JP2006249709A - 作業車両におけるリフトアーム装置、及びそれを備える作業車両 - Google Patents

作業車両におけるリフトアーム装置、及びそれを備える作業車両 Download PDF

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Abstract

【課題】 リフトアーム上端位置でのリーチ量を大きくできるとともに、リフトアームの先端の軌跡を容易に変更可能な作業車両のリフトアーム昇降装置を提供する。
【解決手段】 スキッドステアローダ1aは、先端にバケット7が取り付けられるリフトアーム6と、一端側が前記リフトアーム6に回動自在に連結され、他端側が車両側に回動自在に連結されるコンロッド13と、それぞれの一端側が前記リフトアーム6に回動自在に連結され、他端側が車両側に回動自在に連結されたリフトシリンダ11及びカウンタシリンダ12と、を備える。リフトアーム6を下限位置から上限位置まで上昇させる場合に、リフトシリンダ11が伸張するとともに、その伸張過程においてカウンタシリンダ12はいったん縮退した後伸張するように制御される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばスキッドステアローダのような作業車両において、先端にバケット等の作業具を取り付けたリフトアームを昇降させる技術に関する。
特許文献1では、スキッド操縦積込み機(スキッドステアローダ)の構成において、単一の枢軸によってローダの枠に装着されている従来のローダブームが昇降したとき、その外側先端部が弧を描いて移動すること、その結果、上昇位置においてブーム組立体のバケットの前方への動作距離(リーチ)が短縮される傾向があること、を指摘する。
そして特許文献1では、そのような問題を解消するために、以下のような構成を開示する。先端にバケットを取り付けた主リフトアーム部が、2本のリンク(後部リフトアームリンクと固定リンク)、及び、アクチュエータを介して、車両の主枠に連結されている。上記の2本のリンク及びアクチュエータは、いずれもその一端を主リフトアーム部側に、他端を車両の主枠側に、それぞれピンを用いて結合している。特許文献1では、この構成により、主リフトアーム部の動作軌道の上方部分において、より長いリーチを得て、トラックへの荷おろしや高い位置への積み上げを容易にできるとしている。
また、特許文献2では、リフトトラックにおいて、ブームの基端を車両側のフレームに直接枢支せず、フレームに対して前後水平方向に移動し得るように設けたサポートに枢支し、一方のシリンダでブームの昇降を行う際に、他方のシリンダでフレームを変位させる構成を開示する。これによってブームの前端がほぼ垂直な軌道(an almost vertical path)に沿って移動し、積載荷重を向上させ得るとしている。2本のシリンダは何れも、一端をフレームに枢支する一方、他端をブーム又はサポートに対し枢支している。
特許第3133793号公報(段落番号0004、0009、0022、図4等、主リフトアーム部30、後部リフトアームリンク32、固定リンク66、アクチュエータ58) 米国特許第6705826号公報(FIG.5,boom 3,support 5,cylinder 7,cylinder 8)
上記特許文献1の構成は、確かにリフトアームの上昇位置でのリーチ量を大きくできるものの、リフトアームの移動軌跡に自由度がなく、一度設定した移動軌跡を変更しようとすると、リフトアーム部分の大幅な改造が必要となっていた。従って、作業車両の様々な使用態様に対応することが難しかった。
また、特許文献2の構成は、サポートを変位させるためのシリンダの駆動が、他方のシリンダによりブームが持ち上げられる量に応じて、特許文献2のFIG.6〜Fig.10に例示されているような制御により定められてしまっており、リフトアームの移動軌跡に自由度を持たせることは困難であった。
更に、特許文献2の構成は、サポートが前後水平方向に駆動するため、ブームの上方位置でのリーチ量を大きくするためにはサポートの変位量をかなり大きくしなければならず、サポートの案内手段(horizontal rod 18)やサポートの移動のためのスペースが大きくなり、コンパクトな昇降装置ひいては作業車両を提供することが困難となっていた。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
◆本発明の第1の観点によれば、以下のように構成する、作業車両におけるリフトアーム装置が提供される。先端に作業具が取り付けられるリフトアームと、一端側が前記リフトアームに回動自在に連結され、他端側が車両側に回動自在に連結されるコンロッドと、それぞれの一端側が前記リフトアームに回動自在に連結され、他端側が車両側に回動自在に連結された第1シリンダ及び第2シリンダと、を備える。
これにより、上限位置でのリフトアームのリーチ量を大きくして作業性を向上できるとともに、リフトアームの先端の移動軌跡を容易に変更できる、汎用性の高いリフトアーム装置を提供できる。
◆前記の作業車両におけるリフトアーム装置においては、前記リフトアームに対する前記2つのシリンダ及び前記コンロッドの連結箇所が、当該リフトアームの基端側から先端側に向かって、第2シリンダ、コンロッド、第1シリンダの順に位置している構成とすることができる。
◆また、前記の作業車両におけるリフトアーム装置においては、前記リフトアームに対する前記2つのシリンダ及び前記コンロッドの連結箇所が、当該リフトアームの基端側から先端側に向かって、コンロッド、第2シリンダ、第1シリンダの順に位置している構成とすることもできる。
◆本発明の第2の観点によれば、以下のように構成する、作業車両におけるリフトアーム装置が提供される。先端に作業具が取り付けられるリフトアームと、前記リフトアームに対し第1連結箇所で回動自在に連結され、他端側が車両側に連結された第1シリンダと、前記リフトアームに対し第2連結箇所で回動自在に連結され、他端側が車両側に連結された第2シリンダと、を備える。前記第1連結箇所又は第2連結箇所のうち何れか一方が、水平面に対して角度を有する直線方向に移動自在にガイドされるガイド連結箇所として構成されている。
これにより、上限位置でのリフトアームのリーチ量を大きくして作業性を向上できるとともに、リフトアームの先端の移動軌跡を容易に変更できる、汎用性の高いリフトアーム装置を提供できる。また、コンロッドなしの構成であるので、部品点数を削減できる。更には、ガイド連結箇所が水平面に対して斜めに移動するから、そのガイド機構やガイド連結箇所の移動スペースを、特に車両の前後方向においてコンパクトにできる。
◆前記の作業車両におけるリフトアーム装置においては、前記ガイド連結箇所のガイドされる方向が、その連結箇所に連結されている前記シリンダの軸線方向と一致していることが好ましい。
これにより、ガイド連結箇所の移動ストロークを大きく確保できる。
◆前記のリフトアーム装置においては、前記リフトアームが上限位置にあるときの先端位置が、前記ガイド連結箇所からそのガイドされる方向に引いた直線上にほぼ位置していることが好ましい。
これにより、リフトアームの上限位置において作業具からリフトアームの先端に加わる重量を確実に支持できる構成とできる。従って、積載荷重を大きくできる。
◆前記の作業車両におけるリフトアーム装置においては、前記ガイド連結箇所の直線方向のガイドが、そのガイド連結箇所に連結されている前記シリンダにおける可動ロッドに対するガイド作用により実現されていることが好ましい。
これにより、特別なガイド機構を設ける必要がなくなるから、構成を簡素にすることができる。
◆前記のリフトアーム装置においては、前記リフトアームが上限位置にあるときの先端位置が、前記ガイド連結箇所から、そのガイド連結箇所に連結されている前記シリンダの軸線方向に引いた直線上にほぼ位置していることが好ましい。
これにより、リフトアームの上限位置において作業具からリフトアームの先端に加わる重量を、シリンダで確実に支持できる構成とできる。従って、積載荷重を大きくできる。
◆前記の作業車両におけるリフトアーム装置においては、前記リフトアームを下限位置から上限位置まで上昇させる場合に、前記第1シリンダが伸張するとともに、その伸張過程において前記第2シリンダはいったん縮退した後伸張することが好ましい。
これにより、ほぼ垂直直線に近いリフトアーム先端の軌跡を実現することができる。この結果、作業性を向上できるとともに、積載荷重を大きくすることができる。
◆前記の作業車両におけるリフトアーム装置においては、前記第2シリンダの縮退は、前記第1シリンダの伸張の前半期に行われることが好ましい。
これにより、荷役上昇過程の特に前半期において、リフトアーム先端の軌跡をほぼ直線状にすることができる。
◆前記の作業車両におけるリフトアーム装置においては、前記リフトアームの昇降の際の前記第1シリンダの伸張又は縮退に応じた前記第2シリンダの伸縮を変更することで、前記リフトアームの先端の描く軌跡を変更可能に構成されていることが好ましい。
これにより、リフトアームの先端の移動軌跡を、大掛かりな改造を必要とせず、容易に変更することができる。従って、様々な作業を行う場合でも作業性を良好にできる。
◆前記の作業車両におけるリフトアーム装置においては、前記リフトアームの先端の描く軌跡は、オペレータの操作によって変更可能に構成されていることが好ましい。
これにより、オペレータの操作により、極めて容易にリフトアームの先端の移動軌跡を変更できる。
◆本発明の第3の観点によれば、上記のリフトアーム装置を備える作業車両が提供される。
◆また、本発明の第4の観点によれば、上記の作業車両としてのスキッドステアローダが提供される。
◆本発明の第5の観点によれば、先端に作業具が取り付けられるリフトアームを備える作業車両における、以下のような当該リフトアームの昇降方法が提供される。当該作業車両は、一端側が前記リフトアームに回動自在に連結され、他端側が車両側に回動自在に連結されるコンロッドと、それぞれの一端側が前記リフトアームに回動自在に連結され、他端側が車両側に回動自在に連結された第1シリンダ及び第2シリンダと、を備えるものとする。前記リフトアームを下限位置から上限位置まで上昇させる場合に、前記第1シリンダが伸張するとともに、その伸張過程において前記第2シリンダはいったん縮退した後伸張する。
これにより、ほぼ垂直直線に近いリフトアーム先端の軌跡を実現することができる。この結果、作業性を向上できるとともに、積載荷重を大きくすることができる。
◆本発明の第6の観点によれば、先端に作業具が取り付けられるリフトアームを備える作業車両における、以下のような当該リフトアームの昇降方法が提供される。当該作業車両は、前記リフトアームに対し第1連結箇所で回動自在に連結され、他端側が車両側に連結された第1シリンダと、前記リフトアームに対し第2連結箇所で回動自在に連結され、他端側が車両側に連結された第2シリンダと、を備えるものとする。前記第1連結箇所又は第2連結箇所のうち何れか一方が、水平面に対して角度を有する直線方向に移動自在にガイドされている。前記リフトアームを下限位置から上限位置まで上昇させる場合に、前記第1シリンダが伸張するとともに、その伸張過程において前記第2シリンダはいったん縮退した後伸張する。
これにより、ほぼ垂直直線に近いリフトアーム先端の軌跡を実現することができる。この結果、作業性を向上できるとともに、積載荷重を大きくすることができる。
◆前記の作業車両におけるリフトアームの昇降方法においては、前記第2シリンダの縮退は、前記第1シリンダの伸張の前半期に行われることが好ましい。
これにより、荷役上昇過程の特に前半期において、リフトアーム先端の軌跡をほぼ直線状にすることができる。
◆前記の作業車両におけるリフトアームの昇降方法においては、前記リフトアームの昇降の際の前記第1シリンダの伸張又は縮退に応じた前記第2シリンダの伸縮を変更することで、前記リフトアームの先端の描く軌跡を変更することが可能であることが好ましい。
これにより、リフトアームの先端の移動軌跡を、大掛かりな改造を必要とせず、容易に変更することができる。従って、様々な作業を行う場合でも作業性を良好にできる。
次に、発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の第1実施形態に係るスキッドステアローダの全体側面図である。
〔第1実施形態〕
図1において、スキッドステアローダ(作業車両)1aは、フレーム状の基体2に前輪3及び後輪4を懸架するとともに、基体2に備えられた図示しないエンジン等の駆動手段により、前輪3及び後輪4を駆動できるようになっている。上記の基体2には、オペレータの運転座席を収容するキャビン5が固設されるとともに、図略のカウンタウェイトや、車両駆動用のエンジン等を設置している。また、このスキッドステアローダ1aはリフトアーム6を備え、その先端にはバケット(作業具)7がピン31を介して回動自在に備えられている。また、リフトアーム6の先端側には、前記バケット7を回動させるためのバケットシリンダ8が設置されている。
上記リフトアーム6は、以下に説明する昇降装置10の構成によって、上下に昇降自在とされる。なお、図1は、リフトアーム6を下限位置まで下降させた状態を示している。
スキッドステアローダ1aの基体2の後方寄りの部位には、コンロッド13の前端が、ピン21を介して回動自在に連結されている。更に、このピン21より若干手前寄りの位置には、リフトシリンダ(第1シリンダ)11のシリンダ部側が、ピン22を介して回動自在に連結されている。コンロッド13の後端は、前記リフトアーム6の基端に固設された部材であるカウンタアーム9に、ピン23を介して回動自在に連結される。また、リフトシリンダ11の可動ロッド側の先端は、前記リフトアーム6の中途部に、ピン24を介して回動自在に連結される。
更に、コンロッド13を枢結する前記ピン21より更に後方位置においては、カウンタシリンダ(第2シリンダ)12のシリンダ部側が、ピン25を介して回動自在に連結される。カウンタシリンダ12の可動ロッド側の先端は、前記リフトアーム6の前記カウンタアーム9に対し、ピン26を介して回動自在に連結される。
なお、図1に示すリフトアーム6、リフトシリンダ11、カウンタシリンダ12、コンロッド13等は、キャビン5の両脇に左右一対で設けられている。前記リフトシリンダ11及びカウンタシリンダ12は、流体圧シリンダ(具体的には油圧シリンダ)とされ、図示しない油圧供給手段(例えば、車両エンジンに連結されたオイルポンプ)に対し、図略の制御バルブ(例えば電磁弁)を介して接続されている。この制御バルブは、図略の制御手段、例えばマイクロコンピュータ式のコントローラによって開閉制御される。
本実施形態では、リフトシリンダ11、カウンタシリンダ12、コンロッド13が、リフトアーム6の昇降装置の主要な部分を構成している。また本実施形態では、リフトアーム6に対する2つのシリンダ11・12及びコンロッド13の連結箇所が、当該リフトアーム6の基端側から先端側に向かって、カウンタシリンダ12(ピン26)、コンロッド13(ピン23)、リフトシリンダ11(ピン24)の順に位置している。
以下、この昇降装置による荷役上昇時の動作について説明する。リフトアーム6を下ろした図1の状態では、リフトシリンダ11のシリンダロッドは十分に縮退されている一方、カウンタシリンダ12は適宜の量だけシリンダロッドを伸張させている。リフトシリンダ11はピン22からみて車両前方側へほぼ水平に向けられており、カウンタシリンダ12はピン25からみてやや車両後方へ倒れた斜めの姿勢となっている。また、コンロッド13は、ピン21からみて車両後方側へほぼ水平に向けられている。
この状態で、キャビン5の運転座席に着座するオペレータが図略の荷役操作手段(例えば、レバーやペダル等)を操作すると、リフトシリンダ11に圧油が供給されて伸張し、リフトアーム6が上昇する。
この上昇の初期段階(図1→図2)では、カウンタシリンダ12はリフトシリンダ11の伸張と同時に縮退するよう、前記のコントローラによって制御される。このカウンタシリンダ12の縮退により、リフトアーム6基端のカウンタアーム9の後端が前下方へ引き下ろされるような形となり、図1と図2を比べると判るとおり、カウンタアーム9は図における時計まわり方向へ回動する。この結果、リフトアーム6及びその先端のバケット7は、上昇時に車両後方側へ若干引き込まれることになる。これにより、上昇の前半期におけるリフトアーム6の先端部の軌跡が、前方にあまり膨出しないようにでき、リフトアーム6の先端軌跡を垂直直線状に近いものとすることができる。
そして、バケット7が前記ピン21の高さ程度まで上昇した後は、図3に示すように、カウンタシリンダ12は今度は、リフトシリンダ11の伸張に応じて伸張する(図3→図4→図5→図6)。この結果、図4→図5→図6と、コンロッド13が倒伏姿勢から車両前方側へ回動して起立し、それに伴って、リフトアーム6のカウンタアーム9の位置も、前上方へ移動する。この結果、リフトアーム6及びその先端のバケット7が、前方へ若干押し出されつつ上昇することになる。こうして最終的には、リフトアーム6は図6に示す上限位置に至る。
以上のように、本実施形態のスキッドステアローダ1aでは、荷役上昇時におけるリフトシリンダ11の伸張過程の初期段階においてはカウンタシリンダ12がいったん縮退する一方、中期〜後期において伸張する。このように2つのシリンダ11・12を同時に制御することで、荷役上昇の当初段階ではリフトアーム6の先端が後方へ引き込まれ、後半段階では逆に前方へ押し出される。この結果、バケット7が取り付けられるリフトアーム6の先端部(ピン31)の軌跡Pは、図1に鎖線で示すような、垂直な直線に近い緩やかなS字カーブを描くことになる。なお、荷役下降時の動作については、前述の荷役上昇時の動作の逆を行えば良い。
このような構成とすることで、単なる円弧軌跡を描いて荷役上昇/下降を行う場合に比べ、リフトアーム6の上昇位置でのリーチ量を大きくすることができ、荷役作業性を向上させ得るとともに、最大積載荷重を大きくすることができる。
また、前述の特許文献1の構成に比較しても、リフトシリンダ11の伸張動作に対応してカウンタシリンダ12の伸縮制御をどのように行うかを変更することで、リフトアーム6の先端部の軌跡Pを変更することができ、ユーザの好みや作業の目的等の事情に応じて適切な移動軌跡を実現することもできる。例えば、中上段位置でのリーチ量が大きい図1のP’のような軌跡に変更すれば、リフト上限位置のような高い場所への積み降ろしはさほど行わず、中上段程度の位置への積み降ろしを頻繁に行う用途に便宜である。
このような軌跡の変更が、リフトアーム6の昇降装置を改造することなく、両シリンダ11・12の伸縮量の制御関係を異ならせるだけで簡単に行えることから、例えばオペレータの好みや作業の内容に応じて作業のし易い軌跡で荷役作業を行うことができ、便利である。なお、これらの複数の軌跡は、予めコントローラの適宜の記憶手段に例えばプリセットの形で記憶させておき、オペレータがキャビン5内の運転座席に配設された軌跡選択手段(ボタンやスイッチなど)を操作することで複数の中から好みの軌跡を選択すると、その軌跡に従って、コントローラがカウンタシリンダ12の伸縮量を決定して制御することとすれば良い。あるいは、各シリンダ11・12の伸縮度合いのパラメータを例えば数値で直接指定して、リフトアーム6の先端の軌跡をきめ細かくカスタマイズできるようにしても良い。
〔第2実施形態〕
図7は第2実施形態のスキッドステアローダの側面図であり、この第2実施形態のスキッドステアローダ1bの基体2には、第1実施形態と同様に、リフトアーム6を昇降可能に備えた構成になっている。このリフトアーム6の先端にはピン31を介してバケット7を回動可能に設けている。
リフトアーム6は、2つのシリンダ11・12及びコンロッド13を介して、基体2に連結されている。リフトシリンダ11の一端は、リフトアーム6に対し、ピン24を介して回動自在に連結されている。リフトシリンダ11の他端は、基体2の後部下側部分に対し、ピン22を介して回動自在に連結されている。更に、カウンタシリンダ12の一端がリフトアーム6に対し回動自在にピン26を介して連結されるとともに、他端は基体2に対しピン25を介して回動自在に連結される。コンロッドは、その上端側がリフトアーム6の基端にピン23を介して回動自在に連結されるとともに、下端は基体2に対してピン21を介して回動自在に連結される。
ただし、本実施形態では前記第1実施形態とは異なり、コンロッド13が車両の後端側に配置されている。言い換えれば、リフトアーム6に対する2つのシリンダ11・12及びコンロッド13の連結箇所が、当該リフトアーム6の基端側から先端側に向かって、コンロッド13(ピン23)、カウンタシリンダ12(ピン26)、リフトシリンダ11(ピン24)の順に位置している。
この構成で、図7の実線で示すリフトアーム6の下限位置では、リフトシリンダ11はピン22からみて斜め前上方へ向けられており、カウンタシリンダ12はピン25からみてほぼ水平前方へ向けられている。更に、コンロッド13はピン21からみて、垂直からやや後傾した姿勢とされている。
この図7の状態からリフトアーム6を荷役上昇させる際は、リフトシリンダ11を伸張させるとともに、そのリフトシリンダ11の伸張過程の初期においてカウンタシリンダ12は若干量だけいったん縮退させ、その後伸張させる。すると、荷役上昇の当初はカウンタシリンダ12の縮退によりコンロッド13が車両後方へ倒れるように回動し、リフトアーム6の先端が後方へ引き込まれる一方、荷役上昇の後半期はカウンタシリンダ12が伸張するので、リフトアーム6の先端は前方へ押し出される。よって、リフトアーム6の先端(バケット7が取り付けられている部分)の軌跡は、例えば図7の鎖線Pに示すように、ほぼ直線に近い垂直な円弧軌跡を描くことになる。この結果、リフトアームの上限位置でのリーチ量を大きく確保でき、作業性を向上することができる。
なお、この第2実施形態においても第1実施形態と同様に、両シリンダ11・12の伸縮量の制御関係を異ならせることで、リフトアーム6の先端の軌跡Pを変更することができることはいうまでもない。
〔第3実施形態〕
図8は第3実施形態のスキッドステアローダの側面図であり、この第2実施形態のスキッドステアローダ1cでは、前記の第1実施形態では設けられていたコンロッド13が省略されるとともに、カウンタシリンダ12の基体2に対する連結態様が変更されている。具体的にいえば、カウンタシリンダ12のシリンダ部は、車両側(基体2)に対し、ボルト等の固定手段29を介して移動不能に固定されている。なお、このカウンタシリンダ12の軸線cは、水平面に対して角度を有するように、前上方へ傾けられている。従って、カウンタシリンダ12の可動ロッドは、シリンダ自体のガイド作用によって、その移動方向が前記の軸線c方向に拘束(案内)される。
リフトシリンダ11は前述の第1実施形態と同様に、一端側はリフトアーム6の中途部に対しピン24を介して回動自在に連結され、他端側は車両側の基体2に対してピン22を介して回動自在に連結されている。また、カウンタシリンダ12のシリンダロッド側の端部は、リフトアーム6の基端部に対してピン26を介して回動自在に連結されている。本実施形態では、ピン24の位置が第1連結箇所に、ピン26の位置が第2連結箇所に、それぞれ相当する。
そして本実施形態では、カウンタシリンダ12をリフトアーム6に回動自在に連結しているピン26の箇所(第2連結箇所)が、前記カウンタシリンダ12の軸方向のガイド作用により、そのカウンタシリンダ12の軸線方向cに移動自在にガイドされている。即ち、本実施形態では第2連結箇所(前記ピン26の箇所)が、ガイド連結箇所に相当する。
この構成で、図8の実線で示すリフトアーム6の下限位置では、リフトシリンダ11はピン22からみて前方へほぼ水平に向けられており、カウンタシリンダ12は若干伸張した状態とされている。この図8の状態からリフトアーム6を荷役上昇させる際は、リフトシリンダ11を伸張させるとともに、その初期においてカウンタシリンダ12を若干量だけいったん縮退させ、その後伸張させる。すると、荷役上昇の当初はカウンタシリンダ12の縮退によりリフトアーム6の先端が後方へ引き込まれる一方、荷役上昇の後半期はカウンタシリンダ12が伸張するので、リフトアーム6の先端は前方へ押し出される。よって、リフトアーム6の先端の軌跡は、例えば図8の鎖線P1に示すように、ほぼ直線に近い垂直な軌跡を描くことになる。この結果、リフトアーム6の上限位置(鎖線)でのリーチ量を大きく確保でき、作業性を向上することができる。なお、この第3実施形態においても、両シリンダ11・12の伸縮量の制御関係を異ならせることで、リフトアーム6の先端の軌跡P1を例えばP2やP3へ変更することができる。
この第3実施形態の構成は、第1実施形態や第2実施形態に比べて、コンロッドを省略できているので、構造の簡素化が一層図られている。また、第2連結箇所としてのピン26が、水平面に対して角度を有する斜め方向(軸線c方向)に移動自在にガイドされる構成であるので、そのガイド手段(本実施形態では、カウンタシリンダ12)や、ピン26の移動を確保するためのスペースを、特に前後方向にコンパクトにできる。従って、昇降装置10ひいてはスキッドステアローダ1c全体のコンパクト化を図ることができる。更には、前記ピン26(第2連結箇所)の直線方向のガイドが、その連結箇所に連結されているカウンタシリンダ12の可動ロッドに対するガイド作用により実現される構成であるので、ピン26を案内するためのレール等の特別な部材を不要とできるから、構成を簡素にでき、製造コストを低減できる。
また、前記ピン26のガイドされる方向が、カウンタシリンダ12の軸線方向と一致している。従って、カウンタシリンダ12の伸縮ストロークを有効に利用してガイド連結箇所の移動ストロークを大きく確保でき、リフトアーム6先端の軌跡の変更の自由度を一層増大させることができる。
更には、図8の側面視において、前記ピン26から当該ピン26のガイドされる方向(カウンタシリンダ12の軸線方向)cに沿って仮想線を引くと、前記リフトアーム6が上限位置にあるときのその先端が、当該仮想線上にほぼ位置している。このようにピン26のガイド向き(カウンタシリンダ12の軸線cの向き)を定めることで、上限位置においてバケット7からリフトアーム6に加わる重量をカウンタシリンダ12で確実に受けることができる構成となるから、最大積載荷重を一層向上できる。
以上に本発明の好適な複数の実施形態を示したが、上記の実施形態は例えば以下のように変更することもできる。
(1)作業具としては、バケット7に限らず、例えばフォーク等を採用することができる。また、作業具は、リフトアーム6の先端に着脱可能に取り付けられていても良い。
(2)第1実施形態や第2実施形態(図1、図7)に示す2つのシリンダ11・12やコンロッド13の向きや配設位置は、実現したいリフトアーム6先端の軌跡やリフト量等に応じて、適宜変更することができる。第3実施形態(図8)も同様に、2つのシリンダ11・12の向きや配設位置を適宜変更することができる。
(3)図8の第3実施形態において、ピン26のガイドを実現する方法としては、カウンタシリンダ12そのものによるガイド作用に限らず、例えばレールやロッドの部材を基体2側へ設けて、ピン26を水平面と角度を有する斜め方向へ移動自在にガイドすることとしても良い。
(4)また、図8の第3実施形態ではカウンタシリンダ12側を基体2へ移動不能に固定しているが、その代わりに、リフトシリンダ11側を基体へ移動不能に固定しても良い。この場合、図8のリフトシリンダ11の向きをほぼ垂直な向き(縦向き)に変更すると良い。また、カウンタシリンダ12側は、例えば図1に示すように、シリンダ部側・シリンダロッド側の端部の両方を基体2及びリフトアーム6へ連結するものとする。このように変更した場合でも、両シリンダ11・12の伸縮量の関係を適宜制御することで、リフトアーム6の先端の様々な軌跡を実現することができる。
(5)シリンダ11・12やコンロッド13の基体2やリフトアーム6への連結方法としては、回動自在に設けられるものであれば十分であり、ピンを用いる方法に限定されない。また、リフトアーム6や2つのシリンダ11・12、コンロッド13等は車両の左右一対に設けられることに限らず、例えば二対以上設けられても良い。
(6)本発明は、上記のようなスキッドステアローダに適用されることが好適であるが、それに限るものでなく、そのほかの作業車両一般に適用することは妨げられない。
本発明の第1実施形態に係るスキッドステアローダの全体側面図。なお、リフトアームが下限位置にある状態を示している。 荷役上昇の初期において、リフトシリンダを伸張させるとともに、カウンタシリンダを縮退させる様子を示す側面図。 バケットが中段の高さまで上昇した状態を示す側面図。 リフトシリンダ及びカウンタシリンダをともに伸張させ、リフトアームを上昇させた状態を示す側面図。 リフトシリンダを更に上昇させた状態を示す側面図。 リフトアームが上限位置に至った状態を示す側面図。 第2実施形態に係るスキッドステアローダの全体側面図。 第3実施形態に係るスキッドステアローダの全体側面図。
符号の説明
1a,1b,1c スキッドステアローダ
2 基体
6 リフトアーム
7 バケット(作業具)
10 昇降装置
11 リフトシリンダ(第1シリンダ)
12 カウンタシリンダ(第2シリンダ)
13 コンロッド

Claims (18)

  1. 先端に作業具が取り付けられるリフトアームと、
    一端側が前記リフトアームに回動自在に連結され、他端側が車両側に回動自在に連結されるコンロッドと、
    それぞれの一端側が前記リフトアームに回動自在に連結され、他端側が車両側に回動自在に連結された第1シリンダ及び第2シリンダと、
    を備える、作業車両におけるリフトアーム装置。
  2. 請求項1に記載の作業車両におけるリフトアーム装置であって、
    前記リフトアームに対する前記2つのシリンダ及び前記コンロッドの連結箇所が、当該リフトアームの基端側から先端側に向かって、第2シリンダ、コンロッド、第1シリンダの順に位置していることを特徴とする、作業車両におけるリフトアーム装置。
  3. 請求項1に記載の作業車両におけるリフトアーム装置であって、
    前記リフトアームに対する前記2つのシリンダ及び前記コンロッドの連結箇所が、当該リフトアームの基端側から先端側に向かって、コンロッド、第2シリンダ、第1シリンダの順に位置していることを特徴とする、作業車両におけるリフトアーム装置。
  4. 先端に作業具が取り付けられるリフトアームと、
    前記リフトアームに対し第1連結箇所で回動自在に連結され、他端側が車両側に連結された第1シリンダと、
    前記リフトアームに対し第2連結箇所で回動自在に連結され、他端側が車両側に連結された第2シリンダと、
    を備え、
    前記第1連結箇所又は第2連結箇所のうち何れか一方が、水平面に対して角度を有する直線方向に移動自在にガイドされるガイド連結箇所として構成されていることを特徴とする、作業車両におけるリフトアーム装置。
  5. 請求項4に記載の作業車両におけるリフトアーム装置であって、
    前記ガイド連結箇所のガイドされる方向が、その連結箇所に連結されている前記シリンダの軸線方向と一致していることを特徴とする、作業車両におけるリフトアーム装置。
  6. 請求項5に記載の作業車両におけるリフトアーム装置であって、
    前記リフトアームが上限位置にあるときの先端位置が、前記ガイド連結箇所からそのガイドされる方向に引いた直線上にほぼ位置していることを特徴とする、リフトアーム装置。
  7. 請求項5に記載の作業車両におけるリフトアーム装置であって、
    前記ガイド連結箇所の直線方向のガイドが、そのガイド連結箇所に連結されている前記シリンダにおける可動ロッドに対するガイド作用により実現されていることを特徴とする、作業車両におけるリフトアーム装置。
  8. 請求項7に記載の作業車両におけるリフトアーム装置であって、
    前記リフトアームが上限位置にあるときの先端位置が、前記ガイド連結箇所から、そのガイド連結箇所に連結されている前記シリンダの軸線方向に引いた直線上にほぼ位置していることを特徴とする、リフトアーム装置。
  9. 請求項1から請求項8までの何れか一項に記載の作業車両におけるリフトアーム装置であって、
    前記リフトアームを下限位置から上限位置まで上昇させる場合に、前記第1シリンダが伸張するとともに、その伸張過程において前記第2シリンダはいったん縮退した後伸張することを特徴とする、作業車両におけるリフトアーム装置。
  10. 請求項9に記載の作業車両におけるリフトアーム装置であって、
    前記第2シリンダの縮退は、前記第1シリンダの伸張の前半期に行われることを特徴とする、作業車両におけるリフトアーム装置。
  11. 請求項1から請求項10までの何れか一項に記載の作業車両におけるリフトアーム装置であって、
    前記リフトアームの昇降の際の前記第1シリンダの伸張又は縮退に応じた前記第2シリンダの伸縮を変更することで、前記リフトアームの先端の描く軌跡を変更可能に構成されていることを特徴とする、作業車両におけるリフトアーム装置。
  12. 請求項11に記載の作業車両におけるリフトアーム装置であって、
    前記リフトアームの先端の描く軌跡は、オペレータの操作によって変更可能に構成されていることを特徴とする、作業車両におけるリフトアーム装置。
  13. 請求項1から請求項12までの何れか一項に記載のリフトアーム装置を備える作業車両。
  14. 請求項13に記載の作業車両としてのスキッドステアローダ。
  15. 先端に作業具が取り付けられるリフトアームを備える作業車両における当該リフトアームの昇降方法であって、
    当該作業車両は、
    一端側が前記リフトアームに回動自在に連結され、他端側が車両側に回動自在に連結されるコンロッドと、
    それぞれの一端側が前記リフトアームに回動自在に連結され、他端側が車両側に回動自在に連結された第1シリンダ及び第2シリンダと、
    を備えるものとし、
    前記リフトアームを下限位置から上限位置まで上昇させる場合に、前記第1シリンダが伸張するとともに、その伸張過程において前記第2シリンダはいったん縮退した後伸張することを特徴とする、作業車両におけるリフトアームの昇降方法。
  16. 先端に作業具が取り付けられるリフトアームを備える作業車両における当該リフトアームの昇降方法であって、
    当該作業車両は、
    前記リフトアームに対し第1連結箇所で回動自在に連結され、他端側が車両側に連結された第1シリンダと、
    前記リフトアームに対し第2連結箇所で回動自在に連結され、他端側が車両側に連結された第2シリンダと、
    を備えるものとし、
    前記第1連結箇所又は第2連結箇所のうち何れか一方が、水平面に対して角度を有する直線方向に移動自在にガイドされており、
    前記リフトアームを下限位置から上限位置まで上昇させる場合に、前記第1シリンダが伸張するとともに、その伸張過程において前記第2シリンダはいったん縮退した後伸張することを特徴とする、作業車両におけるリフトアームの昇降方法。
  17. 請求項15又は請求項16に記載の作業車両におけるリフトアームの昇降方法であって、
    前記第2シリンダの縮退は、前記第1シリンダの伸張の前半期に行われることを特徴とする、作業車両におけるリフトアームの昇降方法。
  18. 請求項15から請求項17までの何れか一項に記載の作業車両におけるリフトアームの昇降方法であって、
    前記リフトアームの昇降の際の前記第1シリンダの伸張又は縮退に応じた前記第2シリンダの伸縮を変更することで、前記リフトアームの先端の描く軌跡を変更することが可能であることを特徴とする、作業車両におけるリフトアームの昇降方法。
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