JP2006272168A - 塩素および重金属類を含有する廃棄物の処理方法 - Google Patents

塩素および重金属類を含有する廃棄物の処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ダストを少ない洗浄水量で効率的に脱塩洗浄する。
【解決手段】ダストに洗浄水を添加しスラリー化して、ダスト中の可溶性成分を溶出させ、スラリーを固液分離する。上澄水の60%以上を溶出工程の洗浄水として循環し、沈殿物を脱水、洗浄する。この洗浄水として新水を添加し、洗浄排水を溶出工程の洗浄水として循環する。ダスト中の可溶性成分を、ダストに対して10〜100重量倍という十分量の洗浄水により効率的に溶出させて、塩素等の可溶性成分が十分に除去された沈殿物を得る。上澄水の60%以上を溶出工程に循環するため、新水使用量を低減することができる。沈殿物を脱水、洗浄することにより可溶性成分を十分に除去する。この洗浄水として新水を用いるため、脱水ケーキ中に残留する塩素含有量を十分に洗浄除去して高い脱塩洗浄効果を得ることができる。ここで用いる新水は、ダストに対して0.1〜4.0倍量という比較的少ない量で足りる。
【選択図】図1

Description

本発明は、塩素および重金属類を含有する廃棄物を水洗浄して塩素分を除去するための処理方法に関するものである。
都市ごみ、産業廃棄物の焼却によって発生する焼却灰や焼却飛灰は、従来、主に埋立処分されてきた。しかしながら、最近では既存の埋立処分場の残余年数が減少してきており、また新規の処分場立地の設置も、環境問題などの制約から難しい状況にある。
ところで、セメントは、CaO、SiO、Al、Feなどを主成分としており、これらを含む廃棄物を原料として使用することができるので、これまで種々の廃棄物がその製造原料として利用されている。都市ごみ、産業廃棄物などの焼却飛灰やセメントキルンダストをセメント原料として利用する試みも当然なされている。
しかしながら、セメントキルンで生成されるダスト、都市ごみや産業廃棄物の焼却灰や焼却飛灰(以下、特に必要でない限り、これらを総称して単に「ダスト」という)中にはかなり高濃度の塩素が含まれているため、これらのダストをセメント原料として利用すると、得られるセメントも塩素を多量に含むものとなる。
セメント中に塩素が多量に含まれている場合には、鉄筋が腐食し易くなるので、鉄筋コンクリートの耐久性が低下する。このため、JIS規格(JIS R5210)では、普通セメント中の塩素含有量を350ppm以下と規定しており、高濃度に塩素を含むダストを普通セメントの原料としてそのまま利用しようとすると、使用できる量はかなり限定されることになる。
そこで、ダストを水で洗浄して塩素を除去した後、セメント原料として利用すること、更には洗浄水中に溶出した有用な可溶性塩類を回収して再利用することが行われており、また、この洗浄に当たり、必要な洗浄水量を低減した上で、十分な洗浄効果を得るための工夫、更には塩類を高純度で回収するための工夫がなされている。
即ち、ダストを水洗浄して塩素を除去する方法において、ダストに対して多量の洗浄水を使用すれば、洗浄後のダストに残留する塩素は確かに低下するが、同時に洗浄濾液が大量に発生し、この大量の濾液を処理するための処理コストが高くつく。一方、洗浄水が少量である場合には、ダスト中に高濃度の塩素が残留することとなり、洗浄効果が十分でなく、また可溶性成分がダストに残存しているために、洗浄スラリーを脱水する工程において、この可溶性成分がダストから流出するために脱水率が低くなり、塩類の回収率も下がるなどの問題が生じる。
このため、少ない洗浄水量で高い脱塩効果を得ると共に、塩類の回収率を高める技術が求められている。
従来、ダストを少量の水で洗浄して塩素を十分に除去すると共に塩類を効率的に回収する方法として、特許第3333910号公報には、ダストの水洗浄・濾過工程を複数段階で行い、最初の水洗浄・濾過工程で得られる濾液を蒸発乾固して塩類を回収し、最終段階の洗浄・濾過工程では洗浄水として新水を用い、洗浄濾液を前段の洗浄・濾過工程の洗浄水として循環使用する方法が提案されている。この方法では、最初の水洗浄・濾過工程で得られる洗浄濾液から塩類を効率的に回収し、また、最終段階の水洗浄・濾過工程の比較的洗浄力の高い洗浄濾液を循環使用することにより、洗浄水量の低減を図る。
特許第3333910号公報
特許第3333910号公報の方法は、少ない洗浄水量で脱塩効果を高めることはできるが、十分であるとは言えず、より一層の改良が望まれる。しかも、この方法では、複数段階の水洗浄および濾過のために、洗浄槽と濾過器をそれぞれ複数個必要とし、装置コストが高くつくという欠点もある。
本発明は、上記従来技術の問題点を解決し、ダストを少ない洗浄水量で効率的にかつ安定的に脱塩洗浄することができ、しかも、装置コストの低減も可能な塩素および重金属類を含有する廃棄物の処理方法を提供することを目的とする。
本発明はまた、脱塩洗浄でダストから溶出した塩類を工業原料として再利用可能な品位で効率的に回収することができる塩素および重金属類を含有する廃棄物の処理方法を提供することを目的とする。
本発明(請求項1)の塩素および重金属類を含有する廃棄物の処理方法は、塩素および重金属類を含有する廃棄物を水で洗浄して該廃棄物に含有される塩素を溶出除去する方法において、該廃棄物に、該廃棄物の10〜100重量倍の洗浄水を添加しスラリー化して、該廃棄物中の可溶性成分を溶出させる溶出工程と、該溶出工程からのスラリーを固液分離する沈殿工程と、該沈殿工程で得られた上澄水の60%以上を前記溶出工程の洗浄水として循環する循環工程と、該沈殿工程で得られた沈殿物を脱水、洗浄する脱水・洗浄工程とを含む方法であって、該脱水・洗浄工程の洗浄水として、前記廃棄物の0.1〜4.0重量倍の新水を添加し、洗浄排水を前記溶出工程の洗浄水として循環することを特徴とする。
請求項2の塩素および重金属類を含有する廃棄物の処理方法は、請求項1において、前記溶出工程において、スラリーにpH調整剤を加えてpH7.0〜11.0に維持することを特徴とする。
請求項3の塩素および重金属類を含有する廃棄物の処理方法は、請求項2において、前記pH調整剤が、炭酸ガス、焼成炉の排ガス、セメントキルンの排ガス、無機酸および有機酸よりなる群から選ばれる1種または2種以上であることを特徴とする。
請求項4の塩素および重金属類を含有する廃棄物の処理方法は、請求項1ないし3のいずれか1項において、前記溶出工程からのスラリーに、凝集剤および/または重金属捕集剤を添加して固液分離することを特徴とする。
請求項5の塩素および重金属類を含有する廃棄物の処理方法は、請求項4において、前記凝集剤が、高分子凝集剤および/または無機凝集剤であることを特徴とする。
請求項6の塩素および重金属類を含有する廃棄物の処理方法は、請求項4または5において、前記重金属捕集剤が、硫化物および/またはキレート剤であることを特徴とする。
請求項7の塩素および重金属類を含有する廃棄物の処理方法は、請求項1ないし6のいずれか1項において、前記沈殿工程で得られる上澄水の40%以下を濃縮した後、晶析処理して塩類を回収することを特徴とする。
請求項8の塩素および重金属類を含有する廃棄物の処理方法は、請求項7において、前記上澄水の40%以下に炭酸塩を添加して、該上澄水中のカルシウムイオンを炭酸カルシウムとして除去した後、前記濃縮、晶析処理に供することを特徴とする。
本発明によれば、都市ごみ焼却炉や産業廃棄物焼却炉から排出される焼却灰や飛灰、またはセメントキルンで生成されるダスト等の、塩素および重金属類を含有する廃棄物を少ない洗浄水量で効率的にかつ安定的に脱塩洗浄することができ、しかも、装置コストの低減も可能である。
即ち、溶出工程において、ダスト(塩素および重金属類を含有する廃棄物)中の可溶性成分を、ダストに対して10〜100重量倍という十分量の洗浄水により効率的に溶出させて、これを沈殿工程で固液分離することにより、塩素等の可溶性成分が十分に除去された沈殿物を得る。沈殿工程の上澄水はその60%以上を溶出工程に循環するため、新水使用量を低減することができる。
沈殿工程で得られた沈殿物を脱水、洗浄することにより、沈殿物中に含まれる可溶性成分が溶解した水を十分に除去する。この脱水・洗浄工程においては、洗浄水として新水を用いるため、脱水ケーキ中に残留する塩素含有量を十分に洗浄除去して高い脱塩洗浄効果を得ることができる。ここで用いる新水は、ダストに対して0.1〜4.0倍量という比較的少ない量で足り、従って、新水使用量の低減を図ることができる。
本発明では、脱水工程は1回で良く、従って、装置コストを低減することができる。
請求項2の方法によれば、溶出工程において、スラリーにpH調整剤を添加してpH7.0〜11.0にpH調整することにより、ダスト中の重金属類(鉛、亜鉛、銅など)がスラリー中に溶出することを抑制することができる。このpH調整剤としては、炭酸ガス、焼成炉の排ガス、セメントキルンの排ガス、無機酸および有機酸よりなる群から選ばれる1種または2種以上を用いることができる(請求項3)。
また、溶出工程からのスラリーに、凝集剤および/または重金属捕集剤を添加して固液分離することにより、固液分離効率、重金属類の分離効率を高めることができる(請求項4)。ここで、凝集剤としては、高分子凝集剤および/または無機凝集剤を用いることができ(請求項5)、重金属捕集剤としては、硫化物および/またはキレート剤を用いることができる(請求項6)。
このスラリーの沈殿工程で得られる上澄水のうち、溶出工程へ循環しない40%以下は、濃縮して晶析処理することにより、含有される塩類を工業原料として再利用可能な品位で効率的に回収することができる(請求項7)。この濃縮、晶析処理に際して、この上澄水をそのまま濃縮すると、上澄水中に多量に含まれるカルシウムイオンのために、カルシウムスケールの問題が発生する。従って、濃縮、晶析処理に先立ち、上澄水に炭酸塩を添加して、上澄水中のカルシウムイオンを炭酸カルシウムとして除去することが好ましい(請求項8)。
以下に図面を参照して本発明の塩素および重金属類を含有する廃棄物の処理方法の実施の形態を詳細に説明する。
図1(a),(b)は本発明の塩素および重金属類を含有する廃棄物の処理方法の実施の形態を示す系統図である。
[溶出工程1]
図示の如く、本発明においては、まず、脱塩洗浄対象であるダスト、即ち、都市ごみ焼却炉や産業廃棄物焼却炉から排出される焼却灰や飛灰、またはセメントキルンで生成されるダスト等の、塩素および重金属類を含有する廃棄物に、ダストの10〜100重量倍の洗浄水を添加してスラリー化する。ここで用いる洗浄水量がダストの10重量倍未満であるとダスト中の可溶性成分が十分に洗浄水中に溶出されず、後段の脱水・洗浄工程4で得られる脱水ケーキ中に可溶性成分が残存する。そのため、脱水ケーキを新水で洗浄する際に、残存する可溶性成分が新水中に溶出し、脱水効率が低下するという問題が発生する。逆に、ダストの100重量倍を超える洗浄水を用いても、洗浄水量に見合う可溶性成分の溶出効果は得られず、むしろ洗浄水量が多いことに起因する装置コストの負荷の増大が問題となる。従って、洗浄水量は、ダストに対して10〜100重量倍、好ましくは10〜40重量倍、即ちL(水)/S(ダスト)比=10〜100、好ましくは10〜40とする。
本発明においては、この洗浄水としては、後段の沈殿工程3の上澄水の60%以上と、脱水・洗浄工程4の洗浄排水とを用いる。従って、後段の沈殿工程3の上澄水および脱水・洗浄工程4の洗浄排水とでは、上記洗浄水量に不足する場合は、適宜新水を系外から添加する。
なお、本発明で用いる新水とは、工水、市水等の通常の水を用いることができる。
[調整工程2]
溶出工程1では、ダストに洗浄水を添加してスラリー化することにより、ダスト中の塩素が溶出するが、ダスト中には塩素以外に重金属類(鉛、亜鉛、銅など)も含まれていることから、これらがスラリー中に溶出してくる。このため、溶出工程1の後段に調整工程2を設け、ダストに洗浄水を添加して調製された通常pH12以上のアルカリ性のスラリーに、pH調整剤を加えてpHを7.0〜11.0、好ましくは8.0〜10.5に調整することで、これらの重金属類がスラリーに溶出することを抑制することが好ましい。ここで、pH調整剤としては、炭酸ガス、炭酸ガスを含む焼却炉やセメントキルンの排ガス、硝酸、硫酸などの無機酸、酢酸やクエン酸などの有機酸の1種または2種以上を用いることができる。このうち、炭酸ガスは過剰に使用した場合でもpHを極端に低下させないという特徴を有するため、炭酸ガスを好適に用いることができる。
なお、調整工程2は必ずしも溶出工程1とは別に設ける必要はなく、溶出工程1においてpH調整を行うようにしても良い。また、後段の沈殿工程3でpH調整を行うようにしても良い。
[沈殿工程3]
溶出工程1で調製され、更には調整工程2でpH調整されたスラリーは、次いで沈殿工程3で固液分離される。
この固液分離に際しては、スラリーに凝集剤を添加することにより、凝集フロックを形成して効率的な固液分離を行うことができる。また、重金属捕集剤を添加して重金属類の沈殿を促進させることもできる。
凝集剤としては、硫酸バンド(硫酸アルミニウム)、PAC(ポリ塩化アルミニウム)、塩化第二鉄、ポリ硫酸第二鉄などの無機凝集剤や、ポリアクリルアミド共重合物、ポリアクリル酸、アクリルアミドとアクリル酸ナトリウムとの共重合物などの高分子凝集剤を用いることができ、これらを併用しても良い。また、重金属捕集剤としては、キレート剤、硫化物のいずれか1種以上を用いることができる。キレート剤としては、一般に市販されているジチオカルバミン酸系キレート剤を好適に用いることができる。
ここで、凝集剤、重金属捕集剤の添加量は、用いる薬剤の種類、スラリーの濃度や性状によっても異なるが、通常、無機凝集剤を10〜300mg/L、高分子凝集剤を0.5〜10.0mg/L、重金属捕集剤を10〜200mg/L程度とすることが好ましい。
なお、これら凝集剤、重金属捕集剤は前段の調整工程2で添加することもできる。
この沈殿工程3では、スラリーの0.01〜1.0%の上澄水と、3.0〜10.0%の沈殿物とを得るように固液分離を行うことが好ましい。
[循環工程]
沈殿工程3で得られた上澄水の60%以上は、前段の溶出工程1の洗浄水として循環使用する。
ここで、循環水量が固液分離された上澄水の60%未満であると、新水の使用量が多くなって好ましくない。このように本発明では上澄水の60%以上を循環することにより新水の使用量を低減することができる。
なお、循環水量を固液分離により得られた上澄水の全量とすると、溶出工程における洗浄水の可溶性成分濃度が高くなるため、可溶性成分の溶出効率が悪くなる。
従って、本発明では、沈殿工程の固液分離により得られた上澄水の60〜95%、特に80〜95%を溶出工程に循環させることが好ましい。
この上澄水のうち、溶出工程に循環しない残部については、図1(a)に示す如く、放流するか、或いは後述の如く、濃縮、晶析処理して塩類の回収を行う。
[脱水・洗浄工程4]
沈殿工程3で固液分離された沈殿物は、脱水工程において、フィルタープレス脱水機、ベルトプレス脱水機、遠心脱水機などで脱水される。このとき、脱水工程において得られる脱水ケーキ中には、可溶性成分が溶解した水分が残存している。この可溶性成分が溶解している脱水ケーキ中の水分を除去するために、脱水ケーキを、脱塩洗浄に供したダストの0.1〜4.0重量倍、好ましくは0.5〜2.0重量倍の新水で洗浄する。この新水による洗浄により、脱水ケーキ中の塩素含有量を十分に低下させることができる。この新水量がダストの0.1重量倍未満の場合には、洗浄効果は十分でなく、4.0重量倍を超えると新水使用量が多くなりすぎて経済的でない。
新水による洗浄排水は、前段の溶出工程1の洗浄水として循環させる。
この脱水・洗浄工程4における沈殿物の脱水・洗浄方法は、沈殿物を脱水した後、脱水ケーキを新水で洗浄する方法、沈殿物の脱水中に新水による洗浄を行う方法のいずれでも良いが、沈殿物を脱水し、得られた脱水ケーキを洗浄する方法、特に脱水ケーキを貫通洗浄する方法が好ましい。なお、この貫通洗浄とは、フィルタープレス等による脱水後、脱水機を開枠することなく、脱水機内の脱水ケーキを洗浄する操作である。
この場合において、脱水濾液は放流するか、または濃縮・晶析して塩類を回収し、貫通洗浄濾液を溶出工程へ循環することが好ましい。
なお、この洗浄排水は、その全量を溶出工程に循環することなく一部を循環することもできるが、この洗浄排水は、新水を用いた洗浄で得られる比較的塩素濃度の低い洗浄力の高い水であることから、この洗浄排水の90%以上、特に全量を溶出工程へ循環することが好ましい。
[塩類回収工程]
沈殿工程で得られる上澄水には、有用な溶出塩類が含まれており、従って、この塩類を回収して再利用することは、資源の有効利用、廃棄物処理の面で有効である。ただし、この上澄水には多量のカルシウムが含まれており、この上澄水をそのまま塩類回収のための濃縮・晶析処理に供すると、カルシウムスケールの付着が問題となることから、図1(b)に示す如く、脱カルシウム処理を施した後、濃縮・晶析処理を施すことが好ましい。
〈脱カルシウム工程5〉
上澄水の脱カルシウム処理としては特に制限はないが、上澄水に炭酸塩を添加して、上澄水中のカルシウムイオンを炭酸カルシウムとして析出させ、これを固液分離する方法が好ましい。
ここで用いる炭酸塩としては特に制限はないが、炭酸カリウムを用いると、後段の濃縮・晶析工程で回収される結晶中の塩化カリウム濃度を高くすることができ、好ましい。
上澄水への炭酸塩の添加量は、上澄水中のカルシウム濃度に応じて適宜決定され、通常上澄水に対して1000〜10000mg/L程度である。また、脱カルシウム処理では凝集剤を添加して、凝集フロックを形成させることにより固液分離効率を高めても良い。析出した炭酸カルシウムの分離方法としては、沈殿分離の他、膜分離法を採用することもできる。
この脱カルシウム処理により、上澄水中のカルシウム濃度を50mg/L以下とすることが、後段のカルシウムスケール防止のために好ましい。
〈濃縮・晶析工程6〉
濃縮・晶析工程では、脱カルシウム処理した上澄水を市販の蒸発濃縮装置などで加熱することにより濃縮し、結晶を析出させる。
ここで、析出する結晶成分は、上澄水中に含有される成分に左右される。例えば、上澄水中に塩化カリウムが多量に含まれる場合は塩化カリウムが主成分の塩が回収される。回収される結晶物のうち、塩化カリウムは肥料や凍結防止剤の原料として用いられ、また、塩化ナトリウムはソーダ原料などに用いられる。
以下に実施例および比較例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例により何ら限定されるものではない。
なお、以下において、脱塩洗浄対象のダストとして、セメントキルンから排出されたAダストを用いた。このダストの成分は表1に示す通りである。
Figure 2006272168
また、新水としては脱塩水を用いた。
実施例1
次の処理手順で脱塩洗浄を行った。
(1) Aダスト3.0kgに新水を60.0L加えて、約6時間攪拌し、L/S=20のスラリーを調製した。
(2) (1)で調製したAダストの水スラリー(pH12.5)に対して、炭酸ガスを6.0L/minの流量で90分間通気し、スラリーのpHを10.0まで低下させた。その後、ピペラジンジチオカルバミン酸系キレート剤50mg/Lと、塩化第一鉄塩水溶液(FeCl2として31重量%濃度)100mg/Lと、凝集剤(アクリルアミドとアクリル酸Naの共重合物)2mg/Lとを添加して撹拌し、その後、デカンテーションで固液分離し、上澄水54Lと沈殿物を得た。
(3) (2)で得た沈殿物(濃度、pHは表2に示す通り)を表2に示す脱水条件で、フィルタープレスで圧搾した。このときの脱水濾液(圧搾液)は系外へ排出した。圧搾後の脱水ケーキを表2に示す条件で新水を用いて貫通洗浄した(1回目脱水洗浄)。新水は1.0L(L/S=0.33)用いた。
(4) 新水で洗浄後の脱水ケーキを採取し、塩素含有量、含水率の測定を行った。また、貫通洗浄濾液のpH、塩素含有量を測定した。これらの測定結果を表2に示した(1回目処理)。
(5) (2)で得た上澄水54Lのうちの50Lに、フィルタープレスでの脱水ケーキの貫通洗浄濾液1.0Lを加えた51Lを循環水とし、新たなAダスト3.0kgにこの循環水51.0Lと新水9.0Lの合計60Lを加えて、約6時間撹拌し、L/S=20のスラリーを調製した。
(6) (5)で調製したスラリー(pH12.5)に対して、(2)と同様に、炭酸ガスを6.0L/minの流量で90分間通気し、スラリーのpHを10.0まで低下させた。その後、ピペラジンジチオカルバミン酸系キレート剤50mg/Lと、塩化第一鉄塩水溶液(FeCl2として31重量%濃度)100mg/Lと、凝集剤(アクリルアミドとアクリル酸Naの共重合物)2mg/Lとを添加して処理を行い、その後、デカンテーションで固液分離し、上澄水54Lと沈殿物を得た。
(7) (6)で得た沈殿物(濃度、pHは表2に示す通り)を表2に示す脱水条件で、(3)と同様にフィルタープレスで圧搾し、圧搾後の脱水ケーキを表2に示す条件で新水を用いて貫通洗浄した(2回目脱水洗浄)。新水は1.0L(L/S=0.33)用いた。
(8) 新水で洗浄後の脱水ケーキを採取し、塩素含有量、含水率の測定を行った。また、貫通洗浄濾液のpH、塩素含有量を測定した。これらの測定結果を表2に示した(2回目処理)。
比較例1
次の処理手順で脱塩洗浄を行った。
(1) Aダスト3.0kgに新水60.0L加えて、約6時間攪拌し、L/S=20のスラリーを調製した。
(2) (1)で調製したスラリー(濃度、pHは表2に示す通り)を表2に示す脱水条件で、フィルタープレスで圧搾した。このときの脱水濾液(圧搾液)は放流した。圧搾後の脱水ケーキを表2に示す条件で新水を用いて貫通洗浄した。新水は1.0L(L/S=0.33)用いた。
(3) 新水で洗浄後の脱水ケーキを採取し、塩素含有量、含水率の測定を行った。また、貫通洗浄濾液のpH、塩素含有量を測定した。これらの測定結果を表2に示した。
比較例2
次の処理手順で脱塩洗浄を行った。
(1) Aダスト3.0kgに新水9.0L加えて、約6時間攪拌し、L/S=3のスラリーを調製した。
(2) (1)で調製したスラリー(濃度、pHは表2に示す通り)を表2に示す脱水条件で、フィルタープレスで圧搾した。このときの脱水濾液(圧搾液)は放流した。圧搾後の脱水ケーキを表2に示す条件で新水を用いて貫通洗浄した。新水は1.0L(L/S=0.33)用いた。
(3) 新水で洗浄後の脱水ケーキを採取し、塩素含有量、含水率の測定を行った。また、貫通洗浄濾液のpH、塩素含有量を測定した。これらの測定結果を表2に示した。
Figure 2006272168
実施例1(2回目処理)、比較例1,2の比較を表3に示した。
Figure 2006272168
表3より、実施例1は排水量(新水使用量)は少なく、かつ脱水ケーキ中のCl含有率も低いこと、比較例1は脱水ケーキ中のCl含有率は低いが、排水量(新水使用量)が多いこと、比較例2は排水量(新水使用量)は少ないが、脱水ケーキ中のCl含有率が高いことが分かる。
なお、実施例1において、(5)〜(9)の操作を同様に更に5回繰り返して行ったが、7回目の脱水・洗浄で得られた脱水ケーキ中の含水率は38.2%、塩素含有量は0.09%で、安定した脱水洗浄効果が得られることが確認された。
実施例2
実施例1において、2回目処理の固液分離で得られた上澄水54Lのうち、循環水としなかった残部5Lについてカルシウムイオン濃度を分析したところ477mg/Lであった。
この上澄水の残部に炭酸カリウムを3500mg/L添加して析出した炭酸カルシウムを濾別した。得られた濾液をエバポレーターで約20%スラリーまで蒸発濃縮し、濃縮液を分離塔で結晶洗浄しながら晶析処理することにより、塩化カリウムを75重量%含む結晶を209g得ることができた。
本発明の塩素および重金属類を含有する廃棄物の処理方法の実施の形態を示す系統図である。
符号の説明
1 溶出工程
2 調整工程
3 沈殿工程
4 脱水・洗浄工程
5 脱カルシウム工程
6 濃縮・晶析工程

Claims (8)

  1. 塩素および重金属類を含有する廃棄物を水で洗浄して該廃棄物に含有される塩素を溶出除去する方法において、
    該廃棄物に、該廃棄物の10〜100重量倍の洗浄水を添加しスラリー化して、該廃棄物中の可溶性成分を溶出させる溶出工程と、
    該溶出工程からのスラリーを固液分離する沈殿工程と、
    該沈殿工程で得られた上澄水の60%以上を前記溶出工程の洗浄水として循環する循環工程と、
    該沈殿工程で得られた沈殿物を脱水、洗浄する脱水・洗浄工程とを含む方法であって、
    該脱水・洗浄工程の洗浄水として、前記廃棄物の0.1〜4.0重量倍の新水を添加し、洗浄排水を前記溶出工程の洗浄水として循環することを特徴とする塩素および重金属類を含有する廃棄物の処理方法。
  2. 請求項1において、前記溶出工程において、スラリーにpH調整剤を加えてpH7.0〜11.0に維持することを特徴とする塩素および重金属類を含有する廃棄物の処理方法。
  3. 請求項2において、前記pH調整剤が、炭酸ガス、焼成炉の排ガス、セメントキルンの排ガス、無機酸および有機酸よりなる群から選ばれる1種または2種以上であることを特徴とする塩素および重金属類を含有する廃棄物の処理方法。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項において、前記溶出工程からのスラリーに、凝集剤および/または重金属捕集剤を添加して固液分離することを特徴とする塩素および重金属類を含有する廃棄物の処理方法。
  5. 請求項4において、前記凝集剤が、高分子凝集剤および/または無機凝集剤であることを特徴とする塩素および重金属類を含有する廃棄物の処理方法。
  6. 請求項4または5において、前記重金属捕集剤が、硫化物および/またはキレート剤であることを特徴とする塩素および重金属類を含有する廃棄物の処理方法。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項において、前記沈殿工程で得られる上澄水の40%以下を濃縮した後晶析処理して塩類を回収することを特徴とする塩素および重金属類を含有する廃棄物の処理方法。
  8. 請求項7において、前記上澄水の40%以下に炭酸塩を添加して、該上澄水中のカルシウムイオンを炭酸カルシウムとして除去した後、前記濃縮、晶析処理に供することを特徴とする塩素および重金属類を含有する廃棄物の処理方法。
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