JP2006220089A - 車両用消音器 - Google Patents

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Hidehiro Nishimura
英浩 西村
Osamu Takii
修 瀧井
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Abstract

【課題】 触媒の発熱による悪影響をできるだけ減らせるようにした車両用消音器を提供する。
【解決手段】 車両用消音器10は、長手方向の一端より内部にエキゾーストパイプ12が挿入された筒状の消音器本体11と、消音器本体11の内部に配設された排気浄化用の触媒コンバータ13とを有する。消音器本体11の内部空間が隔壁により長手方向に並んだ複数の第1,第2,第3膨脹室H1,H2,H3に区画され、触媒コンバータ13が、膨脹室を区画する1つの隔壁22を貫通するように設けられた通路内に配置される。消音器本体11の内部に挿入したエキゾーストパイプ21の開口端12aが、触媒コンバータ13の入口13cに所定の間隔をおいて対向し、触媒コンバータ13の上方には、エキゾーストパイプ12又は第1,第2連通パイプ14,15の内少なくともいずれかが、真上から見た場合に触媒コンバータ13と重なる部分を有するように配設される。
【選択図】図1

Description

本発明は、特に自動二輪車に装備するのに好適な車両用消音器(マフラー)に関するものである。
自動二輪車のエキゾーストパイプにつながる消音器には、多くの場合、触媒コンバータが内蔵されている。この種の消音器の例として、筒状の消音器本体の内部空間を隔壁により複数の膨脹室に区画し、エンジンのエキゾーストポートから延びるエキゾーストパイプの先端を消音器本体中の1つの膨脹室に導入し、エキゾーストパイプの開口端を、隔壁に設けた触媒コンバータの入口に対向させ、エキゾーストパイプから導入された排気が、膨張室を順番に流れて最終的に外部に排出されるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許3304508号公報
ところで、従来の消音器においては、触媒コンバータの熱が消音器本体の天壁に伝わりやすく、天壁に対しての熱影響(例えば表面焼け)が発生しやすいという問題があった。
本発明は、上記事情を考慮し、触媒の発熱による悪影響をできるだけ減らせるようにした車両用消音器を提供することを目的とする。
本発明の目的は、内部にエキゾーストパイプが挿入された消音器本体と、該消音器本体の内部に配設された排気浄化用の触媒コンバータとを有し、車両に装備される車両用消音器であって、
前記消音器本体の内部空間が、隔壁により複数の膨脹室に区画され、
前記触媒コンバータが、前記膨脹室を区画する隔壁を貫通するように設けられた通路内に配置され、
前記消音器本体の内部に挿入したエキゾーストパイプの開口端が、前記触媒コンバータの入口に所定の間隔をおいて対向し、
前記触媒コンバータの上方には、真上から見た場合に触媒コンバータと重なる部分を有するように、前記エキゾーストパイプまたは膨張室を連結する連通パイプの少なくともいずれかが配設されることを特徴とする車両用消音器により達成される。
上記構成の車両用消音器によれば、エキゾーストパイプの開口端を触媒コンバータの入口に対向させたので、エキゾーストパイプからの排気を直接触媒に吹きかけることができ、触媒の急速昇温・早期活性化を促すことができる。従って、エンジンスタートから速やかに排ガス浄化を開始することができる。
また、膨脹室を区画する隔壁に触媒コンバータを設けたことにより、触媒コンバータの前後に膨張室が存在し、エキゾーストパイプから排出された排気が一旦膨脹室に開放されるので、触媒コンバータの過度の高温化を抑制し、触媒コンバータの劣化防止を図ることができる。
また、触媒コンバータと消音器本体の天壁との間に、エキゾーストパイプまたは膨張室を連結する連通パイプの少なくともいずれかが存在するので、これらのパイプが断熱部材としての機能を果たすことができる。
これにより、触媒コンバータの熱が直接天壁に伝わりにくくなり、自動二輪車に適用した場合、外観上において最も目立ちやすい天壁への熱影響(表面焼け等)を抑制することができる。
尚、上記構成の車両用消音器において、前記触媒コンバータが、車両進行方向に対する垂直面を含む断面における前記消音器本体の断面中心よりも下側にオフセットした位置に中心を位置させて配置されていることが望ましい。
この構成によれば、触媒コンバータを消音器本体の前記断面中心よりも下寄りの位置にオフセットして配置したので、触媒コンバータと消音器本体の天壁との間の距離を大きくとることができる。
従って、消音器本体の天壁への熱影響を更に減少させることができる。また、触媒コンバータを下側にオフセットして配置したことにより、触媒コンバータの上方に平行に通す連通パイプとの取合に余裕ができ、パイプレイアウトの自由度が増す。
更に、上記構成の車両用消音器において、前記消音器本体は、前記断面に関して上半部が車幅方向の外側に傾いた斜めの長円形状をなしていることが望ましい。
この構成によれば、前記断面が長円形状の消音器本体の下半部を、上半部よりも車幅方向の中心に寄らせることができる。つまり、消音器を装備した側の側方から見たときに、消音器本体の下半部が奥まった位置にあるように見せることができる。
従って、消音器本体の前記断面中心よりも下側の位置にオフセットして触媒コンバータを設けた場合、消音器本体の下半部周壁に触媒コンバータの熱影響が大きく出る可能性があるが、その熱影響が出る部分をできるだけ車幅方向の中心に寄らせることができる。例えば、消音器本体の下半部周壁に万一触媒コンバータの熱による表面焼けが生じても、側方から見て奥まった位置にその部分があることにより、目立ちにくくすることができる。
また、消音器本体を、前記断面に関して上半部が車幅方向の外側に傾いた斜めの長円形状としたことにより、当然、バンク角の確保に有利となる。
また、上記構成の車両用消音器において、前記消音器本体は、自動二輪車の後輪の側方に配置されるものであり、前記触媒コンバータは、前記消音器本体の前記断面中心よりも車幅方向の外側にオフセットした位置に中心を位置させて配置されていることが望ましい。
この構成によれば、触媒コンバータを消音器本体の前記断面中心よりも外側にオフセットして配置したので、車体中心側に存在する後輪や制動装置(特にディスクブレーキの油圧配管)等の部品と触媒コンバータとの間の距離をできるだけ大きくとることができ、これらの部品に対する触媒コンバータの熱の影響を減らすことができる。
また、消音器を自動二輪車の後輪の側方に装備する場合、バンク角の確保を考慮すると、消音器は、極力車幅方向の中心寄りの位置に配設するのが望ましい。一方、エキゾーストパイプは、消音器の取付ブラケットやエンジンのファンケース等との取合関係の都合から、車幅方向の中心寄りに配設するのに限度がある。従って、消音器に対してエキゾーストパイプが車体外側方寄りの位置になりやすいという、レイアウト上の条件がある。この点、上記構成は、触媒コンバータの位置を車体外側方に寄らせているので、触媒コンバータとエキゾーストパイプとを近い関係にもってきやすいという利点がある。
また、上記構成の車両用消音器において、前記触媒コンバータの上方に位置すると共に、真上から見た場合に該触媒コンバータと重なる部分を有するように配設された前記エキゾーストパイプまたは前記連通パイプの側方に、更に連通パイプが配設されており、前記触媒コンバータの上方が複数のパイプによって覆われていることが望ましい。
この構成によれば、触媒コンバータの上方が複数のパイプによって覆われているので、触媒コンバータの熱がより消音器本体の天壁に伝わりにくくなる。
また、上記構成の車両用消音器において、エキゾーストパイプの開口端と前記触媒コンバータの入口とを同軸に対向させて配置することが望ましい。
この構成によれば、エキゾーストパイプの開口端と触媒コンバータの入口を同軸に配置したので、エキゾーストパイプからの排気をより効率良く触媒に吹きかけることができ、触媒の昇温効率をより高めることができる。
また、上記構成の車両用消音器において、前記エキゾーストパイプの軸線方向に見た場合に、エキゾーストパイプの開口端が前記触媒コンバータの入口の範囲内に完全に収まるように、エキゾーストパイプの開口端と触媒コンバータの入口の大小関係及び相互位置関係が設定されていることが望ましい。
この構成によれば、エキゾーストパイプの開口端を触媒コンバータの入口の範囲内に完全に収まるように設定したので、エキゾーストパイプからの排気をより効率良く触媒に吹きかけることができ、触媒の昇温効率をより高めることができる。
また、上記構成の車両用消音器において、前記膨脹室を3つ設け、そのうちの1つの膨脹室を前記エキゾーストパイプの開口端が開口する第1膨脹室とし、他の2つの膨脹室を第2膨脹室及び第3膨脹室とし、前記第1膨脹室と他の膨脹室を区画する前記隔壁を貫通する通路内に前記触媒コンバータを設けると共に、前記エキゾーストパイプから前記第1膨脹室に導入された排気が、前記触媒コンバータを通り、前記第2膨脹室、第3膨脹室をこの順に流れて外部に排出されるように、それぞれ連通されていることが望ましい。
この構成によれば、第1膨脹室、第2膨脹室、第3膨脹室をパイプを介してこの順に排気が流れるので、高い消音効果を得ることができる。また、第1膨脹室から第2膨脹室に排気が移動する際に、連通パイプの役割をなす触媒コンバータを通過して排気の浄化が行われる。
また、上記構成の車両用消音器において、前記第2膨張室の容積が前記第1膨張室の容積より小さくされ、前記第3膨張室の容積が前記第2膨張室の容積より更に小さくされることが望ましい。
この構成によれば、徐々に容積が小さくなる第1膨脹室、第2膨脹室、第3膨脹室をパイプを介してこの順に排気が流れるので、高い消音効果を得ることができる。
また、上記構成の車両用消音器において、前記第3膨脹室、第1膨脹室、第2膨脹室が、前記エキゾーストパイプの挿入側から順番に並んでおり、前記エキゾーストパイプが、前記第3膨脹室を貫通し前記第1膨脹室まで挿入されて該第1膨脹室内で開口し、前記第1膨脹室と前記第2膨脹室を区画する隔壁を貫通する通路内に前記触媒コンバータが設けられ、この隔壁と、前記第3膨脹室と前記第1膨脹室とを区画するもう1つの隔壁とを共に貫通し、前記第2膨脹室と前記第3膨脹室を連通する第1連通パイプと、第3膨脹室と外部を連通する第2連通パイプとが、いずれも前記触媒コンバータの上側に配置されることが望ましい。
この構成によれば、触媒コンバータの早期活性化と消音性能の向上の両立を図ることができる。
また、上記構成の車両用消音器において、前記第1連通パイプが、2本以上に分割して配設されていることが望ましい。
この構成によれば、触媒コンバータの早期活性化と消音性能の向上の両立を更に図ることができる。
また、上記構成の車両用消音器において、前記触媒コンバータの直径が、前記エキゾーストパイプの直径より大きく、前記エキゾーストパイプの前記第1膨脹室内への突出長が、前記触媒コンバータの前記第1膨脹室内への突出長より長いことが望ましい。
この構成によれば、エキゾーストパイプより直径の大きな触媒コンバータの第1膨脹室への突出量を小さくすることで、第1膨脹室の容量を大きくすることができ、触媒コンバータの早期活性化と消音性能の向上の両立をより一層図ることができる。
上述した本発明の車両用消音器によれば、エキゾーストパイプからの排気を直接触媒に吹きかけることができ、触媒の急速昇温・早期活性化を促すことができるので、エンジンスタートから速やかに排ガス浄化を開始することができる。
また、膨脹室を区画する隔壁に触媒コンバータを設けたことにより、触媒コンバータの前後に膨張室が存在し、エキゾーストパイプから排出された排気が一旦膨脹室に開放されるので、触媒コンバータの過度の高温化を抑制し、触媒コンバータの劣化防止を図ることができる。
また、触媒コンバータと消音器本体の天壁との間に、エキゾーストパイプまたは膨張室を連結する連通パイプの少なくともいずれかが存在するので、これらのパイプが断熱部材としての機能を果たす。これにより、触媒コンバータの熱が直接天壁に伝わりにくくなり、自動二輪車に適用した場合、外観上において最も目立ちやすい天壁への熱影響(表面焼け等)を抑制することができる。
以下、添付図面に基づいて本発明の一実施形態に係る車両用消音器を詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る車両用消音器の縦断面図である。尚、この図1においては、便宜上、いくつかのパイプを半断面のみで示してある。図2(a)、(b)は、図1のA−A矢視断面図及びB−B矢視断面図である。図3は、図1に示した車両用消音器を装備したスクータ型の自動二輪車の右側面図である。
本第1実施形態の車両用消音器10は、図1に示すように、筒状の消音器本体11と、消音器本体11の長手方向の一端より内部に挿入されたエキゾーストパイプ12と、消音器本体11の内部に配設された排気浄化用の触媒コンバータ13とを備えている。
この車両用消音器10は、消音器本体11の長手方向を水平方向に沿わせた状態で車両に装備される。図3の自動二輪車1は、前輪2と、後輪3と、ハンドル4と、シート5と、シート5の下側に配置されたエンジン6と、を有するスクータ型の自動二輪車であり、車両用消音器10は、自動二輪車1の後輪3の右側方に、車両前後方向に長手方向を沿わせた状態で配置されている。
図1に示すように、筒状の消音器本体11の内部空間が、第1,第2の隔壁21,22により長手方向に並んだ3つの膨脹室H1,H2,H3に区画されている。本実施形態では、エキゾーストパイプ12の挿入側から順番に、第3膨脹室H3、第1膨脹室H1、第2膨脹室H2が並んでおり、エキゾーストパイプ12の開口端12aが、第3膨脹室H3を貫通し、中央の第1膨脹室H1まで挿入されて第1膨脹室H1内で開口している。
消音器本体11は、周壁部11a及び両端の端壁部11b,11cを含めて、全体が二重壁により構成されており、周壁部11aの二重壁の間に防振・防音・断熱のためのグラスウール11eが詰められている。エキゾーストパイプ12は、車両に装備したとき前側となる方の端壁部11bを貫通して、消音器本体11の内部に挿入されている。
第1膨脹室H1、第2膨脹室H2、第3膨脹室H3は、この順番に徐々に実質的な容積が小さくなるように設定されている。ここで実質的な容積とは、見かけ上の容積から内部に突出するパイプの容積を引いた容積である。
この実施形態では、エキゾーストパイプ12の先端は、第1の隔壁21を貫通して第2の隔壁22の手前にまで到達している。そして、第1膨脹室H1と第2膨脹室H2を区画する第2の隔壁22に、触媒コンバータ13が該隔壁22を貫通するように取り付けられた通路内に配置され、エキゾーストパイプ12の開口端12aと触媒コンバータ13の入口13cとが、所定の間隔L2を介して相対向している。
触媒コンバータ13は、触媒保持筒13aの内部に触媒本体13bを保持したもので、エキゾーストパイプ12の開口端12aと同軸に設けられている。本実施形態の触媒コンバータ13はエキゾーストパイプ12よりも直径が大径に形成されており、エキゾーストパイプ12の軸線方向に見た場合に、エキゾーストパイプ12の開口端12aは、触媒コンバータ13の入口13cの範囲内に完全に収まっている。尚、本発明のエキゾーストパイプは、開口端が触媒コンバータの入口の範囲内に完全に収まっていないものでも良い。
また、エキゾーストパイプ12から第1膨脹室H1に導入された排気が、触媒コンバータ13を通り、第2膨脹室H2、第3膨脹室H3をこの順に流れて外部に排出されるように、第2膨脹室H2と第3膨脹室H3との間及び第3膨脹室H3と外部との間は、膨張室を連結する第1,第2連通パイプ14,15でそれぞれ連通されている。第2連通パイプ15の端部15aは、消音器本体11の後側の端壁部11cから外に突出している。
更に、触媒コンバータ13が設けられた第2の隔壁22と、第3膨脹室H3と第1膨脹室H1とを区画する第1の隔壁21とを共に貫通するように、前記第1連通パイプ14と第2連通パイプ15とが設けられている。特に、第1連通パイプ14は、細い2本のパイプ14A,14Bに分割して配設されている。
これら第1連通パイプ14及び第2連通パイプ15は、いずれも触媒コンバータ13の上側に配置されており、特に第1連通パイプのパイプ14A,14Bより大径の第2連通パイプ15は、触媒コンバータ13のちょうど真上に配設されている。
また、本実施形態の触媒コンバータ13は、車両進行方向に対する垂直面を含む断面における消音器本体11の断面中心G(幾何学的中心)よりも下側にオフセットした位置に中心を位置させ、且つ、消音器本体11の断面中心Gよりも車幅方向の外側にオフセットした位置に中心を位置させて、配置されている。但し、本発明の触媒コンバータは、消音器本体11の断面中心G上に配置することもできる。
消音器本体11は、図2に示すように、前記断面に関して上半部が車幅方向の外側に傾いた斜めの長円形状に形成されており、触媒コンバータ13の上方が複数の第1連通パイプ14及び第2連通パイプ15で覆われている。
また、エキゾーストパイプ12の第1膨脹室H1内への突出長L1は、第1膨脹室H1の長さの半分を超える長さに設定され、触媒コンバータ13の第1膨脹室H1内への突出長L3は、第1膨脹室H1の長さの半分より小さい長さに設定されている。また、触媒コンバータ13の突出量は、上流側の第1膨脹室H1に対する長さL3より、下流側の第2膨脹室H2に対する長さL4の方が大きく設定されている。
このように、エキゾーストパイプ12より直径の大きな触媒コンバータ13の第1膨脹室H1への突出量を小さくすることは、第1膨脹室H1の容量を大きくする上で有効である。
また、触媒コンバータ13の第2膨脹室H2内への突出長L4と、第1連通パイプ14(14A,14B)の第2膨脹室H2内への突出長は、寸法L5だけ互いに異ならせてあり、第1連通パイプ14(14A,14B)の第3膨脹室H3内への突出長と、第2連通パイプ15の第3膨脹室内への突出長は、寸法L6,L7だけ互いに異ならせてある。このように各パイプの突出量を違えることで、消音性の向上が図れる。
以上のように構成した本実施形態の車両用消音器10は、次の作用効果を奏する。
(1)エキゾーストパイプ12の開口端12aを触媒コンバータ13の入口13cに対向させたので、エキゾーストパイプ12からの排気を直接触媒に吹きかけることができ、触媒の急速昇温・早期活性化を促すことができる。従って、エンジンスタートから速やかに排ガス浄化を開始することができる。
(2)第1膨脹室H1と第2膨張室H2を区画する隔壁22を貫通するように設けられた通路内に触媒コンバータ13を設けたことにより、触媒コンバータ13の前後に第1,第2膨張室H1,H2が存在し、エキゾーストパイプ12から排出された排気が一旦第1膨脹室H1に開放されるので、触媒コンバータ13の過度の高温化を抑制し、触媒コンバータ13の劣化防止を図ることができる。
(3)触媒コンバータ13と消音器本体11の天壁との間に、第1及び第2連通パイプ14,15が存在するので、これらの第1及び第2連通パイプ14,15が断熱部材としての機能を果たす。これにより、触媒コンバータ13の熱が直接天壁に伝わりにくくなり、自動二輪車に適用した場合、外観上において最も目立ちやすい天壁への熱影響(表面焼け等)を抑制することができる。
(4)触媒コンバータ13を車両進行方向に対する垂直面を含む断面における消音器本体11の断面中心Gよりも下寄りの位置にオフセットして配置したので、触媒コンバータ13と消音器本体11の天壁との間の距離を大きくとることができる。従って、消音器本体11の天壁への熱影響を更に減少させることができる。また、触媒コンバータ13を下側にオフセットして配置したことにより、触媒コンバータ13の上方に平行に通す第1,第2連通パイプ14,15との取合に余裕ができ、パイプレイアウトの自由度が増す。
(5)消音器本体11を車両進行方向に対する垂直面を含む断面における斜めの長円形状に設定しているので、前記断面が長円形状の消音器本体11の下半部を、上半部よりも車幅方向の中心に寄らせることができる。つまり、車両用消音器10を装備した側の側方から見たときに、消音器本体11の下半部が奥まった位置にあるように見せることができる。
従って、消音器本体11の断面中心Gよりも下側の位置にオフセットして触媒コンバータ13を設けた場合、消音器本体11の下半部周壁に触媒コンバータ13の熱影響が大きく出る可能性があるが、その熱影響が出る部分をできるだけ車幅方向の中心に寄らせることができる。例えば、消音器本体11の下半部周壁に万一触媒コンバータ13の熱による表面焼けが生じても、側方から見て奥まった位置にその部分があることにより、目立ちにくくすることができる。
また、消音器本体11を、前記断面に関して上半部が車幅方向の外側に傾いた斜めの長円形状としたことにより、当然、バンク角の確保に有利となる。
(6)触媒コンバータ13を消音器本体11の前記断面中心Gよりも外側にオフセットして配置したので、車体中心側に存在する後輪3や制動装置(特にディスクブレーキの油圧配管)等の部品と触媒コンバータ13との間の距離をできるだけ大きくとることができ、これらの部品に対する触媒コンバータ13の熱の影響を減らすことができる。
(7)車両用消音器10を自動二輪車の後輪3の側方に装備する場合、バンク角の確保を考慮すると、車両用消音器10は、極力車幅方向の中心寄りの位置に配設するのが望ましい。一方、エキゾーストパイプ12は、車両用消音器10の取付ブラケットやエンジンのファンケース等との取合関係の都合から、車幅方向の中心寄りに配設するのに限度がある。従って、車両用消音器10に対してエキゾーストパイプ12が車体外側方寄りの位置になりやすいというレイアウト上の条件がある。この点、上記車両用消音器10は、触媒コンバータ13の位置を車体外側方に寄らせているので、触媒コンバータ13とエキゾーストパイプ12とを近い関係にもってきやすいという利点がある。
(8)触媒コンバータ13の上方が複数の第1,第2連通パイプ14,15によって覆われているので、触媒コンバータ13の熱がより消音器本体11の天壁に伝わりにくくなる。
(9)エキゾーストパイプ12の開口端12aと触媒コンバータ13の入口13cを同軸に配置したので、エキゾーストパイプ12からの排気をより効率良く触媒に吹きかけることができ、触媒の昇温効率をより高めることができる。
(10)エキゾーストパイプ12の開口端12aを触媒コンバータ13の入口13cの範囲内に完全に収まるように設定したので、エキゾーストパイプ12からの排気をより効率良く触媒に吹きかけることができ、触媒の昇温効率をより高めることができる。
(11)徐々に容積が小さくなる第1膨脹室H1、第2膨脹室H2、第3膨脹室H3を、第1,第2連通パイプ14,15を介してこの順に排気が流れるようにしたので、高い消音効果を得ることができる。また、第1膨脹室H1から第2膨脹室H2に排気が移動する際に、繋ぎパイプの役割をなす触媒コンバータ13を排気が通過して排気の浄化が行われる。
(12)第1連通パイプ14と第2連通パイプ15とが、いずれも触媒コンバータ13の上側に配置されると共に、第1連通パイプ14は2本に分割して配設されているので、触媒コンバータ13の早期活性化と消音性能の向上の両立を図ることができる。
次に、図4〜図9を参照して本発明の他の実施形態に係る車両用消音器について説明する。
これらの各実施形態の共通点についてまず述べる。
共通点の第1は、消音器本体11の内部空間が、長手方向に並んだ3つの膨脹室H1〜H3に区画され、そのうちの1つの膨脹室を第1膨脹室H1とし、残りの2つの膨脹室を第2膨脹室H2,第3膨脹室H3として、第1膨脹室H1にエキゾーストパイプ12の開口端12aを開口させたことである。
第2は、エキゾーストパイプ12の開口端12aの対向する隔壁、つまり、第1膨脹室H1と他の膨脹室を区画する隔壁21(または22)を貫通するように設けられた通路内に触媒コンバータ13を設け、エキゾーストパイプ12の開口端12aと触媒コンバータ13の入口13cとを対向させたことである。
第3は、第1膨脹室H1、第2膨脹室H2、第3膨脹室H2が、この順に実質的な容積が小さくなるように設定され、エキゾーストパイプ12から第1膨脹室H1に導入された排気が、触媒コンバータ13を通り、第2膨脹室H1、第3膨脹室H3をこの順に流れて外部に排出されるように、第2膨脹室H2と第3膨脹室H3との間、及び第3膨脹室H3と外部との間を第1,第2連通パイプ14,15でそれぞれ連通させたことである。
第4は、触媒コンバータ13を消音器本体11の断面中心より下側にオフセットして配置し、触媒コンバータ13の真上に、エキゾーストパイプ12或いは第1,第2連通パイプ14,15の何れかを位置させたことである。
以下、個別に違いを説明する。
図4に示した第2実施形態の車両用消音器10Aにおいては、エキゾーストパイプ12の挿入方向から順に、第1膨脹室H1、第2膨脹室H2、第3膨脹室H3が並んでおり、第1膨脹室H1側の端部から消音器本体11内にエキゾーストパイプ12が挿入されている。
エキゾーストパイプ12の先端は、第1膨脹室H1を通過して第2膨脹室H2内に至り、この第2膨脹室H2内でいったんUターンして、再び第1膨脹室H1内に戻り、この第1膨脹室H1内で更にUターンして方向を180度変えている。そして、先端の開口端12aを、第1膨脹室H1と第2膨脹室H2の間の隔壁21に設けた触媒コンバータ13の入口13cに対向させている。
また、第2膨脹室H2と第3膨脹室H3との間の隔壁22に第1連通パイプ14を設け、消音器本体11の後端側の端壁部に第2連通パイプ15を貫通させて設けている。なお、第1連通パイプ14と第2連通パイプ15は、同軸上に並ばないように位置をずらして配置してある。
この場合、エキゾーストパイプ12を隔壁21に貫通させる際に、触媒コンバータ13の真上を通過させている。このことにより、消音器本体11の天壁に触媒コンバータ13の熱が伝わる際に、エキゾーストパイプ12が断熱部材としての役割を果たす。
図5に示した第3実施形態の車両用消音器10Bにおいては、エキゾーストパイプ12の挿入方向から順に、第1膨脹室H1、第3膨脹室H3、第2膨脹室H2が並んでおり、第1膨脹室H1側の端部から消音器本体11内にエキゾーストパイプ12が挿入されている。
エキゾーストパイプ12の先端は、第1膨脹室H1内に直線的に挿入されており、そのままエキゾーストパイプ12の開口端12aが、第1膨脹室H1と第3膨脹室H3の間の隔壁21に設けた触媒コンバータ13の入口13cに対向している。
また、触媒コンバータ13を、第1膨脹室H1と第3膨脹室H3の間の隔壁21に設けている関係で、触媒コンバータ13の出口には延長パイプ13eを設けて、第2膨脹室H2内に隔壁22を貫通させて挿入している。
更に、第2膨脹室H2と第3膨脹室H3との間の隔壁22に第1連通パイプ14を設け、第3膨脹室H3と外部とを連通する第2連通パイプ15を、第2膨脹室H2と第3膨脹室H3との間の隔壁22及び消音器本体11の後端側の端壁部を貫通させて設けている。
この場合、第1連通パイプ14または第2連通パイプ15の少なくともいずれかが、触媒コンバータ13の真上に配設される。このことにより、消音器本体11の天壁に触媒コンバータ13の熱が伝わる際に、第1連通パイプ14または第2連通パイプ15が断熱部材としての役割を果たす。
図6に示した第4実施形態の車両用消音器10Cにおいては、エキゾーストパイプ12の挿入方向から順に、第2膨脹室H2、第1膨脹室H1、第3膨脹室H3が並んでおり、第2膨脹室H2側の端部から消音器本体11内にエキゾーストパイプ12が挿入されている。
エキゾーストパイプ12の先端は、第2膨脹室H2を通過して第1膨脹室H1内に至り、この第1膨脹室H1内でUターンして180度方向を変え、開口端12aを、第2膨脹室H2と第1膨脹室H1の間の隔壁21に設けた触媒コンバータ13の入口13cに対向させている。
また、第2膨脹室H2と第3膨脹室H3との間に第1膨脹室H1が存在するので、2つの隔壁21,22を貫通させて第1連通パイプ14を配設し、それと位置をずらして、消音器本体11の後端側の端壁部を貫通させて第2連通パイプ15を設けている。
この場合、第1連通パイプ14を触媒コンバータ13の真上に配設している。このことにより、消音器本体11の天壁に触媒コンバータ13の熱が伝わる際に、第1連通パイプ14が断熱部材としての役割を果たす。
図7に示した第5実施形態の車両用消音器10Dにおいては、エキゾーストパイプ12の挿入方向から順に、第2膨脹室H2、第3膨脹室H3、第1膨脹室H1が並んでおり、第2膨脹室H2側の端部から消音器本体11内にエキゾーストパイプ12が挿入されている。
エキゾーストパイプ12の先端は、第2膨脹室H2、第3膨脹室H3を通過して第1膨脹室H1内に至り、この第1膨脹室H1内でUターンして180度方向を変え、開口端12aを、第3膨脹室H3と第1膨脹室H1の間の隔壁22に設けた触媒コンバータ13の入口13cに対向させている。
また、触媒コンバータ13を、第1膨脹室H1と第3膨脹室H3の間の隔壁22に設けている関係で、触媒コンバータ13の出口には延長パイプ13eを設けて、第2膨脹室H2内に隔壁21を貫通させて挿入している。
更に、第2膨脹室H2と第3膨脹室H3との間の隔壁21に第1連通パイプ14を設け、第3膨脹室H3と外部とを連通する第2連通パイプ15を、第3膨脹室H3と第1膨脹室H1との間の隔壁22及び消音器本体11の後端側の端壁部を貫通させて設けている。
この場合、第1連通パイプ14または第2連通パイプ15の少なくともいずれかが、触媒コンバータ13の真上に配設される。このことにより、消音器本体11の天壁に触媒コンバータ13の熱が伝わる際に、第1連通パイプ14または第2連通パイプ15が断熱部材としての役割を果たす。
図8に示した第6実施形態の車両用消音器10Eにおいては、第1実施形態の車両用消音器10と同様に、エキゾーストパイプ12の挿入方向から順に、第3膨脹室H3、第1膨脹室H1、第2膨脹室H3が並んでおり、第3膨脹室H3側の端部から消音器本体11内にエキゾーストパイプ12が挿入されている。
エキゾーストパイプ12の先端は、第3膨脹室H2を通過して第1膨脹室H1内に至り、この第1膨脹室H1内で開口端12aを、第1膨脹室H1と第2膨脹室H2の間の隔壁22に設けた触媒コンバータ13の入口13cに対向させている。
また、第2膨脹室H2と第3膨脹室H3との間に第1膨脹室H1が存在するので、2つの隔壁21,22を貫通させて第1連通パイプ14を1本配設し、それと位置をずらして、消音器本体11の後端側の端壁部を貫通させて第2連通パイプ15を設けている。
この場合、第1連通パイプ14及び第2連通パイプ15を触媒コンバータ13の真上に配設している。このことにより、消音器本体11の天壁に触媒コンバータ13の熱が伝わる際に、第1連通パイプ14及び第2連通パイプ15が断熱部材としての役割を果たす。
図9に示した第7実施形態の車両用消音器10Fにおいては、エキゾーストパイプ12の挿入方向から順に、第3膨脹室H3、第2膨脹室H2、第1膨脹室H1が並んでおり、第3膨脹室H3側の端部から消音器本体11内にエキゾーストパイプ12が挿入されている。
エキゾーストパイプ12の先端は、第3膨脹室H3、第2膨脹室H2を通過して第1膨脹室H1内に至り、この第1膨脹室H1内でUターンして180度方向を変え、開口端12aを、第2膨脹室H2と第1膨脹室H1の間の隔壁22に設けた触媒コンバータ13の入口13cに対向させている。
また、第2膨脹室H2と第3膨脹室H3との間の隔壁21に第1連通パイプ14を設け、第3膨脹室H3と外部とを連通する第2連通パイプ15を、2つの隔壁21,22及び消音器本体11の後端側の端壁部を貫通させて設けている。
この場合、第2連通パイプ15を触媒コンバータ13の真上に配設している。このことにより、消音器本体11の天壁に触媒コンバータ13の熱が伝わる際に、第2連通パイプ15が断熱部材としての役割を果たす。
本発明の第1実施形態に係る車両用消音器の縦断面図である。 (a)、(b)はそれぞれ図1のA−A矢視断面図及びB−B矢視断面図である。 図1に示した車両用消音器を装備したスクータ型の自動二輪車の右側面図である。 本発明の第2実施形態に係る車両用消音器の縦断面図である。 本発明の第3実施形態に係る車両用消音器の縦断面図である。 本発明の第4実施形態に係る車両用消音器の縦断面図である。 本発明の第5実施形態に係る車両用消音器の縦断面図である。 本発明の第6実施形態に係る車両用消音器の縦断面図である。 本発明の第7実施形態に係る車両用消音器の縦断面図である。
符号の説明
10 車両用消音器
11 消音器本体
12 エキゾーストパイプ
12a 開口端
13 触媒コンバータ
13c 入口
14 第1連通パイプ
15 第2連通パイプ
H1 第1膨脹室
H2 第2膨脹室
H3 第3膨脹室

Claims (12)

  1. 内部にエキゾーストパイプが挿入された消音器本体と、該消音器本体の内部に配設された排気浄化用の触媒コンバータとを有し、車両に装備される車両用消音器であって、
    前記消音器本体の内部空間が、隔壁により複数の膨脹室に区画され、
    前記触媒コンバータが、前記膨脹室を区画する隔壁を貫通するように設けられた通路内に配置され、
    前記消音器本体の内部に挿入したエキゾーストパイプの開口端が、前記触媒コンバータの入口に所定の間隔をおいて対向し、
    前記触媒コンバータの上方には、真上から見た場合に触媒コンバータと重なる部分を有するように、前記エキゾーストパイプまたは膨張室間を連結する連通パイプの少なくともいずれかが配設されることを特徴とする車両用消音器。
  2. 前記触媒コンバータが、車両進行方向に対する垂直面を含む断面における前記消音器本体の断面中心よりも下側にオフセットした位置に中心を位置させて配置されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用消音器。
  3. 前記消音器本体は、前記断面に関して上半部が車幅方向の外側に傾いた斜めの長円形状をなしていることを特徴とする請求項2に記載の車両用消音器。
  4. 前記消音器本体は、自動二輪車の後輪の側方に配置されるものであり、前記触媒コンバータは、前記消音器本体の前記断面中心よりも車幅方向の外側にオフセットした位置に中心を位置させて配置されていることを特徴とする請求項3に記載の車両用消音器。
  5. 前記触媒コンバータの上方に位置すると共に、真上から見た場合に該触媒コンバータと重なる部分を有するように配設された前記エキゾーストパイプまたは前記連通パイプの側方に、更に連通パイプが配設されており、前記触媒コンバータの上方が複数のパイプによって覆われていることを特徴とする請求項1に記載の車両用消音器。
  6. 前記エキゾーストパイプの開口端と前記触媒コンバータの入口とを同軸に対向させて配置することを特徴とする請求項1に記載の車両用消音器。
  7. 前記エキゾーストパイプの軸線方向に見た場合に、エキゾーストパイプの開口端が前記触媒コンバータの入口の範囲内に完全に収まるように、エキゾーストパイプの開口端と触媒コンバータの入口の大小関係及び相互位置関係が設定されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用消音器。
  8. 前記膨脹室を3つ設け、そのうちの1つの膨脹室を前記エキゾーストパイプの開口端が開口する第1膨脹室とし、他の2つの膨脹室を第2膨脹室及び第3膨脹室とし、前記第1膨脹室と他の膨脹室を区画する前記隔壁を貫通する通路内に前記触媒コンバータを設けると共に、
    前記エキゾーストパイプから前記第1膨脹室に導入された排気が、前記触媒コンバータを通り、前記第2膨脹室、第3膨脹室をこの順に流れて外部に排出されるように、それぞれ連通されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用消音器。
  9. 前記第2膨張室の容積が前記第1膨張室の容積より小さくされ、前記第3膨張室の容積が前記第2膨張室の容積より更に小さくされることを特徴とする請求項8に記載の車両用消音器。
  10. 前記第3膨脹室、第1膨脹室、第2膨脹室が、前記エキゾーストパイプの挿入側から順番に並んでおり、
    前記エキゾーストパイプが、前記第3膨脹室を貫通し前記第1膨脹室まで挿入されて該第1膨脹室内で開口し、
    前記第1膨脹室と前記第2膨脹室を区画する隔壁を貫通する通路内に前記触媒コンバータが設けられ、
    この隔壁と、前記第3膨脹室と前記第1膨脹室とを区画するもう1つの隔壁とを共に貫通し、前記第2膨脹室と前記第3膨脹室を連通する第1連通パイプと、第3膨脹室と外部を連通する第2連通パイプとが、いずれも前記触媒コンバータの上側に配置されることを特徴とする請求項8に記載の車両用消音器。
  11. 前記第1連通パイプが、2本以上に分割して配設されていることを特徴とする請求項10に記載の車両用消音器。
  12. 前記触媒コンバータの直径が、前記エキゾーストパイプの直径より大きく、前記エキゾーストパイプの前記第1膨脹室内への突出長が、前記触媒コンバータの前記第1膨脹室内への突出長より長いことを特徴とする請求項9に記載の車両用消音器。
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