JP2006190385A - データ再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】オーディオデータ等の実データを再生する際のユーザの操作性の向上を図ることができるデータ再生装置を提供する。
【解決手段】圧縮音楽記憶装置2には、圧縮オーディオデータを含むオーディオファイルとオーディオファイルを指定するファイル指定情報でオーディオファイルの再生順序を示すリストデータを含むプレイリストファイルとが、多段に階層構造を構成できるフォルダを用いて記録されている。圧縮音楽記憶装置2の階層構造を解析して表示する際、プレイリストファイルを該ファイルが記録されているフォルダに格納されているフォルダとして表示する。プレイリストファイルに対応するフォルダが選択されたときは、プレイリストファイル内のリストデータによって指定されたオーディオファイルを順番に再生する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、オーディオデータなどの実データを含むデータファイルが多数記録されている記録媒体から、ユーザの選択に従ってデータファイルの実データを再生するデータ再生装置に関する。
近年、大容量の記録媒体であるハードディスクに、例えばCD(コンパクトディスク)に記録されているオーディオデータをデータ圧縮してオーディオファイルとして記録しておき、ユーザが選択したオーディオファイルを記録媒体から読み出して再生することができるように構成されたいわゆる圧縮オーディオ対応プレーヤと称されるデータ再生装置が普及してきている。
このようなデータ再生装置では、大容量のハードディスクにオーディオデータをデータ圧縮してオーディオファイルとして記録しているので、複数枚のCDに記録されている多数のオーディオデータを記録することができる。これによって、ユーザが聴きたい楽曲が異なるCDに記録されている場合であっても、上記データ再生装置を使用すれば、ユーザは楽曲ごとにCDを交換するといったわずらわしい作業を行う必要がなくなる。
このデータ再生装置では、多数のオーディオファイルを管理するために、階層構造でファイルを記録することができるフォルダを用いてオーディオファイルが記録媒体に記録されている。1つのフォルダの中には、例えば1枚のCD(アルバムということもある)に記録されている全楽曲、特定のアーティスト(演奏者)の複数の楽曲、あるいはユーザが好きな複数の楽曲が記録されている。
図10は、記録媒体におけるオーディオファイルの記録状態を示す概念図である。記録媒体であるハードディスク(HDD)51を1つのフォルダとみなすと、このフォルダの中にアルバムやアーティストなどの所定の分類項目に対応した1又は複数のフォルダ52,53,…が格納されている。そして、各フォルダ52,53,…の中には、分類項目に含まれる項目ごとに1又は複数のフォルダ52A,52B,…;53A,53B,…が格納されている。例えば、分類項目「アルバム」のフォルダ52の中には、アルバムA、アルバムBのようにアルバムごとのフォルダ52A,52Bが格納され、分類項目「アーティスト」のフォルダ53の中には、アーティストA、アーティストBのようにアーティストごとのフォルダ53A,53Bが格納されている。そして、例えばアルバムAのフォルダ52Aには、オーディオデータを含むオーディオファイルFA〜FDが格納されている。アルバムB、アーティストA、アーティストBのフォルダ52A,53A,53Bにも、それぞれ複数個のオーディオファイルが格納されている。このような形式でオーディオファイルを記録媒体に記録している装置は、例えば特許文献1に示されている。
なお、フォルダの中には、フォルダとオーディオファイルとを共に格納させることができるので、分類項目「アルバム」、「アーティスト」のフォルダ52,53と同じ階層に、オーディオファイルを格納させたり、アルバムA、アルバムBのフォルダ52A,52Bと同じ階層にオーディオファイルを格納させたりすることもできる。
また、上記のデータ再生装置には、ユーザが予め作成したプレイリストファイルに従って、記録媒体に記録されている複数の楽曲(オーディオファイル)の中からユーザが選んだ楽曲をユーザが指定した順序で再生するいわゆるプレイリスト再生機能が備えられたものがある。このプレイリスト再生機能で使用されるプレイリストファイルは、ユーザがパ
ーソナルコンピュータ等を使用して作成するファイルであり、このプレイリストファイルも、オーディオファイルが記録されている記録媒体上の所定の場所に格納されている。プレイリストファイルは、再生するオーディオファイルを指定するためのファイル指定情報を用いてオーディオファイルの再生順序を示すリストデータを含んでいる。ファイル指定情報としては、例えばオーディオファイルが記録媒体上で記録されている場所(アドレス)を示すアドレス情報が使用される。
上述したデータ再生装置でオーディオファイルを再生する場合、ユーザはデータ再生装置が備える操作部を操作して、通常再生モード又はプレイリスト再生モードを選択する。通常再生モードが選択されると、前記データ再生装置が備える表示部の画面にフォルダを表わす図形及び該フォルダに付された名称(以下、フォルダアイコンという)が表示される。表示されるフォルダアイコンは、アップ/ダウン操作を行うことによって、変更することができる。さらに、表示されているフォルダを開くための操作を行うと、当該フォルダに格納されているフォルダを表わすフォルダアイコンや、オーディオファイルを表わす図形及び該ファイルに付された名称(以下、ファイルアイコンという)が表示される。ここで表示されるフォルダアイコン及びファイルフォルダも、上記と同様にアップ/ダウンキー操作を行うことによって変更することができる。
そして、再生したいフォルダアイコン又はファイルアイコンが表示部の画面に表示されているときにユーザが選択操作を行うと、再生するフォルダ又はファイルが選択される。その後、ユーザが再生操作を行うと、フォルダを選択した場合は該フォルダ内に格納されている複数のオーディオファイルが所定の順番で再生され、ファイルを選択した場合は選択したオーディオファイルが再生される。
一方、プレイリスト再生モードが選択されると、前記表示部の画面にプレイリストファイルを表わすファイルアイコンが表示される。プレイリストファイルが複数格納されている場合は、表示されるファイルアイコンは、前記アップ/ダウンキー操作を行うことによって変更することができる。そして、再生したいプレイリストのファイルアイコンが表示部の画面に表示されているときにユーザが選択操作を行うと、再生するプレイリストが選択される。その後、ユーザが再生操作を行うと、選択したプレイリストに従ってオーディオファイルが再生される。
特開2004−39113号公報(第4頁、図11)
上述したプレイリスト再生機能を備えたデータ再生装置では、プレイリストファイルとオーディオファイルとは別々に管理されており、通常再生モードではプレイリストファイルを選択することができず、またプレイリスト再生モードではフォルダやオーディオファイルを選択することができない。そのため、ユーザはプレイリスト再生モードと通常再生モードとを切り換えるための操作を行う必要があり、再生のための操作が煩雑になるという問題がある。
また、プレイリストファイルはデータファイルであるので、従来のデータ再生装置では、プレイリストファイルのデータを確認できるようには構成されていない。したがって、プレイリストファイルで指定した楽曲(オーディオファイル)が何であるかは、プレイリストを選択して実際に再生してみないとわからないという問題がある。また、プレイリストファイルが複数格納されているときは、プレイリストファイルを誤って選択してしまう場合がある。
本発明の目的は、オーディオデータ等の実データを再生する際のユーザの操作性の向上
を図ることができるデータ再生装置を提供することにある。
本発明は、再生すべき実データを含むデータファイルと、前記データファイルを指定するためのファイル指定情報を用いて前記実データの再生順序を示すリストデータを含むリストファイルとが、多段に階層構造を構成できるフォルダを用いて記録された記録媒体から、実データを再生するデータ再生装置において、
前記記録媒体におけるフォルダ及びファイルの階層構造を、該記録媒体を解析する解析手段と、
前記解析手段によって得られた解析結果に基づいて、フォルダ及びファイルの階層構造を目視可能に表示する表示手段と、
前記表示手段に表示された階層構造の中からフォルダ又はファイルを選択する選択手段と、
前記選択手段によってフォルダが選択されたときは該フォルダに格納されているデータファイルの実データを再生し、データファイルが選択されたときは該データファイルの実データを再生する再生手段とを備え、
前記表示手段は、前記リストファイルを表示するときは、該リストファイルが格納されているフォルダに格納されているフォルダとして表示し、
前記再生手段は、リストファイルに対応するフォルダが選択されたときは、該リストファイルのリストデータに従ってデータファイルの実データを再生することを特徴とするデータ再生装置である。
また本発明は、上記データ再生装置において、
前記解析手段の解析結果に基づき、フォルダ、データファイル及びリストファイルに順位を付ける順位付け手段と、
表示させるフォルダ、データファイル及びリストファイルの順位の上位又は下位への移行を指示する順位移行手段とを備え、
前記表示手段は、前記順位移行手段から上位又は下位への移行が指示されると、前記順位付け手段によって付された順位に応じて、目視可能に表示するフォルダ、データファイル及びリストファイルを変更することを特徴とするデータ再生装置である。
また本発明は、上記データ再生装置において、
前記表示手段は、前記フォルダと共に、該フォルダに格納されているデータファイルを表示し、さらに前記リストファイルに対応するフォルダと共に、前記リストファイルのリストデータに含まれるファイル指定情報を、該リストファイルに対応するフォルダに格納されているデータファイルとして表示し、
前記再生手段は、前記選択手段によってファイル指定情報に対応するデータファイルが選択されたときは、該ファイル指定情報によって指定されるデータファイルの実データを再生することを特徴としている。
また本発明は、上記データ再生装置において、
前記表示手段は、階層構造に用いられている通常のフォルダと、前記リストファイルに対応するフォルダとして表示されているリストフォルダとを、異なる表示形態で表示することを特徴としている。
また本発明は、上記データ再生装置において、
前記表示手段は、フォルダ及びファイルの階層構造全体を一括して表示する全体表示態様と、フォルダ及びファイルを個別に表示する個別表示態様とが切換え可能であることを特徴としている。
また本発明は、上記データ再生装置において、
前記表示手段は、前記記録媒体に含まれるすべての通常フォルダ及びリストフォルダを、フォルダの階層構造を無視して同格のフォルダとして表示することを特徴としている。
また本発明は、上記データ再生装置において、
前記表示手段は、前記記録媒体に含まれるすべての通常フォルダ及びリストフォルダを、フォルダの階層構造を無視して同格のフォルダとして表示する同格表示態様と、フォルダの階層構造に従って表示する階層表示態様とが切換え可能であることを特徴としている。
また本発明は、上記データ再生装置において、
前記表示手段は、フォルダの階層構造を無視して同格のフォルダとして表示するときは、通常フォルダを優先的に表示する通常フォルダ優先表示態様と、リストフォルダを優先的に表示するリストフォルダ優先表示態様とを切換え可能であることを特徴としている。
本発明によれば、解析手段によって得られた解析結果に基づいてフォルダ及びファイルの階層構造を目視可能に表示する際、リストファイルはこのリストファイルが格納されているフォルダに格納されているフォルダとして表示される。これによって、表示された階層構造の中から選択手段を使用してフォルダを選択すれば、本来のフォルダ又はリストファイルを選択することができる。そして、本来のフォルダが選択されたときは、そのフォルダに格納されているデータファイルの実データが再生手段によって再生される。また、リストファイルが選択されたときは、そのリストファイルのリストデータに従ってデータファイルの実データが再生手段によって再生される。
このようにリストファイルをフォルダと同等に扱い、本来のフォルダと共にリストファイルもフォルダとして表示するようにしたので、ユーザは選択手段を使用してフォルダと同様にリストファイルも選択できるようになり、記録媒体内の階層構造内でのフォルダとリストファイル間の移動が容易になる。これによって、フォルダの再生とリストファイルによる再生とを切り換える際に、従来のようなモード切換操作を行う必要がなくなり、操作性の向上を図ることができる。
また本発明によれば、フォルダ及びファイルの階層構造が表示される際に、順位付け手段によって付された順位に従ってフォルダ、データファイル及びリストファイルが表示される。例えば、ある順位のフォルダ又はファイルが表示されている場合に、上位への移行が指示されると現在表示されているフォルダ又はファイルよりも上位のフォルダ又はファイルが表示され、下位への移行が指示されると現在表示されているフォルダ又はファイルよりも下位のフォルダ又はファイルが表示される。順位の上位又は下位への移行を指示する順位移行手段は、例えばアップ/ダウンスイッチで実現することができる。したがって、マウスのようなポイティングデバイスに比べて操作が単純なアップ/ダウンスイッチなどの順位移行手段をユーザが操作すれば、フォルダ又はファイルの表示を変更することができる。このように順位移行手段の操作は単純であるので、例えば車両の運転者が運転しながらでも操作を行うことができるので、本発明のデータ再生装置は車載用のデータ再生装置として実用的である。
また本発明によれば、リストファイルにおけるリストデータ内のファイル指定情報がフォルダ内のデータファイルと同等に取り扱われ、リストファイルに対応するフォルダが表示される際に、リストファイルにおけるリストデータ内のファイル指定情報がフォルダ内のデータファイルと同様に表示される。したがって、ユーザは選択手段を使用して、フォルダ内のデータファイルを選択するのと同じ選択操作で、リストファイルにおけるリスト
データ内のファイル指定情報を選択することができる。これによって、ユーザはリストファイルにおけるリストデータ内のファイル指定情報を見て認識できるようになるので、リストファイルを選択する際の操作性の向上を図ることができる。また、リストファイルによる再生を実際に行わなくても再生されるデータファイルを知ることができるので、リストファイルの誤選択の発生を抑制して、所望のリストファイルを選択できるようになる。
本発明によれば、通常のフォルダとリストファイルに対応するフォルダとして表示されているリストフォルダとが異なる表示形態で表示される。異なる表示形態とは、例えば色や形を変えることである。これによって、ユーザは選択しようとするフォルダが通常のフォルダかリストフォルダ(リストファイル)か、あるいは選択しようとするデータファイルが通常のフォルダに格納されているデータファイルかリストファイル内のファイル指定情報に対応するデータファイルかを容易に区別することができる。
本発明によれば、フォルダの表示態様として全体表示態様と個別表示態様とを選択することができるので、ユーザの好みの表示態様を選択することができるようになり、フォルダを選択する際の操作性及び利便性の向上を図ることができる。また、全体表示態様では、フォルダとリストファイルが同時に表示されるので、記録媒体内の階層構造を容易に把握できるようになる。一方、個別表示態様では、フォルダ及びファイルを1つずつ確認しながら選択できるので、フォルダ及びファイルの誤選択の発生を抑制することができるようになる。
本発明によれば、すべての通常フォルダとリストフォルダとが同格のフォルダとして表示される。これによって、ユーザは容易に所望の通常フォルダ又はリストフォルダ(リストファイル)を選択することができるようになり、フォルダを選択する際の操作性及び利便性の向上を図ることができる。
本発明によれば、フォルダの表示態様として同格表示態様と階層表示態様とを選択することができるので、ユーザが好みの表示態様を選択することができるようになり、フォルダを選択する際の操作性及び利便性の向上を図ることができる。
本発明によれば、リストフォルダ(リストファイル)を選択しようとするときはリストフォルダ優先表示態様を使用し、通常フォルダを選択しようとするときは通常フォルダ優先表示態様を使用することによって、選択を迅速かつ容易に行うことができるようになる。特に、選択しようとするリストフォルダ又は通常フォルダが階層構造の深い位置に格納されているときの選択が迅速かつ容易になる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1実施形態を、図1〜図5を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1実施形態であるデータ再生装置1の概略的構成を示す構成図である。データ再生装置1は、例えば圧縮オーディオ対応プレーヤであり、圧縮音楽記憶装置2に記録されているオーディオファイルを再生して、スピーカ3から音響化して出力する装置である。オーディオファイルは、オーディオデータをデータ圧縮した圧縮データとオーディオデータの楽曲名や演奏者名などの識別情報とを含むデータファイルである。
選択手段である操作部4は、データ再生装置1を操作するためにユーザが操作するものであり、各種の操作ボタンなどが備えられている。操作部4の操作ボタン等をユーザが操作することによって、各種の指示信号が出力される。操作部4からの指示信号は、解析手段であるシステムコントローラ5に与えられる。システムコントローラ5は、操作部4からの指示信号に従ってデータ再生装置1の動作を制御する。
表示手段である表示部6は表示画面を備え、システムコントローラ5からの表示制御信号に従って、表示画面に所定の画像を表示する。表示部6には、操作部4での操作内容やデータ再生装置1の動作状態などが表示される。圧縮音楽記憶装置2は、例えばハードディスクドライブで構成され、記録媒体であるハードディスクにオーディオファイルを記憶する。オーディオファイルは、多段に階層構造を構成できるフォルダを用いて記録されており、システムコントローラ5からの制御信号に従って指定されたオーディオファイルをデコーダ7に出力する。
デコーダ7は、システムコントローラ5からの制御信号に基づいて、圧縮音楽記憶装置2から与えられたオーディオファイル内の圧縮データを伸張して音響信号に復元し、アンプ8に出力する。アンプ8は、入力された音響信号を増幅してスピーカ3に出力する。スピーカ3は、与えられた音響信号を音響化して出力する。デコーダ7、アンプ8及びスピーカ3が再生手段に相当する。
図2は、圧縮音楽記憶装置2内のハードディスクのファイル記録構造を示す構造図である。ハードディスクをルートフォルダFRとすると、ルートフォルダFR内には、オーディオファイルf1と、フォルダF1,F3と、プレイリストファイルP1とが記録されている。フォルダF1内には、オーディオファイルf2と、フォルダF2と、プレイリストファイルP2とが格納されている。そして、フォルダF2内には、オーディオファイルf3が格納されている。また、フォルダF3内には、オーディオファイルf4と、フォルダF4とが格納されている。そして、フォルダF4内には、オーディオファイルf5が格納されている。
ここで、プレイリストファイルP1,P2は、ハードディスク内に記録されているオーディオファイルを指定するためのファイル指定情報を用いてオーディオファイルの再生順序を示すリストデータを含むデータファイルである。ファイル指定情報としては、ハードディスク内でオーディオファイルが記録されている場所(アドレス)を示すアドレスデータなどが使用される。
図3は、データ再生装置1における処理手順を説明するためのフローチャートである。データ再生装置1の電源が投入されたときや、圧縮音楽記憶装置2に対するデータファイルの書込み、消去、移動などが行われたときなどに、システムコントローラ5は処理を開始する。
ステップS1では、圧縮音楽記憶装置2内のハードディスクの記録内容が解析される。図2に示すファイル記録構造においては、ハードディスク(ROOT)を1つの仮想フォルダとし、この仮想フォルダ内に格納されているオーディオファイル、フォルダ、プレイリストファイルの有無を確認し、格納されているときは名称を認識する。フォルダが格納されている場合は、そのフォルダに格納されているオーディオファイル、フォルダ、プレイリストファイルの有無を確認し、格納されているときは名称を認識する。以下、下層のフォルダに対して同様の処理を行い、フォルダの階層構造を解析して解析結果を記憶する。
ステップS2では、ステップS1で得られた解析結果に基づいてフォルダ表示配列表10を作成する。フォルダ表示配列表10は、後述するフォルダ表示・選択モードで使用される表であり、図4に示すように、順位を表す番号とフォルダ名又はプレイリスト名とを含んで構成される。ハードディスク(ROOT)上にオーディオファイル又はプレイリストファイルが格納されている場合は、ハードディスクを仮想フォルダとしてNo.1フォルダとする。No.1フォルダに格納されている最初のフォルダをNo.2フォルダとし
、No.2フォルダに格納されている最初のフォルダをNo.3フォルダとし、No.3フォルダに格納されている最初のフォルダをNo.4フォルダとし、という処理を順番に繰り返して順位を付ける。同じフォルダ内に複数のフォルダが格納されている場合は、フォルダ名に基づき所定の規則例えばアスキーコードの昇順に従って順位を決定する。また、同じフォルダ内にフォルダとプレイリストファイルとが格納されている場合は、フォルダを優先して順位付けをしてからプレイリストファイルの順位付けをする。同じフォルダ内に複数のプレイリストファイルが格納されている場合は、プレイリストファイル名に基づきアスキーコードの昇順に従って順位を決定する。
図2に示されている階層構造でファイルが格納されている場合は、ルートフォルダをNo.1フォルダとする。No.1フォルダには、フォルダF1,F3及びプレイリストファイルP1が格納されているので、最初のフォルダF1をNo.2フォルダとする。No.2フォルダであるフォルダF1には、フォルダF2及びプレイリストファイルP2が格納されているので、フォルダF2をNo.3フォルダとする。No.3フォルダであるフォルダF2には、フォルダ及びプレイリストファイルは格納されていないので、プレイリストファイルP2をNo.4フォルダとする。これでフォルダF1内のフォルダ及びプレイリストファイルの順位付けが完了する。
続いて、残りのフォルダF3に関して順位付けを行う。まず、フォルダF3をNo.5フォルダとする。そして、No.5フォルダにはフォルダF4が格納されているので、フォルダF4をNo.6フォルダとする。これで、フォルダF1,F3に格納されているフォルダ及びプレイリストファイルの順位付けが完了する。最後に、ルートフォルダに格納されているプレイリストファイルの順位付けを行う。この場合は、ルートフォルダにはプレイリストファイルP1しか格納されていないので、プレイリストファイルP1をNo.7フォルダとする。これで、フォルダ表示配列表10が完成する。
ステップS3では、フォルダ表示・選択モードであるか否かが判断される。この判断は、例えばシステムコントローラ5内に設定されているフォルダ表示・選択モードフラグの数値に基づいて行われる。フォルダ表示・選択モードフラグは、操作部4でフォルダ表示・選択モードの設定操作が行われると、「1」に設定される。他のモードが設定されている場合は、そのモードの処理が行われ、フォルダ表示・選択モードが設定されている場合は、ステップS4に進む。
ステップS4では、ステップS2で作成したフォルダ表示配列表10(図4参照)に基づいて表示部6にフォルダアイコンを表示する。フォルダアイコンは、フォルダを示す図形とフォルダ名称とを含んで構成されている。フォルダアイコンの表示態様は多数考えられるが、本実施形態ではフォルダ表示配列表10の順番に従って、フォルダアイコンを1つずつ表示する個別表示態様を説明する。まず、図5(a)に示すように、表示部6の表示画面6aにはNo.1フォルダであるルートフォルダを示すフォルダアイコンARが表示される。ステップS5では、カーソル操作の有無判断を行い、カーソル操作があればステップS4に戻り、カーソル操作に対応して、現在表示しているフォルダの上位又は下位のフォルダを示すフォルダアイコンが順次表示される。なお、カーソル操作がなければステップS6に進む。
例えば、フォルダダウン操作を行うと、図5(b)〜(g)に示すように、現在表示しているフォルダの下位の順位のフォルダを示すフォルダアイコンAF1,AF2,AP2,AF3,AF4,AP1が順次表示されていく。そして、最下位の順位のフォルダのプレイリストアイコンAP1が表示されているときに、フォルダダウン操作を行うと、最上位のフォルダを示すフォルダアイコンARが表示される(図5(g),(h)参照)。なお、フォルダアップ操作を行うと、図5の矢印で示す順序とは逆の順序で、現在表示され
ているフォルダの上位のフォルダを示すフォルダアイコンが順次表示されていく。
本実施形態では、プレイリストファイルもフォルダと同等に取り扱うようにしているので、プレイリストファイルを表示するときは、図5(d),(g)に示すように、プレイリストアイコンAP1,AP2が表示される。プレイリストアイコンAP1,AP2は、フォルダを示す図形とプレイリスト名称とを含んで構成されている。プレイリストアイコンにおけるフォルダを示す図形は、フォルダアイコンにおけるフォルダを示す図形と同じものを使用している。
ステップS6では、操作部4からの入力信号に基づいて、選択操作が行われたか否かが判断される。例えば選択キーを押すなどして選択操作が行われると、ステップS7に進み、システムコントローラ5は表示部6に表示しているフォルダアイコンに対応するフォルダが選択されたフォルダであると認識し、フォルダアイコンの表示形態を変更する。例えば、選択前と選択後とでフォルダアイコンの色を変更する。なお、選択操作がなければステップS5に戻り、カーソル操作、選択操作の有無判断処理を繰り返す。
このように、ユーザは表示部6を見ながらカーソル操作を行うことによって、所望のフォルダアイコン又はプレイリストアイコンを表示させ、選択操作を行うことによって再生すべきフォルダ又はプレイリストファイルを選択することができる。その後、再生キーを押すなどして再生操作が行われると、フォルダが選択されている場合は、そのフォルダに格納されているオーディオファイルが順番に再生され、プレイリストファイルが選択されている場合は、そのプレイリストに従ってオーディオファイルが順番に再生される。
上記第1実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
上記実施形態では、プレイリストファイルをフォルダと同等に取り扱い、再生しようとするフォルダを選択するためにフォルダアイコンを表示部6に表示させる際に、プレイリストファイルも1つのフォルダとしてフォルダアイコンとともにプレイリストアイコンを表示するようにしている。したがって、ユーザはフォルダアップ/ダウン操作のようなフォルダ表示選択操作でプレイリストファイルを表示選択することができ、圧縮音楽記憶装置2内のフォルダ階層構造内でフォルダとプレイリストファイル間の移動が容易になる。これによって、フォルダの再生とプレイリストファイルによる再生とを切り換える際に、従来のようにモード切換操作を行う必要がなくなり、操作性の向上を図ることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、フォルダアイコンにおける図形とプレイリストアイコンにおける図形とは同じものを使用して同じ表示形態で表示したけれども、異なる図形を使用したり、同じ図形であっても色彩や大きさなど表示形態を変えたりして表示するようにしてもよい。このように表示形態を変更した場合は、フォルダかプレイリストかをユーザが容易に認識することができるようになるので、再生するオーディオファイルを選択する際の操作性及び利便性の向上を図ることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を、図6を参照しながら説明する。なお、第2実施形態は、第1実施形態のフォルダ及びプレイリストファイルの表示態様を変更したものであるので、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
図6は、第2実施形態におけるフォルダ及びプレイリストファイルの表示態様を示す模式図である。第2実施形態では、フォルダを表示する場合には図6(a)に示すように、フォルダアイコンAF3を表示すると共に、そのフォルダに格納されているオーディオファイルに含まれている識別情報を文字で表示する。また、プレイリストを表示する場合に
は図6(b)に示すように、プレイリストアイコンAP2を表示すると共に、プレイリストファイルに含まれているファイル指定情報を文字で表示する。
このようにフォルダアイコンと共に複数個の識別情報を表示する場合は、図6(a)に示すように、まず最上部の識別情報C1を他の識別情報C2,C3,C4とは異なる表示形態で表示させる。これは、異なる表示形態で表示されている識別情報に対応するオーディオファイルが選択可能であることをユーザに認識させるためである。この状態でユーザがファイルアップ/ダウン操作を行うと、異なる表示形態で表示される識別情報が順次変更される。
図6(a)に示す状態では、ダウン操作をすれば、識別情報C1の下方に表示されている識別情報C2の表示形態が変更される。また、図6(a)において、最下部の識別情報C4の表示形態が変更された状態で、さらにダウン操作を行うと、図6(b)に示すように、フォルダF3の下位のプレイリストファイルP2に対応するプレイリストアイコンAP2が表示されると共に、プレイリストファイルP2内のファイル指定情報C5,C6,C7が表示され、最上部のファイル指定情報C5の表示形態が変更されて表示される。
また、アップ操作をすれば、異なる表示形態で表示されている文字情報の上方に表示されている文字情報の表示形態が変更される。例えば、図6(a)において、最下部の識別情報C4の表示形態が変更されている状態でアップ操作が行われると、識別情報C4の上方に表示されている識別情報C3の表示形態が変更される。また、図6(b)において最上部のファイル指定情報C5の表示形態が変更された状態で、さらにアップ操作を行うと、図6(a)に示すように、プレイリストファイルP2の上位のフォルダF3に対応するフォルダアイコンAF3が表示されると共に、フォルダF3に格納されているオーディオファイルに含まれている識別情報C1〜C4が表示され、最下部の識別情報C4の表示形態が変更されている。
このようにして所望の識別情報の表示形態を変更させた状態で再生操作をすると、その識別情報に対応するオーディオファイルが再生される。また、プレイリストアイコンを表示した場合は、フォルダアイコンを表示した場合と同様にしてユーザは所望のファイル指定情報を選択してオーディオファイルを再生させることができる。
したがって、第2実施形態によれば、第1実施形態に記載の効果に加えて以下の効果を得ることができる。
(1)第2実施形態では、プレイリストファイル内のファイル指定情報をフォルダ内のオーディオファイルの識別情報と同等に取り扱い、プレイリストアイコンを表示する際にプレイリスト内のファイル指定情報を、フォルダ内のオーディオファイルの表示形態と同様に表示するようにしている。したがって、ユーザはファイルアップ/ダウン操作のようなフォルダ内のオーディオファイルの選択操作と同じ操作でプレイリスト内のファイル指定情報を選択することができる。これによって、ユーザはプレイリスト内のファイル指定情報を見て認識することができるようになるので、プレイリストファイルを選択する際の操作性の向上を図ることができる。
(2)第2実施形態では、ファイルアップダウン操作のようなファイル表示選択操作でフォルダとプレイリストファイル間を移動できるようになるので、再生するオーディオファイルの選択の際の操作性及び利便性の向上を図ることができる。
(3)第2実施形態では、プレイリストファイル内の所望のファイル指定情報を選択して対応するオーディオファイルを再生することができるので、オーディオファイルの選択のバリエーションが増え、データ再生装置1の利便性の向上を図ることができる。
なお、第2実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、プレイリストアイコンとファイル指定情報とを常に同時に表示させるようにしたけれども、ユーザがプレイリストアイコンを選択した後に、フォルダを開くための操作をしたときにプレイリストアイコンとファイル指定情報とを同時に表示させるようにしてもよい。フォルダアイコンと識別情報とに関しても同様である。この場合は、ユーザが要求したプレイリストファイル又はフォルダ内のファイル指定情報又は識別情報だけが表示されるので、オーディオファイルの選択操作の容易化を図ることができるようになる。
・上記実施形態では、フォルダアイコンにおける図形とプレイリストアイコンにおける図形とは同じものを使用して同じ表示形態で表示したけれども、異なる図形を使用したり、同じ図形であっても色彩や大きさなど表示形態を変えたりして表示するようにしてもよい。この場合、フォルダかプレイリストファイルかをユーザが容易に認識することができるようになるので、再生するオーディオファイルを選択する際の操作性及び利便性の向上を図ることができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3実施形態を、図7を参照しながら説明する。なお、第3実施形態は、第1実施形態のフォルダ及びプレイリストファイルの表示態様を変更したものであるので、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
図7は、第3実施形態におけるフォルダ及びプレイリストファイルの表示態様の一例を示す模式図である。図7に示す表示態様は、階層構造に従ってフォルダ、プレイリストファイル、オーディオデータを一括して表示するいわゆる一覧表示態様である。一覧表示態様では、図2のフォルダ階層構造と同様に、フォルダアイコンAR,AF1,AF2,AF3,AF4及びプレイリストアイコンAP1,AP2が表示されると共に、オーディオファイルf1,f2,f3,f4,f5に対応するファイルアイコンAf1,Af2,Af3,Af4,Af5が表示される。さらに、プレイリストアイコンAP1,AP2には、ファイルアイコンAd1,Ad2がそれぞれ関連付けて表示される。
また、図7に示す一覧表示態様では、プレイリストアイコンAP1,AP2及びファイルアイコンAd1,Ad2は、フォルダアイコンAF1〜AF4及びファイルアイコンAf1〜Af5とは異なる表示形態で表示されている。本実施形態では、同じ図形ではあるが、互いに異なる色彩で表示している。
第3実施形態では、フォルダの表示選択操作の際に、第1実施形態のようにフォルダを1つずつ個別に表示する個別表示態様と、図7に示すような一覧表示態様とをユーザが選択できるように構成されている。この表示態様の選択操作は、ユーザが操作部4から所定の操作を行うことによって行われる。
一覧表示態様におけるフォルダの選択操作は、例えば以下のようにして行う。まず、フォルダ表示配列表10に従って最上位のフォルダアイコンを所定の表示形態で表示させ、ユーザにそのフォルダが選択可能であることを認識させる。この表示形態は、文字を反転表示させたり、図形を表示する色彩を変えたりするなどして実現されるが、フォルダアイコン及びプレイリストアイコンの通常の表示形態とは異なる形態に選ぶことはもちろんである。そして、ユーザがフォルダアップ/ダウン操作を行うと、図4に示すフォルダ表示配列表10に定められた順位に従ってアイコンの表示形態を順次変更させていく。このようにして所望のフォルダアイコンの表示形態を変更させた状態で、ユーザが再生操作を行うと、選択されたフォルダアイコンに対応するフォルダ又はプレイリストファイルに従っ
てオーディオファイルが再生される。
なお、一覧表示態様の場合、表示部6の表示画面6aに同時にすべての画像を表示させると画像が小さくなり見にくいときは、表示画面6aには一部の画像を表示させて、例えば上下左右のスクロール操作によって画像を順次表示させていくスクロール表示を行うようにする。
したがって、第3実施形態によれば、第1実施形態に記載の効果に加えて以下の効果を得ることができる。
第3実施形態では、フォルダの表示態様として個別表示態様と一覧表示態様とを選択することができるので、ユーザが好みの表示態様を選択することができるようになり、フォルダを選択する際の操作性及び利便性の向上を図ることができる。例えば、個別表示態様の場合は、フォルダを1つずつ確認しながら選択できるので、フォルダの誤選択の発生を抑制することができるようになり、また一覧表示態様の場合は、圧縮音楽記憶装置2に記録されているオーディオファイルの記録位置などの階層構造を容易に把握することができるようになる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4実施形態を、図8を参照しながら説明する。なお、第4実施形態は、第1実施形態のフォルダ及びプレイリストファイルの表示態様を変更したものであるので、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
図8は、第4実施形態におけるフォルダ及びプレイリストファイルの表示態様の一例を示す模式図である。図8に示す表示態様は、階層構造を無視してフォルダ及びプレイリストファイルを同格のフォルダとして表示する同格表示態様である。図8に示す同格表示態様では、フォルダF1〜F4及びプレイリストファイルP1,P2が最上位の仮想フォルダであるルートフォルダに格納されているものとして表示されている。即ち、フォルダアイコンARに関連付けてフォルダアイコンAF1〜AF4およびプレイリストアイコンAP1,AP2が表示されている。なお、ルートフォルダ内にフォルダを使用せずにオーディオファイルf1が直接格納されているので、そのオーディオファイルf1に対応するファイルアイコンAf1を合わせて表示する。
同格表示態様におけるフォルダの選択操作は、例えば以下のようにして行う。まず、フォルダ表示配列表10に従って最上位のフォルダアイコンを所定の表示形態で表示させ、ユーザにそのフォルダが選択可能であることを認識させる。この表示形態は、文字を反転表示させたり、図形を表示する色彩を変えたりするなどして実現されるが、フォルダアイコン及びプレイリストアイコンの通常の表示形態とは異なる形態に選ぶことはもちろんである。そして、ユーザがフォルダアップ/ダウン操作を行うと、表示されている順序に従ってアイコンの表示態様を順次変更させていく。このようにして所望のフォルダアイコンの表示形態を変更させた状態で、ユーザが再生操作を行うと、選択されたフォルダアイコンに対応するフォルダ又はプレイリストファイルに従ってオーディオファイルが再生される。
なお、表示部6の表示画面6aに同時にすべての画像を表示させると画像が小さくなり見にくいときは、表示画面6aには一部の画像を表示させて、例えば上下のスクロール操作によって画像を順次表示させていくスクロール表示を行うようにする。
したがって、第4実施形態によれば、第1実施形態に記載の効果に加えて以下の効果を得ることができる。
第4実施形態では、フォルダアイコン及びプレイリストアイコンをすべて同格のフォル
ダとして例えば一列に並べて表示するので、ユーザは容易に所望のフォルダ又はプレイリストファイルを選択することができるようになり、フォルダ又はプレイリストファイルを選択する際の操作性及び利便性の向上を図ることができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、フォルダアイコンを表示する際には階層構造を無視した同格表示態様のみを使用する場合を説明したけれども、同格表示態様と、階層構造に従った階層表示態様とをユーザが選択できるように構成してもよい。この表示態様の選択操作は、ユーザが操作部4から所定の操作を行うことによって行われる。階層表示態様とは、第1実施形態で説明した図5に示すようなフォルダを1つずつ個別に表示する個別表示態様や、第3実施形態で説明した図7に示されるような一覧表示態様である。
この場合は、フォルダの表示態様として同格表示態様と階層表示態様とを選択することができるので、ユーザが好みの表示態様を選択することができるようになり、フォルダ又はプレイリストファイルを選択する際の操作性及び利便性の向上を図ることができる。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5実施形態を、図9を参照しながら説明する。なお、第5実施形態は、第4実施形態のフォルダ及びプレイリストの表示態様を変更したものであるので、同様の部分については詳細な説明を省略する。
図9は、第5実施形態におけるフォルダ及びプレイリストファイルの表示態様の一例を示す模式図である。図9(a),(b)に示す表示態様は、共に同格表示態様であるが、図9(a)に示す表示態様はプレイリストフォルダを優先して表示するリストフォルダ優先表示態様であり、図9(b)に示す表示態様は、通常のフォルダを優先して表示する通常フォルダ優先表示態様である。
リストフォルダ優先表示態様では、プレイリストファイルが優先的に表示され、続いてオーディオファイル、通常のフォルダの順で表示される。即ち、図9(a)に示すようにプレイリストアイコンAP1,AP2が最上部から表示され、その次にファイルアイコンAf1が表示され、その次にフォルダアイコンAF1〜AF4が表示されている。
また、通常フォルダ優先表示態様では、通常のフォルダが優先的に表示され、続いてオーディオファイル、プレイリストファイルの順で表示される。即ち、図9(b)に示すようにフォルダアイコンF1〜F4が最上部から表示され、その次にファイルアイコンAf1が表示され、その次にプレイリストアイコンAP1,AP2が表示されている。
第5実施形態では、フォルダの表示選択操作の際に、リストフォルダ優先表示態様と通常フォルダ優先表示態様とをユーザが選択できるように構成されている。この表示態様の選択操作は、ユーザが操作部4から所定の操作を行うことによって行われる。なお、2つの表示態様におけるフォルダ又はプレイリストファイルの選択操作は、第4実施形態と同じである。
したがって、第5実施形態によれば、第4実施形態に記載の効果に加えて以下の効果を得ることができる。
第5実施形態では、プレイリストファイルを選択しようとするときはリストフォルダ優先表示態様を使用し、通常のフォルダを選択しようとするときは通常フォルダ優先表示態様を使用することによって、選択操作を迅速かつ容易に行うことができるようになる。特に、選択しようとするプレイリストファイル又はフォルダが階層構造の深い位置に格納されているときの選択操作が迅速かつ容易になる。
上記各実施形態は、以下のように変更することができる。
・再生する実データが圧縮オーディオデータである場合を説明したけれども、再生する実データは、圧縮されていない通常のオーディオデータ、圧縮画像データ、圧縮されていない通常の画像データ、さらには音と動画像とが複合されている映像信号であってもよい。
本発明は、オーディオデータなどの再生すべき実データが多数記録されている記録媒体からユーザの選択に従って実データを再生するデータ再生装置に適用することができる。特に、ハードディスクのように大容量の記録媒体に実データが記録されている場合に本発明は有用であり、さらに実データが圧縮されて記録媒体に記録されている場合は、記録されている実データの数も増大するため、本発明は有用である。
本発明の第1実施形態であるデータ再生装置1の概略的構成を示す構成図。 ファイルの記録構造を示す構造図。 データ再生装置1における処理手順を説明するためのフローチャート。 フォルダ表示配列表10を示す模式図。 (a)〜(h)は第1実施形態における表示形態を示す模式図。 (a)及び(b)は第2実施形態における表示形態を示す模式図。 第3実施形態における表示形態を示す模式図。 第4実施形態における表示形態を示す模式図。 (a)及び(b)は第5実施形態における表示形態を示す模式図。 一般的なファイルの記録構造を示す模式図。
符号の説明
1…データ再生装置、2…圧縮音楽記憶装置、3…スピーカ、4…操作部、5…システムコントローラ、6…表示部、6a…表示画面、7…デコーダ、8…アンプ、10…フォルダ表示配列表、F1〜F4…フォルダ、P1,P2…プレイリストファイル、f1〜f5…オーディオファイル、AF1〜AF4…フォルダアイコン、AP1,AP2…プレイリストアイコン、C1〜C4…識別情報、C5〜C7…ファイル指定情報。

Claims (8)

  1. 再生すべき実データを含むデータファイルと、前記データファイルを指定するためのファイル指定情報を用いて前記実データの再生順序を示すリストデータを含むリストファイルとが、多段に階層構造を構成できるフォルダを用いて記録された記録媒体から、実データを再生するデータ再生装置において、
    前記記録媒体におけるフォルダ及びファイルの階層構造を解析する解析手段と、
    前記解析手段によって得られた解析結果に基づいて、フォルダ及びファイルの階層構造を目視可能に表示する表示手段と、
    前記表示手段に表示された階層構造の中からフォルダ又はファイルを選択する選択手段と、
    前記選択手段によってフォルダが選択されたときは該フォルダに格納されているデータファイルの実データを再生し、データファイルが選択されたときは該データファイルの実データを再生する再生手段とを備え、
    前記表示手段は、前記リストファイルを表示するときは、該リストファイルが格納されているフォルダに格納されているフォルダとして表示し、
    前記再生手段は、リストファイルに対応するフォルダが選択されたときは、該リストファイルのリストデータに従ってデータファイルの実データを再生することを特徴とするデータ再生装置。
  2. 請求項1に記載のデータ再生装置において、
    前記解析手段の解析結果に基づき、フォルダ、データファイル及びリストファイルに順位を付ける順位付け手段と、
    表示させるフォルダ、データファイル及びリストファイルの順位の上位又は下位への移行を指示する順位移行手段とを備え、
    前記表示手段は、前記順位移行手段から上位又は下位への移行が指示されると、前記順位付け手段によって付された順位に応じて、目視可能に表示するフォルダ、データファイル及びリストファイルを変更することを特徴とするデータ再生装置。
  3. 請求項1又は2に記載のデータ再生装置において、
    前記表示手段は、前記フォルダと共に、該フォルダに格納されているデータファイルを表示し、さらに前記リストファイルに対応するフォルダと共に、前記リストファイルのリストデータに含まれるファイル指定情報を、該リストファイルに対応するフォルダに格納されているデータファイルとして表示し、
    前記再生手段は、前記選択手段によってファイル指定情報に対応するデータファイルが選択されたときは、該ファイル指定情報によって指定されるデータファイルの実データを再生することを特徴とするデータ再生装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のデータ再生装置において、
    前記表示手段は、階層構造に用いられている通常のフォルダと、前記リストファイルに対応するフォルダとして表示されているリストフォルダとを、異なる表示形態で表示することを特徴とするデータ再生装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のデータ再生装置において、
    前記表示手段は、フォルダ及びファイルの階層構造全体を一括して表示する全体表示態様と、フォルダ及びファイルを個別に表示する個別表示態様とが切換え可能であることを特徴とするデータ再生装置。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のデータ再生装置において、
    前記表示手段は、前記記録媒体に含まれるすべての通常フォルダ及びリストフォルダを
    、フォルダの階層構造を無視して同格のフォルダとして表示することを特徴とするデータ再生装置。
  7. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のデータ再生装置において、
    前記表示手段は、前記記録媒体に含まれるすべての通常フォルダ及びリストフォルダを、フォルダの階層構造を無視して同格のフォルダとして表示する同格表示態様と、フォルダの階層構造に従って表示する階層表示態様とが切換え可能であることを特徴とするデータ再生装置。
  8. 請求項6又は7に記載のデータ再生装置において、
    前記表示手段は、フォルダの階層構造を無視して同格のフォルダとして表示するときは、通常フォルダを優先的に表示する通常フォルダ優先表示態様と、リストフォルダを優先的に表示するリストフォルダ優先表示態様とを切換え可能であることを特徴とするデータ再生装置。
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