JP2006256829A - エレベータ伝送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】エレベータの保守管理に関する情報を効率よく得ることが可能になるエレベータ伝送システムを提供する。
【解決手段】制御基板1,2,3に電源が供給されると、制御基板1は、制御基板2,3のICタグのメモリに記憶されるデータの出力要求を示す制御信号を伝送路4を介して制御基板2,3に出力する。制御基板2,3では、制御基板1からの制御信号を入力すると、メモリに記憶されているデータを読み出して、これを通信インタフェースおよび伝送路4を介して制御基板1に出力する。制御基板1は、制御基板2から入力したデータ、および、制御基板3から入力したデータをメモリに書き込む。近距離無線通信機能を有する通信ユニットを制御基板1のICタグに近接させると、メモリに記憶されたデータがICタグから通信ユニットに送信されて、これが端末装置のモニタに表示される。
【選択図】図1

Description

本発明は、エレベータの保守管理に関する情報の伝送を行なうエレベータ伝送システムに関する。
エレベータでは、オペレーション制御基板、巻上げ機の制御基板、乗り場や乗りかごの表示装置の制御基板や監視装置の制御基板等、複数種類の制御基板がエレベータ内に組み込まれている。
エレベータの性能維持のためには、保守管理に関する各種の情報を把握することが重要である。保守管理に関する各種の情報とは、例えば、制御基板の製造時期、および、当該制御基板による制御対象の機器に関する動作試験の結果など、多岐にわたる。
また、制御基板の構成は、例えば、表示装置の意匠の変更時に伴う外形やコネクタの変更、実装部品の耐用年数の経過による交換、および、品質向上のためのスペック変更などによる実装部品の交換などによって更新されるものであり、この更新内容や時期の情報を管理することも必要である。
前述した保守管理に関する情報を管理する手法として、例えば特許文献1に開示されたように、保守管理に関する情報のデータベースを設けて、当該データベース内を検索することで情報を得る手法がある。
特開2000−172713号公報
前述した、データベースを用いる手法では、情報を得る、または情報を更新するために、ネットワークを介して接続した端末装置を操作する必要がある。
他の手法として、保守管理に関する情報を制御基板ごとにバーコード化して、このバーコードを印刷したラベルを該当する制御基板に取り付け、このラベルに印刷されたバーコードを専用の読取機で読み取る手法がある。この手法では、端末装置による入力作業を必要としないが、それぞれのラベルに印刷された情報を読み取る作業を行なうには多くの時間を必要とするので、エレベータのメンテナンスの効率が良くなかった。
そこで、本発明の目的は、エレベータの保守管理に関する情報を効率よく得ることが可能になるエレベータ伝送システムを提供することにある。
すなわち、本発明に係わるエレベータ伝送システムは、第1のエレベータ制御装置、および、少なくとも1つの第2のエレベータ制御装置が伝送路を介して接続されるシステムであって、第1のエレベータ制御装置は、この装置の保守管理情報を記憶する記憶手段を備え、第2のエレベータ制御装置に対し、情報の送信要求を行ない、この送信要求に応答して第2のエレベータ制御装置により送信された情報を受信し、この受信した情報および記憶手段に記憶される情報を、近距離無線通信により外部機器に送信し、第2のエレベータ制御装置は、この装置の保守管理情報を記憶する記憶手段を備え、第1のエレベータ制御装置による送信要求にしたがって、記憶手段に記憶された情報を第1のエレベータ制御装置に送信することを特徴とする。
本発明に係わるエレベータ伝送システムでは、第1のエレベータ制御装置、および、少なくとも1つの第2のエレベータ制御装置が伝送路を介して接続されるシステムにおいて、第1のエレベータ制御装置は、この装置の保守管理情報を記憶する記憶手段を備え、第2のエレベータ制御装置に対し、情報の送信要求を行ない、この送信要求に応答して第2のエレベータ制御装置により送信された情報を受信し、この受信した情報および記憶手段に記憶される情報を、近距離無線通信により外部機器に送信し、第2のエレベータ制御装置は、この装置の保守管理情報を記憶する記憶手段を備え、第1のエレベータ制御装置による送信要求にしたがって、記憶手段に記憶された情報を第1のエレベータ制御装置に送信するので、エレベータの保守管理に関する情報を効率よく得ることができる。
以下図面により本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態にしたがったエレベータ伝送システムの構成例を示すブロック図である。
図1に示すように、本発明の第1の実施形態にしたがったエレベータ伝送システムは、制御基板1,2,3を備える。制御基板1,2,3は伝送線4により接続され、互いに信号の送受信ができる構成となっている。
制御基板1は、乗りかご(図示せず)に設置され、かごドア、および、かごインジケータなどを制御するための基板である。制御基板2,3は、各階床の乗り場(図示せず)にそれぞれ設置され、設置先の乗り場のホールドア、および、ホールインジケータなどを制御するための基板である。
また、図示はしないが、制御基板1,2,3による制御対象機器以外の機器を制御するための制御基板を、伝送線4を介して制御基板1,2,3と接続することができる。以下、伝送線4を介して接続される制御基板は制御基板1,2,3のみであるとして説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態にしたがったエレベータ伝送システムの制御基板1の内部回路の構成例を示すブロック図である。制御基板2,3の内部回路の構成は制御基板1の内部回路の構成と同じである。
図2に示すように、制御基板1は伝送制御部11を備える。伝送制御部11は、通信インタフェース12を介して伝送線4と接続される。
制御基板1は、CPU13およびICタグ14を備える。伝送制御部11はCPU13と接続される。また、制御基板1は、電源ユニット18を備える。電源ユニット18は、電源スイッチ19と接続される。電源スイッチ19が操作されると、電源ユニット18は、電源を制御基板1内の各ユニットに供給する。
ICタグ14は、メモリ15、RF回路16、および、アンテナ17を備える。メモリ15は不揮発性メモリである。メモリ15はCPU13およびRF回路16と接続され、RF回路16はアンテナ17およびCPU13と接続される。
CPU13は、制御基板1全体の制御を司る。CPU13は、図示しない作業用メモリを内蔵する。メモリ15は、制御基板1の制御対象の機器、つまり乗りかごなどの保守管理に関する各種データを記憶する。また、制御基板2,3が備えるメモリ15は、当該制御基板が設置される乗り場の各機器の保守管理に関する各種データを記憶する。
伝送制御部11は、伝送路4と接続される他の制御基板との間でデータの入出力を行なう。RF回路16は、メモリ15からの信号またはアンテナ17からの信号に対する周波数変換を行なう。
ICタグ14は、外部の端末装置21と接続される通信ユニット22との間で、近距離無線通信によりデータの送受信を行なう。端末装置21では、動作モードを、ICタグ14のメモリ15に記憶されたデータを読み取るための読み取りモード、および、端末装置21内の図示しないメモリに記憶されたデータをICタグ14のメモリ15に書き込むための書き込みモードのいずれかに設定する。この動作モードは、端末装置21の図示しない入力部に対する操作を行なうことで設定する。
図3は、本発明の第1の実施形態にしたがったエレベータ伝送システムの制御基板1のメモリ15に記憶される各種データの構成の一例を表形式で示す図である。
制御基板1のメモリ15には、当該制御基板1の制御対象の機器の保守管理に関するデータ、および、当該制御基板1が設置される建物の保守管理に関するデータが記憶される。制御基板1の制御対象の機器の保守管理に関するデータは、制御基板1自体の保守管理に関するデータを含む。
制御基板1の制御対象の機器の保守管理に関するデータは、図3に示すように、当該機器に付与された制御機器ナンバー、基板名称、製造年月日、製造ロット、およびファンクションデータなどから構成される。ファンクションデータとは、制御対象の機器の動作試験などの点検結果を示すデータである。
また、制御基板2のメモリ15には、当該制御基板2の制御対象の機器の保守管理に関するデータ、および、当該制御基板2が設置される建物の保守管理に関するデータが記憶される。制御基板3のメモリ15には、当該制御基板3の制御対象の機器の保守管理に関するデータ、および、当該制御基板3が設置される建物の保守管理に関するデータが記憶される。
また、制御基板1が設置される建物に関するデータは、図3に示すように、建物に付与された管理用番号である製品番号、および、稼動情報などでなる。
メモリ15には、端末装置21からのデータを、当該制御基板1の制御対象の機器の保守管理に関するデータ、または、当該制御基板1が設置される建物の保守管理に関するデータとして書き込むことが出来る。具体的には、端末装置21の動作モードを、前述した書き込みモードに設定している状態で、通信ユニット22は、端末装置21からのデータを、近距離無線通信により制御基板1のICタグ14に送信する。ICタグ14は、通信ユニット22からのデータをアンテナ17により受信し、これをRF回路16を介してメモリ15に書き込む。
次に、本発明の第1の実施形態にしたがったエレベータ伝送システムの処理動作について説明する。
このエレベータ伝送システムでは、伝送線4に接続された制御基板2,3のメモリ15に記憶されたデータを制御基板1に出力して、このデータを近距離無線通信により端末装置21に送信することができる。
まず、制御基板1,2,3に電源が供給されると、制御基板1のCPU13は伝送制御部11に制御信号を出力する。伝送制御部11は、CPU13からの制御信号を入力すると、通信インタフェース12および伝送路4を介して、制御基板2,3のメモリ15に記憶されるデータの出力要求を示す制御信号を、制御基板2,3に出力する。
制御基板2による処理の説明に移る。制御基板2の伝送制御部11は、制御基板1からの制御信号を通信インタフェース12を介して入力すると、これを制御基板2のCPU13に出力する。制御基板2のCPU13は、当該制御基板2の伝送制御部11からの制御信号を入力すると、制御基板2のメモリ15に記憶されているデータ、つまり、当該制御基板2の制御対象の機器の保守管理に関するデータ、および、当該制御基板2が設置される建物の保守管理に関するデータを読み出して、これを伝送制御部11に出力する。
制御基板2の伝送制御部11は、制御基板2のCPU13からのデータを入力すると、これを、制御基板2の識別アドレスと関連付けて通信インタフェース12および伝送路4を介して制御基板1に出力する。
制御基板3による処理について説明する。制御基板3では、制御基板1からの制御信号を入力すると、制御基板2が制御基板1からの制御信号を入力した場合と同様に、制御基板3のメモリ15からデータを読み出して、これを制御基板3の識別アドレスと関連付けて制御基板1に出力する。
制御基板1による処理の説明に戻る。制御基板1の伝送制御部11は、制御基板2からのデータを通信インタフェース12を介して入力すると、これをCPU13に出力する。また、制御基板1の伝送制御部11は、制御基板3からのデータを入力すると、制御基板2からのデータを入力した場合と同様に、これをCPU13に出力する。CPU13は、伝送制御部11からのデータを、当該アドレスと関連付けられる識別アドレスごとに分類してメモリ15に書き込む。
制御基板1のICタグ14のメモリ15に、制御基板2からのデータおよび制御基板3からのデータが書き込まれると、制御基板1のメモリ15には、当該制御基板1の制御対象の機器の保守管理に関するデータ、および、当該制御基板1が設置される建物の保守管理に関するデータに加え、制御基板2のメモリ15に記憶されていたデータ、および、制御基板3のメモリ15に記憶されていたデータが記憶されることになる。
端末装置21の動作モードを読み取りモードに切り替えている状態で、通信ユニット22をICタグ14に近接させると、ICタグ14は、メモリ15に記憶されたデータをアンテナ17からの電波として通信ユニット22に送信する。
通信ユニット22は、ICタグ14からの電波を受信すると、この電波に含まれるデータを端末装置21に出力する。端末装置21では、通信ユニット22からのデータを入力すると、データ内容を制御基板の種別ごとにモニタ21a(図2参照)に表示する。
つまり、制御基板1のメモリ15に、当該制御基板1の制御対象の機器の保守管理に関するデータ、制御基板1が設置される建物の保守管理に関するデータ、制御基板2のメモリ15に記憶されていたデータ、および、制御基板3のメモリ15に記憶されていたデータが記憶されていれば、複数の制御基板のうち、制御基板1のICタグ14に通信ユニット22を近接させるだけで、各制御基板の制御対象の機器の保守管理に関するデータ、および、各制御基板が設置される建物の保守管理に関するデータを端末装置21のモニタ21aに表示することができる。
以上説明したように、本発明の第1の実施形態にしたがったエレベータ伝送システムでは、必要な情報の読み出しに要する時間を大幅に短縮できる上に、作業員による複雑な操作を必要としないので、作業員は、エレベータの各機器の保守管理に関わる情報、および、当該機器が設けられる建物の保守管理に関する情報を効率よく把握することができる。
本発明の第1の実施形態にしたがったエレベータ伝送システムでは、制御基板1が制御基板2,3にデータの出力要求を行ない、これに応答して、制御基板2,3が制御基板1にデータを出力する構成としたが、これに限らず、複数の制御基板のうち予め定められた制御基板が、他の制御基板にデータの出力要求を行ない、これに応答して、当該他の制御基板が要求元の制御基板にデータを出力する構成であれば、例えば制御基板2が制御基板1,3にデータの出力要求を行なって、これに応答して、制御基板1,3がデータを制御基板2に出力する構成であってもよい。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、本実施形態に係るエレベータ伝送システムの構成は、図1に示したものと基本的にほぼ同様であるので、説明は省略する。
図4は、本発明の第2の実施形態にしたがったエレベータ伝送システムの制御基板2の内部回路の構成例を示すブロック図である。このシステムの制御基板3の内部回路の構成は制御基板2の内部回路の構成(図4参照)と同じである。また、このシステムの制御基板1の内部回路の構成は、図2に示した構成と同じである。
図4に示すように、本発明の第2の実施形態にしたがったエレベータ伝送システムの制御基板2は、本発明の第1の実施形態にしたがったエレベータ伝送システムの制御基板1(図2参照)と比較して、通信制御スイッチ20をさらに備える。通信制御スイッチ20はCPU13と接続される。
通信制御スイッチ20が開放状態となっている場合の制御基板2の処理動作は、本発明の第1の実施形態にしたがったエレベータ伝送システムの制御基板2の処理動作と同じである。一方、通信制御スイッチ20が短絡状態となっている場合には、制御基板2のCPU13が、制御基板1からの、制御基板2のメモリ15に記憶されているデータの出力要求を示す制御信号を制御基板2の伝送制御部11および通信インタフェース12を介して入力した場合でも、当該制御基板2のメモリ15からのデータの読み出しは行なわない。よって、制御基板2のメモリ15に記憶されたデータは制御基板1に出力されない。
以上説明したように、本発明の第2の実施形態にしたがったエレベータ伝送システムでは、制御基板2または制御基板3において、メモリ15に記憶されたデータを制御基板1に出力する必要がない場合に、通信制御スイッチ20を短絡状態にしておくことで、制御基板1からデータの出力要求がなされた場合でも、これを制御基板1に出力しない。よって、各制御基板のメモリ15に記憶されたデータのうち、必要なデータのみが制御基板1に出力されるので、作業員による保守管理に必要な情報の把握にかかる効率を向上させることができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。なお、本実施形態に係るエレベータ伝送システムの構成は、図1に示したものと基本的にほぼ同様であるので、説明は省略する。また、本実施形態に係るエレベータ伝送システムの制御基板1,2,3の内部回路の構成は、図2に示したものと基本的にほぼ同様であるので、説明は省略する。
本発明の第1の実施形態にしたがったエレベータ伝送システムでは、電源投入時に、制御基板1が制御基板2,3に対してデータの出力要求を行ない、制御基板2,3は、制御基板1からの出力要求にしたがって、メモリ15に記憶されたデータを制御基板1に出力したが、本発明の第3の実施形態にしたがったエレベータ伝送システムは、制御基板1,2,3のうち、通信ユニット22を近接させた制御基板が他の制御基板に対してデータの出力要求を行ない、出力要求を受けた制御基板は、メモリ15に記憶されたデータを要求元の制御基板に出力する。
図5は、本発明の第3の実施形態にしたがったエレベータ伝送システムの処理動作の一例を示すフローチャートである。
具体的には、端末装置21の動作モードが読み取りモードに設定されている場合には、通信ユニット22は、各制御基板のメモリ15に記憶されるデータの、通信ユニット22への送信要求を示す制御信号を含む電波を送信している。
制御基板1,2,3に電源が投入された状態で、かつ、端末装置21と接続される通信ユニット22を、制御基板1,2,3のうち1つ、ここでは制御基板1のICタグ14に近接させた場合には、通信ユニット22から送信された電波をアンテナ17が受信する(ステップS1のYES)。
RF回路16は、アンテナ17が受信した電波に含まれる制御信号をCPU13に出力する。CPU13は、RF回路16からの制御信号を入力すると、各制御基板のメモリ15に記憶されるデータの出力要求を示す制御信号を伝送制御部11に出力する。伝送制御部11は、CPU13からの制御信号を入力すると、制御基板2,3のメモリ15に記憶されるデータの出力要求を示す制御信号を、通信インタフェース12および伝送路4を介して制御基板2,3に出力する(ステップS2)。この出力した制御信号は、制御基板1の識別アドレスを含む。
制御基板2による処理の説明に移る。制御基板2の伝送制御部11は、制御基板1からの制御信号を通信インタフェース12を介して入力すると、これをCPU13に出力する。制御基板2のCPU13は、伝送制御部11からの制御信号を入力すると、メモリ15に記憶されているデータを読み出して、これを伝送制御部11に出力する。
制御基板2の伝送制御部11は、CPU13からのデータを入力すると、これを、制御基板2の識別アドレスと関連付けて通信インタフェース12および伝送路4を介して、前述のように入力した制御信号に含まれる識別アドレスに対応する制御基板、つまり、出力要求元である制御基板1に出力する。
制御基板3による処理について説明する。制御基板3では、制御基板1からの制御信号を入力した場合には、制御基板2が制御基板1からの制御信号を入力した場合と同様に、メモリ15からデータを読み出して、これを制御基板3の識別アドレスと関連付けて制御基板1に出力する。
制御基板1による処理の説明に戻る。制御基板1の伝送制御部11は、制御基板2からのデータを通信インタフェース12を介して入力すると(ステップS3)、これらをCPU13に出力する。また、制御基板1の伝送制御部11は、制御基板3からのデータを入力すると、制御基板2からのデータを入力した場合と同様に、これをCPU13に出力する。
CPU13は、制御基板2の識別アドレスが関連付けられたデータ、および、制御基板3の識別アドレスが関連付けられたデータをともに入力した場合に、伝送路4を介して接続される各制御基板のメモリ15に記憶されるデータを全て入力したとみなし(ステップS4のYES)、これら入力したデータを、当該データに含まれる識別アドレスごとに分類してICタグ14のメモリ15に書き込む。
すると、ICタグ14は、メモリ15に記憶されたデータをアンテナ17からの電波として通信ユニット22に送信する。通信ユニット22は、ICタグ14からの電波を受信すると、この電波に含まれるデータを端末装置21に出力する(ステップS5)。端末装置21は、通信ユニット22からのデータを入力すると、データ内容を制御基板の種別ごとにモニタ21aに表示する。
よって、本発明の第3の実施形態にしたがったエレベータ伝送システムでは、通信ユニット22を、制御基板1,2,3のうちいずれかの制御基板に近接させた際に、この制御基板が他の制御基板に対してデータの出力要求を行ない、出力要求を受けた制御基板では、メモリ15に記憶されたデータを要求元の制御基板に出力するので、作業員は、複数の制御基板のうち、通信ユニット22を近接させるのに都合のよい制御基板、例えば点検作業を行なっている箇所に最も近い制御基板のICタグ14に通信ユニット22を近接させるだけで、この制御基板に各制御基板のメモリ15に記憶されるデータを入力させることができる。よって、作業員による保守管理に必要な情報の把握にかかる効率を向上させることができる。
本発明の第3の実施形態にしたがったエレベータ伝送システムでは、通信ユニット22を近接させた制御基板が、他の全ての制御基板に対してデータの出力要求を行なう構成としたが、これに限らず、例えば、通信ユニット22からの電波に、必要なデータを記憶する制御基板の識別アドレスを含ませ、この電波を受信した制御基板では電波に含まれる識別アドレスに対応する制御基板のみに対してデータの出力要求を示す制御信号を出力する構成としてもよい。
なお、この発明は、前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を省略してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
本発明の第1の実施形態にしたがったエレベータ伝送システムの構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態にしたがったエレベータ伝送システムの制御基板の内部回路の構成例を示すブロック図。 本発明の第1の実施形態にしたがったエレベータ伝送システムの制御基板のメモリに記憶される各種情報の構成の一例を表形式で示す図。 本発明の第2の実施形態にしたがったエレベータ伝送システムの制御基板の内部回路の構成例を示すブロック図。 本発明の第3の実施形態にしたがったエレベータ伝送システムの処理動作の一例を示すフローチャート。
符号の説明
1,2,3…制御基板、4…伝送路、11…伝送制御部、12…通信インタフェース、13…CPU、14…ICタグ、15…メモリ、16…RF回路、17…アンテナ、18…電源ユニット、19…電源スイッチ、20…通信制御スイッチ、21…端末装置、22…通信ユニット。

Claims (7)

  1. 第1のエレベータ制御装置、および、少なくとも1つの第2のエレベータ制御装置が伝送路を介して接続されるシステムであって、
    前記第1のエレベータ制御装置は、
    この装置の保守管理情報を記憶する記憶手段と、
    前記第2のエレベータ制御装置に対し、情報の送信要求を行なう要求手段と、
    前記要求手段による送信要求に応答して前記第2のエレベータ制御装置により送信された情報を受信する情報受信手段と、
    前記情報受信手段が受信した情報および前記記憶手段に記憶される情報を、近距離無線通信により外部機器に送信する手段と
    を備え、
    前記第2のエレベータ制御装置は、
    この装置の保守管理情報を記憶する記憶手段と、
    前記第1のエレベータ制御装置の要求手段による送信要求にしたがって、前記記憶手段に記憶された情報を前記第1のエレベータ制御装置に送信する送信手段と
    を備えたことを特徴とするエレベータ伝送システム。
  2. 前記第1および第2のエレベータ制御装置の記憶手段は、当該エレベータ制御装置が設けられる建物の保守管理情報をさらに記憶することを特徴とする請求項1に記載のエレベータ伝送システム。
  3. 前記第1のエレベータ制御装置の要求手段は、
    当該制御装置の電源投入時に前記送信要求を行なう
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ伝送システム。
  4. 前記第1および第2のエレベータ制御装置は、
    外部機器から近距離無線通信により送信された情報を前記記憶手段に書き込む手段をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ伝送システム。
  5. 前記第2のエレベータ制御装置は、
    前記送信手段による動作のオンオフを切り替えるスイッチ手段をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ伝送システム。
  6. エレベータ制御装置が伝送路を介して複数台接続されるシステムであって、
    前記エレベータ制御装置は、
    この制御装置の保守管理に関する情報を記憶する記憶手段と、
    外部装置からの近距離無線通信による要求にしたがって、前記伝送路を介して接続された他のエレベータ制御装置に対し、当該制御装置の前記記憶手段に記憶される情報の送信要求を行なう要求手段と、
    前記伝送路を介して接続された他のエレベータ制御装置の前記要求手段による送信要求にしたがって、前記記憶手段に記憶された情報を、前記送信要求元のエレベータ制御装置に送信する情報送信手段と、
    前記他のエレベータ制御装置の情報送信手段により送信された情報を受信する情報受信手段と、
    この情報受信手段により受信した情報、および、前記記憶手段に記憶された情報を近距離無線通信により前記外部装置に送信する手段と
    を備えたことを特徴とするエレベータ伝送システム。
  7. 前記外部装置は、前記エレベータ制御装置に対する要求時に、前記伝送路を介して接続された他のエレベータ制御装置のうち、前記要求手段による送信要求先の装置を指定し、
    前記エレベータ制御装置の要求手段は、
    前記外部装置により指定された制御装置に対して前記送信要求を行なう
    ことを特徴とする請求項6に記載のエレベータ伝送システム。
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CN104528487A (zh) * 2014-12-04 2015-04-22 重庆厚齐科技有限公司 一种用于电梯维护的电子***

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JP2015076775A (ja) * 2013-10-10 2015-04-20 株式会社ユピテル 電子機器、システムおよびプログラム
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