JP2006199072A - 二重構造燃料タンク - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で、燃料タンク全体の断熱性を高めることができる二重構造燃料タンクを提供する。
【解決手段】二重構造燃料タンク20は、車体後部10取り付け、内側タンク31に燃料を蓄え、内側タンク31を外側タンク32で覆うものである。二重構造燃料タンク20は、外側タンク32から内側タンク31に向けて上下の支え凸部45,52を突出し、突出した支え凸部45,52で内側タンク31を保持することにより、内側タンク31に対して所定間隔をおいて外側タンク32が設けられる。この二重構造燃料タンク20は、内側タンク31に、上下の支え凸部45,52に嵌め込み可能な上下の嵌合凹部35,37が形成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は二重構造燃料タンクに係り、特に、自動車などの車体に取り付ける二重構造燃料タンクに関する。
自動車の燃料タンクのなかには、燃料タンク内の温度変化を抑制するために、タンク本体の下部に断熱カバーを取り付けたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
実開平5−22137号公報
特許文献1を次図に基づいて説明する。
図8は従来の基本構成を説明する図である。
燃料タンク100は、底部101に支持バンド102当て、支持バンド102の一端部102aを車体104に取り付けるとともに、他端部102bをフックボルト105を介して車体104に取り付けることで、燃料タンク100を支持バンド102で保持する。
支持バンド102で連結部材107を支え、連結部材107にボルト108で断熱カバー109を取り付ける。燃料タンク100の底部101を断熱カバー109で覆う。
これにより、底部101から燃料タンク100内に熱を伝わり難くし、燃料タンク100内の温度変化を抑えることが可能である。
上述したように、燃料タンク100は、底部101のみを断熱カバー109で覆い、底部101の断熱性を高めている。
ここで、燃料タンク100内の温度変化をより一層好適に抑えるために、燃料タンク100全体の断熱性を高めることが望ましい。
燃料タンク100全体の断熱性を高めるためには、燃料タンク100全体を断熱カバー109で覆うことが考えられる。
しかし、燃料タンク100を車体104に取り付けるために、支持バンド102やフックボルト105が用いられている。
このため、支持バンド102やフックボルト105が邪魔になり、燃料タンク100全体を断熱カバー109で覆うことは難しい。
加えて、燃料タンク100を断熱カバー109で覆うために、連結部材107やボルト108が用いられている。
このため、燃料タンク100全体を断熱カバー109で覆うと、連結部材107やボルト108の個数が増えて部品点数が多くなり、複雑な構成になることが考えられる。
本発明は、簡単な構成で、燃料タンク全体の断熱性を高めることができる二重構造燃料タンクを提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、自動車などの車体に取り付け、内側タンクに燃料を蓄え、この内側タンクを外側タンクで覆う二重構造燃料タンクであって、前記外側タンクおよび前記内側タンクのうち、少なくとも一方のタンクから他方のタンクに向けて支え凸部を突出し、突出した支え凸部で他方のタンクを保持することにより、内側タンクに対して所定間隔をおいて外側タンクを設けたことを特徴とする。
内側タンクを外側タンクで覆い、外側タンクおよび内側タンクのうち、一方のタンクに、他方のタンクに向けて突出する支え凸部を設けた。
そして、支え凸部を用いて、内側タンクに対して所定間隔をおいて外側タンクを保持する。
一方のタンクに支え凸部を設けるだけで、内側タンクに対して所定間隔をおいて外側タンクを設けることが可能になる。
これにより、一方のタンクに支え凸部を設けるだけの簡単な構成で、内側タンクの外側全域に沿わせて、空気層を形成することができる。
加えて、内側タンクの外側全域に沿わせて空気層を形成することで、内側タンク全体の断熱性を高め、燃料タンク内の温度変化をより好適に抑えることができる。
請求項2は、他方のタンクに、支え凸部に嵌め込み可能な嵌合凹部を形成したことを特徴とする。
他方のタンクに嵌合凹部を形成し、この嵌合凹部に支え凸部を嵌め込むことで、内側タンクと外側タンクとをより確実に結合することができる。
請求項1に係る発明では、一方のタンクに支え凸部を設けるだけの簡単な構成で、燃料タンク全体の断熱性を高めることができるという利点がある。
請求項2に係る発明では、嵌合凹部に支え凸部を嵌め込んで内側タンクと外側タンクとをより確実に結合することで、内側タンクに対して外側タンクをより確実に保持することができるという利点がある。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、「左」、「右」は運転者から見た方向に従い、Frは前側、Rrは後側、Lは左側、Rは右側を示す。
図1は本発明に係る第1実施の形態の二重構造燃料タンクを車体に組み付ける前の状態を示す斜視図である。
車体としての車体後部10は、左右のリヤフレーム11,12を車幅方向に一定間隔をおいて備えるとともに、車体前後方向に向けて延ばし、左リヤフレーム11の前端部11aから右リヤフレーム12の前端部12aに渡って前クロスメンバー14を備え、左リヤフレーム11の後端部11bから右リヤフレーム12の後端部12b(図2参照)に渡って後クロスメンバー16を備えることにより、二重構造燃料タンク20を組み込む略矩形状の空間18を有する。
車体後部10の上部10aにフロアプレート19を設けることで、空間18の上方をフロアプレート19で覆う。
二重構造燃料タンク20は、底部21に左右の凹部22,22を形成し、左右の凹部22,22をそれぞれ車体前後方向に向けて互いに平行に延ばし、周壁にフランジ25を形成し、フランジ25の前片に取付孔25a,25aを形成するとともに、フランジ25の後片に取付孔25a,25aを形成したものである。
この二重構造燃料タンク20は、フランジ25の取付孔25a…(…は複数個を示す)にボルト26…を差し込み、差し込んだボルト26…を、前後のクロスメンバー14,16の溶接ナット27…にねじ結合することにより、空間18に組み込んだ状態で車体後部10に取り付ける(図4も参照)。
図2は第1実施の形態に係る二重構造燃料タンクを示す分解斜視図である。
二重構造燃料タンク20は、内部に燃料を蓄える内側タンク(他方のタンク)31と、内側タンク31を覆う外側タンク(一方のタンク)32とを備える。
内側タンク31は、平面視において略矩形状に形成した六面中空体に形成された樹脂製のタンクである。
この内側タンク31は、天井部34に左右の上嵌合凹部(嵌合凹部)35,35が一定間隔をおいて互いに平行に設けられ、底部36に左右の下嵌合凹部(嵌合凹部)37,37が一定間隔をおいて互いに平行に設けられている。
左上嵌合凹部35は、断面形状が略U字状に形成され(図3も参照)、車体前後方向に向けて延びることで、前端部35aが内側タンク31の前端31a近傍に位置し、後端部35bが内側タンク31の後端31b近傍に位置するように形成されている。
右上嵌合凹部35は、左上嵌合凹部35と同じ形状であり、同一符号を付して説明を省略する。
左下嵌合凹部37は、断面形状が略U字状に形成され(図3も参照)、車体前後方向に向けて延びることで、前端部37aが内側タンク31の前端31aに開口し、後端部37bが内側タンク31の後端31bに開口するように形成されている。
右下嵌合凹部37は、左下嵌合凹部37と同じ形状であり、同一符号を付して説明を省略する。
外側タンク32は、内側タンク31の上方を覆う上半割ケース41と、内側タンク31の下方を覆う下半割ケース42とからなる樹脂製のタンクである。
上半割ケース41は、天井部43を略矩形状に形成し、天井部43に左右の上支え凸部(支え凸部)45,45を内側タンク31に向けて突出し、天井部43の周縁43aから上周壁47を下方に延ばすことにより、上周縁47の下端47a側が開口したケースである。
上周縁47の下端47aから上フランジ48が外側に張り出されている。上フランジ48の前片に取付孔48a,48aが形成されているとともに、上フランジ48の後片に取付孔48a,48aが形成されている。
左右の上支え凸部45,45は、車体幅方向に一定間隔をおいて形成されるとともに、車体前後方向に向けて互いに平行に形成されている。
左上支え凸部45は、断面形状が略台形状に形成され(図3も参照)、車体前後方向に向けて延びることで、前端部45aが上周縁47の前端47b近傍に位置し、後端部45bが上周縁47の後端47c近傍に位置するように形成されている。
この左上支え凸部45は、先端部45cを左上嵌合凹部35に嵌め込み可能に形成し、先端部45cを左上嵌合凹部35に嵌め込んだ状態で、前端部45aが前端部35aに当接するとともに、後端部45bが後端部35bに当接するものである。
右上支え凸部45は、左上支え凸部45と同じ形状であり、同一符号を付して説明を省略する。
下半割ケース42は、底部21を略矩形状に形成し、底部21に左右の下支え凸部(支え凸部)52,52を内側タンク31に向けて突出し、底部21の周縁51aから下周壁54を下方に延ばすことにより、下周縁54の上端側54aが開口したケースである。
下周縁54の上端54aから下フランジ55が外側に張り出されている。下フランジ55の前片に取付孔55a,55aが形成されているとともに、下フランジ55の後片に取付孔55a,55aが形成されている。
左右の下支え凸部52,52は、車体幅方向に一定間隔をおいて形成されるとともに、車体前後方向に向けて互いに平行に形成されている。
左下支え凸部52は、断面形状が略台形状に形成され(図3も参照)、車体前後方向に向けて延びることで、前端部52aが下周縁54の前端54bまで延び、後端部52bが下周縁47の後端54cまで延びる。
この左下支え凸部52は、先端部52cを左下嵌合凹部37に嵌め込み可能に形成したものである。
なお、底部21に内側に向けて突出する左下支え凸部52を形成することで、底部21の外面に左凹部22(図1も参照)が形成される。左凹部22は前後端部が開口した窪みである。
右下支え凸部52は、左下支え凸部52と同じ形状であり、同一符号を付して説明を省略する。
上半割ケース41の上フランジ48と、下半割ケース42の下フランジ55とを、一例として、溶着接合で接合することにより、上半割ケース41と下半割ケース42とで外側タンク32を形成する。
上フランジ48および下フランジ55を接合することで、フランジ25(図1参照)を形成する。
この状態で、上フランジ48の取付孔48a…および下フランジ55の取付孔55a…が同軸上に配置され、取付孔48a…および取付孔55a…で取付孔25a…が形成される。
すなわち、外側タンク32は、平面視において略矩形状に形成した六面中空体に形成され、周壁にフランジ25(図1参照)を備える。
これにより、図1で説明したように、フランジ25を利用して車体後部10にボルト26…で取り付けることができる。
上周壁47の前壁部47bと、下周壁54の前壁部54bとで、外側タンク32の前壁部32a(図1参照)を形成する。
上周壁47の後壁部47cと、下周壁54の後壁部54cとで、外側タンク32の後壁部32b(図1参照)を形成する。
上周壁47の左壁部47dと、下周壁54の左壁部54dとで、外側タンク32の左壁部32c(図1参照)を形成する。
上周壁47の右壁部47eと、下周壁54の右壁部54eとで、外側タンク32の右壁部32d(図1参照)を形成する。
図3は第1実施の形態に係る二重構造燃料タンクを車体後部に組み付けた状態を示す断面図である。
左上支え凸部45の先端部45cを左上嵌合凹部35に嵌め込むとともに、右上支え凸部45の先端部45cを右上嵌合凹部35に嵌め込む。
また、左下支え凸部52の先端部52cを左下嵌合凹部37に嵌め込むとともに、右下支え凸部52の先端部52cを右下嵌合凹部37に嵌め込む。
これにより、外側タンク32の天井部43を、内側タンク32の天井部34に対して所定間隔をおいて設け、外側タンク32の底部21を、内側タンク31の底部36に対して所定間隔をおいて設ける。
さらに、外側タンク32の左壁部32cを、内側タンク31の左壁部31cに対して所定間隔をおいて設け、外側タンク32の右壁部32dを、内側タンク31の右壁部31dに対して所定間隔をおいて設ける。
図4は図3の4−4線断面図である。
左上支え凸部45の先端部45cを左上嵌合凹部35に嵌め込んだ状態で、左上支え凸部45の前端部45aが上嵌合凹部35の前端部35aに当接するとともに、上支え凸部45の後端部45bが上嵌合凹部35の後端部35bに当接する。
これにより、外側タンク32の前壁部32aを、内側タンク31の前壁部31aに対して所定間隔をおいて設け、外側タンク32の後壁部32bを、内側タンク31の後壁部31bに対して所定間隔をおいて設ける。
このように、二重構造燃料タンク20によれば、図3および図4に示すように、左右の左上支え凸部45,45および左右の左上嵌合凹部35,35を備え、左右の左下支え凸部52,52および左右の下嵌合凹部37,37を備えるだけの簡単な構成で、内側タンク31に対して外側タンク32を所定間隔をおいて設けることができる。
これにより、内側タンク31の外側全域に沿わせて空気層58(図3、図4参照)を形成し、内側タンク31全体の断熱性を高め、内側タンク31内の温度変化をより好適に抑えることができる。
さらに、図3および図4に示すように、左右の左上支え凸部45,45に左右の左上嵌合凹部35,35を嵌め込み、左右の左下支え凸部52,52に左右の下嵌合凹部37,37を嵌め込むことで、外側タンク32を内側タンク31に対して確実に結合することができる。
次に、第2〜第4実施の形態に係る二重構造燃料タンクを図5〜図8に基づいて説明する。なお、第2〜第3実施の形態に係る二重構造燃料タンクにおいて二重構造燃料タンク20と同一類似の構成部材については同じ符号を付して説明を省略する。
第2実施の形態
図5は第2実施の形態に係る二重構造燃料タンクを車体後部に組み付けた状態を示す断面図である。
二重構造燃料タンク60は、内側タンク31の天井部34に左右の上支え凸部(支え凸部)62,62を設け、外側タンク32の天井部43に左右の上嵌合凹部(嵌合凹部)64,64を設けたもので、その他の構成は第1実施の形態の燃料タンク20と同じである。
左上嵌合凹部64は、断面形状が略台形状に形成され、車体前後方向に向けて延びることで、前端部(図示せず)が外側タンク32の前端32a(図1参照)近傍に位置し、後端部64aが外側タンク32の後端32b(図1も参照)近傍に位置するように形成されている。
右上嵌合凹部64は、左上嵌合凹部64と同じ形状であり、同一符号を付して説明を省略する。
外側タンク32の天井部43に左右の上嵌合凹部64,64を備えることで、天井部43から上方に突出する左右の凸部66,66を備える。
左右の凸部66,66は、上端66a,66aがそれぞれ平坦で、かつ面一になるように形成されている。
左上支え凸部62は、断面形状が略台形状に形成され、車体前後方向に向けて延びることで、前端部(図示せず)が内側タンク31の前端31a(図2参照)近傍に位置し、後端部62aが内側タンク31の後端31b(図2も参照)近傍に位置するように形成されている。
この左上支え凸部62は、先端部62bを左上嵌合凹部64に嵌め込み可能に形成し、先端部62bを左上嵌合凹部64に嵌め込んだ状態で、左上支え凸部62の前端部が左上嵌合凹部64の前端部に当接するとともに、左上支え凸部62の後端部62aが左上嵌合凹部64の後端部64aに当接するものである。
右上支え凸部62は、左上支え凸部62と同じ形状であり、同一符号を付して説明を省略する。
第2実施の形態の二重構造燃料タンク60によれば、第1実施の形態の二重構造燃料タンク20と同様の効果を得ることができる。
さらに、第2実施の形態の二重構造燃料タンク60によれば、左右の凸部66,66の上端66a,66aを面一にすることで、二重構造燃料タンク60を車体後部10に取り付ける際に、上端66a,66aをフロアプレート19で支えることができる。
以下、二重構造燃料タンク60を車体後部10に取り付ける例について説明する。
図2で説明したように、二重構造燃料タンク60の左右の左凹部22を、その前後端部が開口した窪みとした。前後端部を開口することで、左右の凹部22に取付バンド67,67を掛けることができる。
左右の凹部22,22に取付バンド67,67をかけた後、取付バンド67,67の前後の端部67a,67a(前端部67aは図示せず)を、前後のクロスメンバー14,16(前クロスメンバー14は図1参照)にボルト68…で取り付ける。
この状態で、二重構造燃料タンク60の上端66a,66aをフロアプレート19に当接させ、二重構造燃料タンク60を、取付バンド67,67とフロアプレート19とで保持する。
第3実施の形態
図6は第3実施の形態に係る二重構造燃料タンクを示す斜視図であり、図7は図6の7−7線断面である。
二重構造燃料タンク70は、内側タンク31の天井部34全体を平坦に形成し、底部36全体を平坦に形成し、外側タンク32に、内側タンク31に向けて突出する支え凸部手段71を設けたもので、その他の構成は第1実施の形態の燃料タンク20と同じである。
支え凸部手段71は、上半割ケース41の上前稜線部41a、上後稜線部41b、上左稜線部41cおよび上右稜線部41dに上凹部72…をそれぞれ形成することで、内側タンク31の上前稜線部74a、上後稜線部74b、上左稜線部(図示せず)および上右稜線部(図示せず)に向けて上支え凸部(支え凸部)73…をそれぞれ突出したものである。
さらに、支え凸部手段71は、下半割ケース42の下前稜線部42a、下後稜線部42b、下左稜線部42cおよび下右稜線部42dに下凹部75…をそれぞれ形成することで、内側タンク31の下前稜線部74c、下後稜線部74d、下左稜線部(図示せず)および下右稜線部(図示せず)に向けて下支え凸部(支え凸部)76…をそれぞれ突出したものである。
上半割ケース41の上フランジ48と、下半割ケース42の下フランジ55とを、一例として、溶着接合で接合することにより、上半割ケース41と下半割ケース42とで外側タンク32を形成する。この際に、外側タンク32内に内側タンク31を収納する。
内側タンク31の上前稜線部74aおよび上後稜線部74bに、上支え凸部73および上稜線部73をそれぞれ当接し、内側タンク31の上左稜線部および上右稜線部(図示せず)に上左支え凸部73および上右稜線部73を当接する。
さらに、内側タンク31の下前稜線部74cおよび下後稜線部74dに下支え凸部76および下稜線部76を当接し、内側タンク31の下左稜線部および下右稜線部(図示せず)に下支え凸部76および下稜線部76を当接する。
よって、内側タンク31に対して所定間隔をおいて外側タンク32を設けることができる。
これにより、内側タンク31の外側全域に沿わせて空気層58(図7参照)を形成し、内側タンク31全体の断熱性を高め、内側タンク31内の温度変化をより好適に抑えることができる。
すなわち、第3実施の形態の二重構造燃料タンク70によれば、第1実施の形態の二重構造燃料タンク20と同様の効果を得ることができる。
なお、前記第1実施の形態では、天井部43に2個の支え凸部45を設けるとともに、底部21に2個の支え凸部52を設け、前記第2実施の形態では、天井部34に2個の支え凸部62を設けた例について説明したが、これに限らないで、支え凸部45,52,62の個数は任意に決めることが可能である。
また、前記第1実施の形態では、上支え凸部45の前後端部45a,45bを、上嵌合凹部35の前後端部35a,35bにそれぞれ当接させた例について説明したが、これに限らないで、上支え凸部45および上嵌合凹部35を、下支え凸部52および下嵌合凹部37と同様に形成することも可能である。
また、第3実施の形態では、外側タンク32に、内側タンク31に向けて突出する上支え凸部73…および下支え凸部76…を設けた例について説明したが、これに限らないで、内側タンク31に、外側タンク32に向けて突出する上支え凸部および下支え凸部を設けても同様の効果を得ることができる。
さらに、前記第1〜第3の実施の形態では、本発明を樹脂製のタンク31,32に適用した例を説明したが、これに限らないで、金属製のタンクに適用することも可能である。
また、前記実施の形態では、二重構造燃料タンク20,60,70を車体後部10に組み込んだ例について説明したが、これに限らないで、二重構造燃料タンク20,60,70を車体の任意な箇所に組み込むことが可能である。
さらに、前記実施の形態では、内側タンク31および外側タンク32を、平面視において略矩形状の六面中空体としたものを例示したが、これに限らないで、例えば、平面視において略多角形の中空体とすることも可能である。
本発明に係る二重構造燃料タンクは、内側タンクに燃料を蓄え、この内側タンクを外側タンクで覆うもので自動車への適用に好適である。
本発明に係る第1実施の形態の二重構造燃料タンクを車体に組み付ける前の状態を示す斜視図である。 第1実施の形態に係る二重構造燃料タンクを示す分解斜視図である。 第1実施の形態に係る二重構造燃料タンクを車体後部に組み付けた状態を示す断面図である。 図3の4−4線断面図である。 第2実施の形態に係る二重構造燃料タンクを車体後部に組み付けた状態を示す断面図である。 第3実施の形態に係る二重構造燃料タンクを示す斜視図である。 図7は図6の7−7線断面である。 従来の基本構成を説明する図である。
符号の説明
10…車体後部(車体)、20,60,70…二重構造燃料タンク、31…内側タンク(他方のタンク)、32…外側タンク(一方のタンク)、45,62…左右の上支え凸部(支え凸部)、73…上支え凸部(支え凸部)、52…左右の下支え凸部(支え凸部)、76…下支え凸部(支え凸部)、35,64…左右の上嵌合凹部(嵌合凹部)、37…左右の下嵌合凹部(嵌合凹部)、58…空気層。

Claims (2)

  1. 自動車などの車体に取り付け、内側タンクに燃料を蓄え、この内側タンクを外側タンクで覆う二重構造燃料タンクであって、
    前記外側タンクおよび前記内側タンクのうち、少なくとも一方のタンクから他方のタンクに向けて支え凸部を突出し、
    突出した支え凸部で他方のタンクを保持することにより、内側タンクに対して所定間隔をおいて外側タンクを設けたことを特徴とする二重構造燃料タンク。
  2. 前記他方のタンクに、前記支え凸部に嵌め込み可能な嵌合凹部を形成したことを特徴とする請求項1記載の二重構造燃料タンク。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8272354B2 (en) 2007-07-25 2012-09-25 Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha Fuel tank systems

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