JP2006209080A - ズームレンズ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】バックラッシュによる影響を極力低減しながら精度よくフォーカシングを行うことができるズームレンズ装置を提供する。
【解決手段】本発明のズームレンズ装置は、本体と、本体の中心軸X方向に回転可能に設けられた第1、第2のカム部材と、それぞれ第1、第2のカム部材を中心軸Xの周りに回転させるよう駆動する第1、第2の駆動手段と、レンズ枠手段とを含んで構成されてなる。第1、第2の駆動手段は、それぞれのらせん角が異なるらせん溝を有する第1、第2のカム部材に応じて異なる駆動力と減速レートを定め、それぞれカム部材を独立的に駆動させることによって、違う速度でフォーカシングを行うことができるので、バックラッシュ取りとフォーカシング精度を両立させて精度よくフォーカシングを行うことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、異なる駆動力に応じて光軸に沿ってフォーカシングを行うズームレンズ装置に関する。
図7に、従来のズームレンズ装置10の分解斜視図、図8に、同ズームレンズ装置10の組立縦断面図を示す。このズームレンズ装置10は、概ね固定筒11と、レンズ枠14と、駆動手段13と、カム筒12とからなる。
カム筒12は、固定筒11の外側に設けられ、光軸Xの回りに回転自在である。カム筒12の周壁121に円周に略等間隔に光軸方向成分(X3)と円周方向成分を含むらせん溝122、円周方向成分沿いの周溝123をそれぞれ複数例えば3つずつ貫設されている。カム筒12は、その外周面に設けられた複数のカムピン143、143、143、124、124、124がそれぞれ対応する各らせん溝122、各周溝123を通して、レンズ枠14の外周壁に設けられた凹孔144及び固定筒11の外周壁に設けられた凹孔113と係合することにより、光軸方向と光軸Xの回り(円周方向)に移動、周回する。カム筒12の周壁121の一端部の内周面に回転駆動のための内歯部125が形成されている。
駆動手段13は、モータ131と減速ギヤ132と駆動ギヤ133とからなり、駆動ギヤ133は、減速ギヤ132を介してモータ131の出力軸に連結され、固定筒11の周壁に切り抜いて貫設されたみぞ孔112を介して内歯部125に噛み合わされる。
レンズ枠14内にはレンズ142(実際は対物レンズセットであるが、便宜上1のレンズ142として説明)が収納され、レンズ枠14の外周面に設けられた複数の凹部144にカム筒12のカムピン143が嵌入され、カム筒12の移動と伴って回転移動することができる。
この構成では、駆動手段13からの駆動力によってカム筒12をY方向へ回転させ、レンズ142を所定角度に回転移動させることによって、X方向でのフォーカシングが行われる。
上記構成によれば、簡単な構造でフォーカシングを行うことができるが、ギヤ同士の噛み合い、らせん溝122とカムピン143、周溝123とカムピン124の摺動には構造上遊バックラッシュ(がた)が不可避であるため、バックラッシュは同時に相関の移動精度に影響していることはすでに知られている。バックラッシュによるズームレンズ装置10の騒音には、カム溝であるらせん溝122、周溝123にカムピン143、124が摺動する際に生じる音といった構成部品同士の摺動音や、駆動ギヤ同士の摩擦音といったものがある。バックラッシュによる影響(騒音など)は、駆動手段の駆動力を適当に調整することによって減らすことができ、例えば駆動手段13の減速レートや、らせん溝122の溝長と円周方向成分との間の立上り角γ(らせん角θの余角)(図7)の大小によって、駆動力を調整することができる。しかし、ズームレンズ装置10におけるらせん溝122の立上り角γ及び減速レートは、一般的には高速移動負荷及び最良のフォーカシング精度にて定められており、ただ1セットの駆動手段13を用いたとき、高速にしようとすれば、モータ131からの駆動力は大きいが、フォーカシング精度は低く、ギヤ132、133による摺動音も大きい。一方、駆動手段13は低速で駆動するときは、フォーカシング精度は良いが、フォーカシングの速度を落さたくなければ、らせん溝122の立上り角γを大きくしなければならず、そこでの騒音は大きくなりかねない。このズームレンズ装置10の構成によると、フォーカシング精度及びバックラッシュ防止の間のバランスが取り難い。
本発明は、上記の問題点を解消するためになされたものであり、らせん角が異なるらせん溝に応じて設けられた異なる駆動手段をそなえることにより、フォーカシング精度がよく、フォーカシングの速度も落さずに済むズームレンズ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のズームレンズ装置は、光軸を中心軸とする周壁を有する円筒状本体と、光軸を中心軸とする円筒体であってその一端部が前記本体の周壁外側に回転可能に設けられる第1の環状壁を有し、該第1の環状壁には円周方向成分及び光軸方向成分を有する複数の第1のらせん溝が貫設される第1のカム部材と、前記第1のカム部材が回転駆動可能に連結される第1の駆動手段と、光軸を中心軸とすると共に前記第1のカム部材に入れ子状に遊嵌した円筒状であってその一端部が前記本体の周壁外側に回転可能に設けられる第2の環状壁を有し、該第2の環状壁には円周方向成分及び光軸方向成分を有し且つ前記第1のらせん溝とらせん角も異なる複数の第2のらせん溝が貫設された第2のカム部材と、前記第2のカム部材が回転駆動可能に連結される第2の駆動手段と、光軸を中心軸とする環部が、前記第1のカム部材の第1の環状壁の内側に設けられ、外周壁と前記第1、第2のカム部材を入れ子状に遊嵌保持することができる隙間を置いてやや厚い肉厚の内周壁とでなる円筒部が該環部を開口端近くに遊動可能に保持し、前記環部には、前記隙間に遊嵌した第1のカム部材の第1のらせん溝内に可動に挿通される複数の第1のカムピンが植設され、前記円筒部には、前記隙間に遊嵌した第2のカム部材の各第2のらせん溝に挿通される複数の第2のカムピンが植設され、前記環部又は前記円筒部の内側にレンズを保持したレンズ枠手段とをそなえる構成にしたことを特徴とするものである。
本発明は、前記構成によれば、異なる駆動手段により、それぞれのらせん角が異なるらせん溝を有する複数のカム部材を違う速度で駆動させることができるので、速度を落さずに精度よくフォーカシングを行うことができると共に、バックラッシュによる騒音も極力低減することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明を詳細に説明するが、本発明は、この例によって何ら限定されるものではない。
図1は、本発明の好ましい実施形態にかかるズームレンズ装置1の概略構成を示す分解斜視図、図2は、同ズームレンズ装置1の組立縦断面図である。なお、以下の説明においては、破線Xは本装置の光軸でもある中心軸とし、立上り角γ1、γ2とはそれぞれのらせん角θ1、θ2の余角である(図示も同)。
本発明の実施形態のズームレンズ装置1は、図1と図2に示すように円筒状本体2、第1、第2のカム部材3、5、2のカム部材3、5をそれぞれ駆動させる第1、第2の駆動手段4、6、及び、2のカム部材3、5に対して相対移動することができるレンズ枠手段7を含んで構成されてなる。
円筒状本体2は、その中心軸Xが光軸上にある周壁21を有し、図示しない撮像装置などの筐体に固定支持されるものである。本体2の周壁21には、第1の貫通孔23が、周壁21の先端縁211から切込み形成され、第2の貫通孔22が該第1の貫通孔23から離して開設されている。本体2の周壁21にはまた、複数の凹孔25と、対応する凹孔25に植設される複数のカムピン24、24、・・・が設けられている。この実施形態では、複数のカムピン24と凹孔25は、例えば円周方向に3か所設けられている。
第1のカム部材3は、円筒状をし中心軸X方向の一方の先端部311が本体2の周壁21の外側に回転可能に設けられる第1の環状壁31を有し、該第1の環状壁31には、円周方向に貫通する円周方向成分沿いの第1のカム部材3の回転を規制する複数例えば3つの第1の円周溝33、33、33と、円周方向成分(X1)及び光軸方向成分を有する複数例えば3つの第1のらせん溝32、32、32が形成されている。第1の環状壁31の内周面312の一端には、第1の内歯部34が環設されている。
第1の駆動手段4は、本体2に設けられ、モータ41と、モータ41に連結されてモータ41からの駆動力を調整する減速ギヤ42と、減速ギヤ42と連結されると共に、第1の貫通孔23を介して第1の内歯部34と噛合い、モータ41から出力される駆動力を第1のカム部材3に伝達する駆動ギヤ43とから構成されるもので、第1のカム部材3を円周方向の回転度合いを制限しながら第1のカム部材3を中心軸Xの周りに回転させることができる。
第2のカム部材5は、円筒状をし、中心軸X方向の先端部511が本体2の周壁21の外側に回転可能に設けられる第2の環状壁51を有し、該第2の環状壁51に円周方向沿いの第2のカム部材5の回転を規制する円周溝53と、円周方向成分及び光軸方向成分(X2)を有し且つ第1のらせん溝32の立上り角γ1と異なる立上り角γ2をする複数例えば3つの第2のらせん溝52、52、52が形成されている。この実施形態においては、第1のらせん溝32のらせん角θ1が第2のらせん溝5のらせん角θ2よりも大きくし、立上り角γ1は、立上り角γ2よりも小さくしてある。第2のカム部材5の内周面512には、第2の内歯部54が環設されている。
第2の駆動手段6は、第1の駆動手段4とほぼ同様な構成を有しているが、第1の駆動手段4とは違う減速レートに設定されており、モータ61からの駆動力は、モータ61に接続される減速ギヤ62をへて、連結している駆動ギヤ63から、第2の貫通孔22をへて第2の内歯部54に伝達され、第2のカム部材5を円周方向の回転度合いを制限しながら第2のカム部材5を回転させる。
レンズ枠手段7は、レンズ73を保持し、光軸を中心軸とする環状レンズ枠71(環部)と、該レンズ枠71を一体に保持する円筒枠72(円筒部)とからなる。この実施形態では、レンズ枠71は、中央開口した略環状部材であって中央開口711にレンズ73が装着されており、本体2と互いに前後に連結して第1のカム部材3の開口端寄りの第1の環状壁31の内側に遊嵌されている。レンズ枠71の外周面712には、凹孔716、716、716が設けられてカムピン713、713、713が植設され、本体2と接する端面717には、光軸方向に沿って貫通する弧状スロット714、714、714とカムピン715、715、715が円周方向に3か所設けられている。円筒枠72は、外周壁722と、第1、第2のカム部材3、5を入れ子状に遊嵌保持することができる隙間723を置いてやや厚い肉厚の内周壁721とでなる。この実施形態では、円筒枠72の内周壁721は、外周壁722より短めにされて段部を形成している。外周壁722の開口端部(内周壁721より突出た部分)には、円周方向に貫通孔725、725、725が設けられてカムピン724、724、724が取付けられている。なお、レンズ73は、レンズ枠71内に取付けられているが、場合によっては直接円筒枠72内に取付けられてもよい。
本ズームレンズ装置1の組立て状態では、図2に示されているように、カムピン713(第1のカムピン)のそれぞれは、第1のカム部材3の対応する第1のらせん溝32内を摺動可能に挿通してレンズ枠71の対応する凹孔716に植入固定される。カムピン724(第2のカムピン)のそれぞれは、円筒枠72の外周壁722の対応する貫通孔725と第2のカム部材5の対応する第2のらせん溝52内に摺動可能に挿通される。したがって、レンズ枠手段7は、第1のカム部材3または第2のカム部材5の回転によってそれぞれ中心軸方向に違う速度で進退されることができる。カムピン24(第3のカムピン)のそれぞれは、対応する第2のカム部材5の円周溝53と第1のカム部材3の円周溝33に挿通されて本体2の周壁21に設けられた凹孔25に固定されることにより、第1、第2のカム部材3、5を中心軸の周りに回転させることができる。カムピン715(第4のカムピン)のそれぞれは、レンズ枠71の弧状スロット714に挿通されて円筒枠72の内周壁721の先端面に設けられた凹孔(符号で明示されない)に固定されることにより、レンズ枠71は円筒枠72に対して互いに摺動可能に連結される。
以上の構成により、図3〜図6を参照しながら本ズームレンズ装置1のフォーカシング動作を説明する。図3〜6には、ズームレンズ装置1はフォーカシングを行うとき本体2とレンズ73と両らせん溝32、52の位置関係を概略示す。なお、説明を簡単するために、各図において、光軸Xは常に本体の中心軸と主要構成の中心軸上にあるとする。
図3では、レンズ73が本体2の右側から距離L1だけ離れるとして、カムピン713、724は、対応するらせん角が異なるらせん溝32、52内にほぼ光軸方向に対して垂直に円周方向において同心の状態にある。
第2の駆動手段6のモータ61によって減速ギヤ62を介して駆動ギヤ63を例えば反時計方向に例えば円周角α1回転駆動すると、図4に示すように、駆動ギヤ63と第2のカム部材5の内歯部54との噛み合い関係によって第2のカム部材5を回転させ、第2のらせん溝52を円周角α1シフトさせ、同時に第2のらせん溝52内に円筒枠72のカムピン724が摺動され、円筒枠72と連結しているレンズ枠71を光軸方向に沿って本体2の右側から例えば距離L2だけ右へ移動される。レンズ枠71の移動によってカムピン713が第1のらせん溝32に距離L2だけ摺動されるが、第1のカム部材3は第1の駆動手段4と噛み合っており、不動であるため、らせん溝32、52の立上り角γ1とγ2の違いにより、距離L2に位置するカムピン713と724の間の円周角差はβ1として、レンズ枠手段7レンズ枠71が、環状スロット714内に円周角β1摺動される。
このように、第2のカム部材5を回転させる場合、第2のらせん溝52の立上り角γ2は第1のらせん溝32よりも大きいことから、レンズ枠手段7は立上り角γ2が大きい第2のらせん溝52によって高速摺動される。
次いで、第1の駆動手段4のモータ41によって減速ギヤ42を介して駆動ギヤ43を例えば時計方向に例えば円周角α2回転駆動すると、図5に示すように、駆動ギヤ43と第1のカム部材3の内歯部34との噛み合い関係によって第1のカム部材3を回転させ、第1のらせん溝32を円周角α2シフトさせ、同時に第1のらせん溝32内にレンズ枠71のカムピン713が摺動され、レンズ枠71と連結している円筒枠72を中心軸方向に沿って本体2の右側に例えば距離L3だけになるよう右へ移動される。円筒枠72の移動によってカムピン724が第2のらせん溝52に摺動されるが、第2のカム部材5は第2の駆動手段6と噛み合っており、不動であるため、らせん溝32、52の立上り角γ1とγ2の違いにより、距離L2に位置するカムピン713と724の間の円周角差はβ2で、レンズ枠手段7のレンズ枠71が、環状スロット714内に円周角β2摺動される(図6)。
このように、第1のカム部材3を回転させる場合、第1のらせん溝32の立上り角γ1は第2のらせん溝52よりも小さいことから、レンズ枠手段7は立上り角γ1が小さい第1のらせん溝32によって低速摺動される。
以上により、本発明のズームレンズ装置1では、駆動手段4、6は、それぞれのらせん角が異なるらせん溝32、52を有する複数のカム部材3、5に応じて異なる駆動力と減速レートを定め、それぞれカム部材3、5を独立的に駆動させることによって、違う速度でフォーカシングを行うことができるので、バックラッシュ取りとフォーカシング精度を両立させて精度よくフォーカシングを行うことができる。
以上説明したように、本発明によれば、バックラッシュによる影響を極力低減しながら精度よくフォーカシングを行うことができるズームレンズ装置を提供することができる。
本発明のズームレンズ装置の概略構成を示す分解斜視図である。 同ズームレンズ装置の組立縦断面図である。 同組立状態での本体とレンズと両らせん溝の位置関係を概略示す図である。 同フォーカシング時の本体とレンズと両らせん溝の位置関係を概略示す図である。 同フォーカシング時の本体とレンズと両らせん溝の位置関係を概略示す図である。 同フォーカシングした時の組立縦断面図である。 従来のズームレンズ装置の分解斜視図である。 同ズームレンズ装置の組立縦断面図である。
符号の説明
1 ズームレンズ装置
2 円筒状本体
21 周壁
22 第2の貫通孔
23 第1の貫通孔
24 カムピン
25 凹孔
3 第1のカム部材
31 第1の環状壁
311 先端部
312 内周面
32 第1のらせん溝
33 第1の円周溝
34 第1の内歯部
4 第1の駆動手段
41 モータ
42 減速ギヤ
43 駆動ギヤ
5 第2のカム部材
51 第2の環状壁
511 先端部
512 内周面
52 第2のらせん溝
53 第2の円周溝
54 第2の内歯部
6 第2の駆動手段
61 モータ
62 減速ギヤ
63 駆動ギヤ
7 レンズ枠手段
71 レンズ枠
711 中央開口
712 外周面
713 カムピン
714 環状スロット(周溝)
715 カムピン
716 凹孔
717 端面
72 円筒枠
721 内周壁
722 外周壁
723 隙間
724 カムピン
725 貫通孔
73 レンズ
γ1、γ2 立上り角
θ1、θ2 らせん角
α1、α2、β1、β2 円周角
X 中心軸(光軸)

Claims (9)

  1. 光軸を中心軸とする周壁を有する円筒状本体と、
    光軸を中心軸とする円筒体であってその一端部が前記本体の周壁外側に回転可能に設けられる第1の環状壁を有し、該第1の環状壁には円周方向成分及び光軸方向成分を有する複数の第1のらせん溝が貫設される第1のカム部材と、
    前記第1のカム部材が回転駆動可能に連結された第1の駆動手段と、
    光軸を中心軸とすると共に前記第1のカム部材に入れ子状に遊嵌した円筒状であってその一端部が前記本体の周壁外側に回転可能に設けられる第2の環状壁を有し、該第2の環状壁には円周方向成分及び光軸方向成分を有し且つ前記第1のらせん溝とらせん角が異なる複数の第2のらせん溝が貫設された第2のカム部材と、
    前記第2のカム部材が回転駆動可能に連結された第2の駆動手段と、
    光軸を中心軸とする環部が、前記第1のカム部材の第1の環状壁の内側に設けられ、外周壁と前記第1、第2のカム部材を入れ子状に遊嵌保持することができる隙間を置いてやや厚い肉厚の内周壁とでなる円筒部が該環部を開口端近くに遊動可能に保持し、前記環部には、前記隙間に遊嵌した第1のカム部材の第1のらせん溝内に可動に挿通される複数の第1のカムピンが植設され、前記円筒部には、前記隙間に遊嵌した第2のカム部材の各第2のらせん溝に挿通される複数の第2のカムピンが植設され、前記環部又は前記円筒部の内側にレンズを保持したレンズ枠手段とをそなえたことを特徴とするズームレンズ装置。
  2. 前記第1、2のカム部材それぞれの第1、第2の環状壁には、円周方向沿いの前記第1、第2のカム部材の回転を規制する複数の第1、第2の円周溝が貫設され、
    前記本体は、前記第1、第2の円周溝にそれぞれ挿通されて前記周壁に固定される第3のカムピンを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ装置。
  3. 前記第1のらせん溝の前記らせん角は、前記第2のらせん溝の前記らせん角よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ装置。
  4. 前記レンズは、前記レンズ枠手段の環部内に取付けられ、前記第1のカムピンは、前記第1のらせん溝に挿通され、前記環部外に固定されていることを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ装置。
  5. 前記レンズ枠手段の環部には、光軸方向に貫通する複数の周溝が設けられ、前記円筒部には、前記周溝に挿通されて複数の第4のカムピンが植設されていることを特徴とする請求項4に記載のズームレンズ装置。
  6. 前記第2のカムピンは、前記円筒部の外周壁と前記第2のカム部材の第2のらせん溝内に摺動可能に挿通され、
    前記第4のカムピンは、前記レンズ枠手段の環部の周溝を挿通して前記円筒部の内周壁に固定されていることを特徴とする請求項5に記載のズームレンズ装置。
  7. 前記本体の周壁には、第1の貫通孔が前記周壁の一端部の付近に形成され、第2の貫通孔が前記周壁の一端部から離して開設され、
    前記第1、第2のカム部材のそれぞれの一端部の内周面には、第1、第2の内歯部が環設され、
    前記第1の駆動手段は、前記本体に設けられ、モータと、前記モータに連結されて前記モータからの駆動力を調整する減速ギヤと、前記減速ギヤと連結されると共に前記第1の貫通孔を介して前記第1のカム部材の第1の内歯部と噛合い、前記モータから出力される駆動力を前記第1のカム部材に伝達する駆動ギヤとからなり、
    前記第2の駆動手段は、前記本体に設けられ、モータと、前記モータに連結されて前記モータからの駆動力を調整する減速ギヤと、前記減速ギヤと連結されると共に、前記第2の貫通孔を介して前記第2の内歯部と噛合い、前記モータから出力される駆動力を前記第2のカム部材に伝達される駆動ギヤとからなる
    ことを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ装置。
  8. 前記第1の駆動手段は、前記第1のカム部材を円周方向の回転度合いを制限するよう駆動することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ装置。
  9. 前記第2の駆動手段は、前記第2のカム部材を円周方向の回転度合いを制限するよう駆動することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ装置。
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