JP2006198163A - ミシン - Google Patents

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Takashi Mizusaki
隆 水崎
Masato Okabe
正人 岡部
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Yamato Sewing Machine Mfg Co Ltd
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Yamato Sewing Machine Mfg Co Ltd
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Abstract

【課題】 調整穴の開閉蓋を簡単に脱落することなく保持して調整穴を開閉する。
【解決手段】回転自在なクランクに針棒ロッドが昇降自在に連結されるとともに、針棒ロッドに針棒抱きが連結され、また、針棒抱きに止めねじを介して針棒が固定される一方、針棒を固定する止めねじに対向してヘッドカバー12に調整穴12aが形成されている。そして、ヘッドカバー12に、その調整穴12aの開閉蓋16が回動自在に設けられている。したがって、開閉蓋16を軸支部回りに回動操作することにより、調整穴12aを開閉することができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ミシン、特に、針棒抱きに針棒を固定する止めねじの調整穴を開閉する開閉蓋を備えたミシンに関するものである。
従来、ミシン1、例えば、偏平縫いミシンは、図3に示すように、ミシンアーム2に図示しない駆動機構に連結された上軸3が回転自在に設けられており、該上軸3の先端にクランク4が固定されている。そして、クランク4に、該クランク4の回転中心から偏心した位置に針棒ロッド5が回転自在に軸支され、針棒ロッド5の先端に針棒抱き6が針棒ロッド5に対して回転自在に軸支されている。また、針棒抱き6には、その挿通穴に針棒7が挿通され、ミシンアーム2の下面から下方に突出された状態で約中間部が止めねじ8によって針棒抱き6に固定されている。さらに、針棒7の下端部に針止め9がねじ込まれ、該針止め9に複数本の針10が針固定ねじ11で固定されている。
なお、詳細には図示しないが、ミシンベッドの上に水平に取り付けられた針板には、針落ち穴が形成されており、前述した針10は、針板の針落ち穴に対向するように位置決めされている。また、針板の下方には、ルーパが左右方向に揺動自在に軸支されている。
このようなミシン1において、上軸3を介してクランク4が回転するとき、針棒ロッド5が上下に往復移動し、針棒抱き6を介して針棒7、すなわち、針10が鉛直方向に往復移動する。この際、針10は、図示しない針板の針落ち穴に挿通されるとともに、図示しないルーパが針10の上下往復移動に同期して左右方向に揺動するものである。
ここで、各針10にそれぞれ針糸が挿通されるとともに、ルーパにルーパ糸が挿通されていると、針10が上昇するとき、各針10に針糸ループが形成され、ルーパが全ての針糸ループを掬うように揺動して、針糸ループを捕捉することにより縫製されるようになっている。
ところで、針10とルーパとの位置がずれると、針糸ループを捕捉することができず、目飛びといわれる縫製不良が発生する。このため、針10が針板の針落ち穴の中央を正確に挿通するように調整する必要がある。
このため、ミシンアーム2の先端面に、ヘッドカバー12が複数本のビスによって固定され、該ヘッドカバー12には、針棒抱き6に針棒7を固定する止めねじ8に対向して調整穴12aが形成されている。そして、ヘッドカバー12の調整穴12aは、通常、ゴム製の詰め栓13によって閉鎖されている。
したがって、針10の調整に際しては、詰め栓13を取り外した後、調整穴12aからドライバを差し込んで止めねじ8を緩めて、針棒7を軸線回りに回転させ、針10が針板の針落ち穴の中央を正確に挿通するように調整する。また、針10の高さ位置についても、止めねじ8を緩めた状態で、針棒7を軸線方向に上下させて調整する。針10の調整が終了すれば、止めねじ8を締め込んで針棒7を固定し、調整穴12aに詰め栓13を押し込んで閉鎖する(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−38881号公報
ところで、前述したように、ヘッドカバーに形成された調整穴は、通常、ゴム製の詰め栓によって閉鎖されている。すなわち、調整穴が開放されていると、埃などが調整穴を通してミシンアームの内部に侵入して堆積し、余剰の潤滑油を吸収してミシンアームに形成された針棒の挿通穴から漏洩し、縫製作業中の生地を汚損するおそれがあるからである。
しかしながら、経年変化によって詰め栓が劣化して硬化すると、ミシンの外周面を拭いている場合などに、詰め栓が調整穴から簡単に脱落して紛失することがある。また、針棒の調整に際して詰め栓を取り外した際に、詰め栓を紛失することもある。このように、詰め栓を紛失すると、調整穴は開放されたままとなり、前述したように、潤滑油の漏洩などの不具合を発生させるおそれがある。
また、調整穴に雌ねじを形成し、調整穴にビスをねじ込んで調整穴を閉鎖することも知られているが、調整穴を開放するには、ドライバーが必要になり、作業が煩雑になる他、ビスを紛失した場合には同様の事態を招来するものである。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、調整穴の開閉蓋を簡単に脱落することなく保持して調整穴を開閉することができるミシンを提供するものである。
本発明は、回転自在なクランクに針棒ロッドが昇降自在に連結されるとともに、針棒ロッドに針棒抱きが連結され、また、針棒抱きに止めねじを介して針棒が固定される一方、針棒を固定する止めねじに対向してヘッドカバーまたはミシンアームに調整穴が形成されたミシンにおいて、ヘッドカバーまたはミシンアームに、その調整穴を開閉する開閉蓋が回動自在もしくは摺動自在に設けられていることを特徴とするものである。
本発明によれば、ヘッドカバーまたはミシンアームに対して開閉蓋を回動させ、あるいは、摺動させることにより、ヘッドカバーまたはミシンアームに形成された調整穴を開閉することができる。
したがって、開閉蓋をヘッドカバーまたはミシンアームから簡単に脱落することなく保持することができ、開閉蓋が紛失して、調整穴が開放されたままとなることを確実に防止でき、調整穴の開放に伴う不具合の発生を防止することができる。
ここで、回動ストローク端あるいは摺動ストローク端にストッパなどを設けることにより、開閉蓋の回動範囲あるいは摺動範囲を規制することができる。
本発明において、前記開閉蓋がヘッドカバーまたはミシンアームに回動自在に軸支されるとともに、ヘッドカバーまたはミシンアームに開閉蓋の回動範囲にわたって略扇形状の凹部が形成され、開閉蓋が凹部の周面と係止する位置にあるとき、調整穴が開閉蓋によって閉鎖されると、針の調整作業が終了した後、開閉蓋を略扇形状の凹部の周面に係止するまで軸支部回りに回動させることで、調整穴を確実に閉鎖することができ、調整穴を通して埃などが侵入するのを防止することができる。
この場合、開閉蓋を自重で回動するように軸支すれば、調整穴を開放する位置にある開閉蓋から指を離すことにより、開閉蓋は自重で略扇形状の凹部の周面に係止するまで回動し、調整穴を閉鎖する位置に確実に復帰する。したがって、開閉蓋によって調整穴を閉鎖する操作を失念して、調整穴が開放されたままとなることを確実に防止することができる。
本発明において、前記開閉蓋に把手が形成されていると、把手に指先を当てて開閉蓋を回動あるいは摺動させることができ、好ましい。
本発明によれば、調整穴の開閉蓋を簡単に脱落することなく保持して調整穴を開閉することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1および図2には、本発明のミシン1の一実施形態が示されている。
なお、図1および図2においては、先に説明した針10を鉛直方向に往復移動させる機構を省略して示している。このため、針10の往復移動機構については、図3に示した部材の符号をそのまま援用するものとする。
図1および図2において、ミシンアーム2の先端面には、パッキン14を介してヘッドカバー12が複数本のビス15を介して固定されている。そして、ヘッドカバー12には、針棒抱き6に針棒7を固定する止めねじ8に対向して、調整穴12aが形成されている他、調整穴12aから手前方向に一定の距離をおいて、雌ねじが形成された取付穴12bが形成されている。また、ヘッドカバー12の表面には、前述した調整穴12aおよび取付穴12bを包含する略扇形状の凹部12xが形成されている。この凹部12xは、取付穴12bの中心から調整穴12aを若干越える位置までの長さを半径とする劣弧を有し、後述する開閉蓋16によって調整穴12aを開閉できる中心角を有している。
一方、ヘッドカバー12の凹部12xには、開閉蓋16が配設されている。この開閉蓋16は、薄板材からなり、先端部の幅が調整穴12aの直径より大きく設定されているとともに、開閉蓋16の基端部に形成された穴16aの中心から先端縁までの長さがヘッドカバー12の略扇形状の凹部12xの半径よりもわずかに小さく設定され、また、上端縁に把手161が折り曲げ形成されている。そして、ビス17をワッシャ18および開閉蓋16の穴16aを通して取付穴12bにねじ込むことにより、開閉蓋16は、ビス17回りに回動自在に軸支される。
ここで、開閉蓋16をビス17回りに回動させ、その下端縁が略扇形状の凹部12xの周面に当接して係止されるとき、開閉蓋16は、調整穴12aを閉鎖する位置にある(図2の実線状態参照)。
次に、このように構成されたミシン1において、針10の調整作業について説明する。
まず、開閉蓋16の把手161に指を当て、開閉蓋16を押し上げてビス17回りに回動させ、調整穴12aを開放する。この際、開閉蓋16は、ヘッドカバー12との摩擦によって調整穴12aを開放する位置に保持される。次いで、調整穴12aからドライバを差し込んで止めねじ8を緩め、針棒7を軸線回りに回転させ、針10が針板の針落ち穴の中央を正確に挿通するように調整するとともに、針棒7を軸線方向に上下させ、針10の高さ位置を調整する。針10の調整が終了すれば、止めねじ8を締め込んで針棒7を固定した後、開閉蓋16の把手161に指を当てて開閉蓋16を押し下げ、凹部12xの周面に当接して係止されるまでビス17回りに回動させることにより、調整穴12aを開閉蓋16によって閉鎖することができる。
この結果、開閉蓋16を紛失し、調整穴12aが開放されたままの状態になることを確実に防止することができ、開放されたままの調整穴を通して埃などが侵入して不具合が発生するのを防止することができる。
ここで、取付穴12bに対するビス17の螺合状態を調整することにより、ヘッドカバー12の凹部12xの表面と開閉蓋16の裏面との間に隙間を形成し、開閉蓋16を自重でビス17回りに回動するように軸支することができる。開閉蓋16を自重で回動するように軸支すると、調整穴12aを開放する位置にある開閉蓋16から指を離せば、開閉蓋16は自重で略扇形状の凹部12xの周面に係止するまで回動し、調整穴12aを閉鎖する位置に確実に復帰する。したがって、調整穴12aを閉鎖する開閉蓋16の操作を忘れて、調整穴12aが開放されたままとなることを確実に防止することができる。
ところで、前述した実施形態においては、偏平縫いミシンのヘッドカバー12に調整穴12aを形成し、また、ヘッドカバー12に開閉蓋16を回動自在に軸支して調整穴12aを開閉する場合を例示したが、ミシンアーム2に調整穴を形成することもできる。この場合は、ミシンアーム2に、調整穴を開閉する開閉蓋を回動自在に軸支すればよい。
また、開閉蓋を回動自在に軸支することに代えて、開閉蓋を摺動自在に設けて調整穴を開閉するようにしてもよい。例えば、ヘッドカバーまたはミシンアームに、調整穴を挟んで対向する一対のガイドレールを縦方向もしくは横方向に形成し、ガイドレールに開閉蓋を嵌挿することにより、調整穴を開閉してもよい。この場合、開閉蓋の抜け出しを防止するため、ストローク端にストッパを設ければよい。
さらに、偏平縫いミシンに限らず、オーバーロックミシンなど、針棒抱きに針棒を止めねじにて固定し、該止めねじに対向してカバーなどに調整穴を形成した各種ミシンに適用することができる。
以上のように本発明によれば、開閉蓋を紛失し、調整穴が開放されたままになることを確実に防止することができ、開放されたままの調整穴を通して埃などが侵入して不具合が発生するのを防止することができることから、縫製作業を円滑に遂行することができる。
本発明のミシンの一実施形態を示す分解斜視図である。 図1のミシンのヘッドカバーを示す正面図、A−A線断面図およびB−B線断面図である。 従来のミシンの要部を説明する分解斜視図である。
符号の説明
1 ミシン
2 ミシンアーム
4 クランク
5 針棒ロッド
6 針棒抱き
7 針棒
8 止めねじ
10 針
12 ヘッドカバー
12a 調整穴
12b 取付穴
12x 略扇形状の凹部
16 開閉蓋
161 把手

Claims (3)

  1. 回転自在なクランクに針棒ロッドが昇降自在に連結されるとともに、針棒ロッドに針棒抱きが連結され、また、針棒抱きに止めねじを介して針棒が固定される一方、針棒を固定する止めねじに対向してヘッドカバーまたはミシンアームに調整穴が形成されたミシンにおいて、ヘッドカバーまたはミシンアームに、その調整穴を開閉する開閉蓋が回動自在もしくは摺動自在に設けられていることを特徴とするミシン。
  2. 前記開閉蓋がヘッドカバーまたはミシンアームに回動自在に軸支されるとともに、ヘッドカバーまたはミシンアームに開閉蓋の回動範囲にわたって略扇形状の凹部が形成され、開閉蓋が凹部の周面と係止する位置にあるとき、調整穴が開閉蓋によって閉鎖されることを特徴とする請求項1記載のミシン。
  3. 前記開閉蓋に把手が形成されていることを特徴とする請求項1または2記載のミシン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102251359A (zh) * 2010-05-17 2011-11-23 兄弟工业株式会社 缝纫机和面板部件

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