JP2006274381A - ガスワイピングノズル及びガスワイピング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ガスワイピング時の騒音や振動を抑制しつつ,鋼板のエッジ部のオーバーコートを抑制する。
【解決手段】 ガスワイピングノズル3の本体10には,鋼板Hの幅方向に長いスリット状のガス吹出口11と,ガス導入口と,ガス導入口から導入されたガスをガス吹出口11に流通させるガス流通室13が形成されている。また,ガス流通室13の長手方向の両側には,ガス流通室13内におけるガスの流れを遮断する遮断ベルト30が配置されている。遮断ベルト30は,ガス流通室13の端部から中央部に向けて進退自在で,ガス流通室13の端部から移動先までの間のガスの流れを遮断できる。これにより,ガスワイピングノズル3の両側部から吹き出されるガスを遮断し,鋼板Hの両端部よりも内側の領域にのみガスを吹き付けることができる。
【選択図】 図8

Description

本発明は,鋼帯表面にガスを吹き付けて,鋼帯表面の溶融めっきの付着量を調整するガスワイピングノズルと,そのガスワイピングノズルを用いたガスワイピング装置に関する。
例えば鋼板の溶融亜鉛めっき工程では,溶融亜鉛めっき槽から連続的に引き上げられた鋼板に対しガスを供給して,鋼板のめっきの付着量を調整するガスワイピングが行われている。このガスワイピングは,移送される鋼板の両側に配置されたガスワイピングノズルにより行われている。
ガスワイピングノズルは,例えば鋼板の幅方向の長さに対応する細長形状を有し,ガスワイピングノズルには,その長手方向に沿ってガスを吹き出すスリット状のガス吹出口が形成されている。そして,ガスワイピングノズルのガス吹出口から,鋼板の幅方向の一端部から他端部にわたる直線上にガスを吹き付け,そのガスにより鋼板表面の溶融亜鉛めっきを均すことにより,ガスワイピングが行われている。
ところで,ガスワイピングでは,鋼板の幅方向の両端部の付着量が他の部分よりも多くなる,エッジ部のオーバーコートが問題となっている。これは,鋼板の切れ目があるエッジ部付近にガスの乱流が生じることなどに起因している。
そこで,上述のエッジ部のオーバーコートを低減するために,例えばガスワイピングノズルのガス吹出口にガス流調整板を横から挿入し,ガスワイピングノズルの両端部から吹き出されるガスを制限することが提案されている(例えば,特許文献1参照。)。
実開平6−47355号公報
しかしながら,上述の場合,ガス流調整板や当該ガス流調整板を進退させる基板が,鋼板から飛散しためっきにより汚染される。このため,例えばガス流調整板の汚れがガスワイピングノズルの挿入ガイドやガス吹出口に付着し,ガス流調整板のガス吹出口への挿入動作が不良になる。ガス流調整板などの汚れを考慮して,ガス流調整板と挿入ガイドとの間の隙間やガス吹出口を広めに形成すると,ガス吹出し時の騒音や振動が増大する。特に,近年では,鋼板の処理が高速化し,さらにめっきの付着量(目付け量)が薄くなっているため,ガスの噴出圧が高圧になっており,騒音や振動の問題が顕著に現れている。
また,上述の場合,鋼板の両面にある二つのガスワイピングノズルに対し,一枚のガス流調整板を挿入させているので,各ガスワイピングノズルの位置や向きを適正な位置に調整することができなかった。
本発明は,かかる点に鑑みてなされたものであり,ガスワイピング時の騒音や振動を抑制しつつ,ガスワイピングノズルの位置調整を可能にし,なおかつ鋼帯のエッジ部のオーバーコートを抑制することをその目的とする。
上記目的を達成するための本発明は,鋼帯表面にガスを吹き付けて,鋼帯表面の溶融めっきの付着量を調整するガスワイピングノズルであって,鋼帯の幅方向に長いスリット状のガス吹出口を有する本体を備え,前記本体には,ガス導入口と,当該ガス導入口から導入されたガスを前記ガス吹出口に流通させるガス流通室が形成され,前記ガス流通室は,前記ガス吹出口に沿って細長に形成され,前記ガス流通室の長手方向の両側には,ガス流通室内におけるガスの流れを遮断する遮断部材が配置され,前記遮断部材は,前記ガス流通室の端部から中央部に向けて進退自在で,その中央部側に近い遮断部材の先端部から前記ガス流通室の端部までの間のガスの流れを遮断できるように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば,遮断部材により,ガス吹出口の両端部から吹き出されるガスを遮断することができるので,鋼帯の幅方向の両端部におけるガスの流れを整流し,鋼帯の端部のオーバーコートを抑制できる。また,遮断部材が本体内に設けられているので,鋼帯から飛散しためっきにより汚染されることがない。これにより,従来のように汚染を考慮して例えばガス吹出口などを広めに形成する必要がなく,吹き出し時の騒音や振動を抑制することができる。また,ガスワイピングノズルの位置を自由に調整することもできる。
前記ガス流通室は,前記ガス導入口からガスが流入する第1のガス流通室と,前記ガス吹出口が開口する第2のガス流通室に区画され,第1のガス流通室と第2のガス流通室との間には,第1のガス流通室と第2のガス流通室を接続する接続流路が形成され,前記接続流路は,前記ガス流通室の長手方向の両端部間にわたり形成されており,前記遮断部材は,前記接続流路内に配置され,当該接続流路内を進退できてもよい。
前記第1のガス流通室と第2のガス流通室との間には,第1のガス流通室に流入したガスの圧力を均一化するための二枚の邪魔板が並べて設けられ,前記接続流路は,前記二枚の邪魔板間の隙間に形成されていてもよい。
前記遮断部材は,本体の端部に設けられた回転軸に巻き取られており,前記回転軸の回転により,前記ガス流通室の端部から中央部に向けて進退できるようにしてもよい。
前記ガス吹出口の長手方向の両側には,前記ガス吹出口の一部を閉鎖する閉鎖部材がそれぞれ設けられ,前記閉鎖部材は,前記ガス吹出口の長手方向に沿って移動自在に構成されていてもよい。また,前記各閉鎖部材は,前記ガス流通室の長手方向の同じ側にある前記遮断部材と対応し,前記閉鎖部材は,対応する遮断部材と一体的に移動するように形成されていてもよい。
前記本体の上面には,鋼帯にガスを吹き出すサブノズルが設けられており,前記サブノズルは,前記本体の上面において,前記ガス吹出口の長手方向に沿って移動自在に構成され,前記閉鎖部材と前記遮断部材は,前記サブノズルと一体的に移動するように形成されていてもよい。なお,前記閉鎖部材の表面は,クロムめっきされていてもよい。
前記本体には,前記回転軸を回転駆動する回転駆動部が設けられ,前記遮断部材は,前記回転駆動部により駆動されるようにしてもよい。
前記遮断部材は,ステンレス鋼又はセラミックファイバーにより形成されていてもよい。
前記ガス吹出口は,対向配置された二つの本体先端部の間に形成されており,その各本体先端部の端部は,ガスの吹出し方向に対し90°以下の鋭角に形成されていてもよい。
別の観点による本発明によれば,請求項1〜11のいずれかに記載のガスワイピングノズルを用いたガスワイピング装置であって,前記ガスワイピングノズルは,鋼帯の両面にそれぞれ設けられ,前記各ガスワイピングノズルのガス吹出口の位置は,ガス吹出口の隙間に0.1〜0.2mmを加えた長さ分だけ相互にずらされていることを特徴とするガスワイピング装置が提供される。
本発明によれば,ガスワイピング時の騒音や振動を低減できる。また,鋼帯面内のめっきの付着量を均一化できる。
以下,本発明の好ましい実施の形態について説明する。図1は,本実施の形態にかかるガスワイピングノズルを備えた溶融亜鉛めっき装置1の構成を示す説明図である。
溶融亜鉛めっき装置1は,溶融亜鉛めっきが貯留される溶融亜鉛めっき槽2と,一対のガスワイピングノズル3を備えている。溶融亜鉛めっき槽2内には,ロール4が配置され,斜め上方から溶融亜鉛めっき槽2内に搬送された鋼帯としての鋼板Hを上方に向きを変えて送り出すことができる。ガスワイピングノズル3は,ロール4を通過して垂直方向に引き上げられた鋼板Hの両面に対向配置されている。この一対のガスワイピングノズル3により,ガスワイピング装置5が構成されている。
ガスワイピングノズル3は,例えば図2に示すように鋼板Hの幅方向に沿って長い略直方体形状の本体10を有している。本体10の鋼板H側には,傾斜面が形成され,本体10の鋼板H側は,鋼板Hに近づくにつれて先細になっている。本体10の鋼板H側の先端部には,例えば鋼板Hの幅方向の長さ程度のスリット状のガス吹出口11が形成されている。例えば本体10の上面には,図示しないガス供給源に通じる複数のガス供給管12が接続されている。
図3に示すように本体10の内部には,ガス流通室13が形成されている。ガス流通室13は,図4に示すように本体10の長手方向の両側部にわたって形成され,例えばガス吹出口11と同じ長さに形成されている。本体10の上部には,図3に示すようにガス供給管12に通じるガス導入口14が形成されている。ガス導入口14から導入されたガスは,ガス流通室13を通ってガス吹出口11から噴出される。
ガス流通室13は,例えば二枚の邪魔板としての整流板20,21によって,第1のガス流通室22と第2のガス流通室23に区画されている。第1のガス流通室22は,ガス吹出口11と反対側の本体10の背面側に配置されている。ガス導入口14は,この第1のガス流通室22の天井面に開口している。第2のガス流通室23は,本体10のガス吹出口11側に配置されている。ガス吹出口11は,この第2のガス流通室23の鋼板H側の側面に開口している。
二枚の整流板20,21は,例えばL字形状を有し,例えば図4に示すようにガス流通室13の長手方向の一端部から他端部にわたって形成されている。第1の整流板20は,図3に示すように第1のガス流通室22側の底面に取り付けられている。第2の整流板21は,第2のガス流通室23側の天井面に取り付けられている。第1の整流板20と第2の整流板21は,L字の内角側が互いに向き合うように取り付けられている。
第1の整流板20は,ガス流通室13の底面から天井面側に向かう垂直面20aを有し,その垂直面20aと天井面との間には,隙間(第1水平流路)D1が形成されている。第2の整流板21は,第1の整流板20の垂直面20aに平行な垂直面21aを有している。第2の整流板21の垂直面21aと第1の整流板20の垂直面20aとの間には,垂直方向に延びる隙間(接続流路としての垂直流路)D2が形成されている。第2の整流板21の垂直面21aは,例えばガス流通室13の天井面から底面側に向けて延伸し,その垂直面21aと底面との間には,隙間(第2水平流路)D3が形成されている。かかる構成により,ガス導入口14から第1のガス流通室22に流入したガスは,整流板20,21による狭小の流路D1,D2,D3を順に通り,第2のガス流通室23に流入して,当該第2のガス流通室23のガス吹出口11から噴出される。整流板20,21により,ジグザグ状の狭小のガス流路が形成されるので,ガス導入口14からの流入ガスが抵抗を受け,第1のガス流通室22におけるガスの圧力が均一化される。
図4に示すように垂直流路D2内には,遮断部材としての二つの遮断ベルト30が配置されている。遮断ベルト30は,ガス流通室13の長手方向の両側部付近にそれぞれ配置されている。遮断ベルト30は,例えば図5に示すように垂直方向に幅のある帯状に形成されている。遮断ベルト30の厚みは,垂直流路D2におけるガスの流れを遮断し,なおかつ垂直流路D2内を移動できるように,垂直流路D2の幅よりも薄く形成されている。遮断ベルト30は,例えば剛性に優れたステンレス鋼から構成された帯やセラミックスファイバーを絨毯状に編みこんだ帯により形成されている。
例えば図4に示すようにガス流通室13の外側の本体10の両端部には,例えば垂直流路D2に通じる空間Aが形成されている。各空間Aには,それぞれ回転軸31が設けられている。遮断ベルト30は,回転軸31に巻きつけられ,先端側が垂直流路D2内に挿入されている。図2に示すように本体10の上面には,二つの回転駆動部32が設けられており,回転軸31は,各回転駆動部32により回転駆動できる。この回転軸31の回転によって,図4に示すように遮断ベルト30は,ガス流通室13の長手方向の端部から中央部側に向けて進退できる。これにより,遮断ベルト30が延びた範囲,つまりガス流通室13の端部から遮断ベルト30の先端までの間の垂直流路D2を閉鎖できる。したがって,垂直流路D2の長手方向の両側にある遮断ベルト30によって,ガス流通室13の両端部におけるガスの流れを遮断できる。また,遮断ベルト30の長さを調整することにより,ガスの流れを遮断する範囲を調整できる。
各遮断ベルト30の先端には,第2のガス流通室23側に向けて延びる接続板40が取り付けられている。図5に示すように接続板40は,遮断ベルト30の下端部に取り付けられ,その下端部から第2水平流路D3を通って第2の流通室23内まで到達している。接続板40の第2のガス流通室23側の先端部には,プレート支持台41が取り付けられている。プレート支持台41上には,閉鎖部材としてのサイドプレート42が取り付けられている。サイドプレート42は,例えば厚みが薄い方形に形成され,先端部がガス吹出口11内に挿入されている。このサイドプレート42により,ガス吹出口11を部分的に閉鎖できる。サイドプレート42は,各遮断ベルト30の先端と同じ位置で移動し,ガス吹出口11の両端部におけるガスの吹出しを遮断できる。サイドプレート42は,例えばステンレス鋼により形成され,その表面にはクロムめっきが施されている。
図6に示すようにガス吹出口11は,上下の本体先端部10aに挟まれて形成されている。各本体先端部10aの端部は,ガスの吹出し方向に対する角度θが90°以下,好ましくは25°程度の鋭角になるように形成されている。
図7に示すように,例えばワイピングノズル3の上方の鋼板Hの搬送ラインには,鋼板Hの幅方向の各端部の位置を検出する二つのセンサ60が設けられている。各センサ60は,鋼板Hの幅方向に沿って設けられたボールねじ61に取り付けられ,ボールねじ61の駆動部62により鋼板Hの幅方向に移動できる。各センサ60による検出結果は,制御部63に出力される。制御部63は,センサ60からの情報に基づいて駆動部62を制御し,ボールねじ61を回転させて,センサ60を鋼板Hの端部の位置に追従させることができる。また,制御部63は,鋼板Hの端部の位置情報に基づいて,ガスワイピングノズル3の回転駆動部32の動作を制御し,遮断ベルト30とサイドプレート42の位置を制御できる。したがって,鋼板Hの端部の位置に応じて,各遮断ベルト30と各サイドプレート42を移動させて,ガス吹出口11からガスが吹き出す範囲を調整できる。
次に,以上のように構成されたガスワイピングノズル3の動作について説明する。
例えばセンサ60によって鋼板Hの幅方向の両端部の位置が検出され,その鋼板Hの両端部の位置に応じて,ガスワイピングノズル3内の各遮断ベルト30と各サイドプレート42の位置が調整される。各遮断ベルト30は,図8に示すように先端が鋼板Hの両端部よりも内側に移動される。このとき,各サイドプレート42も,鋼板Hの両端部よりも内側に移動される。そして,鋼板Hにガスを吹き付ける際には,ガス導入口14から導入されたガスが,第1のガス流通室22,垂直流路D2,第2のガス流通室23を通じて,ガス吹出口11から噴出される。このとき,遮断ベルト30により,ガス流通室13の両側部のガスが遮断され,ガス流通室13内には,鋼板Hの幅よりも狭い範囲のガスの流路が形成される。また,サイドプレート42によりガス吹出口11の両側部が閉鎖され,ガス吹出口11において,鋼板Hの幅よりも狭い範囲でガスが吹き出される。この結果,鋼板Hには,鋼板Hの端部よりも内側にのみガスが吹き付けられ,鋼板Hに衝突したガスは中心部側から端部側に向けて一様に流れる。これにより,鋼板Hの両端部におけるガスの乱流の発生が抑制される。
以上の実施の形態によれば,ガスワイピングノズル3の本体10内に,ガス流通室13の両側部におけるガスの流れを遮断する遮断ベルト30を設けたので,ガスの吹き出し領域を鋼板Hの幅よりも狭い範囲に限定し,鋼板Hの端部におけるガスの乱流の発生を抑制できる。これにより,鋼板Hの端部における溶融亜鉛めっきのオーバーコートを抑制できる。遮断ベルト30は,ガスワイピングノズル3の内部に設けられており,鋼板Hから飛散する亜鉛めっきにより汚染されることがない。このため,長期にわたり使用しても遮断ベルト30の動作が不良となることがない。また,従来のように汚れを考慮して吹出口などを広めに形成する必要がなく,ガス噴出時の騒音や振動を低減できる。また,ガスワイピングノズル3の位置を個別に調整できる。
以上の実施の形態によれば,ガスワイピング3の本体10内に,二つのガス流通室22,23を形成し,その間に整流板20,21を設けたので,第1のガス流通室22においてガスの圧力を均一化し,その後,ガス吹出口11から一様な流速でガスを噴出することができる。この結果,鋼板Hの面内におけるめっきの付着量をより均一に調整することができる。
遮断ベルト30を二枚の整流板22,23の間に挟んで移動させるようにしたので,ガスワイピングノズル3内の遮断ベルト30の進退動作を円滑に行うことができる。また,遮断ベルト30のガイドを別途設ける必要がないので,ガスワイピングノズル3の構成を単純化できる。
ガス吹出口11の両側に,サイドプレート42を設けたので,ガス吹出口11の両側部からのガスの吹き出しを完全に停止させることができる。これにより,鋼板Hの端部におけるガス流の制御をより厳格に行うことができる。サイドプレート42を遮断ベルト30と一体的に移動できるようにしたので,サイドプレート42の駆動機構を別途設ける必要がなく,ガスワイピングノズル3の構成を単純化できる。
サイドプレート42にクロムめっきが施されたので,サイドプレート42の鋼板H側の露出面にめっきが付着するのを防止できる。
本体10の先端部10aの端部の角度θを90°以下にしたので,ガス吹出口11から吹き出されるガスの直進性が増し,ガスが鋼板Hに衝突した際のめっきの飛散が低減される。
以上の実施の形態では,遮断ベルト30及びサイドプレート42の駆動を,回転軸31の回転駆動部32により行っていたが,ガスワイピングノズル3の上面に設けられたサブノズルによって行ってもよい。
図9は,かかる一例を示すものであり,例えばガスワイピングノズル3の本体10の上面には,鋼板Hに対してガスを吹き出す二つのサブノズル80が設けられている。サブノズル80は,例えば本体10の上面の長手方向の両側に配置されている。サブノズル80の鋼板H側には,スリット状の吹出口80aが形成されている。各サブノズル80は,本体10の長手方向に延びるボールねじ81に取り付けられ,ボールねじ81の駆動部82により長手方向に沿って移動できる。サブノズル80は,例えば上記実施の形態の回転駆動部32と同様に,センサ60からの鋼板Hの端部の位置情報に基づいて制御部63により所定の位置に移動される。
各サブノズル80は,接続部材83により,本体10のガス吹出口11内のサブプレート42により接続されている。サブプレート42は,図10に示すようにガス吹出口11の先端から僅かに突出しており,そのサブプレート42の突出部42aに接続部材83が接続されている。図8に示すようにサブノズル80は,吹出口80aがサブプレート42よりも内側に位置するように接続されている。かかる構成により,サブノズル80の移動に伴い,サブプレート42がガス吹出口11内を長手方向に移動でき,このサブプレート42の移動により,遮断ベルト30がガス流通室13内を移動できる。
そして,鋼板Hの溶融亜鉛めっき工程では,センサ60によって,鋼板Hの幅方向の両端部の位置が検出され,その位置情報に基づいて,サブノズル80が鋼板Hの両端部よりも僅かに内側の位置に移動する。これに連動して,サブプレート42及び遮断ベルト30が上述したワイピングノズル3の両側部付近の所定の位置に移動する。そして,鋼板Hに対してガスが吹き付けられる際には,上記実施の形態と同様に,ガス導入口14から導入したガスが第1のガス流通室22,垂直流路D2,第2のガス流通室23を通ってガス吹出口11から吹き出される。ガス流通室13の両端部付近のガスは,垂直流路D2の遮断ベルト30により遮断され,鋼板Hの両端部よりも内側の領域にのみガスが吹き付けられる。これにより,鋼板Hの端部における乱流の発生が抑制される。さらに,サブノズル80からも,鋼板Hの端部よりも僅かに内側の領域にガスが吹き出される。このサブノズル80からのガスの吹き出しにより,鋼板Hの端部の内側の部分により多くのガスが供給され,鋼板Hの端部付近において内側から外側に向けて流れるガス流が強くなるので,鋼板Hの端部付近の亜鉛を中央部分に比べてより多く払拭できる。また,ワイピング後も亜鉛が固まるまで,鋼板Hの端部の表面に内側から外側に流れる強いガス流を形成できるので,鋼板Hのエッジ部に塗布されたオーバーコート分の亜鉛を平坦に均すことができる。この結果,鋼板Hの端部におけるオーバーコートがより一層抑制される。
かかる場合,サブノズル80の駆動を利用して,遮断ベルト30及びサブプレート42を移動させることができるので,遮断ベルト30の専用の駆動機構を別途設ける必要がなく,その分ガスワイピングノズル3の構成や駆動系を単純化できる。なお,サブノズル80の駆動機構は,この例に限られず,他の構成を有するものであってもよい。
以上の実施の形態で記載した一対のガスワイピングノズル3を備えたガスワイピング装置5において,ガスワイピングノズル3の吹き出し位置を互いにずらすようにしてもよい。例えば図11に示すようにガス吹出口11の隙間Bに0.1mm〜0.2mm加えた長さC(C=B+0.1〜0.2)だけ,ガスワイピングノズル3の互いのガス吹き出し位置をずらすようにしてもよい。こうすることにより,鋼板Hにおけるガスの吹き付け位置が若干ずれるので,例えば鋼板Hの端部の外側において鋼板両面のガスが干渉することがなく,鋼板Hの端部付近の乱流の発生を抑制できる。この結果,鋼板Hの端部付近のめっきの付着量のばらつきを抑制できる。また,鋼板Hの端部におけるめっきの飛散を抑制できる。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが,本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において,各種の変更例または修正例に相到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。本発明はこの例に限らず種々の態様を採りうるものである。例えば,上記実施の形態では,遮断ベルト30にサイドプレート42が取り付けられていたが,遮断ベルト30だけであってもよい。かかる場合においても,ワイピングノズル3からのガスの吹き出し領域を制限できるので,鋼板H端部におけるガスの乱流を抑制できる。また,遮断ベルト30の設置位置も,垂直流路D2内に限られず,ガス流通室13内であれば他の位置であってもよい。遮断ベルト30の駆動機構も他の構成であってもよい。本実施の形態では,ワイピングノズル3を溶融亜鉛めっきのガスワイピングに適用していたが,本発明は,他の金属の溶融めっき時にも適用できる。
図12は,本発明のガスワイピングノズルを採用した場合のガスワイピングの操業可能範囲を示す図である。この図12における操業可能範囲は,(1)騒音が105dB以下,(2)鋼板の幅方向のめっき付着量のばらつきが10%以下,(3)スプラッシュによりめっきが鋼板に再付着しない,の総ての条件を満たす,めっき付着量と通板速度の範囲である。本発明によれば,従来のガスワイピングノズルを使用した場合に比べて,よりめっき付着量が少なく通板速度が速い領域で上記条件を満たし,操業が可能であることが確認できる。
図13は,本発明のガスワイピングノズルを使用した場合の鋼板の幅方向のめっき付着量のばらつきを示すグラフである。図13におけるめっき付着量のばらつきは,十数回のガスワイピングを試行し,その各回の鋼板面内のめっき付着量を計測し,その鋼板の中央部と両端部のめっき付着量のばらつきを平均化したものである。本発明によれば,従来のガスワイピングノズルを使用した場合に比べて,鋼板面内におけるめっき付着量のばらつきが減少されることが確認できる。
本発明は,ガスワイピング時の騒音や振動を抑制しつつ,鋼帯の端部のオーバーコートを抑制する際に有用である。
溶融亜鉛めっき装置の構成を示す模式図である。 ガスワイピングノズルの斜視図である。 ガスワイピングノズルの縦断面図である。 ガスワイピングノズルの横断面図である。 遮断ベルトがある部分のガスワイピングノズルの縦断面図である。 ガスワイピングノズルの先端部の縦断面図である。 センサが配置された鋼板の搬送ラインの側面図である。 鋼板にガスを吹き付けている状態を示すガスワイピングノズルと鋼板の横断面図である。 サブノズルを備えたガスワイピングノズルの斜視図である。 サブノズルを備えたガスワイピングノズルの縦断面図である。 ガスの吹き出し位置をずらした場合のガスワイピングの縦断面図である。 本発明のガスワイピングノズルの操業可能範囲を示すグラフである。 本発明のガスワイピングノズルを用いた場合の鋼板面内のめっき付着量のばらつきを示すグラフである。
符号の説明
3 ガスワイピングノズル
10 本体
11 ガス吹出口
13 ガス流通室
D2 垂直流路
30 遮断ベルト
42 サイドプレート
H 鋼板

Claims (12)

  1. 鋼帯表面にガスを吹き付けて,鋼帯表面の溶融めっきの付着量を調整するガスワイピングノズルであって,
    鋼帯の幅方向に長いスリット状のガス吹出口を有する本体を備え,
    前記本体には,ガス導入口と,当該ガス導入口から導入されたガスを前記ガス吹出口に流通させるガス流通室が形成され,
    前記ガス流通室は,前記ガス吹出口に沿って細長に形成され,
    前記ガス流通室の長手方向の両側には,ガス流通室内におけるガスの流れを遮断する遮断部材が配置され,
    前記遮断部材は,前記ガス流通室の端部から中央部に向けて進退自在で,その中央部側に近い遮断部材の先端部から前記ガス流通室の端部までの間のガスの流れを遮断できるように構成されていることを特徴とする,ガスワイピングノズル。
  2. 前記ガス流通室は,前記ガス導入口からガスが流入する第1のガス流通室と,前記ガス吹出口が開口する第2のガス流通室に区画され,
    第1のガス流通室と第2のガス流通室との間には,第1のガス流通室と第2のガス流通室を接続する接続流路が形成され,
    前記接続流路は,前記ガス流通室の長手方向の両端部間にわたり形成されており,
    前記遮断部材は,前記接続流路内に配置され,当該接続流路内を進退できることを特徴とする,請求項1に記載のガスワイピングノズル。
  3. 前記第1のガス流通室と第2のガス流通室との間には,第1のガス流通室に流入したガスの圧力を均一化するための二枚の邪魔板が並べて設けられ,
    前記接続流路は,前記二枚の邪魔板間の隙間に形成されていることを特徴とする,請求項2に記載のガスワイピングノズル。
  4. 前記遮断部材は,本体の端部に設けられた回転軸に巻き取られており,前記回転軸の回転により,前記ガス流通室の端部から中央部に向けて進退できることを特徴とする,請求項1〜3のいずれかに記載のガスワイピングノズル。
  5. 前記ガス吹出口の長手方向の両側には,前記ガス吹出口の一部を閉鎖する閉鎖部材がそれぞれ設けられ,
    前記閉鎖部材は,前記ガス吹出口の長手方向に沿って移動自在に構成されていることを特徴とする,請求項1〜4のいずれかに記載のガスワイピングノズル。
  6. 前記各閉鎖部材は,前記ガス流通室の長手方向の同じ側にある前記遮断部材と対応し,
    前記閉鎖部材は,対応する遮断部材と一体的に移動するように形成されていることを特徴とする,請求項5に記載のガスワイピングノズル。
  7. 前記本体の上面には,鋼帯にガスを吹き出すサブノズルが設けられており,
    前記サブノズルは,前記本体の上面において,前記ガス吹出口の長手方向に沿って移動自在に構成され,
    前記閉鎖部材と前記遮断部材は,前記サブノズルと一体的に移動するように形成されていることを特徴する,請求項6に記載のガスワイピングノズル。
  8. 前記閉鎖部材の表面は,クロムめっきされていることを特徴とする,請求項5〜7のいずれかに記載のガスワイピングノズル。
  9. 前記本体には,前記回転軸を回転駆動する回転駆動部が設けられ,
    前記遮断部材は,前記回転駆動部により駆動されることを特徴とする,請求項2〜6のいずれかに記載のガスワイピングノズル。
  10. 前記遮断部材は,ステンレス鋼又はセラミックファイバーにより形成されていることを特徴とする,請求項1〜9のいずれかに記載のガスワイピングノズル。
  11. 前記ガス吹出口は,対向配置された二つの本体先端部の間に形成されており,その各本体先端部の端部は,ガスの吹出し方向に対し90°以下の鋭角に形成されていることを特徴とする,請求項1〜10のいずれかに記載のガスワイピングノズル。
  12. 請求項1〜11のいずれかに記載のガスワイピングノズルを用いたガスワイピング装置であって,
    前記ガスワイピングノズルは,鋼帯の両面にそれぞれ設けられ,
    前記各ガスワイピングノズルのガス吹出口の位置は,ガス吹出口の隙間に0.1〜0.2mmを加えた長さ分だけ相互にずらされていることを特徴とする,ガスワイピング装置。
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