JP2006264038A - インクジェットヘッドのメンテナンス装置およびメンテナンス方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】インクジェットヘッドのインクを消費せずにノズル面の乾燥防止を定期的に行う。また、記録媒体をインクによって汚す虞がない。
【解決手段】外周面に多数の微小孔を設けたローラ軸の外周面上に多孔質層を形成し、ローラ軸内にインクを充填することで微小孔から多孔質層にインクを浸透させるメンテナンスローラ5を備えたメンテナンス装置1と、メンテナンスローラのローラ軸内に多孔質層に浸透させるためのインクを送り込む、第1の遮断弁19、インクタンク20、送気ポンプ24等からなるインク供給手段を設け、メンテナンス装置1をインクジェットヘッドにおける多数のノズルを配置したノズル面の一端にメンテナンスローラが接触するようにし、インク供給手段を駆動しつつメンテナンスローラをノズル面の一端から他端へ移動してノズル面をインクで濡らす。
【選択図】 図1
【解決手段】外周面に多数の微小孔を設けたローラ軸の外周面上に多孔質層を形成し、ローラ軸内にインクを充填することで微小孔から多孔質層にインクを浸透させるメンテナンスローラ5を備えたメンテナンス装置1と、メンテナンスローラのローラ軸内に多孔質層に浸透させるためのインクを送り込む、第1の遮断弁19、インクタンク20、送気ポンプ24等からなるインク供給手段を設け、メンテナンス装置1をインクジェットヘッドにおける多数のノズルを配置したノズル面の一端にメンテナンスローラが接触するようにし、インク供給手段を駆動しつつメンテナンスローラをノズル面の一端から他端へ移動してノズル面をインクで濡らす。
【選択図】 図1
Description
本発明は、インクジェットヘッドのノズル面をメンテナンスするメンテナンス装置およびメンテナンス方法に関する。
インクジェット記録装置に使用されるインクジェットヘッドにおいては、ノズル付近に滞留しているインクは外気と接触して乾燥しやすいため乾燥を防止する必要があるが、従来は、ノズル面全面を覆うキャップのような封止部材が使用されていた。しかし、このような封止部材を使用するものは装置の電源オフ時や電源オン状態にあっても長時間使用しない場合にノズル面を覆うものであり、例えば、1ジョブの印刷が終了する毎に定期的にノズル面をメンテナンスすることができなかった。
これに対し、プラテン部材の表面を多孔質層に形成し、定期的なフラッシング処理時にノズルから吐出されるインクをこの多孔質層で吸収するようにし、かつ、プラテン部材をインクジェットヘッドに接触させてノズル面を清掃し、さらに、プラテン部材の多孔質層に吸収されたインクをプラテン部材の中空円筒軸から吸引ポンプで吸引して除去することで、定期的にノズル面をメンテナンスするものが知られている(例えば、特許文献1参照。
特開平2004−42628号公報
しかし、インクジェットヘッドのノズル面のメンテナンスをプラテン部材によって行うものでは、プラテン部材に吸収されるインク量によっては記録媒体が汚れる虞があった。また、インクジェットヘッドのノズルからインクを吐出してメンテナンスを行うため、ヘッドとして大量のインクを消費するという問題があった。
本発明は、インクジェットヘッドのインクを消費せずにノズル面の乾燥防止を定期的に行うことができ、また、記録媒体がインクによって汚れる虞がないインクジェットヘッドのメンテナンス装置およびメンテナンス方法を提供する。
また、本発明は、インクジェットヘッドのインクを消費せずにノズル面の乾燥防止および清掃を定期的に行うことができ、また、記録媒体がインクによって汚れる虞がないインクジェットヘッドのメンテナンス装置およびメンテナンス方法を提供する。
また、本発明は、インクジェットヘッドのインクを消費せずにノズル面の乾燥防止および清掃を定期的に行うことができ、また、記録媒体がインクによって汚れる虞がないインクジェットヘッドのメンテナンス装置およびメンテナンス方法を提供する。
本発明は、外周面に多数の微小孔を設けた中空状のローラ軸の外周面上に多孔質層を形成し、ローラ軸の中空内にインクを充填することでローラ軸の微小孔から多孔質層にインクを浸透させるメンテナンスローラを備えたメンテナンス装置と、メンテナンスローラのローラ軸の中空内に多孔質層に浸透させるためのインクを送り込むインク供給手段と、メンテナンス装置を、インクジェットヘッドにおける多数のノズルを配置したノズル面の一端にメンテナンスローラが接触するように移動制御するとともにインク供給手段を駆動制御し、続いて、メンテナンス装置をインクジェットヘッドのノズル面の一端から他端へ移動制御し、さらに、メンテナンス装置のメンテナンスローラがインクジェットヘッドのノズル面から離間するように移動制御する制御手段を備えたものにある。
また、本発明は、メンテナンス装置を、インクジェットヘッドにおける多数のノズルを配置したノズル面の一端にメンテナンスローラが接触するように移動制御するとともにインク供給手段を駆動制御し、続いて、メンテナンス装置をインクジェットヘッドのノズル面の一端から他端へ移動制御してノズル面にインクを塗布して、さらに、メンテナンス装置のメンテナンスローラがインクジェットヘッドのノズル面から離間するように制御を行う第1の制御手段と、この第1の制御手段による制御に続いて、インク吸引手段を駆動制御するとともにメンテナンス装置を移動制御してインクジェットヘッドのノズル面の他端にメンテナンスローラを接触させ、この状態でメンテナンス装置をインクジェットヘッドのノズル面の他端から一端へ移動制御してノズル面のインクを吸引して拭き取り、さらに、メンテナンス装置をノズル面から離間するように制御を行う第2の制御手段を備え、第1の制御手段によりインク塗布動作を行い、第2の制御手段により吸引ワイピング動作を行うことにある。
本発明によれば、インクジェットヘッドのインクを消費せずにノズル面の乾燥防止を定期的に行うことができ、また、記録媒体がインクによって汚れる虞がないインクジェットヘッドのメンテナンス装置およびメンテナンス方法を提供できる。
また、本発明によれば、インクジェットヘッドのインクを消費せずにノズル面の乾燥防止および清掃を定期的に行うことができ、また、記録媒体がインクによって汚れる虞がないインクジェットヘッドのメンテナンス装置およびメンテナンス方法を提供できる。
また、本発明によれば、インクジェットヘッドのインクを消費せずにノズル面の乾燥防止および清掃を定期的に行うことができ、また、記録媒体がインクによって汚れる虞がないインクジェットヘッドのメンテナンス装置およびメンテナンス方法を提供できる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1はメンテナンス装置の概略構成を示す図で、1はメンテナンス装置である。前記メンテナンス装置1は、図2に示すように、外周面に多数の微小孔2を設けた中空状のローラ軸3を設け、このローラ軸3の外周面上に多孔質層4を形成したメンテナンスローラ5を、そのローラ軸3の一端をローラホルダ6に設けたワンウェイクラッチ7にE形留め輪8を使用して取り付けるとともに他端をローラホルダ6に設けた軸受け9にE形留め輪10を使用して取り付けている。
図1はメンテナンス装置の概略構成を示す図で、1はメンテナンス装置である。前記メンテナンス装置1は、図2に示すように、外周面に多数の微小孔2を設けた中空状のローラ軸3を設け、このローラ軸3の外周面上に多孔質層4を形成したメンテナンスローラ5を、そのローラ軸3の一端をローラホルダ6に設けたワンウェイクラッチ7にE形留め輪8を使用して取り付けるとともに他端をローラホルダ6に設けた軸受け9にE形留め輪10を使用して取り付けている。
前記ローラ軸3はワンウェイクラッチ7により一方向にのみ回転するように規制されている。前記ローラホルダ6の内面には前記メンテナンスローラ5の多孔質層4に圧接したローラクリーニングブレード11が設けられている。
前記ローラ軸3の中空部はそれぞれ一端、他端において第1、第2の管路部材12,13と連通している。ローラ軸3と各管路部材12,13との連結部にはE形留め輪14,15が取り付けられている。また、前記ローラホルダ6のローラクリーニングブレード11の近傍には第3の管路部材16が連通している。
前記メンテナンス装置1に連通した第1、第2の管路部材12,13の他端側は共通にして分岐部材17に連通している。前記分岐部材17は第1、第2の管路部材12,13との共通の連通部を左右に分岐し、一方の分岐管路18は途中に第1の遮断弁19を介してインクタンク20に連通している。また、他方の分岐管路21は途中に第2の遮断弁22を介して廃液タンク23に連通している。前記他方の分岐管路21おける第2の遮断弁22よりも廃液タンク側に前記第3の管路部材16の他端側を連通している。
前記インクタンク20には送気ポンプ24からの送気管路25が連通し、前記廃液タンク23には吸気ポンプ26からの吸気管路27が連通している。前記送気ポンプ24はインクタンク20内に空気を送り込むことでインクタンク20内の圧力を高め、インクタンク20内に有るインクを分岐管路18に送り出す動作を行う。前記吸気ポンプ26は廃液タンク23内の空気を吸い込むことで廃液タンク23内の圧力を低下させ、分岐管路21や第3の管路部材16内の空気を吸い込む。
前記メンテナンス装置1は、インクジェットヘッド28における多数のノズルを配置したノズル面29にインクを塗布してノズル面を濡らす動作や濡らしたノズル面を吸引して拭き取る動作をするときには、図1に示すように、メンテナンスローラ5をノズル面32に接触させるようになっている。インクジェットヘッド28は、たとえば、それぞれノズルを設けた多数の圧力室を並べたライン状のヘッドで、各圧力室に体積変化を起こさせることでノズルからインク滴を吐出させて記録媒体に対する印刷を行う。
図3は制御部の構成を示すブロック図で、31は制御部本体を構成するマイクロプロセッサである。前記マイクロプロセッサ31に出力ポート32を接続し、この出力ポート32に、前記メンテナンス装置1を移動制御するメンテナンス装置制御部33を接続し、前記第1、第2の遮断弁19,20を開閉制御する遮断弁開閉制御部34を接続し、また、前記送気ポンプ24および吸気ポンプ26を接続している。
図4はメンテナンス装置のマイクロプロセッサ31によるメンテナンス制御を示す流れ図で、この処理は、例えば、オペレータが特定のキー操作を行ったときやインクジェットヘッド28が所定行の印刷を終了したときに実行される。
まず、ステップS1にて、ノズルメンテナンス開始かをチェックし、ノズルメンテナンス開始であれば、ステップS2にて、メンテナンスがノズル面を濡らすのみの乾燥防止か、又は濡らしたノズル面を吸引して拭き取る吸引ワイピングも含むかを判定する。メンテナンスが乾燥防止であれば、ステップS3にて、メンテナンス装置制御部33を駆動し、メンテナンス装置1を、図5の(a)に矢印で示すように示すように、予め設定した退避位置P1から動作開始位置P2へ移動制御する。
続いて、ステップS4にて、遮断弁開閉制御部34を駆動し、第1の遮断弁19を開放し、第2の遮断弁20を閉成し、ステップS5にて、送気ポンプ24を動作する。これにより、送気管路25を経由してインクタンク20に空気が送り込まれ、インクタンク20内の気液界面に圧力が加えられて界面位置が低下する。これにより、インクタンク20から分岐管路18にインクが押し出される。このインクは、さらに、第1の遮断弁19および分岐部材17を介して第1、第2の管路部材12,13からメンテナンスローラ5のローラ軸3内に押し出され、さらに、ローラ軸3内から微小孔2を介して多孔質層4に押し出されて浸透する。
続いて、ステップS6にて、メンテナンス装置制御部33を駆動し、メンテナンス装置1を、図5の(b)に矢印で示すように、動作開始位置P2からメンテナンスローラ5がインクジェットヘッド28のノズル面29の一端に接触する位置P3へ移動制御する。続いて、ステップS7にて、メンテナンス装置制御部33を駆動し、メンテナンス装置1を、図5の(c)に矢印で示すように、位置P3からメンテナンスローラ5が接触した状態で回転しつつノズル面29上を一端から他端へ移動制御する。この移動によってノズル面29はメンテナンスローラ5の多孔質層4によってインクが塗布され、濡らされる。
そして、メンテナンス装置1がノズル面29の他端まで移動すると、ステップS8にて、メンテナンス装置制御部33を駆動し、メンテナンス装置1を、図5の(d)に示すように、位置P4まで離間させる。続いて、ステップS9にて、送気ポンプ24の動作を停止し、ステップS10にて、メンテナンス装置制御部33を駆動し、メンテナンス装置1を、図5の(e)に矢印で示すように、位置P4から退避位置P5へ移動させる。さらに、ステップS11にて、メンテナンス装置制御部33を駆動し、メンテナンス装置1を、図5の(f)に矢印で示すように、退避位置P5から反対側の退避位置P1へ移動させる。
こうしてノズル面を濡らすという乾燥防止のためのメンテナンス動作が終了する。
こうしてノズル面を濡らすという乾燥防止のためのメンテナンス動作が終了する。
また、メンテナンスがノズル面を濡らした後吸引して拭き取るという吸引ワイピングを含むメンテナンス動作であれば、ステップS12にて、メンテナンス装置制御部33を駆動し、メンテナンス装置1を動作開始位置P2へ移動制御する。この移動制御は前述したステップS3と同じである。そして、制御は、以降、ステップS13、S14、S15、S16、S17、S18、S19へと順次実行されるが、この制御はステップS4〜S10の制御と同じである。従って、ステップS19が終了した時点でノズル面29はインクで濡らされた状態になっている。
続いて、ステップS20にて、遮断弁開閉制御部34を駆動し、第1の遮断弁19を閉成し、第2の遮断弁20を開放し、ステップS21にて、吸気ポンプ26を動作する。これにより、吸気管路27を経由して廃液タンク23から空気が吸気され、廃液タンク23内の気液界面の圧力が減少し、気液界面の位置が上昇する。このような気液界面位置の上昇により、ローラ軸3内のインクおよび多孔質層4内のインクが、第1、第2の管路部材12,13、分岐部材17、第2の遮蔽弁20および分岐管路21を介して廃液タンク23内に吸い込まれる。このとき、メンテナンス装置1は、図6の(a)に示すように、退避位置P5の位置にある。
続いて、ステップS22にて、メンテナンス装置制御部33を駆動し、メンテナンス装置1を、図6の(b)に矢印で示すように、退避位置P5からメンテナンスローラ5がインクジェットヘッド28のノズル面29の他端に接触する位置P6へ移動制御する。続いて、ステップS23にて、メンテナンス装置制御部33を駆動し、メンテナンス装置1を、図6の(c)に矢印で示すように、位置P6からメンテナンスローラ5が接触した状態でノズル面29上を他端から一端へ移動制御する。このとき、メンテナンスローラ5はワンウェイクラッチ7により回転が停止された状態でノズル面上を摺動することになり、ノズル面29に付着しているインクが吸い取られるとともにごみなどの付着物が除去される。吸い取られたインクは多孔質層4からローラ軸3内に集められ、さらに、廃液タンク23に集められる。また、ローラクリーニングブレード11によって多孔質層4から集められたインクがローラホルダ6内に溜まっていれば、このインクも第3の管路部材16から分岐管路21を経由して廃液タンク23に集められる。
そして、図6の(d)に示すように、メンテナンスローラ5がノズル面29の一端まで戻る位置P3にメンテナンス装置1が到達すると、ステップS24にて、図6の(e)に矢印で示すように、メンテナンスローラ5をノズル面29から離間させるようにメンテナンス装置1を動作開始位置P2へ移動制御する。そして、ステップS25にて、吸気ポンプ26が停止され、さらに、ステップS26にて、メンテナンス装置制御部33を駆動し、メンテナンス装置1を、図6の(f)に矢印で示すように示すように、動作開始位置P2から退避位置P1へ移動制御する。
こうして、ノズル面29を濡らした後、吸引して拭き取るという吸引ワイピングを含むメンテナンス動作が終了する。
こうして、ノズル面29を濡らした後、吸引して拭き取るという吸引ワイピングを含むメンテナンス動作が終了する。
このような構成においては、メンテナンス装置1を退避位置から動作開始位置へ移動させる。そして、第1の遮断弁19を開放して第2の遮断弁20を閉成し、送気ポンプ24を動作してインクタンク20からメンテナンス装置1のメンテナンスローラ5にインクを供給してメンテナンスローラ5の多孔質層4に浸透させ、この状態でメンテナンス装置1を動作開始位置から移動させ、メンテナンスローラ5の多孔質層4をインクジェットヘッド28のノズル面29に接触させて一端から他端へ移動させる。この動作によってノズル面29をインクで濡らしインクジェットヘッド28の各ノズルの乾燥を防止する。このとき、メンテナンスローラ5はノズル面29を転がるように移動し、ノズル面29全体を確実に濡らすことができる。
また、ノズル面29を濡らすとともに吸引して拭き取るときには、最初のノズル面29を濡らす点は乾燥防止時と同様にメンテナンスローラ5をノズル面29の一端から他端へ移動させてノズル面29をインクで濡らす。そして、メンテナンス装置1を他端側の退避位置に一時退避させる。そして、第1の遮断弁19を閉成して第2の遮断弁20を開放し、吸気ポンプ26を動作してメンテナンスローラ5からインクを吸取り廃液タンク23に集める動作状態にしてから、メンテナンス装置1を移動してメンテナンスローラ5をノズル面29に接触させた後、他端から一端へ移動させる。このとき、メンテナンスローラ5はワンウェイクラッチ7によって回転が規制される。これにより、メンテナンスローラ5は多孔質層4でノズル面29を吸引しつつ拭き取る作用を行う。こうして、ノズル面29に付着しているインクかすやごみ等がインクとともに吸引され拭き取られる。そして、インクは多孔質層4からメンテナンスローラ5のローラ軸3内を経由して廃液タンク23に集められる。
また、メンテナンスローラ5の多孔質層4に付着したごみなどはメンテナンスローラ5の回転時にローラクリーニングブレード11によって掻き落される。このとき、多孔質層4からインクがにじみ出てローラホルダ6内に溜まる。このローラホルダ6内に溜まったインクは吸気ポンプ26の動作時に第3の管路部材16を介して廃液タンク23に集められる。
このような、メンテナンス装置を使用してインクジェットヘッド28のヘッド面29をインクで濡らすという乾燥防止やインクで濡らした後に吸引して拭き取るという吸引ワイピングを含む清掃というメンテナンス動作を行うことにより、例えば、1ジョブの印刷が終了する毎に、あるいは所定枚数の印刷が終了する毎に定期的にノズル面をメンテナンスすることが可能になる。しかも、インクジェットヘッド28としては、全くインクを吐出動作する必要が無いので、メンテナンスによってインクが消費されることはない。
また、メンテナンスにはプラテンローラを全く使用しないので、プラテンローラに付着したインクによって記録媒体が汚れる虞は全く無い。また、ノズル面29を吸引ワイピングによって清掃するときには、ワンウェイクラッチ7によってメンテナンスローラ5の回転を規制し、メンテナンスローラ5の多孔質層4でノズル面29を吸引して拭き取るようにしているので、ノズル面29に付着しているインクかすやごみ等をインクとともに確実に拭き取ることができる。
なお、この実施の形態では、吸引ワイピングを含むメンテナンス動作を行う場合に、メンテナンスローラ5をノズル面29に接触させて一端から他端へ移動させてノズル面29を濡らす動作を行った後、一端ノズル面29から離間させ、その後、再度メンテナンスローラ5をノズル面29に接触させて他端から一端へ移動させて吸引ワイピング動作を行うようにしたが必ずしもこれに限定するものではなく、ノズル面29を濡らす動作を行った後、メンテナンスローラ5を離間させること無くそのまま他端から一端へ移動させて吸引ワイピング動作を行うものであってもよい。
1…メンテナンス装置、2…微小孔、3…ローラ軸、4…多孔質層、5…メンテナンスローラ、7…ワンウェイクラッチ、12,13…管路部材、17…分岐部材、19…第1の遮断弁、20…インクタンク、22…第2の遮断弁、23…廃液タンク、24…送気ポンプ、26…吸気ポンプ。
Claims (6)
- 外周面に多数の微小孔を設けた中空状のローラ軸の外周面上に多孔質層を形成し、ローラ軸の中空内にインクを充填することでローラ軸の微小孔から多孔質層にインクを浸透させるメンテナンスローラを備えたメンテナンス装置と、
前記メンテナンスローラのローラ軸の中空内に多孔質層に浸透させるためのインクを送り込むインク供給手段と、
前記メンテナンス装置を、インクジェットヘッドにおける多数のノズルを配置したノズル面の一端にメンテナンスローラが接触するように移動制御するとともに前記インク供給手段を駆動制御し、続いて、前記メンテナンス装置をインクジェットヘッドのノズル面の一端から他端へ移動制御し、さらに、前記メンテナンス装置のメンテナンスローラがインクジェットヘッドのノズル面から離間するように移動制御する制御手段を備えたことを特徴とするインクジェットヘッドのメンテナンス装置。 - 外周面に多数の微小孔を設けた中空状のローラ軸の外周面上に多孔質層を形成し、ローラ軸の中空内にインクを充填することでローラ軸の微小孔から多孔質層にインクを浸透させるメンテナンスローラを備えたメンテナンス装置と、
前記メンテナンスローラのローラ軸の中空内に多孔質層に浸透させるためのインクを送り込むインク供給手段と、
前記メンテナンスローラの多孔質層およびローラ軸の中空内のインクを吸引するインク吸引手段と、
前記メンテナンス装置を、インクジェットヘッドにおける多数のノズルを配置したノズル面の一端にメンテナンスローラが接触するように移動制御するとともに前記インク供給手段を駆動制御し、続いて、前記メンテナンス装置をインクジェットヘッドのノズル面の一端から他端へ移動制御してノズル面にインクを塗布して、さらに、前記メンテナンス装置のメンテナンスローラがインクジェットヘッドのノズル面から離間するように制御を行う第1の制御手段と、
この第1の制御手段による制御に続いて、前記インク吸引手段を駆動制御するとともに前記メンテナンス装置を移動制御してインクジェットヘッドのノズル面の他端にメンテナンスローラを接触させ、この状態で前記メンテナンス装置をインクジェットヘッドのノズル面の他端から一端へ移動制御してノズル面のインクを吸引して拭き取り、さらに、前記メンテナンス装置をノズル面から離間するように制御を行う第2の制御手段を備え、
前記第1の制御手段によりインク塗布動作を行い、前記第2の制御手段により吸引ワイピング動作を行うことを特徴とするインクジェットヘッドのメンテナンス装置。 - メンテナンス装置は、メンテナンスローラのローラ軸にワンウェイクラッチを取り付け、第1の制御手段によりノズル面の一端から他端へ移動制御するときにはローラ軸を回転し、第2の制御手段によりノズル面の他端から一端へ移動制御するときにはローラ軸の回転を停止させることを特徴とする請求項2記載のインクジェットヘッドのメンテナンス装置。
- 外周面に多数の微小孔を設けた中空状のローラ軸の外周面上に多孔質層を形成し、ローラ軸の中空内にインクを充填することでローラ軸の微小孔から多孔質層にインクを浸透させるメンテナンスローラを備えたメンテナンス装置を、インクジェットヘッドにおける多数のノズルを配置したノズル面の一端に前記メンテナンスローラが接触するように前記メンテナンス装置を移動するステップと、
続いて、前記メンテナンスローラのローラ軸の中空内に多孔質層に浸透させるためのインクを送り込みつつ前記メンテナンス装置をインクジェットヘッドのノズル面の一端から他端へ移動するステップと、
続いて、前記メンテナンス装置のメンテナンスローラがインクジェットヘッドのノズル面から離間するように移動するステップと、
によりインク塗布動作を実行することを特徴とするインクジェットヘッドのメンテナンス方法。 - 外周面に多数の微小孔を設けた中空状のローラ軸の外周面上に多孔質層を形成し、ローラ軸の中空内にインクを充填することでローラ軸の微小孔から多孔質層にインクを浸透させるメンテナンスローラを備えたメンテナンス装置を、インクジェットヘッドにおける多数のノズルを配置したノズル面の一端に前記メンテナンスローラが接触するように前記メンテナンス装置本体を移動するステップと、
続いて、前記メンテナンスローラのローラ軸の中空内に多孔質層に浸透させるためのインクを送り込みつつ前記メンテナンス装置をインクジェットヘッドのノズル面の一端から他端へ移動するステップと、
続いて、前記メンテナンスローラの多孔質層および中空のローラ軸を介してインクを吸引しつつ前記メンテナンス装置をインクジェットヘッドのノズル面の他端から一端へ移動するステップと、
続いて、前記メンテナンス装置のメンテナンスローラがインクジェットヘッドのノズル面から離間するように移動させるステップと、
によりメンテナンス動作を実行することを特徴とするインクジェットヘッドのメンテナンス方法。 - メンテナンス装置を、ノズル面の一端から他端への往移動時にはメンテナンスローラを回転し、ノズル面の他端から一端への復移動時には前記メンテナンスローラの回転を停止させることを特徴とする請求項5記載のインクジェットヘッドのメンテナンス方法。
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Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11334095A (ja) * | 1998-03-24 | 1999-12-07 | Konica Corp | 液体吐出装置 |
JP2004106280A (ja) * | 2002-09-17 | 2004-04-08 | Funai Electric Co Ltd | インクジェットプリンタ |
-
2005
- 2005-03-23 JP JP2005083711A patent/JP2006264038A/ja not_active Abandoned
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