JP2006258324A - 加熱器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 対応する排気手段として通信形態が異なる複数種の排気手段を設置可能な加熱器具を提供すること。
【解決手段】 加熱手段用運転操作部の操作に基づいて加熱作動する加熱手段と、この加熱手段の加熱作動に伴って発生する排気ガスを外部に排出する排気手段に対する作動指令を無線信号SDにて指令する無線式指令手段とを備えた加熱器具であって、前記無線式指令手段が、前記作動指令を指令するときには、その作動指令を複数種の通信形態にて順次指令するように加熱器具を構成した。
【選択図】 図12

Description

本発明は、加熱用運転操作部の操作に基づいて加熱作動する加熱手段と、この加熱手段の加熱作動に伴って発生する排気ガスを外部に排出する排気手段に対する作動指令を無線信号にて指令する無線式指令手段とを備えた加熱器具に関する。
上記のような加熱器具として、例えば、主に一般家庭や飲食店等の厨房に設置される調理用ガスコンロがあり、この調理用ガスコンロは、載置された被加熱物を加熱する加熱手段としてのガスバーナを備え、排気手段としてのレンジフードや換気扇に対する作動指令を無線信号にて指令する無線式指令手段を備えている。そして、この調理用ガスコンロでは、加熱手段用運転操作部としての操作つまみにより、点火及び消火の操作が行われると、調理用ガスコンロの上方に設置された排気手段を排気作動状態及び排気停止状態にすべく、無線式指令手段により作動指令、つまり、排気手段の作動を開始する作動開始指令及び排気手段の作動を停止する作動停止指令が赤外線を利用した無線信号にて送信されるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
そして、加熱器具が備える無線式指令手段が指令する作動指令を排気手段により認識させるため、無線式指令手段が、排気手段に適用される通信形態に対応した通信形態にて作動指令を指令することになる。
特許第2962929号公報
加熱器具と排気手段とは別個の商品として複数の異なるメーカーから供給されているが、加熱器具に備えさせた無線式指令手段が指令する作動指令の通信形態と排気手段に適用される通信形態とが、メーカーによって異なることがあり、加熱器具に対応して設置可能な排気手段が制限されるものとなっていた。
上記通信形態が異なる点について説明を加えると、無線式指令手段が指令する作動指令は、一般に、当該業界に適用される通信規格に準拠した無線信号により指令されるものの、排気手段に対する作動指令の内容を識別可能に表わす符号については規格化されていないため、作動指令の内容を表わす符号については、加熱器具のメーカーや排気手段のメーカーによって異なる符号が採用されていることがあり、このため、上記の如く通信形態が異なることがあった。
本発明は、上記事情に鑑み、対応する排気手段として通信形態が異なる複数種の排気手段を設置可能な加熱器具を提供することを目的としている。
本発明の第1特徴は、加熱用運転操作部の操作に基づいて加熱作動する加熱手段と、この加熱手段の加熱作動に伴って発生する排気ガスを外部に排出する排気手段に対する作動指令を無線信号にて指令する無線式指令手段とを備えた加熱器具であって、前記無線式指令手段が、前記作動指令を指令するときには、その作動指令を複数種の通信形態にて順次指令するように構成されている点にある。
本発明の第1特徴によると、加熱器具に備えた無線式指令手段が、排気手段に対する作動指令を複数種の通信形態にて順次指令することになり、そして、作動指令の通信形態を、排気手段に備えられることが予測される通信形態とすることにより、無線式指令手段が指令する複数種の通信形態の作動指令のうち何れかの通信形態による作動指令が、排気手段に備えられた通信形態と一致して、排気手段に指令することができることになる。
尚、例えば、無線式指令手段が排気手段に対する作動指令を2種類の通信形態にて順次指令する構成であると、異なる通信形態に対応した2種類の排気手段に作動指令を指令することができることになり、そして、無線式指令手段が排気手段に対する作動指令を3種類以上の通信形態にて順次指令する構成である場合には、異なる通信形態に対応したそれだけ多くの種類の排気手段に作動指令を指令することができる。
このように、本発明の第1特徴によると、対応する排気手段として通信形態が異なる複数種の排気手段を設置可能な加熱器具を得ることができる。
本発明の第2特徴は、本発明の第1特徴において、前記排気手段の作動状態を指令する排気手段用運転操作部が設けられ、前記無線式指令手段が、前記排気手段用運転操作部により指令された前記排気手段の作動状態に対応する前記作動指令を指令するように構成されている点にある。
本発明の第2特徴によると、本発明の第1特徴と同様の作用効果を備えており、これに加えて以下のような作用効果を備えている。
本発明の第2特徴によると、無線式指令手段は、排気手段用運転操作部により指令された排気手段の作動状態に対応する作動指令を指令するので、加熱器具に設けられた排気手段用運転操作部により、排気手段の作動状態を指令することができる。
そして、加熱器具に備えさせた排気手段用運転操作部は、加熱器具に対する運転操作に合わせて操作し易い位置に位置することになるので、加熱器具の使用に関連して排気手段用運転操作部を操作することが行い易いものとなるのであり、もって、使い勝手のよい加熱器具を得ることができる。
本発明の第3特徴は、本発明の第2特徴において、前記排気手段用運転操作部が、前記排気手段の作動状態として、排気作動状態及び排気停止状態を指令できるように構成され、前記無線式指令手段が、前記排気手段用運転操作部により前記排気作動状態が指令されると、前記作動指令として、前記排気手段の作動を開始する作動開始指令を、及び、前記排気手段用運転操作部により前記排気停止状態が指令されると、前記作動指令として、前記排気手段の作動を停止する作動停止指令を指令するように構成されている点にある。
本発明の第3特徴によると、本発明の第2特徴と同様の作用効果を備えており、これに加えて以下のような作用効果を備えている。
本発明の第3特徴によると、排気手段用運転操作部により排気作動状態或いは排気停止状態が指令されると、無線式指令手段が、排気手段の作動を開始する作動開始指令或いは排気手段の作動を停止する作動停止指令を指令することになる。したがって、加熱器具に設けられた排気手段用運転操作部により、排気手段を排気作動状態及び排気停止状態とに任意に操作できる、つまり、加熱器具に対する運転操作とは独立して排気手段を排気作動状態や排気停止状態に操作することができるので、使い勝手のよいものとなる。
本発明の第4特徴は、本発明の第3特徴において、前記排気手段用運転操作部が、前記排気手段が排気する排気量の多少を設定する排気量設定情報変更を指令できるように構成され、前記無線式指令手段が、前記排気手段用運転操作部により排気量設定情報変更が指令されると、前記作動指令として、排気量設定指令を指令するように構成されている点にある。
本発明の第4特徴によると、本発明の第3特徴と同様の作用効果を備えており、これに加えて以下のような作用効果を備えている。
本発明の第4特徴によると、排気手段用運転操作部により排気量の多少を設定する排気量設定情報変更が指令されると、無線式指令手段が、排気量設定指令を指令することになる。
したがって、加熱器具の使用状態に応じて、排気手段が排気する排気量の多少を変更しようとする場合、加熱器具に備えさせた排気手段用運転操作部により排気量の多少を変更することができるので、使い勝手のよい加熱器具を得ることができる。
本発明の第5特徴は、本発明の第1〜第4特徴のうちのいずれか一つにおいて、加熱手段用運転操作部が、前記加熱手段の作動を開始する加熱開始指令及び前記加熱手段の作動を停止する加熱停止指令を指令できるように構成され、前記無線式指令手段が、前記加熱手段用運転操作部により前記加熱開始指令が指令されると、前記作動指令として、前記排気手段の作動を開始する作動開始指令を指令し、前記加熱手段用運転操作部により前記加熱停止指令が指令されると、前記作動指令として、前記排気手段の作動を停止する作動停止指令を指令するように構成されている点にある。
本発明の第5特徴によると、本発明の第1〜第4特徴のうちのいずれか一つと同様の作用効果を備えており、これに加えて以下のような作用効果を備えている。
本発明の第5特徴によると、加熱手段用運転操作部により加熱手段の作動の開始が指令されると、無線式指令手段により排気手段の作動の開始が指令され、加熱手段用運転操作部により加熱手段の作動の停止が指令されると、無線式指令手段により排気手段の作動の停止が指令されることになる。
したがって、加熱手段用運転操作部の操作による加熱器具の作動状態に応じて、排気手段を排気作動状態と排気停止状態とに自動的に切換えることができるものとなるから、排気手段に対する操作の簡略化を図ることができ、しかも、排気が必要なときに排気手段を排気作動状態とすることができ、且つ、排気が不必要なときに排気停止状態とすることができるものとなって、排気手段を適切に使用することができる加熱器具を得ることができる。
ちなみに、本第5特徴と前述の第2〜第4特徴とを組み合わせた場合、加熱手段用運転操作部による加熱作動の指令に先立って、排気手段用運転操作部により排気手段を排気作動状態にしておくことや、加熱手段用運転操作部による加熱作動の指令に伴って排気作動状態となった排気手段を、排気手段用運転操作部により排気停止状態とすることができる等、排気手段を任意に排気作動状態や排気停止状態とすることができるものとなる。
本発明の第6特徴は、本発明の第1〜第5特徴のうちのいずれか一つにおいて、前記無線式指令手段が、器具本体の前面側に分散して配置された複数の送信部を備えて構成され、前記送信部の夫々が前記無線信号としての赤外線信号を前方側に向けて送信するように構成されている点にある。
本発明の第6特徴によると、本発明の第1〜第5特徴のうちのいずれか一つと同様の作用効果を備えており、これに加えて以下のような作用効果を備えている。
本発明の第6特徴によると、加熱器具の前面側に分散配置された複数の送信部から前方に向けて排気手段に対する作動指令が赤外線信号にて送信されるので、加熱器具を使用するため器具の前方に位置するにユーザーが、左右に移動したり、姿勢を変えたりしても、分散配置された複数の送信部のうちいずれかの送信部から送信される赤外線信号がユーザーに照射されることになる。したがって、ユーザーの立ち位置や姿勢が変化しても、赤外線信号がユーザーに反射して加熱器具の上方に設置される排気手段に伝達される通信経路の確保がしやすくなり、無線式指令手段による作動指令の通信が失敗することが抑止される。
このように、本発明の第6特徴によると、加熱器具が備える無線式指令手段が行う赤外線通信の信頼性が向上する。
本発明の第7特徴は、本発明の第6特徴において、前記加熱手段とこれに対応する前記加熱手段用運転操作部とが複数対設けられ、前記無線式指令手段が備える複数の送信部の夫々が、前記複数の加熱手段用運転操作部に対応付けられた位置に配置されている点にある。
本発明の第7特徴によると、本発明の第6特徴と同様の作用効果を備えており、これに加えて以下のような作用効果を備えている。
本発明の第7特徴によると、複数の送信部の夫々が、複数ある加熱手段用運転操作部に対応付けられた位置に配置されているので、無線信号である赤外線が、加熱手段用運転操作部に対応付けられた各位置から送信されることなる。一般に、ユーザーが加熱器具の加熱手段に対して加熱作動についての指令を行う場合、ユーザーは、加熱手段用運転操作部に対応付けられた位置に立つことになるので、加熱手段用運転操作部の操作に伴って排気手段に対する作動指令が指令される場合に、送信部から送信される赤外線信号が比較的高い確率で当該操作部を操作するユーザーに照射されることになる。
このように、本発明の第7特徴によると、加熱手段用運転操作部の操作に基づいて無線式指令手段が指令する作動指令が、より一層確実に排気手段に伝達されることになり、加熱器具が備える無線式指令手段が行う赤外線通信の信頼性が向上する。
本発明の第8特徴は、本発明の第6又は第7特徴において、前記排気手段用運転操作部が、器具本体の前面側に設けられ、前記複数の送信部の一つが前記排気手段用運転操作部に対応付けられた位置に配置されている点にある。
本発明の第8特徴によると、本発明の第6又は第7特徴と同様の作用効果を備えており、これに加えて以下のような作用効果を備えている。
本発明の第8特徴によると、複数の送信部の夫々が、排気手段用運転操作部に対応付けられた位置に配置されているので、無線信号である赤外線が、排気手段用運転操作部に対応付けられた位置から送信されることなる。一般に、ユーザーが排気手段用運転操作部により排気手段に対する作動指令を指令する場合、ユーザーは、排気手段用運転操作部に対応付けられた位置に立つことになるので、排気手段用運転操作部の操作に伴って排気手段に対する作動指令が指令される場合に、排気手段用運転操作部に対応した位置に配置された送信部から送信される赤外線信号が比較的高い確率で当該操作部を操作するユーザーに照射されることになる。
このように、本発明の第8特徴によると、排気手段用運転操作部の操作に基づいて無線式指令手段が指令する作動指令が、より一層確実に排気手段に伝達されることになり、加熱器具が備える無線式指令手段が行う赤外線通信の信頼性が向上する。
以下、本発明の加熱器具の実施形態について図面に基づいて説明する。
図1は、加熱器具としてのガスコンロの外観斜視図である。このガスコンロは、コンロバーナー1、及び、図外のグリルバーナーを備えるグリル部3を備えたビルトインタイプのガスコンロにて構成されており、コンロバーナー1は、標準バーナー1aと、小バーナー1bと、高火力バーナー1cとの3つのバーナーにて構成されている。
そして、グリル部3の燃焼排ガスを排気するためのグリル排気口4が形成され、トッププレート5にてガスコンロ上面が覆われており、このトッププレート5の上部に、標準バーナー1a、小バーナー1b及び高火力バーナー1cに対する被加熱物(鍋など)を受け止め支持するための五徳6が載置支持されている。
前記標準バーナー1a、小バーナー1b及び高火力バーナー1cとグリルバーナー2へのガス供給構成について説明すると、図2に示すように、元ガス供給路18は、小バーナー1b及び高火力バーナー1cへの分岐路18aと、標準バーナー1a及びグリルバーナー2への分岐路18bに分岐し、さらに、分岐路18aは、小バーナー1b及び高火力バーナー1cへの各分岐路29b及び29cに分岐し、分岐路18bは、標準バーナー1a及びグリルバーナー2への分岐路29a及び29dに分岐する。このように、合計4系統のガス供給系統が構成されている。そして、グリルバーナー2へのグリルバーナー用分岐路29dは、さらに、上バーナー2a用の分岐路と下バーナー2b及び2c用分岐路とに分岐される。
高火力バーナー1c用のガス流路である分岐路29cには、高火力バーナー1cの点火及び消火を指令するプッシュプッシュ式に構成された点火消火指令部12c(図1参照)の操作と機械連動する開閉弁36cと、閉弁付勢型の安全弁35cが設けられている。安全弁35cは、点火消火指令部12cが非操作位置から点火用操作位置へ押し込み操作されると、この操作と機械的に連係して開弁状態に切り換わるが、開弁状態での保持は後述のコンロ制御部H1が電磁コイルを励磁して行うように構成されている。又、火力調整部17cは、手動による移動操作によって流量調整用のニードル弁Nの開度を調整するものであり、これによって、ガス燃焼の火力を調整することができる。
高火力バーナー1cは、燃料ガスが一次空気と混合された状態で供給される混合管と略円環状に形成されたバーナー本体部と、これに嵌合状態で載置されるバーナキャップ等を備えて構成されている。高火力バーナー1cには、点火のために火花放電する点火プラグ26及びバーナー燃焼状態を検出する熱電対27が取付けられている。バーナーが燃焼状態であれば、その炎により熱電対27が加熱されることで所定の熱起電力が発生し、その発生した熱起電力を検出したコンロ制御部H1が、前述した如く電磁コイルを励磁させて前記安全弁35cを開弁状態に保持し、又、例えば煮汁等の吹き溢れ等に起因して高火力バーナー1cの炎が消されたような場合には、熱起電力の減衰を検出したコンロ制御部H1が、電磁コイルの励磁を止めて閉弁付勢された安全弁35cを閉弁操作する。これにより、炎が消された状態で不測に燃料供給が継続されることを未然に防止することができる。又、点火消火指令部12cにて消火指令が指令されると、後述の如く器具栓スイッチSW3の情報に基づいて、コンロ制御部H1が、電磁コイルの励磁を止めて安全弁35cを閉弁操作する。
標準バーナー1aは、バーナー本体部とバーナキャップ等を備えている点は高火力バーナー1cと同じであるが、バーナキャップの中央部に上下方向に貫通する開口が設けられ、この開口を通して、鍋等の被加熱物の底面温度を検出するサーミスタ等の温度センサ28を下方側から挿通させて上方に突出させる形式となっている。そして、この温度センサ28の検出結果に基づいて加熱量を調節することにより温度調整したり、燃料供給を停止させて過熱防止を図るようになっている。
又、この標準バーナー1aに対する燃料供給路29aにはオリフィス31を備えたバイパス路32が設けられ、そのバイパス路32に並列に設けられるガス流路に温調用の電磁弁33が備えられている。尚、それら以外の構成、即ち、点火プラグ26、熱電対27、安全弁35a、開閉弁36a、点火消火指令部12a、器具栓スイッチSW1、流量調整用のニードル弁Nなどの構成は、高火力バーナー1cについてのものと同様である。
なお、小バーナー1bは、高火力バーナー1cと同様に略円環状に形成されたバーナー本体部と、これに嵌合状態で載置されるバーナキャップ等を異なる寸法にて備えて構成されている。それら以外の構成、即ち、点火プラグ26、熱電対27、安全弁35b、開閉弁36b、点火消火指令部12b、器具栓スイッチSW2、流量調整用のニードル弁Nなどの構成は、高火力バーナー1cについてのものと同様である。
グリル部3はコンロの装置内部に配置されており、魚等の被調理物を載置する部分が引き出し式になっている。被調理物の載置部の上方及び下方には、裏表両面を同時に加熱調理できるように、面状の上バーナー2aと2つの下バーナー2b,2cとを備えた両面焼きグリル用のバーナにて構成され、各バーナ2a〜2cの夫々に点火プラグ26と熱電対27が設けられている。そして、それらの構成以外の安全弁35d、開閉弁36d、点火消火指令部12d、器具栓スイッチSW4、流量調整用のニードル弁Nなどの構成は、高火力バーナー1cについてのものと同様であり、点火消火指令部12dを押すことにより、点火操作と開弁操作が行われ、上記のようなガス燃焼が開始される。
ガスコンロ前側面には、図1に示すように、標準バーナー1a,小バーナー1b,高火力バーナー1c及びグリルバーナー2の夫々に対して各別に点火及び消火を指令する4つの点火消火指令部12a,12b,12c及び12dと、各バーナーの夫々に対して各別に火力の調節を指令する4つの火力調節部17a〜17dと、各種調理内容に応じたコンロの設定を指令する設定用パネル14とが設けられており、さらに、ガスコンロの使用により発生する排気ガス等を屋外に排出する排気手段としてのレンジフードFに対して排気作動状態と排気停止状態とを切換える運転ボタン37、排気量を弱、中、強に選択的に切換える風量切換ボタン38、照明ランプの点灯状態と消灯状態とを切換える照明ボタン39を備えたレンジフード用パネル13とが設けられている。ちなみに、運転ボタン37、風量切換ボタン38、照明ボタン39は、押し操作式のスイッチを用いて構成されている。
したがって、上記標準バーナー1a,小バーナー1b,高火力バーナー1c及びグリルバーナー2が本発明の複数の加熱手段を構成し、点火消火指令部12a〜12d及び火力調節部17a〜17dからなるコンロ操作部15並びに設定用パネル14が本発明の加熱手段用運転操作部Sを構成し、レンジフード用パネル13に設けられた各操作ボタン37,38及び39が本発明の排気手段用運転操作部Tを構成する。そして、排気状態切換指令S2が、排気手段用運転操作部Tにより指令される排気作動状態の指令に相当し、風量切換指令S3が、排気手段用運転操作部Tにより指令される排気量設定情報変更の指令に相当する。なお、4つの火力調節部17a〜17dの夫々は、4つの点火消火指令部12a〜12dと左右位置に関して対応して配置されている。つまり、作動指令の対象となるバーナー毎に点火消火指令部と火力調節部とが上下に隣接して配列された状態で設けられている。
点火消火指令部12a、12b、12c及び12dの夫々は、前面パネル部と面一となる消火用位置である非操作位置から点火用操作位置まで押し込み操作した後に手を離すと燃焼用の操作位置に保持され、再度、押し操作して手を離すと非操作位置に戻るように構成されている。つまり、いずれの位置への切換えも押し込み操作で行うことができる。そして、これら各点火消火指令部12a、12b、12c及び12d夫々の押し操作に伴ってオンとオフとに切り換わる器具栓スイッチSW1〜SW4(図5参照)が各別に設けられ、前記燃焼用操作位置及び点火位置に操作されているときには、対応する器具栓スイッチSW1〜SW4がオンとなり、点火消火指令部12a〜12dが非操作位置にあると、対応する器具栓スイッチSW1〜SW4がオフとなるように構成されている。各器具栓スイッチSW1〜SW4は、後述するコンロ用制御部H1に接続されており、器具栓スイッチSW1〜SW4の何れかがONからOFFへ変化することにより対応するバーナーの点火を指令する加熱開始指令としての点火指令が指令され、器具栓スイッチSW1〜SW4の何れかがOFFからONへ変化することにより対応するバーナーの消火を指令する加熱停止指令としての消火指令を指令するように構成されている。
火力調節部17a、17b、17c及び17dの夫々には、前面パネル16に設けられた摺動案内用スリット10と、これに沿って左右方向に摺動操作自在に設けられたスライド式の調節操作部11とが備えられ、調節操作部11を摺動操作することにより、各バーナーに対応する流量調整用のニードル弁Nの開度を調節して、各バーナーへの燃料供給量を調整するように構成されている。
また、設定用パネル14には、グリルバーナー2の燃焼時間を設定するためのタイマー時刻設定ボタン19及び20、標準バーナー1aで油を加熱して天ぷら等の揚げ物調理を行うための揚げ物運転を指令する揚げ物キー21、標準バーナー1aの燃焼状態が3分、10分、30分の何れかの設定時間だけ経過すると自動的に標準バーナー1aを消火するタイマー運転を指令するタイマーキー22、標準バーナー1aでごはん又はおかゆを炊くための炊飯運転を指令する炊飯キー23、標準バーナー1aでの湯沸かし運転を指令する湯沸かしキー24、各種運転指令を取り消すための取り消しキー25が備えられている。
レンジフード用パネル13には、図3に示すように、レンジフードFを排気作動状態と排気停止状態とに切換える排気状態切換指令S2を指令するための運転ボタン37、排気作動状態におけるレンジフードFの排気量の多少を弱、中、強の順に循環的に切換える風量切換指令S3を指令するための風量切換ボタン38、レンジフードFに備えた照明ランプの点灯と消灯を切換える照明点灯状態切換指令S4を指令するための照明ボタン39、及び無線信号としての赤外線信号SDを発信するパネル面送信部7が設けられている。上記各ボタン37〜39は非操作状態に復帰付勢されており、ボタンが押下操作される間に各種指令が指令されるように構成されている。
なお、図3中の40は、コンロバーナーの点火や後述の制御部Hの動作等に必要な電力を供給する電池の出力電圧が低下している場合に点灯するLED照光式のインジケータであり、電池の交換が必要であることをユーザーに対して知らせるためのものである。
また、ガスコンロの前面パネル16のコンロ内側面には、マイクロコンピュータを備えて各種の制御を実行するように構成された制御部Hが設けられている。図5に制御部Hについての制御ブロック図を示す。
制御部Hは、コンロ制御部H1とリモコン制御部H2とで構成されている。コンロ制御部H1は、加熱手段用運転操作部Sにて指令される各種の作動指令に基づいて、標準バーナー1a、小バーナー1b及び高火力バーナー1cとグリルバーナー2を制御するとともに、連動信号S1をリモコン制御部H2に対して出力する。
一方、リモコン制御部H2は、加熱手段用運転操作部Sを操作するとコンロ制御部H1が出力する連動信号S1、並びに、排気手段用運転操作部Tにて指令されるレンジフードFに対する排気状態切換指令S2,風量切換指令S3及び照明点灯状態切換指令S4に基づいて、送信部7,8及び9に備えられた赤外線LEDの発光を制御する。
左送信部8及び右送信部9は、図1に示すように、左右に分散配置された点火消火指令部12a〜12d並びに火力調節部17a〜17dに対応する箇所にそれぞれ設けられ、パネル面送信部7は、図1及び図3に示すように、レンジフード用パネル13の運転スイッチ37、風量切換えスイッチ38、及び、照明スイッチ39の近傍に位置する箇所に設けられている。送信部7,8及び9のそれぞれは、リモコン制御部H2により発光制御される赤外LEDを備えて構成されており、3箇所の送信部から同一の赤外線信号SDが、ガスコンロの前面パネル16前方側に上向き加減で出力される。
送信部7,8及び9から、赤外線信号SDが前面パネル16前方側に上向き加減で出力された場合の赤外線信号SDの伝達経路を側面視にて図4に示す。ガスコンロを使用するユーザーは、ガスコンロの前方で、ガスコンロに備えた各操作部13,14及び15が設けられた位置に対応する左右位置に立つと考えられるので、上記のように、赤外線信号の送信部7,8及び9を分散配置することにより、送信部から送信された赤外線信号SDが多くの場合、ユーザーに反射することになる。その結果、ユーザーが加熱手段用運転操作部Sや排気手段用運転操作部Tを操作する場合に、ガスコンロの上方に設置されるレンジフードFが備える受信装置に至る通信経路が確保し易くなる。勿論、送信部7,8及び9から送信される赤外線信号SDは、ユーザーに反射する通信経路のほか、壁や棚などの周囲のモノに反射して受信装置に至る通信経路も取り得るので、ユーザーの立ち位置或いは姿勢が想定外のものとなって赤外線信号SDがユーザーに照射されない場合であっても、レンジフードに対する作動指令は伝達され得る。
以上に述べたコンロ制御部H1とリモコン制御部H2とで構成される制御部H及び送信部7,8及び9が本発明の無線式指令手段を構成する。また、パネル面送信部7、左送信部8、右送信部9が上記のように配置されているので、本実施形態のガスコンロは、無線式指令手段が備える複数の送信部の夫々が、複数の加熱手段用運転操作部に対応付けられた位置に配置され、複数の送信部の一つが排気手段用運転操作部に対応付けられた位置に配置されていることになる。
前記コンロ制御部H1は、点火消火指令部12a〜12d及び設定用パネル14による点火指令及び消火指令に基づいて、コンロバーナー1及びグリルバーナー2を点火させる点火処理及び消火させる消火処理を行う。さらに、コンロ制御部H1は、点火消火指令部12a〜12dの操作及び設定用パネル14にて設定される内容に従った点火指令が指令されると、連動信号S1をオフからオンに切換え、消火指令が指令されると、連動信号S1をオンからオフに切換えるように構成されている。なお、各バーナーの燃焼中においては、火力調節部17a〜17dによる調節操作に基づく火力になるように、ニードル弁Nが機械的に操作され燃料ガスの流量が調節される。
前記リモコン制御部H2は、レンジフード用パネル13に備えられた排気手段用運転操作部Tとしての運転スイッチ37、風量切換えスイッチ38、及び、照明スイッチ39により排気状態切換指令S2、風量切換指令S3及び照明点灯状態切換指令S4指令が指令されると、指令された切換指令に基づいて、レンジフードFに対する作動指令を送信部7,8及び9から赤外線信号SDにて送信する。
さらに、リモコン制御部H2は、コンロ制御部H1が出力する連動信号S1がオフからオン或いはオンからオフへ変化したことを検出すると、検出連動信号の変化に対応するレンジフードFに対する作動指令を送信部7,8及び9から赤外線信号SDにて送信するように構成されている。
加熱手段用運転操作部S或いは排気手段用運転操作部Tが操作された場合の制御部Hの動作について説明する。まず、コンロ制御部H1の動作について、図6に示すフローチャートに基づいて説明する。
ガスコンロが停止状態にある場合つまり、全ての点火消火指令部12a〜12dが非操作位置にある状態で、ユーザーによりコンロ操作部15の点火消火指令部12a〜12dのいずれかが点火操作位置に押下操作されて対応する器具栓スイッチSW1〜SW4がオンすると、コンロ制御部H1が、連動信号S1をONにする(ステップ#1〜ステップ#2)。そして点火プラグ26の点火作動を開始させる(ステップ#3)。
なお、点火操作位置に押下操作された点火消火指令部12a〜12dのいずれかに対応する安全弁35a〜35dが開弁状態に機械的に連動操作され、コンロ制御部H1が、電磁コイルを励磁することにより安全弁35a〜35dが開弁状態で保持される。ちなみに、この電磁コイルの励磁は、点火プラグ26の点火作動と併せて行われる。又、火力調節部17a〜17dのうち点火指令を指令したバーナーに対応するものに備えた調節操作部11が、点火消火指令部12a〜12dが点火操作位置に押下操作されると、それに伴って、点火時用の操作位置に機械的に連動操作され、これにより点火指令対象のバーナーについてのニードル弁Nが適切な開度に操作されることになる。
上述の如く点火作動を開始させた後、熱電対27の検出値に基づいてバーナーの着火状態の監視(ステップ#4,ステップ#8)が開始する。つまり、点火プラグ26の点火作動を開始させてから、5秒以内に着火が検出されない場合は、着火失敗をユーザーに知らせる不着火警報を図示しないコンロ付属のスピーカから出力させた上で、点火プラグ26の点火作動を停止させ、対応する安全弁35a〜35dを閉弁操作する(ステップ#8〜ステップ#10)。点火プラグ26の点火作動を開始させてから、5秒以内に着火が検出されると、点火プラグ26の作動を停止させて、燃焼処理に移行する(ステップ#4〜ステップ#6)。燃焼処理(ステップ#6)では、標準バーナー1aが燃焼状態である場合には、揚げ物キー21による揚げ物運転が設定されていれば、温度センサ28の検出結果に基づいて開閉式電磁弁33の開度を調節することにより温度調整する処理が行われる。
なお、この燃焼処理中において、燃焼中のバーナーとは別のバーナーに対応する点火消火指令部12a〜12dが操作されて点火指令が指令された場合には、新たに操作された点火消火指令部12a〜12dに対応するバーナーについてステップ#1〜ステップ#6(ステップ#4で分岐した場合は、ステップ#8〜ステップ#10)のフローに示す処理がコンロ制御部H1において実行される。
燃焼状態で操作位置に位置保持されている点火消火指令部12a〜12dのうちいずれかが、消火位置である非操作位置に切換えられて、対応する器具栓スイッチSW1〜SW4がオフするすると、コンロ制御部H1は、復帰操作された点火消火指令部12a〜12dに対応する安全弁35a〜35dを、電磁コイルの励磁を止めることにより閉弁操作し、対応するバーナーの燃焼状態を終了させる(ステップ#7,ステップ#10)。ちなみに、図中では、ステップ#10において点火プラグ26の点火作動を停止する処理を実行するように記載されているが、ステップ#5が実行された場合には、既に点火プラグ26の点火作動は停止されているので、点火作動の停止処理は不要である。
着火失敗或いは燃焼状態の終了により対応する安全弁35a〜35dの閉弁操作をした後は、コンロ制御部H1は、4つのバーナー1a、1b、1c、2に対応する全ての器具栓スイッチSW1〜SW4の状態を判定し、全ての器具栓スイッチSW1〜SW4がオフであれば(ステップ#11)、連動信号S1をオフにする(ステップ#12)。
なお、コンロ制御部H1がこのように動作するように構成されているので、ガスコンロのいずれかのバーナーについての点火消火指令部12a〜12dが操作されて、一旦、いずれかのバーナーが燃焼状態になると、ガスコンロの全てのバーナーについての点火消火指令部12a〜12dが非操作位置に切換えられるまで、連動信号S1はオフされないことになる。
次に、リモコン制御部H2の動作について、図7及び図10に示すフローチャートに基づいて説明する。リモコン制御部H2は、コンロ制御部H1が出力する連動信号S1のオフからオンへの変化若しくはオンからオフへの変化、運転ボタン37にて指令される排気状態切換指令S2、風量切換ボタン38にて指令される風量切換指令S3、又は、照明ボタン39にて指令される照明点灯状態切換指令S4のいずれかが入力されたことを検出する(ステップ#1〜ステップ#6)と、それぞれの検出結果に応じて、レンジフードFに指令すべき作動指令の種別の設定を行う(ステップ#7〜ステップ#11)。
ステップ#7〜ステップ#11で設定されうる作動指令の種別を図8に示す。作動指令の種別の設定は、具体的には以下の通りに行われる。
連動信号S1のオフからオンへ変化が検出されると、指令種別を加熱器具連動ON指令M1にセットする(ステップ#7)。
連動信号S1のオンからオフへの変化が検出されると、指令種別を加熱器具連動OFF指令M2にセットする(ステップ#8)。
排気状態切換指令S2を検出すると、指令種別を排気状態切換指令M3にセットする(ステップ#9)。
風量切換指令S3を検出すると、指令種別を風量切換指令M4にセットする(ステップ#10)。
照明点灯状態切換指令S4を検出すると、指令種別を照明点灯状態切換指令M5にセットする(ステップ#11)。
ステップ#1〜ステップ#11までの処理により、指令種別の設定が完了すると、リモコン制御装置H2は送信処理を実行する(ステップ#12)。送信処理は、指令種別が設定された作動指令を、複数の仕様に基づいて符合化し、符号化された情報(以下、指令コードDと呼ぶ。)にヘッダーを付した上で、赤外線信号SDにて送信部7,8及び9から出力する処理である。
送信される赤外線信号SDは、赤外線通信規格に準拠した信号である。具体的には、デューティー比が1/3で周波数が37.917[kHz]のパルス信号をキャリアとして使用し、図9示すように、キャリア有時間TCD-ONとキャリア無時間TCD-OFFの組合せで構成されている。赤外線信号SDは、ヘッダー部SD-Hとデータ部SD-Dからなり、送信信号SDの長さ(ワード長)は、13.5[ms]のヘッダー長も含めて67.5[ms]以下としている。ヘッダー部は9.0[ms]のキャリア有時間TCD-ONとその後に続く4.5[ms]のキャリア無時間TCD-OFFで表され、データ部SD-Dは符号化の形態が異なる2種の符号「0」及び「1」で構成されている。符号「0」は、0.563[ms]のキャリア有時間TCD-ONとその後に同時間続くキャリア無時間TCD-OFFとで構成される1.126[ms]の信号で符号化され、符号「1」は、0.563[ms]のキャリア有時間TCD-ONとこれに後に続く1.688[ms]のキャリア無時間TCD-OFFとで構成される2.25[ms]の信号で符号化される。
一方、データ部SD-Dの符号列を構成する指令コードDは、レンジフードFのメーカー或いはレンジフードFの型式によって異なるコード仕様を採用しており、ある作動状態の指令とそれを表わす指令コードDの対応関係は必ずしも一致しない。そこで、制御装置H2は、送信処理において、レンジフードFに対してある作動指令を指令する場合に、レンジフードFの受信装置が採用するコード体系に対応した指令コードとして予想される複数種の指令コードを予め用意された指令コードテーブルから読み込んで、複数種の指令コードを所定間隔毎に順次赤外線信号SDに載せて送信する。以下、図10に示すフローチャートに基づいて、制御装置H2が実行する送信処理について詳しく説明する。
送信処理のステップ#1では、指令コードテーブルTBを参照して、設定された作動指令の種別と、仕様フラグFcの値とに基づいて送信すべき指令コードDが選択される。作動指令の種別M1〜M5毎に、各作動指令を表わす指令コードD11〜D53を仕様別に配列した指令コードテーブルTBを図11に示す。このテーブルは、各レンジフードメーカーから公表されるレンジフードFの指令コードの仕様に関する情報に基づいて作成すればよい。本実施形態では、例として3種の指令コード仕様に対応したコードテーブルを作成している。仕様フラグFcは、ある仕様での指令コードを赤外線信号SDに載せて送信した後に値がインクリメントされる。したがって、次に送信される指令コードDは、前に送信された指令コードとは異なる仕様フラグFcの値に基づいて指令コードテーブルTBから選択されることになる。なお、仕様フラグFcの初期値は「0」である。
以下の説明では具体例として、バーナーが点火されたときに指令されるレンジフードFの加熱器具連動ON指令の送信処理について説明する。バーナーが点火されると、リモコン制御部H2には、コンロ制御部H1が出力する開始用制御信号S1が入力されるので、レンジフードFに対する作動指令の指令種別としては加熱器具連動ON指令M1が設定される。したがって、送信コードテーブルを参照して選択される最初の送信コードは、仕様フラグFcが初期値「0」であることから、D11が選択される。
送信コードがD11に選択されると、ステップ#2で、次回の送信(指令コードD12の送信)を開始するタイミングを計るための、送信間隔タイマT1をセットする。次回の送信を開始するタイミングを計る必要があるのは、レンジフードFの受信装置が一旦、赤外線信号SDを受信すると、その赤外線信号SDの識別処理及びそれに基づく作動指令処理が行われる間は、新たな赤外線信号SDの受信ができない状態となるためである。例えば、送信間隔が短くなり過ぎると、レンジフードFの受信装置が受信拒否状態のときに、次の赤外線信号SDが送信されてしまうことになり、その赤外線信号SDに載せられた指令コード(例えば、指令コードD11を載せた赤外線信号SDが送信された後であれば、指令コードD12)がレンジフードFの受信装置により受信されないことになる。この不都合を回避するため、レンジフードFの受信装置が受信許容状態となってから次の赤外線信号SDを送信する必要がある。本実施形態では送信間隔タイマT1の設定時間は、前回の赤外線信号SDの送信開始から108[ms]としている。
ステップ#3では、選択された指令コードD11がデータ部SD-Dの符号例に引用され、さらにヘッダー部SD-Hを付した上で、赤外線信号SDが送信される。具体的には、ヘーダー部SD-Hを示すキャリアの有無の時間構成情報と、指令コードD11により決定するデータ部SD-Dの符号列を示すキャリアの有無の時間構成情報とに基づき、リモコン制御部H2が送信部7,8及び9に備えた赤外LEDの点滅作動により送信されるキャリアの送信時間を制御することで、図9に例示するような赤外線信号SDが送信される。
赤外線信号SDの送信が完了すると、ステップ#4で、送信間隔タイマT1がカウントアップするまで送信待機状態となる。送信間隔タイマT1がカウントアップすると、先に送信した指令コードD11とは異なる仕様に基づく指令コードD12を送信するために、仕様フラグFcをインクリメント(ステップ#5)し、再びステップ#1の送信コード決定処理が実行され、次に送信する指令コードDとして指令コードD12が選択される。そして、ステップ#2〜#6の処理が実行されて指令コードD12が赤外線信号SDにて送信される。
このようにして、指令コードDが順次変更されて赤外線信号SDが送信される処理が用意された仕様の数だけ繰り返される。本実施形態では、3番目の指令コードD13を送信すると、仕様フラグFcの値が「3」となるので、レンジフードFに対する作動指令の赤外線信号SDによる一連の送信処理が終了する。(ステップ#6)。なお、送信処理の終了に当たっては、以後の作動指令の送信に備えて、仕様フラグFcの値を初期値である「0」にセットしておく(ステップ#7)。
図12は、加熱手段用運転操作部Sに備えた点火消火指令部12aを操作してバーナー1aの点火操作をして、バーナー1aを燃焼状態にした後、点火消火指令部12aを操作してバーナー1aの消火操作をしてバーナー1aを燃焼停止状態にした場合の、点火消火指令部12aの操作状態と、コンロ制御部H1からリモコン制御部H2に対して出力される連動信号S1と、連動信号S1に基づいてリモコン制御部H2が送信部7,8及び9から送信する赤外線信号SDと、レンジフードFの排気状態とのそれぞれについての変化の様子をタイミングチャートにより示したものである。
このタイミングチャートによると、このレンジフードFは、指令コードD12が載せられた赤外線信号より加熱器具連動ON指令M1が有効に受信されているので、仕様フラグFcの値として「1」に対応するコード体系を採用しているものと考えられる。なお、このことは、指令コードD22が載せられた赤外線信号より加熱器具連動OFF指令M2が有効に受信されていることからも確認できる。したがって、このレンジフードFは、その他の作動指令である排気状態切換指令M3、風量切換指令M4、及び照明点灯状態切換指令M5(図8参照)についても、それぞれ、指令コードD32,D42,D52(図11参照)が載せられた赤外線信号が送信されると各指令が有効に受信されるものである。
さらに、仕様フラグFcの値として「2」に対応するコード体系が採用されたレンジフードであれば、指令コードD13,D23,D33,D43,D53により各種の作動状態が有効に指令されるものであるから、ある作動指令を指令する場合に複数種の指令コードによる作動指令を送信する本ガスコンロであれば、上記のコード体系が採用されたレンジフードに対しても、各種の作動指令を有効に指令することができることになる。
このように、排気手段としてのレンジフードに対する作動指令を赤外線信号SDにより指令する場合に、複数種の指令コードにて順次指令することで、複数種の指令コードのうち何れかの指令コードによる作動指令が、レンジフードの受信仕様に合致した作動指令となる。したがって、ガスコンロとして、対応するレンジフードとして通信形態が異なる複数種のレンジフードを設置可能なものとなる。
以下、別実施形態を列記する。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、加熱器具としてガスコンロである例を示したが、これに限らず、例えば、電磁調理器や小型湯沸かし器などであってもよい。
(2)上記実施形態では、制御部Hが、コンロ制御部H1とリモコン制御部H2とで構成された例を示したが、これに限らず、制御部Hを単一の制御部で構成してもよい。
なお、本実施形態のようにコンロ制御部H1とリモコン制御部H2とを別体に構成すると、リモコン制御部H2を、レンジフード用パネル13を外面に備えるリモコンユニットに組み込んだ形態で構成することができ、異なる型式のガスコンロや、加熱器具に対しても、本発明を適用しやすくなる。
(3)上記実施形態では、無線式指令手段が複数種の通信形態にて排気手段に対する作動指令を順次指令する態様として、赤外線信号SDのデータ部SD-Dを複数の仕様による指令コードで表したものを順次送信するものを例示したが、無線式指令手段を、図9に示したヘーダー部SD-Hの構成や符号「0」及び「1」のビットストラクチャが異なる複数の形態で構成された赤外線信号を順次送信するように構成してもよいし、キャリア構造が異なる複数の形態で構成された赤外線信号を順次送信するように構成してもよい。
(4)上記実施形態では、加熱手段用運転操作部及び排気手段用運転操作部の操作に基づいて、排気手段に対する作動指令を指令するように構成された無線式指令手段を例示したが、これに代えて、無線式指令手段を、加熱手段用運転操作部又は排気手段用運転操作部のうち何れか一方の操作に基づいて排気手段に対する作動指令が指令されるように構成してもよい。
(5)上記実施形態では、排気手段用運転操作部が、排気手段が排気する排気量の多少を弱、中、強の順に循環的に切換設定する排気量設定情報変更を指令できるように構成しているが、排気手段用運転操作部に、排気手段が排気する排気量の多少を最小値から最大値まで連続的に設定できるようなボリューム式の操作ツマミを備えて、無線式指令手段を、排気手段の排気量が操作ツマミの回転操作量に応じた排気量となるような排気量設定情報を指令できるように構成してもよい。
(6)上記実施形態では、加熱開始指令が指令されると、排気手段の作動を開始する作動開始指令を指令し、加熱停止指令が指令されると、排気手段の作動を停止する作動停止指令を指令するように構成された無線式指令手段を例示したが、これに加えて、加熱手段の加熱程度に対応した排気量を指令できるように無線式指令手段を構成してもよい。
例えば、調節操作部11の操作位置を検出可能に構成して、この検出値に応じた排気量を指令したり、燃焼状態にあるバーナーの個数に応じた排気量を指令したりできるように無線式指令手段を構成してもよい。
(7)上記実施形態では、上記実施形態では、連動信号S1がONからOFFに変化すると加熱器具連動OFF指令が赤外線信号にて指令されるように構成されたもの例示したが、これに代えて、連動信号S1がONからOFFに変化すると、設定時間(例えば3分)経過後に、レンジフードFに対する作動停止指令を赤外線信号にて送信するように構成してもよい。つまり、加熱手段用運転操作部により加熱停止指令が指令されると、設定時間経過後に、作動停止指令を指令するように無線式指令手段を構成してもよい。
(8)上記実施形態では、無線式指令手段が無線信号として赤外線信号を送信するように構成されたものを例示したが、これに代えて、無線信号として微弱電波を送信するように構成してもよい。
(9)上記実施形態では、赤外線信号の送信部7,8及び9が前面パネル16における加熱手段用運転操作部に対応付けられた位置や排気手段用運転操作部に対応付けられた位置に分散配置された構成が例示されているが、その他の箇所に分散配置された構成にしても良いし、単一の送信部を前面パネル16又は他の箇所に設けた構成にしてもよい。
(10)上記実施形態では、加熱手段用運転操作部が設定用パネル14とコンロ操作部15とで構成されたものを例示したが、これに代えて、加熱手段用運転操作部として設定用パネル14を含まない構成にしてもよい。
ガスコンロの外観斜視図 ガスコンロの構成図 レンジフード用パネルの拡大図 ユーザーがガスコンロを使用する状態を示す側面図 制御部の制御ブロック図 コンロ制御部の動作を示すフローチャート リモコン制御部の動作を示すフローチャート リモコン制御部が指令する作動指令の指令種別 赤外線信号の信号構成例 送信処理の処理内容を示すフローチャート 作動指令の種別毎の指令コードを示す指令コードテーブル 点火消火指令部が操作された場合の連動信号、赤外線信号、レンジフードの排気状態の変化の様子を示すタイミングチャート
符号の説明
H 無線式指令手段
S 加熱手段用運転操作部
T 排気手段用運転操作部
F 排気手段
M1,M3 作動開始指令
M2,M3 作動停止指令
M4 排気量設定指令
D 作動指令
SD 赤外線信号,無線信号
1,2 加熱手段
7,8,9 送信部

Claims (8)

  1. 加熱手段用運転操作部の操作に基づいて加熱作動する加熱手段と、
    この加熱手段の加熱作動に伴って発生する排気ガスを外部に排出する排気手段に対する作動指令を無線信号にて指令する無線式指令手段とを備えた加熱器具であって、
    前記無線式指令手段が、
    前記作動指令を指令するときには、その作動指令を複数種の通信形態にて順次指令するように構成されている加熱器具。
  2. 前記排気手段の作動状態を指令する排気手段用運転操作部が設けられ、
    前記無線式指令手段が、
    前記排気手段用運転操作部により指令された前記排気手段の作動状態に対応する前記作動指令を指令するように構成されている請求項1記載の加熱器具。
  3. 前記排気手段用運転操作部が、
    前記排気手段の作動状態として、排気作動状態及び排気停止状態を指令できるように構成され、
    前記無線式指令手段が、
    前記排気手段用運転操作部により前記排気作動状態が指令されると、前記作動指令として、前記排気手段の作動を開始する作動開始指令を、及び、前記排気手段用運転操作部により前記排気停止状態が指令されると、前記作動指令として、前記排気手段の作動を停止する作動停止指令を指令するように構成されている請求項2記載の加熱器具。
  4. 前記排気手段用運転操作部が、
    前記排気手段が排気する排気量の多少を設定する排気量設定情報変更を指令できるように構成され、
    前記無線式指令手段が、
    前記排気手段用運転操作部により排気量設定情報変更が指令されると、前記作動指令として、排気量設定指令を指令するように構成されている請求項3記載の加熱器具。
  5. 前記加熱手段用運転操作部が、
    前記加熱手段の作動を開始する加熱開始指令及び前記加熱手段の作動を停止する加熱停止指令を指令できるように構成され、
    前記無線式指令手段が、
    前記加熱手段用運転操作部により前記加熱開始指令が指令されると、前記作動指令として、前記排気手段の作動を開始する作動開始指令を指令し、前記加熱手段用運転操作部により前記加熱停止指令が指令されると、前記作動指令として、前記排気手段の作動を停止する作動停止指令を指令するように構成されている請求項1〜4の何れか1項に記載の加熱器具。
  6. 前記無線式指令手段が、
    器具本体の前面側に分散して配置された複数の送信部を備えて構成され、
    前記送信部の夫々が
    前記無線信号としての赤外線信号を前方側に向けて送信するように構成されている請求項1〜5の何れか1項に記載の加熱器具。
  7. 前記加熱手段とこれに対応する前記加熱手段用運転操作部とが複数対設けられ、
    前記無線式指令手段が備える複数の送信部の夫々が、前記複数の加熱手段用運転操作部に対応付けられた位置に配置されている請求項6記載の加熱器具。
  8. 前記排気手段用運転操作部が、器具本体の前面側に設けられ、前記複数の送信部の一つが前記排気手段用運転操作部に対応付けられた位置に配置されている請求項6又は7記載の加熱器具。
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