JP2006192451A - 押出加工用金型 - Google Patents

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Abstract

【課題】 被金属材料に微細化した結晶粒を均一に高歩留まりで導入することができる押出加工用金型を提供すること。
【解決手段】 屈曲部4を有する溝孔3を備え、当該溝孔3に被加工素材2を押し込んで通過させ、屈曲部4で被加工素材2に剪断ひずみを与えるようにした押出加工用金型1において、屈曲部4に溝孔3を屈曲させる内側屈曲部5と、該内側屈曲部5の頂点を中心にR形状が形成される外側屈曲部6とを形成し、被加工素材2に、ε≧1.0のひずみが断面積率で80%以上形成されるように、内側屈曲部5の屈曲角度Φ及び外側屈曲部6のR形状付与角度Ψを設定するようにした。
【選択図】 図1

Description

ECAP法を用いて被加工金属材料の結晶粒微細化を行う押出加工用金型に関する。
結晶粒の微細化は金属材料の靭性の向上や超塑性特性の発現には必須の条件であることは従来から明らかにされている。結晶粒の微細化方法にはいろいろあるが、その代表的な手法として、等断面傾斜角押出し(Equal Channel Angular Pressing:以下EPACと示す)法が考案されている。このEPAC法は、金属材料に高密度転位を導入し、結晶粒の微細化を図るものである。
ECAP法を用いた加工方法としては、例えば図6に示すように、等断面の溝孔102が交差する金型101で被加工素材104を押し出し、屈曲角度ΦとR形状付与角度Ψとを有する屈曲部103によって被加工素材104に剪断変形を与え、結晶粒の微細化を行うものである。つまり、EPAC法は、加工前後の被加工素材の断面積及びサイズを変えずに剪断ひずみを付与し、結晶粒の微細化を図るものである。
従来の圧延や線引き等の通常の加工法では、強加工を加えると材料の厚さや太さが変わり、加えられる変形量は現実的に制約があったが、一方、EPAC法にはこのような制約がなく、動的あるいは静的回復、再結晶を組み合わせると、従来達成できなかった領域まで結晶粒を微細化することができる。最近の研究では、様々な材料で超微細粒組織が達成され、延性や超塑性特性が改良されることがわかり、新しいか加工プロセスとして期待が高まっている。
このような被加工素材の結晶粒微細化を図った押出加工用金型は、例えば、特許文献1に開示されている。
特開2001−1042号公報
従来、EPAC時に被加工素材に導入される相当ひずみは式(1)に従うことが知られており、金型形状によらず被加工素材のどの断面を見ても均一な変形を受けるとさせている。
Figure 2006192451
しかしながら、図7に示すように、剪断ひずみが導入された被加工素材を調べてみると、a部及びb部のように場所によって大きく組織が異なり、均一な剪断変形を受けていないことが解った。被加工素材に均一な剪断ひずみが与えられないということは、均一な微細化した結晶粒も得られないということに繋がってしまう。工業的に実用化を図るためには、均一な加工を受け、組織(機械的特性)が一様な素材を得られなくてはならず、また、その条件を明らかにする必要があると解される。
更に、従来は式(1)に従って相当ひずみを変化させた組織の均一性については検討されてきたが、場所による組織の不均一性という観点からは考えられていなかった。これは、EPAC法を用いた押出加工用金型はこれまでに数多くの研究がなされているが、その多くは数センチ角の実験室サイズの供試材を用いて検討されたものであり、工業的に実用的なサイズでの検討はされていなかったからである。
従って、本発明は上記課題を解決するものであり、被金属材料に微細化した結晶粒を均一に高歩留まりで導入することができる押出加工用金型を提供することを目的とする。
上記課題を解決する第1の発明に係る押出加工用金型は、
屈曲部を有する溝孔を備え、当該溝孔に被加工素材を押し込んで通過させ、前記屈曲部で前記被加工素材に剪断ひずみを与えるようにした押出加工用金型において、
前記屈曲部に前記溝孔を屈曲させる内側屈曲部と、該内側屈曲部の頂点を中心にR形状が形成される外側屈曲部とを形成し、
前記被加工素材に、ε≧1.0のひずみが断面積率で80%以上形成されるように、前記内側屈曲部の屈曲角度及び前記外側屈曲部のR形状付与角度を設定した
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第2の発明に係る押出加工用金型は、
第1の発明に係る押出加工用金型おいて、
前記屈曲角度及び前記R形状付与角度を変えて、ε≧1.0のひずみが断面積率で80%以上となる前記屈曲角度及び前記R形状付与角度の範囲を求め、当該範囲内に前記屈曲角度及び前記R形状付与角度を設定した
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第3の発明に係る押出加工用金型は、
第1の発明に係る押出加工用金型おいて、
前記屈曲角度及び前記R形状付与角度からなるマップを作成し、
前記屈曲角度を90°及び前記R形状付与角度を30°と設定した点と、
前記屈曲角度を100°及び前記R形状付与角度を0°と設定した点とを直線で結び、
当該直線の下部の範囲内に前記屈曲角度及び前記R形状付与角度を設定した
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第4の発明に係る押出加工用金型は、
第1の発明に係る押出加工用金型おいて、
前記屈曲角度を90°以下とし、かつ前記R形状付与角度を30°以下とした
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第5の発明に係る押出加工用金型は、
第1の発明に係る押出加工用金型おいて、
前記屈曲角度を100°以下とし、かつ前記R形状付与角度を0°とした
ことを特徴とする。
第1の発明に係る押出加工用金型によれば、屈曲部を有する溝孔を備え、当該溝孔に被加工素材を押し込んで通過させ、前記屈曲部で前記被加工素材に剪断ひずみを与えるようにした押出加工用金型において、前記屈曲部に前記溝孔を屈曲させる内側屈曲部と、該内側屈曲部の頂点を中心にR形状が形成される外側屈曲部とを形成し、前記被加工素材に、ε≧1.0のひずみが断面積率で80%以上形成されるように、前記内側屈曲部の屈曲角度及び前記外側屈曲部のR形状付与角度を設定したことにより、前記被金属材料に微細化した結晶粒を均一に高歩留まりで導入することができる。
第2の発明に係る押出加工用金型によれば、第1の発明に係る押出加工用金型おいて、前記屈曲角度及び前記R形状付与角度を変えて、ε≧1.0のひずみが断面積率で80%以上となる前記屈曲角度及び前記R形状付与角度の範囲を求め、当該範囲内に前記屈曲角度及び前記R形状付与角度を設定したことにより、前記被金属材料に微細化した結晶粒を均一に高歩留まりで導入することができる。
第3の発明に係る押出加工用金型によれば、第1の発明に係る押出加工用金型おいて、前記屈曲角度及び前記R形状付与角度からなるマップを作成し、前記屈曲角度を90°及び前記R形状付与角度を30°と設定した点と、前記屈曲角度を100°及び前記R形状付与角度を0°と設定した点とを直線で結び、当該直線の下部の範囲内に前記屈曲角度及び前記R形状付与角度を設定したことにより、前記被金属材料に微細化した結晶粒を均一に高歩留まりで導入することができる。
第4の発明に係る押出加工用金型によれば、第1の発明に係る押出加工用金型おいて、前記屈曲角度を90°以下とし、かつ前記R形状付与角度を30°以下としたことにより、前記被金属材料に微細化した結晶粒を均一に高歩留まりで導入することができる。
第5の発明に係る押出加工用金型によれば、第1の発明に係る押出加工用金型おいて、前記屈曲角度を100°以下とし、かつ前記R形状付与角度を0°としたことにより、前記被金属材料に微細化した結晶粒を均一に高歩留まりで導入することができる。
以下、本発明に係る押出加工用金型の実施形態を図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明の一実施例に係る押出加工用金型の断面図、図2は本発明の一実施例に係る押出加工用金型を用いたときの解析結果を示した図、図3はR形状付与角度Ψと剪断ひずみεとの関係を示した図、図4は式(1)より求めた屈曲角度Φと剪断ひずみεとの関係を示した図、図5は屈曲角度ΦとR形状付与角度Ψとの関係を示した図である。
図1に示すように、EPAC法を用いた押出加工用金型1は被加工素材2に微細化した結晶粒を導入する金型である。押出加工用金型1には被加工素材2が通過する等断面でL字状の溝孔3が形成されている。溝孔3は屈曲部4を有しており、この屈曲部4には内側屈曲部5と外側屈曲部6とが形成されている。内側屈曲部5は屈曲角度Φで形成されると共に、外側屈曲部6はR形状(円弧状)に形成され、そのR形状付与角度Ψは内側屈曲部5の頂点を中心にして付与されている。そして、被加工素材2はこの溝孔3の開口部3aから挿入され、押出プランジャー7の押出力によって開口部3bから押し出される。図1中に押出プランジャー7の押出力方向と被加工素材2の押出方向とを矢印で示す。
従って、上述した構成の押出加工用金型1により被加工素材2の押出加工を行うには、溝孔3の断面と断面積及び形状とが同じで所定の長さの被加工素材2を準備し、その被加工素材2を開口部3aに挿入する。そして、被加工素材2の後方から押出プランジャー7にて押し込む。被加工素材2は押出力を受けて溝孔3内を進み、屈曲部4に到達し、更に押出プランジャー7により押し込まれると屈曲部4を通過して開口部3bから押し出される。被加工素材2は屈曲部4を通過するときに屈曲されて剪断変形を受ける。これにより剪断ひずみが導入され、結晶粒の微細化が行われる。
なお、溝孔3の断面形状は正方形や円形等でも構わない。押出加工を行う際には、被加工素材2を1つ加工するごとに取り出して断続的に行ってもよく、また、押出プランジャー7が最下点に達した後に後退させ、次の被加工素材2を押出プランジャー7により押し出すことで先の被加工素材2を取り出して連続的に行ってもよい。押出プランジャー7の最下点の位置は、屈曲部4の手前に設定すると効率よく押出加工が行える。更に、被加工素材2は所望する結晶粒の微細化が図れるまで、数回の押出加工を行うようにしても構わない。
被加工素材へ導入される剪断ひずみは屈曲角度ΦとR形状付与角度Ψとに起因することは式(1)からも解っており、屈曲角度Φが180°よりも小さくなるにしたがって剪断ひずみが導入され易く、R形状付与角度Ψが小さくなると剪断ひずみ量の変化量が大きくなる。また、経験的に屈曲角度Φが90°に近いほど結晶粒を効率的に微細化できるとされている。しかし、屈曲角度Φが小さ過ぎると被加工素材に過剰な剪断変形が与えられ割れ等が発生し、大き過ぎると剪断変形が与えられず結晶粒の微細化も殆ど行われない。これにより、被加工素材に剪断ひずみを導入するときの屈曲角度ΦとR形状付与角度Ψとの範囲は、ある程度予測することができる。
しかしながら、屈曲角度ΦとR形状付与角度Ψとの組み合わせは無数に存在するので、これらの角度範囲を明確に断定することは難しく、これに加えて、剪断ひずみの大きさ及び導入量を同時に考慮しなくてはならない。これは、所定の大きさの剪断ひずみを導入しても剪断ひずみ量が少なかったり、所定の剪断ひずみ量を導入しても小さな剪断ひずみであったりする場合には、結晶粒の微細化も効率よく行われず、被加工素材の強度や靭性の向上もなされない。また、加工中に割れ等の欠陥が生じては、被加工素材が工業的にも必要とされないからである。
ここで、被加工素材の結晶粒が剪断変形によって微細化されるには、剪断ひずみεがε≧1.0であれば確実に微細化されると考えると共に、押出加工後の被加工素材の切り落とし領域等を考慮してε≧1.0の断面積率が80%以上であれば工業的にも利用可能であると考えられる。
そこで、本実施例においては、工業的に利用可能である条件として、ε≧1.0の断面積率が80%以上となるような屈曲角度ΦとR形状付与角度Ψとの範囲を特定することにした。
次に、図2〜5を用いて屈曲角度ΦとR形状付与角度Ψとの関係について説明する。
図2は、屈曲角度Φを比較的に結晶粒を効率的に微細化できる90°に一定とし、R形状付与角度Ψをパラメータとして有限要素解析を行い、導入される剪断ひずみεの解析を行ったものである。R形状付与角度Ψは0〜90°と段階的に設定され、4種類(I 〜IV)の形状から被加工素材を押出加工した。そして、各被加工素材の断面A−Aから断面D−Dにおいて、ε≧1.0の断面積率について調べてみた。
この結果、断面において、R形状付与角度Ψが小さくなるにつれて、ε≧1.0の断面積率が大きくなると共に、剪断ひずみは均一化されていくことが解った。
図3は、図2の結果をまとめたものであり、屈曲角度Φを90°と一定にした状態でのR形状付与角度Ψとε≧1.0の断面積率との関係を曲線Xで示したものである。この図からも解るとおり、ε≧1.0の断面積率が80%以上となるのは、R形状付与角度Ψが30°以下である。
また、屈曲角度Φは小さくなるにつれて、導入される剪断ひずみが増加すると考えられることから、ε≧1.0の断面積率が80%以上となる被加工素材を加工する押出加工用金型の屈曲部の形状は、屈曲角度Φが90°以下、かつR形状付与角度Ψが30°以下の範囲であると考えられる。この範囲を以下、範囲1と示す。
ここで、図2の形状IからR形状付与角度Ψが0°のときは、式(1)を用いても均一
変形することが確認できる。更に、均一変形(R形状付与角度Ψが0°のとき)するときの屈曲角度Φと剪断ひずみεとの関係を式(1)を用いて求めると、図4のような曲線Yが求められる。
図4に示すように、ε≧1.0となる屈曲角度Φの範囲は、100°以下になることが解る。つまり、ε≧1.0の断面積率が80%以上となるのは、屈曲角度Φが100°以下である。屈曲角度Φが90〜100°の範囲については、図2のIの形状から考えると
、例え屈曲角度Φが90°から100°に大きくなったとしても、ε≧1.0の断面積率が80%以上になるであろうと推測できる。
上述した内容をまとめると図5に示すようになる。先ず、図2,3から求めた屈曲角度Φが90°以下、かつR形状付与角度Ψが30°以下の範囲は、図5中において範囲1と示すことができる。次に、図2,3で解析したε≧1.0であって、ε≧1.0の断面積率が最も低い形状IIの条件である点M(屈曲角度Φ=90°,R形状付与角度Ψ=30°
)と、図4で求めたε≧1.0であって、ε≧1.0の断面積率が最も低い条件である点N(屈曲角度Φ=100°,R形状付与角度Ψ=0°)とを結び、この直線を直線Zと示す。そして、直線Zの下部の範囲を範囲2とする。つまり、範囲1は範囲2に含有しているので、範囲2がε≧1.0の断面積率が80%以上となるような屈曲角度ΦとR形状付与角度Ψとの範囲となる。即ち、この範囲内で押出加工をすることにより、被加工素材2に均一で高密度な剪断ひずみを与えることができるので、工業的に利用可能である微細化した結晶粒を均一に高歩留まりで導入することができる。
従って、本発明の押出加工用金型によれば、屈曲部4を有する溝孔3を備え、当該溝孔3に被加工素材2を押し込んで通過させ、屈曲部4で被加工素材2に剪断ひずみを与えるようにした押出加工用金型1において、屈曲部4に溝孔3を屈曲させる内側屈曲部5と、該内側屈曲部5の頂点を中心にR形状が形成される外側屈曲部6とを形成し、被加工素材2に、ε≧1.0の剪断ひずみが断面積率で80%以上形成されるように、内側屈曲部5の屈曲角度Φ及び外側屈曲部6のR形状付与角度Ψを設定し、或いは、屈曲角度Φ及びR形状付与角度Ψを変えて、ε≧1.0の剪断ひずみが断面積率で80%以上となる屈曲角度Φ及びR形状付与角度Ψの範囲を求め、当該範囲内に屈曲角度Φ及びR形状付与角度Ψを設定したことにより、均一で高密度な剪断ひずみを与えることができるので、工業的に利用可能である微細化した結晶粒を均一に高歩留まりで導入することができる。
その屈曲角度Φ及びR形状付与角度Ψの具体的な範囲は、屈曲角度Φを90°及びR形状付与角度Ψを30°と設定した点と、屈曲角度Φを100°及びR形状付与角度Ψを0°と設定した点とを結んだ直線の下部である。または、屈曲角度Φを90°以下とし、かつR形状付与角度Ψを30°以下とした範囲であってもよく、更には、曲角度Φを100°以下とし、かつR形状付与角度Ψを0°とした範囲でも被加工素材2に均一で高密度な剪断ひずみを与えることができるので、工業的に利用可能である微細化した結晶粒を均一に高歩留まりで導入することができる。
本発明は、金属材料に微細化した結晶粒を導入する装置等に適用可能である。
本発明の一実施例に係る押出加工用金型の断面図である。 本発明の一実施例に係る押出加工用金型を用いたときの解析結果を示した図である。 R形状付与角度Ψと剪断ひずみεとの関係を示した図である。 相当ひずみの基本式より求めた屈曲角度Φと剪断ひずみεとの関係を示した図である。 屈曲角度ΦとR形状付与角度Ψとの関係を示した図である。 従来の一実施例に係る押出加工用金型の概略図である。 (1)従来の押出加工用金型を用いて押出加工をした被加工素材の組織図であり、(2)は図(1)のa,b部の拡大組織図である。
符号の説明
1 押出加工用金型
2 被加工素材
3 溝孔
4 屈曲部
5 内側屈曲部
6 外側屈曲部
7 押出プランジャー

Claims (5)

  1. 屈曲部を有する溝孔を備え、当該溝孔に被加工素材を押し込んで通過させ、前記屈曲部で前記被加工素材に剪断ひずみを与えるようにした押出加工用金型において、
    前記屈曲部に前記溝孔を屈曲させる内側屈曲部と、該内側屈曲部の頂点を中心にR形状が形成される外側屈曲部とを形成し、
    前記被加工素材に、ε≧1.0のひずみが断面積率で80%以上形成されるように、前記内側屈曲部の屈曲角度及び前記外側屈曲部のR形状付与角度を設定した
    ことを特徴とする押出加工用金型。
  2. 請求項1に記載の押出加工用金型において、
    前記屈曲角度及び前記R形状付与角度を変えて、ε≧1.0のひずみが断面積率で80%以上となる前記屈曲角度及び前記R形状付与角度の範囲を求め、当該範囲内に前記屈曲角度及び前記R形状付与角度を設定した
    ことを特徴とする押出加工用金型。
  3. 請求項1に記載の押出加工用金型において、
    前記屈曲角度及び前記R形状付与角度からなるマップを作成し、
    前記屈曲角度を90°及び前記R形状付与角度を30°と設定した点と、
    前記屈曲角度を100°及び前記R形状付与角度を0°と設定した点とを直線で結び、
    当該直線の下部の範囲内に前記屈曲角度及び前記R形状付与角度を設定した
    ことを特徴とする押出加工用金型。
  4. 請求項1に記載の押出加工用金型において、
    前記屈曲角度を90°以下とし、かつ前記R形状付与角度を30°以下とした
    ことを特徴とする押出加工用金型。
  5. 請求項1に記載の押出加工用金型において、
    前記屈曲角度を100°以下とし、かつ前記R形状付与角度を0°とした
    ことを特徴とする押出加工用金型。
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