JP2006268191A - 通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ショートカット情報が登録されていないためにやむを得ずにパス情報を直接入力したような場合に、入力したパス情報を直ちにショートカット情報として登録可能な通信装置を提供する。
【解決手段】 インクリメンタルサーチによらずにパス情報の入力によって資源が指定された場合に、入力されたパス情報をショートカット情報登録プログラムがショートカット情報として登録し、ショートカット情報記憶領域がショートカット情報登録プログラムが登録したショートカット情報を記憶する。
【選択図】 図5
【解決手段】 インクリメンタルサーチによらずにパス情報の入力によって資源が指定された場合に、入力されたパス情報をショートカット情報登録プログラムがショートカット情報として登録し、ショートカット情報記憶領域がショートカット情報登録プログラムが登録したショートカット情報を記憶する。
【選択図】 図5
Description
本発明は、画像データ等を送受信する通信装置に関し、より詳細には送信先又は送信元の指定をパス情報を直接入力することなしに、予め登録したショートカット情報を選択することによって行なうことが可能であり、更に各ショートカットをインクリメンタルサーチにより選択することが可能な通信装置に関する。
いわゆるファイルサーバ等を利用したシステムにおいては、ファイルサーバ及びこれに接続されたパーソナルコンピュータ等の通信装置相互間において画像データ等のファイルを送信したり、また受信したりする際に、送信先の資源又は受信元の資源を本来はパス情報によって指定する必要がある。しかし、パス情報を必要の都度入力することは大変煩瑣な作業であることから、近年では送信先又は送信元の資源をショートカット情報として登録しておき、更にインクリメンタルサーチによりショートカットを選択することにより迅速且つ容易に送信先又は送信元を指定することが可能になっている。
ところで、インクリメンタルサーチしたとしてもショートカット情報が登録されていなければ結局はパス情報を直接入力する必要が生じる。従来はこのようにしてパス情報を直接入力した場合には、送信,受信等の所期の操作が終了した後に改めてショートカット情報の設定を行なう必要があった。
このような事情からたとえば特許文献1に開示されている発明では、外部装置からショートカット情報とアイコン画像情報とを含むアイコンデータを受信して登録すると共に表示パネルに表示するようにした通信装置が提案されている。
特開2005−64817号公報
しかしこの特許文献1に開示されている発明は、ショートカット情報を関連付けたアイコン画像データを外部装置から受信することによって、アイコン画像を利用してショートカット情報を利用し易くすることを目的としており、そのために必要なショートカット情報そのものは予め登録しておく必要があるので、上述したような問題点を解決することはできない。
本発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、ショートカット情報が登録されていないためにやむを得ずにパス情報を直接入力したような場合に、入力したパス情報を直ちにショートカット情報として登録可能な通信装置の提供を目的とする。
また本発明は、ショートカット情報を登録する際に、新たなショートカット情報の登録ができない程度に既にショートカット情報が登録されているような場合には不要なショートカット情報を削除して新たなショートカット情報を登録することが可能な通信装置の提供を目的とする。
第1の発明に係る通信装置は、複数の資源それぞれを指定するパス情報とそれぞれのパス情報のショートカットとを対応付けた複数のショートカット情報を記憶したショートカット情報記憶手段と、前記ショートカット情報記憶手段が記憶している複数のショートカットをインクリメンタルサーチするサーチ手段とを備え、該サーチ手段がインクリメンタルサーチしたショートカットを選択することによって対応する資源を指定することが可能に構成されている通信装置において、前記サーチ手段によるインクリメンタルサーチによらずにパス情報の入力によって資源が指定された場合に、入力されたパス情報をショートカット情報として登録するショートカット情報登録手段を備え、前記ショートカット情報記憶手段は前記ショートカット情報登録手段が登録したショートカット情報を記憶するようにしてあることを特徴とする。
このような第1の発明に係る通信装置では、サーチ手段によるインクリメンタルサーチによらずにパス情報の入力によって資源が指定された場合に、入力されたパス情報がショートカット情報として登録され、ショートカット情報記憶手段がショートカット情報として登録されたショートカット情報を記憶する。
また第2の発明に係る通信装置は上記の第1の発明において、前記サーチ手段によるインクリメンタルサーチによらずパス情報の入力によって資源が指定された場合に、ショートカット情報を前記ショートカット情報登録手段に登録させるか否かの指示を受け付ける手段を更に備えたことを特徴とする。
このような第2の発明に係る通信装置では上記の第1の発明において、パス情報の入力によって資源が指定された場合は、ショートカット情報をショートカット情報登録手段に登録させるか否かの指示が受け付けられる。
また第3の発明に係る通信装置は上記の第1又は第2の発明において、前記ショートカット情報登録手段がショートカット情報を前記ショートカット情報記憶手段に登録する際に、前記ショートカット情報記憶手段が記憶しているショートカット情報の内の記憶された時期が最も古いショートカット情報を削除するようにしてあることを特徴とする。
このような第3の発明に係る通信装置では上記の第1又は第2の発明において、ショートカット情報がショートカット情報記憶手段に記憶される際に、ショートカット情報記憶手段が記憶しているショートカット情報の内の記憶された時期が最も古いショートカット情報が削除される。
また第4の発明に係る通信装置は上記の第1又は第2の発明において、前記ショートカット情報登録手段がショートカット情報を前記ショートカット情報記憶手段に登録する際に、前記ショートカット情報記憶手段が記憶しているショートカット情報の内の最後に選択された時期が最も古いショートカット情報を削除するようにしてあることを特徴とする。
このような第4の発明に係る通信装置では上記の第1又は第2の発明において、ショートカット情報がショートカット情報記憶手段に記憶される際に、ショートカット情報記憶手段が記憶しているショートカット情報の内の最後に選択された時期が最も古いショートカット情報が削除される。
また第5の発明に係る通信装置は上記の第1又は第2の発明において、前記ショートカット情報登録手段がショートカット情報を前記ショートカット情報記憶手段に登録する際に、前記ショートカット情報記憶手段が記憶しているショートカット情報の内の選択された回数が最も少ないショートカット情報を削除するようにしてあることを特徴とする。
このような第5の発明に係る通信装置では上記の第1又は第2の発明において、ショートカット情報がショートカット情報記憶手段に記憶される際に、ショートカット情報記憶手段が記憶しているショートカット情報の内の選択された回数が最も少ないショートカット情報が削除される。
上述した第1の発明に係る通信装置によれば、パス情報の入力によって資源が指定された場合に、入力されたパス情報がショートカット情報として登録されるので、爾後は同一のパス情報をインクリメンタルサーチで指定することが可能になる。
また第2の発明に係る通信装置によれば上記の第1の発明において、パス情報の入力によって資源が指定された場合にも、ショートカット情報をショートカット情報登録手段に登録させないことが可能になるので、ショートカット情報を記憶するための領域を無駄に使用せず、また不要なショートカットがインクリメンタルサーチでサーチされて表示されることもない。
更に第3の発明に係る通信装置によれば上記の第1又は第2の発明において、不要になったショートカット、具体的には記憶された時期が最も古いショートカット情報が削除されて新たなショートカット情報が登録されるので、それほどには重要ではない、または使用頻度が高くないショートカットがインクリメンタルサーチでサーチされて表示されることもない。
また第4の発明に係る通信装置によれば上記の第1又は第2の発明において、不要になったショートカット、具体的には最後に選択された時期が最も古いショートカット情報が削除されて新たなショートカット情報が登録されるので、それほどには重要ではない、または使用頻度が高くないショートカットがインクリメンタルサーチでサーチされて表示されることもない。
更に第5の発明に係る通信装置によれば上記の第1又は第2の発明において、不要になったショートカット、具体的には選択された回数が最も少ないショートカット情報が削除されて新たなショートカット情報が登録されるので、それほどには重要ではない、または使用頻度が高くないショートカットがインクリメンタルサーチでサーチされて表示されることもない。
以下に、本発明に係る通信装置をデジタル複合機(以下、MFP:Multi Function Printerという)に適用した場合の実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。図1は本発明に係る通信装置をMFPに適用した場合のネットワーク構成例を示す模式図であり、図中1は本発明の通信装置としてのMFPを示している。
MFP1は、LAN(Local Area Network)を介して複数のコンピュータ(以下、PCという)2,2と接続されている。また、MFP1は、公衆電話交換網PSTNを介して外部のMFP3及びファクシミリ装置4とも接続されている。なお、LANには図示されている他にも多数のPCが接続されており、公衆電話交換網PSTNには図示されている他にも多数のMFP及びファクシミリ装置が接続されていることは言うまでもない。従って、MFP1は、LANを介して複数のPC2,2と、公衆電話交換網PSTNを介して他の多数のMFP3及びファクシミリ装置4と通信可能である。
図2は本発明に係る通信装置としてのMFP1の内部構成例を示すブロック図である。MFP1は、CPU(Central Processing Unit )又はMPU(Micro Processor Unit)等で構成された制御部10を備えている。制御部10は、バスを介して、ROM11、RAM12、NCU(Network Control Unit)13、モデム14、読取部15、画像メモリ16、記録部17、操作部18、表示部19、LANに接続するためのLANインタフェース20、蓄積部21、画像データの符号化/復号化処理を行なうコーデック(CODEC)22等と接続されている。
制御部10は、上述したようなハードウェア各部を制御すると共に、ROM11に予め格納されている制御プログラム11aに従って、種々のソフトウェア的機能を実現する。ROM11に格納されている制御プログラム11aとしては、MFP1としての一般的な動作に必要な種々のプログラム,及びLANインターフェイス20を介してPC2とデータ通信を行なうためのプログラム,モデム14を介して外部のMFP3,ファクシミリ装置4との間でファクシミリ通信を行なうためのファクシミリ通信プログラム等が含まれる他、本発明の通信装置としての動作に必要なプログラムも含まれる。また、RAM12は、SRAM又はフラッシュメモリ等で構成されており、制御部10による制御プログラム11aの実行時に発生するデータを一時的に記憶する。
モデム14は、ファクシミリ通信が可能なファックスモデムで構成されており、NCU13とも直接的に接続されている。NCU13は、公衆電話交換網PSTNと接続されており、必要に応じてモデム14を公衆電話交換網PSTNと接続し、公衆電話交換網PSTNを介して外部のMFP3及びファクシミリ装置4との間でのファクシミリ通信を可能としている。
読取部15は、CCD(Charge Coupled Device) を利用したスキャナで構成されており、原稿を読み取ることにより画像データを取得し、取得した画像データを画像メモリ16に記憶させる。画像メモリ16は、DRAMにより構成されており、モデム14及びNCU13を介したファクシミリ通信により受信した画像データ、及び読取部15により読み取った画像データを一時的に記憶する。
記録部17は、例えば電子写真方式のプリンタ装置であって、画像メモリ16に記憶させてある画像データを、A3縦,B4縦,A4縦,B5横及びA5横等の各サイズの記録紙又はOHP(Over Head Projector) シート等から最適なサイズのものを選択してハードコピーする。
操作部18は、MFP1を操作するために必要なテンキー、短縮ダイヤルキー及び各種のファンクションキー等を備えている。表示部19は、液晶ディスプレイ(LCD)等の表示装置であり、MFP1の動作状態、操作部18から入力された文字、ユーザに通知すべき情報等の表示を行なう。
上述した構成により、MFP1は、図示しない所定の原稿載置台にユーザが載置した原稿を読取部15により読み取って得られた画像データを画像メモリ16に一旦記憶した後、コーデック22によってファクシミリ画像データに符号化してNCU13及びモデム14を介して公衆電話回線網PSTNに接続されている他のMFP3及びファクシミリ装置4へ送信し、また、外部のMFP3及びファクシミリ装置4がファクシミリ通信にて送信したファクシミリ画像データを公衆電話回線網PSTNを介して受信し、画像メモリ16に一旦記憶した後、コーデック22により通常の画像データ、たとえばビットマップ,MPEG,TIFF等の形式に復号するファクシミリ装置として機能する
また、MFP1は、読取部15により原稿を読み取って得られた画像データを記録部17で記録用紙にハードコピーすることにより複写する複写装置としても機能し、更にLANインタフェース20を介してLANに接続されているPC2,2から受信したデータに基づく画像を記録部17で記録用紙にハードコピーして記録するネットワークプリンタとしても機能する。更に、MFP1は、読取部15により原稿を読み取って得られた画像データをLANインタフェース20を介してLANに接続されているPC2,2へ送信するネットワークスキャナとしても機能する。
ところで、MFP1は、不揮発性で大記憶容量の記憶手段としてハードディスク又はフラッシュメモリ等からなる蓄積部21を備えている。この蓄積部21には、ショートカット情報記憶領域21aが適宜の領域に設定されている。また、蓄積部21にはショートカット情報登録プログラム21bが予め記憶されており、後述するように、ショートカット情報記憶領域21aへのショートカット情報の登録処理を行なう。
なお、蓄積部にはファイルデータベース21cが適宜の領域に設定されている。このファイルデータベース21cにはMFP1が上述したようなファクシミリ通信により外部から受信した画像データ、読取部15により原稿から読み取った画像データ、及びLANを介して外部のPC2,2から受信した画像データ,テキストデータ等がファイルとして適宜登録されている。また、MFP1は、上述したように、各種の画像データ,テキストデータをユーザが再利用できるように蓄積部21のファイルDB21cにファイルとして蓄積させておくことにより、ファイルサーバとしても機能する。
従って、MFP1の蓄積部21のファイルデータベース21cに登録されているファイルは、MFR1において資源としてのPC2等を指定することによって送信することが可能である。また逆に、PC2においては、資源としてのMFP1のファイルデータベース21cを指定することによってファイルを送信して記憶させたり、MFP1の記録部17を指定することによってファイルを送信してプリントアウトさせたり等の操作が可能である。
ところで、上述のようなMFP1において資源を指定してファイルを送信する場合、またはPC2において資源を指定してファイルを送信する場合等には、送信先の資源のパス情報を指定する必要があるが、MFP1にはショートカット情報記憶領域21aが用意されており、このショートカット情報記憶領域21aに予め記憶されているショートカット情報を利用することが可能である。なお、図2においてはMFP1にショートカット情報記憶領域21a及びショートカット情報登録プログラム21bが用意されている例を示しているが、たとえばPC2にもショートカット情報記憶領域21a及びショートカット情報登録プログラム21bを予め用意しておくことにより、PC2においても以下に説明するMFP1の場合と同様の処理が可能になることはいうまでもない。
図3はショートカット情報記憶領域21aの記憶内容の一例を示す模式図である。このショートカット情報記憶領域21aには、「00」から「99」までの登録番号をIDとして、パス情報,ショートカット,登録日時(年月日時分秒),使用履歴(最後に使用された年月日時分秒),登録以来の使用回数等が一組のショートカット情報として記憶されている。
図4は表示部19の表示状態の一例を示す模式図であり、送信するファイルが指定された後にその送信先を指定するためのダイアログボックスを例示している。この例では、ファイルの送信先を直接パス情報で指定するか、又はショートカットで指定するかのいずれにも対応している。そして、図4(a)に示すように、ショートカットとして「えい」まで入力されたとすると、ROM11に記憶されている制御プログラムに一般的に用意されているインクリメンタルサーチ機能によりショートカットの文字列の先頭の2文字が「えい」である「営業部」、「営業1課」、「営業2課」、「営繕課」がショートカット情報記憶領域21aから検索されて表示される。たとえばこの後に更にショートカットの3文字目として「ぜ」が入力されると入力された文字列は「えいぜ」となるので、「営繕課」のみが表示されることになる。
図5は一例としてMFP1において上述のようなダイアログボックスを利用してファイルの送信を行なう場合の処理手順を示すフローチャートであり、ROM11に記憶されている制御プログラム11aに含まれるインクリメンタルサーチのためのプログラムと、蓄積部21に記憶されているショートカット情報登録プログラム21bとに従って制御部11により実行される。
まず、ユーザが操作部18を操作して、送信すべきファイルの送信先のショートカットを入力する。この場合、送信先のショートカットが登録されているか否かをサーチするためにショートカットの文字列の先頭から順に入力されるが、まず先頭の1文字が入力されると(ステップS11でYES)、制御部10は入力された文字列(最初は先頭の1文字)に一致するショートカットをショートカット情報記憶領域21aに記憶されているショートカットから検索する(ステップS12)。入力された文字列と一致するショートカットが存在する場合(ステップS13でYES)、制御部10は表示部19にそのショートカットを表示する(ステップS14)。
この時点で表示部19には図4(a)に示すように(但し、図4(a)には先頭の2文字が入力された時点の表示状態が示されている)、いくつかのショートカットが表示されるので、ユーザがそれらの内のいずれかを選択すると(ステップS15でYES)、制御部10は選択されたショートカットに対応するパス情報をショートカット情報記憶領域21aから読み出し、送信すべきファイルとして予め指定されているファイルを送信し(ステップS16)、この処理を終了する。
先のステップS15においてショートカットが選択されない場合(ステップS15でNO)、制御部10は次の文字列の入力があるか(ステップS17)、または直接パス情報が入力されるかを監視している(ステップS18)。
次の文字列の入力があった場合(ステップS17でYES)、制御部10はステップS12へ処理を戻して、新たに入力された文字を既に入力されている文字列の末尾に追加した文字列に一致するショートカットをショートカット情報記憶領域21aから検索し(ステップS12)、以後は前述同様の処理を反復する。従って、ショートカットの先頭の1文字が入力された場合に多数のショートカットが検索されて表示部19に表示されるが、ユーザが順次的に次の1文字を入力してゆくことにより、表示されるショートカットが次第に少なくなるので、ユーザが必要とするショートカットが存在すればそれを指定すればよい。
また、ステップS17において次の文字列が入力されず(ステップS17でNO)、直接パス情報が入力された場合(ステップS18でYES)、制御部10は直接入力されたパス情報に従って、送信すべきファイルとして予め指定されているファイルを送信する(ステップS22)。この後、制御部10は後述する登録処理を行なう(ステップS23)。
ところで、ステップS13においてショートカットが存在しないことが判明した場合(ステップS13でNO)、制御部10はショートカットが存在しない旨を表示部19に表示する(ステップS21)。この処理は、たとえばショートカットの先頭の1文字が入力された時点でもあり得るし、最初はいくつかのショートカットが表示されていたとしても文字列の入力が進むに伴なって、入力されている文字列に一致するするショートカットがショートカット情報記憶領域21aに記憶されていない状態になる場合もあり得る。いずれにしろ、入力された文字列に一致するショートカットが存在しなければ制御部10はステップS21においてショートカットが存在しない旨を表示した後、前述したステップS18へ処理を移す。
この場合にはショートカットをサーチするために文字列が新たに入力されることは通常はあり得ず、パス情報が入力されると(ステップS18でYES)、上述したステップS22,S23の処理を実行する。図4(b)はこの時点で表示部19に表示されるダイアログボックスを模式的に示しており、パス情報が既に直接入力されている状態と、詳細は後述するが、今回直接入力したパス情報をショートカットに登録するか否かをユーザに選択させるメッセージと、ショートカットに登録する場合のショートカット(名)を入力させる入力欄とが表示されている。なお、図4(b)の右下部には送信処理を実行させるための「送信ボタン」が表示されている。
図6は上述の登録処理の第1の例を示すフローチャートである。なおこの図6に示すフローチャートは制御部10がショートカット情報登録プログラム21bに従って処理する。この例では、今回入力されたパス情報を、別途ユーザが入力したショートカットと対応付けてショートカット情報記憶領域21aの空き領域(空いている登録番号)に登録する(ステップS31)。
なおこの際、登録日時がショートカット情報記憶領域21aに記憶されると共に、登録日時が使用履歴として、また使用回数として「1」がそれぞれショートカット情報記憶領域21aに記憶される。従ってこの場合、爾後はこの新たに登録されたショートカット情報をユーザはインクリメンタルサーチにより利用することが可能になる。
図7は上述の登録処理の第2の例を示すフローチャートである。なおこの図7に示すフローチャートは制御部10がショートカット情報登録プログラム21bに従って処理する。この例では、今回入力されたパス情報をショートカットとして登録するか否かをユーザに選択させるメッセージを制御部10が表示部19に表示する(ステップS41)。そして、ユーザが操作部18を操作して登録しないことを選択した場合(ステップS42でNO)、制御部10はこの処理を終了する。従ってこの場合、ショートカット情報記憶領域21aには新たなショートカット情報が登録されることはない。
一方、ユーザが操作部18を操作して登録することを選択した場合(ステップS42でYES)、制御部10はショートカット情報記憶領域21aに空き領域があるか否かを調べる(ステップS43)。ショートカット情報記憶領域21aに空き領域がある場合(ステップS44でYES)、制御部10は前述した図6のフローチャートのステップS31の場合と同様にして、直接入力されたパス情報を、別途ユーザが操作部18を操作して入力したショートカットと対応付けてショートカット情報記憶領域21aの空き領域、具体的には使用されていない登録番号に登録する(ステップS45)。
しかし、ショートカット情報記憶領域21aに空き領域がない場合(ステップS44でNO)、制御部10はショートカット情報記憶領域21aに登録済みのショートカット情報の削除処理を行なう(ステップS46)。このショートカット情報の削除処理の後、制御部10は上述したステップS45の処理によりショートカット情報の登録を行なう。
なお、ショートカット情報記憶領域21aに新たにショートカット情報を記憶するための空き領域が存在しない場合に行なわれるステップS46のショートカット情報の削除処理についてはいくつかの方法が可能であるので、以下に図8、図9及び図10のフローチャートを参照して説明する。
図8はステップS46のショートカット情報の削除処理の第1の例の処理手順を示すフローチャートであり、ショートカット情報記憶領域21aに記憶されているショートカット情報登録プログラム21bに従って制御部10が処理する。
制御部10は、ショートカット情報記憶領域21aに記憶されているショートカット情報の内の、過去の使用回数が最も少ないものを検索し(ステップS51)、そのショートカット情報をショートカット情報記憶領域21aから削除する(ステップS52)。これにより、ショートカット情報記憶領域21aには少なくとも一つのショートカット情報を記憶することが可能な空き領域が生じるので、前述のステップS45において新たにショートカット情報を登録することが可能になる。
図9はステップS46のショートカット情報の削除処理の第2の例の処理手順を示すフローチャートであり、ショートカット情報記憶領域21aに記憶されているショートカット情報登録プログラム21bに従って制御部10が処理する。
制御部10は、ショートカット情報記憶領域21aに記憶されているショートカット情報の内の、登録時期(登録日時)が最も古いものを検索し(ステップS61)、そのショートカット情報をショートカット情報記憶領域21aから削除する(ステップS62)。これにより、ショートカット情報記憶領域21aには少なくとも一つのショートカット情報を記憶することが可能な空き領域が生じるので、前述のステップS45において新たにショートカット情報を登録することが可能になる。
図10はステップS46のショートカット情報の削除処理の第3の例の処理手順を示すフローチャートであり、ショートカット情報記憶領域21aに記憶されているショートカット情報登録プログラム21bに従って制御部10が処理する。
制御部10は、ショートカット情報記憶領域21aに記憶されているショートカット情報の内の、最後の使用時期(使用履歴に記録されている)が最も古いものを検索し(ステップS71)、そのショートカット情報をショートカット情報記憶領域21aから削除する(ステップS72)。これにより、ショートカット情報記憶領域21aには少なくとも一つのショートカット情報を記憶することが可能な空き領域が生じるので、前述のステップS45において新たにショートカット情報を登録することが可能になる。
なお、上述の実施の形態では、MFP1を本発明の通信装置として説明したが、これに限定されるものではない。本発明の通信装置は、上述したMFPは勿論のこと、たとえば一般的なパーソナルコンピュータ等にも適用可能であり、またたとえば携帯電話機において電子メールを送信する際のメールアドレス(パス情報)と登録名(ショートカット)との関係とも対応している。また上述の実施の形態においては、ファイルを転送する際の処理について説明したがこれに限定されるものではなく、他の処理に関しても適用可能であることは言うまでもない。
1 MFP(通信装置)
2 PC(コンピュータ)
10 制御部
21a ショートカット情報記憶領域
21b ショートカット情報登録プログラム
2 PC(コンピュータ)
10 制御部
21a ショートカット情報記憶領域
21b ショートカット情報登録プログラム
Claims (5)
- 複数の資源それぞれを指定するパス情報とそれぞれのパス情報のショートカットとを対応付けた複数のショートカット情報を記憶したショートカット情報記憶手段と、前記ショートカット情報記憶手段が記憶している複数のショートカットをインクリメンタルサーチするサーチ手段とを備え、該サーチ手段がインクリメンタルサーチしたショートカットを選択することによって対応する資源を指定することが可能に構成されている通信装置において、
前記サーチ手段によるインクリメンタルサーチによらずにパス情報の入力によって資源が指定された場合に、入力されたパス情報をショートカット情報として登録するショートカット情報登録手段を備え、前記ショートカット情報記憶手段は前記ショートカット情報登録手段が登録したショートカット情報を記憶するようにしてあることを特徴とする通信装置。 - 前記サーチ手段によるインクリメンタルサーチによらずパス情報の入力によって資源が指定された場合に、ショートカット情報を前記ショートカット情報登録手段に登録させるか否かの指示を受け付ける手段を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
- 前記ショートカット情報登録手段がショートカット情報を前記ショートカット情報記憶手段に登録する際に、前記ショートカット情報記憶手段が記憶しているショートカット情報の内の記憶された時期が最も古いショートカット情報を削除するようにしてあることを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
- 前記ショートカット情報登録手段がショートカット情報を前記ショートカット情報記憶手段に登録する際に、前記ショートカット情報記憶手段が記憶しているショートカット情報の内の最後に選択された時期が最も古いショートカット情報を削除するようにしてあることを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
- 前記ショートカット情報登録手段がショートカット情報を前記ショートカット情報記憶手段に登録する際に、前記ショートカット情報記憶手段が記憶しているショートカット情報の内の選択された回数が最も少ないショートカット情報を削除するようにしてあることを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
Priority Applications (1)
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JP2005082676A JP2006268191A (ja) | 2005-03-22 | 2005-03-22 | 通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008041502A1 (fr) | 2006-09-28 | 2008-04-10 | Sharp Kabushiki Kaisha | Cellule solaire, module de génération de puissance photovoltaïque à concentration de lumière, unité de génération de puissance photovoltaïque à concentration de lumière, procédé de fabrication de cellule solaire et appareil de fabrication de cellule solaire |
JP2010034963A (ja) * | 2008-07-30 | 2010-02-12 | Kyocera Mita Corp | 操作装置及び画像形成装置 |
JP2014524210A (ja) * | 2011-07-14 | 2014-09-18 | グーグル インコーポレイテッド | 可変長ノンスの生成 |
-
2005
- 2005-03-22 JP JP2005082676A patent/JP2006268191A/ja active Pending
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WO2008041502A1 (fr) | 2006-09-28 | 2008-04-10 | Sharp Kabushiki Kaisha | Cellule solaire, module de génération de puissance photovoltaïque à concentration de lumière, unité de génération de puissance photovoltaïque à concentration de lumière, procédé de fabrication de cellule solaire et appareil de fabrication de cellule solaire |
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