JP2006205066A - 乾燥対象物処理システム及びその方法 - Google Patents

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Hitoshi Nakamura
均 中村
Fumio Sugawara
文夫 菅原
Hideyuki Umehara
秀之 梅原
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Abstract

【課題】 排気対策が容易で、イニシャルコスト及びランニングコストの削減が可能な乾燥対象物処理システム及びその方法を提供する。
【解決手段】 本発明に係る乾燥対象物処理システムは、乾燥対象物を常圧下で乾燥処理するための常圧乾燥機11と、常圧乾燥機11からの蒸発物を気液分離処理するための気液分離装置17と、気液分離装置17から排出された気体のうちの大部分を常圧乾燥機11に戻すための排気循環設備20と、気液分離装置17から排出された気体の残りの部分を排気処理するための排気処理設備21とを備えていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、有機性廃棄物などを乾燥処理し、再資源化を図るための乾燥処理対象物処理システム及びその方法に関する。
従来、食品工場などにおいては、食品残渣や生ゴミ等、多量の水分を含有する有機性廃棄物などの乾燥対象物を乾燥処理し、再資源化を図ることが行われており、この種のシステム及びその方法としては、一連の処理を常圧下で行うタイプのものと真空下で行うタイプのものが知られている。
図2に示すように、常圧下で処理を行うタイプの乾燥対象物処理システムでは、乾燥対象物は、常圧乾燥機1により乾燥処理される一方、常圧乾燥機1から排出された蒸発物は除塵装置2により粉塵を除去された後、気液分離装置3により液体と気体に分離され、気体は排気ファン4により加圧され、脱臭設備5を介して外部に排出されるようになっている。
また、図3に示すように、真空下で処理を行うタイプの乾燥対象物処理システムでは、一連の処理の流れは上記した常圧下の処理システムの場合と同様であるが、一連の処理を真空下で行うために、真空乾燥機6、リザーバタンク7、ドレンセパレータ8、及び真空ポンプ9などが必要となる。(例えば、特許文献1参照。)
特開2001−302374号公報
しかしながら、上記したような常圧下で処理を行うタイプの従来の乾燥対象物処理システム及びその方法では、外部への排気量が多くなり、排気の脱臭などの排気対策を行うのが難しくなるといった問題があった。
一方、真空下で処理を行うタイプの従来の乾燥対象物処理システム及びその方法では、一連の処理を真空下で行うために、真空乾燥機6、リザーバタンク7、ドレンセパレータ8、及び真空ポンプ9などの設備が必要となり、イニシャルコストが高くなるといった問題があった。さらに、真空系のシステムはトラブルが多く、その対策やメンテナンスが難しく、ランニングコストが高くなるといった問題もあった。
本発明は、上記した課題を解決すべくなされたものであり、排気対策が容易で、イニシャルコスト及びランニングコストの削減が可能な乾燥対象物処理システム及びその方法を提供しようとするものである。
本発明に係る乾燥対象物処理システムは、乾燥対象物を常圧下で乾燥処理するための常圧乾燥機と、該常圧乾燥機からの蒸発物を気液分離処理するための気液分離装置と、該気液分離装置から排出された気体のうちの大部分を前記常圧乾燥機に戻すための排気循環設備と、前記気液分離装置から排出された気体の残りの部分を排気処理するための排気処理設備とを備えていることを特徴とする。
また、本発明に係る乾燥対象物処理方法は、乾燥対象物を常圧下で乾燥処理する工程と、該常圧乾燥機からの蒸発物を気液分離処理する工程と、該気液分離処理工程により排出された気体のうちの大部分を前記常圧乾燥機に戻す工程と、前記気液分離処理工程により排出された気体の残りの部分を排気処理する工程とを含んでいることを特徴とする。
本発明によれば、気液分離装置から排出された気体のうちの大部分は常圧乾燥機に戻されて、循環再利用されるようになっているため、外部への排気量が著しく減少し、排気対策が容易となり、環境に対する負荷を低減することができる。
また、排気処理設備を小型化できると共に常圧機器を使用することができ、構造が単純化されるため、イニシャルコストを削減することができる。さらに、一連の処理を常圧下で行うことができるため、トラブルを減少させることができ、メンテナンスが容易となり、ランニングコストを削減することができる等、種々の優れた効果を得ることができる。
以下、図1を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の説明では、食品残渣や生ゴミ等、多量の水分を含有する有機性廃棄物の処理に本発明を適用した場合について例示して説明する。ここで、図1は本発明の実施の形態に係る乾燥対象物処理システム及びその方法を示す系統図である。
この乾燥対象物処理システムは、有機性廃棄物を常圧下で乾燥処理するための常圧乾燥機11と、常圧乾燥機11に熱源を供給するための熱源設備12と、常圧乾燥機11から排出された処理物を処理するための排出設備13と、常圧乾燥機11から排出された蒸発物中の粉塵を除去するための除塵装置14と、コンデンサ15と冷却塔16とから構成され、除塵装置14により粉塵を除去された蒸発物を気液分離処理するための気液分離装置17と、気液分離装置17から排出された液体(凝縮水)を排水処理するための水処理設備18と、気液分離装置17から排出された気体を加圧するためのファン19と、気液分離装置17から排出された気体のうちの大部分を脱臭処理することなく常圧乾燥機11に戻す排気循環設備20と、気液分離装置17から排出された気体の残りの部分を脱臭処理するための脱臭設備21とを備えて構成されており、排気循環設備20は、ファン19と脱臭設備21間を接続する排気ダクト22の途中で分岐し、常圧乾燥機11に接続される排気循環ダクト23を備えている。
次に、本発明の実施の形態に係る乾燥対象物処理方法について説明する。
有機性廃棄物が常圧乾燥機11に投入されると、熱源設備12から供給された熱源により乾燥処理が行われ、常圧乾燥機11からは処理物及び蒸発物が排出される。そして、処理物は排出設備13により処理され、蒸発物は除塵装置14において粉塵を除去された後、気液分離装置17のコンデンサ15に送られる。コンデンサ15と冷却塔16との間には冷却水が循環しており、コンデンサ15に送られた蒸発物はこの冷却水により所定温度まで冷却され、蒸発物中の蒸気は凝縮水として水処理設備18に回収され、処理される。
次いで、気液分離装置17において蒸気を回収された蒸発物はファン19により加圧され、その大部分は排気循環設備20の排気循環ダクト23を通って常圧乾燥機11に戻される。また、気液分離装置17により蒸気を回収された蒸発物の残りの部分は、脱臭設備21により臭気を除去された後、外部に排気される。
このように、気液分離装置17から排出された気体のうちの大部分は脱臭処理されることなく常圧乾燥機11に戻されて、循環再利用されるようになっているため、外部への排気量が著しく減少し、排気の脱臭対策が容易となり、環境に対する負荷を低減することができる。また、脱臭設備21を小型化できると共に常圧機器を使用することができ、構造が単純化されるため、イニシャルコストを削減することができる。さらに、上記した一連の処理を常圧下で行うことができるため、トラブルを減少させることができ、メンテナンスが容易となり、ランニングコストを削減することができる。
常圧乾燥機11における乾燥処理量を100kg/h、常圧乾燥機11から排出される蒸発物を排出温度が80℃の水分飽和蒸気とし、さらに、大気圧を760mmHg、コンデンサ15からの排気温度を30℃とし、その排気の95%が排気循環ダクト23を通って常圧乾燥機11に戻り、残りの5%が脱臭設備21を通って外部に排気されると仮定し、各地点における気体量(m/h)を、従来例の常圧下及び真空下での処理の場合と比較して算出するとそれぞれ表1のようになる。なお、従来の真空下での処理の場合、真空乾燥機6におけるリークエア量は排気量の1/10と仮定する。
Figure 2006205066
表1から分かるように、脱臭設備を通って外部に排出される気体量は、本実施例の場合には、従来例の常圧処理の場合の約1/20、真空処理の場合の約1/2となり、従来と比べて、排気の脱臭対策が非常に容易になると共に、脱臭設備の小型化を図ることができる。
なお、上記した実施の形態においては、外部への排気系統に脱臭設備21を設けているが、この脱臭設備21の代わりに、脱硫処理、除塵処理、薬剤洗浄、活性炭吸着、燃焼、触媒処理、光酸化処理等することのできる他の排気処理設備を設け、この排気処理設備により排気中の有害物質を除去し、浄化するようにしてもよい。
また、気液分離装置17からの排気に含まれる有害物質が、常圧乾燥機11における乾燥処理に悪影響を与えるおそれがある場合には、排気循環設備20の排気循環ダクト23の途中に活性炭層等の簡易な脱臭設備を設け、排気循環系統の有害物質を除去するように構成してもよい。
さらに、上記した実施の形態では、本発明を有機性廃棄物の処理に適用した場合について説明したが、本発明は、有機性廃棄物に限らず、それ以外の乾燥対象物の処理にも適用可能であることは言う迄もない。
本発明の実施の形態に係る乾燥対象物処理システム及びその方法を示す系統図である。 常圧下で処理を行うタイプの従来の乾燥対象物処理システム及びその方法を示す系統図である。 真空下で処理を行うタイプの従来の乾燥対象物処理システム及びその方法を示す系統図である。
符号の説明
11 常圧乾燥機
17 気液分離装置
20 排気循環設備
21 脱臭設備

Claims (2)

  1. 乾燥対象物を常圧下で乾燥処理するための常圧乾燥機と、
    該常圧乾燥機からの蒸発物を気液分離処理するための気液分離装置と、
    該気液分離装置から排出された気体のうちの大部分を前記常圧乾燥機に戻すための排気循環設備と、
    前記気液分離装置から排出された気体の残りの部分を排気処理するための排気処理設備と
    を備えていることを特徴とする乾燥対象物処理システム。
  2. 乾燥対象物を常圧下で乾燥処理する工程と、
    該常圧乾燥機からの蒸発物を気液分離処理する工程と、
    該気液分離処理工程により排出された気体のうちの大部分を前記常圧乾燥機に戻す工程と、
    前記気液分離処理工程により排出された気体の残りの部分を排気処理する工程と、
    を含んでいることを特徴とする乾燥対象物処理方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011189290A (ja) * 2010-03-15 2011-09-29 Toshiba Corp 汚泥乾燥方法

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