JP2006233499A - 車両用遠隔操作装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 リモート操作によりドアロックした場合に車室内に人等を閉じこめても当該人等を適切に確保可能な車両用遠隔走査装置を提供すること。
【解決手段】 リモート操作によりドアロック又はアンロックが可能なドアロック制御手段と、リモート操作によりドアロックされた場合に、車室内の人又は動物を検出する車内存在者検出手段と、車内存在者検出手段により車室内の人又は動物が検出された場合、車室内に人又は動物がいることを示す車内存在者情報を所定の対象に送信する車両情報送信手段と、を有することを特徴とする車両用遠隔操作装置を提供する。
【選択図】 図1
【解決手段】 リモート操作によりドアロック又はアンロックが可能なドアロック制御手段と、リモート操作によりドアロックされた場合に、車室内の人又は動物を検出する車内存在者検出手段と、車内存在者検出手段により車室内の人又は動物が検出された場合、車室内に人又は動物がいることを示す車内存在者情報を所定の対象に送信する車両情報送信手段と、を有することを特徴とする車両用遠隔操作装置を提供する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、車両用遠隔操作装置に関し、特に、リモート操作により車両のドアロック又はアンロックが可能な車両用遠隔操作装置に関する。
乗員が降車後に窓ガラス等の閉め忘れに気づく場合がある。窓ガラス等を開けたまま駐車するのは好ましくないため、車室外から無線通信等で窓ガラスを閉めることができる車両の電動窓が知られている(例えば、特許文献1参照。)。当該電動窓は、乗員が降車後に窓の閉め忘れに気づいた場合、乗員が窓ガラスを閉めるための信号を車室外から無線で送信することで窓ガラスの閉制御が行われる。
また、乗員が窓ガラス等の閉め忘れに気づかずに車両から離れた場合に、駐車中の車両から窓ガラス等が空いていることを乗員に通知する駐車状態監視装置が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。駐車状態監視装置により窓ガラス等が開いていることやドアロックされていないことを通知されることで、乗員は車両の状態を認識でき、リモート操作により窓ガラスを閉めたりドアロックするなどの操作を行うことができる。
特開平2−252877号公報
特開2004−102939号公報
しかしながら、特許文献2記載の駐車状態監視装置のように、ドアのアンロック状態を通知された場合にリモート操作により車両のドアロックを行うと、車室内の状況を確認せずにドアロックすることとなり、車室内に人やペット等を閉じこめる場合がある。車室内に閉じこめられた者が健常者であれば、車室内からロックを解除し車外へ脱出できるが、年少者や老人、ペット等が閉じこめられた場合、ロックを解除することができず車室内に閉じこめられてしまう。車室内の環境は快適とは言えないこともあるため閉じこめられた人を車室内から迅速に開放すべきであるが、リモート操作する状況では乗員が車両へ戻るまで時間を要し、その間、閉じこめられた人を開放できないという問題が生じる。
また、閉じこめられた人が泥棒などの悪意のある人である場合、単に開放したのでは窃盗行為を停止できないので、悪意のある人は捕獲するなどの適切な対処をすることが望ましい。
本発明は、上記問題に鑑み、リモート操作によりドアロックした場合に車室内に人等を閉じこめても当該人等を適切に確保可能な車両用遠隔走査装置を提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、本発明は、リモート操作によりドアロック又はアンロックが可能なドアロック制御手段と、リモート操作によりドアロックされた場合に、車室内の人又は動物を検出する車内存在者検出手段と、車内存在者検出手段により車室内の人又は動物が検出された場合、車室内に人又は動物がいることを示す車内存在者情報を所定の対象に送信する車両情報送信手段と、を有することを特徴とする車両用遠隔操作装置を提供する。
本発明によれば、リモート操作によりドアロックした場合に車室内に人等を閉じこめても当該人等を適切に確保可能な車両用遠隔走査装置を提供することができる。なお、人とは車両の所有者の親類等や泥棒などの悪意のある人等、全ての人をいい、動物とは人以外の脊椎動物、主にペット(犬、猫、鳥、は虫類等)や野良犬等をいう。また、所定の対象とは、車両の所有者の有する携帯情報端末や車両の所有者と契約しているサービスセンタ等である。また、車両は駐車中であっても走行中であってもよい。
また、本発明の車両用遠隔操作装置の一形態において、車両の位置を検出する車両位置検出手段を有し、車両情報送信手段は、車内存在者情報と共に車両位置検出手段により検出された車両の位置を示す位置情報を所定の対象に送信する、ことを特徴とする。
本発明によれば、車両の位置情報が画像データと共に送信されるので、車両の位置が分かり車両へ急行できる。
また、本発明の車両用遠隔操作装置の一形態において、リモート操作によりドアロックされた場合、車室内からのアンロックを制限するアンロック制限手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、ドアのアンロックが制限されるので、車室内に不審者が侵入することが防止できる。
また、本発明の車両用遠隔操作装置の一形態において、車室内の画像を撮影する画像撮影手段を有し、車内存在者情報は、該画像撮影手段により撮影された人又は動物の画像の画像データであることを特徴とする。
本発明によれば、車内存在者情報として車室内の人又は動物の画像の画像データが車両の所有者等に送信されるので、車両の所有者が車室内に閉じこめられた人等を判別でき、適切な対応を取ることを可能にする。
また、本発明は、リモート操作によりドアロック又はアンロックが可能なドアロック制御手段と、車室内の人又は動物を検出する車内存在者検出手段と、を有し、車内存在者検出手段により車室内の人又は動物が検出された場合、ドアロック制御手段によるドアロックを制限する、ことを特徴とする車両用遠隔操作装置を提供する。
本発明によれば、車室内存在者が検出された場合、ドアロックが制限されるので車室内に人等を閉じこめることが防止できる。
また、本発明の車両用遠隔操作装置の一形態において、車室内の画像を撮影する画像撮影手段を有し、車内存在者検出手段により車室内の人又は動物が検出された場合、画像撮影手段により撮影された人又は動物の画像の画像データを所定の対象に送信する、ことを特徴とする。
本発明によれば、車室内の人又は動物の画像の画像データが車両の所有者等に送信されるので、車室内存在者を判別でき適切な対応を取ることを可能にする。
リモート操作によりドアロックした場合に車室内に人等を閉じこめても当該人等を適切に確保可能な車両用遠隔走査装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。図1は、車両用遠隔操作装置を備える車両の遠隔操作システムの全体構成図を示す。
本実施の形態の遠隔操作システムは、車両1、車両の所有者3、車両1や車両の所有者3に種々のサービスを提供するセンタ5、車室内に存在する人やペット(以下、車内存在者という)2を確保するセキュリティ会社6、により構成される。なお、確保とは、保護及び捕獲など車内存在者2に応じて適切な対処をすることを言う。
センタ5は、車両1から送信される車内存在者の情報を受信し車両の所有者3に連絡し、また、車両の所有者3から受信した操作信号や依頼に基づき車両1の状況に応じた対応や車両1のリモート操作を行う。例えば、車両1が車内存在者2を検出した場合、車両1から車室内の画像データ4を受信する。また、当該画像データ4を車両の所有者3に転送した結果、車両の所有者3から車内存在者2の確保の依頼を受けた場合、セキュリティ会社6や警察に車両1へ急行するように指示する。また、センタ5は、不意のエンジン始動やドアのこじ開けなど、車両1の異常を検出して車両の所有者3へメールや電話等で通知する。
車両1の車両用遠隔操作装置は、車内に閉じこめられた人を検出する後述の車内存在者検出手段を有し、例えばドアロックされると該車内存在者検出手段が作動する。ドアロックされた車両1に車内存在者2が存在したり侵入者が侵入すると、車内存在者検出手段が車室内の人やペット等を検出して、車室内を撮影した画像データ4や車室内の音声をセンタ5や車両1に送信する。車両1は、GPS(Global Positioning System)7により自車両の位置を検出可能であり、画像データ4をセンタ5に送信する場合、GPS7により検出された自車両の位置を画像データ4に添付する。なお、自動車の位置の検出に関しては、車載の通信機と通信する携帯基地局からの位置特定によってもよい。
車両の所有者3は、送信された画像データ4や音声に基づき、車内存在者2が子供や老人、ペット等であり自力で車内から脱出できない人等(以下、保護対象者という)か車上荒らしや車両窃盗を目的とした悪意のある人であるかを判断して、判断結果に応じた指示をセンタ5を介して又は車両1に直接送信する。
画像データ4や音声により、車内存在者2が保護対象者であると判断された場合、車両の所有者3は車内存在者2の確保をセンタ5に依頼する。これにより車内に閉じこめられた人やペットがセキュリティ会社6により保護される。泥棒など悪意のある人であると判断できた場合、悪意のある人の捕獲をセンタ5又はセキュリティ会社6に依頼する。
図2は、車両1が備える車両用遠隔操作装置の機能ブロック図の一例を示す。図2の車両用遠隔操作装置は、車内存在者2を検出する車内存在者検出手段21、車内存在者2や車室内の画像を撮影する画像撮影手段22、GPS7を利用して車両の位置を検出する位置検出手段23、ドアロック又はアンロックを制御するドアロック制御手段24、画像データ等の情報を送信したり車両の所有者3やセンタ5から制御信号を受信する通信手段25、とを有するように構成される。
車内存在者検出手段21は、ドアロックされた状態で車室内に人やペット等がいた場合にこれを検出する。例えば、侵入者の発する赤外線を検出する赤外線センサ、車両に加わる振動を検出する振動センサ、シートに加わる荷重を検出する荷重センサ等やこれらの組み合わせにより車内存在者2を検出する。
ドアロック制御手段24は、ドアをロックするドアロック信号によりドアをロックし、また、ドアをアンロックするドアアンロック信号によりドアをアンロックする。ドアがロックされると車内存在者検出手段21が作動を開始して、車室内に人やペットがいればこれを検出する。
また、ドアロック制御手段24は、車室内からのドアのアンロックを制限するアンロック制限手段30を有する。リモート操作によりドアがロックされた場合、ドアロック制御手段30によりドアのアンロックを制限すれば、車室内外からドアを開けることが困難となる。これにより車外からの新たな侵入者の侵入を防止でき、また、悪意のある人の逃走を困難にできる。なお、ドアロック制御手段30によりドアのアンロックが制限された状態でも、車室内からの所定の操作によりドアのアンロックが可能となることが好ましい。
位置検出手段23は、GPS7から受信した座標データに基づき車両の現在位置を検出する。地下駐車場などGPS7から座標データを受信できない場合、予め登録してある駐車場の場所を現在位置としてもよいし、直近の座標データとマップマッチングに基づき車両の駐車位置を検出してもよい。また、車両の所有者3に車両の駐車場所を問い合わせてもよい。
画像撮影手段22は、CCDやCMOS等の固体撮像素子で構成された車室内の画像を撮影する撮影手段であり、車室内を向けてルームミラーやダッシュボードに搭載される。侵入者の顔が撮影範囲に含まれるよう複数設けたり、夜間でも撮影可能となるように赤外線照明装置を備えることが好適である。カメラ11により撮影された画像の画像データ及びマイク12により集音された音の音声信号は通信手段25により車両の所有者3やセンタ5へ送信される。通信手段25は、携帯電話機やPHS、無線LAN等により構成され、車両の所有者3やセンタ5と間で、画像データや制御信号の送受信を可能とする。
本実施例では、車室内に人がいる状態でリモート操作により車両1がドアロックされ、車室内に閉じこめられた人を確保するため、車両へセキュリティ会社6から警備員が急行する場合について説明する。
図3は、本実施の形態の車両用遠隔操作装置により車内存在者を確保する流れを示すフローチャート図の一例である。図3のフローチャート図は、車両の所有者3がドアロックせずに車両1から離れるところからスタートする。
車両の所有者3は、車両1からある程度離れた位置でドアロックを忘れた事に気づき、リモート操作により車両1のドアロックを行う(S11)。本実施例では、ドアロックされた車室内に保護対象者が取り残されており、ドアロックにより車室内に保護対象者が閉じこめられる。
ドアロックされることで車両1の車内存在者検出手段21が作動を開始し、車内存在者検出手段21は車室内に閉じこめられた保護対象者を検出する(S12)。
車室内の保護対象者が検出されると、画像撮影手段22が車内存在者2を含む画像を撮影すると共に、位置検出手段23がGPS7から受信した座標データに基づき当該車両の現在位置を検出する。通信手段25は、画像データ4及び位置情報(座標データそのものを送信してもよい)をセンタ5及び/又は車両の所有者3に送信する(S13)。
車両の所有者3は、送信された画像データ4を目視し、車内存在者2が保護対象者又は悪意のある人であった場合、これらを確保するため警備員の急行指示を要請する急行指示信号をセンタ5に送信する(S14)。急行指示信号を送信する前に、センタ5のオペレータと車内存在者2やその状態について連絡を行い、急行指示を口頭で行ってもよい。車両の所有者3が画像データ4を確認することで、車内存在者2が車上荒らしや車両の窃盗など悪意のある人か保護対象者かを確認でき、警備員は安全に車内存在者の確保作業を遂行できる。
なお、画像データ4により保護対象者が車室内に確認された場合、車両の所有者3は、アンロック制限手段30に制御信号を送信し、車室内からのドアのアンロックを禁止してもよい。これにより、車室内外からドアを開けることが防止でき、外部からの不審者の侵入が困難となるので、保護対象者(子供やペット)を保全できる。
また、画像データ4により悪意のある人が車室内に確認された場合においても、車両の所有者3は、アンロック制限手段30に制御信号を送信し、車室内からのドアのアンロックを禁止してもよい。これにより、悪意のある人を車室内に閉じこめることが可能となり、捕獲の可能性を向上できる。
急行指示を受けたセンタ5は、セキュリティ会社6に連絡して警備員を車両1に急行させる。警備員はドアロックされた車室内に保護対象者を確認した後、車両の所有者3にリモート操作によるドアのアンロックを要請し、車室内に閉じこめられた保護対象者を保護する。以上で、図3のフローチャート図に示す車内存在者2の確保は終了する。
本実施例によれば、ドアロックを忘れた場合にリモート操作により車両をドアロックすることができ、また、車室内に子供やペット等を閉じこめた場合にはその保護が可能となり、また、悪意のある人を閉じこめた場合にはその捕獲の可能性が向上する。
本実施例では、リモート操作により車両をドアロックする前に車室内に人が侵入し、車室内に閉じこめられた人を保護するため車両へセキュリティ会社等から警備員が急行する場合を説明する。
図4は、本実施の形態の車両用遠隔操作装置により車内存在者を確保する流れを示すフローチャート図の一例である。図4のフローチャート図は、車両の所有者3がドアロックせずに車両1から離れるところからスタートする。
まず、車両の所有者3が、車両1から離れてリモート操作によりドアロックするまでの間に、車室内に人が侵入する(S21)。
次いで、車両の所有者3は、車両1からある程度離れた位置でドアロックを忘れた事に気づき、リモート操作により車両1のドアロックを行う(S22)。本実施例では、保護対象者の一例として意識して車両を操作できない認知症の人が車室内に侵入した。したがって、ドアロックにより車室内に認知症の人が閉じこめられる。
ドアロックされることで車両1の車内存在者検出手段21が作動を開始し、車内存在者検出手段21は車室内に閉じこめられた認知症の人を検出する(S23)。
認知症の人が検出されると、画像撮影手段22が車内存在者2を含む画像を撮影すると共に、位置検出手段23がGPS7から受信した座標データに基づき当該車両の現在位置を検出する。通信手段25は、画像データ4及び位置情報(座標データそのものを送信してもよい)をセンタ5及び/又は車両の所有者3に送信する(S24)。
車両の所有者3は、送信された画像データ4を目視し、認知症の人の保護のため警備員の急行指示を要請する急行指示信号をセンタ5に送信する(S25)。急行指示信号を送信する前に、センタ5のオペレータと車両や認知症の人の状態等について連絡を行い、急行指示を口頭で行ってもよい。車両の所有者3が画像データ4を確認することで、車内存在者2が車上荒らしや車両の窃盗など悪意のある人か否かを確認でき、警備員は安全に車内存在者の確保作業を遂行できる。
なお、実施例1と同様に、アンロック制限手段30により車室内からのドアのアンロックを禁止してもよい。
急行指示を受けたセンタ5は、セキュリティ会社6に連絡して警備員を車両1に急行させる。警備員はドアロックされた車室内に認知症の人を確認した後、車両の所有者3にリモート操作によるドアのアンロックを要請し、車室内に閉じこめられた認知症の人を保護する。以上で、図4のフローチャート図に示す車内存在者2の確保は終了する。
本実施例によれば、ドアロックを忘れた場合にリモート操作により車両をドアロックすることができ、また、その際に認知症の人が侵入して車室内に閉じこめられても保護することが可能となる。
なお、車両1から離れてからドアロックするまでの間に悪意のある人が車内に侵入した場合、リモート操作によるドアロックにより車内存在者2が検出されるので、車両の所有者3は、画像データ4により車内存在者2が悪意のある人であることを確認できる。悪意のある人に対しても同様に、セキュリティ会社6から警備員を急行させることができるので、例えば泥棒が車内に侵入しても、車室内の貴重品が盗難されるおそれが低減する。
また、リモート操作によりドアロックされる前に、悪意のある人により不意にエンジンの始動が行われればそれをセンタ5が検知して車両の所有者3に通知する。車両の所有者3はリモート操作によりドアロックすることで車室内を撮影できるので、送信された画像データに基づきエンジンの始動を行った者が悪意のある人か否かを判定でき、悪意のある人であればエンジンの停止や警備員の急行指示など所定の対処を行える。
本実施例では、リモート操作によりドアロックする前に、車内存在者2の有無を確認する場合について説明する。
図5は、本実施の形態の車両用遠隔操作装置により車内をリモート操作でドアロックするする流れを示すフローチャート図の一例である。図5のフローチャート図は、車両の所有者3がドアロックせずに車両1から離れるところからスタートする。
車両の所有者3は、車両1からある程度離れた位置でドアロックを忘れた事に気づき、車両1のドアロックをリモート操作により行う(S31)。
ドアロックのリモート操作が行われると、車両1はドアロックの前に車内存在者検出手段21を作動させ、車室内に人やペットが存在するか否かを判定する(S32)。車室内に人やペットが存在しない場合(ステップS32のNo)、車両1はドアロックされる(S35)。
車内存在者2が検出された場合(ステップS32のYes)、画像撮影手段22が車内存在者2を含む画像を撮影すると共に、位置検出手段23がGPS7から受信した座標データに基づき当該車両の現在位置を検出する。通信手段25は、画像データ4及び位置情報(座標データそのものを送信してもよい)をセンタ5及び/又は車両の所有者3に送信する(S33)。したがって、車室内に人やペットがいる場合、リモート操作してもドアロックされない。
車両の所有者3は、送信された画像データ4を目視し、車内存在者2に応じた対処をセンタ5に指示する(S34)。例えば、車内存在者2が泥棒や子供、ペット等、であると判断した場合、これらを確保するため警備員の急行をセンタ5に要請する。また、車内存在者2が家族や自力で車両から降車することができると判断した場合、降車するようにアナウンスを放送するリモート操作を車両1に行う。
車内存在者2が確保され、又は、車内存在者2が車両から降車したら、車内存在者検出手段21が車室内に人やペットを検出しないことをもって、車両1がドアロックされる(S35)。車両1は車両1のドアロックが完了したことを車両の所有者3に通知することが好適である。以上で、図5のフローチャート図に示す車両の遠隔操作は終了する。
本実施例によれば、リモート操作によりドアロックする前に、車室内の人やペットの有無を確認するので、車室内に人を閉じこめることがない。また、車室内に人やペットが検出された場合は、それらを適切に確保することが可能となる。
1 車両
2 車内存在者
3 車両の所有者
4 画像データ
5 センタ
6 セキュリティ会社
7 GPS
21 車内存在者検出手段
22 画像撮影手段
23 位置検出手段
24 ドアロック制御手段
25 通信手段
30 アンロック制限手段
2 車内存在者
3 車両の所有者
4 画像データ
5 センタ
6 セキュリティ会社
7 GPS
21 車内存在者検出手段
22 画像撮影手段
23 位置検出手段
24 ドアロック制御手段
25 通信手段
30 アンロック制限手段
Claims (6)
- リモート操作によりドアロック又はアンロックが可能なドアロック制御手段と、
前記リモート操作によりドアロックされた場合に、車室内の人又は動物を検出する車内存在者検出手段と、
前記車内存在者検出手段により車室内の人又は動物が検出された場合、車室内に人又は動物がいることを示す車内存在者情報を所定の対象に送信する車両情報送信手段と、
を有することを特徴とする車両用遠隔操作装置。 - 車両の位置を検出する車両位置検出手段を有し、
前記車両情報送信手段は、車内存在者情報と共に前記車両位置検出手段により検出された車両の位置を示す位置情報を前記所定の対象に送信する、
ことを特徴とする請求項1記載の車両用遠隔操作装置。 - 前記リモート操作によりドアロックされた場合、車室内からのアンロックを制限するアンロック制限手段を有することを特徴とする請求項1又は2記載の車両用遠隔操作装置。
- 車室内の画像を撮影する画像撮影手段を有し、
前記車内存在者情報は、該画像撮影手段により撮影された人又は動物の画像の画像データであることを特徴とする、
請求項1ないし3いずれか記載の車両用遠隔操作装置。 - リモート操作によりドアロック又はアンロックが可能なドアロック制御手段と、
車室内の人又は動物を検出する車内存在者検出手段と、を有し、
前記車内存在者検出手段により車室内の人又は動物が検出された場合、前記ドアロック制御手段によるドアロックを制限する、
ことを特徴とする車両用遠隔操作装置。 - 車室内の画像を撮影する画像撮影手段を有し、
前記車内存在者検出手段により車室内の人又は動物が検出された場合、前記画像撮影手段により撮影された人又は動物の画像の画像データを所定の対象に送信する、
ことを特徴とする請求項5記載の車両用遠隔操作装置。
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- 2005-02-23 JP JP2005047250A patent/JP2006233499A/ja active Pending
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