JP2006217051A - 無線通信システム及び無線基地局制御装置 - Google Patents

無線通信システム及び無線基地局制御装置 Download PDF

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正明 谷野
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大歩 笠井
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Abstract

【課題】 ソフトハンドオーバを効果的に動作させる隣接セクタを自動で設定する。
【解決手段】 無線端末と通信する第1のセクタに応じた基地局、及び、無線端末の移動等により無線端末と通信を開始した第2のセクタに応じた基地局は、無線端末から取得した端末識別子と時刻とセクタ識別子とを基地局制御部(以下、制御部)に送信する。制御部は、基地局から受信した端末識別子と時刻に対応して、受信したセクタ識別子を順次テーブルに記憶する。また、制御部は、該テーブルを参照して、予め定められた時間範囲で異なるセクタ識別子が記憶されているか判断し、該異なる2つのセクタ識別子の組を隣接セクタ候補として、隣接セクタ候補とされた回数をカウントする。制御部は、カウントされた回数が閾値以上の隣接セクタ候補について、隣接セクタ候補の一方のセクタに応じた基地局に、他方のセクタについての隣接セクタ情報を含む変更要求を送信する。
【選択図】 図10

Description

本発明は、無線通信システム及び無線基地局制御装置に係り、特に、複数の無線端末がひとつのセクタと同時に通信を行い、また、ひとつの無線端末が複数のセクタの信号を受信できる無線通信システム、及び/又は、各基地局のセクタ毎に符号分割多重多元接続(CDMA)方式により通信が行なわれる無線通信システムにおける無線基地局の隣接関係を管理するための無線通信システム及び無線基地局制御装置に関する。
移動体通信は、例えば、車載電話や携帯電話などの無線端末が最寄りの基地局のセクタからの電波を見つけて、無線端末〜基地局間で電波のやり取りをすることを基本とする。基地局に備えたアンテナのうちの一つから電波が届く通信可能範囲のことを、「セクタ(Sector)」と呼ぶ。基地局は、一つ又は複数のセクタを備える。セクタを隙間なく配置していくことにより、移動体通信サービス・エリアが構成される。ある一定の距離間隔に基地局を設置したマルチセクタ構成をとり、各基地局が提供する複数のセクタを途切れなく(疎にならないように)敷設していくことによって、無線端末は何処からでも通信することができ、広域的なサービス・エリアが構築される。
また、CDMA通信網においては、無線端末が、通信する基地局を変更する際に、複数の基地局との通信による信号の合成又は通信路の選択が行われ、無瞬断で通信路を切り換えるソフトハンドオーバ技術が知られている(例えば、非特許文献1参照)。このソフトハンドオーバを行うためには、無線端末は隣接した基地局(隣接基地局)のセクタからの制御信号を予め受信する必要がある。無線端末は、ソフトハンドオーバを動作可能な状態になるように、通信中のセクタで用いているパイロット信号オフセット値以外のオフセット値を順次用いて別セクタの電波を探索し、別セクタからの電波の捕捉を試みる。
一方、基地局は、セクタの制御情報を管理し、周期的に制御情報を送信(ブロードキャスト)する。このブロードキャストメッセージの中には、隣接セクタ情報と呼ばれる、周辺のセクタの電波情報が含まれている(例えば、非特許文献2参照)。無線端末は、この隣接セクタ情報に基づいて周辺セクタの電波の捕捉を効率的に実施することが出来る。これによって、ソフトハンドオーバを有効に動作させることが可能となる。
例えば、無線端末は、通信中のセクタから受信した制御情報に「隣接セクタ情報」が設定されている場合、「隣接セクタ情報」に示された周波数、パイロット信号オフセットに従い電波の捕捉を試みることで、効率良く隣接セクタからの電波を捕捉することが可能となる。また、無線端末は、複数の基地局からの電波を同時に捕捉して、受信品質を比較し、品質の良い方にハンドオフを行っていく。
「3G TR25.832 V4.0.0」、3GPP発行、2001年3月、5.2.1章 「3GPP2:C.S0024」、3GPP2発行、2002年10月
cdmaシステムにおいてソフトハンドオーバを有効に動作させ、品質の高い移動体通信サービスを提供するためには、各セクタについて隣接セクタを正しく決定したうえで、決定した隣接セクタの情報を基地局の管理情報として設定・登録して、ブロードキャストメッセージが、正しい隣接セクタの情報を送信している状態としておくとよい。また、移動体通信システムは、サービス開始後にも不感地域の解消や、トラフィックの増加に対応するため、無線基地局の配置の見直しや、基地局の追加設置などを頻繁に行うことが多い。
このような基地局の追加・変更を行うと、基地局の隣接関係が変わることがある。隣接する基地局が変わった後にも、無線端末が効率よくソフトハンドオーバをし続けるためには、変更後の隣接関係を正しく把握したうえで、必要であれば基地局からの報知(ブロードキャスト)メッセージを変更する必要がある。
また、基地局の配置に変更が無い場合であっても、ビルの建築などによる基地局周辺の環境の変化などにより、伝播環境が変化してしまうことがある。例えば、伝播環境の変化により、ある隣接していたセクタへのソフトハンドオーバが出来なくなることもある。このような場合には、例えば、ブロードキャストメッセージから該当のセクタの情報を削除しなければならない。
隣接関係にあるセクタの特定方法として、基地局間の距離を基に算出することが考えられるが、距離的に近隣にある基地局のセクタであっても、地形やビルの影響で近隣のセクタからの電波が届かない場合や、地下街やビル内設置基地局など実際には電波が閉じた空間に限られている場合があり、ソフトハンドオーバができないケースもある。このため、実際にセクタの隣接関係を厳密に決定するには、電波測定車による走行試験や伝搬シミュレーションなどによる電波環境の把握が必要になる。しかしながら、電波の測定には時間とコストが非常にかかる。さらに、基地局の追加、配置の変更などのたびに測定が必要となる。また、シミュレーションも時間、コスト共にかかるうえに、実環境を完全には再現しきれないために、必ずしも正しい結果が出るとは限らない。
本発明は、以上の点に鑑み、無線通信網において、無線端末が各基地局のセクタ間を効果的にソフトハンドオーバすることができる無線通信システム及び無線基地局制御装置を提供することを目的とする。また、本発明は、隣接セクタ情報が登録されていない場合であっても、自動的に隣接セクタ情報を収集、設定し、無線端末のソフトハンドオーバを有効に動作させることを目的とする。さらに、本発明は、基地局の追加設置、撤去、移動、伝搬環境の変化などの際に、電波測定やシミュレーション、設定操作などを省略可能とすることで、運用コストを低減することが出来る無線通信システムを提供することを目的とする。
また、本発明は、基地局の配置変更や周辺環境の変化による電波環境の変化及び基地局の新設などの際に、基地局の隣接関係を決定するための、シミュレーション、電波測定、基地局パラメータの変更などの保守アクションを行うことなく、ソフトハンドオーバを有効に動作させるためのブロードキャストメッセージの更新を自動的に行うことを目的とする。
CDMA通信網においては、複数のセクタとの通信による信号の合成又は通信路の選択が行われ、基地局の変更の際に無瞬断で通信路を切り換えるソフトハンドオーバ技術が知られているが、無線端末が複数のセクタの電波を受信出来ていない状態で隣接基地局のセクタ内に移動した場合は、瞬断もしくは短い停止期間を伴うハンドオーバとなる。
(1)本発明では、例えば、無線端末毎の通信履歴を蓄積する基地局制御部を、無線通信網に備える。無線端末毎の通信履歴を追跡し、続けて通信が起こった2つのセクタを隣接セクタ候補とみなす。あるセクタ同士で隣接セクタ候補になった回数が、規定の回数を超過した段階で、隣接セクタとして決定し、ブロードキャストメッセージに反映させる。
(2)これとは別の方法として、CDMA通信網で定められた無線端末から基地局への通知情報に着目し、端末が複数セクタからの信号をキャッチ出来ていれば、このセクタ同士を隣接セクタ候補とみなす。あるセクタ同士で隣接セクタ候補になった回数が、規定の回数を超過した段階で、隣接セクタとして決定し、ブロードキャストメッセージに反映させる。
上記手段によりセクタのブロードキャストメッセージの内容を自動的に更新する。これにより、以後は該当するセクタ同士でのソフトハンドオーバがより効果的に実施可能となる。
本発明の第1の解決手段によると、
ひとつ又は複数のセクタを有し、セクタ毎に該セクタと隣接する他のセクタのセクタ識別子及び/又は該他のセクタからの電波を識別するための情報を含む隣接セクタ情報を、セクタ毎に無線端末へ送信するひとつ又は複数の基地局と、
前記無線端末の端末識別子毎に、時刻に対応して、前記無線端末が通信するセクタのセクタ識別子が記憶される接続履歴テーブルを有し、前記基地局から送信される隣接セクタ情報を変更させるための基地局制御部と
を備え、
前記基地局は、前記無線端末から取得した端末識別子と、該無線端末と通信するセクタのセクタ識別子とを前記基地局制御部に送信し、
前記基地局制御部は、
端末識別子とセクタ識別子とを受信して、該端末識別子と受信時刻とに対応して、該セクタ識別子を前記接続履歴テーブルに記憶し、
前記接続履歴テーブルを参照し、各端末識別子に対応して、任意の時刻から予め定められた時間の間に異なる複数のセクタ識別子が記憶されている場合、該異なる複数のセクタ識別子のうちの第1のセクタと第2のセクタが隣接セクタ候補であると判断して、第1のセクタの第1のセクタ識別子と第2のセクタの第2のセクタ識別子とに対応して隣接セクタ候補であると判断した回数をカウントし、
カウントされた回数が予め定められた閾値以上の第1及び第2のセクタ識別子について、第1のセクタ識別子に応じた基地局に、第2のセクタ識別子及び/又は第2のセクタからの電波を識別するための情報を含む、該基地局からの隣接セクタ情報を変更させるための変更要求を送信する無線通信システムが提供される。
本発明の第2の解決手段によると、
ひとつ又は複数のセクタを有し、セクタ毎に該セクタと隣接する他のセクタのセクタ識別子及び/又は該他のセクタからの電波を識別するための情報を含む隣接セクタ情報を、セクタ毎に送信するひとつ又は複数の基地局と、
前記基地局から送信される隣接セクタ情報を変更させるための基地局制御部と
を備え、
前記基地局は、前記無線端末がひとつ又は複数のセクタから捕捉した電波を示すひとつ又は複数の捕捉電波情報を該無線端末から取得して、該捕捉電波情報を前記基地局制御部に送信し、
前記基地局制御部は、
前記基地局から捕捉電波情報を受信して、複数の捕捉電波情報が受信されたか判断し、該複数の捕捉電波情報にそれぞれ対応する複数のセクタ識別子のうち第1のセクタと第2のセクタが隣接セクタ候補であると判断して、第1のセクタの第1のセクタ識別子と第2のセクタの第2のセクタ識別子とに対応して、隣接セクタ候補であると判断した回数をカウントし、
カウントされた回数が予め定められた閾値以上の第1及び第2のセクタ識別子について、第1のセクタ識別子に応じた基地局に、第2のセクタ識別子及び/又は第2のセクタからの電波を識別するための情報を含む、該基地局からの隣接セクタ情報を変更させるための変更要求を送信する無線通信システムが提供される。
本発明の第3の解決手段によると、
ひとつ又は複数のセクタを有する基地局と情報を送受信するためのインタフェースと、
前記無線端末の端末識別子毎に、時刻に対応して、前記無線端末が通信するセクタのセクタ識別子が記憶される接続履歴テーブルと、
ひとつ又は複数のセクタを有する基地局から無線端末へ送信される、セクタ毎に該セクタと隣接する他のセクタのセクタ識別子及び/又は該他のセクタからの電波を識別するための情報を含む隣接セクタ情報を変更させるための処理部と
を備え、
前記処理部は、
前記無線端末からの端末識別子と、該無線端末と通信するセクタのセクタ識別子とを前記基地局から受信し、
該端末識別子と受信時刻とに対応して、該セクタ識別子を前記接続履歴テーブルに記憶し、
前記接続履歴テーブルを参照し、各端末識別子に対応して、任意の時刻から予め定められた時間の間に異なる複数のセクタ識別子が記憶されている場合、該異なる複数のセクタ識別子のうちの第1のセクタと第2のセクタが隣接セクタ候補であると判断して、第1のセクタの第1のセクタ識別子と第2のセクタの第2のセクタ識別子とに対応して隣接セクタ候補であると判断した回数をカウントし、
カウントされた回数が予め定められた閾値以上の第1及び第2のセクタ識別子について、第1のセクタ識別子に応じた基地局に、第2のセクタ識別子及び/又は第2のセクタからの電波を識別するための情報を含む、該基地局からの隣接セクタ情報を変更させるための変更要求を送信する無線基地局制御装置が提供される。
本発明の第4の解決手段によると、
ひとつ又は複数のセクタを有する基地局と情報を送受信するためのインタフェースと、
前記基地局から無線端末へ送信される、セクタ毎に該セクタと隣接する他のセクタのセクタ識別子及び/又は該他のセクタからの電波を識別するための情報を含む隣接セクタ情報を変更させるための処理部と
を備え、
前記処理部は、
無線端末がひとつ又は複数のセクタから捕捉した電波を示すひとつ又は複数の捕捉電波情報を前記基地局から受信して、複数の捕捉電波情報が受信されたか判断し、該複数の捕捉電波情報にそれぞれ対応する複数のセクタ識別子のうち第1のセクタと第2のセクタが隣接セクタ候補であると判断して、第1のセクタの第1のセクタ識別子と第2のセクタの第2のセクタ識別子とに対応して、隣接セクタ候補であると判断した回数をカウントし、
カウントされた回数が予め定められた閾値以上の第1及び第2のセクタ識別子について、第1のセクタ識別子に応じた基地局に、第2のセクタ識別子及び/又は第2のセクタからの電波を識別するための情報を含む、該基地局からの隣接セクタ情報を変更させるための変更要求を送信する無線基地局制御装置が提供される。
本発明によると、cdma方式の無線通信網において、無線端末が各基地局のセクタ間を効果的にソフトハンドオーバすることができる無線通信システム、無線通信装置及び無線通信方法を提供することができる。また、本発明によると、隣接セクタ情報が登録されていない場合であっても、自動的に隣接セクタ情報を収集、設定し、無線端末のソフトハンドオーバを有効に動作させることができる。さらに、本発明は、基地局の追加設置、撤去、移動、伝搬環境の変化などの際に、電波測定やシミュレーション、設定操作などを省略可能とすることで、運用コストを低減することが出来る無線通信システムを提供することができる。
また、本発明によれば、基地局の配置変更、周辺環境の変化による、電波環境の変化、基地局の新設、などの際に、基地局の隣接関係を決定するための、シミュレーション、電波測定、基地局パラメータの変更などの保守アクションを行うことなく、ソフトハンドオーバを有効に動作させるためのブロードキャストメッセージの更新を自動的に行うことができる。
1.第1の実施の形態
以下、本実施の形態における無線基地局と無線通信網の構成について、図面を用いて説明する。
(ハード構成)
図1は、本実施の形態を適用する無線通信システムの構成例を示すブロック図である。無線通信システムは、複数の無線基地局BS(100−1〜7)と、複数の無線端末MS(501)と、無線基地局(100)の制御を行う基地局制御装置(200)とを備える。
各無線基地局(100)は、無線通信エリアであるセクタ(1〜21)を、一つもしくは複数有する。なお、本実施の形態による動作は、基地局(100)が備えるセクタ数には関係なく適用可能である。
基地局制御装置(200)は、予め記憶されたプログラムにより動作する基地局制御部(201)を有する。基地局制御部(201)は、端末接続履歴テーブル(201−1)と、セクタデータベース(201−4)と、ブロードキャストメッセージ制御部(201−5)とを備える。基地局制御部(201)は、各セクタごとに、隣接セクタ候補テーブル(201−2)及び隣接セクタテーブル(201−3)をさらに備える。端末接続履歴テーブル(201−1)は、各無線端末の接続履歴(通信履歴)を蓄積する。また、セクタデータベース(201−4)は、管理対象の全てのセクタの詳細情報が格納される。ブロードキャストメッセージ制御部(201−5)は、無線基地局(100)が送信する電波の制御を行うための機能を有する。
なお、基地局制御部(201)が、基地局(100)、無線通信網のどの筐体内に存在するかは問わない。図1は、基地局制御部(201)を、専用の基地局制御装置(200)の筐体内に収めた場合の例である。
図2は、基地局制御装置(200)の構成例を示すブロック図である。
基地局制御装置(200)は、記憶装置(202)と、メモリ(203)と、CPU(204)と、回線IF(206)とを有する。CPU(204)は、メモリ(203)に蓄積された制御プログラムや、記憶装置(202)に蓄積された各種データ(例えば201−1〜4のテーブル)を用いて、基地局制御部(201)全体、ならびに、該基地局制御部(201)に接続された無線基地局(100−1〜7)を制御する。上述のこれらのユニット等は内部バス(205)で接続され、無線基地局(100)への制御は回線インタフェース(206)を介して行われる。なお、図1における端末接続履歴テーブル(201−1)、隣接セクタ候補テーブル(201−2)、隣接セクタテーブル、セクタデータベース(201−4)等は、図2の記憶装置(202)やメモリ(203)に記憶されることができる。また、ブロードキャストメッセージ制御部(201−5)は、図2のCPU(204)にて実行されることができる。
図3は、無線基地局(100)の構成例を示すブロック図である。無線基地局(100)は、無線基地局全体の制御を行う装置制御部(101)と、各セクタのセクタ制御部(111〜113)と、各セクタに対応したアンテナ(111−3〜113−3)と、回線インタフェース(105)とを備える。また、装置制御部(101)は、CPU(101−1)と、メモリ(101−2)と、記憶装置(101−3)とを有する。各セクタの制御部(111〜113)は、無線IF(111−1)と、通信処理(111−2)とを有する。
装置制御部(101)のCPU(101−1)は、メモリ(101−2)に蓄積された制御プログラムや記憶装置(101−3)に蓄積された各種データ(例えば端末の情報など)を用いて、基地局(100)全体を制御する。セクタ制御部(111〜113)は、セクタから送信する制御メッセージの送信、端末からの各種制御メッセージの受信処理を行う。上記これらのユニット等は内部バス(106)で接続され、基地局制御部(201)との通信は、回線インタフェース(105)を通して行う。
(テーブル構成)
図4は、端末接続履歴テーブル(201−1)のフォーマット図である。
端末接続履歴テーブル(201−1)は、端末識別子毎に、時刻に対応して、その時刻で端末が接続するセクタの識別情報が記憶される。図4の例では、端末1は、13:00〜13:05まではセクタ1に接続し、13:06以降はセクタ2に接続したことを示す。また、端末2は、13:03にセクタ1に接続し、13:08まで接続した後に切断されたことを示す。なお、時刻、端末識別子、セクタの識別情報は、基地局(各セクタ)から基地局制御部(201)に周期的に通知されることができる。図4の例は、1分毎にセクタの識別情報を記憶している例であるが、これに限らず適宜の時間毎に記憶してもよい。また、図4に示す構成に限られず、適宜簡略化又は詳細化した構成としてもよい。
図5は、セクタデータベース(201−4)のフォーマット図である。
セクタデータベース(201−4)は、ノード名と、セクタの識別情報と、パイロット信号情報と、周波数チャネル情報とが対応して記憶される。ノード名は、例えば基地局(100)に対応する識別情報である。例えば、ノード1は、図1の基地局BS1(100−1)に対応し、ノード2は図1の基地局(100−2)に対応する。パイロット信号情報、周波数チャネル情報は、該当するノード及びセクタが用いるパイロット信号及び周波数チャネルについての情報が予め格納される。また、セクタデータベース(201−4)は、図示のように適宜のデータ番号が付加されてもよい。
図6は、隣接セクタ候補テーブル(201−2)のフォーマット図である。隣接セクタ候補テーブル(201−2)は、各セクタについて、隣接セクタ候補に対応してカウント数が記憶される。なお、図6にはセクタ1についてのテーブルの例を示しているが、セクタ2などの他のセクタについても同様の構成とすることができる。例えば、セクタ1とセクタ2が隣接セクタ候補であると判断されると、図6に示すセクタ1についての隣接候補テーブルにおいて、セクタ2に対応するカウント数がカウントアップされる。また、セクタ2についての隣接候補テーブルにおいて、セクタ1に対応するカウント数がカウントアップされる。カウント数が予め定められた値を超えると、対応する隣接セクタ候補が「隣接セクタ」と決定される。
図7は、隣接セクタテーブルのフォーマット図である。隣接セクタテーブルは、各セクタについて、隣接セクタと、パイロット信号情報等の隣接セクタ情報が対応して記憶される。図7にはセクタ1についてのテーブルの例を示しているが、セクタ2などの他のセクタについても同様の構成とすることができる。また、隣接セクタテーブルは、適宜のデータ番号や、周波数チャネル情報を含んでもよい。
上述のようにcdma通信を行う無線基地局(100)と無線通信網を構築する。網を構築した段階では各セクタの隣接セクタ情報は未登録であってもよい。
(動作)
以下、端末の移動により隣接セクタが自動的に決定される動作の例について説明する。
図8は、セクタ1(502)と通信していた無線端末(501)が、セクタ2(503)に移動していく際の動作シーケンスを示している。この時、各セクタから端末へのブロードキャストメッセージには、隣接セクタ情報が設定されていない(505及び506)。この状態では、端末(501)は自ら周辺基地局(100)のパイロット信号を探索して周辺基地局(100)の電波を受信することができなければ、ソフトハンドオーバはできない。なお、端末(501)が移動する以外にも、電波環境の変化等により端末が通信するセクタが変化する場合も同様である。
まず、無線端末(501)が、基地局(100)のセクタのひとつ(例えば、セクタ1(502))との通信を開始する。端末識別子が予め適宜のメモリに記憶された無線端末(501)は、接続時に及び定期的に端末識別子を通信相手のセクタを収容する基地局(100)に通知する(処理507)。基地局(例えば、基地局制御部(201))は、定期的に、端末(501)と通信するセクタに応じたアンテナ及びセクタ制御部(111)を介して、端末(501)から送信された端末識別子を取得する。基地局(100)は、端末識別子を取得すると又は定期的に、取得した端末識別子と時刻と接続セクタ(例えば、接続セクタの識別情報)とを、基地局制御部(201)へ通知する(処理508、510、512)。接続セクタの情報は、端末識別子を取得したセクタの識別情報又は端末と通信しているセクタの識別情報を用いることができる。また、セクタの識別情報は、予め適宜のメモリに記憶しておくことができる。時刻は、基地局(100)内部の適宜の時計を用いることができる。
基地局制御部(201)(例えば、CPU(204))は、通知された時刻と端末識別子と接続セクタとを、端末接続履歴テーブル(201−1)に書き込む(処理509、511、513)。例えば、基地局制御部(201)は、端末接続履歴テーブル(201−1)の通知された時刻と端末識別子に応じたフィールドに接続セクタを書き込む。なお、時刻の通知を省略して、例えば、基地局制御部(201)が端末識別子と接続セクタを端末(501)から受信した時刻を用いてもよい。
端末(501)がセクタ2に移動し、通信中のセクタ1の電波受信品質が劣化すると、通信が一旦途絶する(処理514)。端末(501)は、別の基地局(100)又はセクタの電波を探索し、成功すれば探索された電波により再接続を行う(処理515)。例えば、ここでは、端末(501)がセクタ2(503)と再接続されたとする。端末(501)は、接続時に及び定期的に端末識別子を通信相手のセクタ2を収容する基地局(100)に通知する(処理515)。再接続された基地局(100)のセクタ2(503)は、定期的に、端末(500)から取得した端末識別子と時刻と接続セクタの情報とを、基地局制御部(201)へ通知する(処理516)。基地局制御部(201)は、通知された時刻と端末識別子と接続セクタとを、上述と同様にして端末接続履歴テーブル(201−1)に書き込む(処理517)。
基地局制御部(201)は、端末接続履歴テーブル(201−1)を参照して、隣接セクタ候補を判断する(処理530)。例えば、基地局制御部(201)は、端末接続履歴テーブル(201−1)を参照し、同一の端末識別子を持つ端末について、連続した2つの時刻(周期)で異なるセクタと通信を行っていた場合、これら2つのセクタは「隣接セクタ候補」であると判断する。例えば、図4に示す「端末接続履歴テーブル(201−1)」の例では、識別子番号1を持つ「端末1」が13:00にセクタ1に接続し13:05に一旦切断、13:06にセクタ2に接続しており、端末1は13:05と13:06の連続した時刻にセクタ1とセクタ2に接続していることから、セクタ1とセクタ2を「隣接セクタ候補」と判断する。なお、時刻は必ずしも連続している必要はなく、予め定められた時間範囲内に異なる2つのセクタ識別子が記憶されていれば、「隣接セクタ候補」と判断してもよい。なお、基地局制御部(201)は、処理530を予め定められた周期毎に実行してもよいし、セクタから端末識別子を受信することにより実行してもよい。
また、基地局制御部(201)は、「隣接セクタ候補」としたセクタの組(ここでは、セクタ1とセクタ2)のそれぞれのセクタについて、候補となった回数を隣接セクタ候補テーブル(201−2)にカウントする(処理518、519)。例えば、基地局制御部(201)は、セクタ1の隣接セクタ候補テーブル(201−2)で、セクタ2に対応した回数をカウントアップする(処理518)。また、基地局制御部(201)は、セクタ2の隣接セクタ候補テーブル(201−2)で、セクタ1に対応した回数をカウントアップする(処理519)。
図9は、隣接セクタ決定の動作を示すシーケンス図である。
基地局制御部(201)は、あるセクタに対して「隣接セクタ候補」となった回数が、予め設定された回数に達したセクタを、「隣接セクタ」として決定する(処理550)。例えば、基地局制御部(201)は、各セクタの隣接セクタ候補テーブル(201−2)のカウント数を参照して、カウント数が予め設定された回数以上の隣接セクタ候補を、該当セクタの「隣接セクタ」と決定する。基地局制御部(201)は、セクタデータベース(201−4)から、例えば、隣接セクタとして決定されたセクタのセクタデータを取得する(処理551)。例えば、基地局制御部(201)は、処理550で決定された隣接セクタのセクタ識別子に基づいてセクタデータベース(201−4)を参照し、対応するパイロット信号などの、設定に必要な各セクタ固有のパラメータ値を取得する。また、基地局制御部(201)は、決定された隣接セクタに対応して、取得されたパイロット信号を、該当するセクタの隣接セクタテーブル(201−3)に記憶する。さらに、対応する周波数チャネル情報をセクタデータベース(201−4)から取得して、隣接セクタテーブル(201−3)に記憶してもよい。
次に、基地局制御部(201)は、該当セクタを収容する基地局(100)に対して、ブロードキャストメッセージの変更制御を行う(処理552)。例えば、基地局制御部(201)は、決定された隣接セクタについての隣接セクタ情報を含むブロードキャストメッセージ変更要求を、該当セクタを収容する基地局(100)に送信する。隣接セクタ情報は、例えば、セクタ2の識別情報、パイロット信号情報、周波数チャネル情報等のいずれか又は複数を含む。例えば、処理552では、基地局制御部(201)は、セクタ1の隣接セクタテーブル(201−3)に記憶された隣接セクタ情報を含む変更要求を、セクタ1に応じた基地局(100)に送信することができる。
また、セクタ2についても同様の処理を行う。例えば、まず、基地局制御部(201)は、セクタデータベース(201−4)から、セクタ1のパイロット信号を含むセクタデータを取得する(処理553)。また、基地局制御部(201)は、決定された隣接セクタのセクタ識別子に対応して、取得されたパイロット信号を、該当するセクタの隣接セクタテーブル(201−3)に記憶する。基地局制御部(201)は、該当セクタを収容する基地局(100)に対して、ブロードキャストメッセージの変更制御を行う(処理554)。例えば、処理554では、基地局制御部(201)は、セクタ1の隣接セクタ情報を含む変更要求を、セクタ2に応じた基地局(100)に送信する。
基地局(100)は、基地局制御部(201)からの変更要求に従って、各セクタについて、ブロードキャストメッセージ内の「隣接セクタ情報」を更新する(処理555及び556)。以後、基地局(100)は、新しい隣接セクタの情報によりブロードキャストメッセージ送信を行う。
図10は、隣接セクタ決定の動作フローチャートである。ここでは、セクタ1について、セクタ2が隣接セクタである場合の例を説明する。なお、他のセクタについても同様のフローチャートを用いることができる。
なお、セクタ1のサービス開始時には、隣接セクタテーブル(201−3)に「隣接セクタ」は登録されていない。基地局制御部(201)は、端末の移動により、セクタ1の隣接セクタ候補テーブル(201−2)に、「セクタ2」のカウント数をカウントアップする(処理653)。
図11は、隣接セクタ候補テーブル(201−2)のカウントアップを行う判定論理を示したフロー図である。図11を参照して、処理653の動作を具体的に説明する。
まず、基地局制御部(201)は、周期的に、端末1(501)が通信を行っている接続セクタと、時刻と、端末識別子とを取得し、取得した時刻及び端末識別子に対応して、接続セクタを端末接続履歴テーブル(201−1)に記憶する(処理603:上述の処理509に相当)。次に、基地局制御部(201)は、端末接続履歴テーブル(201−1)を参照して、前回は通信中のセクタが存在したか判断する(処理604)。例えば、基地局制御部(201)は、端末接続履歴テーブル(201−1)を参照して、処理603で記憶した時刻のひとつ前の時刻に接続セクタが記憶されていれば、前回に通信中のセクタが存在したと判断し、一方、接続セクタが記憶されていなければ前回に通信中のセクタは存在しないと判断できる。
基地局制御部(201)は、前回に通信中のセクタが存在しないと判断した場合(処理604:No)、処理603へ戻る。一方、基地局制御部(201)は、前回に通信中のセクタが存在すると判断した場合(処理604:Yes)、現在通信を行っているセクタは前回端末識別子を取得したセクタと異なるか判断する(処理605)。例えば、基地局制御部(201)は、端末接続履歴テーブル(201−1)を参照して、端末1について、現時刻に対応する接続セクタと、ひとつ前の時刻に対応する接続セクタが一致していれば、現在通信を行っているセクタは前回取得したセクタと同じと判断し、一方、それらの接続セクタが一致していなければ、現在通信を行っているセクタは前回取得したセクタと異なると判断できる。なお、本フローチャートでは、ひとつ前の時刻を参照しているが、予め定められた時間範囲の時刻を参照してもよい。
基地局制御部(201)は、現在通信を行っているセクタが前回取得したセクタと同じと判断した場合(処理605:No)、処理603へ戻る。一方、基地局制御部(201)は、現在通信を行っているセクタが前回取得したセクタと異なると判断した場合(処理605:Yes)、現在通信中のセクタ(例えば、セクタ2)を、前回通信していたセクタ(例えば、セクタ1)の「隣接セクタ候補」とし、及び、前回通信中のセクタを、現在通信していたセクタの「隣接セクタ候補」として、それぞれ隣接セクタ候補テーブル(201−2)の該当するカウント数をカウントアップする。例えば、セクタ1の隣接セクタ候補テーブル(201−2)について、セクタ2に対応するカウント数を増加し、及び、セクタ2の隣接セクタ候補テーブル(201−2)について、セクタ1に対応するカウント数を増加させる。
図10に戻り、基地局制御部(201)は、隣接セクタ候補テーブル(201−2)に格納されている「セクタ2」のカウント数が規定の閾値以上か判断する(処理654)。基地局制御部(201)は、「セクタ2」のカウント数が規定の閾値より小さい場合(処理654:No)、処理653に戻る。一方、基地局制御部(201)は、セクタ2のカウント数が既定の閾値以上の場合(654)、セクタ1の隣接セクタテーブル(201−3)を参照して「隣接セクタ」にセクタ2が登録されていないか判断する(処理655)。基地局制御部(201)は、セクタ2がセクタ1の隣接セクタテーブル(201−3)の「隣接セクタ」に登録されている場合(処理655)、処理653に戻る。一方、基地局制御部(201)は、セクタ2がセクタ1の隣接セクタテーブル(201−3)の「隣接セクタ」に登録されていない場合(処理655)、セクタ2をセクタ1の「隣接セクタ」と決定する(処理656)。また、セクタ1の隣接セクタテーブル(201−3)にセクタ2のセクタ情報を記憶する。
次に、基地局制御部(201)は、基地局(100)に制御を行い、セクタ1のブロードキャストメッセージ(報知メッセージ)に「セクタ2」を追加させ、セクタ2のブロードキャストメッセージ(報知メッセージ)に「セクタ1」を追加させる(処理657、上述の処理552、554に相当)。基地局制御部(201)は、処理653に戻り、処理653以降の処理を実行する。なお、上述の説明では、セクタ1とセクタ2が隣接する場合について説明したが、セクタ1とセクタ3など、任意のセクタが隣接する場合についても同様である。
端末(501)は、通信中のセクタから送信される隣接セクタ情報を含むブロードキャストメッセージを受信し、隣接セクタ情報に基づいて他のセクタからの電波の捕捉を試みる。例えば、端末(501)は、受信した隣接セクタ情報に含まれるパイロット信号情報や周波数チャネル情報に従い、パイロット信号を捕捉する。このように、隣接セクタ情報を自動的に登録・更新することで、端末は効率的に電波を捕捉することができる。
以上の動作を複数の端末に対して繰り返し行う。基地局制御部(201)は、各セクタ毎に、「隣接セクタ候補」となった相手のセクタと候補となった回数を記録していく。図6のセクタ1の隣接セクタ候補テーブル(201−2)の例では、例えば、セクタ2は隣接セクタの候補になった回数が、120回となっている。
また、基地局制御部(201)は、端末接続履歴テーブル(201−1)に格納されている端末の接続履歴や通信終了履歴を、所定の期間が経過したものから順に削除していくことができる。この削除された履歴が「隣接セクタ候補」のカウントに使われていた場合、この隣接セクタ候補テーブル(201−2)の「隣接セクタ候補」のカウント数も減算する。例えば、「隣接セクタ候補」のカウントに使われたことを示すフラグを設け、このフラグに従いカウント数を減算するか否か識別してもよいし、上述のカウントアップと同様にして、隣接セクタ候補か否かを判断してもよい。
基地局制御部(201)は、「隣接セクタ候補」のカウント数が、予め定められた回数を下回ると、「隣接セクタ」でないと判定し、基地局制御部(201)から基地局(100)に、例えば、隣接セクタでないと判定された隣接セクタ情報を特定するための適宜の識別情報(例えば、セクタ識別子)を含む削除指示を送信するなどの制御を行う。基地局(100)は、削除指示に従い、ブロードキャストメッセージ(報知メッセージ)内の「隣接セクタ情報」から、該当基地局(100)の情報を削除してブロードキャストメッセージ送信を行う。
隣接セクタ情報を削除する処理についてさらに説明すると、例えば、基地局制御部(201)は、接続履歴テーブル(201−1)に記憶されたセクタ識別子を、予め定められた期間が経過した時刻に対応したものから順に削除する。次に、基地局制御部(201)は、予め定められた時間範囲で、異なるセクタ識別子を削除すると、該異なるふたつのセクタ識別子の一方(第1のセクタ識別子)に応じた隣接セクタ候補テーブル(201−2)について、該異なるふたつのセクタ識別子の他方(第2のセクタ識別子)に対応するカウント数を減算する。また、基地局制御部(201)は、該減算により隣接セクタ候補テーブル(201−2)のカウント数が予め定められた閾値を下回ると、第2のセクタ識別子についての隣接セクタ情報を削除するための削除要求を、第1のセクタ識別子に応じた基地局(100)に送信する。このように、基地局(100)から送信される隣接セクタ情報から第2のセクタ識別子についての情報を削除させる。
基地局及びセクタの隣接関係は、基地局の増設・配置変更や周辺の建物の建設などにより変化する。したがって、既に隣接セクタ候補とされた回数が閾値を超えたものであっても、基地局の増設等により隣接セクタではなくなる場合もある。本実施の形態では、隣接セクタ候補としてカウントした回数を所定時間経過後に減算することで、隣接セクタ候補が現時刻に近い情報だけを含むようにすることができる。
上述の処理により、セクタのサービス開始後は、隣接セクタ候補がカウントアップされて隣接セクタが決定され、所定時間経過すると、隣接セクタ候補のカウントアップとカウントダウンが行われることになる。
(1)隣接セクタについては、カウントアップのトリガとなる異なるセクタ識別子の受信と、カウントダウンのトリガとなる異なるセクタ識別子の削除が、ほぼ同じ数になることが想定されるため、カウント数が閾値を越えていれば継続して隣接セクタとされる。
(2)一方、今まで隣接セクタであったが、基地局の増設等により隣接セクタでなくなった場合には、カウントアップのトリガとなる該隣接セクタ候補に応じたセクタ識別子は連続した時間では受信されず、カウントダウンのトリガとなるセクタ識別子の削除が行われるため、次第にカウント数は閾値を下回り、隣接セクタから削除される。
(3)また、今までは隣接セクタではなかったが、基地局の増設等により隣接セクタとなった場合には、セクタのサービス開始と同様に、隣接セクタ候補がカウントアップされて隣接セクタが決定され、所定時間経過すると、隣接セクタ候補のカウントアップとカウントダウンが行われることになる。
2.第2の実施の形態
(ハード構成)
以下、第2の実施の形態における無線基地局と無線通信網の構成について、図面を用いて説明する。第2の実施の形態では、端末がセクタから捕捉する電波についての情報を収集して隣接セクタを決定する。
図12は、本実施の形態を適用する無線通信システムの構成例を示すブロック図である。第1の実施の形態と同様に、無線通信システムは、無線基地局(100−1〜7)と、複数の無線端末(501)と、無線基地局(100)の制御を行う基地局制御装置(200)とを備える。無線基地局(100)、無線端末(501)の構成は、第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。基地局制御装置(200)で動作するプログラムである基地局制御部(201)は、第1の実施の形態の端末接続履歴テーブル(201−1)に替えて、周辺電波情報テーブル(201−6)を備える。その他の構成は第1の実施の形態と同じである。なお、基地局制御部(201)が、基地局(100)、無線通信網のどの筐体内に存在するかは問わない。図12は、基地局制御部(201)を、専用の基地局制御装置(200)の筐体内に収めた場合の例である。以上により、cdma通信を行う無線基地局(100)と無線通信網を構築する。網を構築した段階では各セクタの「隣接セクタ情報」は未登録であってもよい。
(テーブル構成)
図13は、周辺電波情報テーブル(201−6)の様子を説明する説明図である。
周辺電波情報テーブル(201−6)は、各端末が通信相手の基地局(100)に通知したメッセージ内容を格納する。周辺電波情報テーブル(201−6)は、呼の識別情報ごとに、時刻に対応してその時刻で端末が捕捉した捕捉電波を示す捕捉電波情報と、捕捉電波に対応するセクタのセクタ識別子が記憶される。例えば、図13の例において、呼1で通信する端末は、13:01には、A、Bの電波を捕捉していることを示す。また、A、Bは、それぞれセクタ1、2からの電波であり、セクタの欄にはセクタ1、2の識別情報が記憶される。
(動作)
以下、端末からの通知メッセージにより自動的に隣接セクタが決定される動作の例について説明する。
図14は、端末の捕捉電波による隣接候補のカウントアップのシーケンスを示す。図14は、無線端末(501)が、セクタ1(502’)とセクタ2(503’)の両方の電波を捕捉している状態の動作を示している。各セクタのブロードキャストメッセージには、隣接セクタ情報が設定されていない(505’及び506’)ため、端末は自ら周辺基地局(100)のパイロット信号を探索して周辺基地局(100)の電波を受信することができなければ、ソフトハンドオーバすることはできない。
端末が自律で行っている、周辺基地局(100)のパイロット信号の探査処理により、複数のセクタからの電波、例えば信号Aと信号Bの受信に成功したとする。なお、この例では、セクタ1の電波符号がAであり、セクタ2の電波符号がBである。無線端末(501)が、基地局(100)との通信を開始すると、端末(501)は、捕捉中の信号の情報(捕捉電波情報)を通信中のセクタを収容する基地局(100)に通知する(処理507’)。ここでは、例えば、信号Aと信号Bがセクタ1に応じた基地局(100)に通知される。
基地局(100)は、定期的に、端末(501)から受信した捕捉電波情報と、時刻と、呼識別情報とを基地局制御部(201)に通知する(処理508’)。呼識別情報は、端末とセクタ1との呼を識別するための適宜の数字、文字、記号等を用いることができ、予め適宜のメモリに記憶されることができる。基地局制御部(201)は、基地局(100)から通知された情報を周辺電波情報テーブル(201−6)に格納する(処理509’)。例えば、基地局制御部(201)は、周辺電波情報テーブル(201−6)の、通知された時刻及び呼識別情報に対応するフィールドに捕捉電波情報を格納する。また、基地局制御部(201)は、捕捉電波情報に基づいてセクタデータベース(201−4)のパイロット信号を検索し、捕捉電波情報と一致するパイロット信号に対応したセクタ識別子を取得する(処理510’)。基地局制御部(201)は、周辺電波情報テーブル(201−6)の、通知された時刻及び呼識別情報に対応するフィールドに、取得したセクタ識別子を記憶する。なお、基地局(100)からの時刻の通知を省略して、基地局制御部(201)が捕捉電波情報を受信した時刻を用いてもよい。
基地局制御部(201)は、周辺電波情報テーブル(201−6)を参照し、同時に複数の電波を端末が捕捉していた場合(同時刻及び同呼識別情報のフィールドに複数の捕捉電波情報が格納されていた場合)、これらを「隣接セクタ候補」であるとみなす。基地局制御部(201)は、「隣接セクタ候補」としたセクタに対して、それぞれが候補となった回数を隣接セクタ候補テーブル(201−2)にてカウントする(処理511’、512’)。例えば、セクタ1の隣接セクタ候補テーブル(201−2)において、セクタ2に対応するカウント数をカウントアップする。また、セクタ2の隣接セクタ候補テーブル(201−2)において、セクタ1に対応するカウント数をカウントアップする。
その後、処理550〜556を実行する。なお、処理550〜556については、上述の第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
図15は、隣接セクタ候補テーブル(201−2)のカウントアップを行う判定論理を示したフロー図である。隣接セクタ決定のフロー(例えば、処理651、654〜657)は、上述の第1の実施の形態(例えば、図10など)と同様である。ここで、第2の実施の形態における処理653の動作を、図15を用いて具体的に説明する。
まず、セクタ1にある端末(501)が、セクタ1を介して呼接続する(処理701’)。なお、既に呼が接続されている場合には省略できる。基地局制御部(201)は、端末(501)が捕捉している電波(パイロット信号)についての捕捉電波情報を、周期的に端末(501)から取得する(処理702’)。また、基地局制御部(201)は、取得した捕捉電波情報を、端末から取得した呼識別情報及び時刻に対応して、周辺電波情報テーブル(201−6)に記憶する。
基地局制御部(201)は、セクタデータベース(201−4)を参照して、端末から取得した捕捉電波情報に対応するセクタ識別子を取得する(処理703’)。また、基地局制御部(201)は、取得したセクタ識別子を、端末から取得した呼識別情報及び時刻に対応して、周辺電波情報テーブル(201−6)に記憶する。基地局制御部(201)は、端末が自セクタ(通信中のセクタ)以外の電波を捕捉しているか判断する(処理704’)。例えば、基地局制御部(201)は、周辺電波情報テーブル(201−6)の捕捉電波情報を参照して、同じ呼識別情報で同時刻に複数の捕捉電波情報が記憶されていることにより、端末が自セクタ以外の電波を捕捉していると判断できる。基地局制御部(201)は、端末が自セクタ以外の電波を捕捉していない場合(処理704’:No)、処理702’へ戻る。一方、基地局制御部(201)は、端末が自セクタ以外の電波を捕捉している場合(処理704’:Yes)、端末が捕捉している他セクタを自セクタの隣接セクタ候補にし、及び、自セクタを他セクタの隣接セクタ候補にして、それぞれカウントアップする(処理705’)。例えば、図13の例の13:01においては、セクタ識別子としてセクタ1とセクタ2が記憶されており、基地局制御部(201)は、セクタ2をセクタ1の隣接セクタ候補として、セクタ1の隣接セクタ候補テーブル(201−2)のセクタ2に対応したカウント数をカウントアップする。また、基地局制御部(201)は、セクタ1をセクタ2の隣接セクタ候補として、セクタ2の隣接セクタ候補テーブル(201−2)のセクタ1に対応したカウント数をカウントアップする。その後、処理654へ移る。
図13は、周辺電波情報テーブル(201−6)の状態の例である。時刻13:01に、接続している呼1は、AとBの電波を同時に捕捉している。基地局制御部(201)は各基地局のセクタ情報を図5に示すセクタデータベース(201−4)の状態の例のように保持する。基地局制御部(201)は、周辺電波情報テーブル(201−6)に格納された捕捉電波情報が、どの基地局(100)のどのセクタの電波に該当するのかを、セクタデータベース(201−4)を参照して求める。例えば、各捕捉電波情報に基づき、セクタデータベース(201−4)のパイロット信号を検索し、該当するパイロット信号に対応したセクタを取得する。図13の例では時刻13:01の時に接続していた端末が捉えていた電波A、Bに応じたセクタは、セクタ1とセクタ2であることがそれぞれ求まる。基地局制御部(201)は、求めたセクタの組を「隣接セクタ候補」として、上述の第1の実施の形態と同様に、隣接セクタ候補テーブル(201−2)の対応するカウント数をカウントアップする。即ちセクタ1とセクタ2を「隣接セクタ候補」として記録する。
上述の動作を複数の端末に対して繰り返し行う。基地局制御部(201)は、各セクタ毎に、「隣接セクタ候補」となった相手のセクタと候補となった回数を記録していく。
また、基地局制御部(201)は、周辺電波情報テーブル(201−6)に格納されている捕捉電波情報を、所定の期間が経過したものから順に削除していくことができる。この削除された履歴が「隣接セクタ候補」のカウントに使われていた場合、この「隣接セクタ候補」のカウント数も減算する。例えば、「隣接セクタ候補」のカウントに使われたことを示すフラグを設け、このフラグに従いカウント数を減算するか否か識別してもよいし、上述のカウントアップと同様にして、隣接セクタ候補か否かを判断してもよい。
「隣接セクタ候補」のカウント数が、予め定められた回数を下回ると、「隣接セクタ」でないと判定し、基地局制御部(201)から基地局(100)に削除指示を送信するなどの制御を行い、報知メッセージ内の「隣接セクタ情報」から、該当基地局(100)の情報を削除してブロードキャストメッセージ送信を行う。
隣接セクタ情報を削除する処理についてさらに説明すると、例えば、基地局制御部(201)は、周辺電波情報テーブル(201−6)に記憶されたセクタ識別子を、予め定められた期間が経過した時刻に対応したものから順に削除する。次に、基地局制御部(201)は、予め定められた時間範囲で、異なるセクタ識別子を削除すると、該異なるふたつのセクタ識別子の一方(第1のセクタ識別子)の隣接セクタ候補テーブル(201−2)について、該異なるふたつのセクタ識別子の他方(第2のセクタ識別子)に対応するカウント数を減算する。基地局制御部(201)は、該減算により隣接セクタ候補テーブル(201−2)のカウント数が予め定められた閾値を下回ると、第2のセクタ識別子についての隣接セクタ情報を削除するための削除要求を、第1のセクタ識別子に応じた基地局(100)に送信する。これにより、基地局(100)から送信される隣接セクタ情報から第2のセクタ識別子の情報を削除させる。
本発明は、例えば、複数の無線端末が一つのセクタと同時に通信を行い、また一つの無線端末が複数のセクタの信号を受信できる無線通信に関する産業に利用可能である。また、本発明は、各基地局セクタ毎に符号分割多重多元接続(CDMA)方式により通信が行なわれる無線通信に関する産業に利用可能である。
第1の実施の形態における、無線通信網の構成を示すブロック図である。 基地局制御装置の構成例を示すブロック図である。 基地局の構成例を示すブロック図である。 端末接続履歴テーブルの説明図である。 セクタデータベースの様子を説明する説明図である。 隣接セクタ候補テーブルの説明図である。 セクタ1の隣接セクタテーブルの説明図である。 第1の実施の形態の、無線端末の移動により隣接セクタの候補を求める動作の一例を説明する動作説明図である。 隣接セクタ決定後に、基地局制御部が行う制御の内容の一例を説明する動作説明図である。 隣接セクタ候補から隣接セクタを決定し、基地局に制御を行う動作の制御論理の一例を説明するフロー図である。 第1の実施の形態の、無線端末の移動により隣接セクタの候補を求める動作の制御論理の一例を説明するフロー図である。 第2の実施の形態における、無線通信網の構成を示すブロック図である。 周辺電波情報テーブルの説明図である。 第2の実施の形態の、無線端末の捕捉電波により隣接セクタの候補を求める動作の一例を説明する動作説明図である。 第2の実施の形態の、無線端末の捕捉電波により隣接セクタの候補を求める動作の制御論理の一例を説明するフロー図である。
符号の説明
100 基地局
100−1〜7 基地局1〜7
1〜21 セクタ
200 基地局制御装置
201 基地局制御部
201−1 端末接続履歴テーブル
201−2 隣接セクタ情報テーブル
201−3 隣接セクタテーブル
201−4 セクタデータベース
201−5 基地局のブロードキャストメッセージ制御部
201−6 周辺電波情報テーブル
202 記憶装置
203 メモリ
204 CPU
205 内部バス
206 回線IF
101 装置制御部
101−1 CPU
101−2 メモリ
101−3 記憶装置
105 回線IFユニット
106 内部バス
111 セクタ制御部
111−1、112−1、113−1 無線IFユニット
111−2、112−2、113−2 通信処理ユニット
111−3、112−3、113−3 アンテナ

Claims (11)

  1. ひとつ又は複数のセクタを有し、セクタ毎に該セクタと隣接する他のセクタのセクタ識別子及び/又は該他のセクタからの電波を識別するための情報を含む隣接セクタ情報を、セクタ毎に無線端末へ送信するひとつ又は複数の基地局と、
    前記無線端末の端末識別子毎に、時刻に対応して、前記無線端末が通信するセクタのセクタ識別子が記憶される接続履歴テーブルを有し、前記基地局から送信される隣接セクタ情報を変更させるための基地局制御部と
    を備え、
    前記基地局は、前記無線端末から取得した端末識別子と、該無線端末と通信するセクタのセクタ識別子とを前記基地局制御部に送信し、
    前記基地局制御部は、
    端末識別子とセクタ識別子とを受信して、該端末識別子と受信時刻とに対応して、該セクタ識別子を前記接続履歴テーブルに記憶し、
    前記接続履歴テーブルを参照し、各端末識別子に対応して、任意の時刻から予め定められた時間の間に異なる複数のセクタ識別子が記憶されている場合、該異なる複数のセクタ識別子のうちの第1のセクタと第2のセクタが隣接セクタ候補であると判断して、第1のセクタの第1のセクタ識別子と第2のセクタの第2のセクタ識別子とに対応して隣接セクタ候補であると判断した回数をカウントし、
    カウントされた回数が予め定められた閾値以上の第1及び第2のセクタ識別子について、第1のセクタ識別子に応じた基地局に、第2のセクタ識別子及び/又は第2のセクタからの電波を識別するための情報を含む、該基地局からの隣接セクタ情報を変更させるための変更要求を送信する無線通信システム。
  2. 前記基地局制御部は、
    セクタ識別子に対応してパイロット信号情報及び周波数チャネル情報のいずれか又は複数が記憶されるセクタデータベース
    をさらに有し、
    前記基地局制御部は、
    カウントされた回数が予め定められた閾値以上の第1及び第2のセクタ識別子について、第2のセクタ識別子に基づいて前記セクタデータベースを参照し、対応するパイロット信号情報及び周波数チャネル情報のいずれか又は複数を取得し、及び、
    第2のセクタ識別子、取得されたパイロット信号情報及び周波数チャネル情報のいずれか又は複数を含む、基地局からの隣接セクタ情報を変更させるための変更要求を、第1のセクタ識別子に応じた基地局に送信する請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記基地局制御部は、
    セクタ毎に、該セクタの隣接セクタ候補のセクタ識別子と、隣接セクタ候補であると判断した回数をカウントするためのカウント数とが対応して記憶される隣接セクタ候補テーブル
    をさらに有し、
    前記基地局制御部は、
    第1のセクタに応じた前記隣接セクタ候補テーブルについて、第2のセクタ識別子に対応するカウント数を増加することで回数をカウントし、
    各セクタの前記隣接セクタ候補テーブルを参照して、カウント数が予め定められた閾値以上のセクタ識別子を取得し、該隣接セクタ候補テーブルに応じたセクタの基地局に、取得されたセクタ識別子及び該セクタ識別子に対応するパイロット信号情報及び周波数情報のいずれか又は複数を含む、該基地局からの隣接セクタ情報を変更させるための変更要求を送信する請求項1に記載の無線通信システム。
  4. 前記基地局制御部は、
    前記接続履歴テーブルに記憶されたセクタ識別子を、予め定められた期間が経過した時刻に対応したものから順に削除し、
    予め定められた時間幅の間で異なる複数のセクタ識別子を削除すると、該異なる複数のセクタ識別子のうちの第3のセクタ識別子に応じた前記隣接セクタ候補テーブルにおいて、該異なる複数のセクタ識別子のうちの第4のセクタ識別子に対応するカウント数を減算し、
    該減算により前記隣接セクタ候補テーブルのカウント数が予め定められた閾値を下回ると、隣接セクタ情報から第4のセクタ識別子についての情報を削除させるための削除要求を、第3のセクタ識別子に応じた基地局に送信する請求項3に記載の無線通信システム。
  5. ひとつ又は複数のセクタを有し、セクタ毎に該セクタと隣接する他のセクタのセクタ識別子及び/又は該他のセクタからの電波を識別するための情報を含む隣接セクタ情報を、セクタ毎に送信するひとつ又は複数の基地局と、
    前記基地局から送信される隣接セクタ情報を変更させるための基地局制御部と
    を備え、
    前記基地局は、前記無線端末がひとつ又は複数のセクタから捕捉した電波を示すひとつ又は複数の捕捉電波情報を該無線端末から取得して、該捕捉電波情報を前記基地局制御部に送信し、
    前記基地局制御部は、
    前記基地局から捕捉電波情報を受信して、複数の捕捉電波情報が受信されたか判断し、該複数の捕捉電波情報にそれぞれ対応する複数のセクタ識別子のうち第1のセクタと第2のセクタが隣接セクタ候補であると判断して、第1のセクタの第1のセクタ識別子と第2のセクタの第2のセクタ識別子とに対応して、隣接セクタ候補であると判断した回数をカウントし、
    カウントされた回数が予め定められた閾値以上の第1及び第2のセクタ識別子について、第1のセクタ識別子に応じた基地局に、第2のセクタ識別子及び/又は第2のセクタからの電波を識別するための情報を含む、該基地局からの隣接セクタ情報を変更させるための変更要求を送信する無線通信システム。
  6. 前記基地局制御部は、前記無線端末の呼を識別するための呼識別子毎に、時刻に対応して、前記無線端末がセクタから捕捉した電波についての捕捉電波情報と、捕捉電波情報に対応するセクタ識別子とが記憶される周辺電波情報テーブル
    を有し、
    前記基地局は、呼識別子を前記基地局制御部にさらに送信し、
    前記基地局制御部は、
    呼識別子と捕捉電波情報を受信し、該呼識別子と受信時刻に対応して、該捕捉電波情報を前記周辺電波情報テーブルに記憶し、
    前記周辺電波情報テーブルを参照して、各呼識別子について同じ受信時刻に複数の捕捉電波情報が記憶されていることにより、複数の捕捉電波情報が受信されたと判断する請求項5に記載の無線通信システム。
  7. 前記基地局制御部は、
    セクタ識別子に対応してパイロット信号情報及び周波数チャネル情報のいずれか又は複数が記憶されるセクタデータベース
    をさらに有し、
    前記基地局制御部は、
    受信された各捕捉電波情報に基づいて前記セクタデータベースのパイロット信号情報を参照して、対応するセクタ識別子をそれぞれ取得し、取得されたセクタ識別子のうちの第1及び第2のセクタ識別子に対応して、隣接セクタ候補であると判断した回数をカウントし、
    カウントされた回数が予め定められた閾値以上の第1及び第2の隣接セクタ識別子について、第2のセクタ識別子に基づいて前記セクタデータベース参照し、対応するパイロット信号情報及び周波数チャネル情報のいずれか又は複数をそれぞれ取得し、
    第2のセクタ識別子、該パイロット信号情報及び該周波数チャネル情報のいずれか又は複数を含む、前記基地局からの隣接セクタ情報を変更させるための変更要求を、第1のセクタ識別子に応じた前記基地局に送信する請求項5に記載の無線通信システム。
  8. 前記基地局制御部は、
    セクタ毎に、該セクタの隣接セクタ候補のセクタ識別子と、隣接セクタ候補であると判断した回数をカウントするためのカウント数とが記憶される隣接セクタ候補テーブル
    をさらに有し、
    前記基地局制御部は、
    第1のセクタ識別子に応じた前記隣接セクタ候補テーブルについて、第2のセクタ識別子及び/又は捕捉電波情報対応する他のセクタ識別子に対応して、カウント数を増加することで回数をカウントし、
    各セクタの前記隣接セクタ候補テーブルを参照して、カウント数が予め定められた閾値以上のセクタ識別子を取得し、該隣接セクタ候補テーブルに応じたセクタの前記基地局に、取得されたセクタ識別子及び該セクタ識別子に対応するパイロット信号情報及び周波数情報のいずれか又は複数を含む、基地局からの隣接セクタ情報を変更させるための変更要求を送信する請求項5又は6に記載の無線通信システム。
  9. 前記基地局制御部は、
    前記周辺電波情報テーブルに記憶されたセクタ識別子を、予め定められた期間が経過した時刻に対応したものから順に削除し、
    予め定められた時間幅の間に異なる複数のセクタ識別子を削除すると、該異なる複数のセクタ識別子のうちの第3のセクタ識別子の前記隣接セクタ候補テーブルにおいて、該異なる複数のセクタ識別子のうちの第4のセクタ識別子に対応するカウント数を減算し、
    該減算により前記隣接セクタ候補テーブルのカウント数が予め定められた閾値を下回ると、隣接セクタ情報から第4のセクタ識別子の情報を削除させるための削除要求を、第3のセクタ識別子に応じた前記基地局に送信する請求項8に記載の無線通信システム。
  10. ひとつ又は複数のセクタを有する基地局と情報を送受信するためのインタフェースと、
    前記無線端末の端末識別子毎に、時刻に対応して、前記無線端末が通信するセクタのセクタ識別子が記憶される接続履歴テーブルと、
    ひとつ又は複数のセクタを有する基地局から無線端末へ送信される、セクタ毎に該セクタと隣接する他のセクタのセクタ識別子及び/又は該他のセクタからの電波を識別するための情報を含む隣接セクタ情報を変更させるための処理部と
    を備え、
    前記処理部は、
    前記無線端末からの端末識別子と、該無線端末と通信するセクタのセクタ識別子とを前記基地局から受信し、
    該端末識別子と受信時刻とに対応して、該セクタ識別子を前記接続履歴テーブルに記憶し、
    前記接続履歴テーブルを参照し、各端末識別子に対応して、任意の時刻から予め定められた時間の間に異なる複数のセクタ識別子が記憶されている場合、該異なる複数のセクタ識別子のうちの第1のセクタと第2のセクタが隣接セクタ候補であると判断して、第1のセクタの第1のセクタ識別子と第2のセクタの第2のセクタ識別子とに対応して隣接セクタ候補であると判断した回数をカウントし、
    カウントされた回数が予め定められた閾値以上の第1及び第2のセクタ識別子について、第1のセクタ識別子に応じた基地局に、第2のセクタ識別子及び/又は第2のセクタからの電波を識別するための情報を含む、該基地局からの隣接セクタ情報を変更させるための変更要求を送信する無線基地局制御装置。
  11. ひとつ又は複数のセクタを有する基地局と情報を送受信するためのインタフェースと、
    前記基地局から無線端末へ送信される、セクタ毎に該セクタと隣接する他のセクタのセクタ識別子及び/又は該他のセクタからの電波を識別するための情報を含む隣接セクタ情報を変更させるための処理部と
    を備え、
    前記処理部は、
    無線端末がひとつ又は複数のセクタから捕捉した電波を示すひとつ又は複数の捕捉電波情報を前記基地局から受信して、複数の捕捉電波情報が受信されたか判断し、該複数の捕捉電波情報にそれぞれ対応する複数のセクタ識別子のうち第1のセクタと第2のセクタが隣接セクタ候補であると判断して、第1のセクタの第1のセクタ識別子と第2のセクタの第2のセクタ識別子とに対応して、隣接セクタ候補であると判断した回数をカウントし、
    カウントされた回数が予め定められた閾値以上の第1及び第2のセクタ識別子について、第1のセクタ識別子に応じた基地局に、第2のセクタ識別子及び/又は第2のセクタからの電波を識別するための情報を含む、該基地局からの隣接セクタ情報を変更させるための変更要求を送信する無線基地局制御装置。

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