JP2006272642A - 液体収容体 - Google Patents

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卓 石澤
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Abstract

【課題】 収容体装着部への挿入時に破損を招く虞がなく、収容体装着部への装着時における操作性が優れ、しかも、収容体装着部に正確で堅牢な位置決めができ、さらには、収容体装着部の小型化を図ることもできる液体収容体を提供する。
【解決手段】 本発明のインクカートリッジ1は、機器側のカートリッジ装着部3に装着され、その底面1aの一端側に寄せて設けられてカートリッジ装着部3側の位置決め用凹部11に嵌合する凸部15の略中央に、インク供給孔17が設けられ、かつ、底面1aの他端側の一角部を形成するとともにカートリッジ装着部3に設けられた位置決め壁9a,9b,9cに接触する3つの凹面21,22,23の全てが、インクカートリッジ1の外形形状を構成する略直方体形状の基準面(底面1a,側面1c,側端面1d)に対して凹ませた凹面に形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、外形形状が略直方体形状に形成され、機器側の収容体装着部に着脱可能に嵌合装着される液体収容体に関する。
液体収容体として、例えばインクジェット式プリンタに使用されるインクカートリッジが挙げられる。インクジェット式プリンタ用のインクカートリッジは、印刷ヘッドに供給するインクを収容しているインク収容室が容器本体に設けられ、使用の際には所定位置のカートリッジ装着部に着脱可能に嵌合装着される。そして、インク収容室内に収容されたインクは、ホストコンピュータから送られた印刷データに応じて駆動する印刷ヘッドに供給され、印刷ヘッドに設けられたノズルによって用紙等の被印刷物上の目標位置に噴射される。
また、このようなインクカートリッジとしては、一般に、生産性の向上や汎用性を持たせること等の観点から、外形形状が略直方体形状とされており、その底面を挿入方向の先端側として、機器側の収容体装着部に装着される。また、挿入方向の先端となる底面には、カートリッジ装着部側のインク供給路にインクを供給するインク供給孔が設けられている構成のものが多い。
そして、インクカートリッジのカートリッジ装着部における位置決め構造として、様々な構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
インクカートリッジの位置決め構造としては、対向する両側面部でインク供給孔の設けられたカートリッジの一端側に寄った位置に、挿入方向(すなわち、上下方向)に沿うガイド溝を形成するものがある。一方、カートリッジ装着部の位置決め構造としては、インクカートリッジの両側面部に接触する一対の隔壁のそれぞれに、挿入方向に沿って突出してインクカートリッジのガイド溝に嵌合する位置決めリブを設けるものがある。
すなわち、インクカートリッジの両側面に形成したガイド溝に位置決めリブを嵌合させることで、インクカートリッジの一端側の両側を挾持状態にして、位置決めする。
なお、特許文献1では、インク残量や使用履歴等の情報をやり取りするためにプリンタ側に電気接続可能な端子を、インクカートリッジの一端側でインクカートリッジの両側面を連結する側端面に設けている。さらに、この側端面上に、カートリッジ装着部への装着状態をロックするレバーを設けている。
特開2001−105587号公報
上記のインクカートリッジの位置決め構造では、インクカートリッジは一端側に偏った位置で保持され、インクカートリッジの支持が一端側のみ固定された片持ち状態になるため、インクカートリッジの一端から他端までの寸法が大きくなるような場合には、自由端側が振れ易く、正確な位置決め・固定が難しい。
また、インクカートリッジの挿入方向が傾いたりすると、比較的に薄肉になる位置決めリブに大きな曲げ応力が作用して、位置決めリブの破損等を招く虞があり、操作性が悪い。
また、位置決めリブを突設したカートリッジ装着部の隔壁は、カートリッジの外周に突出した状態となり、カートリッジ装着部の大型化を招いてしまう。
特に、カラー印刷用に、複数個のカラーインクカートリッジを並列して装着するような場合では、上記の位置決め構造では、位置決めリブを突設したカートリッジ装着部の隔壁の寸法分だけ、隣接する各インクカートリッジ間に間隙を設定しなければならず、複数個のインクカートリッジが装着されるカートリッジ装着部全体では、かなりの寸法増大となり、プリンタの大型化を招く原因ともなった。
そこで、本発明の目的は、収容体装着部への挿入時に破損を招く虞がなく、収容体装着部への装着時における操作性が優れ、しかも、収容体装着部に正確で堅牢な位置決めができ、さらには、収容体装着部の小型化を図ることもできる液体収容体を提供することである。
上記課題を解決することのできる本発明に係る液体収容体は、外形形状が略直方体形状に形成され、その底面を挿入方向の先端側として機器側の収容体装着部に着脱可能に嵌合装着される液体収容体であって、前記機器側へ液体を供給する液体供給孔が形成された凸部が前記底面の一端側に設けられ、前記底面の他端側の一角部を形成する三面が前記略直方体形状の基準面より凹ませた凹面に形成されていることを特徴としている。
このような構成の液体収容体によれば、収容体装着部に装着された液体収容体は、底面の一端側の凸部を収容体装着部側に嵌合させ、液体収容体の一端側が収容体装着部に位置決め固定されるだけでなく、底面の他端側の一角部を構成する三面が収容体装着部側に接触させ、液体収容体の他端側も収容体装着部に位置決め固定させることができる。すなわち、液体収容体は、その両端が収容体装着部に位置決め固定されて、両持ち状態に支持されるため、片持ち状態に支持される従来構造の場合と比較すると、収容体装着部に正確で堅牢な位置決めができる。また、収容体の他端側の位置決めは、底面の他端側の一角部を構成する三面を面接触させる構造にできるため、比較的に薄肉のリブと溝との嵌合で位置決めを行う従来構造と比較すると、液体収容体の挿入方向が傾いたりしても、傾斜状態での接触時に作用する曲げ応力等を広い面積に分散することができるため、破損等の不都合を招く危険がなく、収容体装着部への装着時における操作性が向上する。
また、収容体の他端側の位置決めを行う収容体装着部側の位置決め用部材(例えば位置決め壁)は、液体収容体の他端側の一角部を構成する3つの凹面が作る段差に収容させることができ、液体収容体と位置決め用部材とを含めた空間を液体収容体の外形形状(略直方体形状)と略一致させることができる。したがって、収容体装着部の小型化を図ることができる。
さらに、収容体装着部側の位置決め用部材を液体収容体の一角部の凹面が作る段差内に収容させることができるために、複数個の液体収容体を並列して装着するような場合に、隣接する液体収容体間に、位置決め用部材の厚さに相応する隙間を確保する必要がなくなり、複数個の液体収容体を略密着状態で装着可能になるため、液体収容体の配列方向の収容体装着部の寸法を大幅に低減させることができ、収容体装着部の小型化及び機器の小型化に大きく貢献する。
また、本発明に係る液体収容体において、複数の当該液体収容体が機器側に並列に装着される際の収容体配列方向に沿う面に形成された2つの前記凹面は、前記収容体配列方向の全域に亘って形成されていることが好ましい。
このような構成の液体収容体によれば、これらの収容体配列方向に沿って延在する2つの凹面と接触する収容体装着部側の位置決め用部材は、収容体配列方向に沿って延在する直交する2壁面により提供でき、これらの2つの位置決め壁の断面構造が、強度上有利な単純なアングル構造となって、高い剛性を容易に確保可能になり、破損し難くすることができる。
また、本発明に係る液体収容体において、前記凹面の少なくとも1つには、前記収容体装着部に対する挿入方向の先端側に向かって当該液体収容体の断面積が小さくなるように傾斜した、傾斜面が形成されていることが好ましい。
このような構成の液体収容体によれば、凹面に形成した傾斜面が、挿入時に案内面として挿入時の傾きや位置ずれの修正に有効に機能するようになるため、挿入操作が容易になり、操作性が向上する。また、凹面に形成した傾斜面が、外観構造上の特徴となって、液体収容体の挿入方向等の識別が容易になり、装着向きを間違える誤装着等を未然に防ぐことも可能になる。
また、本発明に係る液体収容体において、前記凹面に、適合しない他の収容体装着部に誤って装着されることを防止する誤挿入防止手段が設けられていることが好ましい。
このような構成の液体収容体によれば、位置決め用の構造が誤挿入防止手段としても有用に活用されることになり、液体収容体上における構造部品の配置効率を高めて、液体収容体の小型化、低コスト化を図ることができる。
また、本発明に係る液体収容体において、前記底面の一端側に位置する当該液体収容体の側面に、前記機器側と電気的に接続可能な端子が設けられていることが好ましい。
このような構成の液体収容体によれば、収容体装着部に位置決め固定される凸部に近い位置に端子を設けたことで、端子と機器側の電気接続部との位置決め精度を高めて、電気的な接触不良等の発生を防止することができる。
また、本発明に係る液体収容体において、前記端子が設けられている前記側面に、前記収容体装着部に係合して前記収容体装着部への装着状態をロックする係合レバーを備えていることが好ましい。
このような構成の液体収容体によれば、係合レバーを収容体装着部に係合させることで、端子が設けられている収容体側面が収容体装着部にさらに強固に固定され、機器の発生する振動等によって端子の接触不良等が発生することを防止することができる。
本発明に係る液体収容体では、その底面の一端側及び他端側の双方をそれぞれ収容体装着部に位置決め固定させることができる、収容体装着部に正確で堅牢な位置決めができる。また、底面の他端側の位置決めは、その一角部を構成する三面を収容体装着部側の位置決め部材に接触させる構成で、傾斜して挿入した時でも作用する曲げ応力が広い面積に分散されて破損が生じにくいため、収容体装着部への装着における操作性が優れる。
さらに、収容体装着部側の位置決め用部材は、液体収容体の一角部を構成している3つの凹面が形成する段差内に収容させることができ、液体収容体と位置決め用部材とを含めた空間を液体収容体の外形形状(略直方体形状)と略一致させることができる。そのため、収容体装着部の小型化に適し、特に、複数個の液体収容体を並列配置するような場合には、隣接する液体収容体間に位置決め壁用の隙間を確保する必要がなく、隣接する液体収容体相互を略密着した状態に装着できるため、液体収容体の配列方向の収容体装着部の寸法を大幅に低減させることができる。
以下、本発明に係る液体収容体の実施の形態の例について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1から図6は本発明に係る液体収容体の第1の実施の形態の説明図であって、図1は本発明に係る液体収容体の第1の実施の形態であるインクカートリッジと、このインクカートリッジが装着されるカートリッジ装着部の斜視図であり、図2は図1に示したカートリッジ装着部に所定数のインクカートリッジが装着された状態の斜視図であり、図3は図1に示したカートリッジ装着部から位置決め部材を取り外した状態の斜視図であり、図4は図3に示した位置決め部材の矢印IV方向からの矢視図であり、図5は図1に示したインクカートリッジの下面側から見た拡大斜視図であり、図6は図4に示した位置決め部材に複数個のインクカートリッジを装着した状態の斜視図である。
本実施の形態の液体収容体は、一例として、インクジェット式プリンタにおいて、液体噴射部である印刷ヘッドが搭載されたキャリッジ上のカートリッジ装着部に装着されるインクカートリッジである。図1に示すように、インクカートリッジ1は、外形形状が略直方体形状に形成され、その内部にインク収容室(図示省略)が形成されている。
インクカートリッジ1が装着されるプリンタのカートリッジ装着部3は、インクカートリッジ1の下部を収容保持する凹部で、印刷ヘッド4が搭載されてプリンタ内に用紙搬送方向と直交する方向(用紙幅方向)に往復移動自在に設けられているキャリッジ6上に複数(図示例では、5個)並んで形成されている。
本実施の形態の場合、カートリッジ装着部3は、図1から図4に示すように、キャリッジ6の矩形の上面6aの周囲4辺に立設された外側壁6b,6c,6d,6eと、これらの上面6a及び外側壁6b,6c,6d,6eで区画された収容部7内に設けられた位置決め用壁材9及び位置決め用凹部11とによって、図1に矢印Aで示すキャリッジ6の移動方向に並んで5個形成されている。
位置決め用壁材9は、図3及び図4に示すように、キャリッジ6とは別体に形成されたもので、キャリッジ6の前面側に位置した外側壁6cと、キャリッジ6の上面6aとが直交する収容部7の前面側隅部に設置される。
この位置決め用壁材9は、図4に示したように、外側壁6cの内面に密着状態に配置される前面側位置決め壁9aと、この前面側位置決め壁9aに直交する形態に設けられて上面6aに密着状態に配置される下面側位置決め壁9bと、これらの位置決め壁9a,9b上に前後方向に延びて形成された5個の垂直位置決め壁9cとの3つの壁材を備えていて、垂直位置決め壁9cにより分割した5つの直方体状の凹部が、カートリッジ装着部3を形成する。
位置決め用凹部11は、インクカートリッジ1の底面1aの一端側に寄った位置に突設された円筒状の凸部15が嵌合する円形断面の凹部で、位置決め用壁材9が区画形成するカートリッジ装着部3と同じ配列ピッチで、5個形成されている。
図5に示すように、インクカートリッジ1の凸部15の中央には、インク収容室に収容したインクをキャリッジ6上の印刷ヘッド4に供給するためのインク供給孔17が設けられている。
図1及び図3に示すように、インクカートリッジ1の凸部15が嵌合する位置決め用凹部11の中央には、インク供給孔17に挿入されて、インクを印刷ヘッド4側に供給するインク供給針19が設けられている。
本実施の形態のインクカートリッジ1は、図1及び図5に示すように、底面1aの他端側(すなわち、一端側の凸部15から遠く離れた側)の一角部を形成する3つの凹面21,22,23は、位置決め用壁材9の各位置決め壁9a,9b,9cに密着状態に接触することで、カートリッジ装着部3への位置決めを果たす。
これらの凹面21,22,23は、全てが、インクカートリッジ1の外形形状を構成する略直方体形状の基準面(図5に示す、底面1a,側面1c,側端面1d)に対して凹ませた凹面に形成されている。また、この凹み厚さは、位置決め壁9a,9b,9cの板厚分に相当している。凹面21は位置決め用壁材9の前面側位置決め壁9aに密着状態に接触することで、インクカートリッジ1の前後方向(図5の左右方向)の位置決めを果たす。凹面22は位置決め用壁材9の下面側位置決め壁9bに密着状態に接触することで、インクカートリッジ1の上下方向(図5の上下方向)の位置決めを果たす。凹面23は位置決め用壁材9の垂直位置決め壁9cに密着状態に接触することで、インクカートリッジ1の左右方向(図5の矢印A方向で示されるカートリッジ配列方向)の位置決めを果たす。
また、本実施の形態のインクカートリッジ1の場合、底面1aの他端側の一角を形成する3つの凹面21,22,23の内、図1及び図5に矢印Aで示したカートリッジ配列方向(収容体配列方向)に沿って延在する2つの凹面21,22は、カートリッジ配列方向の全域に亘って形成された構成である。ずなわち、これらの凹面21,22の途中または両端延長上に、これらの凹面21,22より突出する部材が存在していない。
また、本実施の形態のインクカートリッジ1の場合、インク供給孔17が設けられた凸部15に近いカートリッジ側端面(収容体側端面)1bに、プリンタ側と電気的に接続可能な端子25が設けられている。この端子25は、例えば、インク残量や使用履歴等の情報を記憶する記憶素子に接続されていて、これらの情報をプリンタ側と送受可能にする。
さらに、上記インクカートリッジ1において、端子25が設けられたカートリッジ側端面1bには、図1及び図5に示すように、キャリッジ6の外側壁6eに形成された係止構造27に係合して、カートリッジ装着部3への装着状態をロックする係合レバー29を備えられている。係止構造27は、係合レバー29上に突設された突起29aが嵌合する凹部である。
このようなインクカートリッジ1では、カートリッジ装着部3に装着されたインクカートリッジ1は、底面1aの一端側の凸部15がカートリッジ装着部3側の位置決め用凹部11に嵌合して、カートリッジの一端側がカートリッジ装着部3に位置決め固定されるだけでなく、底面1aの他端側の一角を構成する凹面21,22,23がカートリッジ装着部3側の位置決め壁9a,9b,9cに接触して、カートリッジの他端側もカートリッジ装着部3に位置決め固定される。
すなわち、インクカートリッジ1は、その両端がカートリッジ装着部3に位置決め固定されて、両持ち状態に支持されるため、片持ち状態に支持される従来構造の場合と比較すると、カートリッジ装着部3に正確で堅牢な位置決めができる。
また、カートリッジの他端側の位置決めは、底面1aの他端側の一角部を構成する凹面21,22,23を面接触させる構造となるため、比較的に薄肉のリブと溝との嵌合で位置決めを行う従来構造と比較すると、インクカートリッジ1の挿入方向が傾いたりしても、傾斜状態での接触時に作用する曲げ応力等を広い面積に分散することができるため、破損等の不都合を招く危険がなく、カートリッジ装着部3への装着時における操作性が向上する。
しかも、カートリッジの他端側の位置決めを行うカートリッジ装着部3側の位置決め壁9a,9b,9cは、図6に示すように、カートリッジの他端側の一角部を構成する3つの凹面21,22,23が作る段差内に収容され、カートリッジ装着部3側の位置決め壁9a,9b,9cとインクカートリッジ1とを含めた空間がインクカートリッジ1の略直方体形状となっている外形形状と略一致するようになり、位置決め壁9a,9b,9cが実質的にインクカートリッジ1の外側へ突出していない構成となる。したがって、カートリッジ装着部3の小型化を図ることができる。
さらに、カートリッジ装着部3側の位置決め壁9a,9b,9cがインクカートリッジ1の一角部の凹面21,22,23が作る段差に収容されるため、図示例のように複数個のインクカートリッジ1を並列して装着するような場合に、隣接するインクカートリッジ1間に、位置決め壁9a,9b,9cの壁厚に相応する隙間を確保する必要がなくなり、複数個のインクカートリッジ1を略密着状態で装着可能になるため、インクカートリッジ1の配列方向のカートリッジ装着部3の寸法L(図1参照)を大幅に縮小させることができ、カートリッジ装着部3の小型化及び機器の小型化に大きく貢献する。
また、上記実施の形態のインクカートリッジ1では、カートリッジ配列方向に沿って延在する2つの凹面21,22と接触するカートリッジ装着部3側の2つの位置決め壁9a,9bは、図4に示したように、カートリッジ配列方向に沿って延在する直交する2壁面により提供でき、これらの2つの位置決め壁9a,9bの断面構造が、強度上有利な単純なアングル構造となって、高い剛性を容易に確保可能になり、破損し難くすることができる。
また、上記実施の形態のインクカートリッジ1では、カートリッジ装着部3に位置決め固定される凸部15に近い位置に端子25を設けたことで、端子25とプリンタ側の電気接続部との位置決め精度を高めて、電気的な接触不良等の発生を防止することができる。
また、上記実施の形態のインクカートリッジ1では、係合レバー29をカートリッジ装着部3の係止構造27に係合させることで、端子25が設けられたカートリッジ側端面1bがカートリッジ装着部3にしっかりと固定されるため、機器の発生する振動等によって端子25の接触不良等が発生することを防止することができる。
次に、本発明の液体収容体に係る第2の実施の形態について説明する。
図7は、本発明に係るインクカートリッジ1の第2の実施の形態であるインクカートリッジの斜視図である。
この第2の実施の形態のインクカートリッジ41は、第1の実施の形態に示したインクカートリッジ1の一部を変更したもので、インクカートリッジ1と共通する部位には同番号を付して、説明を省略または簡略化する。このインクカートリッジ41は、その底面1aの他端側の一角部を形成する3つの凹面21,22,23の内、凹面23と凹面22の一部が、矢印Cに示す挿入方向の先端側に向かってインクカートリッジ41の断面積が小さくなるように先端側がカートリッジ内方に傾斜した、傾斜面43として形成されている。
このような構成にすると、凹面22,23に形成した傾斜面43が、カートリッジ装着部3への挿入時に案内面として、挿入時の傾きや位置ずれの修正に有効に機能するようになるため、挿入操作が容易になり、操作性が向上する。また、凹面22,23に形成した傾斜面43が、外観構造上の特徴となって、インクカートリッジ1の向き等の識別が容易になり、装着向きを間違える誤装着等を未然に防ぐことも可能になる。
なお、傾斜面の形成位置は、この形態に限らない。凹面21と凹面22とに跨るように傾斜面を形成してもよく、また、3つの凹面21,22,23が交差する角部を面取りするように、傾斜面を形成するようにしても良い。また、傾斜面の形成数は、一つに限らない。凹面21と凹面22とに跨る傾斜面と、上記傾斜面43の双方を形成した構成とすることもできる。
次に、本発明の液体収容体に係る第3の実施の形態について説明する。
図8は、本発明に係るインクカートリッジ1の第3の実施の形態であるインクカートリッジの斜視図である。
この第3の実施の形態のインクカートリッジ51は、第1の実施の形態に示したインクカートリッジ1の一部を変更したもので、インクカートリッジ1と共通する部位には同番号を付して、説明を省略または簡略化する。
このインクカートリッジ51は、底面1aの他端側の一角部の3つの凹面21,22,23で形成される領域の一部に、適合しない他のカートリッジ装着部3に誤って装着されることを防止する誤挿入防止手段53を備えている。
この誤挿入防止手段53は、挿入方向に沿って延在する複数本(図示例では5本)の溝54の内の一部を、カートリッジ装着部3に形成される識別用突片が進入不可となるように溝埋め部材55で閉塞したもので、溝埋め部材55による閉塞位置を変更することで、適合しない他のカートリッジ装着部への装着を防ぐ。
このような構成にすると、位置決め用の凹面21,22,23の構造が、誤挿入防止手段53としても有用に活用されることになり、インクカートリッジ51上における構造部品の配置効率を高めて、インクカートリッジ51の小型化、低コスト化を図ることができる。
なお、本発明に係る液体収容体の用途は、上記実施の形態に示したインクカートリッジに限らない。例えば、本発明の液体収容体は、複数の液体収容体を収容体装着部に並列して装着し、液体噴射装置の液体噴射ヘッドに複数種の液体を供給するのに適したものである。ここで言う液体噴射装置としては、例えば、インクジェット式記録装置の液体噴射ヘッド(印刷ヘッド)、液晶ディスプレイのカラーフィルタを製造するカラーフィルタ製造装置の色剤噴射ヘッド、有機ELディスプレイ、FED(面発光ディスプレイ)等の電極を形成する電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、さらにはバイオチップを製造するバイオチップ製造装置の生体有機物噴射ヘッド及び精密ピペットしての試料噴射ヘッドなどが該当する。
本発明に係る液体収容体の第1の実施の形態であるインクカートリッジと、このインクカートリッジが装着されるカートリッジ装着部の斜視図である。 図1に示したカートリッジ装着部に所定数のインクカートリッジが装着された状態の斜視図である。 図1に示したカートリッジ装着部から位置決め部材を取り外した状態の斜視図である。 図3に示した位置決め部材の矢印IV方向からの矢視図である。 図1に示したインクカートリッジの下面側から見た拡大斜視図である。 図4に示した位置決め部材に複数個のインクカートリッジを装着した状態の斜視図である。 本発明に係る液体収容体の第2の実施の形態であるインクカートリッジの斜視図である。 本発明に係る液体収容体の第3の実施の形態であるインクカートリッジの斜視図である。
符号の説明
1 インクカートリッジ(液体収容体)
1a 底面(基準面)
1b 側端面
1c 側面(基準面)
1d 側端面(基準面)
3 カートリッジ装着部(収容体装着部)
4 印刷ヘッド
6 キャリッジ
6a 上面
6b,6c,6d,6e 外側壁
7 収容部
9 位置決め用壁材
9a 前面側位置決め壁
9b 下面側位置決め壁
9c 垂直位置決め壁
11 位置決め用凹部
15 凸部
17 インク供給孔
19 インク供給針
21,22,23 凹面
25 端子
27 係止構造
29 係合レバー
29a 突起
41 インクカートリッジ
43 傾斜面
51 インクカートリッジ
53 誤挿入防止手段
54 溝
55 溝埋め部材

Claims (6)

  1. 外形形状が略直方体形状に形成され、その底面を挿入方向の先端側として機器側の収容体装着部に着脱可能に嵌合装着される液体収容体であって、
    前記機器側へ液体を供給する液体供給孔が形成された凸部が前記底面の一端側に設けられ、
    前記底面の他端側の一角部を形成する三面が前記略直方体形状の基準面より凹ませた凹面に形成されていることを特徴とする液体収容体。
  2. 請求項1に記載の液体収容体において、
    複数の当該液体収容体が機器側に並列に装着される際の収容体配列方向に沿う面に形成された2つの前記凹面は、前記収容体配列方向の全域に亘って形成されていることを特徴とする液体収容体。
  3. 請求項1または2に記載の液体収容体において、
    前記凹面の少なくとも1つには、前記収容体装着部に対する挿入方向の先端側に向かって当該液体収容体の断面積が小さくなるように傾斜した、傾斜面が形成されていることを特徴とする液体収容体。
  4. 請求項1から3の何れか一項に記載の液体収容体において、
    前記凹面に、適合しない他の収容体装着部に誤って装着されることを防止する誤挿入防止手段が設けられていることを特徴とする液体収容体。
  5. 請求項1から4の何れか一項に記載の液体収容体において、
    前記底面の一端側に位置する当該液体収容体の側端面に、前記機器側と電気的に接続可能な端子が設けられていることを特徴とする液体収容体。
  6. 請求項1から5の何れか一項に記載の液体収容体において、
    前記端子が設けられている前記側端面に、前記収容体装着部に係合して前記収容体装着部への装着状態をロックする係合レバーを備えていることを特徴とする液体収容体。
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