JP2006242270A - 油圧緩衝器 - Google Patents

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Kazuto Kaminaga
和人 神永
Hiroshi Miyata
宏 宮田
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Abstract

【課題】 サスペンションの作動時にリバウンド部材に起因する不快な異音が発生することのない構造を備えた油圧緩衝器を提供する。
【解決手段】 シリンダ3に設けた伸び切り規制部材6と、ピストンロッド5に設けたストッパ部材7と、上記伸び切り規制部材とストッパ部材との間に介装されて伸び切り時の衝撃を緩和するリバウンド部材8とを備え、このリバウンド部材をコイルスプリング22とホルダ24とから構成すると共に、上記ストッパ部材に対するリバウンド部材の当接時、上記ホルダとストッパ部材とを互いに面接触させる当接部31、20を当該ホルダ及びストッパ部材に夫々設けた油圧緩衝器において、上記ホルダ又はピストンロッドの一方に結合凹部5aを設けると共に、他方にこの結合凹部に結合する結合凸部24bを設け、これら結合凹部と結合凸部とを結合させることによって上記ホルダ及びピストンロッドを位置決め固定した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ピストンロッドの最大伸び切り時の衝撃を緩和するためのリバウンド部材を備えた油圧緩衝器に関する。
従来から、ピストンロッドの最大伸び切り時の衝撃を緩和するリバウンド部材を備えた油圧緩衝器としては、特許文献1に示すものを例示することができる。
この油圧緩衝器は、シリンダ開口端部を封止しピストンロッドを軸支する伸び切り規制部材としてのロッドガイドと、ピストンロッドの基端側に設けたストッパ部材としてのフランジ部材との間に、両端にホルダが嵌合されたコイルスプリングからなるリバウンド部材を介装している。
そして、この油圧緩衝器にあっては、ピストンロッドの伸び切り時、リバウンド部材は、その両端のホルダをロッドガイドとフランジ部材とに当接して規制された状態でコイルスプリングが圧縮され、この伸び切り時の衝撃を緩和するようになっている。
特開2004―84776号公報(図4)
上記のように構成された油圧緩衝器においては、特に問題がある訳ではないが、次に示すような問題点の発生が考えられる場合がある。
即ち、リバウンド部材はピストンロッドに対して特に位置決め固定等されていないので、サスペンションの作動状態によってはリバウンド部材がピストンロッドに対して相対移動する場合がある。
この場合、図4に示すように、フランジ部材51のフランジ側当接部52と、ホルダ53のホルダ側当接部54とが夫々平面状に形成され、これら当接部52,54同士が密着状態となる場合には、上記した相対移動の際に勢い良く面接触すると、大きな接触音が発生し、この音が搭乗者に不快な異音として聞こえる可能性がある。
そこで、本発明は、上記の問題点を解決するために創案されたものであって、その目的は、サスペンションの作動時にリバウンド部材に起因する不快な異音が発生することのない構造を備えた油圧緩衝器を提供することである。
上記の目的を達成するため、本発明は、シリンダと、このシリンダに設けた伸び切り規制部材と、シリンダにピストンを介して移動自在に挿入したピストンロッドと、このピストンロッドに設けたストッパ部材と、上記伸び切り規制部材とストッパ部材との間に介装されて伸び切り時の衝撃を緩和するリバウンド部材とを備え、このリバウンド部材をコイルスプリングと、このコイルスプリングの少なくともストッパ部材側に挿通孔を介してピストンロッドに挿入されたホルダとから構成すると共に、上記ストッパ部材に対するリバウンド部材の当接時、上記ホルダとストッパ部材とを互いに面接触させる当接部を当該ホルダ及びストッパ部材に夫々設けた油圧緩衝器において、上記ホルダ又はピストンロッドの一方に結合凹部を設けると共に、他方にこの結合凹部に結合する結合凸部を設け、これら結合凹部と結合凸部とを嵌合させることによって上記ホルダ及びピストンロッドを位置決め固定したことを特徴とするものである。
本発明によれば、ホルダとピストンロッドとをこれらに設けた結合凹部と結合凸部とで結合することで、ホルダとストッパ部材とがこれらの当接部を面接触させた状態で、上記リバウンド部材とピストンロッドとが位置決め固定される。
従って、従来例で示したようなサスペンションの作動状態においてリバウンド部材がピストンロッドに対して相対移動するのを防止できるので、この相対移動に起因して起きる大きな接触音の発生を確実に防止することができる。
以下に、本発明を自動車のサスペンション装置に使用する複筒型の油圧緩衝器に具体化した実施の形態を図に基づいて説明する。
この油圧緩衝器1は、図1に示すように、外筒2内に挿入されたシリンダとしての内筒3と、内筒3内にピストン4を介して出没自在に挿入されたピストンロッド5と、内筒3端部を封止しピストンロッド5を軸支する伸び切り規制部材としてのロッドガイド6と、ピストンロッド5の基端側に設けたストッパ部材7と、ストッパ部材7とロッドガイド6との間に介装されたリバウンド部材8とを備えている。
以下、詳細に説明すると、外筒2と内筒3とは同芯に配置され、外筒2の端部内周と内筒3の端部とに渡ってロッドガイド6が嵌合されて折り、このロッドガイド6は、その中央にピストンロッド5を案内する案内孔11が設けられ、案内孔11内に嵌合された環状の軸受部材12を介しピストンロッド5が摺動自在に軸支されている。
又、ロッドガイド6の上面にはピストンロッド5との隙間をシールするシール部材13が配置され、外筒2の端部を内側に折り曲げて加締めることによってロッドガイド6及びシール部材13を外筒2と内筒3に対して固定するようになっている。
ピストン4は、ピストンロッド5の基端部に挿入されてナット15により固定されると共に、このピストン4により内筒3内がロッド室Rとピストン室Pに区画されている。
又、ピストン4のロッド室R側面には圧側ポート(図示なし)を開閉可能に閉塞する圧側バルブ16が設けられ、ピストン4のピストン室P側面には伸側ポート17を開閉可能に閉塞する伸側バルブ18が設けられている。
ストッパ部材7は、金属で形成されると共に、筒状をなす固定部19と、この固定部19の上部に連接された円盤状のフランジ部21とから構成されており、フランジ部21の上面には平面状をなすフランジ側当接部20が設けられ、後述するリバウンド部材8のホルダ側当接部31が面接触状態で載置されるようになっている。
又、ストッパ部材7は、ピストンロッド5に挿入されると共に、このピストンロッド5の基端側となるピストン4の直上部に設けた縮径状態の取付部9に対し、上記固定部19を縮径方向に加締めることで固定されている。
ピストンロッド5におけるストッパ部材7の直上部には、図2に示すように、断面円錐台形状の結合凹部としての結合溝5aが全周に渡って形成されており、後述する下部ホルダ24に設けた突起24bが嵌合されるようになっている。
上記リバウンド部材8は、コイルスプリング22と、この両端に嵌合されたホルダとしての合成樹脂製の上部及び下部ホルダ23、24とから構成されており、この上部及び下部ホルダ23,24には夫々ピストンロッド5を挿通する挿通孔23a,24aが設けられている。
上記下部ホルダ24は、厚肉筒状の下側本体部25と、この下側本体部25から垂設され、外径が下側本体部25よりも小径の嵌合部26と、この嵌合部26の上方に設けたコイルスプリング22案内用のガイド部27とから構成され、下側本体部25の下面には上記ストッパ部材7のフランジ側当接部20と当接する同じく平面状のホルダ側当接部31が設けられている。
又、下部ホルダ24の挿通孔24aを構成する内周面には、図3に示すように、内側に向かって突出する上記結合溝5aと略同一断面形状をなす結合凸部としての突起24bが所定間隔をおいて3個(図1、3には2個のみ図示)、上記ホルダ24と一体的に形成されており、上記ピストンロッド5の結合溝5aに嵌合されるようになっている。
従って、上記結合溝5aに下部ホルダ24の突起24bを嵌合させると、下部ホルダ24のホルダ側当接部31がストッパ部材7のフランジ側当接部20と当接した状態で上記リバウンド部材8がピストンロッド5に位置決め固定されるようになっている。
上部ホルダ23は、円筒状のホルダ本体28と、本体28から垂設され、外径がホルダ本体28よりも小径の嵌合部29と、この嵌合部29から延設されたテーパ部30とから構成されており、コイルスプリング22の上端部がこのテーパ部30に案内されて嵌合部29に嵌合されるようになっている。
上記のように構成された油圧緩衝器1においては、下部ホルダ24の突起24bをピストンロッド5の結合溝5aに嵌合させると、図1に示すように、下部ホルダ24のホルダ側当接部31がストッパ部材7のフランジ側当接部20と当接した状態になり、上記リバウンド部材8とピストンロッド5とが位置決め固定されることになる。
従って、従来例で示したようなサスペンションの作動状態においてリバウンド部材8がピストンロッド5に対して相対移動、即ち、単独で動くのを確実に防止できるので、この動きに起因して起きる大きな接触音の発生を確実に防止することができる。
又、ピストンロッド5に本発明の結合凹部となる結合溝5aを設けたので、ピストンロッド5に本発明の結合凸部を設けることに比較して余分な凸部がピストンロッド5外周面に出来ない分だけ、ピストンロッド5へのストッパ部材7挿入作業や、リバウンド部材8挿入作業を容易に行うことができる。
尚、本発明は、上記の各実施の形態に限定されるものではなく、例えば、次のように変更して具体化することも可能である。
1)本実施の形態では、結合凸部として複数個の突起24bを用いたが、これに限定されるものではなく、例えば、下部ホルダ24の内周面全周に形成された突条でも良い。
2)本実施の形態では、結合凹部としてピストンロッド5の全周に設けた結合溝5aを用いたが、これに限定されるものではなく、上記突起24bと嵌合する部分的な溝部をピストンロッド5の外周面に設けて上記結合凹部としても良い。
3)本実施の形態では、結合凹部としての結合溝5aをピストンロッド5に設け、結合凸部としての突起24aを下部ホルダ24に設けたが、これに限定されるものではなく、結合凹部としての結合溝5aを下部ホルダ24に設け、結合凸部としての突起24bをピストンロッド5に設けても良い。
4)本実施の形態では、複筒型の油圧緩衝器1に具体化したが、単筒型の油圧緩衝器に具体化しても良い。
本発明の実施の形態を示す油圧緩衝器の一部破断正面図である。 ピストンロッドの結合溝部分を示す部分拡大断面図である。 下部ホルダの突起部分を示す部分拡大断面図である。 本発明の従来例を示す一部破断正面図である。
符号の説明
3 内筒(シリンダ)
4 ピストン
5 ピストンロッド
5a 結合溝
6 ロッドガイド(伸び切り部材)
7 ストッパ部材
8 リバウンド部材
20 フランジ側当接部(当接部)
22 コイルスプリング
24 下部ホルダ(ホルダ)
24a 挿通孔
24b 突起(結合凸部)

Claims (3)

  1. シリンダと、このシリンダに設けた伸び切り規制部材と、シリンダにピストンを介して移動自在に挿入したピストンロッドと、このピストンロッドに設けたストッパ部材と、上記伸び切り規制部材とストッパ部材との間に介装されて伸び切り時の衝撃を緩和するリバウンド部材とを備え、このリバウンド部材をコイルスプリングと、このコイルスプリングの少なくともストッパ部材側に挿通孔を介してピストンロッドに挿入されたホルダとから構成すると共に、上記ストッパ部材に対するリバウンド部材の当接時、上記ホルダとストッパ部材とを互いに面接触させる当接部を当該ホルダ及びストッパ部材に夫々設けた油圧緩衝器において、上記ホルダ又はピストンロッドの一方に結合凹部を設けると共に、他方にこの結合凹部に結合する結合凸部を設け、これら結合凹部と結合凸部とを結合させることによって上記ホルダ及びピストンロッドを位置決め固定したことを特徴とする油圧緩衝器。
  2. 上記ホルダとストッパ部材とが互いの当接部を面接触させた状態で位置決め固定されるように上記結合凹部及び結合凸部が、上記ホルダ又はピストンロッドに設けられている請求項1に記載の油圧緩衝器。
  3. 上記結合凹部は環状溝であり、結合凸部はこの環状溝に嵌合される複数個の突起である請求項1又は2に記載の油圧緩衝器。
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