JP2006271651A - 液体注入用針部品、及びその製造方法 - Google Patents

液体注入用針部品、及びその製造方法 Download PDF

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昭弘 黒岩
Akio Yamamoto
昭夫 山本
Junichi Otokoto
淳一 音琴
Takaaki Murakoso
孝昭 村社
Hiroshi Hasegawa
弘 長谷川
Iwao Yamaguchi
岩男 山口
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Abstract

【課題】 低圧力で液体を所定角度の範囲内で噴出させることができ、液垂れを減少させることができる液体注入用針部品を提供すること。
【解決手段】 中心軸線X方向における前方部分21cの先端部23が閉塞している針管21には、前記針管21内の液体を低圧にて加圧することによって、噴出孔24,25,26から前記液体を噴出させる角度が前記中心軸線Xを交差する前記噴出孔24,25,26の中心軸線Xを基準にして前記先端部側へ45度の範囲内で噴出させるための噴出孔24,25,26を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、針管内の液体を針管の外へ噴出させる液体注入用針部品、及びその製造方法に関する。
従来、歯科治療においては、治療中に歯牙を削った後に残る削片が歯牙の底部や、歯牙の根管内の僅かな隙間に入ってしまうことがある。このような削片は、針管から液体(洗浄液)を噴出させることよって除去している。
また、歯科治療においては、歯周病の患部である歯牙と歯肉との間(歯周ポケット)に針管の先端部を挿入して液体を噴出させることにより治療が行なわれる。
先行技術1としては、注射器取り付け用針基及び針管からなる洗浄針が知られている。(例えば、特許文献1を参照)。
先行技術1における針管は、折曲自在の金属からなり、針管の先端が閉塞されている共に、針管の前方部分の周側壁に液体を噴出する噴出孔を有する。
さらに、先行技術2としては、針管の前方部分に液体を噴出させる噴出孔を有する液体注入用針部品が知られている。針管は可撓性を有し、人手によって針管の全体を大きな湾曲形状に形成することが可能となものである(例えば、特許文献2を参照)。
特公平6−73530号公報 特開平2003−62068号公報
特許文献1,2に開示されている針管では、針管の内径寸法が比較的小さい寸法であると、注射器を指によって加圧して針管内の液体を噴出孔から噴出させる際に、指に負担が掛かるので手ぶれなどを起こしてしまうという問題がある。
したがって、治療部位への液体の噴射位置が正確に定まらなくなり、治療部位への処置が迅速にできないという問題がある。
また、針管では、針管の先端部を下向きにした場合に、液体を加圧する前後で針管の噴出孔から先端部の先方へ流れ出る液垂れ現象が発生する。
さらに、歯科治療中において液体を加圧する前後で液垂れ現象が生じた場合には、例えば、治療部位以外の口腔内や口腔外に液体が流れ出てしまうという不具合がある。ここで、液体の液垂れ現象とは、液体を加圧する前後において液体が噴出孔から外へ垂れ落ちる現象である。なお、液体を加圧する前後とは、針管内に液体を収容し圧力を加えていない状態、及び液体に圧力に加えて液体を噴出させた後に圧力を零とした状態を言う。
また、液体に低圧力で加圧した場合には、液体が針管の先端部方向で多少の角度をもって先方側へ噴出されるので、歯牙と歯肉とが対向する側面の隙間全体に液体を噴出させて治療することができないという問題がある。
さらに、特許文献1及び2では、例えば、治療部位である歯周ポケットに針管の先端部を突き差すように入り込ませるので、過度な突き差しにより患部に損傷する恐れがあることから安全性を確保することができないという問題がある。
また、特許文献1,2では、針管の先端部を一方向へ単に折り曲げたり、単に大きく湾曲させているのみであるので、歯科分野における狭い口腔内において治療を行う場合に口腔内の左右上下の治療部位に対応した治療が困難となるという問題がある。
また、特許文献2では、可撓性を有する針管を治療部位に合わせて人手によって曲げて使用するので、治療中に曲げ形状が変化してしまうことがあるので、的確な治療に支障をきたすという問題がある。
また、特許文献1,2は、例えば、歯科分野における2以上の歯根を有する複根歯に生じる歯根分岐並びに歯根分岐部に生じる歯周ポケットに対する洗浄には対応していない。
また、特許文献1及び2では、1つの針管に複数の噴出孔を1つづつ穿孔するので作業効率が劣るという問題がある。
さらに、特許文献1及び2では、孔を砥石によって形成した場合には、孔の縁周囲にバリが発生するため、バリを除去する工程を追加しなければならないという問題がある。
それ故に、本発明の課題は、液体を低圧力で所定角度内で正確にかつ効率よく噴出させることができる液体注入用針部品を提供することにある。
また、本発明の他の課題は、加圧前後において針管内から噴出孔を通して液体が流出する液垂れ現象を防止できる液体注入用針部品を提供することにある。
また、本発明の他の課題は、液体を所定方向へさらに円滑に噴出させることができる液体注入用針部品を提供することにある。
また、本発明の他の課題は、生体組織を傷つけることがない液体注入用針部品を提供することにある。
また、本発明の他の課題は、使用上の安全性と利便性とを確保することができる液体注入用針部品を提供することにある。
また、本発明の他の課題は、針管の前方部分に噴出孔を容易に穿孔することができる液体注入用針部品の製造方法を提供することにある。
さらに、本発明の他の課題は、噴出孔の加工においてバリが発生しなく、噴出孔の形成を効率よく、しかも量産に適した液体注入用針部品の製造方法を提供することにある。
本発明によれば、中心軸線方向における前方部分の先端部が閉塞している針管を含み、該針管は、該針管内の液体を加圧することによって前記針管の外へ噴出させるよう前記針管の前記前方部分に間隔をもって形成した複数の噴出孔を有する液体注入用針部品において、前記液体を加圧する圧力を19.613×10Pa〜196.133×10Paの範囲ととしたときに、前記中心軸線を直交する前記噴出孔の孔中心軸線を基準に前記先端部側へ45度の範囲内の角度で前記液体を前記針管から噴出させる条件として、前記中心軸線方向における前記噴出孔の寸法を0.1mm〜0.5mmの範囲とし、さらに前記孔中心軸線を交差する方向における前記噴出孔の寸法を0.1mm〜0.3mmの範囲に規定したことを特長とする液体注入用針部品が得られる。
また、本発明によれば、中心軸線方向における前方部分の先端部が閉塞している針管を含み、該針管は、該針管内の液体を加圧することによって前記針管の外へ噴出させるよう前記針管の前記前方部分に間隔をもって形成した複数の噴出孔を有する液体注入用針部品において、前記噴出孔のそれぞれは、前記中心軸線方向で互いに間隔をもって前記前方部分に位置しており、前記針管は前記中心軸線に沿って延びている基部と、該基部の一端から前記針管の前記前方部分へ向かって前記中心軸線の周りに曲げられて延びている曲部とを有していることを特長とする液体注入用針部品が得られる。
また、本発明によれば、中心軸線方向における前方部分の先端部が閉塞している針管を含み、該針管は、該針管内の液体を加圧することによって前記針管の外へ噴出させるよう前記針管の前記前方部分に間隔をもって形成した複数の噴出孔を有する液体注入用針部品の製造方法において、管状のワークを用意し、前記ワークの前記中心軸線を交差する方向で前記ワークの外周面に放電ワイヤーを対向させて前記放電ワイヤーを移動させることにより前記ワイヤー放電加工を行い前記噴出孔を形成し、その後、前記中心軸線方向へ前記放電ワイヤーを移動させて順次、前記噴出孔を前記前方部分の前記中心軸線方向で互いに間隔をもって前記噴出孔を形成する穿孔工程と、前記ワークの前記中心軸線方向の前記先端部を閉塞する封止工程とを含とむことを特長とする液体注入用針部品の製造方法が得られる。
本発明の液体注入用針部品、及びその製造方法によれば、所定範囲内の圧力により噴出孔から液体を噴出させる角度が、中心軸線を直交する孔中心軸線を基準にして先端部側へ45度の範囲内で噴出させる条件として、噴出孔の前記軸線方向の寸法、及び噴出孔の中心軸線を交差する方向の寸法を定めたので、低圧力において液体を45度の角度の範囲内で正確な位置に、かつ効率よく噴出することができる。
また、液体に圧力を加えていない状態においては、針管内から噴出孔を通して液体が流出する液垂れ現象を防止できる。
また、針管の噴出孔周りの縁壁面には、樹脂層を被覆すことによって、液体と縁壁面との摩擦が少なくなることから、液体を所定方向へさらに円滑に噴出させることができる。
また、本発明の液体注入用針部品、及びその製造方法によれば、針管における中心軸線方向の前方部分を基部から任意の方向へ任意の角度に湾曲させた構成とすることで、例えば、歯科分野における湾曲根管あるいは歯根分岐部内の歯周ポケットにも容易に挿入できるなど、使用に際して極めて便利性がある。
したがって、本発明の液体注入用針部品、及びその製造方法によれば、狭い口腔内において治療を行う場合に、口腔内の左右上下の治療部位に適した前方部分をもつ針管を適宜選択して使用できるので作業効率が向上する。
また、針管の先端部の外面は、レーザー加工により丸みを帯びた半球形状に形成してあるので、患部へ液体を噴出させる際に生体組織を損傷させることを防ぐことができる。
また、噴出孔を形成した針管には、前方部分に複数の目盛りが設けることによって、歯科用プローブによる測定値に対応した針管の目盛りがポイント・マークとなることから、誤って歯周ポケット内の底部に過度な圧力を加えることなく治療ができる。
したがって、歯周ポケットの治療においては、一層の使用上の安全性と利便性とを確保することができる。
さらに、本発明の液体注入用針部品の製造方法によれば、放電ワイヤー加工によって針管の前方部分に噴出孔を容易に穿孔することができる。
したがって、液体注入用針部品の製造方法では、噴出孔の加工においてバリが発生させることなく噴出孔を効率よく穿孔できるとともに、複数の針管に噴出孔を同時に形成できるので量産に適した製造方法を提供できる。
本発明の液体注入用針部品は、中心軸線方向における前方部分の先端部が閉塞している針管を含み、該針管は、該針管内の液体を加圧することによって前記針管の外へ噴出させるよう前記針管の前記前方部分に間隔をもって形成した複数の噴出孔を有する液体注入用針部品において、前記液体を加圧する圧力を19.613×10Pa〜196.133×10Paの範囲としたときに、前記中心軸線を直交する前記噴出孔の孔中心軸線を基準に前記先端部側へ45度の範囲内の角度で前記液体を前記針管から噴出させる条件として、前記中心軸線方向における前記噴出孔の寸法を0.1mm〜0.5mmの範囲とし、さらに前記中心軸線を交差する方向における前記噴出孔の寸法を0.1mm〜0.3mmの範囲に規定したことにより実現する。
また、本発明の液体注入用針部品は、中心軸線方向における前方部分の先端部が閉塞している針管を含み、該針管は、該針管内の液体を加圧することによって前記針管の外へ噴出させるよう前記針管の前記前方部分に間隔をもって形成した複数の噴出孔を有する液体注入用針部品において、前記噴出孔のそれぞれは、前記中心軸線方向で互いに間隔をもって前記前方部分に位置しており、前記針管は前記中心軸線に沿って延びている基部と、該基部の一端から前記針管の前記前方部分へ向かって前記中心軸線周りに曲げられて延びている曲部とを有していることにより実現する。
また、本発明の液体注入用針部品の製造方法は、中心軸線方向における前方部分の先端部が閉塞している針管を含み、該針管は、該針管内の液体を加圧することによって前記針管の外へ噴出させるよう前記針管の前記前方部分に間隔をもって形成した複数の噴出孔を有する液体注入用針部品の製造方法において、管状のワークを用意し、前記ワークの前記中心軸線を交差する方向で前記ワークの外周面に放電ワイヤーを対向させて前記放電ワイヤーを移動させることにより前記ワイヤー放電加工を行い前記噴出孔を形成し、その後、前記中心軸線方向へ前記放電ワイヤーを移動させて順次、前記噴出孔を前記前方部分の前記中心軸線方向で互いに間隔をもって前記噴出孔を形成する穿孔工程と、前記ワークの前記中心軸線方向の前記先端部を閉塞する封止工程とを含とむことにより実現する。
以下に、本発明に係る液体注入用針部品の実施例1を説明する。図1は、実施例1における液体注入用針部品を示している。図2は、針管の前方部分を示している。図3は、図2に示した針管の前方部分を右側面から見た状態を示している。図4は、図2に示した中心軸線方向を直交する方向で断面した状態を示している。
図1乃至図4を参照して、液体注入用針部品11は、一方端を閉塞した円筒状の針管21と、この針管21の前方部分21cとは反対側の基部21aを保持している針基31とを有している。
針管21は金属材料によって作られている。針管21の前方部分21cの先端部23は閉塞されている。先端部23の外周面は半球形状になっている。針管21の前方部分21cの周側壁には、第1噴出孔24と、第2噴出孔25と、第3噴出孔26とが形成されている。
第1乃至第3噴出孔24,25,26は、針管21の中心軸線X方向で互いに間隔をもって位置している。さらに、第1乃至第3噴出孔24,25,26は、中心軸線X周りの周方向で孔中心軸線Yの間隔が互いに120度の角度で間隔をもって位置している。即ち、第1乃至第3噴出孔24,25,26は、針管21の前方部分21cの周側壁の異なる位置にかつ針管21の中心軸線X方向で異なるように位置している。
第1乃至第3の噴出孔24,25,26は、針管21の外周面から針管21の中心軸線Xへ向かって形成されている針管21の肉厚部分である縁壁面24a、25aの内側に位置している。縁壁面24a、25aを図2における正面から見た場合には、略U字形状又は略逆U字形状を呈している。
針基31は、樹脂材によって作られている。針基31には、図示しない注射器における注射筒管の先端部を挿入して装着するための嵌合部33が形成されている。注射筒管に収容される液体は、注入管の先端部から針管21内へ低圧力によって圧入されると、第1乃至第3噴出孔24,25,26から針管21の外へ噴出する。
このような針管21は、針管21の長さ寸法Lg、針管21の外径寸法C、針管21の内径寸法D、第1乃至第3噴出孔24,25,26の寸法、第1乃至第3噴出孔24,25,26の位置などを所定範囲内の寸法に定めることによって作られている。
なお、第1乃至第3噴出孔24,25,26から外へ噴出させる液体は、中心軸線Xを直交する第1乃至第3噴出孔24,25,26の孔中心軸線Yを基準として先端部23側への角度が45度の範囲内で噴出させる。
具体的には、低圧力にて加圧しながら角度が45度の範囲内で液体を噴出させることにより、歯牙と歯牙と対向する歯肉(歯周ポケット)との側面全体に液体を噴出させることができる。同時に液体は歯周ポケットの底部にも流れることから、歯周ポケットに対して理想的な噴出角度となる。
また、針管21では、第1乃至第3噴出孔24,25,26における液体の噴出量による噴出圧の変化を考慮する必要がある。さらに、液体を加圧する前後は、針管21から外へ自然に液体の液垂れが発生しないようにすることを考慮する必要がある。
液体の液垂れとは液体を加圧する前後において、液体が第1乃至第3噴出孔24,25,26から外へ垂れ落ちる現象である。前述したように、液体の加圧前後とは、針管21内に液体を収容し圧力を加えていない状態、及び液体に圧力に加えて液体を噴出させた後に圧力を零とした状態である。
第1乃至第3噴出孔24,25,26の形状は、中心軸線X方向の寸法及び中心軸線Xを直交する方向の寸法をもっている。第1乃至第3噴出孔24,25,26は、中心軸線Xを直交する周方向の両側部が円弧形状となっている。
以下に、針管21を具体例について説明することにする。針管21は、図1に示した中心軸線X方向の全体の長さ寸法Lを32mm、外径寸法Cを0.6mm、内径寸法Dを0.3mmとした。第1乃至第3噴出孔24,25,26のそれぞれは、中心軸線X方向の寸法W1を0.22mm、中心軸線Xを直交する方向における寸法W2を0.2mmとした。
また、第1噴出孔24は、図2に示したように、中心軸線X方向における針管21の先端23aから針管21の先端23a側に近い第1噴出孔24の端面までの寸法L1を1.00mmとした。第2噴出孔25は、中心軸線X方向における針管21の先端23aから針管21の先端23a側に近い第2噴出孔25の端面までの寸法L2を1.3mmとした。第3噴出孔26は、中心軸線X方向における針管21の先端23aから針管21の先端23a側に近い第3噴出孔26の端面までの寸法L3を1.60mmとした。
また、針管21内の液体を加圧する圧力(Pa:パスカル)を、24.516×10Pa(250gf/cm)とした。このとき、液体は、第1乃至第3噴出孔24,25,26から45度の角度をもって噴出することが明らかになった。
また、圧力を加えたときに第1噴出孔24から噴出する液体の噴出量は、噴出した全液体量を100%とした場合に第2噴出孔25から噴出する液体の噴出量が33%であり、第2噴出孔25から噴出する液体の噴出量が37%であり、第3噴出孔26から噴出する液体の噴出量が30%であった。
なお、針管21の内径寸法Dが0.1mm〜0.5mmの範囲の小径寸法の針管21では、液体を加圧する圧力を19.613×10Pa〜196.133×10Pa(200gf/cm〜2kgf/cm)の範囲の低圧力にて、液体を第1乃至第3噴出孔24,25,26から45度の範囲内で噴出させることが作業性を考慮すると最も望ましい。
液体を45度の範囲内で噴出させる条件としては、中心軸線X方向における第1乃至第3噴出孔24,25,26の中心軸線X方向の寸法W1を0.1mm〜0.5mmの範囲とし、第1乃至第3噴出孔24,25,26の中心軸線Xを直交する方向の寸法W2を0.1mm〜0.3mmの範囲とすると実現できる。
針管21は、上述した針管21の内径寸法、液体を加圧する圧力によって、第1乃至第3噴出孔24,25,26の中心軸線X方向の寸法W1、第1乃至第3噴出孔24,25,26の孔中心軸線Yを直交する方向の寸法W2を適宜選択して定めれば、45度の範囲内で液体を噴出させることが可能である。
なお、第1乃至第3噴出孔24,25,26は、同じ形状でかつ同じ向きに形成されているが、第1乃至第3噴出孔24,25,26の向きが異なっていてもよい。また、第1乃至第3噴出孔24,25,26は、長四角形状、その他の多角形状、楕円形状などの孔形状であってもよい。
また、第1乃至第3噴出孔24,25,26は、第1乃至第3噴出孔24,25,26が中心軸線Xを直交する方向が中心軸線Xを交差する方向へ傾いていてもよい。ようするに、第1乃至第3噴出孔24,25,26は、第1乃至第3噴出孔24,25,26の寸法W1,W2が一定の範囲内の条件を満たすことが重要である。
さらに、針管21には、第1乃至第3噴出孔24,25,26の周りの縁壁面24a,25a,26aに樹脂層として撥水樹脂層である四フッ化エチレン樹脂層を設けた。この場合には、第1乃至第3噴出孔24,25,26から45度の角度をもって液体を噴出させるときの液体に加える圧力は、19.613×10Pa(200gf/cm)であった。
したがって、縁壁面24a,25a,26aに樹脂層を設けた場合には、樹脂層によって液体と縁壁面24a,25a,26aの抵抗が少なくなるので、液体を噴出する圧力をさらに下げることかできる。
さらに、針管21の外周面には、図1に示したように、前方部分21cの先端部23の先端23aから針基31への中心軸線X方向に所定位置に複数の目盛り21fを設けている。具体的には、針管21の先端部23aから中心軸線X方向で3mmの位置、5mmの位置、7mmの位置のそれぞれに目盛り21fを設ける。
目盛り21fは、患者の患部の深さをプローブによって測定した後、その測定した長さ寸法を基にして針管21の先端部31を、例えば患部(歯周スポット)に挿入するようにすることで一定の目安となる。
図5は、液体注入用針部品の実施例2を示している。図6は、図5に示した針管21の前方部分21cの先端部23側から針管21を見た図である。なお、実施例1と同じ部分には、同じ符号を付して説明を省略する。
図5及び図6を参照して、針管21には、実施例1において説明した第1及び第2噴出孔24,25のみを有する。
第1及び第2噴出孔24,25は、針管21の先端部の周側壁にかつ針管21の中心軸線X方向で異なる位置に形成されている。また、第1及び第2噴出孔24,25は、中心軸線X周りの周側壁の円周方向において孔中心軸線Yの間隔が互いに180度の角度になるように間隔をもって位置している。
実施例2によって説明した針管21では、針管21の先端部21を下向きにした場合に、孔中心軸線Yを基準として第1乃至第6噴出孔24,25から45度の範囲内の角度で液体を噴出することができる。
図7及び図8は、液体注入用針部品の実施例3を示している。図8は、図7に示した針管21の前方部分21cの先端部23側から針管21を見た図である。なお、実施例3における液体注入用針部品において実施例1と同じ部分には同じ符号を付して説明を省略する。
針管21には、実施例1において説明した第1乃至第3噴出孔24,25,26とともに第4噴出孔27が形成されている。第1乃至第4噴出孔24〜27は、針管21の前方部分21cの周側壁にかつ針管21の中心軸線X方向で異なる位置に形成されている。また、第1乃至第4噴出孔24〜27は、中心軸線X周りの周方向で孔中心軸線Yの間隔が互いに90度の角度になるように間隔をもって位置されている。
第4噴出孔27は、第1乃至第3噴出孔24,25,26と同じ形状であり、中心軸線X方向における針管21の先端23aから第4噴出孔27の寸法W1における針管21の先端23a側に近い端面までの寸法L4が1.90mmである。
実施例3によって説明した針管21では、針管21の先端部21を下向きにした場合に、孔中心軸線Yを基準として第1乃至第4噴出孔24〜27から45度の範囲内の角度で液体を噴出することができる。
図9は、液体注入用針部品の実施例4を示している。図10は、図9に示した針管21の前方部分21cの先端部23側から針管21を見た図である。なお、実施例3における液体注入用針部品において実施例3と同じ部分には同じ符号を付して説明を省略する。
図9及び図10を参照して、針管21には、実施例3において説明した第1乃至第4噴出孔24〜27とともに第5及び第6噴出孔28,29が形成されている。
第1乃至第6噴出孔24〜29は、針管21の前方部分21cの周側壁にかつ針管21の中心軸線X方向で異なる位置に形成されている。また、第1乃至第6噴出孔24〜29は、中心軸線X周りの周方向で孔中心軸線Yの間隔が互いに60度の角になるように間隔をもって位置されている。
第5噴出孔28は、第1乃至第4噴出孔24,25,26,27と同じ形状であり、中心軸線X方向における針管21の先端23aから第5噴出孔28の寸法W1における針管21の先端23aに近い端面までの寸法L5が2.20mmである。
第6噴出孔29は、第1乃至第5噴出孔24〜28と同じ形状であり、中心軸線X方向における針管21の先端23aから第6噴出孔29の寸法W1における針管21の先端23a側に近い端面までの寸法L6が2.50mmである。
実施例4によって説明した針管21では、針管21の先端部21を下向きにした場合に、孔中心軸線Yを基準として第1乃至第6噴出孔24〜29から45度の範囲内の角度で液体を噴出することができる。
また、実施例1〜4によって説明した液体を洗浄液とする場合には、10%次亜塩素ナトリウム液、3%過酸化水素などが使用される。なお、第1乃至第6噴出孔24〜29の数は、特に実施例1〜4の数に限定するものではなく、針管21の前方部分21cの中心軸線X方向の2箇所から6箇所に穿孔されていればよい。
また、複数の噴出孔を針管21の周方向において配置する角度は、実施例1〜4によって説明した角度のみならず、複数の噴出孔のそれぞれが異なる角度で配置されていてもよい。
図11(A)及び図11(B)は、実施例1〜4において説明した液体注入用針部品の針管21に曲げ加工を施した実施例5を示している。なお、実施例1〜4によって説明した針管21は、ステンレス・スチール製のチューブを採用しているが、その他の金属製のチューブ又は合金製のチューブや樹脂材のチューブによっても容易に製作することがことができる。
また、実施例1〜4によって説明した第1乃至第6噴出孔24〜29は、針管21の前方部分21cの周側壁を穿孔することにより形成することができる。
図11(A)及び図11(B)に示した針管21は、図1に示した針基31から中心軸線X方向へ延びている基部21aと、基部21aの一端から中心軸線Xから離れる方向にかつ中心軸線Xに間隔をもって中心軸線X周りに曲げられて針管21の先端側へ向かって延びている曲部21bと、曲部21bの一端から基部21aの中心軸線Xを延長した中心軸線Xを離れる方向へ延びている前方部分21cとを有する。
曲部21bは、図11(B)に示したように、中心軸線Xを中心として右側へ曲げられた後に、左方向へ大きく曲げられている。即ち、曲部21bは、基部21a側から前方部分21cにかけて螺旋の一部を形成するように曲げられている。前方部分21cは、曲部21bの一端から先端に向かって中心軸線X方向で曲部21bよりも前方へ延びている。
図12(A)及び図12(B)は、図11(A)及び図11(B)に示した針管21の変形例を示している。図12(A)及び図12(B)に示した針管21は、図12(B)に示したように、曲部21bが基部21aの中心軸線Xを中心として左側へ曲げられた後に右方向へ大きく曲げられている。即ち、曲部21bは、基部21a側から前方部分21cへかけて螺旋の一部を形成するように曲げられている。前方部分21cは、曲部21bの一端から先端に向かって中心軸線X方向で曲部21bよりも前方へ延びている。
図13(A)及び図13(B)は、図11(A)及び図11(B)に示した針管21の変形例を示している。図13(A)及び図13(B)に示した針管21は、曲部21bを、基部21aの中心軸線Xを中心として左側へ曲げられた後に、右方向へ大きく曲げられている。即ち、曲部21bは、基部21a側から前方部分21cにかけて螺旋の一部を形成するように曲げられている。前方部分21cは、曲部21bの一端から先端に向かって中心軸線X方向で曲部21bよりも後方へ延びている。
なお、図11(A)乃至図13(B)に示した針管21の前方部分21cは、曲部21bの曲げ度合いに引き続き曲げられていているが、前方部分21cが曲げられることなく直線状の形状となっていてもよい。
実施例5における針管21は、例えば、口腔内の患部を治療する際に、患部の場所が上下左右のいずれかにあるかを確認して、図11(A)乃至図13(B)に示した液体注入用針部品の内の一つを選択して治療に用いる。実施例5に示した各針管21の前方部分21cには、実施例1乃至4によって説明した第1乃至第6噴出孔24〜29のいずれかが形成されている。
なお、図11(A)乃至図13(B)によって説明した液体注入用針部品の針管21は、口腔内の奥部における歯牙の上下の治療に適した形状となる。具体的には針管21が口腔の奥に位置している歯牙のうちの第1大臼歯における歯根分岐部内の洗浄に適した形状となる。
以下に、実施例1乃至5によって説明した液体注入用針部品の製造方法を説明する。
図14は、ワイヤー放電加工機を示している。ワイヤー放電加工機は、未加工の円筒状金属管であるワーク201(以下、ワークと呼ぶ)の前方部分を除く部分を挟み保持する一対の固定治具211と、移動治具212と、放電ワイヤー213とを有している。
ワイヤー放電加工では、固定治具211に複数のワーク201を平面状に並べて保持し、各ワーク201の噴出孔を一度に加工することが可能である。固定治具211にセットするワーク201の前方部分の引き出し量は、必要最小限とし前方部分を除く部分を保持する。固定治具211は共通化を図ることによって一回の治具によるセットで完了まで流れるようにする。
図15は、液体注入用針部品の加工に用いるレーザー加工機を示している。図15を参照して、レーザー加工機は、レーザー発生部311と、レーザー照射部313と、NC(数値制御)部315と、画像処理部317と、ワーク201をセットするセット治具319とを有している。
実施例1〜4によって説明した針管21は、ワーク201をワイヤー放電加工機によりワイヤー放電加工を行って複数の噴出孔を穿孔する工程と、超音波洗浄機により洗浄する洗浄工程と、ワーク201の先端部をレーザー加工機によりレーザー照射することにより封止する封止工程とによって製造される。
以下、実施例1〜5によって説明した針管21の製造方法を、実施例1として図1乃至図4に示した針管21を代表例として説明する。
液体注入用針部品の加工では、複数のワーク201を用意し、ワーク201の中心軸線Xを直交する方向及び孔中心軸線Yを直交する方向でワーク201の外周面に放電ワイヤー213の外周面を対向させる。そして、放電ワイヤー213を移動させることによりワーク201の所望箇所を溶融するワイヤー放電加工を行い、第1噴出孔24を形成する。
なお、液体注入用針部品の加工では、ワーク201の中心軸線Xを交差する方向及び孔中心軸線Yを交差する方向でワーク201の外周面に放電ワイヤー213の外周面を対向させて放電ワイヤー213を移動させることによりワイヤー放電加工を行い、第1噴出孔24を形成するようにしてもよい。
その後、中心軸線X方向へ放電ワイヤー213を移動させてワイヤー放電加工を行い次の第2噴出孔25をワーク201の中心軸線X方向で第1噴出孔24に対して間隔をもって形成する。そして、最後に、中心軸線X方向へ放電ワイヤー213を移動させてワイヤー放電加工を行い次の第3噴出孔26をワーク201の中心軸線X方向で第2噴出孔25に対して間隔をもって形成する。
ワーク201を穿孔して第1乃至第3噴出孔24,25,26を形成する際には、放電ワイヤー213及びワーク201の一方を中心軸線X方向へ移動するとともに中心軸線Xを中心として中心軸線周りにワーク201を所定角度に回転させることによって第1及び第2噴出孔24,25の位置を中心軸線X周りで互いに角度をずらして形成する。
放電ワイヤー213の外形寸法は、0.5mm以下のワイヤーを選択する。例えば、0.2mm程度の放電ワイヤー213であれば、中心軸線X方向へ放電ワイヤー213を少しずらすことによって中心軸線X方向の寸法W1が0.5mmの噴出孔を形成することができる。
なお、ワーク201に形成する噴出孔の位置、形状、及び大きさは、NC(数値制御)プログラムにより自由に変更することが可能である。
また、図14乃至図15によって説明した実施例5のように曲げ部21bを形成するには、ワーク201の前方部分21cとは反対側のワーク201の基部21aと前方部分21cとの間をワーク201の中心軸線X周りの方向に曲げることによって曲部を形成する。
さらに、針管21の肉厚部分として第1乃至第3噴出孔24,25、26の周りに形成されている縁壁面24a,25a、26aには、必要に応じて樹脂層によって被覆する。
ワイヤー放電加工は、1サイクルで多数(100〜200本)の加工が可能である。治具セットにより、高精度な加工が可能となるので量産に適している。また、1サイクル多数加工と高精度治具・NC部により安定した品質で量産加工が可能となる。
ワイヤー放電加工ではバリの発生がないため、後加工が容易となる。ワイヤー加工品はバリが発生しないが、ワイヤー放電加工によって形成された噴出孔の角を丸めるために磁気バレルによる研磨を施すと外観が向上し、安全性や信頼性などの製品機能も向上する。なお、磁気バレルによる研磨は、化学研磨のような薬品を使わずに加工できる。
図16は、ワーク421の封止工程を示している。封止工程においては、ワーク201の先端部の外面を半球形状に加工する先端加工を施す。封止工程では、ワーク201の径に合わせ、レーザー加工部313の出力条件を設定する。レーザーの照射光425は、ワーク201の中心を焦点435と一致させて照射する。このとき、画像部317とNC315による、自動芯出し装置にて行う。
ワーク201は一定のピッチに並べられて連続加工が行われる。このときの加工スピードは速い。また、レーザーはヤグ(パルス)レーザーを使用する。レーザーは1パルスでなく、数パルスにて時間設定して照射し、ワーク201の径よりも0.1mm大きなビーム径で照射するように焦点距離・焦点位置・焦点長さを設定する。
よって、ワーク201の先端には、照射時間とパルス数の設定により、除々に先端を溶融しきれない半球形状部分を形成できるので消耗品がなく、連続して長時間の加工が可能となる。
さらに、1照射7/100秒程度で、ハイスピード効率生産ができ、高品質・低価格な製品ができる。具体的にはワーク201を100本セットとして、1本について1秒以内で連続加工することが可能である。また、加工には、酸化防止として安価な窒素ガスを使用しながら照射する。
なお、封止工程は、第1乃至第3噴出孔24,25,26を穿孔する前工程において実施してもよい。また、液体注入用針管の製造方法を、実施例1によって説明したが、実施例2乃至実施例4における液体注入用針管においても、同様な製造方法により製造することが可能であることは言うまでもない。
本発明に係る液体注入用針部品は、歯科において根管を形成する途中で象牙質削片や残存有機質を除去するための根管掃除等の用途や、麻酔液、止血液等を患部に注入する用途としても適用できる。
本発明に係る液体注入用針部品の実施例1を示しており、針基を断面して示した正面図である。 図1に示した針管の前方部分を拡大して示した正面図である。 図2に示した針管を右側面から見た側面図である。 図2に示した針管のIV-IV線断面図である。 本発明に係る液体注入用針部品の実施例2を示しており、針管の前方部分を拡大して示した正面図である。 図5に示した針管のVI-VI線断面図である。 本発明に係る液体注入用針部品の実施例3を示しており、針管の前方部分を拡大して示した正面図である。 図7に示した針管の前方端部分を左側から見た状態を示した左側面図である。 本発明に係る液体注入用針部品の実施例4を示しており、針管の前方部分を拡大して示した正面図である。 図9に示した針管の前方部分を左側から見た状態を示した左側面図である。 (A)は、本発明に係る液体注入用針部品の実施例5を示す側面図であり、(B)は、針管の先端側から針管を見た状態を示す正面図である。 (A)は、本発明に係る液体注入用針部品の変形例を示す側面図であり、(B)は、針管の先端側から針管を見た状態を示す正面図である。 (A)は、本発明に係る液体注入用針部品の変形例を示す側面図であり、(B)は、針管の先端側から針管を見た状態を示す正面図である。 本発明に係る液体注入用針部品の実施例6を示しており、液体注入用針部品の製造方法におけるワイヤー放電加工を説明するための概略構成図である。 本発明に係る液体注入用針部品の製造方法を示しており、レーザー加工を説明するための概略構成図である。 本発明に係る液体注入用針部品の製造方法を示しており、針管の先端加工を説明するための概略構成図である。
符号の説明
11 針部品
21 針管
21a 基部
21b 曲部
21c 前方部分
31 針基
24 第1噴出孔
24a、25a,26a,27a,28a,29a 縁壁面
25 第2噴出孔
26 第3噴出孔
27 第4噴出孔
28 第5噴出孔
29 第6噴出孔
201 ワーク
211 固定治具
212 移動治具
213 ワイヤー
311 レーザー発生部
313 レーザー照射部
315 NC(数値制御)部
317 画像処理部
319 セット治具
X 中心軸線
Y 孔中心軸線

Claims (13)

  1. 中心軸線方向における前方部分の先端部が閉塞している針管を含み、該針管は、該針管内の液体を加圧することによって前記針管の外へ噴出させるよう前記針管の前記前方部分に間隔をもって形成した複数の噴出孔を有する液体注入用針部品において、
    前記液体を加圧する圧力を19.613×10Pa〜196.133×10Paの範囲としたときに、前記中心軸線を直交する前記噴出孔の孔中心軸線を基準にして前記先端部側へ45度の範囲内の角度で前記液体を前記針管から噴出させる条件として、
    前記中心軸線方向における前記噴出孔の寸法を0.1mm〜0.5mmの範囲とし、さらに前記中心軸線を交差する方向における前記噴出孔の寸法を0.1mm〜0.3mmの範囲に規定したことを特徴とする液体注入用針部品。
  2. 中心軸線方向における前方部分の先端部が閉塞している針管を含み、該針管は、該針管内の液体を加圧することによって前記針管の外へ噴出させるよう前記針管の前記前方部分に間隔をもって形成した複数の噴出孔を有する液体注入用針部品において、
    前記噴出孔のそれぞれは、前記中心軸線方向で互いに間隔をもって前記前方部分に位置しており、前記針管は前記中心軸線に沿って延びている基部と、該基部の一端から前記針管の前記前方部分へ向かって前記中心軸線の周りに曲げられて延びている曲部とを有していることを特徴とする液体注入用針部品。
  3. 請求項2記載の液体注入用針部品において、前記液体を加圧する圧力を19.613×10Pa〜196.133×10Paの範囲としたときに、前記中心軸線を直交する前記噴出孔の孔中心軸線を基準に前記先端部側へ45度の範囲内の角度で前記液体を前記針管から噴出させる条件として、
    前記中心軸線方向における前記噴出孔の寸法を0.1mm〜0.5mmの範囲とし、さらに前記中心軸線を交差する方向における前記噴出孔の寸法を0.1mm〜0.3mmの範囲に規定したことを特徴とする液体注入用針部品。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の液体注入用針部品において、前記噴出孔のそれぞれが前記前方部分の前記中心軸線の軸線周りで互いに角度をずらして位置していることを特徴とする液体注入用針部品。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の液体注入用針部品において、前記針管の外周面には、前記先端部側から前記中心軸線方向の所定位置に複数の目盛りが設けられていることを特徴とする液体注入用針部品。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の液体注入用針部品において、前記針管の肉厚部分として前記噴出孔の縁周りに形成されている縁壁面には、樹脂層が被覆されていることを特徴とする液体注入用針部品。
  7. 中心軸線方向における前方部分の先端部が閉塞している針管を含み、該針管は、該針管内の液体を加圧することによって前記針管の外へ噴出させるよう前記針管の前記前方部分に間隔をもって形成した複数の噴出孔を有する液体注入用針部品の製造方法において、
    管状のワークを用意し、前記ワークの前記中心軸線を交差する方向で前記ワークの外周面に放電ワイヤーを対向させ前記放電ワイヤーを移動させることにより前記ワイヤー放電加工を行い前記噴出孔を形成し、その後、前記中心軸線方向へ前記放電ワイヤーを移動させて順次、前記噴出孔を前記前方部分の前記中心軸線方向で互いに間隔をもって前記噴出孔を形成する穿孔工程と、前記ワークの前記中心軸線方向の前記先端部を閉塞する封止工程とを含とむことを特徴とする液体注入用針部品の製造方法。
  8. 請求項7記載の液体注入用針部品の製造方法において、前記ワークの前記前方部分とは反対側の前記ワークの基部と前記前方部分との間を前記ワークの前記中心軸線の軸線周りに曲げることによって曲部を形成する曲げ工程とを含むことを特徴とする液体注入用針部品の製造方法。
  9. 請求項7又は8記載の液体注入用針部品の製造方法において、前記液体を加圧する圧力を19.613×10Pa〜196.133×10Paの範囲としたときに、前記中心軸線を直交する前記噴出孔の孔中心軸線を基準に前記先端部側へ45度の範囲内の角度で前記液体を前記針管から噴出させる条件として、
    前記中心軸線方向における前記噴出孔の寸法を0.1mm〜0.5mmの範囲とし、さらに前記中心軸線を交差する方向における前記噴出孔の寸法を0.1mm〜0.3mmの範囲に規定することを特徴とする液体注入用針部品の製造方法。
  10. 請求項7乃至9のいずれか1項に記載の液体注入用針部品の製造方法において、前記針管を前記穿孔工程毎に前記放電ワイヤー及び前記ワークの一方を前記中心軸線方向へ移動するとともに前記中心軸線を中心として前記中心軸線の周りに前記ワークを所定角度に回転させることによって前記噴出孔の位置を前記中心軸線の周りで互いに角度をずらして形成することを特徴とする液体注入用針部品の製造方法。
  11. 請求項7乃至10のいずれか1項に記載の液体注入用針部品の製造方法において、前記前方部分の外周面に前記先端部側から前記中心軸線方向の所定位置に複数の目盛りを設けることを特徴とする液体注入用針部品の製造方法。
  12. 請求項7乃至11のいずれか1項に記載の液体注入用針部品の製造方法において、前記針管の肉厚部分として前記噴出孔の周りに形成されている縁壁面に、樹脂層を被覆することを特徴とする液体注入用針部品の製造方法。
  13. 請求項7乃至12のいずれか1項に記載の液体注入用針部品の製造方法において、前記封止工程において前記針管の先端部の外面をレーザー加工により半球形状に加工して前記先端部を閉塞することを特徴とする液体注入用針部品の製造方法。
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