JP2006255059A - 背凭れ起立型寝台 - Google Patents

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Abstract

【課題】
本発明では、背凭れ部を起立させたときも、使用者の身体が前方に位置ずれすることを防ぐことができることは、勿論、使用者にとっても快適であるとともに、身体にとっても背筋が伸びた好ましい姿勢に保つことのできる背凭れ起立型寝台の提供を目的とする。
【解決手段】
少なくとも背部を支持する背凭れ部材17を基台16に対して起伏自在に枢着して構成した背凭れ起立型寝台10,20であって、上記背凭れ部材17の長さ方向における、人の背部相当部位において、該背部相当部位における寝台表面が略平面状に保たれる退避位置41に背当部材38を具備し、背筋を伸ばすべく上記背当部材38を、上記背凭れ部材17の起立動作に連動して上記退避位置41から***させるとともに、上記背凭れ部材の倒伏動作に連動して上記退避位置へ退避させる連動手段19を具備した背凭れ起立型寝台10,20。
【選択図】 図2

Description

この発明は、ベッドやマットレスなどの寝台をその背凭れ部材が基台に対して起伏可能に構成した背凭れ起立型寝台に関し、さらに詳しくは、背凭れ部材の起立動作に連動して、背凭れ部材の表面における所定部位が突き出して、該背凭れ部材の起立時において例えば、腰当、或いは、肘掛けを構成することのできる背凭れ起立型寝台に関する。
上述したように背凭れ起立型寝台の中には、背凭れ部材を基台に対して起立させたとき、その起立動作に連動して、倒伏時には平面状であった部位が突き出して、例えば、肘掛けなどを構成できるものが存在し、このような背凭れ起立型寝台は、背凭れ部が起立、或いは、倒伏した各状態において、より快適な形態を構成することができる。
上述した背凭れ起立型寝台としては、例えば、下記特許文献1において、介護ベッドが開示されている。
上記介護ベッドの概略構成は、床面に接地した基台の上側において、足先側に支持台を設置した状態で、脚部に相当する足受け台、軸Bを介して臀部を支持する腰上げ台、さらに、軸Aを介して背部から頭部を支持する背上げ台をそれぞれベッドの長さ方向を構成するよう連設している。
上記介護ベッドは、上記背上げ台を起立させたとき、その起立動作に連動して足受け台と腰上げ台との連結軸(上記軸B)が突き出して屈曲し、該足受け台と該腰上げ台とで略「へ」の字形になるよう構成している。
このため、上記介護ベッドは、上記背上げ台を起立させたとき、単に介護者の背部を傾けるだけでなく足受け台と腰受け台とで略「へ」の字形になるよう変形するため、その形態に応じて介護者の脚も略「へ」の字形になるよう膝を屈曲させることができる。
つまり、上記介護ベッドは、背上げ台を起立させたとき、介護者の身体が前方に位置ずれすることを防ぐことができるよう構成している。
しかし、上記介護ベッドは、背上げ台を傾けたとき、該背上げ台を傾けた方向とは反対方向に腰上げ台が上記軸Aを回動中心として傾く分、背上げ台と腰上げ台とのなす角が小さくなってしまう。
このため、上記介護ベッドは、例えば、背上げ台の起立角度が例えば、約60°以上になるよう該背上げ台を積極的に起立させたとき、一旦、介護ベッドの形態を他の形態に変更しなければ、介護ベッドの構造上、介護者は、該介護ベッドから立ち上がることが難くなるという問題を有する。或いは、介護者の身体が屈曲しすぎてしまい、腹部などに負担を要する姿勢を強いるおそれも有する。
特開平10−230003号公報
そこで本発明では、背凭れ部を起立させたときも、使用者の身体が前方に位置ずれすることを防ぐことができることは、勿論、使用者にとっても快適であるとともに、身体にとっても背筋が伸びた好ましい姿勢に保つことのできる背凭れ起立型寝台の提供を目的とする。
本発明の背凭れ起立型寝台は、少なくとも背部を支持する背凭れ部材を基台に対して起伏自在に枢着して構成した背凭れ起立型寝台であって、上記背凭れ部材の長さ方向における、人の背部相当部位において、該背部相当部位における寝台表面が略平面状に保たれる退避位置に背当部材を具備し、背筋を伸ばすべく上記背当部材を、上記背凭れ部材の起立動作に連動して上記退避位置から***させるとともに、上記背凭れ部材の倒伏動作に連動して上記退避位置へ退避させる連動手段を具備したことを特徴とする。
さらに、本発明の背凭れ起立型寝台は、上記連動手段には、連動リンクと揺動レバー部材とを具備し、上記背当部材を突き上げ可能に上記揺動レバー部材における作用点部を配した状態で該揺動レバー部材における支点部を上記背凭れ部材に揺動可能に枢着し、上記連動リンクの長さ方向における一端部を、上記基台における上記背凭れ部材との上記枢着部近傍に枢着し、上記連動リンクの長さ方向における他端部を、上記揺動レバー部材の力点部に枢着したことを特徴とする。
本発明の背凭れ起立型寝台は、上記連動リンクにおける上記揺動レバー部材の上記力点部と連結した部位を長穴により形成し、上記長穴を、上記背凭れ部材が上記基台に対して略30°以下の起立角度において上記揺動レバー部材を揺動させる方向に規制しない穴形状に形成するとともに、上記背凭れ部材が上記基台に対して略30°以上の起立角度において上記揺動レバー部材の揺動を規制する穴形状に形成してもよい。
さらに、上記連動手段には、上記退避位置の方向へ上記背当部材を付勢する付勢手段を具備し、該付勢手段を上記背当部材と上記背凭れ部材とに連結してもよい。
本発明の背凭れ起立型寝台は、上記背凭れ部材を構成する背凭れフレームを、該背凭れフレームの有する部位まで上記背当部材を退避可能に構成し、上記背凭れフレームと上記背当部材とにおける使用者が倒伏する側の面を略面一致に形成することが好ましい。
また、本発明の背凭れ起立型寝台は、上記背凭れ部材の起立に連動して肘掛けとなる肘掛け部材を上記背凭れ部材に枢着し、上記肘掛け部材を下側から支持する肘掛け支持フレームにおける一方の端部を、上記基台フレームに枢着し、上記肘掛け支持フレームにおける他方の端部を上記肘掛け部材の下面に枢着して、上記肘掛け部材を上記背凭れ部材の起伏動作に関わらず上記基台に対して略水平を保つ構成とすることができる。
さらに、本発明の背凭れ起立型寝台は、上記肘掛け部材を倒伏させたとき、該肘掛け部材によって、倒伏した上記肘掛け支持フレームを隠蔽可能に形成することが好ましい。
加えて、本発明の背凭れ起立型寝台は、上記肘掛け部材の下部側における、上記基台、又は/及び、倒伏させた上記背凭れ部材との少なくとも隣接部位を、指詰めを回避すべく柔軟性部材により形成するとよい。
請求項1に係る発明によれば、本発明に係る背凭れ起立型寝台は、背凭れ部材を起立させたとき、使用者の背筋を伸張した状態となるため、寝台表面における臀部との接触部位に対して略真下方向に使用者の体重をかけることができる。よって、使用者の身体が前方に位置ずれし難い姿勢に保つことができるため、使用者は、快適に着座することができる。
さらに、本発明に係る背凭れ起立型寝台は、使用者の腰部、或いは、背筋を背当部材が伸張するためストレッチ効果を得ることができる。
また、本発明に係る背凭れ起立型寝台は、背凭れ部材の起立角度に応じた押し上げ量で背当部材を***させる構成であるため、背凭れ部材が如何なる起立角度であっても、適度な押し上げ量で使用者の背筋を伸張することができる。
例えば、背凭れ部材を倒伏させた状態においては、寝台表面には、凹凸が存在しないため、使用者は、通常の寝台として快適に使用できる。
逆に、背凭れ部材をより起立させたときは、より積極的に背当部材が***して背部を伸長できるため、エアバックなどを膨張させる構成を採るマッサージ器と比較して、しっかりと腰部を伸張することができる。
本発明に係る背凭れ起立型寝台は、エアバックなどを用いずに構成できる。このため、コンプレッサなどを要さず、省スペース化や消音化も実現できる。さらに、背当部材は、剛体を有して構成できるため丈夫であり、繰り返し使用しても背当部材自体がエアバックなどと比較して疲労せず故障しにくい。
請求項2に係る発明によれば、本発明に係る背凭れ起立型寝台は、背当部材を背凭れ部材に対して***するとともに頭部側(上部側)にも適度にスライドするように動作させることができる。
よって、背凭れ部材の回転中心と使用者が起立する際の回転中心のずれにより、背凭れ部材が起立するに従って、通常、少しずつ使用者の背部が背凭れ部材に対して上部側に位置ずれしながら起立するが、ことを考慮して上方に突き上げることがでる。よって、使用者の背部における一定部位に背当て部材が当接した状態で位置ずれせずにしっかりと背部を伸張することができ、使用者にとっても快適な状態に保つことができる。
請求項3に係る発明によれば、本発明に係る背凭れ起立型寝台を、該背凭れ部材の起立角度が例えば、30度程度の小さい角度においては、背当部材が突き出さないため、腰部を伸長しない構成とすることができる。そして、起立角度が30度程度に達してから背当部材を徐々に突き出して、緩やかに腰部を伸長できる。このため、本発明に係る背凭れ起立型寝台は、使用者が比較的高齢者や、被介護者であっても快適に利用することができる。
請求項4に係る発明によれば、付勢手段により、背当部材は、使用中においてもガタつかず、安定するとともに、レバーによって、背当部材を確実に押し上げることができる。
請求項5に係る発明によれば、使用者は、背当部材が退避しているとき、すなわち、背凭れ部材が倒伏しているとき、寝台表面における該背凭れ部材に相当する部位に凹凸が存在することがないため、快適に使用することができる。
請求項6に係る発明によれば、背凭れ部材の起伏動作に連動して、自動的に肘掛け部を構成したり、収納したりすることができる。このような肘掛け部材を具備することにより、使用者は、背凭れ部材が起立した状態、或いは、倒伏した状態において、背凭れ起立型寝台をさらに便利に使用することができる。
請求項7に係る発明によれば、背凭れ部材倒伏時において、見栄えを良好に保つことができ、通常の寝台として用いることができる。
請求項8に係る発明によれば、背凭れ部材の起伏動作時に肘掛け部材と基台との間に指を挟んで怪我をしてしまうことがなく、安全性を確保することができる。
この発明の一実施形態を、以下図面を用いて説明する。
本実施形態における背凭れ起立型マットレス10は、図1に示したように通常のマットレスとして、或いは、図2に示したように背凭れ側を起立させた背凭れ付きのマットレスとして自在に変換して用いることができる。
上記背凭れ起立型マットレス10は、使用者の主に脚部側を支持する脚部側支持部材11と、頭部側を支持する頭部側支持部材12とを具備し、それぞれを対向配置させた状態で連結することにより一体に構成している。
なお、上記背凭れ型起立マットレス10は、上記図1に示した状態において、長さ方向の略中間部において折り畳むことができ、不使用時に場所をとらない形態とすることもできる(図示せず)。
ここで、上記背凭れ起立型マットレス10上に使用者が倒伏したとき、該背凭れ起立型マットレス10の長さ方向における使用者の頭部を有する側を頭部方向に設定し、足部の有する側を足部方向に設定する。
上記脚部側支持部材11における足部方向の端部部位であって、幅方向の中央部には、マッサージ器13を収容可能な収容凹部14を構成している。上記マッサージ器13は使用者の両脚における、ふくらはぎを載置可能な2つの凹溝部13aを構成し、該凹溝部13aの近傍に配したエアバック13cにエアを供給、或いは、排出させることで、該エアバック13cを収縮、或いは、膨張させて、ふくらはぎに対してマッサージを施すものである。
上記マッサージ器13は、収容凹部14における頭部方向の上端縁部においてヒンジ13bを介して連結している。上記構成により、マッサージ器13は、収容凹部14に収容された状態からヒンジ13bを回転軸として頭部方向へ反転させることで、収容凹部14から取り出して、ふくらはぎを載置可能にセットすることができる。
また、上記脚部側支持部材11には、上記セットしたマッサージ器13に対して頭部方向にかけて、4つのエアバックを内部に配設しているとともに、後述する背凭れ部における腰部より頭部方向側に3つのエアバックを具備している(図示せず)。上記エアバックにより、使用者の全身に対してマッサージを施すことができる。
次に、上記頭部側支持部材12について説明する。
図3から図5に示したように、上記頭部側支持部材12は、該頭部側支持部材12の略全体の外郭を構成する基台16と、該基台16に対して起伏可能な背凭れ部17、伸縮駆動部18、腰当部材38、及び、連動手段27を具備して構成している。
図3に示したように、上記基台16には、上記脚部側支持部11側(足部方向)における幅方向の中央部位に、使用者の臀部を支持可能とする臀部支持部22を構成し、該臀部支持部22に対して幅方向の両側には、倒伏した状態の肘掛けを支持可能とする肘掛け支持部23を構成している。
さらに、上記臀部支持部22、及び、上記肘掛け支持部23に対して頭部方向側には、倒伏した状態の背凭れ部17を支持する背凭れ支持部24を構成している。
上記臀部支持部22における上端部であって、頭部側に有するフレーム部材22a(図3参照)には、該フレーム部材22aの幅方向の中央部、及び、両側部に、上記背凭れ部17を起伏可能に枢着する背凭れ枢着用ブラケット25を頭部側へ突設している。
上記臀部支持部22の幅方向における中央部に有する上記背凭れ枢着用ブラケット25aの下部側相当部位においては、後述する伸縮駆動部18の駆動源部18bを枢着するための駆動源枢着用ブラケット26を上記臀部支持部22から突設している。
さらに、上記駆動源枢着用ブラケット26に対して上記臀部支持部22の幅方向の両側相当部位においては、背凭れ部17の起伏動作に伴って、後述する腰当部材38を連動させるための連動手段19を枢着するための連動手段枢着用ブラケット27を上記臀部支持部22から突設している。
一方、上記背凭れ部17には、図4に示したように、該背凭れ部17を構成する背凭れフレーム21を具備し、該背凭れフレーム21には、その外郭を形成すべく、略コの字形に形成した外郭フレーム31を具備し、該外郭フレーム31は、使用者の倒伏方向における頭部側先端部位31bを別体により形成し、該頭部側先端部位31bは、上記外郭フレーム31における他の部位に対して回動自在に回動軸31aを介して連結している。上記回動軸31aは、周知のラッチェット機構により形成し、手動により上記頭部側先端部位31bを上記外郭フレーム31における他の部位に対して任意の回動角度に起立することができる。
上記背凭れフレーム21は、上記外郭フレーム31の開口端どうしを横架して補強する第1横フレーム32を具備し、上記回動軸31aに対して第1横フレーム32側の近傍部位にも、上記背凭れフレーム21を補強すべく幅方向に横架させた第2横フレーム33を具備している。
また、上記背凭れフレーム21は、その幅方向の中央部に、該背凭れフレーム21の長さ方向にかけて主縦フレーム34を具備している。上記主縦フレーム34は、その長さ方向の頭部側端部を上記第2横フレーム33に結合し、さらに、長さ方向の脚部側は、上記第1横フレーム32側から足部方向に突き出した形態で配している。
さらに、上記主縦フレーム34に対して幅方向の両側には肘掛け部21の有する幅分だけ端部側から内側に位置する部位にそれぞれ、上記主縦フレーム34と略同一長さの上記副縦フレーム35を配している。
また、上記主縦フレーム34、及び、上記副縦フレーム35における長さ方向の脚部側端部は、上記基台16に対して枢着可能な基台枢着部36を形成している。
具体的には、図5(a)に示したように、背凭れフレーム21における上記3つの基台枢着部36を基台16におけるそれぞれに対応する上記3つの背凭れ枢着用ブラケット25に枢着して、背凭れフレーム21を基台16に対して起伏可能に構成している。
さらに、上記主縦フレーム34の長さ方向の略中間部における底面側には、背凭れフレーム21の起伏動作をさせるための後述する伸縮駆動部18の伸縮部18aの先端と連結するブラケット37を突設している。
加えて、上記主縦フレーム34、及び、上記副縦フレーム35の長さ方向における、使用者の腰部に相当する部位、すなわち、上記主縦フレーム34、及び、上記副縦フレーム35の長さ方向における上記第1横フレーム32の近傍であって、脚部側部位には、使用者の腰部を伸ばすために押し当てる腰当部材38の退避位置となる凹状部位41を形成している。
上記凹状部位41は、上記主縦フレーム34、及び、上記副縦フレーム35における該凹状部位41を隔てた両側部位を連結棒42により、底面側から連結することにより一体に形成している。
なお、上記腰当部材38は、上記凹状部位41に上記腰当部材38を退避させたとき、該腰当部材38の上面と背凭れフレーム21の上面とが略面一致になる厚みに構成している。
また、上記頭部側支持部材には、上述したように、上記背凭れ部17の起伏動作に伴って、腰当部材38を連動させる連動手段19を具備している。
上記連動手段19は、略L字形をしたレバー43、連結リンク44、及び、付勢バネ45を具備して構成する。
ここで、図5(d)おける要部拡大図に示したように、レバー43において、略L字形を構成する2つの棒片部のうち、短い側を第1片部43aに設定し、長い側を第2片部43bに設定する。さらに、略L字形をしたレバー43の基部、すなわち、上記第1片部43aと上記第2片部43bとの結合部を支点部51に設定し、上記第1片部43aの先端部を作用点部52に設定し、上記第2片部43bの先端部を力点部53に設定する。
上記レバー43は、上記腰当部材38の背面側に上記第1片部43aを配した状態で、支点部51を副縦フレーム35の連結棒42における頭部方向側に背凭れフレーム21に対して揺動可能に枢着している。
この状態で、上記レバー43における上記作用点部52は、腰当部材38における作用点部52の近傍部位と枢着している。
さらに、上記レバー43における力点部53と、基台16における上記連動手段枢着用ブラケット27とは、連結リンク44を介して連結している。
但し、上記レバー43の力点部53は、連結リンク44に形成した長穴54によって、規制された状態で連結している。上記長穴54は、連結リンク44の長さ方向における一方の端部側において、長さ方向に長い穴形状で形成されている。
以上により、レバー43は、腰当部材38が凹状部位41(退避位置)に退避しているとき、背凭れ部17に対して下側に垂下した状態となり、上記長穴54に連結されているレバー43における力点部53が、長穴54の長さ方向における足部方向端部に位置するよう連結リンク44に連結されている。
また、上記腰当部材38は、主縦フレーム34の近傍において、該主縦フレーム34と付勢バネ45により連結され、該付勢バネ45は、腰当部材38を、通常時において、凹状部位41に退避した状態となるよう付勢している(図4(c)参照)。
さらに、基台16における上記駆動源枢着用ブラケット26には、伸縮駆動部18のモータ、エンコーダなどを有する駆動源部18b側を枢着し、伸縮部18aの先端部を上記背凭れフレーム21におけるブラケット37に枢着している。
なお、上記伸縮駆動部18は、上述したように、ボールネジを用いた構成に限らず、ラック&ピニオンなど他の構成を用いてもよく、さらには、上述した電動式に限らず、手動式であってもよい。
最後に、肘掛け部21の構成について説明する。
肘掛け部21を構成する肘掛け部材57には、板状の芯材58を内蔵し、該芯材58は、所望の剛性を確保すべく、合成樹脂、或いは金属などにより形成している。また、芯材58の後側であって、上記背凭れフレーム21における上記副縦フレーム35の所定部位と対向する部位には、該副縦フレーム35の所定部位と第1枢着部59により連結している(図8参照)。
さらに、基台16における上記臀部支持部22の幅方向の両端側であって、上端部に有するフレームにL字形の支持フレームの一端側を回動自在に取り付けた第2枢着部61を形成している。
加えて、上記支持フレームの他端側は、芯材58の幅方向の略中間部であって、芯材58の底面における第1枢着部59の前方側に第3枢着部62を介して連結している。
上記構成により、肘掛け部39は、背凭れフレーム21の起伏動作に伴って、使用者の肘掛けを構成することができる、或いは、肘掛支持部23に対して収納することができる。しかも、背凭れフレーム21の起立角度に関わらず、肘掛け部材57は、常に、基台16上面に対して水平な状態に保つことができる。
また、本実施形態の背凭れ起立型マットレス10は、上記頭部側支持部材12、及び、上記脚部側支持部材11のそれぞれについて、全体をシート部材により被覆しているが、上記頭部側支持部材12、及び、上記脚部側支持部材11における上側には、ウレタン部材などの柔軟性部材66を充填し、柔軟、且つ、表面が略面一致になるよう構成している。
特に、肘掛け部材57は、背凭れ部17が起立しているとき、臀部支持部22と上下方向において対向した状態となるため(図8参照)、背凭れ部17を倒伏させる際に、該肘掛け部材57と肘掛け支持部23の縁部との間に万一にも使用者が指を詰めても怪我をすることがないよう、或いは、迅速に手を取り除けるように構成している。つまり、肘掛け部材57は、芯材58に対して下部側に柔軟性部材66を積極的に配するなどして厚み(図8中のd参照)を確保して特に、柔軟に形成している。
但し、肘掛け部材57は、背凭れフレーム21の起伏動作に連動する上記芯材支持フレーム65や、上記第1枢着部59が肘掛け部材57における芯材58の下側に配した上記柔軟性部材66と干渉しないよう、芯材58支持フレーム65、及び、第1枢着部59が描く軌道空間においては、柔軟性部材66を配さずに形成している。
本実施形態における背凭れ起立型マットレス10は、上述したように構成するものとし、以下、該背凭れ起立型マットレス10が奏する作用、効果について、背凭れフレーム21を起立する際における腰当部材38、及び、肘掛け部材に着目して説明する。
まず、背凭れフレーム21の起立角度が基台16に対して0°のとき、すなわち、背凭れフレーム21が倒伏しているとき、上記図5に示したように、腰当部材38は、背凭れフレーム21に対して***せず、凹状部材41(退避位置)に留まった状態を保つ。このような状態において、図6に示したように、伸縮駆動部18における伸縮部18aを伸張させる長さによって、背凭れフレーム21は、基台16に対して所望の角度まで起立させることができる。
このとき、連結リンク44は、背凭れフレーム21に取り付いているレバー43における力点部53と連結しているため、背凭れフレーム21が基台16に対して低勾配時(例えば、0°から30°の範囲)において背凭れフレーム21の起立動作に連動して回動する。
但し、上述したように連結リンク44は、レバー43の力点部53と長穴54によって連結しているため、レバー43の力点部53は、長穴54の長さ方向の一方側(頭部方向)について、規制されていない。
よって、レバー43の力点部53は、背凭れフレーム21の起立動作に伴って、連結リンク44における長穴54の長さ方向の一端部(足部方向端部)から他端部(頭部方向端部)へ滑らかにスライドしていく。
すなわち、レバー43は、背凭れフレーム21に対して回動することがなく、基台16に対して同一姿勢を保ちつつ、連結リンク44とレバー43とが干渉しあわないため、背凭れフレーム21の起伏動作の障害になることもない。
背凭れフレーム21の起立角度が約30度に達したとき、図7(a)に示したように、該長穴54をスライドしていたレバー43の力点部53は、長穴54の長さ方向における他端部54bにまで達する。
逆に、長穴54は、背凭れフレーム21の起立角度が約30°のとき、背凭れフレーム21に対して同一姿勢を保つレバー43における力点部53の位置に、長穴54の他端部54b(頭部方向端部)が位置するよう穴形状(穴の長さ)を形成している。
このため、背凭れフレーム21の起立角度が約30°よりも大きくなるよう起立させたときは、レバー43の力点部53は、連結リンク44によって長穴54の頭部方向についても規制されることになる。すなわち、レバー43は、実質的に連結リンク44によって、連結リンク44に対して該回転方向を除く全ての方向において規制された状態となり、図7(b)に示したように、連結リンク44の頭部方向端部54bが描く回動軌道に従って、レバー43の力点部53は、動作する。レバー43は、支点部51を支点(回動中心)として、背凭れフレーム21に対して時計回りに回動し始める。
これにより、背凭れフレーム21の起立角度が約30°よりも大きくなるよう起立させたときは、レバー43の作用点部52が凹状部位41(退避位置)に退避していた腰当部材38を、押圧するため、該腰当部材38は、徐々に背凭れフレーム21に対して***しつつ、頭部方向へと動作する(図7(b)の要部拡大図参照)。
ちなみに、背凭れフレーム21を最大角度である80°にまで起立させたとき、凹状部位41(退避位置)にあった腰当部材38は、最終的に背凭れフレーム21に対して上方に8cm***し、さらに、頭部方向へ3cm移動することができる。
上述したように、本実施形態における背凭れ起立方マットレス10は、背凭れフレーム21の起立角度が30°に達するまでは、腰当部材38が凹状部位41(退避位置)に退避した状態を維持し、使用者の腰部を全く押圧しない。そして、背凭れフレーム21の起立角度が30°よりも急勾配になればなるほど、徐々に腰当部材38が背凭れフレーム21に対して***していくため、背凭れフレーム21の上方に有する柔軟性部材66を介して使用者の腰部を伸張させることができる。
このように、腰当部材38は、使用者の自重によって作用する背凭れフレーム21に対する押し付け力は、背凭れフレーム21の起立角度によって変動するが、該押し付け力に応じた適度な突き出し量に保つことができる。
よって、腰当部材38が無理に使用者の腰部を伸張させようとして、腰部を傷めてしまうことや使用者に負担を要することもない。
また、例えば、背凭れフレーム21を最大角度まで起立させたときでも、***した腰当部材38によって使用者の腰部が伸びた状態とすることができ、このように使用者の姿勢を保つことにより、使用者は、臀部を臀部支持部22に対して、直接、下方向に体重を加えることができる。
このため、使用者の背筋が曲がった状態では、身体が脚部側に位置ずれしてしまうが、上述したように腰部が伸びた状態であれば、身体が位置ずれしてしまうこともない。
また、肘掛け部39については、背凭れフレーム21の起立角度が0度のときは、肘掛け支持部23に有する凹部に収容され、肘掛け部材57の上面は、本実施形態に係る背凭れ起立型マットレス10の上面と面一致の状態に構成している(図1参照)。
この状態で、背凭れ部17を起立させていくと、その動作に連動して芯材支持フレーム65も起立していく。よって、いずれの起立角度においても、肘掛け部材57を水平状態に維持することができる。しかも、使用者が肘掛け部材57に肘をかけたとき、肘掛け部材には、押し付け力や曲げ応力が加わるが、芯材支持フレーム65が肘掛け部材57の前部側を下からしっかりと支持することができる。
さらに、上記肘掛け部39を構成することにより、起立させたとき、腰当て部材38によって、腰部を伸長した状態で、さらに、肘掛け部材57に肘をかけた状態で、着座できるため、身体が前側に位置ずれすることをより一層防止することができる。
加えて、上記肘掛け部は、背凭れフレーム21を倒伏したときにおいては、凹状に構成した肘掛け支持部23に収容でき、しかも、肘掛け部の厚み方向における芯材58に対して下部側に柔軟性部材66を配しているため、倒伏する際に、肘掛け部と肘掛け支持部23の縁部との間に指を詰めてしまうこともない。
本実施形態に係る背凭れ起立型マットレス10は、勿論、上記構成に限定せず、様々な構成を採ることができる。例えば、腰当部材38における腰上げ機構は、以下のように構成できる。
具体的に、本実施形態に係る背凭れ起立型マットレス20は、図9に示したような構成を採る。すなわち、上述したような連結リンク44を具備しておらず、該連結リンク44に対応するものとして以下に示すような上述したような連結部材71を具備している。
上記連結部材71は、一方の端部を伸縮駆動部18における伸縮部18aの先端に取り付け、他方の端部を左右両側のレバー43に枢着して構成している。
但し、上記連結部材71は、上記レバー72の力点部53と枢着しているが長穴54を形成していない。
また、上記レバー72は、上述したレバー43と同様にL字形であるが、レバー72における第1片部43a(作用点部52)が頭部方向へ向くように取り付けている。
本実施形態における背凭れ起立型マットレス20においても伸縮駆動部18における伸縮部18aを頭部方向へ伸長させることで背凭れフレーム21を起立させる構成であるが、記伸縮部18aを伸長させると、連結部材71は、頭部方向へ移動する。この動作により、連結部材71の他端部に枢着しているレバー72の力点部53を頭部方向へ引き上げることができる。
すなわち、図10(a)に示した状態から図10(b)に示した状態のように、レバー43は、支点部51を中心に反時計回りに回転し、腰当部材38を背凭れフレーム21に対して***させるとともに、足部方向に移動させることができる。
上述したように、本実施形態における背凭れ起立型マットレス10,20は、腰当部材38を背凭れフレーム21に対して***させる構成については勿論、背凭れフレーム21の起立角度に対して腰当部材38を***させる軌道なども限定しない。
例えば、初めに説明した実施形態に係る背凭れ起立型マットレス10における連結リンク44の長穴54の長さを変更して形成したり、前実施形態に係る背凭れ起立型マットレス20における連結部材71の他端部を長穴により形成したりしてもよい。
また、本実施形態における背凭れ起立型マットレス10,20は、肘掛け部39の構成についても上記構成に限定しない。
具体的に、図11に示したように、本実施形態における肘掛け部101は、肘掛け部材102の後端から肘掛け部材を支持する支持フレーム103を構成している。上記支持フレーム103は、上記肘掛け部材102の後端から頭部方向へ基台16に対して水平に突き出した後、回動自在に屈曲させた回動部103aを形成し、常に背凭れフレーム21と略平行を保つよう基台16に枢着している。
本実施形態係る肘掛け部101のように構成すれば、肘掛け部材102における芯材104の下側には、支持フレームを配することがないため、指詰め防止の観点から上述したように肘掛け部材102の芯材105に対して下部側の厚みを厚く構成しても、背凭れ部の起伏動作の際に支持フレーム103が干渉することがないため、支持フレーム103の描く軌道空間を考慮して予め、該軌道空間における柔軟性部材66を除去して肘掛け部材102を構成する必要がない。
よって、肘掛け部材102の芯材105に対して下部側の略全体に厚みを有して柔軟性部材66を配することができるため、指詰めに対してより安全性を確保することができる。
ちなみに、基台16は、上述したように構成した支持フレーム103と干渉しないよう、且つ、強度を確保するよう、基台16を構成するフレーム構造を適宜、上述と変更して構成してもよい。
さらに、他の肘掛け部81に係る実施形態について説明する。すなわち、本実施形態における肘掛け部81は、上述したように肘掛け支持フレームを具備せず、背凭れ部83の起伏動作にのみ連動して肘掛け部材82が背凭れ部83に対して起伏するよう構成してもよい。
具体的には、図12に示したように、臀部支持部85における背凭れ部83を枢着している部位において、回動軸86を回動自在に臀部支持部85側に枢着している。上記回動軸86は、背凭れ部83が起伏するに伴って回動する際の回動中心となるよう構成するとともに、突起部87を介して背凭れ部83と一体に取り付いて構成している。
さらに、上記回動軸86には、第1歯車88が同一軸心上になるよう一体に取り付けられ、上記第1歯車88と噛みあうように第2歯車89が配している。該第2歯車89と一体に取り付いている第2回動軸91は、臀部支持部85側において、回動自在に両端を軸受けによって枢支されている。また、上記第2回動軸91における上記第2歯車89と隣接する部位に第1タイミングプーリ92が一体に取り付けられている。一方、背凭れ部83における、肘掛け部材81の取り付け部においては、肘掛け支持軸91を回動自在に枢支し、左右側方から突設させた端部側を肘掛け部財81に一体に取り付けている。
他方の端部には、第2タイミングプーリ93を取り付け、タイミングプーリ92,93どうしが互いに対向するよう形成している。上記タイミングプーリ92,93間には、タイミングベルト94を張架可能な空間95を内部に形成し、該タイミングプーリ92,93間にタイミングベルト94を張架している。
ちなみに、上記第1歯車と第2歯車のギア比、及び、第1タイミングプーリ92と第2タイミングプーリ93のプーリ比は、1:1になるよう形成している。
上記構成により、背凭れ部83の起立角度分だけ、本実施形態に係る肘掛け部81は、背凭れ部83に対して起立させることができるため(図12中のα参照)、背凭れ部83の起立角度に関わらず常に略水平に保つことができる。
また、他の実施形態として上述した腰当部材は、剛体に形成したものに限定せず、例えば、腰当部材100には、バイブレーション機能(振動発生装置)を具備する、或いは、もみ玉111aなど所望のマッサージ機能を具備して構成してもよい。或いはこれらマッサージ器111を、腰当て部材100に対して着脱可能に構成してもよい。
上記構成により、図13に示したように、使用者Aが自身の背部を背凭れ部17に倒伏させた状態で、背凭れ部17を起立させると、使用者の背部は、より背凭れ部に密着させた状態とすることができる。このような状態で、背凭れ部17が基台16に対して起立するに従って、上記マッサージ器111を具備した腰当て部材100が使用者Aの背部側へ***してくるため、単に、マッサージ器111を当てる場合と比較して、密着度が向上する分、より効果的なマッサージ効果を得ることができる。
ちなみに、上記マッサージ器を具備した腰当部材110、或いは、その他の上述した全ての腰当部材38は、背凭れ部17における、背部(腰部)に対応する部位に限らず、首筋、頭部、肩部に対応する部位に退避させておき、該部位に対して***させる、或いは、マッサージが可能に構成しても、勿論、構わない。
また、上述の実施形態と、この発明の構成との対応において、この実施形態の背凭れ起立型マットレス10,20は、この発明の背凭れ起立型寝台に対応し、同様に、
腰当部材38,110は、背当部材に対応し、
連結リンク44、及び、連結部材71は、連動リンクに対応し、
レバー43は、揺動レバー部材に対応し、
背凭れ部17は、背凭れ部材に対応し、
付勢ばね45は、付勢手段に対応し、
芯材支持フレーム65,103は、肘掛け支持フレームに対応するも、この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、上述したように多くの実施の形態を得ることができる。
背凭れ起立型マットレスの背凭れ部を倒伏した状態を示す外観図。 背凭れ起立型マットレスの背凭れ部を起立した状態を示す外観図。 基台の外観図。 背凭れフレーム、及び、腰当部材の平面図(a)、図5(a)におけるA―A断面図(b)、図5(a)におけるB―B断面図(c)。 基台の平面図(a)、図5(a)におけるB―B断面図(b)、図5(a)におけるC―C断面図(c)。 背凭れフレームを起立させた状態を示す図5(a)におけるB―B断面図。 背凭れフレームを起立させる状態を示す図6(a)におけるB―B断面図(a)、凭れフレームを起立させた状態を示す図6(a)におけるB―B断面図(b)。 図5(a)におけるC―C断面図図5(a)、図8(a)におけるC―C断面図(b)。 他の実施形態に係る背凭れ起立型マットレスの腰部を示す外観図。 他の実施形態に係る背凭れ起立型マットレスの腰部を示す説明図。 他の実施形態に係る背凭れ起立型マットレスの肘掛け部周辺を示す説明図。 さらに他の実施形態に係る背凭れ起立型マットレスの肘掛け部周辺を示す説明図。 もみ玉を有する腰当部材を具備した他の実施形態に係る背凭れ起立型マットレスの使用状態を示す説明図。
符号の説明
10,20…背凭れ起立型マットレス
19…連動手段
18…伸縮駆動部
38,110…腰当部材
41…凹状部位(退避位置)
42…連結棒
43…レバー
44…連結リンク
54…長穴
57…肘掛け部材
58…芯材
66…柔軟性部材
71…連結部材

Claims (8)

  1. 少なくとも背部を支持する背凭れ部材を基台に対して起伏自在に枢着して構成した背凭れ起立型寝台であって、
    上記背凭れ部材の長さ方向における、人の背部相当部位において、該背部相当部位における寝台表面が略平面状に保たれる退避位置に背当部材を具備し、
    背筋を伸ばすべく上記背当部材を、上記背凭れ部材の起立動作に連動して上記退避位置から***させるとともに、上記背凭れ部材の倒伏動作に連動して上記退避位置へ退避させる連動手段を具備した
    背凭れ起立型寝台。
  2. 前記連動手段には、連動リンクと揺動レバー部材とを具備し、
    上記背当部材を突き上げ可能に上記揺動レバー部材における作用点部を配した状態で該揺動レバー部材における支点部を上記背凭れ部材に揺動可能に枢着し、
    上記連動リンクの長さ方向における一端部を、上記基台における上記背凭れ部材との上記枢着部近傍に枢着し、
    上記連動リンクの長さ方向における他端部を、上記揺動レバー部材における力点部に枢着した
    請求項1に記載の背凭れ起立型寝台。
  3. 前記連動リンクにおける前記揺動レバー部材の上記力点部と連結した部位を長穴により形成し、
    上記長穴を、前記背凭れ部材が前記基台に対して略30°以下の起立角度において上記揺動レバー部材を揺動させる方向に規制しない穴形状に形成するとともに、上記背凭れ部材が上記基台に対して略30°以上の起立角度において上記揺動レバー部材の揺動を規制する穴形状に形成した
    請求項1、又は、請求項2に記載の背凭れ起立型寝台。
  4. 前記連動手段には、前記退避位置の方向へ前記背当部材を付勢する付勢手段を具備し、該付勢手段を上記背当部材と前記背凭れ部材とに連結した
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の背凭れ起立型寝台。
  5. 前記背凭れ部材を構成する背凭れフレームを、該背凭れフレームの有する部位まで前記背当部材を退避可能に構成し、
    上記背凭れフレームと上記背当部材とにおける人が倒伏する側の面を略面一致に形成した
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の背凭れ起立型寝台。
  6. 前記背凭れ部材の起立に連動して肘掛けとなる肘掛け部材を上記背凭れ部材に枢着し、
    上記肘掛け部材を下側から支持する肘掛け支持フレームにおける一方の端部を、上記基台フレームに枢着し、上記肘掛け支持フレームにおける他方の端部を上記肘掛け部材の下面に枢着して、
    上記肘掛け部材を前記背凭れ部材の起伏動作に関わらず前記基台に対して略水平を保つ構成とした
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の背凭れ起立型寝台。
  7. 前記肘掛け部材を倒伏させたとき、該肘掛け部材によって、倒伏した前記肘掛け支持フレームを隠蔽可能に形成した
    請求項6に記載の背凭れ起立型寝台。
  8. 前記肘掛け部材の下部側における、前記基台、又は/及び、倒伏させた前記背凭れ部材との少なくとも隣接部位を、指詰めを回避すべく柔軟性部材により形成した
    請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の背凭れ起立型寝台。
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