JP2006227431A - 静電荷像現像用トナー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】結着樹脂及び顔料を含有する静電荷像現像用トナーであって、トナー中の顔料の個数平均長径(x)と個数平均短径(y)から計算される個数平均粒子径(h=(x+y)/2)が0.01 μm以上、0.05 μm未満である静電荷像現像用トナー、該トナーの製造方法及び該トナーを用いた画像形成方法。
【選択図】なし
Description
高化式フローテスター(島津製作所社製、CFT−500D)を用い、1gの試料を昇温速度6℃/分で加熱しながら、プランジャーにより1.96MPaの荷重を与え、直径1mm、長さ1mmのノズルを押し出すようにし、これによりフローテスターのプランジャー降下量(流れ値)−温度曲線を描き、そのS字曲線の高さをhとするときh/2に対応する温度(樹脂の半分が流出した温度)を軟化点とする。
水溶性樹脂で包埋処理したトナーを、クライオウルトラミクロトームを用い、凍結状態で約100nmの厚さの薄切片にし、透過電子顕微鏡(日立社製 H−8100)を用いて加速電圧100kV、写真倍率5万倍にて、トナー中に分散する顔料を観察する。得られた倍率5万倍の透過電子顕微鏡写真からソフトウェア「Scion Image」にて顔料粒子と樹脂相とを二値化し、トナー中の顔料粒子全体について、顔料粒子100個について、長径xi、短径yi、及び、面積粒子径aiを測定する。
個数平均長径(x)と個数平均短径(y)は、それぞれ長径と短径の総和を100で除して求める(算術平均)。さらに、個数平均長径(x)と個数平均短径(y)から個数平均粒子径(h=(x+y)/2)を計算する。
測色計 (Gretag-Macbeth社製 SPM-50)により下地に厚紙を敷いた画像を、光射条件を標準光源D50、観察視野2°、濃度基準DIN NBにおいて絶対白基準で測色し、画像濃度及び色座標を測定する。画像はML3050CV(沖データ社製)を用いて出力した。
トナー付着量を変えたベタ画像8〜10点の画像濃度を測定し、トナー付着量と画像濃度の関係をグラフ化した。このグラフから画像濃度(O.D.)が1.4となるトナー付着量を求めた。
比較例2(シアン)、比較例4(マゼンタ)、比較例5(イエロー)のトナーを用いて、各一次色の画像濃度が1.4±0.1の範囲になるトナー付着量でグリーン、レッド、ブルーの二次色のベタ画像を印刷した。それぞれの二次色ベタ画像の色座標を測定した。この二次色の色座標を基準として、色再現性の評価をおこなった。
Δc* = {(a*-a0*)2 + (b*-b0*)2}1/2
〔ポリエステルA〕組成比(モル比)
酸成分:フマル酸100、アルコール成分:ポリオキシプロピレン(2.2)-2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン96.1)
酸成分とアルコール成分を窒素気流下、210℃にて攪拌しつつ反応させた。軟化点により重合度を追跡し、軟化点が100℃に達した時点で反応を終了し、ポリエステルAを得た。
酸成分:テレフタル酸92;アルコール成分:ポリオキシプロピレン(2.2)-2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン35、ポリオキシエチレン(2.2)-2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン 65
ポリエステルAと同様な製造法により、軟化点が110℃のポリエステルBを得た。
酸性分:テレフタル酸69、アルケニル琥珀酸6、トリメリット酸25;アルコール成分:ポリオキシプロピレン(2.2)-2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン50、ポリオキシエチレン(2.2)-2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン 50
ポリエステルAと同様な製造法により、軟化点が120℃のポリエステルCを得た。
銅フタロシアニン顔料(Pigment Blue 15:3)の前駆体であるクルードをソルベントソルトミリング法により、個数平均粒子径0.03 μmにまで磨砕した後、水洗を繰り返した顔料湿潤ケーキの濾過物を、2本ロールを用いて100〜110℃に加熱しながら結着樹脂(A)としてポリエステルAとともに混練した。得られた混練物を粉砕可能な程度に冷却し、2 mmφのスクリーンを有するミルを用いて粉砕し、結着樹脂70重量%と顔料30重量%からなる顔料分散物(フラッシングマスターバッチA)を得た。
〔フラッシングマスターバッチB〕
ジメチルキナクリドン顔料(Pigment Red 122)の前駆体であるクルードをソルベントソルトミリング法により、個数平均粒子径0.03 μmにまで磨砕した後、水洗を繰り返した顔料湿潤ケーキの濾過物を、2本ロールを用いて100〜110℃に加熱しながら結着樹脂(A)としてポリエステルAとともに混練した。得られた混練物を粉砕可能な程度に冷却し、2 mmφのスクリーンを有するミルを用いて粉砕し、結着樹脂70重量%と顔料30重量%からなる顔料分散物(フラッシングマスターバッチB)を得た。
〔フラッシングマスターバッチC〕
イソインドリン系顔料(Pigment Yellow 185)の前駆体であるクルードをソルベントソルトミリング法により、個数平均粒子径0.045 μmにまで磨砕した後、水洗を繰り返した顔料湿潤ケーキの濾過物を、2本ロールを用いて100〜110℃に加熱しながら結着樹脂(A)としてポリエステルAとともに混練した。得られた混練物を粉砕可能な程度に冷却し、2 mmφのスクリーンを有するミルを用いて粉砕し、結着樹脂70重量%と顔料30重量%からなる顔料分散物(フラッシングマスターバッチC)を得た。
〔トナーの製造〕 実施例1に用いたフラッシングマスターバッチAを30重量部と結着樹脂(B)としてポリエステルB 55.3重量部、ポリエステルC 23.7重量部、荷電制御剤としてサリチル酸ホウ素錯体 0.5重量部(商品名:ボントロン E−84、オリエント化学工業社製)、及びワックスとしてカルナバワックス 5.5重量部(加藤洋行社製)との混合物をヘンシェルミキサー(容量20リットル)を用いて、羽根回転数を1500回/分に設定し1分間予備混合した。
〔フラッシングマスターバッチD〕
実施例1に用いたフラッシングマスターバッチAの手法と同様にして、銅フタロシアニン顔料(Pigment Blue 15:3)の個数平均粒子径0.06μmの顔料分散物(フラッシングマスターバッチD)を得た。
〔生顔料〕 実施例1に記載したソルベントソルトミリング法を用いて、銅フタロシアニン顔料を個数平均粒子径0.03μmにまで磨砕し、水洗を繰り返した後の濾過物を乾燥させて生顔料とした。
〔生顔料〕 実施例2と同様の条件でソルベントソルトミリング法を用いて、ジメチルキナクリドン顔料を個数平均粒子径0.1μmにまで磨砕し、水洗を繰り返した後の濾過物を乾燥させて生顔料とした。
〔生顔料〕 実施例3と同様の条件でソルベントソルトミリング法を用いて、イソインドリン系顔料を個数平均粒子径0.08μmにまで磨砕し、水洗を繰り返した後の濾過物を乾燥させて生顔料とした。
Claims (10)
- 結着樹脂及び顔料を含有する静電荷像現像用トナーであって、トナー中の顔料の個数平均長径(x)と個数平均短径(y)から計算される個数平均粒子径(h=(x+y)/2)が0.01 μm以上、0.05 μm未満である静電荷像現像用トナー。
- トナー中の顔料の面積粒子径0.22μm以上の割合が5面積%以下である請求項1記載の静電荷像現像用トナー。
- トナーの体積中位粒子径(D50)が3〜7μmである請求項1又は2記載の静電荷像現像用トナー。
- トナー中の顔料の含有量が1〜10重量%である請求項1〜3いずれか記載の静電荷像現像用トナー。
- 以下の工程を有する静電荷像現像用トナーの製造方法。
工程(1):粒子の個数平均長径(x)と個数平均短径(y)から計算される個数平均粒子径(h=(x+y)/2)が0.01 μm以上、0.05 μm未満である顔料を、乾燥工程を経ることなく結着樹脂(A)とともに混練し、顔料分散物を得る工程、
工程(2):該顔料分散物を結着樹脂(B)とともに混練を行い混練物を得る工程、及び
工程(3):該混練物を粉砕し、分級する工程 - 工程(1)の顔料分散物中の顔料濃度が10〜70重量%である請求項5記載の静電荷像現像用トナーの製造方法。
- 工程(2)の混練を結着樹脂(B)の軟化点以下の温度で行う請求項5又は6記載の静電荷像現像用トナーの製造方法。
- 工程(2)の混練をオープンロール型連続混練機で行う請求項5〜7いずれか記載の静電荷像現像用トナーの製造方法。
- 工程(1)の顔料がソルトミリングされたものである請求項5〜8いずれか記載の静電荷像現像用トナーの製造方法。
- 請求項1〜4いずれか記載の静電荷像現像用トナーを用いる画像形成方法。
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JP2005043013A JP2006227431A (ja) | 2005-02-18 | 2005-02-18 | 静電荷像現像用トナー |
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JP2006227431A true JP2006227431A (ja) | 2006-08-31 |
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JP2005043013A Pending JP2006227431A (ja) | 2005-02-18 | 2005-02-18 | 静電荷像現像用トナー |
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---|---|---|---|---|
JP2009186674A (ja) * | 2008-02-05 | 2009-08-20 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真用トナー、電子写真用現像剤、及び画像形成装置 |
JP2009192694A (ja) * | 2008-02-13 | 2009-08-27 | Kao Corp | 電子写真用トナーの製造方法 |
JP2019012220A (ja) * | 2017-06-30 | 2019-01-24 | 花王株式会社 | 液体現像剤の製造方法 |
-
2005
- 2005-02-18 JP JP2005043013A patent/JP2006227431A/ja active Pending
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