JP2006200602A - 防振ダンパ - Google Patents

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Hitoshi Shirashima
仁 白嶋
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Abstract

【課題】 耐久性を良好に保つことができ、製造あるいは組立てすることの容易な防振ダンパを提供することである。
【解決手段】 上方に開放する凹部の形成された支持体10と、支持体10の上端に前記凹部を密閉するように装着された可撓性を有するベロー部20とを有し、支持体10の前記凹部及びベロー部20内側に形成される空間に粘性流体の充填された防振ダンパであって、ベロー部20は、上端から窪む軸受け窪み部21aが形成されたベロー部本体21と、ベロー部本体21と一体成型され、軸受け窪み部21aの開口を囲むようにベロー部本体21の上端から突出する複数の薄肉保護片22a、22b、22c、22dとを有す構成となる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、機器の筐体等を弾性支持する防振ダンパに関する。
例えば、車両に搭載されるディスクプレーヤ等の機器は、車両走行中の振動を緩和するために、機器内に収容されたメカニズムが防振ダンパによって弾性支持された状態で車両の所定部位(例えば、センタコンソール内)に設置される。この防振ダンパは、例えば、図4に示すように構成される。
図4において、この防振ダンパは、支持体10と支持体10に装着されたベロー部20とによって構成される。支持体10は、硬質樹脂等で形成され下部にフランジを有する筒状部11と、硬質樹脂等で形成されたベース部12とが溶着等により一体化された構造となっている。このようにベース部12上に筒状部11が接合されることにより、支持体10は、上方に開放する凹部が形成された構造となる。
ベロー部20は、ゴム、熱可塑性エラストマー等にて袋状に形成され、可撓性を有する。ベロー部20の上端略中央部には、該上端から窪む軸受け窪み部20aが形成されている。ベロー部20は、支持体10を構成する筒状部11の上端縁に溶着等により接合され、筒状部11(支持体10の凹部)を密封する。そして、筒状部11内及びベロー部20内側に形成される空間にシリコンオイル等の粘性流体OLが充填される。
なお、ベース部12の所定端部には、当該防振ダンパを所定の設置位置に取付け固定するための取付け穴12aが形成されている。
このような構造の防振ダンパは、機器の筐体(メカニズムのシャーシ等)30から突出する軸31を軸受け窪み部20aにて受け、前記機器の筐体30を弾性支持する。これにより、当該防振ダンパが設置される部位の振動が防振ダンパ内の粘性流体OLによって吸収され、筐体30に伝達する振動が低減されるようになる。
このようにして機器の筐体30を弾性支持する防振ダンパでは、可撓性を有するベロー部20には機器の重量が作用しており、比較的大きな振動にて、ベロー部20が潰されて筐体30の底面とベロー部20の上端面とが繰り返し擦れあうこととなる。このように支持される筐体30とベロー部20の上端面との擦れあいが繰り返しなされることにより、ベロー部20の上端面が磨耗してしまい、当該防振ダンパの耐久性の観点から好ましくない。
そこで、従来、ベロー部20と支持すべき物体との間に保護シートを挿入したり、ベロー部20の表面に保護膜を別途形成したりすることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このような防振ダンパによれば、ベロー部20の上端面と支持すべき物体との直接的な擦れ合いがなくなり、その耐久性を良好に保つことができるようになる。
特開平2003−120743号公報
しかしながら、このような防振ダンパでは、ベロー部20と支持すべき物体との間に、別途保護シートを挿入したり、ベロー部20の表面に保護膜を別途形成したりしなければならず、その製造あるいは組立てが煩雑になってしまう。
本発明は、このような従来の問題を解決するためになされたもので、耐久性を良好に保つことができ、製造あるいは組立てすることの容易な防振ダンパを提供するものである。
本発明に係る防振ダンパは、上方に開放する凹部の形成された支持体と、該支持体の上端に前記凹部を密閉するように装着された可撓性を有するベロー部とを有し、前記支持体の前記凹部及びベロー部内側に形成される空間に粘性流体の充填された防振ダンパであって、前記ベロー部は、上端から窪む軸受け窪み部が形成されたベロー部本体と、前記ベロー部本体と一体成型され、前記軸受け窪み部の開口を囲むように前記ベロー部本体の上端から突出する複数の薄肉保護片とを有する構成となる。
このような構成により、支持すべき物体から突出する軸をベロー部本体の軸受け窪み部で受けて前記物体を弾性支持する状態において、物体の底面が前記軸受け窪み部の開口を囲むように形成された複数の薄肉保護片を放射状に押し広げる。その結果、ベロー部本体の上端面と前記物体との間には薄肉保護片が介在することとなり、ベロー部本体の上端面と前記物体との直接的な擦れ合いをなくすことができる。また、前記複数の薄肉保護片は、ベロー部本体と一体成型されており、ベロー部本体と支持すべき物体との間に介在物を別途設ける必要がない。
また、本発明に係る防振ダンパは、前記複数の前記薄肉保護片が、薄肉筒状体をスリットにて分割した分割片となる構成とすることができる。
このような構成により、スリットにて分割された薄肉筒状体を形成することにより複数の薄肉保護片が形成されるようになるので、ベロー部本体と前記複数の薄肉保護片とを比較的容易に一体成型することができるようになる。
本発明に係る防振ダンパによれば、ベロー部本体と支持すべき物体との間に介在物を別途設ける必要がなく、当該防振ダンパを容易に製造あるいは組立てることができるようになる。また、支持すべき物体から突出する軸をベロー部本体の軸受け窪み部にて受けて前記物体を弾性支持する状態で、ベロー部本体と一体成型された複数の薄肉保護片がベロー部本体と前記物体との間に介在されるようになるので、ベロー部本体の上端面と前記物体との直接的な擦れ合いがなくなり、その耐久性を良好に保つことができるようになる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
本発明の実施の一形態に係る防振ダンパは、図1及び図2に示すように構成される。なお、図1は防振ダンパの外観斜視図であり、図2は防振ダンパの断面図である。
図1及び図2において、この防振ダンパは、従来の防振ダンパ(図4参照)と同様に、支持体10と支持体10に装着されたベロー部20とによって構成される。支持体10は、従来の防振ダンパと同様に、溶着によって一体化された筒状部11及びベース部12(それぞれが、例えば、硬質樹脂製)によって構成されることによって、上方に開口する凹部が形成されたものとなる。ベース部12の所定端部には当該防振ダンパを所定の設置位置に取付け固定するための取付け穴12aが形成されている。なお、筒状部11とベース部12とを一体成型することも可能である。
ベロー部20は、ゴム、熱可塑性エラストマー等により一体成型されたベロー部本体21及び4つの薄肉保護片22a、22b、22c、22dを有している。ベロー部本体21は、袋状に形成され、その上端略中央部には該上端から窪む軸受け窪み部21aが形成されている。薄肉保護片22a、22b、22c、22dは、ベロー部本体21の軸受け窪み部21aの開口を囲むようにベロー部本体21の上端から突出する薄肉円筒体を4つのスリットにて分割した分割片となる。
ベロー部本体21は、支持体10を構成する筒状部11の上端縁に溶着等により接合され、筒状部11(支持体10の凹部)を密封する。そして、筒状部11内及びベロー部本体21内側に形成される空間にシリコンオイル等の粘性流体OLが充填される。なお、ベロー部本体21と筒状部11は二色成型にて一体化してもよい。
このような構造の防振ダンパは、図3に示すように、機器の筐体(シャーシ)30から突出する軸31をベロー部本体21の軸受け窪み部21aにて受け、前記機器の筐体30を弾性支持する。この状態で、筐体30の底面が4つの薄肉保護片22a、22b、22c、22d(図3には、薄肉保護片22dは、薄肉保護片23bの背後に位置しており表れていない)を放射状に押し広げ、ベロー部本体21の上端面と筐体30との間には4つの薄肉保護片22a、22b、22c、22dが介在することとなる。
当該防振ダンパでは、このようにベロー部本体21の上端面と筐体30との間に4つの薄肉保護片22a、22b、22c、22dが介在するので、ベロー部本体21の上端面と支持すべき筐体30との直接的な擦れ合いをなくすことができる。従って、当該防振ダンパの耐久性を良好に保つことができるようになる。
また、複数の薄肉保護片22a、22b、22c、22dは、薄肉円筒体を4つのスリットにて分割した分割片としてベロー部本体21と一体成型されているので、即ち、ベロー部20を成型する際にベロー部本体21と4つの薄肉保護片22a、22b、22c、22dとが同時に成型されるので、ベロー部本体21と支持すべき筐体30との間にそれらの擦り合いを防止するための介在物を別途設けるための作業工程を必要としない。従って、当該防振ダンパをより容易に製造あるいは組立てることができるようになる。
なお、前述した例では、ベロー部本体21の上端部に4つの薄肉保護片22a、22b、22c、22dが形成されたが、3つ以下、あるいは、5つ以上の薄肉保護片を形成するようにしてもよい。また、支持体10は、溶着等によって一体化された筒状部11とベース部12とから構成されていたが、筒状部11及びベース部12とが当初から一体化されたものであってもよい。
以上、説明したように、本発明に係る防振ダンパは、耐久性を良好に保つことができ、製造あるいは組立てすることが容易であるという効果を有し、機器の筐体等を弾性支持する防振ダンパとして有用である。
本発明の実施の一形態に係る防止ダンパの斜視図である。 本発明の実施の一形態に係る防振ダンパの断面図である。 本発明の実施の一形態に係る防振ダンパの使用状態を示す側面図である。 従来の防振ダンパの一例を示す断面図である。
符号の説明
10 支持体
11 筒状部
12 ベース部
20 ベロー部
21 ベロー部本体
22a、22b、22c、22d 薄肉保護片
30 筐体
31 軸

Claims (2)

  1. 上方に開放する凹部の形成された支持体と、該支持体の上端に前記凹部を密閉するように装着された可撓性を有するベロー部とを有し、前記支持体の前記凹部及びベロー部内側に形成される空間に粘性流体の充填された防振ダンパであって、
    前記ベロー部は、上端から窪む軸受け窪み部が形成されたベロー部本体と、
    前記ベロー部本体と一体成型され、前記軸受け窪み部の開口を囲むように前記ベロー部本体の上端から突出する複数の薄肉保護片とを有することを特徴とする防振ダンパ。
  2. 前記複数の前記薄肉保護片は、薄肉筒状体をスリットにて分割した分割片となることを特徴とする請求項1記載の防振ダンパ。
JP2005011659A 2005-01-19 2005-01-19 防振ダンパ Withdrawn JP2006200602A (ja)

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