JP2006278369A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 半導体装置の閾値電圧を制御する。
【解決手段】 nMOS形成領域とpMOS形成領域にマスク9を形成した後、pMOS形成領域にあるマスク9を除去し、nMOS形成領域とpMOS形成領域に所定量の金属11を堆積して、pMOS形成領域のゲート電極3bをフルシリサイド化する。そして、これと同様の手順でnMOS形成領域のゲート電極3aを所定量の金属でフルシリサイド化する。堆積する金属の量によって各ゲート電極3a,3bのシリサイド組成をそれぞれ制御することができるため、各トランジスタについて最適な閾値電圧を得ることが可能になる。
【選択図】 図6

Description

本発明は半導体装置の製造方法に関し、特にサリサイド構造を有する半導体装置の製造方法に関する。
近年の半導体装置では、その高速化、微細化、高集積化に伴い、そのトランジスタ構造内におけるソース・ドレイン領域のシート抵抗やコンタクト抵抗を低く抑えるために、シリサイド構造が広く用いられるようになっている。
シリサイド層は、一般的には、金属を全面に堆積させた後に熱処理を行って形成するため、ソース・ドレイン領域の上に金属がほぼ均一な膜厚で堆積され、ソース・ドレイン領域にほぼ同じ深さで形成される。ソース・ドレイン領域では、しばしばその接合部リークが問題となることがあるが、トランジスタ内におけるソース側とドレイン側での接合部リークに対する許容性の違いから、近年では、ソース側とドレイン側とで深さの異なるシリサイド層を形成する方法も提案されている(特許文献1参照)。
この提案では、シリコン基板上にゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成し、LDD領域、サイドウォール、ソース領域およびドレイン領域を形成した後、まず、全面にタングステン(W)等の金属を堆積し、次いで、ドレイン領域側にのみ金属窒化物等でシリサイド化の反応抑制層を形成し、再度全面に金属を堆積してアニールを行う方法等が開示されている。このような方法により、ゲート電極表面にシリサイド層を形成すると共に、ドレイン領域側では1回目に堆積した金属を、ソース領域側では1回目と2回目に堆積した金属を、それぞれシリサイド化に寄与させ、ドレイン領域側には浅いシリサイド層を、ソース領域側には深いシリサイド層を、それぞれ形成する試みがなされている。
また、ゲート電極には通常その材料にポリシリコンが用いられることが多いが、最近では、その表面だけでなく内部までシリサイド化(「フルシリサイド化」という。)したゲート電極(FUSIゲート)についての報告もなされている。フルシリサイド化を行うと閾値電圧(Vth)がシフトするという問題が発生する場合があるが、そのようなVthシフトは、ゲート電極内のシリコンと金属の組成(「シリサイド組成」という。)を変化させることによって抑えることが可能であることもわかってきている。
特開平9−153557号公報
ところで、例えばシリコン基板にn型MOSトランジスタ(「nMOS」という。)とp型MOSトランジスタ(「pMOS」という。)といった複数のトランジスタを形成する場合、各トランジスタについて所望のVthを得ることが非常に重要になってくる。しかし、従来のような各トランジスタに一括でシリサイド化を行う方法を用いると、各トランジスタのゲート電極にほぼ均一なシリサイド層が形成されるようになるため、各トランジスタについて精度の良いVth制御を行うことは難しい。
また、従来は各トランジスタへのイオン注入条件をそれぞれ最適化することによってVthの制御を行ってきた。しかし、半導体装置の性能向上に伴い、そのようなイオン注入による制御も難しくなってきているのが現状である。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、複数のトランジスタを備えた半導体装置の各トランジスタについて最適なVthを得るための半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
本発明では上記課題を解決するために、複数のトランジスタを備える半導体装置の製造方法において、半導体基板に複数のゲート電極を形成する工程と、前記複数のゲート電極のうちの一のゲート電極上と他のゲート電極上のそれぞれに所定量の金属を堆積してシリサイド化する工程と、を有することを特徴とする半導体装置の製造方法が提供される。
このような半導体装置の製造方法によれば、複数のゲート電極を形成した後、一のゲート電極上と他のゲート電極上にそれぞれ所定量の金属を堆積し、その金属を用いてゲート電極をシリサイド化する。これにより、各ゲート電極のシリサイド組成をそれぞれ制御することが可能になる。
本発明では、複数のトランジスタを備える半導体装置を形成する際に、一のゲート電極上と他のゲート電極上のそれぞれに所定量の金属を堆積し、その金属を用いて各ゲート電極をシリサイド化するようにした。これにより、各ゲート電極のシリサイド組成をそれぞれ制御することが可能になるので、それによって各トランジスタのVthをそれぞれ制御し、各トランジスタについて最適なVthを得ることが可能になる。その結果、複数のトランジスタを備えた半導体装置の高性能化を図ることができるようになる。
以下、本発明の実施の形態を、pMOSおよびnMOSを備えた半導体装置の形成を例に、図面を参照して詳細に説明する。
まず、第1の実施の形態について説明する。
図1〜図8は第1の実施の形態の半導体装置の形成方法の説明図であって、図1は第1の実施の形態のゲート電極加工工程の要部断面模式図、図2は第1の実施の形態のサイドウォール形成工程の要部断面模式図、図3は第1の実施の形態の選択エピタキシャル成長工程の要部断面模式図、図4は第1の実施の形態のマスク形成工程の要部断面模式図、図5は第1の実施の形態のレジストパターニング工程の要部断面模式図、図6は第1の実施の形態の金属堆積工程の要部断面模式図、図7および図8は第1の実施の形態のシリサイド化工程の要部断面模式図である。以下、第1の実施の形態の半導体装置の形成方法について、図1〜図8を参照して順に説明する。
第1の実施の形態の半導体装置の形成方法においては、まず、図1に示すように、例えばシリコン基板1を用い、その所定領域にLOCOS(Local Oxidation of Silicon)法やSTI(Shallow Trench Isolation)法を用いて素子分離領域(図示せず。)を形成する。続いて、そのシリコン基板1の表面を熱酸化し、その上にCVD(Chemical Vapor Deposition)法等を用いてポリシリコンおよび窒化シリコン(SiN)膜を形成する。そして、nMOSおよびpMOSのゲート電極部分を残して窒化シリコン膜、ポリシリコンおよび熱酸化膜の3層をフォトリソグラフィ技術を用いてエッチングする。これにより、nMOS、pMOSが形成される領域(それぞれ「nMOS形成領域」、「pMOS形成領域」という。)のシリコン基板1上にゲート絶縁膜2a,2bを介してポリシリコンからなるゲート電極3a,3bが形成され、その上に窒化シリコンのハードマスク4a,4bが形成された積層構造が得られる。
なお、ゲート絶縁膜2a,2bには、熱酸化膜のほか、high−k絶縁膜等を用いることも可能である。
次いで、nMOS形成領域とpMOS形成領域のうちのいずれか一方、例えばpMOS形成領域をレジスト等で覆い、nMOS形成領域に積層構造をマスクにして所定条件でイオン注入を行う。そして、次にもう一方の領域、すなわちこの場合にはnMOS形成領域をレジスト等で覆い、pMOS形成領域に積層構造をマスクにして所定条件でイオン注入を行う。その後、所定条件でアニールを行う。これにより、nMOS形成領域、pMOS形成領域にそれぞれエクステンション領域5a,5bを形成する。
なお、エクステンション領域5a,5bの形成時には、イオン注入マスクとなる積層構造の側壁に薄いサイドウォール(図示せず。)を形成しておいてからイオン注入およびアニールを行うようにしてもよい。また、エクステンション領域5a,5bと共に、それらに隣接する所定導電型のポケット領域を形成するようにしてもよい。
その後、CVD法等を用いて全面に窒化シリコン膜を形成し、異方性エッチングを行い、図2に示すように、ゲート絶縁膜2a,2b、ゲート電極3a,3bおよびハードマスク4a,4bの側壁にサイドウォール6a,6bを形成する。
なお、サイドウォール6a,6bは、酸化シリコン(SiO2)等、他の絶縁材料を用いて形成してもよい。また、例えば、まず全面に薄く酸化シリコン膜を形成しておいてからその上に厚く窒化シリコン膜を形成し、その後、異方性エッチングを行うことによって、内側に酸化シリコン、その外側に窒化シリコンが設けられた二重構造のサイドウォールを構成するようにしてもよい。
次いで、図3に示すように、シリコン基板1の露出表面に選択的にシリコンのエピタキシャル成長を行うことにより、nMOS形成領域、pMOS形成領域に選択エピタキシャル層7a,7bを形成する。そして、例えば、ハードマスク4a,4bをリン酸等で除去した後、まずpMOS形成領域をレジスト等で覆ってnMOS形成領域にゲート電極3aおよびサイドウォール6aをマスクにして所定条件でイオン注入を行い、次にnMOS形成領域をレジスト等で覆ってpMOS形成領域にゲート電極3bおよびサイドウォール6bをマスクにして所定条件でイオン注入を行い、その後所定条件でアニールを行う。これにより、nMOS形成領域、pMOS形成領域にそれぞれソース・ドレイン領域8a,8bを形成する。
なお、図中、選択エピタキシャル層7a,7bとソース・ドレイン領域8a,8bとは別個に図示しているが、イオン注入およびアニールは選択エピタキシャル層7a,7bに対しても行われ、図中のソース・ドレイン領域8a,8bと共に選択エピタキシャル層7a,7bもnMOS、pMOSのソース・ドレインとしての機能を果たすようになっている。
また、ゲート電極3a,3bの膜厚が薄く、後述のシリサイド化によってゲート電極3a,3bをフルシリサイド化したときに同時にソース・ドレイン領域8a,8bに形成されるシリサイド層がpn接合を破ってしまうほどの深さまで形成されてしまう可能性が極めて低いような場合には、選択エピタキシャル層7a,7bは形成しなくても構わない。その場合は、サイドウォール6a,6bの形成後にハードマスク4a,4bを除去し、イオン注入およびアニールを行ってソース・ドレイン領域8a,8bを形成すればよい。
次いで、図4に示すように、CVD法等を用いて全面に窒化シリコン膜を形成してマスク9を形成し、図5に示すように、nMOS形成領域をレジスト10で覆うパターニングを行う。
そして、リン酸等を用いてpMOS形成領域に露出する窒化シリコンのマスク9を除去した後、nMOS形成領域のレジスト10を除去し、図6に示すように、全面にシリサイド化用の金属11を堆積する。金属11には、例えばコバルト(Co)、ニッケル(Ni)、白金(Pt)、チタン(Ti)、タングステン、モリブデン(Mo)等を用いることができる。
このとき、nMOS形成領域では、金属11がマスク9上に堆積されるため、金属11はゲート電極3aおよび選択エピタキシャル層7aとは接触しない。これに対し、pMOS形成領域では、金属11の堆積前にマスク9が除去されているために、金属11がゲート電極3bおよび選択エピタキシャル層7bと接触する。したがって、このような状態においてpMOS形成領域のゲート電極3bをフルシリサイド化することのできる条件でアニールを行うと、図7に示すように、ゲート電極3bがフルシリサイド化されると共に、選択エピタキシャル層7bおよびその下層のソース・ドレイン領域8bがシリサイド化されてシリサイド層12bが形成されるようになる。そして、未反応の金属11は、硫酸等を用いて除去する。
pMOS形成領域のフルシリサイド化後は、図4〜図7に示した工程の処理と同様の処理をnMOS形成領域に対して行う。すなわち、まず、窒化シリコンを用いてマスクを全面に形成する。そして、レジストパターニングを行ってpMOS形成領域を覆うレジストを形成し、nMOS形成領域に露出するマスクを除去する。その後、レジストを剥離し、全面に所定の金属を堆積してnMOS形成領域のゲート電極3aのフルシリサイド化のためのアニールを行うことにより、図8に示すように、pMOS形成領域がマスク13で覆われた状態で、ゲート電極3aがフルシリサイド化されると共に、選択エピタキシャル層7aおよびソース・ドレイン領域8aがシリサイド化されてシリサイド層12aが形成される。未反応の金属は、硫酸等を用いて除去する。
以降は、従来公知の方法に従って層間絶縁膜、コンタクト、配線等を形成し、半導体装置を完成していけばよい。
このようにしてnMOS形成領域とpMOS形成領域のゲート電極3a,3bのフルシリサイド化を別々に行うようにすれば、各ゲート電極3a,3bのシリサイド組成をそれぞれ独立に制御することが可能になる。シリサイド組成を変化させるためには、図6に示したpMOS形成領域に堆積する金属11の膜厚とその後にnMOS形成領域に堆積する金属の膜厚とを異ならせる、pMOS形成領域とnMOS形成領域とで金属種を異ならせる、金属の膜厚と種類を共に異ならせる、アニール条件を異ならせる、等の方法を用いることができる。このようにゲート電極3a,3bをフルシリサイド化したときの各ゲート電極3a,3b内のシリコンと金属の組成比を制御することにより、フルシリサイド化によって発生するVthシフトをnMOSとpMOSのそれぞれについて制御することが可能になる。
ここで、図9はゲート電極内の金属含有量とフラットバンド電圧との関係を示す図である。図9には、一例としてシリサイド金属にニッケルを用いた場合のニッケル含有量とフラットバンド電圧(VFB)との関係を示している。図9において、横軸はNi含有量(%)を表し、縦軸はVFB(V)を表している。
この図9に示すように、NiSiの場合すなわちNi:Siの比率が1:1である場合を基準にすると、Ni含有量を変化させることで、VFBを、p方向(価電子帯側)に0.41V程度まで、n方向(伝導帯側)に0.12V程度まで、それぞれシフトさせることが可能である。例えば、NiSi(Ni含有量50%)を基準に、p方向をプラス(+)、n方向をマイナス(−)とすると、Ni2Si(Ni含有量67%)では+0.1V程度、Ni3Si(Ni含有量75%)では+0.15V程度、NiSi2(Ni含有量33%)では−0.1V程度、VFBをシフトさせることができる。
このVFBとVthとは密接に関係しており、VFBの制御はVthの制御につながる。したがって、第1の実施の形態の半導体装置の形成方法によれば、nMOS形成領域とpMOS形成領域のフルシリサイド化を別々に行って各ゲート電極3a,3bのシリサイド組成を制御することができるので、nMOSとpMOSのVthをそれぞれ最適制御することができる。その結果、nMOS、pMOSの各トランジスタが最適なVthを有する高性能の半導体装置を実現することが可能になる。
なお、この第1の実施の形態では、pMOS形成領域、nMOS形成領域の順にフルシリサイド化を行うようにしたが、逆にnMOS形成領域、pMOS形成領域の順にフルシリサイド化をおこなうようにしても構わない。
次に、第2の実施の形態について説明する。
図10〜図13は第2の実施の形態の半導体装置の形成方法の説明図であって、図10は第2の実施の形態の金属堆積工程の要部断面模式図、図11は第2の実施の形態のレジストパターニング工程の要部断面模式図、図12は第2の実施の形態のレジスト剥離工程の要部断面模式図、図13は第2の実施の形態のシリサイド化工程の要部断面模式図である。以下、第2の実施の形態の半導体装置の形成方法について、上記の図1〜図3、および図10〜図13を参照して順に説明する。なお、図10〜図13では、上記の図1〜図8に示した要素と同一の要素については同一の符号を付し、その説明の詳細は省略する。
この第2の実施の形態の半導体装置の形成方法では、上記第1の実施の形態の図1〜図3に示した工程までは同じである。その後、この第2の実施の形態では、まず、ハードマスク4a,4bをリン酸等で除去した後、図10に示すように、全面にシリサイド化用の金属20を堆積する。ここで堆積する金属20は、後述のように、nMOS形成領域のゲート電極3aのシリサイド組成を考慮した量(膜厚)で堆積する。
次いで、図11に示すように、nMOS形成領域をレジスト21で覆うパターニングを行い、pMOS形成領域に露出している金属20をエッチングしてその膜厚を薄くする。金属20のエッチングは、ドライエッチングで行っても、ウェットエッチングで行っても構わない。このエッチングにより、nMOS形成領域では厚く、pMOS形成領域では薄く、金属20が残るようになる。pMOS形成領域の金属20のエッチング量は、形成する半導体装置、特にpMOSの要求特性、具体的にはpMOS形成領域のゲート電極3bのシリサイド組成を考慮して設定される。pMOS形成領域の金属20のエッチング後は、図12に示すように、レジスト21を剥離して除去する。
そして、このような状態でゲート電極3a,3bのフルシリサイド化のためのアニールを行うと、図13に示すように、ゲート電極3a,3bがフルシリサイド化されると共に、選択エピタキシャル層7a,7bおよびソース・ドレイン領域8a,8bがシリサイド化されてシリサイド層12a,12bが形成されるようになる。
図12に示したように、金属20の膜厚は、フルシリサイド化前、nMOS形成領域で厚く、pMOS形成領域で薄くなっているため、フルシリサイド化を行ったときには、ゲート電極3a,3bのシリサイド組成が異なってくる。すなわち、nMOS形成領域では最初に堆積した金属20の量に応じたシリサイド組成のゲート電極3aが得られるようになり、pMOS形成領域では最初に堆積した金属20のエッチング後に残る量に応じたシリサイド組成のゲート電極3bが得られるようになる。なお、その後、未反応の金属20は、硫酸等を用いて除去する。
このように、nMOS形成領域とpMOS形成領域のフルシリサイド化を一括で行う場合でも、フルシリサイド化前におけるnMOS形成領域とpMOS形成領域の金属20の膜厚をそれぞれ制御することにより、各ゲート電極3a,3bのシリサイド組成をそれぞれ独立に制御することが可能になる。それにより、nMOS、pMOSの各トランジスタが最適なVthを有する高性能の半導体装置を実現することが可能になる。
なお、この第2の実施の形態では、pMOS形成領域の金属20の膜厚を薄くするようにしたが、逆に、nMOS形成領域の金属20の膜厚を薄くしてシリサイド化を行うようにしても構わない。
次に、第3の実施の形態について説明する。
図14〜図16は第3の実施の形態の半導体装置の形成方法の説明図であって、図14は第3の実施の形態の第1の金属堆積工程の要部断面模式図、図15は第3の実施の形態の反応抑制層形成工程の要部断面模式図、図16は第3の実施の形態の第2の金属堆積工程の要部断面模式図である。以下、第3の実施の形態の半導体装置の形成方法について、上記の図1〜図3、および図14〜図16を参照して順に説明する。なお、図14〜図16では、上記の図1〜図8に示した要素と同一の要素については同一の符号を付し、その説明の詳細は省略する。
この第3の実施の形態の半導体装置の形成方法では、上記第1の実施の形態の図1〜図3に示した工程までは同じである。その後、この第3の実施の形態では、まず、ハードマスク4a,4bをリン酸等で除去した後、図14に示すように、全面にシリサイド化用の金属30を堆積する。ここで堆積する金属30は、後述のように、nMOS形成領域のゲート電極3aのシリサイド組成を考慮した膜厚で堆積する。
次いで、図15に示すように、一旦全面に酸化シリコンや窒化シリコン等の金属30と反応しないか反応があまり起こらないような材質の膜を形成し、それを例えばnMOS形成領域にのみ残してpMOS形成領域から除去することにより、nMOS形成領域にマスクとして反応抑制層31を形成する。
次いで、図16に示すように、再度全面にシリサイド化用の金属32を堆積する。その際、この金属32は、nMOS形成領域では反応抑制層31の上に堆積され、pMOS形成領域では先に形成した金属30の上に堆積される。ここで堆積する金属32は、先に形成した金属30と合計したときのpMOS形成領域のゲート電極3bのシリサイド組成を考慮した膜厚で堆積する。
そして、このような状態でゲート電極3a,3bのフルシリサイド化のためのアニールを行うと、nMOS形成領域およびpMOS形成領域のゲート電極3a,3bがフルシリサイド化されると共に、選択エピタキシャル層7a,7bおよびソース・ドレイン領域8a,8bがシリサイド化されるようになる。
図16に示したように、フルシリサイド化前、nMOS形成領域のゲート電極3a上には金属30、反応抑制層31、金属32が順に堆積され、pMOS形成領域のゲート電極3b上には2層の金属30,32が順に堆積されている。そして、nMOS形成領域では反応抑制層31上に堆積された金属32がシリサイド化に寄与せずに金属30のみがシリサイド化に寄与し、pMOS形成領域では2層の金属30,32が共にシリサイド化に寄与する。その結果、ゲート電極3a,3bで異なるシリサイド組成が得られるようになる。すなわち、フルシリサイド化を行ったときには、nMOS形成領域では1層分の金属30の量(膜厚)に応じたシリサイド組成のゲート電極3aが得られ、pMOS形成領域では2層分の金属30,32の量(膜厚)に応じたシリサイド組成のゲート電極3bが得られるようになる。
フルシリサイド化後は、まず、未反応の金属32を硫酸等で除去し、次いでリン酸等で反応抑制層31を除去し、最後に再び硫酸等で未反応の金属30を除去することで、上記図13に示したのと同様の構造が得られる。
このように反応抑制層31を用いることによってnMOS形成領域とpMOS形成領域の各ゲート電極3a,3bのシリサイド組成をそれぞれ独立に制御することが可能になる。それにより、nMOS、pMOSの各トランジスタが最適なVthを有する高性能の半導体装置を実現することが可能になる。
なお、この第3の実施の形態では、nMOS形成領域に反応抑制層31を残すようにしたが、逆に、pMOS形成領域に反応抑制層31を残してシリサイド化を行うようにしても構わない。
次に、第4の実施の形態について説明する。
図17〜図20は第4の実施の形態の半導体装置の形成方法の説明図であって、図17は第4の実施の形態のレジストパターニング工程の要部断面模式図、図18は第4の実施の形態のポリシリコンエッチング工程の要部断面模式図、図19は第4の実施の形態の金属堆積工程の要部断面模式図、図20は第4の実施の形態のシリサイド化工程の要部断面模式図である。以下、第4の実施の形態の半導体装置の形成方法について、上記の図1〜図3、および図17〜図20を参照して順に説明する。なお、図17〜図20では、上記の図1〜図8に示した要素と同一の要素については同一の符号を付し、その説明の詳細は省略する。
この第4の実施の形態の半導体装置の形成方法では、上記第1の実施の形態の図1〜図3に示した工程までは同じである。その後、この第4の実施の形態では、まず、ハードマスク4a,4bをリン酸等で除去した後、図17に示すように、例えばnMOS形成領域のゲート電極3aが露出する開口部40aを有するレジスト40をパターニングする。
そして、レジスト40をマスクにして、図18に示すように、ゲート電極3aのポリシリコンをエッチングしてその膜厚を薄くする。その際、ゲート電極3aのエッチング量は、後述の金属41を堆積してフルシリサイド化を行ったときのゲート電極3aのシリサイド組成を考慮した量とする。エッチング後、レジスト40は剥離して除去する。
その後は、図19に示すように、全面にシリサイド化用の金属41を堆積する。ここで堆積する金属41は、nMOS形成領域、pMOS形成領域のゲート電極3a,3bのシリサイド組成を考慮した量(膜厚)で堆積する。
そして、このような状態でゲート電極3a,3bのフルシリサイド化のためのアニールを行うと、図20に示すように、nMOS形成領域およびpMOS形成領域のゲート電極3a,3bがフルシリサイド化されると共に、選択エピタキシャル層7a,7bおよびソース・ドレイン領域8a,8bがシリサイド化されてシリサイド層12a,12bが形成されるようになる。
図19に示したように、フルシリサイド化前、nMOS形成領域、pMOS形成領域のゲート電極3a,3b上には同等の膜厚で金属41が堆積されているが、ゲート電極3a,3b自体の膜厚が異なっている。換言すれば、各ゲート電極3a,3b上には、それらの膜厚に応じて、それぞれ所定量の金属41が堆積されていることになる。すなわち、フルシリサイド化を行ったときには、nMOS形成領域ではpMOS形成領域のゲート電極3bよりも金属41の組成比が大きいゲート電極3aが得られ、pMOS形成領域ではnMOS形成領域のゲート電極3aよりも金属41の組成比が小さいゲート電極3bが得られるようになる。なお、フルシリサイド化後は、硫酸等で未反応の金属41を除去する。
このように全面に金属41を堆積する前にnMOS形成領域とpMOS形成領域の各ゲート電極3a,3bの膜厚をそれぞれ制御することにより、各ゲート電極3a,3bのシリサイド組成をそれぞれ独立に制御することが可能になる。それにより、nMOS、pMOSの各トランジスタが最適なVthを有する高性能の半導体装置を実現することが可能になる。
なお、この第4の実施の形態において、シリサイド化用の金属41の堆積前にnMOS形成領域、pMOS形成領域の各ゲート電極3a,3bの膜厚を制御するためには、上記の方法のほか、次の図21〜図26に示すような方法を用いることもできる。
ここで、図21はポリシリコン形成工程の要部断面模式図、図22はレジストパターニング工程の要部断面模式図、図23はポリシリコンエッチング工程の要部断面模式図、図24はハードマスク形成工程の要部断面模式図、図25は平坦化工程の要部断面模式図、図26はゲート電極加工工程の要部断面模式図である。なお、図21〜図26では、上記の図1に示した要素と同一の要素については同一の符号を付し、その説明の詳細は省略する。
まず、適所に素子分離領域(図示せず。)を形成した後、図21に示すように、シリコン基板1の表面に熱酸化膜50を形成し、その上にCVD法等を用いてポリシリコン51を形成する。次いで、図22に示すように、例えばpMOS形成領域をレジスト52で覆い、さらに、図23に示すように、そのレジスト52をマスクにしてnMOS形成領域に露出するポリシリコン51をエッチングし、その後、レジスト52を剥離して除去する。次いで、図24に示すように、全面にCVD法等によって窒化シリコン膜53を形成し、さらに、図25に示すように、CMP(Chemical Mechanical Polishing)によってnMOS形成領域とpMOS形成領域の窒化シリコン膜53を平坦化する。なお、このような平坦化工程は、場合により省略することも可能である。
最後に、図26に示すように、nMOS、pMOSのゲート電極部分を残して窒化シリコン膜53、ポリシリコン51および熱酸化膜50の3層をフォトリソグラフィ技術を用いてエッチングする。これにより、nMOS形成領域、pMOS形成領域のシリコン基板1上にゲート絶縁膜2a,2bを介してゲート電極3a,3b、ハードマスク4a,4bが形成される。これにより、nMOS形成領域ではゲート電極3aが相対的に薄く形成され、pMOS形成領域ではゲート電極3bが相対的に厚く形成されるようになる。
このようなゲート電極3a,3bの形成後は、上記の図2および図3に示した工程を経て、図17以降の処理を行うようにすればよい。このような方法によっても、各ゲート電極3a,3bの膜厚をそれぞれ制御してシリサイド組成を独立に制御することが可能になる。
なお、この第4の実施の形態では、nMOS形成領域のゲート電極3aの膜厚を薄くするようにしたが、逆に、pMOS形成領域のゲート電極3bの膜厚を薄くしてシリサイド化を行うようにしても構わない。
また、上記第1〜第3の実施の形態において、この第4の実施の形態の図17に示した方法や図21〜図26に示した方法を用いて、nMOS形成領域、pMOS形成領域の各ゲート電極3a,3bをそれらの膜厚が異なるように形成するようにしてもよい。
以上説明したように、上記第1〜第4の実施の形態の半導体装置の形成方法によれば、nMOS形成領域とpMOS形成領域の各ゲート電極3a,3bのシリサイド組成をそれぞれ独立に制御することができ、pMOSの各トランジスタが最適なVthを有する高性能の半導体装置を実現することが可能になる。
なお、上記第1〜第4の実施の形態における半導体装置の各部(形成過程にあるものを含む。)のサイズ(膜厚や長さ等)やイオン注入条件等の装置形成条件は、形成するnMOS、pMOSの要求特性等に応じて設定可能である。
また、上記第1〜第4の実施の形態では、各ゲート電極をフルシリサイド化するようにしたが、必ずしもフルシリサイド化することを要しない。例えば、フルシリサイド化が不要な素子領域にはゲート電極上にシリサイド化用の金属をより薄く形成する、あるいはシリサイド化前のゲート電極の膜厚(ポリシリコンの膜厚)を厚くするようにすればよい。また、シリサイド化は、すべてのゲート電極に対して行うことができるほか、一部のゲート電極に対してのみ行うことも可能である。
また、上記第1〜第4の実施の形態においては、シリコン基板1に代えてSOI(Silicon On Insulator)基板を用いることも可能であり、その場合も上記第1〜第4の実施の形態で述べたのと同様の方法で半導体装置を形成することが可能である。
また、ここでは、nMOSとpMOSの2種類のトランジスタを備える半導体装置の形成方法を例にして述べたが、上記の形成方法は、その他の形態の半導体装置を形成する場合にも適用可能である。例えば、低Vthのトランジスタと高Vthのトランジスタが混載される半導体装置等である。
通常、高Vthトランジスタを形成する場合には、Vthを高めるためにシリコン基板へのイオン注入量を多くしてチャネル濃度を高くする方法が採られる。しかし、この場合、キャリア移動度が低下し、所望のオン電流が得られないといった問題が生じる可能性がある。そこで、フルシリサイド化によってVthがシフトする現象を利用し、高Vthトランジスタのゲート電極のシリサイド組成を適当に設定すれば、チャネル濃度を増加させることなくVthを高くすることが可能になる。
したがって、低Vthトランジスタと高Vthトランジスタが混載される半導体装置を形成する場合においても、上記の形成方法を用いることにより、各トランジスタのシリサイド組成、換言すれば各トランジスタのVthを制御することが可能になるので、より高性能の半導体装置が実現可能になる。
(付記1) 複数のトランジスタを備える半導体装置の製造方法において、
半導体基板に複数のゲート電極を形成する工程と、
前記複数のゲート電極のうちの一のゲート電極上と他のゲート電極上のそれぞれに所定量の金属を堆積してシリサイド化する工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記2) 前記複数のゲート電極のうちの前記一のゲート電極上と前記他のゲート電極上のそれぞれに所定量の金属を堆積してシリサイド化する工程においては、
前記一のゲート電極および前記他のゲート電極のそれぞれのシリサイド組成に応じた量の金属を堆積してシリサイド化することを特徴とする付記1記載の半導体装置の製造方法。
(付記3) 前記複数のゲート電極のうちの前記一のゲート電極上と前記他のゲート電極上のそれぞれに所定量の金属を堆積してシリサイド化する工程においては、
前記他のゲート電極上に第1のマスクを形成し、前記第1のマスク上と前記一のゲート電極上とを含む領域に金属を堆積して前記一のゲート電極をシリサイド化した後、
シリサイド化された前記一のゲート電極上に第2のマスクを形成し、前記第2のマスク上と前記他のゲート電極上とを含む領域に金属を堆積して前記他のゲート電極をシリサイド化する、
ことを特徴とする付記1記載の半導体装置の製造方法。
(付記4) 前記複数のゲート電極のうちの前記一のゲート電極上と前記他のゲート電極上のそれぞれに所定量の金属を堆積してシリサイド化する工程においては、
前記一のゲート電極上と前記他のゲート電極上とを含む領域に金属を堆積し、
前記一のゲート電極上に堆積された金属を一部除去して前記一のゲート電極上に堆積されている金属の量を減少させ、
前記一のゲート電極および前記他のゲート電極をシリサイド化する、
ことを特徴とする付記1記載の半導体装置の製造方法。
(付記5) 前記複数のゲート電極のうちの前記一のゲート電極上と前記他のゲート電極上のそれぞれに所定量の金属を堆積してシリサイド化する工程においては、
前記一のゲート電極上と前記他のゲート電極上とを含む領域に金属を堆積し、
前記一のゲート電極上に堆積された金属上にマスクを形成し、
前記マスク上と前記他のゲート電極上に堆積された金属上とを含む領域にさらに金属を堆積し、
前記一のゲート電極および前記他のゲート電極をシリサイド化する、
ことを特徴とする付記1記載の半導体装置の製造方法。
(付記6) 前記半導体基板に前記複数のゲート電極を形成する工程においては、
前記複数のゲート電極のうちの前記一のゲート電極と前記他のゲート電極の膜厚が異なるように形成することを特徴とする付記1記載の半導体装置の製造方法。
(付記7) 前記複数のゲート電極のうちの前記一のゲート電極上と前記他のゲート電極上のそれぞれに所定量の金属を堆積してシリサイド化する工程においては、
前記一のゲート電極または前記他のゲート電極をフルシリサイド化することを特徴とする付記1記載の半導体装置の製造方法。
(付記8) 前記複数のゲート電極のうちの前記一のゲート電極上と前記他のゲート電極上のそれぞれに所定量の金属を堆積してシリサイド化する工程においては、
前記一のゲート電極上に堆積する金属の種類と前記他のゲート電極上に堆積する金属の種類とを異ならせることを特徴とする付記1記載の半導体装置の製造方法。
(付記9) 前記一のゲート電極と前記他のゲート電極のいずれか一方はn型MOSトランジスタのゲート電極であり、他方はp型MOSトランジスタのゲート電極であることを特徴とする付記1記載の半導体装置の製造方法。
(付記10) 前記一のゲート電極と前記他のゲート電極のいずれか一方は高閾値電圧トランジスタのゲート電極であり、他方は低閾値電圧トランジスタのゲート電極であることを特徴とする付記1記載の半導体装置の製造方法。
第1の実施の形態のゲート電極加工工程の要部断面模式図である。 第1の実施の形態のサイドウォール形成工程の要部断面模式図である。 第1の実施の形態の選択エピタキシャル成長工程の要部断面模式図である。 第1の実施の形態のマスク形成工程の要部断面模式図である。 第1の実施の形態のレジストパターニング工程の要部断面模式図である。 第1の実施の形態の金属堆積工程の要部断面模式図である。 第1の実施の形態のシリサイド化工程の要部断面模式図(その1)である。 第1の実施の形態のシリサイド化工程の要部断面模式図(その2)である。 ゲート電極内の金属含有量とフラットバンド電圧との関係を示す図である。 第2の実施の形態の金属堆積工程の要部断面模式図である。 第2の実施の形態のレジストパターニング工程の要部断面模式図である。 第2の実施の形態のレジスト剥離工程の要部断面模式図である。 第2の実施の形態のシリサイド化工程の要部断面模式図である。 第3の実施の形態の第1の金属堆積工程の要部断面模式図である。 第3の実施の形態の反応抑制層形成工程の要部断面模式図である。 第3の実施の形態の第2の金属堆積工程の要部断面模式図である。 第4の実施の形態のレジストパターニング工程の要部断面模式図である。 第4の実施の形態のポリシリコンエッチング工程の要部断面模式図である。 第4の実施の形態の金属堆積工程の要部断面模式図である。 第4の実施の形態のシリサイド化工程の要部断面模式図である。 ポリシリコン形成工程の要部断面模式図である。 レジストパターニング工程の要部断面模式図である。 ポリシリコンエッチング工程の要部断面模式図である。 ハードマスク形成工程の要部断面模式図である。 平坦化工程の要部断面模式図である。 ゲート電極加工工程の要部断面模式図である。
符号の説明
1 シリコン基板
2a,2b ゲート絶縁膜
3a,3b ゲート電極
4a,4b ハードマスク
5a,5b エクステンション領域
6a,6b サイドウォール
7a,7b 選択エピタキシャル層
8a,8b ソース・ドレイン領域
9,13 マスク
10,21,40,52 レジスト
11,20,30,32,41 金属
12a,12b シリサイド層
31 反応抑制層
40a 開口部
50 熱酸化膜
51 ポリシリコン
53 窒化シリコン膜

Claims (5)

  1. 複数のトランジスタを備える半導体装置の製造方法において、
    半導体基板に複数のゲート電極を形成する工程と、
    前記複数のゲート電極のうちの一のゲート電極上と他のゲート電極上のそれぞれに所定量の金属を堆積してシリサイド化する工程と、
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記複数のゲート電極のうちの前記一のゲート電極上と前記他のゲート電極上のそれぞれに所定量の金属を堆積してシリサイド化する工程においては、
    前記他のゲート電極上に第1のマスクを形成し、前記第1のマスク上と前記一のゲート電極上とを含む領域に金属を堆積して前記一のゲート電極をシリサイド化した後、
    シリサイド化された前記一のゲート電極上に第2のマスクを形成し、前記第2のマスク上と前記他のゲート電極上とを含む領域に金属を堆積して前記他のゲート電極をシリサイド化する、
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記複数のゲート電極のうちの前記一のゲート電極上と前記他のゲート電極上のそれぞれに所定量の金属を堆積してシリサイド化する工程においては、
    前記一のゲート電極上と前記他のゲート電極上とを含む領域に金属を堆積し、
    前記一のゲート電極上に堆積された金属を一部除去して前記一のゲート電極上に堆積されている金属の量を減少させ、
    前記一のゲート電極および前記他のゲート電極をシリサイド化する、
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記複数のゲート電極のうちの前記一のゲート電極上と前記他のゲート電極上のそれぞれに所定量の金属を堆積してシリサイド化する工程においては、
    前記一のゲート電極上と前記他のゲート電極上とを含む領域に金属を堆積し、
    前記一のゲート電極上に堆積された金属上にマスクを形成し、
    前記マスク上と前記他のゲート電極上に堆積された金属上とを含む領域にさらに金属を堆積し、
    前記一のゲート電極および前記他のゲート電極をシリサイド化する、
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記半導体基板に前記複数のゲート電極を形成する工程においては、
    前記複数のゲート電極のうちの前記一のゲート電極と前記他のゲート電極の膜厚が異なるように形成することを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
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