JP2006184014A - 加速度センサ - Google Patents
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Abstract
【課題】塵や微小な異物等の侵入による不具合の発生を防止する。
【解決手段】枠体28は縦横の外形寸法が支持基板1,2とほぼ同一である矩形枠状に形成される。枠体28の裏面には支持基板2を接合するためのアルミからなる接合部29が形成されている。したがって、接合部29において枠体28の裏面に支持基板1を接合するとともに支持基板2を枠体28の表面に陽極接合すれば、2枚の支持基板1,2と枠体28によって重り部21、ばね部22、支持部231,232、固定電極部24、ストッパ25、可動電極21aなどが全て密封されるため、微小な塵や異物等が内部に侵入することがなく、かかる異物等によって重り部21の変位が阻害されるなどの不具合を防ぐことができて信頼性が向上する。
【選択図】 図1
【解決手段】枠体28は縦横の外形寸法が支持基板1,2とほぼ同一である矩形枠状に形成される。枠体28の裏面には支持基板2を接合するためのアルミからなる接合部29が形成されている。したがって、接合部29において枠体28の裏面に支持基板1を接合するとともに支持基板2を枠体28の表面に陽極接合すれば、2枚の支持基板1,2と枠体28によって重り部21、ばね部22、支持部231,232、固定電極部24、ストッパ25、可動電極21aなどが全て密封されるため、微小な塵や異物等が内部に侵入することがなく、かかる異物等によって重り部21の変位が阻害されるなどの不具合を防ぐことができて信頼性が向上する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、加速度センサ、特に半導体基板の微細加工によって構成される半導体加速度センサに関するものである。
従来、重りと梁とアンカーとが一体形成されたものからなる振動体と、2つの固定電極とを備えた構造体を同一の半導体基板から作成し、2つの固定電極で重りと梁とを挟み、且つ重りと梁とを支持基板に対して空隙を設けて配置し、さらにアンカーと2つの固定電極とを基板に接合することで加速度による重りの変位を電気的に検出可能とした静電容量型の加速度センサが提供されている(特許文献1参照)。
また本出願人は、図7に示す構造を有した静電容量型の加速度センサを既に提案している(特許文献2参照)。この加速度センサは、ガラス基板よりなる支持基板1の一表面(図7(b)の上面)側に支持基板1から離間して配置された重り部21と、支持基板1の前記一表面側に固着され前記一表面に沿って重り部21を規定方向(図7(a)における左右方向)に変位可能とするばね部22を介して重り部21を支持する一組の支持部23,23と、重り部21の両側において支持基板1の前記一表面側に固着され前記規定方向が厚さ方向となるように列設された複数の薄板状の固定電極24bを有する櫛形状の固定電極部24と、隣り合う固定電極24b,24b間の櫛溝24cに1つずつ入り込み前記規定方向へ変位可能となるように重り部21に設けられた複数の薄板状の可動電極21aとを備えている。すなわち、重り部21の両側では、前記規定方向に沿って固定電極24bと可動電極21aとが交互に並んでおり、前記規定方向において隣り合う固定電極24b,24b間の櫛溝24cに1つの可動電極21aが入り込み且つ前記規定方向において隣り合う可動電極21a,21a間の櫛溝21bに1つの固定電極24bが入り込んでいる。なお、支持基板1の前記一表面側に設けられた重り部21、ばね部22、支持部23、固定電極24b、固定電極部24、可動電極21aは、単結晶のシリコン基板をエッチング加工することによりシリコン基板の一部により形成されている。
重り部21は、図7(a)の左右方向を前記規定方向として同図における重り部21の中心Oから矢印の向きに変位可能であり、一組の支持部23,23は図7(a)における重り部21の左右両側に形成されている。また、各支持部23,23の表面側にはパッド261,262が形成されている。なお、図7(a)における重り部21の左側の支持部23に形成されたパッド261は図示しない拡散層配線を介して図7(a)における重り部21の上側の各可動電極21aに電気的に接続され、図7(a)における重り部21の右側の支持部23に形成されたパッド262は図示しない拡散層配線を介して図7(a)における重り部21の下側の各可動電極21aに電気的に接続されている。
各ばね部22は、平面形状がつづら折れ状に形成されており、図7(a)における右側のばね部22は一端部が重り部21の右上の角部に連続一体に連結され、他端部が重り部21の右側の支持部23に連続一体に連結されている。同様に、図7(a)における左側のばね部22は一端部が重り部21の左下の角部に連続一体に連結され、他端部が重り部21の左側の支持部23に連続一体に連結されている。
また、固定電極部24は、前記規定方向に列設された複数の固定電極24bと、前記規定方向に延長され複数の固定電極24bを連結する連結部24aとで櫛形状の平面形状に形成されており、連結部24a並びに連結部24aの延長方向の一端部から側方へ延設された固定極部24dの表面側にアルミによるパッド263,264が形成されている。ここに、図7(a)における右側の固定極部24dに形成されたパッド263は図示しない拡散層配線を介して図7(a)における重り部21の下側の各固定電極24bと電気的に接続され、図7(a)における左側の固定極部24dに形成されたパッド264は図示しない拡散層配線を介して図7(a)における重り部21の上側の各固定電極24bと電気的に接続されている。なお、固定極部24dは支持部23の近傍まで延設されている。
さらに、重り部21やばね部22の表面(図7(b)における上面)側には、ガラス基板よりなる支持基板2が支持基板1と対向して配設されている。この支持基板2は固定極部24dに設けられたパッド261〜264に接合され、各パッド261〜264をワイヤボンディングによって外部の回路と接続するため、パッド261〜264の一部を外部に臨ませる挿通孔3が長手方向の両端部にそれぞれ2つずつ貫設されている。そして、これらのパッド261〜264に電気的に接続された外部の回路において、既定方向への重り部21の変位に応じた固定電極24bと可動電極21aとの間の静電容量値の変化として加速度を検出することができる。尚、図7(a)における25は重り部21の変位量を規制するストッパである。
ここで、図7(a)において重り部21の上側に設けられた可動電極21aと下側に設けられた可動電極21aとが、それぞれ図8(a)に示すように固定電極24b,24b間に形成された櫛溝24cの中心線Mから互いに異なる向きにずれて配置されているので、前記規定方向に加速度が作用したときに重り部21の両側で可動電極21aと固定電極24bとの間の静電容量値の変化が異なることとなるから、加速度の向きを検出することが可能である。すなわち、図8(a)における上側の固定電極24bと可動電極21aとの間の静電容量をC1、下側の固定電極24bと可動電極21aとの間の静電容量をC2とすれば、図8(b)に示す等価回路で表され、加速度が作用していない状態では2つの静電容量C1,C2の容量値がほぼ等しいことからその代数和が略ゼロとなるが、例えば、図8(a)の矢印で示すように図中左向きの加速度が作用すると上側の固定電極24bと可動電極21aとの距離が狭まるために静電容量値C1が増加し、且つ下側の固定電極24bと可動電極21aとの距離が拡がるために静電容量値C2が減少し、しかも、2つの静電容量値C1,C2の増加分ΔCg1と減少分ΔCg2が等しくなるから(ΔCg1=ΔCg2)、結局、図中左向きの加速度が作用したときの2つの静電容量値C1,C2の代数和が2×ΔCgとなり、静電容量値の変化分の絶対値ΔCgと符号(この場合はプラス)とから加速度の大きさと向きを同時に検出することができるのである(図8(c)参照)。
特開平8−32090号公報
特開2004−28912号公報
ところで、上記従来例においては、2つの支持基板1,2に挟まれて重り部21やばね部22等が構成されている部分が側方(図7(a)における上下方向および左右方向)に開放されているため、微小な塵や異物等が前記部分内に侵入して重り部21の変位が阻害されるなどの不具合が生じる虞があった。
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、塵や微小な異物等の侵入による不具合の発生が防止できる加速度センサを提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、支持基板と、支持基板の一表面側において支持基板から離間して配置された重り部と、支持基板の前記一表面側に固着され前記一表面に沿って重り部を規定方向に変位可能とするばね部を介して重り部を支持する少なくとも一組の支持部と、重り部の側方において支持基板の前記一表面側に固着され前記規定方向が厚さ方向となるように列設された複数の薄板状の固定電極を有する櫛形状の固定電極部と、隣り合う固定電極間の櫛溝に1つずつ入り込み前記規定方向へ変位可能となるように重り部に設けられた複数の薄板状の可動電極と、重り部、支持部、固定電極部、可動電極を支持基板の前記一表面に沿った方向から囲う枠状に形成されて支持基板の当該一表面側に固定される枠体と、枠体を挟んで支持基板と対向するように枠体を覆う第2の支持基板とを備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記枠体が固定電極部と一体に形成されたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記枠体が支持部と一体に形成されたことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1の発明において、前記枠体が、支持部並びに固定電極部と別体に形成されたことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1〜4の何れかの発明において、固定電極に電気的に接続されるとともに外部への配線が接続される固定電極用パッドが固定電極部の表面に設けられ、可動電極に電気的に接続されるとともに外部への配線が接続される可動電極用パッドが支持部に設けられるとともに、前記外部への配線を挿通するための挿通孔が支持基板に貫設され、前記固定電極用パッド並びに可動電極用パッドが前記挿通孔の内径よりも内側に設けられることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項5の発明において、前記固定電極用パッド並びに可動電極用パッドの外形が略円形であることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項4〜6の何れかの発明において、枠体の一表面に支持基板が接合される接合部が全周に渡って形成され、前記接合部が外部のグランドに電気的に接続されることを特徴とする。
本発明によれば、枠体と2つの支持基板によって重り部やばね部等が密閉されるため、塵や微小な異物等の侵入による不具合の発生が防止できるという効果がある。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。但し、以下の各実施形態は、図7に示した従来例と基本的な構成が共通するから、共通の構成要素には同一の符号を付して適宜説明を省略する。
(実施形態1)
本実施形態は、図1に示すように重り部21、ばね部22、支持部231,232、固定電極部24、ストッパ25、可動電極21aなどを支持基板1の表面に沿った方向(図1(a)における上下方向および左右方向)から囲う矩形枠状に形成されて支持基板1の当該一表面側に固定される枠体28を備え、この枠体28の支持基板1との接合面(図1(b)における下面)にアルミからなる接合部29が全周に渡って形成される点に特徴がある。
本実施形態は、図1に示すように重り部21、ばね部22、支持部231,232、固定電極部24、ストッパ25、可動電極21aなどを支持基板1の表面に沿った方向(図1(a)における上下方向および左右方向)から囲う矩形枠状に形成されて支持基板1の当該一表面側に固定される枠体28を備え、この枠体28の支持基板1との接合面(図1(b)における下面)にアルミからなる接合部29が全周に渡って形成される点に特徴がある。
一組の支持部231,232のうちで図1(a)における右側の支持部231が図中上下方向の中央に設けられ、この支持部231を前記上下方向から挟むようにして一対の固定極部24dが設けられており、矩形平板状の支持基板1における一辺(図1(a)における右辺)側において固定極部24dの裏面(図1(b)における下面)側に形成された固定電極用パッド26a,26bの端部と、支持部231の裏面側に形成された可動電極用パッド26cとが前記上下方向に沿って一列に並置されている。尚、図1(a)における支持基板1の右側の端部には、固定電極用パッド26a,26b並びに可動電極用パッド26cの一部を外部に臨ませる挿通孔3が貫設されている(図1(b)参照)。そして、加速度が作用したときの静電容量の変化に基づいて加速度の大きさや向きを検出するための信号処理回路と固定電極用パッド26a,26b並びに可動電極用パッド26cとが挿通孔3を通してワイヤボンディングにより電気的に接続される。
また、枠体28は縦横の外形寸法が支持基板1,2とほぼ同一である矩形枠状であって、単結晶のシリコン基板をエッチング加工することにより重り部21やばね部22などと同時に当該シリコン基板の一部によって形成される。また、枠体28には図1(a)における下側の固定極部24dが連続一体に形成され、さらに枠体28の裏面(図1(b)における下面)には支持基板2を接合するためのアルミからなる接合部29が固定極部24dの固定電極用パッド26bと連続一体に形成されている。
したがって、接合部29において枠体28の裏面に支持基板1を接合するとともに支持基板2を枠体28の表面に陽極接合すれば、2枚の支持基板1,2と枠体28によって重り部21、ばね部22、支持部231,232、固定電極部24、ストッパ25、可動電極21aなどが全て密封されるため、微小な塵や異物等が内部に侵入することがなく、かかる異物等によって重り部21の変位が阻害されるなどの不具合を防ぐことができて信頼性が向上するとともに、枠体28の内側を気密封止できるから耐湿性等の信頼性も向上するものである。
(実施形態2)
本実施形態の基本構成は実施形態1と共通であるから、共通の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の基本構成は実施形態1と共通であるから、共通の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態が実施形態1と異なる点は、図2に示すように一組の支持部23が枠体28と一体に形成されるとともに、枠体28裏面の接合部29が支持部23裏面の可動電極用パッド26cと一体に形成された点にある。
而して、支持部23と枠体28が一体に形成され、さらにそれらの裏面に形成される可動電極用パッド26c並びに接合部29もまた一体に形成されているため、図2(a)における上下方向の中心線(A−A線)に対して固定電極用パッド26a,26b並びに可動電極用パッド26cが線対称となり、固定電極用パッド26a,26b並びに可動電極用パッド26cを含めた固定電極24bと可動電極21aの間の静電容量値C1,C2が略同一(C1≒C2)となるから、配線の寄生容量による影響を低減することができる。
(実施形態3)
本実施形態の基本構成は実施形態1と共通であるから、共通の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の基本構成は実施形態1と共通であるから、共通の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態が実施形態1と異なる点は、図3に示すように枠体28が固定極部24d並びに一組の支持部231,232と別体に形成された点にある。すなわち、枠体28は固定極部24d並びに支持部231,232の何れとも繋がっておらず、よって枠体23裏面の接合部29も固定電極用パッド26a,26bおよび可動電極用パッド26cの何れとも電気的に絶縁されている。但し、枠体28の四隅のうちの一つ(図3(a)における右上の隅)には内側に突出する台部28aが設けられ、この台部28aの裏面には接合部29と一体に形成されたグランド用パッド30が形成され、支持基板2に設けられた挿通孔3を通してグランド用パッド30が外部のグランドとワイヤボンディングにより電気的に接続されるようになっている。
而して、固定極部24dや支持部231,232と枠体28が別体に形成されているため、固定電極24bや可動電極21a並びに固定電極用パッド26a,26bや可動電極用パッド26cが枠体28の内側に密閉されて外部に露出しないため、水分や湿気などの外乱に対するセンサの特性を安定させることができる。しかも、支持基板2を接合する接合部29を外部のグランドに接続すれば接合部29によって固定電極24bや可動電極21aなどがシールドされることになり、耐ノイズ性が向上するという利点もある。
ところで、枠体28と支持基板1をアルミからなる接合部29で接合する場合、アルミの熱膨張率が枠体28を構成するシリコン基板や支持基板1を構成するガラスの熱膨張率よりもかなり大きな値であるため、温度変化によるオフセットが生じてセンサの温度特性が劣化する虞がある。
そこで、図4に示すように枠体28の裏面にアルミからなる接合部29を形成せずに枠体28と支持基板1とを陽極接合で接合すれば、アルミからなる接合部29が不要となって温度特性の向上が図れる。このとき、固定電極用パッド26a,26b並びに可動電極用パッド26cを支持基板1の挿通孔3の内径よりも内側に設け、アルミからなる固定電極用パッド26a,26b並びに可動電極用パッド26cが支持基板1との間に介在しないようにすれば、温度特性のさらなる向上が図れる。尚、図4(a)に示すように固定電極用パッド26a,26b並びに可動電極用パッド26cの外形が挿通孔3の内径よりも小さい矩形に形成されているため、ワイヤボンディングを行う際にパッド26a〜26cの認識が容易になるという利点もある。但し、図5に示すようにこれらのパッド26a〜26cの外形を円形とすれば、矩形の場合に比べて貫通孔3との距離関係に余裕が生じるから、支持基板1に貫設する挿通孔3の内径を小さく且つ挿通孔3同士の間隔も狭くできて全体の小型化が図れるという利点がある。
以下、図4又は図5の構造を有する加速度センサの製造方法について図6を参照しながら簡単に説明する。
まず、n形のシリコン基板20の主表面および裏面にシリコン酸化膜を熱酸化などにより形成し、シリコン基板20の裏面に凹部20aを形成するためにシリコン基板20の裏面のシリコン酸化膜をフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術を利用してパターニングした後、このパターニングされたシリコン酸化膜をマスクとしてシリコン基板20を裏面から所定深さまでエッチングし、シリコン基板20の主表面および裏面のシリコン酸化膜をエッチング除去することによって図6(a)に示すような構造が得られる。なお、所定深さは支持基板1と重り部21との間の距離に設定してある。
次に、シリコン基板20の裏面上にパッド26a〜26cを形成するためにアルミニウム膜を例えば蒸着法によって形成し、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術などを利用してアルミニウム膜を矩形又は円形にパターニングすることによってパッド26a〜26cを形成することにより、図6(b)に示す構造が得られる。
その後、予め挿通孔3が貫設されたガラス基板よりなる支持基板1とシリコン基板20とを陽極接合することによって図6(c)に示す構造が得られる。
次に、シリコン基板20の主表面に、この後の垂直エッチング工程時のマスクとなる酸化膜等を形成し、シリコン基板20に重り部21、ばね部22、支持部23、固定電極24b、固定電極部24、可動電極21a、枠体28などを形成するために、前記酸化膜をパターニングした後(図6(d)参照)、シリコン基板20に対して主表面に直交する方向に貫通させる垂直エッチングを行うことによって図6(e)に示す構造が得られる。ここに誘導結合プラズマ(ICP)を利用したエッチング装置を用いてエッチングを行うことによってシリコン基板20の厚み方向に垂直エッチングを行うことができる。
さらに、ガラス基板よりなる支持基板2をシリコン基板20の主表面側に陽極接合することで図6(f)に示す構造が得られる。そして、ここまでの工程はウェハの状態で行われるので、以後、ダイシングを行えばよい。
1 支持基板
3 挿通孔
21 重り部
21a 可動電極
22 ばね部
231,232 支持部
24 固定電極部
24b 固定電極
24d 固定極部
26a,26b 固定電極用パッド
26c 可動電極用パッド
28 枠体
29 接合部
3 挿通孔
21 重り部
21a 可動電極
22 ばね部
231,232 支持部
24 固定電極部
24b 固定電極
24d 固定極部
26a,26b 固定電極用パッド
26c 可動電極用パッド
28 枠体
29 接合部
Claims (7)
- 支持基板と、支持基板の一表面側において支持基板から離間して配置された重り部と、支持基板の前記一表面側に固着され前記一表面に沿って重り部を規定方向に変位可能とするばね部を介して重り部を支持する少なくとも一組の支持部と、重り部の側方において支持基板の前記一表面側に固着され前記規定方向が厚さ方向となるように列設された複数の薄板状の固定電極を有する櫛形状の固定電極部と、隣り合う固定電極間の櫛溝に1つずつ入り込み前記規定方向へ変位可能となるように重り部に設けられた複数の薄板状の可動電極と、重り部、支持部、固定電極部、可動電極を支持基板の前記一表面に沿った方向から囲う枠状に形成されて支持基板の当該一表面側に固定される枠体と、枠体を挟んで支持基板と対向するように枠体を覆う第2の支持基板とを備えたことを特徴とする加速度センサ。
- 前記枠体が固定電極部と一体に形成されたことを特徴とする請求項1記載の加速度センサ。
- 前記枠体が支持部と一体に形成されたことを特徴とする請求項1記載の加速度センサ。
- 前記枠体が、支持部並びに固定電極部と別体に形成されたことを特徴とする請求項1記載の加速度センサ。
- 固定電極に電気的に接続されるとともに外部への配線が接続される固定電極用パッドが固定電極部の表面に設けられ、可動電極に電気的に接続されるとともに外部への配線が接続される可動電極用パッドが支持部に設けられるとともに、前記外部への配線を挿通するための挿通孔が支持基板に貫設され、前記固定電極用パッド並びに可動電極用パッドが前記挿通孔の内径よりも内側に設けられることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の加速度センサ。
- 前記固定電極用パッド並びに可動電極用パッドの外形が略円形であることを特徴とする請求項5記載の加速度センサ。
- 枠体の一表面に支持基板が接合される接合部が全周に渡って形成され、前記接合部が外部のグランドに電気的に接続されることを特徴とする請求項4〜6の何れかに記載の加速度センサ。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008292428A (ja) * | 2007-05-28 | 2008-12-04 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 半導体センサ |
CN104297523A (zh) * | 2013-07-17 | 2015-01-21 | 精工爱普生株式会社 | 功能元件、电子设备及移动体 |
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2004
- 2004-12-24 JP JP2004374655A patent/JP2006184014A/ja active Pending
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