知のレーザ測長部を有する測定点情報決定部である。該測定点情報決定部220については追って詳しく説明する。又、294は、ステージ291を駆動するための駆動部であり、280は制御装置である。該制御装置280は、被測定面51を走査するとき、プローブ101における揺動部材120を特定方向にのみ傾斜させず、いずれの方向にも揺動させるように、駆動部294を制御しステージ291の移動方向及び移動量を制御する。
図7に示す形状測定装置201は、上述の大型測定物用の測定装置に相当する構成を有する。尚、上述の形状測定装置290と同一又は同様の機能を果たす構成部分については、同じ符号を付し、ここでの説明を省略する。295は、石定盤292上に設置されX軸及びY軸方向に可動なX−ステージ2951及びY−ステージ2952を有するステージであり、Z−テーブル293、レーザ光発生部210、及び測定点情報決定部220を載置している。よって、ステージ295は、Z−テーブル293、レーザ光発生部210、及び測定点情報決定部220をX軸及びY軸方向に移動可能である。又、229は、Z軸方向における基準面を有する基準ミラーである。尚、本実施形態では、上述した形状測定装置用プローブ101を当該形状測定装置201に取り付けていることから、以下の説明では、当該形状測定装置201を例に採る。しかしながら、形状測定装置290においてもプローブ101を用いた被測定面51の測定動作については形状測定装置201の場合と変わるところはない。
上記測定点情報決定部220について、図9から図11を参照して詳しく説明する。
測定点情報決定部220には、測定点51aの位置情報を得るための光学系221と、傾斜角度検出部222と、スタイラス位置演算部223と、位置座標測定部224と、加算部225とを有する。これらの傾斜角度検出部222、スタイラス位置演算部223、位置座標測定部224、及び加算部225は、上記レーザ測長部に相当する部分であり、光学系221に接続され実際に上記位置情報を求めるための構成部分である。
レーザ光発生部210にて発生した測定用レーザ光211は、被測定面51の測定点51aの3次元座標位置を求めるため、光学系221にて4つに分光される。よって光学系221は、X、Y、Zの座標用の第1光学系221aと、揺動部材の傾斜角度用の第2光学系221bとの計4つの光学系を有する。第1光学系221aには、ステージ295のX軸方向及びY軸方向における移動量、つまり測定面51のX軸方向及びY軸方向における移動量を検出するため、図示を省略しているがX軸方向に直交し鏡面にてなる基準面を有するX軸基準板、及びY軸方向に直交し鏡面にてなる基準面を有するY軸基準板を有する。又、さらに、ステージ295の移動時に当該ステージ295に生じるZ軸方向におけるステージ295の、いわゆるうねり成分を検出するためのZ基準板も設けられている。各基準板の基準面は、平坦度が0.01ミクロンオーダーにてなる。
測定面51の形状測定方法は、例えば特開平10−170243号公報に記載されるように、上記各基準面に反射した反射レーザ光の位相の変化を、上記各基準面へ照射するレーザ光と、上記反射レーザ光との干渉信号を計数することで検出するという、公知のレーザ測長方法を用いる。該レーザ測長方法では、例えば特開平4−1503号公報に開示されるように、上記基準面へ照射されるレーザ光をプリズム等の分岐部材にて参照光と測定光とに分け、かつ上記参照光と測定光との位相を90度ずらす。そして測定光を上記基準面へ照射し反射させ、戻って来た反射光と上記参照光とにおける上記位相のずれによる干渉光を電気的に検出して、得られた干渉縞信号から作成するリサージュ図形に基づき基準点と上記基準面との距離が測定される。
上記位置座標測定部224は、このような測長方法を実行する部分であり、被測定面51における測定点51aにおけるX座標値、Y座標値、及びZ座標値の測長を行う検出部224a〜224cを有する。本実施形態では図7に示すように、石定盤292上に載置された測定物50に対してステージ295が移動することから、上述の、測定点51aにおけるX座標値、Y座標値、及びZ座標値は、Z−テーブル293に取り付けられているプローブ101における取付用部材110に対する測定点51aの相対位置座標値と換言することができる。尚、検出部224cは、形状測定装置用プローブ101のスタイラス121のZ座標値の測長を行う部分であることから、スタイラス位置測定器として機能する一例に相当する。これらの検出部224a〜224cからの検出結果と、以下に説明する上記揺動部材120の傾斜角度から求まる検出結果とに基づき被測定面51の形状が位置座標測定部224及び加算部225にて演算される。
上記第2光学系221bは、上記測定用レーザ光211の内、形状測定装置用プローブ101の揺動部材120に取り付けられているミラー123からの反射光を傾斜角度検出部222へ導く光分離部2211を有する。
上記傾斜角度検出部222及び上記スタイラス位置演算部223について説明する。
図9に示すように、Z−テーブル293の下端に取り付けられている形状測定装置用プローブ101に備わる揺動部材120に取り付けられているミラー123の中心点123aへ、測定用レーザ光211の一部がフォーカスレンズを介して照射される。照射されたレーザ光211は、ミラー123にて反射し、該反射光211bは、光分離部2211に備わるミラー2211aにて傾斜角度検出部222へ照射される。傾斜角度検出部222は、反射光211bを受光し電気信号に変換する受光面2221を有する光検出器にて構成され、受光面2221は、それぞれ独立して光電変換を行う複数の受光領域に区画されている。本実施形態では図10に示すように、受光面2221を田の字状、つまり十字状に4つの受光領域222a〜222dに区画している。尚、受光領域の数、及び形状は、図示の形態に限定されるものではなく、測定精度等との関係に基づいて適宜設定することができる。
被測定面51の非測定時には、プローブ101のアーム122は鉛直方向に沿って配置されている。よって非測定時には、上記反射光211bは、鉛直方向に沿ってミラー123へ照射される測定用レーザ光211の光軸211aに平行に進み、ミラー2211aにて反射して傾斜角度検出部222の受光面2221の中央部へ照射される。この場合の受光面2221における反射光211bの照射領域を、図11に点線にて示し非測定時照射領域2222とする。
一方、形状測定装置用プローブ101の説明で述べたように、被測定面51の測定は、ほぼ一定の測定力にてスタイラス121を被測定面51へ押圧して行われることから、図4に示すようにプローブ101の揺動部材120は、取付用部材110に対して傾斜する。よって、図4に示すように、反射光211bは、光軸211aと交差してミラー2211aへ進み、傾斜角度検出部222の受光面2221では中央部から外れた基準照射領域2223へ照射される。又、上述したように測定時において、揺動部材120は、リング状の支点用部材132の尖端1322aを支点として、特定方向に限定されることなくいずれの方向にも揺動可能である。よって、測定対象となるような例えばナノオーダーでの微細な凹凸が被測定面51に全く存在しないとすると、基準照射領域2223は、図11に示すように、受光面2221の中心点2221aを中心とした一定半径にてなる円の円周2224に沿って位置することになる。
受光面2221への反射光211bの照射に応じて傾斜角度検出部222は、電気信号を生成するが、受光面2221が4つの受光領域222a〜222dに区画されていることから、反射光211bの照射場所から揺動部材120の傾斜角度を検出することができる。即ち、受光領域222aを「A」、受光領域222bを「B」、受光領域222cを「C」、受光領域222dを「D」とすると、各受光領域222a〜222dから得られる電気信号について、(A+B)−(C+D)を行うことでX軸方向における揺動部材120の傾斜角度を求めることができ、(A+D)−(B+C)を行うことでY軸方向における傾斜角度を求めることができる。このように傾斜角度検出部222は、各受光領域222a〜222dから得られる電気信号について、(A+B)−(C+D)、及び(A+D)−(B+C)を行い、これらを角度信号として、上記スタイラス位置演算部223へ送出する。
スタイラス位置演算部223は、上記角度信号をプローブ101に備わるスタイラス121の変位量に変換する。
一方、実際には、被測定面51には上記微細凹凸が存在することから、図11に変位照射領域2225として示すように、上記微細凹凸に対応して、円周2224から外れた位置に反射光211bが照射される。そして、上述した基準照射領域2223の場合と同様に、変位照射領域2225への反射光211bの照射により、傾斜角度検出部222は角度信号を送出し、スタイラス位置演算部223は、スタイラス121における上記微細凹凸に対応した変位量を求める。
したがって、基準照射領域2223に対応する、スタイラス121の基準変位量と、変位照射領域2225に対応する凹凸変位量との差を求めることで、上記微細凹凸の大きさを求めることができる。
尚、この測定方法の前提として、リング状の支点用部材132の尖端1322aを支点として、揺動部材120がいずれの方向にも首振りして傾斜可能な構成において、上記基準変位量を一定若しくはほぼ一定とする必要がある。即ち、揺動部材120がいずれの方向にも揺動することから、受光面2221における反射光211bの照射領域は、測定時には、例えば上記円周2224に沿って移動することになる。このような状況において、反射光211bが基本的に常に基準照射領域2223に照射される、つまりいずれの方向に揺動部材120が揺動した場合でも揺動部材120の傾斜角度αが一定若しくはほぼ一定である必要がある。したがって、測定時には、制御装置280にてステージ295の駆動部294を制御して、図12及び図13に示すように、スタイラス121の走査方向121aに垂直な方向121bに対する揺動部材120の傾きβが一定になるようにステージ295の移動量及び移動方向を制御し走査方向121aを修正する必要がある。
上述のようにしてスタイラス位置演算部223にて、被測定面51の測定点51aの上記微細凹凸の大きさを求めると同時に、上述したように上記位置座標測定部224にて、測定点51aにおけるX座標値、Y座標値、及びZ座標値が求められている。
よって、加算部225は、位置座標測定部224にて求まる、測定点51aにおけるX座標値、Y座標値、及びZ座標値と、スタイラス位置演算部223にて求まる測定点51aの上記微細凹凸の大きさとを加算して、上記微細凹凸量を加味した測定点51aにおける測定X座標値、測定Y座標値、及び測定Z座標値を求める。
即ち、位置座標測定部224にて求まる測定点51aにおけるX座標値、Y座標値、及びZ座標値をX1,Y1,Z1とし、スタイラス位置演算部223にて求まる測定点51aにおける上記微細凹凸の大きさのX座標値を(A+B)−(C+D)、及びY座標値を(A+D)−(B+C)とすると、加算部225にて求まる上記測定X座標値、測定Y座標値、及び測定Z座標値は、X1+E{(A+B)−(C+D)}、Y1+F{(A+D)−(B+C)}、Z1 となる。ここで、E及びFは、補正係数である。
さらに又、スタイラス121は図示のように球状であることから、上記測定X座標値、測定Y座標値、及び測定Z座標値は、スタイラス121の中心座標である。したがって、測定点51aの真の座標値は、プローブ101の走査方向に垂直な方向に、スタイラス121の半径値だけずらした値となる。
以上のように構成される形状測定装置201における動作、即ち、測定物50の被測定面51に対する形状測定方法について、以下に説明する。尚、形状測定装置用プローブ101の説明で述べたように、プローブ101を取り付けた形状測定装置201にて測定可能な被測定面51は、被測定面51aにおける接線方向と垂直方向との、図1に示す交差角度θにて、0度から最大で約30度までの間の角度にてなる被測定面である。又、当該形状測定方法は、制御装置280の動作制御にて実行される。
上述したように、スタイラス121を被測定面51に接触させ、さらに例えば約0.2mN(=20mgf)の測定力にてスタイラス121が被測定面51を押圧するように、測定物50に対して、プローブ101を取り付けたZ−テーブル293を有するステージ295を相対的に配置する。これにて、傾斜角度検出部222の受光面2221には、反射光211bが基準照射領域2223に照射され、上述したように、スタイラス位置演算部223及び位置座標測定部224を介して、加算部225により、被測定面51の測定点51aにおける基準となるX座標値、Y座標値、及びZ座標値が求められる。
例えば、測定物50が円筒形で、その外周面を一周測定する場合を例に採ると、上述のように、図12及び図13に示す垂直方向121bに対する揺動部材120の傾きβが一定若しくはほぼ一定に維持されるように、換言すると、いずれの方向にも揺動部材120を傾斜させ、かつ鉛直方向に対する揺動部材120の傾きαが一定若しくはほぼ一定に維持されるように、制御装置280にてステージ295の駆動部294を制御して、X軸方向及びY軸方向へのステージ295の移動量及び移動方向を制御する。
このようにして被測定面51の全周について、揺動部材120がいわゆる首振り運動や味噌すり運動するようにして、被測定面51の測定を行う。これにより、反射光211bは、傾斜角度検出部222の受光面2221における各受光領域222a〜222dを、例えば上記円周2224に沿うようにして一周する。このとき、被測定面51の上記凹凸に対応して反射光211bの照射領域は、基準照射領域2223から変位照射領域2225へ移動する。
このような測定動作に基づき、上述したように、スタイラス位置演算部223及び位置座標測定部224を介して、加算部225により、被測定面51の測定点51aにおける、上記凹凸も含めて、上記測定X座標値、測定Y座標値、及び測定Z座標値が求められる。
このように、形状測定装置201によれば、プローブ101において、スタイラス121を有する揺動部材120は、いわゆる首振り運動や味噌すり運動をすることができる。したがって、測定物50の例えば内周面の測定を行う場合、測定物50を回転させることなく、プローブ101をX軸方向及びY軸方向に移動させることで、上記内周面の測定を行うことができる。よって、測定装置において複雑な構成を採ることなく、測定物50の側面の傾斜方向を問わずに形状測定が可能となる。又、測定物50を回転させる必要がないことから、測定物50の中心軸の芯ぶれが発生するというような問題も生じず、被測定面の測定誤差の低減を図ることもできる。よって、例えばレンズの外径や穴径等が測定可能であり、又、例えば図14及び図15に示す流体軸受けのような測定物50に形成され潤滑剤を収容する溝部55の形状を測定することも可能となる。よって、形状測定装置201は、精密及び微細化に向かう産業の発展に幅広く貢献できる。
尚、形状測定装置201では、測定物50を石定盤292上に固定し、プローブ101をX、Y,Z軸方向に移動させたが、逆に、プローブ101を固定して測定物50を移動させてもよい。要するに、測定物50とプローブ101とを相対的に移動させればよい。
上述した形状測定装置201は、プローブ101用の測定装置、つまり測定可能な被測定面51が図1に示す交差角度θにて、0度から最大で約30度までの間の角度にてなる被測定面を測定可能とする測定装置である。しかしながら、以下に説明するようにプローブの付け換えを可能とした、図16に示すような形状測定装置202を構成することもできる。
形状測定装置202の構成は、次に説明する相違点を除き、上述した形状測定装置201の構成に同じである。又、形状測定装置202の構成を形状測定装置290に対して施すことも可能である。
上述の形状測定装置201と形状測定装置202との相違点は、(1)Z−テーブル293におけるプローブ取り付け部分について、図17に示すように、プローブ101と、図22に示した特許文献2に記載される従来の三次元形状測定用プローブ60との両方が着脱可能なプローブ取替部2931を設けた点、及び(2)上記プローブ60をZ−テーブル293に装着したときに機能する部分であり当該プローブ60の被測定面51に対する接触圧をほぼ一定に保持するためのサーボ部230を設けた点である。尚、プローブ60は、第2プローブとして機能する一例である。
プローブ取替部2931は、プローブ101及びプローブ60と嵌合可能な係合部2931aを有し、該係合部2931aとプローブ101及びプローブ60との固定、非固定とを行う着脱機構2931bを有する。
プローブ取替部2931にプローブ60を取り付けた場合、図16に示すように、プローブ60は、ばね46で自重分が吊り合うように吊り下げられており、リニアモータ44によりZ方向に駆動される。スタイラス37はマイクロエアスライド52に取り付けられ、板ばね50でぶら下がっている。尚、Zテーブル293をZ軸方向に可動させるための駆動源がリニアモータ44に相当する。
サーボ部230について説明する。測定用レーザ光211がマイクロエアスライド52の上面に取り付けられたミラー53を照射する。尚、ダイクロイックミラー35は、サーボ部230にて発する半導体レーザ光は全反射し、He−Neレーザ光である測定用レーザ光211は全透過する。ミラー53の位置は、測定物50がないときには、レーザ光211の焦点位置よりわずかに下にあり、測定するときは被測定面51からの微弱な測定力によりマイクロエアスライド52がわずかに上に動き、ミラー面が合焦点位置になるようにフォーカスサーボがかかり、プローブ部全体をリニアモータ44でZ方向に駆動する。このように、サーボ部230は、測定時において、スタイラス37の被測定面51に対する測定力を一定又はほぼ一定に維持するように、動作する。
プローブ取替部2931にプローブ60を取り付けた場合、従来技術にて説明したように、プローブ60では、図1に示す交差角度θにて0度から最大で約30度までの間の角度にてなる被測定面51の測定は行えない。一方、上記交差角度θにて約30度から最大で約90度までの間の角度にてなる被測定面51の測定が可能である。よって、プローブ60を用いることで、例えば非球面レンズのレンズ面等の測定が可能である。
したがって、形状測定装置202によれば、プローブ101とプローブ60との付け替えが可能であることから、図18に示すように、上記交差角度θにて0度から最大で約30度までの間の角度にてなる第1被測定面56aの測定を行うときには、プローブ取替部2931にプローブ101を取り付けて形状測定を行い、上記交差角度θにて約30度から最大で約90度までの間の角度にてなる第2被測定面56bの測定を行うときには、プローブ取替部2931にプローブ60を取り付けて形状測定を行うことができる。このように、形状測定装置202によれば、被測定面51の向きに関係なく測定が可能となり、全ての測定物50について形状測定可能となる。
本発明は、任意形状の穴の内面や穴径の測定、及び任意形状の外側面の形状測定等を高精度及び低測定力にて走査測定する形状測定装置、該形状測定装置に備わるプローブ、及び形状測定方法に適用可能である。
本発明の実施形態における形状測定装置用プローブの構造を示す図である。 図1に示す揺動部材部分の平面図である。 図1に示す支点用部材の平面図及び断面図である。 図1に示すプローブにおける揺動部材の傾斜状態を示す図である。 図1に示す支点用部材の一変形例における断面図である。 図1に示すプローブの一変形例を示す図である。 図1に示すプローブを備えた形状測定装置の一例を示す図である。 図1に示すプローブを備えた形状測定装置の他の例を示す図である。 図7に示す形状測定装置に備わる測定点情報決定部の構成を示す図である。 図9に示す測定点情報決定部に備わる傾斜角度検出部の平面図である。 上記傾斜角度検出部に対してプローブからの反射光が照射される状態を説明するための図である。 図1に示すプローブにて被測定面の測定を行うときのプローブの傾斜角度を説明するための図であり、測定物を平面図にて表した図である。 図1に示すプローブにて被測定面の測定を行うときのプローブの傾斜角度を説明するための図であり、測定物を側面図にて表した図である。 図1に示すプローブにて測定可能な測定物の一例の斜視図である。 図14に示す測定物の断面図である。 図7に示す形状測定装置の変形例を示す図であり、サーボ部の構成を示す図である。 図16に示す形状測定装置に備わるプローブ取替部を示す斜視図である。 図16に示す形状測定装置にて測定可能な測定物の範囲を説明するための図である。 図1に示すプローブにおける連結部材の変形例を示す図である。 図1に示すプローブにおける連結部材の別の変形例を示す図である。 従来の形状測定装置に備わるプローブを示す図であり、(a)は側面図、(b)は正面図である。 従来の形状測定装置に備わる他のプローブを示す図である。
符号の説明
50…測定物、51…被測定面、51a…測定点、
56b…第2被測定面、60…プローブ、
101…プローブ、110…取付用部材、110b…固定側面、
112…位置ずれ防止部、120…揺動部材、121…スタイラス、
123…ミラー、124a…揺動側面、130…連結機構、131…連結部材、
132…支点用部材、
201,202…形状測定装置、210…レーザ光発生部、
211…測定用レーザ光、211a…光軸、211b…反射光、
220…測定点情報決定部、222…傾斜角度検出部、
222a〜222d…受光領域、223…スタイラス位置演算部、
224…位置座標測定部、225…加算部、230…サーボ部、
280…制御装置、291、295…ステージ、
1311…コイルバネ、1312…磁性体、1313…磁石、
1321…固定部、1322…支点部、1322a…尖端、
2211…光分離部、2221…受光面、2931…プローブ取替部。

Claims (12)

  1. 測定物の被測定面に接触するスタイラスと測定用レーザ光を反射するミラーとを有する測定面接触部と、
    上記測定面接触部を形状測定装置に取り付ける取付用部材と、
    上記測定面接触部が上記取付用部材に対していずれの方向にも傾斜可能に上記測定面接触部を上記取付用部材に支持させる連結機構と、
    を備えたことを特徴とする形状測定装置用プローブ。
  2. 上記連結機構は、連結部材と支点用部材とを有し、上記支点用部材は、上記取付用部材と上記測定面接触部との間に配置され上記測定面接触部が傾斜する支点となる、請求項1記載の形状測定装置用プローブ。
  3. 上記支点用部材は、上記取付用部材及び上記測定面接触部のいずれか一方に固定される固定部と、上記取付用部材及び上記測定面接触部のいずれか他方と点接触する尖端を含み上記測定面接触部が傾斜する支点となる支点部とを有する、請求項2記載の形状測定装置用プローブ。
  4. 上記連結部材は、複数の弾性体からなり、上記取付用部材及び上記測定面接触部の周囲に沿って互いに等間隔に配置され、上記支点用部材は、三角形状の断面を有するリング状にてなる、請求項2又は3に記載の形状測定装置用プローブ。
  5. 上記連結部材は、上記取付用部材及び上記測定面接触部のいずれか一方が磁性体からなり、いずれか他方に磁石が配置されている、請求項2又は3に記載の形状測定装置用プローブ。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の形状測定装置用プローブと、
    上記形状測定装置用プローブへ照射され測定物の被測定面における測定点の位置情報を求めるための測定用レーザ光を発生するレーザ光発生部と、
    上記形状測定装置用プローブに備わるミラーにて反射した反射光に基づき上記形状測定装置用プローブの測定面接触部の傾斜角度を検出して上記測定点の位置情報を求める測定点情報決定部と、
    を備えたことを特徴とする形状測定装置。
  7. 上記測定点情報決定部は、上記傾斜角度を検出する傾斜角度検出部と、該傾斜角度検出部から得られた角度信号を上記形状測定装置用プローブに備わる取付用部材に対するスタイラスの変位量に変換するスタイラス位置演算部と、上記測定用レーザ光を用いて、上記取付用部材に対する上記測定点の相対位置座標値を求める位置座標測定部と、上記相対位置座標値に上記スタイラスの変位量を加算して上記測定点の位置情報を求める加算部とを有する、請求項6記載の形状測定装置。
  8. 上記傾斜角度検出部は、上記反射光を受光する光検出器を有し、該光検出器は、それぞれ独立して光電変換を行う複数の受光領域に区画された一つの受光面を有する、請求項7記載の形状測定装置。
  9. 上記被測定面は、上記ミラーに照射される測定用レーザ光の光軸に平行となる0度から最大30度までの間の角度にて交差する接線を有する面である、請求項6から8のいずれかに記載の形状測定装置。
  10. 上記形状測定装置用プローブの取付用部材が着脱可能なプローブ取替部をさらに備えた請求項6から9のいずれかに記載の形状測定装置。
  11. スタイラスを測定物の被測定面に押圧するとともに、上記スタイラスを上記被測定面に沿って鉛直軸を中心として円状に移動させ、測定用レーザ光により上記スタイラスの傾斜角度を検出して上記被測定面の測定点の位置情報を求めて上記被測定面の形状測定を行うことを特徴とする形状測定方法。
  12. 上記形状測定は、上記スタイラスに対する上記測定点との相対位置座標値を求め、上記測定点における形状により生じる上記スタイラスの上記傾斜角度に基づいて変位量を求め、上記変位量と上記相対位置座標値とより上記測定点の位置情報を求める、請求項11記載の形状測定方法。

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