JP2006258618A - 放射線検出器用蛍光体シートおよびそれを用いた放射線検出器 - Google Patents

放射線検出器用蛍光体シートおよびそれを用いた放射線検出器 Download PDF

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Abstract

【課題】被検体としての人体に悪影響を及ぼさず、材料特性に安定性があり、画像の鮮鋭度を向上させることが可能な放射線検出器用蛍光体シートおよびそれを用いた放射線検出器を提供する。
【解決手段】金属膜8を設けた支持体9と、この支持体9表面上に形成された少なくとも一層の蛍光体層10とを有する放射線検出器用蛍光体シート11において、蛍光体層として希土類酸硫化物を用い、上記蛍光体層10の厚さが50〜300μmであることを特徴とする放射線検出器用蛍光体シート11である。
【選択図】 図2

Description

本発明は放射線検出器用蛍光体シートおよびそれを用いた放射線検出器に係り、特に放射線を使用した医用診断装置及び非破壊検査装置の放射線検出器に使用した場合に鮮鋭度が高い放射線透過画像が得られる放射線検出器用蛍光体シートおよびそれを用いた放射線検出器に関する。
従来から医用X線診断装置や工業用非破壊検査装置のX線平面検出器の分野において、診断対象物や検査対象物にX線等の放射線を照射し、対象物を透過した放射線の強度分布を検出して対象物の放射線画像を撮影する装置が、上記非破壊検査や医療診断の現場以外においても広く一般に利用されている。このような画像撮影の一般的な方法としては増感紙/フィルム法が普及している。すなわち、X線を照射すると可視光を発光する蛍光体シート(増感紙)を感光性フィルムの両面に密着させた積層体を用意し、被写体を介して積層体にX線等の放射線を照射する方法である。このとき被写体を透過したX線等は蛍光体で発光し、感光性フィルムにより光が捕捉され、この感光性フィルム上に形成された潜像を化学処理により現像し可視化することによってX線透過画像が得られる。
一方、近年のデジタル技術の進歩により、放射線画像を電気信号に変換し、この電気信号を画像処理した後に、可視画像としてCRT等に再生表示することにより高画質の放射線画像を得る方式が試行されている。
このような放射線画像を電気信号に変換する方法としては、放射線の透過画像を一旦蛍光体中に潜像として蓄積して、後にレーザー光等の励起光を照射することにより潜像を光電的に読み出し、可視像として出力する放射線画像記録再生システム(CR:Computed Radiography)が提案されている。
また、光電膜、加速電極及び蛍光膜を設けた大きな真空管と1インチ程度のCCD(固体撮像素子)カメラとを使用し、画像を直接デジタル化するイメージインテンシファイアTV(II−TV)方式の診断装置が実現されている。しかし、例えば被検体としての患者の肺を診断する場合には、40cm×40cm程度の広領域を撮影するため、光を集光する大型の光学装置が必須となり、診断装置の大型化が問題になっている。
また、近年の半導体プロセス技術の進歩に伴い、半導体センサを使用して同様に放射線画像を撮影する画像装置システムが開発されている。この種のシステムは、従来の感光性フィルムを用いる放射線写真システムと比較して、非常に広いダイナミックレンジを有しており、放射線の露光量の変動に影響されにくい放射線画像を得ることができる利点を有している。更には、化学的処理を不要とし即時的に出力画像を得ることができる利点もある。
また、医療分野においては、治療を迅速かつ的確に行うために、患者の医療データをデータベース化する方向へ進展している。この背景には、患者はしばしば複数の医療機関を利用する場合があり、より効果的で的確な治療行為を実施するためには、他の医療機関での検査データ等の処置経過データ(治療履歴)が必要になるためである。X線撮影の画像データについても各患者個人毎に一元化したデータベース化の要求が次第に高まり、それに伴って、X線撮影画像のデジタル化が要請されている。
そのデジタル化の1つの方式として、アモルファスシリコン薄膜トランジスタ(a−Si/TFT)を用いてX線像を直接電気信号に変換する直接変換方式の他に、X線像を一旦光信号に変換し、変換した光信号を電気信号に変換する、いわゆる間接変換方式のX線平面検出器も提案されている。この従来の間接変換方式のX線平面検出器には、X線像を光信号に変換するために使用する放射線検出器用蛍光体シートが用いられている。この蛍光体シートは樹脂材料等から成る支持体上に、GdS:Tbなどの蛍光体から成る蛍光体層を一体に付設して形成されている。
またX線を光に変換するフォトダイオード等の検出素子を複数個配列し、隣接する検出素子を隔離する隔離板を配置し、隔離板表面における光の反射率を高めることにより、該部における光の吸収を低減し、光を効率良く検出素子に導いて画像の鮮鋭度を高める工夫もなされている(例えば、特許文献1)。
特開平5−45468号公報 特開2004−335870号公報
しかしながら、上記のような光電変換素子との組み合わせによる撮像装置の画像の鮮鋭度は従来の増感紙/フィルム系,II−TVを組み合わせた撮像装置の画像と比較して同等以下であり、高精度の診断や検査が実施できないという問題点があった。
また、放射線検出器用蛍光体シートの代わりにCsI:Tl蒸着膜を用いた撮像装置も実用化されている(例えば、特許文献2)。この場合、蒸着膜が柱状構造の結晶であるため、分解能を向上させるためには好ましいが、膜成分の潮解性が高いという問題があり、時間の経過と共に撮影感度が低下する恐れがあり、長期間に渡って安定した感度特性を発揮し得ないという問題点があった。また、その蒸着膜の製法の複雑性から非常に高価な撮像装置となる問題点もあった。また、Tl(タリウム)は環境関連物質として環境基準は0.6ppm以下に設定されており使用取扱いには細心の注意が必要である。
一方、X線像を直接電気信号に変換する直接変換方式では、その原理より分解能を向上させるためには非常に有利な方法である。しかしながら、現在検討されているX線電荷変換膜の材料としてa−Se,PbI,HgI,CdTe,CdZnTeなどがあるが、いずれの物質も人体に悪影響を及ぼすため、好ましくは使用を回避すべきであるという要請もあった。
上述したように、従来の放射線検出器用蛍光体シートでは光電変換素子とを組み合わせた撮像装置による画像の鮮鋭度は不充分であり、高精度の診断や検査を実施できないという問題点があった。
本発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、被検体としての人体に悪影響を及ぼさず、材料特性に安定性があり、画像の鮮鋭度を向上させることが可能な放射線検出器用蛍光体シートおよびそれを用いた放射線検出器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る放射線検出器用シートは、金属膜を設けた支持体と、この支持体表面上に形成された少なくとも一層の蛍光体層とを有する放射線検出器用蛍光体シートにおいて、上記蛍光体層は希土類酸硫化物系蛍光体を含有すると共に厚さが50〜300μmであることを特徴とする。
また、前記金属膜を設けた支持体の蛍光体層形成面側は光の全反射率が90%以上であり、かつ正反射率が70%以上であることが好ましい。また、前記金属膜がAgまたはAl膜であることが好ましい。
また、前記希土類酸硫化物系蛍光体は平均粒径が2〜20μmであることが好ましい。また、前記希土類酸硫化物系蛍光体はガドリニウム酸硫化物であることが好ましい。また、前記蛍光体層は希土類酸硫化物系蛍光体の充填率が50〜80体積%であることが好ましい。
本発明の放射線検出器は、前記放射線検出器用蛍光体シート、およびこの蛍光体シート上にアレイ状に配列された複数の光電変換膜及び画素電極とを具備したことを特徴とする。また、上記放射線検出器を各種撮像装置のX線平面検出器として使用したときに優れた鮮鋭度を有する画像を得ることができる。
上記構成に係る放射線検出器用蛍光体シートおよび放射線検出器によれば、蛍光体層は希土類酸硫化物系蛍光体を含有し、かつ厚さが50〜300μmであることから環境にやさしい放射線検出器用蛍光体シートおよび放射線検出器を提供することができる。
また、前記金属膜を設けた支持体の蛍光体層形成面側における光の全反射率および正反射率等を調整することにより、支持体側から入射した放射線により蛍光体層から放出された発光が支持体表面において散乱されることが少なく、蛍光体層の二次側から効率的に放出される。したがって、上記蛍光体シートを診断用や検査用の放射線画像撮影装置等に使用した場合には、鮮鋭度が高い画像が得られ診断や検査の精度を大幅に改善することが可能となる。
以下、本発明を実施するための形態について添付図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る蛍光体シートおよび放射線検出器を組み込んだ放射線画像撮影装置の一実施形態を示し、特に放射線としてX線を用いたX線画像撮影装置システムの概念図を示している。このX線画像撮影装置1は蛍光体シートを含むX線平面検出器2を内蔵しており、X線発生装置3から出射されたX線15を被写体4に照射し、被写体4を透過したX線は二次元の格子状に配列した光電変換素子であるX線平面検出器2によって検出される。この光電変換素子から出力された画像信号は画像処理手段4においてデジタル画像処理5されてモニタ6に被写体4のX線画像として表示されるように構成されている。
図2は本実施形態に係る放射線検出器用蛍光体シート11を組み込んだX線平面検出器2の構成を示す部分拡大断面図である。照射された放射線としてのX線15を可視光に変換する放射線検出器用蛍光体シート11は、プラスチックや不織布などからなる支持体本体7と、その支持体本体7の蛍光体側の表面部に形成された金属膜8としてのAg膜8と、蛍光体層10とから構成されている。上記支持体本体7と金属膜8とで支持体9が形成されている。
なお、上記蛍光体層10の上面側に透明な保護膜を付設してもよいが、保護膜は蛍光体シートの特性である鮮鋭度を低下させる場合があるため、特別に保護機能が必要である場合を除いて、付設しない方が好ましい。さらに、X線平面検出器2には、変換された可視光を電気信号に変換する格子状に配列された光電変換素子12と、光電変換素子12を支持する基板13とが積層されている。また、光電変換素子12は配線14を介して、光電変換された電気信号を処理する回路基板に接続される。
より具体的には、X線平面検出器2は、入射X線を可視光に変換する放射線検出器用蛍光体シート11と、アレイ状に配列された複数の光電変換膜及び画素電極と、それぞれの画素電極と接続されるスイッチング素子と、各々1列のスイッチング素子に駆動信号を送る走査線と、各々1行のスイッチング素子と接続される信号線と、放射線検出器用蛍光体シートの画素電極が設けられている面と反対側の面上に設けられる共通電極とを具備し、蛍光体層10に接する支持体9の表面における光の全反射率が90%以上であると共に正反射率が70%以上となるように構成されている。
本実施形態に係る放射線検出器用蛍光体シート11は、図2に示すように、支持体9と、その一方の表面上に形成された蛍光体層10から成る。さらに必要に応じて保護膜を蛍光体層10上に形成してもよい。
上記の蛍光体層10を形成するために用いられる蛍光体としては、希土類酸硫化物系蛍光体が挙げられる。特に下記の一般式(1)で表わされる組成を有する希土類酸硫化物系の蛍光体を用いることが好ましい。
[数1]
S:Z ……(1)
ただし、Mはイットリウム(Y)、ランタン(La)、ガドリニウム(Gd)及びルテチウム(Lu)から成る群から選択される少なくとも一種の元素であり、そしてOは酸素、Sは硫黄であり、Zはテルビウム(Tb)およびユーロピウム(Eu)から成る群より選択される少なくとも一種の元素である。
さらに、上記蛍光体としてより好ましいものは、光電変換素子12の受光感度分布に適合した発光を示す蛍光体である。光電変換素子12の構成材として一般に使用されるa−Siおよび単結晶Siの受光感度分布を図3に示す。図3に示すように、a−Siでは600nm付近を受光ピークとするブロードな受光感度分布で、単結晶Siでは700〜800nmを受光ピークとするブロードな受光感度分布である。この光電変換素子12の受光感度分布にマッチングし、高い発光効率を呈する蛍光体としては、ユーロピウム付活希土類酸硫化物蛍光体が挙げられ、さらに好ましくはユーロピウム付活ガドリニウム酸硫化物蛍光体,ユーロピウム付活ルテチウム酸硫化物蛍光体,ユーロピウム付活ランタン酸硫化物蛍光体が挙げられる。特に、テルビウムまたはユーロピウム付活のガドリニウム酸硫化物蛍光体(GdS)は発光効率が高いので好ましい。
また、ユーロピウム付活ガドリニウム酸硫化物蛍光体,ユーロピウム付活ルテチウム酸硫化物蛍光体,ユーロピウム付活ランタン酸硫化物蛍光体等の2種以上の希土類酸硫化物系蛍光体を混合して使用してもよい。
また、蛍光体層を透過する光量を適正範囲にして透過画像の鮮鋭度を高めるために、蛍光体層の厚さを50〜300μmにすることが好ましい。蛍光体層の厚さが50μm未満ではX線に対する出力が十分得られず、300μmを超えると反射光が蛍光体層内で散乱・吸収してしまうので表面に出てくる光量が不十分となり易く支持体に金属膜を設けた効果が得難くなる。好ましくは100〜250μmの範囲である。
上記蛍光体層は、所定の蛍光体粒子と、結合剤と分散材と可塑剤とを有機溶剤等の有機成分に分散せしめて蛍光体塗布溶液として調製し支持体表面に塗布した後に、加熱・乾燥せしめて形成される。本発明の蛍光体層の厚さとは、表面側の蛍光体粒子の上端から裏面(支持体側)の蛍光体粒子の下端までの距離を示すものとする。
上記蛍光体塗布液の調製に使用する結合剤としては、硝化綿、酢酸セルロース、エチルセルロース、ポリビニルブチラール、綿状ポリエステル、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニリデン−塩化ビニルポリマー、塩化ビニル−酢酸ビニルコポリマー、ポリアルキル(メタ)アクリレート、ポリカーボネート、ポリウレタン、セルロースアセテートブチレート、ポリビニルアルコールなどが挙げられる。また有機溶剤としては、例えばエタノール、メチルエチルエーテル、酢酸ブチル、酢酸エチル、エチルエーテル、キシレンなどが用いられる。なお、蛍光体塗布液には必要に応じて、フタル酸、ステアリン酸などの分散剤や燐酸トリフェニル、フタル酸ジエチルなどの可塑剤を添加してもよい。
さらに、前記のように本実施形態に係る放射線検出器用蛍光体シートには必要に応じて保護膜を付設してもよい。保護膜の構成材としては各種の透明樹脂が用いられる。具体的には、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン(PE)、ポリ塩化ビニリデン、ポリアミドなどからなる透明樹脂フィルムを蛍光体層上にラミネートして保護膜を形成する。あるいは、酢酸セルロース、エチルセルロース、セルロースアセテートブチレートなどのセルロース誘導体、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニルコポリマー、ポリカーボネート、ポリビニルブチラール、ポリメチルメタクリレート、ポリビニルホルマール、ポリウレタンなどの透明樹脂を溶解させて適当な粘度の保護膜塗布液を調製し、これを蛍光体層上に塗布、乾燥させることによって保護膜を形成する。また、場合によっては酸化チタンなどの光散乱剤を適当な量を練りこんで保護膜を形成してもよい。なお、保護膜の厚さは前記蛍光体層の厚さには含まないものとする。
また、蛍光体層を透過する光量を適正範囲にして透過画像の鮮鋭度を高めるために、蛍光体層を構成する蛍光体粒子の平均粒径は2〜20μmの範囲であることが好ましい。この蛍光体粒子の平均粒径が2μm未満と過小である場合には、蛍光体層の密度が過大になり、蛍光体層内で発生した光が蛍光体層を透過しにくくなり、透過像の撮影感度が低下してしまう。一方、蛍光体粒子の平均粒径が20μmを超えるように過大になると、蛍光体層内で発生した光が蛍光体層を透過し過ぎることになり、透過光の濃淡が不鮮明に成るために透過像の鮮鋭度が低下してしまう。
また、蛍光体層中の希土類酸硫化物系蛍光体の充填率は50〜80体積%であることが好ましい。さらには60〜75体積%が好ましい。ここで、蛍光体層中の希土類酸硫化物系蛍光体の充填率とは(蛍光体粒子の総体積/蛍光体層の体積)×100(%)で示すものとする。充填率が50体積%未満であると発光した光の散乱が多くなり、鮮鋭度が得られない。一方、80体積%を超える蛍光体層は紛体を取り扱う上で製造上困難である。
上記支持体は前述のプラスチックフィルムまたは不織布の代わりに、例えば厚さが250μmのポリエステルフィルムにラミネートされた保護膜上に蛍光体塗布液を塗布、乾燥して蛍光体層を形成してもよい。その場合は、接着剤等を塗布された支持体と保護膜付き蛍光体層とを貼り合せて放射線検出器用蛍光体シートを形成することもできる。
上記支持体としては、例えば酢酸セルロース、プロピオン酸セルロース、酢酸酪酸セルロース、ポリエチレンテレフタレート(PET)などのポリエステル、ポリスチレン、ポリメタクリレート、ポリアミド、塩化ビニル−酢酸ビニルコポリマー、ポリカーボネートなどの樹脂をフィルム状に成形したもの、紙やアルミニウム板などが用いられる。なお、上述のようなプラスチックフィルムや紙に二酸化チタン,炭酸カルシウムなどの光反射性物質またはカーボンブラックなどの光吸収性物質を練り込んだシートや、気泡を含有させたシートも使用することができる。前記光反射物質または光吸収物質を含有させることにより、白色または黒色等の着色された支持体を得ることができる。
本実施形態において、蛍光体層からの発光の大部分が支持体の表面において散乱させずに反射させるために具体的に支持体表面に金属膜を設けている。金属膜としては、光の全反射率が90%以上であり、かつ正反射率が70%以上であるものが好ましい。
上記金属膜としては、Al,Ag,Cr,Cu,Ni,Ti,Mg,Rh,Pt,Au等の金属膜が挙げられる。特に好ましいのはAg、Al膜であり、さらに好ましくはAg膜である。Ag膜であれば全反射率95%以上、正反射率90%以上の金属膜が得易い。また、金属膜の形成方法は特に限定されるものではないが、蒸着法が好ましい。特に、Ag、Al、Cu等は真空蒸着法を用いれば比較的低温度で蒸着できることから、成膜時の熱により支持体を傷つけずに済む。金属膜の厚さは0.01〜3μmが好ましい。0.01μm未満では上記反射率を得難く、3μmを超えてもそれ以上の効果が得られずコストアップの要因にもなる。
上記全反射率および正反射率の一方でも上記条件を満たさない場合には、支持体表面における発光の散乱量が多くなり、所定の画像の鮮鋭度が得られなくなる。したがって良好な画像鮮鋭度を得るためには、反射面における90%以上の全反射率と70%以上の正反射率を共に確保する必要がある。
上記金属蒸着膜8を支持体本体7に一体に形成する場合、蒸着装置の真空度や支持体の表面粗さ等の条件によっては金属蒸着膜8の表面荒さが粗大になり、反射光の散乱が発生し易い。したがって、上記金属反射層または支持体9の表面における光の全反射率は90%以上であり、かつ正反射率は70%以上に規定される。さらに正反射率は90%以上であることが好ましい。
このような金属蒸着膜(反射層)8を設けた支持体9の蛍光体シート11では、X線15により蛍光体層10から発光した光が支持体9側に散乱されることが少なく、表面側から裏面側の光電変換素子12に高い効率で入射される結果、透過画像の鮮鋭度が向上する。
なお、上記反射率の測定方法としては、一般的には蛍光体層8を形成する前の支持体の段階において、または支持体本体7に金属蒸着膜8を形成した段階において、日本工業規格(JIS R3106およびZ8741(45°))の規定に準拠し分光光度計を用いて測定を実施する方法が採用される。
ここで、正反射とは光の反射が入射角が反射角と等しくなる反射形態であり、入射光束を100としたときに正反射として反射する光束の割合が正反射率として定義される。正反射率以外を拡散反射率と呼び、正反射率と拡散反射率との合計を全反射率という。
また本実施形態において、蛍光体層10の厚さは支持体9における反射光の挙動に大きな影響を与える要素となる。蛍光体層10は、保護膜及び支持体を除いた蛍光体と結合剤とから構成されており、その厚さは50〜300μmの範囲に規定される。この蛍光体層10の厚さが50μm未満と薄い場合は、X線に対する蛍光体層の発光出力が不足する。
一方、蛍光体層10の厚さが300μmを超えるように過大になると、反射光が蛍光体層10内で散乱・吸収を生起しながら光電変換素子側表面に放出される時点では、ほとんど光量が喪失されてしまうために、支持体表面における光の反射効果も無益になる。したがって従って、支持体表面における光の反射効果と相乗させて発光の放出量を高めるためには、蛍光体層10の厚さは50〜300μmの範囲に規定される。
上記のように本実施形態に係る放射線検出器用蛍光体シート11および放射線検出器2を組み込んだX線画像撮影装置において、X線発生装置3から発射されたX線15が被写体4を介してX線平面検出器2に入射すると、透過X線は放射線検出器用蛍光体シート11の蛍光体層10で可視光に変換され、この可視光は光電変換素子12によって電気信号に変換され、回路基板によって処理された電気信号はCRT等のモニタ6によってX線画像として表示される。
上記実施形態に係る放射線検出器用蛍光体シートおよび放射線検出器を組み込んだX線画像撮影装置1によれば、蛍光体シート11の蛍光体層10の厚さが50〜300μmであり、この蛍光体層10に接する支持体9の金属蒸着膜8の表面における光の全反射率が90%以上に規定されると共に正反射率が70%以上に規定されているため、支持体9側から入射したX線15により蛍光体層10から放出された発光が支持体9表面において散乱されることが少なく、蛍光体層10の二次側から効率的に放出される。したがって、上記蛍光体シート11を診断用や検査用の放射線画像撮影装置1等に使用した場合には、鮮鋭度が高い画像が得られ診断や検査の精度を大幅に改善することが可能となる。
特に上記実施形態の放射線検出器用蛍光体シート11を用いたX線平面検出器2は、医療用X線撮影及び工業用非破壊検査などに使用した場合には、鮮鋭度が向上し検査精度の向上につながる。
次に本発明の具体的な実施例について説明する。
[実施例1]
平均粒子径が8μmのGdS:Tb蛍光体粉末10重量部に対して、結合剤としてポリビニルブチラール樹脂0.5重量部と、有機溶剤として適当量の酢酸ブチルとを混合して蛍光体塗布液を調製した。この蛍光体塗布液を厚さが250μmである白色ポリエチレンテレフタレートフィルムから成るシート上に、乾燥後の蛍光体塗布重量密度(塗工量)が90mg/cmとなるようにナイフコータで均一に塗布、乾燥させて蛍光体層を形成した。また、厚さが1μmであるAg蒸着膜を形成した支持体に蛍光体層をプレスすることにより実施例1に係る放射線検出器用蛍光体シートを作製した。支持体表面のAg蒸着膜の全反射率は98%であり、正反射率は95%であった。また、蛍光体層の蛍光体の充填率は69体積%であった。
このようにして調製した放射線検出器用蛍光体シート11を使用して図1に示すようなX線画像撮影システムを構成し、鮮鋭度を測定した。
[実施例2]
支持体表面に光の全反射率が92%であり、正反射率が70%であるAl蒸着膜を設けた以外は実施例1と同様に処理して実施例2に係る放射線検出器用蛍光体シートを作製した。
[実施例3]
平均粒径が2μmである蛍光体粒子を使用した点および厚さが50μmである蛍光体層を形成した点以外は実施例1と同様に処理して実施例3に係る放射線検出器用蛍光体シートを作製した。
[実施例4]
平均粒径が20μmである蛍光体粒子を使用した点および厚さが300μmである蛍光体層を形成した点以外は実施例1と同様に処理して実施例4に係る放射線検出器用蛍光体シートを作製した。
[実施例5]
蛍光体粒子の平均粒径25μm、蛍光体層の厚さが300μmであること以外は実施例1と同様に処理して実施例5に係る放射線検出器用蛍光体シートを作製した。
[実施例6]
蛍光体をGdS:Euに代えた以外は実施例1と同様に処理して実施例6に係る放射線検出器用蛍光体シートを作製した。
[実施例7]
蛍光体をLuS:Euに代えた以外は実施例1と同様に処理して実施例7に係る放射線検出器用蛍光体シートを作製した。
[実施例8]
蛍光体層中の蛍光体の充填率を60体積%に代えた以外は実施例1と同様に処理して実施例8に係る放射線検出器用蛍光体シートを作製した。
[実施例9]
蛍光体層中の蛍光体の充填率を75体積%に代えた以外は実施例1と同様に処理して実施例9に係る放射線検出器用蛍光体シートを作製した。
[比較例1]
金属層を設けない全反射率85%、正反射率20%の白色PETフィルム支持体とした点以外は実施例1と同様に処理して比較例1に係る放射線検出器用蛍光体シートを作製した。また、蛍光体層の蛍光体の充填率は71体積%であった。
[比較例2]
平均粒径が1μmである微細な蛍光体粒子を使用した点および厚さが40μmである蛍光体層を形成した点以外は実施例1と同様に処理して比較例2に係る放射線検出器用蛍光体シートを作製した。また、蛍光体層の蛍光体の充填率は71体積%であった。
[比較例3]
平均粒径が30μmである粗大な蛍光体粒子を使用した点および厚さが過大で350μmである蛍光体層を形成した点以外は実施例1と同様に処理して比較例3に係る放射線検出器用蛍光体シートを作製した。また、蛍光体層の蛍光体の充填率は71体積%であった。
上記のように調製した各実施例および比較例に係る放射線検出器用蛍光体シートについて、透過画像の鮮鋭度を測定した。この鮮鋭度の評価においては、比較例1の蛍光体シートを標準(100)とし、この標準値に対する鮮鋭度の向上率を相対的に測定評価した。各測定結果を下記表1に示す。
Figure 2006258618
上記表1に示す結果から明らかなように、蛍光体シート11の蛍光体層10の厚さが50〜300μmの範囲であり、この蛍光体層10に接する支持体9の金属蒸着膜8の表面における光の全反射率が90%以上に規定されると共に正反射率が70%以上に規定された各実施例に係る蛍光体シート11を使用したX線画像撮影装置においては、支持体9側から入射したX線15により蛍光体層10から放出された発光が支持体9のAg蒸着膜8表面において散乱されることが少なく効果的に反射され、蛍光体層10の二次側から効率的に放出されるために、鮮鋭度が高い画像が得られ診断や検査の精度を大幅に改善することが可能となった。
また、支持体表面における光の全反射率および正反射率が規定値を満足しても、蛍光体層の厚さが所定範囲外とした比較例2,3に係る蛍光体シートを使用したX線画像撮影装置においては、蛍光体層から放出される発光の濃淡差が減少するために画像鮮鋭度が低下することが判明した。
以上のように、蛍光体層の厚さ、支持体表面での光の全反射率および正反射率などを所定範囲に規定することにより、鮮鋭度が向上したX線平面検出器を提供することが可能となる。
本発明に係る蛍光体シートを使用した放射線検出器を組み込んだ放射線画像撮影装置のシステム構成を示すブロック図。 本発明に係る放射線検出器用蛍光体シートを使用したX線平面検出器の概略構成を示す断面図。 受光素子を構成するa−Siおよび単結晶Siの受光感度分布を示すグラフ。
符号の説明
1 放射線画像撮影装置(X線画像撮影装置)
2 放射線平面検出器(X線平面検出器)
3 放射線発生装置(X線発生装置)
4 被写体
5 デジタル画像処理手段
6 モニタ(CRT)
7 支持体本体
8 金属膜(Ag蒸着膜、反射層)
9 支持体
10 蛍光体層
11 放射線検出器用蛍光体シート
12 光電変換素子(フォトダイオード)
13 基板
14 配線
15 放射線(X線)

Claims (8)

  1. 金属膜を設けた支持体と、この支持体表面上に形成された少なくとも一層の蛍光体層とを有する放射線検出器用蛍光体シートにおいて、上記蛍光体層は希土類酸硫化物系蛍光体を含有すると共に厚さが50〜300μmであることを特徴とする放射線検出器用蛍光体シート。
  2. 前記金属膜を設けた支持体の蛍光体層形成面側は光の全反射率が90%以上であり、かつ正反射率が70%以上であることを特徴とする請求項1記載の放射線検出器用蛍光体シート。
  3. 前記金属膜がAgまたはAl膜であることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか1項に記載の放射線検出器用蛍光体シート。
  4. 前記希土類酸硫化物系蛍光体は平均粒径が2〜20μmであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の放射線検出器用蛍光体シート。
  5. 前記蛍光体層は希土類酸硫化物系蛍光体の充填率が50〜80体積%であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の放射線検出器用蛍光体シート。
  6. 前記希土類酸硫化物系蛍光体はガドリニウム酸硫化物であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の放射線検出器用蛍光体シート。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の放射線検出器用蛍光体シート、およびこの蛍光体シート上にアレイ状に配列された複数の光電変換膜及び画素電極とを具備したことを特徴とする放射線検出器。
  8. 前記放射線検出器はX線平面検出器であることを特徴とする請求項7記載の放射線検出器。
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