JP2006232796A - 化粧料 - Google Patents
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Abstract
【課題】シリコーン化合物を含有しない洗い流すタイプのヘアリンスであって、シリコーン様の良好なすべり感と優れたしっとり感を与える化粧料を提供すること。
【解決手段】次の成分(A)、(B)及び(C)を含有することを特徴とする。
(A)カチオン性界面活性剤を1重量%〜10重量%
(B)脂肪族高級アルコールを1重量%〜10重量%
(C)アルキレンオキサイドの平均付加モル数が、5〜90モルであるポリオキシアルキレン多価アルコールエーテルを1重量%〜10重量%
【選択図】なし
【解決手段】次の成分(A)、(B)及び(C)を含有することを特徴とする。
(A)カチオン性界面活性剤を1重量%〜10重量%
(B)脂肪族高級アルコールを1重量%〜10重量%
(C)アルキレンオキサイドの平均付加モル数が、5〜90モルであるポリオキシアルキレン多価アルコールエーテルを1重量%〜10重量%
【選択図】なし
Description
本発明は、シリコーン化合物を含有しない洗い流すタイプのヘアリンスであって、シリコーン様の良好なすべり感と優れたしっとり感を与える化粧料に関する。
近年、シャンプーやリンスのコンディショニング剤としてシリコーン化合物が多用され、その優れたすべり感は、なくてはならない製品上の性能となっている。このシリコーン化合物には種々の種類があり、例えば高重合ジメチルポリシロキサン、アミノ変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン等がある。
これらのうちポリエーテル変性シリコーンは水溶性のため、すすぎ時に毛髪に残りにくく、ヘアリンスには専ら高重合ジメチルポリシロキサンやアミノ変性シリコーン等が使用され(特許文献1)優れたすべり感を毛髪に与えている。
ところがこれらのシリコーン化合物が毛髪に残留したままであると、パーマネントウェーブや毛染めの際、事前のシャンプーでも洗い落としにくく、その結果薬剤が毛髪と接触しにくくなるため、ウェーブのかかりムラや染毛の色ムラが発生し、ヘアサロンの技術者や利用客を悩ましている。
このように、パーマネントウェーブやヘアカラーの利用者にとっては、シリコーン化合物は両刃の剣であり、ヘアリンスとして洗い流した後に良好なすべり感を与えながら、シャンプーで容易に洗い落とせる化粧料を待ち望んでいた。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、シリコーン化合物を含有しない洗い流すタイプのヘアリンスであって、シリコーン様の良好なすべり感と優れたしっとり感を与える化粧料を提供することにある。
次の成分(A)、(B)及び(C)を含有することを特徴とする毛髪化粧料を提供する。
(A)カチオン性界面活性剤を1重量%〜10重量%
(B)脂肪族高級アルコールを1重量%〜10重量%
(C)アルキレンオキサイドの平均付加モル数が、5〜90モルであるポリオキシアルキレン多価アルコールエーテルを1重量%〜10重量%
(A)カチオン性界面活性剤を1重量%〜10重量%
(B)脂肪族高級アルコールを1重量%〜10重量%
(C)アルキレンオキサイドの平均付加モル数が、5〜90モルであるポリオキシアルキレン多価アルコールエーテルを1重量%〜10重量%
本発明による化粧料は洗い流すタイプのヘアリンスであって、シリコーン化合物を一切含まず、かつ良好なすべり感と優れたしっとり感を与える化粧料で、パーマネントウェーブのかかりムラや染毛の色ムラを発生させない優れた化粧料である。
本発明に使用するカチオン性界面活性剤は、陽イオン性を示す窒素塩基を含有し、一般的にはハロゲンのアルキルアンモニウム塩、ピリジニウム塩等がヘアリンスに用いられている。具体的には4級アンモニウム塩とも呼ばれる塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、臭化セチルトリメチルアンモニウム等の他、塩化セチルピリジニウム等のピリジニウム塩が挙げられる。
これらは、乳化や可溶化の目的の他、殺菌剤や帯電防止剤、シャンプーのアニオン性界面活性剤の中和剤としてヘアリンスに広く用いられている。また、一般的に3級アミンと呼ばれるアミドアミン型の化合物も無機酸や有機酸で中和することにより、4級アンモニウム塩と類似の性質を示すため、一部のヘアリンスに使用されている。アミドアミン型の化合物としては、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミドやステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド等の脂肪酸ジアルキルアミノアルキルアミドが挙げられ、前者の製品としてはカチナールAEAS、後者としてはカチナールMPS(いずれも東邦化学工業社製)等が市販されている。
これらのカチオン性界面活性剤のうち、すべり感を得やすい塩化アルキルトリメチルアンモニウム、臭化アルキルトリメチルアンモニウム及び脂肪酸ジアルキルアミノアルキルアミドが好ましく、特に塩化アルキルトリメチルアンモニウム及び臭化アルキルトリメチルアンモニウムがより好ましい。これらのカチオン界面活性剤の1種又は2種以上を組み合わせて用いると良い。その配合量は1重量%〜10重量%が好ましく、特に2重量%〜7重量%がより好ましい。1重量%未満であると良好なすべり感が得られず、10重量%を超えて配合しても効果はあまり変わらず不経済である。
本発明に用いる脂肪族高級アルコールとしては、常温で固体のものが製剤化し易いので好ましい。具体的には炭素数12〜24の直鎖高級アルコールで、このうち炭素数が偶数のものが天然に存在するので原料として入手しやすく、特に好ましい。炭素数が12未満のものは通常液体で、良好な効果が得難く、炭素数が24を超えるものは融点が高いため、製剤化が難しい。なお、炭素数12〜24の直鎖脂肪族高級アルコールのうち不飽和結合を有するものは特異臭があるので好ましくなく、またオクチルドデカノールのような分枝状のものは炭素数が12未満のものと同様、良好な効果が得られにくい。
これらの脂肪族高級アルコールは具体的にはラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セタノール、ステアリルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール等が挙げられ、これらのうち1種又は2種以上を組み合わせて使用するが、市販品には混合状態のものも見受けられる。配合量は1重量%〜10重量%が好ましく、特に2重量%〜7重量%がより好ましい。1重量%未満であると良好な効果が得難く、10重量%を超えて配合しても効果はあまり変わらず不経済である。
本発明に用いるポリオキシアルキレン多価アルコールエーテルは、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ペンタエリスリトール等の多価アルコールに平均付加モル数が5〜90モルとなるようにエチレンオキサイドやプロピレンオキサイド等のアルキレンオキサイドを付加したもので、その組み合わせにより多種多様のものが市販されている。これらのうちでポリオキシアルキレングリセリルエーテル及びポリオキシアルキレンペンタエリスチルエーテルが安定的に入手できるので好ましい。
さらに好ましくはアルキレンオキサイドの一部又は全部が、プロピレンオキサイドからなり、プロピレンオキサイドの平均付加モル数が5〜90モルで、かつエチレンオキサイドの平均付加モル数が0〜25モル、特に0〜10モルである。プロピレンオキサイドが5モル未満であると充分なすべり感が得られず、90モルを超えると効果はあまり変わらない反面、高粘性のため取り扱いづらくなる。また、エチレンオキサイドが25モルより多いとすべり感が悪くなるので好ましくない。
このようなポリオキシアルキレン多価アルコールエーテルの具体例として、ポリオキシプロピレン(5〜90)グリセリルエーテルが、ニューポール(三洋化成工業社製)やムシュール(東邦化学工業社製)の各シリーズ等で市販されている。またポリオキシエチレン(24)ポリオキシプロピレン(24)グリセリルエーテルが、ニューポールGEP−2800(三洋化成工業社製)として、ポリオキシエチレン(5)ポリオキシプロピレン(65)ペンタエリスリチルエーテルが、ムシュール T−401(東邦化学工業社製)として入手可能である。
これらの配合量としては、通常1重量%〜10重量%が好ましく、2重量%〜7重量%がより好ましい。1重量%未満であると効果を発揮せず、10重量%を超えて配合しても効果はあまり変わらず不経済となる。また概して平均付加モル数が大きい程比較的少量で良好なすべり感を得ることができる。
本発明における化粧料には、目的の効果が損なわれない範囲で通常の化粧料に用いられる任意の成分を配合することができる。例えば、溶剤、油剤、保湿剤、防腐剤、増粘剤、着色剤、着香剤等の他、成分(A)以外の界面活性剤、成分(B)以外の高級アルコール等が挙げられる。
本発明による化粧料は洗い流すタイプのヘアリンスであって、通常シャンプーをすすいだ後の毛髪に適量を塗付後、洗い流す用法が好ましい。
次に実施例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、配合量は重量%とする。
実施例及び比較例を表1及び表2に示した。なお、実施例及び比較例における各成分は、以下の原料を用いた。
塩化セチルトリメチルアンモニウム(70%):カチナールCTC−70ET
(東邦化学工業社製:C16=56%、C18=14%、エタノール30%)
臭化ステアリルトリメチルアンモニウム(70%):カチナールSTB−70
(東邦化学工業社製:C18=70%、イソプロパノール30%)
ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド:カチナール AEAS
(東邦化学工業社製:C16=30%、C18=70%)
塩化ジステアリルジメチルアンモニウム(75%):コータミンD86P
(花王社製:C16+16=15%、C16+18=35%、C18+18=25%、イソプロパノール=16%、水=9%)
ミリスチルアルコール(C=14):NAA−43(日本油脂社製)
セタノール(C=16):カルコール6098(花王社製)
ステアリルアルコール(C=18):カルコール8098(花王社製)
ベヘニルアルコール(C=22):トーホーBH−65
(東邦化学工業社製:C18=17%、C20=16%、C22=67%)
オクチルドデカノール(C=20):オイタノールG(コグニスジャパン社製)
ポリオキシプロピレン(67)グリセリルエーテル:
ムシュール C−400(東邦化学工業社製)
ポリオキシプロピレン(9)グリセリルエーテル:
ムシュール C−060(東邦化学工業社製)
ポリオキシエチレン(24)ポリオキシプロピレン(24)グリセリルエーテル:
ニューポールGEP−2800(三洋化成工業社製)
ポリオキシエチレン(5)ポリオキシプロピレン(65)ペンタエリスリチルエーテル:ムシュール T−401(東邦化学工業社製)
ポリオキシプロピレン(2)グリセリルエーテル:
ニューポールGP−250(三洋化成工業社製)
プロピルパラベン(防腐剤):(クラリアントジャパン社製)
高重合ジメチコン:
シリコーンSH200−60000CS(東レ・ダウコーニング社製)
カチオニックポリマー:Merquat3330
(NALCO社製:アクリル酸=25%、アクリルアミド=25%、ジメチルジアリルアンモニウムクロライド=50%のターポリマー)
ポリエーテル変性シリコーン:
シリコーンSH3771C(東レ・ダウコーニング社製)
メチルパラベン(防腐剤):(クラリアントジャパン社製)
90%乳酸:醗酵乳酸90%(扶桑化学工業社製)
塩化セチルトリメチルアンモニウム(70%):カチナールCTC−70ET
(東邦化学工業社製:C16=56%、C18=14%、エタノール30%)
臭化ステアリルトリメチルアンモニウム(70%):カチナールSTB−70
(東邦化学工業社製:C18=70%、イソプロパノール30%)
ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド:カチナール AEAS
(東邦化学工業社製:C16=30%、C18=70%)
塩化ジステアリルジメチルアンモニウム(75%):コータミンD86P
(花王社製:C16+16=15%、C16+18=35%、C18+18=25%、イソプロパノール=16%、水=9%)
ミリスチルアルコール(C=14):NAA−43(日本油脂社製)
セタノール(C=16):カルコール6098(花王社製)
ステアリルアルコール(C=18):カルコール8098(花王社製)
ベヘニルアルコール(C=22):トーホーBH−65
(東邦化学工業社製:C18=17%、C20=16%、C22=67%)
オクチルドデカノール(C=20):オイタノールG(コグニスジャパン社製)
ポリオキシプロピレン(67)グリセリルエーテル:
ムシュール C−400(東邦化学工業社製)
ポリオキシプロピレン(9)グリセリルエーテル:
ムシュール C−060(東邦化学工業社製)
ポリオキシエチレン(24)ポリオキシプロピレン(24)グリセリルエーテル:
ニューポールGEP−2800(三洋化成工業社製)
ポリオキシエチレン(5)ポリオキシプロピレン(65)ペンタエリスリチルエーテル:ムシュール T−401(東邦化学工業社製)
ポリオキシプロピレン(2)グリセリルエーテル:
ニューポールGP−250(三洋化成工業社製)
プロピルパラベン(防腐剤):(クラリアントジャパン社製)
高重合ジメチコン:
シリコーンSH200−60000CS(東レ・ダウコーニング社製)
カチオニックポリマー:Merquat3330
(NALCO社製:アクリル酸=25%、アクリルアミド=25%、ジメチルジアリルアンモニウムクロライド=50%のターポリマー)
ポリエーテル変性シリコーン:
シリコーンSH3771C(東レ・ダウコーニング社製)
メチルパラベン(防腐剤):(クラリアントジャパン社製)
90%乳酸:醗酵乳酸90%(扶桑化学工業社製)
上記成分中90%乳酸(アミドアミン中和時のみ)とメチルパラベンを精製水に加え、80〜90℃に加温して溶解し、水相とした。次に残りの成分を全て混合し、80〜90℃に加温して攪拌均一とし、油相とした。攪拌下で水相に油相を加えて乳化後、室温まで冷却してクリーム状とした。ただし、カチオニックポリマーは乳化後に加えた。
次に実施例及び比較例における評価方法を示す。
すべり感及びしっとり感:
長さ約25cmの毛束約5gをポリオキシエチレン(3E.O.)ラウリルエーテル硫酸ナトリウムの30%水溶液で洗髪し、水洗後実施例及び比較例のヘアリンス約3gを塗布して5分後に水洗し、タオルドライの後ヘアドライヤーで乾燥する。以下、次の基準に基づき手触りによる官能試験を実施する。
(すべり感)○:比較例5と同等以上のすべり感を有する
△:比較例5より少し劣る
×:比較例5よりかなり劣る
(しっとり感)○:全ての実施例及び比較例のうちで優れた群に属する
△:全ての実施例及び比較例のうちで中間の群に属する
×:全ての実施例及び比較例のうちで劣っている群に属する
すべり感及びしっとり感:
長さ約25cmの毛束約5gをポリオキシエチレン(3E.O.)ラウリルエーテル硫酸ナトリウムの30%水溶液で洗髪し、水洗後実施例及び比較例のヘアリンス約3gを塗布して5分後に水洗し、タオルドライの後ヘアドライヤーで乾燥する。以下、次の基準に基づき手触りによる官能試験を実施する。
(すべり感)○:比較例5と同等以上のすべり感を有する
△:比較例5より少し劣る
×:比較例5よりかなり劣る
(しっとり感)○:全ての実施例及び比較例のうちで優れた群に属する
△:全ての実施例及び比較例のうちで中間の群に属する
×:全ての実施例及び比較例のうちで劣っている群に属する
パーマネントウェーブのかかりムラ:
上述のすべり感及びしっとり感の評価に用いた各毛束について、更に洗髪とヘアリンス処理を9回実施した後、直径約1.5cmのロッドに巻きつけ以下の手順でパーマネントウェーブを施術する。
第1剤〔チオグリコール酸アンモニウム塩(チオグリコール酸として50%含有)10%及びアンモニア水(25%)3%を含む水溶液〕を塗布し、15分後水洗する。
第2剤〔臭素酸ナトリウム5%水溶液〕を塗布して10分後水洗し、タオル及びドライヤーで乾燥した後、ウェーブにムラがあるか目視で評価する。
上述のすべり感及びしっとり感の評価に用いた各毛束について、更に洗髪とヘアリンス処理を9回実施した後、直径約1.5cmのロッドに巻きつけ以下の手順でパーマネントウェーブを施術する。
第1剤〔チオグリコール酸アンモニウム塩(チオグリコール酸として50%含有)10%及びアンモニア水(25%)3%を含む水溶液〕を塗布し、15分後水洗する。
第2剤〔臭素酸ナトリウム5%水溶液〕を塗布して10分後水洗し、タオル及びドライヤーで乾燥した後、ウェーブにムラがあるか目視で評価する。
ヘアカラーの色ムラ:
白髪100%人毛(品番:BM−W、ビューラックス社製)毛束約1gを上述の方法に準じて洗髪及びヘアリンス処理を10回行った後、以下のヘアカラーを塗布し、20分後水洗、タオル及びドライヤーで乾燥後、色ムラの有無を目視で調べる。ただし、1回当りのヘアリンス使用量は0.6gとする。
赤色206号 0.2g
ヒドロキシエチルセルロース 0.5g
メチルピロリドン 15.0g
ベンジルアルコール 10.0g
クエン酸 1.5g
精製水 72.8g
白髪100%人毛(品番:BM−W、ビューラックス社製)毛束約1gを上述の方法に準じて洗髪及びヘアリンス処理を10回行った後、以下のヘアカラーを塗布し、20分後水洗、タオル及びドライヤーで乾燥後、色ムラの有無を目視で調べる。ただし、1回当りのヘアリンス使用量は0.6gとする。
赤色206号 0.2g
ヒドロキシエチルセルロース 0.5g
メチルピロリドン 15.0g
ベンジルアルコール 10.0g
クエン酸 1.5g
精製水 72.8g
実施例1〜4は、それぞれ成分(A)、(B)及び(C)の種類を変えたもので、プロピレンオキサイドの付加モル数が低い実施例2、及びカチオン性界面活性剤がアミドアミンである実施例3のすべり感が実施例1及び4に比べて若干劣る。また、カチオン性界面活性剤がアミドアミンである実施例3と、ジアルキルジメチルアンモニウム型の4級アンモニウム塩である実施例4が、モノアルキルトリメチルアンモニウム塩型の4級アンモニウム塩である実施例1及び2に比べてしっとり感がやや劣った。
実施例5は実施例1の直鎖高級アルコールであるステアリルアルコールを分枝状のオクチルドデカノールに代えたものであるが、しっとり感が実施例1よりも若干劣った。
比較例1は、実施例1に対してプロピレンオキサイドの平均付加モル数を2モルにしたものであるが、すべり感が得られなかった。
比較例2は、実施例1のカチオン性界面活性剤の配合量を0.1%に減じたものであるが、実施例1のようなすべり感は得られなかった。
比較例3は、実施例1の高級アルコールの配合量を合計2%に減じたものであるが、実施例1よりすべり感が劣り、しっとり感が得られなかった。
比較例4は、実施例1のポリオキシプロピレン(67)グリセリルエーテルの配合量を0.1%に減じたものであるが、実施例1のようなすべり感は得られなかった。
比較例5は、実施例1のポリオキシプロピレン(67)グリセリルエーテルの代わりに高重合ジメチコンを配合したものであるが、すべり感は充分であるがしっと感がかなり劣る上、パーマネントウェーブのかかりムラとヘアカラーの色ムラが唯一発生した。
比較例6は、実施例1のポリオキシプロピレン(67)グリセリルエーテルの代わりにポリエーテル変性シリコーンを配合したものであるが、パーマネントウェーブのかかりムラとヘアカラーの色ムラが発生しなかったが、すべり感も得られなかった。すすぎ時に洗い流されたと思われる。
比較例7は、実施例1のカチオン性界面活性剤をカチオニックポリマーに代えたものであるが、実施例1のようなすべり感としっとり感は得られなかった。
以上のように、実施例1〜5に示す各化粧料はいずれも良好なすべり感及びしっとり感を与える優れたヘアリンスであった。
Claims (5)
- シリコーン化合物を含有しない洗い流すタイプのヘアリンスであって、次の成分
(A)、(B)及び(C)を含有することを特徴とする毛髪化粧料。
(A)カチオン性界面活性剤を1重量%〜10重量%
(B)脂肪族高級アルコールを1重量%〜10重量%
(C)アルキレンオキサイドの平均付加モル数が、5〜90モルであるポリオキシアルキレン多価アルコールエーテルを1重量%〜10重量% - 成分(A)のカチオン性界面活性剤が、塩化アルキルトリメチルアンモニウム塩、臭化アルキルトリメチルアンモニウム塩及び脂肪酸ジアルキルアミノアルキルアミドから選ばれる1種又は2種以上である請求項1に記載の化粧料。
- 成分(B)の脂肪族高級アルコールが、炭素数12〜24の直鎖高級アルコールから選ばれる1種又は2種以上である請求項1又は請求項2に記載の化粧料。
- 成分(C)のポリオキシアルキレン多価アルコールエーテルがポリオキシアルキレングリセリルエーテル及び/又はポリオキシアルキレンペンタエリスチルエーテルである請求項1〜請求項3に記載の化粧料。
- 成分(C)のポリオキシアルキレン多価アルコールエーテルのポリオキシアルキレン基の一部又は全部が、平均付加モル数5〜90モルのプロピレンオキサイドで、かつエチレンオキサイドの平均付加モル数が0〜25モルである請求項1〜請求項4に記載の化粧料。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005087068A JP2006232796A (ja) | 2005-02-23 | 2005-02-23 | 化粧料 |
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Publication Number | Publication Date |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015182533A1 (ja) * | 2014-05-26 | 2015-12-03 | 花王株式会社 | 毛髪化粧料 |
-
2005
- 2005-02-23 JP JP2005087068A patent/JP2006232796A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015182533A1 (ja) * | 2014-05-26 | 2015-12-03 | 花王株式会社 | 毛髪化粧料 |
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