JP2006201328A - プロジェクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】 簡単な操作で大画面サイズの投写画像及び通常画面サイズの投写画像を切り替えて投写可能なプロジェクタであって、投写面からプロジェクタまでの距離を短くすることのできるプロジェクタを提供する。
【解決手段】 照明装置100と、液晶装置400R,400G,400Bと、投写光学系600と、大画面モード及び通常画面モードのうちいずれの画面モードで使用するかの設定を行うモード設定装置702と、投写光学系600のズーム比を設定する機能を有するズーム装置704とを備え、投写光学系600からの光がスクリーンSCRとは反対側に投写されるような配置状態で使用することが可能なプロジェクタであって、投写光学系600からの光をスクリーンSCRに向けて反射する反射鏡30をさらに備えたことを特徴とするプロジェクタ。
【選択図】 図3
【解決手段】 照明装置100と、液晶装置400R,400G,400Bと、投写光学系600と、大画面モード及び通常画面モードのうちいずれの画面モードで使用するかの設定を行うモード設定装置702と、投写光学系600のズーム比を設定する機能を有するズーム装置704とを備え、投写光学系600からの光がスクリーンSCRとは反対側に投写されるような配置状態で使用することが可能なプロジェクタであって、投写光学系600からの光をスクリーンSCRに向けて反射する反射鏡30をさらに備えたことを特徴とするプロジェクタ。
【選択図】 図3
Description
本発明は、プロジェクタに関する。
近年、液晶方式やプラズマ方式による大画面ディスプレイが世の中で広く使用されるようになってきている。しかしながら、これらの大画面ディスプレイにおいては、画面サイズが例えば60インチと固定されているため、大画面サイズで見るのが好ましいコンテンツ(例えば、映画など。)を視聴する場合には画面サイズが小さすぎて物足りないという問題があり、通常サイズで見るのが好ましいコンテンツ(例えば、ニュースなど。)を視聴する場合には画面サイズが大きすぎて疲れてしまうという問題がある。
これに対して、投写画像をスクリーンに投写して表示するプロジェクタにおいては、プロジェクタの設置位置を変えて投写面からプロジェクタまでの投写距離を変えることにより、画面サイズを変更することが可能であるため、映画を見る場合などには画面サイズを大画面サイズ(例えば、80インチ。)にすることにより、また、ニュースを見る場合などには画面サイズを通常画面サイズ(例えば、40インチ。)にすることにより、上記のような問題を解決することができる(例えば、特許文献1参照。)。
図8及び図9は、プロジェクタ10aにおける投写距離と画面サイズとの関係を示す図である。プロジェクタ10aにおいては、図8及び図9に示すように、画面サイズを変更する方法としては、上記のように、プロジェクタ10aの設置位置を変えて投写面としてのスクリーンSCRからプロジェクタ10aまでの投写距離を変える第1の方法の他に、投写光学系600aのズーム比を変える第2の方法、及びこれら第1の方法及び第2の方法を組み合わせた第3の方法がある。
しかしながら、第1の方法及び第3の方法の場合には、投写したいコンテンツの内容が変わるたびにプロジェクタの設置位置を変える必要があり、作業が煩雑であるという問題がある。
また、第2の方法、すなわち、プロジェクタの設置位置を変えることなく投写光学系のズーム比のみを変えて画面サイズを変更する方法の場合にはそのような問題はなくなるが、大画面サイズ(例えば、80インチ。)を投写するには、投写面からプロジェクタまでの距離をある程度(例えば、2m〜8m。)大きくする必要があるため、投写面からプロジェクタをある程度離間して設置する必要があり、プロジェクタ、電源ケーブル、信号ケーブルなどが邪魔になるという問題があった。
また、第2の方法、すなわち、プロジェクタの設置位置を変えることなく投写光学系のズーム比のみを変えて画面サイズを変更する方法の場合にはそのような問題はなくなるが、大画面サイズ(例えば、80インチ。)を投写するには、投写面からプロジェクタまでの距離をある程度(例えば、2m〜8m。)大きくする必要があるため、投写面からプロジェクタをある程度離間して設置する必要があり、プロジェクタ、電源ケーブル、信号ケーブルなどが邪魔になるという問題があった。
そこで、本発明は、簡単な操作で大画面サイズの投写画像及び通常画面サイズの投写画像を切り替えて投写可能なプロジェクタであって、投写面からプロジェクタまでの距離を短くすることのできるプロジェクタを提供することを目的とする。
本発明のプロジェクタは、照明装置と、前記照明装置からの光を画像データに応じて変調する電気光学変調装置と、前記電気光学変調装置で変調された光を投写面に投写する投写光学系と、少なくとも大画面モード及び通常画面モードを含む複数の画面モードのうちいずれの画面モードで使用するかの設定を行うモード設定装置と、設定された画面モードに応じて、前記投写光学系のズーム比を設定する機能を有するズーム装置とを備え、前記投写光学系からの光が前記投写面とは反対側に投写されるような配置状態で使用することが可能なプロジェクタであって、前記投写光学系からの光を前記投写面に向けて反射する反射鏡をさらに備えたことを特徴とする。
このため、本発明のプロジェクタによれば、投写光学系のズーム比を設定する機能を有するズーム装置の働きにより、簡単な操作で大画面サイズの投写画像及び通常画面サイズの投写画像を切り替えて投写することが可能となる。
また、本発明のプロジェクタによれば、投写光学系からの光を投写面に向けて反射する反射鏡の働きにより、投写光学系からの光は反射鏡で一旦反射されて投写面に投写されることになるため、投写面からプロジェクタまでの距離を短くすることが可能になる。
本発明のプロジェクタにおいては、設定された画面モードに応じて、前記投写光学系の光軸に対する前記反射鏡の傾き角度を設定する機能を有する反射鏡傾き角度調整装置をさらに備えることが好ましい。
このように構成することにより、上記した反射鏡傾き角度調整装置の働きにより、画面モード毎に、投写面における適切な位置に投写画像を投写することが可能になる。
本発明のプロジェクタにおいては、設定された画面モードに応じて、前記投写光学系の光軸に沿った前記反射鏡の配置位置を設定する機能を有する反射鏡配置位置調整装置をさらに備えることが好ましい。
このように構成することにより、上記した反射鏡配置位置調整装置の働きにより、投写光学系によるズーム比設定機能を補完して、投写面において投写される投写画像の大きさの調整範囲を広げることが可能になる。
本発明のプロジェクタにおいては、設定された画面モードに応じて、前記投写面に投写される投写画像の台形歪みを補正する台形歪み補正装置をさらに備えることが好ましい。
このように構成することにより、上記した台形歪み補正装置の働きにより、設定された画面サイズに応じて台形歪みを適切に補正することが可能になる。
本発明のプロジェクタにおいては、前記モード設定装置は、使用者の操作に基づいて、画面モードの設定を行う機能を有することが好ましい。
このように構成することにより、使用者の操作に基づいて、画面モードの設定を自在に行うことができる。
本発明のプロジェクタにおいては、前記モード設定装置は、投写するコンテンツの内容に基づいて、画面モードの設定を行う機能を有することが好ましい。
この場合、コンテンツがどのようなコンテンツであるかを示す付加情報を画像情報に付加しておき、この付加情報によってコンテンツの内容を判断するようにしてもよいし、コンテンツに含まれる画像情報そのものからコンテンツの内容を判断するようにしてもよい。
本発明のプロジェクタにおいては、前記投写面における投写領域の位置を、前記複数の画面モード毎に設定可能であることが好ましい。
このように構成することにより、複数の画面モード毎に投写領域の位置を設定することが可能になるため、複数の画面モード毎に、所望の位置に投写画像を投写することが可能になる。
本発明のプロジェクタにおいては、各画面モードにおける前記投写光学系のズーム比に関する情報を保持するメモリをさらに備えることが好ましい。
このように構成することにより、モード設定装置によって画面モードの設定を変更した場合に、上記したメモリを参照することにより投写光学系のズーム比を迅速かつ適切に設定することが可能になる。その結果、画面モードを迅速に切り替えることが可能になり、プロジェクタの使い勝手が向上する。
本発明のプロジェクタにおいては、各画面モードにおける前記投写光学系のズーム比に関する情報及び前記反射鏡の傾き角度に関する情報を保持するメモリをさらに備えることが好ましい。
このように構成することにより、モード設定装置によって画面モードの設定を変更した場合に、上記したメモリを参照することにより投写光学系のズーム比及び反射鏡の傾き角度を迅速かつ適切に設定することが可能になる。その結果、画面モードを迅速に切り替えることが可能になり、プロジェクタの使い勝手が向上する。
本発明のプロジェクタにおいては、各画面モードにおける前記投写光学系のズーム比に関する情報、前記反射鏡の傾き角度に関する情報及び前記反射鏡の配置位置に関する情報を保持するメモリをさらに備えることが好ましい。
このように構成することにより、モード設定装置によって画面モードの設定を変更した場合に、上記したメモリを参照することにより投写光学系のズーム比、反射鏡の傾き角度及び反射鏡の配置位置を迅速かつ適切に設定することが可能になる。その結果、画面モードを迅速に切り替えることが可能になり、プロジェクタの使い勝手が向上する。
以下、本発明のプロジェクタを、図に示す実施形態を用いて説明する。
[実施形態1]
まず、実施形態1に係るプロジェクタについて、図1〜図5を用いて説明する。
図1は、実施形態1に係るプロジェクタ10の光学系ブロック図である。図2は、実施形態1に係るプロジェクタ10の電気系ブロック図である。図3〜図5は、実施形態1に係るプロジェクタ10の投写状態を示す図である。図3(a)は大画面モードにおける投写状態を側面から見た図であり、図3(b)は通常画面モードにおける投写状態を側面から見た図である。図4(a)は大画面モードにおける投写状態を使用者側から見た図であり、図4(b)は通常画面モードにおける投写状態を使用者側から見た図である。図5(a)は大画面モードにおける投写状態を上面から見た図であり、図5(b)は通常画面モードにおける投写状態を上面から見た図である。
まず、実施形態1に係るプロジェクタについて、図1〜図5を用いて説明する。
図1は、実施形態1に係るプロジェクタ10の光学系ブロック図である。図2は、実施形態1に係るプロジェクタ10の電気系ブロック図である。図3〜図5は、実施形態1に係るプロジェクタ10の投写状態を示す図である。図3(a)は大画面モードにおける投写状態を側面から見た図であり、図3(b)は通常画面モードにおける投写状態を側面から見た図である。図4(a)は大画面モードにおける投写状態を使用者側から見た図であり、図4(b)は通常画面モードにおける投写状態を使用者側から見た図である。図5(a)は大画面モードにおける投写状態を上面から見た図であり、図5(b)は通常画面モードにおける投写状態を上面から見た図である。
実施形態1に係るプロジェクタ10は、図1に示すように、光学系として、照明装置100と、照明装置100からの照明光束を赤、緑及び青の3つの色光に分離して被照明領域に導びく色分離導光光学系200と、色分離導光光学系200からの3つの色光のそれぞれを画像情報に応じて変調する電気光学変調装置としての3つの液晶装置400R,400G,400Bと、これら3つの液晶装置400R,400G,400Bによって変調された色光を合成するクロスダイクロイックプリズム500と、クロスダイクロイックプリズム500によって合成された光をスクリーンSCR等の投写面に投写する投写光学系600とを備えている。これら各種光学部品は、筐体20内に収納されている。
照明装置100は、被照明領域側に略平行な照明光束を射出する光源装置110、光源装置110から射出される照明光束を複数の部分光束に分割するための複数の第1小レンズを有する第1レンズアレイ120、第1レンズアレイ120により分割された複数の部分光束を90°の角度で反射する反射ミラー125、第1レンズアレイ120の複数の第1小レンズに対応する複数の第2小レンズを有する第2レンズアレイ130、光源装置110から射出される偏光方向の揃っていない照明光束を1種類の直線偏光に揃える偏光変換素子140及び偏光変換素子140からの各部分光束を被照明領域で重畳させるための重畳レンズ150を有している。
光源装置110は、楕円面リフレクタ114と、楕円面リフレクタ114の第1焦点近傍に発光中心を有する発光管112と、楕円面リフレクタ114で反射される集束光を略平行な光に変換する平行化レンズ118とを有している。発光管112には、発光管112から被照明領域側に射出される光を楕円面リフレクタ114に向けて反射する補助ミラー116が設けられている。
色分離導光光学系200は、2枚のダイクロイックミラー210,220と、3枚の反射ミラー230,240,250と、リレーレンズ260,270とを有している。
液晶装置400R,400G,400Bの光入射面側には、それぞれフィールドレンズ280R,280G,280Bが設けられている。
液晶装置400R,400G,400Bの光入射面側には、それぞれフィールドレンズ280R,280G,280Bが設けられている。
実施形態1に係るプロジェクタ10は、図2に示すように、上記のように構成された光学系に加えて、パソコンから入力されるアナログ画像情報のA/D変換を行うADコンバータ710と、ビデオ機器から入力されるアナログ画像情報のデコードを行うビデオデコーダ712と、A/Dコンバータ710でA/D変換された画像情報又はビデオデコーダ712でデコードされた画像情報について必要な処理を行う画像処理回路714と、画像処理回路714で処理された画像情報について必要な補正を行う画像補正回路716と、画像補正回路716で必要な補正が行われた画像情報を液晶装置400R,400G,400Bを駆動するための駆動信号に変換する液晶駆動回路718と、発光管112の発光を制御するための電源724及びバラスト726とを備えている。
実施形態1に係るプロジェクタ10は、大画面モード及び通常画面モードをのうちいずれの画面モードで使用するかの設定を行うモード設定装置702と、設定された画面モードに応じて、投写光学系600のズーム比を設定する機能を有するズーム装置704と、投写光学系600からの光を投写面に向けて反射する反射鏡30と、画面モードの設定情報その他の各種情報の入力を受け付ける操作パネル722と、各画面モードにおける投写光学系600のズーム比に関する情報を保持するメモリ720とをさらに備えている。
モード設定装置702は、使用者の操作によるモード情報M1に基づいて画面モードの設定を行うほか、画像処理回路714で認識したコンテンツの内容によるモード情報M2に基づいて、画面モードの設定を行う。
画像補正回路716は、モード設定装置702によって設定された画面モードに応じて、スクリーンSCRに投写される投写画像の台形歪みを補正する台形歪み補正装置、γ補正装置、色補正装置など(いずれも図示せず。)の補正装置を有している。
画像補正回路716は、モード設定装置702によって設定された画面モードに応じて、スクリーンSCRに投写される投写画像の台形歪みを補正する台形歪み補正装置、γ補正装置、色補正装置など(いずれも図示せず。)の補正装置を有している。
プロジェクタ10は、図3〜図5に示すように、投写光学系600からの光がスクリーンSCRとは反対側に投写されるような配置状態で使用する。
このため、実施形態1に係るプロジェクタ10によれば、投写光学系600のズーム比を設定する機能を有するズーム装置704の働きにより、簡単な操作で大画面サイズの投写画像(図3(a)、図4(a)及び図5(a)参照。)及び通常画面サイズの投写画像(図3(b)、図4(b)及び図5(b)参照。)を切り替えて投写することが可能となる。
また、実施形態1に係るプロジェクタ10によれば、投写光学系600からの光を投写面に向けて反射する反射鏡30の働きにより、投写光学系600からの光は反射鏡30で一旦反射されて投写面としてのスクリーンSCRに投写されることになるため、スクリーンSCRからプロジェクタ10までの距離を短くすることが可能になる。
実施形態1に係るプロジェクタ10は、投写光学系600として短焦点レンズを採用している。また、反射鏡30として投写光学系600からの光を斜め上方に向けて反射するような構成の反射鏡を採用している。
このため、実施形態1に係るプロジェクタ10によれば、大画面サイズと、通常画面サイズとの、複数の画面サイズの投写を可能としながら、プロジェクタ10を、スクリーンSCRからプロジェクタ10の反射鏡30までの距離を1m以内にするような配置状態で設置することができる。
実施形態1に係るプロジェクタ10は、上記した台形歪み補正装置の働きにより、設定された画面サイズに応じて台形歪みを適切に補正することが可能になる。
台形歪み補正装置は、プロジェクタ10の標準設置位置における画面モード毎の台形歪み補正パラメータを初期設定値として記憶している。このため、プロジェクタ10を標準設置位置に設置して使用する限りにおいては、台形歪みは自動的に補正されるため、使用者はマニュアル調整によって台形歪み補正を行う必要はない。
一方、使用者がプロジェクタ10を標準設置位置とは異なる位置に設置して使用する場合には、台形歪みは自動的には補正されないため、使用者はマニュアル調整によって台形歪み補正を行う。この場合、マニュアル調整に係る補正パラメータを台形歪み補正装置に記憶させておくことにより、爾後、同じ設置位置でプロジェクタ10を使用する場合には、台形歪みが自動的に補正されるようになる。
これらの補正パラメータは台形歪み補正装置に記憶させているが、これをメモリ720に記憶させることもできる。
一方、使用者がプロジェクタ10を標準設置位置とは異なる位置に設置して使用する場合には、台形歪みは自動的には補正されないため、使用者はマニュアル調整によって台形歪み補正を行う。この場合、マニュアル調整に係る補正パラメータを台形歪み補正装置に記憶させておくことにより、爾後、同じ設置位置でプロジェクタ10を使用する場合には、台形歪みが自動的に補正されるようになる。
これらの補正パラメータは台形歪み補正装置に記憶させているが、これをメモリ720に記憶させることもできる。
実施形態1に係るプロジェクタ10においては、モード設定装置702は、使用者の操作に基づいて、画面モードの設定を行う機能を有しているため、使用者の操作に基づいて画面モードの設定を自在に行うことができる。
また、実施形態1に係るプロジェクタ10においては、モード設定装置702は、投写するコンテンツの内容に基づいて、画面モードの設定を行う機能を有しているため、コンテンツの内容に基づいて画面モードの設定を行うことができる。この場合、コンテンツがどのようなコンテンツであるかを示す付加情報を画像情報に付加しておき、この付加情報によってコンテンツの内容を判断することもできるし、コンテンツに含まれる画像情報そのものからコンテンツの内容を判断するようにすることもできる。
実施形態1に係るプロジェクタ10においては、スクリーンSCRにおける投写領域の位置を、複数の画面モード毎に設定可能である。このため、複数の画面モード毎に投写領域の位置を設定することが可能になるため、複数の画面モード毎に、所望の位置に投写画像を投写することが可能になる。
この場合、スクリーンSCRにおける投写領域の位置設定は、使用者のマニュアル調整により、画面モード毎に行うことができる。この場合、マニュアル調整に係る補正パラメータを画面モード毎にメモリ720に記憶させておくことにより、爾後、プロジェクタ10を使用する場合には、画面モード毎に所望の位置に投写画像を投写することが可能になる。
例えば、図3及び図4に示すように、通常画面モード(40インチ)における投写画像の底辺の位置を、大画面モード(80インチ)における投写画像の底辺の位置と同じ高さ位置にすることが可能となる。
実施形態1に係るプロジェクタ10においては、上述したように、各画面モードにおける投写光学系600のズーム比に関する情報を保持するメモリを備えているため、モード設定装置702によって画面モードの設定を変更した場合に、メモリ720を参照することによりズーム比を迅速かつ適切に設定することが可能になる。その結果、画面モードを迅速に切り替えることが可能になり、プロジェクタ10の使い勝手が向上する。
[実施形態2]
次に、実施形態2に係るプロジェクタ12について、図6及び図7を用いて説明する。
図6は、実施形態2に係るプロジェクタ12の電気系ブロック図である。図7は、実施形態2に係るプロジェクタ12の投写状態を示す図である。図7(a)は大画面モードにおける投写状態を横から見た図であり、図7(b)は通常画面モードにおける投写状態を横から見た図である。
次に、実施形態2に係るプロジェクタ12について、図6及び図7を用いて説明する。
図6は、実施形態2に係るプロジェクタ12の電気系ブロック図である。図7は、実施形態2に係るプロジェクタ12の投写状態を示す図である。図7(a)は大画面モードにおける投写状態を横から見た図であり、図7(b)は通常画面モードにおける投写状態を横から見た図である。
実施形態2に係るプロジェクタ12は、基本的には実施形態1に係るプロジェクタ10と同様の構成を有しているが、反射鏡の傾き角度及び反射鏡の配置位置を調整することが可能である点で実施形態1に係るプロジェクタ10の場合と異なっている。すなわち、実施形態2に係るプロジェクタ12においては、図6に示すように、設定された画面モードに応じて、投写光学系600の光軸に対する反射鏡30の傾き角度を設定する機能を有する反射鏡傾き角度調整装置706と、設定された画面モードに応じて、投写光学系600の光軸に沿った反射鏡30の配置位置を設定する機能を有する反射鏡配置位置調整装置708とをさらに備えている。
このように、実施形態2に係るプロジェクタ12は、反射鏡の傾き角度及び反射鏡の配置位置を調整することができる点で実施形態1に係るプロジェクタ10の場合とは異なるが、実施形態1に係るプロジェクタ10の場合と同様に、投写光学系600のズーム比を設定する機能を有するズーム装置704の働きにより、簡単な操作で大画面サイズの投写画像(図7(a)参照。)及び通常画面サイズの投写画像(図7(b)参照。)を切り替えて投写することが可能となる。また、投写光学系600からの光をスクリーンSCRに向けて反射する反射鏡30の働きにより、投写光学系600からの光は反射鏡30で一旦反射されてスクリーンSCRに投写されることになるため、スクリーンSCRからプロジェクタ12までの距離を短くすることが可能になる。
また、実施形態2に係るプロジェクタ12によれば、上記した反射鏡傾き角度調整装置706及び反射鏡配置位置調整装置708を備えているため、これら反射鏡傾き角度調整装置706の働き(投写領域の位置調整機能)及び反射鏡配置位置調整装置708の働き(投写領域の大きさ調整機能(投写光学系によるズーム比設定機能の補完機能))により、画面モード毎に、スクリーンSCRにおける適切な位置に投写画像を投写することが可能になる。
なお、実施形態2に係るプロジェクタ12においては、反射鏡30として投写光学系600からの光を斜め上方に向けて、実施形態1に係るプロジェクタ10の場合よりも大きな角度で反射するような光学系を採用している。
このため、大画面サイズとして80インチの画面サイズ、通常画面サイズとして40インチの画面サイズの投写が可能としているが、プロジェクタ12を、スクリーンSCRからプロジェクタ12の反射鏡30までの距離を実施形態1に係るプロジェクタ10の場合よりもさらに短い距離になるような配置状態で配置することができる。
なお、実施形態2に係るプロジェクタ12においては、メモリ730は、各画面モードにおける投写光学系600のズーム比に関する情報に加えて、反射鏡30の傾き角度に関する情報及び反射鏡30の配置位置に関する情報を保持している。このため、モード設定装置702によって画面モードの設定を変更した場合に、メモリ730を参照することにより投写光学系600のズーム比、反射鏡30の傾き角度及び反射鏡30の配置位置を、迅速かつ適切に設定することが可能になる。その結果、画面モードを迅速に切り替えることが可能になり、プロジェクタ12の使い勝手が向上する。
メモリ730は、プロジェクタ12の標準設置位置・標準投写位置における画面モード毎の投写光学系600のズーム比、反射鏡30の傾き角度及び反射鏡30の配置位置を初期設定値として記憶している。このため、プロジェクタ12を標準設置位置に設置し、かつ、投写領域を標準投写位置にして使用する限りにおいては、使用者はこれら(投写光学系600のズーム比、反射鏡30の傾き角度及び反射鏡30の配置位置)の調整を行うことなくプロジェクタを使用することができる。
一方、使用者がプロジェクタ12を標準設置位置とは異なる位置に設置して使用する場合や、使用者がプロジェクタ12を標準設置位置に設置して使用する場合であっても投写領域を標準投写位置とは異なる位置にして使用する場合には、使用者はマニュアル調整によりこれらの値の調整を行う。この場合、マニュアル調整に係るこれらの値をメモリ730に記憶させておくことにより、爾後、同じ条件でプロジェクタ12を使用する場合には、これらの値をマニュアル調整する必要がなくなる。
一方、使用者がプロジェクタ12を標準設置位置とは異なる位置に設置して使用する場合や、使用者がプロジェクタ12を標準設置位置に設置して使用する場合であっても投写領域を標準投写位置とは異なる位置にして使用する場合には、使用者はマニュアル調整によりこれらの値の調整を行う。この場合、マニュアル調整に係るこれらの値をメモリ730に記憶させておくことにより、爾後、同じ条件でプロジェクタ12を使用する場合には、これらの値をマニュアル調整する必要がなくなる。
以上、本発明のプロジェクタの各実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
(1)上記各実施形態のプロジェクタ10,12においては、部屋の低い位置に設置するのに好適なプロジェクタであって、反射鏡30が投写光学系600からの光を斜め上方に向けて反射するように構成されたプロジェクタであるが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、天吊り状態で使用するのに好適なプロジェクタであって、反射鏡が投写光学系からの光を斜め下方に向けて反射するように構成されたプロジェクタであってもよいし、スクリーンSCRの側面側に設置して使用するのに好適なプロジェクタであって、反射鏡が投写光学系からの光を斜め側方に向けて反射するように構成されたプロジェクタであってもよい。
(2)実施形態2に係るプロジェクタ12においては、反射鏡傾き角度調整装置706及び反射鏡配置位置調整装置708を用いて、複数の画面モード毎に投写領域の位置を設定するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、これに加えてレンズシフト装置におけるレンズシフト量を調整することによって、複数の画面モード毎に投写領域の位置を設定するようにしてもよい。
(3)上記各実施形態のプロジェクタ10,12においては、投写画像を撮影するためのカメラを備えていてもよい。これにより、台形歪み補正をさらに迅速かつ正確に行うことが可能になる。また、投写位置の設定をさらに迅速かつ正確に行うことが可能になる。
(4)上記各実施形態のプロジェクタ10,12は、3つの液晶装置400R,400G,400Bを用いているが、本発明はこれに限定されるものではない。1つの液晶装置、2つの液晶装置又は4つ以上の液晶装置を用いることもできる。
(5)上記各実施形態のプロジェクタ10,12は、電気光学変調装置として液晶装置400R,400G,400Bを用いているが、本発明はこれに限定されるものではない。電気光学変調装置としては、一般に、入射光を画像情報に応じて変調するものであればよく、マイクロミラー型光変調装置などを利用してもよい。マイクロミラー型光変調装置としては、例えば、DMD(デジタルマイクロミラーデバイス)(TI社の商標)を用いることができる。
(6)上記各実施形態のプロジェクタ10,12は、透過型の液晶装置を用いているが、本発明はこれに限定されるものではない。反射型の液晶装置を用いることもできる。
10,10a,12…プロジェクタ、20,22…筐体、30…反射鏡、32…反射鏡支持部、50…設置台、100…照明装置、110…光源装置、112…発光管、114…楕円面リフレクタ、116…補助ミラー、118…平行化レンズ、120…第1レンズアレイ、125,230,240,250…反射ミラー、130…第2レンズアレイ、140…偏光変換素子、150…重畳レンズ、200…色分離導光光学系、210,220…ダイクロイックミラー、260,270…リレーレンズ、280R,280G,280B…フィールドレンズ、400R,400G,400B…液晶装置、500…クロスダイクロイックプリズム、600…投写光学系、702…モード設定装置、704…ズーム装置、706…反射鏡傾き角度調整装置、708…反射鏡配置位置調整装置、710…A/Dコンバータ、712…ビデオデコーダ、714…画像処理回路、716…画像補正回路、718…液晶駆動回路、720,730…メモリ、722…操作パネル、724…電源、726…バラスト、SCR…スクリーン、M1,M2…モード情報、S1…ズーム比制御信号、S2…傾き角度制御信号,S3…配置位置制御信号
Claims (10)
- 照明装置と、
前記照明装置からの光を画像データに応じて変調する電気光学変調装置と、
前記電気光学変調装置で変調された光を投写面に投写する投写光学系と、
少なくとも大画面モード及び通常画面モードを含む複数の画面モードのうちいずれの画面モードで使用するかの設定を行うモード設定装置と、
設定された画面モードに応じて、前記投写光学系のズーム比を設定する機能を有するズーム装置とを備え、
前記投写光学系からの光が前記投写面とは反対側に投写されるような配置状態で使用することが可能なプロジェクタであって、
前記投写光学系からの光を前記投写面に向けて反射する反射鏡をさらに備えたことを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1に記載のプロジェクタにおいて、
設定された画面モードに応じて、前記投写光学系の光軸に対する前記反射鏡の傾き角度を設定する機能を有する反射鏡傾き角度調整装置をさらに備えたことを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1又は2に記載のプロジェクタにおいて、
設定された画面モードに応じて、前記投写光学系の光軸に沿った前記反射鏡の配置位置を設定する機能を有する反射鏡配置位置調整装置をさらに備えたことを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1〜3のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
設定された画面モードに応じて、前記投写面に投写される投写画像の台形歪みを補正する台径歪み補正装置をさらに備えたことを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1〜4のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
前記モード設定装置は、使用者の操作に基づいて、画面モードの設定を行う機能を有することを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1〜4のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
前記モード設定装置は、投写するコンテンツの内容に基づいて、画面モードの設定を行う機能を有することを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1〜6のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
前記投写面における投写領域の位置を、前記複数の画面モード毎に設定可能であることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1に記載のプロジェクタにおいて、
各画面モードにおける前記投写光学系のズーム比に関する情報を保持するメモリをさらに備えたことを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項2に記載のプロジェクタにおいて、
各画面モードにおける前記投写光学系のズーム比に関する情報及び前記反射鏡の傾き角度に関する情報を保持するメモリをさらに備えたことを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項3に記載のプロジェクタにおいて、
各画面モードにおける前記投写光学系のズーム比に関する情報、前記反射鏡の傾き角度に関する情報及び前記反射鏡の配置位置に関する情報を保持するメモリをさらに備えたことを特徴とするプロジェクタ。
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-
2005
- 2005-01-19 JP JP2005011182A patent/JP2006201328A/ja not_active Withdrawn
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