JP2006205710A5 - - Google Patents
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上記目的を達成する手段は、以下の通りである。
[1] 複数の重合性成分を混合し、混合後直ちに混合液を成形型に注入し、重合して成形体を得る、プラスチックレンズの製造方法であって、
前記成形型は、内部にキャビティを有し、前記混合液を前記キャビティ内に注入するための注入孔と、前記キャビティ内の気体または前記混合液を成形型外部に排出するための排出孔とを、直径方向に対向する位置に有しており、
前記成形型に前記混合液を注入する前に、前記成形型を加温する工程、および、前記キャビティに二酸化炭素を充填する工程を含み、かつ、
前記二酸化炭素が充填された成形型を水平面に対してほぼ垂直にした状態で、かつ前記排出孔が頂上になるようにした状態で、前記混合液を前記注入孔から注入する工程と、
前記成形型への混合液の注入終了後、前記注入孔を封止する工程と、
前記成形型を放置する工程とを有する、プラスチックレンズの製造方法。
[2] 前記複数の重合性成分は、下記成分(A)と下記成分(B)を含むことを特徴とする[1]に記載の製造方法。
成分(A): 分子中に環状構造を有する脂肪族ジイソシアネートと300〜2500の平均分子量を有するジオールとの反応生成物であるイソシアネート末端プレポリマー
成分(B): 一般式(I)で表される1種または2種以上の芳香族ジアミン(一般式(I)中、R1、R2およびR3はそれぞれ独立して、メチル基、エチル基、チオメチル基の何れかである)
[3] 前記成形型は、レンズの一方の面を形成するためのモールドと他方の面を形成するためのモールドとが所定の間隔で対向して配置され、かつ前記2つのモールドの周囲に環状のガスケットが配置されて、前記モールドおよびガスケットによってキャビティが形成され、
前記ガスケットは、前記注入孔と前記排出孔とを備えていることを特徴とする[1]または[2]に記載の製造方法。
[4] 前記二酸化炭素を充填する工程を、加温された二酸化炭素を注入することにより行う、[1]〜[3]のいずれかに記載の製造方法。
[5] 前記成形型は、前記排出孔を介して前記キャビティと連通する凹部を有する排出口部を有し、前記混合液が前記排出口部の所定の高さに達したことをセンサーで検知して注入を停止する、[1]〜[4]のいずれかに記載の製造方法。
[6] 前記注入孔を封止する工程後、前記キャビティ内に生じた気泡を、前記排出孔を通して除去する泡抜き工程を更に含む、[1]〜[5]のいずれかに記載の方法。
[7] 前記泡抜き工程を、前記排出孔が頂上になるようにした状態で、前記成形型を、所定の角度に傾斜させて所定時間保持することにより行う、[6]に記載の製造方法。
[8] 前記成形型を放置する工程において、前記成形型を低温雰囲気中に放置して、前記混合液を重合させ、その後、キャビティ内の重合部分と注入孔内および排出孔内の重合部分を分断し、次いで成形型を高温雰囲気中に放置して、さらに重合を進めることを特徴とする[1]〜[7]のいずれか1項に記載の製造方法。
[9] 前記ガスケットは弾性を有する樹脂からなり、前記注入孔内および排出孔内の重合部分の分断は、前記注入孔および排出孔の一部を折り曲げることにより行われることを特徴とする[8]に記載の製造方法。
[10] プラスチックレンズが眼鏡レンズである[1]〜[9]のいずれかに記載の製造方法。
[11] 注入治具開口から流出するプラスチックレンズ原料液を成形型に注入して、前記原料液を硬化させて成形体を得る、プラスチックレンズの製造方法であって、
前記成形型は、内部にキャビティを有し、前記原料液を前記キャビティ内に注入するための注入孔と、前記キャビティ内の気体または前記混合液を成形型外部に排出するための排出孔とを、直径方向に対向する位置に有しており、
前記注入孔は、前記混合液を注入するための開口(以下、「注入口開口」という)を有し、
前記原料液は、前記成形型を水平面に対して傾斜または垂直にした状態で、かつ前記排出孔が頂上になるようにして、前記注入孔を通して前記成形型へ注入され、
前記注入口開口と前記注入治具開口との連通開始から該連通が完了するまでの間に、前記注入治具開口から流出する原料液の一部が前記注入孔へ流入し、残りの一部が前記注入孔へ流入せずに流下する期間を含むことを特徴とするプラスチックレンズの製造方法。
[12] 前記成形型は、レンズの一方の面を形成するためのモールドと他方の面を形成するためのモールドとが所定の間隔で対向して配置され、かつ前記2つのモールドの周囲に環状のガスケットが配置されて、前記モールドおよびガスケットによってキャビティが形成され、
前記ガスケットは、前記注入孔と前記排出孔とを備えていることを特徴とする[11]に記載の製造方法。
[13] 前記原料液の注入は、前記成形型を水平面に対して略垂直にした状態で行われることを特徴とする、[11]または[12]に記載のプラスチックレンズの製造方法。
[14] 前記期間中、前記注入治具開口と前記注入口開口との間に隙間が生じており、該隙間から、前記注入治具開口から流出する原料液の一部が流下していることを特徴とする[11]〜[13]のいずれかに記載のプラスチックレンズの製造方法。
[15] 少なくとも前記原料液のキャビティ内への流入が開始するまでの間は、前記隙間が生じていることを特徴とする、[14]に記載のプラスチックレンズの製造方法。
[16] 前記隙間を徐々に狭めながら前記原料液の注入を行うことを特徴とする、[14]または[15]に記載のプラスチックレンズの製造方法。
[17] 前記原料液の注入途中から注入完了までの間、前記隙間を無くして前記原料液の注入を行うことを特徴とする、[14]〜[16]のいずれかに記載のプラスチックレンズの製造方法。
[18] 前記注入治具の先端部は筒状に形成されており、
前記注入口開口の全周囲には面(以下、「注入口先端面部」という)が形成されており、
前記注入治具先端部の端面を、前記注入口先端面部に密着させることにより、前記隙間を無くすことを特徴とする、[14]〜[17]のいずれかに記載のプラスチックレンズの製造方法。
[19] 前記注入口先端面部の外形は、前記注入治具先端部端面の外形よりも大きいことを特徴とする、[18]に記載のプラスチックレンズの製造方法。
[20] 前記注入口先端面部は、前記注入孔の軸に対して傾斜しており、
前記注入治具先端部端面は、前記注入口先端面部に密着させたときに、前記注入孔の軸方向と前記注入治具の軸方向とが交わるように形成されていることを特徴とする、[18]または[19]に記載のプラスチックレンズの製造方法。
[21] 前記注入治具先端部端面を、前記注入口先端面部に密着させたときに、前記注入孔の軸方向と前記注入治具の軸方向とが略直角に交わることを特徴とする、[20]に記載のプラスチックレンズの製造方法。
[22] 前記注入治具先端部端面と前記注入口先端面部との間において、前記注入治具開口および前記注入口開口の全周囲に前記隙間を有した状態で、前記隙間の間隔を調整することを特徴とする[18]〜[21]のいずれかに記載のプラスチックレンズの製造方法。
[23] 前記注入口開口の大きさは、前記注入治具開口の大きさとほぼ同じか、または前記注入治具開口の大きさよりも小さいことを特徴とする、[11]〜[22]のいずれかに記載のプラスチックレンズの製造方法。
[24] 前記成形型への原料液の注入終了後、前記注入孔を封止することを特徴とする、[11]〜[23]のいずれかに記載のプラスチックレンズの製造方法。
[25] 前記注入孔の封止直後に、前記注入治具開口を前記注入口開口から離すことを特徴とする、[24]に記載のプラスチックレンズの製造方法。
[26] 前記原料液は、複数の重合性成分を含み、該複数の重合性成分は、混合後直ちに重合を開始し10分以内に硬化することを特徴とする、[11]〜[25]のいずれかに記載のプラスチックレンズの製造方法。
[27] 前記原料液は、下記成分(A)と成分(B)を含むことを特徴とする、[11]〜[26]のいずれかに記載のプラスチックレンズの製造方法。
成分(A):分子中に環状構造を有する脂肪族ジイソシアネートと300〜2500の平均分子量を有するジオールとの反応生成物であるイソシアネート末端プレポリマー
成分(B):一般式(I)で表される1種または2種以上の芳香族ジアミン(一般式(I)中、R1、R2およびR3はそれぞれ独立して、メチル基、エチル基、チオメチル基の何れかである)
[28] プラスチックレンズの光学機能面を形成するための成形面をもつ第1モールドと第2モールドとをそれぞれ嵌挿するための開口を有する円筒体からなるプラスチックレンズ成形用ガスケットであって、
前記円筒体は、外壁面に、注入口部および排出口部を有し、
前記注入口部は、内部に貫通孔(以下、「注入孔」という)を有する注入管部と該注入管部の端部に設けられた注入口先端部とを有し、かつ、前記注入孔により、前記円筒体内部と外部とが連通され、
前記排出口部は、前記円筒体内部と外部とを連通する排出孔を有し、
前記ガスケットは、前記注入孔と排出孔とを、直径方向に対向する位置に有し、
前記注入口先端部は、前記注入孔の開口を有し、その開口周囲に傾斜した面を有することを特徴とするプラスチックレンズ成形用ガスケット。
[29] 前記注入管部に薄肉部が設けられていることを特徴とする、[28]に記載のガスケット。
[30] 前記注入口部に位置決めのための鍔が設けられていることを特徴とする、[28]または[29]に記載のガスケット。
[31] [28]〜[30]のいずれかに記載のガスケットの前記開口に、第1モールドの成形面および第2モールドの成形面が所定の間隔をおいて対向し、前記筒状体内部にレンズ形状に相当するキャビティが形成されるように、第1モールドおよび第2モールドがそれぞれ脱着可能に保持されてなる、プラスチックレンズ成形用成形型。
[32] [31]に記載の成形型に、プラスチックレンズ原料液を注入するためのノズルを備えたプラスチックレンズ原料液注入治具であって、
前記ノズルの先端部は筒状であり、
前記先端部端面の外形は、前記注入口先端部に設けられた面の外形よりも小さいことを特徴とする、プラスチックレンズ原料液注入治具。
[33] 前記ノズルは、位置決めのための鍔を有することを特徴とする、[32]に記載の注入治具。
[34] 前記注入治具は、プラスチックレンズ原料液の混合が行われる混合室に設けられた吐出口に脱着可能に取り付けられたチューブと該チューブの先端に取り付けられたノズルとからなることを特徴とする、[32]または[33]に記載の注入治具。
[35] プラスチックレンズ原料液を保持具に保持された成形型に注入して、前記原料液を硬化させて成形体を得ることを含む、プラスチックレンズの製造方法であって、
前記成形型は、内部にキャビティを有し、前記原料液を前記キャビティ内に注入するための注入孔を含む注入口部と、前記キャビティ内の気体または前記混合液を成形型外部に排出するための排出孔を含む排出口部とを、直径方向に対向する位置に有しており、
前記保持具は、前記注入口部を保持するための注入口部保持部と、前記注入口部を挟持することにより、前記注入孔を封止するための注入孔封止部とを有し、
前記保持具による成形型の保持は、前記注入口部保持部によって前記注入口部を保持しつつ、前記成形型を水平面に対してほぼ垂直にした状態で、かつ前記排出孔が頂上になるようにした状態で行われ、かつ、
前記原料液の注入は、前記原料液を前記注入孔から注入することによって行われ、かつ、前記注入孔封止部によって前記注入孔を封止することによって終了することを特徴とするプラスチックレンズの製造方法。
[36] 前記成形型は、レンズの一方の面を形成するためのモールド(以下、「第1モールド」という)と他方の面を形成するためのモールド(以下、「第2モールド」という)とが所定の間隔で対向して配置され、かつ前記2つのモールドの周囲に環状のガスケットが配置されて、前記モールドおよびガスケットによってキャビティが形成され、
前記ガスケットは、前記注入孔と前記排出孔とを備えていることを特徴とする[35]に記載のプラスチックレンズの製造方法。
[37] 前記保持具は、前記成形型を、前記第1モールドと前記第2モールドの両外側から挟んで保持する肉厚保持機構を有し、
前記成形型は、前記肉厚保持機構によって前記第1モールドと第2モールドの両外側から挟まれることによっても前記保持具により保持されることを特徴とする[36]に記載のプラスチックレンズの製造方法。
[38] 前記注入口部保持部は、溝(以下、「保持部溝」という)を有する部材を含み、前記成形型は、前記保持部溝に注入口部の少なくとも一部が当接した状態で保持されることを特徴とする[36]または[37]に記載のプラスチックレンズの製造方法。
[39] 前記注入孔封止部は、溝(以下、「封止部溝」という)を有する部材を含み、前記封止部溝により注入口部を挟持して前記注入孔を封止することを特徴とする[36]〜[38]のいずれかに記載のプラスチックレンズの製造方法。
[40] 前記封止部溝は、前記保持部溝と異なる方向に開口した状態で、前記注入口部を挟持して前記注入孔を封止することを特徴とする[39]に記載のプラスチックレンズの製造方法。
[41] 前記注入口部保持部は、前記注入口部の少なくとも上下2箇所に当接し、かつ、前記注入孔封止部は、前記注入口部の前記注入口部保持部が当接した箇所の間を挟持することによって前記注入孔を封止することを特徴とする[36]〜[40]のいずれかに記載のプラスチックレンズの製造方法。
[42] 前記注入孔封止部を、前記保持具の外部から力を加えることによって移動させることを特徴とする[36]〜[41]のいずれかに記載のプラスチックレンズの製造方法。
[43] 前記原料液は、複数の重合性成分を含み、該複数の重合性成分は、混合後直ちに重合を開始し10分以内に硬化することを特徴とする、[36]〜[42]のいずれかに記載のプラスチックレンズの製造方法。
[44] 前記原料液は、下記成分(A)と成分(B)を含むことを特徴とする、[36]〜[43]のいずれかに記載のプラスチックレンズの製造方法。
成分(A):分子中に環状構造を有する脂肪族ジイソシアネートと300〜2500の平均分子量を有するジオールとの反応生成物であるイソシアネート末端プレポリマー
成分(B):一般式(I)で表される1種または2種以上の芳香族ジアミン(一般式(I)中、R1、R2およびR3はそれぞれ独立して、メチル基、エチル基、チオメチル基の何れかである)
[45] プラスチックレンズ成形用成形型を保持するためのプラスチックレンズ成形型保持具であって、
前記成形型は、レンズの一方の面を形成するためのモールド(以下、「第1モールド」という)と他方の面を形成するためのモールド(以下、「第2モールド」という)とが所定の間隔で対向して配置され、かつ前記2つのモールドの周囲に環状のガスケットが配置されて、前記モールドおよびガスケットによってキャビティが形成され、
前記ガスケットは、前記キャビティ内部と外部とを連通する注入孔を有する注入口部および前記キャビティ内部と外部とを連通する排出孔を有する排出口部を、直径方向に対向する位置に有し、
前記保持具は、前記注入口部を保持するための注入口部保持部と、前記注入口部を挟持することにより、前記注入孔を封止するための注入孔封止部とを有し、かつ、前記成形型を、水平面に対してほぼ垂直にした状態で、かつ前記排出孔が頂上になるようにした状態で保持するためのものであることを特徴とする、プラスチックレンズ成形型保持具。
[46] 前記保持具は、前記成形型を、前記第1モールドと前記第2モールドの両外側から挟んで保持する肉厚保持機構を有することを特徴とする、[45]に記載のプラスチックレンズ成形型保持具。
[47] 前記保持具は、搬送手段に取り付けるための連結部を有することを特徴とする、[45]または[46]に記載のプラスチックレンズ成形型保持具。
[48] 前記注入口部保持部は、溝(以下、「保持部溝」という)を有する部材を含み、前記成形型を、前記保持部溝に注入口部の少なくとも一部が当接した状態で保持することを特徴とする[45]〜[47]のいずれかに記載のプラスチックレンズ成形型保持具。
[49] 前記注入孔封止部は、溝(以下、「封止部溝」という)を有する部材を含み、前記封止部溝により注入口部を挟持して前記注入孔を封止することを特徴とする[45]〜[48]のいずれかに記載のプラスチックレンズ成形型保持具。
[50] 前記封止部溝は、前記保持部溝と異なる方向に開口した状態で、前記注入口部を挟持して前記注入孔を封止することを特徴とする[49]に記載のプラスチックレンズ成形型保持具。
[51] 前記注入孔封止部は、前記保持具の外部から力を加えられることによって移動することを特徴とする[45]〜[50]のいずれかに記載のプラスチックレンズ成形型保持具。
[52] 複数の重合性成分を混合し、混合後直ちに混合液を成形型に注入するプラスチックレンズ製造装置であって、
前記成形型は、内部にキャビティを有し、
前記成形型のキャビティに二酸化炭素を供給する二酸化炭素注入部と、
前記二酸化炭素が供給された成形型に前記原料液を注入する原料液注入部と、
前記原料液が注入された成形型を傾斜させて前記キャビティ内の泡抜きを行う泡抜き部と、
前記成形型を保持し、前記各部に成形型を搬送する搬送手段とを備えることを特徴とするプラスチックレンズ製造装置。
[1] 複数の重合性成分を混合し、混合後直ちに混合液を成形型に注入し、重合して成形体を得る、プラスチックレンズの製造方法であって、
前記成形型は、内部にキャビティを有し、前記混合液を前記キャビティ内に注入するための注入孔と、前記キャビティ内の気体または前記混合液を成形型外部に排出するための排出孔とを、直径方向に対向する位置に有しており、
前記成形型に前記混合液を注入する前に、前記成形型を加温する工程、および、前記キャビティに二酸化炭素を充填する工程を含み、かつ、
前記二酸化炭素が充填された成形型を水平面に対してほぼ垂直にした状態で、かつ前記排出孔が頂上になるようにした状態で、前記混合液を前記注入孔から注入する工程と、
前記成形型への混合液の注入終了後、前記注入孔を封止する工程と、
前記成形型を放置する工程とを有する、プラスチックレンズの製造方法。
[2] 前記複数の重合性成分は、下記成分(A)と下記成分(B)を含むことを特徴とする[1]に記載の製造方法。
成分(A): 分子中に環状構造を有する脂肪族ジイソシアネートと300〜2500の平均分子量を有するジオールとの反応生成物であるイソシアネート末端プレポリマー
成分(B): 一般式(I)で表される1種または2種以上の芳香族ジアミン(一般式(I)中、R1、R2およびR3はそれぞれ独立して、メチル基、エチル基、チオメチル基の何れかである)
前記ガスケットは、前記注入孔と前記排出孔とを備えていることを特徴とする[1]または[2]に記載の製造方法。
[4] 前記二酸化炭素を充填する工程を、加温された二酸化炭素を注入することにより行う、[1]〜[3]のいずれかに記載の製造方法。
[5] 前記成形型は、前記排出孔を介して前記キャビティと連通する凹部を有する排出口部を有し、前記混合液が前記排出口部の所定の高さに達したことをセンサーで検知して注入を停止する、[1]〜[4]のいずれかに記載の製造方法。
[6] 前記注入孔を封止する工程後、前記キャビティ内に生じた気泡を、前記排出孔を通して除去する泡抜き工程を更に含む、[1]〜[5]のいずれかに記載の方法。
[7] 前記泡抜き工程を、前記排出孔が頂上になるようにした状態で、前記成形型を、所定の角度に傾斜させて所定時間保持することにより行う、[6]に記載の製造方法。
[8] 前記成形型を放置する工程において、前記成形型を低温雰囲気中に放置して、前記混合液を重合させ、その後、キャビティ内の重合部分と注入孔内および排出孔内の重合部分を分断し、次いで成形型を高温雰囲気中に放置して、さらに重合を進めることを特徴とする[1]〜[7]のいずれか1項に記載の製造方法。
[9] 前記ガスケットは弾性を有する樹脂からなり、前記注入孔内および排出孔内の重合部分の分断は、前記注入孔および排出孔の一部を折り曲げることにより行われることを特徴とする[8]に記載の製造方法。
[10] プラスチックレンズが眼鏡レンズである[1]〜[9]のいずれかに記載の製造方法。
[11] 注入治具開口から流出するプラスチックレンズ原料液を成形型に注入して、前記原料液を硬化させて成形体を得る、プラスチックレンズの製造方法であって、
前記成形型は、内部にキャビティを有し、前記原料液を前記キャビティ内に注入するための注入孔と、前記キャビティ内の気体または前記混合液を成形型外部に排出するための排出孔とを、直径方向に対向する位置に有しており、
前記注入孔は、前記混合液を注入するための開口(以下、「注入口開口」という)を有し、
前記原料液は、前記成形型を水平面に対して傾斜または垂直にした状態で、かつ前記排出孔が頂上になるようにして、前記注入孔を通して前記成形型へ注入され、
前記注入口開口と前記注入治具開口との連通開始から該連通が完了するまでの間に、前記注入治具開口から流出する原料液の一部が前記注入孔へ流入し、残りの一部が前記注入孔へ流入せずに流下する期間を含むことを特徴とするプラスチックレンズの製造方法。
[12] 前記成形型は、レンズの一方の面を形成するためのモールドと他方の面を形成するためのモールドとが所定の間隔で対向して配置され、かつ前記2つのモールドの周囲に環状のガスケットが配置されて、前記モールドおよびガスケットによってキャビティが形成され、
前記ガスケットは、前記注入孔と前記排出孔とを備えていることを特徴とする[11]に記載の製造方法。
[13] 前記原料液の注入は、前記成形型を水平面に対して略垂直にした状態で行われることを特徴とする、[11]または[12]に記載のプラスチックレンズの製造方法。
[14] 前記期間中、前記注入治具開口と前記注入口開口との間に隙間が生じており、該隙間から、前記注入治具開口から流出する原料液の一部が流下していることを特徴とする[11]〜[13]のいずれかに記載のプラスチックレンズの製造方法。
[15] 少なくとも前記原料液のキャビティ内への流入が開始するまでの間は、前記隙間が生じていることを特徴とする、[14]に記載のプラスチックレンズの製造方法。
[16] 前記隙間を徐々に狭めながら前記原料液の注入を行うことを特徴とする、[14]または[15]に記載のプラスチックレンズの製造方法。
[17] 前記原料液の注入途中から注入完了までの間、前記隙間を無くして前記原料液の注入を行うことを特徴とする、[14]〜[16]のいずれかに記載のプラスチックレンズの製造方法。
[18] 前記注入治具の先端部は筒状に形成されており、
前記注入口開口の全周囲には面(以下、「注入口先端面部」という)が形成されており、
前記注入治具先端部の端面を、前記注入口先端面部に密着させることにより、前記隙間を無くすことを特徴とする、[14]〜[17]のいずれかに記載のプラスチックレンズの製造方法。
[19] 前記注入口先端面部の外形は、前記注入治具先端部端面の外形よりも大きいことを特徴とする、[18]に記載のプラスチックレンズの製造方法。
[20] 前記注入口先端面部は、前記注入孔の軸に対して傾斜しており、
前記注入治具先端部端面は、前記注入口先端面部に密着させたときに、前記注入孔の軸方向と前記注入治具の軸方向とが交わるように形成されていることを特徴とする、[18]または[19]に記載のプラスチックレンズの製造方法。
[21] 前記注入治具先端部端面を、前記注入口先端面部に密着させたときに、前記注入孔の軸方向と前記注入治具の軸方向とが略直角に交わることを特徴とする、[20]に記載のプラスチックレンズの製造方法。
[22] 前記注入治具先端部端面と前記注入口先端面部との間において、前記注入治具開口および前記注入口開口の全周囲に前記隙間を有した状態で、前記隙間の間隔を調整することを特徴とする[18]〜[21]のいずれかに記載のプラスチックレンズの製造方法。
[23] 前記注入口開口の大きさは、前記注入治具開口の大きさとほぼ同じか、または前記注入治具開口の大きさよりも小さいことを特徴とする、[11]〜[22]のいずれかに記載のプラスチックレンズの製造方法。
[24] 前記成形型への原料液の注入終了後、前記注入孔を封止することを特徴とする、[11]〜[23]のいずれかに記載のプラスチックレンズの製造方法。
[25] 前記注入孔の封止直後に、前記注入治具開口を前記注入口開口から離すことを特徴とする、[24]に記載のプラスチックレンズの製造方法。
[26] 前記原料液は、複数の重合性成分を含み、該複数の重合性成分は、混合後直ちに重合を開始し10分以内に硬化することを特徴とする、[11]〜[25]のいずれかに記載のプラスチックレンズの製造方法。
[27] 前記原料液は、下記成分(A)と成分(B)を含むことを特徴とする、[11]〜[26]のいずれかに記載のプラスチックレンズの製造方法。
成分(A):分子中に環状構造を有する脂肪族ジイソシアネートと300〜2500の平均分子量を有するジオールとの反応生成物であるイソシアネート末端プレポリマー
成分(B):一般式(I)で表される1種または2種以上の芳香族ジアミン(一般式(I)中、R1、R2およびR3はそれぞれ独立して、メチル基、エチル基、チオメチル基の何れかである)
前記円筒体は、外壁面に、注入口部および排出口部を有し、
前記注入口部は、内部に貫通孔(以下、「注入孔」という)を有する注入管部と該注入管部の端部に設けられた注入口先端部とを有し、かつ、前記注入孔により、前記円筒体内部と外部とが連通され、
前記排出口部は、前記円筒体内部と外部とを連通する排出孔を有し、
前記ガスケットは、前記注入孔と排出孔とを、直径方向に対向する位置に有し、
前記注入口先端部は、前記注入孔の開口を有し、その開口周囲に傾斜した面を有することを特徴とするプラスチックレンズ成形用ガスケット。
[29] 前記注入管部に薄肉部が設けられていることを特徴とする、[28]に記載のガスケット。
[30] 前記注入口部に位置決めのための鍔が設けられていることを特徴とする、[28]または[29]に記載のガスケット。
[31] [28]〜[30]のいずれかに記載のガスケットの前記開口に、第1モールドの成形面および第2モールドの成形面が所定の間隔をおいて対向し、前記筒状体内部にレンズ形状に相当するキャビティが形成されるように、第1モールドおよび第2モールドがそれぞれ脱着可能に保持されてなる、プラスチックレンズ成形用成形型。
[32] [31]に記載の成形型に、プラスチックレンズ原料液を注入するためのノズルを備えたプラスチックレンズ原料液注入治具であって、
前記ノズルの先端部は筒状であり、
前記先端部端面の外形は、前記注入口先端部に設けられた面の外形よりも小さいことを特徴とする、プラスチックレンズ原料液注入治具。
[33] 前記ノズルは、位置決めのための鍔を有することを特徴とする、[32]に記載の注入治具。
[34] 前記注入治具は、プラスチックレンズ原料液の混合が行われる混合室に設けられた吐出口に脱着可能に取り付けられたチューブと該チューブの先端に取り付けられたノズルとからなることを特徴とする、[32]または[33]に記載の注入治具。
[35] プラスチックレンズ原料液を保持具に保持された成形型に注入して、前記原料液を硬化させて成形体を得ることを含む、プラスチックレンズの製造方法であって、
前記成形型は、内部にキャビティを有し、前記原料液を前記キャビティ内に注入するための注入孔を含む注入口部と、前記キャビティ内の気体または前記混合液を成形型外部に排出するための排出孔を含む排出口部とを、直径方向に対向する位置に有しており、
前記保持具は、前記注入口部を保持するための注入口部保持部と、前記注入口部を挟持することにより、前記注入孔を封止するための注入孔封止部とを有し、
前記保持具による成形型の保持は、前記注入口部保持部によって前記注入口部を保持しつつ、前記成形型を水平面に対してほぼ垂直にした状態で、かつ前記排出孔が頂上になるようにした状態で行われ、かつ、
前記原料液の注入は、前記原料液を前記注入孔から注入することによって行われ、かつ、前記注入孔封止部によって前記注入孔を封止することによって終了することを特徴とするプラスチックレンズの製造方法。
[36] 前記成形型は、レンズの一方の面を形成するためのモールド(以下、「第1モールド」という)と他方の面を形成するためのモールド(以下、「第2モールド」という)とが所定の間隔で対向して配置され、かつ前記2つのモールドの周囲に環状のガスケットが配置されて、前記モールドおよびガスケットによってキャビティが形成され、
前記ガスケットは、前記注入孔と前記排出孔とを備えていることを特徴とする[35]に記載のプラスチックレンズの製造方法。
[37] 前記保持具は、前記成形型を、前記第1モールドと前記第2モールドの両外側から挟んで保持する肉厚保持機構を有し、
前記成形型は、前記肉厚保持機構によって前記第1モールドと第2モールドの両外側から挟まれることによっても前記保持具により保持されることを特徴とする[36]に記載のプラスチックレンズの製造方法。
[38] 前記注入口部保持部は、溝(以下、「保持部溝」という)を有する部材を含み、前記成形型は、前記保持部溝に注入口部の少なくとも一部が当接した状態で保持されることを特徴とする[36]または[37]に記載のプラスチックレンズの製造方法。
[39] 前記注入孔封止部は、溝(以下、「封止部溝」という)を有する部材を含み、前記封止部溝により注入口部を挟持して前記注入孔を封止することを特徴とする[36]〜[38]のいずれかに記載のプラスチックレンズの製造方法。
[40] 前記封止部溝は、前記保持部溝と異なる方向に開口した状態で、前記注入口部を挟持して前記注入孔を封止することを特徴とする[39]に記載のプラスチックレンズの製造方法。
[41] 前記注入口部保持部は、前記注入口部の少なくとも上下2箇所に当接し、かつ、前記注入孔封止部は、前記注入口部の前記注入口部保持部が当接した箇所の間を挟持することによって前記注入孔を封止することを特徴とする[36]〜[40]のいずれかに記載のプラスチックレンズの製造方法。
[42] 前記注入孔封止部を、前記保持具の外部から力を加えることによって移動させることを特徴とする[36]〜[41]のいずれかに記載のプラスチックレンズの製造方法。
[43] 前記原料液は、複数の重合性成分を含み、該複数の重合性成分は、混合後直ちに重合を開始し10分以内に硬化することを特徴とする、[36]〜[42]のいずれかに記載のプラスチックレンズの製造方法。
[44] 前記原料液は、下記成分(A)と成分(B)を含むことを特徴とする、[36]〜[43]のいずれかに記載のプラスチックレンズの製造方法。
成分(A):分子中に環状構造を有する脂肪族ジイソシアネートと300〜2500の平均分子量を有するジオールとの反応生成物であるイソシアネート末端プレポリマー
成分(B):一般式(I)で表される1種または2種以上の芳香族ジアミン(一般式(I)中、R1、R2およびR3はそれぞれ独立して、メチル基、エチル基、チオメチル基の何れかである)
前記成形型は、レンズの一方の面を形成するためのモールド(以下、「第1モールド」という)と他方の面を形成するためのモールド(以下、「第2モールド」という)とが所定の間隔で対向して配置され、かつ前記2つのモールドの周囲に環状のガスケットが配置されて、前記モールドおよびガスケットによってキャビティが形成され、
前記ガスケットは、前記キャビティ内部と外部とを連通する注入孔を有する注入口部および前記キャビティ内部と外部とを連通する排出孔を有する排出口部を、直径方向に対向する位置に有し、
前記保持具は、前記注入口部を保持するための注入口部保持部と、前記注入口部を挟持することにより、前記注入孔を封止するための注入孔封止部とを有し、かつ、前記成形型を、水平面に対してほぼ垂直にした状態で、かつ前記排出孔が頂上になるようにした状態で保持するためのものであることを特徴とする、プラスチックレンズ成形型保持具。
[46] 前記保持具は、前記成形型を、前記第1モールドと前記第2モールドの両外側から挟んで保持する肉厚保持機構を有することを特徴とする、[45]に記載のプラスチックレンズ成形型保持具。
[47] 前記保持具は、搬送手段に取り付けるための連結部を有することを特徴とする、[45]または[46]に記載のプラスチックレンズ成形型保持具。
[48] 前記注入口部保持部は、溝(以下、「保持部溝」という)を有する部材を含み、前記成形型を、前記保持部溝に注入口部の少なくとも一部が当接した状態で保持することを特徴とする[45]〜[47]のいずれかに記載のプラスチックレンズ成形型保持具。
[49] 前記注入孔封止部は、溝(以下、「封止部溝」という)を有する部材を含み、前記封止部溝により注入口部を挟持して前記注入孔を封止することを特徴とする[45]〜[48]のいずれかに記載のプラスチックレンズ成形型保持具。
[50] 前記封止部溝は、前記保持部溝と異なる方向に開口した状態で、前記注入口部を挟持して前記注入孔を封止することを特徴とする[49]に記載のプラスチックレンズ成形型保持具。
[51] 前記注入孔封止部は、前記保持具の外部から力を加えられることによって移動することを特徴とする[45]〜[50]のいずれかに記載のプラスチックレンズ成形型保持具。
[52] 複数の重合性成分を混合し、混合後直ちに混合液を成形型に注入するプラスチックレンズ製造装置であって、
前記成形型は、内部にキャビティを有し、
前記成形型のキャビティに二酸化炭素を供給する二酸化炭素注入部と、
前記二酸化炭素が供給された成形型に前記原料液を注入する原料液注入部と、
前記原料液が注入された成形型を傾斜させて前記キャビティ内の泡抜きを行う泡抜き部と、
前記成形型を保持し、前記各部に成形型を搬送する搬送手段とを備えることを特徴とするプラスチックレンズ製造装置。
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお、本実施例および比較例で得られたプラスチックレンズの評価は、下記の評価方法に従って行った。
[評価方法]
(1)成形型の温度
混合液を成形型に注入する直前のモールド中心部の温度を指す。
(2)混合時、充填完了時の液温
混合液の混合中の液温は、混合直前の成分(B)の温度が成分(A)に比べ低いため、混合すると一瞬温度が下がるが混合液の重合反応熱により温度が上昇する。本実施例の場合、室温(25℃)の成分Bと加温した成分AをRIM機で混合した直後吐出口から出てきた時の混合液の温度を測定したところ、混合直前の成分(A)の温度が約50℃の場合で約55℃であった。
吐出口から出て成形型に注入され充填される間の液温も、反応熱により上昇を続ける。吐出口を出てからの液温の推移を測定したところ、20秒後に約20℃上昇し、約2分後に最大ピーク(約100℃)に達し、その後、徐々に温度は低下し、5分後に約70〜80℃であった。
(3)泡の発生状況
作製したプラスチックレンズの外観製品検査を行い、泡不良の発生数を確認する。良品が95%以上得られる状態をA、良品が90%以上得られる状態をB、良品が80%以上得られる場合をC、それ以下をDとする。ここで、良品とは、作製したプラスチックレンズに全く泡が見られない状態、または泡が見られるが目視レベルでは判断できない状態をいう。
(4)光学的欠損
作製したプラスチックレンズをジルコン投影にて面ダレ、脈理の有無を確認する。ジルコン投影製品検査により良品が98%以上得られる場合をA、良品が95%以上得られる場合をB、それ以下をCとする。ここで良品とは、レンズの幾何中心から半径30mm以内の面ダレ、脈理が発生していないものをいう。
(5)面ダレ
面ダレとは成形型に前記成分(A)および前記成分(B)の混合液を注入したときの流れ痕のような模様がレンズ表面に発生した状態を指す。
(6)脈理
脈理とは成形型に成分(A)および成分(B)の混合液を注入したときに温度ムラ、重合ムラ等から生じる痕のことを差す。脈理に関しては一般に注入時のみならず、重合時の熱履歴によっても起こることが知られている。
[評価方法]
(1)成形型の温度
混合液を成形型に注入する直前のモールド中心部の温度を指す。
(2)混合時、充填完了時の液温
混合液の混合中の液温は、混合直前の成分(B)の温度が成分(A)に比べ低いため、混合すると一瞬温度が下がるが混合液の重合反応熱により温度が上昇する。本実施例の場合、室温(25℃)の成分Bと加温した成分AをRIM機で混合した直後吐出口から出てきた時の混合液の温度を測定したところ、混合直前の成分(A)の温度が約50℃の場合で約55℃であった。
吐出口から出て成形型に注入され充填される間の液温も、反応熱により上昇を続ける。吐出口を出てからの液温の推移を測定したところ、20秒後に約20℃上昇し、約2分後に最大ピーク(約100℃)に達し、その後、徐々に温度は低下し、5分後に約70〜80℃であった。
(3)泡の発生状況
作製したプラスチックレンズの外観製品検査を行い、泡不良の発生数を確認する。良品が95%以上得られる状態をA、良品が90%以上得られる状態をB、良品が80%以上得られる場合をC、それ以下をDとする。ここで、良品とは、作製したプラスチックレンズに全く泡が見られない状態、または泡が見られるが目視レベルでは判断できない状態をいう。
(4)光学的欠損
作製したプラスチックレンズをジルコン投影にて面ダレ、脈理の有無を確認する。ジルコン投影製品検査により良品が98%以上得られる場合をA、良品が95%以上得られる場合をB、それ以下をCとする。ここで良品とは、レンズの幾何中心から半径30mm以内の面ダレ、脈理が発生していないものをいう。
(5)面ダレ
面ダレとは成形型に前記成分(A)および前記成分(B)の混合液を注入したときの流れ痕のような模様がレンズ表面に発生した状態を指す。
(6)脈理
脈理とは成形型に成分(A)および成分(B)の混合液を注入したときに温度ムラ、重合ムラ等から生じる痕のことを差す。脈理に関しては一般に注入時のみならず、重合時の熱履歴によっても起こることが知られている。
Claims (36)
- 複数の重合性成分を混合し、混合後直ちに混合液を成形型に注入し、重合して成形体を得る、プラスチックレンズの製造方法であって、
前記成形型は、内部にキャビティを有し、前記混合液を前記キャビティ内に注入するための注入孔と、前記キャビティ内の気体または前記混合液を成形型外部に排出するための排出孔とを、直径方向に対向する位置に有しており、
前記成形型に前記混合液を注入する前に、前記成形型を加温する工程、および、前記キャビティに二酸化炭素を充填する工程を含み、かつ、
前記二酸化炭素が充填された成形型を水平面に対してほぼ垂直にした状態で、かつ前記排出孔が頂上になるようにした状態で、前記混合液を前記注入孔から注入する工程と、
前記成形型への混合液の注入終了後、前記注入孔を封止する工程と、
前記成形型を放置する工程とを有する、プラスチックレンズの製造方法。 - 前記注入孔を封止する工程後、前記キャビティ内に生じた気泡を、前記排出孔を通して除去する泡抜き工程を更に含む、請求項1または2に記載の方法。
- 前記泡抜き工程を、前記排出孔が頂上になるようにした状態で、前記成形型を、所定の角度に傾斜させて所定時間保持することにより行う、請求項3に記載の製造方法。
- 前記成形型を放置する工程において、前記成形型を低温雰囲気中に放置して、前記混合液を重合させ、その後、キャビティ内の重合部分と注入孔内および排出孔内の重合部分を分断し、次いで成形型を高温雰囲気中に放置して、さらに重合を進めることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の製造方法。
- 注入治具開口から流出するプラスチックレンズ原料液を成形型に注入して、前記原料液を硬化させて成形体を得る、プラスチックレンズの製造方法であって、
前記成形型は、内部にキャビティを有し、前記原料液を前記キャビティ内に注入するための注入孔と、前記キャビティ内の気体または前記混合液を成形型外部に排出するための排出孔とを、直径方向に対向する位置に有しており、
前記注入孔は、前記混合液を注入するための開口(以下、「注入口開口」という)を有し、
前記原料液は、前記成形型を水平面に対して傾斜または垂直にした状態で、かつ前記排出孔が頂上になるようにして、前記注入孔を通して前記成形型へ注入され、
前記注入口開口と前記注入治具開口との連通開始から該連通が完了するまでの間に、前記注入治具開口から流出する原料液の一部が前記注入孔へ流入し、残りの一部が前記注入孔へ流入せずに流下する期間を含むことを特徴とするプラスチックレンズの製造方法。 - 前記期間中、前記注入治具開口と前記注入口開口との間に隙間が生じており、該隙間から、前記注入治具開口から流出する原料液の一部が流下していることを特徴とする請求項6に記載のプラスチックレンズの製造方法。
- 少なくとも前記原料液のキャビティ内への流入が開始するまでの間は、前記隙間が生じていることを特徴とする、請求項7に記載のプラスチックレンズの製造方法。
- 前記隙間を徐々に狭めながら前記原料液の注入を行うことを特徴とする、請求項7または8に記載のプラスチックレンズの製造方法。
- 前記原料液の注入途中から注入完了までの間、前記隙間を無くして前記原料液の注入を行うことを特徴とする、請求項7〜9のいずれか1項に記載のプラスチックレンズの製造方法。
- 前記注入治具の先端部は筒状に形成されており、
前記注入口開口の全周囲には面(以下、「注入口先端面部」という)が形成されており、
前記注入治具先端部の端面を、前記注入口先端面部に密着させることにより、前記隙間を無くすことを特徴とする、請求項7〜10のいずれか1項に記載のプラスチックレンズの製造方法。 - 前記注入口先端面部の外形は、前記注入治具先端部端面の外形よりも大きいことを特徴とする、請求項11に記載のプラスチックレンズの製造方法。
- 前記注入口先端面部は、前記注入孔の軸に対して傾斜しており、
前記注入治具先端部端面は、前記注入口先端面部に密着させたときに、前記注入孔の軸方向と前記注入治具の軸方向とが交わるように形成されていることを特徴とする、請求項11または12に記載のプラスチックレンズの製造方法。 - 前記注入治具先端部端面と前記注入口先端面部との間において、前記注入治具開口および前記注入口開口の全周囲に前記隙間を有した状態で、前記隙間の間隔を調整することを特徴とする請求項11〜13のいずれか1項に記載のプラスチックレンズの製造方法。
- 前記注入口開口の大きさは、前記注入治具開口の大きさとほぼ同じか、または前記注入治具開口の大きさよりも小さいことを特徴とする、請求項6〜14のいずれか1項に記載のプラスチックレンズの製造方法。
- 前記成形型への原料液の注入終了後、前記注入孔を封止することを特徴とする、請求項6〜15のいずれか1項に記載のプラスチックレンズの製造方法。
- 前記注入孔の封止直後に、前記注入治具開口を前記注入口開口から離すことを特徴とする、請求項16に記載のプラスチックレンズの製造方法。
- プラスチックレンズの光学機能面を形成するための成形面をもつ第1モールドと第2モールドとをそれぞれ嵌挿するための開口を有する円筒体からなるプラスチックレンズ成形用ガスケットであって、
前記円筒体は、外壁面に、注入口部および排出口部を有し、
前記注入口部は、内部に貫通孔(以下、「注入孔」という)を有する注入管部と該注入管部の端部に設けられた注入口先端部とを有し、かつ、前記注入孔により、前記円筒体内部と外部とが連通され、
前記排出口部は、前記円筒体内部と外部とを連通する排出孔を有し、
前記ガスケットは、前記注入孔と排出孔とを、直径方向に対向する位置に有し、
前記注入口先端部は、前記注入孔の開口を有し、その開口周囲に傾斜した面を有することを特徴とするプラスチックレンズ成形用ガスケット。 - 前記注入管部に薄肉部が設けられていることを特徴とする、請求項18に記載のガスケット。
- 前記注入口部に位置決めのための鍔が設けられていることを特徴とする、請求項18または19に記載のガスケット。
- 請求項18〜20のいずれか1項に記載のガスケットの前記開口に、第1モールドの成形面および第2モールドの成形面が所定の間隔をおいて対向し、前記筒状体内部にレンズ形状に相当するキャビティが形成されるように、第1モールドおよび第2モールドがそれぞれ脱着可能に保持されてなる、プラスチックレンズ成形用成形型。
- 請求項21に記載の成形型に、プラスチックレンズ原料液を注入するためのノズルを備えたプラスチックレンズ原料液注入治具であって、
前記ノズルの先端部は筒状であり、
前記先端部端面の外形は、前記注入口先端部に設けられた面の外形よりも小さいことを特徴とする、プラスチックレンズ原料液注入治具。 - 前記注入治具は、プラスチックレンズ原料液の混合が行われる混合室に設けられた吐出口に脱着可能に取り付けられたチューブと該チューブの先端に取り付けられたノズルとからなることを特徴とする、請求項22に記載の注入治具。
- プラスチックレンズ原料液を保持具に保持された成形型に注入して、前記原料液を硬化させて成形体を得ることを含む、プラスチックレンズの製造方法であって、
前記成形型は、内部にキャビティを有し、前記原料液を前記キャビティ内に注入するための注入孔を含む注入口部と、前記キャビティ内の気体または前記混合液を成形型外部に排出するための排出孔を含む排出口部とを、直径方向に対向する位置に有しており、
前記保持具は、前記注入口部を保持するための注入口部保持部と、前記注入口部を挟持することにより、前記注入孔を封止するための注入孔封止部とを有し、
前記保持具による成形型の保持は、前記注入口部保持部によって前記注入口部を保持しつつ、前記成形型を水平面に対してほぼ垂直にした状態で、かつ前記排出孔が頂上になるようにした状態で行われ、かつ、
前記原料液の注入は、前記原料液を前記注入孔から注入することによって行われ、かつ、前記注入孔封止部によって前記注入孔を封止することによって終了することを特徴とするプラスチックレンズの製造方法。 - 前記成形型は、レンズの一方の面を形成するためのモールド(以下、「第1モールド」という)と他方の面を形成するためのモールド(以下、「第2モールド」という)とが所定の間隔で対向して配置され、かつ前記2つのモールドの周囲に環状のガスケットが配置されて、前記モールドおよびガスケットによってキャビティが形成され、
前記ガスケットは、前記注入孔と前記排出孔とを備えており、
前記保持具は、前記成形型を、前記第1モールドと前記第2モールドの両外側から挟んで保持する肉厚保持機構を有し、
前記成形型は、前記肉厚保持機構によって前記第1モールドと第2モールドの両外側から挟まれることによっても前記保持具により保持されることを特徴とする請求項24に記載のプラスチックレンズの製造方法。 - 前記注入口部保持部は、溝(以下、「保持部溝」という)を有する部材を含み、前記成形型は、前記保持部溝に注入口部の少なくとも一部が当接した状態で保持されることを特徴とする請求項24または25に記載のプラスチックレンズの製造方法。
- 前記注入孔封止部は、溝(以下、「封止部溝」という)を有する部材を含み、前記封止部溝により注入口部を挟持して前記注入孔を封止することを特徴とする請求項24〜26のいずれか1項に記載のプラスチックレンズの製造方法。
- 前記封止部溝は、前記保持部溝と異なる方向に開口した状態で、前記注入口部を挟持して前記注入孔を封止することを特徴とする請求項27に記載のプラスチックレンズの製造方法。
- 前記注入口部保持部は、前記注入口部の少なくとも上下2箇所に当接し、かつ、前記注入孔封止部は、前記注入口部の前記注入口部保持部が当接した箇所の間を挟持することによって前記注入孔を封止することを特徴とする請求項24〜28のいずれか1項に記載のプラスチックレンズの製造方法。
- 前記注入孔封止部を、前記保持具の外部から力を加えることによって移動させることを特徴とする請求項24〜29のいずれか1項に記載のプラスチックレンズの製造方法。
- プラスチックレンズ成形用成形型を保持するためのプラスチックレンズ成形型保持具であって、
前記成形型は、レンズの一方の面を形成するためのモールド(以下、「第1モールド」という)と他方の面を形成するためのモールド(以下、「第2モールド」という)とが所定の間隔で対向して配置され、かつ前記2つのモールドの周囲に環状のガスケットが配置されて、前記モールドおよびガスケットによってキャビティが形成され、
前記ガスケットは、前記キャビティ内部と外部とを連通する注入孔を有する注入口部および前記キャビティ内部と外部とを連通する排出孔を有する排出口部を、直径方向に対向する位置に有し、
前記保持具は、前記注入口部を保持するための注入口部保持部と、前記注入口部を挟持することにより、前記注入孔を封止するための注入孔封止部とを有し、かつ、前記成形型を、水平面に対してほぼ垂直にした状態で、かつ前記排出孔が頂上になるようにした状態で保持するためのものであることを特徴とする、プラスチックレンズ成形型保持具。 - 前記保持具は、前記成形型を、前記第1モールドと前記第2モールドの両外側から挟んで保持する肉厚保持機構を有することを特徴とする、請求項32に記載のプラスチックレンズ成形型保持具。
- 前記注入口部保持部は、溝(以下、「保持部溝」という)を有する部材を含み、前記成形型を、前記保持部溝に注入口部の少なくとも一部が当接した状態で保持することを特徴とする請求項32または33に記載のプラスチックレンズ成形型保持具。
- 前記注入孔封止部は、溝(以下、「封止部溝」という)を有する部材を含み、前記封止部溝により注入口部を挟持して前記注入孔を封止することを特徴とする請求項32〜34のいずれか1項に記載のプラスチックレンズ成形型保持具。
- 複数の重合性成分を混合し、混合後直ちに混合液を成形型に注入するプラスチックレンズ製造装置であって、
前記成形型は、内部にキャビティを有し、
前記成形型のキャビティに二酸化炭素を供給する二酸化炭素注入部と、
前記二酸化炭素が供給された成形型に前記原料液を注入する原料液注入部と、
前記原料液が注入された成形型を傾斜させて前記キャビティ内の泡抜きを行う泡抜き部と、
前記成形型を保持し、前記各部に成形型を搬送する搬送手段とを備えることを特徴とするプラスチックレンズ製造装置。
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