JP2006270655A - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ハイライト部、中間から高濃度部を含む画像に対して適切なスクリーンを充てることで画質を向上させることができる画像処理装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 画像処理部30は、画像データを入力する入力部と、第1の線数のスクリーンと該第1の線数より線数の高い第2の線数のスクリーンのCinDout特性の交差点に対応する濃度値に基づいて、前記画像データ中の画像をハイライト部とハイライト部以外の領域に分離する濃度判定部321と、ハイライト部に対して第1の線数のスクリーンを設定し、ハイライト部以外の領域に対して第2の線数のスクリーンを設定してスクリーン処理を行うスクリーン処理部36と、第1の線数のスクリーンと第2の線数のスクリーンのCinDout特性の交差点を書き換え可能に記憶するRAM70を備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、画像処理装置および画像処理方法に関する。
スクリーン線数には、線数が低いほどハイライト部分(画像の明るい部分)からの階調性が安定し、スクリーン線数が高くなるほど文字再現が良くなるという特徴がある。実際には、たとえば階調性重視の場合は、150線近傍のスクリーンが使用され、文字再現を重視する場合は300線近傍のスクリーンが使用されている。線数が低いスクリーンと線数が高いスクリーンは相反する特性であり、画像に対して全面同一のスクリーンを使用した場合、文字再現・階調性の両方を満たす事は出来ない。このような問題を解決するために従来、オブジェクト毎のスクリーン切り替え処理や絵文字分離処理などの技術が以下のような特許文献で提案されている。
特許文献1に記載の技術では、予め画像に対して文字・グラフィック・イメージなどのオブジェクト毎にTagを付加しておき、そのTag毎にスクリーンを切り替える事により、文字再現・階調性を向上させている。特許文献2に記載の技術では、絵文字分離を行い、画像に対してイメージパス上で、構造抽出や網点抽出などの各種判定を行い、黒文字・色文字・絵柄などに分離しTagを付加して、そのTag毎にスクリーンを切り替えるようにしている。特許文献3に記載の技術では、画像濃度信号にパルス幅変調を加えることによって、実質的に低濃度部において線数が低くなるようにしている。
特開平6−320802号公報 特開平7−107278号公報 特開平8−156329号公報
しかしながら、特許文献1記載の技術のように、オブジェクト毎のスクリーン切り替え処理では、例えばイメージ画像中に文字・線が存在しイメージTagが付加された部分に文字や線がある場合、通常イメージ部の再現性を上げるために低線数スクリーンを適用する必要があるため、文字・線に対しては適切なスクリーン(高線数スクリーン)を充てる事が出来ない。
また、特許文献2に記載の技術では、絵文字分離においてはパラメーターにより入力画像の分離を行うようにしているが、現状のアルゴリズムの場合、色背景中の文字を文字判定するパラメーターを設定すると、絵柄部の例えば髪の毛なども文字と誤判定してしまうことがあり、また文字部には通常強い再現を得るためHighγなTRC(Tone Reproduction Curve:トーン再現曲線)を充てる事が多いため、髪の毛等にギャップが発生してしまう。これを防止するために色背景中の文字は絵柄と判定させるようなパラメーターにせざるを得ない事が多く、色背景中の文字に対しては適切なスクリーン(高線数スクリーン)を充てる事が出来ない。また、特許文献3に記載の技術では、パルス幅変調により、低濃度部を低線数化した場合には、階調ジャンプが発生するなどの不具合が起こる。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、ハイライト部、中間から高濃度部を含む画像に対して適切なスクリーンを充てることで画質を向上させることができる画像処理装置および画像処理方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、画像データを入力する入力手段と、第1の線数のスクリーンと該第1の線数より線数の高い第2の線数のスクリーンの出力階調特性の交差点に対応する濃度値に基づいて、前記画像データ中の画像をハイライト部とハイライト部以外の領域に分離する分離手段と、前記ハイライト部に対して前記第1の線数のスクリーンを設定し、前記ハイライト部以外の領域に対して前記第2の線数のスクリーンを設定してスクリーン処理を行う処理手段とを備える。
本発明によれば、低線数スクリーンと高線数スクリーンの出力階調特性(CinDout特性)の交差ポイント(交差点)をスクリーンの切り替えポイントとすることで、ハイライト部には階調性の良い線数のスクリーンを適応し、中間〜高濃度部(中間・高濃度部)には文字再現性の良い線数のスクリーンを適応することができるので、ハイライト部、中間から高濃度部を含む画像に対して適切なスクリーンを充てることで画質を向上させることができる。Cinとは、濃度情報であり、0%から100%までの濃度を表わす画像データをいう。Doutは、出力濃度であり、濃度センサの、トナーパッチに対する画像出力レベルをいう。出力階調特性とは、Cin(画像データ)に対するDout(画像出力レベル)のことをいう。CinDout特性の交差点とは、第1の線数のスクリーンのCinDout特性の波形と、第2の線数のスクリーンのCinDout特性の波形が交差する点のことを言う。
本発明の画像処理装置は、前記第1の線数のスクリーンと前記第2の線数のスクリーンの出力階調特性の交差点を書き換え可能に記憶する記憶手段をさらに備える。本発明の画像処理装置は、前記第1の線数のスクリーンと前記第2の線数のスクリーンの出力階調特性の交差点を出力色数に応じて記憶する記憶手段をさらに備える。
前記分離手段は、前記第1の線数のスクリーンと前記第2の線数のスクリーンの出力階調特性の交差点を調整する。
前記分離手段は、前記第1の線数のスクリーンと前記第2の線数のスクリーンの出力階調特性の交差点から所定範囲の濃度が全体の画像の所定割合以下の場合、前記ハイライト部と前記ハイライト部以外の領域に分離する処理を行わないことを特徴とする。本発明によれば、スクリーンの切り替えポイントより一定%下の濃度(又は、上の濃度)が、全体の画像の一定値以下のとき、スクリーンの切り替え処理を行わないことによりユーザーが望まない切り替え処理を防止することができる。
前記第2の線数のスクリーンは、たとえば前記第1の線数のスクリーンの整数倍のスクリーン線数であることを特徴とする。本発明によれば、高線数スクリーンの線数を低線数スクリーンの線数の整数倍になるよう設定することで、色毎に異なる線数に切り替えられた場合のスクリーンモアレ発生を防止する事が出来る。
本発明の画像処理装置は、前記画像データに対応付けられたタグデータに基づいて、前記画像データ中の画像をグラフィック領域およびイメージ領域の少なくとも一方に判定する判定手段をさらに備え、前記分離手段は、前記第1の線数のスクリーンと前記第2の線数のスクリーンの出力階調特性の交差点に対応する濃度値に基づいて、前記判定手段により前記グラフィック領域又はイメージ領域として判定された領域を、前記ハイライト部と前記ハイライト部以外の領域に分離することを特徴とする。本発明によれば、グラフィック・イメージ領域に低線数スクリーンと高線数スクリーンに切り替える処理を適用することにより、領域内の文字・線などの中間・高濃度部に対して高線数のスクリーンが適用されるため再現性を高めることができる。
本発明の画像処理装置は、前記画像データに対応付けられたタグデータに基づいて、絵柄領域を判定する判定手段をさらに備え、前記分離手段は、前記第1の線数のスクリーンと前記第2の線数のスクリーンの出力階調特性の交差点に対応する濃度値に基づいて、前記判定手段により前記絵柄領域として判定された領域を前記ハイライト部と前記ハイライト部以外の領域に分離することを特徴とする。本発明によれば、絵柄判定領域に低線数スクリーンと高線数スクリーンに切り替える処理を適用することにより領域内の文字・線などの中間・高濃度部の再現性を高めることができる。
本発明は、画像データを入力するステップと、第1の線数のスクリーンと該第1の線数より線数の高い第2の線数のスクリーンの出力階調特性の交差点に対応する濃度値に基づいて、前記画像データ中の画像をハイライト部とハイライト部以外の領域に分離するステップと、前記ハイライト部に対して前記第1の線数のスクリーンを設定し、前記ハイライト部以外の領域に対して前記第2の線数のスクリーンを設定してスクリーン処理を行うステップとを有する画像処理方法である。本発明によれば、低線数スクリーンと高線数スクリーンの出力階調特性の交差ポイントをスクリーンの切り替えポイントとすることで、ハイライト部には階調性の良い線数のスクリーンを適応し、中間・高濃度部には文字再現性の良い線数のスクリーンを適応することができるので、画質を向上させることができる。本発明の画像処理方法は、前記第1の線数のスクリーンと前記第2の線数のスクリーンの出力階調特性の交差点を調整するステップをさらに有する。
本発明によれば、ハイライト部、中間から高濃度部を含む画像に対して適切なスクリーンを充てることで画質を向上させることができる画像処理装置および画像処理方法を提供できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。なお、以下では、本発明を複写機に適用した場合を例に説明する。図1は本発明の実施形態に係る複写機10のブロック図である。図1に示すように、複写機10は、画像入力部(IIT:Image Input Terminal)20、画像処理部30および画像出力部(Image Output Terminal;以下「IOT」と称す)40を備える。画像入力部20は原稿から画像を読み取って画像データを取得する。画像処理部30は画像入力部20で取得した画像データに対して各種画像処理を施す。画像出力部40は画像データに基づいて、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の色材を用いて、記録紙などの画像記録媒体に画像を記録して出力する。以下詳細に説明する。
画像入力部20は、露光光源21、撮像素子(CCD:Charge-Coupled Devices)23を備える。露光光源21から照射される光が読み取り原稿22に照射され撮像素子23で検出される。画像処理部30は、LUT(Look Up Table)31、画素属性判定部32、フィルタ33、拡大縮小処理部34、TRC処理部35およびスクリーン処理部36を備える。画像処理部30は、たとえばCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)などを用いて構成することができる。CPUがROMに保持された制御プログラムに従って、各構成の動作及び処理を行わせるような制御をする。尚、RAMは、CPUの作業領域として使用される。
LUT31は、画像入力部20から入力されたRGB信号をデバイスに依存しない例えば均等色空間信号L*a*b*に変換する。画素属性判定部32は、画像データ中に含まれる画素の属性を判定する。フィルタ33は、たとえば文字、線画等の2値画像についてはエッジを強調して先鋭度を高め、写真や網点印刷等の中間調画像については平滑化してモアレや網点を除去して画像の滑らかさや粒状性を高めるようフィルタ処理を行う。
拡大縮小処理部34は、設定された拡大率又は縮小率に従って画像データを拡大又は縮小する処理を行う。TRC処理部35は、入力濃度に対する出力濃度が書き込まれたルックアップテーブルを用いて、画像出力部40の特性に合わせて階調補正処理を行う。スクリーン処理部36は、スクリーン処理によって多値の画像から網点画像を生成する処理を行い、1ページ毎にページイメージを作成する。このスクリーン処理にはたとえばDither法や誤差拡散法を用いる。画像出力部40は電子写真技術を利用して、画像データを用紙等の媒体上に可視画像として印刷出力するものである。操作部50はユーザーがモード設定等を行うためのボタン等を含む。表示部60にはユーザインターフェースが表示される。
図2は、画像処理部30内のハーフトーン処理部100の構成を示す図である。図2に示すように、ハーフトーン処理部100は、図1で示したスクリーン処理部36を備える。スクリーン処理部36は、濃度判定部321、ハイライト部用スクリーン処理部361および中間・高濃度部用のスクリーン処理部362を備える。
RAM70は、低線数のスクリーンと高線数のスクリーンのCinDout特性の交差点のCinの値を書き換え可能に記憶する。RAM70は、出力色が複数ある場合、低線数のスクリーンと高線数のスクリーンのCinDout特性の交差点を出力色数に応じて出力数分だけ記憶する。たとえば、出力色がYMCKの4色の場合、RAM70は、この4色分の、低線数のスクリーンと高線数のスクリーンのCinDout特性の交差点のCinの値を記憶する。低線数のスクリーンと高線数のスクリーンのCinDout特性は、色毎に異なるからである。
濃度判定部321は、まず入力された画像データ内の画素の濃度値を画素毎に判定する。次に、濃度判定部321は、たとえば150線の低線数スクリーン(第1の線数のスクリーン)と第1の線数より線数の高い300線の高線数スクリーン(第2の線数)のCinDout特性の交差点のCinの値をRAM70より読み出す。次に、濃度判定部321は、低線数スクリーンと高線数スクリーンのCinDout特性の交差点のCinの値に対応する濃度値に基づいて、入力画像データ中の画像をハイライト部とハイライト部以外の領域に分離する。
なお、濃度判定部321は、ジョブ時に取った画像のヒストグラムを参照して、低線数のスクリーンと高線数のスクリーンのCinDout特性の交差点から所定範囲の濃度が全体の画像の所定割合以下の場合、すなわちスクリーンの切り替えポイントより一定%下の濃度(又は、上の濃度)が、全体の画像の一定値以下の場合には、ハイライト部とハイライト部以外の領域に分離する処理を行わないようにしても良い。これにより、ユーザーが望まない切り替え処理を防止することができる。
濃度判定部321は、第1の線数のスクリーンと第2の線数のスクリーンのCinDout特性の交差点から所定範囲の濃度が全体の画像の所定割合以下の場合、ハイライト部とハイライト部以外の領域に分離する処理を行わない。たとえば、CinDout特性の交差点が35%であったとして、濃度判定部321でヒストグラムを参照した結果が、Cin0%(画像がない領域)を除く35%以下の領域が、Cin0%を除く画像全体の1%以下であった場合、ハイライト部とハイライト部以外の領域に分離する処理を行わない。
ハイライト部用スクリーン処理部361は、ハイライト部に対して150線の低線数のスクリーンを設定してスクリーン処理を行う。中間・高濃度部用スクリーン処理部362は、ハイライト部以外の中間・高濃度領域に対して300線の高線数のスクリーンを設定してスクリーン処理を行う。ハイライト部用スクリーン処理部361及び中間・高濃度用スクリーン処理部362で生成されたハーフトーン画像データは、画像出力部40に出力される。このようにして、濃度判定部321は、入力画像のCinに対応して、低線数のスクリーンおよび高線数のスクリーンの切り替えをスクリーン処理を行う段階で画素毎に行うことにより従来必要であったTagの付加や、複雑な回路も不要となる。
図3は、CinDout特性の交差ポイントを説明するための図である。図3において横軸は、0%から100%までの濃度を表わす画像データCinを示す。0から255階調で表現される場合、0%が0階調、100%が255階調に対応する。縦軸は濃度センサの、画像データCinに対応して形成されたトナーパッチに対する画像出力レベルDoutを示す。150線のスクリーンのCinDout特性を破線で示し、300線のスクリーンのCinDout特性を実線で示す。濃度判定部321は、ハイライト部については150線のスクリーンを適応し、中間・高濃度部については300線のスクリーンを適応する場合、この二つのスクリーンのCinDout特性の波形が交差するポイントをスクリーンの切り替えポイントとする。
ここでは、150線の低線数のスクリーンと300線の高線数のスクリーンのCinDout特性の交差点のCinの値は35%である。このため、濃度判定部321は、150線の低線数のスクリーンと300線の高線数のスクリーンのCinDout特性の交差点のCin35%に対応する濃度値をスクリーン切り替えポイントとして、Cin35%に対応する濃度値よりも濃度値が低い画素についてはハイライト部と判定し、150線の低線数のスクリーンを適用し、Cin35%に対応する濃度値よりも濃度値が高い画素については中・高濃度部と判定し、300線の高線数のスクリーンを適用するようにする。
これにより、画像のハイライト部については、階調性の良い150線のスクリーンが適応され、中間・高濃度部については、文字再現性の良い300線のスクリーンが適応されるため、階調性・文字再現の両方で良い結果を得る事が出来る。また、CinDoutの交差するポイントで、スクリーン切り替えを行うため、階調ジャンプは起こらない。
上記CinDout特性の波形が交差するポイントをパラメーターとして図2のRAM70に格納しておき、濃度判定部321はハイライト部と中高濃度判定部を判定する際に参照する。なお、カラー画像を処理する場合、トナー色毎にパラメーターをRAM70に格納する。すなわち、出力色がY、M、C、Kの場合、この4色分のパラメーターをRAM70に記憶する。
図4は、低線数スクリーンと高線数スクリーンの設定例を示す図である。高線数スクリーンの線数は、低線数スクリーンの線数の整数倍になるように設定する。ここでは、ハイライト用スクリーン処理部361が用いるスクリーンを150線のスクリーンとする場合、中間・高濃度用スクリーン処理部362が用いるスクリーンを300線のスクリーンとしている。このように、高線数スクリーンの線数を低線数スクリーンの線数の整数倍になるよう設定することにより色毎に異なる線数に切り替えられた場合のスクリーンモアレ発生を防止する事が出来る。
図5は、スクリーンの切り替えポイントを補正するときに用いるユーザー設定画面(UI表示)の例である。図5に示すように、操作部50は、手動でスクリーンの切り替えポイントを補正するためのボタン61、現在の切り替えポイントを表示するウィンドウ62、スクリーン切り替えポイントを上げ下げするボタン63、64、全ての画素に対して低線数のスクリーンを適用するためのボタン65、全ての画素に対して高線数スクリーンを適用するためのボタン66および自動でスクリーンの切り替えポイントを補正するためのボタン67を備える。なお、この操作部50はユーザインターフェースとして図1の表示部60に表示される。自動でスクリーンを切り替えるポイントを補正した場合には、マニュアルボタン61を選択して、スクリーン数、全て低線数スクリーン、すべて高線数スクリーンを選択することでスクリーン切り替えポイントを補正することができる。一方、切り替えポイントを自動的に補正したい場合には、オートボタン67を選択することにより、装置側でスクリーン切り替えポイントを自動的に補正することができる。
次に、自動で濃度判定部321が低線数のスクリーンと高線数のスクリーンのCinDout特性の交差点を調整する例について説明する。図6は自動でスクリーン切り替えポイントの補正処理の流れ図である。図7は切り替えポイント補正処理実施時に使用されるパターン画像の例を示す図である。図9は図7に示すパターン画像を転写ベルト上に流し、パターン画像の反射光を読み取り255階調で格納した場合の例である。図10は切り替えポイントのRAM70の格納例である。図10では、Y、M、C、Kの色別に切り替えポイントとして、150線のスクリーンと300線のスクリーンのCinDout特性の交差点のCinの値が格納されている。濃度判定部321は、色ごとにスクリーン切り替えポイントを参照する。ステップS1で、図7に示すパターン画像を転写ベルト上に流す。ステップS2で、パターン画像の反射光を読み取り、255階調で格納する。ステップS3で、濃度判定部321は切り替えポイントの補正処理を行う。図9は、ステップS2でパターン画像の反射光を読み取った結果である。この場合は、Cin35%で低線数スクリーンと高線数スクリーンが交差しているため、切り替えポイントは35%とする。この処理をYMCK各色ごとに行い、4色分の切り替えポイントを得る。ステップS4で、濃度補正部321は切り替えポイントをRAM70に書込み、自動補正処理を終了する。
次に、手動で低線数のスクリーンと高線数のスクリーンのCinDout特性の交差点を調整する例について説明する。図8は手動で切り替えポイントを補正する際の処理フローチャートである。ステップS11で、内蔵パターン画像を出力する処理を行う。ステップS12で、出力されたパターン画像を画像入力部20にセットする。ステップS13で、出力パターンのSCAN(読み込み)を実施する。ステップS14で、濃度判定部321は切り替えポイントの補正処理を行う。ステップS15で、濃度判定部321は切り替えポイントをRAM70に書込み、切り替えポイント補正処理を終了する。
図11は、オブジェクト毎のスクリーン切り替え処理に、本発明の処理を追加する場合の処理の一例を表したイメージパスを示す図である。参照符号30は画像処理部、70はRAM、200はハーフトーン処理部をそれぞれ示す。この画像処理部30は、オブジェクト毎にスクリーン切り替え処理を行う機能を有する。ハーフトーン処理部200は、Tag判定部201およびスクリーン処理部36を備える。スクリーン処理部36は、濃度判定部321、テキスト用スクリーン処理部371、ハイライト部用スクリーン処理部372および中間・高濃度部用スクリーン処理部373を備える。
ハーフトーン処理部200の動作について説明すると、画像データおよびTagデータがTag判定部201に入力される。Tag判定部201は、画像データに対応付けられたTagデータに基づいて、画像データ中の画像がテキスト、グラフィック領域又はイメージ領域であるかを判定し、テキストの場合はテキスト用スクリーン処理部371へ出力し、グラフィック領域又はイメージ領域の場合、濃度判定部321に画像データを送る。テキスト用スクリーン処理部371はテキストに適したスクリーン処理を行う。濃度判定部321は、RAM70内の低線数のスクリーンと高線数のスクリーンのCinDout特性の交差点に対応する濃度値に基づいて、グラフィック領域又はイメージ領領域をハイライト部とハイライト部以外の領域に分離する。
ハイライト部用スクリーン処理部372は、150線数の低線数スクリーンを用いてスクリーン処理を行う。中間・高濃度用スクリーン処理部373は、300線数の高線数スクリーンを用いてスクリーン処理を行う。このように、グラフィック・イメージ領域に低線数スクリーンと高線数スクリーンに切り替える処理を追加することにより、領域内の文字・線などに高線数スクリーンが適用されるため再現性を高める事が出来る。
図12は、絵文字分離処理に、本発明の処理を追加する場合の、処理の一例を表したイメージパスを示す図である。図12において、参照符号30は画像処理部、70はRAM、300はハーフトーン処理部をそれぞれ示す。この画像処理部30は、絵文字分離処理を行う機能を有する。ハーフトーン処理部300は、Tag判定部301およびスクリーン処理部36を備える。スクリーン処理部36は、濃度判定部321、黒文字用スクリーン処理部381、色文字用スクリーン処理部382、ハイライト部用スクリーン処理部383および中間・高濃度部用スクリーン処理部384を備える。
ハーフトーン処理部300の動作について説明すると、画像データおよびTagデータがTag判定部301に入力される。Tag判定部301は画像データに対応付けられたTagデータに基づいて、黒文字領域、色文字領域、絵柄領域のいずれかを判断する。黒文字領域の場合、黒文字用スクリーン処理部381によりスクリーン処理が行われ、色文字領域の場合、色文字用スクリーン処理部382によりスクリーン処理が行われる。濃度判定部321は、RAM70内の低線数のスクリーンと高線数のスクリーンのCinDout特性の交差点に対応する濃度値に基づいて、絵柄領域をハイライト部とハイライト部以外の領域に分離する。
ハイライト部用スクリーン処理部383は、ハイライト部に対して150線数の低線数スクリーンを用いて、スクリーン処理を行い、中間・高濃度部用スクリーン処理部384は、中間・高濃度部については300線数の高線数スクリーンを用いてスクリーン処理を行う。このようにして、絵柄領域に対して低線数スクリーンと高線数スクリーンに切り替える処理を追加することにより、領域内の文字・線などの再現性を高める事が出来る。
上記した画像処理部によれば、画像のハイライト部には階調性の良い150線のスクリーンを適応し、画像の中間・高濃度部には文字再現性の良い300線のスクリーンを適応することで、画質を向上させることができる。この効果は、出力機器の固体毎の特性や、状態の変化に対応し、同様の効果を得る事が出来る。オブジェクト毎のスクリーン切り替え処理や絵文字分離など、既存の処理と組み合わせる事により、上記画質を向上させる効果を更に高めることができる。
なお、本発明による画像処理方法は、例えば、CPU、ROM、RAM等を用いて実現され、プログラムをハードディスク装置や、CD−ROM、DVDまたはフレキシブルディスクなどの可搬型記憶媒体等からインストールし、または通信回路からダウンロードし、CPUがこのプログラムを実行することで、各ステップが実現される。
またこのプログラムは、画像データを入力するステップ、第1の線数のスクリーンと該第1の線数より線数の高い第2の線数のスクリーンの出力階調特性の交差点に対応する濃度値に基づいて、前記画像データ中の画像をハイライト部とハイライト部以外の領域に分離するステップ、前記ハイライト部に対して前記第1の線数のスクリーンを設定し、前記ハイライト部以外の領域に対して前記第2の線数のスクリーンを設定してスクリーン処理を行うステップをコンピュータに実行させる。このプログラムはさらに、前記第1の線数のスクリーンと前記第2の線数のスクリーンの出力階調特性の交差点を調整するステップをコンピュータに実行させる。なお、濃度判定部321が分離手段、スクリーン処理部361、362、371〜373、381〜384が処理手段、RAM70が記憶手段、LUT31が入力手段にそれぞれ対応する。
以上本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
本発明の実施形態に係る複写機10のブロック図である。 画像処理部30内のハーフトーン処理部100の構成を示す図である。 CinDout特性の交差ポイントを説明するための図である。 低線数スクリーンと高線数スクリーンの設定例を示す図である。 スクリーンの切り替えポイントを補正するときに用いるユーザー設定画面の例である。 自動でスクリーン切り替えポイントの補正処理の流れ図である。 切り替えポイント補正処理実施時に使用されるパターン画像の例を示す図である。 手動で切り替えポイントを補正する際の処理フローチャートである。 図7に示すパターン画像を転写ベルト上に流し、パターン画像の反射光を読み取り255階調で格納した場合の例である。 切り替えポイントのRAM70の格納例である。 オブジェクト毎のスクリーン切り替え処理に、本発明の処理を追加する場合の処理の一例を表したイメージパスを示す図である。 絵文字分離処理に、本発明の処理を追加する場合の、処理の一例を表したイメージパスを示す図である。
符号の説明
10 複写機
20 画像入力部
30 画像処理部
31 LUT
32 画素属性判定部
32 濃度判定部
33 フィルタ
34 拡大縮小処理部
35 TRC処理部
36 スクリーン処理部
361 ハイライト部スクリーン処理部
362 中間・高濃度用スクリーン処理部
40 画像出力部

Claims (10)

  1. 画像データを入力する入力手段と、
    第1の線数のスクリーンと該第1の線数より線数の高い第2の線数のスクリーンの出力階調特性の交差点に対応する濃度値に基づいて、前記画像データ中の画像をハイライト部とハイライト部以外の領域に分離する分離手段と、
    前記ハイライト部に対して前記第1の線数のスクリーンを設定し、前記ハイライト部以外の領域に対して前記第2の線数のスクリーンを設定してスクリーン処理を行う処理手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第1の線数のスクリーンと前記第2の線数のスクリーンの出力階調特性の交差点を書き換え可能に記憶する記憶手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第1の線数のスクリーンと前記第2の線数のスクリーンの出力階調特性の交差点を出力色数に応じて記憶する記憶手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記分離手段は、前記第1の線数のスクリーンと前記第2の線数のスクリーンの出力階調特性の交差点を調整することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記分離手段は、前記第1の線数のスクリーンと前記第2の線数のスクリーンの出力階調特性の交差点から所定範囲の濃度が全体の画像の所定割合以下の場合、前記ハイライト部と前記ハイライト部以外の領域に分離する処理を行わないことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 前記第2の線数のスクリーンは、前記第1の線数のスクリーンの整数倍のスクリーン線数であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 前記画像データに対応付けられたタグデータに基づいて、前記画像データ中の画像をグラフィック領域およびイメージ領域の少なくとも一方に判定する判定手段をさらに備え、
    前記分離手段は、前記第1の線数のスクリーンと前記第2の線数のスクリーンの出力階調特性の交差点に対応する濃度値に基づいて、前記判定手段により前記グラフィック領域又はイメージ領域として判定された領域を、前記ハイライト部と前記ハイライト部以外の領域に分離することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  8. 前記画像データに対応付けられたタグデータに基づいて、絵柄領域を判定する判定手段をさらに備え、
    前記分離手段は、前記第1の線数のスクリーンと前記第2の線数のスクリーンの出力階調特性の交差点に対応する濃度値に基づいて、前記判定手段により前記絵柄領域として判定された領域を前記ハイライト部と前記ハイライト部以外の領域に分離することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  9. 画像データを入力するステップと、
    第1の線数のスクリーンと該第1の線数より線数の高い第2の線数のスクリーンの出力階調特性の交差点に対応する濃度値に基づいて、前記画像データ中の画像をハイライト部とハイライト部以外の領域に分離するステップと、
    前記ハイライト部に対して前記第1の線数のスクリーンを設定し、前記ハイライト部以外の領域に対して前記第2の線数のスクリーンを設定してスクリーン処理を行うステップと
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  10. 前記第1の線数のスクリーンと前記第2の線数のスクリーンの出力階調特性の交差点を調整するステップをさらに有することを特徴とする請求項9に記載の画像処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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