JP2006196805A - 半導体レーザ - Google Patents

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Abstract

【課題】 半導体レーザに関し、自己形成型量子ドットからなる活性層をもつ半導体レーザに改変を加える旨の簡単な手段を採ることで、共振器方向に電流を不均一に注入することを可能にし、従来のように、1つのレーザに対し、2つ以上の電極を形成したり、2つ以上の電源を用いるなどの複雑な構成を不要にしようとする。
【解決手段】 自己形成型量子ドット6Aからなる活性層が形成され、一方の端面に高反射膜HRが、また、他方の端面に低反射膜LRが形成された半導体レーザであって、高反射膜HR側に於ける量子ドット6Aの密度が低反射膜LR側に於ける量子ドット6Aの密度に比較して大きいことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光ファイバ通信に用いられる半導体レーザ、特に光ファイバ増幅を励起するのに必要な高出力半導体レーザに関するものである。
光ファイバ通信において、ファイバ内を伝搬して減衰した光信号の増幅は、例えばエルビウムドープファイバを用いたファイバ増幅器を用いておこなわれている。ファイバ増幅器では、減衰した光信号を励起光によって増幅する方法が用いられている。この励起光の光源には高出力を発生する半導体レーザが必要とされている。
例えば、ファブリ・ペロー型半導体レーザにおいて、高出力を得るためには、光を取り出す側の端面に低反射膜を施し、もう一方の端面には高反射膜を施すのが一般的である。
このような、非対称な端面反射率をもつ構造では、レーザ共振器内において、低反射膜側に電界がより強く集中する。このため、低反射膜(出射)側のキャリア密度が高反射膜側に比較して減少してしまう空間的ホールバーニングと呼ばれる現象が発生する。
この現象により、レーザの低反射膜側からの光出射効率は、キャリア密度が共振器方向で一定の場合と比較して低下するという問題がある。
そこで、レーザ共振器方向に生じる空間的ホールバーニングを考慮に入れた上で、出射効率が最大となるよう両端面の反射率を最適化する手段が提案された(例えば、特許文献1を参照。)。
しかしながらこの従来例では、空間的ホールバーニングの影響下での最適化であることから、空間的ホールバーニングが抑制された場合と比較すると出射効率が低くなるという問題がある。
また、空間的ホールバーニングによる光出射効率の低下を抑制する目的で、共振器方向に電極を分割して、キャリアが多く消費される低反射膜側により多くの電流を流すことで解決する手段が提案された(例えば、特許文献2を参照。)。
しかしながらこの従来例では、電極を2 つ形成する工程を経なければならない上、1 つのレーザに対して2 つの電源装置が必要になり、制御装置が複雑になる旨の問題がある。
特開平6−85382号公報 特開平6−268312号公報
本発明では、自己形成型量子ドットからなる活性層をもつ半導体レーザに改変を加える旨の簡単な手段を採ることで、共振器方向に電流を不均一に注入することを可能にし、従来のように、1つのレーザに対し、2つ以上の電極を形成したり、2つ以上の電源を用いるなどの複雑な構成を不要としようとする。
本発明に依る自己形成型量子ドットを用いた半導体レーザに於いては、自己形成型量子ドットからなる活性層が形成され、一方の端面に高反射膜が、また、他方の端面に低反射膜が形成された半導体レーザであって、高反射膜側に於ける量子ドットの密度が低反射膜側に於ける量子ドットの密度に比較して大きいことを特徴とする。
前記手段を採ることに依り、導波路の端面の反射率が非対称な半導体レーザに於いて、低反射膜側では密度が相対的に小さい量子ドットを形成することに依り、半導体レーザの光出射効率を高めることが可能となる。その結果、導波路の端面反射率が非対称である半導体レーザにおいて、レーザ発振時に生じる空間的ホールバーニングによる光出射効率の低下は抑制することができ、そして、そのような効果は一つの電極と電源装置によって容易に達成することが可能であり、高出力、且つ、高効率の半導体レーザが複雑な制御装置を用いることなく実現することができる。
本発明では、導波路端面の光反射率が非対称な構造の半導体レーザに於いて、活性層を構成する自己形成型量子ドットの密度を変化させる旨の改変を施すことで、低反射膜側での光出射効率を向上させるものである。
自己形成型量子ドットの密度を変化させる為には、自己形成型量子ドットを形成する下地半導体に於ける格子定数を選択的に相違させて利用するか、或いは、製造工程に改変を加えることで実現している。
図1は本発明に依る自己形成型量子ドットを用いた半導体レーザを表す要部切断側面図であり、図に於いて、1はn型GaAs基板、2はn型GaAsバッファ層、3はn型Al0.4 Ga0.6 Asクラッド層、4はGaAs−SCH(separate confinement heterostructure)層、5AはIn0.15Ga0.85As第1下地領域、5BはGaAs第2下地領域、6は活性層であるInAs量子ドット6Aを覆うIn0.15Ga0.85Asキャップ層、7はGaAs−SCH層、8はp型Al0.4 Ga0.6 Asクラッド層、9はp型Al0.2 Ga0.8 As格子定数差緩和兼クラッド層、10はp型GaAsコンタクト層、11はp側電極、12はn側電極、HRは高反射膜、LRは低反射膜をそれぞれ示している。
図1の半導体レーザに於いて、In0.15Ga0.85As第1下地領域5A及びGaAs第2下地領域5Bを形成するには、第1下地領域5AとなるべきIn0.15Ga0.85As層を全面に形成し、第2下地領域5Bの形成予定部分に開口をもつハードマスク膜を用い、ドライエッチング法によるIn0.15Ga0.85As層のエッチング、エッチングされた部分へのGaAs第2下地領域5Bの成膜を実施して、第1下地領域5A及び第2下地領域5Bを完成する。
その後、第1下地領域5A及び第2下地領域5B上に量子ドットを形成すれば、形成された量子ドット6Aの密度が第2下地領域5B上で3.0×1010cm-2であり、また、第1下地領域5A上では4.0×1010cm-2となる。
その後、活性層上に各上部層を形成し、量子ドット6Aの密度が小さい、即ち、下地がGaAs第2下地領域5Bである側には低反射膜LRを、そして、量子ドットAの密度が高い、即ち、下地が第1下地領域5Aである側には高反射膜HRをそれぞれ形成する。
レーザ発振時には、レーザ出射側で光子密度が高くなるため、この前端面でキャリア密度が不足することになるが、本発明に依る前記構造では、レーザ共振器前方向での光閉じ込め係数ならびに利得が小さいため、キャリア密度の減少を抑制することができ、レーザの光出射効率を高めることが可能となる。
図2乃至図4は図1について説明した半導体レーザ、即ち、活性層に量子ドットを用いたファブリ・ペロー型半導体レーザを製造する工程を説明する為の工程要所に於ける半導体レーザを表す要部切断側面図であり、以下、これ等の図並びに第1図を参照しつつ説明する。尚、図2乃至図4に於いては、図1に於いて用いた記号と同記号は同部分を表すか或いは同じ意味を持つものとする。
ここで説明する半導体レーザは、前端面(出射端面)側の下地層を例えばGaAs、後端面側の下地層を例えばIn0.15Ga0.85Asとし、前端面側のInAs量子ドットの密度を後端面側に比較して相対的に小さくした構造になっている。
図2参照
(1)
n型GaAs基板1上にn型GaAsバッファ層2、n型AlGaAsクラッド層3、ノンドープGaAs−SCH層4、ノンドープInGaAs下地層5を成膜する。
ここで、各層の主要なデータを例示すると、
(a)n型GaAsバッファ層2について
厚さ:500nm
ドーピング濃度:1.0×1018cm-3
(b)n型AlGaAsクラッド層3について
Al組成:40%
ドーピング濃度:6.0×1017cm-3
厚さ:1400nm
(c)ノンドープGaAs−SCH層4について
厚さ:150nm
(d)ノンドープInGaAs下地層5について
In組成:0.15
厚さ:4nm
図3参照
(2)
幅300μm、長さが150μmのレジストパターンをEB露光もしくは干渉露光に依って形成し、次いで、スパッタ法を適用することに依り、全面にSiO2 膜を形成し、次いで、レジストパターンを剥離し、その上のSiO2 膜をリフトオフすることで、第1下地領域形成予定部分を覆うSiO2 からなるマスクパターン13を形成する。尚、L1及びL2は共に150μmである。
図4参照
(3)
レジストを剥離後、ドライエッチング法、或いは、ウエットエッチング法を適用することに依り、マスクパターン13で覆われていない箇所のInGaAs下地層5をエッチングして第2下地領域形成予定部分となるべき段差領域を形成する。この工程を経ることで第1下地領域5Aが形成される。次いで、前記段差部分を埋める厚さ4nmのGaAsからなる第2下地領域5Bを形成する。
図1参照
(4)
第1下地領域5A及び第2下地領域5Bからなる下地層上にInAs量子ドット6Aを形成する。次いで、厚さ4nmでIn組成が0.15であるノンドープInGaAsキャップ層6を形成する。次いで、厚さ150nmのノンドープGaAs−SCH層7を形成する。次いで、Al組成が0.4でドーピング濃度が1.0×1018cm-3、厚さが1400nmのp型AlGaAsクラッド層8を形成する。次いで、Al組成が0.2、ドーピング濃度が2.0×1019cm-3、厚さが20nmのp型AlGaAsクラッド層9を形成する。更にその上部にドーピング濃度が2.0×1019cm-2、厚さが400nmのp型GaAsコンタクト層10を形成する。
(5)
その後、EB露光法或いは干渉露光法を適用することに依り、幅が3.0μm、長さが300μmの溝をもつレジストパターンを形成し、次いで、スパッタリング法を適用することに依ってSiO2 膜を形成し、前記レジストパターンを溶解するリフトオフに依って前記SiO2 膜のパターニングを行い、メサ形成予定部分を覆うSiO2 膜のみを残して他を除去し、残ったSiO2 膜をマスクとしてドライエッチング法を適用して高さ1500nm、幅3μmのリッジメサを形成してからSiO2 膜からなるマスクを除去する。最後にp型GaAsコンタクト層10上にp側電極11を、そして、n型GaAs基板1裏面にn側電極12を形成し、更に、低反射膜LR及び高反射膜HRを形成して完成する。
図5は活性層に量子ドットを用いた分布帰還(distributed feedback:DFB)型半導体レーザに本発明を実施した例を説明する為の要部切断側面図であり、図1乃至図5に於いて用いた記号と同記号は同部分を表すか或いは同じ意味を持つものとする。
実施例2の半導体レーザが実施例1の半導体レーザと相違するところは、
(a) n型AlGaAsクラッド層3表面に周期が200nm、高さが20nmの凹凸 構造を形成し、それをノンドープGaAs−SCH層4で埋め込み、回折格子14 を形成してあること。尚、14Aはλ/4位相シフトを示している。
(b) ノンドープGaAs−SCH層4上に形成した下地層が前端面(出射端面)側及 び後端面側でノンドープInGaAs第1下地領域5Aになっていて、その間に在 る部分(λ/4位相シフト14A及びその近傍)がノンドープGaAs第2下地領 域5Bになっていること。
(c) その結果、量子ドット6Aは、前端面側及び後端面側で高い密度で形成され、中 央部分では低い密度で形成されていること。尚、前端面及び後端面には無反射膜A Rが形成されている。
にある。
実施例2であるDFB型半導体レーザを製造する工程は、実施例1の半導体レーザを製造する工程の大部分を応用することができる為、上記(a)、(b)、(c)に係わる工程ついて説明する。
(a) n型AlGaAsクラッド層3の表面に回折格子を作製する為の凹凸構造を形成 するには、周知の技術を適用して実現することができ、例えば、EB露光法とドラ イエッチング法とを適用することで実現できる。
(b) ノンドープInGaAs第1下地領域5A及びノンドープGaAs第2下地領域 5Bを形成するには、ノンドープGaAs−SCH層4上にIn組成が0.15、 厚さ4nmのノンドープInGaAs層を形成し、次いで、EB露光法或いは干渉 露光法を適用し、第2下地領域形成予定部分に幅300μm、長さ100μmのレ ジストパターンを形成し、その後、スパッタ法により全面にSiO2 膜を形成し、 次いで、レジストを剥離し、その上のSiO2 膜をリフトオフすることで、半導体 レーザの前端面側及び後端面側の第1下地領域形成予定部分を覆うSiO2 からな るマスクパターンを形成し、ドライエッチング法もしくはウエットエッチング法を 適用することに依り、マスクパターンが施されていない箇所、即ち、中央部分に表 出されているノンドープInGaAs層をエッチングして溝を形成し、続いて、前 記溝にGaAsを選択成長して埋め込むことで第2下地領域5Bが形成され、その 両側には第1下地領域5Aが形成された構造を作製する。
(c) 前端面側及び後端面側の二箇所に在る第1下地領域5A及び二箇所の第1下地領 域5Aに挟まれた第2下地領域5Bからなる下地層上にInAs量子ドット6Aを 形成すると、中央部分に於ける量子ドット6Aの密度は低く、その両側に於ける量 子ドット6Aの密度は高くなる。
上記説明した実施例2であるDFB型半導体レーザでは、上記(a)、(b)、(c)に記述したところを除き、例えば、半導体層の寸法、不純物濃度、加工技術など全て実施例1と同じである。
実施例3は、活性層に量子ドットを用いたファブリ・ペロー型半導体レーザであって、量子ドットは実施例1と同様に前端面(出射端面)側の密度が小さく、そして、後端面側の密度が大きくなっている。それにも拘わらず、それ等量子ドットの下地層は一様なGaAs層のみで構成されていることが特徴になっている。このような構成を実現するには、その製造工程に工夫が必要となる。
図6は実施例3であるファブリ・ペロー型半導体レーザを表す要部切断側面図であり、図1乃至図5に於いて用いた記号と同記号は同部分を表すか或いは同じ意味を持つものとする。
実施例3の半導体レーザが特徴的であるところは、密度を異にする量子ドットの下地が組成一様なGaAs−SCH層4になっていることである。
図7乃至図10は実施例3のファブリ・ペロー型半導体レーザを製造する工程を説明する為の工程要所に於ける半導体レーザの要部切断側面図であり、以下、これ等の図を参照しつつ説明する。尚、図1乃至図6に於いて用いた記号と同記号は同部分を表すか或いは同じ意味を持つものとする。
図7参照
(1) n型GaAs基板1上にn型GaAsバッファ層2、n型AlGaAsクラッド層3、ノンドープGaAs−SCH層4を形成する。尚、各層の寸法、不純物濃度、組成などは実施例1と全く同じである。
(2) ノンドープGaAs−SCH層4を下地層として、面密度が3.0×1010cm-2であるInAs量子ドット6Aを形成する。勿論、この場合は、量子ドット6Aの密度は一様になっている。
(3)
量子ドット6Aを埋め込むノンドープInGaAsキャップ層6を形成する。
(4)
ノンドープGaAs−SCH層7を形成してから、その上に長さL1が150μm、幅300μmのSiO2 からなるマスクパターン13を形成する。
図8参照
(5)
ドライエッチング法を適用することに依り、マスクパターン13をマスクとしてノンドープGaAs−SCH層7、ノンドープInGaAsキャップ層6、量子ドット6Aのエッチングを行う。この工程に依り、マスクパターン13で覆われていない部分には段差部分が生成される。
図9参照
(6)
段差部分に表出させたノンドープGaAs−SCH層4を下地として面密度が1.5×1010cm-2であるInAs量子ドット6Aを形成する。ここで、量子ドット6Aの成長時に面密度を変えるには、前記工程(2)で適用した量子ドットの成長温度に比較して高い温度で成長するか、若しくは、InAsの供給量を少なくすることで実現できる。
(7)
段差部分にノンドープInGaAsキャップ層6、ノンドープGaAs−SCH層7をを積層形成する。
図10参照
(8)
マスクパターン13を除去した後、p型AlGaAsクラッド層8、p型AlGaAsクラッド層9、p型GaAsコンタクト層10を形成する。
(9)
幅が3.0μm、長さが300μmのSiO2 からなるマスクパターンを形成し、ドライエッチング法を適用することに依り、幅Wが3.0μm、高さHが1500nmのリッジメサを形成する。
(10)
リッジメサ上部にp 側電極11を、そして、n型GaAs基板側にn側電極12を形成する。
(11)
最後に、量子ドットの密度が高い(3.0×1010cm-2)側の端面に反射率が90%の高反射膜HRを、そして、量子ドットの密度が低い(1.5×1010cm-2)側の端面に反射率が5%の低反射膜LRを形成する。
前記説明した実施例3は、ファブリ・ペロー型半導体レーザへの適用例であるが、実施例2で説明したようなDFB型半導体レーザへの適用も可能であり、また、実施例1乃至3はGaAs/AlGaAs系材料に於けるInAs量子ドットの形成に関して説明したが、これは他の系の材料、例えばInP/InGaAsP系、InP/AlInGaAs系などの材料であっても同様に実施することができ、更にまた、活性層である量子ドットの層は多層化されていても良く、その際、格子定数が異なる2種類以上の半導体からなる下地層も多層化されていて良い。
本発明に於いては、前記説明した実施例を含め、多くの形態で実施することができ、以下、それを付記として例示する。
(付記1)
自己形成型量子ドットからなる活性層が形成され、一方の端面に高反射膜が、また、他方の端面に低反射膜が形成された半導体レーザに於いて、
高反射膜側に於ける量子ドットの密度が低反射膜側に於ける量子ドットの密度に比較して大きいこと
を特徴とする半導体レーザ。
(付記2)
レーザ共振器軸方向に於ける高反射膜側と低反射膜側とで格子定数を異にする複数の下地領域からなる自己形成型量子ドットの下地層が形成されていること
を特徴とする(付記1)記載の半導体レーザ。
(付記3)
複数層の自己形成型量子ドットからなる活性層を備えてなること を特徴とする(付記1)或いは(付記2)記載の半導体レーザ。
(付記4)
レーザ共振器軸方向に於ける高反射膜側と低反射膜側とで格子定数を異にする複数の下地領域からなる自己形成型量子ドットの下地層及び該下地層上に生成された自己形成型量子ドットからなる活性層を一組の層として複数組の層が形成されていること
を特徴とする(付記2)記載の半導体レーザ。
(付記5)
共振器軸方向の任意の位置にλ/4の位相シフトが形成された回折格子を備え、且つ、自己形成型量子ドットからなる活性層を備え、両端面に無反射膜が形成された分布帰還型半導体レーザに於いて、
前記位相シフトが存在する位置の近傍に於ける自己型成型量子ドットの密度が前記位相シフトが存在する位置から両端面方向に延在する自己形成型量子ドットの密度に比較して小さいこと
を特徴とする分布帰還型半導体レーザ。
(付記6)
位相シフトが存在する位置の近傍の下地領域と前記位相シフトが存在する位置から両端面方向に延在する下地領域とで格子定数を異にする2種類の半導体で構成された下地層上に自己形成型量子ドットからなる活性層が形成されてなること
を特徴とする(付記5)記載の分布帰還型半導体レーザ。
(付記7)
複数層の自己形成型量子ドットからなる活性層を備えてなること
を特徴とする(付記5)或いは(付記6)記載の分布帰還型半導体レーザ。
(付記8)
位相シフトが存在する位置の近傍の下地領域と前記位相シフトが存在する位置から両端面方向に延在する下地領域とで格子定数を異にする2種類の半導体で構成された下地層及び該下地層上に生成された自己形成型量子ドットからなる活性層を一組の層として複数組の層が形成されてなること
を特徴とする(付記6)記載の分布帰還型半導体レーザ。
本発明に依る自己形成型量子ドットを用いた半導体レーザを表す要部切断側面図である。 図1について説明した半導体レーザを製造する工程を説明する為の工程要所に於ける半導体レーザを表す要部切断側面図である。 図1について説明した半導体レーザを製造する工程を説明する為の工程要所に於ける半導体レーザを表す要部切断側面図である。 図1について説明した半導体レーザを製造する工程を説明する為の工程要所に於ける半導体レーザを表す要部切断側面図である。 活性層に量子ドットを用いた分布帰還型半導体レーザに本発明を実施した例を説明する為の要部切断側面図である。 実施例3のファブリ・ペロー型半導体レーザを表す要部切断側面図である。 実施例3のファブリ・ペロー型半導体レーザを製造する工程を説明する為の工程要所に於ける半導体レーザの要部切断側面図である。 実施例3のファブリ・ペロー型半導体レーザを製造する工程を説明する為の工程要所に於ける半導体レーザの要部切断側面図である。 実施例3のファブリ・ペロー型半導体レーザを製造する工程を説明する為の工程要所に於ける半導体レーザの要部切断側面図である。 実施例3のファブリ・ペロー型半導体レーザを製造する工程を説明する為の工程要所に於ける半導体レーザの要部切断側面図である。
符号の説明
1 n型GaAs基板
2 n型GaAsバッファ層
3 n型Al0.4 Ga0.6 Asクラッド層
4 GaAs−SCH層
5A In0.15Ga0.85As第1下地領域
5B GaAs第2下地領域
6 In0.15Ga0.85Asキャップ層
7 GaAs−SCH層
8 p型Al0.4 Ga0.6 Asクラッド層
9 p型Al0.2 Ga0.8 As格子定数差緩和兼クラッド層
10 p型GaAsコンタクト層
11 p側電極
12 n側電極
HR 高反射膜
LR 低反射膜

Claims (4)

  1. 自己形成型量子ドットからなる活性層が形成され、一方の端面に高反射膜が、また、他方の端面に低反射膜が形成された半導体レーザに於いて、
    高反射膜側に於ける量子ドットの密度が低反射膜側に於ける量子ドットの密度に比較して大きいこと
    を特徴とする半導体レーザ。
  2. レーザ共振器軸方向に於ける高反射膜側と低反射膜側とで格子定数を異にする複数の下地領域からなる自己形成型量子ドットの下地層が形成されていること
    を特徴とする請求項1記載の半導体レーザ。
  3. 共振器軸方向の任意の位置にλ/4の位相シフトが形成された回折格子を備え、且つ、自己形成型量子ドットからなる活性層を備え、両端面に無反射膜が形成された分布帰還型半導体レーザに於いて、
    前記位相シフトが存在する位置の近傍に於ける自己形成型量子ドットの密度が前記位相シフトが存在する位置から両端面方向に延在する自己形成型量子ドットの密度に比較して小さいこと
    を特徴とする分布帰還型半導体レーザ。
  4. 位相シフトが存在する位置の近傍の下地領域と前記位相シフトが存在する位置から両端面方向に延在する下地領域とで格子定数を異にする2種類の半導体で構成された下地層上に自己形成型量子ドットからなる活性層が形成されてなること
    を特徴とする請求項3記載の分布帰還型半導体レーザ。
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