JP2006243048A - 液体画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】像担持体の下方に配置される少なくとも露光手段や帯電手段のうち、少なくともいずれか一方の手段が、像担持体から滴れた液体現像剤によって、汚染されることがない液体画像形成装置を提供する。
【解決手段】
液体画像形成装置において、非現像時に、感光体ドラム51から滴れる液体現像剤に汚染されないように、LPH53を、現像時の位置から、退避位置に移動する退避機構T1を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ装置、プリンタ等に採用される液体画像形成装置に関する。
カラー画像を形成するタンデム型の液体画像形成装置は、カラー種毎に、図6(a)に示すように、感光体ドラム200、主帯電装置300、露光装置400、液体現像装置500、クリーニング装置600、除電ランプ700等を各々1式備えている。
この液体画像形成装置では、カラー種毎に、感光体ドラム200上に形成された静電潜像を、絶縁キャリア液中にトナーを分散した液体現像剤により、現像する。すなわち、感光体ドラム200は、液体現像装置500の現像ローラ510から液体現像剤が供給されるようにされており、供給された液体現像剤により、感光体ドラム200上の静電潜像が現像される。又、液体現像装置500上の現像されて可視化されたトナー像は、カラー種毎に各々が、感光体ドラム200の上方に位置する中間転写ベルト800に、互いに一致するように転写像として1次転写される。1次転写された転写像は、さらに、中間転写ベルト800から、記録用紙等の図示しない記録媒体に2次転写される。
なお、従来から、液体画像形成装置では、感光体ドラムから滴れる液体現像剤によって感光体ドラムの下方にあるものや装置の汚染を防止するための技術として、特許文献1、特許文献2が知られている。特許文献1では、液体画像形成装置から漏れ出た液体現像剤の下方に位置する記録用紙の汚染を防止するために液体画像形成装置全体を、用紙収納ユニットを液体画像形成装置の上方に配置した構造とされている。特許文献2では、ワンドラム方式の液体画像形成装置において、現像後に、感光体ドラムから滴れる液体現像剤の汚染防止のために、カラー種毎に設けられた複数の現像ユニットを感光体ドラムの直下方位置から、汚染されない位置に退避する構成とされている。
特開平7−273801号公報 特開平11−338262号公報
ところで、上記タンデム型の液体画像形成においては、感光体ドラム200上に形成された静電潜像の液層を現像するために、基本設計値として感光体ドラムと現像ローラの回転線速差を等速若しくは感光体ドラムの回転線速を現像ローラ510の回転線速より速くしている。しかし、実際には、現像ローラ510の外形寸法公差のばらつきや、現像ローラ510に駆動トルクを伝達するギヤにはバックラッシがあるため、感光体ドラム200と現像ローラの回転にタイムラグが生じて回転線速の相対関係が逆転する場合がある。
この場合、感光体ドラム200と現像ローラ510のニップ部に回転線速差(感光体ドラム200の回転線速<現像ローラ510の回転線速)が生じ、ニップ部の上流側に液体現像剤の溜まりaが発生する(図6(b)参照)。
ニップ部の上流側に発生した液体現像剤の溜まりは、感光体ドラム200が停止した時、感光体ドラム200を伝って感光体ドラム200の下部に移動していき、時間の経過によってその溜まった液体現像剤が次第に滴れていく。この結果、感光体ドラム200の下方に位置する主帯電装置300や、あるいは、露光装置400が液体現像剤に汚染されてしまう問題が発生する。
なお、特許文献1は、用紙収納ユニットを液体画像形成装置の上方に配置したものであり、液体画像形成装置の感光体ドラムの下方に配置される主帯電装置や、露光装置を、感光体ドラムから滴れる液体現像剤の汚染から防止するための構成は開示されていない。又、特許文献2はワンドラム方式のものであって、帯電装置や、露光装置は、感光体ドラムの下方ではなく、側方に配置されており、帯電装置や露光装置の汚染の問題は生じない構成である。
本発明の目的は、像担持体の下方に配置される少なくとも露光手段や帯電手段のうち、少なくともいずれか一方の手段が、像担持体から滴れた液体現像剤によって、汚染されることがない液体画像形成装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、像担持体と、像担持体を均一帯電させる帯電手段と、前記帯電された像担持体に対して露光し、静電潜像を形成する露光手段と、前記像担持体の上方に配置され、前記静電潜像が液体現像剤により、現像された像担持体上のトナー像を転写する転写手段とを備え、前記露光手段と、帯電手段のうち、少なくとも一方の手段が、前記像担持体の下方に配置された液体画像形成装置において、非現像時に、前記下方に配置された少なくとも一方の手段を、現像時の位置から、退避位置に移動する退避機構を設けたことを特徴とする液体画像形成装置を要旨とするものである。
請求項2の発明は、請求項1において、前記少なくとも一方の手段は、露光手段であることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1において、前記少なくとも一方の手段は、帯電手段であることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1において、非現像時に、前記像担持体から滴れる液体現像剤に汚染されないように、露光手段を、第1の現像時の位置から、第1退避位置に移動する第1退避機構と、非現像時に、前記像担持体から滴れる液体現像剤に汚染されないように、帯電手段を、第2の現像時の位置から、第2退避位置に移動する第2退避機構を設けたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、非現像時に、退避機構により、像担持体から滴れる液体現像剤に汚染されないように、露光手段と、帯電手段のうち、少なくとも一方の手段を退避位置に位置させることができるため、退避位置に位置した手段の液体現像剤による汚染を防止できる。
請求項2の発明は、非現像時に、像担持体から滴れる液体現像剤に汚染されないように、露光手段を退避位置に位置させることができるため、露光手段の液体現像剤による汚染を防止できる。この結果、露光手段の汚染がなくなるため、液体現像剤の汚染による露光不良を防止することができる。
請求項3の発明は、非現像時に、像担持体から滴れる液体現像剤に汚染されないように、帯電手段を退避位置に位置させることができるため、帯電手段の液体現像剤による汚染を防止できる。この結果、帯電手段の汚染がなくなるため、液体現像剤の汚染による帯電不良を防止することができる。
請求項4の発明は、非現像時に、像担持体から滴れる液体現像剤に汚染されないように、露光手段及び帯電手段をそれぞれ第1退避位置及び第2退避位置に位置させることができるため、露光手段及び帯電手段の液体現像剤による汚染を防止できる。
(第1実施形態)
以下、本発明の液体画像形成装置を、タンデム型カラー画像形成装置(以下、単に画像形成装置という)に具体化した一実施形態を図1〜図3を参照して説明する。
図3は、画像形成装置の概略構成図である。画像形成装置は、給紙手段1、垂直搬送路2、レジストローラ対3、ベルト搬送手段4、第1の画像形成手段5、第2の画像形成手段6、第3の画像形成手段7、第4の画像形成手段8、2次転写手段9、定着手段10、排出搬送路11、排出トレイ14などから構成されている。給紙手段1は、給紙カセット1aと、ピックアップローラ1bとを備え、給紙カセット1a内の紙Pをピックアップローラ1bにて、垂直搬送路2へ搬送する。垂直搬送路2は、搬送されてきた紙Pをレジストローラ対3を介して2次転写手段9へ搬送する。
ベルト搬送手段4は、駆動ローラ41と、従動ローラ42と、この2つのローラに亘って掛け渡された無端状の中間転写ベルト43とからなる。中間転写ベルト43は、テンションローラ44にて適度なテンションを保っている。そして、この状態で、駆動ローラ41は図示しない駆動モータからその駆動力を伝達され、各画像形成手段における感光体ドラム51の外周速度とベルト搬送手段4の中間転写ベルト43の外周速度が等速になるように駆動されている。
図3に示す第1〜第4の画像形成手段5〜8は、図中左側からブラック(BK)、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)用のものであり、全てほぼ同じ構成のユニットである。ここでは、説明の便宜上、画像形成に関して代表して第1の画像形成手段5の構成を、図1を参照して説明する。なお、他の画像形成手段において、第1の画像形成手段5の構成と同一構成については同一符号を付す。
第1の画像形成手段5は、感光体ドラム51、主帯電装置52、LPH(LED PRINT HEAD)53、液体現像装置54、1次転写手段55、クリーニング装置56、除電ランプ57から構成され、樹脂でできた筐体90(図2参照)に組み付けることにより1つのユニットとなり、図示しない装置本体に取り付けられている。
感光体ドラム51はアモルファス・シリコンドラムを用いており、現像領域での暗電位はおよそ300Vになるよう前記主帯電装置52により帯電される。この帯電した感光体ドラム51の表面にLPH53が画像情報に応じた光を照射する、すなわち、露光することにより感光体ドラム51の表面に静電潜像が形成される。感光体ドラム51は像担持体に相当する。なお、LPH53はユニットの小型化のために採用しているがLSU(レーザスキャニングユニット)を用いても良い。
前記感光体ドラム51は像担持体に相当する。主帯電装置52は帯電手段に相当する。又。LPH53は、露光手段に相当する。1次転写手段55は、本発明の転写手段に相当する。
液体現像装置54は、液体現像剤を所定の濃度になるように撹拌混合して用い、現像ローラ72でこの現像剤を感光体ドラム51の光が照射された部分の静電潜像に適用することにより感光体ドラム51にトナー像を形成するものである。感光体ドラム51の暗電位が300Vで、現像バイアスは200V、露光後電位が20Vとなるように設定されている。即ち、暗電位は画像白部に相当し、露光後電位は画像黒部に相当し、この差がいわゆるコントラスト電位である。上記のように形成された静電潜像が現像されたトナー像は、前記1次転写手段55とのニップに前記ベルト搬送手段4の中間転写ベルト43に転写される。前記1次転写手段55は、図1に示すように、感光体ドラム51の上方に配置されている。そして、1次転写手段55は、本実施形態では転写ローラを用いており、前記感光体ドラム51の表面電位とは逆極性の電圧が−1000〜−1300Vの範囲に設定され、印加されている。
感光体ドラム51上の転写されなかったトナーは次のプロセスのクリーニング装置56のゴムブレード56aにより掻き落とされる。感光体ドラム51は、表面の残留電位を下げて均一にすべく除電ランプ57により除電されてその後は次の一連のプロセスに備える。このように画像形成する場合の電位設定は、感光体ドラム51の特性、トナーの性能、環境に応じて最適な値は変わるものである。画像形成装置は、上記第1の画像形成手段5と同様の方法で、第2〜第4の画像形成手段6〜8でマゼンタ、シアン、イエローに対応する画像を感光体ドラム上に現像し、中間転写ベルト43上に順次繰り返し、ずれなく転写することでフルカラー画像の形成を行う。
再び図3に戻り転写後の画像形成について説明する。2次転写手段9は、本実施形態では、2次転写ローラからなる。2次転写手段9は、垂直搬送路2上の2次転写位置に配置されている。2次転写位置は2次転写手段9が駆動ローラ41と対向するとともに、中間転写ベルト43に対して圧接する位置である。この2次転写手段9には、2次転写バイアスが印加されており、2次転写手段9により、中間転写ベルト43から、垂直搬送路2及びレジストローラ対3を介して搬送されてきた紙Pにフルカラー画像が2次転写される。この後、フルカラー画像が2次転写された紙Pは、中間転写ベルト43から分離され、定着手段10に搬送される。定着手段10は、第1定着ローラ10a、第2定着ローラ10bを備えている。各定着ローラには、図示しない定着ヒータが内蔵され、同定着ヒータは定着に必要な所定の温度に制御されている。この温度により、両ローラにて圧接されて通過する紙P上にフルカラー画像の定着処理がされる。そして、紙Pは、定着手段10で定着処理がなされた後に排出搬送路11を介して排出トレイ14に排出される。
中間転写クリーニングユニット12は、中間転写クリーニングローラ12aと、中間転写クリーニングブレード12bとを備えている。中間転写クリーニングローラ12aは、中間転写ベルト43に対して圧接されていて、中間転写ベルト43の回転方向と同方向に回転されている。中間転写クリーニングブレード12bは、中間転写ベルト43の移動方向における中間転写クリーニングローラ12aの位置から下流側にて、中間転写ベルト43に対しカウンタ当接することにより、中間転写ベルト43上の転写残トナーを回収除去し、中間転写ベルト43を次の画像形成工程に備えさせる。
次に、図1を参照して、液体現像装置54について説明する。
液体現像装置54は、液体現像剤70を収容する収容タンク71を備えている。収容タンク71の内部には、現像剤担持体としての現像ローラ72と、塗布ローラ73と、汲み上げローラ74と、ドクタブレード75と、クリーニングブレード76と、一対の撹拌スクリュー77a、77bとが設けられている。現像ローラ72、塗布ローラ73、汲み上げローラ74、及び撹拌スクリュー77a、77bは、歯車列等からなる駆動伝達機構を介して駆動モータ(ともに図示しない)により回転駆動される。
液体現像剤70は、シリコンオイル等の非極性の絶縁性液体からなるキャリア液と、同キャリア液の中にトナーを高濃度で分散するように調整されている。撹拌スクリュー77a,77bは、前記液体現像剤70を循環・攪拌する。汲み上げローラ74は液体現像剤70にその一部が浸かっており、汲み上げた液体現像剤70を塗布ローラ73に接触回転して塗布ローラ73に液体現像剤70を塗布する。塗布ローラ73に塗布された液体現像剤70は、塗布ローラ73に対してその回転方向とトレイル方向に接するように当接されたドクタブレード75により、余分な液体現像剤70が除去(規制)されて薄層化されるとともに計量される。
そして、塗布ローラ73は、液体現像剤70を現像ローラ72上に塗布することにより、現像ローラ72上に液体現像剤70の薄層を形成する。感光体ドラム51上の現像領域においては、この液体現像剤70によって潜像が現像される。又、現像後、現像ローラ72上に残留した液体現像剤70はクリーニングブレード76によって現像ローラ72上から除去される。
次に、本実施形態の露光手段であるLPH53の退避機構T1について説明する。本実施形態の退避機構T1は、現像時の位置から退避位置へLPH53を退避させるためのものである。現像時の位置は、LPH53が、感光体ドラム51に対して露光するときに位置する露光位置であり、図1の実線で示すように、感光体ドラム51の軸心Oを通過する鉛直線L1上にあるとともに、感光体ドラム51の下部に近接した位置である。
又、退避位置は、後述する回動軸81を回転中心として、90°回転させて、図1の二点鎖線で示すように、LPH53が前記鉛直線L1から外れるように、感光体ドラム51の下部から離間した位置である。LPH53が退避位置に位置することにより、LPH53は、感光体ドラム51の下部から滴れる液体現像剤に汚染されないようにされている。
退避機構T1は、一対の軸受80、軸受80に回動自在に支持された回動軸81、及び、回動軸81の一端に固定されたギヤ82、該ギヤ82と噛合するギヤ83を備える出力軸84を備えるとともに、筐体90(図2参照)に固定された第1駆動源としてのモータ85とを備えている。なお、第1駆動源はモータ85に限定されることはなく、ロータリソレノイドに代えてもよい。又、退避機構T1は、ギヤを必ずしも含むものではなく、ギヤの代わりにリンク機構を組み合わせても良い。
一対の軸受80は、筐体90(図2参照)に対してブラケット87を介して支持されており互いに、感光体ドラム51の軸心方向において離間して配置されている。回動軸81は、その両端が軸受80に対して、回動自在に支持されている。
前記LPH53は、前記感光体ドラム51の長手方向に沿って配置されるとともにその軸心は、前記感光体ドラム51の軸心と平行に配置されている。LPH53は、略四角ボックス状の本体ケース53aを備えている。本体ケース53aの両端壁53bの一側からは、突片53cが端壁に沿って側方へ突出されている。本体ケース53aは、突片53cを介して、回動軸81の両端部に取付固定されている。又、本体ケース53aの両端壁53bにおいて、突片53cが両端壁53bから延出される方向(図1において、右方向)とは90°直交する方向(図1において、上方向)には、当接片53dが突出されている。筐体90には、一対のストッパ88が設けられており、現像時の位置に位置する際に、各当接片53dが当接して、LPH53の位置決めが可能である。
そして、現像時には、モータ85が正回転することにより、出力軸84、ギヤ83,82、回動軸81を介して、当接片53dがストッパ88に当接する。このことにより、LPH53は、位置決めされ、現像時の位置に位置する。又、非現像時には、現像時の位置に位置している状態から、モータ85が逆回転することにより、出力軸84、ギヤ83,82、回動軸81を介して、LPH53は現像時の位置から、回動軸81を中心に90°回転されて、退避位置に位置する。なお、角度は、90°に限定するものではなく、他の角度であってもよい。要は、退避位置に、すなわち、滴れる液体現像剤に汚染されない位置に移動できる角度であればよい。
さて、上記のように構成された画像形成装置は、現像時には、図示しない制御装置により、モータ85が正回転制御されて、当接片53dがストッパ88に当接することにより、LPH53は、位置決めされ、現像時の位置である露光位置に位置する。この状態で、暗電位となるように帯電された感光体ドラム51の表面にLPH53が画像情報に応じた光を照射する。この結果、感光体ドラム51の表面に静電潜像が形成される。
又、現像が終了したとき、或いは、現像が行われていないときである非現像時には、図示しない制御装置により、モータ85が逆回転制御されて、LPH53は、露光位置から、90°回転されて、退避位置に位置する。
一方、現像ローラ72の外形寸法公差のばらつきや、現像ローラ72に駆動トルクを伝達するギヤにはバックラッシがあるため、感光体ドラム51と現像ローラ72の回転にタイムラグが生じて回転線速の相対関係が逆転する場合がある。この場合、感光体ドラム51と現像ローラ72のニップ部に回転線速差(感光体ドラム51の回転線速<現像ローラ72の回転線速)が生じ、ニップ部の上流側に液体現像剤の溜まりが発生する。そして、ニップ部の上流側に発生した液体現像剤の溜まりは、感光体ドラム51は現像が終了して停止した時、感光体ドラム51を伝って感光体ドラム51の下部に移動していき、時間の経過によってその溜まった液体現像剤が下方(軸心Oを通過する鉛直線L1の下方向)へ次第に滴れていく。
しかし、本実施形態では、前述したように、LPH53は、退避位置に位置して、軸心Oを通過する鉛直線上にはないため、滴れた液体現像剤に汚染されることがない。従って、LPH53の汚染がなくなるため、液体現像剤の汚染による露光不良を防止することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態を図4及び図5(a),(b)を参照して説明する。なお、第1実施形態と同一構成ついては、同一符号を付して異なっている構成を中心に説明する。
第2実施形態の画像形成装置は、第1実施形態の構成に対して、さらに、主帯電装置52のための第2避機構を設けたところが、異なっており、他の構成は同一構成である。なお、第2実施形態では、LPH53の退避機構T1は第1退避機構に相当する。又、第2実施形態では、第1実施形態で説明したLPH53の現像時の位置は、第1の現像時の位置に相当し、退避位置は、第1退避位置に相当する。
第2退避機構T2について説明する。
本実施形態の第2退避機構T2は、帯電手段としての主帯電装置52を、第2の現像時の位置から第2退避位置へ退避させるためのものである。第2の現像時の位置は、主帯電装置52が、LPH53の第1の現像時の位置に隣接する位置であって、感光体ドラム51に対して帯電するときに位置する帯電位置であり、感光体ドラム51の下部に近接した位置である。この第2の現像時の位置は、図4の実線で示すように、感光体ドラム51の軸心Oを通過するとともに鉛直線L1から傾斜角度θ(0°<θ<90°)を有する基準線L2上に位置する。
又、主帯電装置52の第2退避位置は、図4の二点鎖線で示すように、基準線L2上に位置するように、感光体ドラム51の下部から離間した位置である。主帯電装置52が第2退避位置に位置することにより、第2の現像時の位置に位置する際には汚染される可能性がある、感光体ドラム51の下部から滴れる液体現像剤に、主帯電装置52は、汚染されないようにされている。
第2退避機構T2は、第2駆動源としてのモータ92、モータ92により正逆回転駆動される回転軸93、回転軸93に固着されたカム94,カムフォロワ部材95、主帯電装置52をガイドするガイド部材96、及び、押圧バネ97を備えている。そして、主帯電装置52は、その側面が筐体90に設けられたガイド部材96にてガイドされることにより、図5(a)に示すように第2の現像の位置(すなわち、帯電位置)と、第2退避位置(図5(b)参照)との間をスライド可能である。
カムフォロワ部材95は、図5(a)に示すように、主帯電装置52装置の下部に一体に固着されている。カムフォロワ部材95の下部は、略円弧状の枠体に形成されており、その内面は、カムフォロワ面95aが形成されている。カム94は、カムフォロワ部材95内に位置するように回転軸93に固定されて、常時、カムフォロワ面95aに当接されている。又、カムフォロワ部材95において、主帯電装置52とは反対側の外面と、筐体90の間には、押圧バネ97が介在されており、常時、押圧バネ97により、カムフォロワ部材95を介して、主帯電装置52を第2の現像時の位置側へ付勢するようにされている。
そして、現像時には、モータ92が正回転することにより、回転軸93を介して、カム94が回転すると、カム94のカム作用により、カムフォロワ部材95は、ガイド部材96にガイドされて、図5(a)に示す第2の現像時の位置に位置する。
又、現像が終了したとき、或いは、現像が行われていないときである非現像時には、モータ92が逆回転することにより、回転軸93を介して、カム94が回転すると、カム94のカム作用により、カムフォロワ部材95は、ガイド部材96にガイドされて、図5(b)に示す第2退避位置に位置する。この第2退避位置は、感光体ドラム51の下部から滴れる液体現像剤に、主帯電装置52は、汚染されない位置である。例えば、液体現像剤は、場合によっては軸心Oを通過する鉛直線上ではなく、その手前で滴り落ちることもある。従って、感光体ドラム51の下部から滴り落ちる液体現像剤に、主帯電装置52が汚染されることがない。従って、主帯電装置52の汚染がなくなるため、液体現像剤の汚染による帯電不良を防止することができる。
なお、LPH53の第1退避機構による現像時及び非現像時の作用については、第1実施形態と同様であるので説明を省略する。
なお、この発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、下記のようにしてもよい。
○ 第2実施形態の構成中、LPH53を、図4に示すように鉛直線L1から、θ1時計回り方向に回転させた基準線L3上に位置するように、かつ、感光体ドラム51の下部側に近接配置した構成とし、退避機構T1を省略する。一方、主帯電装置52の第2退避機構T2は残す構成とする。この場合、第2退避機構T2は、主帯電装置52の退避機構に相当する。又、第2実施形態で説明した、第2の現像時の位置は、現像の位置に相当し、第2退避位置は、退避位置に相当する。
このように構成した場合、非現像時には、主帯電装置52は、退避機構により、退避位置に位置することができるため、液体現像剤の感光体ドラム51からの滴りがあっても、主帯電装置52の汚染防止ができる。
○ 第2実施形態において、第2退避機構T2を第1退避機構と同様に、90°等の所定角度に主帯電装置52を回転させて、第2の現像時の位置から第2退避位置に退避できるように構成する。
本発明を具体化した第1実施形態の画像形成装置の概略図。 露光装置の退避機構の斜視図。 タンデム型の画像形成装置の概略構成図。 第2実施形態の画像形成装置の概略図。 (a),(b)は主帯電装置の退避機構の説明図。 (a)は従来の画像形成装置の概略図、(b)は、要部概略側面図
符号の説明
51…感光ドラム(像担持体)

52…主帯電装置(帯電手段)
53…LPH(露光手段)
55…1次転写手段(転写手段)
T1…退避機構(第1退避機構)
T2…退避機構(第2退避機構)

Claims (4)

  1. 像担持体と、像担持体を均一帯電させる帯電手段と、前記帯電された像担持体に対して露光し、静電潜像を形成する露光手段と、前記像担持体の上方に配置され、前記静電潜像が液体現像剤により、現像された像担持体上のトナー像を転写する転写手段とを備え、前記露光手段と、帯電手段のうち、少なくとも一方の手段が、前記像担持体の下方に配置された液体画像形成装置において、
    非現像時に、前記下方に配置された少なくとも一方の手段を、現像時の位置から、退避位置に移動する退避機構を設けたことを特徴とする液体画像形成装置。
  2. 前記少なくとも一方の手段は、露光手段であることを特徴とする請求項1に記載の液体画像形成装置。
  3. 前記少なくとも一方の手段は、帯電手段であることを特徴とする請求項1に記載の液体画像形成装置。
  4. 非現像時に、前記像担持体から滴れる液体現像剤に汚染されないように、露光手段を、第1の現像時の位置から、第1退避位置に移動する第1退避機構と、
    非現像時に、前記像担持体から滴れる液体現像剤に汚染されないように、帯電手段を、第2の現像時の位置から、第2退避位置に移動する第2退避機構を設けたことを特徴とする請求項1に記載の液体画像形成装置。
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