JP2006191367A - 画像読み取り装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 画像読み取り装置の機差があっても、全部の駒に対して、個別に色補正の操作を行わなくても済むような画像読取装置、画像読取方法およびプログラムを提供することにある。
【解決手段】 カラー画像データを読み取る画像読み取り装置において、読み取った画像すべてに対して、同一のパラメータで画質調整を行うための基本画質調整手段と、読み取った画像ごとに、異なるパラメータで画質調整を行うための駒別画質調整手段を有し、基本画質調整手段で調整された結果に対して、駒別画質調整手段で調整を行う。
【選択図】 図4
【解決手段】 カラー画像データを読み取る画像読み取り装置において、読み取った画像すべてに対して、同一のパラメータで画質調整を行うための基本画質調整手段と、読み取った画像ごとに、異なるパラメータで画質調整を行うための駒別画質調整手段を有し、基本画質調整手段で調整された結果に対して、駒別画質調整手段で調整を行う。
【選択図】 図4
Description
本発明は、画像を読み取るための画像読取装置、画像読取方法およびプログラムに関する。
画像をデジタルデータとして得るための装置として、反射原稿を読み取るための反射原稿用スキャナ、フィルム上の画像を読み取るためのフィルムスキャナがある。
フィルムスキャナの構成について図1を参照しながら説明する。
図1に、スキャナのブロック図を示す。101は、光源であり、102のフィルムを照射する。102は、ポジカラーフィルムやカラーネガフィルムなどのフィルムである。103は、結像レンズである。104は、CCDであり、103のレンズにより102のフィルム上の像がCCD上に結像する。CCDは、3色のラインセンサCCDであり、それぞれにRGBの色分解フィルタが貼り付けられてあり、フィルム上の像は色分解されアナログ信号として出力される。105は、A/D変換器であり、アナログ信号をデジタル信号に変換する。RGB、それぞれ10ビットのデータとして出力される。106は、データバスであり、画像データやその他のデータが流れる。107は、画像記憶部で、A/D変換された画像データを記憶する。また、107は、処理の途中で使用するバッファメモリ部と全ての処理を終了した結果を格納する画像メモリ部で構成される。108はカラーテーブル記憶部で、フィルムの種類毎のテーブルが記憶されている。テーブルは、RGB毎の1次元LUT(ルックアップテーブル)である。つまり、フィルム毎に3本のLUTがあることになる。図6にネガフィルム用のLUTの例を示す。このテーブルを用いることにより10ビットのネガデータから8ビットポジデータへの変換を行う。カラーネガフィルムを例に上げると、フィルムの種類毎に異なるカラーバランスと階調特性を持つため、通常、フィルムの種類毎のLUTを用意しなければならない。109は画像データ変換部で、108に記憶されている1次元LUTを用いて画像データの変換を行う。この結果、ネガ画像は、カラーバランスの整ったポジ画像に変換され、RGB、各色8ビットのデータとなる。109で処理された画像データは107の画像記憶部に書き込まれる。110は、画像表示部で、画像を目で確認するために画像をCRTなどの画像表示装置に表示する。111は画質調整部で、110の画像表示部に表示される画像を見ながら、コントラスト、RGBのカラーバランスなどの画質調整を行うことができる。112は画質調整パラメータ記憶部で、111の画質調整部において決定したパラメータを記憶する。113はLUT生成部で、111の画質調整部で得られたパラメータから、新たなLUTを生成する。画像データ変換部109は、このLUTを使い、画像記憶部107に記憶されている画像を変換する。
次に、従来のスキャンのシーケンスを説明する。
<ステップS1>
ユーザがフィルムをスキャナに装填する。
ユーザがフィルムをスキャナに装填する。
<ステップS2>
スキャナは、フィルム上に記録されているバーコードからフィルム種別を自動判別する。
スキャナは、フィルム上に記録されているバーコードからフィルム種別を自動判別する。
<ステップS3>
フィルム種別に対応したカラーテーブル(ルックアップテーブル(LUT))が自動的にスキャナにセットされる。もしくは、ユーザは、任意のフィルム種を指定することによりLUTがセットされる。
フィルム種別に対応したカラーテーブル(ルックアップテーブル(LUT))が自動的にスキャナにセットされる。もしくは、ユーザは、任意のフィルム種を指定することによりLUTがセットされる。
<ステップS4>
確認用の低解像度の画像を得るためのプリスキャンが行われる。
確認用の低解像度の画像を得るためのプリスキャンが行われる。
プリスキャン画像は、CRTなどの画像表示部110に表示される。
<ステップS5>
ユーザは、プリスキャン画像の中から画像を選択し、画質調整を行うための画質調整ダイアログを開き、画質調整を行う。
ユーザは、プリスキャン画像の中から画像を選択し、画質調整を行うための画質調整ダイアログを開き、画質調整を行う。
<ステップS6>
LUT生成部113において、画質調整のパラメータから、ファインスキャン用のLUTを生成する。
LUT生成部113において、画質調整のパラメータから、ファインスキャン用のLUTを生成する。
<ステップS7>
画像データ変換部109にステップS6で生成されたLUTをセットし、ファインスキャンが行なわれる。この結果、画質調整が行われた画像が得られる。
画像データ変換部109にステップS6で生成されたLUTをセットし、ファインスキャンが行なわれる。この結果、画質調整が行われた画像が得られる。
又、別の従来例としては、例えば特許文献1と特許文献2をあげることが出来る。
特開平07−143262号公報
特開平11−98369号公報
上述、従来例においては、例えば、スキャナの機差により、使用しているスキャナのカラーバランスにおいて赤が強い場合、プリスキャンの結果、全ての画像の赤が強くなってしまう。また、自動色補正が原因で、全体的に色の偏りが発生する場合もある。また、ユーザによっては、カラーバランスや明るさの目標値を自分の好みや、出力機の特性に簡単に合わせたいという場合があった。このように、従来、プリスキャンの結果、全ての画像の色が同一方向へ偏ってしまう場合、全部の駒に対して、それぞれ、色補正を行わなければならず、多くの手間を必要としていた。
本発明の目的は、画像読み取り装置の機差があっても、全部の駒に対して、個別に色補正の操作を行わなくても済むような画像読取装置、画像読取方法およびプログラムを提供することにある。
本発明は、カラー画像データを読み取る画像読み取り装置において、読み取った画像すべてに対して、同一のパラメータで画質調整を行うための基本画質調整手段と、読み取った画像ごとに、異なるパラメータで画質調整を行うための駒別画質調整手段を備えることを特徴とする。
本発明の前記、基本画質調整手段は、画像読み取り装置ごとの機体差を調整することを特徴とする。
本発明の前記、基本画質調整手段は、操作者の好みを反映することを特徴とする。
本発明の前記、基本画質調整手段と駒別画質調整手段は、一つもしくは複数の調整機能を備えることを特徴とする。
本発明の前記、基本画質調整手段で設定した一つもしくは複数のパラメータを1セットとして、複数セット記憶できることを特徴とする。
本発明の前記、基本画質調整手段で記憶した複数セットのパラメータの中から1組を呼び出して、基本画質調整手段のパラメータとして適用することを特徴とする。
本発明は、カラー画像データを読み取る画像読み取り装置において、読み取った画像すべてに対して、同一のパラメータで画質調整を行うための基本画質調整手段と、読み取った画像ごとに、異なるパラメータで画質調整を行うための駒別画質調整手段、基本画質調整のパラメータと駒別調整のパラメータを合成するパラメータ合成手段を備えることを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、基本画質調整を行うことにより、スキャナの機体差や全体的な画質の偏りを補正することができるようになった。また、カラーバランスや明るさの目標値を自分の好みや、出力機の特性に簡単に合わせることが可能となった。また、基本画質調整を行った後に、駒別画質調整を行うことにより、撮影シーンごとの色や明るさコントラストなどのばらつきを調整することができるようになった。この結果、従来、機体差がある場合、プリスキャン後のすべての駒に対して、いちいち調整しなければならなかったが、本発明により、一度だけ、基本画質調整を行えば、機体差や全体的な画質の偏りを補正できるので、作業効率が大幅に向上した。また、スキャン画像全体に対する操作者の好みを反映することもできるようになった。また、駒別の画質調整を行う場合、すでに、機体差や全体的な画質の偏りが補正された後なので、駒別の調整量が少なくてすむので、簡単で精度良く調整が行えるようになった。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の第1形態)
図2は本発明の実施の第1形態に係る画像読取装置としてのフィルムスキャナにおける処理の流れを説明するためのフローチャートである。以下、処理の流れに従い、説明を行なう。なお、本実施例においては、ネガフィルムの場合について説明する。
図2は本発明の実施の第1形態に係る画像読取装置としてのフィルムスキャナにおける処理の流れを説明するためのフローチャートである。以下、処理の流れに従い、説明を行なう。なお、本実施例においては、ネガフィルムの場合について説明する。
<ステップS1>
ユーザが、ネガフィルムをスキャナに装填する。ネガフィルムには、あらかじめ、フィルムの上下に、フィルム種を特定できるようにバーコードが記録されている。スキャナには、画像読み取り用のセンサとは別に、このバーコードを読み取るためのセンサが用意されており、バーコードを得ることができる。スキャナには、あらかじめ、バーコードとフィルム種の対応表が記憶されており、バーコードからフィルム種を特定することが可能である。
ユーザが、ネガフィルムをスキャナに装填する。ネガフィルムには、あらかじめ、フィルムの上下に、フィルム種を特定できるようにバーコードが記録されている。スキャナには、画像読み取り用のセンサとは別に、このバーコードを読み取るためのセンサが用意されており、バーコードを得ることができる。スキャナには、あらかじめ、バーコードとフィルム種の対応表が記憶されており、バーコードからフィルム種を特定することが可能である。
<ステップS2>
判定したフィルム種が何であるか、ユーザに分かるように表示を行なう。図3に本実施例の場合の、GUI(グラフィカルユーザインターフェース)における表示例を示す。検出したバーコードが、前記、対応表にあれば、それに対応するフィルム種名称が表示される。対応表にない場合は、「標準」と表示される。この場合、後に標準的なテーブルがセットされプリスキャン、スキャンが行なわれる。なお、このGUIは、フィルム種選択機能も兼ねている。301の塗りつぶし▽印をクリックすると、下方向にリストボックスが開き、登録されているすべてのフィルム種が表示され、ユーザは、その中から任意のフィルム種を選択することができる。
判定したフィルム種が何であるか、ユーザに分かるように表示を行なう。図3に本実施例の場合の、GUI(グラフィカルユーザインターフェース)における表示例を示す。検出したバーコードが、前記、対応表にあれば、それに対応するフィルム種名称が表示される。対応表にない場合は、「標準」と表示される。この場合、後に標準的なテーブルがセットされプリスキャン、スキャンが行なわれる。なお、このGUIは、フィルム種選択機能も兼ねている。301の塗りつぶし▽印をクリックすると、下方向にリストボックスが開き、登録されているすべてのフィルム種が表示され、ユーザは、その中から任意のフィルム種を選択することができる。
<ステップS3>
図4に本発明のスキャナのブロック図を示す。図1とほぼ同様の構成なので、同一機能部分に関する説明は省略する。ステップS2で選択されたフィルム種に対応するカラーテーブルがスキャナにセットされる。具体的には、カラーテーブル記憶部408には、フィルム種ごとのカラーテーブルが記憶されている。カラーテーブルはRGB各色ごとの1次元のLUTである。ステップS2で選択されたフィルム種に対応するカラーテーブルが画像データ変換部409にセットされる。
図4に本発明のスキャナのブロック図を示す。図1とほぼ同様の構成なので、同一機能部分に関する説明は省略する。ステップS2で選択されたフィルム種に対応するカラーテーブルがスキャナにセットされる。具体的には、カラーテーブル記憶部408には、フィルム種ごとのカラーテーブルが記憶されている。カラーテーブルはRGB各色ごとの1次元のLUTである。ステップS2で選択されたフィルム種に対応するカラーテーブルが画像データ変換部409にセットされる。
<ステップS4>
確認用の画像を取得するためのプリスキャンが行われる。画像データ変換部409に、セットされているカラーテーブルにより、ネガからポジへ変換され、画像記憶部407に記憶される。
確認用の画像を取得するためのプリスキャンが行われる。画像データ変換部409に、セットされているカラーテーブルにより、ネガからポジへ変換され、画像記憶部407に記憶される。
<ステップS5>
プリスキャン画像は、CRTなどの画像表示部410に表示される。
プリスキャン画像は、CRTなどの画像表示部410に表示される。
<ステップS6>
スキャナに機差がある場合、プリスキャン画像の全駒のカラーバランスが同一の方向にずれる。例えば、全駒が赤みを帯びた画像となる。また、ユーザによっては、カラーバランスや明るさの目標値を自分の好みや、出力機の特性に合わせたいという場合がある。
スキャナに機差がある場合、プリスキャン画像の全駒のカラーバランスが同一の方向にずれる。例えば、全駒が赤みを帯びた画像となる。また、ユーザによっては、カラーバランスや明るさの目標値を自分の好みや、出力機の特性に合わせたいという場合がある。
そのような場合、ユーザは、プリスキャン画像の中から任意の画像を選択し、基本画質調整を行うための画像画質調整ダイアログを開く。
<ステップS7>
図5に画質調整ダイアログを示す。基本画質調整を選択するラジオボタンを選択する。原画像表示ウィンドウに選択した画像が表示される。画像選択スライダーバーを操作することにより、複数のプリスキャン画像の中から任意に原画像を選択し直すこともできる。R,G,Bスライダーバーを操作することにより、R,G,Bのカラーバランスを調整することができる。明るさ、コントラスト、シャープネスのスライダーバーを操作することにより、それぞれ、明るさ、コントラスト、シャープネスを調整することができる。また、スキャン画像全体に対する操作者の画質に関する好みを反映することもできる。画質調整を行った結果は補正画像表示ウィンドウに表示される。調整が完了したら、[OK]をクリックしてダイアログを閉じる。また、調整が完了後、[保存]ボタンをクリックすると、パラメータ保存用のダイアログが表示され、このダイアログで設定したパラメータをセットとして、任意のファイル名をつけて保存することができる。また、[読み出し]ボタンをクリックすることにより、パラメータ読み出し用のダイアログが表示され、既に保存されているパラメータセットのファイル名の一覧が表示され、ユーザは、その中から一つ呼び出すことができる。呼び出した結果は、即座に各スライダーにセットされ、補正画像ウィンドウに結果が反映される。
図5に画質調整ダイアログを示す。基本画質調整を選択するラジオボタンを選択する。原画像表示ウィンドウに選択した画像が表示される。画像選択スライダーバーを操作することにより、複数のプリスキャン画像の中から任意に原画像を選択し直すこともできる。R,G,Bスライダーバーを操作することにより、R,G,Bのカラーバランスを調整することができる。明るさ、コントラスト、シャープネスのスライダーバーを操作することにより、それぞれ、明るさ、コントラスト、シャープネスを調整することができる。また、スキャン画像全体に対する操作者の画質に関する好みを反映することもできる。画質調整を行った結果は補正画像表示ウィンドウに表示される。調整が完了したら、[OK]をクリックしてダイアログを閉じる。また、調整が完了後、[保存]ボタンをクリックすると、パラメータ保存用のダイアログが表示され、このダイアログで設定したパラメータをセットとして、任意のファイル名をつけて保存することができる。また、[読み出し]ボタンをクリックすることにより、パラメータ読み出し用のダイアログが表示され、既に保存されているパラメータセットのファイル名の一覧が表示され、ユーザは、その中から一つ呼び出すことができる。呼び出した結果は、即座に各スライダーにセットされ、補正画像ウィンドウに結果が反映される。
<ステップS8>
このダイアログで設定した画質調整用のパラメータはすべてのプリスキャン画像に対して反映されモニターなどの画像表示部410に表示される。この結果、スキャナの機差などが補正される。
このダイアログで設定した画質調整用のパラメータはすべてのプリスキャン画像に対して反映されモニターなどの画像表示部410に表示される。この結果、スキャナの機差などが補正される。
<ステップS9>
基本画質調整により、スキャナの機差や、フィルムの現像条件のばらつきは補正されるが、シーンごとの色や明るさコントラストのばらつきは残る。具体的には、ネガフィルムの場合、赤い自動車を画面一杯の画角で撮影すると、自動補正により、画面全体が赤の補色であるシアンの強い画像となることが多い。また、ストロボを使わず、逆光条件で人物を撮影した場合、顔部における明るさが適正ではなく暗くなってしまう。また、シーンによって撮影時の露出が適正でない場合、コントラストが強すぎたり、弱かったりする場合がある。以上のような場合、ユーザは、プリスキャン画像の中から任意の画像を選択し、駒別の画質調整を行うために画質調整ダイアログを開く。
基本画質調整により、スキャナの機差や、フィルムの現像条件のばらつきは補正されるが、シーンごとの色や明るさコントラストのばらつきは残る。具体的には、ネガフィルムの場合、赤い自動車を画面一杯の画角で撮影すると、自動補正により、画面全体が赤の補色であるシアンの強い画像となることが多い。また、ストロボを使わず、逆光条件で人物を撮影した場合、顔部における明るさが適正ではなく暗くなってしまう。また、シーンによって撮影時の露出が適正でない場合、コントラストが強すぎたり、弱かったりする場合がある。以上のような場合、ユーザは、プリスキャン画像の中から任意の画像を選択し、駒別の画質調整を行うために画質調整ダイアログを開く。
<ステップS10>
図5に駒別画質調整ダイアログを示す。基本画質調整ダイアログと同一のダイアログであり、ユーザは、駒別画質調整を選択するラジオボタンを選択する。原画像表示ウィンドウには、基本画質調整を行った結果の画像が表示される。つまり、駒別画質調整は、基本画質調整を行った結果に対して行われる。調整できる機能は、基本画質調整と同一なので、説明は省略する。調整が終了したら、[OK]ボタンを選択しダイアログを閉じる。
図5に駒別画質調整ダイアログを示す。基本画質調整ダイアログと同一のダイアログであり、ユーザは、駒別画質調整を選択するラジオボタンを選択する。原画像表示ウィンドウには、基本画質調整を行った結果の画像が表示される。つまり、駒別画質調整は、基本画質調整を行った結果に対して行われる。調整できる機能は、基本画質調整と同一なので、説明は省略する。調整が終了したら、[OK]ボタンを選択しダイアログを閉じる。
<ステップS11>
このダイアログで設定した画質調整用のパラメータはすべてのプリスキャン画像に対して反映されモニターなどの画像表示部410に表示される。この結果、スキャナの機差に対する補正に加えて、駒別の補正が行われる。
このダイアログで設定した画質調整用のパラメータはすべてのプリスキャン画像に対して反映されモニターなどの画像表示部410に表示される。この結果、スキャナの機差に対する補正に加えて、駒別の補正が行われる。
<ステップS12>
調整すべきすべての駒に対する調整が終了したら、高解像度画像を得るためのファインスキャンが行なわれる。ファインスキャンにおいては、基本画質調整用のパラメータと駒別画質調整用のパラメータがパラメータ合成部413において合成されて画質データ変換部409において処理が行われる。つまり、1つの画像に対しては、1回だけの処理で、基本画質調整と駒別画質調整が同時に行われる。これにより、別々に処理を行う場合に比べ、高速に処理が行われる。この結果、すべての画像に対して基本画質調整が行われ、さらに、指定した駒に対しては、基本画質調整と駒別の調整が行われた結果が得られる。
調整すべきすべての駒に対する調整が終了したら、高解像度画像を得るためのファインスキャンが行なわれる。ファインスキャンにおいては、基本画質調整用のパラメータと駒別画質調整用のパラメータがパラメータ合成部413において合成されて画質データ変換部409において処理が行われる。つまり、1つの画像に対しては、1回だけの処理で、基本画質調整と駒別画質調整が同時に行われる。これにより、別々に処理を行う場合に比べ、高速に処理が行われる。この結果、すべての画像に対して基本画質調整が行われ、さらに、指定した駒に対しては、基本画質調整と駒別の調整が行われた結果が得られる。
なお、本発明は、複数の機器(例えば、コンピュータ、インターフェース機器、スキャナ)から構成されるシステムに適用しても、それらの機能を有する単体の装置に適用しても良い。
また、本発明は、スキャナに接続されたコンピュータで動作するドライバソフトに適用しても良い。
また、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることはいうまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることはいうまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることはいうまでもない。
また、本実施例は、ネガフィルムにおける例を示したが、ポジフィルムや反射原稿をスキャンする場合にも同等の効果が得られることは言うまでもない。
401 光源
402 フィルム
403 レンズ群
404 CCD
405 A/D変換器
406 データバス
407 画像記憶部
408 カラーテーブル記憶部
409 画像データ変換部
410 画像表示部
411 画質調整部
412 基本画質調整パラメータ記憶部
413 パラメータ合成部
414 駒別画質調整パラメータ記憶部
415 LUT生成部
402 フィルム
403 レンズ群
404 CCD
405 A/D変換器
406 データバス
407 画像記憶部
408 カラーテーブル記憶部
409 画像データ変換部
410 画像表示部
411 画質調整部
412 基本画質調整パラメータ記憶部
413 パラメータ合成部
414 駒別画質調整パラメータ記憶部
415 LUT生成部
Claims (7)
- カラー画像データを読み取る画像読み取り装置において、読み取った画像すべてに対して、同一のパラメータで画質調整を行うための基本画質調整手段と、読み取った画像ごとに、異なるパラメータで画質調整を行うための駒別画質調整手段を有し、基本画質調整手段で調整された結果に対して、駒別画質調整手段で調整を行うことを特徴とする。
- 前記、基本画質調整手段は、画像読み取り装置ごとの機体差を調整することを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。
- 前記、基本画質調整手段は、操作者の好みを反映することを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。
- 前記、基本画質調整手段と駒別画質調整手段は、一つもしくは複数の調整機能を有することを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。
- 前記、基本画質調整手段で設定した一つもしくは複数のパラメータを1セットとして、複数セット記憶できることを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。
- 前記、基本画質調整手段で記憶した複数セットのパラメータの中から1組を呼び出して、基本画質調整手段のパラメータとして適用することを特徴とする請求項5記載の画像読み取り装置。
- カラー画像データを読み取る画像読み取り装置において、読み取った画像すべてに対して、同一のパラメータで画質調整を行うための基本画質調整手段と、読み取った画像ごとに、異なるパラメータで画質調整を行うための駒別画質調整手段、基本画質調整のパラメータと駒別調整のパラメータを合成するパラメータ合成手段を有し、画像確認用の低解像度の画像を得るためのプリスキャン画像に対しては、基本画質調整手段で調整された結果に対して、さらに駒別画質調整手段で調整を行い、高解像度の画像を得るためのファインスキャン画像に対しては、パラメータ合成手段で合成されたパラメータを使い処理することを特徴とする。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005001463A JP2006191367A (ja) | 2005-01-06 | 2005-01-06 | 画像読み取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005001463A JP2006191367A (ja) | 2005-01-06 | 2005-01-06 | 画像読み取り装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006191367A true JP2006191367A (ja) | 2006-07-20 |
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ID=36798069
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005001463A Withdrawn JP2006191367A (ja) | 2005-01-06 | 2005-01-06 | 画像読み取り装置 |
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2005
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Legal Events
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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