JP2006195812A - ワークフロー管理装置、ワークフロー管理方法、ワークフロー管理プログラム及び記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】新旧両組織のワークフローを共存させ、矛盾無く処理する。
【解決手段】組織情報として、組織を識別する組織識別情報と、当該組織の存続期間の最終日時を表す最終日時情報と、組織の有効・無効状態を識別する組織状態識別情報と、を含む組織情報格納手段24と、個人情報として、個人を識別する個人識別情報と、該個人が現在所属している及び/又は過去に所属していた組織を識別する組織識別情報と、該組織識別情報毎に、組織に所属している又は所属していた最終日時を表す所属最終日時情報と、を含む個人情報格納手段25と、組織情報及び個人情報を参照し、ユーザのワークフロー処理を許可するか否かを判定するワークフロー処理可否判定手段23と、許可すると判定されると、ワークフローの定義情報に基づいたワークフロー処理手段26と、を有し、組織変更後及び変更前の新旧両組織に係るワークフローを共存処理可能なことによって解決する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ワークフロー管理装置、ワークフロー管理方法、ワークフロー管理プログラム及び記録媒体に関する。
近年、複数の担当者がネットワークを経由して仕事をする際に、該仕事を円滑に進めるため、担当者間で受け渡すドキュメントや情報の流れを管理し、自動化するワークフローシステムが知られている。
一方、一般的に、会社等において組織改変や、人事異動等があった場合、一般社員へはある日突然通達が行われることが多い。
なお、組織変更等に言及しているワークフロー関連の従来技術として、特許文献1から特許文献4がある。
特許文献1記載の技術は、作業内容や組織の変更に対して柔軟な業務システムの提供を目的とし、組織の構造単位と、ユーザの関係を登録した組織構成情報と、各構造単位の作業分担を登録した作業分担情報及び作業環境情報を定義し、作業内容の変更は作業環境情報の変更・再配布、組織変更には組織情報と作業分担情報とを変更することで対応している。
特許文献2記載の技術は、多種多様なワークに関する書類を整理し、整理後に発生した組織変更等の変化に対応することを目的とし、その手段としてプロセス・部門・文書を体系化している。
特許文献3記載の技術は、各種業務に関する情報の流れを管理・制御することを目的とし、組織変更や人事異動時の流れの変更を容易にするため、ワークフローパッケージ間の相互参照テーブルを設け、変更をスムーズに反映させている。
特許文献4記載の技術は、組織変更等により、割り当て先がなくなったとき、変更前に関連があった組織にBP(ビジネスプロセス)定義の更新支援を提供することを目的とするものである。
特開平08−161393号公報 特開平09−091339号公報 特開平10−269302号公報 特開平11−353394号公報
しかしながら、組織改変や、人事異動等の通達時期が必ずしも業務の切れ目と一致するとは限らないため、例えば下記の例に示すような問題が起こる。
・旧組織における予算の締めがまだ終わっておらず、また、旧組織の予算で購入予定であったため、旧組織の所属権限でワークフローを起動し、例えばPC等の購入申請書の起票をしたい。
・一方、例えば顧客との契約更新時期が近づいており、新組織の所属権限で早速ワークフローを起動し、新組織の名前が入った例えば契約更新書の起票をしたい。
また、組織改変以外に、人事異動の場合も下記に示すような、上述した問題と同様の問題が起こる。例えば、
・旧組織における予算の締めがまだ終わっておらず、また、旧組織の予算で購入予定であったため、旧組織の所属権限でワークフローを起動し、例えばPC等の購入申請書の起票をし、旧組織の上司にワークフロー上において承認等行ってもらいたい。
・一方、例えば新たな組織において自身の業務に係り、例えば顧客との契約更新時期が近づいており、新組織の所属権限で早速ワークフローを起動し、例えば契約更新書の起票をし、新組織の上司にワークフロー上において承認等を行ってもらいたい。
また、上述した特許文献1から特許文献4は、組織変更等を効率よくスムーズに一斉に切り替えることを目的としており、新旧両組織のワークフローを共存させ、矛盾無く処理することはできない問題があった。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、新旧両組織のワークフローを共存させ、矛盾無く処理することを目的とする。
そこで、上記課題を解決するため、本発明は、組織情報として、組織を識別する組織識別情報と、当該組織の存続期間の最終日時を表す最終日時情報と、組織の有効・無効状態を識別する組織状態識別情報と、を含む組織情報格納手段と、個人情報として、個人を識別する個人識別情報と、該個人が現在所属している及び/又は過去に所属していた組織を識別する組織識別情報と、該組織識別情報毎に、組織に所属している又は所属していた最終日時を表す所属最終日時情報と、を含む個人情報格納手段と、前記組織情報格納手段に格納されている組織情報及び前記個人情報格納手段に格納されている個人情報を参照し、ユーザのワークフロー処理を許可するか否かを判定するワークフロー処理可否判定手段と、前記ワークフロー処理可否判定手段において、ワークフロー処理を許可すると判定されると、ワークフローの定義情報に基づいてワークフロー処理を行うワークフロー処理手段と、を有し、組織変更後及び組織変更前の新旧両組織に係るワークフローを共存処理可能なことを特徴とする。
本発明によれば、組織情報として、組織を識別する組織識別情報と、当該組織の存続期間の最終日時を表す最終日時情報と、組織の有効・無効状態を識別する組織状態識別情報と、を含む組織情報格納手段と、個人情報として、個人を識別する個人識別情報と、該個人が現在所属している及び/又は過去に所属していた組織を識別する組織識別情報と、該組織識別情報毎に、組織に所属している又は所属していた最終日時を表す所属最終日時情報と、を含む個人情報格納手段と、前記組織情報格納手段に格納されている組織情報及び前記個人情報格納手段に格納されている個人情報を参照し、ユーザのワークフロー処理を許可するか否かを判定するワークフロー処理可否判定手段と、前記ワークフロー処理可否判定手段において、ワークフロー処理を許可すると判定されると、ワークフローの定義情報に基づいてワークフロー処理を行うワークフロー処理手段と、を有し、組織変更後及び組織変更前の新旧両組織に係るワークフローを共存処理可能なことにより、組織変更後及び組織変更前の新旧両組織のワークフローを共存させ、矛盾無く処理することができる。
また、本発明は、組織情報として、組織を識別する組織識別情報を含む組織情報格納手段と、個人情報として、個人を識別する個人識別情報と、該個人が現在所属している及び/又は過去に所属していた組織を識別する組織識別情報と、該組織識別情報毎にワークフローの使用が有効か否かを識別する使用有効・無効識別情報と、を含む個人情報格納手段と、前記組織情報格納手段に格納されている組織情報及び前記個人情報格納手段に格納されている個人情報を参照し、ユーザのワークフロー処理を許可するか否かを判定するワークフロー処理可否判定手段と、前記ワークフロー処理可否判定手段において、ワークフロー処理を許可すると判定されると、ワークフローの定義情報に基づいてワークフロー処理を行うワークフロー処理手段と、を有し、組織変更又は人事異動前、及び組織変更又は人事異動後、の新旧両組織に係るワークフロー処理を共存処理可能なことを特徴とする。
本発明によれば、組織情報として、組織を識別する組織識別情報を含む組織情報格納手段と、個人情報として、個人を識別する個人識別情報と、該個人が現在所属している及び/又は過去に所属していた組織を識別する組織識別情報と、該組織識別情報毎にワークフローの使用が有効か否かを識別する使用有効・無効識別情報と、を含む個人情報格納手段と、前記組織情報格納手段に格納されている組織情報及び前記個人情報格納手段に格納されている個人情報を参照し、ユーザのワークフロー処理を許可するか否かを判定するワークフロー処理可否判定手段と、前記ワークフロー処理可否判定手段において、ワークフロー処理を許可すると判定されると、ワークフローの定義情報に基づいてワークフロー処理を行うワークフロー処理手段と、を有し、組織変更又は人事異動前、及び組織変更又は人事異動後、の新旧両組織に係るワークフロー処理を共存処理可能なことにより、組織変更又は人事異動前、及び組織変更又は人事異動後、の新旧両組織のワークフローを共存させ、矛盾無く処理することができる。
また、上記課題を解決するための手段として、ワークフロー管理方法、ワークフロー管理プログラム及び記録媒体としてもよい。
なお、特許請求の範囲に記載の組織情報格納手段は、例えば後述する組織情報格納部24に対応する。また、特許請求の範囲に記載の個人情報格納手段は、例えば後述する個人情報格納部25に対応する。また、特許請求の範囲に記載のワークフロー処理可否判定手段は、例えば後述するワークフロー処理可否判定サービス23に対応する。また、特許請求の範囲に記載のワークフロー処理手段は、例えば後述するワークフロー処理サービスに対応する。また、特許請求の範囲に記載のエラー処理手段は、例えば後述するエラー処理サービス28に対応する。また、特許請求の範囲に記載の無効化処理手段は、例えば後述する無効化処理サービス30に対応する。
本発明によれば、新旧両組織のワークフローを共存させ、矛盾無く処理することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
図1は、ワークフローシステムの一例を示す図である。図1に示されるように、ワークフローシステムは、Webサーバーであるワークフローサーバー1と、クライアントソフトウェアを含む、少なくとも1つ以上のワークフロークライアント2と、がネットワークを介して接続されている。
ユーザは、クライアントソフトウェア等を用いてワークフローサーバー1にアクセスし、ワークフローを起動する旨の要求等を行う。ワークフローの処理に係る情報又はデータは、ワークフローサーバー1において保持、管理される。なお、ワークフローサーバー1のサービスと、クライアントソフトウェアと、は、例えばSOAP(Simple Object Access Protocol)に基づいて、メッセージのやり取りを行う。
以下、ワークフローサーバー1のハードウェアの一例を、図2に示す。図2は、ワークフローサーバーの一例のハードウェア構成図である。図2に示されるように、ワークフローサーバー1は、ハードウェア構成として、それぞれバスで相互に接続されている入力装置11と、表示装置12と、ドライブ装置13と、ROM(Read Only Memory)15と、RAM(Random Access Memory)16と、CPU(Central Processing Unit)17と、インターフェース装置18と、ハードディスク19と、を含む。
入力装置11は、ワークフローサーバー1の利用者が操作するキーボード及びマウス等で構成され、ワークフローサーバー1に各種操作信号を入力するのに用いられる。表示装置12は、ワークフローサーバー1の利用者が利用するディスプレイ等で構成され、各種情報を表示する。インターフェース装置18は、ワークフローサーバー1をネットワーク等に接続するインターフェースである。
ワークフローサーバー1のプログラム(以下、単にワークフロー管理プログラムという)は、例えば、CD−ROM等の記録媒体14によってワークフローサーバー1に提供されるか、ネットワークを通じてダウンロードされる。記録媒体14は、ドライブ装置13にセットされ、ワークフロー管理プログラムが記録媒体14からドライブ装置13を介してハードディスク19にインストールされる。
ROM15は、データ等を格納する。RAM16は、例えばワークフローサーバー1の起動時等にハードディスク19からワークフロー管理プログラム等を読み出して格納する。CPU17は、RAM16に読み出され格納されたワークフロー管理プログラム等に従って処理を実行する。
ハードディスク19は、ワークフロー管理プログラムや、後述する組織情報、個人情報、ワークフロー定義情報等を格納する。
以下、ワークフロー管理プログラム及び/又はワークフローサーバー1のハードウェア等において実現されるワークフローサーバー1の一例の機能構成を図3に示す。図3は、ワークフローサーバーの一例の機能構成図である。
図3に示されるように、ワークフローサーバー1は、機能構成として、入力サービス21と、ワークフロー起動サービス22と、ワークフロー処理可否判定サービス23と、組織情報格納部24と、個人情報格納部25と、ワークフロー処理サービス26と、ワークフロー定義情報格納部27と、エラー処理サービス28と、結果出力サービス29と、無効化処理サービス30と、を含む。なお、本実施例において、サービスとは、Webサービスのことである。但し、各サービスを必ずしもWebサービスとして実装する必要は無い。
入力サービス21は、ワークフローサーバー1の入力装置11又はネットワークを介して接続されたワークフロークライアント2からの入力(入力情報)を受け付けるサービスである。ワークフロー起動サービス22は、ワークフローを起動(又は1つのワークフロー(プロセスのフロー)を生成)するサービスである。
ワークフロー処理可否判定サービス23は、組織情報格納部25に格納されている組織情報及び個人情報格納部25に格納されている個人情報を参照し、ワークフローの参加者としてワークフロー(又はプロセスを構成するアクティビティ)を実行する権限を有しているか否かを判定するサービスである。
組織情報格納部24は、組織情報を格納する格納部である。なお、組織情報格納部24に格納されている組織情報の詳細は、後述する図4、図7、図16等に示す。個人情報格納部25は、個人情報を格納する格納部である。なお、個人情報格納部25に格納されている個人情報の詳細は、後述する図5、図8、図10、図12等に示す。
ワークフロー処理サービス26は、ワークフロー定義情報格納部27に格納されているワークフロー定義情報に基づいて、ワークフロー(又はプロセス)を実行(又は処理)するサービスである。
ワークフロー定義情報格納部27は、ワークフロー定義情報を格納する格納部である。ここで、ワークフロー定義情報とは、ワークフロー(又はプロセス)のテンプレート情報であり、ワークフロー(又はプロセスのフロー)を定義する情報である。
エラー処理サービス28は、エラー通知、入力データの破棄・変数のクリアー等の後始末、等のエラー処理を行うサービスである。結果出力サービス29は、ワークフロー(又はアクティビティ)の処理結果等を表示装置12又はネットワークを介して接続されたワークフロークライアント2に出力するサービスである。
無効化処理サービス30は、旧組織を無効化するサービスである。後述するように、無効化処理サービス30は、組織コード及び上位組織コード等に基づいて下位組織から上位組織へと旧組織を無効化する。
以下、組織情報格納部24に格納されている組織情報の一例を、図4に示す。図4は、組織情報格納部に格納されている組織情報を示す図(その1)である。図4に示されるように、組織情報は、各組織毎に、項目として、「組織コード」と、「組織名」と、「存続開始日」と、「存続最終日」と、「状態」と、を含む。
例えば「組織コード」には、組織を識別する識別情報が記述(セット)され、「組織名」には、組織名が記述されている。また、「存続開始日」には、組織の存続開始日が記述され、「存続最終日」には、組織の存続最終日が記述されている。また、「状態」には、組織が有効か又は無効かを表す状態(情報)が記述されている。なお、「状態」に、組織が有効か又は無効かを表す状態以外に、組織の無効開始日等を記述するようにしてもよい。
なお、図4のAは、旧「第一研究室」の情報を表しており、図4のBは、新「第一研究室」の情報を表している。
以下、個人情報格納部25に格納されている個人情報の一例を、図5に示す。図5は、個人情報格納部に格納されている個人情報を示す図(その1)である。図5に示されるように、個人情報は、各個人毎に、項目として、「個人コード」と、「名前」と、「現所属」と、過去に何処かの組織に所属していた場合、少なくとも1つ以上の「旧所属」と、を含む。
例えば「個人コード」には、個人を識別する個人情報が記述され、「名前」には、個人の名前が記述されている。また、「現所属」には、現在所属している組織の組織コードと、該組織への所属開始日と、該組織への所属終了日(現在所属している場合は継続中)と、が記述されている。また、「旧所属」には、過去所属していた組織の組織コードと、該組織への所属開始日と、該組織への所属終了日と、が記述されている。
つまり、図5の記載例では、例えば「旧所属」は、「旧所属:所属していた組織の組織コード start=該組織への所属開始日―end=該組織の所属最終日」という形式で記載されており、「旧所属 :0001A start=2000/Jan/01−end=2002/Dec/31」は、組織コード0001Aの組織に2000年1月1日から2002年12月31日まで所属していたことを示している。
以下、ワークフローサーバー1におけるワークフロー処理の一例を、図6に示す。図6は、ワークフロー処理を示すフローチャート(その1)である。
S1において、入力サービス21は、ワークフローサーバー1の入力装置11又はネットワークを介して接続されたワークフロークライアント2から、組織コード及び個人コード等を含む入力情報を受け付け、該入力情報を引数としてワークフロー起動サービス22を呼ぶ。
ステップS2では、ワークフロー起動サービス22が、ワークフローを起動(又は、入力情報を引数として渡して、1つのワークフロー(プロセスのフロー)を生成)する。
ステップS3では、ワークフロー処理可否判定サービス23が、入力情報に含まれる組織コードに基づいて、組織情報格納部24に格納されている組織情報を参照し、過去から現在までに存在した組織の組織コードか否かを判定する。ワークフロー処理可否判定サービス23は、入力情報に含まれる組織コードが、過去から現在までに存在した組織の組織コードであると判定すると(ステップS3においてYES)、ステップS4に進み、入力情報に含まれる組織コードが、過去から現在までに存在した組織の組織コードでないと判定すると(ステップS3においてNO)、エラー処理サービス28を呼び出す(ステップS9に進む。)。
ステップS4では、ワークフロー処理可否判定サービス23が、入力情報に含まれる組織コードに対応する組織について判定する。ワークフロー処理可否判定サービス23は、組織コードに基づいて、組織情報格納部24に格納されている組織情報を参照し、対応する組織の「存続最終日」が存続中であると判定すると(ステップS4において(A))、ステップS5に進み、対応する組織の「存続最終日」が存続中でなく、且つ「状態」が有効であると判定すると(ステップS4において(B))、ステップS6に進み、対応する組織の「存続最終日」が存続中でなく、且つ「状態」が無効であると判定すると(ステップS4において(C))、エラー処理サービス28を呼び出す(ステップS9に進む。)。
ステップS5では、ワークフロー処理可否判定サービス23が、入力情報に含まれる個人コードに基づいて、個人情報格納部25に格納されている個人情報を参照し、対応する個人の「現所属」に含まれる組織コードが入力情報に含まれる組織コードと一致するか否か、つまり、該ユーザは、入力情報に含まれる組織コードに対応する組織に現在所属中か否か、を判定する。
ワークフロー処理可否判定サービス23は、ユーザが入力情報に含まれる組織コードに対応する組織に現在所属中であると判定すると(ステップS5においてYES)、ワークフロー処理サービス26を呼び出し(ステップS10に進み)、ユーザが入力情報に含まれる組織コードに対応する組織に現在所属中でないと判定すると(ステップS5においてNO)、エラー処理サービス28を呼び出す(ステップS9に進む。)。
一方、ステップS6では、ワークフロー処理可否判定サービス23が、入力情報に含まれる個人コードに基づいて、個人情報格納部25に格納されている個人情報を参照し、対応する個人の「旧所属」に含まれる組織コードが入力情報に含まれる組織コードと一致するか否か、つまり、該ユーザは、入力情報に含まれる組織コードに対応する組織に過去所属していたか否か、を判定する。
ワークフロー処理可否判定サービス23は、ユーザが入力情報に含まれる組織コードに対応する組織に過去所属していたと判定すると(ステップS6においてYES)、ステップS7に進み、ユーザが入力情報に含まれる組織コードに対応する組織に過去所属していなかったと判定すると(ステップS6においてNO)、エラー処理サービス28を呼び出す(ステップS9に進む。)。
ステップS7では、ワークフロー処理可否判定サービス23が、個人情報格納部25に格納されている個人情報より、ユーザが該組織(ステップS6において過去に所属していたと判定した組織)に所属していた所属最終日の情報(所属最終日情報)を取得する。
ステップS7に続いてステップS8に進み、ワークフロー処理可否判定サービス23は、ステップS7において取得した所属最終日情報と、入力情報に含まれる組織コードに対応する組織の「存続最終日」の情報と、が一致するか否かを判定する。ワークフロー処理可否判定サービス23は、ステップS7において取得した所属最終日情報と、入力情報に含まれる組織コードに対応する組織の「存続最終日」の情報と、が一致すると判定すると(ステップS8においてYES)、ワークフロー処理サービス26を呼び出し(ステップS10に進み)、ステップS7において取得した所属最終日情報と、入力情報に含まれる組織コードに対応する組織の「存続最終日」の情報と、が一致しないと判定すると(ステップS8においてNO)、エラー処理サービス28を呼び出す(ステップS9に進む。)。
ステップS9では、エラー処理サービス28が、エラー通知、入力データの破棄・変数のクリアー等の後始末、等のエラー処理を行う。
一方、ステップS10では、ワークフロー処理サービス26が、ワークフロー定義情報格納部27に格納されているワークフロー定義情報に基づいて、ワークフロー(又はプロセス)を実行(又は処理)する。例えば、ワークフロー処理サービス26は、プロセスの1つであるアクティビティの実行要求を、対応するユーザのクライアントソフトウェアに送信したり、該クライアントソフトウェアを用いてユーザによって実行されたアクティビティの実行結果を受け取って、該実行結果に基づき所定の処理を実行し、該実行結果をRAM16又はハードディスク19に保存したりする。
ステップS11では、結果出力サービス2が、例えば、ワークフロー処理サービス26が、ステップS10において処理を実行した実行結果等を、表示装置12又はネットワークを介して接続されたワークフロークライアント2に出力する。
図6に示すような処理を実行することにより、組織の存続最終日が過ぎていても、該組織(旧組織)が有効で、且つ最終日時に該組織に所属していたメンバーであれば、旧組織のワークフローを運用(開始、及び処理等)することができる。つまり、組織の存続最終日が過ぎていても、該組織(旧組織)が有効で、且つ最終日時に該組織に所属していたメンバーであれば、旧組織の権限(旧組織のメンバーの権限)でワークフローを立ち上げ、旧組織に所属するメンバーを回覧経路(ルート)上に指定し、案件を回覧させ、処理することができる。
したがって、図6に示すような処理を実行することにより、単一のワークフローシステム(又はワークフローサーバー1)内において、本来の組織(新組織)と、架空の組織(旧組織)と、の仕事の流れ(ワークフロー)を共存させ、矛盾無く両者を処理(又は運用)することができる。
なお、移行期間等が過ぎ、旧組織に係るワークフローを停止したい場合は、例えばワークフローシステム(又はワークフローサーバー1)の管理者等が、入力装置11等を用いて、組織情報格納部24に格納されている各「組織コード」に対応する「状態」に、無効をセットするだけで、旧組織に係るワークフローを停止することができ、新旧組織の重複運用の管理等も簡単にできる。
また、旧組織に係るワークフロー内の処理においては、旧組織の組織コードしか出現せず、新組織の組織コードは出現しないため、必要に応じて、新組織のワークフローと分離して、ワークフローシステム(又はワークフローサーバー1)において維持することも可能である。
(より具体的な例―横浜A子(その1))
ここで、より具体的な例を用いて再び図6に示されるワークフロー処理を説明する。なお、組織情報や個人情報は、図4や図5に示したものを用いて説明する。
まず仮に本日(例えば、2003年1月7日)、「横浜A子」さんが、個人コード「12345」及び組織コード「N001A」等を、自身のワークフロークライアント2を用いて入力し、ある案件を起票したとする。つまり、以下では、「横浜A子」さんが、組織コード「N001A」で識別される組織(第一研究室)に所属しているユーザとしてある案件を起票した場合を例に説明を行う。
S1において、入力サービス21は、ワークフロークライアント2から、個人コード「12345」及び組織コード「N001A」等を含む入力情報を受け付け、該入力情報を引数としてワークフロー起動サービス22を呼ぶ。
ステップS2では、ワークフロー起動サービス22が、ワークフローを起動(又は、入力情報を引数として渡して、1つのワークフロー(プロセスのフロー)を生成)する。
ステップS3では、ワークフロー処理可否判定サービス23が、入力情報に含まれる組織コード「N001A」に基づいて、組織情報格納部24に格納されている組織情報を参照し、過去から現在までに存在した組織の組織コードか否かを判定する。
例えば図4等を参照すると、組織情報に組織コード「N001A」が含まれるため、ワークフロー処理可否判定サービス23は、過去から現在までに存在した組織の組織コードであると判定し(ステップS3においてYES)、ステップS4に進む。
ステップS4では、ワークフロー処理可否判定サービス23が、入力情報に含まれる組織コード「N001A」に対応する組織について判定する。ワークフロー処理可否判定サービス23は、組織コード「N001A」に基づいて、組織情報格納部24に格納されている組織情報を参照し、対応する組織の「存続最終日」が存続中で有るか否か等を判定する。
例えば図4等を参照すると、組織コード「N001A」に対応する組織の「存続最終日」が存続中であるため、ワークフロー処理可否判定サービス23は、組織コード「N001A」に対応する組織の「存続最終日」が存続中であると判定し(ステップS4において(A))、ステップS5に進む。
ステップS5では、ワークフロー処理可否判定サービス23が、入力情報に含まれる個人コード「12345」に基づいて、個人情報格納部25に格納されている個人情報を参照し、対応する個人の「現所属」に含まれる組織コード(図5の例では「N001A」)が入力情報に含まれる組織コード「N001A」と一致するか否か、つまり、該ユーザは、入力情報に含まれる組織コードに対応する組織に現在所属中か否か、を判定する。
上述したようにここでは組織コードが一致するため、ワークフロー処理可否判定サービス23は、ワークフロー処理サービス26を呼び出す(ステップS10に進む。)。
ステップS10では、ワークフロー処理サービス26が、ワークフロー定義情報格納部27に格納されているワークフロー定義情報に基づいて、ワークフロー(又はプロセス)を実行(又は処理)する。
ステップS11では、結果出力サービス2が、例えば、ワークフロー処理サービス26が、ステップS10において処理を実行した実行結果等を、表示装置12又はネットワークを介して接続されたワークフロークライアント2に出力する。
(より具体的な例―東京B子(その1))
上述したような、より具体的な例―横浜A子(その1)、に示した処理は、本日(例えば、2003年1月7日)、「東京B子」さんが、個人コード「12346」及び組織コード「N001A」等を、自身のワークフロークライアント2を用いて入力し、ある案件を起票した場合も同様である。
(より具体的な例―横浜A子(その2))
次に、仮に本日(例えば、2003年1月7日)、「横浜A子」さんが、個人コード「12345」及び組織コード「0001A」等を、自身のワークフロークライアント2を用いて入力し、ある案件を起票したとする。つまり、以下では、「横浜A子」さんが、組織コード「0001A」で識別される組織(第一研究室)に所属していたユーザとしてある案件を起票した場合を例に説明を行う。
S1において、入力サービス21は、ワークフロークライアント2から、個人コード「12345」及び組織コード「0001A」等を含む入力情報を受け付け、該入力情報を引数としてワークフロー起動サービス22を呼ぶ。
ステップS2では、ワークフロー起動サービス22が、ワークフローを起動(又は、入力情報を引数として渡して、1つのワークフロー(プロセスのフロー)を生成)する。
ステップS3では、ワークフロー処理可否判定サービス23が、入力情報に含まれる組織コード「0001A」に基づいて、組織情報格納部24に格納されている組織情報を参照し、過去から現在までに存在した組織の組織コードか否かを判定する。
例えば図4等を参照すると、組織情報に組織コード「0001A」が含まれるため、ワークフロー処理可否判定サービス23は、過去から現在までに存在した組織の組織コードであると判定し(ステップS3においてYES)、ステップS4に進む。
ステップS4では、ワークフロー処理可否判定サービス23が、入力情報に含まれる組織コード「0001A」に対応する組織について判定する。ワークフロー処理可否判定サービス23は、組織コード「0001A」に基づいて、組織情報格納部24に格納されている組織情報を参照し、対応する組織の「存続最終日」が存続中で有るか否か、もし存続中でない場合は、状態が有効か、無効か等を判定する。
例えば図4等を参照すると、組織コード「0001A」に対応する組織の「存続最終日」は2002/Dec/31であるが、「状態」は有効であるため、ワークフロー処理可否判定サービス23は、組織コード「0001A」に対応する組織の「存続最終日」は存続中ではないが、「状態」が有効であると判定し(ステップS4において(B))、ステップS6に進む。
ステップS6では、ワークフロー処理可否判定サービス23が、入力情報に含まれる個人コード「12345」に基づいて、個人情報格納部25に格納されている個人情報を参照し、対応する個人の「旧所属」に含まれる組織コードが入力情報に含まれる組織コード「0001A」と一致するか否か、つまり、該ユーザは、入力情報に含まれる組織コードに対応する組織に過去所属していたか否か、を判定する。
例えば図5等を参照すると、個人コード「12345」の「横浜A子」さんは、過去に組織コード「0001A」で識別される組織に所属しているため、ワークフロー処理可否判定サービス23は、ユーザが入力情報に含まれる組織コード「0001A」に対応する組織に過去所属していたと判定し、ステップS7に進む。
ステップS7では、ワークフロー処理可否判定サービス23が、個人情報格納部25に格納されている個人情報より、ユーザが該組織(ステップS6において過去に所属していたと判定した組織)に所属していた所属最終日の情報(所属最終日情報)、ここでは2002/Dec/31を取得する。
ステップS7に続いてステップS8に進み、ワークフロー処理可否判定サービス23は、ステップS7において取得した所属最終日情報(2002/Dec/31)と、入力情報に含まれる組織コード「0001A」に対応する組織の「存続最終日」の情報と、が一致するか否かを判定する。
例えば図4等を参照すると、組織コード「0001A」に対応する組織の「存続最終日」は2002/Dec/31であるため、ワークフロー処理可否判定サービス23は、ステップS7において取得した所属最終日情報(2002/Dec/31)と、入力情報に含まれる組織コード「0001A」に対応する組織の「存続最終日」の情報と、が一致すると判定し、ワークフロー処理サービス26を呼び出す(ステップS10に進む。)。
ステップS10では、ワークフロー処理サービス26が、ワークフロー定義情報格納部27に格納されているワークフロー定義情報に基づいて、ワークフロー(又はプロセス)を実行(又は処理)する。
ステップS11では、結果出力サービス2が、例えば、ワークフロー処理サービス26が、ステップS10において処理を実行した実行結果等を、表示装置12又はネットワークを介して接続されたワークフロークライアント2に出力する。
このように、「横浜A子」さんは、組織コード「0001A」で識別される組織(第一研究室)に、該組織の存続最終日まで所属していたため、つまり、組織改変等によって組織を移動したため、旧組織である組織コード「0001A」で識別される組織(第一研究室)に所属していたユーザとしてワークフローを処理することができる。
(より具体的な例―東京B子(その2))
次に、仮に本日(例えば、2003年1月7日)、「東京B子」さんが、個人コード「12346」及び組織コード「0001A」等を、自身のワークフロークライアント2を用いて入力し、ある案件を起票したとする。つまり、以下では、「東京B子」さんが、組織コード「0001A」で識別される組織(第一研究室)に所属していたユーザとしてある案件を起票した場合を例に説明を行う。
S1において、入力サービス21は、ワークフロークライアント2から、個人コード「12346」及び組織コード「0001A」等を含む入力情報を受け付け、該入力情報を引数としてワークフロー起動サービス22を呼ぶ。
ステップS2では、ワークフロー起動サービス22が、ワークフローを起動(又は、入力情報を引数として渡して、1つのワークフロー(プロセスのフロー)を生成)する。
ステップS3では、ワークフロー処理可否判定サービス23が、入力情報に含まれる組織コード「0001A」に基づいて、組織情報格納部24に格納されている組織情報を参照し、過去から現在までに存在した組織の組織コードか否かを判定する。
例えば図4等を参照すると、組織情報に組織コード「0001A」が含まれるため、ワークフロー処理可否判定サービス23は、過去から現在までに存在した組織の組織コードであると判定し(ステップS3においてYES)、ステップS4に進む。
ステップS4では、ワークフロー処理可否判定サービス23が、入力情報に含まれる組織コード「0001A」に対応する組織について判定する。ワークフロー処理可否判定サービス23は、組織コード「0001A」に基づいて、組織情報格納部24に格納されている組織情報を参照し、対応する組織の「存続最終日」が存続中で有るか否か、もし存続中でない場合は、状態が有効か、無効か等を判定する。
例えば図4等を参照すると、組織コード「0001A」に対応する組織の「存続最終日」は2002/Dec/31であるが、「状態」は有効であるため、ワークフロー処理可否判定サービス23は、組織コード「0001A」に対応する組織の「存続最終日」は存続中ではないが、「状態」が有効であると判定し(ステップS4において(B))、ステップS6に進む。
ステップS6では、ワークフロー処理可否判定サービス23が、入力情報に含まれる個人コード「12346」に基づいて、個人情報格納部25に格納されている個人情報を参照し、対応する個人の「旧所属」に含まれる組織コードが入力情報に含まれる組織コード「0001A」と一致するか否か、つまり、該ユーザは、入力情報に含まれる組織コードに対応する組織に過去所属していたか否か、を判定する。
例えば図5等を参照すると、個人コード「12346」の「東京B子」さんは、過去に組織コード「0001A」で識別される組織に所属しているため、ワークフロー処理可否判定サービス23は、ユーザが入力情報に含まれる組織コード「0001A」に対応する組織に過去所属していたと判定し、ステップS7に進む。
ステップS7では、ワークフロー処理可否判定サービス23が、個人情報格納部25に格納されている個人情報より、ユーザが該組織(ステップS6において過去に所属していたと判定した組織)に所属していた所属最終日の情報(所属最終日情報)、ここでは1998/Dec/31を取得する。
ステップS7に続いてステップS8に進み、ワークフロー処理可否判定サービス23は、ステップS7において取得した所属最終日情報(1998/Dec/31)と、入力情報に含まれる組織コード「0001A」に対応する組織の「存続最終日」の情報と、が一致するか否かを判定する。
例えば図4等を参照すると、組織コード「0001A」に対応する組織の「存続最終日」は2002/Dec/31であるため、ワークフロー処理可否判定サービス23は、ステップS7において取得した所属最終日情報(1998/Dec/31)と、入力情報に含まれる組織コード「0001A」に対応する組織の「存続最終日」の情報と、は一致しないと判定し、エラー処理サービス28を呼び出す(ステップS9に進む。)。
ステップS9では、エラー処理サービス28が、エラー通知、入力データの破棄・変数のクリアー等の後始末、等のエラー処理を行う。
このように、「東京B子」さんは、組織コード「0001A」で識別される組織(第一研究室)に、過去に所属していたが、該組織の存続最終日までに別の組織に移動したため、つまり、人事異動等によって組織を移動したため、旧組織である組織コード「0001A」で識別される組織(第一研究室)に所属していたユーザとしてワークフローを処理することはできない。
実施例1に示したワークフローサーバー1の機能及び/又は構成は、主に組織変更を考慮した機能又は構成であるが、以下、実施例2では、個人の人事異動も考慮したワークフローサーバー1の機能及び/又は構成の一例を示す。なお、実施例2では、実施例1とは異なる点について主に説明を行う。
以下、組織情報格納部24に格納されている組織情報の他の例を、図7に示す。図7は、組織情報格納部に格納されている組織情報を示す図(その2)である。図7に示されるように、組織情報は、各組織毎に、項目として、「組織コード」を含む。例えば「組織コード」には、組織を識別する識別情報が記述されている。
以下、個人情報格納部25に格納されている個人情報の他の例を、図8に示す。図8は、個人情報格納部に格納されている個人情報を示す図(その2)である。図8に示されるように、個人情報は、各個人毎に、項目として、「個人コード」と、「名前」と、少なくとも1つ以上の「所属」と、を含む。
例えば「所属」には、現在所属中又は過去に所属していた組織の組織コードと、組織コードで識別される組織のユーザとして、該組織に係るワークフローの使用が有効か否かを識別するワークフロー使用有効・無効情報と、が記述されている。
以下、ワークフローサーバー1におけるワークフロー処理の他の例を、図9に示す。図9は、ワークフロー処理を示すフローチャート(その2)である。
S20において、入力サービス21は、ワークフローサーバー1の入力装置11又はネットワークを介して接続されたワークフロークライアント2から、組織コード及び個人コード等を含む入力情報を受け付け、該入力情報を引数としてワークフロー起動サービス22を呼ぶ。
ステップS21では、ワークフロー起動サービス22が、ワークフローを起動(又は、入力情報を引数として渡して、1つのワークフロー(プロセスのフロー)を生成)する。
ステップS22では、ワークフロー処理可否判定サービス23が、入力情報に含まれる組織コードに基づいて、組織情報格納部24に格納されている組織情報を参照し、対応する組織コード(つまり同じ組織コード)が存在するか否かを判定する。ワークフロー処理可否判定サービス23は、入力情報に含まれる組織コードに対応する組織コードが組織情報格納部24に格納されている組織情報に含まれていると判定すると(ステップS22においてYES)、ステップS23に進み、入力情報に含まれる組織コードに対応する組織コードが組織情報格納部24に格納されている組織情報に含まれていないと判定すると(ステップS22においてNO)、エラー処理サービス28を呼び出す(ステップS26に進む。)。
ステップS23では、ワークフロー処理可否判定サービス23が、入力情報に含まれる個人コードに基づき、個人情報格納部25に格納されている個人情報を参照し、該個人情報の「所属」に、入力情報に含まれる組織コードと同じ組織コードが含まれているか否か、つまり、該ユーザが、入力情報に含まれる組織コードで識別される組織に、現在所属中又は過去に所属していたか否か、を判定する。
ワークフロー処理可否判定サービス23は、該ユーザが、入力情報に含まれる組織コードで識別される組織に、現在所属中又は過去に所属していたと判定すると(ステップS23においてYES)、ステップS24に進み、該ユーザが、入力情報に含まれる組織コードで識別される組織に、現在所属中又は過去に所属しなかったと判定すると(ステップS23においてNO)、エラー処理サービス28を呼び出す(ステップS26に進む。)。
ステップS24では、ワークフロー処理可否判定サービス23が、個人情報格納部25に格納されている個人情報より、該ユーザの該組織(ステップS23において現在所属中又は過去に所属していたと判定した組織)のワークフロー使用有効・無効情報を取得する。
ステップS25では、ワークフロー処理可否判定サービス23が、ステップS24において取得したワークフロー使用有効・無効情報に有効がセットされているか否かを判定する。ワークフロー処理可否判定サービス23は、有効がセットされていると判定すると(ステップS25においてYES)、ワークフロー処理サービス26を呼び出し(ステップS27に進み)、有効がセットされていないと判定すると(ステップS25においてNO)、エラー処理サービス28を呼び出す(ステップS26に進む。)。
ステップS28では、エラー処理サービス28が、エラー通知、入力データの破棄・変数のクリアー等の後始末、等のエラー処理を行う。
一方、ステップS27では、ワークフロー処理サービス26が、ワークフロー定義情報格納部27に格納されているワークフロー定義情報に基づいて、ワークフロー(又はプロセス)を実行(又は処理)する。例えば、ワークフロー処理サービス26は、プロセスの1つであるアクティビティの実行要求を、対応するユーザのクライアントソフトウェアに送信したり、該クライアントソフトウェアを用いてユーザによって実行されたアクティビティの実行結果を受け取って、該実行結果に基づき所定の処理を実行し、該実行結果をRAM16又はハードディスク19に保存したりする。
ステップS28では、結果出力サービス29が、例えば、ワークフロー処理サービス26が、ステップS27において処理を実行した実行結果等を、表示装置12又はネットワークを介して接続されたワークフロークライアント2に出力する。
図9に示すような処理を実行することにより、例えば組織変更を伴わない個人の人事異動の場合であっても、移動前の組織のメンバーとして、旧組織(移動前の組織)のワークフローを運用(開始、及び処理等)すると共に、移動後の組織のメンバーとして新組織(移動後の組織の)ワークフローを運用(開始、及び処理等)することができる。
(より具体的な例―横浜A子(その3))
ここで、より具体的な例を用いて再び図9に示されるワークフロー処理を説明する。なお、組織情報や個人情報は、図7や図8に示したものを用いて説明する。
まず仮に本日(例えば、2003年1月7日)、「横浜A子」さんが、個人コード「12345」及び組織コード「N001A」等を、自身のワークフロークライアント2を用いて入力し、ある案件を起票したとする。つまり、以下では、「横浜A子」さんが、組織コード「N001A」で識別される組織(第一研究室)に所属しているユーザとしてある案件を起票した場合を例に説明を行う。
S20において、入力サービス21は、ワークフロークライアント2から、個人コード「12345」及び組織コード「N001A」等を含む入力情報を受け付け、該入力情報を引数としてワークフロー起動サービス22を呼ぶ。
ステップS21では、ワークフロー起動サービス22が、ワークフローを起動(又は、入力情報を引数として渡して、1つのワークフロー(プロセスのフロー)を生成)する。
ステップS22では、ワークフロー処理可否判定サービス23が、入力情報に含まれる組織コード「N001A」に基づいて、組織情報格納部24に格納されている組織情報を参照し、対応する組織コード(つまり同じ組織コード「N001A」)が存在するか否かを判定する。
例えば図7等を参照すると、組織情報に組織コード「N001A」が含まれるため、ワークフロー処理可否判定サービス23は、対応する組織コードが存在すると判定し(ステップS22においてYES)、ステップS23に進む。
ステップS23では、ワークフロー処理可否判定サービス23が、入力情報に含まれる個人コード「12345」に基づき、個人情報格納部25に格納されている個人情報を参照し、該個人情報の「所属」に、入力情報に含まれる組織コード「N001A」と同じ組織コードが含まれているか否か、つまり、該ユーザが、入力情報に含まれる組織コード「N001A」で識別される組織に、現在所属中又は過去に所属していたか否か、を判定する。
例えば図8等を参照すると、個人コード「12345」に対応する個人情報の「所属」に、入力情報に含まれる組織コード「N001A」が含まれるため、ワークフロー処理可否判定サービス23は、組織コード「N001A」で識別される組織に現在所属中又は過去に所属していたと判定し(ステップS23においてYES)、ステップS24に進む。
ステップS24では、ワークフロー処理可否判定サービス23が、個人情報格納部25に格納されている個人情報より、該ユーザの該組織(ステップS23において現在所属中又は過去に所属していたと判定した組織)のワークフロー使用有効・無効情報(ここでは、有効がセットされている)を取得する。
ステップS25では、ワークフロー処理可否判定サービス23が、ステップS24において取得したワークフロー使用有効・無効情報に有効がセットされているか否かを判定する。上述したように、ステップS24において取得したワークフロー使用有効・無効情報には、有効がセットされているため、ワークフロー処理可否判定サービス23は、有効がセットされていると判定し(ステップS25においてYES)、ワークフロー処理サービス26を呼び出す(ステップS27に進む。)。
ステップS27では、ワークフロー処理サービス26が、ワークフロー定義情報格納部27に格納されているワークフロー定義情報に基づいて、ワークフロー(又はプロセス)を実行(又は処理)する。
ステップS28では、結果出力サービス29が、例えば、ワークフロー処理サービス26が、ステップS27において処理を実行した実行結果等を、表示装置12又はネットワークを介して接続されたワークフロークライアント2に出力する。
(より具体的な例―東京B子(その3))
上述したような、より具体的な例―横浜A子(その3)、に示した処理は、本日(例えば、2003年1月7日)、「東京B子」さんが、個人コード「12346」及び組織コード「N001A」等を、自身のワークフロークライアント2を用いて入力し、ある案件を起票した場合も同様である。何故なら、個人情報格納部25に格納されている個人情報より、東京B子さんも組織コード「N001A」で識別される組織に現在所属中又は過去に所属しており、該組織のワークフロー使用有効・無効情報に有効がセットされているからである。
(より具体的な例―横浜A子(その4))
次に、仮に本日(例えば、2003年1月7日)、「横浜A子」さんが、個人コード「12345」及び組織コード「0001A」等を、自身のワークフロークライアント2を用いて入力し、ある案件を起票したとする。つまり、以下では、「横浜A子」さんが、組織コード「0001A」で識別される組織(第一研究室)に所属していたユーザとしてある案件を起票した場合を例に説明を行う。
S20において、入力サービス21は、ワークフロークライアント2から、個人コード「12345」及び組織コード「0001A」等を含む入力情報を受け付け、該入力情報を引数としてワークフロー起動サービス22を呼ぶ。
ステップS21では、ワークフロー起動サービス22が、ワークフローを起動(又は、入力情報を引数として渡して、1つのワークフロー(プロセスのフロー)を生成)する。
ステップS22では、ワークフロー処理可否判定サービス23が、入力情報に含まれる組織コード「0001A」に基づいて、組織情報格納部24に格納されている組織情報を参照し、対応する組織コード(つまり同じ組織コード「0001A」)が存在するか否かを判定する。
例えば図7等を参照すると、組織情報に組織コード「0001A」が含まれるため、ワークフロー処理可否判定サービス23は、対応する組織コードが存在すると判定し(ステップS22においてYES)、ステップS23に進む。
ステップS23では、ワークフロー処理可否判定サービス23が、入力情報に含まれる個人コード「12345」に基づき、個人情報格納部25に格納されている個人情報を参照し、該個人情報の「所属」に、入力情報に含まれる組織コード「0001A」と同じ組織コードが含まれているか否か、つまり、該ユーザが、入力情報に含まれる組織コード「0001A」で識別される組織に、現在所属中又は過去に所属していたか否か、を判定する。
例えば図8等を参照すると、個人コード「12345」に対応する個人情報の「所属」に、入力情報に含まれる組織コード「0001A」が含まれるため、ワークフロー処理可否判定サービス23は、組織コード「0001A」で識別される組織に現在所属中又は過去に所属していたと判定し(ステップS23においてYES)、ステップS24に進む。
ステップS24では、ワークフロー処理可否判定サービス23が、個人情報格納部25に格納されている個人情報より、該ユーザの該組織(ステップS23において現在所属中又は過去に所属していたと判定した組織)のワークフロー使用有効・無効情報(ここでは、有効がセットされている)を取得する。
ステップS25では、ワークフロー処理可否判定サービス23が、ステップS24において取得したワークフロー使用有効・無効情報に有効がセットされているか否かを判定する。上述したように、ステップS24において取得したワークフロー使用有効・無効情報には、有効がセットされているため、ワークフロー処理可否判定サービス23は、有効がセットされていると判定し(ステップS25においてYES)、ワークフロー処理サービス26を呼び出す(ステップS27に進む。)。
ステップS27では、ワークフロー処理サービス26が、ワークフロー定義情報格納部27に格納されているワークフロー定義情報に基づいて、ワークフロー(又はプロセス)を実行(又は処理)する。
ステップS28では、結果出力サービス29が、例えば、ワークフロー処理サービス26が、ステップS27において処理を実行した実行結果等を、表示装置12又はネットワークを介して接続されたワークフロークライアント2に出力する。
(より具体的な例―東京B子(その4))
上述したような、より具体的な例―横浜A子(その4)、に示した処理は、本日(例えば、2003年1月7日)、「東京B子」さんが、個人コード「12346」及び組織コード「0001A」等を、自身のワークフロークライアント2を用いて入力し、ある案件を起票した場合も同様である。何故なら、個人情報格納部25に格納されている個人情報より、東京B子さんも組織コード「0001A」で識別される組織に現在所属中又は過去に所属しており、該組織のワークフロー使用有効・無効情報に有効がセットされているからである。
したがって、人事異動等によって組織を移動した東京B子さんも組織(第一研究室)に所属していたユーザとしてワークフローを処理することができる。
上述したように、実施例1に示したワークフローサーバー1の機能及び/又は構成等では人事異動等に対応できていない問題があった。また、実施例2に示したワークフローサーバー1の機能及び/又は構成等では、組織移動及び人事異動共に対応可能であるが、組織情報として組織コードしか管理していないため、組織コードに対応する組織が現存するものなのか否か等管理が繁雑な問題があった。
したがって、実施例3では、組織が現存するものか否か、効率的に管理可能であると共に、組織移動及び人事異動共に対応可能なワークフローサーバー1の機能及び/又は構成等を示す。なお、実施例3では、実施例1とは異なる点について主に説明を行う。
以下、個人情報格納部25に格納されている個人情報の他の例を、図10に示す。図10は、個人情報格納部に格納されている個人情報を示す図(その3)である。図10に示されるように、個人情報は、各個人毎に、項目として、「個人コード」と、「名前」と、「現所属」と、過去に何処かの組織に所属していた場合、少なくとも1つ以上の「旧所属」と、を含む。
例えば、「現所属」には、現在所属している組織の組織コードと、該組織への所属開始日と、該組織への所属終了日(現在所属している場合は継続中)と、該組織に係るワークフローの使用が有効か否かを表すワークフロー使用有効・無効情報と、が記述されている。また、「旧所属」には、過去所属していた組織の組織コードと、該組織への所属開始日と、該組織への所属終了日と、該組織に係るワークフローの使用が有効か否かを表すワークフロー使用有効・無効情報と、が記述されている。
つまり、図10の記載例では、例えば「旧所属」は、「旧所属:所属していた組織の組織コード start=該組織への所属開始日―end=該組織の所属最終日 ワークフロー使用有効・無効情報」という形式で記載されており、「旧所属 :0001A start=2000/Jan/01−end=2002/Dec/31 有効」は、組織コード0001Aの組織に2000年1月1日から2002年12月31日まで所属していて、該組織コード0001Aの組織に係るワークフローの使用が有効である(つまり、使用できる)ことを示している。
以下、ワークフローサーバー1におけるワークフロー処理の他の例を、図11に示す。図11は、ワークフロー処理を示すフローチャート(その3)である。
S30において、入力サービス21は、ワークフローサーバー1の入力装置11又はネットワークを介して接続されたワークフロークライアント2から、組織コード及び個人コード等を含む入力情報を受け付け、該入力情報を引数としてワークフロー起動サービス22を呼ぶ。
ステップS31では、ワークフロー起動サービス22が、ワークフローを起動(又は、入力情報を引数として渡して、1つのワークフロー(プロセスのフロー)を生成)する。
ステップS32では、ワークフロー処理可否判定サービス23が、入力情報に含まれる組織コードに基づいて、組織情報格納部24に格納されている組織情報を参照し、過去から現在までに存在した組織の組織コードか否かを判定する。ワークフロー処理可否判定サービス23は、入力情報に含まれる組織コードが、過去から現在までに存在した組織の組織コードであると判定すると(ステップS32においてYES)、ステップS33に進み、入力情報に含まれる組織コードが、過去から現在までに存在した組織の組織コードでないと判定すると(ステップS32においてNO)、エラー処理サービス28を呼び出す(ステップS40に進む。)。
ステップS33では、ワークフロー処理可否判定サービス23が、入力情報に含まれる組織コードに対応する組織について判定する。ワークフロー処理可否判定サービス23は、組織コードに基づいて、組織情報格納部24に格納されている組織情報を参照し、対応する組織の「存続最終日」が存続中であると判定すると(ステップS33において(A))、ステップS34に進み、対応する組織の「存続最終日」が存続中でなく、且つ「状態」が有効であると判定すると(ステップS33において(B))、ステップS35に進み、対応する組織の「存続最終日」が存続中でなく、且つ「状態」が無効であると判定すると(ステップS33において(C))、エラー処理サービス28を呼び出す(ステップS40に進む。)。
ステップS34では、ワークフロー処理可否判定サービス23が、入力情報に含まれる個人コードに基づいて、個人情報格納部25に格納されている個人情報を参照し、対応する個人の「現所属」に含まれる組織コードが入力情報に含まれる組織コードと一致するか否か、つまり、該ユーザは、入力情報に含まれる組織コードに対応する組織に現在所属中か否か、を判定する。
ワークフロー処理可否判定サービス23は、ユーザが入力情報に含まれる組織コードに対応する組織に現在所属中であると判定すると(ステップS34においてYES)、ワークフロー処理サービス26を呼び出し(ステップS41に進み)、ユーザが入力情報に含まれる組織コードに対応する組織に現在所属中でないと判定すると(ステップS34においてNO)、ステップS35に進む。
ステップS35では、ワークフロー処理可否判定サービス23が、入力情報に含まれる個人コードに基づいて、個人情報格納部25に格納されている個人情報を参照し、対応する個人の「旧所属」に含まれる組織コードが入力情報に含まれる組織コードと一致するか否か、つまり、該ユーザは、入力情報に含まれる組織コードに対応する組織に過去所属していたか否か、を判定する。
ワークフロー処理可否判定サービス23は、ユーザが入力情報に含まれる組織コードに対応する組織に過去所属していたと判定すると(ステップS35においてYES)、ステップS36に進み、ユーザが入力情報に含まれる組織コードに対応する組織に過去所属していなかったと判定すると(ステップS35においてNO)、エラー処理サービス28を呼び出す(ステップS40に進む。)。
ステップS36では、ワークフロー処理可否判定サービス23が、組織情報格納部24に格納されている組織情報より、ユーザが該組織(ステップS35において過去に所属していたと判定した組織)に所属していた所属最終日の情報(所属最終日情報)を取得する。
ステップS36に続いてステップS37に進み、ワークフロー処理可否判定サービス23は、ステップS36において取得した所属最終日情報と、入力情報に含まれる組織コードに対応する組織の「存続最終日」の情報と、が一致するか否かを判定する。ワークフロー処理可否判定サービス23は、ステップS36において取得した所属最終日情報と、入力情報に含まれる組織コードに対応する組織の「存続最終日」の情報と、が一致すると判定すると(ステップS37においてYES)、ワークフロー処理サービス26を呼び出し(ステップS41に進み)、ステップS36において取得した所属最終日情報と、入力情報に含まれる組織コードに対応する組織の「存続最終日」の情報と、が一致しないと判定すると(ステップS37においてNO)、ステップS38に進む。
ステップS38では、ワークフロー処理可否判定サービス23が、個人情報格納部25に格納されている個人情報より、該ユーザの該組織(ステップS35において過去に所属していたと判定した組織)のワークフロー使用有効・無効情報を取得する。
ステップS38に続いてステップS39に進み、ワークフロー処理可否判定サービス23は、ステップS38において取得したワークフロー使用有効・無効情報に有効がセットされているか否かを判定する。ワークフロー処理可否判定サービス23は、有効がセットされていると判定すると(ステップS39においてYES)、ワークフロー処理サービス26を呼び出し(ステップS41に進み)、有効がセットされていないと判定すると(ステップS39においてNO)、エラー処理サービス28を呼び出す(ステップS40に進む。)。
ステップS40では、エラー処理サービス28が、エラー通知、入力データの破棄・変数のクリアー等の後始末、等のエラー処理を行う。
一方、ステップS41では、ワークフロー処理サービス26が、ワークフロー定義情報格納部27に格納されているワークフロー定義情報に基づいて、ワークフロー(又はプロセス)を実行(又は処理)する。例えば、ワークフロー処理サービス26は、プロセスの1つであるアクティビティの実行要求を、対応するユーザのクライアントソフトウェアに送信したり、該クライアントソフトウェアを用いてユーザによって実行されたアクティビティの実行結果を受け取って、該実行結果に基づき所定の処理を実行し、該実行結果をRAM16又はハードディスク19に保存したりする。
ステップS42では、結果出力サービス2が、例えば、ワークフロー処理サービス26が、ステップS41において処理を実行した実行結果等を、表示装置12又はネットワークを介して接続されたワークフロークライアント2に出力する。
図11に示すような処理を実行することにより、組織が現存するものか否か、効率的に管理可能であると共に、組織移動及び人事異動共に対応し、新旧両組織においてワークフローを運用(開始、及び処理等)することができる。
(より具体的な例―東京B子(その5))
ここで、仮に本日(例えば、2003年1月7日)、「東京B子」さんが、個人コード「12346」及び組織コード「0001A」等を、自身のワークフロークライアント2を用いて入力し、ある案件を起票したとする。つまり、以下では、「東京B子」さんが、組織コード「0001A」で識別される組織(第一研究室)に所属していたユーザとしてある案件を起票した場合を例に説明を行う。
S30において、入力サービス21は、ワークフロークライアント2から、個人コード「12346」及び組織コード「0001A」等を含む入力情報を受け付け、該入力情報を引数としてワークフロー起動サービス22を呼ぶ。
ステップS31では、ワークフロー起動サービス22が、ワークフローを起動(又は、入力情報を引数として渡して、1つのワークフロー(プロセスのフロー)を生成)する。
ステップS32では、ワークフロー処理可否判定サービス23が、入力情報に含まれる組織コード「0001A」に基づいて、組織情報格納部24に格納されている組織情報を参照し、過去から現在までに存在した組織の組織コードか否かを判定する。
例えば図4等を参照すると、組織情報に組織コード「0001A」が含まれるため、ワークフロー処理可否判定サービス23は、過去から現在までに存在した組織の組織コードであると判定し(ステップS32においてYES)、ステップS33に進む。
ステップS33では、ワークフロー処理可否判定サービス23が、入力情報に含まれる組織コード「0001A」に対応する組織について判定する。ワークフロー処理可否判定サービス23は、組織コード「0001A」に基づいて、組織情報格納部24に格納されている組織情報を参照し、対応する組織の「存続最終日」が存続中で有るか否か、もし存続中でない場合は、状態が有効か、無効か等を判定する。
例えば図4等を参照すると、組織コード「0001A」に対応する組織の「存続最終日」は2002/Dec/31であるが、「状態」は有効であるため、ワークフロー処理可否判定サービス23は、組織コード「0001A」に対応する組織の「存続最終日」は存続中ではないが、「状態」が有効であると判定し(ステップS33において(B))、ステップS35に進む。
ステップS35では、ワークフロー処理可否判定サービス23が、入力情報に含まれる個人コード「12346」に基づいて、個人情報格納部25に格納されている個人情報を参照し、対応する個人の「旧所属」に含まれる組織コードが入力情報に含まれる組織コード「0001A」と一致するか否か、つまり、該ユーザは、入力情報に含まれる組織コードに対応する組織に過去所属していたか否か、を判定する。
例えば図10等を参照すると、個人コード「12346」の「東京B子」さんは、過去に組織コード「0001A」で識別される組織に所属しているため、ワークフロー処理可否判定サービス23は、ユーザが入力情報に含まれる組織コード「0001A」に対応する組織に過去所属していたと判定し、ステップS36に進む。
ステップS36では、ワークフロー処理可否判定サービス23が、個人情報格納部25に格納されている個人情報より、ユーザが該組織(ステップS35において過去に所属していたと判定した組織)に所属していた所属最終日の情報(所属最終日情報)、ここでは1998/Dec/31を取得する。
ステップS36に続いてステップS37に進み、ワークフロー処理可否判定サービス23は、ステップS36において取得した所属最終日情報(1998/Dec/31)と、入力情報に含まれる組織コード「0001A」に対応する組織の「存続最終日」の情報と、が一致するか否かを判定する。
例えば図4等を参照すると、組織コード「0001A」に対応する組織の「存続最終日」は2002/Dec/31であるため、ワークフロー処理可否判定サービス23は、ステップS36において取得した所属最終日情報(1998/Dec/31)と、入力情報に含まれる組織コード「0001A」に対応する組織の「存続最終日」の情報と、は一致しないと判定し、ステップS38に進む。
ステップS38では、ワークフロー処理可否判定サービス23が、個人情報格納部25に格納されている個人情報より、該ユーザの該組織(ステップS35において過去に所属していたと判定した組織)のワークフロー使用有効・無効情報(ここでは、有効がセットされている)を取得する。
ステップS38に続いてステップS39に進み、ワークフロー処理可否判定サービス23は、ステップS38において取得したワークフロー使用有効・無効情報に有効がセットされているか否かを判定する。上述したように、ステップS38において取得したワークフロー使用有効・無効情報には、有効がセットされているため、ワークフロー処理可否判定サービス23は、有効がセットされていると判定し(ステップS39においてYES)、ワークフロー処理サービス26を呼び出す(ステップS41に進む。)。
ステップS41では、ワークフロー処理サービス26が、ワークフロー定義情報格納部27に格納されているワークフロー定義情報に基づいて、ワークフロー(又はプロセス)を実行(又は処理)する。
ステップS42では、結果出力サービス29が、例えば、ワークフロー処理サービス26が、ステップS27において処理を実行した実行結果等を、表示装置12又はネットワークを介して接続されたワークフロークライアント2に出力する。
このように、「東京B子」さんは、組織コード「0001A」で識別される組織(第一研究室)に、過去に所属しており、該組織の存続最終日までに別の組織に移動した。つまり、人事異動等によって組織を移動したが、個人情報の旧組織である組織コード「0001A」で識別される組織(第一研究室)の対応するワークフロー使用有効・無効情報に有効がセットされているため、該組織に所属していたユーザとしてワークフローを処理することができる。
上述した実施例1から実施例3では主に案件の起票、即ちワークフローシステム(又はワークフロー)の起動に係る処理について説明を行ったが、以下、実施例4では、主にワークフロー処理サービス26が実行するワークフロー処理、特にアクティビティの転送処理等の例を説明する。なお、実施例4では、実施例3とは異なる点について主に説明を行う。
以下、個人情報格納部25に格納されている個人情報の他の例を、図12に示す。図12は、個人情報格納部に格納されている個人情報を示す図(その4)である。図12に示されるように、個人情報は、各個人毎に、項目として、「個人コード」と、「名前」と、「現所属」と、「現所属の役職」と、案件(ワークフローのアクティビティ)の重要度毎に該「案件の代行者」(処理を代行して行うワークフロー参加者)及び該代行者に許可する「権限」と、過去に何処かの組織に所属していた場合、少なくとも1つ以上の「旧所属」と、「過去の役職」と、案件(ワークフローのアクティビティ)の重要度毎に該「案件の代行者」及び該代行者に許可する「権限」と、を含む。
例えばワークフロー処理サービス26は、図12を参照することにより、Aさんの過去の所属「X室」(組織コード「12120」)に係るワークフローでは、案件重要度「高」についてはBさんを代行者とし、権限の範囲も全権限を認めており、案件重要度「中」についてはBさん又はCさんを代行者とし、Bさんには全権限を、Cさんには審査と、承認とを権限として認め、案件重要度「低」については、無設定、つまり自身をスキップして自身の次のワークフロー参加者に処理を進めてもよいことを許可していることが分かる。
以下、不実施のアクティビティをスキップ又は転送する処理の一例を、図13に示す。図13は、不実施アクティビティのスキップ・転送処理を示すフローチャートである。
ステップS50において、例えばワークフロー処理サービス26は、所定のアクティビティが予め定められた時間(例えば、3時間)内に処理されているか否かを判定する。ワークフロー処理サービス26は、所定のアクティビティが予め定められた時間(例えば、3時間)内に処理されていると判定すると(ステップS50においてYES)、不実施アクティビティのスキップ・転送処理を終了し、所定のアクティビティが予め定められた時間(例えば、3時間)内に処理されていないと判定すると(ステップS50においてNO)、ステップS51に進む。
ステップS51では、ワークフロー処理サービス26が、該アクティビティに基づいて、ワークフロー定義情報格納部27に格納されているワークフロー定義情報等より、該アクティビティを実施していないユーザの個人コード、該ワークフロー(又はアクティビティ)の案件重要度の情報、該ワークフローがどの組織の権限で起動されているかの情報(起動組織情報)を取得する。
ステップS51に続いてステップS52に進み、ワークフロー処理サービス26は、該アクティビティをスキップするか又は代行者に転送するかを判定する。ワークフロー処理サービス26は、該アクティビティをスキップすると判定すると(ステップS52において「スキップ」)、ステップS53に進み、該アクティビティを代行者に転送すると判定すると(ステップS52において「転送」)、ステップS54に進む。
例えばワークフロー処理サービス26は、ステップS51において取得した個人コードに基づいて、個人情報格納部25に格納されている個人情報を参照し、ステップS51において取得された起動組織情報及び案件の重要度に応じて、代行者の個人コード等が設定されていれば、該アクティビティを代行者に転送すると判定し、代行者の個人コード等が無設定の場合、該アクティビティをスキップすると判定する。
ステップS53では、ワークフロー処理サービス26が、該アクティビティに基づいて、ワークフロー定義情報格納部27に格納されているワークフロー定義情報を参照し、該アクティビティの次のアクティビティを実行するワークフロー参加者に該次のアクティビティの処理(又は処理の開始要求)を転送する。なお、処理をスキップするワークフローのルート変更のイメージを後述する図14に示す。
一方、ステップS54では、ワークフロー処理サービス26が、ステップS52の判定の際に参照した個人情報の代行者の情報に基づいて、例えばワークフロー定義情報格納部27に格納されているワークフロー定義情報を参照し、該代行者にアクティビティの処理(又は処理の開始要求)を転送する。なお、処理を代行者に転送するワークフローのルート変更のイメージを後述する図15に示す。
図14は、ルート変更のイメージ図(その1)である。図14に示されるように、例えばX室の室長Aさんが不在等で所定の期間アクティビティが実行されないと、ワークフロー処理サービス26は、個人情報に案件の重要度に応じて設定されている条件に基づいて、X室の室長Aさんのアクティビティを飛ばして(スキップさせて)、次のアクティビティの処理をM部の部長Fさんに回し、通常のワークフローのルートを変更する。
図15は、ルート変更のイメージ図(その2)である。図15に示されるように、例えばX室の室長Aさんが不在等で所定の期間アクティビティが実行されないと、ワークフロー処理サービス26は、個人情報に案件の重要度に応じて設定されている条件に基づいて、X室の室長AさんのアクティビティをY室の室長Bに転送し、通常のワークフローのルートを変更する。
なお、図15に示されるように、代行者のY室の室長Bさんが、X室の室長Aさんが本来行うべきアクティビティを代行として実行した後は、ワークフロー処理サービス26は、ワークフローの処理を、通常のルートに戻し、次のアクティビティの処理は、当初の予定通り、M部の部長Fさんによって実行される。
図13等の処理を行うことによって、ワークフローに係る処理をルート上で止めることなく進めることができる。特に、図12に示したように、現在所属している及び過去に所属していた組織毎に、また案件の重要度に応じて、スキップするか否か、また代行者に転送する場合はその代行者を指定することによって、新組織のワークフロー、旧組織のワークフロー共に、ルート上で処理を止めることなく、また適切にワークフローに係る処理を進めることができる。
また、処理の代行者が行うアクティビティに対しても図13に示したような処理を行うようにすれば、該代行者がアクティビティを処理せず、ワークフローに係る処理がルート上で止まってしまうことを防ぐことができる。また、予め定められた時間内にアクティビティを処理しなかったユーザが、ワークフローのルート上、最終の承認者等であった場合は、ワークフロー処理サービス26が、例えばワークフロー定義情報格納部27に格納されているワークフロー定義情報を参照し、該処理を起票者等に戻すようにしてもよい。このような構成及び処理とすることにより、ワークフローのルート上で処理が止まることを回避することができる。
通常起案は決定権の低い方から高い方へと上がってくるため、下位組織から上位組織へとワークフローが流れてくる場合が多い。例えば、ある部署に係る支社の係長→支社の課長→支社の部長→本社の課長→本社の部長と、ワークフローが流れる場合、支社の部署の上位組織である本社の部署が、支社の部署より先にワークフローの使用権限の無効化処理等の処理を実行され、ワークフローが使用できなくなると、支社の部署の権限で起案された案件(ワークフロー)の回覧先が無くなり、処理できなくなってしまう場合がある。
以下、実施例5では、旧組織のワークフローの使用権限の無効化処理等について説明する。なお、実施例5では、実施例4とは異なる点について主に説明を行う。
図16は、組織情報格納部に格納されている組織情報を示す図(その3)である。図16に示されるように、組織情報は、各組織毎に、項目として、「組織コード」と、「組織名」と、「存続開始日」と、「存続最終日」と、「状態」と、「上位組織コード」と、を含む。「上位組織コード」には、当該組織の上位の組織を識別する識別情報が格納されている。
なお、図16に示されるように、組織情報に、「上位組織コード」の項目を含ませ、組織間の上下関係をワークフローシステム(又はワークフローサーバー1)内で持たせる以外に、例えば、最上位の組織の組織コードとして、組織コード「0001」があり、その下位の組織の組織コードとして組織コード「0001A」や、組織コード「0001B」、等がある等というように、組織コード自体に上下関係を持たせるようにしてもよい。但し、以下では説明の簡略化のため、ワークフローシステム(又はワークフローサーバー1)は、上下関係を図16に示したように組織情報に含ませ保持しているものとする。
以下、旧組織のワークフローの使用権限の無効化処理の一例を、図17に示す。図17は、旧組織のワークフローの使用権限の無効化処理を示すフローチャートである。なお、無効化処理サービス30は、ワークフローシステム(又はワークフローサーバー1)の管理者等が、入力装置11等を用いて、所定の情報等を入力したと判定すると、以下に示すステップS60の処理を開始する。
ステップS60において、無効化処理サービス30は、組織情報格納部24に格納されている組織情報の上位組織コードを参照し、各組織間の上下関係に基づき、組織の階層構造を構築する。
ステップS60に続いてステップS61に進み、無効化処理サービス30は、ステップS60において構築した組織の階層構造に矛盾が有るか否かを判定する。無効化処理サービス30は、組織の階層構造に矛盾がないと判定すると(ステップS61においてNO)、ステップS62に進み、組織の階層構造に矛盾が有ると判定すると(ステップS61においてYES)、ステップS67に進む。
例えば、無効化処理サービス30は、ステップS60において構築した組織の階層構造にループする箇所、例えば組織Aの下位に組織Bが位置し、組織Bの下位に組織Cが位置し、組織Cの下位に組織Aが位置するような階層構造があると判定すると、階層構造に矛盾があると判定する。
ステップS62では、無効化処理サービス30が、無効化処理の対象としている組織に下位の組織が存在するか否かを判定する。無効化処理サービス30は、無効化処理の対象としている組織に下位の組織が存在すると判定すると(ステップS62においてYES)、ステップS63に進み、無効化処理の対象としている組織に下位の組織が存在しないと判定すると(ステップS62においてNO)、ステップS64に進む。
ステップS63では、無効化処理サービス30が、無効化処理の対象としている組織の1つ下位の組織を無効化処理の対象とし、ステップS62に進む。なお、ステップS63において、無効化処理サービス30は、無効化処理の対象としている組織の1つ下位の組織が複数存在する場合、該複数の組織全てを無効化処理の対象とするようにしてもよい。
一方、ステップS64では、無効化処理サービス30が、無効化処理の対象としている組織のワークフローの使用権限を無効化する。つまり、無効化処理サービス30は、該組織に所属するユーザの個人情報の対応するワークフロー使用有効・無効情報に無効をセットする。
ステップS64に続いてステップS65に進み、無効化処理サービス30は、ワークフローシステム(又はワークフローサーバー1)の管理者等によって指定された組織のワークフローの使用権限が無効化されたか否かを判定する。無効化処理サービス30は、ワークフローシステム(又はワークフローサーバー1)の管理者等によって指定された組織のワークフローの使用権限が無効化されたと判定すると(ステップS65においてYES)、旧組織のワークフローの使用権限の無効化処理を終了し、ワークフローシステム(又はワークフローサーバー1)の管理者等によって指定された組織のワークフローの使用権限が無効化されていないと判定すると(ステップS65においてNO)、ステップS66に進む。
ステップS66では、無効化処理サービス30が、無効化処理の対象としている組織の1つ上位の組織を無効化処理の対象とし、ステップS62に進む。なお、ステップS66において、無効化処理サービス30は、無効化処理の対象としている組織の1つ上位の組織が複数存在する場合、該複数の組織全てを無効化処理の対象とするようにしてもよい。
ステップS67では、無効化処理サービス30又はエラー処理サービス28が、例えば、組織の階層構造に矛盾がある旨のエラー通知をする等のエラー処理を実行する。
図17に示すような処理実行することにより、管理者等によって指定された組織の下位組織から順に旧組織のワークフローの使用権限の無効化処理を矛盾無く実行することができる。したがって、管理者等によって指定された組織のワークフローの使用権限だけが無効化され、管理者等によって指定された組織の下位の組織のワークフローの使用権限が有効である等といった状態を回避することができる。
なお、ステップS64において無効化処理サービス30が、無効化処理の対象としている組織のワークフローの使用権限を無効化する際、例えば該組織の責任者(例えば、部長等)に、組織のワークフローの使用権限を無効化する旨の通知を例えばメール等で行った後、無効化するようにしてもよいし、該組織の責任者に確認を取って、了解が得られたら該組織のワークフローの使用権限を無効化するようにしてもよい。
上述したように、本発明によれば、新旧両組織のワークフローを共存させ、矛盾無く処理することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
ワークフローシステムの一例を示す図である。 ワークフローサーバーの一例のハードウェア構成図である。 ワークフローサーバーの一例の機能構成図である。 組織情報格納部に格納されている組織情報を示す図(その1)である。 個人情報格納部に格納されている個人情報を示す図(その1)である。 ワークフロー処理を示すフローチャート(その1)である。 組織情報格納部に格納されている組織情報を示す図(その2)である。 個人情報格納部に格納されている個人情報を示す図(その2)である。 ワークフロー処理を示すフローチャート(その2)である。 個人情報格納部に格納されている個人情報を示す図(その3)である。 ワークフロー処理を示すフローチャート(その3)である。 個人情報格納部に格納されている個人情報を示す図(その4)である。 不実施アクティビティのスキップ・転送処理を示すフローチャートである。 ルート変更のイメージ図(その1)である。 ルート変更のイメージ図(その2)である。 組織情報格納部に格納されている組織情報を示す図(その3)である。 旧組織のワークフローの使用権限の無効化処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 ワークフローサーバー
2 ワークフロークライアント
11 入力装置
12 表示装置
13 ドライブ装置
14 記録媒体
15 ROM
16 RAM
17 CPU
18 インターフェース装置
19 ハードディスク
21 入力サービス
22 ワークフロー起動サービス
23 ワークフロー処理可否判定サービス
24 組織情報格納部
25 個人情報格納部
26 ワークフロー処理サービス
27 ワークフロー定義情報格納部
28 エラー処理サービス
29 結果出力サービス
30 無効化処理サービス

Claims (19)

  1. 組織情報として、組織を識別する組織識別情報と、当該組織の存続期間の最終日時を表す最終日時情報と、組織の有効・無効状態を識別する組織状態識別情報と、を含む組織情報格納手段と、
    個人情報として、個人を識別する個人識別情報と、該個人が現在所属している及び/又は過去に所属していた組織を識別する組織識別情報と、該組織識別情報毎に、組織に所属している又は所属していた最終日時を表す所属最終日時情報と、を含む個人情報格納手段と、
    前記組織情報格納手段に格納されている組織情報及び前記個人情報格納手段に格納されている個人情報を参照し、ユーザのワークフロー処理を許可するか否かを判定するワークフロー処理可否判定手段と、
    前記ワークフロー処理可否判定手段において、ワークフロー処理を許可すると判定されると、ワークフローの定義情報に基づいてワークフロー処理を行うワークフロー処理手段と、
    を有し、
    組織変更後及び組織変更前の新旧両組織に係るワークフローを共存処理可能なことを特徴とするワークフロー管理装置。
  2. 組織情報として、組織を識別する組織識別情報を含む組織情報格納手段と、
    個人情報として、個人を識別する個人識別情報と、該個人が現在所属している及び/又は過去に所属していた組織を識別する組織識別情報と、該組織識別情報毎にワークフローの使用が有効か否かを識別する使用有効・無効識別情報と、を含む個人情報格納手段と、
    前記組織情報格納手段に格納されている組織情報及び前記個人情報格納手段に格納されている個人情報を参照し、ユーザのワークフロー処理を許可するか否かを判定するワークフロー処理可否判定手段と、
    前記ワークフロー処理可否判定手段において、ワークフロー処理を許可すると判定されると、ワークフローの定義情報に基づいてワークフロー処理を行うワークフロー処理手段と、
    を有し、
    組織変更又は人事異動前、及び組織変更又は人事異動後、の新旧両組織に係るワークフロー処理を共存処理可能なことを特徴とするワークフロー管理装置。
  3. 前記個人情報格納手段は、個人情報として、前記組織識別情報毎にワークフローの使用が有効か否かを識別する使用有効・無効識別情報を更に含み、
    前記ワークフロー処理可否判定手段は、前記組織情報格納手段に格納されている組織情報及び前記個人情報格納手段に格納されている個人情報を参照し、ユーザのワークフロー処理を許可するか否かを判定し、
    前記ワークフロー処理手段は、前記ワークフロー処理可否判定手段において、ワークフロー処理を許可すると判定されると、ワークフローの定義情報に基づいてワークフロー処理を行うことにより、
    組織変更又は人事異動前、及び組織変更又は人事異動後、の新旧両組織に係るワークフロー処理を共存処理可能なことを特徴とする請求項1記載のワークフロー管理装置。
  4. 前記ワークフローの定義情報を格納するワークフロー定義情報格納手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至4何れか一項記載のワークフロー管理装置。
  5. 前記ワークフロー処理可否判定手段において、ワークフロー処理を許可しないと判定されると、ワークフロー処理を許可しない旨ユーザに通知すると共に、後処理を行うエラー処理手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至4何れか一項記載のワークフロー管理装置。
  6. 前記個人情報格納手段は、個人情報として、不在時の代行資格者情報を更に含み、
    前記ワークフロー処理手段は、起票された案件のある処理がワークフローの回覧経路上で一定期間処理が実行されていないと判定すると、案件の重要度に応じて、該当ユーザをスキップするか、前記個人情報格納手段に含まれる前記該当ユーザの代行資格者情報に基づいて代行者に処理を転送することを特徴とする請求項1乃至5何れか一項記載のワークフロー管理装置。
  7. 旧組織を無効化する無効化処理手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至6何れか一項記載のワークフロー管理装置。
  8. 前記組織情報格納手段は、組織情報として、組織の上下関係を表す上下関係情報を更に含み、
    前記無効化処理手段は、前記上下関係情報に基づき、下位組織から上位組織へと旧組織を無効化することを特徴とする請求項7記載のワークフロー管理装置。
  9. 前記無効化処理手段は、無効化した組織に所属するユーザに係る前記使用有効・無効識別情報に、ワークフローの使用が無効であることを意味する値を設定することを特徴とする請求項7又は8記載のワークフロー管理装置。
  10. ワークフロー管理装置におけるワークフロー管理方法であって、
    組織を識別する組織識別情報と、当該組織の存続期間の最終日時を表す最終日時情報と、組織の有効・無効状態を識別する組織状態識別情報と、を含む組織情報格納手段に格納されている組織情報、及び、個人を識別する個人識別情報と、該個人が現在所属している及び/又は過去に所属していた組織を識別する組織識別情報と、該組織識別情報毎に、組織に所属している又は所属していた最終日時を表す所属最終日時情報と、を含む個人情報格納手段に格納されている個人情報を参照し、ユーザのワークフロー処理を許可するか否かを判定するワークフロー処理可否判定段階と、
    前記ワークフロー処理可否判定段階において、ワークフロー処理を許可すると判定されると、ワークフローの定義情報に基づいてワークフロー処理を行うワークフロー処理段階と、
    を有し、
    組織変更後及び組織変更前の新旧両組織に係るワークフローを共存処理可能なことを特徴とするワークフロー管理方法。
  11. ワークフロー管理装置におけるワークフロー管理方法であって、
    組織を識別する組織識別情報を含む組織情報格納手段に格納されている組織情報、及び、個人を識別する個人識別情報と、該個人が現在所属している及び/又は過去に所属していた組織を識別する組織識別情報と、該組織識別情報毎にワークフローの使用が有効か否かを識別する使用有効・無効識別情報と、を含む個人情報格納手段に格納されている個人情報を参照し、ユーザのワークフロー処理を許可するか否かを判定するワークフロー処理可否判定段階と、
    前記ワークフロー処理可否判定段階において、ワークフロー処理を許可すると判定されると、ワークフローの定義情報に基づいてワークフロー処理を行うワークフロー処理段階と、
    を有し、
    組織変更又は人事異動前、及び組織変更又は人事異動後、の新旧両組織に係るワークフロー処理を共存処理可能なことを特徴とするワークフロー管理方法。
  12. 前記個人情報格納手段は、個人情報として、前記組織識別情報毎にワークフローの使用が有効か否かを識別する使用有効・無効識別情報を更に含み、
    前記ワークフロー処理可否判定段階は、前記組織情報格納手段に格納されている組織情報及び前記個人情報格納手段に格納されている個人情報を参照し、ユーザのワークフロー処理を許可するか否かを判定し、
    前記ワークフロー処理段階は、前記ワークフロー処理可否判定段階において、ワークフロー処理を許可すると判定されると、ワークフローの定義情報に基づいてワークフロー処理を行うことにより、
    組織変更又は人事異動前、及び組織変更又は人事異動後、の新旧両組織に係るワークフロー処理を共存処理可能なことを特徴とする請求項10記載のワークフロー管理方法。
  13. 前記ワークフロー処理可否判定段階において、ワークフロー処理を許可しないと判定されると、ワークフロー処理を許可しない旨ユーザに通知すると共に、後処理を行うエラー処理段階を更に有することを特徴とする請求項10乃至13何れか一項記載のワークフロー管理方法。
  14. 前記個人情報格納手段は、個人情報として、不在時の代行資格者情報を更に含み、
    前記ワークフロー処理段階は、起票された案件のある処理がワークフローの回覧経路上で一定期間処理が実行されていないと判定すると、案件の重要度に応じて、該当ユーザをスキップするか、前記個人情報格納手段に含まれる前記該当ユーザの代行資格者情報に基づいて代行者に処理を転送することを特徴とする請求項10乃至13何れか一項記載のワークフロー管理方法。
  15. 旧組織を無効化する無効化処理段階を更に有することを特徴とする請求項10乃至14何れか一項記載のワークフロー管理方法。
  16. 前記組織情報格納手段は、組織情報として、組織の上下関係を表す上下関係情報を更に含み、
    前記無効化処理段階は、前記上下関係情報に基づき、下位組織から上位組織へと旧組織を無効化することを特徴とする請求項15記載のワークフロー管理方法。
  17. 前記無効化処理段階は、無効化した組織に所属するユーザに係る前記使用有効・無効識別情報に、ワークフローの使用が無効であることを意味する値を設定することを特徴とする請求項15又は16記載のワークフロー管理方法。
  18. 請求項10乃至17何れか一項記載のワークフロー管理方法をコンピュータに実行させることを特徴とするワークフロー管理プログラム。
  19. 請求項18記載のワークフロー管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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