JP2006258338A - 表示装置、及びプログラム - Google Patents

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雅弘 山本
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匡史 貞平
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Abstract

【課題】給湯量が一定基準を超えた場合に、表示方法を変更して節約や省エネの促進をより一層加速化すること。
【解決手段】表示装置1は給湯量受信手段21で受信した給湯量と、利用者が給湯量基準値入力手段23から入力された基準給湯量を給湯量比較手段24を用いて比較する。給湯量比較手段24は、その結果を表示方法変更手段25へ出力する。表示方法変更手段25は、給湯量比較手段24が給湯量受信手段21で受信した給湯量と、利用者が給湯量基準値入力手段23から入力された基準給湯量を比較した結果、給湯量受信手段21が受信した給湯量の方が給湯量基準値入力手段23から入力された基準給湯量よりも大きい場合、給湯量表示手段22が表示している給湯量受信手段21で受信した給湯量の表示方法や出湯表示手段26が表示している出湯中情報を変更する。
【選択図】図2

Description

本発明は、家庭内において給湯機を中心として構成される給湯、風呂、温水器機能を実現するシステムにおいて、状態を表示する表示装置、及びプログラムに関するものである。
従来、この種のシステムについては、以下のものが一般的であった(特許文献1参照)。これは、給湯機を例に挙げた説明であるが、ガスを使用する機器、ガスを燃焼させる機器、お湯を供給する機器であればこれに限るものではない。
図7は従来例であるガス機器(給湯機)の使い方比較システムの概念図である。図7において、ある家庭に給湯機101がある。給湯機101は通信回線102を通じてセンター装置103と接続され、各家庭の給湯機101とセンター装置103とで通信を行う。
通信内容として給湯機101からセンター装置103への通報には、給湯機の使用状況データなど使い方を調査するのに有用な情報や給湯機の機種番号や製造番号など給湯機を特定するのに有用な情報などが含まれる。
またセンター装置103から給湯機101には上述の通報の回答として、給湯機の使用状況データを比較して得られる使い方の評価結果や寿命予測、故障したときの故障内容や修理見積もりなどが含まれる。これらは給湯機101に備わる表示手段104によって使用者に知らせる。表示手段104はたとえば給湯機リモコンの液晶ディスプレイであり、給湯機101とは信号線106で接続される。
次に図7記載の給湯機101とセンター装置103の構成ブロック図を図8に示す。給湯機101には、ガス機器のガス使用量を計測するガス使用量計測手段111、給湯温度を設定する給湯温度設定手段112、給湯量を計測する給湯量計測手段113、ガス機器の運転時間または燃焼時間を計測する運転時間計測手段114、ガス使用量計測手段111と給湯温度設定手段112と給湯量計測手段113と運転時間計測手段114との出力をまとめて使用状況データとして記録する使用状況記録手段115、通信回線に接続して使用状況データをセンター装置103に送信する送信手段116、給湯機101の運転動作を制御する機器制御手段117とを備える。
これらによって給湯機101のガス使用量や給湯温度、給湯量と運転時間の使用状況データを記録してセンター装置103に送信する。
送信する頻度は時計手段118によって1日1回など定期的に送信し、加えてガス使用量が所定範囲を超えたときや1日の運転時間が20時間を超えるなどの通常使用時とは異なる時にも送信する。このような送信要求は使用状況記録手段115が発する。
一方、センター装置103には、通信回線に接続して複数のガス機器から使用状況データを受信する受信手段130と、使用状況データを集計し統計処理して比較する統計処理手段131と、その統計処理結果を出力する出力手段132とを備える。また給湯機101から通報された機種番号を記憶し、統計処理の際に必要であればガス機器のデータを統計処理手段131に出力するデータベース手段133を備える。
以上によって複数の給湯機のガス使用量や給湯温度、給湯量、運転時間の使用状況データをセンター装置で収集し統計処理を行うので複数の給湯機の使用状況データの平均値や中央値、標準偏差などの統計値が得られる。これを基にしてある家庭の給湯機の使用状況データと比較すれば、その給湯機のガス使用量は平均値に比較して多いのか少ないのか、多いとすれば給湯温度が高すぎないか、給湯量が多すぎないか、運転時間が長すぎないかを調査することができる。
また、センター装置103のデータベース手段133は各家庭のガス機器の機器情報や各家庭の使用者情報を持つ。機器情報には製造者、機種番号、製造番号などガス機器の特徴を示す情報が含まれ、使用者情報には家族人数、年齢など家族構成や住宅様式や居住地区など家族の特徴を示す情報が含まれる。
各家庭のガス機器には通信のための識別符号(ID)が割り当てられており、給湯機101とセンター装置103とで通信する時にはこのIDを用いて通信相手を認識する。そして、このIDはデータベース手段133に登録され、統計処理手段131はIDを用いて統計処理を行う、その家庭の機器情報、使用者情報を検索する。
以上によって、統計処理手段131は機器情報や使用者情報を用いて同じ条件である複数の給湯機に関して使用状況データを統計処理して比較することで、使い方比較の精度を高くすることができる。
なお、製造番号などの機器情報は出荷時に各給湯機に記憶させ、各家庭に設置後、通信回線によってセンター装置103に送信してデータベース手段133に登録する。また家族構成などの使用者情報、住宅様式や居住地域など使用環境は電話やはがきで使用者から聞き出してセンター装置103の管理者がデータベース手段133に登録する。
以上のようにデータベース手段133によってセンター装置103は集計した複数家庭の給湯機の使用状況データの中で機種番号、家族構成や使用環境などが同じ条件である複数の家庭を比較して使い方を評価するので、使い方比較の精度をさらに高めることができる。
特開平11−337384号公報
しかしながら、上記背景技術の構成では、利用者に手軽に省エネを促すことはできない。確かに、上記背景技術の構成では、ガス使用状況を事細かに解析し、利用者にガス使用量を減らす為のアドバイスを実行することができるが、それは、利用者自らが省エネ意識を高く持っていることが前提で、各種アドバイスを行うものである。
省エネの推進においては、官民一体となって協力に推し進めることも必要であるが、手軽に、またさりげなく、さらにはちょっとした工夫で利用者に知らせる方法も重要であり、あまり畏まったシステムでは利用者への押し付けとなる面もあり、場合によっては推進の妨げとなる。このちょっとした工夫や気軽さにおいては、例えば利用者が自ら手軽に閾値を設定してそれを超えた場合に注意を促す等の自由度が必要であるが、背景技術にはそのような視点がない。
一方、上記背景技術においては、ガス給湯機を例に書かれている。もちろん、お湯を供給する機器であればこれに限るものではないが、例えば、ヒートポンプ給湯機においては別の要素も加わってくる。すなわち、ヒートポンプ給湯機は貯湯タンクを有しており、この貯湯タンクに貯まっている水を電気を利用して沸かし、給湯や風呂に利用するシステムである。この貯湯タンク内の沸き上げには、主に料金が安い深夜電力を利用することで、利用者は電気代を必要最小限に抑えることができる。
ここで、利用者は、通常は1日に使うであろうお湯の量を貯湯タンクにて沸き上げるが、例えば、浴槽のお湯を大量にあふれさせるような入浴方法をしたり、家族が別々の時間帯に風呂に入ったり、食器をお湯で洗うのに贅沢なお湯の使い方をしたりすると、必要以上に貯湯タンクのお湯を使ってしまい、いざ緊急に入浴したい場合に貯湯タンクのお湯が足りなくなったりする。
このような事態になった場合、利用者は即座に貯湯タンクの沸き上げを手動または自動で行う必要があるが、これでは電気を余分に使うことになり、節約の観点、そして電力量の省エネの観点において無駄が発生する。このような事態が発生した場合に、手軽な注意を利用者に与えることができれば、利用者の意識の向上を図ることができるが、上記背景技術にはそのような観点がないという課題があった。
本発明は上記課題を解決するため、給湯機との間で通信を行い必要な操作及び表示を行う表示装置であって、前記表示装置は、前記給湯機からの給湯量情報及び出湯中情報を受信する給湯量受信手段と、前記給湯量受信手段が受信した給湯量情報を表示する給湯量表示手段と、前記給湯量受信手段が受信した出湯中情報を表示する出湯表示手段と、少なくとも1つ以上の給湯基準値が入力可能な給湯量基準値入力手段と、前記給湯量受信手段が受信した給湯量情報と前記給湯量基準値入力手段から入力された給湯量基準値を比較する給湯量比較手段と、前記給湯量比較手段が比較した結果前記給湯量受信手段が受信した給湯量情報が前記給湯量基準値入力手段から入力された給湯量基準値よりも大きい場合、前記出湯表示手段が表示する出湯中情報の表示方法を変更する表示方法変更手段とで構成することで、当該課題を解決し、電気代の節約の意識や、電力量削減に伴う省エネの意識を利用者に植え付けることを促進することができると共に、節約や省エネの促進をより一層加速化することができる。
本発明は、利用者が手軽に設定した給湯量基準値を実際の給湯量が超えたか否かにより、出湯中情報の表示方法を例えば色分けする等の工夫で電気代の節約の意識や、電力量削減に伴う省エネの意識を利用者に植え付けることを促進することができると共に、節約や省エネの促進をより一層加速化することができる。また、給湯量基準値を超えた場合に、以降出湯する度に出湯中の旨の情報を給湯量基準値を超えていない場合と比較して警告的に表示することで、節約や省エネ意識の利用者への浸透をより一層はかることができる。
第1の発明は、給湯機との間で通信を行い必要な操作及び表示を行う表示装置であって、前記表示装置は、前記給湯機からの給湯量情報及び出湯中情報を受信する給湯量受信手段と、前記給湯量受信手段が受信した給湯量情報を表示する給湯量表示手段と、前記給湯量受信手段が受信した出湯中情報を表示する出湯表示手段と、少なくとも1つ以上の給湯基準値が入力可能な給湯量基準値入力手段と、前記給湯量受信手段が受信した給湯量情報と前記給湯量基準値入力手段から入力された給湯量基準値を比較する給湯量比較手段と、前記給湯量比較手段が比較した結果前記給湯量受信手段が受信した給湯量情報が前記給湯量基準値入力手段から入力された給湯量基準値よりも大きい場合、前記出湯表示手段が表示する出湯中情報の表示方法を変更する表示方法変更手段を有するものである。
そして、利用者が給湯量の使い過ぎを手軽に意識できるようになり、電気代の節約の意識や、電力量削減に伴う省エネの意識を利用者に植え付けることを促進することができる。
第2の発明は、給湯機との間で通信を行い必要な操作及び表示を行う表示装置であって、前記表示装置は、前記給湯機からの給湯量情報及び出湯中情報を受信する給湯量受信手段と、前記給湯量受信手段が受信した給湯量情報を表示する給湯量表示手段と、前記給湯量受信手段が受信した出湯中情報を表示する出湯表示手段と、予め定められた期間中の給湯量情報を記憶学習する記憶学習手段と、その記憶学習手段が記憶学習した結果から当該利用家庭における少なくとも1つ以上の給湯量基準値を算出する給湯量基準値算出手段と、前記給湯量受信手段が受信した給湯量情報と前記給湯量基準値算出手段が算出した給湯量基準値を比較する給湯量比較手段と、前記給湯量比較手段が比較した結果前記給湯量受信手段が受信した給湯量情報が前記給湯量基準値算出手段の算出する給湯量基準値よりも大きい場合、前記出湯表示手段が表示する出湯中情報の表示方法を変更する表示方法変更手段とで構成されるものである。
そして、利用者の手間や余計な設定を省略しながら、電気代の節約の意識や、電力量削減に伴う省エネの意識を利用者に植え付けることを促進することができる。また、利用者の使い方にあったシステムを構築することができる。さらに、利用者の使い勝手に応じたベストなシステムを自由に構築でき、本システムの普及拡大を加速化することが可能である。
第3の発明は、給湯機との間で通信を行い必要な操作及び表示を行うと共に、サーバとの間で通信を行い必要な情報を送受信する表示装置であって、前記表示装置は前記給湯機からの給湯量情報及び出湯中情報を受信する給湯量受信手段と、前記給湯量受信手段が受信した給湯量情報を表示する給湯量表示手段と、前記給湯量受信手段が受信した出湯中情報を表示する出湯表示手段と、前記サーバから少なくとも1つ以上の給湯量基準値を受信する給湯量基準値受信手段と、前記給湯量受信手段が受信した給湯量情報と前記給湯量基準値受信手段が受信した給湯量基準値を比較する給湯量比較手段と、前記給湯量比較手段が比較した結果前記給湯量受信手段が受信した給湯量が前記給湯量基準値受信手段の受信する給湯量基準値よりも大きい場合、前記出湯表示手段が表示する出湯中情報の表示方法を変更する表示方法変更手段とで構成されるものである。
そして、各家庭の電気代が使用給湯量をベースとして算出される仕組みの場合、その電気代が変化する境目やもう少しで基準給湯量を超える給湯量に基準給湯量を置くことで、利用者に電気代節約の意識を高めることができると共に、各家庭に対して遠隔で一斉に基準給湯量の変更をかけることができるため、システム運営上の利便性が高まると共に、システムのランニングコストを抑制することもできる。また利用者毎に多種多様化するニーズに対し個別に遠隔で容易に対応することができ、本システムの普及拡大を実現することができる。
第4の発明は、前記出湯表示手段は、前記出湯中情報を予め定められた一定時間毎に切り替えて表示させる構成としたものである。
そして、このようなアニメーションによる表示によって利用者が給湯量の使い過ぎに対して興味をそそることが容易に実現でき、電気代の節約の意識や、電力量削減に伴う省エネの意識を利用者に植え付けることを促進することができる。
第5の発明は、前記表示方法変更手段は、前記出湯表示手段が表示している出湯中情報の前記一定時間を変更させるまたは/及び前記一定時間毎に表示させる内容を変更させる構成としたものである。
そして、アニメーションによる表示を変更させることで利用者が給湯量の使い過ぎに対して興味をそそることが容易に実現でき、電気代の節約の意識や、電力量削減に伴う省エネの意識を利用者に植え付けることを促進することができる。
第6の発明は、前記表示装置は、少なくとも1つ以上の給湯量基準値を持つ給湯量基準値記憶手段を有し、前記給湯量基準値入力手段は前記給湯量基準値記憶手段が記憶している給湯量基準値の中から少なくとも1つ以上の給湯量基準値を選択させる構成としたものである。
そして、利用者は基準給湯量を自分で考えて入力しなくともよくなり、より気軽に省エネ意識の向上を推進することができるようになり、本システムの普及拡大を加速することができる。
第7の発明は、上記の表示装置の少なくとも一部をコンピュータに実行させるためのプログラムである。そして、プログラムであるので、電気・情報機器、コンピュータ、サーバ等のハードリソースを協働させて本発明の表示装置の少なくとも一部を容易に実現することができる。また記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態のシステム全体のブロック図である。図1において、1は表示装置、2はヒートポンプ給湯機、3はサーバ、4は携帯電話である。5は浴室給湯、6はシャワー、7は給湯a、8は給湯nである。9は浴槽で、10は浴室リモコン、11は増設リモコンである。12は給湯関連動作部、13は温水器関連動作部、14は風呂関連動作部、15は貯湯タンクである。16は台所その他、17は浴室である。18は給湯関連機能、19は風呂関連機能、20は温水器関連機能である。
ここで、表示装置1、給湯a7、給湯n8は台所その他16に設置されている。浴室給湯5、シャワー6、浴槽9、浴室リモコン10、増設リモコン11は浴室17に設置されている。また、給湯関連動作部12、温水器関連動作部13、風呂関連動作部14はヒートポンプ給湯機2の内部にある。
一方、浴室給湯5、シャワー6、給湯a7、給湯n8、給湯関連動作部12を給湯関連機能18と呼ぶ。浴槽9、浴室リモコン10、増設リモコン11、風呂関連動作部14風呂関連機能19と呼ぶ。温水器関連動作部13、貯湯タンク15を温水器関連機能20と呼ぶ。
図1において、ヒートポンプ給湯機2は家庭の給湯、風呂機能を実現させる。すなわち、家庭にて使用する給湯関連機能18や風呂関連機能19を制御し、例えば台所その他16に設置されている給湯a7や給湯n8から温かいお湯を供給し、利用者が食器や手を洗う際の快適性を実現する。また、利用者が風呂に入る際には浴室17にある浴槽9からお湯張りをしたり、シャワー6や浴室給湯5からお湯を出したりして利用者の生活を確保する。
ここで、利用者はこれらの制御、すなわち、お湯の温度やお湯の量を制御するために表示装置1や浴室リモコン10を利用する。
ここで、表示装置1は図1に示すように台所その他16に取り付けられており、ヒートポンプ給湯機2の制御及び現在状態の表示を行う機能を有している。表示装置1は別名「台所リモコン」と呼ばれる。同様の役割を果たすものが浴室リモコン10であり、入浴中の利用者がヒートポンプ給湯機2の制御及び状態表示を行う。また、場合によっては、シャワー6のすぐそばに増設リモコン11が取り付けられており、利用者は入浴中にシャワー6を浴びながらヒートポンプ給湯機2の制御を行ったり状態を確認したりすることができる。
また、ヒートポンプ給湯機2は貯湯タンク15を有しており、この貯湯タンク15に貯まっている水を電気を利用して沸かし、給湯関連機能18や風呂関連機能19に供給している。この貯湯タンク15内の沸き上げには、主に料金が安い深夜電力を利用することで、利用者は電気代を必要最小限に抑えることができる。利用者は、表示装置1や浴室リモコン10、増設リモコン11を利用して、この貯湯タンク15内のお湯の量を制御したり確認したりすることができる。
一方、表示装置1は、外部、すなわちサーバ3と接続されている。これにより、ヒートポンプ給湯機2の情報を表示装置1を経由してサーバ3へ伝送することができ、例えば、ヒートポンプ給湯機2にて発生した故障をサーバ3へ伝達することで、サービスマンがいち早く当該家庭に赴き修理その他の必要な措置を施すことが可能となる。
また、サーバ3は携帯電話4からもアクセス可能であり、例えば、外出先から浴槽9のお湯張りを行いたい場合、利用者はその旨を携帯電話4から入力すれば、サーバ3、及び表示装置1を介してヒートポンプ給湯機2に対してその旨の指示が伝えられ、ヒートポンプ給湯機2は、内部の風呂関連動作部を14及び温水器関連動作部13を利用して貯湯タンク15にて沸かしたお湯を浴槽9に供給して浴槽9の遠隔お湯張りが可能となる。
ここで、表示装置1がサーバ3と通信を行う場合においては、回線を利用する。ここでいう回線とは、アナログ電話回線、ISDN回線、ADSL回線、FTTH回線、ケーブルテレビ回線等である。この回線は、当該家庭が導入している上記各種回線種別を利用することとする。なお、上記回線に応じて、通信装置2は上記回線との接続のためにモデム、T−NCU(Terminal Network Control Unit)、TA、ダイヤルアップルーター、ONU(Optical Network Unit)等のモデムを介するもしくは内蔵している。
一方、表示装置1と外部のサーバ3、携帯電話、パソコン、医療機関、サービスセンター等間は、直接回線交換方式にて接続されている場合もあれば、ISP(Internet Service Provider)やASP(Application Service Provider)経由でインターネット網を使い接続されている場合もある。
さらに、表示装置1と外部のサーバ3、携帯電話、パソコン、医療機関、サービスセンター等間の通信プロトコルは、本システムにて予め決められた無手順独自プロトコルの場合もあれば、TCP/IP、HTTP、HTTPS等のインターネットプロトコルを利用する場合もある。
次に、表示装置1とヒートポンプ給湯機2、浴室リモコン10、増設リモコン11間の通信について説明する。ここで、表示装置1とヒートポンプ給湯機2、浴室リモコン10、増設リモコン11間は、有線にて接続されている方法が一般的であるが、例えば400MHz帯の特定小電力無線を用いて行うことも可能である。この場合、ヒートポンプ給湯機2や浴室リモコン10、増設リモコン11からの情報は特定小電力無線を用いて表示装置1へ伝送する。また、表示装置1からヒートポンプ給湯機2、浴室リモコン10、増設リモコン11に対する指令も特定小電力無線を用いる。
なお、表示装置1とヒートポンプ給湯機2、浴室リモコン10、増設リモコン11間の通信に関しては、有線接続や特定小電力無線接続に限らず、電灯線、赤外線、無線LAN、bluetooth(登録商標)と言ったような通信媒体を利用してもよい。
以上のようなシステム構成において、表示装置1に表示する内容には様々なものがある。例えば、給湯関連機能18から利用者に供給される「給湯温度」の表示や、風呂関連機能9により浴槽9で保温されている「風呂湯量」の表示、さらには温水器関連機能20にてお湯が貯められている貯湯タンク15内の「タンク内残湯量」の表示等である。
利用者は、これらの情報を得ることで、蛇口から出るお湯が熱すぎる場合「給湯温度」を下げたり、風呂のお湯が足りない場合には「風呂湯量」を多くしたり、給湯や風呂にたくさんお湯を使った為貯湯タンク15内のお湯が足りない場合には「タンク内残湯量」を多くしたりといった操作を、表示装置1や浴室リモコン10、増設リモコン11を利用して行う。
ここで、表示装置1に表示する内容として、「給湯量」がある。これは、利用者が給湯関連機能18を利用して使用した「給湯量」である。これは、例えば、ある1日において、利用者が給湯a7や給湯n8からお湯を出して、食器洗いその他に利用した給湯量や、入浴中に浴室給湯5やシャワー6を利用した出湯給湯量の合算値である。表示装置1はこの給湯量を表示する機能を有する。もう1つ、表示装置1に表示する内容として、「出湯中の旨の表示」がある。これは、利用者が浴室給湯5やシャワー6等を利用して出湯している際にその旨を表示するものである。
ここで、表示装置1における給湯量及び出湯中旨の表示方法について、図2の表示装置のブロック図を用いて説明する。図2において、21は給湯量受信手段、22は給湯量表示手段、23は給湯量基準値入力手段、24は給湯量比較手段、25は表示方法変更手段、26は出湯表示手段である。給湯量受信手段21、給湯量表示手段22、給湯量基準値入力手段23、給湯量比較手段24、表示方法変更手段25、出湯表示手段26は表示装置1の内部にある。
図2において、給湯量及び出湯中情報はヒートポンプ給湯機2から送られてくる。ここで、ヒートポンプ給湯機2から送られてくる給湯量の情報は、予め定められた期間内の積算値である。例えば、予め定められた期間が1日である場合、ヒートポンプ給湯機はカレンダー機能を有しており、1日の積算給湯量の情報を表示装置1に対して送信する。送信された給湯量及び出湯中情報は給湯量受信手段21にて受信し、それぞれ給湯量表示手段22、出湯表示手段26を用いて表示される。
例えば、ヒートポンプ給湯機2から送られてきた給湯量の情報が50リットルであった場合、給湯量表示手段22は50リットルと表示する。ここで、ヒートポンプ給湯機2から送られてくる給湯量は必ずしも単位がリットルでなくてもよい。これは、表示装置1とヒートポンプ給湯機2間において予め取り決められた値として規定されていれば、その規程された値をヒートポンプ給湯機2は表示装置1に対して送信してくる。表示装置1はその規程された値を利用者が理解できる値、例えばリットルに変換して給湯量表示手段22が表示する。
一方、ヒートポンプ給湯機2から送られてきた出湯中情報は、現在出湯しているか否かの情報である。出湯表示手段26は出湯中であればその旨を表示し、出湯中でなければ表示を消す。ここで、出湯中でなければ表示を消さずに出湯中でない旨を表示する方法でもよい。また、利用者が蛇口を開けて出湯したり蛇口を止めて出湯を停止したりを細かに行った場合、表示が点いたり消えたり、もしくは、コロコロ変わったりして利用者にとって煩わしい場合もある為、例えば、出湯を停止した場合にすぐに表示を消したり変更したりせず、一定時間出湯が再開されなかった場合に表示を消したり変更したりする構成とすることもできる。
一方、利用者は表示装置1に対して予め基準給湯量を入力しておく。この基準給湯量とは、利用者がこの基準よりもたくさんの給湯を行った場合にその旨を報知してもらうことで、省エネ意識を高めようとするものである。例えば、ある家庭の1日の給湯量が平均して約100リットルであった場合、利用者は基準給湯量として100リットルを表示装置に入力する。入力は給湯量基準値入力手段23から行う。なお、入力可能な基準給湯量は必ずしも1つでなくてもよい。例えば、利用者は、100リットルと120リットルの2つの基準給湯量を入力することも可能である。
次に、表示装置1は給湯量受信手段21で受信した給湯量と、利用者が給湯量基準値入力手段23から入力された基準給湯量とを給湯量比較手段24を用いて比較する。給湯量比較手段24は、その結果を表示方法変更手段25へ出力する。表示方法変更手段25は、給湯量比較手段24が給湯量受信手段21で受信した給湯量と、利用者が給湯量基準値入力手段23から入力された基準給湯量を比較した結果、給湯量受信手段21が受信した給湯量の方が給湯量基準値入力手段23から入力された基準給湯量よりも大きい場合、給湯量表示手段22が表示している給湯量受信手段21で受信した給湯量の表示方法や出湯表示手段26が表示している給湯量受信手段21で受信した出湯中情報を変更する。
ここで、図3のフローチャートを用いながら、具体例を挙げて説明する。給湯量受信手段21で受信した給湯量が110リットルであり、給湯量基準値入力手段23から入力された基準給湯量が100リットル(基準給湯量1)と120リットル(基準給湯量2)であった場合を考える。給湯量表示手段22が給湯量を表示する方法として、例えば、給湯量を「青色で表示」「黄色で表示」「赤色で表示」の3段階が可能として、表示方法変更手段25は、給湯量表示手段22が有する3段階の表示方法の変更を行う。
そして、出湯表示手段26が表示する出湯中情報を表示する方法として、例えば普通に蛇口からお湯が出ているアニメーションと、お湯が出ているアニメーションだが蛇口が困った顔をしているアニメーションと蛇口が怒った顔をしているアニメーションの3段階が可能として、表示方法変更手段25は、出湯表示手段26が有する3段階の表示方法の変更を行う。
ここで、給湯量受信手段21で受信した給湯量が110リットル(STEP1)であり、給湯量基準値入力手段23から入力された基準給湯量の100リットルよりも大きい(STEP2)が、120リットルよりも小さい(STEP3)場合、よって、表示方法変更手段25は給湯量表示手段22の表示を「黄色で表示(STEP5)」に変更する。
もし、給湯量受信手段21で受信した給湯量が90リットルであった場合(STEP1)には、給湯量表示手段22の表示を「青色で表示(STEP4)」に、給湯量受信手段21で受信した給湯量が130リットルであった場合(STEP1)には、給湯量表示手段22の表示を「赤色で表示(STEP6)」にそれぞれ変更する。
次に、「出湯中か否か」の判断を行う。STEP4の後、出湯中の判断をし(STEP7)、出湯中ならば、普段と同じように出湯中のアニメーション表示(STEP8)を行うSTEP5の後、出湯中の判断をし(STEP9)、出湯中ならば、困った顔のアニメーション表示(STEP10)で出湯中の旨を表示する。STEP6の後、出湯中の判断をし(STEP11)、出湯中ならば、怒った顔のアニメーション表示(STEP12)で出湯中の旨を表示する。なお、STEP4、STEP5、STEP6の後に出湯中でないならば、出湯中表示は行わない。
これを、ヒートポンプ給湯機2が表示装置1に対して送信する給湯量の情報が1日単位の積算値である場合、実際は、利用者がその日の出湯を始めた午前中頃には、給湯量は「青色」で表示されているし、出湯中の表示は「通常表示」であるが、夕方、夜等で夕食の支度や家族が次々と風呂に入ったりしてくると、給湯量が増え、場合によってはやがて、給湯量が「黄色」で表示されるようになり、出湯中の表示は「困った顔での表示」となる。そして、最終的には給湯量が「赤色」で表示され、出湯中の表示は「怒った顔での表示」となる場合もある。
すなわち、利用者は表示装置1が表示する給湯量の表示色や出湯中の表示アニメーションを見て、その日が出湯し過ぎか否かを認識することができる。そして、給湯量基準値入力手段23から入力した基準給湯量を目安として、「今日はお湯を使いすぎたな」とか「今日はお湯を節約できたな」とか認識することができる。これにより、前述のように、ヒートポンプ給湯機2は貯湯タンク15内のお湯を利用するシステムであり、貯湯タンク15内のお湯は電気を利用して沸かすことから、電気代の節約の意識や、電力量削減に伴う省エネの意識を利用者に植え付けることを促進することができる。
また、例えば出湯中の表示アニメーションが基準給湯量を超えない場合と超えた場合で表示するアニメーションを変更させたりアニメーションの切り替わりタイミングを早くさせたりすることで、「いつもと違うアニメーションが出ているな」と利用者が気づきやすくなると共に、省エネの意識を利用者に植え付けることを促進することができる。
なお、利用者の生活形態の変化(例:家族人数の増減)が発生し、給湯量表示手段22が表示する給湯量の表示色が実際の生活形態とはかけはなれたものになった場合には、利用者は給湯量基準値入力手段23から入力する基準給湯量を変更すればよい。これは、基準値の変更のみならず、基準値の数の変更も可能である。また、当該表示色の変更が煩わしい利用者は、表示方法変更手段25の機能を無効にするように表示装置1に対して設定することで、当該機能を無効にできる。
なお、表示方法変更手段25が変更するのは給湯量表示手段22の表示方法と出湯表示手段26の表示方法の双方であるが、出湯表示手段26の表示方法のみを変更させる構成としてもよい。この場合、図2におけるSTEP4、STEP5、STEP6は省略される。
ところで、以上の説明においては、表示方法変更手段25が変更するのは出湯表示手段26の表示内容であったが、別に表示内容でなくても、ポップアップ的な画面の報知、音による報知等別の変更内容でもよい。
また、例えば、表示方法変更手段25は、給湯量比較手段24が給湯量受信手段21で受信した給湯量と、利用者が給湯量基準値入力手段23から入力された基準給湯量を比較した結果、給湯量受信手段21が受信した給湯量の方が給湯量基準値入力手段23から入力された基準給湯量よりも大きい場合、給湯量表示手段22が表示している給湯量受信手段21で受信した給湯量の表示を拡大させたり、出湯表示手段26が表示している給湯量受信手段21で受信した出湯中の旨の表示を拡大させたりして、利用者に注意を促すようにすることも考えられる。こうすることで、お年寄りや目の不自由な人にもはっきりと認識させることができ、ユニバーサルインターフェイスに即した人にやさしいシステムを構築することができる。
さらには、図3では出湯中の表示を「にっこり顔」「困った顔」「怒った顔」の3種類で表しているが、例えば、「困った顔」や「怒った顔」の場合には当該表示を点滅させたり、またその点滅の周期を変えたり、アニメーション的に表示を変更させたりすることも可能である。こうすることで、利用者に気づかせやすくすることができ、利用者の注意をひきつけ、省エネを推進することが可能となる。
また、以上の説明においては、表示装置1における動作について述べてきたが、他の表示装置、例えば浴室リモコン10、増設リモコン11において同様の機能を実現することも可能である。
また、以上の説明においては、給湯量や出湯中表示についてのみ言及してきたが、例えば、「風呂湯量」「風呂保温時間」「タンク内残湯量」等、他の表示パラメータについても同様の変更を実現することも可能である。また、ヒートポンプ給湯機2を用いたシステムに限らず、ガス給湯機を用いたシステムや床暖房システムや浴室乾燥システムにおいても同様のことが可能である。その場合には、給湯量や出湯中表示でなく、例えばガス使用量やガス燃焼時間、床暖房使用時間や浴室乾燥機使用時間等において同様の機能を実現することで、節約や省エネの促進をより一層加速化することができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2の表示装置1のブロック図を図4に示す。
図4を用いて、本発明の実施の形態2を説明する。なお、実施の形態1と同様の説明の部分は省略する。図4において、利用者は表示装置1に対して予め基準給湯量を入力しておく訳だが、表示装置1には給湯量基準値記憶手段27が備わっている。この給湯量基準値記憶手段27には、予め1つ以上の給湯量基準値が記憶されている。そして、利用者が給湯量基準値入力手段23から基準給湯量を入力しようとした場合、その入力インターフェイス(例えば「画面」)には、給湯量基準値記憶手段27に予め記憶されている1つ以上の給湯量基準値が表示され、利用者はこの表示された給湯量基準値か自らが選択したい給湯量基準値を選択することで入力が完了する。
例えば、給湯量基準値記憶手段27に記憶されている給湯量基準値が80リットルと90リットルと100リットルであった場合、給湯量基準値入力手段23には80リットルと90リットルと100リットルの3つの基準給湯量が表示されている。ここで、利用者はこの3つの基準給湯量から、例えば1つの基準給湯量を選択する(例:90リットル)。
そして、給湯量受信手段21で受信した給湯量が95リットルであった場合、給湯量比較手段24は給湯量受信手段21で受信した給湯量(95リットル)と利用者が給湯量基準値入力手段23で選択した基準給湯量(90リットル)を比較し、表示方法変更手段25は、給湯量受信手段21で受信した給湯量(95リットル)の方が大きい為、給湯量表示手段22が表示する給湯量の表示色を変更や拡大を行ったり、出湯表示手段26が表示している出湯中情報を変更して利用者に注意を促す。
以上のような方法を取ることで、利用者は基準給湯量を自分で考えて入力しなくとも、給湯量基準値入力手段23が示す基準給湯量から選択するのみで基準給湯量の設定が可能となる。
一方、給湯量基準値記憶手段27に予め記憶されている給湯量基準値は、本表示装置1が出荷された時点で記憶されていてもよい。この場合は、標準的な一般家庭の1日の給湯量を調査した結果、この値を超えたら要注意だろうと想定される基準給湯量が記憶されていることとなる。
また、本システムが運転を開始して一定時間(または一定日数)経過する間に表示装置1は本システムが利用される家庭の標準的な給湯量を記憶し、その結果から基準給湯量を算出する方法も考えられる。この場合の表示装置1のブロック図を図5に示す。図5において、28は記憶学習手段、29は給湯量基準値算出手段である。記憶学習手段28、給湯量基準値算出手段29は表示装置1の内部にある。
図5において、ヒートポンプ給湯機2から送られてきた給湯量の情報は給湯量受信手段21で受信される。そして、給湯量受信手段21が受信した給湯量の情報は給湯量比較手段24に送られると共に記憶学習手段28へも送られる。ここで、記憶学習手段28は給湯量受信手段21が出力した給湯量を過去にさかのぼって記憶学習する。
例えば、当該家庭の1ヶ月間の給湯量を記憶学習手段28は記憶すると共に、その内容から当該家庭の給湯パターンを学習する。仮に、当該家庭の1ヶ月間(30日間)の1日毎の給湯量が、殆どの日は100リットル以下で、2日程度100リットルを大幅に超えるような日があったとする。その場合、記憶学習手段28は、「2日程度は、来客その他の理由で、給湯量が増えたのだろう」と推測し、その旨を給湯量基準値算出手段29へ出力する。給湯量基準値算出手段29は記憶学習手段28からの出力を受けて、当該家庭の標準的な1日の給湯量は100リットル未満であると認識し、その100リットルを給湯量基準値に設定する。
そして、給湯量比較手段24は給湯量基準値算出手段29が算出した給湯量基準値と給湯量受信手段21が受信した給湯量を比較し、その結果を表示方法変更手段25へ出力する。表示方法変更手段25は、給湯量比較手段24が給湯量受信手段21で受信した給湯量と、給湯量基準値算出手段29が算出した給湯量基準値を比較した結果、給湯量受信手段21が受信した給湯量の方が大きい場合、給湯量表示手段22が表示している給湯量受信手段21で受信した給湯量の表示方法や出湯表示手段26が表示している出湯中情報を変更する。
以上のような構成とした場合、表示装置1には給湯量基準値入力手段23を設ける必要がない。これは、利用者が給湯量基準値をいちいち入力しなくても表示装置1が勝手に給湯量を使いすぎていないか警告を発してくれることを意味する。すなわち、利用者の手間や余計な設定を省略しながら、電気代の節約の意識や、電力量削減に伴う省エネの意識を利用者に植え付けることを促進することができる。これにより、本システムの普及拡大を加速化することができる。
なお、以上の説明では、記憶学習手段28と給湯量基準値算出手段29が連携して給湯量基準値を自動算出することで説明をしたが、前述のように、給湯量基準値算出手段29が算出した給湯量基準値を給湯量基準値入力手段23が画面等を利用して表示させ、利用者はこの表示された給湯量基準値か自らが選択したい給湯量基準値を選択することで給湯量基準値の入力が完了する構成としてもよい。この場合、給湯量基準値算出手段29が算出した給湯量基準値が複数あれば、利用者は多彩な選択肢の中から最適な給湯量基準値を選択でき、利用者の嗜好にあったシステムを構築することができる。
また、以上の説明では、表示装置1が給湯量基準値を記憶、学習、算出する構成で説明したが、ヒートポンプ給湯機2が記憶、学習、算出の機能を持ち、ヒートポンプ給湯機2が算出した給湯量基準値を表示装置1に対して送信する仕組みとしてもよい。この場合、表示装置1の給湯量受信手段21がヒートポンプ給湯機2から送られてくる給湯量基準値を受信し、その結果をもとに表示方法変更手段25が給湯量表示手段22の給湯量の表示方法や出湯表示手段26が表示する出湯中情報の表示方法を変更することとなる。さらには、給湯量の記憶、学習、算出の各機能を表示装置1とヒートポンプ給湯機2で分担した(例えば、記憶、学習の機能はヒートポンプ給湯機2が有し、算出の機能は表示装置1が有する)といった構成とすることもできる。
ところで、以上の説明においては、記憶学習手段28は、例えば1ヶ月間記憶学習するように説明したが、この期間は利用者が自由に変更できる構成としてもよいし、表示装置1が利用開始後のある期間だけ記憶学習し給湯量基準値を決めるような構成とすることもできる。また、日々記憶学習を繰り返し、給湯量基準値算出手段29が算出した給湯量基準値が変更になった場合、その旨を利用者に報知したりすることもできる。
さらに、利用者がある特定期間だけ当該機能(表示方法変更手段25が給湯量表示手段22が表示する給湯量を色分け等で変更する機能や出湯表示手段26が表示する出湯中情報のアニメーションを変更する機能)を無効にできるように構成することもでき、利用者の使い勝手に応じたベストなシステムを自由に構築でき、本システムの普及拡大を加速化することが可能である。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3の表示装置1のブロック図を図6に示す。
図6を用いて、本発明の実施の形態3を説明する。なお、実施の形態1、2と同様の説明の部分は省略する。
図6において、サーバ3は表示装置1に対して給湯量基準値を送信する。表示装置1は内部の給湯量基準値受信手段30にてこの給湯量基準値を受信し、その結果を給湯量比較手段24に対して出力する。給湯量比較手段24は、給湯量基準値受信手段30が受信した給湯量基準値と給湯量受信手段21が受信した給湯量を比較し、その結果を表示方法変更手段25へ出力する。
表示方法変更手段25は、給湯量比較手段24が給湯量受信手段21で受信した給湯量と、給湯量基準値算出手段29が算出した給湯量基準値を比較した結果、給湯量受信手段21が受信した給湯量の方が大きい場合、給湯量表示手段22が表示している給湯量受信手段21で受信した給湯量の表示方法を変更したり、出湯表示手段26が表示している出湯中情報を変更したりする。
以上のような構成の場合において、サーバ3は本システムの運用部門が管理しているが、その運用部門が各家庭に設置されている表示装置1の給湯量基準値を一括して変更することが可能となる。これは、例えば、国の方針等でより一層の省エネ活動を推進すべき事態が発生した場合、本システムの運用部門はサーバ3を利用して各家庭の給湯量基準値をより小さくするように制御する。
これにより、表示装置1を利用している家庭においては、給湯量基準値が下がる為、給湯量比較手段24が比較した結果給湯量受信手段21が受信した給湯量が給湯量基準値を上回る可能性が高まり、その結果表示方法変更手段25が給湯量表示手段22が表示している給湯量を変更(例えば赤色で表示)したり出湯表示手段26が表示している出湯中情報を変更(例えば、怒った顔で表示)する可能性が高くなる。これは、利用者にとっては、注意を促される回数が多くなることを意味し、結果として、利用者の省エネ意識の向上を加速化することができる。
また、例えば、各家庭の電気代が使用給湯量をベースとして算出される仕組みの場合、その電気代が変化する境目やもう少しで基準給湯量を超える給湯量に基準給湯量を置くことで、利用者に電気代節約の意識を高めることができるが、このような場合においても、サーバ3から各家庭の表示装置1に対して遠隔で一斉に基準給湯量の変更をかけることができるため、システム運営上の利便性が高まると共に、システムのランニングコストを抑制することもできる(遠隔での基準給湯量の変更ができない場合においては、例えば、人が各家庭に赴いて表示装置1の基準給湯量を書き換えたり、利用者にお願いして基準給湯量を変更してもらうことが考えられるが、前者は人件費がかかり、後者は徹底を図ることが難しい)。
さらには、図1に示すように、サーバ3の先には携帯電話4が接続されることも想定されるが、この場合、利用者は携帯電話4を利用して遠隔から自らの家庭に設置してある表示装置1の基準給湯量を変更することができるようになり、本システム利用における利便性が向上すると共に本システムの普及拡大を実現することができる。
なお、前述の実施の形態2で説明した記憶学習手段28が記憶学習する期間であるが、この期間もサーバ3から変更することが可能である。この場合、例えば、特定家庭の記憶学習機能レベルが劣っていた場合等、サーバ3から遠隔に記憶学習手段28が記憶学習する期間を調整したり変更したりすることができ、システムの信頼性の向上を安価で容易に実現することができる。
また、サーバ3からは記憶学習手段28の記憶学習期間のみならず、給湯量基準値入力手段23が利用者に示す基準給湯量選択肢の最大数や、給湯量基準値記憶手段27が記憶可能な給湯量基準値の数等もサーバ3から遠隔で変更することもでき、利用者毎に多種多様化する表示装置1に対し個別に遠隔で容易に対応することができ、本システムの普及拡大を実現することができる。
なお、本実施の形態で説明した手段は、CPU(またはマイコン)、RAM、ROM、記憶・記録装置、I/Oなどを備えた電気・情報機器、コンピュータ、サーバ等のハードリソースを協働させるプログラムの形態で実施してもよい。プログラムの形態であれば、磁気メディアや光メディアなどの記録媒体に記録したりインターネットなどの通信回線を用いて配信することで新しい機能の配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
本発明にかかる表示装置、及びプログラムは、利用者が使う給湯量の目安である給湯量基準値を設定したり変更したりすることで、給湯量の表示方法を変更することができるので、「ヒートポンプ給湯機」のみならず、「ガス給湯機」「燃料電池を用いた給湯機」「電気温水器」等、給湯システムを構築する機器にも適用できる。
本発明の実施の形態1、2、3におけるシステム全体のブロック図 本発明の実施の形態1における表示装置のブロック図 本発明の実施の形態1における表示装置の動作フローチャート 本発明の実施の形態2における表示装置のブロック図 本発明の実施の形態2の他の例における表示装置のブロック図 本発明の実施の形態3における通信装置のブロック図 従来例であるガス機器(給湯機)の使い方比較システムの概念図 従来例である使い方比較システムの給湯機とセンター装置の構成ブロック図
符号の説明
1 表示装置
2 ヒートポンプ給湯機
3 サーバ
4 携帯電話
5 浴室給湯
6 シャワー
7 給湯a
8 給湯n
9 浴槽
10 浴室リモコン
11 増設リモコン
12 給湯関連動作部
13 温水器関連動作部
14 風呂関連動作部
15 貯湯タンク
16 台所、その他
17 浴室
18 給湯関連機能
19 風呂関連機能
20 温水器関連機能
21 給湯量受信手段
22 給湯量表示手段
23 給湯量基準値入力手段
24 給湯量比較手段
25 表示方法変更手段
26 出湯表示手段
27 給湯量基準値記憶手段
28 記憶学習手段
29 給湯量基準値算出手段
30 給湯量基準値受信手段

Claims (7)

  1. 給湯機との間で通信を行い必要な操作及び表示を行う表示装置であって、前記表示装置は、前記給湯機からの給湯量情報及び出湯中情報を受信する給湯量受信手段と、前記給湯量受信手段が受信した給湯量情報を表示する給湯量表示手段と、前記給湯量受信手段が受信した出湯中情報を表示する出湯表示手段と、少なくとも1つ以上の給湯基準値が入力可能な給湯量基準値入力手段と、前記給湯量受信手段が受信した給湯量情報と前記給湯量基準値入力手段から入力された給湯量基準値とを比較する給湯量比較手段と、前記給湯量比較手段が比較した結果前記給湯量情報が前記給湯量基準値よりも大きい場合、前記出湯表示手段が表示する出湯中情報の表示方法を変更する表示方法変更手段とで構成される表示装置。
  2. 給湯機との間で通信を行い必要な操作及び表示を行う表示装置であって、前記表示装置は、前記給湯機からの給湯量情報及び出湯中情報を受信する給湯量受信手段と、前記給湯量受信手段が受信した給湯量情報を表示する給湯量表示手段と、前記給湯量受信手段が受信した出湯中情報を表示する出湯表示手段と、予め定められた期間中の給湯量情報を記憶学習する記憶学習手段と、その記憶学習手段が記憶学習した結果から当該利用家庭における少なくとも1つ以上の給湯量基準値を算出する給湯量基準値算出手段と、前記受信手段が受信した給湯量情報と前記給湯量基準値算出手段が算出した給湯量基準値とを比較する給湯量比較手段と、前記給湯量比較手段が比較した結果給湯量情報が前記給湯量基準値よりも大きい場合、前記出湯表示手段が表示する出湯中情報の表示方法を変更する表示方法変更手段とで構成された表示装置。
  3. 給湯機との間で通信を行い必要な操作及び表示を行うと共に、サーバとの間で通信を行い必要な情報を送受信する表示装置であって、前記表示装置は、前記給湯機からの給湯量情報及び出湯中情報を受信する給湯量受信手段と、前記給湯量受信手段が受信した給湯量情報を表示する給湯量表示手段と、前記給湯量受信手段が受信した出湯中情報を表示する出湯表示手段と、前記サーバから少なくとも1つ以上の給湯量基準値を受信する給湯量基準値受信手段と、前記給湯量受信手段が受信した給湯量情報と前記給湯量基準値受信手段が受信した給湯量基準値を比較する給湯量比較手段と、前記給湯量比較手段が比較した結果前記給湯量情報が前記給湯量基準値よりも大きい場合、前記出湯表示手段が表示する出湯中情報の表示方法を変更する表示方法変更手段とで構成された表示装置。
  4. 前記出湯表示手段は、前記出湯中情報を予め定められた一定時間毎に切り替えて表示させる請求項1〜3のいずれか1項記載の表示装置。
  5. 前記表示方法変更手段は、前記出湯表示手段が表示している出湯中情報の前記一定時間を変更させるまたは/及び前記一定時間毎に表示させる内容を変更させる請求項4記載の表示装置。
  6. 前記表示装置は、少なくとも1つ以上の給湯量基準値を持つ給湯量基準値記憶手段を有し、前記給湯量基準値入力手段は前記給湯量基準値記憶手段が記憶している給湯量基準値の中から少なくとも1つ以上の給湯量基準値を選択させる構成とした請求項1〜3のいずれか1項記載の表示装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項記載の表示装置の少なくとも一部をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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