JP2006199708A - 肝疾患治療剤 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 天然の蛋白質を構成するL−アミノ酸から構成され、L−グルタミン含有量が15〜60質量%で、平均分子量が200〜100,000のペプチドを含む薬剤、およびそのペプチドを含む食品である。この薬剤を服用し、またはこの食品を摂取することによって、肝疾患の予防または治療効果が発揮される。
【選択図】 なし
Description
このように、肝疾患に関し、日常的に摂取が容易であり、その治療効果が優れ、且つ安全性が高い予防または治療のための薬剤、および飲食品の開発が望まれている。
さらに本発明は、その肝疾患、高脂血症および/または糖尿病の予防および/または治療効果のあるペプチドを含む食品に関する。本発明のグルタミンペプチドを飲食品に含有させることにより、日常生活においてグルタミンペプチドをより容易に摂取できる。
GOT(Glutamic Oxaloacetic Transaminase)は、心筋、肝臓、骨格筋、腎臓などの組織や臓器の細胞中に多く存在し、蛋白質を分解してアミノ酸を形成する酵素である。正常な状態でも、人の体を構成する細胞では生成と崩壊が同時に起こっているため、健康人の血液中にも常に所定量のGOTが含まれている。健常な成人の血液中でのGOT含有量(正常値)は、一般に5〜40IU/リットルとされているが、前記した心筋、肝臓、骨格筋、腎臓などの組織や臓器に異常が生ずると、血液中に多量のGOTが放出されるようになる。そのため、GOT値は臓器や体の組織での疾病の有無を診断する際の重要な指針の一つとされている。
これら血糖値、Hb A1cおよび1,5−AGの指標の測定法については、糖尿病の治療の分野において広く知られており、また基準も定められている。このため、これに準じた測定器および試験キットが市販されており、これらのいずれを用いて測定してもよい。
以下に本発明を詳細に説明する。
た時に粘稠な塊を形成し、取り扱い性が劣るようになる。グルタミンペプチドの平均分子量は200〜100,000であれば特に制限されないが、500〜20,000であることが好ましく、1,000〜10,000であることがより好ましい。
本発明で用いるグルタミンペプチドは、L−グルタミン含有量が少なくとも15質量%であれば、L−グルタミン以外のL−アミノ酸の種類およびその組成比などは特に制限されない。
本発明で好ましく用いられるグルタミンペプチドは、25〜50質量%のL−グルタミンを含有する小麦グルテンをプロテアーゼ、酸、アルカリなどにより平均分子量が200〜100,000の範囲内にある加水分解物が生成するような条件下で加水分解することによって製造することができる。
小麦グルテンは水に不溶で且つ水に対する分散性に劣るが、小麦グルテンを加水分解して得られるグルタミンペプチドは、低分子化しているために水に対する分散性に優れている。
なお、ペプチド(グルタミンペプチド)の平均分子量、ペプチドにおけるグルタミン含有量は次の方法で測定した。
ペプチドの平均分子量:
ペブチドの水溶液を孔径0.45μmのメンブランフイルターで濾過しゲル濾過にて分子量を測定した。カラムとして、日本バイオラッドラボラトリーズ社製「バイオシルSEC125−5」を使用した。測定条件は、測定波長280nm、溶出液0.2mMリン酸緩衝液(pH6.0,0.1%SDS)、流速0.2ml/分であった。また、分子量の標準
として、オボアルブミン(分子量44kDa)、ミオグロブリン(分子量17kDa)およびビタミンB12(分子量1.35kDa)を使用した。
アミド態窒素を含有するアミノ酸は、グルタミンとアスパラギンの2つであるが、小麦蛋白質では、そこに含まれるアミド態窒素含有アミノ酸のうちの95質量%以上がグルタミンである。すなわち、小麦グルテン中のアミド態窒素含有アミノ酸量を、そのままグルタミン含有量としても、大きな誤差にならない。したがって、小麦グルテン中のアミド態窒素含有アミノ酸量を、そのままグルタミン含有量とした。
(1)反応釜に、イオン交換水9,700kg、無水クエン酸38kgおよび小麦グルテン(活性グルテン,Weston Foods Limited製)1,500kgを仕込み、45℃に加温した後、プロテアーゼ(天野製薬株式会社製「プロテアーゼMアマノ」)2.2kgおよびアミラーゼ(阪急バイオインダストリー株式会社製「液化酵素T」)1.1kgを加えて、45℃で5時間加水分解反応を行い、次いで25%水酸化ナトリウム水溶液を用いて液のpHを4.4〜4.5に調整して5時間保って酵素処理を行った。
(2)次いで、液を80℃に20分間保ってプロテアーゼを失活させた後、65℃に冷却し、そこにアミラーゼ(阪急バイオインダストリー株式会社製「液化酵素T」)0.5kgを加えて小麦グルテン中に含まれていた澱粉質および繊維質を加水分解させた後、液を90℃に20分間保ってアミラーゼを失活させた。
(3)次に、液を10℃以下に冷却した後、再度55℃に加熱し、そこに活性炭(武田薬品工業株式会社製「タケコール」)100kgを加えて55℃で30分間攪拌した。
(4)液温を45℃にし、濃過助剤(昭和化学工業株式会社製「ラヂオライト」)を加えて、加圧濾過装置を使用して濾過を行い、濾液7,000リットル(7m3)を回収した。(5)上記(4)で回収した濾液をBrix値が20〜40になるまで減圧下で濃縮した後、プレートヒーターを使用して110℃で20秒間加熱して殺菌し、次いで55℃まで冷却した。
(6)上記(5)で得られた液を、噴霧乾燥装置を使用して送風温度160℃、排風温度80℃の条件下に噴霧乾燥して、小麦グルテンの加水分解物であるグルタミンペプチド粉末約1,000kgを得た。
(7)上記(6)で得られたグルタミンペプチド粉未を60メッシュ篩(目開き0.246mm)を用いて分級し、60メッシュ篩を通過した微粉(グルタミンベプチド微粉)を回収した。
(8)上記(7)で回収したグルタミンペプチド(微粉)の平均分子量およびグルタミン含有量を測定したところ、平均分子量は約8,000およびグルタミン含有量は32質量%であった。
製造例1で得られたグルタミンペプチド83.8g、結晶セルロース(旭化成株式会社製)10gおよびポリビニルピロリドン(BASF社製)5gを混合し、これにエタノール30mlを添加して、湿式法により常法に従って類粒を製造した。それにより得られた類粒を乾燥した後、ステアリン酸マグネシウム1.2gを加えて打錠用顆粒未とし、打錠機を用いて打錠し、1錠が1gの錠剤100個を製造した(錠剤1錠当たりのグルタミンペプチド含有量0.838g)。
精製水400gを煮沸し、これにかき混ぜながら白糖750gおよび製造例1で得られたグルタミンペプチド100gを加えて溶解し、熱時に布ごしし、これに精製水を加えて全量を1000mlとしてシロップ剤を製造した(シロップ剤100ml当たりのグルタミンペプチド含有量10g)。
グルタミンペプチドGP−1(平均分子量7,000、L−グルタミン含有量32質量%;日清ファルマ株式会社製)76g、乳糖(DMV社製)13.3g、結晶セルロース(旭化成株式会社製)6.7gおよびポリビニルピロリドン(BASF社製)4gを混合し、これにエタノール30mlを添加して、湿式法により常法に従って顆粒を製造し、乾燥後、整粒して顆粒剤を得た(顆粒剤10g当たりのグルタミンペプチド含有量7.6g)。
約65℃の純水750gにカゼインナトリウム(DMV社製)40g、マルトデキストリン(三和デンプン社製)160gおよびグルタミンペプチドGP−1(日清ファルマ株式会社製)25gを添加して溶解させ、次いでビタミンミックス5gおよびミネラル微量の各成分混合液を添加した。混合液をホモミキサー(特殊機化工業製)に投入し、約8000rpmにて15分間粗乳化した。得られた乳化液を約20℃に冷却し、香料を添加後、最終メスアップを行った。この液をパウチへ本液230g充填後、窒素置換を行いながらパウチを密封し、121℃で15分間殺菌を行って濃厚流動食を得た。流動食230g当たりのグルタミンペプチド含有量は約5gであった。
小麦粉(強力粉)150gとドライイースト2gを混ぜる。他に、グルタミンペプチドGP−1(日清ファルマ株式会社製)20g、砂糖20g、食塩3g、脱脂粉乳6gを温湯70gに溶かし、鶏卵1個を添加してよく混ぜる。これを小麦粉に加え、良く手でよくこねた後、バター約40gを加えてよくこね、20個のロールパン生地を作る。次いで、発酵させた後、表面に溶き卵を塗り、オーブンにて180℃で約15分焼き、ロールパンを製造した。このロールパンは、1個当たりグルタミンペプチドを約1g含有していた。
パスタ用のミートソース一人前(150g)を鍋に入れ、同時にグルタミンペプチドGP−1(日清ファルマ株式会社製)5gを加えて加温し、パスタ用ミートソースを作成した。このソースをパウチへ充填した後、窒素置換を行いながらパウチを密封し、121℃で15分間殺菌を行ってグルタミンペプチドを含有するパスタ用ミートソースを得た。
小麦粉(中力粉)300gに対して、水150gにグルタミンペプチドGP−1(日清ファルマ株式会社製)15g、食塩15gを分散させ、良く混ぜこねて寝かす。この後、生地を延伸し、幅約5mmで切断してうどんを製造した。これを沸騰したお湯で約10分茹でたところ、外観、味、食感ともに良好であった。このうどんは、1食分当たりグルタミンペプチドを約5g含有していた。
以下に、本発明のグルタミンペプチドの肝疾患、高脂血症および/または糖尿病の治療について、試験例によって説明する。
以下に、本発明のグルタミンペプチドの肝疾患に関する薬理試験について述べる。
肝疾患の治療効果の指標とした、GOT値、GPT値、γ−GTP値の測定法は、つぎのとおりである。
GOT値:日本臨床化学会(JSCC)の標準化対応法であるUV法〔「臨床化学」18、231−249頁(1989)〕に従って測定した。
GPT値:JSCCの標準化対応法であるUV法〔「臨床化学」18、250−262頁(1989)〕に従って測定した。
γ−GTP値:JSCCの標準化対応法である比色法〔「臨床化学」24、106−121頁(1995)〕に従って測定した。
被験者A:男性(58才)
投与薬剤:実施例3の顆粒剤
投与量:グルタミンペプチド 約9.9g/日
試験方法:全身倦怠と食欲不振を訴えていた脂肪肝の被験者にグルタミンペプチドを1日3回毎食後に内服させ、投与前、投与開始1週間後、3週間後にGOT、GPTおよびγ−GTPを測定した。その結果を表2に示す。
被験者B:男性(60才)
投与薬剤:実施例2のシロップ剤
投与量:グルタミンペプチド 約6g/日
試験方法:倦怠感と食欲不振を訴えていた脂肪肝の被験者にグルタミンペプチドを1日3回毎食後に内服させ、投与前、投与開始3週間後GOT、GPTおよびγ−GTPを測定した。その結果を表3に示す。
被験者C:男性(49才)
投与薬剤:実施例2のシロップ剤
投与量:グルタミンペプチド 約8g/日
試験方法:C型慢性肝炎の被験者にグルタミンペプチドを1日2回(朝・晩)内服させ、投与前、投与開始3週間後にGOT、GPTおよびγ−GTPを測定した。その結果を表4に示す。
被験者D:男性(51才)
投与薬剤:実施例3の顆粒剤
投与量:グルタミンペプチド 約8g/日
試験方法:C型慢性肝炎の被験者にグルタミンペプチドを1日2回(朝・晩)内服させ、投与前、投与開始4週間後にGOT、GPTおよびγ−GTPを測定した。その結果を表5に示す。
以下に、グルタミンペプチドの高脂血症に関する薬理試験について述べる。
高脂血症の被験者にその症状に応じて特定量のグルタミンペプチドを経口投与し、一定期間後に総コレステロール値、中性脂肪値、LDLコレステロール値、動脈硬化指数等を測定し、高脂血症の改善作用を評価した。なお、血液中の総コレステロール、LDLコレステロール、中性脂肪、動脈効果指数は次の方法で測定した。
総コレステロール値:臨床検査受託機関である株式会社エスアールエル(東京)にて、酵素法[宇治ら,日本臨床,Vol.53,増刊,第615頁(1995)]によって測定した。
LDLコレステロール値:臨床検査受託機関である株式会社エスアールエル(東京)にて、酵素的測定法[菅野ら,医学と薬学,Vol.3,No.3,第635頁(1997)]によって測定した。
中性脂肪値:臨床検査受託機関である株式会社エスアールエル(東京)にて、酵素法(遊離グリセロール消去法)[渋谷ら,日本臨床,Vol.53,増刊,第606頁(1995)]によって測定した。
動脈硬化指数:臨床検査受託機関である株式会社エスアールエル(東京)にて、HDLコレステロール値を選択阻害法(直説法)[中井ら,日本臨床,Vol.53,増刊,第617頁(1995)]によって測定し、下記の式より動脈硬化指数を算出した。
動脈硬化指数=(総コレステロール値−HDLコレステロール値)÷(HDLコレステロール値)
被験者E:男性(58才)
投与薬剤:実施例3の顆粒剤
投与量:グルタミンペプチド 10g/日
試験方法:被験者にグルタミンペプチドを1日3回毎食後に内服させ、投与前、投与開始1週間後、3週間後および3ヶ月後に総コレステロール、中性脂肪を測定した。その結果を表6に示す。
被験者F:男性(60才)
投与薬剤:実施例3の顆粒剤
投与量:グルタミンペプチド 6g/日
試験方法:被験者にグルタミンペプチドを1日3回毎食後に内服させ、投与前、投与開始3週間後および3ヶ月後に総コレステロール、LDLコレステロール、中性脂肪、動脈硬化指数を測定した。その結果を表7に示す。
以下に、グルタミンペプチドの糖尿病に関する薬理試験について述べる。
糖尿病の被験者にその症状に応じて特定量のグルタミンペプチドを経口投与し、一定期間後に空腹時血糖値、Hb A1cおよび1,5−AGを測定し、糖尿病の改善作用を評価した。なお、血糖値、Hb A1cおよび1,5−AGの測定法はつぎのとおりである。
血糖値:血糖値の測定法として、グルコースオキシダーゼ(GOD)法、グルコースデヒドロゲナーゼ(GDH)法などの酵素電極法、ヘキソキナーゼ(HX)法、グルコースオキシダーゼ/ペルオキシダーゼ(GOD/POD)法などの酵素比色法が一般的であるが、本実施例では臨床検査受託機関である株式会社エスアールエル(東京)にてGDH法[前川ら,日本臨床,vol.53,増刊,第527頁(1995)]によって測定した。
Hb A1c:Hb A1cの標準法として高速液体クロマトグラフィー法(HPLC法)、ラテックス凝集法(LA法)、アフィニティー法が知られているが、本実施例では臨床検査受託機関である株式会社エスアールエル(東京)にてLA法[老籾,日本臨床,vol.48,増刊,第315頁(1990)]によって測定した。
1,5−AG:本実施例では臨床検査受託機関である株式会社エスアールエル(東京)
にて酵素法[川合,日本臨床,vol.47,増刊,第439頁(1989)]によって測定した。
被験者G:男性(67才)
投与薬剤:実施例3の顆粒剤
投与量:グルタミンペプチド 10g/日
試験方法:被験者にグルタミンペプチドを1日3回毎食後に内服させ、投与前、投与開始1ヶ月後および3ヶ月後に空腹時血糖値、Hb A1cおよび1,5−AGを測定した。その結果を表8に示す。
被験者H:男性(68才)
投与薬剤:実施例3の顆粒剤
投与量:グルタミンペプチド 約8g/日
試験方法:倦怠感と食欲不振を訴えていた、脂肪肝と高脂血症を併発している被験者にグルタミンペプチドを1日2回(朝・晩)内服させ、投与前、投与開始4週間後および3ヶ月後にGOT、GPT、γ−GTP、総コレステロール、LDLコレステロール、中性脂肪、動脈硬化指数を測定した。その結果を表9に示す。
被験者I:男性(50才)
投与薬剤:実施例3の顆粒剤
投与量:グルタミンペプチド 約8g/日
試験方法:脂肪肝の兆候が見られ、高脂血症である被験者にグルタミンペプチドを1日2回(朝・晩)内服させ、投与前、投与開始4週間後および3ヶ月後にGOT、GPT、γ−GTP、総コレステロール、LDLコレステロール、中性脂肪、動脈硬化指数を測定した。その結果を表10に示す。
被験者J:女性(74才)
投与薬剤:実施例3の顆粒剤
投与量:グルタミンペプチド 6g/日
試験方法:被験者にグルタミンペプチドを1日3回毎食後に内服させ、投与前、投与開始2週間後、4週間後および3ヶ月後に総コレステロール、LDLコレステロール、中性脂肪、空腹時血糖値、Hb A1cおよび1,5−AGを測定した。その結果を表11に示す。
本発明の薬剤または食品を投与または摂取することにより肝疾患、高脂血症および/または糖尿病が短期間で顕著に改善される。また、本発明において用いるグルタミンペプチドは安全性に優れており、長期間投与するのに適している。このため、本発明の薬剤および食品は、肝疾患、高脂血症および/または糖尿病の予防および/または治療に極めて有用である。
Claims (6)
- 天然の蛋白質を構成するL−アミノ酸から構成され、L−グルタミン含有量が15〜60質量%で、平均分子量が200〜100,000であるペプチドを含むことを特徴とする肝疾患の予防および/または治療剤。
- L−グルタミン含有量が15〜60質量%で、平均分子量が7000〜100,000である請求項1記載の肝疾患の予防および/または治療剤。
- L−グルタミン含有量が20〜40質量%で、平均分子量が500〜20,000のペプチドである請求項1記載の肝疾患の予防および/または治療剤。
- 小麦グルテンを原料として製造されたペプチドである請求項1〜3のいずれかに記載の肝疾患の予防および/または治療剤。
- 肝疾患が脂肪肝またはC型慢性肝炎である請求項1〜4のいずれかに記載の肝疾患の予防および/または治療剤。
- 請求項1〜4のいずれかに記載のペプチドを含有することを特徴とし肝疾患の予防および/または治療用である旨の表示を付した飲食品。
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